JP2009123679A - 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置 - Google Patents

電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009123679A
JP2009123679A JP2008186204A JP2008186204A JP2009123679A JP 2009123679 A JP2009123679 A JP 2009123679A JP 2008186204 A JP2008186204 A JP 2008186204A JP 2008186204 A JP2008186204 A JP 2008186204A JP 2009123679 A JP2009123679 A JP 2009123679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electric wire
water stop
agent
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008186204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5435446B2 (ja
Inventor
Yukihiro Torimoto
幸宏 鳥本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2008186204A priority Critical patent/JP5435446B2/ja
Publication of JP2009123679A publication Critical patent/JP2009123679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435446B2 publication Critical patent/JP5435446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

【課題】電線内部に止水剤を充填させる電線の止水処理方法において、適量の止水剤を確実に止水処理部に供給できるようにする。
【解決手段】電線11の端末に止水剤13を供給し、この止水剤13の液面25の高さを透過型ファイバーセンサ15により検出する。検出された液面高さが第1高さ(下限液面26の高さ)以下である場合は止水剤13の供給を開始し、液面高さが第2高さ(上限液面27の高さ)以上である場合は止水剤13の供給を停止する。液面高さが前記第2高さから前記第1高さに下降するまでの時間が所定の時間以上になった場合、止水処理を完了する。また、止水剤13の液面高さが前記第1高さに下降するまでの時間が所定の時間より短い場合、異常を検出する。更に、所定の量の止水剤13を供給しても液面高さが前記第2高さに上昇しない場合、異常を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電線内部に止水剤を過不足無く供給する止水処理方法及び止水処理装置に関する。
自動車のエンジンルームは、走行等に伴うエンジンの作動中は温度が上昇し、エンジン停止時には温度が下降する。このため、自動車用ハーネス、例えば、エンジンルームと車室との間を区画するバルクヘッドを通して複数本の電線が配線される自動車用ハーネスにおいては、エンジンルームにおける温度差に起因する気圧差により、車外からエンジンルームに侵入した水分が自動車ハーネスの端子部から電線内部に浸み込むことがあった。
電線とは、長尺の導体とそれを覆う被覆からなり、自動車用ハーネスに用いられる電線の導体はより線である。このため、より線の導体同士の隙間、導体と被覆の隙間があり、ここに水分が浸み込むものである。
そこで、自動車ハーネスにおいては、端子部分や複数の導体を束ねて溶接した集中ジョイント部にキャップを設け、このキャップに防水剤を流し込み、前記集中ジョイント部にシール材を設けたり、アース端子との接続部分で、電線の導体が露出している部位に止水材を塗布して硬化させたシール材を設けている。
しかし、電線の隙間に均一かつ確実に止水材を塗布あるいは充填させるのは難しく、その創意工夫が求められていた。
上記技術課題を解決する手段として、特許文献1は縮合型液状シリコーンゴムをディスペンサー(空気圧力と時間で吐出量を制御する装置)を用いて定量吐出を行い、液状シリコーンゴムを防水処理部分に安定供給する方法を開示している。
特開平11−232935号公報
更に特許文献2では、止水剤をタイマー制御によって複数回に分けて補給する事により、十分な量の止水剤を安定して供給する方法が開示されている。
特開2006−228709号公報
しかしながら、前記公知の方法では供給する止水剤の量を予め設定しなければならず、個体差を有する電線に対し最適な止水処理を行うには電線ごとに再設定が必要になってしまう。更に、止水剤をタイマー制御によって複数回に分けて補給する方法においては、各補給のタイミングについても予め適宜設定しなければならないばかりでなく、止水剤の浸透状態に対応した処理を行うことができない。そのため、止水剤の浸透状態が悪ければ止水剤を過剰に供給することとなり、材料が無駄になるだけでなく、止水処理部分から止水剤が溢れ、他の部位に付着し最悪の場合は導通不良となる可能性がある。
