JP2009028667A - 水の改質方法 - Google Patents

水の改質方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009028667A
JP2009028667A JP2007196509A JP2007196509A JP2009028667A JP 2009028667 A JP2009028667 A JP 2009028667A JP 2007196509 A JP2007196509 A JP 2007196509A JP 2007196509 A JP2007196509 A JP 2007196509A JP 2009028667 A JP2009028667 A JP 2009028667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibrating
water
rubber
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007196509A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Aritomi
正憲 有富
Ryushin Omasa
龍晋 大政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Techno KK
Original Assignee
Nihon Techno KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Techno KK filed Critical Nihon Techno KK
Priority to JP2007196509A priority Critical patent/JP2009028667A/ja
Publication of JP2009028667A publication Critical patent/JP2009028667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】水中の成分を豊富化するとともにその含有率を高めるための新規な水の改質方法を提供する。
【解決手段】水を収納するための収納槽1、振動モーター2を含む振動発生手段、前記振動発生手段に連係して振動する振動棒7、および振動棒7に1段または多段に固定した振動羽根8、よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、振動モーター2が100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのインバーター35、よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根8に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽1中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高める。
【選択図】図21

Description

本発明は、振動撹拌手段を利用した新規な水の改質方法に関する。
本発明者の1人である大政龍晋は、特許文献1および2記載の発明において、水を振動攪拌して滅菌する方法を提案しているが、これらの発明においては、水と接触する装置の一部に少なくとも殺菌性の金属および/または殺菌性の金属化合物を含有する表面層を必要としており、本発明とは技術思想を全く異にしているうえ、本発明のような長時間の処理、たとえば100時間以上といったような長時間の処理を意図するものではない。また、特許文献3でも振動攪拌による水の滅菌方法を提案しているが、この技術でも装置内に磁性材料と殺菌性材料を配置しており、本発明とは技術思想を異にしているうえ、この技術においても本発明のような長時間の処理、たとえば100時間以上といったような長時間の処理を意図するものではない。
特開2002−210341号公報 特開2002−282669号公報 特開2002−102323号公報
本発明の目的は、水中の成分を豊富化するとともにその含有率を高めるための新規な水の改質方法を提供する点にある。
本発明の第1は、
(A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法
に関する。
本発明の第2は、
(A)水を収納するための収納槽、
(B)振動モーターを含む振動発生手段、
(C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
(2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
(D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
ンバーター、
よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を100時間以上振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法
に関する。
本発明者らは、振動数が100Hzを超えるような高周波振動、たとえば100〜200Hzといった高周波振動を振動羽根に与えて振動攪拌をおこなうと、100Hz未満、とくに40〜60Hzといったような低周波振動を振動羽根に与えて振動攪拌をおこなった場合に較べて、Mg、Zn、Ca、Al、Cu、Na、K、Seなどの含有量の増大割合が極めて大きいことを見出したのである。
とくに本発明による「水に対しての100Hz以上の高周波振動」を長時間、たとえば100時間以上行うと、後記の実験結果から明らかなとおり、少なくともMg、Zn、Ca、Al、Cu、Na、K、Seについては明らかにその含有量が顕著に増大しているという驚くべき事実を確認しているのである。この現象は一種の原子転換が起こっているのではないかとも考えられる。
この現象から推測すると、超音波、例えば20〜30KHzの超音波も、その利用の仕方によっては、本発明と同様の現象がおこる可能性がある。少なくとも高周波振動攪拌と超音波の併用は、本発明で起こっている現象を一層促進する可能性がある。
従来から、原子転換という現象は、原子核が核分裂および核融合を起こす場合や原子核に粒子が衝突しておこる核変換によって発生することはよく知られている。
