JP2008504775A - アクセスネットワークのためのダイナミックサービス情報 - Google Patents
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Abstract
アクセスネットワーク要素がアプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベースの処理を実行できるようにする情報を通信ネットワークシステムのアクセスネットワーク要素に与えるための方法及び装置が開示される。
Description
本発明は、通信ネットワークに係り、より詳細には、アクセスベアラ及びサービスフロー(以下、セッションとも称する)のサービスベース制御と、このサービスベース制御の結果を強制するアクセスネットワークとに係る。
3GPP(第三世代パートナーシッププロジェクト)ネットワークシステムでは、課金制御及びQoS(サービスのクオリティ)制御のようなサービスベース制御が標準化されつつある。サービスベースの課金制御の場合に、課金ルールファンクション(CRF)が3GPP基準アーキテクチャーに導入される。サービスベースのQoS制御の場合には、ポリシー判断ファンクション(PDF)が3GPP基準アーキテクチャーに導入される。
CRF及びPDFは、両方とも、ルール生成に使用されるべきアプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報を得るためにアプリケーションファクション(AF)とインターフェイスし、即ち、CRFは、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報を課金ルール生成に使用し、そしてPDFは、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報をQoSルール生成に使用する。AFは、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネントに関する情報であって、例えば、媒体コンポーネントのフィルタ及び当該サービスに関する情報(例えば、アプリケーションId及び/又は媒体形式)を含む情報を、CRF及びPDFの両方へ送信する。
CRF及びPDFは、両方とも、ゲートウェイ(GW)とインターフェイスして、GWにルールを与え、GWがルールを施行するようにする。
コアネットワークの性能を改善するための1つの重要な原理は、サービスマネージメントの利用を最大にすると共に、サービス制御シグナリングの利用を最小にすることである。これは、できるだけ多量の情報がネットワーク要素において予め構成され、且つサービス制御シグナリングが絶対的に必要なときしか使用されないことを意味する。
GWに予め構成されたルール(例えば、課金又はQoSルール)は、可能な場合に使用される。というのは、このようにすれば、サービス制御シグナリングトラフィックの量を減少できるからである。
アプリケーションセッションコンポーネントのフィルタがダイナミックである場合は、GWが、AFから、サービスベースの制御エンティティ、例えば、CRF及びPDFを経てフィルタを得る。このフィルタで、GWは、サービスフローを識別することができる。
しかしながら、GWは、AFからサービスベースの制御エンティティをへてダイナミック情報を受け取る場合には、予め構成された特定サービス向けルールを適用することができない。
本発明の目的は、通信ネットワークにおけるサービスマネージメントの利用を改善することである。
本発明によれば、この目的は、通信ネットワークシステムのアクセスネットワーク要素に、このアクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにする情報を与えるための方法及び装置によって解決される。
当該サービスに関する情報(例えば、アプリケーションId及び/又は媒体形式)は、サービスベースの制御エンティティ、例えば、CRF又はPDFから、アクセスネットワーク、例えば、ゲートウェイ(GW)へ送信される。CRF及びPDFは、当該サービスに関する情報をアプリケーションファンクション(AF)から得ることができる。この情報は、媒体コンポーネント又は全アプリケーションセッションのためにAFにより与えることができる。後者のケースでは、アプリケーションセッション内に多数の媒体コンポーネントがある場合に、それらが同じサービスのものであると仮定する。サービスベースの制御エンティティは、次いで、この情報を、サービスフロー又は全アクセスベアラ(例えば、PDPコンテクスト又はWLANトンネル)のためにGWへ与えることができる。後者のケースでは、アクセスベアラ内に多数のサービスフローがある場合に、それらが同じサービスのものであると仮定する。
本発明によれば、GWは、AFからCRF及びPDFを経てダイナミック情報を受け取る場合にも、予め構成された特定サービス向けルールを適用することが許される。
更に、サービス情報は、CRF及びPDFから受け取った情報を相関するとき/場合にも、GWに使用することができる。GWが2つのルートを経て情報を受け取る場合には、GWは、情報に矛盾がないことのチェックを望むか、又はその情報を実施に対して相関させることを望む。CRFから受け取られる情報は、例えば、フィルタ、課金ルールインストラクション、及びサービス情報を含むことができる。PDFから受け取られる情報は、例えば、フィルタ、QoSルールインストラクション、及びサービス情報を含むことができる。このサービス情報と共に、GWは、CRF及びPDFから受け取られた情報を相関させると共に、フィルタに矛盾がないことをチェックできるようにされる。CRF及びPDFから受け取られた情報に矛盾がない場合には、GWは、サービス情報及びフィルタを一度記憶するだけで情報の記憶を最適化することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用できるネットワークシステムのアーキテクチャーを示す。