また、前記公知の方法では、作業中の不具合に対応することも困難である。例えば、止水剤に空気が混入した場合は供給量が著しく変化するため、常に注意しておく必要があり、止水剤の残量も常に確認しておかなければ供給されない原因となる。また、前記特許文献1で用いられている縮合型液状シリコーンゴムの様に常温・常圧環境下で自然硬化するタイプの止水剤を用いると、止水剤を供給する先端のノズル等が作業中に硬化し、吐出量が変動し、最悪の場合供給できなくなる可能性もある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、止水処理部分に必要な量の止水剤を確実に供給する方法及び装置、及び止水処理部分に必要な量の止水剤を供給された電線を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、電線内部に止水剤を充填させる電線の止水処理方法において、電線内部への入口部分に供給された止水剤の液面高さを検出する工程と、電線の内部に止水剤を供給する工程とを含む電線の止水処理方法が提供される。
この方法により、電線内部への入口部分に供給された止水剤の液面高さを検出することで、止水剤の量を考慮しながら電線を適切に止水処理することができる。
前記電線の止水処理方法においては、電線の端末に止水剤を供給する工程と、供給された止水剤の液面高さを検出する工程と、を繰り返して止水剤を充填する方法を採ることが好ましい。
この方法により、電線内部への入口部分である端末に止水剤を供給する毎に、止水剤の量を検出することができる。従って、止水剤の供給をキメ細かくコントロールしながら止水剤を充填することができる。
前記電線の止水処理方法においては、以下の方法を採ることが好ましい。即ち、検出された止水剤の液面高さが所定の第1高さに達した場合には止水剤の供給を開始し、前記液面高さが所定の第2高さに達した場合には止水剤の供給を停止することを繰り返す。前記液面高さが前記第2高さから前記第1高さに達するまでの時間が所定の時間以上になったときに止水処理を完了する。
この方法により、止水剤の電線内部への浸透に伴って止水処理部での液面高さが低くなったことを検出して必要な量を再供給することができる。また、止水剤が十分に電線内部に浸透したことを止水剤液面高さの低下速度が遅くなったことにより判断し、処理を終了させることができる。従って、電線の個体差に影響を受けることなく、無駄なく最適な量の止水剤を供給することができる。
前記電線の止水処理方法においては、以下の方法を採ることもできる。即ち、検出された止水剤の液面高さが所定の第1高さに達した場合には止水剤の供給を開始し、前記液面高さが所定の第2高さに達した場合には止水剤の供給を停止することを所定時間の間繰り返す。前記所定時間経過後は止水処理を完了する。
この方法により、止水剤の電線内部への浸透に伴って止水処理部での液面高さが低くなったことを検出して必要な量を再供給することができる。また、所定時間で止水処理を完了することにより、一定量の止水剤が浸透した電線を常に一定の時間で生産することができる。従って、生産時間によって電線の生産量を管理することが可能になり、生産管理が容易になる。
前記電線の止水処理方法においては、以下の方法を採ることが好ましい。即ち、前記止水剤を供給する前の供給対象箇所の高さを検出するとともに、検出された高さに基づいて、前記第1高さ及び前記第2高さの少なくとも何れか一方を算出する。
この方法により、防水部位及び電線径の差異や寸法のバラツキ等によって、電線内部への入口部分における寸法が異なっても、その違いを吸収して適切に止水剤を供給することができる。この結果、種々の条件に適用可能な柔軟な止水処理を実現できる。
前記電線の止水処理方法においては、止水剤の液面高さが所定の高さに下降するまでの時間が所定の時間以下となった場合に異常とすることが好ましい。
この方法により、止水剤の液面高さが通常からかけ離れた大きい速度で下降した場合に、製造不良であることを検知することができる。
前記電線の止水処理方法においては、所定の量の止水剤を供給しても液面高さが所定の高さに達しない場合に異常とすることが好ましい。
この方法により、十分な量を供給しても止水剤の液面高さが上昇しない場合に、製造不良であることを検知することができる。
前記電線の止水処理方法においては、止水剤の液面高さの検出に透過型ファイバーセンサを用いることが好ましい。
この方法により、安価な構成で止水剤の液面高さを確実に検出することができる。また、止水剤の液面高さを非接触で検知できるので精度良く測定することができる。
前記電線の止水処理方法においては、電線の端部に止水剤を供給するとともに、電線の反対側の端部を吸引して減圧することが好ましい。
この方法により、電線内部への止水剤の浸透を促進させることができ、充填に必要な時間を短縮できる。
前記電線の止水処理方法においては、止水剤を加熱してから供給することが好ましい。
この方法により、止水剤の流動性が増加するので、止水効果が高まるとともに、電線内部への止水剤の浸透を促進させることができる。
本発明の他の観点によれば、前記止水処理方法により止水剤が充填された電線、及び、前記電線の止水処理を行う止水処理装置であって、止水剤供給機と液面高さ検知器とを備える止水処理装置が提供される。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態で用いられる止水処理装置の側面図を模式的に示している。
本実施形態の電線の止水処理は、図1に示す止水処理装置10によって行う。この止水処理装置10は、止水剤供給機14と、透過型ファイバーセンサ(液面高さ検知器)15と、を備えている。
この止水処理装置10は図略の治具を備えており、止水処理の対象となる電線11を所定の位置に保持できるようになっている。この電線11は、1本又は2本以上の導体からなる心線23と、その外側に形成される絶縁被覆22と、を備えている。また、電線11の末端においては絶縁被覆22が剥ぎ取られて心線23が露出されるとともに、当該露出した心線23と端子12の一部とが圧着により接続されている。なお、端子12と電線11との接続部分は、心線23と端子12とが圧着された圧着部と、端子12が圧着されずに開放されることで心線23が露出した開放部分と、からなっている。また、心線23と端子12とが圧着された圧着部に加えて、絶縁被覆22と端子12との圧着部を更に設けても良い。
