JP2009009909A - フラットケーブル製造方法およびその製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着阻止シートで形成される窓部(導体露出部)と補強板との高精度の位置関係を容易に得る。
【解決手段】フラットケーブルの製造方法は、並列配置される前記複数本の導体3の一方面側に配置した前記第1絶縁テープ9と、前記複数本の導体3の他方面側に配置した前記第2絶縁テープ15が前記複数本の導体3と同速度で走行している走行中に、前記第1絶縁テープ9の前記導体3に接着される面側に圧着阻止シート21を、前記第2絶縁テープ15の前記導体3に接着される面の反対面側に補強板25を、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、前記複数本の導体3と、前記圧着阻止シート21を仮固定した第1絶縁テープ9と、前記補強板25を仮固定した第2絶縁テープ15を一対の熱ロール29間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブル33を製造することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、導体露出部と補強板との高精度の位置関係を有し、各種電気機器等の内部配線に好適なフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法およびその製造装置に関する。
従来、例えば厚み0.05〜0.5mm程度からなる複数本(数本〜数十本)の線条導体を平行に整列した状態の上下から絶縁シート(テープ)でラミネート被覆するフラットケーブルが知られている。このフラットケーブルは、一般電気製品の内部で使用されており、長さの自由度が高く(数cmから数百cm程度まで製造方法を大きく変更せずに製作できる)、整線性・スペース効率(単に線材を束ねるのでなくフラットに配することで器内の配線収納性が良くコネクタにも直接挿入することができる)がよく、またその製造方式から低コストでの供給が可能なものである。
そして、従来、このフラットケーブルの製造方法としては、一般的には、例えば、図13及び図14に示されているように、整列配置された複数本の導体201の上下から所定幅を持ったPETフィルム等に接着剤が塗布された上、下絶縁テープ203A、203Bを重ね合わせ一対の第1熱ロール205によりラミネートすることで長尺のフラットケーブル207を製造する。このとき、上記の複数本の導体201と上、下絶縁テープ203A、203Bをラミネートする手前で、例えば上絶縁テープ203Aに図示しない窓あけ用プレスを用いて窓部209が形成される。この状態でラミネートされることにより、ラミネート後の窓部209から露出した導体201が端子接合点となる。その後に、前記導体露出部211(すなわち、窓部209)の裏側に、すなわち下絶縁テープ203Bの下側に補強板213が仮固定されてから、第2熱ロール215によりラミネートされ、図示しない耳カッタを用いて両側縁が連続的に両端スリットされる。
また、従来の他のフラットケーブルの製造方法としては、図15に示されているように、上記の窓部209を設けずに、上記の複数本の導体201と上、下絶縁テープ203A、203Bをラミネートする手前で、複数本の導体201と例えば上絶縁テープ203Aとの間に圧着阻止シート217を長手方向に所定間隔で介在させ、しかる後に一対の第1熱ロール205の間に通過せしめて長尺のフラットケーブル207を製造する。その後に、前記圧着阻止シート217の裏側に、すなわち下絶縁テープ203Bの下側に補強板213が仮固定されてから、第2熱ロール215によりラミネートされ、耳カッタを用いて両側縁が連続的に両端スリットされる。
なお、短尺のフラットケーブルを得るには、上記の長尺のフラットケーブル207において窓部209(すなわち、導体露出部211)あるいは圧着阻止シート217が介在している箇所の長手方向の各中央で切断する。後者の場合は、圧着阻止シート217で接着が阻止されている上絶縁テープ203Aを切除することで、フラットケーブル207の長手方向の両端から各導体201が所定長さだけ露出することになる。
上記の製造方法に関連して、例えば特許文献1〜特許文献3では圧着阻止シート217を使用する製造方法が示されている。また、特許文献4では上、下絶縁テープ203A、203Bに、所定間隔毎に複数本の導体201と直角方向に所定間隔離れた2本の平行する“切り込み”を設けた状態で熱ローラにてラミネートする。その後に前記“切り込み”の部分で上、下絶縁テープ203A、203Bを剥離することで導体露出部211を形成し、この導体露出部211の一方側に矩形状の補強テープを貼付けている。また、特許文献5では上、下絶縁テープ203A、203Bに窓部209を設けると共に一方の絶縁テープの窓部209の位置に補強テープ(補強板213に該当)をプレスヒータにより熱融着してから熱ローラにてラミネートしている。
特開平5−12926号公報 特開平5−290652号公報 特開平9−22626号公報 特開平3−187109号公報 特開平4−141914号公報
ところで、従来のフラットケーブルの製造方法においては、窓部209を設けてから上、下絶縁テープ203A、203Bを一対の第1熱ロール205でラミネートする場合では、上、下絶縁テープ203A、203Bは第1熱ロール205でラミネートされる際に “しわ”が発生しないように上、下絶縁テープ203A、203Bの走行方向に張力がかかった状態となっているが、その張力のために窓部209の変形や立体的方向への“たわみ”が発生してしまう。そのために、上、下絶縁テープ203A、203Bの張力を調整したり、一対の第1熱ロール205の直近にプレートを設置して“たわみ”を平面上で矯正したりするなどの平面調整を行っている。
このように、窓部209が上絶縁テープ203Aにあると、ラミネート後の窓部209の形状が規格以上に変形していたり、変形を防止するための調整に手間取り、その間に発生する“調整屑”が増大し、また、窓部209の変形を抑えるための形状として、窓部209の左右サイドのブリッジ部を大きくとることで最終製品成型時には切り取ってしまう部分(耳屑)が増大し、結局、廉価な商品のための製作上の障害となってしまうという問題点があった。
また、補強テープを貼り付ける場合は、窓部209の窓あけ工程と補強テープの補強工程が別工程であるために各工程毎に装置化が必要であるので、コスト高になるという問題点があった。
また、窓あけ工程、圧着阻止シート217の貼付工程、補強板213の貼付工程は、いずれも製造ラインに沿って動きながら貼り付けるための同様の機構がそれぞれ必要となり、例えば圧着阻止シート217と補強板213とを位置合せするために、例えばセンサなどの機構で圧着阻上シート217と補強板213の検知が必要となるので、大がかりな装置が必要となるために製造コスト高になるという問題点があった。
また、従来の製造方法を用いて、導体露出部211の位置が上、下絶縁テープ203A、203Bに交互に上下逆にされたフラットケーブルを製造するには、従来の同一製造ラインを2度流す等の方法で製作することになるので、手間がかかり、製造コスト高になるという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明のフラットケーブル製造方法は、並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
前記複数本の導体の一方面側に配置した前記第1絶縁テープと、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に圧着阻止シートを、前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に補強板を、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
前記複数本の導体と、前記圧着阻止シートを仮固定した第1絶縁テープと、前記補強板を仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造方法は、前記フラットケーブル製造方法において、前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することが好ましい。
この発明のフラットケーブル製造方法は、並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
前記複数本の導体の一方面側に配置した前記第1絶縁テープと、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に第1圧着阻止シートを、前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に第1補強板を、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
前記第1絶縁テープに仮固定した第1圧着阻止シートから所定の間隔をおいて前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に第2補強板を、前記第2絶縁テープに仮固定した補強板から所定の間隔をおいて前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に第2圧着阻止シートを、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
