JP2009030350A - プレキャスト横梁およびそれを用いた橋脚 - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的で施工性と耐久性に優れた構造の橋脚(T型橋脚、L型橋脚、ラーメン橋脚)を提供する。
【解決手段】橋脚柱部P2に鋼管1、橋脚横梁部P1にT形鋼2のプレキャスト横梁を用い、これらの結合部に二重管ソケット構造W1を採用した橋脚とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高架橋の橋脚に使用されるプレキャスト横梁とそれを用いた橋脚に関するものである。
高架橋の橋脚としては、橋脚柱と橋脚横梁とでT字型に構成されたT型橋脚や、橋脚柱と橋脚横梁とで逆L字型に構成されたL型橋脚や、ラーメン構造のラーメン橋脚が用いられている。
そして、その施工構造としては、橋脚柱と橋脚横梁がともに鉄筋コンクリート製である鉄筋コンクリート製橋脚(例えば、特許文献1)や、橋脚柱と橋脚横梁がともに鋼鉄製である鋼製橋脚(例えば、特許文献2)がある。
図17は、特許文献1に記載されている鉄筋コンクリート製橋脚(T型橋脚)を示すものである。短工期化を図るために成されたもので、鉄筋コンクリート製橋脚の柱81と梁91との接合構造において、柱81における梁91との接合部に内面に突起を有する挿入体83を設け、梁91における柱81との接合部に挿入孔83に挿入可能な外面に突起を有する挿入体95を設け、挿入体95を前記挿入孔83に挿入し、挿入孔83と挿入体95の隙間に充填材を注入することにより柱と梁とを接合するものである。
特開2002−146720号公報 特開昭63−176504号公報
しかし、従来の鉄筋コンクリート橋脚や鋼製橋脚には以下のような問題点があった。
まず、従来の鉄筋コンクリート橋脚構造では、柱部は現場打ちの鉄筋コンクリート製であるため、施工時間を要し、急速施工に対応できない。また、横梁部はマッシブな構造でトップヘビーとなるため、地震時に橋脚柱基部への作用水平荷重が大きくなり、橋脚柱の断面が比較的大きくなる。さらに、鉄筋コンクリート製の橋脚は自重が大きく、基礎杭への作用力が大きくなるばかりではなく、軟弱地盤上では採用できない。また、鉄筋コンクリート橋脚の場合、基礎構造にマッシブなフーチングを必要とするため、施工面積が広くなる。これらの結果、建設コストが高く、施工速度が遅く、用地買収面積も大きくなる。
次に、従来の鋼製橋脚構造では、橋脚横梁部と橋脚柱部との隅角部の耐疲労性が低い。また、加工度が高いため製造コストが高い。さらに、ボルト添接部を設けた場合、美観を損なうばかりでなく、塗装の劣化が早くなるため、維持・管理性に劣る。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、経済的で施工性と耐久性に優れた構造の橋脚(T型橋脚、L型橋脚、ラーメン橋脚)を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]橋脚の横梁として使用するために事前に工場で製作されるプレキャスト横梁であって、
上端に複数の切込みを入れ、下端あるいは下端近傍の外周にずれ止めを設置した鋼管と、ウェブ高さを前記鋼管上端の切込み長さと同じかあるいは短くしたT形鋼とを用い、
前記T形鋼のウェブ部を前記鋼管上端の切込み部に差し込み、鋼管上端切込み部とT形鋼ウェブ部とを溶接して成ることを特徴とするプレキャスト横梁。
[2]前記鋼管上端と前記T形鋼のフランジ部とを溶接したことを特徴とする前記[1]に記載のプレキャスト横梁。
[3]前記鋼管上方にコンクリート打設孔を開け、鋼管下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止めを設置し、該打設孔から鋼管内部にコンクリートを所定の高さまで充填したことを特徴とする前記[1]または[2]に記載のプレキャスト横梁。
[4]該T形鋼を鉄筋コンクリートで被覆したことを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
[5]前記T形鋼および前記鋼管のコンクリートとの接触面にずれ止めを設置したことを特徴とする前記[4]に記載のプレキャスト横梁。
