JP2008278710A - 圧電素子及び振動型アクチュエータ - Google Patents

圧電素子及び振動型アクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】圧電素子及び振動型アクチュエータにおいて、フルブリッジ駆動を可能にするとともに、信頼性を向上させる。
【解決手段】圧電素子12は圧電体層1と内部電極層2とを積層してなる。内部電極層2はプラス電極層2a及びマイナス電極層2bからなる。プラス電極層2aは第1及び第2プラス電極層2aa,2abを有する。マイナス電極層2bは第1及び第2マイナス電極層2ba,2bbを有する。第1プラス電極層2aa及び第1マイナス電極層2baはそれぞれ、4つの分割電極3と、4つの分割電極3のうち第1対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極3を互いに接続する接続電極4とを有する。第2プラス電極層2ab及び第2マイナス電極層2bbはそれぞれ、4つの分割電極3と、4つの分割電極3のうち第2対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極3を互いに接続する接続電極4とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧電素子及びそれを備えた振動型アクチュエータに関するものである。
従来から、各種電気機器等に用いられる、圧電素子(電気機械変換素子)を備えた振動型アクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。この圧電素子は、圧電体と電極とを交互に積層してなる。そして、前記振動型アクチュエータでは、電極に電圧を印加することにより圧電素子を振動させ、これにより、可動体を移動させる。
特表2003−501988号公報
振動型アクチュエータは2相の電源を必要とする。振動型アクチュエータの圧電素子は、通常、圧電体と2相の独立している給電電極と共通電極を有している。そして、この圧電素子が、1層の圧電体の両面にそれぞれ電極を形成してなる、厚みが数mmの単板型のものであると、圧電素子を十分に変位させるためには、数十V〜数百Vの印加電圧が必要となる。
そこで近年は、圧電体と電極とを交互に積層することで、電極間の圧電体の厚みを薄くし、同じ大きさの電源電圧であっても、単位長さ当たりの圧電体にかかる電圧(電界強度)を高くし、駆動電圧の低電圧化を図っている。
しかしながら、例えば、最近の携帯機器の電源として用いられるリチウムイオン電源による3V駆動を実現するためには、圧電体の厚みを数十um以下にまでしなければならない。そうすると、圧電定数が劣化したり、圧電素子に対する電極の割合が増加したりして、効率が低下する。
ところで、圧電素子の駆動方式として、効率と使用デバイスの数に鑑みて、一般に、ハーフブリッジ駆動、又はシングル駆動方式が用いられる。これらの方式では、圧電素子にグランドレベルと電源レベルとの差に相当する電圧しか印加できない。
フルブリッジ駆動方式、又はプッシュプル駆動方式を採用すれば、圧電素子に電源レベルと逆電源レベルの電圧を印加できるので、同じ大きさの電源電圧であっても、2倍の大きさの電圧を印加できる。
しかしながら、共通電極を持つ従来の振動型アクチュエータでは、フルブリッジ回路やプッシュプル回路など、逆電圧をかける電源回路を用いることができなかった。
これに対し、共通電極を分割することが考えられるが、単に共通電極を分割するだけでは、素子外面(例えば素子周囲面)の外部電極とワイヤー等との接点が8箇所必要となり、ワイヤーなどの重さによる特性劣化が起こる。
さらに、共通電極を分割した上で、素子外面(例えば素子主面)に外部電極同士を互いに接続する接続電極を形成すると、前記接点を4つに減らすことができるが、この場合、圧電素子のエッジ部分に電極を形成しなければならず(いわゆるエッジ接続)、圧電素子がその周辺部品と接触するとそのエッジ部分の電極が取れてしまうなど、信頼性に問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧電素子及び振動型アクチュエータにおいて、フルブリッジ駆動を可能にするとともに、信頼性を向上させることにある。
