JP2008259530A - 調剤装置のシート取り扱い方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PTP錠剤シートが常に表向きとなっている状態でチャッキングすることで、その良好なカッティング等を行うことができる調剤装置のシート取り扱い方法及びその装置を提供すること。
【解決手段】この調剤装置1は、錠剤カセット500内に設けられたセンサ5302,5302,・・・で、錠剤カセット500の一番下に積載されたPTP錠剤シートの凹凸形状に係るデータを検出し、この検出データに基づいて、PTP錠剤シートの表裏を判別し、PTP錠剤シートが裏向きとなっていると判別された場合にのみ、そのPTP錠剤シートをチャッキングユニットで表裏反転させるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、調剤装置のシート取り扱い方法及びその装置に関し、特にPTP(プレス スルー パッケージ)錠剤シートと呼ばれる包装形式の錠剤を、錠剤カセットに入れて自動的に調剤する調剤装置のシート取り扱い方法及びその装置に好適である。
従来、病院等の薬局における調剤作業は薬剤師が医師の処方箋に従って行っているが、特に診療分野が広い総合病院等にあっては、常時取り出し可能にしておく錠剤の種類が多くなり、保管場所を必要とするばかりか、処方箋に基づいて調剤する作業は非常に精神的、肉体的に負担を強いられるものであった。
そこで、予め設定したプログラムに基づいて所定の錠剤の所定個数分を、PTP錠剤シートの端数分を含めて自動的に調剤する調剤装置が開発された(例えば特許文献1,2参照)。なお、PTP錠剤シートとは、錠剤側を押圧することで底のアルミシート部分を破ることにより錠剤を取り出すようにした包装形式であり、一般には錠剤の10個以上を1枚のシート状にして供給される。
ここでは、図略のPTP錠剤シートを複数枚載置した錠剤カセット1000は、図10に示すように、カセット棚1300に収容されており、ヘッド装置に搭載されているチャッキングユニット2000の爪部が、錠剤カセット1000の前壁1020に形成されている溝部に直接潜入して、相対位置合わせを行うとともに、錠剤カセット1000内の最下位置にある前記PTP錠剤シートをチャッキングして外部に取り出し、この取り出されたPTP錠剤シートをカッティング等するようになっている。
特開平4−269960号公報 実開平5−054223号公報
上記従来技術では、PTP錠剤シートをカッティング等するために、錠剤カセット1000からチャッキングユニット2000で取り出される際には、PTP錠剤シートが表向きになっている必要がある。このため、PTP錠剤シートが表向きになっているか否かを人が判断して、それが裏向きになっている場合には、そのPTP錠剤シートを人手により反転させていた。
このため、誤認により、PTP錠剤シートが裏向きになっているのを見逃して、PTP錠剤シートのカッティング等に不具合を生じ、仮にかかる見逃しがないとしても、そのPTP錠剤シートを表裏反転させることに人手がかかり、作業効率が低下するといった不具合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、PTP錠剤シートが常に表向きになった状態でチャッキングすることで、その良好なカッティング等を行うことができる調剤装置のシート取り扱い方法及びその装置を提供することを目的とする。
第一の発明(方法)は、錠剤カセット内に積載された錠剤シートを、一番下から順に1枚ずつチャッキングして該助剤カセット外に取り出すチャッキングユニットを備えた調剤装置のシート取り扱い方法であって、前記錠剤カセット内に設けられた検出手段で、該錠剤カセットの一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータを検出し、この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するようにしたことを特徴とするものである。
第一の発明によれば、前記錠剤カセット内に設けられた検出手段で、該錠剤カセットの一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータが検出され、この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏が判別されるので、従来のように、誤認により、錠剤シートが裏向きになっているのを見逃して、次工程の錠剤シートのカッティング等に不具合を生じることがない。仮に錠剤シートが裏向きになっている場合でも、錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させることで、錠剤シートが常に表向きになっている状態で次工程に持っていくことができるので、その錠剤シートの良好なカッティング等を行うことができるようになる。
請求項2記載の発明のように、前記錠剤シートが裏向きとなっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させることが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、前記錠剤シートが裏向きとなっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させるので、その反転作業に人手がかからなくなり、作業効率が向上する。