[6]前記T形鋼の前記鋼管から張り出した部分について、当該T形鋼に下フランジを溶接するか、あるいは、前記T形鋼に代えて、前記鋼管の内部に納まる個所の下フランジを除去したH形鋼を用いることによって、前記鋼管から張り出した部分をH形状の鋼材としたことを特徴とする前記[1]〜[5]のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
[7]前記T形鋼に代えてπ形鋼を用いたことを特徴とする前記[1]〜[5]のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
[8]前記[1]〜[7]のいずれかに記載のプレキャスト横梁を橋脚横梁として使用した橋脚であって、
上端部あるいは上端近傍内周面にずれ止めを設置した鋼管橋脚柱を施工し、該鋼管橋脚柱の内部に前記プレキャスト横梁の鋼管部を差し込み、その鋼管橋脚柱と鋼管部との間隙にコンクリートを充填することによって接合したことを特徴とする橋脚。
[9]前記鋼管橋脚柱の上端から所定の高さの内周面に突起物を設置し、該突起物上に円形型枠を落とし込むことにより該円形型枠をダイヤフラム状に設置した上で、前記プレキャスト横梁の鋼管部下面を前記円形型枠上に接触させた状態で、鋼管橋脚柱上端の隙間あるいは前記プレキャスト横梁に予め開けておいた孔からコンクリートを鋼管橋脚柱内部に打設して成ることを特徴とする前記[8]に記載の橋脚。
[10]鋼管橋脚柱にスパイラル鋼管を用いたことを特徴とする前記[8]または[9]に記載の橋脚。
[11]少なくとも杭頭部が前記鋼管橋脚柱の直径よりも大きな直径を有し、上端部あるいは上端近傍内周面にずれ止めを設置した鋼管杭を施工した上で、前記鋼管橋脚柱の下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止めを設置し、該鋼管橋脚柱を前記鋼管杭に差し込み、その鋼管橋脚柱と鋼管杭との間隙にコンクリートを充填することによって接合したことを特徴とする前記[8]〜[10]のいずれかに記載の橋脚。
[12]前記鋼管杭の上端から所定の高さの内周面に突起物を設置し、該突起物上に円形型枠を落とし込むことにより該円形型枠をダイヤフラム状に設置した上で、鋼管橋脚柱を鋼管杭に差し込み、該鋼管橋脚柱下面を円形型枠上に接触させた状態で、鋼管橋脚柱と鋼管杭との間隙にコンクリートを充填するとともに、同区間の橋脚柱内部にコンクリートを充填することを特徴とする前記[11]に記載の橋脚。
なお、上記において、橋脚の形式には、T型橋脚、L型橋脚およびラーメン橋脚が含まれる。また、プレキャスト横梁とは、予め工場等で製作された横梁のことを表し、コンクリート製のものばかりではなく、鋼製のものも含まれる。
本発明によって、経済的で施工性と耐久性に優れた橋脚を得ることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る橋脚(ここでは、T型橋脚)Pとその周辺部材を示すものである。この実施形態に係るT型橋脚Pは、事前に工場で製作されたプレキャスト横梁からなる橋脚横梁部P1と、スパイラル鋼管を用いた橋脚柱部P2と、鋼管杭Sからなる橋脚基礎部を備えている。そして、橋脚横梁部P1と橋脚柱部P2とは二重管ソケット部W1によって接合され、橋脚柱部P2と橋脚基礎部Sとは二重管ソケット部W2によって接合されている。なお、図1において、Dは床版、Bは桁、Cは沓である。
そして、このT型橋脚Pは以下のような施工手順によって建設される。
まず、予め工場において、下記の(S1)〜(S4)の手順で、プレキャスト横梁P1を製作しておく。
(S1)図2に示すように、鋼管1の上端に複数の同じ長さの切込み3を入れ、鋼管1の上部にコンクリート打設孔8を開け、鋼管1の下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止め4aを設置する。そして、鋼管1上端の切込み3と同じ長さかそれより短い長さのウェブ高さを有したT形鋼(圧延T形鋼、溶接T形鋼、カットT形鋼)2のウェブ部2bを鋼管1上端の切込み3に差し込む。
