JP2008286703A - タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法 - Google Patents

タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008286703A
JP2008286703A JP2007133194A JP2007133194A JP2008286703A JP 2008286703 A JP2008286703 A JP 2008286703A JP 2007133194 A JP2007133194 A JP 2007133194A JP 2007133194 A JP2007133194 A JP 2007133194A JP 2008286703 A JP2008286703 A JP 2008286703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
numerical data
tire
value
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007133194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5032886B2 (ja
Inventor
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2007133194A priority Critical patent/JP5032886B2/ja
Publication of JP2008286703A publication Critical patent/JP2008286703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032886B2 publication Critical patent/JP5032886B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】計測されたデータからラジアルランナウトの評価に不要なデータを見つけかつそれを補正することにより、ラジアルランナウトを正確に評価する。
【解決手段】タイヤのトレッド部のラジアルランナウトを評価するためのラジアルランナウト評価データの作成方法であって、非接触式の変位計を用いて前記トレッド部の表面を周方向にかつ一定のサンプリング周期で走査することにより、各走査位置で測定された数値データがその順番でタイヤ1周分並ぶオリジナルデータを取得するステップと、オリジナルデータの各数値データについてそれがノイズか否かを判定するノイズ判定ステップを含むとともに、ノイズ判定ステップは判定対象の数値データd(i)と、オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンとの差が予め定めた値よりも大きいときに前記数値データd(i)をノイズと判定する段階を含むことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法に関し、詳しくは計測されたデータからラジアルランナウトの評価に不要なデータを見つけ、例えばそれを除去乃至補正することにより、ラジアルランナウトを正確に評価するのに役立つラジアルランナウト評価データの作成方法に関する。
タイヤは真円であることが望まれる。現在の最新のタイヤ製造技術により、タイヤは真円に近づいてはいる。しかし、それでもタイヤの断面形状やトレッド部の厚さ等をタイヤ周方向で完全に均一にすることは不可能である。タイヤ周方向におけるタイヤの断面形状やトレッド部の厚さのバラツキは、タイヤの半径方向に振れとして現れ、これは一般にラジアルランナウト(以下、単に「RRO」と呼ぶことがある。)として知られている。そして、タイヤの真円度に関して、製品として出荷可能なものか否かを判断するために、ラジアルランナウトが測定され、例えばその次数分析などが行われる。
タイヤのラジアルランナウトは、例えば図1に示されるような装置1を用いて測定される。該装置1では、回転可能に支持されたタイヤTを低速で回転させるとともに、任意の位置に固定された例えばレーザ光を用いた非接触式の変位計6を用い、該変位計6からタイヤTのトレッド部tの接地面部までの距離がタイヤ1周分測定される。タイヤTのトレッド部には、通常、タイヤ周方向にのびる縦溝及びそれと交わる向きにのびる横溝を含むトレッド溝が設けられているので、ラジアルランナウトは、前記トレッド溝の無い接地面部で測定されるのが望ましい。
また、前記変位計6を用いた計測は、回転するタイヤに対して所定のサンプリング周期で行われる(デジタル走査)。従って、このような計測により、各走査位置でのタイヤの表面形状を表す数値データがその順番でタイヤ1周分並ぶオリジナルデータが得られる。
しかしながら、上記オリジナルデータには、ラジアルランナウトを評価するに際して不要なデータ(以下、このようなデータを「ノイズ」という。)が含まれる場合がある。
例えば、最も大きなノイズは、タイヤのトレッド溝によって形成される。ラジアルランナウトは、通常、トレッド溝を除いた接地面部に対して測定されるべきであるが、トレッドパターンなどによっては、やむを得ず横溝などを横切って前記計測が行われる場合があり得る。従って、横溝を横切った部分の数値データは、ラジアルランナウトの評価には不要であるため、適切な補正がなされるべきである。