第二の発明(装置)は、錠剤カセット内に積載された錠剤シートを、一番下から順に1枚ずつチャッキングして該錠剤カセット外に取り出すチャッキングユニットを備えた調剤装置のシート取り扱い装置であって、前記錠剤カセット内の一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータを検出する検出手段と、この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別する判別手段とを備えたことを特徴とするものである。
第二の発明によれば、前記第一の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項4記載の発明のように、記錠剤シートが裏向きになっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させる反転手段を備えることが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、記錠剤シートが裏向きになっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させるので、この錠剤シートの反転作業に人手がかからなくなり、作業効率が向上する。
請求項5記載の発明のように、前記錠剤カセットは、前記錠剤シートを積載するシート積載部を備えるとともに、前記検出手段は、このシート積載部の底面に配設された非接触式のセンサであることが好ましい。
請求項5記載の発明によれば、前記錠剤カセットは、前記錠剤シートを積載するシート積載部が備えられ、前記検出手段は、このシート積載部の底面に配設された非接触式のセンサであるので、センサが錠剤シートの取り出し等に干渉することがない。
請求項6記載の発明のように、前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向しかつ該錠剤シートに含まれる錠剤の間隔よりも小さい間隔で設けられた複数のセンサを備え、前記判別手段は、各センサのオン、オフ信号に含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するように構成することが好ましい。
このようなセンサには、例えば磁気センサが含まれるが、その場合には、例えばすべてのセンサがオン信号を発したとすると、各センサはPTP錠剤シートの対向する側のアルミニウムシートを検出しており、その上面に合成樹脂シートに包まれた錠剤があることになるので、そのPTP錠剤シートは、表向きであることが判別できる。
一方、各センサのうちの少なくとも1個がオフ信号を発したとすると、各センサはPTP錠剤シートの対向する側に合成樹脂シートに包まれた錠剤があることになるので、そのPTP錠剤シートは、裏向きであることが判別できる。
請求項6記載の発明によれば、前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向しかつ該錠剤シートに含まれる錠剤の間隔よりも小さい間隔で設けられた複数のセンサを備え、前記判別手段は、各センサのオン、オフ信号に含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するので、センサ群のオン、オフ信号だけを利用するといった簡単な構成で、錠剤シートの表裏の正確な自動判別ができるようになる。
請求項7記載の発明のように、前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向するように設けられたセンサを備え、前記判別手段は、このセンサの出力信号のレベルに含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判定するように構成することが好ましい。
このようなセンサには、例えば超音波センサが含まれるが、その場合には、例えばセンサ出力信号が「A」レベルであるとすると、そのセンサはPTP錠剤シート900の対向する側のアルミニウムシートを検出しており、その上面に合成樹脂シートに包まれた錠剤があることになるので、そのPTP錠剤シートは、表向きであることが判別できる。
一方、センサの出力信号が前記「A」レベルよりも小さい「B」レベルであるとすると、そのセンサはPTP錠剤シートの対向する側に合成樹脂シートに包まれた錠剤があることになるので、そのPTP錠剤シートは、裏向きであることが判別できる。
請求項7記載の発明によれば、前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向するように設けられたセンサが備えられ、前記判別手段は、このセンサの出力信号のレベルに含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するので、前記オン、オフ信号だけを利用する場合よりも少ないセンサ数でもって、錠剤シートの表裏の正確な自動判別ができるようになる。
請求項8記載の発明のように、前記チャッキングユニットは、前記錠剤シートをチャッキングするチャックを備えており、前記反転手段は、前記錠剤シートの取り出し方向の回りに前記チャックを回転させるモータであることが好ましい。
請求項8記載の発明によれば、前記チャッキングユニットは、前記錠剤シートをチャッキングするチャックを備えており、前記反転手段は、前記錠剤シートの取り出し方向の回りに前記チャックを回転させるモータであるので、錠剤シートの自動反転ができるようになる。したがって、従来のように錠剤シートを表裏反転させることに人手がかからなくなり、作業効率が向上する。