前記複数本の導体と、前記第1圧着阻止シート及び第2補強板を仮固定した第1絶縁テープと、前記第1補強板及び第2圧着阻止シートを仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造方法は、前記フラットケーブル製造方法において、前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
前記第1補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記第1補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断し、
前記第2補強板を前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第1絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記第2補強板を前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することが好ましい。
この発明のフラットケーブル製造方法は、並列配置される複数本の導体の一方面に所定の長さの枚葉状絶縁テープを間欠的に接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
前記複数本の導体の両端側にそれぞれ設けられた各捨て線と、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記捨て線に前記所定の長さの枚葉状絶縁テープの進行方向前側の一部を仮固定すると同時に、隣り合う前記枚葉状絶縁テープの間の間欠部と同じ位置で重なり合うように前記第2絶縁テープに補強板を仮固定した後に、
前記複数本の導体と、前記捨て線に仮固定された枚葉状絶縁テープおよび前記補強板を仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造方法は、前記フラットケーブル製造方法において、前記枚葉状絶縁テープを前記捨て線の走行方向に直交する方向に送出して前記捨て線に仮固定した後に、前記第1絶縁テープを前記捨て線の側縁に沿って切断し、
前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することが好ましい。
この発明のフラットケーブル製造装置は、並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第1搬送手段と、
前記複数本の導体の一方面側に設けられた第1絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第2搬送手段と、
前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第3搬送手段と、
前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、圧着阻止シートを前記第1絶縁テープに仮固定する第1仮固定手段と、
前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記圧着阻止シートと重なり合う位置で前記圧着阻止シートの仮固定時と同時に補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第2仮固定手段と、
前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記第1絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
を備えていることを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造装置は、前記フラットケーブル製造装置において、前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第1送出手段と、
前記第1仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第1切断装置と、
前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第2送出手段と、
前記第2仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第2切断装置と、を備えていることが好ましい。
この発明のフラットケーブル製造装置は、並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第1搬送手段と、
前記複数本の導体の一方面側に設けられた第1絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第2搬送手段と、
前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第3搬送手段と、
前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープに仮固定する第1仮固定手段と、
前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第1圧着阻止シートと重なり合う位置で前記第1圧着阻止シートの仮固定時と同時に第1補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第2仮固定手段と、
前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第1絶縁テープに仮固定した第1圧着阻止シートから所定の間隔をおいて第2補強板を前記第1絶縁テープに仮固定する第3仮固定手段と、
前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第2補強板と重なり合う位置で前記第2補強板の仮固定時と同時に第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープに仮固定する第4仮固定手段と、
前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記第1絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
を備えていることを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造装置は、前記フラットケーブル製造装置において、前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第1送出手段と、
前記第1仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第1切断装置と、
前記第1補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第2送出手段と、
前記第2仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された第1補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第2切断装置と、
前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第3送出手段と、
前記第3仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された第2補強板を前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第3切断装置と、
前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第4送出手段と、
前記第4仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第4切断装置と、
を備えていることが好ましい。
この発明のフラットケーブル製造装置は、並列配置される複数本の導体の一方面に所定の長さの枚葉状絶縁テープを間欠的に接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第4搬送手段と、
前記複数本の導体の両端側にそれぞれ設けられた各捨て線を前記第4搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第5搬送手段と、
前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第4搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第6搬送手段と、
前記第5搬送手段で前記捨て線を搬送している搬送時に、前記所定の長さの枚葉状絶縁テープの進行方向前側の一部を前記捨て線に仮固定する第5仮固定手段と、
前記第6搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、隣り合う前記枚葉状絶縁テープの間の間欠部と同じ位置で重なり合うように前記枚葉状絶縁テープの仮固定時と同時に補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第6仮固定手段と、