その課題を解決するために、本発明は、略矩形状の圧電体層と内部電極層とを交互に積層してなる圧電素子であって、前記内部電極層は、積層方向に前記圧電体層を介して交互に配されたプラス電極層及びマイナス電極層からなり、前記プラス電極層は、前記圧電体層の主面に設けられた第1プラス電極層と、主面に該第1プラス電極層が設けられた圧電体層とは異なる圧電体層の主面に設けられた第2プラス電極層とを有し、前記マイナス電極層は、前記圧電体層の主面に設けられた第1マイナス電極層と、主面に前記第1マイナス電極層が設けられた圧電体層とは異なる圧電体層の主面に設けられた第2マイナス電極層とを有し、前記第1プラス電極層及び前記第1マイナス電極層はそれぞれ、前記圧電体層の主面をその長手方向及び短手方向にそれぞれ2分割してなる4つの領域にそれぞれ設けられた4つの分割電極と、該4つの分割電極のうち前記圧電体層の主面の第1対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極を互いに接続する接続電極とを有し、前記第2プラス電極層及び前記第2マイナス電極層はそれぞれ、前記4つの領域にそれぞれ設けられた4つの分割電極と、該4つの分割電極のうち前記圧電体層の主面の第2対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極を互いに接続する接続電極とを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、圧電素子に逆電圧を印加できるので、フルブリッジ駆動が可能になる。また、複数の圧電素子を直列に接続できるので、それらを協調動作させることが可能になる。また、エッジ接続が不必要となり、信頼性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
−振動型アクチュエータの構成−
図1及び図2に示すように、振動型アクチュエータは、略直方体状の圧電素子12(例えば、長さ6.0mm×幅1.7mm×厚み1.0mmのもの)を備えている。この圧電素子12は、互いに対向する一対の主面と、この主面と直交して圧電素子12の主面の長手方向に延びる、互いに対向する一対の端面と、これらの主面及び端面の両方と直交して圧電素子12の主面の短手方向に延びる、互いに対向する一対の側面とを有している。主面、端面及び側面が圧電素子12の外面を構成し、端面及び側面が圧電素子12の周囲面を構成している。本実施形態では、主面、端面及び側面のうち主面が最大の面積を有している。
圧電素子12は、3つの支持部13a〜13cを介してケース11に収容支持されている。圧電素子12の一方の端面には駆動子8,8が設けられており、これらの駆動子8,8は平板状の可動体9を支持している。駆動子8及び可動体9は、例えばジルコニア、アルミナ、窒化珪素を主成分とするセラミック材料からなるものである。圧電素子12の他方の端面(駆動子8,8が設けられた端面とは反対側の端面)の支持部13cは、駆動子8,8を可動体9に押圧している。これにより、駆動子8,8の先端部と可動体9との摩擦力が高められ、圧電素子12の振動が駆動子8,8を介して確実に可動体9に伝搬される。
圧電素子12は、略矩形状の圧電体層1と内部電極層2とを交互に積層してなるものである。この圧電体層1は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電セラミック材料からなる絶縁体層である。
内部電極層2は、例えば銀、パラジウムを主成分とする金属からなる電極層である。内部電極層2は、田の字状に4分割された4つの分割電極3,3,…と、これらの4つの分割電極3,3,…のうち圧電体層1の上側主面のいずれか一方の対角線上に位置する一対の分割電極3,3を互いに接続する接続電極4と、分割電極3を素子端面まで引き出す引出電極5とからなる。この引出電極5により素子端面に引き出された分割電極3は、外部接続電極(外部給電電極)6を介して、異なる内部電極層2上の同電位の分割電極3と接続されている。この外部接続電極6は、例えば銀、パラジウムを主成分とする金属からなる電極である。外部接続電極6は、圧電素子12の両端面にそれぞれ4つずつ形成されており、圧電体層1の厚み以上の間隔を開けて配置するのが望ましい。そして、分割電極3は、外部接続電極6、引出電極5、及び接続電極4を通じて、電力が供給されるようになっている。
