JP2009053540A - 撮像素子 - Google Patents

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Koichi Nakada
康一 中田
Tetsuhisa Kikuchi
哲央 菊地
Hitoshi Tsuchiya
仁司 土屋
Tatsuya Takei
達也 武井
Masahito Osawa
雅人 大澤
Kiminari Tamiya
公成 田宮
Mitsutomo Kariya
三友 刈屋
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Abstract

【課題】有効画素からの信号出力時間を短縮することができる撮像素子を提供すること。
【解決手段】複数の画素列からの信号を共通の出力端子から出力する撮像素子において、先に出力端子から信号を出力する画素列における有効画素からの電荷の転送期間内に、次に出力端子から信号を出力する画素列における無効画素の転送期間を重ねるようにする。そして、先に出力端子から信号を出力する画素列における有効画素期間が終了するまでは、次に出力端子から信号を出力する画素列における信号がバッファアンプ30から出力されないように出力切換部29のスイッチ制御を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の光学機器に用いられる撮像素子に関する。
オートフォーカス(AF)用のセンサ等に用いられる撮像素子は、光量を電荷量に変換するためのフォトダイオード等からなる画素が配列された画素列を有している。そして、この画素列が複数設けられている撮像素子も種々提案されている。このような複数の画素列を有する撮像素子において、撮像素子を搭載するパッケージのピン数を削減し、周辺回路を簡略化するための手法の1つが例えば特許文献1において示されている。特許文献1においては、転送クロック周期の画素列数分の1の周期で画素列と出力端子との間に設けられたスイッチを切り換えることで、複数の画素列からの信号を1つの出力端子から導出できるようにしている。
特開平5−292244号公報
ところで、一般に、画素列から出力される信号にはオフセットが重畳されるので、このオフセットを補正するための基準信号を得るために画素列内には遮光画素ブロック(画素列の一部を遮光したブロック)が設けられる。また、撮像素子をデジタルカメラ等のオートフォーカス(AF)用のセンサに用いる場合で、1つの画素列内に複数の有効画素ブロック(アイランドと呼ばれる)を配する場合等ではアイランド間を分離するため等の理由でアイランド間に無効画素が設けられる。
ここで、特許文献1では、スイッチの切り換えタイミングを転送クロック周期の画素列数分の1と周期としているため、電荷の転送の際には、複数の画素列の全てで無効画素や遮光画素の電荷を転送するための期間を待つ必要があり、その分だけ画素列からの信号出力時間が長くなってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、有効画素からの信号出力時間を短縮することができる撮像素子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像素子は、光量を電荷量に変換する複数の画素がそれぞれ配列されてなる複数の画素列と、上記複数の画素列のそれぞれに隣接して設けられ、上記各画素からの信号電荷を隣接する上記画素列の配列方向に転送する複数の転送レジスタと、上記複数の転送レジスタのそれぞれの信号電荷の転送制御を行う転送制御部と、上記複数の転送レジスタのそれぞれの出力端に設けられ、上記各転送レジスタから転送される信号電荷を信号電圧に変換する複数の電荷電圧変換部と、上記各電荷電圧変換部と出力端子との間に設けられ、上記各電荷電圧変換部から出力される信号電圧がそれぞれ上記出力端子から出力されるように上記各電荷電圧変換部と上記出力端子との接続を切り換える出力切換部とを具備し、上記転送制御部は、先に信号電圧を出力させる画素列に対応した転送レジスタにおける有効画素期間の終了のタイミングが、次に信号電圧を出力させる画素列に対応した転送レジスタにおける無効画素期間の終了のタイミングと重なるように上記複数の転送レジスタによる転送を制御し、上記出力切換部は、上記先に信号電圧を出力させる画素列における有効画素期間の終了のタイミングまでは上記先に信号電圧を出力させる画素列に対応した電荷電圧変換部と上記出力端子とを接続し、上記先に信号電圧を出力させる画素列における有効画素期間の終了のタイミングで上記次に信号電圧を出力させる画素列に対応した電荷電圧変換部と上記出力端子とを接続するように接続を切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、有効画素からの信号出力時間を短縮することができる撮像素子を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像素子の一例としてのAFセンサを搭載したデジタル一眼レフレックスカメラ(以下、適宜カメラと略記する)の構成を示す図である。また、図2は、AF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。
