JP2008270134A - 気液分離装置および排出バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、水位センサを用いることなく、簡便な構造で水等の液体のみを排出可能な低コストの気液分離装置および排水バルブを提供することにある。
【解決手段】本発明に関わる気液分離装置は、ガス中に混在する気化した状態の液体をガスから分離するための気液分離装置4であって、ガスから分離される液体Wを貯留するタンク4aと、該タンク4a内の液体Wの液面高さに依存して変位するフロート部材5fと、該フロート部材5fの変位位置が所定の変位位置を越えた場合、該フロート部材5fの所定の変位位置を越える動作によって開閉弁部5b4、5zを開弁し液体Wをタンク4aから排出させるドレン機構5c、P、5b、5tとを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、水位を検知して排水を行う気液分離装置および排出バルブに関する。
一般に、燃料電池は、高分子電解質膜を挟んで一方側に空気中の酸素が供給されるカソード電極を区画するとともに他方側に燃料ガスの水素が供給されるアノード電極を区画したセルを、多数直列に積層したスタック構造で構成されている。そして、燃料電池は、各セルの電気化学反応によってそれぞれ発電し、各セルを直列に接続したスタックの発電の電気エネルギーを負荷に供給している。なお、燃費を改善する等の理由により、燃料電池のスタックから排出した水素をスタック直前の燃料ガス供給路に導く循環流路をスタックからエゼクタを介して該燃料ガス供給路に接続して、燃料電池のスタックから排出した水素(以下、排水素と称す)を、この循環流路およびエゼクタを介してスタック直前の燃料ガス供給路に導き、再循環している。
ここで、カソード電極には、酸素が供給されているために、このカソード電極において、水素イオン、電子及び酸素ガスが反応して水が生成される一方、アノード電極では、カソード側からの逆拡散あるいは燃料ガスの高湿化等を原因として水が発生する。そして、燃料ガス供給路を通じて外部から新たに供給される水素と、循環流路を通して循環する高温の排出した水素とが、エゼクタにおいて混合される際、温度低下に伴って排水素とに含まれている水蒸気が凝縮し、液体となる可能性がある。そこで、従来、循環流路に排出した排水素中に含まれている水分を除去するために、除湿手段である気液分離装置を備えている。この気液分離装置において、燃料電池から排出される排水素は、気液分離装置で冷却され除湿され、この凝縮分離した液体が気液分離装置内に溜まり、ドレンとして気液分離装置から系外に排出されている。
このように、燃料電池システムのアノード系内で発生した水は、通常、スタック出口に接続される循環流路中にある気液分離装置に集められて、ドレン弁を用いて車外に排出されている。この気液分離装置からの排水に際して、気液分離装置において排水素から凝縮して溜まる発生水量は、スタックの運転状態、出力状態等に依存し一定でないため、該水量を水位センサ等で検知して排水量を決定して排水している。また、水位センサを用いない場合には、気液分離装置からのオバーフローを防ぐため、スタックの運転状態等からフィードフォワード制御を行って排水量を決定し、ドレン弁を開閉して排水している。
なお、本願に係る文献公知発明として、下記の特許文献がある。
特開平8−321316号公報(図1) 特開平7−269417号公報(図1) 特開2006−221947号公報(段落番号0031、0044および図4、図6)
ところで、水位センサを用いないフィードフォワード制御による排水の場合、実際に気液分離装置内に溜まった水量を検知しないため、ドレン弁を水中に没した状態でなく開閉することが起こり、凝縮した水とともに燃料ガスである水素が車外に捨てられることがある。そのため、燃費が悪くなるおそれがある。一方、水位センサを用いた排水制御の場合、水中に没したドレン弁を開閉することになるため、水素が排出されることはないが、水位センサの分、重量が重くなり、部品点数が増えて構造が複雑化しコストが上昇する。
本発明は前記実状に鑑み、水位センサを用いることなく、簡便な構造で水等の液体のみを排出可能な低コストの気液分離装置および排水バルブの提供を目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明に関わる気液分離装置は、ガス中に混在する気化した状態の液体をガスから分離するための気液分離装置であって、ガスから分離される液体を貯留するタンクと、該タンク内の液体の液面高さに依存して変位するフロート部材と、該フロート部材の変位位置が所定の変位位置を越えた場合、該フロート部材の所定の変位位置を越える動作によって開閉弁部を開弁し液体をタンクから排出させるドレン機構とを備えている。
