JP2009075399A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009075399A JP2009075399A JP2007245011A JP2007245011A JP2009075399A JP 2009075399 A JP2009075399 A JP 2009075399A JP 2007245011 A JP2007245011 A JP 2007245011A JP 2007245011 A JP2007245011 A JP 2007245011A JP 2009075399 A JP2009075399 A JP 2009075399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- cleaning
- gap holding
- image forming
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】感光体40と、感光体40を均一に帯電する帯電装置70とを備える画像形成装置において、上記帯電装置70は、感光体40を帯電する帯電部材82と、帯電部材82を支持する支持体81と、感光体40に当接して感光体40と帯電部材82との間のギャップを保持するためのギャップ保持部材83とからなる帯電ローラ77と、帯電部材82をクリーニングする帯電部クリーニングローラ84と、ギャップ保持部材83をクリーニングするギャップ保持部クリーニングローラ86とから構成される。
【選択図】図5
Description
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記帯電部材用クリーニング手段は上記帯電部材に対して接離可能に構成され、上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は上記ギャップ保持部材に対して常時当接するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記帯電部材用クリーニング手段及び上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は回転しながらクリーニングを行うことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記ギャップ保持部材用クリーニング手段の支持体が中空状に形成され、上記帯電部材用クリーニング手段の支持体が該ギャップ保持部材用クリーニング手段の中空状の支持体内に配置されることにより、該帯電部材用クリーニング手段の上記帯電部材への接離状態によらず、該ギャップ保持部材用クリーニング手段が上記ギャップ保持部材に常時当接するように構成したことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は、上記ギャップ保持部材よりも上方に配置されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の画像形成装置において、上記帯電手段は、上記支持体が導電性の芯金からなり、上記帯電部材が導電性樹脂材料からなり、上記ギャップ保持部材が絶縁性樹脂材料からなることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6の画像形成装置において、上記帯電手段には、直流バイアスに交流バイアスを重畳した帯電バイアスを印加することを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の画像形成装置において、上記像担持体は有機感光体からなり、表面に保護層を備えていることを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8の画像形成装置において、上記像担持体に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、請求項1、2、4、5、6、7、8又は9の画像形成装置で使用されるプロセスカートリッジにおいて、少なくとも像担持体と、該像担持体を均一に帯電する帯電装置とが、画像形成装置本体から一体で容易に着脱可能に構成されていることを特徴とするものである。
これらの発明においては、帯電手段の帯電部材とギャップ保持部材の両者をクリーニングするクリーニング手段が別部材で構成されている。よって、帯電部材とギャップ保持部材の両者に対してそれぞれ適切な条件でクリーニングすることができる。
電荷制御剤の具体例としては、ニグロシン染料、含クロム錯体、4級アンモニウム塩などが用いられ、これらはトナー粒子の極性により使い分けされる。荷電制御剤量は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部である。
また、トナー粒子には流動性付与剤を添加しておくのが有利である。流動性付与剤としては、シリカ、チタニア、アルミナ等の金属酸化物の微粒子及びそれら微粒子をシランカップリング剤、チタネートカップリング剤等によって表面処理したものや、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン等のポリマー微粒子等が用いられる。これら流動性付与剤の粒径は0.01〜3μmの範囲のものが使用される。これら流動性付与剤の添加量は、トナー粒子100重量部に対して0.1〜7.0重量部の範囲が好ましい。
キャリア被覆層形成に使用する材料としては、ビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、フッ素原子を置換してなるビニルエーテル、フッ素原子を置換してなるビニルケトンがある。被覆層の形成法としては、従来と同様、キャリア芯材粒子の表面に噴霧法、浸漬法等の手段で樹脂を塗布すればよい。