一方、フランスの生命科学者であり、ノーベル生理学・医学賞の受賞候補者にノミネートされたことのあるルイ・ケルブラン博士は、ニワトリに長い間カルシウムを全く与えず、硬い殻の卵を産めない状態にしておいた後、アルミニウムとカリウムからなる雲母を餌として与えたところ、硬い殻(カルシウム入り)の卵を産むようになったという事実に基づき、生体内で原子の転換が行われているとの説を発表している(C・L・ケルブラン著、桜沢如一訳、1962年12月10日、日本CI協会発行、「生体による原子転換」参照、ケルブランの紹介をしている本としては平成7年6月15日廣済堂出版発行、深野一幸著、「地球を救う21世紀の超技術」第212〜217頁参照)。これはケルブランの常温原子転換説と言われるものである。そして、ケルブランの著書には、約三千件にも及ぶ常温、常圧の原子変換の具体的事例が人、海水生息生物、植物、種々のバクテリアについてみられる、と述べられている。そして、その後少数の関係学者などにより自然界の水の原子転換の測定や生体内の原子転換の実証を試みたが、転換データは得られたもののその転換率は非常に微量であり、生体内という特殊環境下のため、その再現性が困難であったことなどから、今日までケルブランの生体内原子転換説は世界的学問として認知されていない。
このような環境下において、馬渕幸作発明の特開2004−74074号公報では、密閉空間に原水を封入し、該原水中に高温高圧の蒸気を噴出させて、その蒸気の噴出力で原水を撹拌しつつ、閉鎖空間内を高圧(15〜20atm)に維持した状態で所要時間原水を撹拌処理することにより原水中の成分の原子転換を介してミネラル成分を多量に含有したミネラル成分含有水を生成する方法を提案している。この明細書の実施例によれば、原水に較べてナトリウム濃度が約130%、カルシウム濃度が約50%増加したと記載している。しかし、この方法は、高温高圧というコストのかかる条件が不可欠であり、原子の増加率もそれほど高くはない。
また、九州大学大学院の梨子木久恒らは、特開2004−122045号公報において、筒状容器よりなる微細気泡発生器を水、その他の被処理液内に浸漬し、被処理液に好ましくは空気などの不活性気体を加えて微細気泡発生器内において高速旋回せしめ、その時に生ずる負圧とこの負圧によって生ずるキャビテーション気泡の圧壊時に微局所的に生ずる超高圧高温の反応を用いて前記被処理液の含有元素比率を変化させる方法と装置を提案している。
微量のエネルギーによる元素転換は、ケルブランによる「生物学的元素転換」手段のほか、多くの研究者によって追求されてきたが、本発明は、「微量エネルギー」による元素転換が可能であり、また再現性があることを立証したものである。
この微量のエネルギーによる元素転換は、現代物理学の常温核融合の概念に近いものであるが、常温核融合は、非常に制約された条件下で特定の物質に生ずるものとされているが、この微量のエネルギーによる元素転換は、今回の試験データでも分かるように自然界に存在している比較的軽い元素が、また生命維持にとって重要な元素が、相互に元素転換している事実を再現したものとも言える。
前述の先行文献などを参考にすると、本発明においては下記の反応が起こっている可能性が考えられる。
12Mg
12Mg + O →20Ca
20Ca + O + H→29Cu
29Cu + H →30Zn
+ 2H →11Na
また、前記反応のような元素同士の融合とは反対に、反応する元素同士の分裂、すなわち原子番号および原子量の減産的な元素の転換現象も起こっていると推定される。
12Mg →11Na +
19K →11Na +
処理水中の他の元素においても上記と同様の元素変換がおこり、各元素濃度が増減しているものと推定される。
微量エネルギーによる元素転換は、前述のようにケルブランによって「生物学的元素転換」とともに追求されてきたが、この発明において、微量エネルギーによる元素転換が確実に発生し、それが再現性のあるものであることが証明されたのである。
この微量エネルギーによる元素転換は、現代の物理学における常温核融合に近い現象であるが、従来の常温核融合は非常に制約された条件下で特定の元素にのみ生ずるものとされていた。ところが本発明における現象は、表1のデータからも明らかなとおり、自然界におけるありふれた軽量元素で、かつ生物の生命維持にとつて重要な元素が、相互に元素転換しているということであって、これはまさに驚くべきことである。
本発明で用いる振動撹拌方式については、特許第1941498号(特開平3−275130号公報)、特許第2707530号(特開平6−220697号公報)、特許第2762388号(特開平6−312124号公報)、特許第2767771号(特開平8−281272号公報)、特許第2852878号(特開平8−173785号公報)、特許第2911350号(特開平7−126896号公報)、特許第2911393号(特開平9−40482号公報)、特許第2988624号(特開平11−189880号公報)、特許第2989440号(特開平7−54192号公報)、特許第2992177号(特開平6−330395号公報)、特許第3035114号(特開平6−287799号公報)、特許第3244334号(特開平6−280035号公報)、特許第3142417号(特開平6−304461号公報)、特許第3320984号(特開平10−43569号公報)、特開平10−369453号公報、特許第3196890号(特開平11−253782号公報)、特許第2989440号(特開平10−43569号公報)、特願平9−137927号、特許第3196890号(特願平10−76702号)、特開2000−317295号公報(特願平11−127830号)、特開2002−210341号公報(特願2000−9570号)などに記載の方法を利用できる。
本発明に用いる振動流動撹拌手段を以下に説明するが、本発明の振動流動撹拌手段は前述の特許公報記載の各手段を用いることができ、下記手段に限定されるものではない。
本発明に用いる振動流動撹拌手段の例としては、(1)振動モーターを含む振動発生手段、(2)それに連係して振動する少なくとも1本の振動棒、(3)該振動棒に振動羽根用固定部材を用いて固定された少なくとも1枚の振動羽根、(4)振動モーターが100Hz以上の任意の振動を発生できるように調整するためのインバーター、および必要に応じて(5)振動発生手段と前記振動棒との接続部に設けられた振動応力分散手段よりなる振動流動撹拌手段を挙げることができる。
本発明に用いる振動モーターは、いわゆる高周波振動モーターであり、100Hzの場合は6000rpm、120Hzの場合は7000rpm、130Hzの場合は9000rpm、180Hzの場合は10800rpmで回転する。これをインバーターにより100Hz以上の所望の振動を発生させ、この振動を振動応力分散手段と振動棒を介して振動羽根に伝えることにより、振動羽根を振幅0.1〜15mm、振動数約4000〜10000回/分で振動させる。
本発明に用いる振動流動撹拌手段の1例を添付の図1〜3により詳細に説明する。図1は、その1例を示すものであって、1部縦断正面図である。図2、図3は、前記手段を上部開放型円形タンク(処理槽)1に取付けた状態を示す。処理槽1内には処理される水が入っている。この振動流動撹拌手段は振動モーター2に振動棒7が取付けられ、さらに、振動棒7に、振動羽根8が好ましくは図示されていない上下に設けた押え板を介して振動羽根用固定部材9、例えばナットや固定板等により回転不能に固定されている。本例では振動羽根8は5枚で構成されている。振動モーター2の振動を処理槽1に伝達させないため、振動モーター2を上面に支持固定する本体載置台4aの下方に振動吸収機構を設ける。振動吸収機構は、台板4bと本体載置台4aとの間にバネ3を介装し、横すべり防止のため台板4b上に固定したガイドシャフト5を本体載置台4aに上下に摺動可能にスプリング(バネ)3内を貫通して本体載置台4aをガイドしている。上記バネ3に代え、ゴム等の緩衝体を用いてもよい。この場合には、ガイドシャフト5と緩衝体は別位置に設ける。羽根の形状は、図9に示すものを使用した。羽根は金属製またはプラスチック製で厚み1.5mmのものを使用した。角度は水平である。