前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記捨て線に仮固定された前記枚葉状絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
を備えていることを特徴とするものである。
また、この発明のフラットケーブル製造装置は、前記フラットケーブル製造装置において、前記枚葉状絶縁テープを前記捨て線の走行方向に直交する方向に送出する第5送出手段と、
前記第5仮固定手段により前記捨て線に仮固定された第1絶縁テープを前記捨て線の側縁に沿って切断する第5切断装置と、
前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第6送出手段と、
前記第6仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第6切断装置と、を備えていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明のフラットケーブル製造方法及びその装置によれば、補強板と圧着阻止シートを同時に同一機構にて第1、第2絶縁テープに仮固定することで、圧着阻止シートで形成される窓部(すなわち、導体露出部)と補強板との高精度の位置関係を容易に得ることができる。
また、補強板と圧着阻止シートを同時に一括で仮固定するだけでフラットケーブルの製品長を得ることができるので、製品長の精度を向上することができる。
圧着阻止シートを使用することで、例えば、従来の窓あけ工程で発生する絶縁テープの窓部の張力による変形が無いために、絶縁テープの窓部変形が無く、絶縁テープの位置調整工程が容易となり、調整屑を減少することができる。
また、この発明のフラットケーブル製造方法及びその装置によれば、上記の製造方法を基本として第1絶縁テープに第1圧着阻止シートを仮固定すると同時に第2絶縁テープに第1補強板を仮固定してから、所定の間隔をおいて補強板と圧着阻止シートの位置を逆にして前記第1絶縁テープに第2補強板を仮固定すると同時に前記第2絶縁テープに第2圧着阻止シートを仮固定することで、導体露出部の位置を交互に上下逆にしたフラットケーブルを容易に製造することができる。その他の効果は上述した製造方法及びその装置と同様である。
また、この発明のフラットケーブル製造方法及びその装置によれば、捨て線を用いて簡易な構造で、かつ、製品間隔となる枚葉状絶縁テープの間隔の寸法を高精度で製作することができる。
また、枚葉状絶縁テープを使用することで、製造時の屑を削減できる。すなわち、製造時の初期調整時間を短くすることができ、調整のための絶縁テープ、導体(調整屑)を大幅に削減したり、枚葉状絶縁テープをラミネートすることにより、従来の窓部ブリッジに要する絶縁テープ幅分を無くすことができ、全長に亘って耳屑を大幅に削減することができる。さらに、従来での連続絶縁テープから窓部を加工する金型、駆動機構が不要となり、また、金型により打ち抜かれた絶縁テープ部(窓屑)を完全になくすることもできる。
また、捨て線に枚葉状絶縁テープの進行方向の前側の一部を仮固定することで、本ラミネート後の枚葉状絶縁テープにしわが発生することなく、歪みのない均一な窓部形状にすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、第1の実施の形態に係るフラットケーブル製造装置1は、並列配置される複数本の例えば平角形状の線状からなる導体3を一定の速度で搬送せしめる第1搬送手段5が設けられている。この第1搬送手段5は各導体3が巻き取られた図示しない各リールから各導体3が送り出されて搬送ガイドローラ7に案内されて搬送される。
また、前記複数本の導体3の一方面側としての例えば上面側には、第1絶縁テープ9が配置されており、前記第1絶縁テープ9を第1搬送手段5の搬送速度と同速度で搬送せしめる第2搬送手段11が設けられている。この第2搬送手段11は第1絶縁テープ9が巻き取られた図示しないリールから第1絶縁テープ9が送り出されて搬送ガイドローラ13に案内されて搬送される。
一方、前記複数本の導体3の他方面側としての例えば下面側には、第2絶縁テープ15が配置されており、前記第2絶縁テープ15を第1搬送手段5の搬送速度と同速度で搬送せしめる第3搬送手段17が設けられている。この第3搬送手段17は第1絶縁テープ9が巻き取られた図示しないリールから第2絶縁テープ15が送り出されて搬送ガイドローラ19に案内されて搬送される。
また、前記第2搬送手段11で前記第1絶縁テープ9を搬送している搬送時に、圧着阻止シート21を前記第1絶縁テープ9に仮固定する第1仮固定手段23が設けられている。
また、前記第3搬送手段17で前記第2絶縁テープ15を搬送している搬送時に、前記圧着阻止シート21と重なり合う位置で前記圧着阻止シート21の仮固定時と同時に補強板25を前記第2絶縁テープ15に仮固定する第2仮固定手段27が設けられている。
なお、圧着阻止シート21とは、表面に潤滑性があって絶縁テープ(例えばPE)と重ね合せてから例えば後述する熱ロール29で押圧してもラミネートされず、簡単に絶縁テープから剥離してしまうシート状のものをいう。例えば、プラスチックテープ(例えばテフロン(登録商標)テープ等)や表面に潤滑性のコーティングが施されている紙テープなどがあり、補強板25の裏面粘着層とはある程度の粘着性が得られるものの、熱ロール29による押圧を受けても、やはり表面が完全にラミネートされず、はがれやすい状熊になるものをいう。
また、前記並列配置された複数本の導体3と、この導体3の一方面である上面に接着される前記第1絶縁テープ9と、前記導体3の他方面である下面に接着される前記第2絶縁テープ15とを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロール29が設けられている。この一対の熱ロール29の直前(直近)には複数本の導体3が供給される際に、一定のピッチで並列して供給されるよう幅方向へ一定の間隔で例えばV溝を有したピッチコロ31が設けられている。
また、熱ロール29でラミネートされたラミネートテープすなわち長尺のフラットケーブル33において第1絶縁テープ9の側縁からはみ出している圧着阻止シート21の端面に沿って第1絶縁テープ9の厚さ程度に刃を入れて切断する窓部カッタ35と、この窓部カッタ35による切断時にフラットケーブル33の下面を支持する切断用当て板37が設けられている。これにより、その後に前記圧着阻止シート21の部分の第1絶縁テープ9が剥がされることで窓部39が形成されて導体3が露出される。
また、フラットケーブル33の両側縁を長手方向に連続的に切除する耳切カッタ41が設けられており、フラットケーブル33の導体露出部3Aおよび補強板25の前記長手方向のセンタで切断して枚葉(短尺)のフラットケーブル33を得るための枚葉切断カッタ43が設けられている。
また、上記の第1仮固定手段23と第2仮固定手段27についてより詳しく説明する。
図2を併せて参照するに、第1の実施の形態では、第1仮固定手段23は、仮固定装置本体45の上部に片持ちで突設した上部ベース47の下面と、この上部ベース47の下方で上下動自在に設けた平板状の第1ヒータ49の上面とで、前記上部ベース47の下面側を通過する第1絶縁テープ9と、この第1絶縁テープ9の下面に配置した圧着阻止シート21を押圧して仮固定する構成である。
一方、第2仮固定手段27は、仮固定装置本体45の下部に、上記の上部ベース47と同方向に片持ちで突設した下部ベース51の下面と、この下部ベース51の下方で上下動自在に設けた平板状の第2ヒータ53の上面とで、前記下部ベース51の下面側を通過する第2絶縁テープ15と、この第2絶縁テープ15の下面に配置した補強板25を押圧して仮固定する構成である。
しかも、上記の圧着阻止シート21と補強板25は、それぞれ互いに重なり合う位置で上下に位置しており、第1ヒータ49と第2ヒータ53で同時に仮固定されるように制御される構成である。
なお、上部ベース47と下部ベース51の押圧受け面は、第1ヒータ49及び第2ヒータ53で押圧される際に、各ヒータ面に沿ってフレキシブルに面接触できる構造にしておくと、より一層、各ヒータ面の良好な接触が得られやすくなることから、確実な仮固定状況を得ることができる。
また、上記の仮固定装置本体45には、図示していない構造部材に支持される第1送出手段55が設けられている。この第1送出手段55は前記圧着阻止シート21の材料としての例えば圧着阻止テープ57が巻き取られたリール59から圧着阻止テープ57が搬送ガイドローラ61に案内されると共に送出ローラ63で前記第1絶縁テープ9の走行方向に直交する方向に送り出して、第1仮固定手段23の上部ベース47と第1ヒータ49との間で前記第1絶縁テープ9の下面側(複数の導体3に接着される面側)に送出される。
さらに、前記第1仮固定手段23により前記第1絶縁テープ9に仮固定された圧着阻止テープ57を前記第1絶縁テープ9の側縁に沿って切断する第1切断装置65が設けられており、この第1の実施の形態では例えばレーザ装置が上部ベース47に装着されている。
一方、上記の仮固定装置本体45には、図示していない構造部材に支持される第2送出手段67が設けられている。この第2送出手段67は前記補強板25の材料としての例えば補強板テープ69が巻き取られたリール71から補強板テープ69が搬送ガイドローラ73に案内されると共に送出ローラ75で前記第2絶縁テープ15の走行方向に直交する方向に送り出して、第2仮固定手段27の下部ベース51と第2ヒータ53との間で前記第2絶縁テープ15の下面側(複数の導体3に接着される面の反対面側)に送出される。
