JP2009029560A - 自動原稿読取装置および画像形成装置 - Google Patents

自動原稿読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価な構成で駆動系の損傷を未然に防ぐ。
【解決手段】リフト部材21aにより原稿積載トレイ21の原稿Aをピックアップローラ22へ向けて上昇させるリフト手段26と、ピックアップローラ22のローラ軸22aとこれにほぼ平行な軸27dとで支持され、ピックアップローラ22の上昇に伴って傾動するローラカバー(傾動部材)28と、固定のカバーホックピン29aと揺動してカバーホックピン29aが出入りする凹部29cを有するホックハンドル29bとを備える開閉手段29と、ローラカバー28の傾動に基づいてホックハンドル29bをカバーホックピン29aから凹部29cが抜け出るように揺動させる力伝達手段と、開閉手段29が開状態のときに開閉カバー23を開状態にするばね30と、開閉カバー23の開閉状態を検出する開閉検知手段33と、開閉検知手段33からの信号に基づいてモータ26bを停止させるモータ停止手段とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば複写機やファクシミリなどの画像形成装置に付設される自動原稿読取装置および画像形成装置に関する。
上述した複写機などでは、原稿を1枚ずつコピーするときは、図13に示すように複写機100の上部に設けられた原稿載置面(ガラス面)101の上に原稿102を載置し、原稿載置面101の上に開閉可能に設けられた蓋部103を閉じて行い、複数の原稿を一編にコピーするときは、図14に示すように前記蓋部103を閉じた状態で、その蓋部103に設けられた自動原稿読取装置104を用いて行うように構成されたものが知られている。
上記自動原稿読取装置104としては、原稿積載トレイ105に積載した原稿102を一枚ずつ分離して原稿読取部106へ搬送し、読み取り後の原稿102を原稿積載トレイ105の下側の原稿排出トレイ107へ排出する構成となっている。なお、原稿読取部106の原稿102は、図13に示すように複写機100の原稿載置面101の横に設けた細長い窓111を介してスキャナー等により読み取られる。
ところで、原稿積載トレイに積載した原稿を一枚ずつ分離して搬送する手段として、原稿積載トレイの上方に設けたピックアップローラ(325)が用いられる。そして、そのピックアップローラへ向けて原稿積載トレイ(31)を上昇させるためのリフト部材(43)が、駆動モータ(411)により駆動されて昇降可能に設けられている(例えば特許文献1の図2〜図4を参照)。
そして、このような構成により、上記リフト部材の上昇により原稿積載トレイが上昇して、原稿をピックアップローラに向けて上昇させることができる。その結果、原稿積載トレイ上の原稿の枚数が変化しても、原稿をピックアップローラに向けて上昇させるので、最後の1枚まで原稿を残すことなく分離搬送させることができる。
特開2005−8283号公報
しかしながら、上述した技術文献1による場合には、仮に駆動モータが故障して制御不能な状態になると、リフト部材が無制限に上昇する虞があり、その結果として駆動モータなどの駆動系が損傷して使用不能になるという難点があった。
なお、リフト部材や原稿積載トレイなどの近傍にセンサなどを別途配置して対処することも考えられるが、高価になるという不都合がある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、安価な構成で駆動系の損傷を未然に防ぐことができる自動原稿読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る自動原稿読取装置は、原稿積載トレイに積載した原稿を、上記原稿積載トレイの上方に昇降可能に配したピックアップローラにより、開閉カバーで上部が覆われた原稿読取部へ搬送し、その後に上記原稿積載トレイの下側の原稿排出トレイに排出する自動原稿読取装置において、上記ピックアップローラの下方に配されていてモータ駆動により昇降するリフト部材を有し、そのリフト部材により上記原稿積載トレイの原稿を上記ピックアップローラへ向けて上昇させるリフト手段と、上記リフト手段による上記ピックアップローラの上昇に伴って、上記ピックアップローラのローラ軸とほぼ平行に配した軸を傾動中心として傾動する傾動部材と、上記開閉カバーの開閉状態を保持するもので、固定のカバーホックピンと揺動することにより上記カバーホックピンが出入りする凹部を有するホックハンドルとを備える開閉手段と、上記傾動部材の傾動に基づいて上記ホックハンドルを上記カバーホックピンから上記凹部が抜け出るように揺動させ、上記開閉手段を開状態にする力伝達手段と、上記開閉カバーを開状態とする方向に弾性力を付与するもので、上記開閉手段が開状態