振動数を制御するためトランジスターインバーター35を振動モーターの前に結線し、200Vを供給する。振動モーター2の振動エネルギーは振動吸収体機構の振動吸収体、例えばバネ3により処理槽1から絶縁され、該エネルギーは振動棒7より処理される水に振動羽根8により伝えられ、処理液が振動流動する。振動発生手段として振動モーター2を使用することができる。
前記振動羽根は、インバーターにより制御された振動モーターにより100Hz以上の任意の特定の振動を生じるが、この振動羽根の材質および厚みは、この振動により羽根がしなりながら振動するものであることが好ましい。
また、振動羽根の形状は、板に切り込み部を有しないものであることが好ましい。切り込みがあると振動による材質疲労が原因で切り込み部分から羽根に亀裂が発生するので好ましくない。もっとも好ましい形状は羽根の先端部以外は振動棒に固定する振動羽根の付け根部分の幅と同一の幅をもつ短冊状のものである。
本発明における振動流動撹拌手段においては、振動応力分散手段を設けることが好ましい。振動応力分散手段を用いた1例を図13に示す。図13における接続部11を構成する応力分散手段としては、例えばつぎのような手段を挙げることができる。
一つの振動応力分散手段について述べれば、振動発生手段と振動棒の接続部において、振動発生手段の下部および/または上部の振動棒の周りに設けられるゴム質リングを設ける。ゴム質リングは肉厚のものが好ましい。
例えば、図4または図5に示すように、振動伝達部材37に振動棒7を連結するに当り、振動伝達部材37の所定の穴に振動棒7を通し、振動棒7の端部をナット12、13、ワッシャーリング16により固定し(図4の場合は振動伝達部材37とワッシャーリング16の間にゴム質リング18′を介在させている)、一方、振動伝達部材37の反対側は、振動棒7に前記の合成ゴム質リング18を挿入し、ナット14、15により固定する。
ゴム質リング18や18′を全く使用しないケースにおいては、振動応力が振動伝達部材と振動棒との接合部分近辺に集中し、振動棒が折れ易いという問題点があったが、ここにゴム質リングを挿着することにより、完全に解消することができた。とくに、ゴム質リングを使用しないで振動数を100Hz以上に高くした場合には振動棒の折れがしばしば発生していたが、これにより、そのような心配がなく振動数を高くすることができる。
前記ゴム質リングは、硬い天然ゴム、硬い合成ゴム、合成樹脂等のショアーA硬度80〜120、好ましくは90〜100の硬質弾性体により構成することができる。とくに、ショアーA硬度90〜100の硬質ウレタンゴムが耐久性、耐薬品性の点で好ましい。
もう一つの振動応力分散手段は、振動発生手段と振動棒の接続部において、振動発生手段と振動棒の間に金属線束を挿入することである。例えば、図6に示すように、振動伝達部材37に振動棒7を連結するに当り、補助振動棒7′と金属線束23を介在させるものである。なお、場合により、補助振動棒7′は使用しないで、金属線束23を直接振動伝達部材37に連結することもできる。具体的には、補助振動棒7′の一端をナット12、12′、13、13′、ワッシャーリング16、16′により振動伝達部材37に固定し、この他端にナット19と接続リング20を介して金属線束23の一端を連結し、ついで金属線束23の他端に接続リング21とナット22を用いて振動棒7を連結した。これにより、ゴム質リングを用いた場合と同様の効果を奏することができる。
金属線束は、その構造が吊り橋のケーブルとしてよく利用されているタイプのものであって、たくさんの金属単線あるいは金属撚線を端部で外側より結束したものであり、通常結束には金属被覆部を用いる。この金属線束と他物との連結には、前記金属被覆部にネジを切ることにより達成できる。
金属線束の大きさは、直径が振動棒と同じ位であり、長さは振動により上下の金属線束の被覆部や該被覆部に取付けられた接続リング同士が接触しない程度の長さがあればよい。
通常、振動モーターは、処理槽上、処理槽側壁にあるいは固い床上に架台をおきその上にセットする。槽の厚みが薄く(ステンレス槽5mm以下)液の振動によりタンク側壁や床面に振動が伝えられる場合は槽の外側に架台を設置することが好ましい。槽の厚みが5mm以下の場合には、槽の側壁にバンドを締めるような要領で補強部材を付設し、そこに振動装置を設置するとよい。振動モーターの発生する振動は、基本振動部材を介して振動棒に伝えられる。この場合、振動モーターは通常基本振動部材の下側に吊り下げる形でセットすることが好ましい(図14参照)。このようにすることにより重心を下げることができ、横ぶれの発生を極めて少なくすることができる。
振動発生手段は、通常、振動モーター(マグネットモーター、エアーモーター等も含む)により基本振動部材や振動伝達部材などを振動させるシステムを採用している。振動モーターに代えて電磁マグネットあるいはエアーガンなどの振動発生手段も使用することができる。
振動羽根部は、振動羽根と振動羽根用固定部材よりなるが、振動羽根を複数枚重ねたもの、あるいは振動羽根と振動羽根用固定部材を一体成形したものを使用することができる。
前記振動羽根は、材質として、好ましくは薄い金属、弾力のある合成樹脂等が使用できるが、振動モーターの上下の振動により、少なくとも羽根板の先端部分がフラッター現象(波を打つような状態)を呈する厚みであり、これにより系に振動に加えて流動を与えることのできるものが好ましい。金属の振動羽根の材質としてチタン、アルミニウム、銅、鉄鋼、ステンレス鋼などの金属、これらの合金が使用できる。合成樹脂としては、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、FRPなどが使用できる。振動エネルギーを伝えて振動の効果を上げるため厚みは特に限定されないが一般に金属の場合は0.2〜2mm、プラスチックの場合は0.5〜10mmが好ましい。過度に厚くなると振動撹拌の効果が減少する。
振動羽根の材質として弾性のある合成樹脂等を使用する場合には、厚みは特に限定されないが一般に0.5〜5mmが好ましいが、金属たとえばステンレスの場合は0.2〜1mmたとえば0.6mmのものが好ましい。また、振動板の振幅は、0.1〜15mm、好ましくは0.1〜5mmである。
振動軸に対し振動羽根は一段又は多段に取り付けることができる。振動羽根を多段にする場合、水位、容量、振動モーターの大きさにより変化し、必要に応じて5〜7枚と増加することができる。多段の段数を増加する場合、振動モーターの負荷を大きくすると振動巾が減少し、振動モーターが発熱する場合があるが、この場合は振動モーターの容量を大きくする。振動羽根は一体でもよい。振動軸に対し振動羽根部の角度は水平でもよいが、ある程度の角度をもたせることができ、角度α(図12参照)が5〜30度とくに10〜20度(実施例では15度)にして振動に方向性をもたせることもできる。