導電性支持体は、体積抵抗810Ωcm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、銀、金、白金等の金属、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物を、蒸着又はスパッタリングにより、フィルム状又は円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス等の管材を切削、超仕上げ、研磨等で表面処理したものからなる。
電荷発生層は、電荷発生材料を適宜バインダー樹脂とともに、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、2−ブタノン、ジクロルエタン等の溶媒を用いて、ボールミル、アトライター、サンドミルなどにより分散し、分散液を塗布することにより形成できる。
電荷発生層の塗布は、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート法等により行うことができる。
適宜用いられるバインダー樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン、アクリル、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリアクリル、ポリアミド等の樹脂を挙げることができる。バインダー樹脂の量は、重量基準で電荷発生材料1部に対して0〜2部が適当である。
電荷発生層は、公知の真空薄膜作製法によっても形成することができる。
正孔輸送材料としては、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘導体等の電子供与性物質が挙げられる。これらの正孔輸送材料は、単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
所望により電荷輸送層に添加されるレベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマー又はオリゴマーが挙げられ、その使用量は、重量基準でバインダー樹脂に対して0〜1%程度が適当である。
また、下引き層には、モアレ防止、残留電位の低減等のために、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物の微粉末を加えてもよい。この下引き層は、上記の感光層と同様、適当な溶媒、塗工法を用いて形成することができる。
さらに、下引き層として、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリング剤等を使用して、例えば、ゾル−ゲル法等により形成した金属酸化物層を用いることも有用である。この他に、下引き層には、Al2O3を陽極酸化したものにより形成したもの、ポリパラキシリレン(パリレン)等の有機物、SiO、SnO2、TiO2、ITO、Ce02等の無機物を真空薄膜作製法により形成したものも有効である。下引き層の膜厚は、0〜5μmが適当である。
保護層に添加される金属酸化物微粒子の量は、重量基準で通常は、5〜30%である。金属酸化物微粒子の量が5%未満では、摩耗が大きく耐摩耗性を向上する効果が小さく耐久性に劣り、30%を越えると、露光時における明部電位の上昇が著しくなって、感度低下が無視できなくなるので望ましくない。保護層の形成法としては、スプレー法等通常の塗布法が採用される。保護層の厚さは、1〜10μm、好ましくは3〜8μm程度が適当である。保護層の膜厚が薄すぎると耐久性に劣り、保護層の膜厚を厚くしすぎると感光体製造時の生産性が低下するだけでなく、経時での残留電位の上昇が大きくなってしまう。保護層に添加する金属酸化物粒子の粒径としては0.1〜0.8μmが適当である。金属酸化物微粒子の粒径が大きすぎる場合には保護層表面の凹凸が大きくなりクリーニング性が低下する上、露光光が保護層で散乱されやすく解像力が低下し画像品質が劣る。金属酸化物微粒子の粒径が小さすぎると耐摩耗性に劣る。
さらに保護層には、基材樹脂への金属酸化物微粒子の分散性を向上させるために分散助剤を添加することができる。添加される分散助剤は塗料等に使用されるものが適宜利用できその量は重量基準で通常は含有する金属酸化物微粒子の量に対して0.5〜4%、好ましくは、1〜2%である。
また、保護層に電荷輸送材料を添加することで、保護層中の電荷の移動を促進することができる。保護層に添加する電荷輸送材料としては電荷輸送層と同じ材料を用いることができる。
上記導電性材料としては四級アンモニウム塩基を有する高分子化合物のようなイオン導電性材料が好ましい。四級アンモニウム塩基を有するポリオレフィンの例としては、四級アンモニウム塩基を有するポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレンーエチルアクリレート共重合、エチレンーメチルアクリレート共重合、エチレン−酢酸ビニル共重合、エチレン−プロピレン共重合、エチレン−ヘキセン共重合等のポリオレフィンである。本実施の形態においては、四級アンモニウム塩基を有するポリオレフィンについて例示したが、四級アンモニウム塩基を有するポリオレフィン以外の高分子化合物であっても構わない。
上記イオン導電性材料は、二軸混練機、ニーダー等の手段を用いることにより、前記の基材樹脂に均一に配合される。配合された材料を芯金上に射出成形、あるいは押出成形にすることにより、容易にローラ形状に成型することができる。イオン導電性材料と基材樹脂の配合量は基材樹脂100重量部に対してイオン導電性材料30〜80重量部が望ましい。帯電ローラ77の帯電部材82の厚さとしては0.5〜3mmが望ましい。帯電部材82が薄すぎると成型が困難である上に強度の面でも問題がある。帯電部材82が厚すぎると帯電ローラ77が大型化するうえに帯電部材82の実際の抵抗が大きくなるため帯電効率が低下してしまう。