のときに上記開閉カバーを上記弾性力により開状態にする弾性手段と、上記開閉カバーの開閉状態を検出する開閉検知手段と、上記開閉検知手段から上記開閉カバーの開状態に対応する検出信号を入力すると、その信号に基づいて上記リフト手段の上記モータを停止させるモータ停止手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る自動原稿読取装置は、請求項1に記載の自動原稿読取装置において、前記力伝達手段は、前記傾動部材に前記傾動中心と中心を一致させて設けた円形の一部である歯部と、前記ホックハンドルの揺動中心またはその近傍部分が取付けられた歯車とを少なくとも備え、前記傾動部材の傾動に伴って歯部の回転が歯車に伝達されてホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る自動原稿読取装置は、請求項1に記載の自動原稿読取装置において、前記力伝達手段は、両端部のそれぞれが前記傾動部材と前記ホックハンドルとに当接するように中央部を支点として揺動するシーソー部材を有し、前記ホックハンドルの前記シーソー部材との当接部位が、ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部であり、傾動部材の傾動によりシーソー部材が揺動し、そのシーソー部材の揺動により上記延出部を介して上記ホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る自動原稿読取装置は、請求項1に記載の自動原稿読取装置において、前記力伝達手段は、前記ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部を有し、その延出部が、傾動する前記傾動部材の傾動域に位置するようになっていて、上記傾動部材の傾動により上記延出部を介して上記ホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の自動原稿読取装置を備えることを特徴とする。
本発明の自動原稿読取装置および画像形成装置による場合には、リフト手段のモータが故障して制御不能な状態になってリフト部材が無制限に上昇するようになると、そのリフト部材の上昇に伴いピックアップローラが押し上げられる。これにより傾動部材が傾動し、その傾動部材の傾動に基づいて力伝達手段がカバーホックピンから凹部が抜け出るようにホックハンドルを揺動させる。これにより開閉手段が開状態になって弾性手段が開閉カバーを開状態にする。この開閉カバーの開状態を開閉検知手段が検知し、その検知信号に基づきモータ停止手段がリフト手段のモータを停止させる。そして、開閉カバーが開状態になるタイミングを、駆動系の損傷を未然に防ぐことができる時期以前に設定しておくことで、駆動系の損傷を未然に防ぐことができる。また、上記開閉検知手段は、殆どすべての自動原稿読取装置や画像形成装置において予め備わった構成となっているため、別途センサを増設することなく、その開閉検知手段を利用することで安価な構成にすることができる。なお、モータを停止させる手法としては、制御不能になっていることを考慮して、例えばモータへの電流遮断などが好ましい。
また、請求項2の発明による場合には、力伝達手段が、傾動部材に傾動中心と中心を一致させて設けた円形の一部である歯部と、ホックハンドルの揺動中心またはその近傍部分が取付けられた歯車とを少なくとも備え、傾動部材の傾動に伴って歯部の回転が歯車に伝達されてホックハンドルを揺動させるので、傾動部材の傾動に伴って開閉カバーが開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
また、請求項3の発明による場合には、力伝達手段が、両端部のそれぞれが傾動部材とホックハンドルとに当接するように中央部を支点として揺動するシーソー部材を有し、ホックハンドルのシーソー部材との当接部位が、ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部であり、傾動部材の傾動によりシーソー部材が揺動し、そのシーソー部材の揺動により延出部を介してホックハンドルを揺動させるので、傾動部材の傾動に伴って開閉カバーが開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
また、請求項4の発明による場合には、力伝達手段が、ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部を有し、その延出部が、傾動する傾動部材の傾動域に位置するようになっていて、傾動部材の傾動により延出部を介してホックハンドルを揺動させるので、傾動部材の傾動に伴って開閉カバーが開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
