JP2009105850A - 画像通信システム及び画像送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で、暗号画像情報の送信者及び受信者の手間をかけないで画像情報の送受信の安全性を確保する画像通信システム、及びその画像通信システムの構成要素である画像送受信装置を提供する。
【解決手段】画像通信システム1の各画像送受信装置10は、画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、公衆回線網90に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を暗号鍵で復号する復号手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システム、及びその画像通信システムを構成する画像送受信装置に関する。
複写機の中には、画像情報を送受信する通信機能を備えているものがある。このような複写機は、公衆回線網(電話回線網や光通信回線網)に接続され他の端末装置(ファクシミリ装置、画像情報の送受信機能を備えた複写機等)と相互に画像情報の送受信が行える構成とされている。そして、これら複写機等が公衆回線網を介して相互に情報交換可能なように接続されて画像通信システムが構築される。
ところで、従前から、複写機、ファクシミリ装置等、画像情報を送受信する装置(以下、画像送受信装置という。)においては、FAX通信の際に、画像情報が傍受されてしまうという問題があった。例えば、受信相手になりすました第三者に機密画像情報が傍受されたり、通信回線(以下、単に回線という。)に盗聴器が設置されて機密画像情報が傍受されたりしていた。
そこで、FAX通信の送信信号を第三者に傍受されたとしても、その内容が見られないように画像情報を保護するために、画像情報にパスワードを設定したり、画像情報を暗号化したりされている。
パスワードを設定する技術は、画像情報を開くために予め設定されたパスワードの入力を必要とするものである。従って、機密画像情報が受信されたとしても、パスワードを知らない第三者は機密画像情報を開くことができないので、機密画像情報が第三者に知られることはない(特許文献1参照)。
画像情報を暗号化する技術は、画像情報自体を所定の方式で暗号化するものである。例えば、暗号・復号化装置により、ファクシミリ装置から外部に出力される信号を暗号化し、他方、ファクシミリ装置に外部から入力される信号を復号化する技術がある(特許文献2参照)。特許文献2に係る暗号・復号化装置は、ファクシミリ装置に接続された回線上に設置され、ファクシミリ装置から出力された信号を直接、回線から取得しこれを暗号化して再度回線に出力し、他方、ファクシミリ装置に回線を通じて入力される信号がある場合には、この信号を回線から取得しこれを復号化して再度回線に出力するものとして構成される。この暗号・復号化装置によれば、ファクシミリ装置自体から送信される信号が自動的に暗号化されるので、パスワードを必要とせずに、安全に画像情報の送受信を行うことができる。
特開平04−101574号公報 特開平02−94836号公報
以上のように、従来から、画像情報を保護するためにパスワードの設定や画像情報の暗号化が行われていたが、以下のような問題があった。
パスワードによる画像情報の保護では、画像情報を開くためにパスワードを入力しなければならず面倒であり、また、入力のときに第三者にパスワードを盗み見される虞があった。また、多数の画像情報を受信した場合にあっては、受信者は、画像情報を開くために、個々に対応したパスワードを入力する必要があり、大変面倒であるといった問題もあった。
また、特許文献2に係る暗号化技術では、常に一定の方法により暗号化されるので、第三者に回線から傍受された場合、解読される虞があった。
そのため、最近では、画像情報毎に暗号鍵を作成し、この暗号鍵を用いて画像情報を暗号化し暗号画像情報に加工する技術が用いられている。暗号鍵は、画像情報毎に複雑な計算式により形成されるので、暗号画像情報が傍受されたとしても解読される虞は殆どなく、安全に画像情報を送信することができる。
ところで、このような暗号鍵を用いた暗号化技術では、暗号画像情報と暗号鍵を通信相手側に送信する必要があるが、同一のルートで送信すれば両方とも傍受されてしまう虞があるため、暗号鍵と暗号画像情報はそれぞれ異なるルートで相手方に送信されていた。このような方法によれば、暗号鍵と暗号画像情報が異なるルートで相手方に渡されるので、両情報が第三者に知られてしまう虞が極めて低くなり、結果、暗号画像情報が暗号鍵で復号されてしまう虞は殆どなく、情報通信の安全性が確保されることとなる。
しかしながら、画像情報を暗号鍵で暗号化する技術においては、暗号画像情報と暗号鍵を異なる手段で相手方に送る必要があり、送り手は異なるルートで暗号画像情報と暗号鍵を送るという大変面倒な作業が強いられ、また、受け手にとっても、取得した暗号鍵を適切な暗号画像情報に組み合わせる必要があり、大変面倒であるといった問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で、暗号画像情報の送信者及び受信者の手間をかけないで画像情報の送受信の安全性を確保する画像通信システム、及びその画像通信システムの構成要素である画像送受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像通信システムは、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、前記各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で前記暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、この通信手段により前記一方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、前記他方の回線を通じて該他の画像送受信装置から受信した暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、暗号化手段により画像情報が暗号鍵で暗号画像情報として暗号化され、そして、暗号鍵と暗号画像情報が、通信手段により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信されることから、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、画像送受信装置に接続された2本の回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号手段により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
また、2本の回線を使用し、暗号画像情報と暗号鍵とを同時に送受信することもできることから、暗号画像情報と暗号鍵を送受信する時間を短縮することも可能である。
また、本発明に係る画像通信システムでは、上記の画像通信システムにおいて、前記各画像送受信装置は、さらに、自己の認証情報及び通信相手となる他の画像送受信装置の認証情報を予め記憶する認証情報記憶手段と、この認証情報記憶手段に記憶された認証情報と、前記通信手段を介して受信した他の画像送受信装置の認証情報との照合を行う認証情報照合手段とを備え、前記暗号鍵及び認証情報の送受信が前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて行われるとともに前記暗号画像情報の送受信が他方の回線を通じて行われ、又は、前記暗号鍵の送受信が前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて行われるとともに前記暗号画像情報及び認証情報の送受信が他方の回線を通じて行われ、これにより受信された認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶された認証情報と前記認証情報照合手段により照合され、その照合の結果一致する情報があったときだけ、前記復号手段により、前記暗号鍵が用いられて前記暗号画像情報が復号されることを特徴としてもよい。
この構成によれば、暗号画像情報及び暗号鍵と共に当該画像送受信装置の認証情報が送信され、通信相手である他の画像送受信装置でその認証情報が認証情報記憶手段に記憶された認証情報と照合され、照合の結果一致する情報があったときだけ、暗号鍵と暗号画像情報とが結合され暗号画像情報が復号されることから、暗号画像情報及び暗号鍵の送信先が特定されない場合は暗号画像情報の復号が回避されるので、第三者から送信される有害な情報の進入を防止することができる。