本発明の請求項1に関わる気液分離装置または請求項6に関わる排出バルブによれば、液面高さに依存して変位するフロート部材の動作によって開閉弁部を開弁するので、水位センサを用いずに簡便な構造で液体のみを排出可能であり、小型、軽量化、原価低減および燃費の向上を図れる。
本発明の請求項2に関わる気液分離装置または請求項7に関わる排出バルブによれば、簡便な構成で開閉弁部を開弁するドレン機構を得られる。
本発明の請求項3に関わる気液分離装置または請求項8に関わる排出バルブによれば、フロート部材の変位量に対するエアギャップ量の変化割合を小さく変更するリンク機構を備えるので、フロート部材の変位量を縮小させたエアギャップ量に変更でき、移動体の振動等による誤開弁を抑制することができる。
本発明の請求項4に関わる気液分離装置によれば、フロート部材を囲んで形成される隔壁部材を備えるので、フロート部材廻りの液体の液面の変動を抑制することができる。
本発明の請求項5に関わる気液分離装置によれば、タンクまたは容体内を複数の室に分割する仕切り壁を備えるので、タンクまたは容体内の液体の液面の変動を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明を適用した燃料電池システム1の燃料電池2は、車両(図示せず)に搭載されたものであり、アノード電極2bに燃料ガスの水素が供給されるとともにカソード電極2cに空気中の酸素が供給され、水素と酸素との電気化学反応が進行し走行モータ等の負荷(図示せず)へと電流が取り出され、供給された水素および酸素が消費される。なお、供給された水素及び酸素は、燃料電池2から電流が取り出されることに用いられない場合、消費されることなく、そのまま燃料電池2から排水素、排空気として排出される。また、燃費を改善するため等の理由により、燃料電池2から排出された水素を、循環流路J1等を通してスタック2S直前の水素供給路H1にエゼクタ3を介して、循環して使用している。なお、図1は、燃料電池システム1における燃料電池2のスタック2Sとスタック2S近傍の配管内の水素、空気の流れを矢印で表した概念的構成図である。
この燃料電池2は、イオン導電性を有する固体高分子電解質膜2aの一方の片面を触媒を含んでなるアノード電極2bと他方の片面を触媒を含んでなるカソード電極2cとで挟んだ膜電極構造体(MEA:Membrane Electrode Assembly)の両面を導電性のセパレータ(図示せず)で挟んだセルが、多数、例えば、200枚直列に積層されたスタック2Sの構造に形成されている。前記セパレータには水素の通路、空気の通路、冷却水の通路が形成されており、供給される空気、水素、および冷却水循環装置(図示せず)から供給される水が、それぞれ混合しないように通流されている。
ここで、発電中のスタック2S内の温度は、例えば80度乃至90度の高温となるため、スタック2Sから排出され、循環流路J1等を通して循環する水素(以下、排水素と称す)は、高温となっている。そのため、スタック2Sから排出され循環する排水素をそのまま循環させた場合、エゼクタ3において水素供給路H2を通して新たに供給される水素と混合される際、温度低下に伴って排水素に含まれる水蒸気が凝縮し、液体となる可能性がある。そこで、スタック2Sから循環流路J1に排出した排水素中に含まれている水分を除去するため、除湿手段である気液分離装置(排出バルブ)4を循環流路J1、J2間に備えている。
[実施形態1]
図2は、実施形態1の気液分離装置4の構造および排水バルブを閉じた状態を示す要部断面概念図である。また、図3(a)は、実施形態1の気液分離装置4において排水バルブを開く直前の状態を示す要部断面概念図、図3(b)は、実施形態1の気液分離装置4において排水バルブを開けた状態を示す要部断面概念図である。
図2に示すように、気液分離装置4は、排水素に含まれる水蒸気が冷却され凝縮した凝縮水(液体)Wが収容されるタンク(容体)4aと、タンク4aの上方を覆う蓋体4bとを備えている。このタンク4aの側壁上部には、循環流路J1を通して循環される排水素がタンク4a内に入るためのオフガス入口4a1が穿設されるとともに、タンク4a内の凝縮水Wを排水するための排水口4a2が穿設されている。また、タンク4aの上方を覆う蓋体4bには、気液分離装置4内で水分が凝縮された後の排水素を気液分離装置4から循環流路J2を通して排出するためのオフガス出口4b1が穿設されている。この構成により、スタック2Sから排出された排水素は、図1、図3に示すように、循環流路J1からオフガス入口4a1を通って気液分離装置4内に入り、気液分離装置4内で排水素に含まれる水分が冷却され凝縮された後、水分が除去された排水素が、オフガス出口4b1から出て、循環流路J2を通ってエゼクタ3に送られる。