振動羽根は振動羽根用固定部材により上下両面から挾みつけて振動棒に固定することにより振動羽根部を形成することができる。また、振動羽根用固定部材と振動羽根は振動軸の側面からみて図12に示すように一体的に傾斜していることができる。
また、振動羽根と振動羽根用固定部材は例えばプラスチックスを用いて一体成形することにより製造することもできる。この場合は振動羽根と、振動羽根用固定部材を別々に使用する場合に較べて、その接合部分に被処理物が浸入、固着し、洗浄に手間がかかるという欠点を回避することができる。また、羽根と固定部材を一体化したことにより、厚みの段差が発生せず、応力集中を避けることができるので、羽根の使用寿命を大幅に延長することができる。
一方では振動羽根と振動羽根用固定部材を別々に作っておけば、振動羽根のみをとりかえることができるが、一体成形のものでも交換は可能である。この場合の振動羽根、振動羽根用固定部材、一体成形品はプラスチックスに限らず、前述の種々の材料が使用できる。振動羽根用固定部材9や10を使用するときは、上下から振動羽根をはさみつけて使用するが、この固定部材は上下で、その大きさを異ったものとすることもでき、これにより振動応力を分散させることができる。
また、図12にみられるように、振動羽根用固定部材10と振動羽根8の間に合成樹脂シート例えば弗素樹脂シートまたはゴムシート33を介在させ、これにクッション作用を持たせることにより振動羽根の応力を分散することができる。また、前記合成樹脂シートやゴムシート33は前記振動羽根用固定部材10より長めで、振動羽根の先端方向にやゝ突出している長さとすることが好ましい。
振動羽根または振動羽根用固定部材などよりなる振動羽根部は、ナットを用いて振動棒に固着することができる。振動羽根および/または振動羽根用固定部材を多数振動棒に取付ける場合には、図13に示すようにナット29で固定した後、振動棒に丁度嵌合する円筒状の一定の長さのスペーサ30を1個(図13参照)または複数個(図12参照)挿入することにより、振動羽根および/または振動羽根用固定部材の間隔を簡単に一定化することができる。
振動羽根(または振動羽根部)の形状は、いろいろな形状を採用することができる。その1例を図8〜9に示す。図8(a)の振動羽根8、8は、一枚の板を十字状に切り抜いて作ってもよいし、矩形状のものを2枚重ねて作ってもよい。固定部材10は振動羽根の巾と同じ〔図8(a)、図9(a)〕でもよいし、振動羽根の巾より狭くてもよい〔図8(b)、図9(b)参照〕。これらの場合、特願平6−337183号の図7、8のように羽根に切欠部を設けると、長期使用の場合に振動羽根や固定部材の破損を誘発する傾向があるので、切欠部を設けないことが好ましい。
振動羽根は振動棒に直角につけてもよいが、撹拌を強くしたいときは、振動羽根に図12のように角度αを与えるとよい。特許第2852878号の図22に示すように多数の振動羽根のうち、下位の1〜2枚を下向きの角度とし、それ以外のものを上向きの角度とすることもできる。このようにすると、処理槽底部の撹拌を充分行うことができ、下部に溜りが発生するのを防止することができる。
以上は、振動棒が1本の場合について説明してきたが、振動棒は複数本であってもよいことは勿論であり、多軸にすることにより大型の処理槽の撹拌に有効である。この具体例を図15〜図17に示す。この具体例は振動棒を2本としたケースであり、図16にそれがよく示されている。
振動羽根部の振動に伴って発生する振動羽根の“しなり現象”の程度は、振動を与える周波数、振動羽根の長さと厚み、被撹拌物の粘度、比重などによって変化するので、与えられた周波数においてもっともよく“しなる”長さと厚みを選択することができる。周波数と振動羽根の厚みを一定にして、振動羽根板の長さを変化させてゆくと、振動羽根のしなりの程度は図10に示すように長さ(固定部材より先の部分の長さ)が大きくなるに従ってある段階までは大きくなるが、それをすぎるとしなりは小さくなり、ある長さはときにはほとんどしなりがなくなり、さらに振動羽根を長くするとまたしなりが大きくなるという関係をくりかえすことが判ってきた。その様子のモデルを図10に示す。
したがって、振動羽根の長さ(固定部材より先の部分の長さ)は、好ましくは、第1回目のピークを示す長さか、第2回目のピークを示す長さを選択することが好ましい。第1回目のピークを示す長さにするか、第2回目のピークを示す長さにするかは、系の振動を強くするか、流動を強くするかによって適宜選択できる。第3回目のピークを示す長さを選択した場合は、振動巾が小さくなり、用途が限られる。
振動羽根の厚みは、被処理物の粘度、比重、振動条件により好ましい範囲は異なるが、振動羽根が折れることなく、羽根のように充分しなうことのできる程度の厚みとするのが、もっとも振動撹拌の効率を高めることができる。
この点から振動羽根は、系の流動に大きく寄与し、振動羽根用固定部材は系の振動に寄与しているものと推定される。
振動棒に固定するためにはナット(図中ナットは省略している場合が多い)を用いて基本振動部材または振動伝達部材などの振動羽根を固着することができるが、特許第2852878号の図18に示すようにナットの代りにストッパーリングを用いることができる。ストッパーリングを用いることにより振動棒を上下させて液中の振動棒の長さを変化させることができるので、処理槽の大きさに応じて振動棒の長さを任意に調整することができる。また、振動棒を金属製よりプラスチック製などに容易に取り替えることができる。このように処理槽内の液の性質により容易に振動棒や振動羽根などの撹拌手段を変更できることは、従来のプロペラ式撹拌機では全く行なえないことである。
また、振動発生手段と処理槽は、図13、図14の振動発生手段において、図11に示すように振動伝達部材37から下方に垂直に伸びた四本の支持棒47、それに対応して処理槽側から上方に垂直に伸びた支持棒48および上下支持棒47、48を取り巻くスプリング36により係合されていることが好ましい。とくに上と下の支持棒47、48は前記スプリング36により非接触状態に保たれていることが好ましい。これにより、振動発生手段に横ゆれが発生しても前述の係合部分でうまく横ゆれを吸収することができ、装置全体に好ましくない横ゆれの発生、それに伴う騒音の発生を防止することができる。
振動発生手段と処理槽の間のスプリングを用いた横ゆれ防止手段のかわりに、振動発生手段と処理槽との間に、(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板(板状ゴム)と金属板との積層体よりなる振動吸収部材を用いることもできる。
振動吸収手段としての(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板と金属板との積層体は、ゴム板により振動モーターを含む振動発生装置の振動を吸収させ、かつ金属板とゴム板が一体になって、あるいはゴム板単独で振動モーターを含む振動発生装置の重量を受け止めかつ、振動棒以外に振動が伝わらないよう無駄な振動を吸収する働きをしているものである。したがって、金属板とゴム板の積層体は、それぞれの間を接着剤により接着してもよいが、接着しないで単に積み重ねただけのものであってもよい。