また、例えばタイヤの表面に付着しているゴミやスピュー(金型のベントホールにゴムが吸い上げられることにより接地面部に形成されるひげ状の突起)の部分が計測されてしまう場合があり得る。さらには、変位計6による走査位置が、接地面部とトレッド溝の境界部分などに重なった場合、反射光が弱められたりして、誤った測定が行われる場合もあり得る。従って、ラジアルランナウトの評価精度を高めるためには、如何にしてこれらのノイズを見つけて必要な補正等を行うかが重要になる。
従来、このようなノイズを取り除くために、電気的には様々な周波数のバンドパスフィルターが用いられていた。しかしながら、この方法では、有効なデータ自体が変更されてしまうことが多々ある。また、近年では、ラジアルランナウトの測定データが、テキストファイルや表計算アプリケーションソフトウエアのデータ形式等のようなデジタルデータで利用されることが多い。しかしながら、このようなデータに、上述のバンドパスフィルターを適用することは容易ではない。関連する特許文献としては、次のものがある。
特開2000−361344号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、判定対象の数値データを、オリジナルデータにおいて前記数値データを中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンと比較してその適否を判定することを基本として、計測されたデータからラジアルランナウトの評価に不要なデータを正確に見つけ、ひいてはラジアルランナウトの正確な評価に役立つラジアルランナウト評価データの作成方法を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤのトレッド部のラジアルランナウトを評価するためのラジアルランナウト評価データの作成方法であって、非接触式の変位計を用いて前記トレッド部の表面を周方向にかつ一定のサンプリング周期で走査することにより、各走査位置で測定された数値データがその順番でタイヤ1周分並ぶオリジナルデータを取得するステップと、前記オリジナルデータの各数値データについて、それがノイズか否かを判定するノイズ判定ステップを含むとともに、前記ノイズ判定ステップは、判定対象の数値データd(i)と、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンとの差が予め定めた値よりも大きいときに前記数値データd(i)をノイズと判定する段階を含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ノイズ判定ステップは、前記判定対象の数値データd(i)を中心とする複数個の数値データ群の最大値AMaxと最小値AMinとの差(AMax−AMin)が予め定めた値よりも大きいときに行われる請求項1記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法である。
また請求項3記載の発明は、前記ノイズ判定ステップは、判定対象の数値データd(i)と、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶm個(mは10以上の整数)の数値データ群のメジアンmMedとの差{mMed−d(i)}を計算する段階と、前記差{mMed−d(i)}の絶対値が予め定めた値よりも大きいときに、前記メジアンmMedと、前記オリジナルデータにおける前記数値データd(i)を中心として並ぶn個(nはmよりも小かつ3以上の整数)の数値データ群のメジアンnMedとの差(nMed−mMed)を計算する段階と、前記差(nMed−mMed)が正のときに前記判定対象の数値データd(i)をnMedに置き換えるとともに、前記差(nMed−mMed)が正でないときに前記判定対象の数値データd(i)をmMedに置き換える段階とを含む請求項1又は2記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法である。
また請求項4記載の発明は、前記最大値AMaxと最小値AMinとの差(AMax−AMin)が予め定めた値よりも大きくないときに、前記判定対象の数値データd(i)の値がそのまま採用される請求項2記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法である。
また請求項5記載の発明は、前記差{mMed−d(i)}の絶対値が予め定めた値よりも大きくないときに、前記判定対象の数値データd(i)の値がそのまま採用される請求項3記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法である。
本発明では、判定対象の数値データを、オリジナルデータにおいて前記数値データを中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンと比較することによりノイズか否かが判定される。ここで、メジアンとは、複数の数値データを昇順に並べたときに真ん中(データ数が偶数のときは真ん中2つの平均値とする。)に位置するいわゆる中央値である。