気液分離装置4の蓋体4bには、ソレノイド(ドレン機構)を構成し、通電されることにより磁界を発生する円筒状の電磁コイル(ドレン機構)5cが配設されており、この電流による磁界の磁力によって排水口4a2を閉塞する後記の弁体5b4および弁座シール5zを開くように構成されている。また、この電磁コイル5c内には電磁コイル5cに流れる電流よって発生する磁界によって磁石となる固定鉄心(ドレン機構)5tが固定されている。
また、電磁コイル5cの内周面内には、ガイドを介して図2に示す矢印α方向、すなわち上下方向に挿通自在に可動鉄心(ドレン機構)5kが配設されており、この可動鉄心5kの下方端部には気液分離装置4に溜まった凝縮水Wの上に浮くフロート部材5fが固定されている。この可動鉄心5kおよびフロート部材5fでソレノイドの可動プランジャ(ドレン機構)Pを構成している。ここで、可動プランジャPの一部を成すフロート部材5fが凝縮水W上に浮くことから、凝縮水Wの水位の上昇、下降に従って、可動プランジャPが上下動し、この可動プランジャPの上下動に伴い、可動プランジャPの可動鉄心5kが電磁コイル5c内を矢印α方向に移動するように構成されている。従って、可動プランジャP全体の比重が凝縮水Wの比重より小さく可動プランジャPのフロート部材5fが凝縮水W上に浮くように、フロート部材5fは、樹脂成形品等の凝縮水Wより比重の小さい材料が適宜、選択されるとともに必要な体積を有し、所定の浮力を有するように形成されている。
また、燃料電池システム1は車両に搭載されているため、旋回、登り坂等の走行中に凝縮水Wが変動し、凝縮水W上に浮くフロート部材5fの動きが不安定になり易い。そのため、フロート部材5fと蓋体4b間には圧縮バネb1が配設されており、この圧縮バネb1の押圧力によってフロート部材5fを凝縮水Wに押圧することにより、フロート部材5fの動きを安定化している。
また、可動プランジャPの可動鉄心5kの中央部には、その下方にかけて、小径の貫通孔5k1が長手方向の寸法が長い態様で穿設されており、この貫通孔5k1の上部には、貫通孔5k2が、貫通孔5k1より大きな径であるとともに長手方向の寸法が短く穿設されており、貫通孔5k1、5k2間には段部5k3が形成されている。
この可動鉄心5kの小径の貫通孔5k1に案内されて上下方向に移動自在に、排水口4a2の開閉を行うための弁棒体(ドレン機構)5bが配設されている。この弁棒体5bは、貫通孔5k1に案内され上下方向に移動する案内部5b1と、案内部5b1上端に連続して形成され案内部5b1より大きな径をもって貫通孔5k1上部の段部5k3に係合する係合部5b2と、案内部5b1下端に連続して形成され下方にいくに従い径が大きくなるフランジ部5b3と、フランジ部5b3に連続して形成されその下方端縁部で排水口4a2を閉じる弁体(開閉弁部)5b4とを有して形成されており、さらに、弁棒体5bの弁体5b4の側壁を覆う態様で排水口4a2の径より大きな径をもつ弁座シール(開閉弁部)5zが、柔軟であって流体のシール作用を有する、例えばゴムを用いて成型され固定されている。図2に示すように、排水口4a2を閉じる際、弁棒体5bの弁体5b4および弁座シール5zにより排水口4a2を閉じるが、弁座シール5zはゴム製であるため、弾性変形して排水口4a2の上部近傍に密着してシールし、水漏れを防いでいる。
なお、弁棒体5bにおける係合部5b2は、弁棒体5bの案内部5b1とは別体に製造され、組立に際しては、係合部5b2を除く弁棒体5bの案内部5b1を可動プランジャPの可動鉄心5kの貫通孔5k1に挿通した後、係合部5b2を案内部5b1の上部にネジ留め等により固定する。
また、弁棒体5bの一方端部の係合部5b2と固定鉄心5t間には圧縮バネ(ドレン機構)b2が配設されており、圧縮バネb2によって弁棒体5bを下方に押圧して、弁棒体5bの他方端部の弁体5b4および弁座シール5zによって排水口4a2を閉塞する構成としている。なお、圧縮バネb2の押圧力は、弁棒体5bに凝縮水Wの浮力および車両の走行による振動等が働いても排水口4a2を閉塞し続けるとともに、凝縮水Wの排水に際して可動鉄心5kを引き上げるソレノイドの所定の推力が働いた場合には該推力の方が大きくなるように設定されている。