(S2)次に、図3に示すように、鋼管1の切込み部3とT形鋼2のウェブ部2bとを溶接する。その際、応力集中をさけるために、切込み部3の直線部のみとウェブ部2bとを溶接する。なお、必要に応じて、鋼管1の上端とT形鋼2のフランジ部2aとを溶接する。
(S3)次に、図4に示すように、鋼管1上部のコンクリート打設孔8から鋼管1の内部にコンクリート6を所定の高さ(例えば、コンクリート打設孔8の位置)まで充填する。
(S4)そして、図5に示すように、T形鋼2を鉄筋コンクリート5で被覆する。その際、事前に、鋼管1およびT形鋼2のコンクリートとの接触面にずれ止めを設置しておくことが好ましい。
次に、建設現場において、下記の(S5)〜(S9)の手順で、T型橋脚を建設する。
(S5)図6に示すように、少なくとも杭頭部が鋼管橋脚柱P2の直径よりも大きな直径を有し、上端部あるいは上端近傍内周面にずれ止め24bが設置されるとともに、上端から所定の高さの内周面に突起物29が設置された鋼管杭Sを施工する。そして、突起物29上に円形型枠27を落とし込むことにより円形型枠27をダイヤフラム状に設置した上で、下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止め14bが設置されるとともに、上端から所定の高さの内周面に突起物19が設置された鋼管橋脚柱P2を鋼管杭Sに差し込み、鋼管橋脚柱P2の下面を円形型枠27上に接触させた状態で、鋼管橋脚柱P2と鋼管杭Sとの間隙にコンクリート26を充填するとともに、同区間の鋼管橋脚柱P2の内部にコンクリート26を充填する。これによって、鋼管橋脚柱P2と鋼管杭Sとが二重管ソケット構造で接合される。
(S6)次に、図7に示すように、鋼管橋脚柱P2内周面の突起物19上に円形型枠17を落とし込むことにより円形型枠17をダイヤフラム状に設置した上で、工場で製作したプレキャスト横梁P1の鋼管部1を鋼管橋脚柱P2の内部に差し込む。
(S7)そして、図8に示すように、プレキャスト横梁P1の鋼管部1の下面を円形型枠17上に接触させた状態にする。
(S8)そして、図9に示すように、鋼管橋脚柱P2上端の隙間あるいはプレキャスト横梁P1に予め開けておいた孔(図示せず)から鋼管橋脚柱P2と鋼管1との間隙にコンクリート16を充填する。これによって、プレキャスト横梁P1と鋼管橋脚柱P2とが二重管ソケット構造で接合される。
(S9)これによって、図10に示すようなT型橋脚が建設される。
そして、上記のようにしてT型橋脚を建設することによって、以下のような効果を得ることができる。
(1)橋脚柱部に鋼管、橋脚横梁部にプレキャスト材を用い、これらの結合部に二重管ソケット方式を採用しているので、現場溶接の必要が無くなり、溶接欠陥を生ぜしめにくくなることから、耐疲労性に優れた構造となる。
(2)また、形鋼を出来得る限り利用した構成としているため、加工コストが低い。
(3)さらに、橋脚柱部と橋脚横梁部とを分離施工するため、部材最大重量が小さく、部材の運搬性、架設の機能性が高い。
(4)くわえて、橋脚横梁部は上部に引張抵抗力に優れた鋼(T形鋼のフランジ)、下部に圧縮抵抗力に優れたコンクリート、断面中央部に剪断抵抗力に優れたコンクリート被覆鋼(T形鋼のウェブ)を位置させており、合理的な組合せであるため経済的である。
すなわち、図11(a)に示すように、橋梁上部工からの死活荷重が橋脚横梁部P1に作用することによって、図11(b)に示すように、橋脚横梁部P1に曲げモーメントと剪断力が発生し、図11(c)に示すように、橋脚横梁部P1の断面上部に引張力が作用し、橋脚横梁部P1の断面下部に圧縮力が作用し、断面全体に剪断力が作用するが、橋脚横梁部P1の断面上部の引張力に対しては、T形鋼のフランジ2aが抵抗し、橋脚横梁部P1の断面下部の圧縮力に対しては、コンクリート5が抵抗し、断面全体の剪断力に対しては、T形鋼のウェブ2bが抵抗するようになっている。
(5)上記(1)〜(4)の結果、建設コストが縮減できる。
(6)さらに、鋼管杭と橋脚柱部との接合部および橋脚柱部と橋脚横梁部との接合部に二重管ソケット構造を採用しているため、鋼管杭の施工誤差を両接合部の偏心接合により吸収できる。
(7)しかも、二重管の内管と外管をともに円形鋼管とした二重管ソケット構造を採用し、内管の内部にもコンクリートを充填しているため、内管と外管との間の充填コンクリートへの拘束力が確保でき、強固に結合できる。