また、本発明に係る画像通信システムでは、上記の画像通信システムにおいて、前記各画像送受信装置は、さらに、自己の認証情報及び通信相手となる他の画像送受信装置の認証情報を予め記憶する認証情報記憶手段と、この認証情報記憶手段に記憶された認証情報と、前記通信手段を介して受信した他の画像送受信装置の認証情報との照合を行う認証情報照合手段とを備え、画像送受信装置同士間で暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が行われる場合に、一の画像送受信装置から通信相手である他の画像送受信装置へ、暗号画像情報及び暗号鍵のうち一方が第一情報として前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて送信され、該第一情報を受信した前記他の画像送受信装置から送信されるべき該他の画像送受信装置の認証情報が受信されたときには、該認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶された認証情報と前記認証情報照合手段により照合され、その照合の結果一致する情報があったときだけ、前記暗号画像情報及び前記暗号鍵のうち他方が第二情報として他方の回線を通じて送信され、他方、他の画像送受信装置においては、一の画像送受信装置から暗号画像情報と暗号鍵がともに受信されたときだけ、前記復号手段により、前記暗号鍵が用いられて暗号画像情報が復号されることを特徴としてもよい。
この構成によれば、一の画像送受信装置から通信相手である他の画像送受信装置へ、暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が行われる場合に、一の画像送受信装置から他の画像送受信装置へ、暗号画像情報及び暗号鍵のうち一方だけが先に第一情報として送信され、暗号画像情報及び暗号鍵のうち他方は、第一情報の受信により送信されるべき他の画像送受信装置の認証情報が一の画像送受信装置で認証情報照合手段により照合され照合の結果一致する情報があったときだけ、第二情報として送信され、他方、他の画像送受信装置では、暗号画像情報と暗号鍵がともに受信されたときだけ、復号手段により暗号画像情報が復号されることから、暗号画像情報及び暗号鍵を送信する一の画像送受信装置において、通信相手である他の画像送受信装置を確認してから暗号鍵及び暗号画像情報のうちの他方を通信相手に送信することができるので、情報通信の安全性を確保することができる。
また、本発明に係る画像通信システムでは、上記いずれかの画像通信システムにおいて、前記暗号鍵生成手段は、さらに、前記原稿読取手段により読み取られた画像情報が複数頁からなる場合に、頁毎に異なる暗号鍵を形成する頁暗号鍵形成部を備え、前記暗号化手段は、さらに、前記原稿読取手段により読み取られた画像情報が複数頁からなる場合に、前記暗号鍵生成手段により頁毎に形成された暗号鍵により、頁毎に暗号化して暗号画像情報としての暗号画像頁を形成する暗号画像頁形成部を備え、前記復号化手段は、さらに、暗号画像頁と暗号鍵を受信した場合に、暗号画像頁に対応した暗号鍵でその暗号画像頁を復号する暗号画像頁復号部を備えており、複数の他の画像送受信装置へ暗号画像情報及び暗号鍵が送信される場合に、前記画像情報が前記暗号化手段により頁毎に異なる暗号鍵で暗号化されて暗号画像頁が形成され、通信相手である他の画像送受信装置毎に、暗号画像頁のうちその装置で復号が許容される頁が設定され、前記各他の画像送受信装置に全暗号画像頁が送信されると共に、前記他の画像送受信装置毎に、全暗号鍵のうちその装置で復号が許容された頁として設定された頁に対応する暗号鍵のみが送信されることを特徴としてもよい。
この構成によれば、暗号画像情報を複数の他の画像送受信装置に送信する場合において、画像情報が頁毎に暗号化されると共に、その暗号画像情報が送信される画像送受信装置毎に復号が許容される頁(以下、許容頁ともいう。)が設定され、暗号画像情報が送信される際には、他の画像送受信装置のそれぞれに全暗号画像頁が送信されると共に、画像送受信装置毎に設定された許容頁に対応した暗号鍵がその画像送受信装置に送信されることから、他の画像送受信装置毎に設定された許容頁だけを開かせることができる。従って、暗号画像情報を送信する通信相手毎に異なる情報を示したい場合でも、通信相手毎にそれぞれ個別の暗号画像情報を作成する必要はなく、復号を許容する頁の設定だけで、通信相手毎に異なる情報を示すことができる。
本発明に係る画像送受信装置は、上記の画像通信システムに係る公衆回線網に接続される画像送受信装置において、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で前記暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、この通信手段により前記一方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、前記他方の回線を通じて該他の画像送受信装置から受信した暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、画像送受信装置は、暗号化手段により画像情報を暗号鍵で暗号画像情報として暗号化し、そして、この暗号鍵と暗号画像情報を、通信手段により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信することから、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
本発明に係る別の画像通信システムは、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、前記各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、画像情報を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記画像情報の送受信を可能とする通信手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、一の画像送受信装置から他の画像送受信装置へ画像情報を送信する場合において、特定周波数信号が相互に独立した2本の回線のうちの一方の回線で送信され、特定周波数信号の通信が確立している間(他の画像送受信装置が特定周波数信号を検出している間)だけ、他方の回線で画像情報の送信が可能とされることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ画像情報の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ画像情報の送受信が可能とされ、画像情報の送受信が時間的に制限されるので、画像情報が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
本発明に係る更に別の画像通信システムは、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、前記各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、暗号画像情報及び暗号鍵を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された前記特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記暗号鍵と前記暗号画像情報の送受信を可能とする通信手段と、この通信手段により前記他方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、同回線を通じて受信された暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、一の画像送受信装置から他の画像送受信装置へ暗号画像情報及び暗号鍵を送信する場合において、特定周波数信号が相互に独立した2本の回線のうちの一方の回線で送信され、特定周波数信号の通信が確立している間(他の画像送受信装置が特定周波数信号を検出している間)だけ、他方の回線で暗号画像情報及び暗号鍵の送信が可能とされることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ暗号画像情報及び暗号鍵の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が可能とされ、暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が時間的に制限されるので、暗号画像情報及び暗号鍵が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、複合機に接続された回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号手段により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
本発明に係る別の画像送受信装置は、上記の画像通信システムに係る公衆回線網に接続される画像送受信装置において、前記各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、画像情報を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記画像情報の送受信を可能とする通信手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、画像送受信装置は、一の画像送受信装置から他の画像送受信装置へ画像情報を送信する場合において、特定周波数信号を相互に独立した2本の回線のうちの一方の回線で送信しつつ、特定周波数信号の通信が確立している間(他の画像送受信装置が特定周波数信号を検出している間)だけ、他方の回線で画像情報の送信をすることが可能とされていることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ画像情報の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ画像情報の送受信が可能とされ、画像情報の送受信が時間的に制限されるので、画像情報が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