図1のカメラは、交換レンズ101とカメラボディ110とを有して構成されている。交換レンズ101は、カメラボディ110の前面に設けられた図示しないカメラマウントを介してカメラボディ110に着脱自在に構成されている。そして、この交換レンズ101は、フォーカスレンズ102と、レンズ駆動部103と、レンズCPU104とを有して構成されている。
フォーカスレンズ102は、撮影光学系に含まれる焦点調整のためのレンズである。このフォーカスレンズ102は、レンズ駆動部103によってその光軸方向(図1の矢印A方向)に駆動され、撮影光学系の焦点位置調整を行う。これにより、撮影光学系を通過した図示しない被写体からの光束は、カメラボディ110内の撮像素子123にピントの合った像を結ぶ。
レンズ駆動部103は、例えばドライバと超音波モータ等からなる駆動機構とから構成されている。そして、レンズCPU104からの制御信号を受けてフォーカスレンズ102を駆動させる。
レンズCPU104は、レンズ駆動部103の制御等を行う制御回路である。このレンズCPU104は、通信コネクタ105を介してカメラボディ110内のAFコントローラ121と通信可能になされている。レンズCPU104からAFコントローラ121へは、例えばレンズCPU104に予め記憶された、フォーカスレンズの製造ばらつき情報やフォーカスレンズの収差情報等のデフォーカス量の演算の際に用いられる各種レンズデータが送信される。
カメラボディ110は、メインミラー111と、フォーカシングスクリーン112、ペンタプリズム113、接眼レンズ114からなるファインダ光学系と、サブミラー115と、コンデンサレンズ116、全反射ミラー117、セパレータ絞り118、セパレータレンズ119からなるAF光学系と、AFセンサ120と、AFコントローラ121と、システムコントローラ122と、撮像素子123とを有して構成されている。
メインミラー111は、回動可能に構成され、その中央部がハーフミラーで構成されたミラーである。メインミラー111は、ダウン位置(図示の位置)にあるときに、交換レンズ101を介してカメラボディ110内に入射する図示しない被写体からの光束の一部を反射し、一部を透過させる。フォーカシングスクリーン112は、メインミラー111で反射された光束が結像される。ペンタプリズム113は、フォーカシングスクリーン112に結像された被写体像を正立像として、接眼レンズ114に入射させる。接眼レンズ114はペンタプリズム113からの被写体像をユーザが観察可能なように拡大する。このようにして、図示しない被写体の状態を観察することができる。
サブミラー115は、メインミラー111のハーフミラー部の背面に設置され、メインミラー111のハーフミラー部を透過した光束をAF光学系の方向に反射する。
AF光学系のコンデンサレンズ116は、サブミラー115で反射され、図示しない1次結像面に結像した光束を集光して全反射ミラー117の方向に入射させる。全反射ミラー117は、コンデンサレンズ116からの光束をAFセンサ120の側に反射させる。セパレータ絞り118はAFセンサ120の前面に配され、全反射ミラー117からの光束を瞳分割する。セパレータレンズ119はセパレータ絞り118で瞳分割された光束を集光してAFセンサ120に再結像させる。
AFセンサ120は、視差をもって瞳分割され再結像された被写体像を電気信号(被写体像信号)に変換してAFコントローラ121に出力する。ここで、AFセンサ120は、図2に示すようにして水平及び垂直に対をなす画素列群が配列されており、撮影画面内の複数の焦点検出領域(測距点)における焦点状態を検出可能なように構成されている。AFコントローラ121は、AFセンサ120の動作制御を行うとともに、AFセンサ120から出力される被写体像信号から、瞳分割されて得られる対をなす被写体像の2像間隔値を例えば相関演算によって算出し、該算出した2像間隔値より各測距点におけるフォーカスレンズ102のデフォーカス量を算出してレンズCPU104に出力する。レンズCPU104は、このデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズ102の焦点調整を行う。
