JP2009019513A - エンジン用吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンコンパートメント内が水没してもエンジンに外気を吸入でき、而もボンネットを空気抵抗の少ないデザインとすることを可能にする。
【解決手段】吸気エアダクト2が接続されるエアクリーナケース32、及びスロットルボディに接続されたエアクリーナホース4が接続されるエアクリーナキャップ33から成るエアクリーナ3と、エアクリーナホース4の経路間において連通するサブ吸気エアダクト5と、エアクリーナケース32に設置され吸気エアダクト2から浸入した水を検出する導通センサ7と、エアクリーナホース4及びサブ吸気エアダクト5が連通する位置に設けられ、常時はサブ吸気エアダクト5を閉塞してエアクリーナ3の放出口33a及びスロットルボディを連通させ、導通センサ7が水を検出するとエアクリーナホース4におけるエアクリーナ3の放出口側を閉塞してサブ吸気エアダクト5及びスロットルボディを連通させる流路切替弁8とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明はエンジン用吸気装置に係り、特に大雨等により冠水した道路を走行した際、吸気エアダクトから水がエアクリーナ内に浸入しても、その水がエンジン内に吸い込まれてしまうことを防ぐことができるエンジン用吸気装置に関する。
自動車のエンジンは、シリンダブロック、シリンダヘッド及びクランクケースで構成され、シリンダブロック内には複数のピストンが往復移動可能に設けられている。また、シリンダヘッドは内側に燃焼室が形成され、この燃焼室には吸・排気用バルブ及び吸・排気用通路が設けられている。この吸気用バルブが開閉駆動することで吸気用通路と燃焼室とを連通、遮断させ、排気用バルブが開閉駆動することで排気用通路と燃焼室とを連通、遮断させることができる。
また、吸気工程では、吸気用通路から燃焼室内へ吸入される空気と、燃料噴射装置から燃焼室内へ噴射される燃料とが混じり合って形成された混合ガスを、燃焼室内に吸入することができる。この吸気工程で吸入した混合ガスを圧縮工程で圧縮し、この圧縮した混合ガスを膨張行程でプラグにて電気点火して爆発燃焼させ、この際、生成された燃焼ガスの高い圧力でピストンは押し下げられるので、そのピストン運動はコネクティングロッド、クランク・アームを経て、クランクシャフトによって回転運動に変換することができる。なお、下死点に到達したピストンは排気工程で慣性力によって押し上げられるので、排気用通路から燃焼ガスを排気することができる。
このような4工程を行うことで動力を取り出すピストン機関である自動車のエンジンは、燃焼室内に吸入する空気を吸気エアダクトから取り入れ、吸入する空気中の異物をエアクリーナで除去し、その空気をエアクリーナホース、スロットルボディ等を経て吸入するエンジン用吸気装置を備えている。
このエンジン用吸気装置は、通常の道路状況では問題にはならないが、大雨等により冠水した道路を走行する場合、水深や走行速度の状況によっては吸気エアダクトから浸入した水がエンジン内に吸い込まれることがあった。エンジンのシリンダー内部に水が浸入し、その状態でクランクシャフトが回転すると水は圧縮することができないので、コネクティングロッドやクランクシャフトが曲がったり折れたりするウォーターハンマー現象を引き起こすことになる。
このようなウォーターハンマー現象を回避するために、外気導入ダクトにリリーフ穴を設けた自動車用エンジンのウォータロック防止構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車用エンジンのウォータロック防止構造は、冠水した道路を走行した際、外気導入ダクトの吸気口が全面水で塞がれても、リリーフ穴から空気を吸入することで吸気経路内負圧の急上昇を抑えることができるので、エンジン本体に水が一気に流入しないようにすることができる。
また、ウォーターハンマー現象を回避するために、エアクリーナに連通するメイン吸気ダクト及びサブ吸気ダクトを備え、メイン吸気ダクトの空気取入口をサブ吸気ダクトの空気取入口より鉛直方向下側に配置され、且つメイン吸気ダクトに当該メイン吸気ダクトを閉塞可能なフロート弁が設けられたエンジン吸気装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。このエンジン吸気装置は、メイン吸気ダクトに水が浸入した際、フロート弁によってメイン吸気ダクトを閉塞してサブ吸気ダクトから空気を吸入することができるので、エアクリーナ内に流入する水の量を従来より低く抑えることができる。
