JP2008282474A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力スタンバイモードにおいて、安定にメモリセルの記憶データを保持する。
【解決手段】高圧電源制御回路(15)は、電源供給が遮断されるスタンバイサイクル時、負電圧(VBB)を伝達するグローバル負電圧線(69)とサブアレイブロックに対応して設けられるローカル負電圧線(71)とを分離し、また、接地電圧(VSS)を伝達するグローバル接地線(72)とローカル接地線(77)を分離する。これらのローカル接地線およびローカル負電圧線は、対応の電源からの遮断前に、高電圧線(67)を介して高電圧(VPP)レベルに充電される。ワード線(WL<0>−WL<m>)から負電圧線または接地線へのリーク電流経路は遮断され、非選択状態のワード線を確実に非選択電圧(VPPレベル)に維持することができる。
【選択図】図14

Description

この発明は、半導体記憶装置に関し、特に、ロジックなどの処理装置と同一半導体チップ上に集積化される混載メモリに関する。より特定的には、この発明は、混載DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)のディープパワーダウンモード(低消費電流スタンバイモード)時のメモリセルのデータ保持特性を劣化させることなく、消費電流を低減するための構成に関する。
画像データ処理分野等において、高速でデータ処理を行なうために、プロセッサ等のロジック回路とメモリ回路とを同一の半導体チップ上に集積化したシステムLSI(大規模集積回路)が広く用いられている。このシステムLSIにおいては、ロジック回路とメモリ回路とがチップ上配線で相互接続されるため、以下の効果が得られる:
(1) 信号配線の負荷がボード上配線に比べて小さく、高速でデータまたは信号を伝達することができる、
(2) ピン数の制約を受けないため、データバス幅を大きくすることができ、データ転送のバンド幅を広くすることができる、
(3) 同一半導体チップ上に各構成要素が集積されるため、小型軽量のシステムを実現することができる、および
(4) 半導体チップ上に形成される構成要素としてライブラリ化されたマクロを配置することができ、設計効率を改善することができる。
これらの理由により、システムLSIは、SOC(システム・オン・チップ)などとして、各分野において広く一般的に用いられている。
また、このシステムLSIにおいて用いられるメモリ回路としては、DRAMの他に、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、フラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)などのメモリを挙げることができる。また、ロジック回路としては、制御およびデータ処理を行なうためのプロセッサ、A/D(アナログ/デジタル)変換回路等のアナログ処理回路、および専用の論理処理を行なう論理回路を挙げることができる。
メモリ回路のDRAMにおいては、メモリセルはキャパシタを含み、このキャパシタの蓄積電荷量に応じてデータを記憶する。メモリセルキャパシタの蓄積電荷が、リーク電流などにより消失するのを防止するために、いわゆるリフレッシュ動作が必要となる。しかしながら、メモリセルの構成が比較的単純であり、小占有面積で大記憶容量のメモリを実現することができる。このため、今後ますます、情報処理量が増大していくシステムLSIにおいて、DRAMは、混載メモリとして不可欠となる。
このような混載メモリとして用いられるDRAMの構成が、たとえば非特許文献1(N. Watanabe et al.,“An Embedded DRAM Hybrid Macro with Auto Signal Management and Enhanced-on-Chip Tester”, IEICE Trans. Electron., Vol.E86-C, NO.4, April 2003, pp.624-632)に示されている。
この非特許文献1においては、メモリセルアレイ、アレイ制御ドライバ、電源回路、データパス(入出力部)、クロック発生器、および内部動作タイミング発生器を、マクロとして準備し、主制御回路およびローカル制御回路を、その用途/仕様に応じてソフトウェアにより合成することが示される。また、この非特許文献1においては、リフレッシュ動作制御として、メモリセルアレイを複数のバンクに分割し、バンク単位でリフレッシュを行なう構成が示される。
このような混載DRAMを、携帯機器用途などに適用する場合、低消費電力が要求される。しかしながら、DRAMは、メモリセルキャパシタに蓄積された電荷が、種々のリーク電流、たとえばストレージノード(メモリセルキャパシタとアクセストランジスタの接続ノード)における接合リーク電流、メモリセルトランジスタ(アクセストランジスタ)のチャネルリーク電流、キャパシタ絶縁膜のゲートリーク電流等によって失われる。このため、メモリセルアレイ内において最も短いデータ保持特性を有するメモリセルによって決定されるリフレッシュ時間(tREF)で、メモリセルアレイのすべての行のリフレッシュが1回完了するように、所定の時間間隔でリフレッシュを繰返す必要がある。
このリフレッシュ動作においては、メモリセル行に対応して配置されるワード線を選択状態へ駆動し、メモリセルの記憶データを対応のビット線対上に読出す。次いで、センスアンプにより、ビット線対に読出されたメモリセルの記憶データを増幅し、メモリセルへ増幅後のデータを再書込する。したがって、信号線が充放電され、また、行選択に関連する部分の回路が動作するため、交流的な消費電流が増大する。また、記憶容量の増大および素子の微細化に伴って、混載DRAMの内部回路のトランジスタのオフリーク電流による直流的な消費電流も増大する。したがって、単にデータ保持が行なわれ、外部からのデータアクセスが行なわれないスタンバイモード時において、これらのAC電流およびDC電流が流れ、データ保持のための消費電流が無視できない大きさとなる。
このようなスタンバイモード時における消費電流を低減するための構成が、たとえば特許文献1(特開2005−353244号公報)に示されている。この特許文献1においては、アクセストランジスタは、PチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)で構成される。メモリセルキャパシタの蓄積電荷が、アクセストランジスタのオフリーク電流により消失するのを抑制するために、ワード線電圧をセル電源電圧よりも高い高電圧VPPと負電圧VBBの間で変化させる。ワード線の非選択時(スタンバイサイクルを含む)には、ワード線電圧は高電圧VPPレベルであり、選択時、ワード線電圧は、負電圧VBBとなる。
この特許文献1は、上述のワード線駆動方式において、ワード線選択時、ワード線の充電電荷が、負電源ノードに流れ、負電圧VBBが不安定となり、応じて負電圧発生回路が消費電流が大きくなる問題を考察する。すなわち、この特許文献1においては、ワード線の選択時、まずワード線を接地ノードに結合して、選択ワード線電圧を接地電圧レベルに遷移させる。その後に、選択ワード線を負電圧レベルに駆動する。ワード線選択時に負電圧発生回路に対して流れる電流を、接地電圧と負電圧との差に相当する電流に低減して、ワード線選択時の負電圧のノイズを低減する。またこれにより、負電圧発生回路の消費電流を低減することを図る。
通常、DRAMにおいては、スタンバイモード時の消費電力を低減するために、パワーダウンモードが設けられる。このパワーダウンモードにおいては、リフレッシュ動作に関連しない回路(列選択回路、入出力回路等)に対する電源電圧の供給を停止する。しかしながら、この場合、リフレッシュ動作に関連する回路(ワード線選択回路、およびセンスアンプ回路)に対しては、常時、電源が供給される。
このようなパワーダウンモード時における消費電流をさら低減するための構成が、たとえば特許文献2(特開2000−173263号公報)に示される。この特許文献2に示される構成においては、ワード線がメインおよびサブの階層ワード線構造に配置される。メモリセルのアクセストランジスタは、Nチャネルトランジスタである。非選択時またはスタンバイ時、メインワード線がHレベルに維持され、サブワード線がLレベルに維持される。ワード線ドライバに対して、高電圧VPPおよび接地電圧VSSが動作電源電圧として供給される。ワード線ドライバは、2段のインバータで構成される。初段のインバータの入力部に、初段のインバータの出力電圧に従って入力部電圧をラッチするラッチトランジスタが設けられる。これらの2段のインバータのハイ側電源線(高電圧線)およびロー側電源線(接地線)が階層構造に配置される。スタンバイサイクル時においては、これらのインバータの出力電圧レベルに応じて、一方の電源の供給を停止する。すなわち、初段インバータは、スタンバイ時、Lレベルの信号を出力するため、ハイ側電源電圧の供給が停止される。次段のドライブインバータは、スタンバイ時、Hレベル(高電圧レベル)を出力するため、ロー側電源電圧の供給が停止される。これにより、スタンバイ状態時においてオフ状態のトランジスタを介して高電圧ノードから接地ノードに流れるリーク電流を抑制する。
特開2005−353244号公報 特開2000−173263号公報 N. Watanabe et al.,"An Embedded DRAM Hybrid Macro with Auto Signal Management and Enhanced-on-Chip Tester", IEICE Trans. Electron., vol.E86-C, NO.4, April 2003, pp.624-632
携帯電話等の携帯端末においては、電池が電源として利用されるため、消費電流をできるだけ低減することが要求される。このスタンバイモード時において、消費電流をさらに低減するために、ディープパワーダウンモードが用いられる。このディープパワーダウンモードにおいては、混載DRAMへの電源電圧および内部電圧の供給は停止される。リフレッシュ実行時において、必要な電源電圧および内部電圧を供給してリフレッシュを実行する。したがって、スタンバイサイクルにおいては、電源電圧および内部電圧の供給が停止されており、リーク電流経路は存在しない。
しかしながら、先の特許文献1に示されるように、メモリセルトランジスタとしてPチャネルMOSトランジスタが用いられる場合、このディープパワーダウンモード時においてスタンバイサイクル時、ワード線電圧を高電圧レベルに維持する必要がある。ワード線電圧が低下した場合、アクセストランジスタが導通し、キャパシタの蓄積電荷が流失し、メモリセルの記憶データが消失するためである。
前述の非特許文献1においては、一般的な混載DRAMのマクロ構成が示されているだけであり、スタンバイモード時の消費電流およびパワーダウンモードまたはディープパワーダウンモードの動作については何ら考察していない。
特許文献1においては、ワード線選択時のワード線選択電圧(負電圧)の不安定化および選択電圧(負電圧)発生部の消費電流について考察しているだけである。この特許文献1においては、パワーダウンモードまたはディープパワーダウンモードなどのスタンバイモードにおける消費電流を低減する構成については何ら考察していない。
特許文献2においては、パワーダウンモードにおいて、ワード線ドライバのリーク電流経路を遮断する。しかしながら、パワーダウンモード時において、リフレッシュに関連する回路として、ワード線ドライバへ常時高電圧が供給される。特許文献2は、ディープパワーダウンモードのように、リフレッシュに関連する回路に対しても電源電圧および内部電圧の供給を遮断する構成については何ら考察していない。また、ワード線ドライバへは、高電圧および接地電圧が供給されるだけである。高電圧、接地電圧および負電圧の3種類の電圧が供給されるドライバ構成において、スタンバイモード時の高電圧の電圧低下を抑制する構成については考慮していない。
また、特許文献2の構成においては、メモリセルトランジスタは、Nチャネルトランジスタである。通常、サブワード線に対して設けられるサブワード線ドライバは、対応のメインワード線の電圧に従ってサブワード線を駆動する。このサブワード線ドライバは、動作電源ノードにサブデコード信号を受ける。このサブデコード信号はスタンバイ状態においてはLレベルである。従って、スタンバイサイクル時に、メインワード線の電圧がリーク電流により低下して、サブワード線ドライバのトランジスタのゲート電位が低下しても、サブワード線の電位は、上昇することはない。すなわち、特許文献2の構成においては、スタンバイサイクル時にメインワード線の電圧が低下しても、メモリセルのアクセストランジスタが浅いオン状態となってメモリセルの記憶データが消失する状態は生じる可能性は小さい。この特許文献2は、電源電圧および内部電圧の供給が停止されるディープパワーダウンモード時のメモリセルのデータ保持特性については何ら考慮していない。
それゆえ、この発明の目的は、ディープパワーダウンモードなどの低消費電流スタンバイモード時における消費電流をメモリセルのデータ保持特性を劣化させることなく低減することのできる半導体記憶装置を提供することである。
この発明の他の目的は、スタンバイモード時における消費電力を低減することのできるロジックとの混載に適した半導体記憶装置を提供することである。
この発明に係る半導体記憶装置は、要約すれば、内部電圧の供給が停止されるディープパワーダウンモードのスタンバイサイクル時、ワード線に伝達される電圧を伝達する電圧線の電圧低下を抑制する手段を設け、応じて、メモリセルトランジスタのゲート電圧の低下を抑制するものである。
この発明に従う半導体記憶装置は、1つの実施の形態においては、複数のサブブロックと、少なくとも第1および第2の電圧を生成するとともに、データ保持が行なわれるスタンバイモード時のスタンバイサイクル時に第1および第2の電圧の生成を停止する電源回路とを含む。複数のサブアレイの各々は、行列状に配列される複数のメモリセルを有する。メモリセルは、各々、記憶データのリフレッシュが必要である。電源回路は、スタンバイモード時、データ保持のために複数のメモリセルに対して連続して実行されるバーストリフレッシュの完了後のスタンバイサイクル時に、第1および第2の電圧の生成を停止する。
この一実施の形態に従う半導体記憶装置は、さらに、電源回路からの第1の電圧を複数のサブアレイに共通に伝達する第1のグローバル電圧線と、電源回路からの第2の電圧を複数のサブアレイに共通に伝達する第2のグローバル電圧線と、各サブアレイに対応して設けられる複数の第1および第2のローカル電圧線と、各サブブロックに対応して配置される複数の電圧設定回路とを含む。
各第1のローカル電圧線は、第1のグローバル電圧線に結合され、グローバル電圧線からの電圧を対応のサブブロック内に伝達する。電圧設定回路は、サブブロック選択信号に従って選択的に対応のサブブロックに対して配置される第2のローカル電圧線の電圧を、第2のグローバル電圧線上の電圧レベルに設定する。
この発明の一実施の形態においては、さらに、固定電圧を複数のサブブロックに対して共通に伝達するグローバル参照電圧線と、各サブブロックに対応して配置される複数のローカル参照電圧線が設けられる。サブアレイにおいては、メモリセル行に対応してワード線が配置される。各ワード線は、対応の行のメモリセルに接続される。
各サブアレイに対応してワード線ドライブ制御回路が設けられる。このワード線ドライブ制御回路は、各ワード線に対応して設けられる複数のワード線ドライバを含む。各ワード線ドライバは、初段のプリドライブ段と、対応のワード線を駆動するドライブ段とを含む。プリドライブ段は、行選択信号に従って対応のローカル参照電圧線上の電圧と第1のローカル電圧線上の第1の電圧の間で変化する信号を生成する。ドライブ段は、このプリドライブ段の出力信号に従って、対応のワード線を、第1のローカル電圧線上の電圧と第2のローカル電圧線上の電圧の一方を伝達する。
スタンバイサイクル時、少なくともグローバル参照電圧線とローカル参照電圧線とが分離されるとともに、リーク電流における第1のローカル電圧線の電圧低下を抑制する。この電源制御は、ドライブ電源制御回路により実行される。
