JP2009028667A - 水の改質方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水を収納するための収納槽1、振動モーター2を含む振動発生手段、前記振動発生手段に連係して振動する振動棒7、および振動棒7に1段または多段に固定した振動羽根8、よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、振動モーター2が100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのインバーター35、よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根8に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽1中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高める。
【選択図】図21
Description
(A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法
に関する。
本発明の第2は、
(A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を100時間以上振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法
に関する。
とくに本発明による「水に対しての100Hz以上の高周波振動」を長時間、たとえば100時間以上行うと、後記の実験結果から明らかなとおり、少なくともMg、Zn、Ca、Al、Cu、Na、K、Seについては明らかにその含有量が顕著に増大しているという驚くべき事実を確認しているのである。この現象は一種の原子転換が起こっているのではないかとも考えられる。
この現象から推測すると、超音波、例えば20〜30KHzの超音波も、その利用の仕方によっては、本発明と同様の現象がおこる可能性がある。少なくとも高周波振動攪拌と超音波の併用は、本発明で起こっている現象を一層促進する可能性がある。
一方、フランスの生命科学者であり、ノーベル生理学・医学賞の受賞候補者にノミネートされたことのあるルイ・ケルブラン博士は、ニワトリに長い間カルシウムを全く与えず、硬い殻の卵を産めない状態にしておいた後、アルミニウムとカリウムからなる雲母を餌として与えたところ、硬い殻(カルシウム入り)の卵を産むようになったという事実に基づき、生体内で原子の転換が行われているとの説を発表している(C・L・ケルブラン著、桜沢如一訳、1962年12月10日、日本CI協会発行、「生体による原子転換」参照、ケルブランの紹介をしている本としては平成7年6月15日廣済堂出版発行、深野一幸著、「地球を救う21世紀の超技術」第212〜217頁参照)。これはケルブランの常温原子転換説と言われるものである。そして、ケルブランの著書には、約三千件にも及ぶ常温、常圧の原子変換の具体的事例が人、海水生息生物、植物、種々のバクテリアについてみられる、と述べられている。そして、その後少数の関係学者などにより自然界の水の原子転換の測定や生体内の原子転換の実証を試みたが、転換データは得られたもののその転換率は非常に微量であり、生体内という特殊環境下のため、その再現性が困難であったことなどから、今日までケルブランの生体内原子転換説は世界的学問として認知されていない。
また、九州大学大学院の梨子木久恒らは、特開2004−122045号公報において、筒状容器よりなる微細気泡発生器を水、その他の被処理液内に浸漬し、被処理液に好ましくは空気などの不活性気体を加えて微細気泡発生器内において高速旋回せしめ、その時に生ずる負圧とこの負圧によって生ずるキャビテーション気泡の圧壊時に微局所的に生ずる超高圧高温の反応を用いて前記被処理液の含有元素比率を変化させる方法と装置を提案している。
この微量のエネルギーによる元素転換は、現代物理学の常温核融合の概念に近いものであるが、常温核融合は、非常に制約された条件下で特定の物質に生ずるものとされているが、この微量のエネルギーによる元素転換は、今回の試験データでも分かるように自然界に存在している比較的軽い元素が、また生命維持にとって重要な元素が、相互に元素転換している事実を再現したものとも言える。
前述の先行文献などを参考にすると、本発明においては下記の反応が起こっている可能性が考えられる。
7N+ + 5B− →12Mg
12Mg + 8O →20Ca
20Ca + 8O + 1H→29Cu
29Cu + 1H →30Zn
9F++ 21H →11Na
また、前記反応のような元素同士の融合とは反対に、反応する元素同士の分裂、すなわち原子番号および原子量の減産的な元素の転換現象も起こっていると推定される。
12Mg →11Na + 1H
19K →11Na + 8O
処理水中の他の元素においても上記と同様の元素変換がおこり、各元素濃度が増減しているものと推定される。
微量エネルギーによる元素転換は、前述のようにケルブランによって「生物学的元素転換」とともに追求されてきたが、この発明において、微量エネルギーによる元素転換が確実に発生し、それが再現性のあるものであることが証明されたのである。