実開平06−74450号公報 特開2005−155439号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1の自動車用エンジンのウォータロック防止構造では、エンジンコンパートメント内に配置された外気導入ダクト自体にリリーフ穴が設けられているので、外気導入ダクト自体が水没した場合にはリリーフ穴から空気を吸入できなくなり、ウォーターハンマー現象を引き起こすことになる。
また、背景技術に記載した特許文献2のエンジン吸気装置では、メイン吸気ダクトはエアクリーナの下側に重ね合わされ、サブ吸気ダクトはエアクリーナの上側に組み込まれた一体化構造なので、ボンネットを空気抵抗の少ないデザインとする妨げとなり、また、エアクリーナ自体が水没した場合には、サブ吸気ダクトから空気を吸入できなくなりウォーターハンマー現象を引き起こすことになる。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、エンジンコンパートメント内が水没してもエンジンに外気を吸入でき、而もボンネットを空気抵抗の少ないデザインとすることが可能なエンジン用吸気装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明のエンジン用吸気装置は、一次側ボディに吸気エアダクトを接続する吸気口が形成され、一次側ボディに隣接して配置された二次側ボディに放出口が形成されるエアクリーナと、エアクリーナの放出口に接続されると共に、エンジンへの供給空気量を調節するスロットルボディに接続されるエアクリーナホースと、エアクリーナホースの経路間において連通するサブ吸気エアダクトと、エアクリーナの一次側ボディに設置され吸気エアダクトから浸入した水を検出する水検出センサと、エアクリーナホース及びサブ吸気エアダクトが連通する位置に設けられ、常時はサブ吸気エアダクトを閉塞してエアクリーナの放出口及びスロットルボディを連通させ、水検出センサが水を検出するとエアクリーナホースにおけるエアクリーナの放出口側を閉塞してサブ吸気エアダクト及びスロットルボディを連通させる流路切替弁とを備えたものである。なお、本明細書において「連通」とは隔絶された二つの空間の通路を介して、連続状態にすることを意味する。
このような第1の態様であるエンジン用吸気装置によれば、吸気エアダクトからエアクリーナの一次側ボディに水が浸入すると、一次側ボディに設置された水検出センサが、水が浸入したことを検出するので、流路切替弁はその水検出センサの検出動作に基づきエアクリーナホースにおけるエアクリーナの放出口側を閉塞してサブ吸気エアダクト及びスロットルボディを連通させることができ、エアクリーナ内に水が充満してもエンジン内に空気のみを吸入することができる。
本発明の第2の態様は第1の態様であるエンジン用吸気装置において、水検出センサは、2個の端子から構成され当該各端子が何れも水に浸った状態で導通する構造の導通センサである。
このような第2の態様であるエンジン用吸気装置によれば、吸気エアダクトからエアクリーナの一次側ボディに水が浸入し、一次側ボディに設置された導通センサの2個の端子が同時に水に浸ると、2個の端子間が導通するので、一次側ボディに水が浸入したことを簡易な構成で容易に検出することができる。
本発明の第3の態様は第1の態様であるエンジン用吸気装置において、流路切替弁は、スイングアーム形の弁体を使用した弁である。
このような第3の態様であるエンジン用吸気装置によれば、スイングアーム形の弁体を揺動するだけで流路を切り替えることができるようになる。
本発明の第4の態様は第1の態様であるエンジン用吸気装置において、水検出センサから出力される水検出信号に基づき流路切替弁を駆動して、エアクリーナホース及びサブ吸気エアダクトが連通する位置において、エアクリーナホースにおけるエアクリーナの放出口側を閉塞してサブ吸気エアダクト及びスロットルボディを連通させる制御部を備えたものである。
このような第4の態様であるエンジン用吸気装置によれば、流体制御弁を、常時はサブ吸気エアダクトを閉塞してエアクリーナの放出口及びスロットルボディを連通させ、水検出センサが水を検出するとエアクリーナホースにおけるエアクリーナの放出口側を閉塞してサブ吸気エアダクト及びスロットルボディを連通させるように制御することができる。
本発明の第5の態様は第1の態様であるエンジン用吸気装置において、サブ吸気エアダクトは、吸気口がウインドシールド下部において骨格部材を構成するフロントカウルの内部空間に配置されているものである。