このネットワークシステムは、ゲートウェイ10、例えば、Gn/Gpインターフェイスを経てGPRS(汎用パケット無線サービス)アクセスネットワーク即ちSGSN(サービングGPRSサポートノード)に接続されたGGSN(ゲートウェイGPRSサポートノード)、或いはWpインターフェイスを経てWLANアクセスネットワーク即ちWAG(WLANアクセスゲートウェイ)に接続されたPDG(パケットデータゲートウェイ)を含むアクセスネットワークを備えている。CDMA(コード分割多重アクセス)によれば、ゲートウェイ10は、PDSN(パケットデータサービングノード)により形成される。図1において、TPF(トラフィックプレーンファンクション)は、フローベース課金のためにGGSN/PDGと同じ場所に置かれる。ネットワークシステムは、更に、サービスベース制御エンティティ、例えば、Gxインターフェイスを経てゲートウェイ10に接続されたCRF、Goインターフェイスを経てゲートウェイ10に接続されたPDF、及びGyインターフェイスを経てゲートウェイ10に接続されたクレジット制御ブロック11も備えている。アプリケーションファンクションAFは、Rxインターフェイスを経てCRFに接続されると共に、Gqインターフェイスを経てPDFに接続される。アプリケーションファンクション(AF)は、必要なときにIPベアラリソースのアプリケーションセッション及び媒体コンポーネントベースの制御をサポートするネットワークシステムの要素である。P−CSCF(プロキシーコールセッション制御ファンクション)を備えたネットワークシステムのIMS(IPマルチメディアサブシステム)は、IPマルチメディアアプリケーションをサポートすることができる。IMSのP−CSCFは、AFとして働くことができる。図1に示すように、P−CSCFは、Roインターフェイスを経てクレジット制御ブロック11に接続され、Rxインターフェイスを経てCRFに接続され、そしてGqインターフェイスを経てPDFに接続される。
図2は、図1に示すゲートウェイ10のようなアクセスネットワーク要素100と、本発明の実施形態による図1に示すCRF又はPDFのようなネットワーク制御要素200とを示す。図3は、本発明の実施形態によるサービスベースの制御方法及びサービスベースの処理方法を示す。これらの方法は、ネットワーク制御要素200又はアクセスネットワーク要素100のプロセッサにおいて実行されるコンピュータプログラム製品として実施されてもよい。更に、図2に示すブロックは、本発明の概念を例示するものであることに注意されたい。又、アクセスネットワーク要素100及びネットワーク制御要素200は、各々、例えば、ゲートウェイ及びサービスベースの制御エンティティとして働く更に別の手段を有してもよい。更に、図2に示す異なるブロックのファンクションは、1つのブロックにおいて実行されるように合成されてもよいし、或いは1つのブロックのファンクションをサブブロックへと更に分離してもよい。
ネットワーク制御要素200は、図1に示すシステムのような通信ネットワークシステムにおいてサービスベース制御を遂行するための要素である。図2に示すように、ネットワーク制御要素200は、第1受信ブロック201と、判断ブロック202と、発生ブロック203と、第1送信ブロック204とを備えている。アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティ300(例えば、アプリケーションファンクション又はP−CSCF)からのメッセージが第1受信ブロック201により受け取られると(図3のステップS41)、判断ブロック202は、アプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネント情報を含む受信メッセージに基づいて制御情報を判断する(図3のステップS42)。制御情報は、アプリケーションセッションに関連したサービスフロー/アクセスベアラに対して判断される。発生ブロック203は、判断メッセージを発生し、この判断メッセージは、判断された制御情報と、当該サービスに関する情報とを含み(図3のステップS43)、又、この判断メッセージは、アクセスネットワーク要素100が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにする。発生ブロック203は、判断メッセージを発生し、この判断メッセージは、更に、当該サービスに関する情報が、アプリケーションセッションに関連した全アクセスベアラに対して有効であるかどうかの指示を含む。最終的に、第1送信ブロック204は、判断メッセージをアクセスネットワーク要素100へ送信する(図3のステップS44)。これは、アクセスネットワーク要素100により要求されたときに行われてもよいし、又はアクセスネットワーク要素100からの要求を伴わずに行われてもよい。
アクセスネットワーク要素100は、アプリケーションセッションに属するデータを処理して、通信ネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングするための要素である。図2に示すように、アクセスネットワーク要素100は、第2受信ブロック101と、検出ブロック102と、識別ブロック103と、処理ブロック104とを備えている。第2受信ブロック101がネットワーク制御要素200から判断メッセージを受け取ると(図3のステップS31)、検出ブロック102は、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を判断メッセージから検出する(図3のステップS32)。識別ブロック103は、当該サービスに関する情報を使用することにより当該サービスを識別する(図3のステップS33)。従って、処理ブロック104は、アプリケーションセッションに属するデータを、識別された当該サービス、及び検出された判断された制御情報に基づいて処理することができる(図3のステップS34)。
制御情報は、記憶ユニット(図示せず)のアクセスネットワーク要素100に記憶することができる。この場合には、アクセスネットワーク要素100の処理ブロック104は、当該サービスに関する情報を使用して、制御情報にアクセスし、且つサービスに対する制御情報を選択することができる。これは、例えば、ネットワーク制御要素200から充分な制御情報が受け取られない場合に行われてもよい。
アクセスネットワーク要素100は、更に、ネットワーク制御要素200から判断メッセージを要求する要求メッセージをネットワーク制御要素200へ送信する第2送信ブロック105も備えている。この要求メッセージは、第2の受信ブロック101によりアクセスベアラを確立又は変更するための要求を受け取るのに応答して送信される。それとは別に又はそれに加えて、この要求メッセージは、識別ブロック103がサービスフローに属するデータを識別する場合に送信されてもよい。更に、検出ブロック102が、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を判断メッセージから検出した後に、シグナリングメッセージがユーザ装置(図示せず)に送信されてもよい。
第1受信ブロック201は、更新されたアプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネント情報を受け取ることができる。その際に、判断ブロック202は、更新された制御情報を判断する。これに応答して、発生ブロック203は、更新された判断メッセージを発生し、そして第1送信ブロック204は、その更新された判断メッセージをアクセスネットワーク要素100へ送信する。これは、アクセスネットワーク要素100により要求されたときに行われてもよいし、又はアクセスネットワーク要素100からの要求なしに行われてもよい。
サービスベースの課金制御の場合には、ネットワーク制御要素200として、課金ルールファンクションCRFがネットワークシステムに導入されてもよい。サービスベースのQoS制御の場合には、ネットワーク制御要素200として、ポリシー判断ファンクションPDFがネットワークシステムに導入されてもよい。
CRF及びPDFは、両方とも、ルール生成に使用されるべきアプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネント情報を得るためにアプリケーションファンクション(AF)とインターフェイスする(CRFは課金ルール生成に、そしてPDFはQoSルール生成に)。AFは、アプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネントに関する情報であって、例えば、媒体コンポーネントのフィルタ及び当該サービスに関する情報(例えば、アプリケーションId及び/又は媒体形式)を含む情報を、CRF及びPDFの両方へ送信する。CRF及びPDFは、両方とも、ゲートウェイ(GW)10とインターフェイスし、これは、GW10にルールを与えるためのアクセスネットワーク要素100として働く。
本発明によれば、当該サービスに関する情報(例えば、アプリケーションId)は、サービスベースの制御エンティティ、即ちCRF及びPDFから、アクセスネットワークのゲートウェイ10へ送信される。CRF及びPDFは、AFからこの情報を得る。この情報は、各媒体コンポーネントに対して送信されてもよいし、又は全アプリケーションセッションに対して送信されてもよい。後者のケースでは、アプリケーションセッション内に多数の媒体コンポーネントがある場合に、それらが同じサービスのものであると仮定する。CRF及びPDFは、次いで、この情報を、サービスフローに対して、又は全アクセスベアラに対してGWへ与えることができる(例えば、PDPコンテクスト又はWLANトンネル)。後者のケースでは、アクセスベアラ内に多数のサービスフローがある場合に、それらが同じサービスのものであると仮定する。上述したように、この情報は、ゲートウェイ10から要求があったときに、又はそれとは独立して、例えば、アプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネント情報に変化がある場合に、サービスベースの制御エンティティにより送信されてもよい。
図4及び5は、本発明の実施形態に基づき当該サービスに関する情報をゲートウェイ(GW)へ供給するところを示している。図4及び5には、PDFとの通信が示されているが、同様の通信をCRF又はサービスベースの制御エンティティとで行うことができる。上述したように、CRF及びPDFは、例えば、アプリケーションセッション及び/又は媒体コンポーネント情報に変化がある場合に、GWからの要求なしに、判断メッセージをGWへ送信することが許される。
図4は、アクセスベアラ確立における初期許可及びポリシーを示すシグナリング図である。
アクセスベアラ確立のための要求(例えば、GPRSでは、生成PDP(パケットデータプロトコル)コンテクスト要求)を受け取ると、ゲートウェイは、PDFへの許可及びポリシー要求を開始する。
図4の通信1では、アプリケーションファンクション(AF)は、セッション許可指示(アプリケーション/サービス情報、許可トークン要求)メッセージをPDFへ送信する。このメッセージは、AFにおけるアプリケーションセッション確立事象(例えば、AFがセッション記述情報(例えば、SDP)を含むAFセッションシグナリングメッセージを受け取る)によりトリガーされてもよい。アプリケーション/サービス情報は、各媒体コンポーネントに対して、アプリケーションid、パケットフィルタ情報、方向情報、QoS情報、及び特定アプリケーション向け情報を含む。許可トークン要求は、AFがPDFに許可トークンの割り当てを望む場合に含まれる。