メジアンは、一群の数値データを一つの値で代表させる点で平均値と共通する部分がある。しかしながら、平均値は、複数の数値データの中に極端に大きい値又は極端に小さい値が一つでも含まれていると、それらによってその値が大きく変動するという傾向がある。これに対して、メジアンは、数値データの順番(並び)を基本として定められるので、極端に大きい値又は極端に小さい値が含まれていたとしても、その中央値が大きく変わる可能性が平均値に比べて少ない。つまり、本来、あまり差が生じないはずの数値群の代表値を表すものとして、メジアンは、平均値よりも優れると言える。
従って、ノイズ判定ステップとして、判定対象の数値データd(i)と、オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンとの差が予め定めた値よりも大きい場合に、当該数値データd(i)をノイズと判定することにより、精度良くノイズを判定しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、タイヤのラジアルランナウト測定装置1の全体概念図が示される。測定対象となる既に加硫された試験タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)Tは、例えばタイヤ保持装置2のリム3に装着されかつ所定の内圧が充填される。本実施形態では、試験タイヤTとして乗用車用のラジアルタイヤが用いられる。またリム3は、シャフト5を介して回転駆動装置4と連結される。これにより、リム3に装着されたタイヤTを一定の速度で回転させることができる。なお本実施形態では、回転軸が実質的に垂直となるようにタイヤTが保持されているが、水平に保持されても良い。
また、前記タイヤTのトレッド部tと向き合う位置に、非接触式の変位計6が設けられている。図2には、タイヤTのトレッド部tの展開図が示される。該トレッド部には、タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝12a、12bと、該縦溝12a、12bと交わる向きにのびる横溝13a、13bと、縦溝12a、12bと交わる向きにのびる細溝14及び15とが設けられている。
前記変位計6は、例えばレーザ光を探査光として発しかつ被測定物に当たって反射したこの光を受信することにより、三角測量の原理で被測定物までの距離を計測する。なお、ラジアルランナウトは、トレッド部tの接地面部、即ちトレッド溝が設けられていない部分で測定されるのが望ましい。しかし、ラジアルランナウトは、通常、トレッド幅方向において異なる複数の位置で測定することが望まれる。このため、図2に示されるように、接地面部がタイヤ周方向に連続していない位置Xで測定を行わねばならない場合があり、本実施形態では、この位置Xにてラジアルランナウトが測定された場合を説明している。そして、このような変位計6を用いて、一定のサンプリング周期でトレッド部tをタイヤ1周分走査することにより、各走査位置で測定された数値データがタイヤ1周分並ぶオリジナルデータを取得することができる。
特に限定されるものではないが、タイヤ1周により得られる数値データの数(サンプリング数)は、横溝の溝幅などを考慮すると、少なくとも100個以上、より好ましくは200個以上が望ましい。とりわけ、サンプリングピッチ(タイヤサイズから計算されるタイヤのトレッド部の周長をサンプリング数で除して得られる長さ)が、横溝のタイヤ周方向の最大溝幅の300%以下、より好ましくは200%以下となるように定められるのが望ましい。他方、サンプリング数が多すぎでも計算時間が増大するおそれがあるので、好ましくは5000個以下、より好ましくは4500個以下が望ましい。本実施形態では、接地面部をタイヤ1周走査する(デジタル走査)することにより、合計1024個の測定データが取得される。
また、前記オリジナルデータは、例えばインターフェース7を介してコンピュータ装置PCに入力される。前記コンピュータ装置PCは、例えば、CPU等を含む演算部8と、予め本実施形態の処理を実行するための命令が記述されたプログラムや前記オリジナルデータなどが記憶される記憶部9と、モニタ及び/又はプリンタ等からなる出力部10と、作業用メモリ等を含むメモリ部11と、ユーザからの入力等を受け付ける例えばキーボード及びマウス等を含む入力部12とを含んで構成される。該コンピュータ装置PCには、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが利用される。
変位計6から入力されたタイヤ1周分のデータdは、走査された順に0〜1023までのデータ番号が与えられる。そして、i番目の数値データは、符号”d(i)”で表されるものとする。
図3には、本実施形態のラジアルランナウト評価データの作成方法の処理手順の一例が示される。該作成方法では、先ず、前記データ番号を表す変数iに0が代入され初期化が行われる(ステップS1)。
次に、ノイズか否かが判定される判定対象の数値データd(i)(ここでは、i=0のため、具体的には数値データd(0))の値がコンピュータ装置PCの記憶部9からメモリ部11に読み込まれる(ステップS2)。
次に、本実施形態では、下記の4つのパラメータが計算される(ステップS3)。
AMax
AMin
mMed
nMed