このような第5の態様であるエンジン用吸気装置によれば、エンジンコンパートメント内が水没してもサブ吸気エアダクトには水が浸入しなくなる。
本発明のエンジン用吸気装置によれば、吸気エアダクトやエアクリーナが水没してもサブ吸気エアダクトで外気を吸入できるので、冠水した道路を走行してもエンジンがウォーターハンマー現象を引き起こすことを防ぐことができる。また、本発明のエンジン用吸気装置によれば、サブ吸気エアダクトを吸気エアダクト及びエアクリーナから離れた位置に配置できるので、ボンネットを空気抵抗の少ないデザインとすることが可能になる。
以下、本発明のエンジン用吸気装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明のエンジン用吸気装置は図1(A)、(B)に示すように、自動車の外部から空気を吸入する吸気エアダクト2と、吸気エアダクト2で吸入された空気中の粉塵等の異物を捕集するエアクリーナ3と、エアクリーナ3を介して吸入された空気のエンジンへの供給量を調節するスロットルボディ(図示せず)に接続されるエアクリーナホース4と、エアクリーナホースの経路間において連通するサブ吸気エアダクト5とを備えている。なお、吸気エアダクト2は、エンジンコンパートメント内において吸気口側2aが外気を吸入し易いように車体前方に向かって開口している。
エアクリーナ3は、エアクリーナ本体30とエアクリーナ本体30に内蔵されたエレメントフィルタ31とを備えている。エアクリーナ本体30は一次側ボディであるエアクリーナケース32と、エアクリーナケース32の鉛直方向上側に配置された二次側ボディであるエアクリーナキャップ33とから構成され、このエアクリーナケース32とエアクリーナキャップ33との間にエレメントフィルタ31が組み込まれている。エアクリーナケース32には吸気口32aが形成され、この吸気口32aに吸気エアダクト2の放出口側2bが密閉状態で連結されている。また、エアクリーナキャップ33には放出口33aが形成され、この放出口33aにエアクリーナホース4の吸気口側4aが密閉状態で連結され、放出口側(図示せず)が密閉状態でスロットルボディの吸気口に密閉状態で連結されている。
サブ吸気エアダクト5は、大雨等により冠水した道路を走行して吸気エアダクト2に水が浸入した際の緊急用として使用するエアダクトで、例えばウインドシールド下部において骨格部材を構成するフロントカウル6の内部空間に吸気口5aを配置するとよい。このようにサブ吸気エアダクト5を配置することで、エンジンコンパートメント内が水没してもサブ吸気エアダクト5には水が浸入しなくなる。なお、吸気口5aは鉛直方向下側に開口するように設けることで、フロントカウル6を伝わって浸入した水が直接入る込むことを防ぐことができる。したがって、サブ吸気エアダクト5は、放出口5aがエアクリーナホース4の経路間に連通されていることになる。
また、本発明のエンジン用吸気装置1は、エアクリーナ3のエアクリーナケース32に設置され吸気エアダクト2から浸入した水を検出する水検出センサ7と、エアクリーナホース32及びサブ吸気エアダクト5が連通する位置CPに設けられている流路切替弁8とを備えている。
水検出センサ7は、2個の端子7a、7bから構成され当該各端子7a、7bが何れも水に浸った状態で導通する構造の導通センサである。この水検出センサ7の2個の端子7a、7bは、エアクリーナケース32の底部に離間した状態で配置されている。このような構造の水検出センサ7を使用することで、吸気エアダクト2からエアクリーナ3のエアクリーナケース32に水が浸入し、エアクリーナケース32に設置された水検出センサ7の2個の端子7a、7bが同時に水に浸ると、2個の端子7a、7b間が導通するので、エアクリーナケース32に水が浸入したことを簡易な構成で容易に検出することができる。
流路切替弁8は、スイングアーム形の弁体を使用した弁である。この流路切替弁8は、流路を切り替えるためのスイングバルブ81と、スイングバルブ81が取り付けられたバルブシャフト82と、バルブシャフト82を回動させてスイングバルブ81を揺動させるアクチュエータ83とを備えている。スイングバルブ81は端部がバルブシャフト82に固定され、バルブシャフト82はアクチュエータ83に組み込まれている。また、スイングバルブ81の形状は、エアクリーナホース4及びサブ吸気エアダクト5が連通する位置CPにおいて、エアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a側を閉塞でき、サブ吸気エアダクト5を閉塞できるような形状になっている。