内部電極層2は、積層方向(圧電素子12の厚み方向)に圧電体層1を介して交互に配されたプラス電極層(給電電極層)2a及びマイナス電極層(グラウンド電極層)2bからなる。これらのプラス電極層2a及びマイナス電極層2bは互いに絶縁されて導通されていない。プラス電極層2aは、圧電体層1の上側主面に設けられた第1プラス電極層2aaと、上側主面にこの第1プラス電極層2aaが設けられた圧電体層1とは異なる圧電体層1の上側主面に設けられた第2プラス電極層2abとからなる。マイナス電極層2bは、圧電体層1の上側主面に設けられた第1マイナス電極層2baと、上側主面にこの第1マイナス電極層2baが設けられた圧電体層1とは異なる圧電体層1の上側主面に設けられた第2マイナス電極層2bbとからなる。そして、内部電極層2は、積層方向に圧電体層1を介して第1プラス電極層2aa、第1マイナス電極層2ba、第2プラス電極層2ab、第2マイナス電極層2bbがこの順に繰り返し配されてなる。なお、圧電体層1は、プラス電極層2a側からマイナス電極層2b側へと分極されている。
以下、第1プラス電極層2aaについて説明する。第1プラス電極層2aaの4つの分割電極3,3,…は、圧電体層1の上側主面をその長手方向L及び短手方向Sにそれぞれ2等分してなる4つの領域A1〜A4(図3参照)にそれぞれ設けられており、接続電極4は、これらの4つの分割電極3,3,…のうち圧電体層1の上側主面の第1対角線方向(第1対角線の延びる方向)D1に対向する2つの領域A1,A3にそれぞれ設けられた一対の分割電極3,3を導通している。各分割電極3は略矩形状の電極であり、積層方向から見てマイナス電極層(相隣り合う電極層)2bの各分割電極3と重なっている。つまり、第1プラス電極層2aaの各分割電極3とマイナス電極層2bの各分割電極3とは、圧電体層1を挟んで対向している。各分割電極3には、圧電素子12の端面に向かって延びる引出電極5が設けられている。この各引出電極5は、積層方向から見てマイナス電極層2bの各分割電極3と重なっていない。つまり、第1プラス電極層2aaの各引出電極5は、マイナス電極層2bの各分割電極3とは対向していない。このため、圧電体層1の各引出電極5に対向する部分には電界が生じない。つまり、この部分は圧電的に不活性な部分となる。
続いて、第2プラス電極層2abについて説明する。第2プラス電極層2abの4つの分割電極3,3,…も、前記4つの領域A1〜A4にそれぞれ設けられており、接続電極4は、これらの4つの分割電極3,3,…のうち圧電体層1の上側主面の第2対角線方向(第2対角線の延びる方向)D2に対向する2つの領域A2,A4にそれぞれ設けられた一対の分割電極3,3を導通している。各分割電極3には、圧電素子12の端面に向かって延びる引出電極5が設けられている。この各引出電極5が引き出される位置は第1プラス電極層2aaの各引出電極5の引出し位置と同じである。そして、外部接続電極6,6を通じて、各第1プラス電極層2aaの領域A1,A3の分割電極3,3と各第2プラス電極層2abの領域A1,A3の分割電極3,3とは導通されており、外部接続電極6,6を通じて、各第1プラス電極層2aaの領域A2,A4の分割電極3,3と各第2プラス電極層2abの領域A2,A4の分割電極3,3とは導通されている。その他の点に関しては、第1プラス電極層2aaとほぼ同様である。
続いて、マイナス電極層2bについて説明する。第1マイナス電極層2baの4つの分割電極3,3,…も、前記4つの領域A1〜A4にそれぞれ形成されており、接続電極4は、第1プラス電極層2aaと同じく、前記第1対角線方向D1に対向する2つの領域A1,A3にそれぞれ配された一対の分割電極3,3を導通している。各分割電極3には、圧電素子12の端面に向かって延びる引出電極5が設けられている。第2マイナス電極層2bbの4つの分割電極3,3,…も、前記4つの領域A1〜A4にそれぞれ形成されており、接続電極4は、第2プラス電極層2abと同じく、前記第2対角線方向D2に対向する2つの領域A2,A4にそれぞれ配された一対の分割電極3,3を導通している。