システムコントローラ122は、図1に示すカメラの動作制御を行う。例えば、システムコントローラ122は、フォーカスレンズ102の自動焦点調整(AF)時には、AFコントローラ121の動作を制御する。また、システムコントローラ122は、撮影時には、撮像素子123で得られた被写体像信号に対して種々の画像処理を施した後、これによって得られる画像データを図示しない記録部に記録する。
撮像素子123は、メインミラー111が図示位置から退避されたときに、撮影光学系を介して結像される被写体像を電気信号に変換する。
以下、図1に示すAFセンサ120についてさらに説明する。図3(a)はAFセンサ120の正面図である。図3(a)に示すAFセンサ120は、水平方向に複数の水平方向基準部画素列群120aと水平方向参照部画素列群120bとが配置され、垂直方向に複数の垂直方向基準部画素列群120cと垂直方向参照部画素列群120dとが配置されている。図3(a)に示す例では、水平方向基準部画素列群120aと水平方向参照部画素列群120bがそれぞれ3列(A、B、C)の画素列から構成されている。また、垂直方向基準部画素列群120cと垂直方向参照部画素列群120dがそれぞれ5列の画素列から構成されている。さらに、各画素列群を構成する画素列はそれぞれ複数のアイランド(詳細は後述する)を有している。
このような画素列の配置により、図3(b)に示すような撮影画面内の複数の測距点において水平、垂直の2方向で位相差方式による焦点検出が可能である。
図4は、AFセンサ120の水平方向参照部画素列群120bの構成とその出力回路の構成とを示す図である。ここで、図3(a)に示すA列、B列、C列はその構成が同じであるので、図4においては、A列の詳細のみを示し、B列、C列の詳細については省略している。
まず、図4に示す水平方向参照部画素列群120bにおいて、画素列は、有効画素21と、遮光画素22と、無効画素23とを有している。
有効画素21は、測距点に対応した被写体像をそれぞれ受光し、受光した被写体像を光電変換によって電荷量に変換する画素(例えばフォトダイオードによって構成される)が配列されて構成されている。ここで、本実施形態においては、1つの画素列内に水平方向の測距点数分(図3(b)の例では5つ。図4では一部の図示を省略している)の複数の有効画素21のブロック(以下、アイランド)を設けることで1つの画素列によって複数の測距点の焦点状態を検出可能としている。
遮光画素22は、有効画素21以外の画素を一部遮光することで構成されている。遮光画素22からは、例えば有効画素21から出力されるオフセット電荷成分の補正等に利用される被写体光束以外の電荷成分(暗電流成分)が出力される。無効画素23は、アイランド間を仕切るための画素やAFセンサ120の取り付け条件等によって使用できなくなる画素等の、AFセンサ120の動作そのものには不要な画素である。
ここで、本実施形態においては、図4に示すように、1つのアイランドを互いに1/2画素ピッチだけずらして配置された複数(図では2列)の画素列から構成している。このようにして配置された複数の画素列からは交互に電荷を出力させる。このように複数の画素列によって1つのアイランドを構成しておき、それぞれの画素列からの出力信号のそれぞれに対して相関演算を行って2像間隔値を算出してから、これら2像間隔値の平均値を算出することで画素列において検出される信号におけるノイズ(主にショットノイズ)と、各画素列から検出される信号において1画素周期で現われる誤差とを低減することができる。
また、図4において、1/2画素ピッチだけずらして配置された画素列の間には、モニタ画素24がアイランド数分だけ配置されている。モニタ画素24は、各アイランドで平均的に受光される光に相当する光を受光し、受光した光を光電変換によって電荷に変換する。このモニタ画素24の末端には、モニタ用電荷電圧変換部25が設けられている。そしてこのモニタ用電荷電圧変換部25にはリセット信号線φRMと出力信号線vmon1〜3とが接続されている。これらリセット信号線φRMと出力信号線vmon1〜3は、後述する蓄積制御回路に接続されている。モニタ用電荷電圧変換部25は、モニタ画素24からの電荷を電圧に変換して蓄積制御回路に出力する。モニタ画素24で検出される電荷量はアイランド毎に平均的に出力される電荷量に相当するものであるので、モニタ画素24からの信号電荷を検出することにより、アイランド毎の蓄積電荷量を蓄積制御回路においてモニタし、アイランド毎の細かな蓄積制御を行うことが可能である。
また、各画素列の近傍には転送レジスタ26が配置されている。転送レジスタ26は、各画素列の有効画素21から出力される電荷を1画素分ずつ画素用電荷電圧変換部27に転送する。ここで、図4の例では転送レジスタ26が、互いに1/2画素ピッチずらして配置された2列分の画素列で共用されており、電荷の読み出し時には、まず一方の側の画素列の有効画素21からの電荷が転送された後、他方の側の画素列の有効画素21からの電荷が転送される。複数の画素列で転送レジスタ26を共用するために、図4の例では転送レジスタ26の一部を折り曲げて共通の画素用電荷電圧変換部27に接続している。なお、以下の説明においては、転送レジスタ26における折り曲げ部をリーダ部と称する。
