JP2009038055A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】小領域毎に可変速な描画速度で描画する際の各小領域の描画速度が従来と比較してより適した速度になる描画装置及び方法を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様の描画装置100は、試料101の描画領域を描画方向に沿って複数の小領域に仮想分割する分割部122と、線形計画法を用いて複数の小領域の描画速度を演算する線形計画法演算部128と、電子ビーム200を用いて、演算された各小領域の描画速度で各小領域に所望するパターンを描画する描画部150と、を備えたことを特徴とする。本発明によれば、トータルな描画時間を短縮することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、ブロック分割されたストライプを可変速な描画速度で描画する際の最適な描画速度を算出する描画装置及び方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図6は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。まず、第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料に照射される。ステージは、描画中、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動している。このように、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
ここで、電子ビーム描画装置では、描画領域を短冊状のフレーム(或いはストライプともいう)に分割して、そのフレームを描画単位として、連続して描画を行なっていた。その際、そのフレームを固定または任意の長さでブロック分割して、このブロック毎のステージ速度を求め、最も遅いステージ速度に合わせて描画するといった手法があった(例えば、特許文献1参照)。すなわち、フレーム中を等速度でステージ移動させながら描画するといった手法である。
しかしながら、各ブロック内のパターン密度は異なっているため、各ブロックに照射する電子ビームのショット数も異なってくる。そのため、全てのブロックを同じ速度で描画するのでは効率が悪い。そこで、ブロック毎に可変速なステージ速度で描画することが求められる。しかし、従来、これを最適化する手法が確立されていなかった。
その他、可変成形型の描画装置ではないが、パターンが形成されたマスクに電子ビームを照射して、そのマスクパターンをウェハに転写する装置において、ステージ速度調整に関する記載が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−21747号公報 特開2000−49086号公報
上述したように、ブロック(小領域)毎に可変速なステージ速度、すなわち、可変速な描画速度で描画することが求められるが、これを最適化する手法が確立されていなかった。
そこで、本発明は、かかる課題を克服し、小領域毎に可変速な描画速度で描画する際の各小領域の描画速度が従来と比較してより適した速度になる描画装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
試料の描画領域を描画方向に沿って複数の小領域に仮想分割する分割部と、
線形計画法を用いて複数の小領域の描画速度を演算する線形計画法演算部と、
荷電粒子ビームを用いて、演算された各小領域の描画速度で各小領域に所望するパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
線形計画法を用いることで、小領域毎により適した描画速度を算出することができる。
また、線形計画法演算部は、複数の小領域の初期描画速度と複数の小領域の長さと許容加速度と所定の加速時間とを用いて上述した複数の小領域の描画速度を演算する。
そして、線形計画法演算部は、複数の小領域をすべて描画するための描画時間がより短く、かつ各小領域の描画速度が対応する各小領域の初期描画速度を超えないように、前記複数の小領域の描画速度を演算すると好適である。
また、複数の小領域のうち、第1番目の小領域の描画速度は、第1番目の小領域の初期描画速度に設定すると好適である。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
試料の描画領域を描画方向に沿って複数の小領域に仮想分割する工程と、
線形計画法を用いて複数の小領域の描画速度を演算する工程と、
荷電粒子ビームを用いて、演算された各小領域の描画速度で各小領域に所望するパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、描画速度がより適した速度となる。よって、トータルな描画時間を短縮することができる。その結果、スループットを向上させることができる。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。
図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例となる。そして、描画装置100は、試料101に所望するパターンを描画する。制御部160は、磁気ディスク装置109、偏向制御回路110、デジタルアナログ変換器(DAC)112、増幅器(アンプ)114、制御計算機120、メモリ129、描画データ処理回路130、レーザ測長部140、及びステージ制御回路142を備えている。描画部150は、電子鏡筒102、描画室103を有している。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。また、描画室103内には、移動可能に配置されたXYステージ105が配置されている。XYステージ105上には、ミラー108、及び試料101が配置されている。試料101として、例えば、ウェハにパターンを転写する露光用のマスクが含まれる。また、このマスクは、例えば、まだ何もパターンが形成されていないマスクブランクスが含まれる。また、磁気ディスク装置109には、描画データが格納されている。また、制御計算機120内では、ショットデータ生成部121、分割部122、ショット密度計算部124、初期ブロック速度計算部126、及び線形計画法演算部128といった機能の処理が実行される。制御計算機120内での入出力或いは演算されたデータは都度メモリ129に記憶される。ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