ゴム板またはその積層体の厚みは、前述のとおり振動発生装置の重量に耐えうるものであるとともに、振動発生装置の振動を振動棒や振動羽根以外のものにはできるだけ伝達しないように吸収するという目的に叶うものであればよい。
積層体は、金属板/ゴム板〔例えば図18の(a)参照〕または金属板/ゴム板/金属板〔例えば図18の(b)参照〕あるいはこれらの繰り返し〔例えば図18の(c)または(d)参照〕よりなる構成であることができる。
収納槽を密閉型とする場合、前記ゴム板またはその積層体は、振動棒が貫通するための孔が存在するだけで処理槽全体を覆う密閉型(金属板は槽の外枠と同一または大きいが、ゴム板は槽の内側に栓をするようにくいこむ形のものも使用できる)〔例えば図19の(a)参照〕とする必要がある。
本発明の実施例においては、空気中の成分が長時間の振動攪拌中に水中に入りこんだものと解釈され、データの信ぴょう性が低下するのを避けるため、密閉式で行っている。完全密閉型とするためには、振動棒がゴム板またはその積層体を貫通する個所を可変形性シール部材でシールすることができる。可変形性シール部材としては、軟らかいゴムが使用できる。このような可変形性シール部材を使用しない場合でも、ゴム板またはその積層体の主成分がゴムであるうえ、振動棒の上下振動は通常20mm以下、好ましくは10mm以下、とくに好ましくは5mm以下であり、下限は0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上、といった程度であるから、ゴム板またはその積層板の伸縮が振動棒の上下動にかなり追従することができるので予想外に摩擦熱は発生せず、単にゴム板またはその積層体に振動棒の外径とほゞ同じ径の穴を開け、これに振動棒を通すのみで、可成り満足できる密閉状態を形成することができる。
なお、データの信ぴょう性が問われないような場合には密閉式とする必要はなく、開放式で充分である。
積層体における金属板とゴム板との関係は、通常金属板の平面図とゴム板の平面図が一致するものを積層して積層体としたものであるが、図20の斜視図(一部断面図)のような形状のものを使用することができるが、この場合でも、上下の補助板を除く、ゴム/金属積層体の上下面の表面積が、積層体の中心線に沿って上から下に切断して形成される積層体の表面積より大きいものであることが必要である。このような条件を満さないと、積層体が振動するとき側面からみて多少であるが「くの字」型に変形し、振動棒に歪がかかるので好ましくない。したがって、この場合の積層体部分は金属板とゴム板とがそれぞれ少なくとも1〜2層以上積層されているタイプのものが好ましい。おおむね3層以下で充分である。
前記ゴム板は、合成ゴムあるいは天然ゴムの加硫物であることができ、JIS K6386で規定する防振ゴムが好ましい。
前記合成ゴムとしては、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム、エピクロルヒドリン系ゴム、アルキレンオキシド系ゴム、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム、ウレタン系ゴム、多硫化ゴム、フォスファビンゴムなどを例示することができる。市販ゴムシートとしては、天然ゴム板、絶縁ゴム板、導電性ゴム板、耐油性ゴム板(NBRなど)、クロロプレンゴム板、ブチルゴム板、ハイパロンゴム板、SBRゴム板、シリコンゴム板、フッ素ゴム板、アクリルゴム板、エチレンプロピレンゴム板、ウレタンゴム板、エピクロルヒドリンゴム板、難燃性ゴム板等が入手でき使用することができる。これらのゴム材料としては、とりわけ、JIS K6386(1977)記載の物性をもつ防振ゴムの物性を満足するものが好ましい。とくに静的せん断弾性率4〜22kgf/cm、好ましくは5〜10kgf/cm、伸び250%以上のものが好ましい。
前記金属板としては、ステンレス板、鉄板、銅板、アルミニウム板、その他各種合金板などを挙げることができる。また、金属板として撹拌棒の蓋をそのまま転用することもできる。
本発明においては、前記(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板と金属板との積層体よりなる振動吸収部材の使用に加えて、処理槽とその据え付け部との間に任意の振動吸収機構を付設することが好ましい。この振動吸収機構は、前記据え付け部の上方に所望の厚みのゴム層を設けることにより達成することができる。このようなゴム材としては、耐震構造建築の振動吸収材として用いられているゴム材を用いることが好ましい。また、場合によりゴム層に代えて重ね板ばね、皿ばねなどを用いることもできるし、前記ゴム層と併用することもできる。
また、振動モータの取付け態様は、図13の方式でも図14の方式でもよい。
この横ゆれ防止機構を備えた振動撹拌手段の1例は、図13および図14に示し、これらの図における横ゆれ防止機構の拡大図は、図11に示す。図中36はスプリング、46は処理槽またはそれに設けられた架台あるいは補強部材、47は基本振動部材または振動伝達部材より下方に垂直に伸びた支持棒、48は前記46より上方に垂直に伸びた支持棒である。図13のタイプは振動棒7に直接振動羽根8を振動羽根用固定部材10で固定したものであり、図14のタイプは、振動棒7を途中で2つに分割し、分割振動棒34、34に分かれ、分割振動棒34、34には、振動羽根8、8……がかけ渡されており、この振動羽根8、8……が振動することにより系に振動撹拌を与える。
横ゆれ防止機構として、ゴムまたはゴム/金属積層体を用いた振動流動撹拌手段の例を図21と図22に示す。
本発明において、処理液とは、純水、超純水、水道水、井戸水、雨水、河川水、海水、処理排水、汚染河川などの各種水、ジュース、お茶、飲料用ミネラルウォーターなどの飲料などを挙げることができる。
本発明においては、簡単な方法により、再現性よく水中の成分を豊富化するとともにその含有率を高めることのできる新規な水の改質方法を提供することができた。
本発明の改質方法により得られた処理水は、人間や動物がミネラルを摂取するための飲料水あるいは化粧水として有用である。同様に本発明の改質方法により得られた処理水は、植物にミネラルを与えるための用水としても極めて有用である。また、当然のことながら、長時間本発明の処理をおこなった水を濃縮して各元素を回収することもできる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は、これにより何ら限定されるものではない。
実施例1
(1)超純水の製造
水道水をカチオンH型イオン交換樹脂塔→脱酸素塔→アニオンOH型イオン交換樹脂塔に順次通すことにより純水を得た。
さらにこの純水を逆浸透膜で処理して、超純水とした。
(2)処理装置
実施例に用いた処理装置は、図23〜27に示す。なお、下記装置において、水と接触する恐れのある部分および水と接触する部分は、すべて樹脂コーティング処理、本実施例ではエポキシ樹脂コーティング処理が施されている。
使用している高周波振動撹拌装置について、
(i)振動モータとして、ユーラステクノ株式会社発売、商品名ハイフレユーラスKHE2−2Tを用いた。ハイフレユーラスKHE2−2Tは、3相、200V、50サイクルの所では150Hzまで、60サイクルの所では180Hzまで可能、2種、モータ回転数:50サイクルの所では9000r/min、60サイクルの所では10800r/min、振動力2kN、出力0.15kW、全負荷電流:50サイクルの所では0.90A、60サイクルの所では0.55A、の性能を持つものである。
(ii)インバーター:富士電機株式会社のFRENIC 5000 HIIS
(iii)振動羽根:振動棒(直径12mmのSUS304製)2本にステンレスSU
S304製の振動羽根3枚を図24および25に示すように固定
したものであり、羽根のサイズは縦105mm、横100mm、
厚さ0.5mmである。
(iv)密閉収納槽:ステンレスSUS304製のもので、その内面に2mm厚のエポ
キシ樹脂をライニングしたものであり、内容積は、17.7リット
ルである。
(v)密閉手段 (イ)密閉収納槽とその蓋との接合部分の密閉は、耐熱ゴムパッキング
(厚さ3mm)を用いた。
(ロ)振動撹拌機の振動棒と蓋との間の密閉は図26に示す。図に示す
とおり蓋における振動棒挿入部分にSUS304製のシリンダー
をはめこんで蓋に溶接し、振動棒とシリンダーの内壁の間にはリ
ング状のパッキングを入れた。パッキングは、上下がポリプロピ
レン製のキャップであり、中央がNBR製のゴムパッキングとし
た。
(3)超純水の処理方法
超純水15.0リットルを図23〜27に示す密閉収納槽に充填、密閉し、インバーターを用いて振動モーターを135Hzで振動させ、常温で200時間振動撹拌を行った。
(4)データの採取
東京工業大学の原子炉工学研究所所長であって、発明者の1人でもある有冨正憲教授が東京工業大学の誘導結合プラズマ質量分析計(ICP質量分析計)を用いて、平成18年12月20日に測定したものである。
表1における超純水原料水の項のデーターは、製造後の超純水を測定したときのデーターであり、「超純水原料水200時間振動攪拌水」の項のデーターは図23〜27の装置を用い、常温、200時間、135Hzで振動撹拌処理をした後の水を測定したときのデーターである。なお、表1中の濃度を示す数値の単位はppbである。
Figure 2009028667
本発明に用いる振動撹拌手段の一部を縦断した正面図である。 本発明に用いる振動撹拌手段を処理槽に取付けた場合の1例を示す平面図である。 図2のX−X′線における処理槽および振動撹拌手段の一部の縦断面図である。 振動撹拌手段における振動応力分散手段としてゴム質リングを用いた場合の拡大断面図である。 振動撹拌手段における振動応力分散手段としてゴム質リングを用いた場合のもう1つの変形例を示す拡大断面図である。 振動撹拌手段における振動応力分散手段として金属線束を用いた場合の拡大断面図を示す。 金属線束端部の断面図を示す。 (a)は振動羽根の形状の1例を示す平面図であり、(b)はその変形例を示す平面図である。 (a)は振動羽根の形状の1例を示す平面図であり、(b)はその変形例を示す平面図である。 振動羽根の長さとしなりの程度の関係をモデル的に示すグラフである。 横ゆれ防止機構の拡大断面図である(図1および図3の部分拡大図でもある)。 振動羽根と振動羽根用固定部材の間に合成樹脂シートまたはゴムシートを介在させた振動羽根部の拡大断面図である。 振動撹拌手段の1具体例を示す側面の断面図である。 図13に示した振動撹拌手段の1変形例を示す側面の断面図である。 振動撹拌手段のもう1つの変形例を示す断面図である。 図15の振動撹拌手段の側面断面図である。 図15の振動撹拌手段の上面図である。 金属板/ゴム板の積層体よりなる振動吸収部材の種々のタイプのものを示す断面図であり、(a)は、金属板−ゴム板積層体の、(b)は、金属板−ゴム板−金属板積層体の、(c)は、金属板−ゴム板−金属板−ゴム板積層体の、(d)は、金属板−ゴム板−金属板−ゴム板−金属板積層体の断面図である。 金属板/ゴム板積層体よりなる振動吸収部材の種々のタイプのものの平面図であり、(a)は密閉型の一例を、(b)は準密閉型の一例を、(c)は非密閉型の一例を示す平面図である。 金属板/ゴム板積層体よりなる振動吸収部材の特殊なケースを示す一部切断斜視図である。 振動流動撹拌手段の他の変形例を示す断面図である。 振動流動撹拌手段の図21の側面断面図である。 実施例1で用いられる振動撹拌装置の上面図である。 実施例1で用いられる振動撹拌装置の図1におけるA方向からの側面図であり、一部切り欠き部を設けて内部の側面図も示している。。 実施例1で用いられる振動撹拌装置の図1におけるB方向からの側面図であり、一部切り欠き部を設けて内部の側面図も示している。。 図24および25に示すシャフト密閉部の拡大断面図である。 (イ)は、図32〜24における密閉収納槽のおいて、蓋を開放し、収納槽だけとしたときの上面図、(ロ)は、図示する方向からの側面図、(ハ)は、図示する方向からの側面図である。
符号の説明
1 処理槽
2 振動モーター
3 振動吸収体であるバネ
4a 本体載置台
4b 台板
5 ガイドシャフト
6 支持架台
7 振動棒
7′ 補助振動棒
8 振動羽根
9 振動羽根用固定部材
10 振動羽根用固定部材
11 接続部(応力分散手段)
12 ナット
12′ ナット
13 ナット
13′ ナット
14 ナット
15 ナット
16 ワッシャーリング
16′ ワッシャーリング
17 振動棒のネジ溝
17′ 補助振動棒のネジ溝
18 ゴム質リング
18′ ゴム質リング
19 ナット
20 接続リング
21 接続リング
22 ナット
23 金属線束
24 金属線
25 金属線束の被覆部
26 金属線束の被覆部に設けたネジ溝
29 ナット
30 スペーサ
31 球面状キャップ
33 合成樹脂シート又はゴムシート(クッション作用)
34 分割振動棒
35 インバーター
36 スプリング
37 振動伝達部材
46 処理槽またはそれに設けられた架台あるいは補強部材
47 基本振動部材またはそれに設けられた架台あるいは補助部材より下方に垂直に伸びた支持棒
48 前記46より上方に垂直に伸びた支持棒
51 金属板
52 ゴム板
53 金属板とゴム板の積層体
54 補助板
55 振動棒を通すための穴
56 中空部
57 ナット
58 ボルト
59 パッキング

Claims (2)

  1. (A)水を収納するための収納槽、
    (B)振動モーターを含む振動発生手段、
    (C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
    (2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
    よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
    (D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
    ンバーター、
    よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法。
  2. (A)水を収納するための収納槽、
    (B)振動モーターを含む振動発生手段、
    (C)(1)前記振動発生手段に連係して振動する振動棒、
    (2)振動棒に1段または多段に固定した振動羽根、
    よりなる収納槽内の水を振動撹拌するための振動撹拌手段、
    (D)振動モーターが100Hz以上の高周波振動を発生できるように調整するためのイ
    ンバーター、
    よりなる振動撹拌装置を用いて、振動羽根に100Hz以上の高周波振動を与えて収納槽中の水を100時間以上振動撹拌することにより、水中成分を豊富化するとともにその含有率を高めることを特徴とする水の改質方法。
JP2007196509A 2007-07-27 2007-07-27 水の改質方法 Pending JP2009028667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007196509A JP2009028667A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 水の改質方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007196509A JP2009028667A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 水の改質方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009028667A true JP2009028667A (ja) 2009-02-12

Family

ID=40399801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007196509A Pending JP2009028667A (ja) 2007-07-27 2007-07-27 水の改質方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009028667A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2525177C2 (ru) * 2012-11-28 2014-08-10 Общество с ограниченной ответственностью "БИНАКОР-ХТ" ООО "БИНАКОР-ХТ" Способ очистки воды
WO2015037630A1 (ja) * 2013-09-11 2015-03-19 日本テクノ株式会社 高周波振動撹拌のエネルギーと、その撹拌機の振動羽根を両極として水の電気分解により発生するナノ・マイクロバブルの破裂エネルギーの共用で、ある元素から他の元素に変換させる技術及び処理方法、並びに放射性セシウム137及び134等の放射性物質の無害化する技術及び方法
JP2015518139A (ja) * 2012-03-21 2015-06-25 エイチ アール ディー コーポレーション 第一の物質を第二の物質に変換するための装置、システム、方法
WO2016135880A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法
CN108946879A (zh) * 2018-09-25 2018-12-07 浙江得亿制氧科技有限公司 一种野外快速净水装置
JP2020034579A (ja) * 2019-11-28 2020-03-05 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129190A (en) * 1979-03-27 1980-10-06 Asahi Seni Kk Method and apparatus for continuously producing activated and disinfected water
JPS57156195A (en) * 1981-03-18 1982-09-27 Nissan Motor Wrist for robot
JPH03165823A (ja) * 1989-11-24 1991-07-17 Matsushita Electric Works Ltd 炭酸水製造装置
JP2001321648A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Nippon Techno Kk 水と油からなる安定な分散液を製造する方法
JP2002191680A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Nippon Techno Kk 減菌性粒子を用いた減菌方法
JP2002282669A (ja) * 2000-05-02 2002-10-02 Nippon Techno Kk 滅菌用振動撹拌装置、それを含む滅菌装置および滅菌方法
JP2004122109A (ja) * 2002-07-29 2004-04-22 Japan Techno Co Ltd 活性、防腐性水または活性、防腐性水系流体、その製造方法および装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129190A (en) * 1979-03-27 1980-10-06 Asahi Seni Kk Method and apparatus for continuously producing activated and disinfected water
JPS57156195A (en) * 1981-03-18 1982-09-27 Nissan Motor Wrist for robot
JPH03165823A (ja) * 1989-11-24 1991-07-17 Matsushita Electric Works Ltd 炭酸水製造装置
JP2002282669A (ja) * 2000-05-02 2002-10-02 Nippon Techno Kk 滅菌用振動撹拌装置、それを含む滅菌装置および滅菌方法
JP2001321648A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Nippon Techno Kk 水と油からなる安定な分散液を製造する方法
JP2002191680A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Nippon Techno Kk 減菌性粒子を用いた減菌方法
JP2004122109A (ja) * 2002-07-29 2004-04-22 Japan Techno Co Ltd 活性、防腐性水または活性、防腐性水系流体、その製造方法および装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518139A (ja) * 2012-03-21 2015-06-25 エイチ アール ディー コーポレーション 第一の物質を第二の物質に変換するための装置、システム、方法
JP2017026628A (ja) * 2012-03-21 2017-02-02 エイチ アール ディー コーポレーション 第一の物質を第二の物質に変換するための装置、システム、方法
JP2019020426A (ja) * 2012-03-21 2019-02-07 エイチ アール ディー コーポレーション 第一の物質を第二の物質に変換するための装置、システム、方法
RU2525177C2 (ru) * 2012-11-28 2014-08-10 Общество с ограниченной ответственностью "БИНАКОР-ХТ" ООО "БИНАКОР-ХТ" Способ очистки воды
WO2015037630A1 (ja) * 2013-09-11 2015-03-19 日本テクノ株式会社 高周波振動撹拌のエネルギーと、その撹拌機の振動羽根を両極として水の電気分解により発生するナノ・マイクロバブルの破裂エネルギーの共用で、ある元素から他の元素に変換させる技術及び処理方法、並びに放射性セシウム137及び134等の放射性物質の無害化する技術及び方法
JP2015055527A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 日本テクノ株式会社 高周波振動撹拌のエネルギーと、その撹拌機の振動羽根を両極として水の電気分解により発生するナノ・マイクロバブルの破裂エネルギーの共用で、ある元素から他の元素に変換させる技術及び処理方法、並びに放射性セシウム137及び134等の放射性物質の無害化する技術及び方法
WO2016135880A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法
CN107251159A (zh) * 2015-02-25 2017-10-13 日本科技股份有限公司 将钙、铜、镁、铯等元素转换为更为有益的元素的方法以及应用该元素转换技术使放射性物质无害化的方法
JPWO2016135880A1 (ja) * 2015-02-25 2017-11-30 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法
CN108946879A (zh) * 2018-09-25 2018-12-07 浙江得亿制氧科技有限公司 一种野外快速净水装置
JP2020034579A (ja) * 2019-11-28 2020-03-05 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法
JP2022023989A (ja) * 2019-11-28 2022-02-08 日本テクノ株式会社 カルシウム、銅、マグネシウム、セシウムなどの元素をより有用な元素に変換する方法及びこの元素変換技術を応用して放射性物質を無害化する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009028667A (ja) 水の改質方法
JP3854006B2 (ja) 流体の振動流動撹拌装置
JP3975467B2 (ja) 水素−酸素ガス発生装置及びそれを用いた水素−酸素ガス発生方法
EP1812709B1 (en) Fluid motion energy converter
US7594780B2 (en) Damping plates
JP5097267B2 (ja) 波力発電ユニット、ブイ、波力発電ユニットの使用、および電気エネルギー生成方法
JP2007132336A (ja) 波力発電装置
JP3676694B2 (ja) 滅菌用振動撹拌装置、それを含む滅菌装置および滅菌方法
Raghavan et al. Enhancement of high damping VIV through roughness distribution for energy harnessing at 8× 103< Re< 1.5× 105
Kerabchi et al. Liquid depth effect on the acoustic generation of hydroxyl radical for large scale sonochemical reactors
JP4527846B2 (ja) 水と油との分散液からなる燃料の製造方法
Shevchuk et al. Equipment for magnetic-cavity water disinfection
US20070138911A1 (en) Tunable acoustic driver and cavitation chamber assembly
Kitamura et al. Utilization of carbon dioxide to synthesize large scorodite particles under ultrasound irradiation
US20060159560A1 (en) Hydraulic actuated cavitation chamber with integrated fluid rotation system
US7461965B2 (en) Cavitation chamber with flexibly mounted reflector
CN109665585B (zh) 一种基于光热效应的热气泡驱动水平运动装置
CN208022773U (zh) 一种内填壳聚糖活性炭球帘式生物反应器膜保护装置
Matei et al. The use of ultrasound in the treatment process of wastewater. A review
Noda et al. Design and Performance of Honeycomb Structure for Nanobbubles Generating Apparatus
JP4209238B2 (ja) 導電性液体中多自由度モータ
JP2009185797A (ja) 波力回転装置
Giesecke et al. Experimental realization of dynamo action: present status and prospects
KR200497179Y1 (ko) 파력 발전기
JP6968320B1 (ja) 水処理装置及び水処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100524

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120221

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02