止水剤供給機14は、前記端子12と前記電線11との接続部分から上方へ若干離れた位置に配置されている。止水剤供給機14はノズルから止水剤13を滴下可能に構成されており、電線11と端子12との接続部分(前記絶縁被覆22の端部)、あるいは端子12の圧着部に止水剤13を供給し、電線11の内部の隙間(導体同士及び導体−被覆間)の止水処理ができるように構成されている。
前記透過型ファイバーセンサ15は、止水剤13が滴下される部分の近傍に配置されている。この透過型ファイバーセンサ15は、止水剤供給機14によって供給された止水剤13の液面高さを検知することができる。
電線11に接続される端子12は金属板を折り曲げて構成されている。電線11の心線が露出した開放部分は、前記端子12の開放部分が上向きとなるように止水処理装置10にセットされる(図1のA−A断面図としての図2を参照)。この構成により、端子12が止水剤13の受け皿となり、絶縁被覆22の端部(電線11内部への入口)に対して止水剤13を安定して供給することができる。
次に図2を参照して、本実施形態における止水剤13の液面高さ検知方法について説明する。図2は図1のA−A断面矢視図である。
図2には、止水剤供給機14から所定量の止水剤13が供給されて端子12の凹部に貯留している様子が示されている。止水剤13を所定量供給することで、止水剤13の液面25の中央は、表面張力によって端子12の上縁から盛り上がった状態となっている。
この止水剤13の液面25は、当該止水剤13が絶縁被覆22の内部に浸透することにより、符号26のように下降する。一方、止水剤13が止水剤供給機14から新しく供給されると、止水剤13の液面は符号27のように上昇する。
前記透過型ファイバーセンサ15は、互いに対向するように配置された投光器31と受光器32とを備えている。この投光器31と受光器32は、端子12上に供給された止水剤13を横方向に挟むように配置されている。投光器31は、上下方向に並べて配置された複数の光源を備えている。
図2には、止水剤13の液面25の盛り上がった中央部分の高さ(液面25の上端の高さ)を透過型ファイバーセンサ15が検出している様子が示されている。止水剤13の液面25が下降すると受光器32の受光量が増大し、止水剤13の液面25が上昇すると受光器32の受光量が減少する。このように、透過型ファイバーセンサ15は、止水剤13の液面高さを受光量に基づいて検知することができる。
図3は止水処理装置10のブロック図である。図3に示すように、止水処理装置10は各部を制御するための制御部41を備えている。この制御部41はマイクロコンピュータ式の制御部として構成されており、演算部としてのCPU、記憶部としてのROM及びRAM、計時手段としてのタイマ回路等を備えている。また、止水処理装置10は、信号増幅のための増幅器42と、異常報知部としての異常ブザー43と、を備えている。
制御部41には前記透過型ファイバーセンサ15が増幅器42を介して接続される。また、制御部41は止水剤供給機14に接続されており、止水剤供給機14の止水剤の滴下/滴下停止を制御できるように構成されている。更に、前記制御部41は異常ブザー43に接続され、止水処理時に何らかの異常が発生したときは、周囲の作業者に対して異常を通知できるように構成されている。
図4は止水処理装置10の制御部41の制御例を示すフローチャートである。この図4に示すように、本実施形態の止水処理装置10を用いて電線11の止水処理を行う場合は、最初に止水処理装置10に電線11をセットする(S101)。このとき、電線11は、端子12との接続部分(絶縁被覆22の端部)が止水剤供給機14の直下方に配置するように位置決めされる。この電線11のセットは、作業者が手作業で行っても良いし、自動的にセットされても良い。
電線11がセットされると、制御部41は透過型ファイバーセンサ15の受光量を取得し、この受光量を所定の値と比較する(S102)。この所定値は、セットされた電線11の端末に止水剤13を全く供給していない状態での受光量に適宜のマージンを加味した値に設定される。当該所定値を受光量が上回っていた場合、これは電線11(ワーク)が正しく止水処理装置10にセットされていない等の異常を意味するので、異常ブザー43によりその旨を通知して(S103)、処理を中止する。即ち、本実施形態において透過型ファイバーセンサ15は、電線11のセットを確認するセンサとしても用いられている。
S102の判断で受光量が所定値以下であると判定された場合(ワークが正常にセットされている場合)は、制御部41は止水剤供給機14に滴下開始信号を送り、止水剤13の滴下を開始させる(S104)。止水剤供給機14は一定の速度で止水剤13を端子12上に滴下し、この結果、止水剤13の液面25が徐々に上昇する。
次に、制御部41は透過型ファイバーセンサ15の受光量を取得し、この受光量が所定の値(下限値)以下になっているか否かを調べる(S105)。この受光量は、液面25の高さが、例えば図2の符号27で示す高さであるときの受光量に設定されている。なお、今後の説明において、図2の符号27で示した高さの液面を上限液面と称し、符号26で示した高さの液面を下限液面と称することがある。なお、上限液面27と下限液面26の高さは図2とは異なる場合もあり、適宜調節される。また、図2において下限液面26の高さは電線11の高さと一致しているが、必ずしもこのように厳密に一致させる必要はなく、適宜調節される。
S105の判断で受光量が前記下限値を上回っている場合(液面の高さが上限液面27の高さよりも低い場合)は、滴下開始時点からの止水剤13の累計滴下量が所定量以上であるか否かを調べる(S106)。この所定量としては、止水剤13の液面を上限液面27まで上昇させるために十分な量として設定されている。
