JP2009099393A - 燃料電池搭載車両、燃料電池の制御装置、制御方法 - Google Patents

燃料電池搭載車両、燃料電池の制御装置、制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池を動力源とする装置において、状況に応じて効率的な起動制御を行う。
【解決手段】燃料電池車10の制御ユニット70は、燃料電池車10の過去の起動時における出力要求値を出力要求学習値Piとして記憶している。そして、燃料電池車10の動力源としての燃料電池システム20が起動を開始すると、燃料電池スタック21の温度TとインピーダンスZとから推定最大出力Pmを算出し、出力要求学習値Piと比較する。その結果、出力要求学習値Piが推定最大出力Pm以下であれば、駆動モータ62への出力を許可する。
【選択図】図2

Description

本発明は、動力源として燃料電池を搭載した車両に関し、特に、燃料電池システムの出力制御に関する。
車両に動力源として搭載される燃料電池では、比較的大きな出力が求められるが、氷点下などの低温条件下で起動する場合、触媒の活性が低いなどの理由により、起動直後には車両の走行に必要な出力が得られない場合がある。このように低温条件下で燃料電池を起動する場合には、燃料電池の起動運転を行って温度を上昇させ、車両の通常走行に必要な出力が得られる定格運転状態となった時点で、車両の走行を許可する制御方法がとられることがある。このような制御技術として、例えば、下記特許文献1が知られている。
特開2004−296338号公報
しかしながら、かかる方法では、車両が小さな出力しか必要としない状況であっても、燃料電池が定格運転状態となるまで、車両を走行させることができなかった。具体的には、例えば、車両を徐行運転によりガレージから出庫させる場合に、燃料電池の状態が、徐行運転に必要な出力が得られる状態であっても、通常走行に必要な出力が得られない状態であれば、走行許可が得られなかった。このような場合には、運転者は、燃料電池の起動運転のために必要以上に待機せざるを得なかった。かかる問題は、燃料電池を搭載した車両に限らず、燃料電池を動力源とする種々の装置に共通する問題であった。
上述の問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、燃料電池を動力源とする装置において、状況に応じて効率的な起動制御を行うことである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]動力源として燃料電池を搭載した車両であって、
前記燃料電池が定格運転の運転温度に到達するまで、前記燃料電池の起動運転を行う起動運転手段と、
前記車両に対する出力要求を把握する出力要求把握手段と、
前記起動運転中において、前記把握された出力要求が所定値以下のときに、前記燃料電池が出力の少なくとも一部を前記車両の駆動源として出力することを許可する起動制御を行う起動制御手段と
を備えた車両。
かかる構成の車両は、車両に対する出力要求を把握し、燃料電池の起動運転中に、その出力要求が所定値以下のときに、出力の少なくとも一部を車両の駆動源として出力することを許可する起動制御を行う。したがって、出力要求に応じて、柔軟に駆動源としての出力を許可することができるので、効率的な起動制御を行うことができる。また、燃料電池の起動運転の開始から、車両が走行可能となるまでの時間を短縮化することができる。
[適用例2]適用例1記載の車両であって、出力要求把握手段は、過去に検知した出力要求を記憶する記憶手段と、記憶された出力要求に基づいて、車両に対する出力要求を推定する推定手段とを備えた車両。
かかる構成の車両は、過去に検知した出力要求を記憶し、それに基づいて車両に対する出力要求を推定する。したがって、過去の実績に基づいて出力要求が推定されるので、一定の確からしさをもって起動制御を行うことができる。
[適用例3]適用例2記載の車両であって、出力要求把握手段は、更に、車両の位置を把握する手段を備え、記憶手段は、検出された出力要求を把握された車両の位置と関連付けて記憶し、推定手段は、記憶された出力要求と車両の位置とに基づいて、車両に対する出力要求を推定する車両。
かかる構成の車両は、記憶された出力要求とそれに関連付けられた車両の位置とに基づき、出力要求を推定するので、車両の置かれた位置が、徐行運転が必要な場所であるのか、あるいは高速運転が可能な場所であるのかといった位置条件を反映させて、出力要求を推定することができる。したがって、出力要求の推定の精度を向上させることができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれか記載の車両であって、所定値は、燃料電池の温度とインピーダンスとから推定した、燃料電池の出力可能値である車両。