また、図3に示すように、気液分離装置4のタンク4a内には、車両の旋回および登坂の走行等による凝縮水Wの液面の変動を低下させることを目的にフロート部材5fの周囲、例えば4方を囲んで隔室を形成するように隔壁部材6が設けられている。そのため、車両の旋回などの走行によって気液分離装置4内の凝縮水Wが波打った場合には、凝縮水Wの波が隔壁部材6にぶつかって減衰され、フロート部材5fの周囲の凝縮水Wの液面の変動が大きくならないように構成されている。なお、隔壁部材6は、フロート部材5fの周囲の4方、または3方、または2方等、隔壁部材6を設ける面は4方のうちの少なくとも1方を選択して設けることが可能であるが、フロート部材5fの4方を囲んで隔壁部材6を設ける場合には、隔壁部材6内外部の凝縮水Wが行き来して、隔壁部材6の内外部の凝縮水Wの水位が同じになるように、隔壁部材6の下部に挿通孔6kが設けられる。また、隔壁部材6は、上面視で円形状、楕円状等の任意の形に形成できることは言うまでもない。
次に、燃料電池2の発電中における気液分離装置4の動作について説明する。
図1に示すように、燃料電池2のスタック2Sのカソード電極2cに空気中の酸素が供給されるとともに、スタック2Sのアノード電極2bに水素が供給され、水素と酸素との電気化学反応が進行し外部に電流が取り出されている。この場合、スタック2Sから排出される水分を含んだ排水素が循環流路J1を通って、気液分離装置4にて除湿された後、除湿され排水素が循環流路J2を通ってエゼクタ3に送られ、水素供給路H2を通して新たに供給される水素と混合されて、スタック2Sのアノード電極2bに供給されている。
気液分離装置4においては、水分を含んだ排水素が循環流路J1からオフガス入口4a1を通って気液分離装置4内に送られ冷却され排水素中の水分が凝縮し、図2に示すように、気液分離装置4のタンク4a内に凝縮水Wとして溜まる。そして、除湿された排水素が、気液分離装置4のオフガス出口4b1から出て、循環流路J2を通ってエゼクタ3に送られている。ここで、気液分離装置4内の凝縮水Wがタンク4aからオーバーフローしないように、凝縮水Wが所定の水量になると気液分離装置4の排水口4a2が開弁され排水されている。
この気液分離装置4における凝縮水Wの排水は、下記のように行われる。
図2に示すように、気液分離装置4内の凝縮水Wの水位が、凝縮水Wの排水が開始される水位L2(図3(b)参照)より低い水位L1であるとする。この場合、凝縮水Wの水位L1は低いレベルであるため、凝縮水W上に浮かぶフロート部材5fを有する可動プランジャPは低い位置にある。この可動プランジャPの可動鉄心5kの上端縁の位置はl1にあり、可動プランジャPの可動鉄心5kと固定鉄心5t間の距離で表されるエアギャップAg、言い換えれば可動プランジャPと電磁コイル5cとのエアギャップは大きいので、電磁コイル5cに通電していても、この電流によって発生する磁界による推力では、可動プランジャPの可動鉄心5kを引き付ける力は弱いため、可動プランジャPが上方に吸引されることはない。このとき、可動プランジャPの可動鉄心5k内を挿通する弁棒体5bは、可動プランジャPの可動鉄心5kの段部5k3が弁棒体5bの係合部5b2より低い位置にあることから、弁棒体5bの係合部5b2が可動鉄心5kの段部5k3から力を受けることはなく、弁棒体5bは、圧縮バネb2及び系内の圧力によって下方に押圧され、弁体5b4および弁座シール5zによって排水口4a2を閉塞している。
その後、図3(a)に示すように、気液分離装置4内の排水素の水分の凝縮が進み、凝縮水Wの水位が上がり排水が開始されるL2になった場合、可動プランジャPは、上昇し、その可動鉄心5kの上端縁の位置はl2になる。このとき、エアギャップAgは小さくなり、電磁コイル5cに通電して発生するソレノイドの推力が所定値に至り、この所定の推力によって可動鉄心5kが引き付けられ、図3(b)に示すように、固定鉄心5tを有する可動プランジャPが固定鉄心5tに当接するまで上昇する。
この可動プランジャPの上昇により、図3(b)に示すように、弁棒体5bの係合部5b2が、可動プランジャPの可動鉄心5kの段部5k3によって圧縮バネb2の下方への押圧力に打ち勝って引き上げられ、弁棒体5bが上昇する。すると、排水口4a2を閉塞していた弁棒体5bの下端部の弁体5b4および弁座シール5zが、図3(b)の矢印α1に示すように引き上げられ排水口4a2が開放され、気液分離装置4内の凝縮水Wが排水口4a2から矢印に示すように排水管を通して車外に排水される。