さらに、前記第2仮固定手段27により前記第2絶縁テープ15に仮固定された補強板テープ69を前記第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断する第2切断装置77が設けられており、この第1の実施の形態では例えばレーザ装置が下部ベース51に装着されている。
なお、上記の第1、第2切断装置65、77はレーザ装置に限定されず、例えば第1、第2ヒータ49、53にそれぞれ組み込まれたカッタ、あるいは他の形態の切断装置であっても良い。また、レーザ装置で第1、第2絶縁テープ9、15を切断すると、切断部が茶色に変色して製品価値を損なうが、この第1の実施の形態ではレーザ切断部はいわゆる“耳部”と称して、幅寸法精度出しのために廃却する部分となるので問題がない。
また、前記圧着阻止シート21の間隔並びに補強板25の間隔を精度良く仮固定するためには、圧着阻止シート21の駆動並びに補強板25の駆動を複数の導体3の駆動と同期をとって行う必要がある。また、第1仮固定手段23と第2仮固定手段27による仮固定時のタイミングが複数本の導体3と第1、第2絶縁テープ9、15の搬送速度に合わせて行われるようにする必要がある。そのために、上記の仮固定装置本体45は、複数本の導体3と第1、第2絶縁テープ9、15の搬送方向(X軸方向)と同じ方向で予め設定した区間で往復移動自在に且つその移動速度を制御する仮固定位置制御手段79が設けられている。この仮固定位置制御手段79について詳しくは後述する図5〜図7に示されている。このとき、第1送出手段55、第1切断装置65、第2送出手段67及び第2切断装置77は、仮固定装置本体45と同じように往復移動する。
上記構成により、第1の実施の形態のフラットケーブル製造装置1を用いてフラットケーブル33が得られる製造方法を説明すると、並列配置された複数本の各導体3が一定の速度で搬送ガイドローラ7を経てピッチコロ31に形成された各溝で一定の間隔を保持して一対の熱ロール29へ送られる。また、第1絶縁テープ9は複数本の導体3の一方面側の上面側に配置され、前記導体3の一定の速度と同速度で搬送ガイドローラ13を経て一対の熱ロール29へ送られる。一方、第2絶縁テープ15は複数本の導体3の他方面側の下面側に配置され、前記導体3の一定の速度と同速度で搬送ガイドローラ19を経て一対の熱ロール29へ送られる。
図3を併せて参照するに、上記のように第1絶縁テープ9が導体3の一定の速度と同速度で走行中に、前記圧着阻止シート21の材料としての例えば圧着阻止テープ57が送出ローラ63により、前記第1絶縁テープ9の走行方向に直交する方向で、第1仮固定手段23の上部ベース47と第1ヒータ49との間で前記第1絶縁テープ9の下面側に送出される。
一方、上記のように第2絶縁テープ15が導体3の一定の速度と同速度で走行中に、前記補強板25の材料としての例えば補強板テープ69が送出ローラ75により、前記第2絶縁テープ15の走行方向に直交する方向で、第2仮固定手段27の下部ベース51と第2ヒータ53との間で前記第2絶縁テープ15の下面側に送出される。
仮固定装置本体45が、前記X軸方向と同方向に移動開始し、複数本の導体3と第1、第2絶縁テープ9、15の搬送速度とほぼ同じ速度となり、圧着阻止シート21と補強板25の前貼位置が所定のピッチ位置にて、第1ヒータ49と第2ヒータ53が上昇し、第1ヒータ49で第1絶縁テープ9の下面側に圧着阻止テープ57を押圧し、第2ヒータ53で第2絶縁テープ15の下面側に補強板テープ69を押圧することで、前記圧着阻止テープ57と補強板テープ69が同時に送出されて仮固定される。この仮固定している間は、圧着阻止テープ57と補強板テープ69が仮固定装置本体45と共にX軸方向に等速で移動する。
上記の仮固定終了後に、第1ヒータ49と第2ヒータ53が下降し、第1絶縁テープ9に仮固定された圧着阻止テープ57が第1切断装置65で第1絶縁テープ9の側縁に沿って切断される。一方、第2絶縁テープ15に仮固定された補強板テープ69が第2切断装置77で第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断される。すなわち、この工程で、圧着阻止シート21が第1絶縁テープ9に仮固定されることと、補強板25が第2絶縁テープ15に仮固定されることとが同時に一定の位置的関係をもって行われることになる。
その後、仮固定装置本体45が前記X軸方向と逆方向に移動して原位置に復帰し、次の圧着阻止シート21と補強板25が、それぞれ第1、第2絶縁テープ9、15に仮固定される。この動作を一定間隔で繰り返されることで、圧着阻止シート21と補強板25がそれぞれ第1、第2絶縁テープ9、15に一定間隔で仮固定されながら一対の熱ロール29に送られる。すなわち、各圧着阻止シート21のX軸方向のセンタ間の寸法が枚葉のフラットケーブル33の製品寸法となるので、圧着阻止シート21(及び補強板25)は一定のピッチで仮固定されることとなる。
複数本の導体3と、前記第1絶縁テープ9に仮固定された圧着阻止シート21と、前記第2絶縁テープ15の長手方向に前記圧着阻止シート21と同じ一定間隔で仮固定した補強板25が一対の熱ロール29間に同速度で通過して本ラミネートされることにより、ラミネートテープすなわち長尺のフラットケーブル33が製造される。
なお、熱ロール29に達するまでに第1、第2絶縁テープ9、15に速度差又はパス長差がある場合には、圧着阻止シート21により形成される窓部39の位置と補強板25の位置にズレが生じてしまうので、上記の速度差又はパス長差を極力同一にするよう調整を行うか、あるいは補強板25を仮固定する位置をX軸方向の前後に調整する機構を設けることで、本ラミネート時には補強板25のセンタと圧着阻止シート21のセンタが一致するように調整する。
次に、上記の長尺のフラットケーブル33は、その下面に切断用当て板37で支持された箇所で窓部カッタ35により第1絶縁テープ9の側縁からはみ出している圧着阻止シート21を図示しないセンサで検知して圧着阻止シート21の端面に沿って第1絶縁テープ9の厚さ程度に刃を入れて切断される。これにより、前記圧着阻止シート21の部分の第1絶縁テープ9が剥がされることで窓部39が形成されて導体3が露出される。
次に、前記フラットケーブル33の両側縁が耳切カッタ41でもってその長手方向に連続的に切除されてから、枚葉切断カッタ43でもって前記フラットケーブル33の導体露出部3Aおよび補強板25のX軸方向のセンタで切断されることにより、図4に示されているように、枚葉(短尺)のフラットケーブル33が得られる。
以上のことから、補強板25と圧着阻止シート21が同時に第1、第2絶縁テープ9、15に仮固定されることで、圧着阻止シート21で形成される窓部39(すなわち、導体露出部3A)と補強板25との高精度の位置関係を容易に得ることができる。
また、補強板25と圧着阻止シート21を同時に一括で仮固定するだけでフラットケーブル33の製品長を得ることができるので、製品長の精度を向上することができる。
圧着阻止シート21を使用することで、例えば、従来の窓あけ工程で発生する絶縁テープの窓部39の張力による変形が無いために、絶縁テープの窓部変形が無く、絶縁テープの位置調整工程が容易となり、調整屑が減少する。
次に、前述した仮固定位置制御手段79の具体的な実施例について説明する。
図5を参照するに、この仮固定位置制御手段79は、一対の熱ロール29を駆動せしめる駆動モータ81が設けられている。この駆動モータ81の駆動シャフト83にはベアリング85を介してベベルギア87が装着されている。このベベルギア87には別のベベルギア89が噛合されている。このベベルギア89にはベアリング91を介してシャフト93が装着されている。このシャフト93の他端にはベアリング95が設けられ、シャフト93が回転自在に支承されている。シャフト93の他端側にはクラッチ97が装着されている。しかも、このクラッチ97にはギア99が設けられている。このギア99にはボールネジ101が螺合されていて、このボールネジ101の両端がベアリング103、105で回転自在に支承されている。
前記ボールネジ101のギア99とは反対側の他端にはギア107が装着されており、このギア107にはクラッチ109が設けられている。このクラッチ109にはシャフト111を介して仮固定装置本体用戻しモータ113が設けられている。上記の仮固定装置本体45は、X軸方向と平行に延びる図示しないLMガイドレール上をMLガイドを介して走行自在に設けられており、ナット部材115が前記ボールネジ101に螺合されている。
上記構成により、仮固定装置本体用戻しモータ113を停止状態にしておいて、駆動モータ81を駆動せしめると、駆動シャフト83を介して一対の熱ロール29が回転されると共に、クラッチ97をONにし、クラッチ109をOFFにした状態にすると、駆動モータ81により駆動シャフト83を介してベベルギア87、89、シャフト93、クラッチ97およびギア99を経てボールネジ101が回転されてナット部材115が図5に矢印で示されているように右方向へ移動される。
したがって、仮固定装置本体45は、一対の熱ロール29を回転させている駆動モータ81及びクラッチ97、109の熱ロール29と同期を取った動作により、仮固定装置本体45は図5での右矢印方向に移動し、その移動速度が定常速度で導体3と同程度になる。このときに、前述したように第1ヒータ49で第1絶縁テープ9の下面側に圧着阻止テープ57を仮固定し、第2ヒータ53で第2絶縁テープ15の下面側に補強板テープ69を同時に仮固定する。
一方、仮固定装置本体45が前記X軸方向と逆方向に移動して原位置に復帰するときは、駆動モータ81はON状態のもとに、クラッチ97をOFFにし、クラッチ109をONにした状態にして、仮固定装置本体用戻しモータ113を駆動せしめると、シャフト111が回転されてギア107を介してボールネジ101が回転されてナット部材115を介して仮固定装置本体45が図5の矢印と逆方向の左方向へ移動されて元の位置へ戻される。
また、他の仮固定位置制御手段79としては、上述した図5に示されているギアを介する方法以外に、図6に示されているように、仮固定装置本体45の前後方向の動作を熱ロール29の駆動モータ81と同期(同速度)させるように直接、仮固定装置本体45の駆動モータ117で駆動するようにしてもよい。
例えば、図6において仮固定装置本体45にナット部材119が埋め込まれ、ナット部材119に螺合したボールねじ121の一端に駆動モータ117を取り付け、この駆動モータ117を駆動させることでボールねじ121、ナット部材119を介して仮固定装置本体45を前後動させるようにし、さらに熱ロール29の駆動モータ81にエンコーダ123を装着すると共に仮固定装置本体45の駆動モータ117にエンコーダ125を装着し、前記2つのエンコーダ出力を同期させることができる。
あるいは、他の仮固定位置制御手段79としては、仮固定した圧着阻止シート21(又は補強板25)をセンサ127で検知し、この検知した位置から一定間隔で次の圧着阻止シート21と補強板25を仮固定することができる。
例えば、図7に示されているように、第1絶縁テープ9に仮固定された圧着阻止シート21の進行方向前側で進行方向の直角な方向、かつ、圧着阻止シート21に垂直な方向、例えば図7において上下方向に圧着阻止シート21の飛び出した一辺(前辺)(又は後辺)を検知する例えば一対の投光部127A、受光部127Bからなるセンサ127を設け、このセンサ127により圧着阻止シート21の一辺を検知し、この検知された信号から第1絶縁テープ9の走行速度に応じたある一定時間T秒後に、既に前記固定された圧着阻止シート21と次の圧着阻止シート21とのピッチAを常に一定となるように、制御手段で次の圧着阻止シート21の進行方向前側(又は後側)の一部を、前記第1絶縁テープ9に仮固定することができる。そして、第1絶縁テープ9の走行速度については、一対の熱ロール29の回転速度を検知することで設定する方法や、上記センサ127を2個設置し、2個のセンサ127から検知される時間差と2個のセンサ127の設置間隔から得られる速度を設定する方法で行ってもよい。
なお、前述した第1の実施の形態においては、圧着阻止テープ57と補強板テープ69がそれぞれ送出されて第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15に同時に仮固定された後に、第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15の側縁に沿ってそれぞれ切断しているが、別の方法としては予め所定の大きさに切断された圧着阻止シート21と補強板25がそれぞれ例えば吸着プレートなどの搬送手段によって吸着されて前記第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15へ搬送して同時に仮固定することができる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係るフラットケーブル製造装置129について図面を参照して説明する。基本的には、第1の実施の形態と同様であるので、同様の部材は同じ符号を付し、主として異なる部分を説明し、他の箇所の詳しい説明は省略する。
図8を参照するに、フラットケーブル製造装置129は、第1の実施の形態のフラットケーブル製造装置1を示した図3と比較すると分かるように、異なる点は、前述した第1仮固定手段23と第2仮固定手段27に、さらに第3仮固定手段131と第4仮固定手段133を加えたことにある。しかも、第3仮固定手段131では、前記第1仮固定手段23にて第1絶縁テープ9に仮固定した第1圧着阻止シート21Aから所定の間隔をおいて前記第1絶縁テープ9に第2補強板25Bを仮固定し、第4仮固定手段133では前記第2仮固定手段27にて第2絶縁テープ15に仮固定した第1補強板25Aから所定の間隔をおいて、且つ前記第2補強板25Bと重なり合う位置で前記第2補強板25Bの仮固定時と同時に前記第2絶縁テープ15に第2圧着阻止シート21Bを仮固定するものである。
装置構造的には、第1仮固定手段23と第2仮固定手段27を備えた図示しない第1の仮固定装置本体と、この第1の仮固定装置本体に所定間隔をおいて独立してX軸方向に往復移動する図示しない第2の仮固定装置本体を設け、この第2の仮固定装置本体に上記の第3仮固定手段131と第4仮固定手段133を備えたものである。
第1の仮固定装置本体は、前述した第1の実施の形態の仮固定装置本体45と同じ構成である。また、第2の仮固定装置本体は、基本的には第1の仮固定装置本体と同様であるが、第2補強板25Bの材料としての例えば第2補強板テープ69Bを上部ベース47と第1ヒータ49の間に送出する図示しない第3送出手段が設けられ、第2圧着阻止シート21Bの材料としての例えば第2圧着阻止テープ57Bを下部ベース51と第2ヒータ53の間に送出する図示しない第4送出手段が設けられている。
さらに、第3仮固定手段131により前記第1絶縁テープ9に仮固定された第2補強板テープ69Bを前記第1絶縁テープ9の側縁に沿って切断する図示しない第3切断装置が備えられ、第4仮固定手段133により前記第2絶縁テープ15に仮固定された第2圧着阻止テープ57Bを前記第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断する図示しない第4切断装置が備えられている。
なお、第3送出手段は基本的には第1の実施の形態の第2送出手段67と同様の構成であり、第4送出手段は基本的には第1の実施の形態の第1送出手段55と同様の構成である。また、第3切断装置は基本的には第1の実施の形態の第1切断装置65と同様の構成であり、第4切断装置は基本的には第1の実施の形態の第2切断装置77と同様の構成である。その他は、第1の実施の形態のフラットケーブル製造装置1とほぼ同様である。
上記構成により、前述した第1の実施の形態と同様に、第1の仮固定装置本体にて、第1圧着阻止テープ57Aが第1絶縁テープ9の下面側に仮固定されると同時に、第1補強板テープ69Aが第2絶縁テープ15の下面側に、前記第1圧着阻止テープ57Aと互いに重なり合う位置で仮固定される。そして、前記第1圧着阻止テープ57Aは第1切断装置で第1絶縁テープ9の側縁に沿って切断され、第1補強板テープ69Aは第2切断装置で第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断される。
その後に、前記第1圧着阻止シート21Aと第1補強板25Aの位置から所定の間隔をおいて、第2の仮固定装置本体にて、第2補強板テープ69Bが第1絶縁テープ9の上面側に仮固定されると同時に、第2圧着阻止テープ57Bが第2絶縁テープ15の上面側に、前記第2補強板テープ69Bと互いに重なり合う位置で仮固定される。そして、前記第2補強板テープ69Bは第3切断装置で第1絶縁テープ9の側縁に沿って切断され、第2圧着阻止テープ57Bが第4切断装置で第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断される。
その後に、前記複数本の導体3と、前記第1圧着阻止シート21A及び第2補強板25Bを仮固定した第1絶縁テープ9と、前記第1補強板25A及び第2圧着阻止シート21Bを仮固定した第2絶縁テープ15が熱ロール29間に同速度で通過して本ラミネートされることにより、ラミネートテープすなわち図9に示されているように長尺のフラットケーブル135が製造される。
その後の工程は前述した第1の実施の形態とほぼ同様であり、圧着阻止シート21が切断されて導体3が露出され、長尺のフラットケーブル135の両側縁が耳切カッタ41で切除されてから、導体露出部3Aおよび補強板25のX軸方向のセンタで切断されることで、図10に示されているように、枚葉(短尺)のフラットケーブル135が得られる。
なお、前述した第2の実施の形態においては、第1の仮固定装置本体では第1圧着阻止テープ57Aと第1補強板テープ69Aがそれぞれ送出されて第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15に同時に仮固定された後に、第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15の側縁に沿ってそれぞれ切断しており、一方、第2の仮固定装置本体では第2補強板テープ69Bと第2圧着阻止テープ57Bがそれぞれ送出されて第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15に同時に仮固定された後に、第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15の側縁に沿ってそれぞれ切断しているが、別の方法としては第1の仮固定装置本体では予め所定の大きさに切断された第1圧着阻止シート21Aと第1補強板25Aがそれぞれ例えば吸着プレートなどの搬送手段によって吸着されて前記第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15へ搬送して同時に仮固定し、一方、第2の仮固定装置本体では予め所定の大きさに切断された第2補強板25Bと第2圧着阻止シート21Bがそれぞれ例えば吸着プレートなどの搬送手段によって吸着されて前記第1絶縁テープ9及び第2絶縁テープ15へ搬送して同時に仮固定することができる。