第一、第二の発明によれば、前記錠剤カセット内に設けられた検出手段で、該錠剤カセットの一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータが検出され、この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏が判別されるので、従来のように、誤認により、錠剤シートのシート面が裏向きになっているのを見逃して、次工程の錠剤シートのカッティング等に不具合を生じることがない。また、仮に錠剤シートが裏向きになっている場合には、錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させることで、錠剤シートが常に表向きになっている状態で次工程に持っていくことができるので、その錠剤シートの良好なカッティング等を行うことができるようになる。
図1は本発明の一実施形態に係る調剤装置1の主たる構成要素を示す分解斜視図である。
図1に示すように、この調剤装置1は、箱状の装置本体100の奥側左右に2台設けられたYキャリッジ200,200と、これらのYキャリッジ200,200にそれぞれ支持されたXキャリッジ300,300と、これらのXキャリッジ300,300にそれぞれ支持されたチャッキングユニット400,400と、前記装置本体100の手前側左右に2台設けられ、複数の錠剤カセット500,500,・・・を左右方向に並べて搭載可能なカセット棚600,600と、これらのカセット棚600,600の下部にそれぞれ配置されたカッティングユニット700,700と、左右のカセット棚600,600の下方に、両カセット棚600,600の左右両端間に亘って配置された1台の搬送コンベアユニット800とを備えている。
以下、複数存在する構成要素については、その代表的なものについて説明する。
Yキャリッジ200は、サーボモータ210と、このサーボモータ210で駆動される縦軸方向(図1中のY方向)のボールネジ220と、ボールネジ220の左右にそれぞれ配置された縦ガイド230,230と、ボールネジ220の回転により上下動するナット240とを備えており、Xキャリッジ300は、縦ガイド230,230に案内されつつ、ボールネジ220の回転によりナット240とともに上下動するキャリッジ本体310と、このキャリッジ本体310上に、サーボモータ410と、このサーボモータ410で駆動される横軸方向(図1中のX方向)のボールネジ415と、図示しないナットとを備えている。
図2は錠剤カセット500のチャッキングユニット400に対向する側と反対側から見た斜視図、図3はシート頭出し前の状態を示す側断面図,図4はシート頭出し時の状態を示す側断面図である。なお、以下では、錠剤カセット500のチャッキングユニット400に対向する側を前、その反対側を後という。
本実施形態における錠剤カセット500は、積載される各種PTP錠剤シート(錠剤シートに相当する。)900よりも若干幅広に形成されている。したがって、錠剤カセット500としては、各種PTP錠剤シート900の有する幅に応じて、幅寸法のみが異なるものが複数用意される。それらの具体的な構成は、いずれも図2に示すように、断面凹状をなす長尺のカセット基部510と、このカセット基部510の長手方向から着脱自在に嵌合されるカセット本体520とからなっている。
カセット基部510の底板511の裏面側には、図3,図4に示すように、側面視L字状の突起512,512が前後(及び左右)にそれぞれ形成され、その底板511の後端は上方に屈曲されて弾性を有する舌片513が形成されている。前記底板511の後部の表面側には断面逆凹状の支持部材514が形成され、この支持部材514で片持ち支持される左右二条の舌片515,515がそれぞれ前部に向かって先下がりに形成されている。なお、支持部材514と、舌片515,515とは、前記図2に示すように、ともにカセット基部510の左右側壁516,517内に配置されており、この舌片515,515でPTP錠剤シート900,900,・・・の端数分がチャッキングされるようになっている。ただし、前記舌片515の条数は二条に限定されず、一条でもよいし、三条以上であってもよい。
カセット本体520は、さらに複数のPTP錠剤シート900,900,・・・を積載可能な本体上部(シート積載部に相当する。)530と、この本体上部530の下部に一体となるように取り付けられた本体下部540とからなっている。
本体下部540は、カセット本体520のカセット基部510への組み立て状態で、該カセット基部510の左右側壁516,517内に埋没して配置されるものであるが、その単体で見ると、断面凹状の長尺形状をなした底板541上に前記本体上部530の一番下に積載されたPTP錠剤シート900を順次に取り出すための図略のリンク機構を備えている。
本体上部530は、図2に示すように、カセット本体520のカセット基部510への組み立て状態で、その後部から中間部にかけてカセット基部510の左右側壁516,517内に埋没して配置され、その中間部から前部にかけてカセット基部510の左右側壁516,517の上方に突出して配置される側面視L字状をなしており、当該突出させた左右両側壁5311,5312が前端で互いに内側に屈曲されることにより、所定の間隙を介して対向配置されることで、前壁531を形成している。左右両側壁5311,5312の上端同士は補強板532で互いに連結されている。
換言すると、この本体上部530は、錠剤カセット500の底面5301上に立設された前記前壁531に一体的に連なる左右両側壁5311,5312間に、該錠剤カセット500の前方に向けて搬入される図略のPTP錠剤シートを、当該底面5301上に積載可能な積載部を形成している。