各分割電極3には、圧電素子12の端面に向かって延びる引出電極5が設けられている。この各引出電極5が引き出される位置は第1マイナス電極層2baの各引出電極5の引出し位置と同じである。そして、外部接続電極6,6を通じて、各第1マイナス電極層2baの領域A1,A3の分割電極3,3と各第2マイナス電極層2bbの領域A1,A3の分割電極3,3とは導通されており、外部接続電極6,6を通じて、各第1マイナス電極層2baの領域A2,A4の分割電極3,3と各第2マイナス電極層2bbの領域A2,A4の分割電極3とは導通されている。その他の点に関しては、プラス電極層2aとほぼ同様である。
上述のような電極構成を採用することで、圧電素子12のいずれ一方の端面上の4つの外部接続電極6,6,…に給電すると、4つの独立している領域A1〜A4の分割電極3,3,…にそれぞれ電圧を供給できる。つまり、各プラス電極層2aの領域A1,A3の分割電極3,3にそれぞれ接続されている外部接続電極6,6をA+と、各プラス電極層2aの領域A2,A4の分割電極3,3にそれぞれ接続されている外部接続電極6,6をB+と、各マイナス電極層2bの領域A1,A3の分割電極3,3にそれぞれ接続されている外部接続電極6,6をA−と、各マイナス電極層2bの領域A2,A4の分割電極3,3にそれぞれ接続されている外部接続電極6,6をB−とすると、圧電素子12のいずれ一方の端面上のA+とA−との間、及びB+とB−との間に電圧をそれぞれ印加することで、領域A1,A3の位置に対応する圧電体層1、及び領域A2,A4の位置に対応する圧電体層1に電界をそれぞれ加えることができる。
ところで、圧電素子12の伸縮振動の共振周波数及び屈曲振動の共振周波数は、それぞれ圧電素子12の材料や形状等により決定される。そして、圧電素子12の材料や形状等は、伸縮振動の共振周波数及び屈曲振動の共振周波数が略一致するように決められている。本実施形態では、圧電素子12の材料や形状等は、1次モードの伸縮振動の共振周波数及び2次モードの屈曲振動の共振周波数が略一致するように決定されている。
以下、内部電極層2等についてさらに説明する。
各分割電極3は、圧電的に不活性な部分に配置された引出電極5を介して外部接続電極6に接続されている。このことにより、圧電素子12に余分な振動が発生しない。その結果、圧電素子12がバランスよく振動し、その振動効率が向上する。
また、内部電極層2は、積層方向に圧電体層1を介して第1プラス電極層2aa、第1マイナス電極層2ba、第2プラス電極層2ab、第2マイナス電極層2bbがこの順に配されてなる。これにより、圧電素子12の接続電極4の配置部分の振動の対称性が向上する。このことにより、圧電素子12に余分な振動が発生せず、エネルギーロスが大幅に低減される。その結果、給電電力を効率よく振動に変換できる。
また、第1プラス電極層2aa、第2プラス電極層2ab、第1マイナス電極層2ba、及び第2マイナス電極層2bbの数が同数である。これにより、圧電素子12の振動の対称性が向上する。このことにより、圧電素子12に余分な振動が発生せず、エネルギーロスが大幅に低減される。その結果、給電電力を効率よく振動に変換できる。
また、圧電素子12の積層方向の最外層が圧電体層1である。これにより、以下の効果が得られる。つまり、電子機器内部の非常に小さい空間に小型の振動型アクチュエータ(例えば、長さが1mm〜20mm程度のもの)を実装する場合、圧電素子12の最外層が内部電極層2であると、圧電素子12の主面にその周辺にある金属部品が接触したときに、その最外層の電極層がショートして、振動型アクチュエータの特性が著しく低下することがある。そこで、上述のように、圧電素子12の積層方向の最外層を絶縁体である圧電体層1とすることにより、圧電素子12の主面に金属部品が接触してもショートが発生しない。その結果、振動型アクチュエータの信頼性を向上させることができる。
−振動型アクチュエータの動作−
以下、振動型アクチュエータの動作について説明する。図4は、1次モードの伸縮振動の変位図であり、図5は、2次モードの屈曲振動の変位図であり、図6は、圧電素子12の動作を示す概念図である。なお、図4〜図6においては、圧電素子12の主面はその紙面と平行な位置関係にある。