したがって、アクチュエータ83がバルブシャフト82を介してスイングバルブ81を揺動することで、常時はサブ吸気エアダクト5を閉塞してエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a及びスロットルボディを連通させ、水検出センサ7が水を検出するとエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a側を閉塞してサブ吸気エアダクト5及びスロットルボディを連通させることができる。即ち、スイングバルブ81を揺動するだけで流路を切り替えることができるようになる。
なお、水検出センサ7及び流体制御弁8はそれぞれCPU等から構成される制御部9に接続され、この制御部9は水検出センサ7から出力される水検出信号に基づき流体制御弁8を制御することができる。この制御部9は流体制御弁8を、常時はサブ吸気エアダクト5を閉塞してエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a及びスロットルボディを連通させ、水検出センサ7が水を検出するとエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a側を閉塞してサブ吸気エアダクト5及びスロットルボディを連通させるように駆動する制御機能を有している。
このように構成された本発明のエンジン用吸気装置1の動作について、以下説明する。
まず、吸気エアダクト2から水が入り込むことのない道路を走行する通常走行の場合には図1(A)に示すように、エアクリーナケース3内には水が浸入しないので、エアクリーナ3のエアクリーナケース32に設置された水検出センサ7は制御部9に水検出信号を出力することはない。したがって、制御部9は流路切替弁8のスイングバルブ81で、サブ吸気エアダクト5を閉塞してエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a及びスロットルボディを連通させた状態に維持させる。
この状態で、吸気エアダクト2の吸気口側2aから外気が吸入されると、矢印で示すようにエアクリーナケース3内を経由してエレメントフィルタ31を通過して空気が濾過される。エレメントフィルタ31で濾過された空気はエアクリーナキャップ33内を経由して、矢印で示すようにエアクリーナホース4の吸気口側4aに至る。そして、矢印で示すようにエアクリーナホース4内を通過してスロットルボディへと吸い込まれることになる。
次に、大雨等により冠水した道路を走行する異常走行の場合には図1(B)に示すように、水深や走行速度の状況によっては吸気エアダクト2から水が入り込むことになる。吸気エアダクト2から水が入り込むと、エアクリーナ3のエアクリーナケース32に設けられた水検出センサ7の2個の端子7a、7bが同時に水に浸るので、2個の端子7a、7b間が導通することで制御部9に水検出信号が出力されることになる。制御部9は水検出信号を受信すると、流路切替弁8を駆動してスイングバルブ81を揺動させ、エアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a側を閉塞してサブ吸気エアダクト5及びスロットルボディを連通させる。この状態では、外気はサブ吸気エアダクト5の吸気口5aから外気が吸入されることになる。サブ吸気エアダクト5の吸気口5aから外気が吸入されると、矢印に示すようにサブ吸気エアダクト5内を経由してエアクリーナホース4内に至る。そして、矢印で示すようにエアクリーナホース4内を通過してスロットルボディへと吸い込まれることになる。
したがって、エアクリーナ3内に水が充満してもサブ吸気エアダクト5で外気を吸入できるので、エンジン内に空気のみを吸入することができる。なお、エアクリーナ3は車両の狭隘なエンジンコンパートメント内においては搭載位置が制限されているので、エアクリーナ3に接続する吸気用エアダクト2もその近傍に配置されることになる。しかし、サブ吸気エアダクト5は非常用なので、エアクリーナホース4の経路間に連通することができるので、吸気口5aを水が浸入しにくい位置に自由に配置することが可能になる。
このような異常走行後、制御部9はリセットされると、流路切替弁8を駆動してスイングバルブ81を揺動させ、サブ吸気エアダクト5を閉塞してエアクリーナホース4におけるエアクリーナキャップ33の放出口33a及びスロットルボディを連通させることができるので、通常走行において、エアクリーナ3のエレメントフィルタ31で濾過された空気をスロットルボディに吸引することができるようになる。