本発明に係る画像通信システムによれば、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムにおいて、各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、この通信手段により前記一方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、他方の回線を通じて該他の画像送受信装置から受信した暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えていることから、暗号化手段により画像情報が暗号鍵で暗号画像情報として暗号化され、そして、暗号鍵と暗号画像情報が、通信手段により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信されるので、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
本発明に係る画像通信システムによれば、公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムにおいて、各画像送受信装置は、原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、画像情報を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、周波数信号形成手段により形成された特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で画像情報の送受信を可能とする通信手段とを備えたことから、一の画像送受信装置から他の画像送受信装置へ画像情報を送信する場合に、特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で画像情報の送信が可能とされることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ画像情報の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ画像情報の送受信が可能とされ、画像情報の送受信が時間的に制限されるので、画像情報が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
本発明は、公衆回線網に接続された画像送受信装置の相互間で画像情報の送受信が可能とされた画像通信システムに関する。ここでいう画像送受信装置とは、電話回線を用いて画像情報の送受信を行うことができる装置であり、例えば、ファクシミリ装置、複写機、スキャナ装置、複合機(ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能を備えた複写機)などが含まれる。本実施の形態では、画像送受信装置の例として複合機を例に挙げる。
図1は、実施の形態1に係る画像通信システムの概略図である。図2は、実施の形態1に係る画像通信システムの構成要素である複合機のブロック図である。
画像通信システム1は、複数の複合機10が公衆回線網90に接続されて構築されたものである。各複合機10は、公衆回線網90と2本の回線で接続されており、各回線で画像情報の送受信が可能とされている。図1では、回線1が、暗号画像情報を送受信するために用いられ、回線2が、暗号鍵を送受信するために用いられている例が示されている。すなわち、本発明の画像通信システムでは、暗号画像情報と暗号鍵は異なる回線で送受信される構成とされる。なお、本発明では、暗号画像情報と暗号鍵が異なる回線で送受信される構成とされればよく、2本の回線があれば十分であるが、複合機10と公衆回線網90は2本の回線以上で接続されていてもよい。
複合機10は、図2に示すように、原稿を画像情報として読み取る原稿読取部(原稿読取手段)2、複合機10を操作する操作部3、画像情報を用紙等のシートに印字する画像形成部4、画像情報、暗号画像情報、認証情報を記憶する情報記憶部5、一の複合機11と他の複合機12等と間で通信を成立させる通信部(通信手段)6、予め登録された認証情報と受信した認証情報とを照合する認証情報照合部(認証情報照合手段)7、画像情報を暗号化するために用いられる暗号鍵を形成する暗号鍵生成部(暗号鍵生成手段)8、画像情報を暗号化する符号部(暗号化手段)と暗号画像情報を復号する復号部(復号手段)を備えた符号/復号部9、暗号画像情報と暗号鍵を結合させる暗号処理部13、消費電力を制御する電源制御部15、各動作のタイミングを制御するタイマ制御部16、各動作を制御する制御部17、を備え、画像情報を暗号化する暗号機能、暗号化された画像情報(暗号画像情報)を復号する復号機能を有したものである。
なお、複合機10は、複合機としての、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能をも有しているが、ここでは、これらの機能を実現するための構成要素の説明は省略している。
以下、複合機10の各構成要素について説明する。
原稿読取部2は、原稿を頁毎に画像情報として読み取る画像情報入力手段であり、原稿を読み取る手段としてのCCD(Charge Coupled Devices)と、原稿を検知するための原稿検知センサを備えている。原稿検知センサは、原稿を載置するための原稿台や自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)などに配置され、原稿が存在するか否かを検知するものである。原稿読取部2は、自動原稿送り装置に載置された原稿を一枚ずつローラにより取り込んで、原稿をCCDにより画像情報として読み取った後に、読み取った原稿を排出しつつ、次の新たな原稿を取り込むように構成されている。画像情報として読み取られたデータは、画像形成部4のメモリに記憶される。
操作部3は、複合機10を操作する操作者の入力を受け付けるものであり、各種メカニカルキーやタッチパネルなどにより構成された入力部32と、LCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部31とを備えている。操作部3では、複合機10の各機能を動作させるための操作、各機能の条件設定、複合機10の認証情報の登録(複合機の固有情報であって他の複合機に認証に用いられる情報、例えば、名称、FAX番号、管理番号、パスワード番号などの登録)、他の複合機の認証情報の登録等が行われる。
画像形成部4は、CCDにより読み取られた画像情報や情報記憶部5に記憶された画像情報を所定の出力形式に処理して用紙に印字する出力手段である。具体的には、画像形成部4は、画像情報を記憶するメモリと、レーザにより画像情報を感光体に書き込むLSU(Laser Scanning Unit)などにより構成される印字部とを備え、画像情報に基づいて印字部により用紙に画像を形成するように構成されている。
情報記憶部5は、プリントアウトするために他の端末装置から送信された印刷用画像情報、他の複合機から受信した暗号鍵、暗号画像情報等を記憶する画像情報記憶部と、当該複合機10の認証情報、通信相手である他の複合機の認証情報を記憶する認証情報記憶部(認証情報記憶手段)とを備えたものである。また、原稿読取部2により読み取られた原稿の画像情報を一時的に記憶するバッファとしての機能も有する。
具体的には、情報記憶部5は、記憶容量が大容量であるハードディスクにより構成される。ハードディスクは、大容量の記録媒体であるため、多数枚の原稿の読取による大量の画像情報や、複合機10に接続された情報端末からLANネットワークを介して送られる多量の印刷用画像情報の蓄積を可能とする。なお、ハードディスクの代わりに、記憶媒体として、RAM(Random Access Memory)などの半導体メモリを用いて構成してもよい。また、情報記憶部5に記憶された画像情報は、情報消去部により自動的に消去してもよい。
情報消去部は、情報記憶部5に一時的に記憶された画像情報を、所定のホールド時間が経過したときに消去するものである。例えば、複写、印刷、FAX送信などを行うために一時的に情報記憶部5に記憶された画像情報は、所定のホールド時間が経過したときに、情報消去部の機能により消去される。これにより、情報記憶部5の空き容量を確保し、情報記憶部5に新たな情報が常に記憶され得るようにされる。また、これにより、外部からのアクセスによる機密画像情報の漏洩を防止している。
通信部6は、公衆回線網90を介して他の複合機とFAX通信を確立し、各複合機10との間で画像情報の送受信を行うものであり、2つの副通信部61と通信制御部62を備えている。なお、複合機10の通信相手は複合機10に限定されず、ファクシミリ装置など公衆回線網90に接続される通信端末であって本発明に係る通信技術(2本の回線により通信相手と通信を確立し、暗号鍵と暗号画像情報を異なる回線で送受信する技術)を備えたものであればよい。また、本実施の形態では、通信部6が2つの副通信部61から構成されている複合機10が示されているが、2つに限定されるものではない。