また、図1では、コンピュータの一例となる制御計算機120で、ショットデータ生成部121、分割部122、ショット密度計算部124、初期ブロック速度計算部126、及び線形計画法演算部128といった各機能の処理を実行するように記載しているがこれに限るものではなく、電気的な回路によるハードウェアにより実施させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。
描画データ処理回路130は、磁気ディスク装置109から描画データを読み出し、複数のチップを一つのチップにマージするチップマージ処理や制御計算機120に入力可能なフォーマットに変換する。そして、ショットデータ生成部121に変換されたデータが送信され、描画装置100のハードウェアに入力するデータ、ここではショットデータが生成される。また、制御計算機120内では、ブロック分割やXYステージ105のステージ速度Vの算出が行なわれる。そして、ショットデータは、偏向制御回路110に出力される。そして、偏向制御回路110は、DAC112、及びアンプ114を介して偏向器208を制御する。ここでは図示していないが、同様に、偏向器205を制御する。また、ステージ速度Vやブロックサイズ等は、ステージ制御回路142に送信される。そして、ステージ制御回路142は、それらのデータに基づいてXYステージ105の速度や位置を制御する。XYステージ105の位置は、レーザ測長部140から照射されたレーザ光とそれをミラー108で反射した反射光とに基づいて測長される。
照射部の一例となる電子銃201から出た電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。その結果、電子ビーム200は成形される。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向される。その結果、連続移動するXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。
図2は、実施の形態1におけるステージ移動の様子を説明するための図である。
試料101に描画する場合には、XYステージ105を例えばx方向に連続移動させながら、描画(露光)領域10を電子ビーム200が偏向可能な幅の短冊状の複数のストライプ(フレーム)20に仮想分割された試料101の1つのストライプ20上を電子ビーム200が照射する。XYステージ105のX方向の移動は、連続移動とし、同時に偏向器208で電子ビーム200のショット位置もステージ移動に追従させる。連続移動させることで描画時間を短縮させることができる。そして、1つのストライプ20を描画し終わったら、XYステージ105をy方向にステップ送りしてx方向(今度は逆向き)に次のストライプ20の描画動作を行なう。各ストライプ20の描画動作を蛇行させるように進めることでXYステージ105の移動時間を短縮することができる。
図3は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。
図3において、実施の形態1における描画方法は、描画データ処理工程(S102)と、ショットデータ生成工程(S104)と、ブロック分割工程(S106)と、ショット密度計算工程(S108)と、初期ブロック速度演算工程(S110)と、線形計画法演算工程(S112)と、描画工程(S114)といった一連の工程を実施する。
S(ステップ)102において、描画データ処理工程として、描画データ処理回路130は、磁気ディスク装置109からある1つのストライプ分の描画データを読み出す。そして、読み出した描画データを処理し、次のショットデータ生成に用いる装置内フォーマットのデータに変換する。この描画データには、描画する図形の位置を示す座標、形を示す図形コード及び図形サイズ等が定義されている。そして、変換されたデータの情報は、制御計算機120に出力される。
S104において、ショットデータ生成工程として、ショットデータ生成部121は、描画データが変換されたデータを入力し、描画データに基づいて描画部150に入力するデータ、ここではショットデータを生成する。
S106において、ブロック分割工程として、分割部122は、試料101のストライプ(描画領域)20を描画方向に沿って複数のブロック(小領域)に仮想分割する。
図4は、実施の形態1におけるブロック分割されたストライプの一例を示す図である。
図4において、ストライプ20は、描画方向Sに沿って固定或いは任意の長さLで複数のブロック30に仮想分割する。
S108において、ショット密度計算工程として、ショット密度計算部124は、ブロック30毎にショット密度ρshot(i)を計算する。
S110において、初期ブロック速度演算工程として、初期ブロック速度計算部126は、ブロック30毎に初期ブロック速度Vi(0)(初期描画速度)を計算する。初期ブロック速度Vi(0)は、以下の式(1−1)〜式(1−3)によって求めることができる。
Figure 2009038055
ここで、式(1−1)〜式(1−3)中のパラメータとして、y方向ストライプ寸法w、多重度N、平均照射量D、電流密度J、サブフィールド(SF)寸法s、ショットセトリング時間tshot(stt)、SFセトリング時間tSF、ショット密度ρshot(i)を用いる。
S112において、線形計画法演算工程として、線形計画法演算部128は、線形計画法を用いて複数のブロックのブロック速度V(描画速度)を演算する。線形計画法演算部128は、各ブロック30の初期ブロック速度Vi(0)と各ブロック30の長さLと許容加速度gと一定の加速時間Ts(所定の加速時間)とを用いて各ブロック30のブロック速度Vを演算する。
ここで、描画装置100では、加速度を一定値以上に上げることができないため、初期ブロック速度Vi(0)ではブロック30間の移動で所望する速度に到達できない場合が生じ得る。また、あるブロック30の速度を変えてしまうことは他のブロックの速度に影響を及ぼすことになる。そこで、実施の形態1では、与えられたストライプ20における描画速度を最短にするために、各ブロック30のブロック速度Vの最適化を以下の方法で行なう。