スタンバイサイクル時において、ワード線を非選択状態に維持する第1のローカル電圧線の電圧レベル低下を抑制している。したがって、スタンバイモードモードにおいて内部電圧および電源電圧の供給が停止され、第1のグローバル電圧線が実効的にフローティング状態とされる場合においても、電圧低下を抑制して、ワード線を非選択電圧レベルに維持することができる。応じて、メモリセルの記憶データが消失するのを防止することができ、リフレッシュ時間を短くする必要がなく、スタンバイモードとしてディープパワーダウンモードを利用して消費電流を低減することができる。
[全体の構成]
図1は、この発明に従う半導体記憶装置が適用されるシステムLSIの全体の構成を概略的に示す図である。図1において、システムLSI1においては、プロセッサ等のロジック回路LGC1およびLGC2と、メモリ回路MEM1−MEM3と、アナログ回路ANGとが同一半導体チップ上に集積される。メモリ回路MEM1−MEM3は、一例として、DRAM、SRAMおよび不揮発性RAMである。半導体チップ周辺にパッドPADが配置され、各回路ブロックに対し、ハイ側電源電圧VDDおよびロー側電源電圧GNDが個々に供給される。各回路ブロック個々にハイ側およびロー側電源電圧を供給することにより、各回路ブロックの動作を安定化させる。
このシステムLSI1が、LCD(液晶表示装置)のコントローラの場合、アナログ回路ANGが、カメラからのアナログ画像データをデジタル画像データに変換するA/D変換回路を含む。
メモリ回路MEM1は、大記憶容量のメモリであり、デジタル変換された画像データを格納する。メモリ回路MEM1は、一例として、大記憶容量のDRAMで構成される。メモリ回路MEM2は、たとえばSRAMであり、画素データの補間を行なう処理を実行するためのワーキング領域などとして利用される。メモリ回路MEM3は、たとえばフラッシュメモリなどの不揮発性RAMであり、撮影画像の保持領域として用いられる。
ロジック回路LGC2は、これらのメモリ回路MEM1−MEM3を利用して、図示しない液晶表示装置に対する画像の表示を実行する。
システムLSI1が、携帯機器に適用される場合、電池を電源として動作する。携帯機器において、たとえば携帯電話などにおいては待受け時間が長い。したがって、電池寿命の観点から、このようなスタンバイ状態時においても、できるだけ消費電流を低減することが要求される。本実施の形態においては、SRAMに匹敵する低消費スタンバイ電流を、データを保持しつつ実現する混載DRAMを提供する。以下、メモリ回路MEM1として集積されたDRAMの構成について説明する。
[実施の形態1]
図2は、この発明の実施の形態1に従うメモリ回路MEM1の全体の構成を概略的に示す図である。図2において、メモリ回路MEM1は、行列状に配列される複数のメモリセルを有するメモリアレイ15と、メモリアレイ15との間でデータの授受を行なうI/O部(入出力部:データパス)20と、メモリアレイ15のメモリセルを選択/非選択状態へ駆動するアレイ駆動制御部25とを含む。
メモリセルアレイ15およびアレイ駆動制御部25のより具体的な構成は後に説明する。ここでは、アレイ駆動制御部25において設けられるドライブ電源制御部27を代表的に示す。このドライブ電源制御部27の大部分の回路は、電源制御回路35から供給される電源電圧VDDTを動作電源電圧として受けるが、一部の回路は、外部電源電圧VDDを受けて、ディープパワーダウンモードのスタンバイサイクルの間、メモリアレイ15のメモリセルを非選択状態に維持する制御を行う。
I/O部20は、外部から、直接、ハイ側電源電圧VDDおよびロー側電源電圧GNDを動作電源電圧として受ける。このI/O部20は、メモリアレイ5に対する入出力データが64ビットの場合、64ビットの入力データDIN[63:0]および出力データQ[63:0]を外部ロジック(図1に示すロジック回路LGC2またはLGC1)との間で送受する。
I/O部20は、また、電源管理部40から出力される制御信号(パワーダウン指示信号)PD、/PDを受ける。これらのパワーダウン指示信号PD、および/PDに応答して、I/O部20に対する外部電源電圧VDDおよびGNDの供給が制御される。
メモリ回路MEM1は、さらに、メモリアレイ15、アレイ駆動制御部25およびI/O部20の動作を制御する制御部30と、アレイ駆動制御部25および制御部30に対して動作電源電圧および内部電圧を供給する電源制御回路35とを含む。
制御部30においては、メモリアレイ15におけるデータの書込/読出を制御する制御信号を発生する回路が含まれるが、図2においては、メモリアレイ15に含まれるメモリセルの記憶データのリフレッシュ時にリフレッシュアドレスを生成するリフレッシュアドレスカウンタ11を代表的に示す。リフレッシュ動作時、制御部30は、電源管理部40から出力されるリフレッシュ指示信号/SREFに応答して、電源管理部40からの内部クロック信号intCLKに同期してリフレッシュ動作を実行するようにアレイ駆動制御部25に対して指示を与える。
制御部30は、データの外部アクセスが行われる通常動作モード時においては、コマンドCMDおよびアドレスADDに従って、内部クロック信号intCLKに同期して、アレイ駆動制御部25およびI/O部20の動作を制御して、コマンドCMDが指定する動作を実行させる。I/O部20は、また、メモリアレイの選択されたメモリセルのデータの書込および読出を制御部30の制御の下に実行する。
電源制御回路35は、外部からのハイ側電源電圧VDDおよびロー側電源電圧GNDを受け、後に説明する電源管理部40からの指示に従って、内部電圧VPP、VBB、VCP、VBL、およびVDDTを、メモリアレイ15、アレイ駆動制御部25および制御部30に対して供給する。なお、この電源制御回路35へは、ハイ側電源電圧として、I/O部20に供給されるハイ側電源電圧VDDと同一電圧レベルの電圧が供給されるように示す。しかしながら、ハイ側電源電圧VDDに代えて、この電源電圧VDDよりも高い電源電圧VDDHが、供給されてもよい。
電源管理部40は、メモリ回路MEM1における電源供給を管理するために周辺回路としてたとえばロジック回路等に設けられる。したがって、メモリ回路MEM1においては、電源管理部40をのぞく回路部、すなわちメモリアレイ15、アレイ駆動制御部25、I/O部20、制御部30、および電源制御回路35が、DRAMマクロ(以下、DRAMコアと適宜称す)として、システムLSI内に配置される。
電源管理部40は、システムLSI全体の動作タイミングを決定するロジック回路(ロジック回路LGC2)内に設けることは特に要求されない。電源管理部40は、DRAMコアと同一半導体チップ上に、DRAMコアの周辺に配置されていればよい。
電源管理部40は、スタンバイモード指示信号STBYおよびクロック信号CLKに従って、I/O部20および電源制御回路35の電源供給を制御するとともに、制御部30に対して内部クロック信号intCLKを供給し、またメモリアレイ15に対してリフレッシュ動作を指示するリフレッシュ指示信号/SREFを出力する。電源管理部40は、また、スタンバイモード指示信号STBYのアサート時、与えられたクロック信号CLKを内部でカウントし、リフレッシュ指示信号/SREFを、予め設定された所定のリフレッシュ時間に基づいて所定のタイミングで出力する。
この電源管理部40は、さらに、スタンバイモード指示信号STBYのアサートに従ってパワーダウン指示信号PD、/PDをアサートしてI/O部20に与える。
後にその構成は詳細に説明するが、電源制御回路35は、電源管理部40から与えられる制御信号(ウェークアップ信号)ALIVE(/ALIVE)に応答して、各内部電源電圧および内部電圧を発生する回路部へのハイ側電源電圧VDDの供給を制御する。
電源制御回路35は、各種内部電圧を発生する回路に加えて、さらに、リフレッシュ動作の頻度を規定するリフレッシュクロックPHYを発行するクロック発生回路12と、内部電源電圧が所定の電圧レベルにあるかを検知するレベル検知回路13とを含む。
リフレッシュクロック発生回路12は、DRAMコアのスタンバイモード(ディープパワーダウンモード)時、リフレッシュクロックPHYを連続的に発生させる。リフレッシュクロックPHYは、リフレッシュ動作を実行するサイクルを規定する。このリフレッシュクロックPHYに従って、DRAMコア(メモリ回路MEM1)において、アレイ駆動制御部25に含まれる行選択に関連するロウ系回路が動作し、メモリセルの記憶データのリフレッシュを実行する。
レベル検出回路13は、内部電源電圧VDDTのレベルを検出し、所定電圧レベル以上のときに電源レディー信号PWR_RDYをアサートする。この電源レディー信号PWR_RDYにより、低消費電流スタンバイモード(ディープパワーダウンモード;以下、単にスタンバイモードと称するときは、特に断らない限り、このディープパワーダウンモードを示す)。
制御部30に含まれるリフレッシュアドレスカウンタ11は、リフレッシュモード指示信号/SREFのアサート時、電源管理回路40から与えられる内部クロック信号intCLKに同期してリフレッシュアドレスを更新してアレイ駆動制御部25に与える。このリフレッシュアドレスにより、リフレッシュ対象のメモリセルが指定される。
アレイ駆動制御部25は、このリフレッシュ実行時、制御部30に含まれるリフレッシュアドレスカウンタ11から与えられるリフレッシュアドレスに基づいて、メモリアレイ15の対応のアドレスのメモリセルに対してリフレッシュ動作を実行する。
なお、以下の各実施の形態においては、外部データの入出力を行なわずにデータ保持のみが行なわれるスタンバイモードについて説明する。一般的な、外部データ書込および外部データ読出の動作の詳細な説明は、省略する。
図3は、図2に示すI/O部(データバス)20の構成を概略的に示す図である。図3において、I/O部20は、グローバルデータ線のプリチャージおよび冗長置換等の制御を行なうデータ線制御部41と、外部からの書込データに従って内部書込データを生成してグローバルデータバスを介してローカルデータ線対LIOPへ伝達する書込ドライバ42と、この選択メモリセルから読出されたデータを増幅する読出アンプ43と、読出アンプ43により増幅されたデータをさらに増幅して外部出力データを生成する出力部44とを含む。
これらの回路41−44は、ハイ側ローカル電源線(以下、単にローカル電源線と称する)IVL1とロー側ローカル電源線(以下、ローカル接地線と称す)IGL1とから動作電源電圧を供給される。
ローカル電源線IVL1は、PチャネルMOSトランジスタPT1を介して外部ハイ側電源電圧VDDを受ける。ローカル接地線IGL1は、NチャネルMOSトランジスタNT1を介して外部からのロー側電源電圧VSS(接地電圧GND)を受ける。MOSトランジスタPT1およびNT1は、それぞれ、パワーダウン指示信号PDおよび/PDのアサート時にオフ状態となり、ローカル電源線IVL1およびローカル接地線IGL1を高抵抗状態(フローティング状態)に維持する。
出力部44は、その最終出力段に、常時、接地電圧VSS(GND)が与えられ、パワーダウン指示信号PDがアサートされると、その出力ノードを接地電圧GNDレベルに固定する。これにより、ロジック回路等に対する出力配線がフローティング状態となり、不安定な状態となるのを防止する。
パワーダウンモード時においては、これらの回路ブロック41−44においては、ハイ側電源ノードから接地ノードへ電流が流れる経路は遮断され、消費電流が低減される。
図4は、図2に示す電源制御回路35に含まれる内部電圧を生成する部分の構成を概略的に示す図である。図4において、電源制御回路35は、内部電圧VPP、VBB、VCP、VBLおよびVDDTをそれぞれ生成する回路51−55を含む。VPP発生回路51およびVBB発生回路52は、たとえば、チャージャポンプ回路で構成され、キャパシタのチャージャポンプ動作により、所定の電圧レベルの昇圧電圧(高電圧)VPPおよび負電圧VBDを発生する。
VCP発生回路53およびVBL発生回路54は、それぞれ、メモリセル構造により決定される最適な電圧、および、メモリアレイ電源電圧VDDTの1/2倍の中間電圧を、それぞれセルプレート電圧VCPおよびビット線プリチャージ電圧VBLとして生成する。
VDDT発生回路55は、たとえば、降圧回路(VDC)で構成され、基準電圧が規定する電圧レベルにメモリアレイ電源電圧VDDTの電圧レベルを設定する。この内部電圧発生回路においては、さらに、基準電圧発生回路56が設けられる。基準電圧発生回路56からの基準電圧VREFに従って、各回路51−55の生成する電圧の電圧レベルが設定される。図4においては、基準電圧発生回路66は、1つの基準電圧VREFを発生するように示す。しかしながら、各回路において、生成する電圧のレベルに応じて、異なる電圧レベルの基準電圧が与えられる。
これらの発生回路51−56は、ローカルハイ側電源線(ローカル電源線と以下称す)IVL2およびローカルロー側電源線(以下、ローカル接地線と称す)IGL2上の電圧を動作電源電圧として受ける。ローカル側電源線IVL2は、PチャネルMOSトランジスタPT2を介して外部ハイ側電源ノードへ供給される。この外部ハイ側電源ノードへは、外部電源電圧VDDまたはVDDHが与えられる。ローカル接地線IGL2は、NチャネルMOSトランジスタNT2を介してロー側電源ノード(接地ノード)に結合される。
これらのMOSトランジスタPT2およびNT2は、ウェークアップ信号ALIVEのアサート時導通し、ローカル電源線IVL2およびローカル接地線IGL2に、それぞれハイ側電源電圧VDDおよびロー側電源電圧VSS(接地電圧GND)を伝達する。ウェークアップ信号ALIVEのネゲート時においては、MOSトランジスタPT2およびNT2はオフ状態であり、ローカル電源線IVL2およびローカル接地線IGL2は、それぞれ外部ハイ側電源ノードおよび外部ロー側電源(接地)ノードから分離される。したがって、パワーダウンモード時において、ウェークアップ信号ALIVEがネゲートされると、内部電圧発生回路においてハイ側電源ノードからロー側電源(接地)ノードへ電流が流れる経路は、遮断される。
各内部電源電圧発生回路の発生する電源電圧が所定電圧レベルに到達したかを、図2に示すレベル検出回路13により検出し、図2に示す電源レディー信号PWR_RDYがアサートされて、メモリ回路に対するリフレッシュ動作または外部アクセスが許可される。
図5は、図2に示すメモリアレイ15の構成の一例を概略的に示す図である。図5において、メモリアレイ15は、複数のサブメモリアレイブロックMA0−MAkに分割される。これらのサブメモリアレイブロックMA0−MAk各々において、メモリセルが行列状に配列される。
サブメモリアレイブロックMA0−MAkに対応してセンスアンプ帯SA0−SAk+1が設けられる。これらのセンスアンプ帯SA1−SAkは、隣接サブメモリアレイブロックにより共有される。センスアンプ帯SA0およびSAk+1は、それぞれ、サブメモリアレイブロックMA0およびMAkに対して設けられる。1つのサブメモリアレイブロックMAi(i=0−k)の両側に配置されるセンスアンプ帯により、サブメモリアレイブロックMA0iのメモリセルデータの検知および増幅が行なわれる。
図2に示すアレイ駆動制御部25は、メモリアレイ15に対して設けられる行デコード回路60および列デコード回路62を含む。行デコード回路60は、アドレス信号ADDに含まれるロウアドレスビットRA0−RAiに従って、サブメモリアレイブロックMA0−MAkにおける行選択動作を実行する。この行デコード回路60により、1または複数のサブメモリアレイブロックが並行して選択され、選択サブメモリアレイブロック内において、メモリセル行の選択およびメモリセルデータの検知および増幅が行なわれる。
列デコード回路62は、アドレス信号ADDに含まれる列アドレスビットCA0−CAiに従って、サブメモリアレイブロックMA0−MAkに共通に列選択信号を生成する。
図6は、図5に示すサブメモリアレイブロックMAjおよびセンスアンプ帯SAjの構成を概略的に示す図である。図6において、サブメモリアレイブロックMAjにおいて、メモリセルMCが行列状に配列される。メモリセルMCの各行に対応してワード線WLが配置され、メモリセルの各列に対応してビット線対BL、/BLが配置される。