かかる構成の車両は、温度とインピーダンスとから燃料電池の出力可能値を推定し、出力要求が出力可能値以下のときに、駆動源としての出力を許可する。したがって、簡単に燃料電池の出力可能値を推定することができる。また、車両が出力要求に対応できることを確認した後に駆動源としての出力を許可するので、確実な起動制御を行うことができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例3のいずれか記載の車両であって、所定値は、燃料電池の温度と電流値とから推定した、燃料電池の出力可能値である車両。
かかる構成の車両は、温度と電流値とから燃料電池の出力可能値を推定し、出力要求が出力可能値以下のときに、駆動源としての出力を許可する。したがって、簡単に燃料電池の出力可能値を推定することができる。また、車両が出力要求に対応できることを確認した後に駆動源としての出力を許可するので、確実な起動制御を行うことができる。
[適用例6]起動制御手段は、起動運転手段が起動運転を開始したときの燃料電池の温度が所定値以下の場合に、起動制御を行う適用例1ないし適用例5のいずれか記載の車両。
かかる構成の車両は、起動運転開始時の燃料電池の温度が所定値以下の場合に起動制御を行う。すなわち、燃料電池の温度が高く、速やかに所定の出力が行える場合には、起動制御を行わず、燃料電池の温度が低く、かなりの期間に亘って所定の出力が行えない場合には、起動制御を行う。したがって、状況に応じて、効率的に起動制御を行うことができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれか記載の車両であって、更に、起動制御手段が出力を許可した場合に、許可を報知する報知手段を備えた車両。
かかる構成の車両は、起動制御手段が出力を許可したことを報知するので、運転者は、車両が運転可能となったことを速やかに知ることができる。
[適用例8]報知手段は、許可された出力の程度を報知する適用例7記載の車両。
かかる構成の車両は、許可された出力の程度を報知するので、運転者は、可能な運転の範囲を知り、その範囲内で適切な運転を行うことができる。
なお、本発明は、上述した車両としての構成のほか、燃料電池の制御装置、制御方法としても構成することができる。
本発明の実施例について説明する。
A.実施例:
A−1.燃料電池車の概略構造:
図1は、本発明の実施例としての燃料電池車10の概略構成を示す説明図である。燃料電池車10は、燃料電池システム20、電力変換機構40、車両補機50、駆動モータ62、減速ギア64、駆動輪66、制御ユニット70等を備えている。
燃料電池車10は、減速ギア64を介して駆動輪66に連結された駆動モータ62を駆動力源として走行する。駆動モータ62の電源は、燃料電池システム20により発電された電力である。
電力変換機構40は、インバータ、バッテリなどを備えており、燃料電池システム20から出力される直流を三相交流に変換して駆動モータ62に供給したり、余剰電力をバッテリに蓄電したりする。車両補機50は、燃料電池車10の運転時などに使用される種々の電力機器であり、照明機器、空調機器、油圧ポンプなどが含まれる。上述のバッテリは、こうした車両補機50への電力供給に用いられる。
燃料電池システム20は、電気化学反応により、燃料電池車10の動力源としての電気エネルギーを発生させるシステムである。この燃料電池システム20は、燃料電池スタック21、水素供給・排出機構22、空気供給・排出機構23、冷却水循環機構30を備えている。
燃料電池スタック21は、アノード、カソード、電解質、セパレータ等からなる積層体アセンブリを複数積層させた燃料電池である。本実施例においては、固形高分子形燃料電池を用いているが、種々の燃料電池を用いることが可能である。燃料電池スタック21には、燃料電池スタック21のインピーダンスを計測可能なインピーダンス計25と、電流計26とが取り付けられている。なお、インピーダンス計25には、交流式を用いた。
また、燃料電池スタック21には、温度センサ27が取り付けられており、燃料電池スタック21の運転温度を把握できる構成となっている。本実施例においては、温度センサ27は、サーミスタを用いたが、熱電対など他の温度センサを用いてもよい。なお、燃料電池スタック21の運転温度の把握は、上述の構成に限らず、後述する冷却水の燃料電池スタック21出口の温度から推定する構成や、後述するアノードからの排ガス(アノードオフガス)や、カソードからの排ガス(カソードオフガス)の温度から推定する構成など、種々の構成により行うことができる。