すなわち、図12に示すように、二重管ソケット部W1においては、引張力または圧縮力のいずれが作用した場合でも、内管(鋼管1)の外周面ずれ止め4aと外管(橋脚柱P2)の内周面ずれ止め14bとの間で充填コンクリート6が圧縮抵抗する。同様に、二重管ソケット部W2においては、引張力または圧縮力のいずれが作用した場合でも、内管(橋脚柱P2)の外周面ずれ止め14aと、外管(鋼管杭S)の内周面ずれ止め24bとの間で充填コンクリート16が圧縮抵抗する。
(8)さらに、基礎杭、橋脚柱、橋脚横梁の全てがプレキャスト部材(工場で予め製作した部材)であるため、建設現場での作業が短縮され、急速施工に対応できる。
なお、上記において、プレキャスト横梁P1を製作する際に、T形鋼2の鋼管1から張り出した部分について、T形鋼2に下フランジを溶接するか、あるいは、図13に示すように、T形鋼2に代えて、H形鋼(圧延H形鋼、溶接H形鋼)31を用い、鋼管1の内部に納まる個所の下フランジを除去することによって、鋼管1から張り出した部分をH形状の鋼材となるようにしてもよい。これによって、プレキャスト横梁P1の剛性を高めることができる。
また、プレキャスト横梁P1を製作する際に、図14に示すように、T形鋼2に代えて、π形鋼(π字状断面の溶接形鋼)を用いることもできる。作用する荷重が大きく、T形鋼2のような1枚のウェブでは剪段力に抵抗できない場合には、2枚のウェブを備えたπ形鋼が有効である。
そして、上記の実施形態ではT型橋脚について説明したが、それと同様の施工手順をとることによって、図15に示すように、L型橋脚を建設したり、図16に示すように、ラーメン橋脚を建設したりすることもできる。
本発明の一実施形態に係るT型橋脚と周辺部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S1を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S2を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S3を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S4を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S5を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S6を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S7を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S8を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚の施工手順S9を示す図である。 本発明の一実施形態に係るT型橋脚において発生する力を示す図である。 二重管ソケット部における力の流れを示す図である。 本発明の他の実施形態に係るT型橋脚を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るT型橋脚を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るL型橋脚を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るラーメン橋脚を示す図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 鋼管
2 T形鋼
2a T形鋼フランジ
2b T形鋼ウェブ
3 切込み
4a 鋼管の外周面ずれ止め
5 鉄筋コンクリート
6 充填コンクリート
8 コンクリート打設孔
14a 鋼管橋脚柱の外周面ずれ止め
14b 鋼管橋脚柱の内周面ずれ止め
16 充填コンクリート
17 横梁部仮受け用の円形型枠
19 鋼管橋脚柱内面の突起
24b 鋼管杭の内周面ずれ止め
26 充填コンクリート
27 橋脚柱部仮受け用の円形型枠