センスアンプ帯SAjにおいては、ビット線対BL、/BL各々に対応して、列選択ゲート21、センスアンプ22およびイコライザ23が設けられる。列選択ゲート21は、列デコード回路62から列選択線CSL上に伝達される列選択信号に従って導通し、導通時、対応のビット線BLおよび/BLを、ローカルデータ線LIOおよび/LIOに電気的に接続する。ローカルデータ線LIOおよび/LIOは、ローカルデータ線対LIOPを構成し、1ビットのデータを転送する。このローカルデータ線対LIOPが、サブメモリアレイブロックMA0−MAkに共通に設けられるグローバルデータバスに結合される(この部分は示していない)。
センスアンプ22は、交差結合されるインバータ対を含み、センスアンプ活性化信号SEおよび/SEに従って活性化され、対応のビット線BLおよび/BLの電圧差を検知し、増幅し、ラッチする。イコライザ23は、ビット線イコライズ指示信号BLEQに従って、対応のビット線BLおよび/BLへ中間電圧VBLを供給し、かつ中間電圧レベルにイコライズする。
列デコード回路62およびセンスアンプ22へは、ハイ側電源電圧として、電源電圧VDDTが与えられる。行デコード回路60へは、高電圧VPPおよび負電圧VBDが、ハイ側およびロー側電源電圧として供給される。
図7は、図6に示すメモリセルMCの構成の一例を示す図である。図7において、メモリセルMCは、キャパシタCCと、アクセストランジスタATとを含む。キャパシタCCは、PチャネルMOSトランジスタで構成され、そのゲートにセルプレート電圧VCPを受け、不純物領域が共通にソースノードSNに接続される。アクセストランジスタATも、同様、PチャネルMOSトランジスタで構成され、ワード線WL上の信号電圧に従って選択的に導通し、導通時、ストレージノードSNを対応のビット線BLに電気的に接続する。
メモリアレイにおいて、メモリセルMCは、ワード線WLとビット線BLおよび/BLの一方の間に接続される。ビット線BLおよび/BLが、いわゆる折返しビット線構成を有する。このメモリセルMCは1ビットのデータを記憶する。しかしながら、2セル/ビット−DRAM(ツインセルRAM)などのように、ビット線BLおよび/BLにそれぞれ接続される2つのメモリセルにより1ビットのデータを記憶する構成が用いられてもよい。
汎用DRAMにおいては、メモリセルキャパシタCCの占有面積を低減するため、三次元構造にメモリセルキャパシタが形成され、その製造プロセスの工程が複雑化している。一方、混載DRAMは、CMOSプロセスをベースとするロジック回路と同一半導体チップ上に形成される。したがって、ロジック回路と混載DRAMは、同一の製造プロセスを用いて形成することが要求される。また、ロジック回路部とのDRAMコアのメモリセルアレイ部との段差をできるだけ小さくすることが必要とされる。このため、メモリセルキャパシタとして、PMOSトランジスタを用い、いわゆるプレーナ型キャパシタを利用する。アクセストランジスタATが、PチャネルMOSトランジスタで構成される。
アクセストランジスタATは、ロジック回路と同一製造プロセスで構成されるロジックトランジスタ(ロジック回路のトランジスタと同一構造のトランジスタ)である。プロセスの微細化に伴って、混載DRAMにおいて素子サイズが低減されると、アクセストランジスタATのサイズも低減され、応じて、しきい値電圧の絶対値が低下し、オフリーク電流を無視することができなくなる。このため、ワード線WLは、非選択時に高電圧VPPレベルに設定され、選択時に負電圧VBBLレベルに設定される。アクセストランジスタATのしきい値電圧の絶対値をVthpとすると、この電圧VBBは、以下のレベルに設定される。
VBB=GND−Vthp.
通常、しきい値電圧の絶対値Vthpは、0.2ないし0.5Vの範囲である。ビット線BL(および/BL)の電圧振幅は、ハイ側電源電圧(以下、電源電圧と称す)VDDTとロー側電源電圧(以下、接地電圧と称す)GNDの間である。したがって、ワード線WLを選択時に負電圧VBBレベルに設定することにより、ビット線BL上の接地電圧GNDレベルの電圧をストレージノードSNに伝達することができる。一方、ワード線WLの非選択時、その電圧レベルをメモリアレイ電源電圧VDDTよりも適当に高い電圧VPPに設定する。これにより、ストレージノードSNおよびビット線BLの電圧レベルがメモリアレイ電源電圧VDDTの場合であっても、アクセストランジスタATのゲート−ソース間は逆バイアス状態とされ、オフリーク電流を抑制する。
ストレージノードSNに、記憶データに応じた電荷が蓄積される。MOSキャパシタをメモリセルキャパシタCCとして利用する場合、ストレージノードSNは、チャネル領域に形成される反転層を含む(Hデータ記憶時)。Lデータ記憶時、メモリセルキャパシタCCは、容量値が小さくなる。したがって、このメモリセルキャパシタCCの保持電荷を保持するには、アクセストランジスタATのオフリーク電流を十分に抑制することが必要となる。このメモリセルキャパシタCCの保持電荷が、リーク電流により流出するため、所定期間で、リフレッシュ動作が行なわれ、記憶データの再書込が行なわれる。
このリフレッシュ動作においては、以下の動作が行われる。図2に示す制御部30に含まれるリフレッシュアドレスカウンタ11が、リフレッシュクロックPHYに同期してカウントアップ動作を行なうことにより、リフレッシュアドレスを生成する。このリフレッシュアドレスに従って、メモリアレイ15においてワード線WLが1または複数本単位で順次選択され、選択行のメモリセルキャパシタCCと対応のビット線BLまたは/BLが電気的に結合される。ビット線BLおよび/BLは、このデータの内部読出時、イコライズ23によるプリチャージ電圧VBLへのプリチャージは完了している。したがって、ワード線選択時、このビット線BLおよび/BLの電圧レベルが、メモリセルMCの記憶データに応じてプリチャージ電圧VBLから変化する。センスアンプ22をセンスアンプ活性化信号SEおよび/SEにより活性化させ、このビット線BLおよび/BLの電圧差を検知し増幅する。高電位側のビット線がセル電源電圧VDDTレベルにまで駆動され、他方の低電位側のビット線が、接地電圧GNDレベルまで駆動される。このセンスアンプ22によるビット線BLおよび/BLの電圧のフルスイングにより、アクセストランジスタATを介して再びストレージノードSNに、メモリ電源電圧VDDTまたは接地電圧GNDが伝達される。これにより、メモリセルMCの記憶データをリフレッシュすることができる。
図8は、図5および図6に示す行デコード回路の構成を概略的に示す図である。図8において、メモリアレイは、複数のサブブロックMB0−MBkに分割される。サブブロックMB0−MBkは、その内部構成は同一であるため、図8においては、サブブロックMB0における行選択に関連する部分の構成を代表的に示す。
サブブロックMB0において、ワード線WL<0>−WL<m>が設けられる。行デコード回路は、行デコーダ64と、ワード線WL<0>−WL<m>それぞれに対応して設けられるワード線ドライバWV0−WLmとを含む。選択サブブロックにおいて1つのワード線が選択状態へ駆動される。ここで、選択ワード線の電圧レベルは、負電圧VBBレベルである。
電源制御回路35からの高電圧VPPは、ノード65を介してサブブロックMB0−MBkに共通に、グローバル高電圧線(第1のグローバル電圧線)66を介して与えられる。サブブロックMB0−MBk各々において、高電圧ノード65からグローバル高電圧線66を介して高電圧VPPを受け、内部のローカル高電圧線(第1のローカル電圧線)67上に伝達する。
一方、電源制御回路35からの負電圧VBBは、ノード68からグローバル負電圧線(第2のグローバル電圧線)69を介してサブブロックMB0−MBk各々に供給される。サブブロックMB0−MBk各々においては、負電圧VBBは、負電圧設定回路70を介してローカル負電圧線71および行デコーダ64に伝達される。この負電圧設定回路70へは、また、グローバル接地線(グローバル参照電圧線)72を介してロー側電源電圧VSS(接地電圧GND)が与えられる。
負電圧設定回路70は、対応のサブブロックが選択された場合、このサブブロック内のローカル負電圧線(第2のローカル電圧線)71に、グローバル負電圧線69からの負電圧VBBを供給する。対応のサブブロックの非選択時には、負電圧設定回路70は、対応のローカル負電圧線71の上限の電圧レベルをロー側電源電圧レベル(VSS+Vthn;VthnはNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧)以下にクランプする。
選択されたサブブロックに対してのみ、負電圧VBBを供給して、アドレス指定された行に対応するワード線上に負電圧VBBを伝達することにより、負電圧VBBについての消費電流を低減する。
ローカル負電圧線71およびローカル高電圧線67は、それぞれワード線ドライバWV0−WVmに結合され、それぞれロー側およびハイ側動作電源電圧を供給する。
サブブロックMB0−MBk各々において、さらに、図2に示すドライブ電源制御回路27に含まれる高圧電源制御回路75が設けられる。高圧電源制御回路75は、モード指示信号MODEがパワーダウンモード時のスタンバイサイクルを示すとき、ローカル高電圧線67の電圧低下を抑制するように、電源接続構成を調整する。高圧電源制御回路75は、後にその詳細構成は説明するが、ワード線ドライバWV0−WVmを介してワード線WL<0>−WL<m>上の高電圧VPPがリークして低下するのを抑制する。
図9は、図8に示す負電圧設定回路70の構成の一例を示す図である。図9において、負電圧設定回路70は、サブブロック選択信号RBSを受けるインバータIV1と、インバータIV1の出力信号を受けるインバータIV2と、インバータIV2の出力信号に従ってグローバル負電圧線69をローカル負電圧線71に結合するNチャネルMOSトランジスタNQ3と、ローカル負電圧線71の電圧VNEGBをクランプするNチャネルMOSトランジスタNQ4を含む。
インバータIV1は、メモリセル電源電圧VDDTとグローバル接地線72上のロー側電源電圧(以下、接地電圧と称す)VSSを動作電源電圧として受ける。インバータIV1は、PチャネルMOSトランジスタPQ1およびNチャネルMOSトランジスタNQ1を含む。MOSトランジスタNQ1のバックゲートは、グローバル接地線72に結合される。
インバータIV2は、PチャネルMOSトランジスタPQ2とNチャネルMOSトランジスタNQ2とを含み、メモリセル電源電圧VDDTおよびグローバル負電圧線69上の負電圧VBBを動作電源電圧として受ける。MOSトランジスタNQ2のバックゲートは、また、グローバル負電圧線69に結合される。
NチャネルMOSトランジスタNQ3は、そのバックゲートがグローバル負電圧線69に接続され、インバータIV2の出力信号がHレベルのとき導通し、負電圧VBBを、ワード線ドライバのロー側電源電圧VNEGBとしてローカル負電圧線71上に伝達する。
NチャネルMOSトランジスタNQ4は、ゲートおよびドレインが、ローカル負電圧線71に接続され、そのソースがローカル接地線77上の接地電圧VSS1を受ける。このローカル接地線77は、図8に示す高圧電源制御回路75により、グローバル接地線72との接続が切換えられ、また、その電圧レベルが調整される(この構成については後に説明する)。したがって、MOSトランジスタNQ4は、そのしきい値電圧をVthnとすると、ローカル負電圧線71の電圧VNEGBの上限電圧を、電圧VSS1+Vthnに設定する。このMOSトランジスタNQ4のクランプ動作により、スタンバイサイクル時においてローカル負電圧線71上の電圧VNEGBが、リーク電流により上昇して、ワード線ドライバにおいて誤動作が生じるのを防止する。
対応のサブブロックが非選択状態(スタンバイ状態)のとき、ブロック選択信号RBSはLレベルである。この状態においては、インバータIV1において、MOSトランジスタPQ1がオン状態、MOSトランジスタNQ1がオフ状態である。したがって、インバータIV1の出力信号は、メモリセル電源電圧VDDTレベルのHレベルとなる。インバータIV2においては、したがって、MOSトランジスタPQ2がオフ状態、MOSトランジスタNQ2がオン状態であり、負電圧VBBレベルの信号がインバータIV2から出力される。この状態においては、MOSトランジスタNQ3は、ゲートおよびソースが同一電圧レベルでありオフ状態にされ、ローカル負電圧線71とグローバル負電圧線69とは分離される。この状態においては、前述のように、ローカル負電圧線71上の電圧VNEGBの電圧の上限値が、VSS1+Vthnにクランプされる。
ブロック選択信号RBSがHレベルであり、対応のサブブロックにおいて、メモリセルの選択動作が行なわれるとき、インバータIV1の出力信号は接地電圧VSSレベルのLレベルとなる。MOSトランジスタNQ2のしきい値電圧は、|VSS−VBB|以上であり、MOSトランジスタNQ2は、この状態ではオフ状態となる。インバータIV2の出力信号はメモリセル電源電圧VDDTレベルとなり、MOSトランジスタNQ3がオン状態となる。応じて、ローカル負電圧線71とグローバル負電圧線69が電気的に結合され、ローカル負電圧線71上の電圧(以下、ローカル負電圧と称す)VNEGBが、負電圧VBBレベルに設定される。このときには、MOSトランジスタNQ4は、ゲート−ソース間が逆バイアス状態であり、オフ状態を維持する。
図10は、図8に示す行デコーダ60およびワード線ドライバW0−WVmの構成の一例を示す図である。図10においては、1つのワード線WLに対応して設けられる構成を代表的に示す。
行デコーダ64は、ワード線WL各々に対応して設けられる単位デコーダDECを含む。この単位デコーダDECは、ロウプリデコード信号XaおよびXbを受ける2入力NANDゲートNG1と、プリデコード信号Xcに従ってNANDゲートNG1の出力信号をノードNAに伝達するNチャネルMOSトランジスタNQ10を含む。
プリデコード信号Xa−Xcは、図示しないプリデコード回路(たとえば図2に示す制御部30に含まれる)においてアドレス信号ADDをプリデコードして生成される。プリデコード信号Xa−Xcは、それぞれ、メモリセル電源電圧VDDTと接地電圧VSSの間で変化する。NANDゲートNG1には、ハイ側電源電圧としてメモリセル電源電圧VDDTが供給される。
ワード線ドライバWVは、リセット信号RST_nに従ってノードNAを高電圧VPPレベルにプリチャージするPチャネルMOSトランジスタPQ10と、ノードNAおよびNBの高電位のノードの電位をラッチする交差結合されるPチャネルMOSトランジスタPQ11およびPQ12を含む。この高電圧VPPは、各サブブロックに対応して配置されるローカル高電圧線67を介して供給される。リセット信号RST_nは、スタンバイ状態においてLレベルに設定される。
MOSトランジスタPQ11は、ローカル高電圧線67とノードNAの間に接続されかつそのゲートがノードNBに接続される。MOSトランジスタPQ12は、ローカル高電圧線67とノードNBの間に接続され、そのゲートがノードNAに接続される。
ワード線ドライバWVは、さらに、ノードNAの電位に従ってノードNBとローカル接地線77とを電気的に結合するNチャネルMOSトランジスタNQ11と、ブロック選択回路80の出力信号に従ってノードNBの電圧を伝達するPチャネルMOSPQ13と、MOSトランジスタPQ13を介して伝達される信号に従ってワード線WLを駆動するドライブ段DSGを含む。
ブロック選択回路80は、ブロック選択信号RBSとワード線駆動タイミング信号ASDがともにアサートされると、Lレベルの信号を出力する。ブロック選択信号は、例えば、図2に示す制御部30に含まれるブロックデコーダからアドレス信号をデコードして生成される。
ワード線ドライブ段DSGは、ノードNBの電圧に従ってワード線WLをローカル高電圧線67に電気的に結合するPチャネルMOSトランジスタPQ14と、交差結合されるNチャネルMOSトランジスタNQ12およびNQ13と、ワード線WLとローカル接地線(ローカル参照電圧線)77の間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ14およびNQ15を含む。
MOSトランジスタNQ12は、ローカル負電圧線71とMOSトランジスタPQ13の間に接続されかつそのゲートがワード線WLに接続される。MOSトランジスタNQ13は、ワード線WLとローカル負電圧線71との間に接続されかつそのゲートがMOSトランジスタPQ13に結合される。MOSトランジスタNQ12およびNQ13のバックゲート(基板領域)へは、グローバル負電圧線69からの負電圧VBBが供給される。