次に、この発明の第3の実施の形態に係るフラットケーブル製造装置137について図面を参照して説明する。基本的には、第1の実施の形態と同様であるので、同様の部材は同じ符号を付し、主として異なる部分を説明し、他の箇所の詳しい説明は省略する。
図11を参照するに、フラットケーブル製造装置137は、第1の実施の形態のフラットケーブル製造装置1を示した図1と比較すると分かるように、異なる点は、上部ベース47と第5ヒータ139の間に2本の捨て線141をX軸方向に通過せしめると共に、圧着阻止テープ57の替わりに所定の長さの枚葉状絶縁テープ143と同じ所定の長さを有する幅の第1絶縁テープ145を同様の構造で2本の捨て線141のX軸方向に直交する方向に送出し、前記第1絶縁テープ145を第5ヒータ139で2本の捨て線141に仮固定してから捨て線141の側縁に沿って前記第1絶縁テープ145を切断することで、枚葉状絶縁テープ143を間欠的に配置することにある。
より詳しく説明すると、並列配置される複数本の例えば平角形状の線状からなる導体3を一定の速度で搬送せしめる第4搬送手段147が、前述した第1の実施の形態の第1搬送手段5と同様の構成で設けられている。
また、前記複数本の導体3の一方面側としての例えば上面側には、複数本の導体3の両端側にそれぞれ設けられた例えば金属平角線や紙テープ等の各捨て線141が前記第4搬送手段147の搬送速度と同速度で搬送せしめる第5搬送手段149が設けられている。この第5搬送手段149は各捨て線141が巻き取られた図示しない各リールから各捨て線141が送り出されて搬送ガイドローラ151に案内されて搬送される。
一方、前記複数本の導体3の他方面側としての例えば下面側には、第2絶縁テープ15が配置されており、前記第2絶縁テープ15を第4搬送手段147の搬送速度と同速度で搬送せしめる第6搬送手段153が、前述した第1の実施の形態の第3搬送手段17と同様の構成で設けられている。
また、前記第5搬送手段149で前記捨て線141を搬送している搬送時に、前記所定の長さの枚葉状絶縁テープ143の進行方向前側の一部を前記捨て線141に仮固定する第5仮固定手段155が設けられている。
また、前記第6搬送手段153で前記第2絶縁テープ15を搬送している搬送時に、隣り合う前記枚葉状絶縁テープ143の間の間欠部157と同じ位置で重なり合うように前記枚葉状絶縁テープ143の仮固定時と同時に補強板25を前記第2絶縁テープ15に仮固定する第6仮固定手段159が設けられている。
また、前記並列配置された複数本の導体3と、この導体3の一方面に接着される前記捨て線141に仮固定された前記枚葉状絶縁テープ143と、前記導体3の他方面に接着される前記第2絶縁テープ15とを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロール29が、前述した第1の実施の形態と同様の構成で設けられている。
また、熱ロール29でラミネートされたラミネートテープすなわち長尺のフラットケーブル33の両側縁を長手方向に連続的に切除する耳切カッタ41が設けられており、フラットケーブル33の導体露出部3Aおよび補強板25のX軸方向のセンタで切断して枚葉(短尺)のフラットケーブル33を得るための枚葉切断カッタ43が設けられている。
また、上記の第5仮固定手段155と第6仮固定手段159についてより詳しく説明する。
図12を併せて参照するに、第5仮固定手段155は、基本的には前述した第1の実施の形態の第1仮固定手段23とほぼ同様である。仮固定装置本体161の上部に片持ちで突設した上部ベース47の下面と、この上部ベース47の下面で上下動自在に設けた平板状の第5ヒータ139の上面とで、前記上部ベース47の下面側に通過する捨て線141と、この捨て線141の上面に配置した枚葉状絶縁テープ143の進行方向前側の一部を押圧して仮固定する構成である。
一方、第6仮固定手段159は、前述した第1の実施の形態の第2仮固定手段27と同様である。仮固定装置本体161の下部に、上記の上部ベース47と同方向に片持ちで突設した下部ベース51の下面と、この下部ベース51の下方で上下動自在に設けた平板状の第6ヒータ163の上面とで、前記下部ベース51の下面側に通過する第2絶縁テープ15と、この第2絶縁テープ15の下面に配置した補強板25を押圧して仮固定する構成である。
しかも、隣り合う前記枚葉状絶縁テープ143の端および間欠部157と補強板25が重なり合う位置で上下に位置しており、第5ヒータ139と第6ヒータ163で同時に仮固定されるように制御される構成である。
また、上記の仮固定装置本体161には、第5送出手段165が前述した第1送出手段55と同様の構成で設けられている。この第5送出手段165は前記枚葉状絶縁テープ143の材料としての例えば前記所定の長さと同じ幅の第1絶縁テープ145が巻き取られたリール167から第1絶縁テープ145が搬送ガイドローラ169に案内されると共に送出ローラ171で前記捨て線141の走行方向に直交する方向に送り出して、第5仮固定手段155の上部ベース47と第5ヒータ139との間で前記捨て線141の上面側に送出される。
さらに、前記第5仮固定手段155により前記捨て線141に仮固定された第1絶縁テープ145を前記捨て線141の側縁に沿って切断する第5切断装置173が設けられている。
一方、上記の仮固定装置本体161には、第6送出手段175が前述した第2送出手段67と同様の構成で設けられており、その詳しい説明は省略する。さらに、前記第6仮固定手段159により前記第2絶縁テープ15に仮固定された補強板テープ69を前記第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断する第6切断装置177が設けられている。
なお、上記の第5、第6切断装置173、177は、例えばレーザ装置であっても、あるいは第5、第6ヒータ139、163にそれぞれ組み込まれたカッタ、あるいは他の形態の切断装置であっても良い。
また、第5仮固定手段155と第6仮固定手段159による仮固定時のタイミングが複数本の導体3と捨て線141と第2絶縁テープ15の搬送速度に合わせて行われるようにするために、上記の仮固定装置本体161が、複数本の導体3と捨て線141と第2絶縁テープ15の搬送方向(X軸方向)と同じ方向で予め設定した区間で往復移動自在に且つその移動速度を制御する仮固定位置制御手段79が設けられている。この具体的な仮固定位置制御手段79は、前述した第1の実施の形態と同様である。
上記構成により、第3の実施の形態のフラットケーブル製造装置137を用いてフラットケーブル33が得られる製造方法を説明すると、並列配置された複数本の各導体3が一定の速度で搬送ガイドローラ7を経てピッチコロ31に形成された各溝で一定の間隔を保持して一対の熱ロール29へ送られる。また、前記複数本の導体3の両端側にそれぞれ設けられた各捨て線141は複数本の導体3の一方面側の上面側に配置され、前記導体3の一定の速度と同速度で搬送ガイドローラ151を経て一対の熱ロール29へ送られる。一方、第2絶縁テープ15は複数本の導体3の他方面側の下面側に配置され、前記導体3の一定の速度と同速度で搬送ガイドローラ19を経て一対の熱ロール29へ送られる。
上記のように前記各捨て線141が導体3の一定の速度と同速度で走行中に、前記枚葉状絶縁テープ143の材料としての例えば第1絶縁テープ145が前記捨て線141の走行方向に直交する方向で、第5仮固定手段155の上部ベース47と第5ヒータ139との間で前記捨て線141の上面側に送出される。
一方、上記のように第2絶縁テープ15が導体3の一定の速度と同速度で走行中に、前記補強板25の材料としての例えば補強板テープ69が送出ローラ75により、前記第2絶縁テープ15の走行方向に直交する方向で、第6仮固定手段159の下部ベース51と第6ヒータ163との間で前記第2絶縁テープ15の下面側に送出される。
次いで、仮固定装置本体161が、前記X軸方向と同方向に移動開始し、複数本の導体3と捨て線141と第2絶縁テープ15の搬送速度とほぼ同じ速度となり、先に貼り付けた第1絶縁テープ145の後端と形成する窓幅3Aが一定となるように、第5ヒータ139と第6ヒータ163が上昇し、第5ヒータ139で各捨て線141の上面側に第1絶縁テープ145の進行方向(X軸方向)の前側の一部を押圧し、第6ヒータ163で第2絶縁テープ15の下面側に補強板テープ69を押圧することで、前記第1絶縁テープ145と補強板テープ69を同時に仮固定する。この仮固定している間は、第1絶縁テープ145と補強板テープ69が仮固定装置本体161と共にX軸方向に等速で移動する。
上記の仮固定終了後に、第5ヒータ139と第6ヒータ163が下降し、各捨て線141に仮固定された第1絶縁テープ145が第5切断装置173で捨て線141の側縁に沿って切断される。一方、第2絶縁テープ15に仮固定された補強板テープ69が第6切断装置177で第2絶縁テープ15の側縁に沿って切断される。すなわち、この工程で、枚葉状絶縁テープ143が捨て線141に仮固定されることと、補強板25が第2絶縁テープ15に仮固定されることとが同時に一定の位置的関係をもって行われることになる。