例えばワイヤー(図示せず)を介して、A+とA−との間、つまり、プラス電極層2aの領域A1,A3の分割電極3,3とマイナス電極層2bの領域A1,A3の分割電極3,3との間に、前記共振周波数近傍の周波数の正弦波の基準交流電圧(以下、第1電圧という)を印加し、B+とB−との間、つまり、プラス電極層2aの領域A2,A4の分割電極3,3とマイナス電極層2bの領域A2,A4の分割電極3,3との間に、第1電圧とほぼ同じ大きさ・周波数の正弦波の交流電圧(以下、第2電圧という)を印加する。これにより、プラス電極層2aの領域A1,A3の分割電極3,3に同位相の電圧が加わり、プラス電極層2aの領域A2,A4の分割電極3,3に同位相の電圧が加わる。第1電圧と第2電圧との位相差が0度の場合、圧電素子12には図4に示す1次モードの伸縮振動が誘起される。一方、その位相差が180度の場合、圧電素子12には図5に示す2次モードの屈曲振動が誘起される。
また、A+とA−との間に共振周波数近傍の周波数の正弦波の第1電圧を印加し、B+とB−との間に位相が第1電圧と90度又は−90度だけ異なる、第1電圧とほぼ同じ大きさ・周波数の正弦波の第2電圧を印加すると、圧電素子12には、図4に示す1次モードの伸縮振動と図5に示す2次モードの屈曲振動とが調和的に誘起される。
そして、圧電素子12の形状が、図6(a)〜(d)に示すような順で変化する。その結果、圧電素子12に設けられた駆動子8,8が、図6の紙面を貫く方向から見て略楕円運動する。つまり、圧電素子12の伸縮振動及び屈曲振動の合成振動により駆動子8,8が楕円運動する。この楕円運動により駆動子8,8に支持された可動体9が圧電素子12との間で相対運動して、図1に示す矢印A又は矢印Bの方向に移動する。
ここで、伸縮振動の伸縮方向は、圧電素子12の主面の長手方向、つまり、可動体9の移動方向であり、屈曲振動の振動方向は、駆動子8,8が可動体9を支持する方向である。圧電素子12の積層方向は、伸縮振動の伸縮方向及び屈曲振動の振動方向の両方と垂直な方向である。
−実施例−
図7に示すフルブリッジ回路を電源電圧3Vで駆動した(本発明に係る振動型アクチュエータ)。スイッチング回路としてFETを用いた。CPUにより270kHzでスイッチングすることにより、圧電素子12に±3Vの電圧を印加した。A+とA−との間に印加するFETのゲート信号と、B+とB−との間に印加するFETのゲート信号を、周波数を同じにし、位相差を90度にした。この場合、圧電素子12にかかる電圧は6Vppで、無負荷状態における可動体9の移動速度は90mm/sであった。
一方、同じ条件で、図8に示すハーフブリッジの構成を駆動した(共通電極を持つ従来の振動型アクチュエータ)。この場合、圧電素子12にかかる電圧は3Vppで、無負荷状態における可動体9の移動速度は50mm/sであった。
(実施形態2)
本実施形態は、振動型アクチュエータの構成が実施形態1と異なるものである。図9に示すように、本実施形態では、圧電素子12の一方の端面には、屈曲振動の腹の部分に駆動子8,8を実装し、駆動子8を実装した端面とは反対側の他方の端面には、外部接続電極6を介して支持部13bとしての導電ゴムが設けられ、この導電ゴム13bがケース11にある電源端子に導通されている。そして、ケース11の下側から予圧が付与されることで、導電ゴム13bを介して圧電素子12に力が加わり、駆動子8,8が可動体9に押し付けられる。
導電ゴム13bは、例えばシリコーンゴムが主成分の支持層とシリコーンゴムと銀などの金属粒子が混ぜられた導電層との積層構造になっており、その積層方向(図9の左右方向)には絶縁されている異方性のものである。そして、圧電素子12の他方の端面には4つの外部接続電極6があるので、1つの異方性導電ゴム13bにより4つの端子との接続が可能になる。
なお、圧電素子12の主面の長手方向の位置精度を高めるため、圧電素子12の各側面にゴムを支持部13a,13cとして設けてもよい。
(実施形態3)