以下に、本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明に係る自動原稿読取装置が組み込まれた画像形成装置を示す外観斜視図である。
この画像形成装置1は、例えば複写機であって、装置本体2の上に自動原稿読取装置20が開閉可能に設けられている。
装置本体2は、図2に示すように、像担持体として概略円柱状をした、表面がアモルファスシリコンからなる感光体ドラム3を有し、その感光体ドラム3の周囲に、帯電器4、現像装置5、転写ローラ6、研磨ローラ7、クリーニングブレード8および除電器9が感光体ドラム3の回転方向に沿って配置されている。
この装置本体2による画像形成処理は、以下のように行われる。帯電器4によって感光体ドラム3の表面を均一に帯電した後、感光体ドラム3の表面に、画像データに応じてレーザ光10を照射することによる露光を行い、これにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成される。その後、現像装置5によって感光体ドラム3上の静電潜像が現像されてトナー像とされ、感光体ドラム3上のトナー像は、転写ローラ6によって転写材、例えば記録用紙Pに転写される。この際、帯電したトナーの移動によって、感光体ドラム3と転写ローラ6との間に電流が流れるが、この電流を所定の値に制御して、つまり定電流制御して記録用紙Pに対するトナーの付着量を安定化させている。
転写の後、感光体ドラム3上に残留したトナーは、研磨ローラ7による感光体ドラム3の研磨にて研磨ローラ7に付着し、その後にクリーニングブレード8によって回収される。その後、感光体ドラム3上の残留電位が除電器9によって消去される。その後、再び帯電器4によって帯電されて、以上の画像形成処理が繰返される。
一方、記録用紙Pは、用紙搬送ライン11に沿って搬送され、感光体ドラム3と転写ローラ6との間に送られ、ここで転写ローラ6によって感光体ドラム3上のトナー像が転写され、その後定着ユニット12を経て排紙トレイ13に排紙される。
図3は自動原稿読取装置20の一部を示す正面図であり、図4はピックアップローラの近傍部分を拡大して示す図である。
自動原稿読取装置20は、原稿積載トレイ21に積載した原稿Aを、上記原稿積載トレイ21の上方に昇降可能に配したピックアップローラ22により、開閉カバー23で上部が覆われた原稿読取部24へ搬送し、その後に上記原稿積載トレイ21の下側の原稿排出トレイ25に排出する構成となっている。
上記原稿積載トレイ21は、ピックアップローラ22側にリフト部材21aが設けられ、リフト部材21aのピックアップローラ22とは反対側は昇降しない一定姿勢の固定トレイ21bとなっている。
上記リフト部材21aはリフト手段26の一部を構成し、ピックアップローラ22の下方に配されている。リフト手段26は、リフト部材21aの他に、リフト部材21aの固定トレイ21b寄りに設けた回動軸26aと、この回動軸26aを回動させるモータ26bと、このモータ26bの回転を回動軸26aに伝達する伝達機構(図示せず)とを備える。このモータ26bは、正逆回転が可能なもので、装置本体2に内蔵された制御装置14(図1参照)によりオンオフ制御されて正回転と逆回転と停止とが調整される。また、後述する開閉検知センサ33からの信号を入力するとモータ26bへ供給される電流が遮断されて、モータ26bは緊急停止するようになっている。このようなモータ26bの制御により回動軸26aが正逆回転すると、リフト部材21aは回動軸26aを回動中心として回動し、固定トレイ21bとは反対側の端部21cが昇降する。以下、端部21cの昇降をリフト部材21aの昇降として述べる。
リフト手段26は、原稿積載トレイ21上に原稿Aが載せられていないとき、モータ26bを逆回転してリフト部材21aを最下位置にまで降下させ、その後にモータ26bを停止してリフト部材21aを待機させる。原稿積載トレイ21上に原稿Aが載せられると、モータ26bを正回転させてリフト部材21aをピックアップローラ22に向けて上昇させる。そして、リフト部材21aが原稿Aを間に介してピックアップローラ22を所定高さまで押し上げると、図示しないセンサが作動し、その作動に伴う信号入力により制御装置14がモータ26bを停止させる。しかる後、原稿積載トレイ21から原稿Aが無くなったことを、図示しないセンサが検知すると、モータ26bを逆回転してリフト部材21aを最下位置にまで降下させて停止させるようになっている。
ピックアップローラ22の近傍には、給紙ローラ27が設けられている。給紙ローラ27はピックアップローラ22よりも開閉カバー23の内奥側(正面視で左側)に設けられていて、一対のローラ27a、27bを有する。両ローラ27a、27bの軸は固定され、また両ローラ27a、27bには無端ベルト27cが掛け渡されている。これらピックアップローラ22および給紙ローラ27は、原稿積載トレイ21上の原稿Aを1枚ずつ原稿読取部24へ送り込む。