その後、仮固定装置本体161が前記X軸方向と逆方向に移動して原位置に復帰し、次の枚葉状絶縁テープ143が各捨て線141に、次の補強板25が第2絶縁テープ15に、それぞれ仮固定される。この動作を一定間隔で繰り返されることで、枚葉状絶縁テープ143が捨て線141に、補強板25が第2絶縁テープ15にそれぞれ一定間隔で仮固定されながら一対の熱ロール29に送られる。すなわち、隣り合う枚葉状絶縁テープ143の間欠部157のX軸方向のセンタ間の寸法が枚葉のフラットケーブル33の製品寸法となるので、各枚葉状絶縁テープ143(及び補強板25)は一定のピッチで仮固定されることとなる。
複数本の導体3と、前記捨て線141に仮固定された枚葉状絶縁テープ143と、前記補強板25を仮固定した第2絶縁テープ15とが一対の熱ロール29間に同速度で通過して本ラミネートされることにより、ラミネートテープすなわち長尺のフラットケーブル33が製造される。
その後の工程は、前述した第1の実施の形態とほぼ同様であり、長尺のフラットケーブル33の両側縁が耳切カッタ41で切除されてから、導体露出部3Aおよび補強板25のX軸方向のセンタで切断されることで、図4に示されているように、枚葉(短尺)のフラットケーブル33が得られる。
以上のことから、簡易な構造で、かつ、製品間隔となる枚葉状絶縁テープ143の間隔の寸法を高精度で製作することができる。
また、枚葉状絶縁テープ143を使用することで、製造時の屑を削減できる。すなわち、製造時の初期調整時間を短くすることができ、調整のための絶縁テープ、導体3(調整屑)を大幅に削減したり、枚葉状絶縁テープ143をラミネートすることにより、従来の窓部ブリッジに要する絶縁テープ幅分を無くすことができ、全長に亘って耳屑を大幅に削減することができる。さらに、従来での連続絶縁テープから窓部を加工する金型、駆動機構が不要となり、また、金型により打ち抜かれた絶縁テープ部(窓屑)を完全になくすることもできる。
また、捨て線141に枚葉状絶縁テープ143の進行方向の前側の一部を仮固定することで、本ラミネート後の枚葉状絶縁テープ143にしわが発生することなく、歪みのない均一な窓部形状にすることができる。
なお、前述した第3の実施の形態においては、枚葉状絶縁テープ143の所定の長さと同じ幅の第1絶縁テープ145と、補強板テープ69がそれぞれ送出されて捨て線141及び第2絶縁テープ15に同時に仮固定された後に、捨て線141及び第2絶縁テープ15の側縁に沿ってそれぞれ切断しているが、別の方法としては予め所定の大きさに切断された枚葉状絶縁テープ143と補強板25がそれぞれ例えば吸着プレートなどの搬送手段によって吸着されて前記捨て線141及び第2絶縁テープ15へ搬送して同時に仮固定することができる。
この発明の第1の実施の形態のフラットケ−ブルの製造装置の斜視図である。 図1の仮固定装置本体の部分の断面図である。 この発明の第1の実施の形態のフラットケ−ブルの製造方法の概略説明図である。 この発明の第1及び第3の実施の形態で製造される短尺のフラットケ−ブルの斜視図である。 仮固定位置制御手段の一例を示す概略説明図である。 仮固定位置制御手段の一例を示す概略説明図である。 仮固定位置制御手段の一例を示す概略説明図である。 この発明の第2の実施の形態のフラットケ−ブル製造方法の概略説明図である。 この発明の第2の実施の形態で製造される長尺のフラットケ−ブルの斜視図である。 この発明の第2の実施の形態で製造される短尺のフラットケ−ブルの斜視図である。 この発明の第3の実施の形態のフラットケ−ブルの製造装置の斜視図である。 図11の仮固定装置本体の部分の断面図である。 従来のフラットケ−ブルの製造方法の一例を示す斜視図である。 図13の概略説明図である。 従来のフラットケ−ブルの製造方法の一例を示す概略説明図である。
符号の説明
1 フラットケーブル製造装置(第1の実施の形態の)
3 導体
5 第1搬送手段
9 第1絶縁テープ
11 第2搬送手段
15 第2絶縁テープ
17 第3搬送手段
21 圧着阻止シート
23 第1仮固定手段
25 補強板
27 第2仮固定手段
29 熱ロール
33 フラットケーブル
45 仮固定装置本体
47 上部ベース
49 第1ヒータ
51 下部ベース
53 第2ヒータ
55 第1送出手段
57 圧着阻止テープ
65 第1切断装置
67 第2送出手段
69 補強板テープ
77 第2切断装置
79 仮固定位置制御手段
129 フラットケーブル製造装置(第2の実施の形態の)
131 第3仮固定手段
133 第4仮固定手段
135 フラットケーブル
137 フラットケーブル製造装置(第3の実施の形態の)
139 第5ヒータ
141 捨て線
143 枚葉状絶縁テープ
145 第1絶縁テープ
147 第4搬送手段
149 第5搬送手段
153 第6搬送手段
155 第5仮固定手段
157 間欠部
159 第6仮固定手段
161 仮固定装置本体
163 第6ヒータ
165 第5送出手段
173 第5切断装置
175 第6送出手段
177 第6切断装置

Claims (12)

  1. 並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
    前記複数本の導体の一方面側に配置した前記第1絶縁テープと、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に圧着阻止シートを、前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に補強板を、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
    前記複数本の導体と、前記圧着阻止シートを仮固定した第1絶縁テープと、前記補強板を仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするフラットケーブル製造方法。
  2. 前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
    前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル製造方法。
  3. 並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
    前記複数本の導体の一方面側に配置した前記第1絶縁テープと、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に第1圧着阻止シートを、前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に第1補強板を、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
    前記第1絶縁テープに仮固定した第1圧着阻止シートから所定の間隔をおいて前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に第2補強板を、前記第2絶縁テープに仮固定した補強板から所定の間隔をおいて前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に第2圧着阻止シートを、それぞれが互いに重なり合う位置で同時に仮固定した後に、
    前記複数本の導体と、前記第1圧着阻止シート及び第2補強板を仮固定した第1絶縁テープと、前記第1補強板及び第2圧着阻止シートを仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするフラットケーブル製造方法。
  4. 前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
    前記第1補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記第1補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断し、
    前記第2補強板を前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第1絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記第2補強板を前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断し、
    前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に仮固定した後に、前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することを特徴とする請求項3記載のフラットケーブル製造方法。
  5. 並列配置される複数本の導体の一方面に所定の長さの枚葉状絶縁テープを間欠的に接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造方法において、
    前記複数本の導体の両端側にそれぞれ設けられた各捨て線と、前記複数本の導体の他方面側に配置した前記第2絶縁テープが前記複数本の導体と同速度で走行している走行中に、前記捨て線に前記所定の長さの枚葉状絶縁テープの進行方向前側の一部を仮固定すると同時に、隣り合う前記枚葉状絶縁テープの間の間欠部と同じ位置で重なり合うように前記第2絶縁テープに補強板を仮固定した後に、
    前記複数本の導体と、前記捨て線に仮固定された枚葉状絶縁テープおよび前記補強板を仮固定した第2絶縁テープを一対の熱ロール間に同速度で通過せしめて本ラミネートしてフラットケーブルを製造することを特徴とするフラットケーブル製造方法。