図5は錠剤カセット500の最下部にあるPTP錠剤シート900と、各センサ5302,5302,・・・との関係を示す説明図であって、(a)は当該PTP錠剤シート900の上面が表向きとなっている場合の側面図、(b)は当該PTP錠剤シート900の上面が裏向きとなっている場合の側面図である。また、図6はPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400のチャック430でチャッキングしている様子を示す説明図であって、(a)は平面図、(b)は当該PTP錠剤シート900の上面が表向きとなっている場合の側面図、(c)は当該PTP錠剤シート900の上面が裏向きとなっている場合の側面図である。
図5,図6に示すように、PTP錠剤シート900には、その表面の合成樹脂シート910に錠剤920,920,・・・が突出した状態で所定間隔で並んでおり、その裏面のアルミニウムシート915は、なんら突出したところのない平面状のものとなっている。このPTP錠剤シート900の長手方向と直角方向には、錠剤920,920,・・・間にそれぞれ形成されたミシン目940が設けられており、次工程のカッティングユニット700でカッティングしやすいようになっている。また、PTP錠剤シート900の長手方向の一端側には、前記チャック430での掴み代930が形成されており、そのチャック430でチャッキングしやすいようにもなっている。
また図2に示すように、本体上部530の底面5301の前部には、薄形のセンサ(検出手段に相当する。)5302,5302,・・・が、その前後・左右方向に、それぞれ複数個ずつ整列配置されている。
ここでは、各センサ5302,5302,・・・としては、例えば磁気インピーダンス素子等の非接触式の磁気センサを用いており、前記本体上部530内に一番下に載置されるPTP錠剤シート900と若干離間させた状態で対向配置させている。このために、各センサ5302,5302,・・・を例えば底面5301に埋没させて配置してもよい。これにより、各センサ5302,5302,・・・が、前記PTP錠剤シート900の取り出し等に干渉することがなくなる。
各センサ5302,5302,・・・は、本体上部530の底面5301において前記PTP錠剤シート900の錠剤920,920,・・・の間隔よりも小さい間隔で設けられており、該各センサ5302,5302,・・・のオン信号とオフ信号とに含まれる前記PTP錠剤シート900の凹凸形状に関するデータに基づいて、前記PTP錠剤シート900の表裏を判別するように構成されている。
具体的には、すべてのセンサ5302,5302,・・・がオン信号を発したとすると、各センサ5302,5302,・・・はPTP錠剤シート900の対向する側のアルミニウムシート915を検出しており、その上面に合成樹脂シート910に包まれた錠剤920,920,・・・があることになるので、そのPTP錠剤シート900は、表向きであることが判別できる。
一方、各センサ5302,5302,・・・のうちの少なくとも1個がオフ信号を発したとすると、各センサ5302,5302,・・・はPTP錠剤シート900の対向する側に合成樹脂シート910に包まれた錠剤920,920,・・・があることになるので、そのPTP錠剤シート900は、裏向きであることが判別できる。
このように、センサ群5302,5302,・・・のオン、オフ信号だけを利用するといった簡単な構成で、PTP錠剤シート900の表裏の正確な自動判別ができるようになる。
また、図6(a)に示すように、チャッキングユニット400は、そのチャック430を回転軸430a周りに回転させる、例えばパルスモータ等のモータ(反転手段に相当する。)430bを備えている。
そして、図6(b)に示すように、前記でPTP錠剤シート900が表向きであると判別された場合には、PTP錠剤シート900を、チャッキングユニット400のチャック430で錠剤カセット500外に取り出し、そのまま次工程のカッティングユニット700等に送るようになっている。
一方、図6(c)に示すように、PTP錠剤シート900が裏向きであると判別された場合には、PTP錠剤シート900を、チャッキングユニット400のチャック430で錠剤カセット500外に取り出した後に、前記モータ430bで回転軸430aを回転させることで、そのチャック430を回転させる。これにより、PTP錠剤シート900を前記チャック430で表裏反転させて、図6(b)に示すような状態にしてから、次工程のカッティングユニット700等に送るようになっている。
この本体上部530の後部には、棒状部材533が起伏可能に立設されており、PTP錠剤シート900,900,・・・の前記補充時に倒伏させて、前壁531の左右両側壁5311,5312間にPTP錠剤シート900,900,・・・を挟み込んだ状態で、この棒状部材533を起立させることで、各PTP錠剤シート900,900,・・・を整列させるようになっている。これにより、本体上部530内へのPTP錠剤シート900を補充する作業を効率よく行うことができる。
チャッキングユニット400は、図1,図6に示すように、キャリッジ本体310から前方(図1中のZ方向)に延びるZキャリッジ411と、このZキャリッジ411に配置されたロータリーソレノイド420と、このロータリーソレノイド420で駆動されるチャック430と、このチャック430の左右にそれぞれ配置された横ガイド440,440と、横ガイド440,440間の下部に設けられた一次バケット450と、この一次バケット450の前部に設けられたラインセンサー460と、一次バケット450の下方に設けられたシャッター470付きの二次バケット480とを備えている。Zキャリッジ411は、いずれも図示しないサーボモータと、ボールネジと、ナットとからなっている。