図4を用いて、このソレノイドを用いた機構により排水口4a2を開放する過程を、説明する。なお、図4は、凝縮水Wの水位と電磁コイル5c、可動プランジャP等で構成されるソレノイドが可動鉄心5kに及ぼす推力との関係を表わしており、横軸に凝縮水Wの水位をとり、縦軸にソレノイドが可動プランジャPの可動鉄心5kに及ぼす推力をとっている。
図4に示すように、凝縮水Wの水位が、排水を開始する水位L2より低い水位、例えば、図2に示す水位L1であるとき、エアギャップAgは大きいため、ソレノイドが可動プランジャPの可動鉄心5kに及ぼす推力はf1と小さい。その後、気液分離装置4における排水素の水分の凝縮が進み凝縮水Wが増えると、凝縮水Wの水位が上がるに従って凝縮水W上に浮かぶフロート部材5fが上昇し、可動プランジャPが上昇してエアギャップAgが次第に小さくなり、ソレノイドの磁界が可動鉄心5kに及ぼす推力が大きくなる。(図4参照)このような過程を経て、図3(a)に示すように、気液分離装置4における排水素の水分の凝縮が進み凝縮水Wの水位がL2となると、エアギャップAgが小さくなりソレノイドの磁界が可動鉄心5kに及ぼす推力が所定値のf2となり、可動プランジャPの可動鉄心5kが固定鉄心5tに当接するまで引き上げられる。このとき、可動プランジャPの可動鉄心5kの段部5k3によって弁棒体5bの係合部5b2が、圧縮バネb2の下方への押圧力に打ち勝って引き上げられ弁棒体5bが上昇する。この際、排水口4a2を閉塞していた弁棒体5bの下端部の弁体5b4および弁座シール5zが引き上げられ、排水口4a2が開放され、気液分離装置4内の凝縮水Wが排水口4a2から矢印に示すように排水管を通して車外に排水される(図3(b)参照)。
なお、弁体5b4および弁座シール5zによる排水口4a2の閉塞を開放する力は、 (圧縮バネb2の下方への押圧力+弁棒体5bの重力)−弁棒体5bに加わる浮力)で表される。
また、気液分離装置4内の凝縮水Wの排水が終わると、ソレノイドへの通電が停止され、フロート部材5fが再び、凝縮水W上またはタンク4aの底面上に配置され、ソレノイドへの通電が開始されることにより、凝縮水Wの水位の検知が開始され、所定の水位レベルL2に至ると前記の如く、排水口4a2が開放され、凝縮水Wの排水が行われる。
実施形態1によれば、水位センサを用いることなくフロート部材5fで水位レベルを検出して簡便な構成で、凝縮水Wのみを気液分離装置4から排出することが可能であり、排水口4a2からの水素の排出を防止でき、車両の燃費向上を図れる。
従って、水位センサを用いないので、発電システムの小型、軽量化が図れるとともに、原価低減および燃費向上により低コスト化が可能である。
また、フロート部材5fの周囲に隔壁部材6が形成されるので、車両の振動等により凝縮水Wの液面が変動した場合にも、変動する凝縮水Wが隔壁部材6に当たりその変動が低減され、凝縮水Wの液面の乱れによるフロート部材5fの変動が防止され、開弁の誤動作を抑制できる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係る気液分離装置(排出バルブ)24について、図5を用いて説明する。なお、図5は、実施形態2の気液分離装置24の構造および排水バルブを閉じた状態を示す要部断面概念図である。また、図6(a)は、実施形態2の気液分離装置24の排水バルブを開く直前の状態を示す要部断面概念図であり、図6(b)は、実施形態2の気液分離装置24の排水バルブを開けた状態を示す要部断面概念図である。
実施形態2の気液分離装置24において、実施形態1と同一の構成要素には、実施形態1に付した符号に二十の位を付して示し、詳細な説明は省略する。図5に示すように、実施形態2においては、フロート部材(ドレン機構、リンク機構)25fは、可動鉄心(ドレン機構)25kとは別体に構成されており、可動プランジャ(ドレン機構、リンク機構)2Pは、可動鉄心(ドレン機構)25kのみを有して構成されている。
そして、フロート部材25fを挿通して、フロート部材25fの上下動を案内するガイド軸29が、タンク(容体)24a内に鉛直方向に立設されており、フロート部材25fは、凝縮水Wの水面上に浮かび凝縮水Wの水位の上昇、下降に従って、ガイド軸29に案内されて上下動する。
また、タンク24a内には、車両の旋回、登り坂の走行等による気液分離装置24内の凝縮水Wの波打ちなどの変動によるフロート部材25fの乱れた動きにより発生する気液分離装置24の排水弁の誤動作を防止するため、緩衝レバー(リンク機構)28が、蓋体24bに固定された支軸(リンク機構)S1廻りに揺動自在に軸支持されている。この緩衝レバー28は、フロート部材25fおよび可動プランジャ2Pの可動鉄心25kに係合され、フロート部材25fの上下動を縮小して可動プランジャ2Pの上下動として伝達する緩衝材の役割を担っている。