通信制御部62は、通信部6を制御して、送信すべき暗号画像情報及び暗号鍵を画像メモリに一時的に記憶させたり、受信した暗号画像情報及び暗号鍵を画像メモリに一時的に記憶させたりする部分であり、また、暗号画像情報、暗号鍵、認証情報のそれぞれをいずれの副通信部61で送信させるかを調整するものである。なお、通信制御部62の機能は後述の制御部17に含まれるようにして構成してもよい。
副通信部61は、回線と接続する接続部を備え、他の複合機とのFAX通信を可能とするものであり、NCU(Network Control Unit)、モデム、画像メモリ、RAM、ROM(Read Only Memory)、FAX通信を制御するMPU(Micro Processing Unit)を備えている。また、2つの副通信部61のうち、一方が、暗号画像情報の送受信のために用いられた場合は、他方が、暗号鍵の送受信のために用いられるものとして、通信制御部62により制御される。すなわち、暗号画像情報と暗号鍵が異なる回線で送受信されるように、通信制御部62により制御される。
NCUは、複合機10を電話通信網へ接続し通信可能な状態とするときに動作し、通信相手方を呼び出すためにダイヤル信号を送出するものである。モデムは、回線から伝達される音声信号をデジタル信号に変換し、また、デジタル信号を音声信号に変換するものである。画像メモリは、送受信される暗号画像情報、暗号鍵等を記憶するものである。ROMは通信用プログラムが記憶されたものである。RAMは、MPUのワークメモリとして用いられるものである。
認証情報照合部7は、通信相手である他の複合機から送信される認証情報と、予め承認して登録された複合機の認証情報(例えば、認証情報リストに登録された各認証情報)とを照合し、照合の結果一致する情報が存在するかを判断するものである。
暗号鍵生成部8は、原稿読取部2で読み取られた原稿の画像情報や情報記憶部5に記憶された画像情報を符号化(暗号化)するための暗号鍵を生成するものである。
符号/復号部9は、原稿読取部2で読み取られた原稿の画像情報や情報記憶部5に記憶された画像情報を暗号プログラムにより暗号鍵を用いて符号化(暗号化)する符号部(暗号化手段)と、暗号画像情報を暗号解除プログラムにより暗号鍵を用いて復号する復号部(復号手段)を備えたものである。
暗号処理部13は、暗号画像情報とこの暗号画像情報に対応する暗号鍵を照合して結合させるものである。具体的には、暗号画像情報が受信された日時に一致により、あるいは、暗号画像情報や暗号鍵に付された情報により照合される。
電源制御部15は、通常モードと、省エネルギモードとの切り替えを制御するものであり、例えば、所定時間以上、複合機10が使用されない状態が続いたときに、通常モードから省エネルギモードに切り替えられる。省エネルギモードでは、複合機10において電力消費が大きい部分(具体的には、画像形成部4)への電力供給が停止され、消費電力が節約される。
タイマ制御部16は、他の複合機との通信中において、暗号画像情報、暗号鍵、認証情報などの送受信のタイミングを計ったり、また、複合機10の各機能(複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能)の動作タイミングを計ったりするものである。
制御部17は、複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能などの各機能の動作を制御する。具体的には、操作部3からの所定の入力があった場合は、その入力情報に基づいて、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの各機能を動作させると共に、各機能の動作状態を管理しつつ、各機能の動作状態に関する情報を表示部31に表示させる。
また、制御部17は、暗号画像情報や暗号鍵の送受信を行う場合に、通信部6、暗号処理部13、符号/復号部9、認証情報照合部7、暗号鍵生成部8を制御して暗号画像情報の処理させるものでもある。
具体的には、制御部17は、操作部3からの入力により画像情報を暗号化して送信する旨の指示があった場合は、符号部により画像情報を暗号化し、その後、通信相手とFAX通信を確立した上で、通信相手の複合機との間で2本の回線によるFAX通信の可否を確認し、通信が可能であると確認した場合には、更に、通信相手の複合機が、通信が確立した回線とは別の回線が空いた状態となっているかについて確認を行う。そして、制御部17は、2本の回線による通信が可能であると判断した場合は、通信部6により、暗号画像情報を一方の回線で送信させ、暗号鍵を他方の回線で送信させる。
他方、制御部17は、通信相手の複合機から暗号画像情報及び暗号鍵を受信した場合は、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて自動的に暗号画像情報の復号が行われるように、通信部6、暗号処理部13、符号/復号部9を制御する。
なお、暗号画像情報の復号が行われる場合において、その復号が実行される前に、通信相手である他の複合機の認証情報と、認証情報記憶部に記憶された認証情報とを照合し、一致する情報が存在する場合だけ、暗号画像情報を暗号鍵により復号するようにしてもよい。このような方法によれば、通信相手である他の複合機の正体が確認された場合のみ暗号画像情報が暗号鍵により復号されるので、第三者から送信される有害な情報の進入を防止することができる。
また、暗号画像情報と暗号鍵を送信する場合においては、上記に示したように、両情報を同時に送信するのではなく、暗号画像情報と暗号鍵のうちのいずれか一方だけを第一情報として先に送信し、通信相手である複合機から送信されるべき認証情報を受信して通信相手の認証情報と認証情報を照合し一致する情報があったときだけ、暗号画像情報と暗号鍵のうちの他方を第二情報として送信するように制御してもよい。このような方法によれば、送信側の複合機において、暗号鍵及び暗号画像情報のうちの他方を通信相手である他の複合機に送信する前に、通信相手である他の複合機の正当性を確認することができるので、情報通信の安全性を確保することができる。
次に、複合機10が備えている各機能についての動作を説明する。
<複写モード>
複写モードは、本実施の形態に係る複合機10が複写機能を動作させる場合のモードである。複合機10が複写機として動作する場合、原稿台に載置された原稿は、一枚ずつ取り込まれて所定の読み取り位置にセットされ、原稿読取部2のCCDにより読み取られる。読み取られた原稿の画像情報は、メモリ(画像形成部4のメモリ)上に一旦記憶され、更に、情報記憶部5へ転送され記憶される。次いで、操作部3から指示された処理モード(印字状態などの設定条件)に基づいて画像情報が処理され、所定のタイミングで順次情報記憶部5からメモリへ送られ、印字処理される。ここでの、情報記憶部5からメモリへの転送は、先に送られた画像情報の印字部への書き込みタイミングに合わせて行われる。そして、先に送られた画像情報の印字完了時のタイミングで、所定の画像情報がメモリから印字部へと転送される。印字部で印字された用紙は、原稿の複写物として排紙部から排出される。
<プリンタモード>
プリンタモードは、本実施の形態に係る複合機10がプリンタ機能を動作させる場合のモードである。複合機10がプリンタとして動作する場合は次ぎのように動作する。複合機10は、端末装置からLANネットワークを介して画像情報を受信する。受信された画像情報はメモリで一旦記憶され、更に情報記憶部5へ転送されて記憶される。そして、印刷が行われる場合には、画像情報は再び情報記憶部5からメモリに送られ、更に、印字部の書き込みタイミングに合わせて印字部に転送される。その後、画像情報に基づいて用紙への印字が行われる。
<スキャンモード>
スキャナモードは、本実施の形態に係る複合機10がスキャナ機能を動作させる場合のモードである。複合機10がスキャナとして動作する場合、原稿台に載置された原稿は一枚ずつ取り込まれ、所定の読み取り位置にセットされCCDにより読み取られる。そして、読み取られた原稿の画像情報は、LANネットワークを介して所定の端末装置へ送信される。
<FAXモード>
FAXモードは、本実施の形態に係る複合機10がファクシミリ機能を動作させる場合のモードである。複合機10がファクシミリ装置として動作する場合、原稿台に載置された原稿は、一枚ずつ取り込まれて所定の読み取り位置にセットされ、CCDにより読み取られる。読み取られた原稿の画像情報は通信部6から公衆回線網90を介して外部端末(複合機、ファクシミリ装置等)へ送信される。
−FAXモードにおける動作−
原稿読取部2により読み取られた原稿の画像情報が暗号化され他の複合機への送信が完了するまでの動作について説明する。
−実施例1−1−
原稿読取部2で読み取られた原稿の画像情報は、符号部により暗号化され、暗号画像情報が形成される。暗号化は、原稿読取部2で原稿を読み取ったときに自動的に行ってもよいし、操作部3での選択により行われるものとしてもよい。暗号画像情報の送信は次のように行われる。
図3は、実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程を示したフロー図である。
まず、暗号画像情報の送信に先立って、暗号画像情報の送信元である複合機(送信側)11と通信相手である他の複合機(受信側)12との間で、本発明に係る通信の可否が確認される。
具体的には、まず、一の複合機11と他の複合機12との間で、回線1でFAX通信が確立される(S101)。その後、一の複合機11から通信相手である他の複合機12へ回線1で一の複合機11の認証情報が送信される(S102)。