S106の判断で滴下量が所定量以上であった場合、十分な量の止水剤13を供給したのに液面25が然るべき高さまで上昇していないことになる。これは対象部分に止水剤13が正常に供給されていない等の異常を意味するので、制御部41は滴下異常の旨を異常ブザー43により通知して(S107)、処理を中止する。このように自動的に処理を中止することで、トラブルの拡大や止水剤13の無駄を防ぐことができる。
S106の判断で滴下量が所定量を下回っていた場合は、S105に戻り、透過型ファイバーセンサ15の受光量を再取得して、前記下限値と比較する。
以上のように、止水剤13の液面25が十分な高さに上昇するまで、止水剤供給機14による止水剤13の供給を継続しつつS105、S106の処理が反復される。これによって、本実施形態の止水処理方法の供給工程が実現されている。
S105の判断で受光量が下限値以下であると判定された場合(液面が上限液面27の高さに到達した場合)は、制御部41は止水剤供給機14に滴下終了信号を送り、止水剤13の滴下を終了させる(S108)。そして直ちに、この滴下終了の時点からの計時を開始する。
続いて、制御部41は滴下終了時からの経過時間(浸透時間)を取得し、この浸透時間と所定時間とを比較する(S109)。この所定時間とは、止水剤13が十分に絶縁被覆22内に浸透した場合において、液面25が図2の上限液面27から下限液面26に下降するまでに通常必要となる時間に設定されている。
S109の判断で浸透時間が所定時間以上であると判定された場合は、制御部41は適宜の終了処理を行って(S110)、フローを終了する。即ち、止水剤13が絶縁被覆22内に浸透する速度は、止水処理当初の時点では比較的速いが、浸透が進むにつれて徐々に遅くなっていく。従って、液面が上限液面27の高さから下限液面26の高さまで下降するのに掛かった時間(前記浸透時間)が所定時間以上であった場合は、止水剤13が十分に絶縁被覆22内に浸透していると考えることができる。本実施形態の止水処理方法ではこの点を利用し、止水剤13の絶縁被覆22内への浸透に掛かった時間に基づいて、止水処理を終了すべきか否かを判定することとしている。
S109の判断で浸透時間が所定時間未満であると判定された場合は、制御部41は透過型ファイバーセンサ15の受光量を取得し、この受光量が所定の値(上限値)以上になっているか否かを調べる(S111)。受光量が上限値未満であった場合は、止水剤13の液面25が供給を必要とする高さ(下限液面26の高さ)まで下降していないことを意味するので、S109に戻る。
S111の判断で受光量が前記上限値以上であると判定された場合は、制御部41は、滴下開始からの経過時間(前記浸透時間)が所定時間未満であるかを判定する(S112)。即ち、受光量が前記下限値から前記上限値に至るまでの時間(上限液面27から下限液面26に下降するまでに掛かった時間)があまりにも短い場合は、端子12の部分からの止水剤漏洩などの異常が発生していると考えられる。そこで、制御部41は、S112の判断において前記浸透時間が所定時間未満であると判定した場合は、浸透に異常がある旨を異常ブザー43により通知し(S113)、処理を中止する。一方、前記浸透時間が所定時間以上ならS104に戻る。なお、S112の判断における前記所定時間は、S109の判断における所定時間と同じであっても異なっていても良く、適宜設定される。
以上のように、止水剤13の補給を必要とする高さに当該止水剤13の液面25が下降するまで、止水剤13の供給を停止した状態でS109、S111の処理が反復される。これによって、本実施形態の止水処理方法の浸透工程が実現されている。
本実施形態の制御では、前記供給工程と浸透工程とを交互に繰り返しながら絶縁被覆22内に止水剤13、常に適切な範囲の量となるように止水剤13の供給を制御しながら、絶縁被覆22内に止水剤13を充填することができる。
図5には、図4の制御を行ったときの透過型ファイバーセンサ15の受光量の経時変化が示されている。なお、グラフに示す区間Aは電線11をセットしていない状態に対応し、区間Bは電線11をセットした状態(図4のS101)に対応する。
区間C以降において、実際の止水剤13の充填(S104以降)が行われる。区間C、D、E、Fのそれぞれにおいて、前述の供給工程及び浸透工程が1回ずつ行われている。図5のグラフの例では、供給工程から浸透工程に切り替わる受光量の下限値(S105における下限値)は37%付近に設定され、浸透工程から供給工程に切り替わる受光量の上限値(S111における上限値)は57%付近に設定されている。ただし、最初の供給工程(区間C)においては、最初から大量の止水剤13が電線11の端部に供給されるのを避けるため、受光量の下限値を通常よりも高い50%程度に設定している。即ち、区間Cと区間DEFとでは、S105における下限値を変更処理している。
このように、予め受光量の上限値と下限値を設定することにより、最適な量の止水剤を複数回に分けて供給することができる。受光量の上限値は図2の下限液面26の高さ(第1高さ)に対応し、下限値は上限液面27の高さ(第2高さ)に対応している。即ち、液面の高さが下限液面26以下になれば止水剤の供給を開始し、上限液面27以上になれば供給を停止するように止水剤供給機14を制御している。このように構成することにより、止水剤13が絶縁被覆22の内部に浸透することによって減少するのに応じて、止水剤13を適切なタイミングで且つ適切な量だけ補給することができる。
区間C、D、E、Fに示すように、浸透工程における止水剤13の液面高さの減少速度(受光量の増大する傾き)は、止水剤13が絶縁被覆22の内部に浸透するにつれて遅くなる。本実施形態では、この止水剤13の液面高さ減少速度を検知することにより止水剤13の充填状態を判断し、十分に浸透したら止水処理を終了させるように制御している。具体的には、受光量が下限値から上限値に至るまでの時間(浸透時間)を測定し、この浸透時間を所定の処理終了時間と比較して、当該浸透時間の方が長ければ処理終了と判断する。このように構成することにより、電線11の個体差や止水剤13の浸透状態にかかわらず、一連の処理を自動的に行い、かつ終了させることができる。