なお、上述した実施例においては、水検出センサ7として導通センサを使用していたが、これに限らず、反射型や透過型の光電センサを使用してエアクリーナ3のエアクリーナケース32に浸入した水を検出するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、サブ吸気エアダクト5の吸気口5aがウインドシールド下部において骨格部材を構成するフロントカウル6の内部空間に配置されていたが、これに限らず、サブ吸気エアダクト5の吸気口5aは、エンジンコンパートメント内が水没しても水が容易には浸入しないような例えばフロントフェンダー内におけるエンジンコンパートメントとは隔離された部位に配置してもよい。
また、上述した実施例においては、流体制御弁8としてスイングアーム形の弁体を使用したものを使用していたが、これに限らず、流路を切り替えることができれば二方弁の電磁弁でもよい。
また、上述した実施例においては、エアクリーナ3はエアクリーナキャップ33がエアクリーナケース32の鉛直方向上側に配置されていたが、これに限らず、エアクリーナキャップ33及びエアクリーナケース32は隣接していればどのような配置形態でもよく、さらには、分離型ではなく一体型でもよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明のエンジン用吸気装置における好ましい実施の形態例を示す構成図で、(A)は吸気ダクト及びスロットルボディを連通した状態の図、(B)はサブ吸気エアダクト及びスロットルボディを連通した状態の図である。
符号の説明
1……エンジン用吸気装置
2……吸気エアダクト
3……エアクリーナ
32……エアクリーナケース(一次側ボディ)
32a……吸気口
33……エアクリーナキャップ(二次側ボディ)
33a……放出口
4……エアクリーナホース
5……サブ吸気エアダクト
5a……吸気口
6……フロントカウル
7……水検出センサ
7a、7b……2個の端子
8……流路切替弁
9……制御部

Claims (5)

  1. 一次側ボディに吸気エアダクトを接続する吸気口が形成され、前記一次側ボディに隣接して配置された二次側ボディに放出口が形成されるエアクリーナと、
    前記エアクリーナの前記放出口に接続されると共に、エンジンへの供給空気量を調節するスロットルボディに接続されるエアクリーナホースと、
    前記エアクリーナホースの経路間において連通するサブ吸気エアダクトと、
    前記エアクリーナの前記一次側ボディに設置され前記吸気エアダクトから浸入した水を検出する水検出センサと、
    前記エアクリーナホース及び前記サブ吸気エアダクトが連通する位置に設けられ、常時は前記サブ吸気エアダクトを閉塞して前記エアクリーナの前記放出口及び前記スロットルボディを連通させ、前記水検出センサが前記水を検出すると前記エアクリーナホースにおける前記エアクリーナの前記放出口側を閉塞して前記サブ吸気エアダクト及び前記スロットルボディを連通させる流路切替弁とを備えたことを特徴とするエンジン用吸気装置。
  2. 前記水検出センサは、2個の端子から構成され当該各端子が何れも水に浸った状態で導通する構造の導通センサであることを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
  3. 前記流路切替弁は、スイングアーム形の弁体を使用した弁であることを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
  4. 前記水検出センサから出力される水検出信号に基づき前記流路切替弁を駆動して、前記エアクリーナホース及び前記サブ吸気エアダクトが連通する位置において、前記エアクリーナホースにおける前記エアクリーナの前記放出口側を閉塞して前記サブ吸気エアダクト及び前記スロットルボディを連通させる制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
  5. 前記サブ吸気エアダクトは、吸気口がウインドシールド下部において骨格部材を構成するフロントカウルの内部空間に配置されていることを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
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