また、認証情報の送信と共に、通信相手である他の複合機12に、2本の回線によるFAX通信の可否について問い合わせを行う(S103)。これは、本願発明に係る2本の回線によるFAX通信が可能か確認するための手続きである。
他の複合機12においては、その問い合わせに応じて、2本の回線によるFAX通信の可否についての機能の検出が行われる。2本の回線によるFAX通信の機能がない場合には、その旨の通知がされる。この場合は、一の複合機11で、その通知が受信されたとき、暗号画像情報及び暗号鍵の送信がキャンセルされることとなる(S104:NO)。また、通信相手の複合機12によっては、2本の回線によるFAX通信の可否について応答しないものもあることから、所定時間を超えて通知がない場合は、自動的に、一の複合機11からの暗号画像情報及び暗号鍵の送信がキャンセルされることとなる。
2本の回線によるFAX通信の機能がある場合には、更に、他の複合機12において、回線1とは別の空きの回線が存在するか検出される(S105)。
空きの回線がない場合は、一の複合機(送信側)11へその旨の通知がされる。そして、一の複合機11でその通知が受信されたときは、暗号画像情報の送信がキャンセルされることとなる(S106:NO)。なお、この場合、暗号画像情報の送信を所定時間の経過後に、一の複合機11から通信相手である他の複合機12へ再アクセスするようにしてもよい。
通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在し、2本の回線による通信が可能である場合は、一の複合機11へその旨の通知がされる。そして、一の複合機11でその通知が受信されたとき、一の複合機11から他の複合機12へ、回線1で暗号画像情報が送信されると共に、回線2で暗号鍵が送信される(S107)。つまり、暗号画像情報と暗号鍵のそれぞれは異なる回線で送信される。
暗号鍵と暗号画像情報を受信した他の複合機12では、暗号処理部13により暗号鍵と暗号画像情報とが結合され、復号部により、暗号画像情報が暗号鍵で復号されることとなる。この復号は、暗号画像情報及び暗号鍵ともに受信されたときに、自動的に行われるようにしてもよい。
以上のFAX通信方法を備えた画像通信システム1によれば、符号部により、画像情報が暗号鍵で暗号画像情報として暗号化され、そして、その暗号鍵と暗号画像情報が、通信部6により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信されることから、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、複合機に接続された2本の回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号部により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
また、2本の回線を使用し、暗号画像情報と暗号鍵とを同時に送受信することもできることから、暗号画像情報と暗号鍵を送受信する時間を短縮することも可能である。
なお、通信相手である他の複合機12において、暗号画像情報と暗号鍵とが共に受信されたとき、送信側である一の複合機11の認証情報と認証情報記憶部に記憶された認証情報とを照合し照合の結果一致する情報があったときだけ、暗号鍵と暗号画像情報とを結合し暗号画像情報を復号する構成としてもよい。
このような構成によれば、暗号画像情報及び暗号鍵を受信した他の複合機12において、当該情報の送信先が特定されない場合は暗号画像情報の復号が回避されるので、第三者から送信される有害な情報の進入を防止することができる。
−実施例1−2−
図4は、実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程の他の例を示したフロー図である。
まず、暗号画像情報の送信に先立って、回線1においてFAX通信が確立され、その後、一の複合機(送信側)11から通信相手である他の複合機(受信側)12へ、一の複合機11の認証情報が回線1で送信され、次いで、2本の回線によるFAX通信が可能か否かが確認され、通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在するか否かの確認がされる(S201〜S206)。ここまでの過程は、実施例1−1と同様である。
通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在し、2本の回線による通信が可能である場合は、一の複合機11へその旨の通知がされる。そして、一の複合機11(送信側)から回線2で暗号鍵が第一情報として送信される。また、この暗号鍵と共に、同回線(回線2)で一の複合機11の認証情報が送信される(S207)。
他の複合機12では、一の複合機11の認証情報と暗号鍵が受信される(S208)。このとき、他の複合機12では、回線1で送信された一の複合機11の認証情報と、回線2で送信された一の複合機11の認証情報とが照合される(S209)。この照合に基づいて、回線1を介する通信相手と回線2を介する通信相手とが同一であるか否かが判断される(S210)。これにより、2本の回線で別々に送信される情報が1つの出所から送信されるものであるか確認される。
回線1の認証情報と回線2の認証情報との照合が一致した場合は、他の複合機12から一の複合機11へ、照合が一致した旨の通知を行う(S211)。
回線1の認証情報と回線2の認証情報との照合が一致した旨の通知が一の複合機11により受信されたときは、一の複合機11から他の複合機12へ回線1で暗号画像情報が第二情報として送信される(S212)。つまり、暗号鍵(第一情報)の送信の際に用いられた回線とは異なる他方の回線で暗号画像情報(第二情報)が送信される。
なお、暗号鍵(第一情報)と暗号画像情報(第二情報)は、いずれを先に送信してもよく、暗号画像情報を第一情報として送信した後、暗号鍵を第二情報として送信してもよい。
暗号画像情報及び暗号鍵を受信した他の複合機12では、暗号処理部13により暗号鍵と暗号画像情報とが結合され、復号部により、暗号画像情報が暗号鍵で復号されることとなる(S213)。この復号は、暗号画像情報及び暗号鍵とが共に受信されたときに、自動的に行われるようにしてもよい。
なお、他の複合機12において、暗号鍵と暗号画像情報とが共に受信された場合に自動的に暗号画像情報を復号させるのではなく、一の複合機11の認証情報と予め認証情報記憶部に登録された認証情報とを認証情報照合部7により照合し、照合の結果一致する情報があったときだけ、暗号画像情報を暗号鍵で復号するようにしてもよい。このような構成によれば、予め登録された複合機以外からの暗号画像情報の復号が回避されるので、第三者から送信される有害な情報の進入を防止することができる。
以上のFAX通信方法を備えた画像通信システム1によれば、符号部により、画像情報が暗号鍵で暗号画像情報として暗号化され、そして、その暗号鍵と暗号画像情報が、通信部6により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信されることから、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、複合機に接続された2本の回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号部により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
また、一の複合機(送信側)11から通信相手である他の複合機(受信側)12へ、暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が行われる場合に、暗号鍵と暗号画像情報のうち暗号鍵が第一情報として送信されると共に一の複合機11の認証情報が2つの回線でそれぞれ送信され、そして、他の複合機12において、それぞれの異なる回線で送信された一の複合機11の認証情報が照合され照合の結果一致した場合に送信される通知が一の複合機11で受信されたあと、暗号鍵と暗号画像情報のうち暗号画像情報が第二情報として送信されることから、暗号画像情報が、暗号鍵を受信した複合機とは異なる複合機に送信されてしまうという誤送信を確実に回避することができ、情報通信の安全性が確保される。
−実施例1−3−
図5は、実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程の更に他の例を示したフロー図である。
まず、暗号画像情報の送信に先立って、回線1においてFAX通信が確立され、その後、一の複合機(送信側)11から通信相手である他の複合機(受信側)12に、一の複合機11の認証情報が回線1で送信され、次いで、2本の回線によるFAX通信が可能か否かが確認され、通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在するか否かの確認がされる(S301〜S306)。ここまでの過程は、実施例1−1と同様である。
通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在し、2本の回線による通信が可能である場合は、一の複合機11へその旨の通知がされる。そして、一の複合機11から回線2で暗号鍵が第一情報として送信される(S307)。
他の複合機12(受信側)では、一の複合機11からの暗号鍵が受信される(S308)。この受信があった場合は、他の複合機12から、当該複合機12の認証情報が一の複合機11へ送信される(S309)。このときの他の複合機12の認証情報の送信は、回線1又は2のいずれでもよい。