AFは、多数のアプリケーションセッションに関する情報をPDFへ送信することができる。又、多数のAFがアプリケーションセッションに関する情報をPDFへ送信することも考えられる。
AFからメッセージが受け取られると、PDFは、AFにより要求された場合に許可トークンを割り当てると共に、セッション許可確認(許可トークン)メッセージをAFへ送信することにより応答する(図4の通信2)。次いで、許可トークンが、AFから、セッション確立を開始するユーザ装置(UE)へ送信される(例えば、IMS(インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム)及びPSS(パケット交換ストリーミングサービス)の場合)。
図4の通信3では、ゲートウェイは、アクセスベアラ確立のための要求、即ちAP要求(許可トークン、フローId)メッセージを受け取る。AP要求は、GWの特定アクセスポイントへの要求である。許可トークン及びフローIdは、UEによりAP要求メッセージと共に送信された場合に得られる。又、許可トークン+フローIdの多数のセットも得られる。
AP要求メッセージを受け取ると、ゲートウェイは、許可トークンを使用するか、又はゲートウェイに記憶されたPDFアドレス情報を使用することにより、PDFアドレスを分析する。ゲートウェイは、要求(許可トークン、フローId)メッセージをPDFへ送信する(図4の通信4)。許可トークン+フローIdは、通信3において受信される場合に含まれる。又、許可トークン+フローIdの多数のセットが含まれてもよい。
ゲートウェイから要求を受け取ると、PDFは、許可トークン及びフローIdを使用して、通信1においてAFにより送信された情報にアクセスする。PDFは、許可及びポリシー判断を実行し、そして判断(アクセスベアラQoSルール、アクセスベアラアプリケーションId、サービスフローフィルタ、サービスフローQoSルール、サービスフローアプリケーションId)メッセージをゲートウェイへ送信する(図4の通信5)。アクセスベアラQoSルールは、アクセスベアラのQoSクラス及びビットレートに対する最大値を指示する。アクセスベアラアプリケーションIDは、アクセスベアラ内の全てのサービスフローが同じサービスのものである場合に含まれてもよい。各サービスフローに対して、サービスフローフィルタがGWに使用され、サービスフローを識別する。各サービスフローに対して、サービスフローQoSルールは、サービスフローのQoSクラス及びビットレートの最大値を指示する。各サービスフローに対して、サービスフローアプリケーションIdは、当該サービスを指示する。
判断メッセージを受け取ると、ゲートウェイは、許可及びポリシー判断を施行する。最終的に、図4の通信6において、ゲートウェイは、アクセスベアラ確立を確認する。
図4のシグナリング図は、アクセスベアラの変更にも適用することができる。
図5は、サービスフローに対する初期ポリシーを示すシグナリング図である。GPRS(汎用パケット無線システム)を経てのIPマルチメディアサービスの場合に、どのサービスフローがアクセスベアラにおいて実行されるか前もって知ることができる。というのは、UEがアクセスベアラ確立/変更時に許可トークン及びフローIdを送信することによりサービスフローをゲートウェイに指示しなければならないことを3GPPが指定しているからである。しかしながら、これは、全てのアクセスネットワーク及び全てのアプリケーションセッションに適用されるのではない。あるアクセスネットワークでは、アクセスベアラ確立/変更時にUEからゲートウェイへ許可トークン及びフローIdを送信することができないことがある。レガシー要素、AF又はUEの場合には、レガシー要素は、許可トークン及びフローIdをバインディング情報として使用することをサポートできない。例えば、これらのケースでは、ゲートウェイは、サービスフローを識別するときに初期ポリシー要求を開始する。
図5の通信1において、AFは、セッション許可指示(アプリケーション/サービス情報、許可トークン要求)メッセージをPDFへ送信する。このメッセージは、AFにおけるアプリケーションセッション確立事象によりトリガーされてもよい。アプリケーション/サービス情報は、各媒体コンポーネントに対して、アプリケーションid、パケットフィルタ情報、方向情報、QoS情報、及び特定アプリケーション向け情報を含む。AFが許可トークンの割り当てをPDFに希望する場合には、許可トークン要求が含まれる。AFは、多数のアプリケーションセッションに関する情報をPDFへ送信することができる。しかしながら、多数のAFが、アプリケーションセッションに関する情報をPDFへ送信することも考えられる。
メッセージを受け取ると、PDFは、AFにより要求された場合に許可トークンを割り当て、そしてセッション許可確認(許可トークン)メッセージをAFへ送信することにより応答する(図5の通信2)。確認メッセージを受け取った後に、AFは、セッション確立を開始するUEへ許可トークンを転送することができる(少なくともIMS及びPSSの場合に)。
図5のブロック3において、ゲートウェイは、PDF制御が要求されたところのサービスフローを識別する。ゲートウェイは、ゲートウェイに記憶されたPDFアドレス情報を使用することによりPDFアドレスを分析する。ゲートウェイは、要求(サービスフローフィルタ)メッセージをPDFへ送信する(図5の通信4)。サービスフローフィルタは、識別されたサービスフローの受信パケットから導出される。