水素供給・排出機構22は、図示しない水素タンク、シャットバルブ、レギュレータ、循環ポンプ、配管などによって構成され、水素タンクに貯蔵された高圧水素を、圧力及び供給量を調整して、燃料電池スタック21のアノードに供給すると共に、アノードからの排ガス(アノードオフガス)を系外に排出させる。なお、アノードオフガスの系外への排出機構は、燃料電池スタック21が、供給される水素をアノードで使い切り、アノードオフガスを排出しないアノードデッドエンドタイプの燃料電池である場合には、不要である。
空気供給・排出機構23は、エアクリーナ、エアコンプレッサ、希釈器、配管などによって構成され、酸化ガスとしての空気を燃料電池スタック21のカソードに供給すると共に、カソードからの排ガス(カソードオフガス)を系外に排出させる。
冷却水循環機構30は、燃料電池スタック21の運転温度を調節するために、冷却水を循環させる機構である。冷却水は、ラジエータ31と、燃料電池スタック21の内部に設けられた冷却水流路との間を、循環ポンプ32及び循環配管37を介して循環し、ラジエータ31での放熱と燃料電池スタック21での吸熱を繰り返す。
また、循環配管37には、三方弁35,36が設けられており、この弁を切り替えることにより、冷却水の循環ルートを、燃料電池スタック21とラジエータ31との間から、燃料電池スタック21とヒータ34との間に切り替えることができる。氷点下などの低温条件下で燃料電池車10を起動させる場合には、触媒の活性が低いことや、電解質のプロトン伝導性が低いことなどから、燃料電池システム20から十分な出力が得られず、また、十分な出力が得られるまでの起動に長時間を要することがある。このような場合には、冷却水の循環ルートをラジエータ31からヒータ34に切り替えて、ヒータ34で熱を吸収した冷却水に燃料電池スタック21で放熱させて、燃料電池スタック21の温度を上昇させる暖機運転を行うのである。こうすることで、燃料電池システム20によって必要な出力を得られるようになるまでの起動時間を短縮することができる。
なお、本実施例においては、ヒータ34に熱電ヒータを用い、冷却水と電熱ヒータが熱交換を行うことで燃料電池スタック21の暖機を行う構成としたが、このような構成に限らず、種々の構成が可能である。例えば、熱源は、電気エネルギーに限らず、水素などの燃料を燃焼器で燃焼させ、その排熱を利用するなど、他の熱源を利用するものであってもよいし、冷却水を加温する構成に限らず、燃料電池スタック21の外周部などに設置された電熱ヒータにより燃料電池スタック21を直接的に加温する構成としたり、アノード及びカソードに供給する反応ガスを加温する構成としたりしてもよい。
上述した燃料電池車10の各構成機器は、制御ユニット70により制御運転される。制御ユニット70は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することで、起動運転部72、出力要求把握部73、起動制御部74、許可報知部75として機能するほか、アクセル82や各種センサ84からの入力信号を受けて、各種負荷86への指示信号を送る。また、制御ユニット70は、EEPROMなどの不揮発性のメモリ76を備えている。これらの機能部やメモリ76の具体的な役割は、後述する。
上述のアクセル82は、運転者がアクセルペダルを踏み込んだ量を電気信号に置き換えるアクセルセンサを備えており、その踏み込み量(以降、アクセル開度という)に応じて変化する電圧を制御ユニット70に出力する。なお、本実施例では、アクセルセンサにホール素子を用いたが、差動トランス方式、可変抵抗器型ポテンショメータなど種々のセンサを用いることができる。
A−2.起動制御処理:
本実施例の燃料電池車10の起動制御処理について説明する。図2は、起動制御処理の流れを示すフローチャートである。起動制御処理とは、氷点下などの低温条件下で燃料電池システム20を起動させる場合など、燃料電池車10の走行に十分な出力を得られるようになるまでの燃料電池システム20の起動に長時間を要する際に、燃料電池車10に対して行う出力制御である。この処理は、運転者が、燃料電池車10の起動開始の操作を行うことにより開始される。
燃料電池車10が運転者により起動されると、制御ユニット70は、まず、温度センサ27で測定された燃料電池スタック21の起動温度T0が所定の閾値温度Th未満であるか否かを判断する(ステップS100)。閾値温度Thは、燃料電池システム20が起動後速やかに燃料電池車10の通常走行に必要な出力を出力することが可能な温度であり、求められる速やかさのレベルに応じて適宜設定すればよいが、本実施例においては0℃とした。