また、上記の制御を行うにあたって、受光量の下限値から上限値に至るまでの時間が所定の時間に比べ短かった場合、及び、止水剤の供給量が所定の量よりも多過ぎた場合に、異常を検知するようにしている(S112、S113、S106、S107)。止水剤供給時にこれらの情報を監視することにより、異常の有無を検知できるだけでなく、異常の種類も推定することができる。具体的には、止水剤切れや止水剤の硬化による詰まり、止水処理を行う電線11の不適切なセット、止水剤を供給する位置のズレ、設備故障等を異常の種類として推定可能である。これにより、電線11の止水処理を効率良く行うことができるとともに、作業の自動化も容易である。
以上に示すように、本実施形態では、供給された止水剤13の液面25の液面高さを検出しながら電線11の内部に止水剤13を充填させ、止水処理を行っている。
この方法により、止水剤13の液面25の高さを検出することで、止水剤13の量を考慮しながら電線11を適切に止水処理することができる。
また、本実施形態では、電線11の端末に止水剤13を滴下する工程と、滴下された止水剤13の液面高さを検出する工程と、を繰り返して止水剤13を充填させている。
この方法により、電線11内部への入口部分である端末に止水剤13を滴下する毎に、滴下された止水剤13の量を検出することで、止水剤13の供給をキメ細かくコントロールしながら止水剤13を充填することができる。
また、本実施形態では、検出された止水剤13の液面の高さが上限液面27の高さに達した場合には止水剤13の滴下を停止し、下限液面26の高さに達した場合には止水剤13の滴下を開始することを繰り返し、これにより止水処理を行っている。そして、止水剤13の高さが前記上限液面27から下限液面26の高さに達するまでの時間が所定の時間以上になった場合に止水処理を完了する。
この方法により、止水剤13の電線11内部への浸透に伴って止水剤13の液面25の高さが低くなったことを検出して必要な量を再滴下することができる。また、止水剤13が電線11内部に十分に浸透したことを液面25の高さの低下速度が遅くなったことにより判断し、処理を終了させることができる。従って、電線11の個体差に影響を受けることなく、無駄なく最適な量の止水剤13を供給することができる。
また、本実施形態では、液面の高さが上限液面27から下限液面26に達するまでの時間が所定の時間未満となった場合に、異常を検出することとしている(S112、S113)。
この方法により、止水剤13の液面高さが通常からかけ離れた大きい速度で下降した場合に、それを製造不良として検知することができる。
また、本実施形態では、所定の量の止水剤13を滴下しても液面高さが上限液面27の高さに達しない場合に、異常を検知することとしている(S105〜S107)。
この方法により、十分な量を滴下しても止水剤13の液面高さが上昇しない場合に、それを製造不良として検知することができる。
また、本実施形態では、止水剤13の液面25の高さの検出に透過型ファイバーセンサ15を用いている。
これにより、安価な構成で確実に止水剤13の液面25の高さを検出することができる。また、液面25の高さを非接触で検知できるので、精度良く測定することができる。
なお、上記の止水処理を行う際、電線11の端部に止水剤13を供給するとともに、電線11の反対側の端部をポンプ等により吸引して減圧することもできる。
これにより、電線11の内部への止水剤13の浸透を促進させることができ、充填に必要な時間を短縮することができる。
また、止水剤供給機14にヒータを備え、止水剤13を加熱してから供給するように構成することもできる。
これにより、止水剤13の流動性が増加するので、止水効果が高まるとともに、電線11内部への止水剤13の浸透を促進させることができる。
また、図4のS105で受光量が比較される下限値は、予め固定値を設定しても良いが、S102で取得された受光量に所定の係数(例えば0.9)を乗じることで算出することもできる。即ち、センサ間に電線11が無い状態の受光量を100とし、ここに電線11をセットすると受光量が70になったとする。すると、70に0.9を乗じた63が受光量の下限値として設定され、S104〜S106の供給工程では、受光量が63となるまで止水剤を供給することとなる。また、別の電線11をセットした際に、受光量が80であれば、これに0.9を乗じた72が受光量の下限値として設定される。
これにより、防水部位及び電線径の差異や寸法のバラツキ等によって、電線内部への入口部分における寸法が異なっても、その違いを吸収して適切に止水剤を供給することができる。この結果、設定変更の必要なく種々の条件に適用可能な柔軟な止水処理を実現できる。
なお、前記の下限値の算出機能は、図3の制御部41で実現可能であるが、増幅器42の機能によっても実現することができる。例えば、前記増幅器42として株式会社キーエンス製のメガパワーアンプFS−V30シリーズを使用し、当該増幅器が有する%チューニング機能を用いて下限値を設定することができる。また、下限値のみならず、上限値もS102での光量に所定の係数を乗じる等して算出できることは勿論である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明で上記第1実施形態と同一又は類似の構成については、同一の符号を付して説明を省略することがある。
本実施形態は、第1実施形態の「止水処理部へ止水剤13の供給を開始し、供給した止水剤13の量を透過型ファイバーセンサ15で検出し、止水剤13の供給を停止する」というサイクルを繰り返す時間を一定の時間で区切ることにより、常に一定の時間で一定の数量の電線を生産することができるようにしたものである。
