JP2008258870A - 移動体放送受信端末および移動体放送受信方法 - Google Patents

移動体放送受信端末および移動体放送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】視聴者に信頼性の高い緊急警報放送を提供する。
【解決手段】 制御装置14は、通常時は、複数の受信部(アンテナ11a,11b、チューナ12a,12b、復調器13a,13b)が放送電波をダイバーシティ方式で受信するように制御し、緊急警報放送を受信したときには、そのとき以降、第1の受信部(アンテナ11a、チューナ12a、復調器13a)がダイバーシティ方式で受信中の放送電波を継続して受信し、第2の受信部(アンテナ11b、チューナ12b、復調器13b)が前記受信中の放送電波以外の放送電波を受信するように制御する。そして、バックエンド部15は、ダイバーシティ方式で受信した緊急警報放送または第1の受信部で受信した緊急警報放送の内容と、第2の受信部で受信した緊急放送の内容と、を併せて表示装置16に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体向けディジタル放送を受信する移動体放送受信端末および移動体放送受信方法に関する。
移動体向けディジタル放送として、いわゆる、ワンセグ放送が開始されている。ディジタル放送の特徴は、特定の番組の映像や音声のデータに併せて、その番組と必ずしも関係のない様々なデータを放送することが可能な、いわゆる、データ放送が実現されていることにある。また、ワンセグ放送のほかにも、車両に搭載した受信端末に対して道路の交通情報などを提供するデータ放送などの開始も準備されている。
ところで、移動体向けディジタル放送の受信端末が、特に、自動車などの車両に搭載された場合、車両の走行とともに、放送電波は、ビルに遮蔽されたり、ビルで反射された電波などの干渉を受けたりするので、受信端末の受信環境は、時々刻々変化し、必ずしも安定しているとはいえない。
そこで、例えば、特許文献1においては、2つのアンテナと2つのチューナとを用いてダイバーシティ方式の受信を可能にした車載受信装置の例が開示されている。ダイバーシティ方式の受信装置においては、複数のアンテナおよびチューナから得られる信号のうち、最も受信状態のよい信号を選択したり、複数の受信信号を合わせて、よりよい受信信号を合成したりすることができるので、受信装置の受信性能が向上する。
特許文献1によれば、その車載受信装置は、放送電波の受信状態が安定しているときには、ダイバーシティ方式での受信をせずに、一方のアンテナとチューナとにより目的の放送を受信し、他方のアンテナとチューナとにより近隣地域の放送電波を探索するチャンネルサーチを行うとしている。そして、そのチャンネルサーチにより、近隣地域のチャンネル情報を事前に取得することができるので、車載受信装置が近隣地域に移動したときに、スムーズなチャンネル切替えができるとしている。
また、ディジタル放送においては、データ放送として緊急警報放送がされることになっている。緊急警報放送は、例えば、強い地震などの緊急災害が発生したときに、その緊急災害に係る様々な情報(例えば、震源地や各地の震度などの情報)を放送しようとするものである。
例えば、特許文献2には、緊急警報放送の受信が可能な車載ディジタルテレビチューナの例が開示されている。特許文献2によれば、その車載ディジタルテレビチューナは、緊急警報放送の内容を、映像情報としてではなく、音声情報としてドライバに報知する。これによって、車載ディジタルテレビチューナは、緊急警報放送の内容を遅滞なく確実にドライバに報知することができるとともに、その車載ディジタルテレビチューナのコストを安価にすることができるとしている。
特開2004−320406号公報 特開2006−237959号公報
緊急警報放送などにより、地震などの緊急災害の発生が報じられたとき、視聴者は、その地震などについてさらに詳しい情報を知りたいという欲求を抱く。また、その災害が大きければ大きいほど、視聴者は、「今、放送された緊急警報放送は、本当かな?」という不安の念を抱く。そのため、視聴者は、しばしば、チャンネルを切替えて他の放送局でも同じような緊急警報放送がされているか否かを確認しようとする。
しかしながら、特許文献1に開示された車載受信装置にも、特許文献2に開示された車載ディジタルテレビチューナにも、このような視聴者の行動をサポートする機能は、設けられていない。
そこで、本発明の目的は、複数の放送局から放送された緊急警報放送の内容を並行して受信し、その受信した複数の緊急警報放送の内容を同じ出力装置(表示装置)に出力(表示)することにより、視聴者に、より信頼性の高い緊急警報放送の内容を提供することが可能な移動体放送受信端末および移動体放送受信方法を提供することにある。
本発明の移動体放送受信端末は、移動体向けディジタル放送の放送電波を受信する複数の受信部と、その受信部によって復調された信号から所定の形式の映像信号、音声信号およびデータを再生し、その再生した映像信号、音声信号およびデータを出力装置に出力するバックエンド部と、前記受信部および前記バックエンド部を制御する制御部と、を含んで構成され、次のような特徴を有している。
すなわち、前記制御部は、通常時は、前記複数の受信部が放送電波をダイバーシティ方式で受信するように、前記複数の受信部を制御し、また、前記複数の受信部がダイバーシティ方式で前記放送電波を受信中に、緊急警報放送を受信したときには、そのとき以降、前記複数の受信部のうち第1の受信部が、前記ダイバーシティ方式で受信中の放送電波を継続して受信するように、かつ、前記複数の受信部のうち第2の受信部が、前記第1の受信部により受信される放送電波以外の放送電波を受信するように、前記複数の受信部を制御する。また、前記バックエンド部は、前記ダイバーシティ方式で受信した緊急警報放送または前記第1の受信部で受信した緊急警報放送の内容と、前記第2の受信部で受信した緊急放送の内容と、を併せて前記出力装置に出力する。