その結果、起動温度T0が閾値温度Th以上であれば(ステップS100:NO)、燃料電池システム20が起動後速やかに燃料電池車10の走行に必要な出力を出力することが可能であるということであり、起動制御処理を完了する。なお、起動制御処理の完了後は、本実施例においては、定常運転モードに切り替わり、制御ユニット70が起動運転を継続させ、燃料電池システム20が定格運転に達した段階で、駆動モータ62への出力を許可するものとした。
一方、起動温度T0が閾値温度Th未満であれば(ステップS100:YES)、燃料電池システム20が起動後かなりの期間に亘って燃料電池車10の走行に必要な出力を出力することができない温度条件下にあるということである。そこで、制御ユニット70は、出力要求把握部73の処理として、メモリ76に記憶された出力要求学習値Piを呼び出す(ステップS110)。
この出力要求学習値Piは、本実施例においては、前回、燃料電池車10を氷点下において起動させた時(以降、氷点下起動時という)に、燃料電池車10が走行可能となった直後の燃料電池車10に対しての出力要求値であり、燃料電池車10の走行開始時において要求される出力要求値を推定するものとして用いられる。この出力要求学習値Piは、具体的には、例えば、以下のようにして得ることができる。制御ユニット70は、氷点下起動時において、燃料電池車10が走行可能な状態(走行に必要なだけの出力が燃料電池システム20に可能な状態)となってから所定の経過時間t1が経過するまでの間、運転者によるアクセル82の踏み込みを検知したアクセル開度を経過時間と関連付けてRAMに記憶する。図3には、その記憶されたアクセル開度を概念的に示している。そして、経過時間t1までに、所定時間t2の間、連続して所定値以上となるアクセル開度の中で、最大の所定値をアクセル開度学習値Aiとして抽出する(図3参照)。こうして抽出されたアクセル開度学習値Ai(%)は、出力要求値(W)に換算され、出力要求学習値Piとして、メモリ76に記憶される。
なお、本実施例においては、前回の氷点下起動時の出力要求値を出力要求学習値Piとして記憶したが、出力要求学習値Piの設定方法は、このような態様に限られず、種々の態様が可能である。例えば、単に、前回運転時の出力要求値としてもよい。あるいは、前回運転時と前々回運転時といった複数の出力要求値を記憶しておき、その平均値や最小値などを出力要求学習値Piとして呼び出してもよい。こうすれば、過去の出力要求値の変動を踏まえることができるので、出力要求値の推定精度を高めることができる。
さらには、複数回分の出力要求値を、GPS(Global Positioning System)による位置情報と関連付けて記憶しておき、現在の燃料電池車10の位置と一致する位置情報に関連付けられた出力要求値を出力要求学習値Piとして呼び出してもよい。こうすれば、燃料電池車10が、例えば、徐行運転が必要な細い路地に面して駐車されているのか、あるいは高速運転が可能な大通り沿いに面して駐車されているのかといった位置条件を反映させて、出力要求値を推定することができるので、出力要求値の推定精度を高めることができる。なお、位置情報は、GPSにより把握されるものに限らず、インストルメントパネルなどを用いて、運転者が入力するものであってもよい。また、位置情報は、自宅、会社などといった場所を表す情報であってもよい。
出力要求学習値Piを呼び出すと、制御ユニット70は、起動運転部72の処理として、燃料電池システム20の起動を開始する(ステップS120)。本実施例では、上記ステップS100において、燃料電池スタック21の温度が氷点下であると判断されているので、暖機運転を開始するものとした。なお、暖機運転は必須ではなく、上記ステップS100において、閾値温度Thを0℃以上に設定する場合などには、暖機運転を行わずに、燃料電池システム20の起動運転を行ってもよい。なお、ここでいう起動運転とは、定格運転に到達するまでの燃料電池システム20の運転をいい、本実施例においては、燃料電池スタック21の運転温度が、例えば、75〜85℃程度まで上昇するまでの運転である。勿論、起動運転の定義はこれに限られるものではなく、例えば、燃料電池スタック21により所定の出力が得られる運転温度、例えば、50℃まで上昇するまでの運転としてもよい。
燃料電池システム20の起動を開始すると、制御ユニット70は、起動制御部74の処理として、温度センサ27で測定した燃料電池スタック21の温度Tと、インピーダンス計25で計測した燃料電池スタック21のインピーダンスZとから、推定最大出力Pmを算出する(ステップS130)。この推定最大出力Pmは、現在の燃料電池システム20の運転状況において、燃料電池システム20が燃料電池車10に対して出力できると推定される最大の出力値である。