画素用電荷電圧変換部27は、転送レジスタ26の末端(図4では右端)に設けられ、転送レジスタ26から順次転送されてくる電荷を1画素分ずつ信号電圧に変換する。利得制御アンプ28は、画素用電荷電圧変換部27の出力端に接続され、画素用電荷電圧変換部27において得られる信号電圧を増幅する。
出力切換部29は、各利得制御アンプ28の出力端にそれぞれ接続される複数のスイッチ29a、29b、29cから構成されている。そして、蓄積制御回路からのスイッチ切換制御信号sw_cnt_x(x=a、b、c)に従って各利得制御アンプ28からの信号電圧を選択的にバッファアンプ30に入力する。この出力切換部29の制御については後述する。バッファアンプ30は、出力切換部29から入力される信号電圧を画素データとしてAFコントローラ121に出力するための出力端子を有するバッファである。
図5は、画素列と転送レジスタの周辺を拡大して示す図である。図5に示すように、画素列を構成する画素(ここでは、特に有効画素を示している)21aは転送ゲート21bを介して保持部(ST)21cにそれぞれ接続されている。そして、転送ゲート21bには蓄積制御回路からの制御信号TG1が供給される。また、保持部21cには蓄積制御回路からのリセット信号φRSが供給される。
さらに、各保持部21cは転送ゲート21dを介して転送レジスタ26に接続されている。そして、転送ゲート21dにはAFコントローラ121からの制御信号TG2が供給される。ここで、図5の例は2相駆動の転送レジスタを示しており、転送レジスタ26は蓄積制御回路からの互いに逆位相の制御信号φ1、φ2の転送周波数に応じて1画素分ずつ順次電荷を転送する。
以下、図6〜図8を参照して画素列からの電荷転送動作について説明する。図5に示す構成において、まず、転送ゲート21bに制御信号TG1が入力されると、各画素21aにおける不要電荷がリセットされる。また、制御信号TG1が入力されるのと略同タイミングで各保持部21cにリセット信号φRSが供給される。これによって保持部21cにおける不要電荷がリセットされ、その後に各保持部21cにおける蓄積動作が開始される。即ち、画素21aにおける光電変換によって得られた電荷が転送ゲート21bを介して保持部21cに蓄積されアイランド毎の電荷蓄積が行われる。
このような蓄積動作は、アイランド毎に設けられたモニタ画素24によってモニタされる。各モニタ画素24で得られる電荷はモニタ用電荷電圧変換部25において信号電圧vmonに変換された後、蓄積制御回路に出力される。
図7は、モニタ用電荷電圧変換部25及びその周辺の構成を示す図である。図7に示すように、モニタ用電荷電圧変換部25は、インバータ52と、トランジスタ53と、コンデンサ54の3つの素子から構成されている。そして、モニタ用電荷電圧変換部25からの出力vmonは蓄積制御回路55に接続されている。なお、図7はモニタ用電荷電圧変換部25について示しているが、画素用電荷電圧変換部27も図7に準じた構成を有しているものである。
以下、図7に示すモニタ用電荷電圧変換部25の動作を説明する。蓄積制御回路55からのリセット信号φRSがH(ハイ)レベルからL(ロー)レベルに切り替えられるとモニタ画素24の電荷蓄積動作が開始される。蓄積制御回路55からのリセット信号φRSはインバータ52において反転された後、トランジスタ53に供給される。これによってトランジスタ53がオフ状態からオン状態に切り替えられる。そして、コンデンサ54の蓄積電荷がリセットされた後、モニタ画素24から出力される電荷がコンデンサ54に蓄積される。この蓄積動作によって生じる信号電圧がvmonとして蓄積制御回路55に出力される。
蓄積制御回路55は、図8に示すように各モニタ用電荷電圧変換部25からの信号電圧vmonを所定のTG1生成用電圧値VTHと比較し、信号電圧vmonがVTHを超えた場合に、対応するアイランドに制御信号TG1を供給する。これにより、対応するアイランドにおける蓄積動作が終了される。
画素列の各アイランドの蓄積動作が終了すると、蓄積制御回路55から対応する画素列の転送ゲート21dに制御信号TG2が供給される。これにより、各保持部21cに蓄積された電荷が転送ゲート21dを介して転送レジスタ26に転送される。転送レジスタ26に転送された電荷は制御信号φ1、φ2に従って読み出される。