ギャップ保持部材83の材質としては帯電部材82の基材と同様にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる。ただし、感光層にギャップ保持部材83を当接させるので感光層が損傷するのを防止するために、帯電部材82より硬度の低いグレードを用いることが望ましい。また、摺動性に優れ感光層に損傷を与えにくい樹脂材料として、ポリアセタール、エチレン−エチルアクリレート共重合体、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等の樹脂を用いることもできる。
また、帯電部材82やギャップ保持部材83にはコーティング等により、トナー等が付着しにくい表層を数10μm程度の厚さで形成することもできる。
なお、ギャップ保持部クリーニング部材89についても、帯電部クリーニング部材86と同様にメラミン樹脂フォームを用いることができ、異なる材質のものを用いてもよい。また、ギャップ保持部クリーニングローラ87はギャップ保持部材(帯電ローラ)83と速度差をもって当接しているより、ギャップ保持部材83と等速で回転しながら当接しているほうが汚れをこすり付けてしまう不具合が発生しにくい。
[比較例1]
まず、帯電ローラとして、図4で示す樹脂製の帯電ローラを用意した。また、帯電ローラのクリーニング手段として、帯電部材及びギャップ保持部材をクリーニング可能な幅に形成されたメラミン樹脂フォームからなるクリーニング部材を備えたクリーニングローラを用意した。このクリーニングローラは、帯電ローラと常時連れ回り回転しながら帯電部材及びギャップ保持部材をクリーニングする。
次に、これら帯電ローラ及びクリーニングローラを具備する帯電装置をリコー製フルカラー複写機Imagio Neo 600を改造した実験機に搭載した。そして、各色の画像面積5%とし、1ジョブあたりA4サイズの転写紙5枚の通紙を行う条件下で、常温常湿環境で15万枚の通紙試験を実施した後、10℃15%の低温低湿環境で画像確認を行った。
常温常湿環境では4つの画像形成ユニットとも帯電ローラに起因する異常画像の発生はなかったが、10℃15%では4つの画像形成ユニットともハーフトーン画像で縦スジ状の濃度ムラが帯電ローラピッチで発生した。帯電ローラを観察すると濃度ムラに対応して帯電部材上にトナー、トナー外添剤、潤滑剤等と思われるスジ状の汚れが付着していた。この帯電部材表面には付着した汚れは、後述する比較例3との比較から、クリーニングローラが常時当接することにより、クリーニングローラに回収された汚れが再付着したためと考えられる。帯電ローラの帯電部材には、必ずしもクリーニング部材を常時当接させる必要がないと考えられる。なお、常温常湿環境では問題がなくても、10℃15%環境で帯電ローラ77の汚れによる不具合が顕在化するのは、低温低湿環境では帯電部材82自身や帯電部材82表面に付着した汚れの抵抗が上昇し、放電が起こりにくくなるためであると考えられる。
比較例1で用いたクリーニングローラを図8で示した機構によりを帯電ローラの帯電部材及びギャップ保持部材の両者に対して接離可能とした以外は、比較例1と同じ条件で通紙試験を行った。通常はクリーニングローラを帯電ローラから離間させておき、2500枚毎にジョブ後に10秒間、クリーニングローラを帯電ローラに当接させた状態で感光体と帯電ローラを回転させてクリーニング動作を実行した。
上記構成で常温常湿環境で通紙試験を実施すると、10万枚までに2つの画像形成ユニットで画像端部に帯電ローラピッチでポチ状の異常画像が発生した。帯電ローラを確認すると異常画像が発生した画像形成ユニットではギャップ保持部材にトナーの固まりが付着しており、そのため帯電ギャップが拡がってしまい異常画像が発生していた。感光体をクリーニングするクリーニングブレードの端部からわずかに漏れたトナーや現像器等からわずかに飛散したトナーがギャップ保持部材に徐々に蓄積して、ギャップ保持部材と感光体との間で押しつぶされることで固着に至ったと考えられる。クリーニングブレード端部からのトナーの漏れや、現像器からのわずかなトナー飛散は比較例1でも発生していたが、比較例1ではギャップ保持部材にクリーニングローラが常時当接していたために、トナー固着に至ることなくギャップ保持部材から除去されていたと考えられる。
帯電ローラのクリーニング手段として、ギャップ保持部材のみクリーニング可能な幅に形成されたメラミン樹脂フォームからなるクリーニング部材を備えたクリーニングローラを用意した。このクリーニングローラは、ギャップ保持部材と常時連れ回り回転しながらギャップ保持部材をクリーニングする。帯電ローラの帯電部材は一切清掃せず、ギャップ保持部材に付着したトナーのみを除去することになる。このクリーニングローラを用いる以外は、比較例1と同じ条件で通紙試験を行った。
上記構成で15万枚まで通紙試験を実施した後、10℃15%の低温低湿環境で画像確認を行ったところ、常温常湿環境では4つの画像形成ユニットとも帯電ローラに起因する異常画像の発生はなかったが、10℃15%では4つの画像形成ユニットともハーフトーン画像で帯電ローラピッチで斑点状の濃度ムラが発生した。帯電ローラを観察すると斑点状の濃度ムラに対応して帯電ローラ上の付着物に場所によるムラがあった。帯電部材をクリーニングしていないため、部分的に付着物の量にムラが生じており、帯電ローラ自体や付着物の抵抗が上昇する低温低湿環境で濃度ムラとして顕在化したものと考えられる。