ピックアップローラ22および給紙ローラ27の周囲には、下側を除いてピックアップローラ22および給紙ローラ27を覆うローラカバー28が設けられている。ローラカバー28は、本発明の傾動部材として機能するもので、ピックアップローラ22から遠い方(正面視でローラ27bの左側)のローラ27aの軸27dとピックアップローラ22の軸22aとで支持されていて、ピックアップローラ22の上昇に伴ってローラ27aの軸27dを傾動中心として傾動する(図5参照)。
上記開閉カバー23は、原稿読取部24の上部を覆うものであって、ピックアップローラ22から離れた側(正面視で左側)の端部に設けたヒンジ23aを中心として開閉できる。また、その開閉は、開閉カバー23のピックアップローラ22側の端部に設けた開閉装置29により可能である。開閉装置29は、固定のカバーホックピン29aと、ホックハンドル29bとを備え、ホックハンドル29bが上端を支点として下側が振り子のように揺動することにより、ホックハンドル29bに設けた凹部29cに上記カバーホックピン29aが出入りするように構成されている。凹部29cにカバーホックピン29aが入った状態では開閉カバー23を閉に保持し、凹部29cからカバーホックピン29aが出ると開閉カバー23を開に保持する。
上記ホックハンドル29bの上端の揺動中心Oは、歯車34の軸34aに固定されていて、この歯車34には、回動方向を調整するための歯車35が噛み合っている。歯車34の軸34aと歯車35の軸35aは、共に開閉カバー23に回動可能に支持されている。一方、ローラカバー28には、ピックアップローラ22の上昇に伴ってローラカバー28が傾動することにより歯車35に噛み合うように歯部28aが設けられている。より詳細には、この歯部28aは、図6に示すようにローラカバー28の傾動中心、この実施形態ではローラ27aの軸27dを中心として、ローラカバー28の傾動により歯車35に噛み合うようになっている。また、リフト部材21aの高さが低くピックアップローラ22を上昇させることがないとき、つまりローラカバー28が傾動しないとき、歯車35から離隔している(図4参照)。これら歯部28a、歯車34および歯車35は、ローラカバー28の傾動に基づいてホックハンドル29bをカバーホックピン29aから凹部29cが抜け出るように揺動させる力伝達手段として機能する。
また、上記開閉カバー23には、この開閉カバー23を開状態とする方向に弾性力を付与する弾性手段としてのばね30が設けられている(図3参照)。このばね30は、開閉装置29が開状態のときに開閉カバー23を上記弾性力により開状態にする(図7参照)。一方、このばね30の弾性力に抗して開閉カバー23を閉じ、開閉装置29を閉状態にすると、つまり凹部29cにカバーホックピン29aを入れると、開閉カバー23が閉状態に保持される。このような開閉カバー23の開閉状態は、開閉検知手段としての開閉検知センサ33により検知される。開閉検知センサ33は、開閉カバー23に設けたロッド33aと、開閉カバー23の内側に固定状態で設けたスイッチ33bとを有し、スイッチ33bに設けたセンサ部33cが開閉カバー23の開閉に伴ってロッド33aにより所定深さまで押し込まれると閉状態を検知する。一方、そうでないときは開状態と検知し、この開状態の検知信号を前記制御装置14に出力する。
図3に示すように、このような開閉カバー23とその下側の下部カバー31とで覆われて前記原稿読取部24が設けられている。原稿読取部24は、レジストローラ24aと、搬送ローラ24bと、多数のローラ24cとを備え、これらローラ24a〜24cは原稿読取部24に送り込まれた原稿Aを原稿排出トレイ25へ向けて送る。
下部カバー31におけるレジストローラ24aの下側部分には、内側を原稿Aが通る開口32が設けられていて、自動原稿読取装置20を装置本体2の上に被せた閉状態のとき、上記開口32には、装置本体2に設けた自動原稿読取用の細長い窓(ガラス)15が対向し、原稿Aの自動読取りが可能となっている。
図8は、前記制御装置14の構成を示すブロック図である。
この制御装置14は、全体制御部14aと、モータ制御部14bと、モータ停止手段としての電流遮断部14cとを有する。全体制御部14aは、この画像形成装置1の全体を制御する。モータ制御部14bは、リフト部材21aの昇降に関してモータ26bを、正回転、逆回転または停止に制御する。電流遮断部14cは、開閉検知センサ33からの緊急停止用の信号を入力すると、スイッチ36を開状態にしてモータ26bへ供給される電流を遮断し、モータ26bを停止させる。