以上、本発明の移動体放送受信端末においては、複数の放送局から放送された緊急警報放送の内容を並行して受信し、その受信した複数の緊急警報放送の内容を同じ出力装置(表示装置)に出力(表示)することができる。従って、視聴者は、複数の放送局から放送された緊急警報放送の内容をほぼ同時に知ることができるので、緊急警報放送の内容について不安の念を抱かずに済む。
本発明末によれば、複数の放送局からの緊急警報放送の内容をほぼ同時に視聴者に知らせることができるようになる、つまり、より信頼性の高い緊急警報放送を視聴者に提供することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図である。この移動体放送受信端末10は、主として車両などの移動体に搭載され、その受信方式としては、受信性能を向上させるために、複数の受信部で放送電波を受信する、いわゆる、ダイバーシティ方式が採られている。この場合、受信部の数は3以上であっても構わないが、以下の実施形態では、説明が煩雑になるのを避けるために、受信部の数は2であるものとする。
図1に示すように、移動体放送受信端末10は、2つのアンテナ11a,11b、2つのチューナ12a,12b、2つの復調器13a,13b、制御装置14、バックエンド装置15、表示装置16、スピーカ17、リモコン18などを含んで構成される。ここで、アンテナ11a,11b、チューナ12a,12b、復調器13a,13bおよび制御装置14の一部が、前記の受信部に相当する。
アンテナ11a,11bは、放送電波を受信し、その受信したRF(Radio Frequency)信号をチューナ12a,12bへ入力する。
チューナ12a,12bは、アンテナ11a,11bから入力されたRF信号を増幅するとともに、制御装置14から供給される制御信号25a,25bに含まれるチャンネル情報によって指定される周波数でフィルタリングされたRF信号21a,21bを出力する。このとき、チューナ12a,12bがフィルタリングするだけでなく、中間周波数のIF(Intermediate Frequency)信号を生成する場合には、チューナ12a,12bから出力される信号は、RF信号21a,21bに代えて、そのIF信号であってもよい。
復調器13a,13bは、チューナ12a,12bから出力されたRF信号21a,21bを、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式などの復調方式に従って復調し、復調した信号をTS(Transport Stream)信号22a,22bとして制御装置14へ供給する。
復調器13a(または復調器13b)は、また、RF信号21a(またはRF信号21b)および相手方の復調器13b(または復調器13a)からスルーされたRF信号21cを入力信号として、いわゆる、最大比合成ダイバーシティ方式(以下、「合成ダイバ」と略称)による合成信号を出力する合成ダイバ回路(図示せず)を含む。そして、制御装置14から供給される制御信号24a(または制御信号24b)にダイバーシティ方式として「合成ダイバ」を指示する情報が含まれていたときには、復調器13a(または復調器13b)は、その合成ダイバ回路からの合成信号を復調する。
制御装置14は、バックエンド装置15から供給される制御信号26に含まれる種々の制御情報(例えば、受信チャンネル情報、ダイバーシティ方式の設定情報など)や、復調器13a,13bから得られるBER(Bit Error Rate)、CN比(Carrier to Noise Ratio)などの情報に基づき、チューナ12a,12bおよび復調器13a,13bを制御する。その制御のために、制御装置14は、復調器13a,13bに制御信号24a,24bを供給し、チューナ12a,12bに制御信号25a,25bを供給する。
また、制御装置14は、復調器13a,13bから出力されるTS信号22a,22bを入力し、そのままスルーさせ、TS信号23a,23bとしてバックエンド装置15へ入力する。ただし、バックエンド装置15から供給される制御信号26に、ダイバーシティ方式として切替えダイバーシティ方式を指定する情報が含まれていたときには、制御装置14は、入力側の2つのTS信号22a,22bのうち、BERやCN比がよいものを選択しながら出力側のTS信号23a(またはTS信号23b)へ出力する。なお、このようなダイバーシティ方式を切替えダイバーシティ方式(以下、「切替えダイバ」と略称)という。
制御装置14は、さらに、バックエンド装置15からの制御信号26とそのときの状況とに応じて、受信方式を合成ダイバにするか、切替えダイバにするか、緊急警報放送受信モードにするかを決定し、それぞれの受信方式に従ってチューナ12a,12bおよび復調器13a,13bを制御する。
バックエンド装置15は、入力装置であるリモコン18から送信される様々な設定情報(例えば、受信チャンネル情報やダイバーシティ方式の設定情報など)を受信し、その設定情報を含んだ制御信号26を制御装置14に供給する。
バックエンド装置15は、また、制御装置14から供給されるTS信号23a(またはTS信号23b)について、次のような受信処理を行う。すなわち、バックエンド装置15は、TS信号23a(またはTS信号23b)をデマルチプレクスすることにより、映像データ、音声データ、データ放送向データ、システム情報データなどを抽出する。そして、その抽出した映像データ、音声データなどをそれぞれ復号化し、さらに、映像信号や音声信号などに変換して表示装置16、スピーカ17などへ出力する。