他の複合機12の認証情報を受信した一の複合機11では、他の複合機12の認証情報と認証情報記憶部に記憶された認証情報とが認証情報照合部7により照合され、一致する情報が存在するか確認される(S310)。
そして、他の複合機12の認証情報と認証情報記憶部に記憶された認証情報との照合により一致する情報があったときだけ、一の複合機11から他の複合機12へ回線1で暗号画像情報が第二情報として送信される(S311)。つまり、暗号鍵(第一情報)の送信の際に用いられた回線とは異なる回線で暗号画像情報(第二情報)が送信される。
なお、暗号鍵(第一情報)と暗号画像情報(第二情報)は、いずれを先に送信してもよく、暗号画像情報を第一情報として送信した後、暗号鍵を第二情報として送信してもよい。
他の複合機12では、暗号画像情報と暗号鍵を共に受信した場合に、暗号処理部13により暗号鍵と暗号画像情報とが結合され、復号部により、暗号画像情報が暗号鍵で復号される(S312)。この復号は、暗号画像情報及び暗号鍵とが共に受信されたときに、自動的に行われるようにしてもよい。
なお、他の複合機12において、暗号鍵と暗号画像情報とが共に受信された場合に自動的に暗号画像情報を復号させるのではなく、一の複合機11の認証情報と予め認証情報記憶部に登録された認証情報とを認証情報照合部7により照合し、照合の結果一致する情報があったときだけ、暗号画像情報を暗号鍵で復号するようにしてもよい。このような構成によれば、予め登録された複合機以外からの暗号画像情報の復号が回避されるので、第三者から送信される有害な情報の進入を防止することができる。
以上のFAX通信方法を備えた画像通信システム1によれば、符号部により、画像情報が暗号鍵で暗号画像情報として暗号化され、そして、その暗号鍵と暗号画像情報が、通信部6により、相互に独立した2本の回線を用いてそれぞれ異なる回線で送受信されることから、両情報(暗号鍵と暗号画像情報)ともに傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、複合機に接続された2本の回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号部により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
また、一の複合機(送信側)11から通信相手である他の複合機(受信側)12へ、暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が行われる場合に、一の複合機11から他の複合機12へ、暗号画像情報及び暗号鍵のうち一方だけが先に送信され、暗号画像情報及び暗号鍵のうち他方は、第一情報の受信により送信されるべき他の複合機12の認証情報が一の複合機11で認証情報照合部7により照合され照合の結果一致する情報があったときだけ、送信され、他の複合機12では、暗号画像情報と暗号鍵がともに受信されたときだけ、復号部により暗号画像情報が復号されることから、暗号画像情報及び暗号鍵を送信する一の複合機11において、通信相手である他の複合機12を確認してから暗号鍵及び暗号画像情報のうちの他方を通信相手に送信することができるので、情報通信の安全性を確保することができる。
<実施の形態2>
次に、一の複合機から複数の複合機へ同一の情報を送信する、所謂同報送信において、通信相手である他の複合機毎に異なる頁を示すことができる画像通信システムについて説明する。
図6は、一の複合機から複数の他の複合機へ画像暗号情報及び暗号鍵を送信したときの状態を示した画像通信システムの概略図である。
本実施の形態に係る複合機10は、実施の形態1に示した複合機10の構成と略同様であるが、暗号鍵生成部8の構成と、符号/復号部9の構成と、通信時の動作が相違する。ここでは、相違点についてのみ説明する。
暗号鍵生成部8は、画像情報の暗号鍵を形成するものであるが、さらに、画像情報が複数頁からなる場合には頁毎に異なる暗号鍵を形成する頁暗号鍵形成部を備えている。
符号/復号部9は、実施の形態1の複合機10と同様、画像情報を暗号プログラムにより暗号鍵を用いて符号化(暗号化)する符号部(暗号化手段)と、暗号画像情報を暗号解除プログラムにより暗号鍵を用いて復号する復号部(復号手段)を備えている。
符号部には、さらに、頁毎に形成された暗号鍵により複数頁からなる画像情報を頁毎に暗号化して暗号画像情報としての暗号画像頁を形成する暗号画像頁形成部が設けられている。
復号部には、さらに、暗号画像頁と頁毎に形成された暗号鍵とを受信した場合に、暗号画像頁に対応した暗号鍵でその暗号画像頁を復号する暗号画像頁復号部が設けられている。
また、通信部6は、一つの暗号画像情報を複数の他の複合機に送信する際、他の複合機毎に暗号画像頁のうちその装置で復号が許容される頁(以下、許容頁ともいう。)が設定された場合に、他の複合機のそれぞれに暗号画像情報(全暗号画像頁)を送信すると共に、他の複合機毎に、全暗号鍵のうちその装置で復号が許容された頁として設定された頁に対応する暗号鍵のみを送信するように構成されている。
なお、暗号画像情報を一の複合機から複数の他の複合機へ送信する場合において行われる他の複合機毎の許容頁の選択は操作部3により行われる。
同報送信は次ぎのようにして行われる。
画像情報から暗号画像情報を作成する場合、頁暗号鍵形成部により画像情報の各頁に対応して暗号鍵が形成される。次いで、暗号画像頁形成部により、画像情報の頁毎に形成された暗号鍵で頁毎に暗号化される。
一方で、操作部3からの入力により複数の他の複合機毎に許容頁が選択される。そして、他の複合機のそれぞれに暗号画像情報(暗号画像頁の全て)が送信されると共に、他の複合機毎に、操作部3からの入力により選択された許容頁に基づいて、送信すべき暗号鍵が設定され、全暗号鍵のうち許容頁に対応する暗号鍵のみが送信される。
以上の構成の複合機10により構築された画像通信システム1によれば、暗号画像情報を複数の他の複合機に送信する場合において、画像情報が頁毎に暗号化されると共に、その暗号画像情報が送信される複合機毎に復号が許容される頁(許容頁)が設定され、暗号画像情報が送信される際には、他の複合機のそれぞれに全暗号画像頁が送信されると共に、複合機毎に設定された許容頁に対応した暗号鍵がその複合機に送信されることから、他の複合機毎に設定された許容頁だけを開かせることができる。従って、暗号画像情報を送信する通信相手毎に異なる情報を示したい場合でも、通信相手毎にそれぞれ個別の暗号画像情報を作成する必要はなく、復号を許容する頁の設定だけで、通信相手毎に異なる情報を示すことができる。
<実施の形態3>
本実施の形態の画像通信システムは、実施の形態1に係る画像通信システムと略同様、2本の回線を用いてFAX通信を行う画像通信システムであるが、暗号鍵と暗号画像情報を異なる回線で送信するというものではなく、2本の回線のうち一方の回線を用いて特定周波数信号を送信しつつ、他方の回線で画像情報又は暗号画像情報若しくは暗号鍵を送信するというものである。
図7は、実施の形態3に係る画像通信システムの概略図である。図8は、実施の形態3に係る画像通信システムを構成する複合機のブロック図である。
画像通信システム1は、複数の複合機10が公衆回線網90に接続されて構築されたものである。各複合機10は、公衆回線網90と2本の回線で接続されており、各回線で情報の送受信が可能とされている。
複合機10は、図8に示すように、原稿を画像情報として読み取る原稿読取部2(原稿読取手段)、複合機10を操作する操作部3、画像情報を用紙等のシートに印字する画像形成部4、画像情報、暗号画像情報、認証情報を記憶する情報記憶部5、一の複合機と他の複合機等との間で通信を成立させる通信部(通信手段)6、予め登録された認証情報と受信した認証情報とを照合する認証情報照合部(認証情報照合手段)7、画像情報を暗号化するために用いられる暗号鍵を形成する暗号鍵生成部(暗号鍵生成手段)8、画像情報を暗号化する符号部(暗号化手段)と暗号画像情報を復号する復号部(復号手段)を備えた符号/復号部9、暗号画像情報と暗号鍵を照合する暗号処理部13、消費電力を制御する電源制御部15、各動作のタイミングを制御するタイマ制御部16、特定周波数信号を形成する周波数信号形成部(周波数信号形成手段)18、周波数信号を受信する周波数信号受信部(周波数信号受信手段)19、各動作を制御する制御部17、を備え、画像情報を暗号化する暗号機能、暗号化された暗号画像情報を復号する復号機能、特定周波数信号を送信する機能、周波数信号を受信し特定周波数信号か否かを判断する特定周波数受信機能を有したものである。なお、周波数信号形成部18と周波数信号受信部19以外の構成要素は、実施の形態1に示された各構成と同様であるので、以下ではこれらの説明を省略している。
周波数信号形成部18は、2本の回線を使用して通信を行う場合に、一方の回線に流される特定周波数信号を形成するものである。特定周波数信号は、通信相手が特定周波数信号を受信したときに送信先が特定できるものとされ、特定周波数信号の周波数値は、予め通信相手に知らされる。つまり、特定周波数信号は通信相手の認証用の信号として用いられる。
周波数信号受信部19は、回線から特定周波数信号を受信し、予め登録された特定周波数信号であるか否かを判断するものである。
次に、画像情報の通信の際における動作について説明する。
−実施例3−1−
図9は、実施の形態3に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に画像情報を送信するまでの過程を示したフロー図である。