したがって、本実施形態の自動原稿読取装置20による場合には、リフト手段26のモータ26bが故障して制御不能な状態になってリフト部材21aが無制限に上昇するようになると、そのリフト部材21aの上昇に伴いピックアップローラ22が押し上げられる。これによりローラカバー28が傾動し、そのローラカバー28の傾動に基づいて前記力伝達手段がカバーホックピン29aから凹部29cが抜け出るようにホックハンドル29bを揺動させる。これにより開閉手段29が開状態になってばね30が開閉カバー23を開状態にする。この開閉カバー23の開状態を開閉検知手段33が検知し、その検知信号に基づき電流遮断部(モータ停止手段)14cがリフト手段26のモータ26bを停止させる。そして、開閉カバー23が開状態になるタイミングを、駆動系の損傷を未然に防ぐことができる時期以前に設定しておくことで、駆動系の損傷を未然に防ぐことができる。また、開閉検知手段33は、この自動原稿読取装置20において予め備わった構成となっているため、別途センサを増設することなく、その開閉検知手段33を利用することで安価な構成にすることができる。
また、本実施形態においては、力伝達手段が、ローラカバー28にその傾動中心と中心を一致させて設けた円形の一部である歯部28aと、ホックハンドル29bの揺動中心Oが取付けられた歯車34と、歯車35とを備え、ローラカバー28の傾動に伴って歯部28aの回転が歯車35、34に伝達されてホックハンドル29bを揺動させるので、ローラカバー28の傾動に伴って開閉カバー23が開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
なお、上述した第1実施形態では、ローラカバー28の傾動によりホックハンドル29bを揺動させ、開閉カバー23を開状態にする力伝達手段として、歯車機構を用いているが、本発明はこれに限らず、以下に説明する第2実施形態や第3実施形態のような構成としてもよい。
(第2実施形態)
図9および図10は、第2実施形態に係る力伝達手段を示す図である。
この力伝達手段は、両端部のそれぞれがローラカバー28とホックハンドル29bとに当接するように中央部を支点40aとして揺動するシーソー部材40を有し、ホックハンドル29bのシーソー部材40との当接部位が、ホックハンドル29bの揺動中心Oと凹部29cとを結ぶ線分とは交差する方向、好ましくは直交する方向へホックハンドル29bから延出形成した延出部29dであり、ローラカバー28の傾動によりシーソー部材40が揺動し、そのシーソー部材40の揺動により上記延出部29dを介してホックハンドル29bを揺動させる構成となっている。
よって、この第2実施形態の場合にも、第1実施形態と同様に、ローラカバー28の傾動に伴って開閉カバーが開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
(第3実施形態)
図11および図12は、第3実施形態に係る力伝達手段を示す図である。
この力伝達手段は、ホックハンドル29bの揺動中心Oと凹部29cとを結ぶ線分とは交差する方向、好ましくは直交する方向へホックハンドル29bから延出形成した延出部29eを有し、その延出部29eが、傾動するローラカバー28の傾動域に位置するようになっていて、ローラカバー28の傾動により延出部29eを介してホックハンドル29bを揺動させる構成となっている。
よって、この第3実施形態の場合にも、第1、第2実施形態と同様に、ローラカバー28の傾動に伴って開閉カバーが開状態になることを、簡単な構成で確実に行い得るようにできる。
なお、上述した実施形態ではモータ26bによりリフト部材21aを回動軸26aの回りに回動させて端部21cを昇降させる構成としているが、本発明はこれに限らず、リフト部材21aの全体が平行になって昇降する構成としてもよい。
また、上述した実施形態ではピックアップローラ22および給紙ローラ27を覆うローラカバー28を傾動部材として用いているが、本発明はこれに限らない。傾動部材としては、ローラカバー28とは別の部材であってもよく、要はピックアップローラ22の上昇に伴って、ピックアップローラ22とは平行な軸を傾動中心として傾動する構成であればよい。
更に、上述した実施形態では複写機に本発明の自動原稿読取装置を適用しているが、本発明はこれに限らず、ファクシミリなどにも同様に適用することができる。
更にまた、上述した実施形態では開閉可能に自動原稿読取装置に適用しているが、本発明はこれに限らず、開閉しない自動原稿読取装置にも適用することができる。但し、開閉カバーの開閉を開閉検知手段により検知する構成のものであることを要する。