前記パラメータAMaxは、オリジナルデータにおいて判定対象の数値データd(i)を中心として並ぶ計A個の数値データ群における最大値である。また、前記パラメータAMinは、オリジナルデータにおいて判定対象の数値データd(i)を中心として並ぶ計A個の数値データ群における最小値である。本実施形態において、前記Aは、10以上の整数であり、例えば20が採用される。従って、以降の説明では、AMax及びAMinは、それぞれ20Max及び20Minとして説明される。
ここで、オリジナルデータにおいて判定対象の数値データd(i)を中心として並ぶ計20個の数値データ群とは、具体的にはd(i-10)〜d(i+9)の計20個の数値データ群を意味する。なお、判定対象の数値データd(i)は、厳密にはd(i-10)〜d(i+9)の20個の数値データ群の中心になっていないが、数値データ群の数が偶数の場合、上述のような態様でも良いものとする。また、前記データ番号を表す変数「i−10」が負となる場合、本実施形態ではオリジナルデータのサンプリング数が1024個であるため、そのときの括弧内の数値には1024+(i−10)が採用される。即ち、d(0)=d(1024)として取り扱われる。
また、前記パラメータmMedは、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ計m個の各数値データを、値の小さいものから順に並び替えたときのメジアン(中央値)である。前記mは、10以上の整数、より好ましくは前記Aよりも大きい整数であり、本実施形態では40が採用される。従って、以降の説明では、mMedは40Medとして説明される。
また、オリジナルデータにおいて数値データd(i)を中心として並ぶ計40個の各数値データとは、具体的には、d(i-20)〜d(i+19)の計40個の数値データを意味する。なお、この実施形態では、数値データの数が40という偶数であるため、前記各数値データを昇順に並べたときの20番目と21番目の数値データの平均値が採用される。
さらに、前記パラメータnMedは、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ計n個の各数値データを、値の小さいものから順に並び替えたときのメジアン(中央値)である。前記nは、3以上かつmよりも小の整数であり、本実施形態では10が採用される。従って、以降の説明では、nMedは10Medとして説明される。
また、オリジナルデータにおいて数値データd(i)を中心として並ぶ計10個の各数値データとは、具体的には、d(i-5)〜d(i+4)の計10個の数値データを意味する。なお、この実施形態でも、数値データの数が10という偶数であるため、前記各数値データを昇順に並べたときの5番目と6番目の数値データの平均値が採用される。
次に、前記パラメータ20Maxと20Minとの差(20Max−20Min)が予め定めた値よりも大きいか否かが判断される(ステップS4)。本実施形態において、この閾値には、0.15mmが設定される。そして、前記パラメータの差(20Max−20Min)が0.15mmよりも大きくなければ(ステップS4でN)、現在の判定対象の数値データd(i)は、タイヤの接地面部の有効なデータとみなされ、その値が補正等されることなくそのまま採用される(ステップS7)。
しかる後、現在のデータ番号iの値が最大(本実施形態では1023)か否かが判断され(ステップS10)、その結果が真(ステップS10でY)の場合には処理を終える。他方、現在のデータ番号iの値が最大でない場合(ステップS10でN)、現在のデータ番号iに1を加え、次の数値データd(i+1)について、ステップS2以降が繰り返される。
上記閾値は、例えば次のように決定される。本実施形態では、乗用車用タイヤのトレッド部tから1024個のオリジナルデータを得ている。一般的な乗用車用タイヤ(サイズ195/65R15)の場合、トレッド部tの周長は約2000mmであり、上記20個の数値データは、このタイヤでは、トレッド部tのタイヤ周方向の約40mmの長さ部分に相当する。そして、近年のタイヤ製造技術に鑑みると、接地面部のタイヤ周方向の40mmの長さ部分でのRROの変動値は0.10mm以下が標準的である。そこで、本実施形態では、このRROの標準的な変動値よりも僅かに大きい0.15mmを閾値として定め、ノイズ判定の指標としている。
従って、前記差(20Max−20Min)が0.15mm以下の場合、その20個の数値データの中には、ノイズ成分が含まれていないと判断できるので、当該判定中の数値データd(i)もノイズではなく、ひいてはその値がそのまま採用される(ステップS7)。他方、前記差(20Max−20Min)が0.15mmよりも大きい場合、その20個の数値データの中には、ノイズ成分が含まれているものとして、以後に処理される(後述)。なお、上記閾値0.15mmは、タイヤサイズやタイヤの種類等によって適宜変えることができるのは言うまでもない。
次に、前記パラメータの差(20Max−20Min)が0.15mmよりも大きいと判断された場合(ステップS4でY)、本実施形態では、判定対象の数値データd(i)と、メジアン40Medとの差の絶対値|40Med−d(i)|(なお、図3では、絶対値を符号”ABS”で表している)が予め定めた値よりも大きいか否かが判断される(ステップS5)。本実施形態では、この閾値として、0.05mmが設定される。