即ち、止水剤13を所定の量だけ確実に電線端部に浸透させるには、上記実施形態のように止水剤の浸透時間に基づいて浸透状況を判断する方法が好ましい。しかし、所定の止水性を確保することを考えれば、電線11内部に所定の量以上の止水剤13が浸透していれば良く、止水剤13の浸透状況を厳密に管理する必要性は低い。つまり、電線11内部に止水剤13を浸透させる長さを例えばA±Bmmというように厳密に管理する必要は低く、確実に止水性を発揮できる長さ以上(例えばCmm以上)だけ浸透させるように管理すれば良い。
また、上記の第1実施形態では、電線11の個体差等のバラツキを吸収して適切に止水剤13を供給できる反面、電線11の個体差によって止水剤13の供給に掛かる時間が異なるため、時間当たりの生産量を管理することができない。この点を考慮して、本実施形態は以下に説明するように、一定時間をもって止水剤13の供給を停止して時間当たりの生産量を管理できるようにしたものである。
本実施形態における止水処理装置10の制御部41の制御のフローチャートを図6に示す。まず、第1実施形態と同様に、電線11を止水処理装置10にセットし(S201)、透過型ファイバーセンサ15の受光量を取得することによりワークセット不良の有無を判定する(S202)。ワークセット不良を検出した場合は、異常を通知して(S203)、終了する。ワークセットが正常であれば、止水処理を開始するとともに(S204)、直ちにこの止水処理開始時点からの計時を開始する。
その後、滴下を開始して(S205)、受光量を下限値と比較する(S206)。受光量が下限値を上回っている場合は、滴下量を所定量と比較する(S207)。滴下量が所定量以上だった場合は、異常の通知を行い(S208)、終了する。
受光量が下限値以下である場合(液面が上限液面27の高さに到達した場合)には、滴下を終了(S209)する。このとき、本実施形態では前記第1実施形態とは異なり、滴下終了時点からの計時は行わない。
続いて、制御部41は止水処理開始時点(S204の時点)からの経過時間と所定時間とを比較する(S210)。この所定時間は、例えば第1実施形態のフローを実行することによって電線11を止水処理するのに掛かる時間を予め計測しておく等によって、止水剤13を適切な量浸透させるのに十分な時間を予め設定しておく。
そして、S210における比較の結果、処理開始(S204)から前記所定時間を経過している場合には、直ちに処理を終了する(S211)。
例えば、電線の止水性能を確保するために必要な止水剤13の浸透距離(電線11内部に浸透させる長さ)が5mm以上必要であったとする。第1実施形態によって止水剤13の浸透距離が10±3mmとなるように管理して止水剤を供給した結果、電線の止水処理に掛かる時間(S102で受光量が所定値以下であることを確認して滴下を開始してからS110で終了するまでの時間)が25秒〜35秒であったとする。この場合、本実施形態で止水処理のサイクル時間を例えば所定時間30秒で完了とすることで、常に7mm以上の浸透距離を確保することができる。このように、本実施形態では所定の品質レベルを確保した製品を一定の生産時間で生産できるので、生産管理が非常に容易になる。
S210における比較の結果、処理開始(S204)から所定時間を経過していない場合には、透過型ファイバーセンサ15の受光量が上限値と比較される(S212)。即ち、受光量が上限値以上である場合には、止水剤13の液面25が下限液面26まで下降していることを示しているので、滴下を再開する。また、S212の判断の結果、受光量が上限値未満であった場合には、S210の直前まで戻り、処理開始から所定時間が経過するまでループする。
以上に説明したように、本実施形態では、検出された止水剤13の液面高さが上限液面27の高さに達した場合には止水剤13の滴下を停止し、下限液面26の高さに達した場合には止水剤13の滴下を開始することを、所定時間の間繰り返している。そして、所定時間経過後は止水処理を完了している。
この方法により、止水剤13の電線11内部への浸透に伴って止水剤13の液面25の高さが低くなったことを検出して必要な量を再滴下することができる。また、所定時間で止水処理を完了することにより、一定量の止水剤13が浸透した電線11を常に一定の時間で生産することができる。従って、生産時間によって電線11の生産量を管理することが可能になり、生産管理が容易になる。
以上に本発明の好適な実施形態及びその変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
第2実施形態においては、止水処理のサイクルを完了するまでの所定時間の計時開始はS204の止水処理開始時点からとしたが、これに限られない。例えば図6のフローの開始直後や、電線のセット状態確認(S202)の直後から計時を始めても良い。
異常を検知する方法は、止水剤13の液面高さの変化速度や止水剤供給量を監視する方法に限定されず、例えば止水剤供給の際の滴下の間隔や滴下回数を監視する方法に変更することができる。
異常を通知する方法はブザーに限定されず、例えば異常通知ランプを点灯させる方法、適宜のディスプレイにエラーを表示する方法等に変更することができる。
止水剤13の供給部分(滴下箇所)は電線11と端子12との接続部であることに限定されず、電線11の端部(電線11内部への入口部分)であればよい。ただし、上記実施形態のように端子12との接続部に止水剤13を供給すると、端子12が止水剤13の受け皿として機能し、止水剤13を電線11の端末部分に保持しながら安定して供給できる点で好ましい。
止水剤13の液面高さを検知する構成としては、透過型ファイバーセンサ15に限定されず、例えば接触型の液面レベルセンサに変更することができる。ただし、非接触であり安価で確実に検知できるという観点からは、透過型ファイバーセンサとすることが好ましい。