本実施形態は、振動型アクチュエータの構成が実施形態2と異なるものである。図10及び図11に示すように、本実施形態では、圧電素子12の両側面に外部給電電極6をそれぞれ2つずつ形成し、両端面に外部接続電極6をそれぞれ2つずつ形成する。そして、圧電素子12の両側面から支持部13a,13cとしての異方性導電ゴム(これらの導電ゴム13a,13cは図10の上下方向に絶縁されている)により4チャンネル引き出す。素子底面(素子端面)のゴム(支持部)13bには予圧が加えられている。
実施形態2では、外部給電電極6を下側端面に形成しており、導電ゴム13bが給電端子の役割と予圧付与の役割を兼ねている。ここで、振動型アクチュエータを高出力化したい場合、大きな予圧をかける必要があり、予圧付与に厳密さが求められる。このため、実施形態2においては、安定した導通に必要な導電ゴム13bへの圧力と、予圧付与に必要な導電ゴム13bの圧力が一致しないときがある。
本実施形態では、圧電素子12の両側面に外部給電電極6を形成し、その素子各側面から給電するので、予圧が加えられる支持部13bから給電端子の役割をなくすことができ、信頼性を向上させることができる。
なお、素子側面は通常、素子端面よりも小さいため、2つの外部給電電極6を絶縁距離を開けて形成するのは難しいが、図11に示すように、素子端面へのにじみをある程度許容することで、2つの外部給電電極6の絶縁距離を確保できる。このため、素子端面に形成する2つの外部接続電極6は、できる限り素子側面よりも離れた位置に形成するのが望ましい。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、内部電極層2は、積層方向に圧電体層1を介して第1プラス電極層2aa、第1マイナス電極層2ba、第2プラス電極層2ab、第2マイナス電極層2bbがこの順に配されてなるが、これに限らない。第1プラス電極層2aa又は第2プラス電極層2abを積層方向に何層か連続して配してもよく、第1マイナス電極層2ba又は第2マイナス電極層2bbを積層方向に何層か連続して配してもよい。あるいは、第1プラス電極層2aa及び第2プラス電極層2abをランダムに配してもよく、第1マイナス電極層2ba及び第2マイナス電極層2bbをランダムに配してもよい。
また、前記各実施形態では、内部電極層2の分割電極3及び接続電極4のなす形状を、圧電体層1の上側主面の中心点M(図3参照)に対して点対称の形状にしてもよい。つまり、引出電極5を除く内部電極層2の形状を、圧電体層1の上側主面の第1対角線及び第2対角線の交点に対して点対称の形状にしてもよい。このように、内部電極層2の形状を圧電体層1の上側主面の中心点Mに対して略点対称の形状にすることにより、圧電素子12の振動、特に2次モードの屈曲振動の対称性が向上する。このことにより、圧電素子12に余分な振動が発生せず、エネルギーロスが大幅に低減される。その結果、給電電力を効率よく振動に変換できる。
また、前記各実施形態では、第1プラス電極層2aaの分割電極3及び接続電極4のなす形状と、第2プラス電極層2abの分割電極3及び接続電極4のなす形状とを、圧電体層1の上側主面の長手方向Lに延びる中心線C(図3参照)に対して互いに反転した形状にし、第1マイナス電極層2baの分割電極3及び接続電極4のなす形状と、第2マイナス電極層2bbの分割電極3及び接続電極4のなす形状とを、その中心線Cに対して互いに反転した形状にしてもよい。つまり、引出電極5を除く第1プラス電極層2aa及び第1マイナス電極層2baの形状をそれぞれその中心線Cに対して反転した形状を、引出電極5を除く第2プラス電極層2ab及び第2マイナス電極層2bbの形状にしてもよい。このように、第1プラス電極層2aaの形状と第2プラス電極層2abの形状を、その中心線Cに対して互いに略反転した形状にし、第1マイナス電極層2baの形状と第2マイナス電極層2bbの形状を、その中心線Cに対して互いに略反転した形状にすることにより、圧電素子12の振動、特に2次モードの屈曲振動の対称性が向上する。このことにより、圧電素子12に余分な振動が発生せず、エネルギーロスが大幅に低減される。その結果、給電電力を効率よく振動に変換できる。
また、前記各実施形態では、図12に示すように、プラス電極層2aの分割電極3とマイナス電極層2bの分割電極3との、積層方向から見たときの重なり部分を、圧電体層1の長手方向両端縁部を除く部分に形成してもよい。
ところで、圧電体層1の長手方向両端部は、1次モードの伸縮振動の応力集中部から遠く離れており、応力があまり発生しない。応力があまり発生しないその領域に電極を形成すると、その電極を通じて供給される電力が効率よく振動に変換されず、電気的なロスが生じやすい。だから、給電電力を効率よく振動に変換するために、上述のように、伸縮振動の応力集中部及びこの近傍に電極を形成し、応力があまり発生しないそれ以外の部分に電極を形成しないようにするのがよい。具体的には、圧電体層1の長手方向各端縁から、その長手方向中心に向かって圧電体層1の長手方向長さの10%に相当する長さだけ入った領域以外の領域に前記重なり部分を形成するのが好ましく、その長手方向長さの20%に相当する長さだけ入った領域以外の領域に形成するのがより好ましい。このことにより、より大きな1次モードの伸縮振動を誘起させることができ、振動型アクチュエータの効率を向上させることができる。
また、前記各実施形態では、前記重なり部分を圧電体層1の短手方向中央部を除く部分に形成してもよい。
ところで、圧電体層1の短手方向中央部は、2次モードの屈曲振動による応力が集中する応力集中部(圧電体層1の短手方向両端縁部)から遠く離れており、応力があまり発生しない。応力があまり発生しないその領域に電極を形成すると、その電極を通じて供給される電力が効率よく振動に変換されず、電気的なロスが生じやすい。だから、給電電力を効率よく振動に変換するために、上述のように、屈曲振動の応力集中部及びこの近傍に電極を形成し、応力があまり発生しないそれ以外の部分に電極を形成しないようにするのがよい。具体的には、圧電体層1の短手方向中央から、その短手方向各端縁に向かって圧電体層1の短手方向長さの10%に相当する長さだけ行った領域以外の領域に前記重なり部分を形成するのが好ましく、その短手方向長さの20%に相当する長さだけ行った領域以外の領域に形成するのがより好ましい。このことにより、より大きな2次モードの屈曲振動を誘起でき、振動型アクチュエータの効率を向上させることができる。
また、前記各実施形態では、接続電極4を、圧電体層1の長手方向中央部の、短手方向両端縁部を除く部分のほぼ全面に亘って設けてもよい。これにより、圧電体層1の長手方向中央部の電極の面積を大きくすることができる。ここで、圧電体層1の長手方向中央部は、1次モードの伸縮振動のノード部、つまり、伸縮振動による応力が集中する応力集中部であり、この応力集中部には、圧電効果による電荷が集中して発生する。そして、上述のように、その部分の電極の面積を大きくすることにより、圧電素子12を小型化した場合でも、大きな伸縮振動を誘起させることができる。その結果、振動型アクチュエータの効率を向上させることができる。
ところで、接続電極4の電極面積が大きいほど、大きな伸縮振動が発生するが、その電極面積があまりに大きすぎると、2次モードの屈曲振動が妨げられる。そこで、接続電極4の幅は、圧電体層1の長手方向長さの5%〜40%程度の大きさとするのが望ましい。
一方、接続電極4は、圧電体層1の短手方向に関しては、ほぼ全域に亘って形成することが理想であるが、接続電極4を圧電体層1の短手方向端縁部にまで形成すると、内部電極層2間の絶縁が困難となる。そこで、上述のように、接続電極4を圧電体層1の短手方向両端縁部を除く部分に形成するのがよい。具体的には、圧電体層1の短手方向各端縁から、その短手方向中心に向かって圧電体層1の厚み方向長さだけ入った領域以外の領域に接続電極4を形成するのが望ましい。
また、前記各実施形態では、分割電極3を略矩形状の電極としたが、これに限らず、例えば、これらを振動による応力の分布に応じた形状のものとしてもよい。
また、前記各実施形態では、ワイヤーによる給電などについて説明したが、フレキシブル基板による給電や、コンタクトピンによる給電など、他の給電方法を用いてもよい。これらにより、前記各実施形態と同様の効果が得られる。
また、前記各実施形態では、振動型アクチュエータの駆動力が付与されて駆動される可動体9は平板状であるが、これに限られるものではなく、可動体9の構成としては任意の構成を採用できる。例えば、図13に示すように、可動体は所定の軸X回りに回動可能な円板体9であり、振動型アクチュエータの駆動子8,8が円板体9の側周面9aに当接するように構成されていてもよい。かかる構成の場合、振動型アクチュエータを駆動すると、駆動子8,8の略楕円運動によって、円板体9が所定の軸X回りに回動させられる。