MOSトランジスタNQ14は、ノードNBの電圧レベルに従って再び導通し、MOSトランジスタNQ15は、ブロックデコード80の出力信号に従って選択的に導通する。これらのMOSトランジスタNQ14およびNQ15のバックゲートにも、グローバル負電圧線69からの負電圧VBBが供給される。
図11は、図10に示す単位デコーダDECおよびワード線ドライバWDのワード線選択時の動作を示す信号波形図である。以下、図11を参照して、図10に示すワード線選択部の動作について説明する。
スタンバイ状態においては、リセット信号RST_nはLレベルである。以下の説明において、スタンバイ状態は、通常動作モード時のスタンバイサイクルおよびディープパワダウンモード時のリフレッシュ期間の間のスタンバイサイクル両者を示す。
スタンバイ状態においては、プリデコード信号XcもLレベルであり、単位デコーダDECにおいて、MOSトランジスタNQ10はオフ状態である。したがって、ローカル高電圧線67上の高電圧VPPが、MOSトランジスタPQ10のしきい値電圧の絶対値以上あればMOSトランジスタPQ10がオン状態となり、ノードNAが、ローカル高電圧線67上の電圧VPPレベルにプリチャージされる。なお、このワード線ドライバの説明では、説明を簡単にするため、高電圧VPPの電圧レベルは、メモリセル電源電圧VDDTよりも高い電圧レベルに安定に維持されており、また、負電圧VBBおよびVNEGBも、その電圧レベルは安定に維持されている場合を考える。
ブロック選択回路80の出力信号は、ブロック選択信号RBSがLレベルであるため、Hレベルである。したがって、MOSトランジスタPQ13はオフ状態である。ノードNBは、ノードNAが高電圧VPPレベルであるため、MOSトランジスタNQ11により、ローカル接地線77上の電圧VSS1(=VSS)レベルである。ノードNBのLレベルの電圧に従って、MOSトランジスタPQ14がオン状態となり、ワード線WLは、ローカル高電圧線67に電気的に結合され、その電圧レベルは、高電圧VPPレベルである。ノードNCは、ブロック選択回路80の出力信号に従ってHレベル(メモリセル電源電圧VDDTレベル)であり、MOSトランジスタNQ15はオン状態である。しかしながら、MOSトランジスタNQ14は、ノードNB上の電圧に従ってオフ状態であり、ワード線WLは高電圧VPPレベルに充電される。
このとき、MOSトランジスタNQ12がオン状態、MOSトランジスタNQ13がオフ状態である。したがって、ワード線WLからMOSトランジスタNQ13を介してのローカル負電圧線71へのリーク経路は遮断されまたワード線WLからローカル接地線77へのリーク経路も遮断される。MOSトランジスタNQ12のドレインノードは、ローカル負電圧VNEGBレベルに維持される。
外部から、メモリセル選択指示が与えられるとアクティブサイクルが始まる。このアクティブサイクルが始まると、リセット信号RST_nが高電圧VPPレベルに駆動され、ワード線ドライバWVにおいてMOSトランジスタPQ10がオフ状態となる。また、与えられたアドレス信号に含まれるブロックアドレスに従ってブロック選択信号RBSが、選択サブアレイブロックに対してアサートされ、その電圧レベルが、メモリセル電源電圧VDDTレベルに上昇する。しかしながら、このときにはまだ、ワード線駆動タイミング信号ASDはネゲート状態であり、ブロック選択回路80の出力信号はHレベルである。
次いで、プリデコード信号XaおよびXbが確定状態となり、その後、プリデコード信号Xcが確定状態となる。これらのプリデコード信号Xa−XcがすべてHレベルのとき、対応のワード線が指定される。この状態において、単位デコーダDECにおいて、MOSトランジスタNQ10がオン状態となり、ノードNAが、NANDゲートNG1により、Lレベル(接地電圧レベル)に駆動される。応じて、ワード線ドライバWVにおいてMOSトランジスタPQ12がオン状態へ移行し、ノードNBの電圧レベルが高電圧VPPレベルに上昇し、ドライブ段DSGのMOSトランジスタPQ14がオフ状態となる。このとき、また、ノードNBのHレベルの電圧に従って、MOSトランジスタNQ14がオン状態となり、ワード線WLが、ローカル負電圧線77に結合され、その電圧レベルが接地電圧(VSS1=VSS)にまで放電される。
続いて、ワード線駆動タイミング信号ASDがアサートされ、ブロック選択回路80の出力信号がLレベルとなり、MOSトランジスタNQ15がオフ状態となる。ノードNBは高電圧VPPレベルであり、MOSトランジスタPQ13がオン状態となり、MOSトランジスタNQ13のゲート電圧が高電圧VPPレベルのHレベルとなる。これにより、ワード線WLが、ローカル負電圧線71上の負電圧VNEBGレベルまで駆動される。
このワード線WLの負電圧レベルへの駆動時、ブロック選択回路80の出力信号に従って、MOSトランジスタNQ15がオフ状態である。したがって、ワード線WLとローカル接地線77とは分離されており、負電圧VBBが接地線に伝達されるのが防止される。
負電圧VBBと接地電圧VSS1(=VSS)の電圧差の絶対値は、MOSトランジスタNQ15のしきい値電圧以下である。従って、たとえMOSトランジスタNQ15にワード線WLから負電圧VBBが伝達されても、MOSトランジスタNQ15はオフ状態を維持する。
この状態で、ワード線WLに接続されるメモリセルのアクセストランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ)が導通し、メモリセルデータの読出または書込が実行される。
アクティブサイクルが完了すると、ブロック選択信号RBSがネゲートされ、またプリデコード信号Xa−XcもLレベルに立下がり、またワード線駆動タイミング信号ASDのネゲートされる。これにより、単位デコーダDECにおいてMOSトランジスタNQ10がオフ状態となり、また、ノードNAが、MOSトランジスタPQ10により高電圧VPPレベルに充電される。応じて、MOSトランジスタNQ11がオン状態、MOSトランジスタPQ12がオフ状態となり、ノードNBがローカル負電圧線77上の電圧(VSS1=VSS)に放電される。ドライブ段DSGのMOSトランジスタPQ14がオン状態となり、ワード線WLが再び高電圧VPPレベルに駆動される。このとき、ブロック選択回路80の出力信号はHレベルであり(メモリセル電源電圧レベル)、MOSトランジスタPQ13はオフ状態を維持する。
MOSトランジスタNQ12がワード線WLの電位に従ってオン状態となり、MOSトランジスタNQ13のゲートへ負電圧VNGBが伝達されてオフ状態となる。これにより、ワード線WLは、高電圧VPPレベルに維持される。
なお、MOSトランジスタNQ15において、バックゲートに負電圧VBBが与えられている。したがって、MOSトランジスタNQ15のバックゲート−ソース間のPN接合が順方向にバイアスされるのを防止するために、負電圧VBBと接地電圧VSS1の電圧レベルは、PN接合のビルトイン電圧以下の電圧レベル(たとえば0.2〜0.6V)のレベルに設定される。
また、アクティブサイクル時、プリデコード信号XcがHレベルであり、かつプリデコード信号XaおよびXbの少なくとも一方がLレベルのときには、NANDゲートND1の出力信号はメモリ電源電圧VDDTレベルのHレベルである。このとき、ノードNAのHレベルの電圧に従ってMOSトランジスタNQ11がオン状態となり、ノードNBが接地電圧レベルに維持され、応じてMOSトランジスタPQ11がオン状態となる。したがって、ノードNAは、高電圧VPPレベルに維持される。単位デコーダDECにおいてMOSトランジスタNQ10のゲートは、メモリセル電源電圧VDDTレベルである。したがって、ノードNAが高電圧VPPレベルに駆動されても、MOSトランジスタNQ10がデカップルトランジスタとして動作し、高電圧VPPがノードNAから単位デコーダDECのNANDゲートNG1の出力部へ伝達されるのは防止される。
図10に示すワード線ドライバWVの構成においては、ワード線WLの選択状態への移行時、接地電圧レベルおよび負電圧レベルの2段階の駆動を行なっている。これにより、ワード線WL上の高電圧VPPによる充電電荷が、ローカル負電圧線71へ流れ込み、この負電圧VNEGBにノイズが発生するのを抑制する。また、ワード線選択時の放電電流を吸収するために、負電圧発生回路の消費電流が増大するのを抑制する。
[ワード線駆動部の変更例]
図12は、図8に示す行デコーダ64およびワード線ドライバWV0−WVmの変更例の構成を示す図である。図12に示す行デコーダ64においては、単位デコーダDECに対し、ブロック選択信号RBSが与えられる。ブロック選択信号RBSがアサートされたサブアレイブロックにおいて単位デコーダDECがイネーブルされて、プリデコード信号のデコードを行なう。
ワード線ドライバWV0においては、ドライブ段DSG前段のPチャネルMOSトランジスタPQ13のゲートが、ローカル接地線77に結合される。また、ワード線WLに対しては、接地電圧へ放電するNチャネルMOSトランジスタNQ14およびNQ15は設けられない。ワード線WLは、高電圧VPPと負電圧VNEGBの間で変化する。
図12に示すワード線ドライバWVの他の構成は、図10に示すワード線ドライバWVの構成と同じであり、対応する部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図13は、図12に示す単位デコーダDECおよびワード線ドライバWVの動作を示すタイミング図である。以下、図13を参照して、図12に示す単位デコーダDECおよびワード線ドライバWVの動作について簡単に説明する。
スタンバイ状態においては、ワード線ドライバWVにおいて、ノードNAが、MOSトランジスタPQ10により、高電圧VPPレベルに維持される。したがって、ノードNBは、MOSトランジスタNQ11によりローカル負電圧線77上の電圧VSS1(=VSS)レベルに維持される。応じて、MOSトランジスタPQ14がオン状態であり、ワード線WLは、ローカル高電圧線67上の電圧VPPレベルに維持される。この状態において、MOSトランジスタNQ12がオン状態であり、MOSトランジスタNQ13は、ゲートにMOSトランジスタNQ12を介して負電圧VNEGBを受けて、オフ状態にある。MOSトランジスタPQ13は、そのソースノードが負電圧VNEGBレベルとなる。ノードNBが接地電圧レベルであり、ゲートに、ローカル負電圧線77上の電圧VSS1を受けていても、MOSトランジスタPQ13は、オフ状態を維持する。したがって、ローカル負電圧線71とローカル負接地線77が確実に分離される。
アクティブサイクルが始まると、リセット信号RST_nがHレベルとなり、MOSトランジスタPQ10がオフ状態となる。このときまだ、ノードNAがMOSトランジスタPQ11により高電圧VPPレベルに維持される。ブロック選択信号RBSがアサートされて、選択サブブロックにおいて、プリデコード信号Xa−Xcがそれそれぞれ確定状態となる。この状態で、プリデコード信号Xa−XcがすべてHレベルとなると、単位デコーダDECの出力信号がLレベルとなり、ノードNAが接地電圧レベルに放電される(単位デコーダDECを介して)。応じて、MOSトランジスタNQ11がオフ状態、MOSトランジスタPQ12がオン状態となり、ノードNBが高電圧VPPレベルに充電される。応じて、MOSトランジスタPQ11およびPQ14がオフ状態となる。MOSトランジスタPQ13は、ノードNBが高電圧VPPレベルであり、MOSトランジスタNQ13のゲートへ、この高電圧VPPを伝達する。応じて、MOSトランジスタNQ13がオン状態となり、ワード線WLが、負電圧VNEGBレベルに駆動される。
このワード線WLの選択状態から非選択状態への移行時の動作は、先の図11に示すタイミング図に示す動作と同じである。アクティブサイクル完了時、各信号およびノードが、スタンバイ状態(スタンバイサイクル)のときと同じ状態に移行する。
図12に示す単位デコーダDECおよびワード線ドライバWVを用いる場合においても、ワード線WLの選択状態への移行時、ローカル負電圧線71を介してグローバル負電圧線69へ電荷が移動し、この負電圧VNEGB(=VBB)が変化する可能性がある。負電圧線は、グローバル負電圧線69およびローカル負電圧線71の階層構造を有しており、ローカル負電圧線71の寄生容量は大きく、ワード線選択時の負電圧の変動を十分に抑制することができる。
以下の実施の形態においては、図10および図12に示す単位デコードDECおよびワード線ドライバWVのいずれの構成が用いられてもよい。ワード線ドライバWVに対して、ローカル接地線、ローカル高電圧線、およびローカル負電圧線が配置される条件が満たされればよい。
図14は、この発明の実施の形態1に従うドライバ電源制御回路に含まれる高圧電源制御回路75の構成を示す図である。この高圧電源制御回路75は、1つのサブブロックに対して設けられ、各サブブロックにおいて、この高圧電源制御回路75が設けられる。
図14において、高圧電源制御回路75は、電源イコライズ用のPチャネルMOSトランジスタPQ20およびPQ21と、電源遮断用のNチャネルMOSトランジスタNQ20を含む。PチャネルMOSトランジスタPQ20は、電源イコライズ指示信号/PEQに従ってローカル高電圧線67とローカル接地線77とを電気的に接続する。PチャネルMOSトランジスタPQ21は、電源イコライズ指示信号/PEQに従ってローカル高電圧線67をローカル負電圧線71と電気的に接続する。NチャネルMOSトランジスタNQ20は、電源カット指示信号/PCUTに従って、ローカル接地線77とグローバル接地線72とを電気的に分離する。ローカル負電圧線71には、負電圧設定回路70から負電圧が伝達される。
ワード線ドライバWV0−WVmは、先の図10および図12に示すワード線ドライブ回路いずれかの構成を有する。ここでは、単に、ワード線ドライバWV0−WVmに対し、ローカル負電圧VNEGB、高電圧VPPおよび接地電圧VSS1が伝達され状態を示し、ワード線ドライバWV0−WVmに対する電源配置を代表的に示す。
図15は、図14に示す高圧電源制御回路75の動作を示すタイミング図である。図15においては、また、図2に示すメモリ回路に対する制御信号およびクロック信号を併せて示す。
以下、適宜、図2に示すメモリ回路の構成を参照して、図14に示す高電圧制御回路75の動作について説明する。
外部アクセスが行われる通常動作モードにおいては、図2に示す電源管理部40は、外部からのクロック信号CLKに従って内部クロック信号intCLKを生成して、DRAMコア(メモリ回路)MEM1の制御部30へ与える。この状態において、図2に示す電源制御回路35に含まれるリフレッシュクロック発生回路12からは、リフレッシュクロックPHYが発行される。
外部クロック信号CLKのサイクルT1においては、リフレッシュクロックPHYと内部クロック信号intCLKとは非同期である。DRAMコア(メモリ回路)がスタンバイサイクルのときに、外部のロジックからの低消費電流モード指示信号(スタンバイモード指示信号)STBYがアサートされる。この低消費電流モード指示信号(以下、単にスタンバイモード指示信号と称する)STBYがアサートされると、図2に示す電源管理部40においては、リフレッシュクロック発生回路12からのリフレッシュクロックPHYを外部クロック信号CLKに代えて選択して、内部クロック信号intCLKとしてDRAMコアへ伝達する。したがって、リフレッシュクロックPHYのサイクルTa2から、リフレッシュクロックPHYと内部クロック信号intCLKとは同期した信号となる。
スタンバイモード指示信号STBYがアサートされてから1クロックサイクル経過後、外部クロックCLKのサイクルT3において、パワーダウン指示信号PDおよび/PDがアサートされる。これにより、図3に示すように、DRAMコアのI/O部20において、各回路に対する電源供給が停止される。このとき、まだ、ウェイクアップ信号AIVEは、アサート状態にあり、図2に示す電源制御回路35は、各種内部電圧を、外部電源電圧VDDまたはVDDHに従って生成する。
