JP2009017168A - ファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラム - Google Patents

ファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受信したファクシミリを効率的に配布するためのファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラムを提供する。
【解決手段】ファクシミリを受信したファクシミリ端末20は、2次元コード認識処理を実行する。そして、2次元コードを検出した場合、アドレス帳検索処理を実行する。アドレス帳データ記憶部22に登録されている利用者情報がデコード情報に含まれる場合、ファクシミリ端末20は、出力方法を特定し、指定出力処理を実行する。例えば、出力指定情報において「電子メール」が指定されている場合には、アドレス帳データ記憶部22から、この利用者のメールアドレスを取得し、画像ファイルを添付した電子メールを送信する。一方、2次元コードを検出できない場合や、宛先の登録がない場合、ファクシミリ端末20の制御部21は、通常出力処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、受信したファクシミリを出力するためのファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラムに関する。
従来、ファクシミリ送信を行なう場合、送付する原稿の先頭にカバーシートを添付し、そこに送信先である宛先の情報(名前、所属、ファクシミリ番号等)を記載している。ファクシミリを受信した側では、ファクシミリ装置のトレイに出力された原稿に貼付されたカバーシートに記載された情報をもとに、手作業で宛先人に配布をしていた。この方法には、手作業が発生することの不便さがある。更に、原稿をトレイに出力してしまうことにより情報セキュリティ上の課題が生じる場合もある。
この課題を解決するために、インバウンドルーチン機能を備えたファクシミリ処理装置が考案されている。この機能には、以下のようなものがある。
・ ファクシミリ送付時、宛先人をPBトーンなどの番号により送信者が指定する方法。・ ファクシミリ回線に宛先人毎に登録した電話番号を用いて判定する方法。
・ OCR(Optical Character Recognition )機能を利用して宛先人を判定する方法。
このOCR機能を利用する技術としては、メールボックス機能付きファクシミリ装置が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献記載の技術では、受信したファクシミリ情報の一枚目の画情報についてOCR処理を行ない、少なくとも宛先を示す特定の単語を抽出する。抽出した単語の前後の用語から、少なくとも宛先名を認識し、認識した宛先名と一致するメールボックスに、受信したファクシミリ情報を蓄積する。
一方、紙文書を電子化して既存システムに登録する作業の省力化を図るために、識別コードが利用されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献記載の技術では、既存システムへの自動登録動作指示用のページを印刷し、この自動登録動作指示用のページが印刷された紙の画像を含んだスキャンデータを取得する。このスキャンデータから自動登録動作指示用のページ部分を抽出し、識別コードの情報を取得する。そして、この識別コードの情報に従い、スキャンデータを既存システムに登録する。
一方、このような識別コード、例えばバーコードは、ファクシミリの送信時にも利用されている(例えば、特許文献3参照。)。この文献記載の技術では、ファクシミリ送信用紙に予め記入されている宛先番号と宛先番号に対応した固有の情報(宛先・固有情報20)のバーコードが読み取られる。そして、このバーコードから宛先番号と宛先番号に対応した固有の情報に変換する。これにより、入力に手間がかからず、宛先番号の入力ミスを防止することができる。
特開平7−203161号公報(第1頁) 特開2007−13935号公報(第1頁) 特開2003−78739号公報(第1頁)
しかし、受信したファクシミリを配布するため、PBトーンなどの番号により送信者が指定する場合には、宛先人の番号を発信者が知らない場合は利用できない。一方、OCRを利用する場合には、OCRの精度により宛先人を必ずしも認識できるとは限らない。ま
た、ファクシミリ回線に宛先人毎に電話番号を登録する方法では、回線の維持コストが高くなるなどの課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、受信したファクシミリを効率的に配布するためのファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置であって、前記制御手段が、受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファクシミリ処理装置において、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のファクシミリ処理装置において、前記利用者情報には、利用者のメールアドレスが記録され、利用者情報において指定されている出力方法として電子メールが記録されている場合には、前記メールアドレスに対して、ファクシミリ画像を添付した電子メールを送信することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置を用いて、ファクシミリを出力する方法であって、前記制御手段が、受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のファクシミリ処理方法において、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置を用いて、ファクシミリを出力させるプログラムであって、前記制御手段を、受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できな
い場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のファクシミリ処理プログラムにおいて、前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御手段が、受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、表示コードをデコードし、デコードした情報を用いて、利用者情報記憶手段を検索する。そして、利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行する。一方、利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する。これにより、送信者の手間を掛けずに、ファクシミリを利用者に配布することができる。利用者にとっては、指定した方法でファクシミリを受け取ることができる。
本発明によれば、利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、制御手段は、利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得する。そして、利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する。これにより、利用者が対応できない場合には、他の者が代替して対応することができる。
本発明によれば、利用者情報において指定されている出力方法として電子メールが記録されている場合には、メールアドレスに対して、ファクシミリ画像を添付した電子メールを送信する。これにより、受信者以外が見ることがなく情報セキュリティを保つことができる。
本発明によれば、受信したファクシミリを効率的に配布するためのファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。本実施形態では、受信したファクシミリを効率的に配布するためのファクシミリ処理装置、ファクシミリ処理方法及びファクシミリ処理プログラムとして説明する。本実施形態では、図1に示すように、ファクシミリ端末(10、20)が公衆網を介して接続されている。本実施形態では、ファクシミリ端末10が送信側で利用される。
一方、ファクシミリ端末20はファクシミリ処理装置として機能し、受信側で利用される。このファクシミリ端末20は、ネットワークを介して、利用者のクライアント端末に接続される。ファクシミリ端末20は、図2に示すように、ファクシミリ通信部20a、印刷処理部20b、制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM等)からなる制御部21、アドレス帳データ記憶部22、私書箱データ記憶部23等を備える。
ファクシミリ通信部20aは、公衆網を介してファクシミリデータを受信したり、送信したりする機能を実現する。
印刷処理部20bは、受信したファクシミリを印刷する機能を実現する。
制御部21は、受信したファクシミリの印刷や配布に関する管理処理を行なう。このため、ファクシミリ端末20の制御部21は、記録媒体から読み取ったファクシミリ処理プログラムを実行することにより、表示コードのデコード段階、利用者情報記憶手段の検索段階、出力処理段階の処理を実行する。このために、制御部21は、2次元コード認識処理手段211、指定出力取得手段212、ネットワーク通信処理手段213として機能する。
2次元コード認識処理手段211は、受信したファクシミリのカバーページの画像データにおいて2次元コードが表示された領域を特定し、この領域の2次元コードをデコードする。
指定出力取得手段212は、2次元コード認識処理手段211においてデコードされた情報を用いて、アドレス帳データ記憶部22から宛先を特定する。
ネットワーク通信処理手段213は、各クライアント端末に、電子メールを送信する機能を実現する。
アドレス帳データ記憶部22は利用者情報記憶手段として機能し、図3に示すように、このファクシミリ端末20の利用者に関するアドレス帳データを記憶している。このアドレス帳データは、利用者登録が行なわれた場合に記録される。このアドレス帳データは、利用者識別子、氏名、所属部署、出力指定、メールアドレスに関するデータを含んで構成される。
利用者識別子データ領域には、このファクシミリ端末20の利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
氏名データ領域には、この利用者の氏名に関するデータが記録される。
所属部署データ領域には、この利用者の所属部署を特定するためのデータが記録される。
出力指定データ領域には、ファクシミリについて、この利用者が希望する出力方法を特定するためのデータが記録される。本実施形態では、出力方法として、例えば、「電子メール」、「私書箱」、「印刷」を選択することが可能である。「電子メール」が選択された場合には、ファクシミリ画像データを電子メールに添付して送信される。「私書箱」が選択された場合には、ファクシミリ画像データは私書箱データ記憶部23に格納される。「印刷」が選択された場合には、ファクシミリ画像データは印刷処理部20bにおいて印刷されて出力される。
メールアドレスデータ領域には、この利用者の電子メールアドレスに関するデータが記録される。
私書箱データ記憶部23は、このファクシミリ端末20の利用者の私書箱データ(個別フォルダ)を記憶している。この私書箱データは、利用者登録が行なわれた場合に設定される。この私書箱データは、利用者識別子、パスワードに対して、ファクシミリ画像データを含んで構成される。
利用者識別子データ領域には、このファクシミリ端末20の利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
パスワードデータ領域には、この利用者を認証するためのデータが記録される。このパスワードは、ファクシミリを出力する場合に、ファクシミリ端末20において入力されたパスワードの利用者認証に用いられる。そして、ファクシミリ端末20は、利用者認証ができた場合にのみ、ファクシミリを出力する。
ファクシミリ画像データ領域には、受信したファクシミリの画像データが記録される。
次に、以上のように構成されたシステムを用いてファクシミリの送受信を行なう手順を、図5に従って説明する。ファクシミリを送信する場合、送信者は、図4に示すように、カバーシート500と本文501を準備する。このカバーシート500には、送信先情報や発信元情報とともに、2次元コード510が印字されている。本実施形態では、この2次元コード510は、送信先情報や発信元情報がコード化されており、送信先や送信者に関する各情報を特定することを可能にするタグ(XMLタグ)を付したデータを含める。
そして、送信者が、ファクシミリ送信を行なう場合、ファクシミリ端末10において、カバーシート500、本文501をファクシミリ端末10において読み込ませる。この場合、ファクシミリ端末10は、画像データ生成処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、ファクシミリ端末10は、スキャナ手段により、カバーシート500、本文501の画像データを順次、生成する。
そして、ファクシミリ端末10は、ファクシミリ送信処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、ファクシミリ端末10は、カバーシート500上の2次元コード510をデコードして、送信先ファクシミリ番号を取得する。そして、ファクシミリ端末10は、このファクシミリ番号に基づいてファクシミリ端末20にダイヤル信号を送出し、回線接続後、送信側から受信側へファクシミリトーン信号を送出する。そして、受信側のファクシミリ端末20の受信可能方式にあわせた画像信号形式で画像データを送信する。
これに応じて、公衆回線網を介して接続されたファクシミリ端末20は、ファクシミリ受信処理を実行する(ステップS2−1)。この場合、ファクシミリ端末20のファクシミリ通信部20aは、受信した画像データを内蔵メモリに記憶する。
次に、ファクシミリ端末20の制御部21は、2次元コード認識処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の2次元コード認識処理手段211は、受信した画像データの最初のページをカバーシート500として特定する。そして、カバーシート500上の2次元コード510の有無を判定する。カバーシート500上に2次元コード510を検出した場合(ステップS2−3において「YES」の場合)、2次元コード認識処理手段211は、この2次元コード510をデコードして、デコード情報を取得する。
次に、ファクシミリ端末20の制御部21は、アドレス帳検索処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の指定出力取得手段212は、デコード情報に含まれるキーワードを用いて、アドレス帳データ記憶部22に記録されている情報と一致するものがあるかどうかを確認する。デコード情報に含まれるキーワードが、アドレス帳データ記憶部22に登録されている利用者情報が場合(ステップS2−5において「YES」の場合)、ファクシミリ端末20は、出力方法の特定処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の指定出力取得手段212は、アドレス帳データ記憶部22に記録された出力指定情報を取得する。
そして、ファクシミリ端末20の制御部21は、指定出力処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の指定出力取得手段212は、出力指定情報において「電子メール」が指定されている場合には、アドレス帳データ記憶部22から、この利用者のメールアドレスを取得し、画像ファイルを添付した電子メールを生成する。そして、ネットワーク通信処理手段213を介して、生成した電子メールを送信する。また、出力指定情報において「私書箱」が指定されている場合には、指定出力取得手段212は、ファクシミリ画像データを、利用者識別子に関連付けて私書箱データ記憶部23に格納する。また、出力指定情報において「印刷」が指定されている場合には、指定出力取得手段2
12は、ファクシミリ画像データを印刷処理部20bに引渡し、印刷して出力させる。この場合、利用者専用のトレイが設定されている場合には、印刷処理部20bに対して、このトレイへの出力を指示する。
一方、カバーシート500上に2次元コード510を検出できない場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、デコード情報に含まれるキーワードがアドレス帳データ記憶部22に登録されていない場合(ステップS2−5において「NO」の場合)には、ファクシミリ端末20の制御部21は、通常出力処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21の指定出力取得手段212は、印刷処理部20bにおいて通常の印刷処理を実行する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、ファクシミリ端末20はアドレス帳データ記憶部22を備える。そして、ファクシミリ端末20の制御部21は、受信したファクシミリの画像データにおいて2次元コード認識処理を実行する(ステップS2−2)。アドレス帳データ記憶部22に登録されている利用者情報がデコード情報に含まれる場合(ステップS2−5において「YES」の場合)、ファクシミリ端末20は、出力方法の特定処理(ステップS2−6)を実行し、指定出力処理(ステップS2−7)を実行する。これにより、受信したファクシミリを指定した方法で出力することができる。従って、出力指定情報において「電子メール」が指定されている場合には、画像ファイルを添付した電子メールを送信するため、手作業の配布を行なう必要がない。また、PBトーン入力方式のような送信側で追加の手間が不要であり、番号割り当て方式のように余計な回線コスト(複数番号割当て)も不要である。
出力指定情報において「電子メール」や「私書箱」が指定されている場合、必ずしもファクシミリを紙に印刷しないのでコストダウンを図ることができるとともに、情報セキュリティを保つことができる。
また、2次元コードを用いて認識処理を実行することにより、1次元バーコードに比べて埋め込める情報量を増やすとともに、OCR認識方式より確実に情報を伝達することができる。この2次元コードは、送信時に送信先を特定するために利用されたものを再利用することができる。
・ 上記実施形態では、カバーシート500上に2次元コード510を検出できない場合、デコード情報に含まれるキーワードがアドレス帳データ記憶部22に登録されていない場合(ステップS2−3やステップS2−5において「NO」の場合)、ファクシミリ端末20の制御部21は、通常出力処理を実行する(ステップS2−8)。これにより、2次元コードを利用できない場合には、通常通りの出力を行なうことができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、アドレス帳データ記憶部22に記録された出力指定に基づいて、出力方法を決定する。これに加えて、この利用者の状況に応じて出力方法を変更するように構成してもよい。例えば、利用者がファクシミリを速やかに閲覧できない状況にある場合には、通常出力を行なうようにする。具体的には、利用者識別子に関連付けられたスケジュールデータが記録されたスケジュールデータ記憶部を用いる。このスケジュールデータ記憶部は利用者状況管理手段として機能し、利用者の現状の状況を特定できる情報(出張情報、離席情報、クライアント端末の起動状況等)を記憶させておく。そして、ファクシミリ端末20の制御部21が、デコード情報とアドレス帳データ記憶部22に記録されている情報とを照合して利用者識別子を特定した場合、スケジュールデータ記憶部から、この利用者識別子に関連付けられている現在状況情報(現在日時のスケジュールデータ
)を取得する。そして、この利用者の現在状況情報において出張情報、離席情報が登録されている場合や、クライアント端末が起動されていないことを検知した場合には、通常出力処理を行なう(ステップS2−8)。これにより、電子メールを指定した場合には、本人しか内容を確認できないが、本人が対応できない場合には、通常出力処理を行なうことにより、代替者が対応することができる。
○ 上記実施形態では、出力方法として、「電子メール」、「私書箱」、「印刷」を選択可能としたが、これに限定されるものではない。
○ 上記実施形態では、出力指定情報において「私書箱」が指定されている場合には、指定出力取得手段212は、ファクシミリ画像データを、利用者識別子に関連付けて私書箱データ記憶部23に格納する。この場合、この利用者のメールアドレスに、ファクシミリ着信通知を送信するようにしてもよい。これにより、利用者は速やかにファクシミリを回収することができる。
本発明の一実施形態のシステムの概略図。 ファクシミリ端末の機能ブロックの説明図。 アドレス帳データ記憶部に記録されたデータの説明図。 カバーシートの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
10…送信側のファクシミリ端末、20…受信側のファクシミリ端末、21…制御部、22…アドレス帳データ記憶部、23…私書箱データ記憶部、211…2次元コード認識処理手段、212…指定出力取得手段、213…ネットワーク通信処理手段、500…カバーシート、501…本文、510…2次元コード、30…クライアント端末。

Claims (7)

  1. 利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、
    受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置であって、
    前記制御手段が、
    受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、
    前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する手段を備えたことを特徴とするファクシミリ処理装置。
  2. 前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、
    前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ処理装置。
  3. 前記利用者情報には、利用者のメールアドレスが記録され、
    利用者情報において指定されている出力方法として電子メールが記録されている場合には、前記メールアドレスに対して、ファクシミリ画像を添付した電子メールを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ処理装置。
  4. 利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、
    受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置を用いて、ファクシミリを出力する方法であって、
    前記制御手段が、
    受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、
    前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを特徴とするファクシミリ処理方法。
  5. 前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、
    前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行することを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ処理方法。
  6. 利用者識別子に対して出力方法が指定された利用者情報を記録した利用者情報記憶手段と、
    受信したファクシミリを出力する制御手段とを備えたファクシミリ処理装置を用いて、ファクシミリを出力させるプログラムであって、
    前記制御手段を、
    受信したファクシミリ画像から表示コードを取得し、前記表示コードをデコードし、
    前記デコードした情報を用いて、前記利用者情報記憶手段を検索し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、この利用者情報において指定されている出力方法を用いて出力処理を実行し、
    前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できない場合には、通常の出力方法を用
    いて出力処理を実行する手段として機能させることを特徴とするファクシミリ処理プログラム。
  7. 前記利用者情報記憶手段から利用者情報を抽出できた場合には、前記制御手段は、前記利用者識別子を用いて、利用者状況管理手段から利用者現状情報を更に取得し、
    前記利用者現状情報に基づいて即応不可と判断した場合には、通常の出力方法を用いて出力処理を実行する手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018121259A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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