この推定最大出力Pmの算出方法については、図4を用いて詳しく説明する。燃料電池スタック21により生じる電流と電圧との関係を示した燃料電池スタック21のI−V特性を図4(a)に例示する。I−V特性は、燃料電池スタック21の温度TとインピーダンスZの影響を受けて変動し、図示するように、燃料電池スタック21の温度Tが高温となる程、また、インピーダンスZが小さくなる程に、燃料電池スタック21での電圧降下が小さくなり、同一の電流Iが流れた場合に高い電圧Vが得られる性質を有している。したがって、燃料電池スタック21の温度とインピーダンスとが与えられれば、その状態でのI−V特性が精度良く想定できることとなる。ここで、燃料電池スタック21の出力Pは、電流Iと電圧Vとの積で表されるので、所定の温度TとインピーダンスZとから想定されるI−V特性から、図4(b)に例示するように、電流Iと出力Pとの関係を想定することができる。この出力Pが最大値となる値を推定最大出力Pmとして算出するのである。
推定最大出力Pmを算出すると、制御ユニット70は、起動制御部74の処理として、算出した推定最大出力Pmと上記ステップS110において呼び出した出力要求学習値Piとを比較して、出力要求学習値Piが推定最大出力Pm以下であるか否かを判断する(ステップS140)。
その結果、出力要求学習値Piが推定最大出力Pmよりも大きければ(ステップS140:NO)、燃料電池システム20は、現在のところ、燃料電池車10が必要な走行を開始するための出力を出力できないということであり、制御ユニット70は、起動制御部74の処理として、処理を上記ステップS130に戻して、燃料電池スタック21の温度Tが上昇するのを待ち、上記ステップS130及びS140を繰り返す。
一方、出力要求学習値Piが推定最大出力Pm以下であれば(ステップS140:YES)、燃料電池システム20は、燃料電池車10が必要な走行を開始するための出力を出力できるということであり、制御ユニット70は、起動制御部74の処理として、駆動モータ62への出力を許可する(ステップS150)。
駆動モータ62への出力を許可すると、制御ユニット70は、許可報知部75の処理として、運転者に対して、走行可能となった旨を報知する(ステップS160)。この報知は、例えば、燃料電池車10のインストルメントパネルに「走行可能」の文字を表示させたり、音声ガイダンスにより告知したりして、行うことができる。あるいは、運転者が燃料電池車10から離れているような場合には、運転者のリモートエンジンスタータのコントローラや携帯電話などを介して報知することができる。このような報知を行うことにより、運転者は、燃料電池車10が運転可能となったことを速やかに知ることができる。
なお、上述の報知は、燃料電池システム20が出力可能な出力の程度を併せて報知する構成としてもよい。具体的には、例えば、推定最大出力Pmから実現可能な車両速度を算出して、「徐行運転可能」、「30km/sまで走行可能」といった報知を行うことが考えられる。こうすれば、運転者は、可能な運転の範囲を知り、その範囲内で適切な運転を行うことができる。
こうして、走行可能報知を行うと、起動制御処理は完了となる。こうして、運転者は、燃料電池車10を走行させることができる。なお、この段階において、上記ステップS120において開始した暖機運転を終了させて、通常の起動運転に切り替えてもよいし、燃料電池システム20の運転が速やかに定格運転に達するように、更に暖機運転を継続してもよい。勿論、起動制御処理が完了する前に、暖機運転を終了させて、通常の起動運転に切り替えてもよい。
かかる構成の燃料電池車10は、過去に検知したアクセル開度から、燃料電池車10に対する出力要求を出力要求学習値Piとして推定する。そして、出力要求学習値Piが、燃料電池システム20の起動運転中に、燃料電池スタック21の温度TとインピーダンスZとから推定される推定最大出力Pm以下であれば、駆動モータ62への出力を許可する。したがって、出力要求に応じて、柔軟に駆動源としての出力を許可することができるので、効率的な起動制御を行うことができる。また、燃料電池車10の走行開始時に大きな出力が必要ない場合には、燃料電池システム20が定格運転に到達してから出力許可する場合と比べて、燃料電池システム20の起動運転の開始から燃料電池車10が走行可能となるまでの時間を短縮化することができる。また、簡単に燃料電池システム20の出力可能値を推定することができると共に、燃料電池車10が出力要求に対応できることを確認した後に出力を許可するので、確実な起動制御を行うことができる。