そして、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きが不要である場合には、図示しないコントローラからの動作指令を受けて、チャッキングユニット400のチャック430が前方へ移動して、そのチャック430で直接に錠剤カセット500の押圧部材543を押圧することで、前記リンク機構の働きでもって図略の押出部材を前向きに移動させる。
この移動された押出部材で、錠剤カセット500の一番下側に積載されたPTP錠剤シート900の後端を押圧することにより、そのPTP錠剤シート900の先端が若干当該錠剤カセット500より突出して図3に示す状態から図4に示す状態となって、いわゆる頭出しがなされる。前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900をチャッキングして前方に引っ張り出し、その引っ張り出したPTP錠剤シート900を、前述したように該PTP錠剤シート900のシート面を表向きにした状態で、一次バケット450内に落下させるためにチャック430によるチャッキングを解除する。Xキャリッジ300と、Yキャリッジ200とを用いて一次バケット450を二次バケット480上に移動させる。そして、一次バケット450の図示しない底部シャッターを開口して、PTP錠剤シート900を二次バケット480内に落下させる。ついで、二次バケット480の底部シャッター470を開口して、PTP錠剤シート900を搬送コンベアユニット800上に落下させる。
カッティングユニット700は、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きをするために、図示しない縦刃と横刃とを備えている。そして、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きが必要である場合にも、前述したように、チャッキングユニット400のチャック430で錠剤カセット500の押圧部材543を押圧して前記リンク機構で前記押出部材を前向きに移動させる。
この移動された押出部材で、錠剤カセット500の一番下側に積載されたPTP錠剤シート900の後端を押圧することにより、そのPTP錠剤シート900の頭出しがなされる。前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900をチャッキングして前方に引っ張り出し、今度はその引っ張り出したPTP錠剤シート900をチャッキングしたまま、カッティングユニット700に搬送する。そして、前記縦刃と横刃とを用いてPTP錠剤シート900の端数打ち抜きを行って、当該打ち抜いた端数分のPTP錠剤シート900を直接搬送コンベアユニット800上に落下させるようになっている。
前記PTP錠剤シート900の端数打ち抜きを行った残部は、チャック430でチャッキングしたまま、もとの錠剤カセット500に戻すが、この場合には、PTP錠剤シート900の残部は、カセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aに頭出しした状態で挿入して収納される。
この残部収納部515aに収納されたPTP錠剤シート900の残部は、その後、前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900の残部をチャッキングして前方に引っ張り出して、ラインセンサー460で形状をチェックする。そして、PTP錠剤シート900の残部のさらなる端数打ち抜きが不要である場合には、そのPTP錠剤シート900の残部を、一次バケット450内に落下させるためにチャック430によるチャッキングを解除する。Xキャリッジ300と、Yキャリッジ200を用いて一次バケット450を二次バケット480上に移動させる。ついで、一次バケット450の図示しない底部シャッターを開口して、PTP錠剤シート900を二次バケット480内に落下させる。ついで、二次バケット480の底部シャッター470を開口して、PTP錠剤シート900を搬送コンベアユニット800上に落下させる。
一方、PTP錠剤シート900の残部のさらなる端数打ち抜きが必要である場合にも、前述したように、前記チャック430でカセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aから、その頭出しされたPTP錠剤シート900の残部をチャッキングして前方に引っ張り出す。その引っ張り出したPTP錠剤シート900の残部をチャッキングしたまま、カッティングユニット700に搬送する。そして、前記縦刃と横刃とを用いてPTP錠剤シート900残部のさらなる端数打ち抜きを行って、当該打ち抜いたさらなる端数分のPTP錠剤シート900を直接搬送コンベアユニット800上に落下させる。
一方、前記PTP錠剤シート900のさらなる端数打ち抜きを行った残部は、チャック430でチャッキングしたまま、もとの錠剤カセット500に戻すが、この場合も、PTP錠剤シート900の残部は、カセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aに頭出しした状態で挿入して収納される。