本発明に係る自動原稿読取装置が組み込まれた画像形成装置を示す外観斜視図である。 画像形成装置の装置本体を示す図である。 自動原稿読取装置の一部を示す正面図である。 ピックアップローラの近傍部分を拡大して示す図である。 ローラカバーの構成を示す斜視図である。 ピックアップローラとローラカバーと開閉手段との関係を示す図である。 同じくピックアップローラとローラカバーと開閉手段との関係を示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 第2実施形態に係る力伝達手段を示す図である。 第2実施形態に係る力伝達手段を示す図である。 第3実施形態に係る力伝達手段を示す図である。 第3実施形態に係る力伝達手段を示す図である。 従来の画像形成装置を示す斜視図である。 従来の画像形成装置を示す斜視図である。
符号の説明
A 原稿
1 画像形成装置
14 制御装置
20 自動原稿読取装置
21 原稿積載トレイ
21a リフト部材
22 ピックアップローラ
23 開閉カバー
24 原稿読取部
25 原稿排出トレイ
26 リフト手段
26b モータ
27d 軸
28 ローラカバー(傾動部材)
29 開閉装置
29a カバーホックピン
29b ホックハンドル
29c 凹部
29d 延出部
29e 延出部
30 ばね(弾性手段)
33 開閉検知センサ
34 歯車
35 歯車
40 シーソー部材

Claims (5)

  1. 原稿積載トレイに積載した原稿を、上記原稿積載トレイの上方に昇降可能に配したピックアップローラにより、開閉カバーで上部が覆われた原稿読取部へ搬送し、その後に上記原稿積載トレイの下側の原稿排出トレイに排出する自動原稿読取装置において、
    上記ピックアップローラの下方に配されていてモータ駆動により昇降するリフト部材を有し、そのリフト部材により上記原稿積載トレイの原稿を上記ピックアップローラへ向けて上昇させるリフト手段と、
    上記リフト手段による上記ピックアップローラの上昇に伴って、上記ピックアップローラのローラ軸とほぼ平行に配した軸を傾動中心として傾動する傾動部材と、
    上記開閉カバーの開閉状態を保持するもので、固定のカバーホックピンと揺動することにより上記カバーホックピンが出入りする凹部を有するホックハンドルとを備える開閉手段と、
    上記傾動部材の傾動に基づいて上記ホックハンドルを上記カバーホックピンから上記凹部が抜け出るように揺動させ、上記開閉手段を開状態にする力伝達手段と、
    上記開閉カバーを開状態とする方向に弾性力を付与するもので、上記開閉手段が開状態のときに上記開閉カバーを上記弾性力により開状態にする弾性手段と、
    上記開閉カバーの開閉状態を検出する開閉検知手段と、
    上記開閉検知手段から上記開閉カバーの開状態に対応する検出信号を入力すると、その信号に基づいて上記リフト手段の上記モータを停止させるモータ停止手段とを具備することを特徴とする自動原稿読取装置。
  2. 請求項1に記載の自動原稿読取装置において、
    前記力伝達手段は、前記傾動部材に前記傾動中心と中心を一致させて設けた円形の一部である歯部と、前記ホックハンドルの揺動中心またはその近傍部分が取付けられた歯車とを少なくとも備え、前記傾動部材の傾動に伴って歯部の回転が歯車に伝達されてホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする自動原稿読取装置。
  3. 請求項1に記載の自動原稿読取装置において、
    前記力伝達手段は、両端部のそれぞれが前記傾動部材と前記ホックハンドルとに当接するように中央部を支点として揺動するシーソー部材を有し、前記ホックハンドルの前記シーソー部材との当接部位が、ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部であり、傾動部材の傾動によりシーソー部材が揺動し、そのシーソー部材の揺動により上記延出部を介して上記ホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする自動原稿読取装置。
  4. 請求項1に記載の自動原稿読取装置において、
    前記力伝達手段は、前記ホックハンドルの揺動中心と凹部とを結ぶ線分とは交差する方向へホックハンドルから延出形成した延出部を有し、その延出部が、傾動する前記傾動部材の傾動域に位置するようになっていて、上記傾動部材の傾動により上記延出部を介して上記ホックハンドルを揺動させる構成となっていることを特徴とする自動原稿読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の自動原稿読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012035969A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 原稿搬送装置
JP2018188231A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置

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