上限液面27から下限液面26に下降するまでの時間に基づいて浸透異常の有無を判定することに代えて、下限液面26の高さと異なる所定高さ(例えば、上限液面27と下限液面26との中間に位置する中間高さ)に下降するまでの時間に基づいて異常の有無を判定することができる。同様に、所定量を滴下しても液面が前記中間高さに上昇しないことに基づいて滴下異常と判定するように構成することもできる。
止水剤13を供給する方法は滴下に限定されず、例えば吐出、塗布等の方法に変更することができる。ただし、センサで止水剤の液面高さを正確に検知するという観点からは、止水剤供給機が止水剤13の液面から離れていても供給可能な方法を採ることが好ましい。
電線11に供給する液体は止水剤13に限定されず、例えば電線11と他の導体との接続を良好にするための導電性を持った材料に変更することができる。
液体を浸透させる対象物は電線11に限定されず、条体の備える柔軟性を持った外皮の内部に材料を浸透させる目的である限り、本発明の方法を広く適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る止水処理装置の概念図。 図1のA−A断面矢視図。 止水処理装置のブロック図。 止水処理装置で実行される制御を示すフローチャート。 止水処理における透過型ファイバーセンサの受光量の変化を示すグラフ。 第2実施形態の止水処理装置で実行される制御を示すフローチャート。
符号の説明
10 止水処理装置
11 電線
12 端子
13 止水剤
14 止水剤供給機
15 透過型ファイバーセンサ(液面高さ検知器)
22 絶縁被覆
23 心線
25 液面
26 下限液面(止水剤が浸透した際の液面)
27 上限液面(止水剤を供給した際の液面)

Claims (12)

  1. 電線内部に止水剤を充填させる電線の止水処理方法において、
    電線内部への入口部分に供給された止水剤の液面高さを検出する工程と、電線の内部に止水剤を供給する工程とを含むことを特徴とする電線の止水処理方法。
  2. 請求項1に記載の電線の止水処理方法であって、
    電線の端末に止水剤を供給する工程と、
    供給された止水剤の液面高さを検出する工程と、
    を繰り返して止水剤を充填させることを特徴とする電線の止水処理方法。
  3. 請求項2に記載の電線の止水処理方法であって、
    検出された止水剤の液面高さが所定の第1高さに達した場合には止水剤の供給を開始し、前記液面高さが所定の第2高さに達した場合には止水剤の供給を停止することを繰り返し、
    前記液面高さが前記第2高さから前記第1高さに達するまでの時間が所定の時間以上になったときに止水処理を完了することを特徴とする電線の止水処理方法。
  4. 請求項2に記載の電線の止水処理方法であって、
    検出された止水剤の液面高さが所定の第1高さに達した場合には止水剤の供給を開始し、前記液面高さが所定の第2高さに達した場合には止水剤の供給を停止することを所定時間の間繰り返し、
    前記所定時間経過後は止水処理を完了することを特徴とする電線の止水処理方法。
  5. 請求項3又は4に記載の電線の止水処理方法であって、
    前記止水剤を供給する前の供給対象箇所の高さを検出するとともに、
    検出された高さに基づいて、前記第1高さ及び前記第2高さの少なくとも何れか一方を算出することを特徴とする電線の止水処理方法。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法であって、
    止水剤の液面高さが所定の高さに下降するまでの時間が所定の時間以下となった場合に異常とすることを特徴とする電線の止水処理方法。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法であって、
    所定の量の止水剤を供給しても液面高さが所定の高さに達しない場合に異常とすることを特徴とする電線の止水処理方法。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法であって、
    止水剤の液面高さの検出に透過型ファイバーセンサを用いることを特徴とする電線の止水処理方法。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法であって、
    電線の端部に止水剤を供給するとともに、電線の反対側の端部を吸引して減圧することを特徴とする電線の止水処理方法。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法であって、
    止水剤を加熱してから供給することを特徴とする電線の止水処理方法。
  11. 請求項1から10までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法により止水剤が充填された電線。
  12. 請求項1から10までの何れか一項に記載の電線の止水処理方法を行う止水処理装置であって、止水剤供給機と、液面高さ検知器と、を備えることを特徴とする止水処理装置。
JP2008186204A 2007-10-24 2008-07-17 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置 Active JP5435446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186204A JP5435446B2 (ja) 2007-10-24 2008-07-17 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276474 2007-10-24
JP2007276474 2007-10-24
JP2008186204A JP5435446B2 (ja) 2007-10-24 2008-07-17 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009123679A true JP2009123679A (ja) 2009-06-04