また、かかる構成の燃料電池車10は、燃料電池スタック21の起動温度T0が閾値温度Th以下の場合に、起動制御処理を行う。このような構成とするのは、燃料電池スタック21の起動温度が高く、速やかに所定の出力が得られるような場合には、燃料電池車10が走行可能となるまでの時間の短縮化効果が小さいからである。こうすることで、状況に応じて、効率的に起動制御を行うことができる。なお、勿論、全ての温度条件において、起動制御処理を行う構成としてもよい。
さらに、燃料電池車10は、車両に対する出力要求を把握する出力要求把握手段を有しない構成であってもよい。この場合、起動運転時には、燃料電池システム20から燃料電池車10への出力を、徐行運転を行う程度の出力としてもよい。これにより、推測される要求出力または実際の要求出力に関係なく、燃料電池システム20から燃料電池車10への出力を適正なものとすることができる。また、上述の起動運転時に限定されず、燃料電池スタック21の温度が低温、例えば、0℃未満のとき、燃料電池システム20から燃料電池車10への出力を、徐行運転を行う程度の出力とするものであってもよい。このようにすれば、寒冷地での渋滞状況下などで、燃料電池スタック21に凍結のおそれがある場合にも対応できる。なお、上記のように、燃料電池スタック21から燃料電池車10への出力を、徐行運転を行う程度の出力とする制御を行っていても、燃料電池システム20の発電自体は通常通りに行うものであってもよい。
また、燃料電池車10は、負荷に接続される蓄電手段を有する構成であってもよい。このような場合には、燃料電池スタック21の温度が低温、例えば、0℃未満のときは、燃料電池システム20で発電した電力を蓄電手段に充電するものであってもよいし、燃料電池車10の徐行運転を行いつつ、燃料電池システム20で発電した電力を蓄電手段に充電するものであってもよい。
なお、これらの制御は、上述の実施例記載の各種制御と組み合わせる構成であってもよい。
B.変形例:
本発明のいくつかの変形例について説明する。
B−1.変形例1:
実施例においては、上記ステップS130において、燃料電池スタック21の温度TとインピーダンスZとから、推定最大出力Pmを算出したが、このような構成に限られるものではなく、燃料電池システム20の運転状況や求められる推定精度に応じた構成が可能である。例えば、燃料電池システム20においては、燃料電池システム20の起動時において、燃料電池スタック21のカソードに供給する酸化ガスの酸素濃度や圧力を低下させて運転することがある。このような運転を行うのは、発電効率が低い運転、すなわち高発熱運転を行うことにより、燃料電池スタック21の暖機を行うためである。このような高発熱運転を行う際には、図5のステップS230に示すように、燃料電池スタック21の温度Tと電流Iとから、推定最大出力Pmを算出してもよい。
具体的には、電流Iと、温度Tにより予想されるI−V特性とから、酸化ガスの濃度や圧力を通常運転状態に戻した場合の電圧Vが予想できる。こうして得られた電圧Vと電流Iとを乗算して、推定最大出力Pmを算出することができる。このような方法は、電流Iの値が小さい場合には、推定最大出力Pmの推定精度が悪くなるが、高発熱運転時においては、燃料電池スタック21の電圧Vは低い値となるものの、電流Iは、比較的高い値となることから、所定の推定精度が確保でき、採用が可能である。
あるいは、推定最大出力Pmは、燃料電池スタック21の温度Tにより変動する設定値としてもよい。このようにすれば、推定最大出力Pmの推定精度は低下するものの、より簡単に推定最大出力Pmを求めることができる。
B−2.変形例2:
実施例においては、燃料電池車10の走行開始時において要求されると予想される出力要求値を、過去の実績に基づいて出力要求学習値Piとして推定する構成としたが、このような構成に限られるものではない。例えば、燃料電池車10の走行開始時における出力要求値は、運転者の入力を燃料電池車10が検知する構成としてもよい。具体的には、例えば、運転者が、燃料電池車10の周辺の道路状況等を考慮して、燃料電池車10の走行開始時に必要な出力として、燃料電池車10の起動時にアクセル82を踏み込むことにより入力し、そのアクセル開度に基づいて、制御ユニット70が出力要求値を算出する構成としてもよい。あるいは、運転者がインストルメントパネルを用いた入力などにより、必要な速度や、上り坂、下り坂などの道路条件などを入力し、それに基づいて、制御ユニット70が出力要求値を算出する構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、実施例に示した、燃料電池を搭載した車両としての構成の他に、燃料電池の制御装置、燃料電池の制御方法などとしても構成することができ、燃料電池を動力源とする種々の装置に適用することができる。