ゲートウェイから要求メッセージを受け取ると、PDFは、サービスフロー分類子を使用して、通信1においてAFにより送信された情報にアクセスする。PDFは、ポリシー判断を実行し、判断(アクセスベアラQoSルール、アクセスベアラアプリケーションId、サービスフローフィルタ、サービスフローQoSルール、サービスフローアプリケーションId)メッセージをゲートウェイへ送信する(図5の通信5)。アクセスベアラQoSルールは、アクセスベアラの以前のQoSルールを変更する必要がある場合に含まれる。アクセスベアラアプリケーションIdは、アクセスベアラ内の全てのサービスフローが同じサービスのものである場合に含まれる。サービスフローフィルタは、サービスフローを識別するためにGWに使用される。サービスフローQoSルールは、サービスフローのQoSクラス及びビットレートの最大値を指示する。サービスフローアプリケーションIdは、当該サービスを指示する。
最終的に、PDFから判断メッセージを受け取った後に、ゲートウェイは、ポリシー判断を施行する。
以上、アクセスネットワーク要素がアプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベースの処理を実行できるようにする情報を通信ネットワークシステムのアクセスネットワーク要素に与えるための方法及び装置が開示された。
以上の説明は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解されたい。当業者であれば、特許請求の範囲に規定された本発明の真の精神及び範囲から逸脱せずに、種々の変更や修正が明らかであろう。
Claims (26)
- 通信ネットワークシステム内でサービスベース制御を遂行するためのネットワーク制御要素において、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取るための受信手段であって、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つを含むような受信手段と、
前記メッセージに基づいて制御情報を判断するための判断手段と、
判断メッセージを発生するための発生手段であって、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、アクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにするものである発生手段と、
前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信するための送信手段と、
を備えたネットワーク制御要素。 - 前記受信手段は、前記ネットワーク制御要素から前記判断メッセージを要求する要求メッセージを前記アクセスネットワーク要素から受け取るように構成され、更に、前記発生手段は、前記判断メッセージを発生するように構成されると共に、前記送信手段は、前記受信手段により受け取られた前記要求メッセージに応答して前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信するように構成された、請求項1に記載のネットワーク制御要素。
- 前記発生手段は、前記判断メッセージを発生するように構成され、そして前記送信手段は、前記アクセスネットワーク要素からの要求を伴わずに前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信するように構成された、請求項1に記載のネットワーク制御要素。
- 前記受信手段は、更新されたアプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つを受け取るように構成され、
前記判断手段は、前記更新されたアプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つに基づいて更新された制御情報を判断するように構成され、そして
前記発生手段は、更新された判断メッセージを発生するように構成されると共に、前記送信手段は、その更新された判断メッセージを送信するように構成された、請求項1に記載のネットワーク制御要素。 - 前記発生手段は、当該サービスに関する情報がアプリケーションセッションに関連した全アクセスベアラに対して有効であるかどうかの指示を前記判断メッセージが更に含むように、前記判断メッセージを発生するように構成された、請求項1から4のいずれかに記載のネットワーク制御要素。
- 前記ネットワーク制御要素は、課金ルールファンクション及びポリシー判断ファンクションの少なくとも1つを含む、請求項1から5のいずれかに記載のネットワーク制御要素。
- 前記サポートネットワークエンティティから前記受信手段により受け取られたメッセージは、セッション許可指示を含む、請求項1から6のいずれかに記載のネットワーク制御要素。
- 当該サービスに関する情報は、アプリケーションIdを含む、請求項1から7のいずれかに記載のネットワーク制御要素。
- 当該サービスに関する情報は、サービスフローに対して有効である、請求項8に記載のネットワーク制御要素。
- 当該サービスに関する情報は、アクセスベアラに対して有効である、請求項8に記載のネットワーク制御要素。
- アプリケーションセッションに属するデータを処理して通信ネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングするアクセスネットワーク要素において、
ネットワーク制御要素から判断メッセージを受け取るための受信手段と、
前記受信手段により受け取られた判断メッセージから、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を検出するための検出手段と、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別するための識別手段と、
アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記判断された制御情報に基づいて処理するための処理手段と、
を備えたアクセスネットワーク要素。 - 前記ネットワーク制御要素から判断メッセージを要求する要求メッセージを、前記ネットワーク制御要素へ送信するための送信手段を更に備えた、請求項11に記載のアクセスネットワーク要素。