JP5435446B2 JP5435446B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=40815582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008186204A Active JP5435446B2 (ja) 2007-10-24 2008-07-17 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5435446B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017004652A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 矢崎総業株式会社 被覆装置及び被覆方法
US11209450B2 (en) 2016-03-29 2021-12-28 Hitachi High-Tech Corporation Specimen inspection automation system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202697A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載用電線の止水処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202697A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載用電線の止水処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017004652A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 矢崎総業株式会社 被覆装置及び被覆方法
US11209450B2 (en) 2016-03-29 2021-12-28 Hitachi High-Tech Corporation Specimen inspection automation system

Also Published As

Publication number Publication date
JP5435446B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10334665B2 (en) Underwater heater and manufacturing method therefor
US9859579B2 (en) Apparatus and method for diagnosing failure of air supply system of fuel cell system
JP5435446B2 (ja) 電線の止水処理方法、電線及び止水処理装置
JP2009135073A (ja) 電線の止水方法及び該止水方法で形成された止水部を有する電線
JP4912692B2 (ja) 止水用液剤の供給方法、供給装置、およびこれを用いた車載用電線の止水処理方法ならびに車載用電線
JP2013522515A (ja) 充填レベルを決定するためのセンサを有するタンク
JP2014146368A (ja) 加熱された液体槽をモニタする装置および方法
US20210063457A1 (en) Method for monitoring a supply system of a motor vehicle
KR100753445B1 (ko) 수위센서부 이상 검출 장치 및 방법
JP6234742B2 (ja) プレストレスコンクリート構造物のグラウトの充填状態を評価する方法
CN1892208A (zh) 液体状态检测传感器
JP4845023B2 (ja) 防水剤の浸透促進方法及び防水剤の浸透検査方法並びに電線の防水処理方法
JP2014077726A (ja) 検査装置
CN110243116B (zh) 饮用水供给装置及其过冷故障检测处理方法和装置
JPH01266393A (ja) エレクトロフュージョン継手の不良表示方法
JP2009078254A (ja) 塗布剤の劣化検査装置及び劣化検査方法並びに劣化検査プログラム
JP2008069652A (ja) 自動台数制御装置およびその同時起動防止方法
CN102032929A (zh) 与泵驱动器有关的方法
JP3089995B2 (ja) 鋼管柱圧入工法用コンクリート充填検知装置
CN102205450B (zh) 点焊nc数据生成方法及自动焊接装置
EP3553442A1 (en) An integrated heated member management system and method for controlling same
JP6798158B2 (ja) コンクリート養生マットの湿潤状態検出方法及びコンクリート養生方法。
JP2015199090A (ja) 熱カシメ装置及び熱カシメ制御方法
CN108222971A (zh) 注浆系统
RU2604465C2 (ru) Система отопления и способ автоматического наполнения трубопровода

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131203

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5435446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350