本発明の実施例としての燃料電池車10の概略構成を示す説明図である。 実施例としての起動制御処理の流れを示すフローチャートである。 出力要求学習値Piの算出方法を概念的に示す説明図である。 燃料電池スタック21におけるI−V特性についての説明図である。 変形例としての起動制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…燃料電池車
20…燃料電池システム
21…燃料電池スタック
22…水素供給・排出機構
23…空気供給・排出機構
25…インピーダンス計
26…電流計
27…温度センサ
30…冷却水循環機構
31…ラジエータ
32…循環ポンプ
34…ヒータ
35,36…三方弁
37…循環配管
40…電力変換機構
50…車両補機
62…駆動モータ
64…減速ギア
66…駆動輪
70…制御ユニット
72…起動運転部
73…出力要求把握部
74…起動制御部
75…許可報知部
76…メモリ
82…アクセル
84…各種センサ
86…各種負荷

Claims (10)

  1. 動力源として燃料電池を搭載した車両であって、
    前記燃料電池が定格運転の運転温度に到達するまで、前記燃料電池の起動運転を行う起動運転手段と、
    前記車両に対する出力要求を把握する出力要求把握手段と、
    前記起動運転中において、前記把握された出力要求が所定値以下のときに、前記燃料電池が出力の少なくとも一部を前記車両の駆動源として出力することを許可する起動制御を行う起動制御手段と
    を備えた車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    前記出力要求把握手段は、
    過去に検出した出力要求を記憶する記憶手段と、
    前記記憶された出力要求に基づいて、前記車両に対する出力要求を推定する推定手段と
    を備えた車両。
  3. 請求項2記載の車両であって、
    前記出力要求把握手段は、更に、前記車両の位置を把握する手段を備え、
    前記記憶手段は、前記検出された出力要求を前記把握された車両の位置と関連付けて記憶し、
    前記推定手段は、前記記憶された出力要求と車両の位置とに基づいて、前記車両に対する出力要求を推定する
    車両。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか記載の車両であって、
    前記所定値は、前記燃料電池の温度とインピーダンスとから推定した、前記燃料電池の出力可能値である
    車両。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか記載の車両であって、
    前記所定値は、前記燃料電池の温度と電流値とから推定した、前記燃料電池の出力可能値である
    車両。
  6. 前記起動制御手段は、前記起動運転手段が前記起動運転を開始したときの前記燃料電池の温度が所定値以下の場合に、前記起動制御を行う請求項1ないし請求項5のいずれか記載の車両。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の車両であって、
    更に、前記起動制御手段が出力を許可した場合に、該許可を報知する報知手段を備えた
    車両。
  8. 前記報知手段は、前記許可された出力の程度を報知する請求項7記載の車両。
  9. 燃料電池の制御装置であって、
    前記燃料電池が定格運転の運転温度に到達するまで、前記燃料電池の起動運転を行う起動運転手段と、
    前記燃料電池に対する出力要求を把握する出力要求把握手段と、
    前記起動運転中において、前記把握された出力要求が所定値以下のときに、前記燃料電池が出力の少なくとも一部を所定の装置の駆動源として出力することを許可する起動制御を行う起動制御手段と
    を備えた制御装置。
  10. 燃料電池の制御方法であって、
    前記燃料電池に対する出力要求を把握し、
    前記燃料電池が定格運転の運転温度に到達するまで行う起動運転中において、前記把握された出力要求が所定値以下のときに、前記燃料電池が出力の少なくとも一部を所定の装置の駆動源として出力することを許可する
    制御方法。
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