緩衝レバー28には、フロート部材25fの上下動を緩衝レバー28の支軸S1廻りの回転運動とするために、フロート部材25fに配設される案内軸(リンク機構)25f1が挿通する長孔(リンク機構)28aが穿設されている。なお、フロート部材25fの上下動を緩衝レバー28の支軸S1廻りの回転運動とする機構であれば、緩衝レバー28に案内軸を設けるとともに該案内軸に挿通する長孔をフロート部材25fに設けてもよく、前記構成に限定されるものではない。また、緩衝レバー28および可動プランジャ2Pの可動鉄心25k間には、緩衝レバー28の案内軸25f1廻りの回転運動を可動プランジャ2Pの上下運動とするための機構(リンク機構)Kが設けられている。なお、機構Kは、緩衝レバー28とフロート部材25f間のフロート部材25fの上下動を緩衝レバー28の回転運動とする機構と同様な機構が採用される。この構成により、凝縮水Wの水位の上昇、下降に伴うフロート部材25fの上下動が、緩衝レバー28の支軸S1廻りの回転運動として伝達され、この緩衝レバー28の回転運動が、可動プランジャ2Pの上下運動となって伝達されている。
ここで、緩衝レバー28における支軸S1から可動プランジャ2Pとの機構Kまでの距離と、支軸S1から緩衝レバー28のフロート部材25fの案内軸25f1が挿通する長孔28aの中心までの距離とは、1:3の関係にある。そのため、例えば、フロート部材25fの1の大きさの上下動は、1/3の大きさの上下動として可動プランジャ2Pに伝達されている。よって、フロート部材25fが車両の旋回走行等によって凝縮水Wが波打ってフロート部材25fが振動した場合、緩衝レバー28によって1/3の振動に縮小して伝達される。なお、緩衝レバー28において、支軸S1から可動プランジャ2Pとの機構Kまでの距離と、支軸S1から緩衝レバー28の長孔28a中心までの距離との比は、1:3に限定されることはなく、任意に選択できることは言うまでもない。
また、気液分離装置24のタンク24a内には、仕切り壁27が上下方向に立設するとともに水平方向に延びてタンク24内を複数の室に分割する態様で形成されている。タンク24内の凝縮水Wの液面が変動した場合、凝縮水Wがこの仕切り壁27にぶつかってその変動が減衰されている。
次に、気液分離装置24における凝縮水Wの排水動作について説明する。
燃料電池2の発電中、気液分離装置24においては、水分を含んだ排水素が循環流路J1からオフガス入口24a1を通って気液分離装置24内に送られ、図5に示すように、この排水素中の水分が冷却されて凝縮され気液分離装置24のタンク24a内に凝縮水Wとして溜まり、除湿された排水素が、気液分離装置24のオフガス出口24b1から出て、循環流路J2を通ってエゼクタ3に送られている。ここで、気液分離装置24のタンク24a内の凝縮水Wがオーバーフローしないように、凝縮水Wが所定の水量になると気液分離装置24の排水口24a2が開弁されて排水されている。この気液分離装置24の凝縮水Wの排水は、下記のように行われる。
例えば、図5に示すように、気液分離装置24内の凝縮水Wの水位が、凝縮水Wの排水が開始される水位L4(図6(b)参照)より低いL3であるとする。気液分離装置24の凝縮水Wの水位L3は低いレベルにあるため、凝縮水W上に浮いているフロート部材25fは、低い位置にあり、緩衝レバー28を介して連動する可動プランジャ2Pも低い位置にある。このとき、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kの上端縁の位置はl3にあり、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kと固定鉄心25t間の距離で表されるエアギャップ2Ag、言い換えれば可動プランジャ2Pと電磁コイル(ドレン機構)25cとのエアギャップは大きいので、電磁コイル25cに通電していても、発生する磁界による推力は、弱く可動プランジャ2Pの可動鉄心25kを吸引するには至らない。そのため、ソレノイドの推力によって可動プランジャ2Pが動くことはない。このとき、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kの段部25k3は、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kを挿通する弁棒体(ドレン機構)25bの係合部25b2より低い位置にあるため、弁棒体25bの係合部25b2が可動プランジャ2Pの可動鉄心25kの段部25k3から力を受けることはなく、圧縮バネ(ドレン機構)b22によって係合部25b2が下方に押圧され、弁棒体25bは、弁体(開閉弁部)25b4および弁座シール(開閉弁部)25zによって排水口24a2を閉塞している。