図9は、本実施形態における電荷読み出しの制御について示すタイミングチャートである。ここで、図9は、上から、バッファアンプ30における出力画素データ、A列,B列,C列の各転送レジスタ26の転送タイミング、転送レジスタ26の制御信号φ1及びφ2、スイッチ切換制御信号sw_cnt_x(x=a、b、c)、制御信号TG2(A列の制御信号TG2_a、A列の制御信号TG2_b、C列の制御信号TG2_cとする)をそれぞれ示している。
A列の各アイランドに対応したモニタ画素24からの出力電圧vmon1、vmon2、vmon3がそれぞれVTHを超えると、蓄積制御回路55からA列の転送ゲート21dに対して制御信号TG2_aが入力されてA列における電荷転送(読み出し)が開始される。この制御信号TG2_aが入力されるのと同時に蓄積制御回路55によって制御信号sw_cnt_aがHレベルに切り換えられ、スイッチ29aがオン状態となる。これによってA列の転送レジスタ26からの電荷が転送される。制御信号φ1、φ2が入力される毎に、A列の末端(図4の例では右端)の画素から順次転送されていく。このような動作によって、AFコントローラ121には、A列のリーダ部、遮光画素22、無効画素23、有効画素21の順で対応する画素データが出力される。
次に、A列の有効画素21からの電荷が転送される期間(有効画素期間と称する)内にB列の転送ゲート21dに対して制御信号TG2_bが入力されてB列における電荷転送(読み出し)が開始される。このB列に制御信号TG2_bを入力するタイミングは、B列の有効画素21以外からの電荷が転送される期間(無効画素期間と称する。この無効画素期間は、B列のリーダ部の電荷転送期間、遮光画素22の電荷転送期間、無効画素23の電荷転送期間が含まれる)の終了タイミングが、先に転送を行っているA列の有効画素期間の終了タイミングと重なるようにする。ただし、制御信号sw_cnt_aはHレベルのまま、制御信号sw_cnt_bはLレベルのままとしておく。このような制御を行うことにより、B列における電荷転送が開始されても、A列の有効画素期間におけるバッファアンプ30からの出力はA列の画素からのものとなる。
次に、A列の有効画素期間が終了した時点で制御信号sw_cnt_aがLレベルに切り換えられるとともに、制御信号sw_cnt_bがHレベルに切り換えられる。これによってバッファアンプ30からの出力がB列の画素からのものとなる。ここで、A列の有効画素期間の終了タイミングとB列の無効画素期間の終了タイミングとが重なるように制御信号TG2_bの入力タイミングを設定しているので、A列の有効画素期間が終了した後は、B列の有効画素期間となる。これによってA列の有効画素21からの電荷を転送した後で、すぐにB列の有効画素21からの電荷を転送することができる。
B列とC列の電荷転送開始及び出力切換部29のスイッチの切り換えタイミングについてもA列とB列の場合と同様である。即ち、B列の有効画素期間の終了タイミングとC列の無効画素期間の終了タイミングとが重なるように制御信号TG2_cの入力タイミングを設定し、B列の有効画素期間が終了するまでは制御信号sw_cnt_bはHレベルのまま、制御信号sw_cnt_cはLレベルのままとしておく。その後、B列の有効画素期間が終了した時点で制御信号sw_cnt_cをHレベルに切り換えることでB列の有効画素21からの電荷を転送した後で、すぐにC列の有効画素21からの電荷を転送することができる。
以上のようにしてバッファアンプ30から出力された画素データに基づいてAFコントローラ121においてAFのための相関演算が行われ、基準部と参照部とで対をなす画素列群の間での像のずれ(2像間隔値)が算出される。その後、この2像間隔値に基づいてAFに必要なフォーカスレンズ102の駆動量を決定するためのデフォーカス量が算出される。このデフォーカス量はレンズCPU104に転送される。その後、レンズCPU104の制御の下、フォーカスレンズ102の合焦駆動が行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の画素列からの画素データを共通の出力端子から出力する構成を有する撮像素子において、リーダ部、遮光画素、無効画素等の不要な部分の画素データを重複して出力させる必要がないため、全体としての画素データの読み出し時間を短縮することが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上述の実施形態では、A列についてはリーダ部等の不要画素からの画素データがバッファアンプ30から出力される構成であるが、制御信号sw_cnt_aをHレベルとするタイミングを、A列の無効画素期間が終了するタイミング分だけ遅らせることで、B列、C列と同様に有効画素からの画素データのみがバッファアンプ30から出力されるようにしても良い。