この微量エネルギーによる元素転換は、現代の物理学における常温核融合に近い現象であるが、従来の常温核融合は非常に制約された条件下で特定の元素にのみ生ずるものとされていた。ところが本発明における現象は、表1のデータからも明らかなとおり、自然界におけるありふれた軽量元素で、かつ生物の生命維持にとつて重要な元素が、相互に元素転換しているということであって、これはまさに驚くべきことである。
なお、データの信ぴょう性が問われないような場合には密閉式とする必要はなく、開放式で充分である。
本発明の改質方法により得られた処理水は、人間や動物がミネラルを摂取するための飲料水あるいは化粧水として有用である。同様に本発明の改質方法により得られた処理水は、植物にミネラルを与えるための用水としても極めて有用である。また、当然のことながら、長時間本発明の処理をおこなった水を濃縮して各元素を回収することもできる。
(1)超純水の製造
水道水をカチオンH型イオン交換樹脂塔→脱酸素塔→アニオンOH型イオン交換樹脂塔に順次通すことにより純水を得た。
さらにこの純水を逆浸透膜で処理して、超純水とした。
(2)処理装置
実施例に用いた処理装置は、図23〜27に示す。なお、下記装置において、水と接触する恐れのある部分および水と接触する部分は、すべて樹脂コーティング処理、本実施例ではエポキシ樹脂コーティング処理が施されている。
使用している高周波振動撹拌装置について、
(i)振動モータとして、ユーラステクノ株式会社発売、商品名ハイフレユーラスKHE2−2Tを用いた。ハイフレユーラスKHE2−2Tは、3相、200V、50サイクルの所では150Hzまで、60サイクルの所では180Hzまで可能、2種、モータ回転数:50サイクルの所では9000r/min、60サイクルの所では10800r/min、振動力2kN、出力0.15kW、全負荷電流:50サイクルの所では0.90A、60サイクルの所では0.55A、の性能を持つものである。
(ii)インバーター:富士電機株式会社のFRENIC 5000 HIIS
(iii)振動羽根:振動棒(直径12mmのSUS304製)2本にステンレスSU
S304製の振動羽根3枚を図24および25に示すように固定
したものであり、羽根のサイズは縦105mm、横100mm、
厚さ0.5mmである。
(iv)密閉収納槽:ステンレスSUS304製のもので、その内面に2mm厚のエポ
キシ樹脂をライニングしたものであり、内容積は、17.7リット
ルである。
(v)密閉手段 (イ)密閉収納槽とその蓋との接合部分の密閉は、耐熱ゴムパッキング
(厚さ3mm)を用いた。
(ロ)振動撹拌機の振動棒と蓋との間の密閉は図26に示す。図に示す
とおり蓋における振動棒挿入部分にSUS304製のシリンダー
をはめこんで蓋に溶接し、振動棒とシリンダーの内壁の間にはリ
ング状のパッキングを入れた。パッキングは、上下がポリプロピ
レン製のキャップであり、中央がNBR製のゴムパッキングとし
た。
(3)超純水の処理方法
超純水15.0リットルを図23〜27に示す密閉収納槽に充填、密閉し、インバーターを用いて振動モーターを135Hzで振動させ、常温で200時間振動撹拌を行った。
(4)データの採取
東京工業大学の原子炉工学研究所所長であって、発明者の1人でもある有冨正憲教授が東京工業大学の誘導結合プラズマ質量分析計(ICP質量分析計)を用いて、平成18年12月20日に測定したものである。
2 振動モーター
3 振動吸収体であるバネ
4a 本体載置台
4b 台板
5 ガイドシャフト
6 支持架台
7 振動棒
7′ 補助振動棒
8 振動羽根
9 振動羽根用固定部材
10 振動羽根用固定部材
11 接続部(応力分散手段)
12 ナット
12′ ナット
13 ナット
13′ ナット
14 ナット
15 ナット
16 ワッシャーリング
16′ ワッシャーリング
17 振動棒のネジ溝
17′ 補助振動棒のネジ溝
18 ゴム質リング
18′ ゴム質リング
19 ナット
20 接続リング
21 接続リング
22 ナット
23 金属線束
24 金属線
25 金属線束の被覆部
26 金属線束の被覆部に設けたネジ溝
29 ナット
30 スペーサ
31 球面状キャップ
33 合成樹脂シート又はゴムシート(クッション作用)
34 分割振動棒
35 インバーター
36 スプリング
37 振動伝達部材
46 処理槽またはそれに設けられた架台あるいは補強部材
47 基本振動部材またはそれに設けられた架台あるいは補助部材より下方に垂直に伸びた支持棒
48 前記46より上方に垂直に伸びた支持棒
51 金属板
52 ゴム板
53 金属板とゴム板の積層体
54 補助板
55 振動棒を通すための穴
56 中空部
57 ナット
58 ボルト
59 パッキング
Claims (2)
- (A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法。 - (A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を100時間以上振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法。
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