まず、画像情報の送信に先立って、回線1においてFAX通信が確立され、その後、一の複合機(送信側)11から通信相手である他の複合機(受信側)12へ、一の複合機11の認証情報が回線1で送信され、次いで、2本の回線によるFAX通信が可能か否かが確認され、通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在するか否かの確認がされる(S401〜S406)。ここまでの過程は、実施の形態1の実施例1−1と同様である。
通信相手である他の複合機12において空きの回線が存在し、2本の回線による通信が可能である場合は、一の複合機11へその旨の通知がされる。そして、一の複合機11(送信側)から回線1で特定周波数信号が送信される。この送信は、所定時間連続的に、又は断続的に、送信される。このとき、他の複合機12では、周波数信号受信部19により、特定周波数信号と予め登録された特定周波数信号とが照合され、照合された結果一致する周波数が存在する場合は、その特定周波数信号が検出されている間だけ2本の回線によるFAX通信が確立された状態で維持される。また、FAX通信が確立された状態で、他の複合機12により特定周波数信号が検出されている間(特定周波数信号の通信が確立している間)だけ画像情報の送受信が可能な状態とされる。
そして、特定周波数信号の通信が確立された状態の間に、回線2で画像情報の送受信がされる(S407)。なお、特定周波数信号が断続的に送信される場合は、画像情報はその断続に同期させて送信される。
他の複合機12では、回線1で送信される特定周波数信号が受信されると共に、回線2を通じて画像情報が受信される(S408)。
以上のFAX通信方法を備えた画像通信システム1によれば、一の複合機11から他の複合機12へ画像情報を送信する場合において、特定周波数信号が相互に独立した2本の回線のうちの一方の回線で送信され、特定周波数信号の通信が確立している間(他の画像送受信装置が特定周波数信号を検出している間)だけ、他方の回線で画像情報の送信が可能とされることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ画像情報の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ画像情報の送受信が可能とされ、画像情報の送受信が時間的に制限されるので、画像情報が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
−実施例3−2−
上記実施例3−1においては、2本の回線のうち一方の回線で特定周波数信号を送信するとともに他方の回線で画像情報を送信したが、本実施例では、他方の回線で暗号画像情報及び暗号鍵を送信する例を示す。
具体的には、まず、2本の回線によるFAX通信が確立される(S401〜S406参照)。ここまでの過程は、実施の形態1の実施例3−1と同様である。
次いで、一の複合機(送信側)11から回線1で特定周波数信号が送信される。このとき、他の複合機(受信側)12では、周波数信号受信部19により、特定周波数信号と予め登録された特定周波数信号とが照合され、照合された結果一致する周波数が存在する場合は、その特定周波数信号が検出されている間だけ2本の回線によるFAX通信が確立された状態で維持される。また、FAX通信が確立された状態で、他の複合機12により特定周波数信号が検出されている間(特定周波数信号の通信が確立している間)だけ画像情報の送受信が可能な状態とされる。
そして、特定周波数信号の通信が確立された状態の間に、回線2で暗号鍵が送信され、次いで同回線で暗号画像情報が送信される。
他の複合機12では、回線1を通じて特定周波数信号が受信されると共に、回線2を通じて暗号鍵が受信され、次いで、同回線を通じて暗号画像情報が受信される。
そして、暗号画像情報は、先に受信された暗号鍵を用いて復号される。この復号は、特定周波数信号が検出されている間だけ行われる。具体的には、他の複合機12において、特定周波数信号が検出されている間、通信用プログラム(通信時に作動するプログラム)上でフラッグが立てられる。このフラッグが立っている状態で暗号鍵が受信されたときには、自動的に、暗号画像情報を復号するための暗号解除プログラムが起動され、そして、暗号画像情報が暗号鍵で暗号解除プログラムにより逐次的に復号される。
なお、一の複合機11から送信される特定周波数信号として、複数種類のパターン(ON、OFFによるパターン等)を用意し、適宜、特定周波数信号のパターンを変更して暗号画像情報及び暗号鍵を送信するように構成してもよい。
具体的には、特定周波数信号の種々パターンが用意され、種々の周波数信号のパターンに対応して起動させる種々の暗号解除プログラムが用意され、それぞれが組みとされる。そして、一の複合機11から他の複合機12へ暗号画像情報が送信される場合には、2本の回線のうち一方の回線で所定パターンの特定周波数信号が送信されると共に、他方の回線で暗号鍵及び暗号画像情報が送信され、他の複合機12では、特定周波数信号のパターンに対応した暗号解除プログラムが起動し暗号画像情報が復号されるように構成される。
このような構成によれば、一の複合機11から他の複合機12へ暗号画像情報を送信する場合に、特定周波数信号のパターンを変更することができるので、特定周波数信号の通信が確立される条件を容易に変更することができることから、仮に1つの特定周波数信号のパターンが傍受され暗号画像情報及び暗号鍵が傍受されうる状態が生じたとしても、すぐに他の特定周波数信号のパターンに変えることができるので、情報傍受の虞が生じたとしても容易にその傍受を回避することができる。
以上のFAX通信方法を備えた画像通信システム1によれば、一の複合機11から他の複合機12へ暗号画像情報及び暗号鍵を送信する場合において、特定周波数信号が相互に独立した2本の回線のうちの一方の回線で送信され、特定周波数信号の通信が確立している間(他の画像送受信装置が特定周波数信号を検出している間)だけ、他方の回線で暗号画像情報及び暗号鍵の送信が可能とされることから、特定周波数信号の送受信が確立されなければ暗号画像情報及び暗号鍵の送受信自体ができないため受信相手になりすました傍受を確実に回避することができる。また、特定周波数信号の通信が確立した時間帯だけ暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が可能とされ、暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が時間的に制限されるので、暗号画像情報及び暗号鍵が傍受される可能性を格段に低減させることができ、これにより、情報通信の安全性を確保することができる。
また、暗号画像情報の復号は、特定周波数信号が検出されている間だけ実行される暗号解除プログラムにより行われる構成とされていることから、仮に第三者が当該暗号画像情報及び暗号鍵を傍受したとしても、特定周波数信号を受信することができなければ暗号解除プログラムが起動されず暗号画像情報が復号されることはないので、情報通信の安全性を向上させることができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報は、複合機に接続された回線を用いて送信されるので、暗号鍵や暗号画像情報を別々の手段により相手側に渡す手間が省け、暗号画像情報を送る側の手間を低減することができる。
また、暗号鍵と暗号画像情報が受信されたときに、復号部により、暗号鍵と暗号画像情報を結合させて暗号画像情報を復号するので、両情報を組み合わせる手間を省くことができ、暗号画像情報を受ける側の手間を低減することができる。
実施の形態1に係る画像通信システムの概略図である。 実施の形態1に係る画像通信システムの構成要素である複合機のブロック図である。 実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程を示したフロー図である。 実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程の他の例を示したフロー図である。 実施の形態1に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程の更に他の例を示したフロー図である。 一の複合機から複数の他の複合機へ画像暗号情報及び暗号鍵を送信したときの状態を示した画像通信システムの概略図である。 実施の形態3に係る画像通信システムの概略図である。 実施の形態3に係る画像通信システムを構成する複合機のブロック図である。 実施の形態3に係る画像通信システムにおいて、一の複合機から通信相手である他の複合機に暗号画像情報を送信するまでの過程を示したフロー図である。
符号の説明
1 画像通信システム
10 複合機
11 一の複合機
12 他の複合機
2 原稿読取部(原稿読取手段)
3 操作部
31 表示部
32 入力部
4 画像形成部
5 情報記憶部
6 通信部(通信手段)
61 副通信部
62 通信制御部
7 認証情報照合部(認証情報照合手段)
8 暗号鍵生成部(暗号鍵生成手段)
9 符号/復号部(暗号化手段/復号手段)
13 暗号処理部
15 電源制御部
16 タイマ制御部
17 制御部
18 周波数信号形成部
19 周波数信号受信部
90 公衆回線網

Claims (8)

  1. 公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、