図5は、実施の形態1におけるブロック速度の一例を示す図である。
図5では、設定される各ブロック30のブロック速度Vを実線の棒グラフで示している。また、実際の速度変化を点線で示している。また、図5に示すように、始端のブロックBのブロック速度Vを考慮して、初速度ゼロから許容加速度gでブロック速度Vまで加速できるように、図4に示すような適当な長さLのブロックBを追加する。同様に、終端のブロックBのブロック速度Vを考慮して、ブロック速度Vから許容加速度gで速度ゼロまで減速できるように、図4に示すような適当な長さLn+1のブロックBn+1を追加する。また、速度計算の関係上、1つのブロック30では、加速或いは減速だけ行なうようにする。そのために、ブロック速度の極大となる極大ブロック(図5ではブロックBで示す)では、中点或いは任意点で分割して、仮想的に2つのブロックとして扱う。
ここで、ブロックBにおける、ブロック長Lとブロック速度V及びブロック速度Vi−1との間には、非線形の関係が存在するが、これを初期ブロック速度Vi(0)及び初期ブロック速度Vi−1(0)でテーラー展開し、以下の式(2−1)〜式(2−n)で近似する。非線形の関係のままでは描画しながらブロック速度Vを計算するには時間が多大にかかるが、以下のように計算することでリアルタイムにブロック速度Vを計算することができる。
Figure 2009038055
かかる式(2−1)〜式(2−n)のn式のすべてを満たすという第1の条件と、さらに、ブロック速度Vは、初期ブロック速度Vi(0)を越えてはならない、すなわち、V≦Vi(0)を満たすという第2の条件とを制約条件して、ΣV/Lが最大となるブロック速度Vを線形計画法で求める。ΣV/Lが最大となることは複数のブロック30をすべて描画するための描画時間がより短くなることと同義となる。以上の演算により、制約条件を満たす最適化されたブロック速度Vを得ることができる。各ブロック30のステージ速度は、最適化されたブロック速度Vとすればよい。
ここで、助走加速区間となるブロックBを仮想的に追加したので、加速時間Tsが許せば、ブロック速度Vを最大速度の初期ブロック速度V1(0)とすることができる。
S114において、描画工程として、描画部150は、電子ビーム200を用いて、演算された各ブロック30のブロック速度Vで各ブロック30に所望するパターンを描画する。すなわち、ステージ制御回路142は、ブロック速度VでXYステージ105を駆動させる。これに合わせて、偏向制御回路110は、DAC112、及びアンプ114を介して偏向器208を制御する。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、CD、DVD、MO或いはROM等の読み取り可能な記録媒体に記録される。例えば、プログラムは、メモリ129に記憶される。或いは、別途、これらの記録媒体の少なくとも1つが制御計算機120に接続されればよい。或いは、制御計算機120内部に搭載されていればよい。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画方法及び装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1におけるステージ移動の様子を説明するための図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるブロック分割されたストライプの一例を示す図である。 実施の形態1におけるブロック速度の一例を示す図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
符号の説明
10 描画領域
20 ストライプ
30 ブロック
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
108 ミラー
109 磁気ディスク装置
110 偏向制御回路
112 DAC
114 アンプ
120 制御計算機
121 ショットデータ生成部
122 分割部
124 ショット密度計算部
126 初期ブロック速度計算部
128 線形計画法演算部
129 メモリ
130 描画データ処理回路
140 レーザ測長部
142 ステージ制御回路
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 試料の描画領域を描画方向に沿って複数の小領域に仮想分割する分割部と、
    線形計画法を用いて前記複数の小領域の描画速度を演算する線形計画法演算部と、
    荷電粒子ビームを用いて、演算された各小領域の描画速度で各小領域に所望するパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記線形計画法演算部は、前記複数の小領域の初期描画速度と前記複数の小領域の長さと許容加速度と所定の加速時間とを用いて前記複数の小領域の描画速度を演算することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記線形計画法演算部は、前記複数の小領域をすべて描画するための描画時間がより短く、かつ各小領域の前記描画速度が対応する各小領域の前記初期描画速度を超えないように、前記複数の小領域の描画速度を演算することを特徴とする請求項1又は2記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 前記複数の小領域のうち、第1番目の小領域の描画速度は、前記第1番目の小領域の初期描画速度に設定することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 試料の描画領域を描画方向に沿って複数の小領域に仮想分割する工程と、
    線形計画法を用いて前記複数の小領域の描画速度を演算する工程と、
    荷電粒子ビームを用いて、演算された各小領域の描画速度で各小領域に所望するパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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