帯電ローラのクリーニング手段として、図5及び図6に示す帯電部クリーニングローラとギャップ保持部クリーニングローラを用いる以外は、比較例1と同じ条件で通紙試験を行った。上述したように、帯電部クリーニングローラは、通常は帯電ローラの帯電部材から離間させておき、2500枚毎にジョブ後に10秒間、帯電部クリーニングローラを帯電部材に当接させた状態で感光体と帯電ローラを回転させてクリーニング動作を実行する。一方、ギャップ保持部クリーニングローラは、ギャップ保持部材に常時当接させてクリーニング動作を実行する。
上記構成で常温常湿環境で20万枚の通紙試験を実施した後、10℃15%の低温低湿環境で画像確認を行ったところ、4つの画像形成ユニットとも帯電部材の汚れによる異常画像や、ギャップ保持部材へのトナー付着による異常画像の発生はなかった。また、帯電ローラの帯電部材の表面を観察したところ、比較例1、3のような汚れの付着も見られなかった。これらの結果から、帯電ローラの帯電部材を帯電部クリーニングローラにより間欠で、ギャップ保持部材をギャップ保持部クリーニングローラにより常時クリーニングすることにより、帯電部材の汚れによる異常画像と、ギャップ保持部材の汚れによる異常画像の両方を効果的に防止できることがわかる。
帯電ローラのクリーニング手段として、図9及び図10に示す一体型クリーニングローラを用いる以外は、実施例1と同じ条件で通紙試験を行った。上述したように、帯電部クリーニング部材の接離状態によらず、ギャップ保持部材にギャップ保持部クリーニング部材を常時当接させることができる。
上記構成で常温常湿環境で20万枚の通紙試験を実施した後、10℃15%の低温低湿環境で画像確認を行ったところ、4つの画像形成ユニットとも帯電部材の汚れによる異常画像や、ギャップ保持部材へのトナー固着による異常画像の発生はなかった。これらの結果から、帯電部材を帯電部クリーニング部材により間欠で、ギャップ保持部材をギャップ保持部クリーニング部材により常時クリーニングすることができるので、帯電部材の汚れによる異常画像と、ギャップ保持部材の汚れによる異常画像の両方を効果的に防止できることがわかる。また、帯電部クリーニング部材とギャップ保持部クリーニング部材を備えたクリーニングローラを一体型クリーニングローラとして構成しているので、実施例1の形態と比較して画像形成装置の小型化が可能である。
また、本実施形態に係る画像形成装置においては、帯電部クリーニングローラ84は帯電部材82に対して接離可能に構成されている。そのため、帯電部クリーニングローラが帯電部材に常時当接する場合に比べ、帯電ローラ77の帯電部82に再付着する汚れも少なくなり、良好なクリーニング性能を維持できる。また、常時当接する場合に比べ、帯電部クリーニングローラ84に溜まるトナー等の量が少なくなり、帯電部クリーニングローラ84が劣化しにくくなり寿命も長くなる。一方、ギャップ保持部クリーニングローラ89はギャップ保持部材83に対して常時当接するように構成されている。そのため、ギャップ保持部材83にトナーがたまりにくく、帯電ギャップを維持しやすい。
また、本実施形態に係る画像形成装置において、帯電部クリーニングローラ84及びギャップ保持部クリーニングローラ87は、帯電部材82及びギャップ保持部83に対して回転しながらクリーニングを行う。そのため、固定されたクリーニング手段に比べ、クリーニングローラ84、87表面のトナー等の汚れが帯電部材82及びギャップ保持部材83にこすりつけられにくく、長期に亘って良好なクリーニング性能を維持しやすくなる。
また、本実施形態に係る画像形成装置において、一体型クリーニングローラ90は、ギャップ保持部クリーニング部材93の芯材94を中空状に形成し、帯電部クリーニング部材91の芯材92を上記中空状芯材94内に配置している。そして、帯電部クリーニング部材91の帯電部材82への接離状態によらず、ギャップ保持クリーニング部材93がギャップ保持部材83に常時当接するように構成している。そのため、一体型クリーニングローラ90は、帯電手段のクリーニング手段として、帯電部クリーニング部材91とギャップ保持部クリーニング部材93を別部材で構成しても、省スペース化を図ることが可能である。
また、本実施形態に係る画像形成装置において、一体型クリーニングローラ90は、帯電ローラ77よりも上方に配置されている。そのため、帯電部クリーニング部材91の接離状態によらず、重力の作用によりギャップ保持部クリーニング部材93がギャップ保持部材83に連れ回り回転しながらクリーニングを行うことことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、帯電部クリーニング部材86、91及びギャップ保持部クリーニング部材89、93に樹脂材料が用いられている。樹脂材料は環境による硬度変動が小さく、高精度で加工することが可能なため、微小な帯電ギャップを安定して形成することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、像担持体である感光体が有機感光体40からなり、表面に保護層を備えている。そのため、帯電ローラ77にACバイアスを重畳した場合でも、低コストで感光体40の摩耗を低減でき、感光体40の長寿命化を図ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、感光体40に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段であるブラシローラ74、潤滑剤78が具備されているので、感光体40の摩耗を低減し、クリーニング性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るプロセスカートリッジによれば、プロセスカートリッジ内で感光体40と帯電装置70の位置関係が決まる構成となっている。そのため、帯電部クリーニング部材86、91が接離機構等の複雑な構成を有する場合であっても、高精度の帯電ギャップを維持する必要がある場合であっても、サービスエンジニアによる調整等を必要とせずにユーザでも容易に交換が可能となる。