パワーダウン指示信号PDおよび/PDがアサートされると、図2に示す電源管理部40からのセルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされる。このセルフリフレッシュ指示信号/SREFのアサートに従って、図2に示すDRAMコアの制御部30において、内部クロック信号intCLKに同期して内部でリフレッシュ動作を実行する。このリフレッシュ動作時においては、リフレッシュカウンタ11からのリフレッシュアドレスを、内部クロック信号intCLKに同期して更新し、順次リフレッシュアドレスQA[1]〜QA[NREF]を生成する。
このリフレッシュ動作時においては、図2に示すメモリアレイ15において集中的にリフレッシュが実行される。この集中的にリフレッシュを行なうバーストリフレッシュモードにおいては、所定サイズのメモリ空間(たとえば全メモリ空間)のメモリセルデータのリフレッシュが実行される。ここでは、リフレッシュサイクル数は、NREFとする。このリフレッシュサイクル数NREFは、メモリアレイに配置される全ワード線数NWLに対して、ワード線WLを1本ずつ選択してリフレッシュ動作を実行する場合、全ワード線数NWLと等しくなる。メモリアレイ15におけるサブアレイブロックMA0−MAkが、2つの独立のメモリブロックに分割される場合、各ブロックにおいてワード線WL1本を選択し、合計2本のワード線を選択して並行してリフレッシュを実行する。この場合、リフレッシュサイクル数NREFは、NWL/2となる。独立のメモリブロックは、少なくとも行選択動作を個々に実行することのできるメモリブロックである。したがって、メモリアレイが、K個の独立のメモリブロックに分割されている場合、リフレッシュサイクル数NREFは、NWL/Kで与えられる。
セルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされてからリフレッシュサイクル数NREFのクロックサイクルが経過し、全メモリ空間のリフレッシュ動作が完了すると、セルフリフレッシュ指示信号/SREFが、外部クロック信号CLKのサイクルTnにおいてネゲートされる。このセルフリフレッシュ指示信号/SREFのネゲートに従って、電源カット指示信号/PCUTがアサートされ、図14に示す高圧電源制御回路75において、MOSトランジスタNQ20がオフ状態となる。これにより、ローカル接地線77とグローバル接地線72とが分離される。このとき、まだ、図2に示す電源制御回路35は、内部電圧生成動作を行なっており、図14に示すワード線ドライバWV0−WVmは、スタンバイ状態にある。また、負電圧設定回路70においては、図9に示すように、ローカル負電圧線71とグローバル負電圧線69とを分離している(ブロック選択信号RBSは非選択状態のLレベル)。したがって、この状態においては、DRAMコアにおいて、ワード線ドライバWV0−WVmを介してワード線WL<0>−W<m>から負電圧ノードへ電流が流れる経路は遮断される。
このセルフリフレッシュ指示信号/SREFのネゲートに応答して、次いで、電源イコライズ指示信号/PEQが、ワンショットパルスの形態でアサートされる。応じて、図14に示すMOSトランジスタPQ20およびPQ21がオン状態となり、ローカル項電圧線67が、ローカル負電圧線71およびローカル接地線77と電気的に接続される。このとき、電源制御部内のVPP回路は電源電圧を供給されて、高電圧VPPを発生しており、ローカル負電圧線71およびローカル接地線77が、高電圧VPPレベルに充電される。すなわち、図9に示すように、負電圧設定回路70において、クランプ用のMOSトランジスタNQ4が、ローカル負電圧線71とローカル接地線77の間に設けられており、ブロック選択信号RBSが非活性化されると、MOSトランジスタNQ3はグローバル負電圧線69上の電圧に従ってオフ状態に維持され、このグローバル負電圧線69とローカル負電圧線71も分離される。したがって、この状態においては、ローカル高電圧線67へは、図2に示す電源制御回路35からの高電圧VPPが供給されており、これらのローカル高電圧線67、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71の電圧レベルがすべて同じ高電圧VPPレベルとなる。これにより、ワード線ドライバWVにおいて高電圧ノードから負電圧ノードへの電荷の移動を抑制する。
ローカル高電圧線67、ローカル負電圧線71およびローカル接地線77の電圧のイコライズが完了すると、外部クロック信号CLKのサイクルTn+1において、ウェークアップ信号ALIVEがネゲートされる。これにより、図2に示す電源制御回路35は、内部電圧の発生を停止する。高電圧VPPおよび負電圧VBBは、キャパシタを用いたチャージポンプ回路により生成される。したがって、これらの電圧VPPおよびVBBを発生する回路の出力部は、電圧発生動作停止時においては、通常、ハイインピーダンス状態である。したがって、ローカル高電圧線67上の高電圧VPPおよびグローバル負電圧線69上の負電圧VBBは、その電圧レベルをスタンバイ状態においてもほぼ維持する。
電源制御回路35において電源電圧の供給が停止されると、レベル検出回路13からの電源レディ信号PWR_RDYがネゲートされる。ウェークアップ信号ALIVEのネゲートに従って、電源制御回路35に対する電源供給が停止されるため、リフレッシュクロック発生回路12も動作を停止し、リフレッシュクロックPHYは発行されない。
セルフリフレッシュ指示信号/SREFがネゲートされてから、リフレッシュ時間tREFにより規定される期間が経過すると、外部クロック信号CLKのサイクルTm+1の開始時、ウェークアップ信号ALIVEがアサートされる。電源制御回路35は、ウェークアップ信号ALIVEのアサートを受けると、早いタイミングで、各内部電源電圧(内部電圧)を正規の電圧レベルに復帰させる。
このウェークアップ信号ALIVEのアサートに従って、電源カット指示信号/PCUTが先ずネゲートされ、図14に示すMOSトランジスタNQ20がオン状態となり、グローバル接地線72とローカル接地線77とを電気的に接続する。ローカル接地線77がグローバル接地線72に電気的に接続されて、その電圧レベルが低下すると、図9に示す負電圧設定回路70において、クランプトランジスタが導通し、ローカル負電圧線71上の電圧VNEGBの電圧レベルを高速で低下させる。したがって、電源カット指示信号/PCUTが、ネゲートされると各電圧線の電圧レベルが所定値に駆動され、その後に電源レディ信号PWR_RDYがアサートされる。
クロック信号CLKのサイクルTlにおいて、レベル検出回路13からの電源レディ信号PWR_RDYがアサートされ、再び、セルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされる。セルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされると、リフレッシュクロック発生回路12が動作電源電圧を供給されて発信動作を行ない、所定の周期でリフレッシュクロックPHYを発行する。これにより、外部クロック信号CLKのサイクルTlから、リフレッシュクロックが発行され、リフレッシュクロックのサイクルTal、…において、内部クロック信号intCLKに従ってリフレッシュが、再びバーストモードで実行される。
スタンバイモードにおいて図15に示す各期間PA−PDは、以下の条件を満たしている:
PA+PB+PC+PD≦tREF、
PA:リフレッシュクロックPHYの周期×NREF、
PB:リフレッシュ動作が完了してからウェークアップ信号ALIVEがネゲートされ、電源制御回路において電源が遮断されるまでに要する時間、
PC:ウェークアップ信号ALIVEがネゲートされてから次にアサートされるまでの時間、
PD:ウェークアップ信号ALIVEがアサートされてから電源制御回路の内部電圧が所定の電圧レベルに復帰して次のリフレッシュを実行するまでの時間。
期間PCは、外部クロック信号CLKをカウントし、そのカウント値が所定値に到達すると終了する。このカウントアップ時は、リフレッシュ時間tREFに基づいて設定される。
電源イコライズ指示信号/PEQがアサートされる期間は、ローカル高電圧線67、ローカル負電圧線71およびローカル接地線77を、高電圧VPPを発生する回路により充電するのに要する期間である。
ここで、リフレッシュ時間tREFが10msの実力のあるメモリアレイにおいて、リフレッシュサイクル数NREFは512、リフレッシュクロックPHYの周期が15msであるとすると、期間PAは、7.68μsとなる。したがって、リフレッシュ時間tREF=10ms中、7.68μsの間リフレッシュ動作を実行し、残りの9.99ms−(α1+α2)の期間は、電源制御回路35の、電源供給が遮断されている。このパラメータα1およびα2は、それぞれ、期間PBおよびPDの長さに対応する。
期間PBは、電源制御回路35がパワーダウンモードに入る前に、リフレッシュ動作が完了してからウェークアップ信号ALIVEがネゲートされるまでの期間である。また期間PDは、ウェークアップ信号ALIVEがアサートされてから電源制御回路35が元の状態に復帰し、リフレッシュを実行するまでの期間である。これらの期間PBおよびPDは、それぞれ、nsオーダーで実現することができる。また、この電源イコライズ指示信号/PEQのアサート期間も、期間PDよりも十分短く、nsオーダーで実現することができ、期間PB内においてローカル接地線およびローカル負電圧線を、高電圧VPPレベルにまで充電することが可能である。
したがって、リフレッシュ時間tREFの間において、DRAMコアがリフレッシュのために動作している期間は、わずかであり、ほとんどの期間DRAMコアはスタンバイサイクルにあり、電源電圧の供給が停止されている。したがって、このスタンバイモードにおいては、消費電流を著しく低減することができる。また、メモリセルのデータ保持特性の劣化も抑制されるため、リフレッシュ時間を長くする必要がなく、スタンバイモードの消費電流をデータ保持特性を劣化させることなく低減することができる。
電源イコライズ指示信号/PEQのアサート期間が、期間PBよりも長くなる場合には、単に、ウェークアップ信号ALIVEのネゲートタイミングを、所定のクロックサイクル数遅延することにより対応することができる。
図16は、この図14に示すローカル高電圧線67、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71のパワーダウン時の電圧変化を概略的に示す図である。以下、図16を参照して、これらの電源線の電圧変化について説明する。
全メモリ空間のリフレッシュ完了後、セルフリフレッシュ指示信号/SREFのネゲートに従って、時刻t1において、電源カット指示信号/PCUTがネゲートされ、ローカル接地線77がグローバル接地線72と分離される。DRAMコアはスタンバイ状態(スタンバイサイクル)にあり、負電圧設定回路70において、ローカル負電圧線71が、グローバル負電圧線69と分離される。
時刻t2において、この電源イコライズ指示信号/PEQがアサートされる。応じて、ローカル高電圧線67とローカル接地線77およびローカル負電圧線71が電気的に接続され、これらのローカル接地線77上の電圧VSS1とローカル負電圧線71上の負電圧VNEGBが、それぞれ、高電圧VPPレベルに上昇する。
時刻t3において、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71の電圧レベルが、高電圧VPPレベルで安定化すると、電源イコライズ指示信号/PEQがネゲートされる。次いで、ウェークアップ信号ALIVEがネゲートされ、電源電圧の供給が停止される。この間、ローカル高電圧線67、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71の電圧レベルは、僅かにリーク電流により低下する。ローカル高電圧線67の電荷がローカル接地線77およびローカル負電圧線71に移動するのは、充分に抑制され、高電圧VPPのレベル低下も充分に抑制される。
このパワーダウンサイクルが完了すると、時刻t4において、図示しないウェークアップ信号ALIVEがアサートされ、電圧回復動作が行われ、ローカル負電圧線71の電圧が低下する。このとき、ローカル接地線77は、まだグローバル接地線と分離されており、その電圧レベルは低下しない。
次いで、時刻t5において、電源カット指示信号/PCUTがネゲートされる。応じて、ローカル接地線77が、グローバル接地線に電気的に接続され、その電圧レベルが低下する。ローカル負電圧線71はグローバル負電圧線と負電圧設定回路により分離されている。しかしながら、この負電圧設定回路70によって、ローカル負電圧線71が、クランプトランジスタ(NQ4)により放電され、その電圧レベルが低下する。スタンバイ時、ブロック選択信号RBSが非選択状態であり、ローカル負電圧線71は、その電圧レベルはクランプ用のNチャネルMOSトランジスタNQ4により、電圧VSS+Vthn以下のレベルにクランプされる。
時刻t6において、各電圧が所定の電圧レベルに復帰すると、電源レディ信号PWR_RDYがアサートされる。この電源レディ信号PWR_RDYのアサートに従って、セルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされる。
図17は、パワーダウンモードのスタンバイサイクルにおけるワード線ドライバWVの各ノードの電圧を示す図である。図17においては、ワード線ドライバWVとして、図10に示すワード線ドライバの出力部の構成を示す。図17において、ワード線WLが高電圧VPPレベルに維持される。MOSトランジスタPQ14のソースノード、すなわちローカル高電圧線67は高電圧VPPレベルである。MOSトランジスタNQ13のソースノード、すなわちローカル負電圧線71の高電圧VPPレベルである。MOSトランジスタNQ15のソースノード、すなわちローカル接地線77の電圧も高電圧VPPレベルである。したがって、ワード線WL、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71は同一電圧レベルであり、リーク電流が流れる経路は存在せず、電荷の移動は生じない。これにより、ワード線WLを、スタンバイ状態の高電圧VPPレベルに維持することができる。応じて、メモリセルのアクセストランジスタをオフ状態に維持して、記憶データを確実に保持することができる。
図18は、図2に示す電源管理部40の構成を概略的に示す図である。図18においては、電源制御回路35の要部の構成を併せて示す。
図18において、電源管理部40は、外部クロック信号CLKとスタンバイモード指示信号STBYとに従って、パワーダウン指示信号PDおよび/PDを生成するパワーダウン制御回路90と、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFのネゲートに応答して外部クロック信号CLKをカウントするカウント回路91と、カウント回路91のカウント値に従ってウェークアップ信号ALIVEを生成するウェークアップ制御回路92とを含む。
パワーダウン制御回路90は、スタンバイモード指示信号STBYがアサートされると、1クロックサイクル経過後、外部クロック信号CLKに同期してパワーダウン指示信号PDおよび/PDをアサートする。
カウント回路91は、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFがネゲートされると、そのカウント値が初期値に設定され、外部クロック信号CLKをカウントする。このカウント回路91は、リフレッシュ時間tREFに応じて決定されるカウント値をカウントアップすると、カウントアップ指示信号を生成する。
ウェークアップ制御回路92は、カウント回路91のカウント値が初期値にリセットされると、次のクロック信号CLKの立上りに同期してウェークアップ信号ALIVEをアサートする。カウント回路91のカウント値が所定値に到達すると、このウェークアップ制御回路92は、外部クロック信号CLKに同期してウェークアップ信号ALIVEをネゲートする。