そして、該ステップS5でN、即ち、前記差の絶対値|40Med−d(i)|が0.05mmよりも大きくない場合、現在の判定対象のデータd(i)は、タイヤの接地面部の有効なデータとみなされ、その値がそのまま採用される(ステップS7)。
一般に、乗用車用タイヤにおいては、経験則上、そのトレッド部tに設けられる横溝の溝幅やピッチなどに鑑みると、40個の数値データ(タイヤ周方向長さで約80mmの部分の数値データ)を並べ替えたときのメジアンは、ほぼ間違いなく溝底ではなく接地面部の数値となる。つまり、40Medは、本実施形態では、周上80mmの部分を代表する接地面部のデータを表す。また、タイヤの製造技術に鑑みると、トレッド部tの接地面部については、判定対象の数値データd(i)を中心とする40個の数値データのメジアン40Medは、非常に高い確率で判定対象のデータと実質的に等しくなる。
本実施形態では、上述のような「実質的に等しい」状態を判定するために、閾値0.05mmが採用されている。従って、判定データがこの40Medと実質的に等しい場合(ステップS5でN)、当該判定対象の数値データd(i)は、溝底でもなくかつスピューでもない(つまり、ノイズ成分ではない)ものとして取り扱われる。
他方、ステップS5でY、即ち、上記差の絶対値|40Med−d(i)|が0.05mmよりも大きい場合、上述の理由により、この判定対象の数値データdをノイズと特定することができる。そして、このノイズと判定された数値データd(i)は、次のステップS6以降により、メジアン値に補正される。
先ず、ステップS6では、前記メジアン10Medと40Medとの差(10Med−40Med)が0より大きいか否かが判断される。メジアン10Medは、トレッド部tの10点の数値データを対象とするもので、比較的短いタイヤ周方向の長さ領域(上記タイヤサイズでは約20mm)の中央値である。このため、メジアン10Medは、範囲が狭いので、全てのデータが接地面部のものであればデータの精度は高いものになる反面、溝底データの値を表している可能性がある。他方、比較的大きなタイヤ周方向の長さ領域の中央値であるメジアン40Medは、10Medに比べると対象区間が大きいため、精度は劣るかも知れないが、上述の通り非常に高い確率で接地面部の表面データを表すものである。
本実施形態では、このような測定区間の長さに着目し、ステップS6でN、即ち、前記メジアンの差(10Med−40Med)が0よりも大きくない場合、当該メジアン10Medは溝底データであるとみなし、判定対象の数値データd(i)は、接地面部を確実に表しているであろうメジアン40Medの値に置換される(ステップS8)。
他方、該ステップS6でY、即ち、前記メジアンの差(10Med−40Med)が0よりも大きい場合、メジアン10Medは溝底のデータではないと考えられる。従って、このような場合には、現在の判定対象のデータd(i)が、接地面部を表すデータとしてメジアン40Medよりも精度が高いと考えられるメジアン10Medの値に置き換えられる(ステップS9)。
なお、ステップS6では、判定値を0としているが、このような値に限定されるものではない。例えば0.1mmや0.2mmといった数値を採用しても良い。この場合には、凸方向のノイズ成分がメジアン40Medで補正されるので、より滑らかなデータが得られることになる。
上記の手順を繰り返すことにより、オリジナルデータの各数値データが全てチエックされ、ノイズとみなされるものについては、オリジナルデータにおいて判定対象の数値データd(i)を中心として並ぶ複数個の数値データのメジアン40Med又は10Medに置き換えられる。これにより、溝底データがメジアン値によって補正されるので、ラジアルランナウトをより正確に評価することができる。
ここで、前記A、m及びnについては、種々定めることができる。
例えば、前記Aについては、オリジナルデータのサンプリング数(本実施形態では1024)の好ましくは0.5%以上、より好ましくは1.0%以上が望ましい。該数値Aがサンプリング数の0.5%未満になると、例えば横溝の幅が大きいタイヤについては、全てが溝底を表すデータとなるおそれがあり、これが表面データとして誤って用いられるおそれがある。また、前記数値Aが大きすぎると、A個の数値データの中に溝底データが常に含まれるおそれがあり、有効な接地面部のデータを無駄にしてしまうおそれがある。このような観点より、前記Aは、好ましくは前記オリジナルデータのサンプリング数の3.0%以下、より好ましくは2.5%以下が望ましい。
また、前記数値mについては、前記オリジナルデータのサンプリング数の好ましくは1.0%以上、より好ましくは2.0%以上が望ましい。前記数値mが、オリジナルデータのサンプリング数の1.0%未満になると、メジアンmMedが接地面部ではなく溝底のデータとなるおそれがある。また、mが大きすぎると、接地面部のRROの影響を大きく受けてしまい、データの有効性を判定する根拠となる「接地面部のデータ」≒「判定対象の数値データを中心として並ぶ前後複数個の数値データのメジアン」という前提が成立しなくなるおそれがある。このような観点より、前記mは、好ましくは前記オリジナルデータのサンプリング数の6.0%以下、より好ましくは5.0%以下が望ましい。
前記数値nについては、前記数値mの好ましくは、10%以上、より好ましくは20%以上が望ましい。前記数値nがmの10%未満になると、サンプル数が少なくなってメジアンがノイズの影響を受けやすくなるおそれがあるため、好ましくない。また、nが大きすぎると、測定データ近傍の代表的な表面データを使用して、できるだけ精度の高い補正を行うことができなくなる傾向があるので、好ましくは前記mの50%以下、より好ましくは40%以下が望ましい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施することができる。例えば、前記各閾値など測定タイヤのサイズ等に応じて適宜変化させることができるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、サイズ195/65R15の新品の乗用車用ラジアルタイヤ(パターン及び測定位置は図2に示した通りである。)のトレッド部の接地面部からタイヤ1周当たり1024個のラジアルランナウトのオリジナルデータを取得し、これに図3の手順を適用することにより、ラジアルランナウトの評価データが作成された(実施例)。なお、接地面部には横溝が含まれているので、オリジナルデータにはそのノイズが含まれている。
また、比較のために、上記オリジナルデータを使用し、図4に示されるように、メジアンを用いない手順を適用してラジアルランナウトの評価データが作成された(比較例)。図4の手順では、ステップS1からS4までは図3の手順とほぼ同様であるが、ステップS4でYと判断された場合、20Maxと数値データd(i)との差{20Max−d(i)}が計算され(ステップS5a)、その値が0.05mmよりも大きい場合(ステップS5aでY)、数値データd(i)が20Maxに置換される(ステップS6a)。他方、ステップS5aでNの場合、数値データd(i)がそのまま採用される。
図5には、ラジアルランナウトのオリジナルデータを示す。また、図6には、本実施例の評価データが、図7には比較例の評価データがそれぞれ示される。図7から明らかなように、比較例のものでは、20Maxに追随して補正される傾向があるため、評価データに矩形波が多数出現していることが分かる。これに対し、図6の実施例のものでは、このような矩形波は殆ど出現していないことが分かる。
また、上記オリジナルデータをフーリエ変換し、その1次から15次までを再合成した曲線と、上記実施例及び比較例の評価データをそれぞれゼロ点を合わせて重ねたものを図8に示す。実施例の評価データでは、オリジナルデータの再合成のグラフに近似しているが、比較例では、大きく乖離していることが確認できる。つまり、実施例の評価データは、凹部分で溝底のデータを多く拾っていないこと、かつ、凸部分で過剰な補正が行われていないことを示しており、補正が妥当性を有することが確認できる。
次に、オリジナルデータ、実施例の評価データ及び比較例の評価データをそれぞれ次数分析した結果が図9に示される。オリジナルデータでは、3次、5次、13次及び20次に大きなピークが見られる。これは、トレッド部の横溝波形及びそのピッチ配列の次数成分の影響を受けたためである。
他方、比較例のものでは、7次、8次及び17次に大きなピークが現れている。これは、補正が適切でなかったためのエラーと考えられる。
一方、実施例のものでは、高次成分が緩やかに減衰している。一般に、新品タイヤの典型的なトレッド部の接地表面は、局部的な凹凸が無いように製造されるため、RROの次数分析結果では、1次偏心が最大となり、以後、2次、3次と高次なるほど小さくなる。従って、実施例のものでは、典型的な新品タイヤのトレッド表面状態を示しており、信頼性が高いと考えられる。
本発明の実施形態を示すラジアルランナウト測定装置の概念図である。 本実施形態をタイヤのトレッド部の展開図である。 本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 比較例の処理手順を示すフローチャートである。 オリジナルデータのグラフである。 実施例の評価データを示すグラフである。 比較例の評価データを示すグラフである。 実施例の評価データ、比較例の評価データ及びオリジナルデータをフーリエ変換してその1次から15次までを再合成したデータを重ねて示すグラフである。 実施例、比較例及びオリジナルデータの次数成分を示すグラフである。
符号の説明
1 ラジアルランナウト測定装置
2 タイヤ保持装置
3 リム
T タイヤ
t 接地面部
PC コンピュータ装置

Claims (5)

  1. タイヤのトレッド部のラジアルランナウトを評価するためのラジアルランナウト評価データの作成方法であって、
    非接触式の変位計を用いて前記トレッド部の表面を周方向にかつ一定のサンプリング周期で走査することにより、各走査位置で測定された数値データがその順番でタイヤ1周分並ぶオリジナルデータを取得するステップと、
    前記オリジナルデータの各数値データについて、それがノイズか否かを判定するノイズ判定ステップを含むとともに、
    前記ノイズ判定ステップは、判定対象の数値データd(i)と、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶ前後複数個の数値データ群のメジアンとの差が予め定めた値よりも大きいときに前記数値データd(i)をノイズと判定する段階を含むことを特徴とするタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法。
  2. 前記ノイズ判定ステップは、前記判定対象の数値データd(i)を中心とするA個(ただし、Aは10以上の整数)の数値データ群の最大値AMaxと最小値AMinとの差(AMax−AMin)が予め定めた値よりも大きいときに行われる請求項1記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法。
  3. 前記ノイズ判定ステップは、判定対象の数値データd(i)と、前記オリジナルデータにおいて前記数値データd(i)を中心として並ぶm個(mは10以上の整数)の数値データ群のメジアンmMedとの差{mMed−d(i)}を計算する段階と、
    前記差{mMed−d(i)}の絶対値が予め定めた値よりも大きいときに、前記メジアンmMedと、前記オリジナルデータにおける前記数値データd(i)を中心として並ぶn個(nはmよりも小かつ3以上の整数)の数値データ群のメジアンnMedとの差(nMed−mMed)を計算する段階と、
    前記差(nMed−mMed)が正のときに前記判定対象の数値データd(i)をnMedに置き換えるとともに、前記差(nMed−mMed)が正でないときに前記判定対象の数値データd(i)をmMedに置き換える段階とを含む請求項1又は2記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法。
  4. 前記最大値AMaxと最小値AMinとの差(AMax−AMin)が予め定めた値よりも大きくないときに、前記判定対象の数値データd(i)の値がそのまま採用される請求項2記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法。
  5. 前記差{mMed−d(i)}の絶対値が予め定めた値よりも大きくないときに、前記判定対象の数値データd(i)の値がそのまま採用される請求項3記載のタイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法。
JP2007133194A 2007-05-18 2007-05-18 タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法 Expired - Fee Related JP5032886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133194A JP5032886B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133194A JP5032886B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008286703A true JP2008286703A (ja) 2008-11-27
JP5032886B2 JP5032886B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40146555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133194A Expired - Fee Related JP5032886B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032886B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038444A1 (ja) * 2012-09-04 2014-03-13 株式会社神戸製鋼所 タイヤ形状検査方法、及びタイヤ形状検査装置
WO2014083749A1 (ja) 2012-11-29 2014-06-05 株式会社神戸製鋼所 計測方法及び計測装置
WO2015019801A1 (ja) 2013-08-07 2015-02-12 株式会社神戸製鋼所 データ生成方法及びデータ生成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232507A (ja) * 1986-04-01 1987-10-13 Kobe Steel Ltd 形状計測装置
JPH07198371A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 異音発生タイヤ判定方法
JP2007047079A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 缶の巻締め不良検査方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232507A (ja) * 1986-04-01 1987-10-13 Kobe Steel Ltd 形状計測装置
JPH07198371A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 異音発生タイヤ判定方法
JP2007047079A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 缶の巻締め不良検査方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038444A1 (ja) * 2012-09-04 2014-03-13 株式会社神戸製鋼所 タイヤ形状検査方法、及びタイヤ形状検査装置