このようにして、錠剤カセット500に積載されたPTP錠剤シート900はその端数まで無駄なく調剤に供されることとなる。
搬送コンベアユニット800は、ローラ群等801と、このローラ群等で前後・左右方向に移動される錠剤取出バケット802,802とを備えている。そして、前記二次バケット480からシャッター470を介して落下したPTP錠剤シート900又はその残部は、ローラ群等801で前後・左右方向に移動され、錠剤取出バケット802,802のいずれかに落下されるようになっている。
一方、前記カッティングユニット700から落下したPTP錠剤シート900の残部又はさらなる残部も、同様に、ローラ群等801で前後・左右方向に移動され、錠剤取出バケット802,802のいずれかに落下される。
このようにして、錠剤取出バケット802,802には、調剤されたPTP錠剤シート900又はその残部が収納されるようになっている。
図7は調剤装置1のシート取り扱いに係る制御系を示す機能ブロック図、図8は調剤装置1のシート取り扱いに係る概略動作を示すフローチャートである。
本調剤装置1のシート取り扱いに係る制御系は、図7に示すように、調剤装置1に付設されたコントローラ10と、このコントローラ10から各種データ及び別途入力された処方箋データに基づいて各種演算等を行う制御装置20とを備えている。
コントローラ10は、複数のセンサ5302,5302,・・・からそれぞれ出力されるオン・オフ信号を取り込んで、後述するPTP錠剤シート900の表裏判別のための所定のデータ処理を行うデータ取込部26と、チャッキングユニット400の調剤時の通常のチャッキング動作を制御するための指令信号を該チャッキングユニット400に出力する第一動作指令部31と、チャッキングユニット400のモータ430bを回転させることにより、チャック430をその回転軸430a回りに回転させて、PTP錠剤シート900の表裏反転させるための指令信号を該モータ430bに出力する第二動作指令部32とを備えている。
制御装置20は、調剤装置1に近接配置された汎用或いは専用コンピュータで構成されており、ROM21と、RAM22と、表示部23と、入力部24と、CPU(判別手段に相当する。)25と、記憶部30とを備えている。ROM21は調剤装置1の制御プログラムや予め設定された各種データ等を記憶するものであり、RAM22はデータを一時的に保管するものである。表示部23はLCD等からなり、ユーザへの各種メッセージを表示するものであり、入力部24はユーザの各種指示や処方箋データを入力するためのものである。
CPU25はROM21に予め記憶しておいた制御プログラムに従って、コントローラ10を介して本調剤装置1の全体の動作を制御するものであり、錠剤カセット500の一番下のPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で前記錠剤カセット500外に取り出す前に、センサ5302,5302,・・・からそれぞれ出力されるオン・オフ信号に含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、PTP錠剤シート900の表裏を判別する機能(251)と、PTP錠剤シート900が裏向けであると判別された場合には、該PTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出した後に、このPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で表裏反転させる動作データを演算する機能(252)とを有している。
記憶部30は、コントローラ10からの各種データ及び前記動作データ等を全てCPU25経由で記憶するものである。この記憶部30は、制御装置20の外部やコントローラ10側に設けてもよい。
以下、図8を参照して本調剤装置1のシート取り扱いに係る動作を説明する。なお、チャッキングユニット400によるPTP錠剤シート900の表裏反転動作以外のチャッキング動作については、既述のとおりであるので、その重複説明は省略する。また、PTP錠剤シート900の表裏判別プログラムや、動作データの演算プログラム等は、予めROM21に記憶しておいてもよいし、調剤装置1の電源投入後に、入力部24から入力してRAM21に記憶しておいてもよい。それらの確認は、表示部23からすることができる。
いま、錠剤カセット500の本体上部530内は、PTP錠剤シート900が積載されたばかりの状態であるものとする。すると、図8に示すように、その一番下のPTP錠剤シート900はまだ表裏判別を行ってないから(ステップS1でYES)、各センサ5302,5302,・・・からのオン、オフ信号は、コントローラ10にそれぞれ伝送される(ステップS2)。
すると、コントローラ10のデータ取込部26で、前記各センサ5302,5302,・・・からのオン、オフ信号に含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータを取り込む、いわゆるデータ処理が行われ、制御装置20にその処理データを伝送する(ステップS3)。
ついで、制御装置20のCPU25は、その処理データ等に基づいて、前記PTP錠剤シート900の表裏判別を行う(ステップS4)。このPTP錠剤シート900の表裏判別方法を示す前記プログラムとしては、前述したように、例えば各センサ5302,5302,・・・の前後左右のいずれかの方向に1つでもオフ信号が発せられている場合には、そのPTP錠剤シート900は裏向きであり、すべてがオン信号を発している場合には、そのPTP錠剤シート900は表向きであることとしている。