77 帯電ローラ
82 帯電部材
83 ギャップ保持部材
84 帯電部クリーニングローラ
86 帯電部クリーニング部材
87 ギャップ保持部クリーニングローラ
89 ギャップ保持部クリーニング部材
90 一体型クリーニングローラ
91 帯電部クリーニング部材
92 芯材
93 ギャップ保持部クリーニング部材
94 中空状芯材
Claims (10)
- 少なくとも静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を均一に帯電する帯電装置とを備える画像形成装置において、
上記帯電装置は、上記像担持体を帯電する帯電部材と、該帯電部材を支持する支持体と、該像担持体に当接して該像担持体と該帯電部材との間のギャップを保持するためのギャップ保持部材とからなる帯電手段と、該帯電部材をクリーニングする帯電部材用クリーニング手段と、該ギャップ保持部材をクリーニングするギャップ保持部材用クリーニング手段とから構成されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記帯電部材用クリーニング手段は上記帯電部材に対して接離可能に構成され、上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は上記ギャップ保持部材に対して常時当接するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記帯電部材用クリーニング手段及び上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は回転しながらクリーニングを行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記ギャップ保持部材用クリーニング手段の支持体が中空状に形成され、上記帯電部材用クリーニング手段の支持体が該ギャップ保持部材用クリーニング手段の中空状の支持体内に配置されることにより、該帯電部材用クリーニング手段の上記帯電部材への接離状態によらず、該ギャップ保持部材用クリーニング手段が上記ギャップ保持部材に常時当接するように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記ギャップ保持部材用クリーニング手段は、上記ギャップ保持部材よりも上方に配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4又は5の画像形成装置において、
上記帯電手段は、上記支持体が導電性の芯金からなり、上記帯電部材が導電性樹脂材料からなり、上記ギャップ保持部材が絶縁性樹脂材料からなることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5又は6の画像形成装置において、
上記帯電手段には、直流バイアスに交流バイアスを重畳した帯電バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6又は7の画像形成装置において、
上記像担持体は有機感光体からなり、表面に保護層を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8の画像形成装置において、
上記像担持体に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、4、5、6、7、8又は9の画像形成装置で使用されるプロセスカートリッジにおいて、
少なくとも像担持体と、該像担持体を均一に帯電する帯電装置とが、画像形成装置本体から一体で容易に着脱可能に構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245011A JP5327570B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245011A JP5327570B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009075399A true JP2009075399A (ja) | 2009-04-09 |
JP5327570B2 JP5327570B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=40610409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007245011A Expired - Fee Related JP5327570B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5327570B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122935A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Oki Data Corp | 画像形成ユニット及び画像形成装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002139970A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Ricoh Co Ltd | 像担持体ユニット及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2002251055A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004093589A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び装置 |
JP2006003593A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Ricoh Co Ltd | 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
2007
- 2007-09-21 JP JP2007245011A patent/JP5327570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002139970A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Ricoh Co Ltd | 像担持体ユニット及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2002251055A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004093589A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び装置 |
JP2006003593A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Ricoh Co Ltd | 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122935A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Oki Data Corp | 画像形成ユニット及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5327570B2 (ja) | 2013-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5009097B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4934512B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5338480B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5327569B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005148665A (ja) | 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP5929287B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009031488A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5305154B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008008923A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2008224828A (ja) | 画像形成方法、画像形成装置、およびこれに用いるプロセスカートリッジ | |
JP5168656B2 (ja) | 潤滑剤供給手段、プロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP5327570B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005099649A (ja) | 画像形成装置および複写装置 | |
JP2014085405A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5370534B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5982768B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN112346312B (zh) | 图像形成装置 | |
JP2009053590A (ja) | 付着力分布判断方法、回収ローラ、クリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP2012163635A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006098728A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7441423B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014115465A (ja) | 作像ユニット、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP7472683B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2010276822A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011081260A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130711 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5327570 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |