JP2008529219A - イオントラップ質量分析におけるイオン極性のための位相補正 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正イオンモードと負イオンモードとの間でのイオントラップの作動の切り替えに適合するように、イオントラップに印加される合成電界を調整するための方法および装置において、合成電界は、少なくとも1つのACトラップ電界と1つまたはそれ以上の補助的AC電界とを含む複数の成分電界を含む。合成電界がイオントラップ内の負イオンに付与する力が、合成電界がイオントラップ内の正イオンに付与する力と実質的に同一になるように、1つまたはそれ以上の成分電界の位相が調整される。
【選択図】図1
Description
イオントラップは、イオンの動きの制御が望まれる多数の異なる用途において使用されてきた。特に、イオントラップは、質量分析(MS)システムにおける質量分析または分類計として使用されてきた。イオントラップに基づく質量分析のイオントラップは、電界および/または磁界により形成することができる。本発明の開示は、第1に磁界なしで電界のみにより形成されたイオントラップを対象としている。しかしながら、本明細書において開示され請求された主題は、イオンサイクロトロン共鳴(ICR)技術に基づいて作動するイオントラップにも用途を見出すことができ、ICR技術はイオンのトラップに磁界を使用し、かつトラップ(またはイオンサイクロトロンセル)からのイオンの放出に電界を使用する。
したがって、次の式が望まれる。
(1) sin(ω(t+Δt))=−sin(ωt)および
(2) sin(ω(t+Δt)m/n+φneg)=−sin(ωtm/n+
φpos)
式(1)は、Δt=(2k+1)π/ω で、kが任意の整数であれば満たされる。例として、k=0、Δt=π/ωとすると、式(1)は次のようになる。
(1a) sin(ωt+π)=−sin(ωt)
k=0とすると 式(2)は、次のようになる。
(2a) sin(ωtm/n+πm/n+φneg)=−sin(ωtm/n+φpos)または
(2b) sin((ωt+π)m/n+φneg)=−sin(ωtm/n+φpos)
上式は、2つのサイン関数の引数が(2k+1)πだけ異なっていれば、満たされる。
再整理すると次のようになる。
Δφ=φneg―φpos=π((2k+1)n−m)/n
ただし、k=0、Δφ=π(n−m)/nである。
最終結果は、図4に示されているように、もしE2posがπ(n−m)/nラジアンだけシフトされた位相であり、また、もしE1posとE2posとがπ/ω秒だけ時間的にシフトされるならば、負イオン上の力は元のE1posとE2posとの波形に応じて正イオンが受ける力と等しい。本例において、m=2およびn=3であり、したがって図4の位相シフトはπ(3−2)3、すなわちπ/3であることが理解されるであろう。負イオンモードのためにE2サイン関数の引数における調整された位相は、したがって、φneg=φpos+π/3、またはφneg=π/2+π/3である。もし時間シフトΔtが移動すると、その結果は図5に示されており、全電界E12(すなわちE1+E2)は、ディレイ(遅延時間)を除けば、図3および図4に示された負イオンE12negに対する所望の全電界と同じである。本例において、ω=3πであり、したがって時間シフトΔt=π/ω=π/3π、すなわち1/3ラジアンであることが理解されるであろう。位相シフトそれ自体は、全電界E12において、所望の電界E12negに対してディレイを生じることが理解できる。時間シフトの導入により、ディレイが相殺される。実際には、このディレイは、トラップRF電界の半サイクルなので、実質的には重要でない。結果としての時間シフトは、典型的なトラップRF周波数を1MHzとすると、0.5μ秒である。もし、100μ秒/amu(またはダルトン)の典型的な質量走査速度が使用されると、得られる質量シフトは0.005amuである。この質量シフトは、ディレイの唯一の逆効果であり、すなわち、たとえば質量分解能はディレイによって影響を受けないことに留意すべきである。下記に説明するように、本開示の好ましい1実施形態は、追加ハードウエアがしばしば必要となるので、時間シフトを含んでいない。
図6は、イオントラップに印加されるべき合成電界を、正イオンモードと負イオンモードとの間での作動切り替えに適するように調整する方法の一実施形態例を示す。ブロック610において、イオントラップに印加された合成電界は、複数成分電界であると規定される。この成分電界は、少なくとも1つのACトラップ電界と1つまたはそれ以上の補助的AC電界とを含んでもよい。ブロック620において、1つまたはそれ以上の成分電界は調整されて、イオントラップ内の負イオンに対し合成電界により付与された力が、イオントラップ内の正イオンに対し合成電界により付与された力とほぼ同一になる。好ましくは、調整は、1つまたはそれ以上の合成電界の位相に対してなされる。この方法は、ここに述べた第1合成電界を構成するために使用されてもよく、この電界は第1電荷タイプ(正または負)のイオンに対し作用するように最適化されている。この調整は、少なくとも1つの成分電界の波形を再構築して、第2合成電界を形成してもよく、その結果、第2合成電界がイオントラップ内の反対方向(負または正)の第2電荷タイプのイオンに対し付与する力が、第1合成電界が第1電荷タイプ(正または負)のイオンに対し付与する力とほぼ同じであるようになる。
実際には、いくつかのイオントラップは、6極または8極の電界成分のようにより高いオーダの多重極電界成分を形成していることは理解されるであろう。いくつかの場合に、より高いオーダの電界が考えられるか、または少なくとも望ましい。なぜならば、それらの電界は、改良された質量分解能やイオンの共鳴放出のような利点を得るのに使用することができるからである。より高いオーダの電界は、たとえば対向する電極間の間隔を広げるか、または完全な双曲線輪郭から逸脱するように電極の表面を形作ることなどによる、電極構造の非理想物理的特性から得てもよい。より高いオーダの電界はまた、あるトラップ電界双極子のように、あるタイプの電界成分の適用から得てもよい。本明細書において開示された本発明の原理は、物理的に固有の手段または電気的手段により製造されたか否かにかかわらず、より高いオーダの電界成分を含むイオントラップに適用されてもよい。