- 前記受信手段は、アクセスベアラを確立又は変更するための要求を受け取るように構成され、更に、前記送信手段は、前記アクセスベアラを確立又は変更するための要求を前記受信手段により受け取るのに応答して前記要求メッセージを送信するように構成された、請求項12に記載のアクセスネットワーク要素。
- 前記識別手段は、サービスフローに属するデータを識別するように構成され、そして前記送信手段は、前記サービスフローに属するデータを前記識別手段により識別するのに応答して前記要求メッセージを送信するように構成された、請求項12に記載のアクセスネットワーク要素。
- 制御情報を記憶するための記憶手段を更に備え、
前記処理手段は、前記記憶手段記憶された制御情報にアクセスして、その制御情報から特定サービス向け制御情報を選択するために、当該サービスに関する情報を使用するように構成された、請求項11から14のいずれかに記載のアクセスネットワーク要素。 - 前記アクセスネットワーク要素は、更に、アクセスネットワークのゲートウェイを含む、請求項11から15のいずれかに記載のアクセスネットワーク要素。
- 通信ネットワークシステム内でサービスベース制御を遂行するための少なくとも1つのネットワーク制御要素と、アプリケーションセッションに属するデータを処理して通信ネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングするための少なくとも1つのアクセスネットワーク要素とを備えた通信ネットワークシステムにおいて、前記少なくとも1つのネットワーク制御要素は、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取るための第1受信手段であって、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報を含むような第1受信手段と、
前記メッセージに基づいて、前記サポートネットワークエンティティによりサポートされるアプリケーションセッションに対する制御情報を判断するための判断手段と、
判断メッセージを発生するための発生手段であって、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにするものである発生手段と、
前記判断メッセージを前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素へ送信するための送信手段と、
を備え、更に、前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素は、
前記少なくとも1つのネットワーク制御要素から前記判断メッセージを受け取るための第2受信手段と、
前記第2受信手段により受け取られた前記判断メッセージから、前記制御情報及び当該サービスに関する情報を検出するための検出手段と、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別するための識別手段と、
前記アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記制御情報に基づいて処理するための処理手段と、
を備えた通信ネットワークシステム。 - 通信ネットワークシステム内でサービスベース制御を遂行する制御方法において、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取るための受信ステップであって、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つを含むような受信ステップと、
前記メッセージに基づいて制御情報を判断するための判断ステップと、
判断メッセージを発生するための発生ステップであって、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、アクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにするものである発生ステップと、
前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信するための送信ステップと、
を含む方法。 - アプリケーションセッションに属するデータを処理してルーティングする方法であって、そのデータをネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングする方法において、
ネットワーク制御要素から判断メッセージを受け取るための受信ステップと、
前記判断メッセージから、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を検出するための検出ステップと、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別するための識別ステップと、
アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記判断された制御情報に基づいて処理するための処理ステップと、
を含む方法。 - 予め構成された制御情報を記憶手段に記憶し、
前記処理ステップにおいて、前記当該サービスに関する情報を使用して、前記記憶手段に記憶された前記予め構成された制御情報にアクセスし、更に、前記ネットワーク制御要素から制御情報が全く受け取られないか又は充分な情報が受け取られない場合に、前記記憶された制御情報から特定サービス向け制御情報を選択する、請求項19に記載の方法。 - コンピュータ読み取り可能な媒体に埋め込まれたコンピュータプログラムにおいて、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取り、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つを含むものであり、
前記メッセージに基づいて制御情報を判断し、
判断メッセージを発生し、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、アクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにし、そして
前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信する、
ことを含むプロセスを実行するようにコンピュータを制御するコンピュータプログラム。 - ソフトウェアコード部分が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体に埋め込まれるコンピュータプログラムにおいて、
ネットワーク制御要素から判断メッセージを受け取り、
前記判断メッセージから、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を検出し、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別し、そして
アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記判断された制御情報に基づいて処理する、
ことを含むプロセスを実行するようにコンピュータを制御するコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータの内部メモリに直接ロード可能である、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
- 通信ネットワークシステム内でサービスベース制御を遂行するためのネットワーク制御要素において、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取るように構成された受信器であって、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報の少なくとも1つを含むような受信器と、
前記メッセージに基づいて制御情報を判断するための第1プロセッサと、
判断メッセージを発生するように構成された第2プロセッサであって、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、アクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにするものである第2プロセッサと、
前記判断メッセージを前記アクセスネットワーク要素へ送信するように構成された送信器と、
を備えたネットワーク制御要素。 - アプリケーションセッションに属するデータを処理して通信ネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングするアクセスネットワーク要素において、
ネットワーク制御要素から判断メッセージを受け取るように構成された受信器と、
前記受信器により受け取られた判断メッセージから、判断された制御情報及び当該サービスに関する情報を検出するように構成された検出器と、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別するように構成された第1プロセッサと、
アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記判断された制御情報に基づいて処理するように構成された第2プロセッサと、
を備えたアクセスネットワーク要素。 - 通信ネットワークシステム内でサービスベース制御を遂行するための少なくとも1つのネットワーク制御要素と、アプリケーションセッションに属するデータを処理して通信ネットワークシステムのパケットデータネットワークへルーティングするための少なくとも1つのアクセスネットワーク要素とを備えた通信ネットワークシステムにおいて、前記少なくとも1つのネットワーク制御要素は、
アプリケーションセッションをサポートするサポートネットワークエンティティからメッセージを受け取るように構成された第1受信器であって、そのメッセージが、アプリケーションセッション及び媒体コンポーネント情報を含むような第1受信器と、
前記メッセージに基づき、前記サポートネットワークエンティティによりサポートされたアプリケーションセッションに対して制御情報を判断するように構成された第1プロセッサと、
判断メッセージを発生するように構成された第2プロセッサであって、その判断メッセージは、制御情報及び当該サービスに関する情報を含み、更に、その判断メッセージは、前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素が、アプリケーションセッションに属するデータに対してサービスベース処理を遂行できるようにするものである第2プロセッサと、
前記判断メッセージを前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素へ送信するように構成された第1送信器と、
を備え、更に、前記少なくとも1つのアクセスネットワーク要素は、
前記少なくとも1つのネットワーク制御要素から判断メッセージを受け取るように構成された第2受信器と、
前記第2受信器により受け取られた判断メッセージから、制御情報及び当該サービスに関する情報を検出するように構成された検出器と、
前記当該サービスに関する情報を使用することにより、前記当該サービスを識別するように構成された第3プロセッサと、
アプリケーションセッションに属するデータを、前記当該サービス及び前記制御情報に基づいて処理するように構成された第4プロセッサと、
を備えた通信ネットワークシステム。
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