また、上述した実施形態では、AFセンサ120の各部の動作制御をAFセンサ120内部の蓄積制御回路55によって行うようにしているが、AFセンサ120の外部(例えばAFコントローラ121)に設けたレジスタの設定等により、外部からAFセンサ120の動作を制御できるようにしても良い。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有する撮像装置の一例としてのデジタル一眼レフレックスカメラの構成を示す図である。 AF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。 図3(a)はAFセンサの正面図であり、図3(b)は図3(a)の画素列群の配置によって実現される測距点配置を示した図である。 水平方向参照部画素列群の構成とその出力回路の構成とを示す図である。 画素列と転送レジスタの周辺を拡大して示す図である。 AFセンサにおける蓄積制御動作について示すタイミングチャートである。 モニタ用電荷電圧変換部の構成を示す電気回路図である。 モニタ画素を用いた蓄積制御の概要について示す図である。 本発明の一実施形態における電荷読み出し制御動作について示すタイミングチャートである。
符号の説明
21…有効画素、22…遮光画素、23…無効画素、24…モニタ画素、25…モニタ用電荷電圧変換部、26…転送レジスタ、27…画素用電荷電圧変換部、28…利得制御アンプ、29…出力切換部、30…バッファアンプ、101…交換レンズ、102…フォーカスレンズ、103…レンズ駆動部、104…レンズCPU、105…通信コネクタ、110…カメラボディ、111…メインミラー、112…フォーカシングスクリーン、113…ペンタプリズム、114…接眼レンズ、115…サブミラー、116…コンデンサレンズ、117…全反射ミラー、119…セパレータレンズ、120…AFセンサ、121…AFコントローラ、121…AFセンサ、122…システムコントローラ、123…撮像素子

Claims (5)

  1. 光量を電荷量に変換する複数の画素がそれぞれ配列されてなる複数の画素列と、
    上記複数の画素列のそれぞれに隣接して設けられ、上記各画素からの信号電荷を隣接する上記画素列の配列方向に転送する複数の転送レジスタと、
    上記複数の転送レジスタのそれぞれの信号電荷の転送制御を行う転送制御部と、
    上記複数の転送レジスタのそれぞれの出力端に設けられ、上記各転送レジスタから転送される信号電荷を信号電圧に変換する複数の電荷電圧変換部と、
    上記各電荷電圧変換部と出力端子との間に設けられ、上記各電荷電圧変換部から出力される信号電圧がそれぞれ上記出力端子から出力されるように上記各電荷電圧変換部と上記出力端子との接続を切り換える出力切換部と、
    を具備し、
    上記転送制御部は、先に信号電圧を出力させる画素列に対応した転送レジスタにおける有効画素期間の終了のタイミングが、次に信号電圧を出力させる画素列に対応した転送レジスタにおける無効画素期間の終了のタイミングと重なるように上記複数の転送レジスタによる転送を制御し、
    上記出力切換部は、上記先に信号電圧を出力させる画素列における有効画素期間の終了のタイミングまでは上記先に信号電圧を出力させる画素列に対応した電荷電圧変換部と上記出力端子とを接続し、上記先に信号電圧を出力させる画素列における有効画素期間の終了のタイミングで上記次に信号電圧を出力させる画素列に対応した電荷電圧変換部と上記出力端子とを接続するように接続を切り換えることを特徴とする撮像素子。
  2. 上記有効画素期間は、上記画素列を構成する有効画素からの信号電荷を上記電荷電圧変換部に転送する期間であり、
    上記無効画素期間は、上記画素列を構成する無効画素からの信号電荷を上記電荷電圧変換部に転送する期間、遮光画素からの信号電荷を上記電荷電圧変換部に転送する期間、上記転送レジスタによる転送開始時に上記転送レジスタのリーダ部における信号電荷を転送する期間の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 上記転送制御部及び上記出力切換部は、外部からの制御に従って上記転送制御及び上記切り換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  4. 上記複数の画素列を1つの画素列群とし、該画素列群が複数配置されることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  5. 上記撮像素子は、上記画素列群が、少なくとも水平又は垂直の一方向に対になるように配置されたオートフォーカス用のセンサであることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子。
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