また、前記各実施形態では、駆動子8,8を圧電素子12の一方の端面に設けた構成について説明したが、圧電素子12の一方の側面に形成してもよい。この場合、1次モードの伸縮振動の伸縮方向は、駆動子8,8が可動体9を支持する方向となり、2次モードの屈曲振動の振動方向は、可動体9の移動方向となる。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施できる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明にかかる圧電素子及び振動型アクチュエータは、フルブリッジ駆動を可能にするとともに、信頼性を向上させるための用途等に適用できる。
振動型アクチュエータの斜視図である。 (a)は、圧電素子の斜視図であり、(b)は、上側主面に電極層が設けられた圧電体層の平面図である。 圧電体層の上側主面を示す図である。 1次モードの伸縮振動の変位図である。 2次モードの屈曲振動の変位図である。 圧電素子の動作を示す概念図である。 圧電素子の駆動回路の回路図である。 圧電素子の駆動回路の回路図である。 振動型アクチュエータの正面図である。 振動型アクチュエータの正面図である。 (a)は、圧電素子の斜視図であり、(b)は、圧電素子の分解斜視図である。 (a)は、圧電素子の斜視図であり、(b)は、上側主面に電極層が設けられた圧電体層の平面図である。 振動型アクチュエータの変形例の斜視図である。
符号の説明
1 圧電体層
2 内部電極層
2a プラス電極層
2aa 第1プラス電極層
2ab 第2プラス電極層
2b マイナス電極層
2ba 第1マイナス電極層
2bb 第2マイナス電極層
3 分割電極
4 接続電極
5 引出電極
6 外部接続電極
8 駆動子
9 可動体
12 圧電素子

Claims (3)

  1. 略矩形状の圧電体層と内部電極層とを交互に積層してなる圧電素子であって、
    前記内部電極層は、積層方向に前記圧電体層を介して交互に配されたプラス電極層及びマイナス電極層からなり、
    前記プラス電極層は、前記圧電体層の主面に設けられた第1プラス電極層と、主面に該第1プラス電極層が設けられた圧電体層とは異なる圧電体層の主面に設けられた第2プラス電極層とを有し、
    前記マイナス電極層は、前記圧電体層の主面に設けられた第1マイナス電極層と、主面に前記第1マイナス電極層が設けられた圧電体層とは異なる圧電体層の主面に設けられた第2マイナス電極層とを有し、
    前記第1プラス電極層及び前記第1マイナス電極層はそれぞれ、前記圧電体層の主面をその長手方向及び短手方向にそれぞれ2分割してなる4つの領域にそれぞれ設けられた4つの分割電極と、該4つの分割電極のうち前記圧電体層の主面の第1対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極を互いに接続する接続電極とを有し、
    前記第2プラス電極層及び前記第2マイナス電極層はそれぞれ、前記4つの領域にそれぞれ設けられた4つの分割電極と、該4つの分割電極のうち前記圧電体層の主面の第2対角線方向に対向する2つの領域にそれぞれ設けられた一対の分割電極を互いに接続する接続電極とを有することを特徴とする圧電素子。
  2. 請求項1記載の圧電素子において、
    前記内部電極層は、積層方向に前記圧電体層を介して前記第1プラス電極層、前記第1マイナス電極層、前記第2プラス電極層、前記第2マイナス電極層がこの順に配されてなることを特徴とする圧電素子。
  3. 請求項1又は2記載の圧電素子と、
    前記圧電素子に設けられた駆動子と、
    前記駆動子に支持された可動体とを備え、
    前記圧電素子に給電することにより該圧電素子を伸縮振動と屈曲振動とが合成された振動をさせ、該振動により前記駆動子を略楕円運動させて前記可動体を移動させることを特徴とする振動型アクチュエータ。
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