電源管理部40は、さらに、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFを発生するために、カウント回路93と、リフレッシュ指示発生回路94とを含む。カウント回路93は、パワーダウン指示信号PDとウェークアップ信号ALIVEと電源制御回路35に含まれるレベル検出回路13からの電源レディ信号PWR_RDYがすべてアサートされるとリフレッシュクロックPHYをカウントする。すなわち、カウント回路93は、パワーダウンモードが指定され、かつウェークアップ信号ALIVEがアサートされて電源制御回路35から安定な内部電圧が生成され、さらにレベル検出回路13からの電源レディ信号PWR_RDYがアサートされると、リフレッシュクロックPHYをカウントする。
リフレッシュ指示発生回路94は、カウント回路93のカウント値に従ってセルフリフレッシュモード指示信号/REFを生成する。すなわち、リフレッシュ指示発生回路94は、カウント回路93のカウント値が初期値にリセットされると、セルフリフレッシュ指示信号/SREFをアサートする。カウント回路93のカウント値がリフレッシュサイクル数NREFに到達すると、リフレッシュ指示発生回路94は、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFをネゲートする。
電源管理部40は、さらに、スタンバイモード指示信号STBYに従ってリフレッシュクロックPHYおよび外部クロック信号CLKの一方を選択して内部クロック信号intCLKを生成するマルチプレクサ(MUX)95を含む。このマルチプレクサ95は、スタンバイモード指示信号STBYがアサートされ、低消費電流スタンバイモードを指定するときには、リフレッシュクロック発生回路12からのリフレッシュクロックPHYを選択する。スタンバイモード指示信号STBYのネゲート時には、マルチプレクサ95は、外部からのクロック信号CLKを選択する。
電源制御回路35においては、リフレッシュクロック発生回路12および基準電圧発生回路56は、ウェークアップ信号ALIVEに従って電源電圧VDDの供給が制御される。レベル検出回路13は、ウェークアップ信号ALIVEがアサートされている期間のみ動作し、内部電源電圧が所定電圧レベルにあるかを判定して、その判定結果に基づいて電源レディ信号PWR_RDを生成する。
図18に示す電源管理部40を利用することにより、スタンバイモードが指定されたとき、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFをリフレッシュサイクル数アサートし、セルフリフレッシュ(バーストリフレッシュ)完了後、ウェークアップ信号ALIVEをネゲートし、次いで、ウェークアップ信号ALIVEをアサートするシーケンスを実現することができる。
なお、図18において、リフレッシュクロック発生回路12および基準電圧発生回路56へウェークアップ信号ALIVEが与えられるように示しているのは、ウェークアップ信号ALIVEに従ってこれらの回路12および56に対する電源供給が制御されることを示すためである。
図19は、図2に示すDRAMコアの制御部30の行選択に関連する部分の構成を概略的に示す図である。図19において、制御部30は、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFと内部クロック信号intCLKを受けるゲート回路100と、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFに従って電源カット指示信号/PCUTを生成する電源遮断制御回路101と、電源カット指示信号/PCUTに応答して電源イコライズ指示信号/PEQをアサートする電源イコライズ制御回路102と、ゲート回路100の出力信号と外部のロジックからの行アクセスコマンドRACとプリチャージ指示信号PRGに従って内部動作活性化信号ACTを生成する行系活性化回路103を含む。
ゲート回路100は、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFがアサートされるとイネーブルされ、内部クロック信号intCLKを伝達する。ゲート回路100は、ディスエーブル時には、Lレベルの固定信号を生成する。
電源遮断制御回路101は、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFがネゲートされると、電源カット指示信号/PCUTをアサートし、ウェークアップ信号ALIVEがアサートされると、電源カット指示信号/PCUTをネゲートする。
電源イコライズ制御回路102は、電源カット指示信号/PCUTのアサートに従って所定期間電源イコライズ指示信号/PEQをアサート状態に維持する。なお、電源イコライズ指示信号/PEQのアサートへの移行に応答して、クロック信号CLKに同期してウェークアップ信号ALIVEがネゲートされても良い。
行系活性化回路103は、通常動作モード時に行アクセスコマンドRACTが活性化されると、プリチャージコマンドPRGが与えられるまで内部動作活性化信号ACTをアサート状態に維持する。行系活性化回路103はまた、ゲート回路100の出力信号がアサートされると、所定期間内部動作活性化信号ACTをアサート状態に維持する。行系活性化回路103は、したがって、たとえば、行アクセスコマンドRACTのアサートに従ってセットされ、プリチャージコマンドPRGのアサートに従ってリセットされるフリップフロップと、ゲート回路100の出力信号の立上がりに応答して所定の時間幅を有するパルス信号を生成するワンショットパルス生成回路と、これらの回路の出力信号の論理和を取って内部動作活性化信号ACTを生成するゲート回路とで構成される。
制御部30に含まれるリフレッシュアドレスカウンタ11は、ゲート回路100の出力信号のアサートに従ってそのカウント値を更新して、リフレッシュアドレスを生成する。
制御部30は、さらに、行系活性化回路103からの内部動作活性化信号ACTに従って行選択に関連する制御信号を生成するメイン行系制御信号発生回路104と、セルフリフレッシュモード指示信号/SREFに従ってリフレッシュアドレスカウンタ11からのリフレッシュアドレスと外部からのアドレス信号ADDの一方を選択するマルチプレクサ(MUX)105と、マルチプレクサ105からのブロックアドレス信号を、メイン行系制御信号発生回路104からのデコーダイネーブル信号DENに従ってデコードして行ブロック選択信号RBSを生成するブロックデコーダ110を含む。
メイン行系制御信号発生回路104は、メモリアレイ内に含まれるサブブロックそれぞれに共通に、所定のシーケンスでビット線イコライズ指示信号BLEQ、デコーダイネーブル信号DN、センスアンプ活性化信号SEなどのメイン制御信号をアサート/ネゲートする。メモリアレイにおいて各サブブロックにおいては、ブロック選択信号RBSとこれらのメイン制御信号DEN、BLEQおよびSEに従ってブロック選択動作が実行される。非選択サブブロックは、ブロック選択信号RBSが非選択状態であり、スタンバイ状態を維持する。
アレイ駆動制御部25において、サブブロックそれぞれに対応して、立上がり遅延回路112が設けられる。この立上がり遅延回路112は、対応のサブブロックに対するブロック選択信号RBSがアサートされると、そのアサートタイミングを遅らせてワード線駆動タイミング信号ASDをアサートする。
図20は、図19に示す制御部30のリフレッシュ期間からスタンバイサイクル移行時の動作を示すタイミング図である。以下、図20を参照して、図19に示す制御部30の動作について簡単に説明する。
時刻t10において最後のリフレッシュアドレスQ(NREF)に対するリフレッシュ実行が開始される。リフレッシュクロックPHYに従って内部クロック信号intCLKが生成され、ゲート回路100の出力信号が立下がる。応じて、行系活性化回路103が、内部動作活性化信号ACTを所定期間アサートする。この内部動作活性化信号ACTのアサートに従ってメイン行系制御信号発生回路104は、ビット線イコライズ指示信号BLEQをネゲートし、次いで、デコーダイネーブル信号DENをアサートする。デコーダイネーブル信号DENのアサートに応答して、ブロックデコーダ110がデコード動作を行ない、アドレス指定されたサブブロックに対するブロック選択信号RBSをアサートする。選択サブブロックにおいて、立上がり遅延回路112の出力信号に従ってワード線駆動タイミング信号ASDがアサートされる。
選択サブブロックにおいてメモリセルデータのビット線上への読出が行なわれると、時刻t12において、センスアンプ活性化信号SEがアサートされ、メモリセルデータの検知、増幅および再書込が実行される。
所定時間が経過すると、時刻t13において内部動作活性化信号ACTがネゲートされ、デコーダイネーブル信号DENがネゲートされる。また、ビット線イコライズ指示信号BLEQがアサートされる。これにより、ブロック選択信号RBSおよびワード線駆動タイミング信号ASDがネゲートされ、メモリアレイがスタンバイ状態に復帰する。
この時刻t14において、リフレッシュクロックPHYの立下がりに応答して、内部動作活性化信号ACTがネゲートされた後に、セルフリフレッシュ指示信号/SREFがネゲートされる。このセルフリフレッシュ指示信号/SREFのネゲートに従って、電源遮断制御回路101が電源カット指示信号/PCUTをアサートする。次いで、電源カット指示信号/PCUTのアサートに従って、電源イコライズ制御回路102が、時刻t15から所定期間、電源イコライズ指示信号/PEQをアサートする。電源イコライズ指示信号/PEQのアサートタイミングとリフレッシュクロックPHYのタイミング関係は任意である。電源遮断を行なうウェークアップ信号ALIVEのネゲート前に、電源イコライズ指示信号/PEQがネゲートされていればよい。
なお、ビット線イコライズ指示信号BLEQは、各サブブロックにおいて、ブロック選択信号RBSに従ってアサート/ネゲートされてもよい。また、ブロックデコーダ110は、各サブブロックに対応して設けられていてもよい(すなわち、アレイ駆動制御部25内においてサブアレイブロックそれぞれにブロックデコーダ110を設けられていても良い)。
なお、電源カット指示信号/PCUTのネゲートは、電源遮断制御回路101においてウェークアップ信号ALIVEのアサートに従って行なわれる。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、電源供給が遮断されるパワーダウンモードのスタンバイサイクル時、電源遮断前に、ローカル接地線およびローカル負電圧線をそれぞれグローバル接地線およびグローバル負電圧線から分離して、ローカル高電圧線から高電圧を供給して、電圧のイコライズを行なっている。ワード線ドライバにおいて、そのハイ側電源ノードおよびロー側電源ノードの電圧は同一電圧レベルとなり、ワード線において、電荷がリークする経路が遮断され、非選択状態のワード線の電圧レベルが低下するのを防止することができる。これにより、パワーダウン時においても確実に、メモリセルのアクセストランジスタを非導通状態に維持して、電荷のリークを抑制することができ、低消費電力で安定にデータを保持する混載DRAMを実現することができる。
すなわち、リフレッシュ時間tREFの間でDRAMコアがスタンバイ状態にある期間は、リフレッシュ時間tREF(10ms)に等しい時間(9.99ms)に近似することができる。したがって、メモリアレイおよびその周辺回路は、リフレッシュ時間tREFのうち0.08%の期間(7.68μs)リフレッシュ動作を実行し、残りの99.92%の期間(9.99ms)は電源供給が遮断される状態となる。この電流リーク経路が遮断される期間の割合は、リフレッシュサイクル数NREFに依存しており、リフレッシュサイクル数が減少すればするほどその割合は大きくなり、消費電流を低減する効果が大きくなる。本発明においては、電源遮断時においてワード線電圧の低下を抑制して、メモリセルの電荷保持特性の劣化を抑制している。したがって、リフレッシュ時間を短くする必要がなく、いわゆる低消費SRAM並みのデータ保持スタンバイ電流を実現することが可能となる。
[実施の形態2]
図21は、この発明の実施の形態2に従うメモリ回路(DRAMコア)の全体の構成を概略的に示す図である。この図21に示すDREAMコアMEM1は、以下の点で、図2に示すDRAMコアMEM1と、その構成が異なる。すなわち、アレイ駆動制御部25に対し、外部からのハイ側電源電圧VDDHが供給される。このハイ側電源電圧VDDHは、高電圧VPPの電圧レベルよりも高い電圧である。図21に示すメモリ回路の他の構成は、図2に示すメモリ回路の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図22は、図21に示すアレイ駆動制御部25におけるサブブロックに対する電源供給の構成を概略的に示す図である。図22において、サブブロックMB0−MBkに対し共通に、ハイ側メイン電源線120が設けられる。このハイ側メイン電源線120は、外部からのハイ側電源電圧VDDHを伝達する。ハイ側メイン電源線120は、サブブロックMB0−MBkそれぞれに対して設けられるローカル高電圧線67に対して、クランプ素子CLMP0−CLMPkを介してそれぞれ結合される。各サブブロックのローカル高電圧線67は、高電圧VPPを伝達するメイン高電圧線66に共通に結合される。
また、図8に示す構成と同様、サブブロックMB0−MBkに対し、それぞれ、メイン負電圧線69を介して負電圧VBBが伝達される。クランプ素子CLMP0−CLMPkは、対応のローカル高電圧線67の下限電圧を、電圧VDDH−Vfの電圧レベルにクランプする。ここで、Vfは、クランプ素子CLMP0−CLMPkの順方向降下電圧を示す。
なお、図22に示す構成においては、クランプ素子CLMPがサブブロックMB0−MBkそれぞれに対応して設けられる。しかしながら、メイン高電圧線66が、1つのクランプ素子CLMPを介してハイ側電源電圧VDDHを供給する電源ノードに電気的に結合されても良い。
図23は、1つのサブブロックの高圧電源制御回路の構成を概略的に示す図である。図23において、各サブブロックに対して設けられる高圧電源制御回路は、クランプ素子CLMPと、ロー側電源制御部125とで構成される。クランプ素子CLMPは、ダイオード接続されるNチャネルMOSトランジスタ122で構成され、サブブロック内の電圧VPPの総リーク量と同じ電流を供給するだけのサイズに調整される。従って、このクランプ素子CLMPは、ローカル高電圧線67上の電圧VPPのレベルを所望のレベルに保持する。
ロー側電源制御部125は、電源カット指示信号/PCUTAに応答するNチャネルMOSトランジスタNQ20と、グローバル負電圧線69の電圧をクランプするダイオード接続されるNチャネルMOSトランジスタ127とを含む。MOSトランジスタ127は、グローバル負電圧線69とグローバル接地線72の間に接続され、そのコントロールゲートおよびバックゲートはともにグローバル負電圧線69に結合される。したがってこのクランプ用のMOSトランジスタ127は、グローバル負電圧線69上の電圧が、電圧VSS+Vthn以下に抑制する。ここで、Vthnは、MOSトランジスタのしきい値電圧を示す。
図24は、図23に示す構成のスタンバイモード時の動作を示すタイミング図である。以下、図24を参照して、図2に示す電源制御構成の動作について説明する。なお、図24において、図15に示す実施の形態1の動作タイミング図と対応する部分には同一参照符号を付し、その説明は適宜省略する。
外部クロック信号CLKのサイクルT1からTnまでは、図15に示すタイミング図と同様、スタンバイモード指示信号STBYのアサートに従って、バーストモードでリフレッシュが実行される。
セルフリフレッシュ指示信号/SREFがネゲートされ、リフレッシュ期間が完了すると、DRAMコアはスタンバイサイクルに入る。このスタンバイサイクルにおいて、外部クロック信号CLKのサイクルTn+1においてウェークアップ信号ALIVEがクロック信号CLKに同期してネゲートされ、電源制御回路25において、内部電圧の生成が停止される。
このウェークアップ信号ALIVEのネゲートに応答して、電源カット指示信号/PCUTAがアサートされる。ロー側電源制御部125において、MOSトランジスタNQ20が、電源カット指示信号/PCUTAのアサートに従ってオフ状態となり、ローカル接地線77とグローバル接地線72とを分離する。これにより、ワード線ドライバWV0−WVmを介して、ローカル高電圧線67からグローバル接地線72へ電荷がリークする経路は遮断される。また、ローカル高電圧線67の電圧レベルが低下しても、クランプ素子CLMPのクランプ機能により、その電圧降下は十分に抑制され、ローカル高電圧線67上の高電圧VPPを、所定電圧レベルに維持することができる。