バックエンド装置15は、以上のような受信処理を行うとき、通常時には、合成ダイバまたは切替えダイバの受信方式で受信・復調された一方のTS信号23a(またはTS信号23b)について受信処理を行う。それに対し、緊急警報放送受信時には、チューナ12a,12bは、それぞれ異なる放送局(チャンネル)の放送電波を受信するように制御され、ダイバーシティ方式での受信・復調を行わない。従って、緊急警報放送受信時には、バックエンド装置15は、それぞれ異なる放送局の放送電波から復調されたTS信号23aおよびTS信号23bのそれぞれについて、別個に受信処理を行う。その受信処理の内容については、後で詳しく説明する。
なお、以上のような機能を有する制御装置14は、処理装置と記憶装置とからなるコンピュータを主要構成要素として実現することができる。その場合、処理装置としては、マイクロプロセッサを用い、記憶装置としては、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク装置などを用いることができる。また、この場合、制御装置14の機能の多くは、記憶装置に格納された所定のプログラムを処理装置が実行することによって実現される。
また、バックエンド装置15も、同様に、処理装置と記憶装置とからなるコンピュータを主要構成要素として実現することができる。その場合、処理装置としては、マイクロプロセッサを用い、記憶装置としては、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク装置などを用いることができる。また、この場合も、バックエンド装置15の機能の多くは、記憶装置に格納された所定のプログラムを処理装置が実行することによって実現される。
このとき、制御装置14の処理装置とバックエンド装置15の処理装置とを、1つの処理装置によって実現してもよく、各々独立の処理装置で実現してもよい。
図2は、放送電波から復調されるTS信号に含まれるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号の構成の例を示した図である。TMCC信号は、国内の電波産業会(ARIB:Association of Radio Industries and Businesses)が策定する規格に定義されている。
図2に示すように、TMCC信号は、204ビットのデータによって構成され、その各ビットには、復調基準信号(B0)、同期信号(B1〜B16)、セグメント形式識別信号(B17〜B19)、TMCC情報(B20〜B121)、TMCC情報の誤り訂正符号(B122〜B203)が割り当てられている。なお、ここで、「B」はTMCC信号のビット位置を表す。
このTMCC情報(B20〜B121)には、放送電波(変調波)の伝送制御に関する情報が割り当てられている。その割り当ての詳細な説明は省略するが、TMCC情報のB26には、緊急警報放送フラグが定義されている。すなわち、緊急警報放送フラグの値が「0」の場合には、緊急警報放送がされていないことを表し、移動体放送受信端末10は、緊急警報放送受信のために特別な処理を行う必要がない。一方、緊急警報放送フラグの値が「1」の場合には、緊急警報放送中であることを表し、移動体放送受信端末10は、緊急警報放送を受信するための何らかの処理を行う必要がある。
続いて、図3および図3を参照しながら(図1および図2を、適宜、参照)、移動体放送受信端末10において緊急警報放送受信時に実行される処理について説明する。ここで、図3は、制御装置14における緊急警報放送受信時の処理フローの例を示した図、図4は、バックエンド装置15における緊急警報放送受信処理の処理フローの例を示した図である。
なお、図3および図4の説明において、移動体放送受信端末10は、通常時は、リモコン18で設定された受信方式(合成ダイバまたは切替えダイバ)によって放送電波を受信する。このとき、主として受信に利用されているチューナ12a(またはチューナ12b)および復調器13a(または復調器13b)をマスタ系と呼び、従として受信に利用されているチューナ12b(またはチューナ12a)および復調器13b(または復調器13a)をスレーブ系と呼ぶ。
まず、図3に示すように、制御装置14は、マスタ系が、そのとき設定されたダイバーシティ方式に従って、ある放送局の放送電波を受信しているときには、常時、緊急警報放送を受信したか否かを判定している(ステップS01)。すなわち、制御装置14は、マスタ系が緊急警報放送を受信していないときには(ステップS01でNo)、ステップS01を繰り返し実行する。また、制御装置14は、マスタ系が緊急警報放送を受信したときには(ステップS01でYes)、ステップS02以降の緊急警報放送の受信処理を開始する。
なお、ステップS01で、緊急警報放送を受信したか否かを判定するとき、制御装置14は、バックエンド装置15から供給される制御信号26を用いて、その受信の有無を判定する。すなわち、バックエンド装置15は、マスタ系のTS信号23a(またはTS信号23b)からTMCC信号を抽出し、その緊急警報放送フラグ(B26)の値を制御信号26の1つとして制御装置14に供給する。従って、制御装置14は、その緊急警報放送フラグ(B26)の値に基づき、緊急警報放送を受信したか否かを判定することができる。
次に、制御装置14は、そのとき設定されている受信方式が切替えダイバであるか否かを判定する(ステップS02)。そして、その受信方式が切替えダイバではなかったとき(つまり、合成ダイバであったとき)には(ステップS02でNo)、制御装置14は、そのときの受信方式(合成ダイバであること)を記憶装置に記憶し(ステップS03)、受信方式を(合成ダイバから)切替えダイバに変更する(ステップS04)。一方、受信方式が切替えダイバであったときには(ステップS02でYes)、ステップS03およびステップS04の処理を実行せずに、ステップS05の処理へ移行する。