その後、気液分離装置24内の排水素の水分の凝縮が進行し、凝縮水Wの水位が上がると、凝縮水Wの水位の上昇に伴うフロート部材25fの上昇動作に従い、フロート部材25fの案内軸25f1に係合する緩衝レバー28が、支軸S1廻りに矢印β方向に回動して、この緩衝レバー28に機構Kを介して係合する可動プランジャ2Pの可動鉄心25kが上昇する。しかし、ソレノイドにおけるエアギャップ2Agは大きいのでソレノイドの推力は弱く、可動プランジャ2Pを上方に吸引する所定値の推力には至らず、可動プランジャ2Pは上方に吸引されない。この間、可動プランジャ2Pは上方に移動することがないので、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kの段部25k3が弁棒体25bの係合部25b2より低い位置にあり、弁棒体25bの係合部25b2が可動プランジャPの可動鉄心5kの段部5k3から力を受けることはなく、弁棒体25bは圧縮バネb22及び系内の圧力によって下方に押圧され、弁体25b4および弁座シール25zによって排水口4a2を閉塞し続ける。
そして、気液分離装置24内の排水素の凝縮が進行し、図6(a)に示すように、凝縮水Wの水位が上がって排水を開始すべき水位L4になると、フロート部材25fの上昇動作に従って、フロート部材25fに係合する緩衝レバー28が支軸S1廻りに矢印β方向に回動し、緩衝レバー28に連動する可動プランジャ2Pの可動鉄心25kが上昇してエアギャップAgが狭り、可動鉄心25kに働くソレノイドの推力が所定値に達する。すると、図6(b)に示すように、可動鉄心25kが所定の推力により、可動プランジャ2Pが固定鉄心(ドレン機構)25tに当接するまで上方に引き上げられ、可動プランジャ2Pの可動鉄心25kの段部25k3によって弁棒体25bの係合部25b2が、圧縮バネb2の下方への押圧力に打ち勝って引き上げられ弁棒体25bが上昇する。すると、排水口24a2を閉塞していた弁棒体25bの下端部の弁体25b4および弁座シール25zが引き上げられ、排水口24a2が開放され、気液分離装置24内の凝縮水Wが矢印に示すように排水管を通して車外に排水される。
なお、気液分離装置24内の凝縮水Wの排水が終わると、ソレノイドへの通電が停止され、フロート部材25fが再び、凝縮水W上またはタンク24aの底面上に配置され、ソレノイドへの通電が開始されることにより、凝縮水Wの水位の検知が開始され、所定の水位レベルL4に至ると前記の如く、排水口24a2が開放され、凝縮水Wの排水が行われる。
実施形態2によれば、緩衝レバー28を有するリンク機構により、凝縮水Wの液面上に浮かぶフロート部材25fの変位が緩衝レバー28によって可動プランジャ2Pの1/3の変位に縮小して伝達されるため、車両の振動等に伴うフロート部材25fの動きの乱れが縮小して可動プランジャ2Pに伝達され、開弁動作の誤動作を防ぐことができる。
また、気液分離装置24のタンク24a内には、タンク24a内を複数の室に分割する仕切り壁27が設けられるので、車両の旋回、登坂等の走行によるタンク24内の凝縮水Wの液面の変動を抑制することができる。その他、実施形態1の構成による作用効果は、同様に奏する。
なお、燃料電池2の発電停止時に掃気を行う場合、ソレノイドの電磁コイル5c、25cにより大きな電流を流す、或いは、電磁コイル5c、25c以外に掃気時用の電磁コイルを形成し掃気時のみ電流を流すことにより、凝縮水Wの水位に拘らず開弁することが可能であり、この構成により前記排水弁をドレン弁と兼ねることができる。
また、前記実施形態においては、気液分離装置4、24を例示して説明したが、気液分離装置4、24として例示した全体構成を排出バルブとして構成することも可能である。すなわち、気液分離装置4、24のタンク4a、24aを排出バルブの容体と成し、排出バルブの容体内の液体の液面上にフロート部材を浮かべ、該フロート部材に連動する可動プランジャ、および電磁コイルを有するソレノイドを用いて開閉制御する排出バルブと構成することもできる。なお、この場合、オフガス入口、オフガス出口は形成されないことは言うまでもない。
また、本願発明は、自動車、船舶、航空機などの乗り物のほか定置式の機器に用いられる燃料電池にも適用可能である。