また、負電圧VBBの供給が、ウェークアップ信号ALIVEのネゲートに従って停止されて、その電圧レベルが上昇しても、その電圧上昇は、クランプトランジスタ127により、VSS+Vthn以下のレベルに制限される。ワード線ドライバの出力ドライブ段のMOSトランジスタのバックゲートの電圧が上昇しても、そのMOSトランジスタのバックゲートとソース/ドレインの間は、PN接合のビルトイン電圧以下に抑制され、誤動作が生じるのを確実に防止される。
ローカル負電圧線71の電圧VNEGは、図9に示すように、負電圧設定回路70のクランプトランジスタ(NQ4)により、電圧VSS1+Vthn以下にクランプされ、電圧レベルの上昇は抑制される。ワード線ドライバWVのNチャネルMOSトランジスタのソース・ドレインのN+型不純物領域と基板領域のPウェルとの間のPN接合が正転することを防止し、ワード線ドライバにおいてハイ側電源ノードからロー側電源ノードへ電荷がリークするのは、防止される。
したがって、スタンバイサイクル時において、ワード線WL<0>−WL<m>において、メモリセルキャパシタの充電電荷のリークを最小限に抑制することができる。また、クランプ素子CLMPにより、ワード線ドライバWV0−WVmを介してワード線のリーク電荷を補償することにより、スタンバイサイクル時のワード線の電圧レベルを、ほぼ高電圧VPPレベルに近い電圧に保持することができる。これにより、内部電圧の供給が遮断される状態でも、メモリセルの記憶データを確実に保持することができ、メモリセルのデータ保持特性の劣化を抑制することができる。
リフレッシュ時間tREFに基づいて決定される時間が経過すると、外部クロック信号CLKのサイクルTm+1において、ウェークアップ信号ALIVEがアサートされ、電源制御回路において、内部電圧の生成が開始される。このウェークアップ信号ALIVEのアサートに従って、電源カット指示信号/PCUTAがネゲートされ、ロー側電源制御部125においてMOSトランジスタNQ20がオン状態となる。応じて、ローカル接地線77が、グローバル接地線72に電気的に接続され、ローカル接地電圧VSS1が接地電圧VSSレベルに設定される。
また、負電圧設定回路70において、クランプトランジスタ(NQ4)により、ローカル接地線77の電圧レベルに従って、ローカル負電圧線71上の電圧VNEGBが初期設定される。
この後、内部電圧(基準電圧)が安定化すると電源レディ信号PWR_RDYがアサートされ、次いで、実施の形態1と同様にして、セルフリフレッシュ指示信号/SREFがアサートされ、リフレッシュが実行される。
図25は、この発明の実施の形態2におけるDRAMコアの制御部30の構成を概略的に示す図である。この図25に示す制御部30の構成は、以下の点で、図19に示す実施の形態1の制御部の構成と異なる。すなわち、電源イコライズ指示信号/PEQを生成する電源イコライズ制御回路102は、設けられない。電源カット指示信号/PCUTAを生成する電源遮断制御回路129は、ウェークアップ信号ALIVEのネゲートに応答して電源カット指示信号/PCUTをアサートし、ウェークアップ信号ALIVEのアサートに応答して電源カット指示信号/PCUTAをネゲートする。電源供給の遮断時の間、電源カット指示信号/PCUTがアサート状態に維持される。
図25に示す制御部30の他の構成は、図19に示す制御部30の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付して、その詳細説明は省略する。
なお、電源カット指示信号/PCUTAは、実施の形態1と同様の制御部の構成により生成されてもよい。また、電源管理部40の構成としては、実施の形態1と同様の構成が用いられる。
なお、この図22に示すクランプ素子CLMP0−CLMPkを利用する構成は、実施の形態1に示す高圧電源制御回路の構成と組合せて用いられてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、スタンバイモードのスタンバイサイクル時に、ローカル接地線をグローバル接地線から分離し、また、ローカル高電圧線の電圧の下限を外部電源電圧によりクランプし、さらに、グローバル負電圧線の電圧の上限をクランプしている。したがって、スタンバイサイクル時において、電源供給が遮断される場合においても、ワード線の電圧を高電圧レベルに維持することができ、安定にメモリセルデータを保持することができる。
[実施の形態3]
図26は、この発明の実施の形態3に従うドライブ電源制御回路27に含まれる高圧電源制御回路75の構成を示す図である。図24に示す高圧電源制御回路75においては、ローカル高電圧線67に、デカップル容量130が設けられる。また、高圧電源制御回路75においては、先の実施の形態2におけるロー側電源制御部の構成と同様、接地線分離用のMOSトランジスタNQ20と、グローバル負電圧クランプ用のMOSトランジスタ127が設けられる。ローカル高電圧線67は、高電圧ノードを介してグローバル高電圧線(66)に結合される。
図26に示すワード線ドライバおよび負電圧設定回路70の構成は、先の実施の形態1および2に示す構成と同様であり、また、ローカル高電圧線67、ローカル接地線77およびローカル負電圧線71の配置も、先の実施の形態1および2と同様である。対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図26に示す高圧電源制御回路75においては、ローカル高電圧線67にデカップル容量130が設けられる。したがって、スタンバイモードのスタンバイサイクル時において、高電圧VPPの供給が停止されても、デカップル容量130の蓄積電荷により、ローカル高電圧線67の電圧降下は十分に抑制することができる。また、このとき、ローカル接地線77は、MOSトランジスタNQ20によりグローバル接地線72と分離されている。したがって、ワード線の電荷のリーク経路は遮断されており、ワード線の充電電荷がリーク電流により流出するのは十分に抑制することができる。
なお、デカップル容量130は、図26においては、サブブロックそれぞれに対応して設けられるように示す。しかしながら、デカップル容量130は、複数のサブブロックに共通に、グローバル高電圧線66において設けられてもよい。
この実施の形態3における動作タイミングおよび制御部の構成は、実施の形態2の構成と同様であり、その詳細説明は省略する。したがって、この実施の形態3においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。なお、電源カット指示信号/PCUTAに代えて、実施の形態1と同様に、電源カット指示信号/PCUTが用いられても良い。
[実施の形態4]
図27は、この発明の実施の形態4に従うワード線ドライバの構成を示す図である。この図27に示すワード線ドライバは、以下の点で、図10に示すワード線ドライバと、その構成が異なる。すなわち、MOSトランジスタPQ10、PQ11、PQ12およびPQ14のバックゲートへは、サブローカル高電圧線(第3の電圧線)140から高電圧VPP2が供給される。サブローカル高電圧線140は、ローカル高電圧線67と別に設けられる。図27に示すワード線ドライバの他の構成は、図10に示すワード線ドライバの構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
なお、図12に示すワード線ドライバが用いられる構成においても、PチャネルMOSトランジスタPQ10−PQ12、およびPQ14のバックゲートへは、サブローカル高電圧線140を介して高電圧VPP2が与えられる。この場合、PチャネルMOSトランジスタPQ13のバックゲートは、ノードNBに接続されてもよく、また、サブローカル高電圧線140に結合されてもよい。
図28は、図27に示すワード線ドライバのPチャネルMOSトランジスタPQ12およびNチャネルMOSトランジスタNQ13の断面構造を概略的に示す図である。他のPチャネルMOSトランジスタPQ10−PQ12は、これらのMOSトランジスタPQ14と同一の断面構造を有し、また、NチャネルMOSトランジスタNQ11−NQ15も、この図26に示すMOSトランジスタNQ13と同様の断面構造を有する。ただし、印加電圧が、配置位置に応じて異なる。
図28において、PチャネルMOSトランジスタPQ14がNウェル155に形成され、NチャネルMOSトランジスタNQ13がPウェル160に形成される。MOSトランジスタPQ14は、Nウェル155表面に間をおいて形成されるP型不純物領域156および157と、これらの不純物領域156および157間のチャネル形成領域表面上に図示しないゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極158を含む。
Nウェル155は、N型不純物領域159を介してサブローカル高電圧線140に結合されて、高電圧VPP2を受ける。不純物領域157は、ローカル高電圧線67を介してグローバル高電圧線66から高電圧VPPを受ける。これらのローカル高電圧線67およびサブローカル高電圧線140の間に、電源カット指示信号PCUTAをゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタPQ30が設けられる。
NチャネルMOSトランジスタNQ13は、Pウェル160表面に間をおいて形成されるN型不純物領域161および162と、これらの不純物領域161および162の間のチャネル形成領域表面上に図示しないゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極163とを含む。Pウェル160は、P型不純物領域164を介してグローバル負電圧線69に結合される。不純物領域161は、ローカル負電圧線71に結合されて、負電圧VNEGBを受ける。不純物領域156および162が、共通にワード線WLに結合される。
Nウェル155側壁に、サイドNウェル166が設けられ、Pウェル160側壁に、サイドNウェル165が設けられる。このPウェル160およびNウェル155下部に、ボトムNウェル167が設けられる。これにより、Pウェル160は、P型基板150と分離され、また、このPウェル160は、他のウェル領域から分離される。
また、Nウェル155は、サイドNウェル166およびボトムNウェル167により、P型基板150と電気的に分離される(PN接合による)。通常、P型基板150は、接地電圧レベルにバイアスされる。
また、グローバル高電圧線66は、Nウェル155と電気的に分離される(PN接合のビルトイン電圧によりP型不純物領域157とNウェル155の間のPN接合は非導通状態にある)。
NチャネルMOSトランジスタNQ13においては、不純物領域161がローカル負電圧線71に結合され、不純物領域164がグローバル負電圧線69に結合される。したがってPウェル160は、グローバル負電圧線69からの負電圧VBBによりバイアスされる。Pウェル160の電位が、ボトムNウェル167の電圧レベルより低いため、Pウェル160とボトムNウェル167の間のPN接合は逆バイアス状態であり、グローバル負電圧線69からP型基板150へのリーク電流は、ほとんど生じない。
図29は、この発明の実施の形態4に従う1つのサブブロックの高圧電源制御回路の構成を概略的に示す図である。高圧電源制御回路は、ハイ側電源制御回路が、実施の形態2と同様、クランプ素子CLMPで構成される。クランプ素子CLMPは、ハイ側電源線120に与えられるハイ側電源電圧VDDHをローカル高電圧線67に伝達するダイオード接続されるNチャネルMOSトランジスタ122で構成される。
ロー側電源制御回路170は、実施の形態2と同様の接地線分離用のMOSトランジスタNQ20および負電圧クランプ用のMOSトランジスタ127に加えて、図28に示すPチャネルMOSトランジスタPQ30を含む。
したがって、低消費電力モード(ディープパワーダウンモード)のスタンバイモードにおいて、スタンバイサイクル時に電源供給が停止されるとき、電源カット指示信号PCUTAがHレベルとなり、MOSトランジスタPQ30がオフ状態となる。応じて、サブローカル高電圧線140とローカル高電圧線67とが電気的に分離される。
ローカル高電圧線67は、ワード線ドライバWV0−WVmを介して、高電圧VPPを、ワード線WL<0>−WL<m>へ伝達する。一方、サブローカル高電圧線140上の高電圧VBB2は、図28に示すように、PチャネルMOSトランジスタが形成されるNウェル(バックゲート)155へ伝達される。したがって、スタンバイサイクル時において、サブローカル高電圧線140上の高電圧VPP2がNウェル155からP型基板150へのリーク電流により消費されても、ローカル高電圧線67上の高電圧VPPは消費されない。
このとき、また、実施の形態2と同様、MOSトランジスタNQ20により、ローカル接地線77はグローバル接地線72と分離されており、また、ローカル負電圧線71はグローバル負電圧線69と負電圧設定回路70により分離されている。したがって、ローカル高電圧線67の高電圧VPPからのリーク経路はほとんど存在せず、ワード線WL<0>−WL<m>を高電圧VPPレベルにほぼ維持することができる。
また、たとえローカル高電圧線67の電圧レベルが低下しても、クランプ素子CLMPを介して外部からの電源電圧VDDHにより高電圧VPPの電圧低下を補償することができ、非選択状態のワード線WL<0>−WL<m>の電圧レベルをほぼ高電圧VPPレベルに維持することができる。これにより、リフレッシュサイクルを短くすることなく、安定にデータを保持することができ、消費電流を確実に低減することができる。
なお、電源カット指示信号PCUTAおよび/PCUTAは互いに相補な制御信号であり、実施の形態2に示す制御部の構成を利用して、電源接続制御を行なうことができる。
なお、この発明の実施の形態4において、ローカル高電圧線67においてクランプ素子CLMPが設けられている。しかしながら、このクランプ素子CLMPは特に設けられなくてもよい。また、ローカル高電圧線67およびサブローカル高電圧線140に対してデカップル容量が接続されても良い。ローカル高電圧線67およびサブローカル高電圧線140の電圧降下を抑制することができる。
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、ワード線ドライバのトランジスタのバックゲートバイアスを供給する電圧線と、ワード線に高電圧を伝達する電圧線とを別々に設けている。したがって、スタンバイ時に、ウェル領域から基板に逆方向リーク電流により、バックゲートバイアス電圧が低下しても、ワード線に高電圧を伝達する電圧線からの電荷のリークは生じず、ワード線電圧の低下を抑制することができる。また、実施の形態2および3の効果をも得ることができる。
[実施の形態5]
図30は、この発明の実施の形態5に従うメモリ回路(DRAMコア)の全体の構成を概略的に示す図である。この図30に示すメモリ回路は、以下の点で、図21に示すメモリ回路とその構成が異なる。すなわち、電源制御回路35において、高電圧VPPを発生するVPP発生回路51と高電圧VPP2を発生する高電圧発生回路180とが、別々に設けられる。これらの高電圧VPPおよびVPP2は、同一電圧レベルである。図30に示すDRAMコアの他の構成は、図21に示すメモリ回路(DRAMコア)の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図31は、アレイ駆動制御部25における高電圧VPPおよびVPP2の分配の態様を概略的に示す図である。図31において、高電圧発生回路180からの高電圧VPP2は、第2グローバル高電圧線185を介してサブブロックMB0−MBkに共通に伝達される。第2グローバル高電圧線185は、高電圧発生回路180の出力部に結合される。サブブロックMB0−MBkにおいては、それぞれ、第2ローカル高電圧線187を介して高電圧VPP2が伝達される。