  6. 前記枚葉状絶縁テープを前記捨て線の走行方向に直交する方向に送出して前記捨て線に仮固定した後に、前記第1絶縁テープを前記捨て線の側縁に沿って切断し、
    前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向に送出して第2絶縁テープの前記導体に接着される面の反対面側に仮固定した後に、前記補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断することを特徴とする請求項5記載のフラットケーブル製造方法。
  7. 並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
    前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第1搬送手段と、
    前記複数本の導体の一方面側に設けられた第1絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第2搬送手段と、
    前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第3搬送手段と、
    前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、圧着阻止シートを前記第1絶縁テープに仮固定する第1仮固定手段と、
    前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記圧着阻止シートと重なり合う位置で前記圧着阻止シートの仮固定時と同時に補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第2仮固定手段と、
    前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記第1絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
    を備えていることを特徴とするフラットケーブル製造装置。
  8. 前記圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第1送出手段と、
    前記第1仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第1切断装置と、
    前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第2送出手段と、
    前記第2仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第2切断装置と、を備えていることを特徴とする請求項7記載のフラットケーブル製造装置。
  9. 並列配置される複数本の導体の一方面に第1絶縁テープを接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
    前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第1搬送手段と、
    前記複数本の導体の一方面側に設けられた第1絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第2搬送手段と、
    前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第1搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第3搬送手段と、
    前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープに仮固定する第1仮固定手段と、
    前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第1圧着阻止シートと重なり合う位置で前記第1圧着阻止シートの仮固定時と同時に第1補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第2仮固定手段と、
    前記第2搬送手段で前記第1絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第1絶縁テープに仮固定した第1圧着阻止シートから所定の間隔をおいて第2補強板を前記第1絶縁テープに仮固定する第3仮固定手段と、
    前記第3搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、前記第2補強板と重なり合う位置で前記第2補強板の仮固定時と同時に第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープに仮固定する第4仮固定手段と、
    前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記第1絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
    を備えていることを特徴とするフラットケーブル製造装置。
  10. 前記第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第1絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第1送出手段と、
    前記第1仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された第1圧着阻止シートを前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第1切断装置と、
    前記第1補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第2送出手段と、
    前記第2仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された第1補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第2切断装置と、
    前記第2補強板を前記第1絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第3送出手段と、
    前記第3仮固定手段により前記第1絶縁テープに仮固定された第2補強板を前記第1絶縁テープの側縁に沿って切断する第3切断装置と、
    前記第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記第2絶縁テープの前記導体に接着される面側に送出する第4送出手段と、
    前記第4仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された第2圧着阻止シートを前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第4切断装置と、
    を備えていることを特徴とする請求項9記載のフラットケーブル製造装置。
  11. 並列配置される複数本の導体の一方面に所定の長さの枚葉状絶縁テープを間欠的に接着し、前記複数本の導体の他方面に第2絶縁テープを接着してフラットケーブルを製造するフラットケーブル製造装置において、
    前記複数本の導体を一定の速度で搬送せしめる第4搬送手段と、
    前記複数本の導体の両端側にそれぞれ設けられた各捨て線を前記第4搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第5搬送手段と、
    前記複数本の導体の他方面側に設けられた第2絶縁テープを前記第4搬送手段の搬送速度と同速度で搬送せしめる第6搬送手段と、
    前記第5搬送手段で前記捨て線を搬送している搬送時に、前記所定の長さの枚葉状絶縁テープの進行方向前側の一部を前記捨て線に仮固定する第5仮固定手段と、
    前記第6搬送手段で前記第2絶縁テープを搬送している搬送時に、隣り合う前記枚葉状絶縁テープの間の間欠部と同じ位置で重なり合うように前記枚葉状絶縁テープの仮固定時と同時に補強板を前記第2絶縁テープに仮固定する第6仮固定手段と、
    前記並列配置された複数本の導体と、この導体の一方面に接着される前記捨て線に仮固定された前記枚葉状絶縁テープと、前記導体の他方面に接着される前記第2絶縁テープとを同時に同速度で供給して本ラミネートする回転可能な熱ロールと、
    を備えていることを特徴とするフラットケーブル製造装置。
  12. 前記枚葉状絶縁テープを前記捨て線の走行方向に直交する方向に送出する第5送出手段と、
    前記第5仮固定手段により前記捨て線に仮固定された第1絶縁テープを前記捨て線の側縁に沿って切断する第5切断装置と、
    前記補強板を前記第2絶縁テープの走行方向に直交する方向で前記導体に接着される面の反対面側に送出する第6送出手段と、
    前記第6仮固定手段により前記第2絶縁テープに仮固定された補強板を前記第2絶縁テープの側縁に沿って切断する第6切断装置と、を備えていることを特徴とする請求項11記載のフラットケーブル製造装置。
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