CPU25は、さらに、このPTP錠剤シート900の表裏判別の結果、そのPTP錠剤シート900が裏向きであると判別すると(ステップS5でYES)、前記記憶部30に記憶されたPTP錠剤シート900の凹凸形状に関するデータに応じてモータ430bの動作データを演算する。この動作データの演算方法を示す前記プログラムとしては、例えばPTP錠剤シート900が裏向きであるときは、当該モータ430bを180度だけ回転させる回転角度データとして与えるものである。その演算値を記憶部30に記憶して(ステップS6)、前記ステップS1の前に戻る。一方、PTP錠剤シート900の表裏判別の結果、PTP錠剤シート900が表向きであると判別すると(ステップS5でNO)、CPU25は、前記モータ430bの動作データを演算せずに前記ステップS1の前に戻る。
このときには、上記のようにPTP錠剤シート900の表裏判別がすでに行われているから、PTP錠剤シート900の表裏判別をせずに(ステップS1でNO)、通常の調剤動作を行ってから(ステップS7)、すべての動作を終了する。
以上説明したように、この実施形態によれば、錠剤カセット500内の一番下のPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出す前に、このPTP錠剤シート900の表裏を判別するので、従来のように、誤認により、PTP錠剤シート900が裏向きになっているのを見逃して、次工程のPTP錠剤シート900のカッティング等に不具合を生じることがない。また、仮にPTP錠剤シート900が裏向きになっている場合には、PTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出した後に、そのシート面を表裏反転させることで、PTP錠剤シート900が常に表向きになった状態で次工程に持っていくことができるので、そのPTP錠剤シート900の良好なカッティング等を行うことができるようになる。
また、PTP錠剤シート900が裏向きであると判別された場合には、該PTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出した後に、このPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で表裏反転させるので、このPTP錠剤シート900を容易に表裏反転させることができるとともに、その反転作業に人手がかからなくなり、作業効率が向上する。
なお、上記実施形態では、左右に2台のカセット棚600,600を配置しているが、前後に配置することとしてもよいし、1台、或いは3台以上のカセット棚を配置することとしてもよい。その場合には、各キャリッジ、チャッキングユニット、カッティングユニット等の台数もこれに対応したものとするのが作業効率の点から好ましい。
また、上記実施形態では、錠剤カセット500内の一番下のPTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出す前にそのPTP錠剤シート900の表裏判別を行っているが、PTP錠剤シート900をチャッキングユニット400で錠剤カセット500外に取り出した後に、このPTP錠剤シート900の表裏を判別することとしてもよい。その場合には、PTP錠剤シート900の裏面に表示されたバーコードをバーコードリーダーで読み取って、そのPTP錠剤シート900の表裏判別を行うこととしてもよい。或いは、PTP錠剤シート900をカメラで撮像し、その撮像画像にも基づいて、そのPTP錠剤シート900の表裏判別を行うこととしてもよい。
また、上記実施形態では、センサ5302として非接触式の磁気センサを使用しているが、これに代えて、例えば超音波センサ等を使用することとしてもよい。その場合には、図9に示すように、錠剤カセット500の本体上部530の底面5301において、PTP錠剤シート900に含まれる錠剤920,920,・・・を複数個跨るように設けられたセンサ(検出手段に相当する。)5303を備え、該センサ5303の出力信号に含まれるPTP錠剤シート900の凹凸形状に係るデータ基づいて、前記PTP錠剤シート900の表裏判別をするように構成することができる。
具体的には、センサ5303の出力信号のレベルが「A」であるとすると、そのセンサ5303はPTP錠剤シート900の対向する側のアルミニウムシート915を検出しており、その上面に合成樹脂シート910に包まれた錠剤920,920,・・・があることになるので、そのPTP錠剤シート900は、表向きであることが判別できる。
一方、センサ5303の出力信号が前記「A」レベルよりも小さい「B」レベルであるとすると、そのセンサ5303はPTP錠剤シート900の対向する側に合成樹脂シート910に包まれた錠剤920,920,・・・があることになるので、そのPTP錠剤シート900は、裏向きであることが判別できる。
これにより、前記オン信号とオフ信号とだけを利用するセンサ5302の場合よりも少ないセンサ数でもって、PTP錠剤シート900の表裏の正確な自動判別ができるようになる。
また、上記実施形態では、各PTP錠剤カセット500,500,・・・は、カセット棚600の棚板602上に、該各PTP錠剤カセット500,500,・・・の幅方向に列設されているが、この棚板は静止した平板状のものに限定されず、例えば所定の軸心まわりに回転する円筒形状のものであってもよい。その場合には、チャッキングユニット400を、この回転する棚板上に搭載された各PTP錠剤カセット500,500,・・・に対して相対移動させることで足りる。
本発明の一実施形態に係る調剤装置の主たる構成要素を示す分解斜視図である。 錠剤カセットのチャッキングユニットに対向する側と反対側から見た斜視図である。 シート頭出し前の状態を示す側断面図である。 シート頭出し時の状態を示す側断面図である。 錠剤カセットの最下部にあるPTP錠剤シートと、各センサとの関係を示す説明図であって、(a)は当該PTP錠剤シートが表向きとなっている場合の側面図、(b)は当該PTP錠剤シートが裏向きとなっている場合の側面図である。 PTP錠剤シートをチャッキングユニットのチャックでチャッキングしている様子を示す説明図であって、(a)は平面図、(b)は当該PTP錠剤シートが表向きとなっている場合の側面図、(c)は当該PTP錠剤シートが裏向きとなっている場合の側面図である。 調剤装置のシート取り扱いに係る制御系を示す機能ブロック図である。 調剤装置のシート取り扱いに係る概略動作を示すフローチャートである。 錠剤カセットの最下部にあるPTP錠剤シートと、他の種類のセンサとの関係を示す説明図であって、(a)は当該PTP錠剤シートが表向きとなっている場合の側面図、(b)は当該PTP錠剤シートが裏向きとなっている場合の側面図である。 従来の一例における錠剤カセット内のPTP錠剤シートの取り使い方法を示す斜視図である。
符号の説明
1 調剤装置
10 コントローラ
20 制御装置
25 CPU(判別手段に相当する。)
26 データ取込部
31 第一動作指令部
32 第二動作指令部
100 装置本体
200 Yキャリッジ
300 Xキャリッジ
400 チャッキングユニット
411 Zキャリッジ
420 ロータリーソレノイド
430 チャック
430a 回転軸
430b モータ(反転手段に相当する。)
500 錠剤カセット
510 カセット基部
520 カセット本体
530 本体上部(シート積載部に相当する。)
5301 底面
5302 センサ(検出手段に相当する。)
5303 センサ(検出手段に相当する。)
531 前壁
533 棒状部材
540 本体下部
700 カッティングユニット
800 搬送コンベアユニット
900 PTP錠剤シート(錠剤シートに相当する。)

Claims (8)

  1. 錠剤カセット内に積載された錠剤シートを、一番下から順に1枚ずつチャッキングして該錠剤カセット外に取り出すチャッキングユニットを備えた調剤装置のシート取り扱い方法であって、
    前記錠剤カセット内に設けられた検出手段で、該錠剤カセットの一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータを検出し、この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するようにしたことを特徴とする調剤装置のシート取り扱い方法。
  2. 前記錠剤シートが裏向きとなっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させることを特徴とする請求項1記載の調剤装置のシート取り扱い方法。
  3. 錠剤カセット内に積載された錠剤シートを、一番下から順に1枚ずつチャッキングして該錠剤カセット外に取り出すチャッキングユニットを備えた調剤装置のシート取り扱い装置であって、
    前記錠剤カセット内の一番下に積載された錠剤シートの凹凸形状に係るデータを検出する検出手段と、
    この検出データに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする調剤装置のシート取り扱い装置。
  4. 前記錠剤シートが裏向きになっていると判別された場合にのみ、該錠剤シートを前記チャッキングユニットで表裏反転させる反転手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の調剤装置のシート取り扱い装置。
  5. 前記錠剤カセットは、前記錠剤シートを積載するシート積載部を備えるとともに、
    前記検出手段は、このシート積載部の底面に配設された非接触式のセンサであることを特徴とする請求項3又は4記載の調剤装置のシート取り扱い装置。
  6. 前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向しかつ該錠剤シートに含まれる錠剤の間隔よりも小さい間隔で設けられた複数のセンサを備え、
    前記判別手段は、各センサのオン、オフ信号に含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判別するように構成したことを特徴とする請求項5記載の調剤装置のシート取り扱い装置。
  7. 前記検出手段として、前記シート積載部の底面において前記錠剤シートに対向するように設けられたセンサを備え、
    前記判別手段は、このセンサの出力信号のレベルに含まれる前記錠剤シートの凹凸形状に関するデータに基づいて、前記錠剤シートの表裏を判定するように構成したことを特徴とする請求項5記載の調剤装置のシート取り扱い装置。
  8. 前記チャッキングユニットは、前記錠剤シートをチャッキングするチャックを備えており、
    前記反転手段は、前記錠剤シートの取り出し方向の回りに前記チャックを回転させるモータであることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の調剤装置のシート取り扱い装置。
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