VPP発生回路51からの高電圧VPPは、グローバル高電圧線66およびローカル高電圧線67を介してサブブロックMB0−MBkにそれぞれ伝達される。図31に示すアレイ駆動制御部における電圧分配の他の態様は、図22に示す電圧分配系の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図32は、ワード線ドライバWVのワード線ドライブ段のトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。この図32に示すドライブ段のトランジスタの断面構造は、図28に示すドライブ段のトランジスタの断面構造と同じである。図32に示す構成においては、不純物領域157へは、ローカル高電圧線67を介してグローバル高電圧線66からの高電圧VPPが供給される。一方、Nウェル155へは、不純物領域159を介して第2ローカル高電圧線187および第2グローバル高電圧線185からの高電圧VPP2が供給される。ワード線WLへ非選択電圧VPPを伝達する電源経路と、PチャネルMOSトランジスタのバックゲート(Nウェル155)をバイアスする高電圧VPP2を生成する電源経路とは別々に設けられる。図32に示すワード線ドライブトランジスタの他の構成は、図28に示すトランジスタの断面構造と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図33は、この発明の実施の形態5における1つのサブブロックにおけるアレイ駆動部の構成を概略的に示す図である。この図33に示すアレイ駆動制御部の構成は、図29に示すアレイ駆動制御部の構成と以下の点で、その構成が異なる。すなわち、ローカル高電圧線67と高電圧VPP2を伝達する第2ローカル高電圧線187とは別々に設けられる。図29に示すイコライズ用のPチャネルMOSトランジスタPQ30は設けられない。この第2ローカル高電圧線187により、ワード線ドライバWV0−WVmのPチャネルMOSトランジスタのバックゲートへ高電圧VPP2が伝達される。この図33に示すアレイ駆動制御部の他の構成は、図29に示すアレイ駆動制御部の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。また、動作タイミングも、図24に示すタイミング図と同様であり、制御態様は、実施の形態2および3と同様である。また、制御部の構成としては、実施の形態2において示す制御部の構成を利用することができる。
したがって、この発明の実施の形態5において、低消費電流スタンバイモード(ディープパワーダウンモード)が指定されたとき、スタンバイサイクルにおいては、ローカル接地線77が、グローバル接地線72とMOSトランジスタNQ20により分離される。また、ローカル負電圧線71は、負電圧設定回路70によりグローバル負電圧線69と分離される。スタンバイサイクルにおいて、ワード線ドライバWV0−WVmにおいて、Nウェル155からP型基板150へ逆方向リーク電流により電流が流れて、このバイアス用の高電圧VPP2の電圧レベルが低下しても、ローカル高電圧線67は、バックゲート(Nウェル155)を充電用には用いられていない。したがって、ワード線WLは、高電圧VPPレベルに近い値に保持することができる。これにより、スタンバイサイクル時内部電源電圧の供給が遮断されても、メモリセルデータを保持することができ、リフレッシュ時間を短くすることは要求されない。
また、高電圧線の接続制御は行う必要がなく、この接続制御に要する消費電流を削減することができる。
なお、図33に示す構成においてクランプ素子CLMPは、設けられなくても良い。また、実施の形態3と同様に、VPPおよびVPP2ローカル高電圧線にデカップル容量が接続されても良い。スタンバイサイクル時の高電圧VPPおよびVPP2の電圧降下をより抑制することができ、メモリセルトランジスタの確実にオフ状態に維持することができる。
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、MOSトランジスタのバックゲートバイアス用の高電圧発生回路と、ワード線非選択電圧を発生する高電圧発生回路とを別々に設けている。したがって、バックゲート領域においてリーク電流が生じても、ワード線非選択電圧は、そのリーク電流の影響を受けず、所望の電圧レベルに維持することができる。
この発明は、プロセッサなどのロジックと同一半導体チップ上に混載されるDRAMに適用することにより、低消費電力で安定にデータを保持することのできる混載DRAMを実現することができる。
しかしながら、この発明に従う半導体記憶装置は、メモリセルトランジスタとして、PチャネルMOSトランジスタが用いられ、ワード線が非選択時高電圧レベルに維持される構成であれば、メモリ単体に対しても適用可能である。
この発明が適用されるシステムLSIの全体の構成を概略的に示す図である。 この発明に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図2に示すI/O部の構成を概略的に示す図である。 図2に示す電源制御回路に含まれる内部電圧発生部の構成を概略的に示す図である。 図2に示すメモリアレイの構成を概略的に示す図である。 図5に示すサブアレイブロックおよびセンスアンプ帯の構成を概略的に示す図である。 図6に示すメモリセルの構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 図8に示す負電圧設定回路の構成の一例を示す図である。 図8に示すワード線ドライバの構成の一例を示す図である。 図10に示すワード線ドライバの動作を示す信号波形図である。 図8に示すワード線ドライバの変更例を示す図である。 図12に示すワード線ドライバの動作を示す信号波形図である。 この発明の実施の形態1に従う高圧電源制御回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置のスタンバイモード時の動作を示すタイミング図である。 この発明の実施の形態1における半導体記憶装置のスタンバイサイクル時の各信号線の電圧変化を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるワード線ドライバの各電圧線の電圧を示す図である。 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の電圧管理部および電源制御回路の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の制御部の構成を概略的に示す図である。 図19に示す制御部の動作を示すタイミング図である。 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2に従う電圧制御部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置のスタンバイモード時の動作を示す信号波形図である。 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の制御部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置のワード線ドライバの構成を示す図である。 図27に示すワード線ドライバのドライブ段のトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の電圧制御部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5におけるワード線ドライバのトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶装置の電圧制御部の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1 システムLSI、MEM1−MEM3 メモリ回路、15 メモリアレイ、20 I/O部、25 アレイ駆動制御部、27 ドライブ電源制御回路、30 制御部、35 電源制御回路、40 電源管理部、MC メモリセル、CC メモリセルキャパシタ、AT アクセストランジスタ、60 行デコード回路、MB0−MBk サブブロック、64 行デコーダ、65 グローバル高電圧線、66 ローカル高電圧線、68 グローバル負電圧線、69 ローカル負電圧線、72 グローバル接地線、67 ローカル高電圧線、71 ローカル負電圧線、70 負電圧設定回路、75 高圧電源制御回路、PQ1−PQ2,PQ10−PQ14 PチャネルMOSトランジスタ、NQ15 NチャネルMOSトランジスタ、WV0−WVm ワード線ドライバ、NQ20 NチャネルMOSトランジスタ、PQ20,PQ21 PチャネルMOSトランジスタ、CLMP クランプ素子、122,127 PチャネルMOSトランジスタ、101,129 電源遮断制御回路、130 デカップル容量、PQ30 PチャネルMOSトランジスタ、140 サブローカル高電圧線、170 電源電圧制御部、185 第2グローバル高電圧線、187 ローカル第2高電圧線、155 Nウェル。

Claims (7)

  1. 各々が、行列状に配列され、各々が記憶データのリフレッシュが必要な複数のメモリセルを有する複数のサブブロック、
    活性化時、少なくとも第1および第2の電圧を生成するとともに、データ保持が行なわれるスタンバイモード時において、データ保持のための前記複数のメモリセルに対して連続して実行されるバーストリフレッシュの完了後のスタンバイサイクル時に前記第1および第2の電圧の生成を停止する電源回路、
    前記電源回路からの第1の電圧を前記複数のサブブロックに共通に伝達する第1のグローバル電圧線、
    前記複数のサブブロックに対応して配置され、前記第1のグローバル電圧線に結合されて前記第1のグローバル電圧線からの電圧を受けて対応のサブブロックに伝達する複数の第1のローカル電圧線、
    前記電源回路からの第2の電圧を前記複数のサブブロックに共通に伝達する第2のグローバル電圧線、
    各前記サブブロックに対応して設けられる複数の第2のローカル電圧線、
    各前記サブブロックに対応して配置され、サブブロック選択信号に従って選択的に対応のサブブロックに対して配置される第2のローカル電圧線の電圧を前記第2のグローバル電圧線上の第2の電圧に対応する電圧レベルに設定する複数の電圧設定回路、
    固定電圧を前記複数のサブブロックに共通に伝達するグローバル参照電圧線、
    各サブブロックに対応して配置される複数のローカル参照電圧線、
    各前記サブブロックにおいて、メモリセル行に対応して配置され、各々が対応の行のメモリセルに接続される複数のワード線、および
    各前記サブブロックに対応して配置され、各々が、対応のサブブロックのメモリセル行に対応して配置され、行選択信号に従って対応の行のメモリセルを選択状態へ駆動する複数のワード線ドライバを含む複数のワード線制御回路を備え、各前記ワード線ドライバは、前記行選択信号に従って前記ローカル参照電圧線上の電圧と前記第1のローカル電圧線上の電圧の間で変化する信号を生成するプリドライブ段と、前記プリドライブ段の出力信号に従って対応のワード線に前記第1のローカル電圧線上の電圧と前記第2のローカル電圧線上の電圧の一方の電圧レベルに設定するドライブ段とを含み、
    前記スタンバイモードのスタンバイサイクルにおいて、前記第1のグローバル電圧線と前記第1のローカル電圧線とを接続した状態で、少なくとも前記グローバル参照電圧線と前記ローカル参照電圧線とを分離する手段を含み、前記スタンバイサイクル時前記第1のローカル電圧線の電圧変化を抑制するドライブ電源制御回路を備える、半導体記憶装置。
  2. 前記ドライブ電源制御回路は、
    前記スタンバイサイクル時、さらに、前記バーストリフレッシュサイクルから前記スタンバイサイクル移行時に前記スタンバイサイクルよりも短い期間前記第1のローカル電圧線を前記ローカル参照電圧線および前記第2のローカル電圧線と電気的に接続して前記ローカル参照電圧線および前記第2のローカル電圧線の電圧を前記第1の電圧レベルに設定するゲート回路を備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ドライブ電源制御回路は、さらに、
    第3の電圧を供給する電圧源に結合され、前記複数の第1のローカル電圧線の電圧が前記第3の電圧源の第3の電圧に応じて規定される電圧レベルを越えて変化するのを抑制する第1のクランプ素子と、
    前記第2のグローバル電圧線の電圧が前記グローバル参照線の固定電圧に応じて規定される電圧レベルを越えて変化するのを抑制する第2のクランプ素子とを備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ドライブ電源制御回路は、さらに、
    前記第2のグローバル電圧線の電圧が前記グローバル参照電圧線の固定電圧により規定される電圧レベルを越えて変化するのを抑制するクランプ素子と、
    前記第1のローカル電圧線に結合されるデカップル容量素子とを備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記半導体記憶装置はさらに、
    各前記サブブロックに対応して配置される複数の第3のローカル電圧線を備え、
    前記ドライブ段は、前記第3のローカル電圧線の電圧をバックゲートに受け、導通時、前記第1のローカル電圧線の電圧を対応のワード線に伝達する第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第2のグローバル電圧線の電圧をバックゲートに受け、前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと相補的に導通し、導通時、前記対応のワード線に前記第2のローカル電圧線の電圧を伝達する第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを備え、
    前記ドライブ電源制御回路は、さらに、
    前記スタンバイサイクル時、前記第1のローカル電圧線と前記第3のローカル電圧線とを分離する分離ゲートと、
    前記第2のグローバル電圧線の電圧が、前記グローバル参照電圧線の固定電圧により規定される電圧レベルを越えて変化するのを抑制するクランプ素子を備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記電源回路は、
    前記第1の電圧を生成する第1の電圧発生回路と、
    前記第1の電圧発生回路と別に設けられ、前記第1の電圧と同一電圧レベルの第3の電圧を生成する第2の電圧発生回路とを含み、
    前記半導体記憶装置は、さらに、
    前記電源回路からの第3の電圧を各前記サブブロックに共通に伝達する第3のグローバル電圧線と、
    各前記サブブロックに対応して前記第1のローカル伝達線と別に設けられ、前記第3のグローバル電圧線上の電圧を対応のサブブロックに伝達する複数の第3のローカル電圧線とを備え、
    前記ドライブ段は、対応の第3のローカル電圧線の電圧をバックゲートに受け、導通時、前記第1のローカル電圧線の電圧を対応のワード線に伝達する第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第2のグローバル電圧線の電圧をバックゲートに受け、前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと相補的に導通し、導通時、前記対応のワード線に前記第2のローカル電圧線の電圧を伝達する第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを備え、
    前記ドライブ電源制御回路は、さらに、
    前記第2のグローバル電圧線の電圧が、前記グローバル参照電圧線の固定電圧により規定される電圧レベルを越えて変化するのを抑制するクランプ素子を備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1のローカル電圧線の電圧が、外部から供給される第4の電圧が規定する電圧レベルを超えて変化するのを抑制する第2のクランプ素子をさらに備える、請求項5または6に記載の半導体記憶装置。
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