JP2009066290A - 内視鏡、内視鏡洗浄システム及び内視鏡洗浄機性能検査機 - Google Patents

内視鏡、内視鏡洗浄システム及び内視鏡洗浄機性能検査機 Download PDF

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Abstract

【課題】作業工程を増やすことなく簡単に各部の洗浄状態を検出することができる内視鏡を提供することにある。
【解決手段】可撓性を有し長尺な線形状の線状部及び線状部の先端に接続された撮像部を備える挿入部と、挿入部の撮像部とは反対側の端部と接続し、挿入部を操作する操作部と、互いに所定間隔離間して挿入部に配置された複数のセンサを備え、センサにより配置された部分の表面の温度、配置された部分の加速度及び配置された部分の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する検出部と、検出部が検出した前記測定値を内視鏡洗浄機に送信する送信部とを有する構成とすることで上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡に係るものであり、具体的には、清潔な状態で使用するために一定頻度で洗浄を行う内視鏡、内視鏡洗浄システム及び内視鏡洗浄機性能検査機に関するものである。
内視鏡は、挿入管を人体等の生体内に挿入することで、体内の診断、標本の採取、治療等を行う。
内視鏡は、通常、使い捨てでなく、複数の患者に対して、繰り返し使用される。このように内視鏡を繰り返し使用するためには、内視鏡を媒介とする細菌の感染等を防止するために、1回使用する毎に入念に内視鏡の洗浄を行う必要がある。また、洗浄後の内視鏡は、確実に洗浄されている状態、つまり汚れが残存していない状態とする必要がある。
内視鏡に汚れが残存しているかも確認できる内視鏡洗浄機としては、例えば特許文献1に記載の内視鏡の洗浄装置や、特許文献2に記載の内視鏡用洗浄消毒装置がある。
特許文献1には、洗浄度合い用染料液で内視鏡の外表面全体を着色した後、内視鏡の該表面を所定時間洗浄し、洗浄後に内視鏡の外表面に染料液が付着しているか否かを検出し、染料液が除去されている場合には、洗浄処理を終了し、洗浄液が残存している場合には洗浄処理を継続して所定時間行う洗浄装置が記載されている。
また、特許文献2には、洗浄時に内視鏡の洗浄に使用している電解水の汚れ具合を検出し、その汚れ具合の検出結果に基づいて、洗浄時間や、電解水の性状を調整する内視鏡用洗浄消毒装置が記載されている。
また、特許文献3には、洗浄装置ではないが、送気送液用の管路、鉗子挿入用の管路等の内視鏡の内部に設けられた細くて長い管路の滅菌効果を確認する滅菌インジケータ装置が記載されている。この滅菌インジケータ装置を内視鏡の管路の一方の端部に接続し、内視鏡の管路の他方の端部を開放して、滅菌工程を実施すると、解放された他端から滅菌媒体が進入し、インジケータ装置に到達する。この到達した滅菌媒体を滅菌インジケータ装置で測定することにより、管路内が滅菌されたか否かを確認することができる。
特開平10−276977号公報 特開2002−263066号公報 特開2003−260119号公報
特許文献1〜3に示すように内視鏡の洗浄状態または、滅菌状態を検出することで、内視鏡に汚れ、または、菌が残存しているか否かを確認することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の洗浄装置では、洗浄度合い用染料液での着色にムラ、つまり塗布ムラがあると、検出制御が低下する可能性がある。また、洗浄が必要な内視鏡に染料を塗布するため、この染料が落ちるまで洗浄する必要があり、洗浄工程が増加し、コストが増加するという問題がある。
また、特許文献2に記載された内視鏡用洗浄消毒装置は、内視鏡を洗浄する電解水中の有機量を測定しているため、内視鏡のどの部分に汚れが残存しているのかを検出することができないという問題点がある。
また、特許文献3に記載された滅菌インジケータは、滅菌工程時に装着する必要があり、作業が煩雑になるという問題がある。また、管路全体が暴露したかを検出することはできるが、各位置が滅菌されたかは、検出することができないという問題点がある。
本発明の目的は、上記従来技術に基づく問題点を解消し、作業工程を増やすことなく簡単に各部の洗浄状態を検出することができる内視鏡を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記従来技術に基づく問題点を解消し、作業工程を増やすことなく簡単に内視鏡の各部の洗浄状態を検出することができ、効率よくかつ確実に内視鏡を洗浄することができる内視鏡洗浄システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、簡単かつ確実に内視鏡洗浄機による内視鏡の洗浄性能を測定することができる内視鏡洗浄機性能検査機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、可撓性を有し長尺な線形状の線状部及び前記線状部の先端に接続された撮像部を備える挿入部と、前記挿入部の撮像部とは反対側の端部と接続し、前記挿入部を操作する操作部と、互いに所定間隔離間して前記挿入部に配置された複数のセンサを備え、前記センサにより配置された部分の表面の温度、配置された部分の加速度及び配置された部分の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する検出部と、前記検出部が検出した前記測定値を外部に送信する送信部とを有する内視鏡を提供するものである。
ここで、前記検出部は、さらに、前記操作部に配置された前記センサを備えることが好ましい。
また、前記挿入部は、内部に管路を有し、前記検出部は、さらに、前記管路の表面に配置された前記センサを備え、前記管路の表面の温度及び前記管路の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出することが好ましい。
さらに、電源及び光源の少なくとも一方と着脱可能に接続でき、前記操作部及び前記挿入部に電力及び光の少なくとも一方を供給するコネクタ部と、前記操作部と前記コネクタを接続するユニバーサルコードとを有し、前記検出部は、さらに、前記コネクタ及び前記ユニバーサルコードの少なくとも一方に配置された前記センサを備えることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様は、上記のいずれかに記載の内視鏡と、前記内視鏡を洗浄する洗浄部、前記洗浄部で洗浄されている前記内視鏡の前記送信部から送信された測定値を受信する受信部、前記受信部が受信した測定値から判定値を算出する算出部及び前記判定値が規定値になるまで処理時間を延長する、または、前記判定値に基づいて処理条件を調整する調整部を備え、前記内視鏡を洗浄する内視鏡洗浄機とを有する内視鏡洗浄システムを提供するものである。
ここで、前記受信部は、前記送信部から無線または有線で伝送される前記測定値を受信することが好ましい。
また、前記処理条件は、洗浄液の攪拌速度、または、温度であることが好ましい。
また、前記内視鏡洗浄機は、さらに、前記測定値が一定値を超えた場合に警告情報を出力する警告部を有することが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第3の態様は、筐体形状の本体部と、前記本体部に一端が接続された長尺部と、互いに所定間隔離間して前記長尺部に配置された複数のセンサを備え、前記センサにより配置された部分の表面の温度、配置された部分の加速度及び配置された部分の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する検出部と、前記検出部が検出した前記測定値に基づいて、洗浄性能を算出する性能算出部とを有する内視鏡洗浄機性能検査機を提供するものである。
ここで、前記本体部は、外形形状が内視鏡の操作部の形状と同一であり、前記長尺部は、外形形状が内視鏡の挿入部の形状と同一であることが好ましい。
また、前記検出部は、さらに、前記本体部に配置された前記センサを備えることが好ましい。
本発明によれば、洗浄時、消毒時などの作業工程を増やすことなく、洗浄時に各部の洗浄状態を簡単に検出することができ、各部毎に汚れが落ちているかを確認することができる。これにより、簡単に、細かく洗浄状態を検出することができる。また、内視鏡の状態を管理することもできる。
また、洗浄状態の検出結果に応じて、洗浄条件、洗浄時間を調整することで、無駄なく、且つ汚れを残すことなく、内視鏡を洗浄することができる。
また、本発明の内視鏡洗浄機性能検査機によれば、内視鏡洗浄機に設置し、内視鏡と同様の方法で洗浄を行うことで、内視鏡洗浄機の洗浄性能を内視鏡の領域毎に検出することができる。これにより、内視鏡洗浄機の性能を簡単にかつ高い精度で検出することができ、内視鏡洗浄機の故障の発見、また、内視鏡洗浄機の動作確認等に好適に用いることができる。
本発明に係るに内視鏡、内視鏡洗浄システム及び内視鏡洗浄機性能検査機について、添付の図面に示す実施形態を基に詳細に説明する。
ここで、図1は、本発明の内視鏡洗浄システムの一例の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように内視鏡洗浄システム2は、内視鏡10と、2つの洗浄部201及び制御部230を有し、洗浄部201で内視鏡10を洗浄、消毒する内視鏡洗浄機200とで構成される。また、制御部230は、受信部232、算出部234及び調整部236で構成される。
以下、各部について説明する。
まず、図2、図3及び図4を用いて内視鏡10について説明する。
ここで、図2は、内視鏡洗浄システムに用いる本発明の内視鏡の一例の概略構成を示す斜視図であり、図3は、図2に示す内視鏡の先端部の概略構成を示す斜視図であり、図4は、図2に示す内視鏡の内部を概念的に示す切断図である。
図2に示す内視鏡10は、CCDセンサ60を用いて検査部位の画像を撮像(撮影)して、検査部位の観察、動画や静止画の撮影を行う、いわゆる電子スコープ型の内視鏡で、通常の内視鏡と同様に、挿入部12、操作部14、コネクタ16、ユニバーサルコード18を有する。また、内視鏡10は、さらに、検出部19及び送信部20を有する。
内視鏡10は、体腔(消化管、耳鼻咽喉など)等の検査部位に挿入された挿入部12から、検査部位の観察、写真や動画の撮影、さらには組織の採取等を行う。
挿入部12は、体腔内等の検査部位に挿入される、長尺な部位で、先端(挿入側の先端=操作部14と逆端)の先端部22と、アングル部24と、軟性部26とを有する。
図3に示すように先端部22には、公知の内視鏡と同様に、検査部位を撮像するためのCCDセンサ60が配置され、CCDセンサ60によって検査部位を撮像するための光学系として(撮像)レンズ62、および、レンズ62に入射した画像(光)をCCDセンサ60の撮像面に入射するためのプリズム64が設けられる。また、CCDセンサ60の出力信号は、処理基板68によってA/D変換等の所定の処理を施されて出力される。処理基板68からの出力信号線は1つにまとめられて、データケーブル70として、アングル部24および軟性部26を通って、操作部14〜ユニバーサルコード18〜コネクタ16を経て、ビデオコネクタ56まで挿通される。
また、先端部22には、検査部位に送気や送水等を行うための送気/送水口72や、組織の採取等を行う鉗子を検査部位に挿入するための鉗子口74等が設けられ、さらに、光ファイバ等で構成される、検査部位を照明するためのライトガイド76(その光出射端)も設けられる。
アングル部(湾曲部)24は、先端部22を目的位置に挿入したり目的位置に位置させるために、操作部14における操作によって上下および左右(直交する4方向)に湾曲する領域である。図示例の内視鏡10においては、アングル部24は、公知の内視鏡のアングル部と同様に、多数の円形のリングを連ねた構成を有し、このリングに、アングル部を湾曲させるためのワイヤ(アングルワイヤ)が接続される。
このアングル部24は、後述する操作部14のLRツマミ36およびUDツマミ38の操作によって、湾曲される。
軟性部26は、先端部22およびアングル部24と、操作部14とを繋ぐ部位で、検査部位への挿入に対して十分な可撓性を有する長尺なものである。
この軟性部26(さらにはアングル部24)には、鉗子を挿入するための鉗子口74に接続する管路である鉗子チャンネル(鉗子チューブ)78、送気/送水口72に接続する管路である送気/送水チャンネル(送気/送水チューブ)80、データケーブル70、ライトガイド76、アングル部24を湾曲するためのワイヤ等が収容/挿通される。
操作部14は、内視鏡10の操作を行う部位である。
操作部14には、通常の内視鏡と同様に、鉗子チャンネル78に連通する、鉗子を挿入するための鉗子口28、鉗子チャンネル78を介して先端部22の鉗子口74から吸引を行うための吸引ボタン30、送気/送水チャンネル80を介して先端部22の送気/送水口72から検査部位等に送気および送水を行うための送気/送水ボタン32等が配置される。
また、電子スコープである内視鏡10には、これ以外にも、ズームスイッチ、静止画の撮影スイッチ、動画の撮影スイッチ等、CCDセンサ60によって画像を観察/撮影するための各種のスイッチが設けられている。
さらに、操作部14には、アングル部24を左方向および右方向に湾曲させるLRツマミ(レフト・ライトツマミ)36、および、アングル部24を上方向および下方向に湾曲させるUDツマミ(アップ・ダウンツマミ)36が配置される。内視鏡10においては、公知の各種の内視鏡と同様に、LRツマミ36およびUDツマミ36を回すことにより、アングル部24に接続するワイヤを牽引して、アングル部24を牽引し、これにより、アングル部24を上下および左右方向や、上下/左右の複合方向に湾曲させる。
コネクタ(LG(Light Guide)コネクタ)16は、内視鏡を使用する施設における、送水手段、送気手段、吸引手段等と、内視鏡10を接続するための部位であり、内視鏡10と施設の送水(給水)手段と接続するための送水コネクタ46、同送気手段と接続するための通気コネクタ48、同吸引手段と接続するための吸引コネクタ50等が配置される(図4参照)。また、コネクタ16には、検査部位を照明するためのライトガイド76と照明光源とを接続するためのLG棒52や、電子メスを使用する際にSコードを接続するS端子(図示省略)等が設けられる。
前述のように、内視鏡10は電子スコープであるので、さらに、コネクタ16には、ビデオプロセッサやモニタ等と内視鏡10とを接続するためのビデオコネクタ56が接続される。前述のように、CCDセンサが撮像した画像を伝送するデータケーブル70は、挿入部12から、操作部14〜ユニバーサルコード18を挿通され、このコネクタ16を経て、ビデオコネクタ56に接続される。
ユニバーサルコード(LG軟性部)18は、コネクタ16と操作部14とを接続する部位である。
このユニバーサルコード18には、送水コネクタ46に接続する送水チャンネル82、通気コネクタ48に接続する送気チャンネル84、吸引コネクタ50に接続する吸引チャンネル86、ライトガイド76、さらにはデータケーブル70等が収容/挿通される。
図4に、挿入部12(軟性部26)、操作部14、コネクタ16、および、ユニバーサルコード18の内部の構造を模式的に示す。
挿入部12およびユニバーサルコード18は、二重管のような構造となっている。
具体的には、挿入部12の外皮となるチューブ12a内には、鉗子チャンネル78、吸気/送水チャンネル80、データケーブル70等が挿通される。また、ユニバーサルコード18の外皮となるチューブ18a内には、送水チャンネル82、送気チャンネル84、吸気チャンネル86、データケーブル70等が挿通される。
また、操作部14およびコネクタ16も、これらを構成するハウジング内に、挿入部12のチューブ12aおよびユニバーサルコードのチューブ18aの内部に連通する空間を有する構造となっており、この内部に前記各チャンネル等が収容/挿通される。
なお、図示例の内視鏡10においては、図4に示すように、ユニバーサルコード18に挿通される吸気チャンネル86は、吸引ボタン30を介して、挿入部12(操作部14)に挿通される鉗子チャンネル78に接続する。また、ユニバーサルコード18に挿通される送水チャンネル82および送気チャンネル84は、送気/送水ボタン32を介して、挿入部12(操作部14)に挿通される送気/送水チャンネル80に接続する。
検出部19は、複数のセンサ21で構成される。複数のセンサ21は、内視鏡10の挿入部12の複数位置、操作部14の複数位置、コネクタ16の複数位置、ユニバーサルコード18の複数の位置にそれぞれ配置されている。
このセンサ21は、加速度センサであり、配置されている部分の加速度を測定する。
送信部20は、操作部14の内部に配置されており、センサ21の測定値を受信し、内視鏡洗浄機200の制御部230の受信部232と無線で通信する。検出部19のセンサ21で測定された測定値を内視鏡洗浄機200の受信部232に送信する。
次に、図5及び図6を用いて内視鏡洗浄機200について説明する。
ここで、図5(A)は、内視鏡洗浄システムに用いる内視鏡洗浄機の一例の概略構成を示す斜視図であり、図5(B)は、図5(A)に示す内視鏡洗浄機の側面図であり、図6は、図5に示す内視鏡洗浄機の上面図である。
図5に示す内視鏡洗浄機200(以下、洗浄機200とする)は、内視鏡10を洗浄する2つの洗浄部201と、内視鏡10の洗浄条件、各工程の動作を制御する制御部230とを有し、内視鏡洗浄用の洗浄剤を希釈して調製した洗浄剤による洗浄、および、水道水による濯ぎを行う洗浄工程、消毒液による消毒工程、および、水道水による濯ぎ工程を行って、内視鏡10の洗浄を行う。
この洗浄機200の洗浄部201は、それぞれ内視鏡10を収容して洗浄を行う洗浄槽202(第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202b)を有する。洗浄槽202は、その底面204に内視鏡10を載置して、槽内に内視鏡10を収容する。ここで、図6に示す洗浄機200は、第1洗浄槽202aに内視鏡10を載置(収容)し、第2洗浄槽202bに内視鏡を載置されていない場合の洗浄機である。
また、洗浄槽202は、蓋体206(206aおよび206b)を有する。蓋体206は、背面側の端部近傍に配置される支点208を軸に揺動して、洗浄槽202内を開放/閉塞する。
また、洗浄機200の前面側の上部には、洗浄機200を操作する操作パネル210、および、内視鏡10の洗浄開始を指示するスタートボタン212が配置され、さらに、前面側の下部には、蓋体206を開放/閉塞するフットペダル214(214aおよび214b)が配置される。
このような洗浄機200は、2つの洗浄部201(第1洗浄槽202aと第2洗浄槽202bと)が、互いに独立して、かつ、非同期で内視鏡10の洗浄を行うことができる装置である。なお、洗浄部201に洗浄、消毒、乾燥のために給水、排水、吸気等を行う配管系については後ほど詳細に説明する。
また、洗浄層202には、図6に示すように、上部側の底面204に立設するように、内視鏡10の操作部14に係合して、操作部14を支持して位置決めする係合部材216(216aおよび216b)と、同じく、コネクタ16に係合して、コネクタ16を支持して位置決めする係合部材218(218aおよび218b)と、ビデオコネクタ56に係合して、ビデオコネクタ56を支持して位置決めをする係合部材220(220a、220b)とを有する。したがって、内視鏡10は、係合部材216によって操作部14が位置決めされ、係合部材218によってコネクタ16が位置決めされ、係合部材220によってビデオコネクタ56が位置決めされて、洗浄機200すなわち洗浄槽202(の底面204)の所定位置にセットされる。
このような内視鏡の位置決め手段を有することにより、より簡易かつ迅速に、洗浄機200(洗浄槽202)に内視鏡50を適正にセットすることが可能になる。
なお、底面22等に設ける、操作部やコネクタなどの内視鏡50の各部の位置決め手段は、公知の各種の手段が利用可能である。
一例として、操作部等が有する所定部位を遊嵌あるいは収容する凹部、内視鏡50の各部と固定的に係合する係合部材、操作部56等に係合するフックや係合部材等が例示される。
また、この位置決め手段が、内視鏡50の各部の固定手段を兼ねていてもよく、あるいは、位置決め手段とは別に、内視鏡50の各部を固定する固定手段を有してもよい。
なお、洗浄槽14への挿入部52やユニバーサルコード18の収容を円滑に行うために、底面22には、これらの位置決め手段や固定手段以外には、凸部を有さないのが好ましい。
制御部(洗浄機サーバ)230は、受信部232と、算出部234と、調整部236と、図示は省略したが、操作パネル210で入力された情報に基づき洗浄条件を決定する演算部や、各工程の切り替え、後述するバルブの切り替えを行う指示部等を有し、内視鏡洗浄機200の動作を制御する。
受信部232は、内視鏡10の送信部20から送信されるセンサ21の測定値を受信し、算出部234に送信する。
算出部234は、センサ21の測定値を積算して累積値を算出する。ここで、この累積値は、各センサ21の測定値毎に算出する。つまり、算出部234は、センサ21の配置位置毎の累積値を算出する。
調整部236は、算出部234の累積値に基づいて、内視鏡の各位置の洗浄状態を算出し、その結果に基づいて、洗浄条件を変更、設定する。
具体的には、累積値から内視鏡の各部の揺れ状態を検出し、規定より揺れの小さい部分があった場合は、水流、水量を調整して、その部分により多くの水を当て、または流速を大きくして攪拌速度を大きくし、ゆれを大きくする。または、洗浄時間を延長する。
本発明は、基本的に以上のような構成である。
内視鏡洗浄システム2は、内視鏡洗浄機200の洗浄部201に使用済み内視鏡10を設置し、内視鏡洗浄用の洗浄剤を希釈して調製した洗浄剤による洗浄、および、水道水による濯ぎを行う洗浄工程、消毒液による消毒工程、および、水道水による濯ぎ工程を行って、内視鏡10の洗浄を行う。ここで、各工程については後ほど詳細に説明する。
ここで、洗浄工程では、洗浄槽202内の洗浄剤を循環させて内視鏡10を揺らしつつ、洗浄する。このように内視鏡を揺らしつつ洗浄することで内視鏡に付着した汚れを効率よく除去することができる。
この洗浄時、内視鏡10は、検出部19のセンサ21で各部の加速度を検出する。このように、各部の加速度を検出することで、挿入部12、操作部14、コネクタ部16及びユニバーサルコード部18の各部の揺れを検出する。
内視鏡10は、検出した測定値を送信部20から内視鏡洗浄機200の受信部232に送信する。
内視鏡洗浄機200は、受信部232で受信した測定値を算出部234に送る。
算出部234は、センサ毎の測定値を積算して、センサ毎に累積値を算出し、算出結果を調整部236に送る。
調整部236は、各センサの累積値が、一定値を超えるまで、洗浄を行うように洗浄時間を調整する。また、一部のセンサの累積値が他のセンサの累積値よりも低い場合は、洗浄槽内における洗浄剤の流れ速度や、流れ方向を調整し、攪拌速度を調整する。調整部236が洗浄剤の流れ速度や、流れ方向を調整する方法としては、洗浄剤を循環させる循環ポンプの送液速度を変化させたり、洗浄槽に洗浄剤を供給する供給口を切り換えることが例示される。
このように、内視鏡10に検出部19を設け、検出部19の各センサ21で加速度を検出することで、着色液を付着させたり、洗浄を停止させることなく、洗浄中も各部の洗浄度合い(つまり、汚れがどの程度落ちているか)を検出することができる。
また、内視鏡10の検出部で各部の洗浄度合いを検出することで、洗浄中も各部の汚れ具合に応じて、洗浄の条件、洗浄時間を調整することができる。
これにより内視鏡をより確実に、かつ効率よく洗浄することができる。
ここで、累積値と洗浄度合いとの関係は、種々の場合の揺れの大きさと汚れの落ち方とを測定し、予め算出しておけばよい。例えば、汚れを確実に落とすことができる揺れの大きさとその時間との関係を算出し、その関係に基づいて、各部の洗浄度合いを検出すればよい。
ここで、センサの配置位置、配置間隔は特に限定されず、任意の配置間隔にすることができる。また、センサは、少なくとも挿入部の複数位置に配置されていればよい。挿入部の複数位置に配置することで、人体に挿入されて、人体と接触するため、最も汚れかつ最も正確に洗浄する必要がある部分の洗浄度合いを部分毎に検出することができる。
センサは、挿入部及び操作部の両方に配置することが好ましく、本実施形態のように、挿入部、操作部、ユニバーサルコード及びコネクタの全てに配置することがより好ましい。内視鏡の全域にセンサを配置することで、内視鏡の洗浄度合いをより正確に検出することができる。
また、上記実施形態では、洗浄条件を調整したが、これに限定されず、累積値が一定値に到達していない部分がある場合は、洗浄度合いが一定値に達していないことを示す警告情報を発信するようにしてもよい。
ここで、本実施形態では、センサとして加速度を検出する加速度センサを用いたが、負荷される圧力を検出する圧力センサを用いることもできる。
センサとして圧力センサを用いる場合は、センサを内視鏡の各部の表面に配置する。このセンサは、内視鏡の各部の表面に負荷される圧力を検出する。
このように圧力センサを用いて、測定値として各位値に負荷される圧力を検出し、測定値から累積値してもよい。この場合も同様に、センサの測定値から内視鏡が洗浄時に内視鏡の各部に当たる水流の強度が分かり、その累積値から洗浄度合いを検出することができる。
ここで、圧力センサを用いる場合は、さらに、鉗子チャンネル78、送気/送水チャンネル80、送気チャンネル82、送液チャンネル84、吸引チャンネル86の二重管構造の内側の管の表面、つまり各チャンネルの表面にもセンサを配置することが好ましい。
このように、各チャンネルの表面にセンサを配置することで、洗浄時にチャンネルの各位値に負荷される圧力を検出することができ、チャンネル内の各位置の洗浄度合いを検出することもでき、チャンネル内を確実に洗浄することができる。
さらに、センサとして、内視鏡の各部の表面の温度を測定する温度センサを用いてもよい。
センサとして温度センサを用い、内視鏡の各部の表面の温度を測定することで、その温度に応じて内視鏡の洗浄度合いを検出してもよい。例えば、温度が他の位置よりも一定以上高いまたは低い場合は、表面に付着物があると判断し、その領域の汚れが落ちるように洗浄条件を変更したり、全体が均一温度となるまで、洗浄時間を延長してもよい。
また、内視鏡は、一定時間以上の消毒を行う必要がある。このような消毒工程の際に、センサ毎に温度を測定し、消毒液に接触しているとみなせる温度範囲になっている時間を算出することで、各部が確実に消毒されているかを検出することができる。
また、内視鏡を加熱消毒する場合も、一定時間以上の一定温度以上にする必要がある。
この場合もセンサ毎に温度を測定し、消毒液に接触しているとみなせる温度以上になっている時間を算出することで、各部が確実に消毒されているかを検出することができる。また、全領域を確実に一定時間以上一定温度以上になっていることを確認することができ、より確実にかつ効率よく消毒を行うことができる。
また、温度センサの場合も内視鏡の各チャンネルの表面に配置することが好ましい。温度センサにより各チャンネルの表面の温度を測定することで、各チャンネルが確実に洗浄及び/または消毒されているかを検出することができる。
ここで、上記実施形態ではいずれも積算値を算出したが、測定値をそのまま用いるようにしてもよい。例えば、測定した加速度、圧力に応じて、洗浄剤の流速や、流れ方向を調整してもよく、また、測定した温度により、加熱量を調整してもよい。
このように測定値に応じて、条件を調整することで、内視鏡を最適な条件で洗浄することができる。
また、内視鏡洗浄機200に警告部を設け、加速度、圧力及び温度の少なくとも1つの測定値が一定を超えたことを検出した場合は、警告を出力させることが好ましい。
このように警告を出力することで、一定以上の加速度で揺られたこと、一定以上の圧力で加圧されたこと、一定温度以上になったことで、故障が発生していないかを確認することができる。また、洗浄を中止することもでき、故障の発生を防止することもできる。
なお、測定値が一定以上となった場合は、自動的に洗浄、消毒等を中止しても、条件を変更させるようにしてもよい。
また、上述した加速度センサ、圧力センサ、温度センサを組み合わせて用いることが好ましい。複数種類のセンサを用い、各種の測定値から洗浄度合いを検出することでより正確に洗浄度合いを検出することができ、確実に内視鏡を洗浄、消毒することができる。
また、内視鏡の検出部が検出する測定値は、洗浄、消毒工程に限定されず、すすぎ工程や、乾燥工程の際にも測定値を検出し、一定以上の加速度(もしくはゆれ)、圧力、温度ですすぎが行われているかや、乾燥が行われていて内視鏡が乾いているかを検出することもできる。
また、本実施形態では、洗浄槽を2槽設けたが本発明はこれに限定されず1槽でも3槽でもよい。つまり、洗浄部を1つとしても複数設けてもよい。
以下、本発明の内視鏡洗浄システムの内視鏡洗浄機の配管系統と内視鏡の洗浄方法の好適な一例を説明する。
図7を用いて内視鏡洗浄機200の配管系統について説明する。図7は、図5に示す内視鏡洗浄機の配管の概略構成を示す配管図である。
前述のように、洗浄機200は、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202bの2つの洗浄槽202を有する。
しかしながら、内視鏡の洗浄を行うための処理液を貯留するタンク、すなわち、洗浄液を貯留する洗浄液タンク100、消毒液を貯留する消毒液タンク102、および、アルコールフラッシュ用のアルコールを貯留するアルコールタンク104は、共に1つしか有さず、すなわち、2つの洗浄槽202で共用する。また、洗浄液タンク100から洗浄槽202に洗浄液を供給する洗浄液ポンプ106、消毒液タンク102から洗浄槽202に消毒液を供給する消毒液ポンプ108、および、アルコールタンク104から洗浄槽202にアルコールを供給するアルコールポンプ110も、共に1つしか有さず、すなわち、2つの洗浄槽202で共用する。
なお、これらのポンプも、公知の各種のポンプを利用すればよいが、定量ポンプを用いるのが好ましいのは、もちろんであり、また、各タンクが洗浄槽202よりも下方に位置する場合には、ダイアフラムポンプ等の自給式の定量ポンプを用いるのが好ましい。
さらに、内視鏡10の各チャンネルの漏水検知を行うための第1エアポンプ114、内視鏡10の各チャンネル内に空気を供給するための第2エアポンプ116、および、排水ポンプ118も、共に1つしか有さず、すなわち、2つの洗浄槽202で共用する。第1エアポンプ114および第2エアポンプ116の空気導入口には、エアフィルタ120が設けられる。
洗浄剤タンク100には、内視鏡10の洗浄を行う洗浄液の原液となる洗浄剤が貯留される。洗浄機200において、洗浄液は、この洗浄剤を水道水で所定濃度に希釈して調製される。
消毒液タンク102には、消毒液の原液を、所定濃度に希釈してなる消毒液が貯留される。消毒液は、所定回数の内視鏡洗浄を行うまでは、繰り返し使用される。消毒液は、所定回数使用されると、全て廃棄され、新規な消毒液が消毒液タンク102に調製/充填される。
図示例において、消毒液タンク102には、タンク内の消毒液の量を測定するためのレベルセンサ102Lと、消毒液を消毒液タンク102に供給する、消毒液が充填された消毒液ボトルBの取付部102Aが設けられている。図示例においては、一例として、2つの取付部102Aを有している。また、消毒液タンク102には、消毒液の匂いが外部に漏れるのを防止するための消臭フィルタ102Fが設けられる。さらに、消毒液タンク102は、消毒液タンク102への埃や雑菌等の異物の混入を防止するためのエアフィルタを有してもよい。
洗浄機200においては、次の消毒液の補充まで、消毒液ボトルBを取り付けた状態にできる構成とし、この消毒液ボトルBを取付部102Aの蓋体、すなわち、消毒液タンク102の蓋体として作用させてもよい。
また、洗浄液タンク100には、洗浄液が洗浄液タンク100から排出されることを防止するため逆止弁100Vが設けられ、さらに、アルコールタンク104にも、アルコールがアルコールタンク104から排出されることを防止するための逆止弁104Fが設けられている。
なお、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202bは、基本的に同じ構成を有し、また、配管系も同じ構成を有する部分が多いので、以下の説明は、第1洗浄槽202aを代表として行い、第2洗浄槽202bに関しては、必要に応じて説明する。
第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)内には、内視鏡10の鉗子起上チャンネルを接続するための鉗子起上ポート124a(124b)、同鉗子を挿入するための鉗子チャンネルを接続するための鉗子ポート126a(126b)、同送気送水チャンネルを接続するための送気送水ポート128a(128b)、および、同吸引チャンネルを接続するための吸引ポート130a(130b)が設けられる。
また、第1洗浄槽202a内には、洗浄液を導入する洗浄液口132a(132b)、消毒液を導入する消毒液口134a(134b)、水道水を導入する給水口136a(136)が形成され、さらに、漏水検知を行うための空気を導入する空気口138a(138b)、および、排水口1140(140b)が設けられる。
また、第1洗浄槽202aには、槽内の液量を検出するためのレベルセンサ142a(142b)、槽内の液温を測定するための温度計TE、および、槽内の液体を加熱するためのヒータHが設けられる。
レベルセンサ142aは、一例として、4段階で液量を検出できるものである(あるいは、4つのレベルセンサが設けられている)。
鉗子起上ポート124はバルブ150a(150b)を介して、鉗子ポート126aはバルブ152a(152b)を介して、送気送水ポート128aはバルブ154a(154b)を介して、さらに、吸引ポート130aはバルブ156a(156b)を介して、共に、バルブ158a、160a、および162a(158b、160b、および162b)に接続される。
なお、洗浄機200において、バルブには、特に限定はなく、電磁弁や電動弁等の公知の自動開閉可能なバルブを利用すればよい。但し、洗浄槽202からの廃液の排出や、消毒液を消毒液タンクに戻すライン(配管)に設けるバルブは、バルブ内のデッドスペースが小さい等の点で、電動弁を利用するのが好ましい。
このバルブ158a(150b)は、アルコールタンク104のアルコール供給ポンプ110に接続される。
また、バルブ160a(160b)は、前記内視鏡10の各チャンネル内に空気を導入するための第2エアポンプ116に接続される。
さらに、バルブ162a(162b)は、洗浄機200の各部位に水道水を供給するための水供給ライン164に接続される。
水供給ライン164は、上水道の蛇口等に接続され、洗浄機200に水道水を供給するためのものであり、図7に示すように、上流より、異物の混入を防止するためのフィルタ166、装置内の配管系に過剰な圧力が係る事を防止するための減圧弁168、第1バルブ170、および第2バルブ172を有して構成される。
前記バルブ162aからの配管は、水供給ライン164の第1バルブ170と第2バルブ172との間に接続される(以下、このバルブ162aから、第1バルブ170と第2バルブ172との間に至る配管を、便宜的に、水供給管163a(163b)とする)。この水供給管163aは、途中で分岐して、後述する第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)の循環ポンプ182a(182b)および給水口136aに設けられるバルブ180a(180b)に接続される。
さらに、第2バルブ172は、消毒液タンク102、および、第1洗浄槽の排出口144aに接続されるバルブ198a(198b)に接続される。
一方、洗浄液口132aは、バルブ176a(176b)を介して、洗浄液ポンプ106に接続される。消毒液口134aは、バルブ178a(178b)を介して、消毒液ポンプ108に接続される。さらに、給水口136aは、バルブ180a(180b)を介して、前記水供給管163a(163b)に接続される。言い換えれば、水供給管163aから分岐する分岐管が、バルブ180aすなわち給水口136aに接続される。
第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)には、循環ポンプ182a(182b)が接続される。この循環ポンプ182aは、第1洗浄槽202a内の液体を、前記水供給管163aから分岐してバルブ180a(すなわち給水口136a)に至る分岐管に供給する。
漏水検知のための空気を導入する空気口138aは、バルブ184a(184b)を介して、第1エアポンプ114に接続される減圧弁186に接続される。
また、空気口138aからバルブ184aへの配管には、圧力計188a(188b)が配置される。なお、圧力計188aは、圧力が所定圧となった時点で第1エアポンプ114に信号を出力する圧力トランスミッタ等であるのが好ましい。
排出口144aは、バルブ190a(190b)を介して、排水ポンプ118に接続される。
なお、排水ポンプ118は、バルブ192を有する排水ライン194に、洗浄槽202内の液体等を送る。また、水供給ライン164と排水ライン194とは、バイパスバルブ196を介して、水供給ライン164のフィルタ166の上流と、排水ライン194のバルブ192の上流とで、接続される。
また、排出口144aとバルブ190aとの間の配管は、途中で分岐して、バルブ198a(198b)を介して、水供給ライン164の第2バルブ172および消毒液タンク102に接続される。
洗浄機200においては、基本的に、洗浄液を用いた洗浄工程→すすぎ工程→消毒液による消毒工程→すすぎ工程の順で、内視鏡10の洗浄を行う。
以下、洗浄機200による内視鏡10の洗浄の作用の一例を説明する。以下の説明も、第1洗浄槽202aを代表に行うが、第2洗浄槽202bも、全く同様にして内視鏡の洗浄を行うことができる。また、以下の説明では、洗浄工程の際に洗浄度合いを検出する場合として説明する。また、以下の説明では、特に記載しなくても、各工程の各処理の説明において、開放と記載したバルブ以外は、全てのバルブは閉塞しており、また、駆動と記載したポンプ以外は、全て停止している。
まず、オペレータ(技師)によって第1洗浄槽202aの所定位置に内視鏡10がセットされ、その後、鉗子起上ポート124aに内視鏡10の鉗子起上チャンネルが、鉗子ポート124aに同鉗子チャンネルが、送気送水ポート128aに同送気送水チャンネルが、吸引ポート130aに同吸引管チャンネルが、それぞれ接続される。
なお、これらの接続は、コネクタ等を用いた、内視鏡洗浄機で行なわれている公知の手段で行えばよい。
内視鏡10のセットが終了し、洗浄開始の指示が入力されたら、洗浄機200は、最初に、洗浄工程を行う。
まず、水供給ライン164の減圧弁168および第1バルブ170、ならびに、給水口136aに接続するバルブ180aを開放して、水供給ライン164から水供給管163aを経て、給水口136aから第1洗浄槽202a内に、所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
所定量の水道水を導入したら、洗浄液口132aに接続するバルブ176aを開放して、洗浄液ポンプ106を駆動して、洗浄液タンク100から洗浄液口132aに洗浄液を供給して、第1洗浄槽202a内に、所定量の洗浄液を供給する(洗浄液導入)。
なお、洗浄機200においては、洗浄工程の水道水導入の後に(水道水導入と洗浄液導入との間に)、必要に応じて、漏水検知工程を行ってもよい。
また、漏水検知工程を実施しない場合には、水道水の導入と洗浄液の導入とを、並行して行ってもよい。
所定量の水道水および洗浄液を第1洗浄槽202aに導入したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動し、かつ、一例として、鉗子起上ポート124aに接続するバルブ150a、鉗子ポート124aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。なお、バルブ開放時間は、各ポートで同じでも異なってもよい。
これにより、内視鏡10の各チャンネル内を通して第1洗浄槽202a内の洗浄液を循環して、洗浄水による内視鏡10の各チャンネルの洗浄を、順次、行う(チャンネル洗浄)。
チャンネル洗浄を終了したら、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動する。
これにより、内視鏡10の外部で、第1洗浄槽202a内の洗浄液を循環して、洗浄水による内視鏡10の外部の洗浄を行う(外部流水洗浄)。
ここで、外部流水洗浄(及びセンサによってはチャンネル洗浄)は、上述したように、内視鏡10の検出部19の各センサ21で、内視鏡10の各位置の状態を測定しその測定結果に応じて調整部236で洗浄条件及び洗浄時間を調整しつつ行う。
調整部236で洗浄条件及び洗浄時間を調整しつつ外部流水洗浄を行い、各センサ21の測定値の累積値が所定値に達したら、洗浄を終了し、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、第1洗浄槽202内の洗浄液を排水する(洗浄排水)。
第1洗浄槽202内の洗浄液を全て排水したら、バルブ190aおよびバルブ192は開放したままで、さらに、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、かつ、鉗子起上ポート124aに接続するバルブ150a、鉗子ポート124aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。
これにより、鉗子起上ポート124a、鉗子ポート124a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡10の各チャンネルに空気を送り込み、チャンネル内に残っている洗浄液を内視鏡から排出する(洗浄送気)。
以上で洗浄工程を終了して、次いで、洗浄後のすすぎ工程を行う。
洗浄後のすすぎ工程は、基本的に、第1洗浄槽202への洗浄液導入を行わない以外は、前記洗浄工程と同様に行う。
すなわち、まず、減圧弁168、第1バルブ170、および、バルブ180aを開放して第1洗浄槽202a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
第1洗浄槽202aに所定量の水道水導入を導入したら、バルブ162aを開放し、循環ポンプ182を駆動して、かつ、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、チャンネル洗浄と同様にして内視鏡10の各チャンネルを水道水で濯ぐチャンネルすすぎを行い、その後、バルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、外部流水洗浄と同様にして、内視鏡10外部を水道水で濯ぐ外部流水すすぎを行う。
外部流水すすぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、洗浄排水と同様にしてすすぎ工程における排水を行い、次いで、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、順次、1個ずつ開放して、洗浄送気と同様にして、すすぎ工程における送気を行い、洗浄後のすすぎ工程が終了する。
洗浄後のすすぎ工程が終了したら、次いで、消毒工程を行う。
消毒工程においては、まず、消毒液口136aに接続するバルブ178aを開放して、消毒液ポンプ108を駆動し、所定量の消毒液を第1洗浄槽202a内に導入する(消毒液導入)。
第1洗浄槽202aに所定量の消毒液を導入したら、前述のチャンネル洗浄と同様にして、内視鏡10の各チャンネル内の消毒を行う。
すなわち、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動すると共に、内視鏡の各チャンネルを接続するポートに接続されるバルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。
これにより、内視鏡10内の各チャンネルを通して第1洗浄槽202a内の消毒液を循環して、消毒液による内視鏡10の各チャンネルの消毒を行う(チャンネル消毒)。
チャンネル消毒が終了したら、前述の外部流水洗浄と同様に、内視鏡10外部の消毒を行う。
すなわち、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、内視鏡10の外部で第1洗浄槽202a内の消毒液を循環して、洗浄液による内視鏡10の外部の消毒を行う(外部流水消毒)。
外部流水消毒を、所定時間、行ったら、排出口144aに接続するバルブ198aを開放して、消毒液を消毒液タンク102に戻す(消毒液回収)。
図示例の洗浄機200においては、消毒液の回収にはポンプ等は用いず、自重による落下で消毒液を消毒液タンク102に回収する。
第1洗浄槽202内の消毒液を消毒液タンク102に回収したら、前記洗浄送気と同様に、内視鏡10の各チャンネルに送気を行う。
すなわち、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。これにより、鉗子起上ポート124a、鉗子ポート124a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡10の各チャンネルに空気を送り込み、チャンネル内に残っている消毒液を内視鏡10から排出する(消毒送気)。
以上で消毒工程を終了して、次いで、消毒後のすすぎ工程を行う。
消毒後のすすぎ工程も、基本的に、前記洗浄後のすすぎ工程と同様に行う。
すなわち、まず、減圧弁168、バルブ180a、および第1バルブ170を開放して第1洗浄槽202a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
水道水導入を導入したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放して水道水によって内視鏡10の各チャンネルを濯ぐチャンネルすすぎを行う。次いで、バルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、内視鏡10の外部を水道水で濯ぐ外部流水すすぎを行う。
外部流水すすぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、すすぎ工程における排水を行う。その後、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、すすぎ工程における送気を行い、消毒工程後のすすぎ工程が終了する。
この消毒工程後のすすぎ工程が終了したら、洗浄機200による内視鏡10の洗浄が終了し、例えばディスプレイ表示や警告音の発生等によって、オペレータに内視鏡10の洗浄が終了した旨を報告する。
なお、前述のように、洗浄機200は、タンクやポンプなどの多くの物を第1洗浄槽202aと第2洗浄槽202bとで共用しているが、両洗浄槽は、洗浄液等の供給系、水供給ライン164および排水ライン194以外は、共に、独立した配管系を持っているので、同時に同じ処理を行うことも、同時に互いに異なる処理(両槽で非同期の処理)を行うことも可能である。
洗浄機200において、内視鏡10の洗浄は、基本的に、以上のように行われるが、洗浄機200は、このような洗浄以外にも、各種の処理を行うようにしても良い。
一例として、必要に応じて、洗浄後の内視鏡10の各チャンネル内の乾燥を促進するためのアルコールフラッシュを行っても良く、水供給ライン164および排水ライン194等を消毒液で消毒する、自己消毒を行ってもよい。
内視鏡洗浄システム2は、以上のようにして内視鏡を洗浄する。
次に、本発明の内視鏡洗浄機性能検査機について説明する。
図8は、本発明の内視鏡洗浄機性能検査機の一例の概略構成を示す斜視図であり、図9は、図8に示す内視鏡洗浄機性能検査機の内部を概念的に示す切断図である。
図8に示すように、内視鏡洗浄機性能検査機(以下単に「検査機」という。)300は、本体部302と、一端が本体部302と接続された第1長尺部304と、一端が本体部302と接続された第2長尺部306と、第2長尺部306の他端(本体部302と接続していない側の端部)に接続された付属部308と、検出部310と、性能算出部312とで構成され、内視鏡洗浄機が洗浄時に内視鏡の各部をどのような状態で洗浄しているか及び内視鏡洗浄機が正常に動作し、内視鏡を洗浄できる状態であるか否かを検査する。
検査機300は、基本的に、外形形状が図2〜図4に示した内視鏡10と同一の外形形状であり、各部の重量も同一である。
具体的には、本体部302は、内視鏡10の操作部14を模した形状、つまり、外形形状が操作部14と同一であり、第1長尺部304は、内視鏡10の挿入部12を模した形状、つまり、外形形状が挿入部12と同一であり、第2長尺部306は、ユニバーサルコード18を模した形状、つまり、外形形状がユニバーサルコード18と同一であり、付属部308は、コネクタ16及びビデオコネクタ56を模した形状、つまり、外形形状がコネクタ16及びビデオコネクタ56と同一である。
また、検査機300は、図9に示すように、本体部302及び第1長尺部304は、内部に管路320、322、324、326、328を有し、各管路は、順に内視鏡10の鉗子チャンネル78、送気/送液チャンネル80、送気チャンネル82、送気チャンネル84及び吸引チャンネル86と形状、位置が同一である。
このように、検査機300は、大気と接する部分、言い換えると洗浄時に洗浄剤と接する部分が内視鏡10と同一の形状である。
検出部310は、複数のセンサ21及び複数のセンサ21aを有する。
複数のセンサ21は、内視鏡10のセンサ21と同様に、本体部302、第1長尺部304、第2長尺部306及び付属部308に所定間隔離間して配置されている。
また、複数のセンサ21aは、図9に示すように管路320、322、324、326、328に接して配置されている。
このセンサ21、21aは、上述と同様に加速度センサ、圧力センサ及び温度センサの各種センサであり、それぞれの位置における加速度、負荷された圧力、温度を検出する。
性能算出部312は、付属部312の内部に配置され、検出部310のセンサ21、21aで検出された測定値を受信し、測定値から、内視鏡洗浄機の性能を算出する。具体的には、測定値に基づいて、洗浄時の本体部302、第1長尺部304、第2長尺部306及び付属部308の各部の加速度(もしくはゆれ)、受けた圧力、温度の、累積値、変化、最大値等を算出する。
なお、性能算出部312の配置位置は特に限定されず、本体部の内部に設けてもよい。または、性能算出部のみ別体とし、センサとは、無線により測定値を受信してもよい。また、性能算出部のみ別体とし、測定値を一端検出部に記憶させ、洗浄終了後、記録媒体または有線の通信により検出部に記憶させた測定結果を性能算出部が受信する構成とすることもできる。
検査機は基本的に以上のような構成である。
次に、検査機300による内視鏡洗浄機の性能の検査について説明する。
ます、検査対象の内視鏡洗浄機に検査機300を設置し、内視鏡と同様に検査機300を洗浄する。
ここで、検査機300は、内視鏡洗浄機により洗浄されている間、検出部310の各センサ21、21aは、各位値における加速度、負荷された圧力、温度を検出する。
性能算出部312は、検出部310で検出された測定値に基づいて、各部の加速度、受けた圧力、温度の、累積値、変化、最大値等を算出する。
このように、検査機300の各位置、測定値を検出することで、検査対象の内視鏡洗浄機の洗浄性能を内視鏡の部分毎に検査することができる。一例としては、ゆれの少ない部分や、負荷圧力の小さい部分、温度の低い部分がある場合は、その領域に対する洗浄性能が低いとすることができる。また、他の部分に比べ、過度にゆれが大きい部分がある場合は、洗浄を繰り返すことで、内視鏡のそのゆれの大きい部分で故障が発生しやすくなる等も検出することができる。
また、外形形状が内視鏡と同一であるため、内視鏡の洗浄の際の状態を正確に検出することができる。
このように、本発明の検査機により内視鏡洗浄機を検査することで、内視鏡の領域毎の洗浄性能を検出できるため、内視鏡洗浄機の性能を部分毎に検査することができ、内視鏡洗浄機の洗浄性能が基準を満たしているかをより詳細に検査することができ、さらに、問題箇所を簡単に発見することができる。
また、問題箇所を簡単に検出できるため、出荷時に基準を満たしているか、また、使用により性能か落ちていないかを確認するための内視鏡洗浄機の性能検査に好適に用いることができる。
さらに、本発明の検査機により、洗浄時等の内視鏡の状態をより正確に検出できるため、より内視鏡洗浄機の開発、適切な洗浄条件の検出にも好適に用いることができる。
なお、上記では内視鏡洗浄機の洗浄性能について検査したが、検査機は、これに限定されず、すすぎ、乾燥、消毒の性能についても同様に検査することができる。
ここで、検査機の形状は特に限定されず、内視鏡と同一形状であればどのような形状でもよい。例えば、コネクタの有無や、操作部の形状、管路の形状はどのような形状でもよい。
また、センサとしては、種々の測定値を検出できるため本実施形態のように、加速度センサ、圧力センサ、温度センサの3種類のセンサを配置することが好ましいが、いずれか1種類としても、3種類のうち2種類を配置するようにしてもよい。
また、センサの配置位置も特に限定されず、本実施形態のように全域に配置することが好ましいが、少なくとも挿入部に対応する第1長尺部に配置すればよい。
また、管路内部に配置するセンサも配置することが好ましいが、必ずしも必要ではなく、必要に応じて配置しなくてもよい。
以上、本発明に係る内視鏡、内視鏡洗浄システム及び内視鏡洗浄機性能検出機について詳細に説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
例えば、センサを取り外し可能とし、必要に応じて、センサを交換できるようにしてもよい。これにより、故障したセンサを交換することもできる。また、温度センサを圧力センサに交換することもでき、必要に応じて、測定する物理量を変更することができる。
また、本実施形態では、内視鏡の検出部の検出結果を送信部から洗浄機の制御部の受信部に送信したが、本発明はこれに限定されず、別途サーバに検出結果を送信してもよい。このように、検出結果をサーバに送信し、サーバで内視鏡の状態(つまり、加速度、圧力、温度等の受けた負荷)を履歴管理するようにしてもよい。このように内視鏡の状態を管理することで、故障等を発見しやすくすることができる。
また、制御部を洗浄機とは別体とする、つまり、内視鏡と洗浄機と制御部とをそれぞれ独立した装置とし、内視鏡の送信部は、制御部と通信するようにしてもよい。
本発明の内視鏡洗浄システムの一例の概略構成を示すブロック図である。 内視鏡洗浄システムに用いる本発明の内視鏡の一例の概略構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示す内視鏡の先端部の概略構成を示す斜視図である。 図4は、図2に示す内視鏡の内部を概念的に示す切断図である。 (A)は、内視鏡洗浄システムに用いる内視鏡洗浄機の一例の概略構成を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す内視鏡洗浄機の側面図である。 図5に示す内視鏡洗浄機の上面図である。 図5に示す内視鏡洗浄機の配管の概略構成を示す配管図である。 本発明の内視鏡洗浄機性能検査機の一例の概略構成を示す斜視図である。 図8に示す内視鏡洗浄機性能検査機の内部を概念的に示す切断図である。
符号の説明
2 内視鏡洗浄システム
10 内視鏡
12 挿入部
14 操作部
16 コネクタ
18 ユニバーサルコード
19 検出部
20 送信部
21 センサ
22 先端部
24 アングル部
26 軟性部
28,74 鉗子口
30 吸引ボタン
32 送気/送水ボタン
36 LRツマミ
38 UDツマミ
40 LR固定ツマミ
42 UD固定レバー
46 送水コネクタ
48 通気コネクタ
50 吸引コネクタ
52 LG棒
56 ビデオコネクタ
60 CCDセンサ
62 レンズ
64 プリズム
68 処理基板
70 データケーブル
72 送気/送水口
76 ライトガイド
78 鉗子チャンネル
80 送気/送水チャンネル
82 送水チャンネル
84 送気チャンネル
86 吸引チャンネル
100 洗浄剤タンク
102 消毒液タンク
104 検査液タンク
106 洗浄剤ポンプ
108 消毒液ポンプ
110 検査液ポンプ
114 第1エアポンプ
116 第2エアポンプ
118 排水ポンプ
120 エアフィルタ
124a,124b 送水ポート
126a,126b 鉗子ポート
128a,128b 送気送水ポート
130a,130b 吸引ポート
132a,132b 洗浄液口
134a,134b 消毒液口
136a,136 給水口
138a,138b 空気ポート
144a,144b 排水口
163a,163b 水供給管
164 水供給ライン
166 フィルタ
168 減圧弁
170 第1バルブ
172 第2バルブ
182a,182b 循環ポンプ
194 排水ライン
200 (内視鏡)洗浄機
201 洗浄部
202 洗浄槽
204 底面
206 蓋体
208 支点
210 操作パネル
212 スタートボタン
214 フットペダル
216,218,220 係合部材
230 制御部
232 受信部
234 算出部
236 調整部
300 内視鏡洗浄機性能検査機
302 本体部
304 第1長尺部
306 第2長尺部
308 付属部
310 検出部
312 性能算出部
320,322,324,326,328 管路

Claims (11)

  1. 可撓性を有し長尺な線形状の線状部及び前記線状部の先端に接続された撮像部を備える挿入部と、
    前記挿入部の撮像部とは反対側の端部と接続し、前記挿入部を操作する操作部と、
    互いに所定間隔離間して前記挿入部に配置された複数のセンサを備え、前記センサにより配置された部分の表面の温度、配置された部分の加速度及び配置された部分の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記測定値を外部に送信する送信部とを有する内視鏡。
  2. 前記検出部は、さらに、前記操作部に配置された前記センサを備える請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記挿入部は、内部に管路を有し、
    前記検出部は、さらに、前記管路の表面に配置された前記センサを備え、前記管路の表面の温度及び前記管路の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する請求項1または2に記載の内視鏡。
  4. さらに、電源及び光源の少なくとも一方と着脱可能に接続でき、前記操作部及び前記挿入部に電力及び光の少なくとも一方を供給するコネクタ部と、
    前記操作部と前記コネクタを接続するユニバーサルコードとを有し、
    前記検出部は、さらに、前記コネクタ及び前記ユニバーサルコードの少なくとも一方に配置された前記センサを備える請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の内視鏡と、
    前記内視鏡を洗浄する洗浄部、前記洗浄部で洗浄されている前記内視鏡の前記送信部から送信された測定値を受信する受信部、前記受信部が受信した測定値から判定値を算出する算出部及び前記判定値が規定値になるまで処理時間を延長する、または、前記判定値に基づいて処理条件を調整する調整部を備え、前記内視鏡を洗浄する内視鏡洗浄機とを有する内視鏡洗浄システム。
  6. 前記受信部は、前記送信部から無線または有線で伝送される前記測定値を受信する請求項5に記載の内視鏡洗浄システム。
  7. 前記処理条件は、洗浄液の攪拌速度、または、温度である請求項5または6に記載の内視鏡洗浄システム。
  8. 前記内視鏡洗浄機は、さらに、前記測定値が一定値を超えた場合に警告情報を出力する警告部を有する請求項5〜7のいずれかに記載の内視鏡洗浄システム。
  9. 筐体形状の本体部と、
    前記本体部に一端が接続された長尺部と、
    互いに所定間隔離間して前記長尺部に配置された複数のセンサを備え、前記センサにより配置された部分の表面の温度、配置された部分の加速度及び配置された部分の表面に負荷される圧力の少なくとも1つを測定値として検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記測定値に基づいて、洗浄性能を算出する性能算出部とを有する内視鏡洗浄機性能検査機。
  10. 前記本体部は、外形形状が内視鏡の操作部の形状と同一であり、
    前記長尺部は、外形形状が内視鏡の挿入部の形状と同一である請求項9に記載の内視鏡洗浄機性能検査機。
  11. 前記検出部は、さらに、前記本体部に配置された前記センサを備える請求項9または10に記載の内視鏡洗浄機性能検査機。
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