29 鋼管杭内面の突起
31 H形鋼
41 π形鋼
B 桁
C 沓
D 床版
P 橋脚
P1 橋脚横梁部(プレキャスト横梁)
P2 橋脚柱部
S 鋼管杭
W1 二重管ソケット部
W2 二重管ソケット部

Claims (12)

  1. 橋脚の横梁として使用するために事前に工場で製作されるプレキャスト横梁であって、
    上端に複数の切込みを入れ、下端あるいは下端近傍の外周にずれ止めを設置した鋼管と、ウェブ高さを前記鋼管上端の切込み長さと同じかあるいは短くしたT形鋼とを用い、
    前記T形鋼のウェブ部を前記鋼管上端の切込み部に差し込み、鋼管上端切込み部とT形鋼ウェブ部とを溶接して成ることを特徴とするプレキャスト横梁。
  2. 前記鋼管上端と前記T形鋼のフランジ部とを溶接したことを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト横梁。
  3. 前記鋼管上方にコンクリート打設孔を開け、鋼管下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止めを設置し、該打設孔から鋼管内部にコンクリートを所定の高さまで充填したことを特徴とする請求項1または2に記載のプレキャスト横梁。
  4. 該T形鋼を鉄筋コンクリートで被覆したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
  5. 前記T形鋼および前記鋼管のコンクリートとの接触面にずれ止めを設置したことを特徴とする請求項4に記載のプレキャスト横梁。
  6. 前記T形鋼の前記鋼管から張り出した部分について、当該T形鋼に下フランジを溶接するか、あるいは、前記T形鋼に代えて、前記鋼管の内部に納まる個所の下フランジを除去したH形鋼を用いることによって、前記鋼管から張り出した部分をH形状の鋼材としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
  7. 前記T形鋼に代えてπ形鋼を用いたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプレキャスト横梁。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプレキャスト横梁を橋脚横梁として使用した橋脚であって、
    上端部あるいは上端近傍内周面にずれ止めを設置した鋼管橋脚柱を施工し、該鋼管橋脚柱の内部に前記プレキャスト横梁の鋼管部を差し込み、その鋼管橋脚柱と鋼管部との間隙にコンクリートを充填することによって接合したことを特徴とする橋脚。
  9. 前記鋼管橋脚柱の上端から所定の高さの内周面に突起物を設置し、該突起物上に円形型枠を落とし込むことにより該円形型枠をダイヤフラム状に設置した上で、前記プレキャスト横梁の鋼管部下面を前記円形型枠上に接触させた状態で、鋼管橋脚柱上端の隙間あるいは前記プレキャスト横梁に予め開けておいた孔からコンクリートを鋼管橋脚柱内部に打設して成ることを特徴とする請求項8に記載の橋脚。
  10. 鋼管橋脚柱にスパイラル鋼管を用いたことを特徴とする請求項8または9に記載の橋脚。
  11. 少なくとも杭頭部が前記鋼管橋脚柱の直径よりも大きな直径を有し、上端部あるいは上端近傍内周面にずれ止めを設置した鋼管杭を施工した上で、前記鋼管橋脚柱の下端あるいは下端近傍の外周面にずれ止めを設置し、該鋼管橋脚柱を前記鋼管杭に差し込み、その鋼管橋脚柱と鋼管杭との間隙にコンクリートを充填することによって接合したことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の橋脚。
  12. 前記鋼管杭の上端から所定の高さの内周面に突起物を設置し、該突起物上に円形型枠を落とし込むことにより該円形型枠をダイヤフラム状に設置した上で、鋼管橋脚柱を鋼管杭に差し込み、該鋼管橋脚柱下面を円形型枠上に接触させた状態で、鋼管橋脚柱と鋼管杭との間隙にコンクリートを充填するとともに、同区間の橋脚柱内部にコンクリートを充填することを特徴とする請求項11に記載の橋脚。
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