さらに、本発明の詳細の種々の態様は、本発明の範囲から逸脱することなく変更できることは理解されるであろう。さらに、上記記述は単に説明目的のためのものであって、限定目的のためのものではなく、本発明は特許請求の範囲によって限定される。
Claims (20)
- 正イオンモードと負イオンモードとの間でのイオントラップの作動の切り替えに適合するように、イオントラップに印加される合成電界を調整する方法であって、
前記イオントラップに対して印加される合成電界を、少なくとも1つのACトラップ電界と1つまたはそれ以上の補助的AC電界とを含む複数の成分電界として規定するステップと、
前記イオントラップ内の負イオンに対して前記合成電界が付与する力が、前記イオントラップ内の正イオンに対して前記合成電界が付与する力に実質的に等しくなるように、1つまたはそれ以上の前記成分電界の位相を調整するステップとを含む方法。 - 調整が、少なくとも1つの前記補助的電界の位相を調整することを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの補助的電界が双極励起電界または四重極励起電界である、請求項2に記載の方法。
- 前記1つまたはそれ以上の補助的電界が複数の励起電界を含み、調整が全ての前記励起電界のそれぞれの位相を調整することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調整が、前記トラップ電界の位相を調整することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調整が、前記トラップ電界の位相と少なくとも1つの前記補助的電界の位相とを調整することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調整が、前記1つまたはそれ以上の調整された成分電界を前記イオントラップに印加するために使用されるハードウエアを再構成することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調整が、前記1つまたはそれ以上の調整された成分電界を前記イオントラップに印加するために使用されるソフトウエアにおけるデータを再計算することを含む、請求項1に記載の方法。
- 少なくとも1つの前記補助的電界が励起電界であり、当該方法はさらに、前記励起電界を前記調整された合成電界の成分として前記イオントラップに印加し、それによって1つまたはそれ以上の異なる質量のトラップされたイオンを、共鳴放出により前記イオントラップから放出することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調整されるべき少なくとも1つの前記成分電界が、式sin(ωtm/n+φ)、式中、ωは波形の周波数、tは時間、mおよびnは任意の2つの実数、φは波形の位相角で与えられる周期関数を含む波形により少なくとも部分的に規定され、調整は、式±π((2k+1)n−m)/n、式中、kは任意の整数である、によって与えられる値を減じることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記合成電界の前記成分電界が、それぞれの周期的波形により少なくとも部分的に規定され、調整は、さらに、前記周期的波形から時間シフトを除去することを含む、請求項1に記載の方法。
- 正イオンモードと負イオンモードとの間でのイオントラップの作動の切り替えに適合するように、イオントラップに印加される合成電界を調整する方法であって、
第1電荷タイプのイオンに作用することについて最適化するように前記第1合成電界を構成するステップであって、前記第1合成電界は、少なくとも1つのACトラップ電界と1つまたはそれ以上の補助的AC電界とを含む複数の成分電界を含んでいるステップと、
少なくとも1個の前記成分電界の波形を再構成して第2合成電界を形成し、それによって前記イオントラップ内の逆の第2電荷タイプのイオンに対して前記第2合成電界が付与する力が、前記第1電荷タイプのイオンに対して前記第1合成電界が付与する力に実質的に等しくなるステップとを含む方法。 - 調整の前に、前記イオントラップは前記第1電荷タイプのイオンに作用するための第1作動モードに設定され、かつ前記第1合成電界は前記第1作動モード中の前記イオントラップに印加されるように最適化され、
当該方法はさらに、
前記イオントラップを前記第2電荷タイプのイオンに作用するための第2作動モードに切り替えることと、
前記第2合成電界を前記第2作動モード中の前記イオントラップに印加することとを含む、請求項12に記載の方法。 - 前記第1作動モードは正イオンモードであり、前記第1電荷タイプのイオンは正イオンであり、前記第2作動モードは負イオンモードであり、前記第2電荷タイプのイオンは負イオンである、請求項13に記載の方法。
- 前記第1作動モードは負イオンモードであり、前記第1電荷タイプのイオンは負イオンであり、前記第2作動モードは正イオンモードであり、前記第2電荷タイプのイオンは正イオンである、請求項14に記載の方法。
- イオンをトラップする、内部空間を形成する電極構造を含むイオントラップと、
前記電極構造に合成電界を印加する手段であって、前記合成電界は少なくとも1つのACトラップ電界と1つまたはそれ以上の補助的AC電界とを含む複数の成分電界を含む手段と、
前記合成電界が前記イオントラップ内の負イオンに付与する力が、前記合成電界が前記イオントラップ内の正イオンに付与する力と実質的に同一になるように、前記合成電界を調整する手段と
を含む、イオントラップ装置。 - 前記調整手段は1つまたはそれ以上の前記成分電界の位相を調整する手段を含む、請求項16に記載のイオントラップ装置。
- 前記調整されるべき1つまたはそれ以上の成分電界は、それぞれの周期的波形により少なくとも部分的に規定され、かつ前記調整手段は、少なくとも1つの前記波形が前記イオントラップに印加される時間を調整する手段をさらに含む、請求項17に記載のイオントラップ装置。
- 前記調整手段は、前記合成電界の1つまたはそれ以上の周期的波形を生成するのに使用される回路を含む、請求項16に記載のイオントラップ装置。
- 前記調整手段は、前記合成電界の1つまたはそれ以上の周期的波形を生成するのに使用されるソフトウエアを含む、請求項16に記載のイオントラップ装置。
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