    前記各画像送受信装置は、
    原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、
    暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、
    この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、
    前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で前記暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、
    この通信手段により前記一方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、前記他方の回線を通じて該他の画像送受信装置から受信した暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えた、
    ことを特徴とする画像通信システム。
  2. 請求項1に記載の画像通信システムにおいて、
    前記各画像送受信装置は、さらに、自己の認証情報及び通信相手となる他の画像送受信装置の認証情報を予め記憶する認証情報記憶手段と、
    この認証情報記憶手段に記憶された認証情報と、前記通信手段を介して受信した他の画像送受信装置の認証情報との照合を行う認証情報照合手段とを備え、
    前記暗号鍵及び認証情報の送受信が前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて行われるとともに前記暗号画像情報の送受信が他方の回線を通じて行われ、
    又は、前記暗号鍵の送受信が前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて行われるとともに前記暗号画像情報及び認証情報の送受信が他方の回線を通じて行われ、
    これにより受信された認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶された認証情報と前記認証情報照合手段により照合され、その照合の結果一致する情報があったときだけ、前記復号手段により、前記暗号鍵が用いられて前記暗号画像情報が復号されることを特徴とする画像通信システム。
  3. 請求項1に記載の画像通信システムにおいて、
    前記各画像送受信装置は、さらに、自己の認証情報及び通信相手となる他の画像送受信装置の認証情報を予め記憶する認証情報記憶手段と、
    この認証情報記憶手段に記憶された認証情報と、前記通信手段を介して受信した他の画像送受信装置の認証情報との照合を行う認証情報照合手段とを備え、
    画像送受信装置同士間で暗号画像情報及び暗号鍵の送受信が行われる場合に、
    一の画像送受信装置から通信相手である他の画像送受信装置へ、暗号画像情報及び暗号鍵のうち一方が第一情報として前記2本の回線のいずれか一方の回線を通じて送信され、該第一情報を受信した前記他の画像送受信装置から送信されるべき該他の画像送受信装置の認証情報が受信されたときには、該認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶された認証情報と前記認証情報照合手段により照合され、その照合の結果一致する情報があったときだけ、前記暗号画像情報及び前記暗号鍵のうち他方が第二情報として他方の回線を通じて送信され、
    他方、他の画像送受信装置においては、一の画像送受信装置から暗号画像情報と暗号鍵がともに受信されたときだけ、前記復号手段により、前記暗号鍵が用いられて暗号画像情報が復号されることを特徴とする画像通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の画像通信システムにおいて、
    前記暗号鍵生成手段は、さらに、前記原稿読取手段により読み取られた画像情報が複数頁からなる場合に、頁毎に異なる暗号鍵を形成する頁暗号鍵形成部を備え、
    前記暗号化手段は、さらに、前記原稿読取手段により読み取られた画像情報が複数頁からなる場合に、前記暗号鍵生成手段により頁毎に形成された暗号鍵により、頁毎に暗号化して暗号画像情報としての暗号画像頁を形成する暗号画像頁形成部を備え、
    前記復号化手段は、さらに、暗号画像頁と暗号鍵を受信した場合に、暗号画像頁に対応した暗号鍵でその暗号画像頁を復号する暗号画像頁復号部を備えており、
    複数の他の画像送受信装置へ暗号画像情報及び暗号鍵が送信される場合に、前記画像情報が前記暗号化手段により頁毎に異なる暗号鍵で暗号化されて暗号画像頁が形成され、通信相手である他の画像送受信装置毎に、暗号画像頁のうちその装置で復号が許容される頁が設定され、前記各他の画像送受信装置に全暗号画像頁が送信されると共に、前記他の画像送受信装置毎に、全暗号鍵のうちその装置で復号が許容された頁として設定された頁に対応する暗号鍵のみが送信されることを特徴とする画像通信システム。
  5. 請求項1に記載の画像通信システムに係る公衆回線網に接続される画像送受信装置において、
    原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、
    暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、
    この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、
    前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、これら2本の回線のうち一方の回線で前記暗号画像情報を送受信するとともに他方の回線で前記暗号鍵を送受信する通信手段と、
    この通信手段により前記一方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、前記他方の回線を通じて該他の画像送受信装置から受信した暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えたことを特徴とする画像送受信装置。
  6. 公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、
    前記各画像送受信装置は、
    原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、
    画像情報を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、
    前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記画像情報の送受信を可能とする通信手段とを備えた、
    ことを特徴とする画像通信システム。
  7. 公衆回線網に接続された画像送受信装置相互間で画像情報が送受信される画像通信システムであって、
    前記各画像送受信装置は、
    原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、
    暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段と、
    この暗号鍵生成手段により生成された暗号鍵により、前記原稿読取手段から出力された画像情報を暗号化し暗号画像情報を形成する暗号化手段と、
    暗号画像情報及び暗号鍵を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、
    前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された前記特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記暗号鍵と前記暗号画像情報の送受信を可能とする通信手段と、
    この通信手段により前記他方の回線を通じて通信相手である他の画像送受信装置から受信した暗号画像情報を、同回線を通じて受信された暗号鍵を用いて復号する復号手段とを備えた、
    ことを特徴とする画像通信システム。
  8. 請求項6に記載の画像通信システムに係る公衆回線網に接続される画像送受信装置において、
    原稿を画像情報として読み取る原稿読取手段と、
    画像情報を送信する際に通信相手である他の画像送受信装置に、特定の画像送受信装置からの送信であることを示すための特定周波数信号を形成する周波数信号形成手段と、
    前記公衆回線網に相互に独立した2本の回線を介して接続され、前記周波数信号形成手段により形成された特定周波数信号の送受信がこれら2本の回線のうち一方の回線で行われるとともに、前記特定周波数信号の通信が確立している間だけ、他方の回線で前記画像情報の送受信を可能とする通信手段とを備えた、
    ことを特徴とする画像送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111107245A (zh) * 2019-12-26 2020-05-05 合肥道正企智大数据有限公司 一种高效中断可恢复图像隐藏加密传输方法、装置和系统

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