本発明の実施形態に関わる燃料電池システムにおける燃料電池のスタックとスタック近傍の配管内の水素、空気の流れを矢印で表した概念的構成図。 本発明の実施形態1の気液分離装置の構造および排水バルブを閉じた状態を示す要部断面概念図。 (a)および(b)は、本発明の実施形態1の気液分離装置の排水バルブを開く直前の状態を示す要部断面概念図、および実施形態1の気液分離装置の排水バルブを開けた状態を示す要部断面概念図 実施形態1の気液分離装置における排水口を開弁する過程における凝縮水の水位とソレノイドの推力との関係を表す図 本発明の実施形態2の気液分離装置の構造および排水バルブを閉じた状態を示す要部断面概念図。 (a)および(b)は、実施形態2の気液分離装置の排水バルブを開く直前の状態を示す要部断面概念図、および実施形態2の気液分離装置の排水バルブを開けた状態を示す要部断面概念図。
符号の説明
4、24…気液分離装置(排出バルブ)、
4a、24a…タンク(容体)、
5b、25b…弁棒体(ドレン機構)、
5b4、25b4…弁体(開閉弁部)、
5c、25c…電磁コイル(ドレン機構)、
5f…フロート部材、
5k…可動鉄心(ドレン機構)、
5t、25t…固定鉄心(ドレン機構)、
5z、25z…弁座シール(開閉弁部)、
6…隔壁部材、
25f…フロート部材(ドレン機構、リンク機構)、
25k…可動鉄心(ドレン機構、リンク機構)、
27…仕切り壁、
28…緩衝レバー(リンク機構)、
28a…長孔(リンク機構)、
P…可動プランジャ(ドレン機構)、
2P…可動プランジャ(ドレン機構、リンク機構)、
S1…支軸(リンク機構)。
W…凝縮水(液体)

Claims (8)

  1. ガス中に混在する気化した状態の液体を前記ガスから分離するための気液分離装置であって、
    前記ガスから分離される前記液体を貯留するタンクと、
    該タンク内の前記液体の液面高さに依存して変位するフロート部材と、
    該フロート部材の変位位置が所定の変位位置を越えた場合、該フロート部材の所定の変位位置を越える動作によって開閉弁部を開弁し前記液体を前記タンクから排出させるドレン機構とを
    備えることを特徴とする気液分離装置。
  2. 前記ドレン機構は、可動プランジャおよび電磁コイルを有するソレノイド駆動式バルブ開閉手段を備え、
    前記可動プランジャと前記電磁コイルとのエアギャップ量が前記フロート部材の変位位置に応じて変化し、
    前記フロート部材の変位位置が所定の変位位置を越えた場合、前記ソレノイドの所定の推力により前記可動プランジャを動作させ前記開閉弁部を開弁する
    ことを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 前記フロート部材の変位量に対する前記エアギャップ量の変化割合を小さく変更するリンク機構を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の気液分離装置。
  4. 前記フロート部材を囲んで形成され、前記フロート部材廻りの前記液体の液面の変動を抑制する隔壁部材をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の気液分離装置。
  5. 前記タンク内を複数の室に分割し、前記液体の液面の変動を抑制する仕切り壁をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の気液分離装置。
  6. 液体を貯留する容体と、
    該容体内の前記液体の液面高さに依存して変位するフロート部材と、
    該フロート部材の変位位置が所定の変位位置を越えた場合、該フロート部材の所定の変位位置を越える動作によって開閉弁部を開弁し前記液体を前記容体から排出させるドレン機構とを
    備えることを特徴とする排出バルブ。
  7. 前記ドレン機構は、可動プランジャおよび電磁コイルを有するソレノイド駆動式バルブ開閉手段を備え、
    前記可動プランジャと前記電磁コイルとのエアギャップ量が前記フロート部材の変位位置に応じて変化し、
    前記フロート部材の変位位置が所定の変位位置を越えた場合、前記ソレノイドの所定の推力により前記可動プランジャを動作させ前記開閉弁部を開弁する
    ことを特徴とする請求項6に記載の排出バルブ。
  8. 前記フロート部材の変位量に対する前記エアギャップ量の変化割合を小さく変更するリンク機構を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の排出バルブ。
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