JP2014048269A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Kobe Steel Ltd タイヤ形状検査方法、及びタイヤ形状検査装置
US9638606B2 (en) 2012-09-04 2017-05-02 Kobe Steel, Ltd. Tire shape inspection method and tire shape inspection device
WO2014083749A1 (ja) 2012-11-29 2014-06-05 株式会社神戸製鋼所 計測方法及び計測装置
KR20150074152A (ko) 2012-11-29 2015-07-01 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 계측 방법 및 계측 장치
US9704237B2 (en) 2012-11-29 2017-07-11 Kobe Steel, Ltd. Measuring method and measuring device
WO2015019801A1 (ja) 2013-08-07 2015-02-12 株式会社神戸製鋼所 データ生成方法及びデータ生成装置
JP2015031672A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 株式会社神戸製鋼所 データ生成方法及びデータ生成装置
US10379006B2 (en) 2013-08-07 2019-08-13 Kobe Steel, Ltd. Data generation method and data generation apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5032886B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2359118B1 (en) Filtering method for improving the data quality of geometeric tire measurements
EP2789970B1 (en) Tire shape inspection method and tire shape inspection apparatus
KR101610020B1 (ko) 재-인덱싱된 부분적인 균일성 파형들을 이용한 프로세스 고조파들의 식별을 통한 타이어 균일성의 개선
JP7321774B2 (ja) 表面うねりを分析する為の方法
JP5781481B2 (ja) タイヤ形状検査方法、及びタイヤ形状検査装置
EP2985566B1 (en) Data generation method and data generation apparatus
JP2005538473A (ja) 座標点からの形状要素の計算における妨害信号の影響を最小とさせる方法
JP5032886B2 (ja) タイヤのラジアルランナウト評価データの作成方法
US7069173B2 (en) System and method for determining an angular position of a rotor and a radial position of the rotor
JP2014190825A (ja) タイヤ形状検査装置のデータ処理方法、タイヤ形状検査装置のデータ処理プログラム、及び、タイヤ形状検査装置のデータ処理装置
EP3065941B1 (en) Tire uniformity improvement through modified sampling of uniformity parameters
JP2006105775A (ja) タイヤユニフォーミティの測定方法およびそれに用いられるタイヤユニフォーミティ測定装置
US9757993B2 (en) Apparatus and method for monitoring tire pressure
JP6586845B2 (ja) タイヤの摩耗評価方法
JP7188010B2 (ja) タイヤの高速ユニフォミティ推定方法
JP6313030B2 (ja) ウエハ情報処理装置
CN118247241A (zh) 一种圆环瑕疵检测方法、系统及存储介质
CN118513269A (zh) 一种注塑模具表面平整度测量方法及系统
KR20150121180A (ko) 콘볼루션/디콘볼루션에 기초한 추정을 사용한 타이어 균일성 개선
JPH11281304A (ja) 三次元計測器による孔計測方法
JP2006275642A (ja) Rro成長量推定方法、慣らし後rroの推定方法、回転数上昇に起因する慣らし後のrro成長量の推定方法、rfv成長量推定方法、慣らし後rfvの推定方法、avv成長量推定方法、及び、慣らし後avvの推定方法
KR20150119956A (ko) 방위각 데이터 없이 회귀 분석을 사용하여 공정 효과의 식별을 통한 타이어 균일성의 개선

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5032886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees