JP2009004566A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大電流容量を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、エピウエハ110と、絶縁膜と、第1の電極と、導電層と、第2の電極160とを備えている。エピウエハ110は、高欠陥領域111と、高欠陥領域111よりも欠陥密度の低い低欠陥領域112とを含み、主表面113と、主表面113と反対側の裏面114とを有する。絶縁膜は、エピウエハ110の主表面113における高欠陥領域111を覆うように形成される。第1の電極は、低欠陥領域の上に形成され、絶縁膜を介して隣り合う。導電層は、絶縁膜を介して隣り合う第1の電極を電気的に接続する。第2の電極160は、エピウエハ110の裏面114上に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関し、たとえば大電流容量を有する半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来から、広い領域にわたって転位密度の低い良質な基板を準備し、その基板上にエピタキシャル成長層を形成することにより半導体装置は製造されている。このような基板として、たとえば特開2006−196918号公報(特許文献1)および特開2006−265101号公報(特許文献2)には、転位密度の高い結晶欠陥集合領域を形成することによって、転位密度の低い低欠陥単結晶領域を広く形成された単結晶窒化ガリウム基板が開示されている。
上記特許文献1には、ストライプ状に規則正しく欠陥集合領域(コア)が存在する単結晶窒化ガリウム基板が開示されている。上記特許文献1に開示の単結晶窒化ガリウム基板において、1つの結晶欠陥集合領域および1つの低欠陥単結晶領域からなる複数の領域は、20μm〜2000μmの等間隔のピッチで形成されている。
また、上記特許文献2には、同一の結晶方位を有するように、すなわち周期的に規則正しく配列された、閉鎖された欠陥集合領域が存在する単結晶窒化ガリウム基板が開示されている。上記特許文献2に開示の単結晶窒化ガリウム基板において、閉鎖された欠陥集合領域が、1μm〜200μmの直径を有している。
特開2006−196918号公報 特開2006−265101号公報
上記特許文献1および特許文献2に開示の単結晶窒化ガリウム基板を用いて半導体装置を製造すると、製造された半導体装置は欠陥集合領域を含むため、逆方向の電圧を印加すると、リーク電流が増加してしまい、耐圧が低下するという問題がある。
このような問題を回避するために、欠陥集合領域を含まないように半導体装置を製造すると、半導体装置の大きさが、制約される。そのため、大電流容量のパワーデバイスを作製できないという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、大電流容量を有する半導体装置を提供することである。
本発明の半導体装置は、エピウエハと、絶縁膜と、第1の電極と、導電層と、第2の電極とを備えている。エピウエハは、高欠陥領域と、高欠陥領域よりも欠陥密度の低い低欠陥領域とを含み、主表面と、主表面と反対側の裏面とを有する。絶縁膜は、エピウエハの主表面における高欠陥領域を覆うように形成される。第1の電極は、低欠陥領域の上に形成され、絶縁膜を介して隣り合う。導電層は、絶縁膜を介して隣り合う第1の電極を電気的に接続する。第2の電極は、エピウエハの裏面上に形成されている。
本発明の半導体装置の製造方法は、以下の工程を実施する。まず、高欠陥領域と、高欠陥領域を介して対向する位置に配置され、高欠陥領域よりも欠陥密度の低い低欠陥領域とを含み、主表面と、主表面と反対側の裏面とを有するエピウエハを準備する工程を実施する。そして、エピウエハの主表面における高欠陥領域を覆うように絶縁膜を形成する工程を実施する。そして、低欠陥領域の上に、かつ絶縁膜を介して隣り合うように第1の電極を形成する工程を実施する。そして、絶縁膜を介して隣り合う第1の電極を電気的に接続する導電層を形成する工程を実施する。そして、エピウエハの裏面に第2の電極を形成する工程を実施する。
本発明の半導体装置および半導体装置の製造方法によれば、隣り合う高欠陥領域に挟まれる領域に形成される複数の素子を、導電層により電気的に接続できる。そのため、複数の素子に並列に電流を流すことができる。また、低欠陥領域上に絶縁膜が形成されているので、低欠陥領域によるリーク電流を抑制することによって耐圧の低下を防止できる。よって、高欠陥領域に制約されない大電流容量の半導体装置が得られる。
なお、上記「エピウエハ」とは、基板と、基板上に形成されたエピタキシャル成長層とを含む。また、上記「欠陥密度」とは、転位集中領域、反転相領域、多結晶化領域、異物混入領域、または不純物の析出領域などの領域であって、良好に電流が流れない領域を意味する。「転位集中領域」とは、その他の領域と比べて、転位密度が2桁程度以上高い領域のことを意味する。エピウエハを構成する基板の作製時に、意図的に転位集中領域を形成して、その他の領域を低転位密度にする場合もあれば、意図せずに何らかの理由で転位集中領域が形成されてしまうこともある。「反転相領域」とは、エピウエハの表裏面にその反転対称性がなく、極性をもつ結晶からなるエピウエハにおいて、その他の領域と逆の極性の結晶面が出ている領域のことを意味する。反転相領域においても、その他の領域の品質を確保するために意図的に形成する場合もあれば、意図せず何らかの理由で形成されてしまうこともある。また、「多結晶化領域」とは、その他の領域にて、ある一つの結晶面が表面に出ているエピウエハにおいて、微小な結晶が集合して複数の種々の結晶面がエピウエハ表面に出ている領域を意味する。「異物混入領域」とは、エピウエハを構成している結晶とは関係のない物質、いわゆる異物が混入している領域を意味する。「不純物の析出領域」とは、不純物がエピウエハ表面に析出している領域を意味する。
上記半導体装置において好ましくは、エピウエハは、耐圧構造を有している。これにより、より高耐圧の半導体装置が得られる。
なお、上記「耐圧構造」とは、第1の電極において電界の集中を緩和する構造を意味する。
上記半導体装置において好ましくは、耐圧構造は、ガードリングまたはメサ構造である。また、上記半導体装置において好ましくは、第1の電極の周囲にフィールドプレートが形成されている。これにより、効果的に高耐圧の半導体装置が得られる。
上記半導体装置において好ましくは、高欠陥領域が周期的に存在している。これにより、隣り合う高欠陥領域に挟まれる領域に形成される複数の素子を、周期的に設けることができる。また、高欠陥領域が周期的に存在する半導体基板を用いることができる。
上記半導体装置において好ましくは、エピウエハは、半導体基板と、半導体基板上に形成されるエピタキシャル層とを含み、半導体基板は、窒化ガリウム(GaN)基板である。
これにより、高性能な半導体装置が得られる。また、窒化ガリウム基板は、周期的に高欠陥領域が存在するので、本発明に好適に用いられる。
上記半導体装置において好ましくは、第1の電極は、ショットキー電極である。これにより、高欠陥領域に制約されない大電流容量を有するショットキーバリアダイオードが得られる。
上記半導体装置において好ましくは、第1の電極は、オーミック電極である。これにより、高欠陥領域に制約されない大電流容量のショットキーバリアダイオード以外のダイオードが得られる。
上記半導体装置において好ましくは、第1の電極と第2の電極との間に流れる電流を制御するための第3の電極をさらに備えている。
これにより、高欠陥領域に制約されない大電流容量のトランジスタまたはサイリスタが得られる。
上記半導体装置において好ましくは、第3の電極は、ショットキー電極である。これにより、高欠陥領域に制約されない大電流容量のMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)が得られる。
上記半導体装置において好ましくは、第3の電極と前記半導体基板との間に絶縁層をさらに備えている。
これにより、高欠陥領域に制約されない大電流容量のMISFET(Metal-Insulator-Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)またはIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)が得られる。
本発明の半導体装置によれば、高欠陥領域を覆うように形成された絶縁膜と、絶縁膜を介して隣り合う第1の電極を電気的に接続する導電層とを備えているので、大電流容量を有する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置を示す断面図である。図2は、図1における矢印IIから見た時の一部透視図である。図3は、図1における矢印IIから見た時の別の一部透視図である。図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態1における半導体装置の一例であるショットキーバリアダイオード(SBD)100を説明する。図1〜図3に示すように、ショットキーバリアダイオード100は、エピウエハ110と、絶縁膜としての第1の絶縁膜130と、第1の電極としてのショットキー電極140と、導電層としての第1の導電層150と、第2の電極160と、第2の導電層170とを備えている。
図1〜図3に示すように、エピウエハ110は、高欠陥領域111と、高欠陥領域111よりも欠陥密度の低い低欠陥領域112とを含んでいる。また、エピウエハ110は、主表面113とその反対側の裏面114とを有している。
また、エピウエハ110は、半導体基板121と、半導体基板121上に形成されたエピタキシャル成長層122とを含んでいる。半導体基板121は、窒化ガリウム基板であることが好ましい。本実施の形態では、半導体基板121はn+GaN基板であり、エピタキシャル成長層122はnGaN層であり、高欠陥領域111が周期的に存在している。なお、n+とは、n型不純物がnの層よりも高濃度に注入されていることを意味する。
本実施の形態では、エピウエハ110の高欠陥領域111は、高欠陥領域111を介して対向する位置に配置されている。具体的には、図2に示すように、上方から見たときの形状がストライプ状になるように形成されていてもよく、図3に示すように、上方から見たときの形状が円形で周期的に配置されるように形成されていてもよい。なお、図2は、上記特許文献1に開示の基板を半導体基板121とし、その半導体基板121上にエピタキシャル成長層122を形成してエピウエハ110としたときの状態を示す。また、図3は、上記特許文献2に開示の基板を半導体基板121とし、その半導体基板121上にエピタキシャル成長層122を形成してエピウエハ110としたときの状態を示す。
エピウエハ110に形成される1つの素子(図2および図3において点線で囲まれる領域)は、隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域に形成されており、隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域の最大の領域に形成されていることが好ましい。
エピウエハ110は、耐圧構造を有していることが好ましい。本実施の形態では、耐圧構造として、ガードリング123が形成されている。ガードリング123は、p+半導体としている。なお、p+とは、p型不純物がpの層よりも高濃度に注入されていることを意味する。
第1の絶縁膜130は、エピウエハ110の主表面113における高欠陥領域111を覆うように形成されている。本実施の形態では、第1の絶縁膜130は、高欠陥領域111のすべての領域および低欠陥領域112の一部の領域上に形成されているが、低欠陥領域112の一部の領域上に形成されず高欠陥領域111のすべての上のみに形成されていてもよい。
また、第1の絶縁膜130は、絶縁性材料からなっていれば特に限定されず、たとえばSiO2やSiNなどの材料からなる。
ショットキー電極140は、第1の絶縁膜130を介してエピウエハ110における低欠陥領域112のそれぞれの上に形成されている。すなわち、ショットキー電極140は、エピウエハ110における高欠陥領域111上には形成されていない。ショットキー電極140は、たとえばNi(ニッケル)やAu(金)などの材料からなる。
第1の導電層150は、第1の絶縁膜130を介して隣り合う第1の電極であるショットキー電極140を電気的に接続している。すなわち、第1の導電層150は、複数の第1の絶縁膜130をまたぐように第1の絶縁膜130上およびショットキー電極140上に形成されている。本実施の形態における第1の導電層150は、アノード電極となる。第1の導電層150は、たとえばAu(金)やAl(アルミニウム)などの材料からなる。
第2の電極160は、エピウエハ110の裏面114上に形成されている。第2の電極160は、たとえばオーミック電極であり、たとえばTi(チタン)やAl(アルミニウム)などの材料からなる。
第2の導電層170は、回路(図示せず)に接続するために形成されている。本実施の形態では、第2の導電層170は、カソード電極となる。第2の導電層170は、たとえばNi(ニッケル)やAg(銀)などの材料からなる。
次に、図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法を説明する。なお、図4は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
図1〜4に示すように、まず、高欠陥領域111と、高欠陥領域111よりも欠陥密度の低い低欠陥領域112とを含み、主表面113と、主表面113と反対側の裏面114とを有するエピウエハ110を準備する工程(S10)を実施する。この工程(S10)では、たとえば、以下のように実施される。
具体的には、高欠陥領域111を有する半導体基板121を準備する。半導体基板121は窒化ガリウムであることが好ましい。また、半導体基板121は、高欠陥領域111が周期的に存在することが好ましい。そして、半導体基板121上にたとえばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長)法を用いてエピタキシャル成長層122を形成する。この際、半導体基板121に形成された高欠陥領域111は、エピタキシャル成長層122に引き継がれる。続いて、ガードリング123となるべき領域にイオン注入して、p+の領域を形成する。以上の工程により、エピウエハ110を準備できる。なお、エピウエハ110の低欠陥領域112は、高欠陥領域111を介して対向する位置に配置されていてもよい。
次に、エピウエハ110の主表面113における高欠陥領域111を覆うように第1の絶縁膜130を形成する工程(S20)を実施する。この工程(S20)では、たとえばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法によって、SiO2やSiNなどからなる膜を形成する。そして、第1の絶縁膜130となるべき領域以外の領域が開口したパターンを有するレジストなどのマスク層を形成する。そして、膜においてマスク層の開口パターンから露出している部分を、たとえばフッ酸を用いて除去する。その後、マスク層を除去する。これにより、第1の絶縁膜130を形成する。
次に、エピウエハ110において第1の絶縁膜130を介して低欠陥領域112のそれぞれの上に第1の電極としてショットキー電極140を形成する工程(S30)を実施する。この工程(S30)では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により上記材料からなるショットキー電極140を形成する。なお、ショットキー電極140の形成方法としては、他の任意の方法を用いることができる。
次に、エピウエハ110の裏面114に第2の電極160を形成する工程(S40)を実施する。この工程(S40)では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により上記材料からなる第2の電極160を形成する。
次に、絶縁膜130を介して隣り合うショットキー電極140を電気的に接続する導電層150を形成する工程(S50)を実施する。この工程(S50)では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により上記材料からなる導電層150を形成する。
次に、第2の電極160上に第2の導電層170を形成する工程を実施する。この工程では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により上記材料からなる第2の導電層170を形成する。
以上の工程(S10〜S50)を実施することによって、本実施の形態におけるショットキーバリアダイオード100を製造できる。なお、上記工程(S10〜S50)については、ショットキーバリアダイオード100の製造方法の一例であり、別の工程を備えていてもよいし、工程の順序を変更してもよい。
次に、本実施の形態におけるショットキーバリアダイオード100の動作について説明する。ショットキーバリアダイオード100に順方向バイアスを印加する際には、アノード電極側の第1の導電層150に相対的に正の電圧を印加し、カソード電極側の第2の導電層170に相対的に負の電圧を印加する。これにより、アノード電極側の第1の導電層150からカソード電極側の第2の電極160に電流が流れる。このとき、ショットキーバリアダイオード100において隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域に形成される複数の素子にそれぞれ並列に電流が流れる。すなわち、ショットキーバリアダイオード100に流れる電流は、ショットキーバリアダイオード100を構成するそれぞれの素子に流れる電流の和となる。
次に、ショットキーバリアダイオード100に逆方向バイアスを印加する際には、アノード電極側の導電層150に相対的に負の電圧が印加され、カソード電極側の第2の導電層170に相対的に正の電圧が印加される。高欠陥領域111上に絶縁膜130が形成されているので、リーク電流を抑制でき、ショットキーバリアダイオード100の耐圧を向上できる。また、エピウエハ110が耐圧構造を有している場合には、耐圧構造により耐圧をより向上できる。本実施の形態では、エピウエハ110にガードリング123が形成されているので、ショットキー電極140とエピタキシャル成長層122(エピウエハ110の主表面113)との界面で生じる空乏層が、エピタキシャル成長層122の厚み方向に延びていくことにより、電流の流れが遮断される。
以上説明したように、本発明の実施の形態1における半導体装置の一例であるショットキーバリアダイオード100によれば、エピウエハ110の主表面113における高欠陥領域111を覆うように形成された第1の絶縁膜130と、第1の絶縁膜130を介して隣り合う第1の電極としてのショットキー電極140を電気的に接続する第1の導電層150とを備えている。第1の導電層150により、隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域に形成される複数の素子が電気的に接続されているので、複数の素子に並列に電流を流すことができる。また、低欠陥領域112上に第1の絶縁膜130が形成されているので、低欠陥領域112によるリーク電流の増加を抑制することによって耐圧の低下を防止できる。よって、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のショットキーバリアダイオード100が得られる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における半導体装置を示す断面図である。図5を参照して、本発明の実施の形態2における半導体装置の一例であるショットキーバリアダイオードを説明する。実施の形態2におけるショットキーバリアダイオードは、本発明の実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、耐圧構造がメサ構造127である点においてのみ異なる。
具体的には、図5に示すように、エピウエハ110におけるエピタキシャル成長層122にメサ構造127が形成されている。すなわち、ショットキー電極140が形成されている低欠陥領域112から高欠陥領域111に向けて傾斜しており、傾斜されている面上に第1の絶縁膜130が形成されている。
また、第1の絶縁膜130と第1の導電層150との間には絶縁部190が形成されている。絶縁部190は、メサ構造127の表面が平坦に維持されるために形成されている。絶縁部190は、たとえばSiO2やSiNなどの材料からなる。
次に、実施の形態2におけるショットキーバリアダイオード101の製造方法について説明する。実施の形態2におけるショットキーバリアダイオード101の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、エピウエハを準備する工程(S10)においてメサ構造127を形成する点および絶縁部190を形成する工程をさらに備えている点においてのみ異なる。
具体的には、準備する工程(S10)では、ガードリングを形成する工程は省略してもよい。また、半導体基板121およびエピタキシャル成長層122を形成した後に、フォトリソグラフィなどによりメサ構造127を形成する。
また、第1の絶縁膜を形成する工程(S20)を実施した後に、第1の絶縁膜130上に絶縁部190を形成する。絶縁部190は、たとえばプラズマCVD法により形成する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2におけるショットキーバリアダイオード101によれば、メサ構造127を有している。そのため、第1の電極であるショットキー電極140において電界の集中を緩和することができる。よって、耐圧を向上できるショットキーバリアダイオード101が得られる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における半導体装置を示す断面図である。図6を参照して、本発明の実施の形態3における半導体装置の一例であるショットキーバリアダイオードを説明する。実施の形態3におけるショットキーバリアダイオード102は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、耐圧構造がフィールドプレートである点においてのみ異なる。
具体的には、図6に示すように、フィールドプレートとして、高欠陥領域111のすべておよび低欠陥領域112の一部に第1の絶縁膜130が形成されている。すなわち、第1の電極であるショットキー電極140の端において電界集中を緩和できる構造としている。なお、電界集中を緩和できるように第1の絶縁膜130の厚み等を任意に設定できる。
実施の形態3におけるショットキーバリアダイオード102の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、ガードリング123を形成する工程を省略してもよい点のみ異なるため、その説明を省略する。なお、本実施の形態では、第1の絶縁膜130を形成する工程(S20)において、高欠陥領域111のすべておよび低欠陥領域112の一部に第1の絶縁膜130を形成する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3におけるショットキーバリアダイオードによれば、第1の電極であるショットキー電極140の周囲にフィールドプレートが形成されている。そのため、第1の電極であるショットキー電極140において電界の集中を緩和することができる。よって、耐圧を向上できるショットキーバリアダイオード102が得られる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における半導体装置を示す断面図である。図7を参照して、本発明の実施の形態4における半導体装置の一例であるpnダイオード103を説明する。図7を参照して、実施の形態4におけるpnダイオード103は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極がショットキー電極140でなくオーミック電極141である点、およびエピタキシャル成長層122においてオーミック電極141と接触している領域にp+層124が形成されている点においてのみ異なる。
また、実施の形態4におけるpnダイオード103の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極を形成する工程(S30)においてオーミック電極141を形成する点、およびエピウエハを準備する工程(S10)においてエピタキシャル成長層122におけるオーミック電極141と接触している領域にp+層124を形成する点においてのみ異なる。
以上説明したように、本発明の実施の形態4における半導体装置の一例であるpnダイオード103によれば、第1の電極は、オーミック電極141である。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のショットキーバリアダイオード以外のダイオードであるpnダイオード103が得られる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における半導体装置を示す断面図である。図8を参照して、本発明の実施の形態5における半導体装置の一例であるトランジスタ104を説明する。図8に示すように、実施の形態5におけるトランジスタ104は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのオーミック電極180をさらに備えている点において異なる。
具体的には、本実施の形態のトランジスタ104はJFET(接合形電界効果トランジスタ)としている。図8に示すように、トランジスタ104は、エピウエハ110と、第1の絶縁膜130と、第2の絶縁膜131と、第1の電極としてのオーミック電極141と、第1の導電層150と、第2の電極160と、第2の導電層170と、オーミック電極180と、第3の導電層181と、第3の絶縁膜182とを備えている。
エピウエハ110のエピタキシャル成長層122は、ソース電極となる第1の電極としてのオーミック電極141と接触する領域に形成されたソース領域125と、ゲート電極となるオーミック電極180と接触する領域に形成されたゲート領域126と、チャネル領域の範囲を限定する限定領域128とをさらに含んでいる。本実施の形態では、半導体基板121はn+GaNであり、エピタキシャル成長層122はnGaNであり、ガードリング123はp+であり、ソース領域125はn+であり、ゲート領域126はp+であり、限定領域128はp+である。
第1の電極であるオーミック電極141と第3の電極とを電気的に分離するために、第2の絶縁膜131がその間に設けられている。第2の絶縁膜131は、たとえば第1の絶縁膜130と同じ材料からなる。
第1の導電層150は、隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域に形成される複数の素子を電気的に接続する役割を担うとともに、本実施の形態では、ソース電極の役割も担う。第1の導電層150は、オーミック電極141と接触している。
第3の導電層181は、ゲート電極の役割を担い、第3の電極であるオーミック電極180と接触している。第3の導電層181は、たとえば第1の導電層150と同じ材料からなる。
第3の絶縁膜182は、第1の導電層150と第3の導電層181とを電気的に分離するために設けられている。第3の絶縁膜182は、たとえば第1の絶縁膜130と同じ材料からなる。
次に、図4および図8を参照して、本発明の実施の形態5におけるトランジスタ104の製造方法を説明する。実施の形態5におけるトランジスタ104の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、第3の電極であるオーミック電極180を形成する工程をさらに備えている点において異なる。
具体的には、エピウエハ110を準備する工程(S10)では、実施の形態1と同様にエピウエハを形成する。本実施の形態では、たとえば以下の工程をさらに実施する。
エピウエハ110のソース領域125となるべき領域にイオン注入して、n+の領域を形成する。続いて、ゲート領域126となるべき領域にイオン注入して、p+の領域を形成する。続いて、限定領域128となるべき領域にイオン注入をして、p+の領域を形成する。
次に、第1の絶縁膜130を形成する工程(S20)では、実施の形態1と同様に膜を形成し、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜131となるべき領域以外の領域が開口したパターンを有するマスク層を形成する。そして、膜においてマスク層から開口している部分を除去する。
次に、第1の電極を形成する工程(S30)では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により、オーミック電極141を形成する。
次に、第3の電極を形成する工程を実施する。本実施の形態では、第3の電極としてオーミック電極180を形成する工程を実施する。
なお、第3の電極を形成する工程は、第1の電極を形成する工程(S30)と同時に実施してもよく、たとえば、第1の絶縁膜130および第2の絶縁膜131から開口している部分に第1の電極としてのオーミック電極141および第3の電極を形成することができる。
次に、第3の導電層181を形成する。この工程では、たとえばマスク層を用いた蒸着法により、第3の導電層181を形成する。
次に、第3の絶縁膜182を形成する。この工程では、第3の絶縁膜となる膜を形成する。そして、第3の絶縁膜182となるべき領域以外の領域が開口したパターンを有するマスク層を形成する。そして、膜においてマスク層から開口している部分を除去する。
次に、実施の形態1と同様に、第2の電極160を形成する工程(S40)、導電層(第1の導電層150)を形成する工程(S50)、および第2の導電層170を形成する工程を実施する。
以上の工程(S10〜S50)を実施することによって、本実施の形態におけるトランジスタ104を製造できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態5におけるトランジスタ104によれば、第1の電極であるオーミック電極141と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのオーミック電極180をさらに備えている。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のトランジスタ104が得られる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6における半導体装置を示す断面図である。図9を参照して、本発明の実施の形態6における半導体装置の一例であるサイリスタ105を説明する。図9に示すように、実施の形態6におけるサイリスタ105は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのオーミック電極180をさらに備えている点においてのみ異なる。また、実施の形態6におけるサイリスタ105は、基本的には実施の形態5におけるトランジスタ104と同様の構成を備えており、異なる点を中心に以下説明する。
具体的には、本実施の形態のサイリスタ105は、エピウエハ110と、第1の絶縁膜130と、第2の絶縁膜131と、第1の電極としてのオーミック電極141と、第1の導電層150と、第2の電極160と、第2の導電層170と、オーミック電極180と、第3の導電層181と、第3の絶縁膜182とを備えている。
エピウエハ110のエピタキシャル成長層122には、ゲート電極となる第3の電極(本実施の形態ではオーミック電極180)と接触する領域に形成されたゲート領域126と、カソード電極となるオーミック電極141と接触する領域に形成されたカソード領域129とをさらに含んでいる。ゲート領域126は、オーミック電極180と接触する領域126aとそれぞれの領域126aを結ぶ主表面113と略平行な領域126bとからなる。本実施の形態では、半導体基板121はn+GaNであり、エピタキシャル成長層122はnGaNであり、ガードリング123はp+であり、ゲート領域126のうち領域126aはp+であり、ゲート領域126の領域126bはpであり、カソード領域129はn+である。
第1の導電層150は、隣り合う高欠陥領域111に挟まれる領域に形成される複数の素子を電気的に接続する役割を担うとともに、本実施の形態では、カソードの役割も担う。第1の導電層150は、オーミック電極141と接触している。
次に、図4および図9を参照して、本発明の実施の形態6におけるサイリスタ105の製造方法を説明する。実施の形態6におけるサイリスタ105の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、第3の電極を形成する工程をさらに備えている点において異なる。また、実施の形態6におけるサイリスタ105の製造方法は、基本的には実施の形態5におけるトランジスタ104の製造方法と同様の構成を備えており、異なる点を中心に以下説明する。
具体的には、エピウエハ110を準備する工程(S10)では、実施の形態1と同様にエピウエハを形成する。本実施の形態では、たとえば以下の工程をさらに実施する。
エピウエハ110のカソード領域129となるべき領域にイオン注入して、n+の領域を形成する。続いて、ゲート領域126となるべき領域にイオン注入して、領域126aをp+の領域に、領域126bをpの領域に形成する。
その後の工程(S20〜S50)は、実施の形態4と同様であるので、その説明は繰り返さない。以上の工程(S10〜S50)を実施することによって、本実施の形態におけるサイリスタ105を製造できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態6におけるサイリスタ105によれば、第1の電極であるオーミック電極141と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのオーミック電極180をさらに備えている。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のサイリスタ105が得られる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7における半導体装置を示す断面図である。図10を参照して、本発明の実施の形態7における半導体装置の一例であるMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)106を説明する。図10に示すように、実施の形態7におけるMESFET106は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのショットキー電極184をさらに備えている点において異なる。つまり、実施の形態7におけるMESFET106は、基本的には実施の形態5におけるトランジスタ104と同様の構成を備えているが、第3の電極がオーミック電極180でなくショットキー電極184である点およびエピウエハ110にゲート領域126が形成されていない点においてのみ異なる。
また、図4および図10を参照して、実施の形態7におけるMESFET106の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極を形成する工程をさらに備えている点において異なる。つまり、実施の形態7におけるMESFET106の製造方法は、基本的には実施の形態5におけるトランジスタ104の製造方法と同様の構成を備えているが、第3の電極がオーミック電極180でなくショットキー電極184を形成する点およびエピウエハ110にゲート領域126を形成しない点においてのみ異なる。
以上説明したように、本発明の実施の形態7におけるMESFET106によれば、第1の電極であるオーミック電極141と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのショットキー電極184をさらに備えている。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のMESFET106が得られる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の実施の形態8における半導体装置を示す断面図である。図11を参照して、本発明の実施の形態8における半導体装置の一例であるMISFET(Metal-Insulator-Semiconductor Field Effect Transistor)107を説明する。図11に示すように、実施の形態8におけるMISFET107は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としての第3の導電層181をさらに備えている点において異なる。つまり、実施の形態8におけるMISFET107は、基本的には実施の形態7におけるMESFET106と同様の構成を備えているが、第3の電極としての第3の導電層181とエピウエハ110との間に絶縁膜としてのゲート絶縁膜186をさらに備えている点においてのみ異なる。
また、図4および図10を参照して、実施の形態7におけるMISFET107の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるショットキーバリアダイオード100の製造方法と同様の構成を備えているが、第1の電極(オーミック電極141)と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極180を形成する工程をさらに備えている点において異なる。つまり、実施の形態8におけるMISFET107の製造方法は、基本的には実施の形態7におけるMESFET106の製造方法と同様の構成を備えているが、第3の電極としての第3の導電層181とエピウエハ110との間に絶縁層としてのゲート絶縁膜186を形成する工程をさらに備えている点においてのみ異なる。
以上説明したように、本発明の実施の形態8におけるMISFET107によれば、第1の電極であるオーミック電極141と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのゲート電極の役割を担う第3の導電層181と、第3の電極としての第3の導電層181とエピウエハ110との間に絶縁膜としてのゲート絶縁膜186とをさらに備えている。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のMISFET107が得られる。
(実施の形態9)
図12は、本発明の実施の形態9における半導体装置を示す断面図である。図12を参照して、本発明の実施の形態9における半導体装置の一例であるIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)を説明する。図12に示すように、実施の形態9におけるIGBT108は、基本的には実施の形態8におけるMISFET107と同様の構成を備えているが、エピウエハ110における半導体基板121の導電型がp+である点においてのみ異なる。
また、実施の形態9のおけるIGBT108の製造方法は、基本的には実施の形態8におけるMISFET107と同様の構成を備えているが、エピウエハ110を準備する工程(S10)で導電型がp+の半導体基板121を準備する点においてのみ異なる。
以上説明したように、本発明の実施の形態9におけるIGBTによれば、第1の電極であるオーミック電極141と第2の電極160との間に流れる電流を制御するための第3の電極としてのゲート電極の役割を担う第3の導電層181と、第3の電極としての第3の導電層181とエピウエハ110との間に絶縁膜としてのゲート絶縁膜186とをさらに備えている。これにより、高欠陥領域111に制約されない大電流容量のIGBTが得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1における半導体装置を示す断面図である。 図1における矢印IIから見た時の一部透視図である。 図1における矢印IIから見た時の別の一部透視図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態5における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態6における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態7における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態8における半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態9における半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
100,101,102 ショットキーバリアダイオード、103 pnダイオード、104 トランジスタ、105 サイリスタ、106 MESFET、107 MISFET、108 IGBT、110 エピウエハ、111 高欠陥領域、112 低欠陥領域、113 主表面、114 裏面、121 半導体基板、122 エピタキシャル成長層、123 ガードリング、124 p+層、125 ソース領域、126 ゲート領域、126a,126b 領域、127 メサ構造、128 限定領域、129 カソード領域、130 第1の絶縁膜、131 第2の絶縁膜、140,184 ショットキー電極、141,180 オーミック電極、150 第1の導電層、160 第2の電極、170 第2の導電層、181 第3の導電層、182 第3の絶縁膜、186 ゲート絶縁膜、190 絶縁部。

Claims (13)

  1. 高欠陥領域と、前記高欠陥領域よりも欠陥密度の低い低欠陥領域とを含み、主表面と、前記主表面と反対側の裏面とを有するエピウエハと、
    前記エピウエハの前記主表面における前記高欠陥領域を覆うように形成された絶縁膜と、
    前記低欠陥領域の上に形成され、前記絶縁膜を介して隣り合う第1の電極と、
    前記絶縁膜を介して隣り合う前記第1の電極を電気的に接続する導電層と、
    前記エピウエハの前記裏面上に形成された第2の電極とを備える、半導体装置。
  2. 前記エピウエハは、耐圧構造を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記耐圧構造は、ガードリングである、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記耐圧構造は、メサ構造である、請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の電極の周囲にフィールドプレートが形成された、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記高欠陥領域が周期的に存在する、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記エピウエハは、半導体基板と、前記半導体基板上に形成されるエピタキシャル層とを含み、
    前記半導体基板は、窒化ガリウム基板である、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記第1の電極は、ショットキー電極である、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記第1の電極は、オーミック電極である、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に流れる電流を制御するための第3の電極をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記第3の電極は、ショットキー電極である、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第3の電極と前記エピウエハとの間に絶縁層をさらに備える、請求項10に記載の半導体装置。
  13. 高欠陥領域と、前記高欠陥領域よりも欠陥密度の低い低欠陥領域とを含み、主表面と、前記主表面と反対側の裏面とを有するエピウエハを準備する工程と、
    前記エピウエハの前記主表面における前記高欠陥領域を覆うように絶縁膜を形成する工程と、
    前記低欠陥領域の上に、かつ前記絶縁膜を介して隣り合うように第1の電極を形成する工程と、
    前記絶縁膜を介して隣り合う前記第1の電極を電気的に接続する導電層を形成する工程と、
    前記エピウエハの前記裏面に第2の電極を形成する工程とを備える、半導体装置の製造方法。
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