次に、制御装置14は、チューナ12a,12bおよび復調器13a,13bを制御して、マスタ系およびスレーブ系に対し、それぞれ次のように放送局の電波を受信させる。すなわち、制御装置14は、マスタ系には、ダイバーシティ方式により以前から受信していた放送局の電波を継続して受信させ、スレーブ系には、マスタ系がそのとき受信しない放送局の電波を逐次スキャンして受信させる(ステップS05)。
ここで、「逐次スキャンして受信する」とは、各放送局のチャンネルを、例えば、1秒ごとに切替えながらその放送局の電波を受信することをいう。従って、このとき、制御装置14は、スレーブ系にチャンネルサーチをさせることができ、そのチャンネルサーチにより各放送局のチャンネル情報を取得することができる。
なお、移動体放送受信端末10がGPS(Global Positioning System)などによる位置検出装置と、全国の放送局のチャンネル情報を記憶した記憶装置と、を備えている場合には、制御装置14は、位置検出装置によって検出された位置情報に基づき、記憶装置に記憶された全国の放送局のチャンネル情報を検索することにより、当該地域のチャンネル情報を取得することができる。この場合には、スレーブ系は、必ずしも、チャンネルサーチをする必要はない。
次に、制御装置14は、バックエンド装置15を介して表示装置16に、マスタ系での緊急警報放送の受信内容を表示する(ステップS06)。なお、その表示例については、別途、図5および図6を用いて説明する。
次に、制御装置14は、ステップS01の場合と同様に、バックエンド装置15から供給される制御信号26に基づき、スレーブ系が緊急警報放送を受信したか否かを判定する(ステップS07)。すなわち、バックエンド装置15は、スレーブ系のTS信号23b(またはTS信号23a)からTMCC信号を抽出し、その緊急警報放送フラグ(B26)の値を制御信号26の1つとして制御装置14に供給する。従って、制御装置14は、その緊急警報放送フラグ(B26)の値に基づき、緊急警報放送を受信したか否かを判定することができる。
ここで、スレーブ系が緊急警報放送を受信したときには(ステップS07でYes)、制御装置14は、バックエンド装置15を介して表示装置16に、スレーブ系での緊急警報放送の受信内容を表示する(ステップS08)。なお、その表示例については、別途、図7〜図9を用いて説明する。
次に、制御装置14は、バックエンド装置15によりスレーブ系のTS信号23b(またはTS信号23a)から得られた緊急警報放送フラグ(B26)の値に基づき、スレーブ系での緊急警報放送が終了したか否かを判定する(ステップS09)。
そして、その判定において、スレーブ系での緊急警報放送が終了していなかったときには(ステップS09でNo)、制御装置14は、バックエンド装置15から供給される情報に基づき、スレーブ系における緊急警報放送の内容が更新されたか否かを、さらに、判定する(ステップS10)。なお、緊急警報放送の詳細情報は、通常、データ放送で送られてくるため、バックエンド装置15は、データ放送におけるデータのバージョンの変化を監視することにより、緊急警報放送の内容の更新を容易に検出することができる。
そして、その判定の結果、スレーブ系において緊急警報放送の内容が更新されていたときには(ステップS10でYes)、制御装置14は、ステップS08へ戻って、再度、その受信内容を表示装置16に表示する。
また、制御装置14は、スレーブ系における緊急警報放送の内容が更新されていなかったとき(ステップS10でNo)、スレーブ系での緊急警報放送が終了していたとき(ステップS09でYes)、または、スレーブ系が緊急警報放送を受信していなかったとき(ステップS07でNo)には、バックエンド装置15から供給される緊急警報放送フラグ(B26)の値に基づき、マスタ系での緊急警報放送が終了したか否かを判定する(ステップS11)。
そして、その判定において、マスタ系での緊急警報放送が終了していなかったときには(ステップS11でNo)、制御装置14は、バックエンド装置15から供給される情報に基づき、マスタ系における緊急警報放送の内容が更新されたか否かを、さらに、判定する(ステップS12)。
そして、その判定の結果、マスタ系における緊急警報放送の内容が更新されていなかったときには(ステップS12でNo)、ステップS07へ戻り、ステップS07以下の処理を、再度、実行する。また、マスタ系における緊急警報放送の内容が更新されていたときには(ステップS12でYes)、ステップS06へ戻り、ステップS06以下の処理を、再度、実行する。
また、ステップS11における判定の結果、マスタ系での緊急警報放送が終了していたときには(ステップS11でYes)、緊急警報放送の受信がマスタ系でもスレーブ系でも終了したことになるので、制御装置14は、受信方式を緊急警報放送受信前の受信方式に復帰させる(ステップS13)。すなわち、制御装置14は、ステップS03で記憶装置に合成ダイバであることを記憶していたときには、受信方式を合成ダイバに復帰させ、その他の場合には、受信方式を切替えダイバに復帰させ、ダイバーシティ方式での受信を再開させる。
続いて、図4を参照して、バックエンド装置15における緊急警報放送受信処理の処理フローについて説明する。
図4において、バックエンド装置15は、マスタ系のTS信号23a(またはTS信号23b)の供給を受けると、マスタ系の処理として、まず、緊急警報放送フラグ(B26)の抽出処理を実行する(ステップS21)。すなわち、バックエンド装置15は、TS信号23a(またはTS信号23b)に含まれるTMCC信号(図2参照)を抽出し、さらに、TMCC信号の中から緊急警報放送フラグ(B26)を抽出する。
次に、バックエンド装置15は、TS信号23a(またはTS信号23b)に含まれているシステム情報であるPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)を解析し(ステップS22)、緊急警報放送のデータが記述されているPID(Packet Identifier)を取得する(ステップS23)。
また、バックエンド装置15は、スレーブ系のTS信号23b(またはTS信号23a)についても、マスタ系の処理と並行して、緊急警報放送フラグ(B26)の抽出処理を実行し(ステップS31)、PSI/SIを解析し(ステップS32)、緊急警報放送が記述されているPIDを取得する(ステップS33)。続いて、バックエンド装置15は、マスタ系の処理が次のステップS41に進む前までに、ステップS33で取得したPIDと、スレーブ系のTSデータ(TS信号23b(またはTS信号23a)を表すデータ)とを、マスタ系側の処理へ送信する。
次に、バックエンド装置15は、マスタ系およびスレーブ系のそれぞれのTSデータについて、デマルチプレクス処理(ステップS41)を行い、さらに、PES(Packetized Elementary Stream)データ処理(ステップS42)により、映像データおよび音声データを抽出し、セクションデータ処理(ステップS43)により、データ放送のデータを抽出する。なお、これらの処理は、ディジタル放送の受信処理として一般的に行われている処理である。
これらの処理において、緊急警報放送データは、通常、データ放送のデータとして抽出されるが、その抽出は、次のようにして行う。
すなわち、バックエンド装置15は、供給されたTS信号23a(またはTS信号23b)に含まれるTMCC信号(図2参照)の緊急警報放送フラグ(B26)に「1」が設定されていたときには、そのTS信号23a(またはTS信号23b)からDSMCC(Digital Storage Media Command and Control)セクションと呼ばれるデータを抽出する。さらに、バックエンド装置15は、DSMCCセクションの中のプライベート・データ・バイトと呼ばれるデータに、あらかじめ緊急警報情報の記述と定義された値が記述されているか、または、タイトル記述子に緊急警報情報に関する特定のモジュール記述子が記述されているかを判定し、それらに該当する記述がされていたときには、その記述を含むTSデータから抽出したデータを、緊急警報放送データと認識する。このようにして、TMCC信号の緊急警報放送フラグ(B26)に対応付けられた緊急警報放送データが抽出される。
次に、バックエンド装置15は、デコード処理(ステップS44)により、所定の形式で符号化された映像データ、音声データ、緊急警報放送データなど復号化し、さらに、表示処理(ステップS45)により、複数の放送局から放送された緊急警報放送の内容を、次に図5〜図9に示すような形態で表示装置16に表示する。
図5は、マスタ系が緊急警報放送を受信したときに表示される緊急警報放送概要の表示画面の例を示した図である。
バックエンド装置15は、緊急警報放送を受信したとき、つまり、TMCC信号の緊急警報放送フラグ(B26)が「1」であることを検出したときには、図5に示すように、表示装置16の画面50に、そのとき受信中の放送局の放送中映像を表示するとともに、その下部などに、放送局名51、緊急警報放送概要52、「詳細」ボタン53などを表示する。
このとき、緊急警報放送概要52としては、例えば、「ただいま、○○県北部を震源とする強い地震が発生しました。」などのような情報が表示される。そこで、視聴者がその表示を見て、もっと詳細な情報を知りたい場合には、リモコン18などを操作して、「詳細」ボタン53を押下する。
図6は、図5に示した緊急警報放送概要の表示に引き続いて表示される緊急警報放送の詳細情報の表示画面の例を示した図である。
図5の画面50において、「詳細」ボタン53が押下されると、バックエンド装置15は、図6に示すように、そのとき表示している画面50に重ね合わせて、緊急警報放送の詳細情報を表示したポップアップ画面61を表示する。そのポップアップ画面61には、緊急警報放送の詳細情報として、例えば、地震の場合には各地の震度などの情報が表示される。また、ポップアップ画面61には、「閉じる」ボタン62が表示され、視聴者は、「閉じる」ボタン62を押下することにより、ポップアップ画面61を閉じることができる。
なお、図5において、「詳細」ボタン53を設けずに、つまり、視聴者による操作がなくても、バックエンド装置15は、緊急警報放送概要の表示に引き続いて緊急警報放送の詳細情報を表示したポップアップ画面61を表示するようにしてもよい。
バックエンド装置15は、マスタ系で緊急警報放送を受信し、その受信した緊急警報放送の少なくとも概要を表示装置に表示した後、または、それと並行して、スレーブ系により、マスタ系が受信している放送電波以外の電波を逐次スキャンして受信し、緊急警報放送をしているか否かを判定する。その判定の結果、緊急警報放送をしている放送局については、次に、図7に示すように、その放送局名を表示装置16の画面50に表示する。
図7は、スレーブ系が逐次スキャンして緊急警報放送を受信したとき、その受信した緊急警報放送を放送した放送局の一覧を表示した表示画面の例を示した図である。
図7に示すように、バックエンド装置15は、マスタ系によって受信され、それまで表示されていた画面(図5参照)を、縮小画面50aとして表示し、また、緊急警報放送をしている放送局名71,72,73を画面50の、例えば、右端部に表示する。このとき、視聴者は、まずは、他の放送局でも緊急警報放送をしていることが分かればいいので、バックエンド装置15は、それまで表示していた画面を縮小せずに、その画面に重ね合わせて放送局名71,72,73を表示してもよい。
図8は、図7の表示画面に引き続いて表示されるスレーブ系によって受信された緊急警報放送の概要を表示した表示画面の例を示した図である。バックエンド装置15は、図7に示した表示画面の表示に引き続いて、スレーブ系によって受信された緊急警報放送の概要を表示装置16の画面50の、例えば、下部に表示する。
すなわち、バックエンド装置15は、図8に示すように、右端部に表示した緊急警報放送をしている放送局名71,72,73から、適宜(例えば、表示した順に従って)、1つを選択し、その選択した放送局名51aと、その選択した放送局名51aの放送局が放送した緊急警報放送の緊急警報放送概要52aと、「詳細」ボタン53aと、を画面50の下部に表示する。
ここで、バックエンド装置15は、選択した1つの放送局からの緊急警報放送概要52aを、ずっと表示し続けるのではなく、例えば、30秒ごとに緊急警報放送概要52aの放送元の放送局を切替えながら表示するようにする。こうすることによって、視聴者は、緊急警報放送をしているすべての放送局の緊急警報放送概要52aを視聴することができる。
あるいは、緊急警報放送をしている放送局名71,72,73の選択を、バックエンド装置15に任せるのではなく、視聴者がリモコンなどを操作することによって選択するようにしてもよい。この場合には、バックエンド装置15は、放送局名71,72,73をボタンとして表示しておき、視聴者は、リモコン18を操作して、選択しようとする放送局名71,72,73のいずれか1つのボタンを押下する。
図9は、図8に示したスレーブ系の緊急警報放送概要の表示に引き続いて表示される、スレーブ系の緊急警報放送の詳細情報の表示画面の例を示した図である。
図8の画面50において、「詳細」ボタン53aが押下されると、バックエンド装置15は、図9に示すように、そのとき表示している画面50に重ね合わせて、緊急警報放送の詳細情報を表示したポップアップ画面61aを表示する。そのポップアップ画面61aには、スレーブ系の緊急警報放送の詳細情報として、例えば、地震の場合には各地の震度などの情報が表示される。また、ポップアップ画面61aには、「閉じる」ボタン62aが表示され、視聴者は、「閉じる」ボタン62aを押下することにより、ポップアップ画面61aを閉じることができる。
なお、図8において、「詳細」ボタン53aを設けずに、つまり、視聴者による操作がなくても、バックエンド装置15は、緊急警報放送概要の表示に引き続いて緊急警報放送の詳細情報を表示したポップアップ画面61aを表示するようにしてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態によれば、移動体放送受信端末10は、視聴者が視聴中の放送電波で緊急警報放送を検出した場合、その緊急警報放送の内容を表示装置16に表示するとともに、ダイバーシティ方式での受信を解除する。そして、移動体放送受信端末10は、マスタ系により視聴中の放送電波の受信を継続し、スレーブ系により他の放送局からの放送電波をスキャンして受信する。さらに、移動体放送受信端末10は、スレーブ系により他の放送局からの放送電波で緊急警報放送を検出したときには、マスタ系の緊急警報放送の内容と併せてスレーブ系の緊急警報放送の内容を表示装置16に表示する。従って、視聴者は、複数の放送局からの緊急警報放送の内容を知ることができるので、その緊急警報放送の内容について信頼感を得ることができる。
<第2の実施形態>
図10は、本発明の第2の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図である。なお、図10において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、第2の実施形態に係る移動体放送受信端末10aが第1の実施形態に係る移動体放送受信端末10(図1参照)と相違する点は、次の通りである。
すなわち、移動体放送受信端末10aにおいては、チューナ12aに複数のアンテナ11a1,11a2が接続され、また、チューナ12bにも複数のアンテナ11b1,11b2が接続される。そして、チューナ12aの入力側に複数のアンテナ11a1,11a2からの信号を切替える切替器19aが設けられ、その切替器19aは、制御装置14からの制御信号27aによって制御されるように構成されている。同様に、チューナ12bの入力側にも複数のアンテナ11b1,11b2からの信号を切替える切替器19bが設けられ、その切替器19bは、制御装置14からの制御信号27bによって制御されるように構成されている。
つまり、制御装置14は、アンテナ11a1,11a2の信号のうち受信電力が大きい信号を選択し、その選択した信号をチューナ12aへ入力するように切替器19aを制御する。また、制御装置14は、アンテナ11b1,11b2の信号のうち受信電力が大きい信号を選択し、その選択した信号をチューナ12bへ入力するように切替器19bを制御する。
従って、第2の実施形態においては、チューナ12a,12bは、1本のアンテナが接続されていたときよりも受信電力が大きい信号を受信することができる。そのため、移動体放送受信端末10aは、ダイバーシティ方式での受信を解除したときにも、マスタ系およびスレーブ系のそれぞれの受信性能を向上させることができる。従って、移動体放送受信端末10aは、複数の放送局からの緊急警報放送をより安定して受信することができ、視聴者により信頼性の高い緊急警報放送を提供することが可能となる。
<第3の実施形態>
図11は、本発明の第3の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図である。なお、図10において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、第3の実施形態に係る移動体放送受信端末10bが第1の実施形態に係る移動体放送受信端末10(図1参照)と相違する点は、次の通りである。
すなわち、移動体放送受信端末10bにおいては、復調器13a,13b同士をつなぐ通信線21d、および、復調器13bと制御装置14とをつなぐ通信線22dにそれぞれスイッチ(点線部分)が設けられ、そのスイッチのオン・オフ状態は、制御装置14からの制御信号(図示せず)に基づき切替えることができるように構成されている。
第1の実施形態の場合には、ダイバーシティ方式は、リモコン18によってあらかじめ設定された合成ダイバまたは切替えダイバのいずれかに固定される。一方、本実施形態の場合には、チューナ12a,12bによって取得される受信信号電力や、復調器13a,13bによって取得されるCN比やBERなどの受信信号の品質を表す物理指標に応じた最適なダイバーシティ方式(合成ダイバまた切替えダイバ)が、動的に選択される。
すなわち、制御装置14は、所定の時間ごとに、チューナ12a,12bから受信信号電力などの物理指標を取得し、また、復調器13a,13bからCN比、BERなどなどの物理指標を取得して、それらの物理指標の値またはその積分値をあらかじめ設定した所定の値と比較する処理などを経て、最適なダイバーシティ方式(合成ダイバまた切替えダイバ)を選択する。
なお、図11において、通信線21dのスイッチのオン状態は、合成ダイバを選択することを意味し、通信線22dのスイッチのオン状態は、切替えダイバを選択することを意味する。制御装置14は、それらのスイッチのオン・オフ状態を制御する制御信号を出力するレジスタ(図示せず)を有し、そのレジスタに「0」または「1」の値を、適宜、書き込むことによって、ダイバーシティ方式(合成ダイバまた切替えダイバ)を選択することができる。
また、本実施形態の場合、制御装置14は、ダイバーシティ方式での受信を動的に解除するように制御することもできるので、電波が比較的安定している地域では、マスタ系でユーザが視聴しているチャンネルの放送電波を継続して受信し、スレーブ系で移動体放送受信端末10bの所在地域(搭載している車両などが走行している地域)およびその近隣地域の放送局の電波を受信して、EPG(Electronic Program Guide)をはじめとしたシステム情報を取得することができる。
以上、第3の実施形態によれば、移動体放送受信端末10bは、最適な受信方式を選択して受信するので、より品質のよい放送電波を受信することができ、また、緊急警報放送をより安定して受信することができる。従って、視聴者に対し、より信頼性の高い緊急警報放送を提供することが可能となる。さらに、移動体放送受信端末10bは、マスタ系で緊急警報放送を受信する前であっても、スレーブ系で当該地域の放送局に係るシステム情報などを取得することができるので、緊急警報放送がされたとき、スレーブ系での緊急警報放送の受信処理を一部省略することができる。従って、緊急警報放送がされたとき、視聴者に対し、複数の緊急警報放送を迅速に提供することが可能となる。
<第4の実施形態>
図12は、本発明の第4の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図である。なお、図12において、図1、図10および図11に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図12に示すように、第4の実施形態に係る移動体放送受信端末10cは、第2の実施形態に係る移動体放送受信端末10aと第3の実施形態に係る移動体放送受信端末10bとを組み合わせた構成となっている。
すなわち、移動体放送受信端末10cにおいては、チューナ12aに複数のアンテナ11a1,11a2が接続され、また、チューナ12bにも複数のアンテナ11b1,11b2が接続される。そして、チューナ12aの入力側に複数のアンテナ11a1,11a2からの信号を切替える切替器19aが設けられ、その切替器19aは、制御装置14からの制御信号27aによって制御されるように構成されている。同様に、チューナ12bの入力側にも複数のアンテナ11b1,11b2からの信号を切替える切替器19bが設けられ、その切替器19bは、制御装置14からの制御信号27bによって制御されるように構成されている。
また、復調器13a,13b同士をつなぐ通信線21d、および、復調器13bと制御装置14とをつなぐ通信線22dにそれぞれスイッチ(点線部分)が設けられ、そのスイッチのオン・オフ状態は、制御装置14からの制御信号(図示せず)に基づき切替えることができるように構成されている。
従って、第4の実施形態によれば、移動体放送受信端末10cは、複数の放送局からの緊急警報放送をより安定して受信することができ、視聴者により信頼性の高い緊急警報放送を提供することが可能となる。また、緊急警報放送がされたとき、視聴者に対し、複数の緊急警報放送を迅速に提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図。 放送電波から復調されるTS信号に含まれるTMCC信号の構成の例を示した図。 制御装置における緊急警報放送受信時の処理フローの例を示した図。 バックエンド装置における緊急警報放送受信処理の処理フローの例を示した図。 マスタ系が緊急警報放送を受信したときに表示される緊急警報放送概要の表示画面の例を示した図。 図5に示した緊急警報放送概要の表示に引き続いて表示される緊急警報放送の詳細情報の表示画面の例を示した図。 スレーブ系が緊急警報放送を逐次スキャンして受信したとき、その受信した緊急警報放送を放送した放送局の一覧を表示した表示画面の例を示した図。 図7の表示画面に引き続いて表示されるスレーブ系によって受信された緊急警報放送の概要を表示した表示画面の例を示した図。 図8に示したスレーブ系の緊急警報放送概要の表示に引き続いて表示される、スレーブ系の緊急警報放送の詳細情報の表示画面の例を示した図。 本発明の第2の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図。 本発明の第3の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図。 本発明の第4の実施形態に係る移動体放送受信端末のブロック構成の例を示した図。
符号の説明
10,10a,10b,10c 移動体放送受信端末
11a,11b,11a1,11b1 アンテナ
12a,12b チューナ
13a,13b 復調器
14 制御装置
15 バックエンド装置
16 表示装置
17 スピーカ
18 リモコン
19a,19b 切替器

Claims (9)

  1. 移動体向けディジタル放送の放送電波を受信する複数の受信部と、前記受信部によって復調された信号から所定の形式の映像信号、音声信号およびデータを再生し、その再生した映像信号、音声信号およびデータを出力装置に出力するバックエンド部と、前記受信部および前記バックエンド部を制御する制御部と、を含んで構成された移動体放送受信端末であって、
    前記制御部は、
    前記複数の受信部が前記放送電波をダイバーシティ方式で受信するように、前記複数の受信部を制御し、
    前記複数の受信部が前記ダイバーシティ方式で前記放送電波を受信中に、緊急警報放送を受信したときには、そのとき以降、前記複数の受信部のうち第1の受信部が、前記ダイバーシティ方式で受信中の前記放送電波を継続して受信するように、かつ、前記複数の受信部のうち第2の受信部が、前記第1の受信部により受信される前記放送電波以外の放送電波を受信するように、前記複数の受信部を制御し、
    前記バックエンド部は、
    前記第1の受信部で受信した緊急警報放送の内容と、前記第2の受信部で受信した緊急放送の内容と、を併せて前記出力装置に出力すること
    を特徴とする移動体放送受信端末。
  2. 前記バックエンド部は、
    前記第2の受信部が1以上の放送局からの緊急警報放送を受信したときには、その緊急放送を放送した放送局の名称の一覧を前記出力装置に出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体放送受信端末。
  3. 前記バックエンド部は、
    前記緊急警報放送の内容を前記出力装置に出力する場合には、まず、前記緊急警報放送の概要を前記出力装置に出力し、その後、前記バックエンド部に接続された入力装置から所定の入力情報が入力されたときに、前記緊急警報放送の詳細情報を前記出力装置に出力すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体放送受信端末。
  4. 前記チューナには、切替器を介して複数のアンテナが接続されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の移動体放送受信端末。
  5. 前記制御部は、
    前記チューナおよび前記復調器から受信信号の品質に係る情報を取得し、その取得した情報に応じて、前記放送電波を受信時に適用するダイバーシティ方式を変更すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の移動体放送受信端末。
  6. 移動体向けディジタル放送の放送電波を受信する複数の受信部と、前記受信部によって復調された信号から所定の形式の映像信号、音声信号およびデータを再生し、その再生した映像信号、音声信号およびデータを出力装置に出力するバックエンド部と、前記受信部および前記バックエンド部を制御する制御部と、を含んで構成された移動体放送受信端末で用いられる移動体放送受信方法であって、
    前記制御部は、
    前記複数の受信部が前記放送電波をダイバーシティ方式で受信するように、前記複数の受信部を制御し、
    前記複数の受信部が前記ダイバーシティ方式で前記放送電波を受信中に、緊急警報放送を受信したときには、そのとき以降、前記複数の受信部のうち第1の受信部が、前記ダイバーシティ方式で受信中の前記放送電波を継続して受信するように、かつ、前記複数の受信部のうち第2の受信部が、前記第1の受信部により受信される前記放送電波以外の放送電波を受信するように、前記複数の受信部を制御し、
    前記バックエンド部は、
    前記第1の受信部で受信した緊急警報放送の内容と、前記第2の受信部で受信した緊急放送の内容と、を併せて前記出力装置に出力すること
    を特徴とする移動体放送受信方法。
  7. 前記バックエンド部は、
    前記第2の受信部が1以上の放送局からの緊急警報放送を受信したときには、その緊急放送を放送した放送局の名称の一覧を前記出力装置に出力すること
    を特徴とする請求項6に記載の移動体放送受信方法。
  8. 前記バックエンド部は、
    前記緊急警報放送の内容を前記出力装置に出力する場合には、まず、前記緊急警報放送の概要を前記出力装置に出力し、その後、前記バックエンド部に接続された入力装置から所定の入力情報が入力されたときに、前記緊急警報放送の詳細情報を前記出力装置に出力すること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載の移動体放送受信方法。
  9. 前記制御部は、
    前記チューナおよび前記復調器から受信信号の品質に係る情報を取得し、その取得した情報に応じて、前記放送電波を受信時に適用するダイバーシティ方式を変更すること
    を特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の移動体放送受信方法。
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