JP2008254909A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロープ式エレベータを駆動する電動機が回生状態になったとき、回生電力を消費する回生抵抗を冷却する冷却用ファンのON/OFF制御により回生抵抗の温度上昇に適応した冷却を可能にする。
【解決手段】回生抵抗7に電動機6の回生電力の投入状態を検知する回生状態検出手段17の信号を入力するファン制御回路10が前記入力に基づいて演算し、予め設定されたしきい値と比較して回生抵抗7の冷却用ファン9のON/OFF制御を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータの制御装置に関するものであり、特にロープ式エレベータの回生電力を消費する回生抵抗を冷却するファンの制御に係るものである。
ロープ式エレベータは、回生電力を回生抵抗により放熱させて処理している。エレベータの回生電力は、かごと釣り合い錘の重量差により決まるので、短時間で大電力の回生電力が発生する。そのため、回生抵抗は、短時間で大電力を消費し、大きな発熱を伴う。そこで、エレベータを駆動する電動機が回生状態になった時、その回生状態を検出する回生モード検出回路の出力で、回生電力を消費する抵抗を強制冷却する冷却ファンを作動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平04−026387号公報
しかしながら前記特許文献1に示されたエレベータの制御装置では、
(1)回生抵抗への回生電力投入ON/OFFと回生抵抗冷却用のファンON/OFFのタイミングが同期しているので、ファンOFF以降において、熱時定数の遅れにより、回生抵抗の温度上昇が続き、場合によっては許容限界を超す。このような事態発生を防止するため、回生抵抗体の容量、本数に余裕をもたせており、装置の小型化、低価格化の達成への障害となっている。
(2)また、回生電力投入ON/OFF毎にファンをON/OFFさせているので、回生抵抗の冷却が必ずしも必要ない場合でもファンをONさせることになり、ON/OFFの頻度が多くなり、ファンの寿命を短くする、等の問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ファンの長寿命化をはかるとともに、回生抵抗の発熱継続時にもファンによる回生抵抗の冷却を行うことが可能なエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
この発明のエレベータの制御装置は、交流電源に接続されたコンバータにつながり誘導電動機を駆動するインバータと、このインバータの直流入力側に設けられ誘導電動機の回生電力を消費する回生抵抗と、誘導電動機の回生状態を検出し、回生抵抗への回生電力投入ON/OFFを行う回生抵抗スイッチに信号を出力する回生制御回路と、回生電力の回生抵抗への投入状態を検出する回生状態検出手段と、ファン制御回路とを備え、ファン制御回路は、回生状態検出手段の出力する信号の演算を行い、この演算結果値が予め設定されているしきい値に達した時に回生抵抗冷却用ファンのONを行い、その後回生電力投入がOFFとなって前記演算結果値がしきい値以下となった時に、回生抵抗冷却用ファンのOFFを行うものである。
この発明のエレベータの制御装置は、交流電源に接続されたコンバータにつながり誘導電動機を駆動するインバータと、このインバータの直流入力側に設けられ誘導電動機の回生電力を消費する回生抵抗と、誘導電動機の回生状態を検出し、回生抵抗への回生電力投入ON/OFFを行う回生抵抗スイッチに信号を出力する回生制御回路と、回生電力の回生抵抗への投入状態を検出する回生状態検出手段と、ファン制御回路とを備え、ファン制御回路は、回生状態検出手段の出力する信号の演算を行い、この演算結果値が、予め設定されているしきい値に達した時に回生抵抗冷却用ファンのONを行い、その後回生電力投入がOFFとなって前記演算結果値がしきい値以下となった時に、回生抵抗冷却用ファンのOFFを行うので、ファンのON時間が短くなり省資源化と、ファンON/OFFの頻度の低減によるファンの長寿命化がはかれる。また回生状態検出手段からの信号に基づきファンON/OFF制御するので、回生抵抗の冷却が適確に行え、その結果回生抵抗の最適化が可能とすることができ、装置の小型化、低価格化が達成される。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置100を示すブロック図である。
エレベータの制御装置100は、エレベータのかごの昇降をおこなう誘導電動機(巻き上げ機)6と、巻き上げ機6に電力を供給、制御するコンバータ2と、コンバータ2に電力を供給する交流電源1と、交流電源1からの電力を巻き上げ機6に供給するインバータ5と、回生電力を蓄えるコンデンサ3と、回生抵抗7への回生電力の投入状態を検出する回生状態検出手段17と、コンデンサ3に蓄えられた回生電力を回生抵抗スイッチ4を介して消費する回生抵抗7と、回生電力を回生抵抗7に供給する回生抵抗スイッチ4と、回生電力発生時に上昇するコンデンサ3の電圧を検出して回生抵抗スイッチ4を制御する回生制御回路8と、回生抵抗7を冷却するファン9と、回生状態検出手段17からの信号を基にファン9の制御信号を生成するファン制御回路10とで構成されている。
昇降時に巻き上げ機6に発生した回生電力は、インバータ5と通じてコンデンサ3の電圧を上昇させる。回生制御回路はコンデンサ3の電圧あるいはコンデンサ3の電圧に比例する信号を監視し、前記監視電圧が一定の電圧値以上に達すると、回生電力の発生を検出する。回生電力の発生を検出した回生制御回路8は、回生抵抗スイッチ4へ回生抵抗制御信号を送る。回生抵抗スイッチ4は、前記回生抵抗制御信号を受けて、回生抵抗7に回生電力を供給するよう動作する。
また、この時、回生状態検出手段17は、回生抵抗7へ回生電力が投入されている回生状態であることを検出し、その検出した信号である回生状態検出信号をファン制御回路10へ送る。つまり、前記回生抵抗制御信号と前記回生状態検出信号は、同じタイミングの信号となる。
ファン制御回路10は信号処理回路19と比較器15により構成され、信号処理回路19が回生状態検出手段17からの前記回生状態検出信号を入力することによって後述する演算を行い、比較器15が前記演算結果とファン9をON/OFFさせる温度に相当するしきい値と比較を行い、前記演算結果がしきい値に達するとファン9をONさせて、前記演算結果がしきい値を下回るとファン9をOFFさせるファン制御信号を生成する。
ファン9は、ファン制御信号によってON/OFF制御されるため、回生抵抗7を最大許容温度以下に保つように冷却する。
次に、ファン制御回路10が回生状態検出手段17から得られた信号を基に、どのように演算を行い、ファン9のON/OFF制御するファン制御信号を生成するかを説明する。
図2は、回生抵抗7の温度上昇を推定する曲線と回生状態検出信号の関係を示したグラフを含む図である。
この図2は、回生状態検出手段17により検出された回生状態検出信号と、ファン9をON/OFFさせる温度に相当するしきい値と、回生抵抗7の温度上昇推定曲線と、ファン9のON/OFF信号との関係を示している。
回生抵抗7への回生電力7の投入をしめす回生状態検出信号に対して、回生抵抗7の温度上昇は、回生抵抗7の熱時定数に起因して遅れるため、温度上昇推定曲線も同様に時間的に遅れる様子を示している。
また、図2に示すように回生抵抗7の温度上昇推定曲線は、ファン9を駆動しないで回生抵抗7に回生電力が投入され、温度が上昇している期間の傾き1と、ファン9を駆動しないで回生抵抗7に回生電力が投入されない期間の傾き2と、ファン9を駆動して回生抵抗7に回生電力が投入され、温度が上昇している期間の傾き3と、ファン9を駆動して回生抵抗7に回生電力が投入されない期間の傾き4との4つの傾きで構成される。
傾き1と傾き3は、正の値となり、回生抵抗7がファン9で冷却される分だけ、傾き1より傾き3の方が緩やかな傾きになる。
傾き2と傾き4は、負の値となり、ファン9で冷却される分だけ、傾き2より傾き4の方が急な傾きになる。
なお、傾き2は、自然放熱と等しくなる。
次に、時刻毎の、回生抵抗7の温度上昇推定曲線の推移を説明する。
時刻t1になると、回生抵抗7に回生電力が投入され、傾き1で回生抵抗7の温度が上昇する。
時刻t2になると、回生抵抗7に投入されていた回生電力が断となり、傾き2で回生抵抗7の温度が降下する。
時刻t3になると、回生抵抗7に回生電力が投入され、傾き1で回生抵抗7の温度が再度、上昇する
時刻t4になると、回生抵抗7に投入されていた回生電力が断となり、傾き2で回生抵抗7の温度が再度、降下する。
時刻t5になると、回生抵抗7に回生電力が投入され、傾き1で回生抵抗7の温度が再度、上昇する。
以上t1〜t5までは、回生電力が投入されていても回生抵抗の温度上昇が低いため、温度上昇推定曲線がしきい値に達しないので、ファン9のONは行わない。
時刻t6になると、回生抵抗7の温度がしきい値に達して、ファン制御回路10によって、ファン9がONし、回生抵抗7を冷却し始めるので、温度上昇は傾き1と比べて緩やかな傾き3で回生抵抗7の温度が上昇する。
時刻t7になると、回生抵抗7への回生電力の投入が断となるので、傾き4で回生抵抗7の温度が降下する。
時刻t8になると、回生電力の投入が開始されるので、傾き3で回生抵抗の温度が上昇する。
時刻t9になると、回生抵抗7への回生電力の投入が断となるので、傾き4で回生抵抗の温度が降下する。
時刻t10になると、回生抵抗7の温度がしきい値を下回ると、ファン制御回路10によって、ファン9がOFFされ、回生抵抗7は自然空冷のみの冷却となるので、傾き2で回生抵抗7の温度が降下する。
なお、図中の破線は、ファン9で冷却しない場合の回生抵抗7の温度上昇推定曲線を参考のために示している。
図2に記載した回生状態検出信号は、説明を容易にするため回生状態時に一定の高さを持つ矩形波の波形で記載している。
回生状態時の矩形波の高さは、回生電力の大きさに比例して可変させてもよい。
なお、温度上昇推定曲線の各傾きは、CRの時定数で構成する場合、厳密には曲線となるが、波形と動作の関係を容易に説明するために、直線で記載している。
図3に、ファン制御回路10、信号処理回路19の一実施例を示す。
ファン制御回路10には、回生状態検出手段17より図2に示したような回生状態検出信号が入力される。
ファン制御回路10は、比較器15、信号処理回路19より構成される。信号処理回路19は、ダイオード(D1)11、抵抗(R1)12、抵抗(R2)14、コンデンサ(C1)13により構成され積分機能を有する。
信号処理回路19を構成する部品は、傾き1に相当するように、抵抗(R1)12、抵抗(R2)14、コンデンサ(C1)13を選定し、傾き2に相当するように、抵抗(R2)14,コンデンサ(C1)13を選定する。
傾き1は、回生状態検出信号が回生状態を示す信号の場合、つまり、コンデンサ(C1)13が充電される状態なので正の傾きを持つ積分量となり、傾き2は、回生状態検出信号が回生状態でない信号の場合、つまり、コンデンサ(C1)13が放電される状態なので負の傾きを持つ積分量となる。
信号処理回路19は、回生状態検出信号を入力し、回生状態時の積分量、非回生状態時の積分量を加算するような演算を行う。
つまり、回生状態時の積分量が正となり、非回生状態時の積分量が負となるため、
単位時間当たりの回生状態の割合が多くなると演算結果が上昇し、単位時間当たりの回生状態の割合が少なくなると演算結果が降下する。
信号処理回路19は、回生状態検出信号を図2の回生抵抗7の温度上昇推定曲線を示すグラフに相似させるように各傾きを設定する上記の部品を選定する必要がある。
比較器15には、2つの入力端子があり、片方に前記演算結果である入力信号を入力し、もう一方にファン9をON/OFFさせる温度に相当する予め設定されたしきい値が入力される。
比較器15で信号処理回路19の演算結果である入力信号としきい値を比較することによって、入力信号がしきい値に達するとファンをON、入力信号がしきい値を下回るとファンをOFFするようなファン制御信号を生成する。
上記のような信号処理回路19と比較器15によりファン制御回路10を構成することで、回生状態検出信号の回生状態を示す信号入力に対して、回生抵抗7が熱時定数を持つために遅れて温度上昇する曲線、すなわち、回生抵抗7の温度上昇推定曲線に相似させた入力信号が生成され、回生抵抗の温度を一定の温度以下に保つようにファン9をON/OFFさせるファン制御信号を生成することができる。
比較器15に入力するしきい値は、ファン制御回路10の内部で設定しても、エレベータ制御盤内の他の回路から設定してもよい。
当然のことではあるが、ファン9をONさせるしきい値に相当する温度は、回生抵抗7の最大許容温度より下に設定する。
それぞれの傾きは、
傾き1、3は、時定数τ=R1//R2×C1
傾き2、4は、時定数τ=R2×C1
で表すことができる。ただし、傾き3は傾き1に対して、傾き4は傾き2に対して、ファン9の冷却効果を考慮する。
回生状態検出信号を温度上昇推定曲線の波形に相似させるための演算には、それぞれの傾きを設定することが重要であり、そのために信号処理回路19で使用する定数の設定の仕方を上記に示した。
ここでは、抵抗器とコンデンサによる傾きの設定方法を示したが、ファン制御回路10、信号処理回路19はマイコン等により構成してもよい。
最大回生電力値は、かごと釣り合い錘などエレベータの製品仕様により決まる。回生電力の発生連続時間(1回の回生当たり時間の長さ)の最大値についても、製品仕様から算出することができる。
傾き3は、ファン9の性能を考慮して、回生電力最大値と発生連続時間の最大値に対し、回生抵抗7が最大許容温度にならいような傾きを設定する。このように設定することで、ファン9の駆動時に回生電力の発生が続いた場合においても、回生抵抗7の最大許容温度を超えることはない。
なお、前記したファン制御回路10、信号処理回路19で使用する定数およびしきい値は、シミュレーション結果を受けて実際のエレベータ運転試験時に検証されるものである。
このような実施の形態1によると、
(1)従来の回生電力を消費させる時間と同期させてファンをON/OFFする技術では、ファンOFF後に回生電力の消費と抵抗の温度上昇には熱容量による時間差が生じるため、回生抵抗の温度が上昇するという問題があったが、この実施の形態1では、所定のしきい値以下となった時にファンOFFとするので、前記問題は発生しない。
(2)また、ファンを回生電力の消費毎に毎回駆動させると、短い時間の回生電力の消費でも駆動することとなり、頻繁にON/OFFを繰り返したり、あるいは、温度上昇前等の冷却の必要がない期間にもファンを動作させることになるので、ファンの寿命を著しく縮めてしまうという問題に対しても、所定のしきい値に達してからファンのON/OFFを行うのでファンの長寿命化が達成される。
(3)回生抵抗の温度を測定するための、温度センサ等の温度測定手段を取り付ける必要もなく、安定した冷却制御が行える。
(4)回生抵抗への電力投入を示す信号を演算することにより、回生抵抗の熱時定数に起因する温度上昇の遅延に合わせた温度上昇推定曲線に相似した波形を生成できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。
前述した実施の形態1では1つのしきい値を設定し信号処理回路19の演算結果である入力信号と比較器15で比較しているが、比較器15は、しきい値と入力信号が近い場合に、頻繁にファン制御信号がON/OFFを繰り返さないように、この実施の形態2ではしきい値に、ヒステリシスを設定している。
このヒステリシスは、ファン9をONさせる第1のしきい値、ファン9をOFFさせる第2のしきい値とし、第1のしきい値>第2のしきい値となるよう設定している。
当然のことながら、第1のしきい値に相当する温度の方が、第2のしきい値に相当する温度より高くなるように設定する。
このような実施の形態2では、前述した実施の形態1の図2に示す1つのしきい値に代替し、温度の低い第2のしきい値と、この第2のしきい値より高い温度の第1のしきい値を設定するので、前記入力信号が所定のしきい値の付近で、ふらついた場合でも、ファン制御信号のチャタリングが減りファン9のON/OFF繰り返し数が低減されることになり、よりファンの長寿命化が達成される。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。
図4は、この発明の実施の形態3におけるエレベータの制御装置100を示すブロック図である。また図5は実施の形態3におけるファン制御回路10の一実施例を図示したものである。
実施の形態1に示した図1との違いは、周囲温度を測定するための温度センサ16と加減算器18を設けた点にある。他は図1と同様なので説明を省略する。
エレベータは周知のとおり世界各地の建物に設置されており、その設置環境は多様である。従って、エレベータ制御盤や回生抵抗7などが設置される雰囲気の温度が、設置環境で異なるとともに、四季、昼夜間等で変化し高温や低温になることもあり、例えば年間気温15℃〜40℃の地域と−10℃〜20℃の地域とでは、しきい値を同一とするのは望ましくない。従って所定のしきい値を周囲温度変化に基づいて可変とすることが必要となる。
そこでこの実施の形態3では、周囲温度を測定するためにエレベータ制御盤内に設置した温度センサ16の信号としきい値を加減算器18で加減算し、その加減算器18の信号を新たなしきい値とし、前述した演算結果を比較器15で比較し、ファン制御信号を生成する。この構成により、実使用環境に合わせたファン制御信号が生成できる。
すなわち、温度センサ16の信号をしきい値に加減算することで、所定のしきい値を周囲温度で補正し可変された新しいしきい値であるファン制御信号の生成が可能になる。
従って、周囲温度が高い場合は、周囲温度と回生抵抗の最大許容温度との差が小さくなり、ファン9がONしやすくなる。このように温度センサ16によりしきい値の値の補正を行うことで、周囲温度が高い場合でも、確実に回生抵抗を最大許容温度以下に保つようにファン9で冷却することができる。
周囲温度が低い場合は、周囲温度と回生抵抗7の最大許容温度との差が大きくなるので、回生抵抗7に回生電力を投入しても、ファン制御回路10がしきい値に周囲温度の補正を行うことで、回生抵抗7が一定の温度になるまで、ファン9をONしないため、ファン9の駆動回数、駆動時間を削減できる。
なお、この周囲温度を測定するための温度センサ16は、制御盤外や、回生抵抗7の近傍に設置してもよい。当然のことながら、しきい値に周囲温度の相当する値を加減算した加減算器18の信号と比較する場合にも、前記実施の形態2に示したように、第1、第2のしきい値であるヒステリシスを設定してもよい。
なお、前記実施の形態1〜3では、回生状態検出手段17からの回生状態検出信号を用いた例を示したが、代わりに回生制御回路8からの回生抵抗制御信号を用いてもよく、また、インバータ5と誘導電動機6との間に電流センサを設け、この電流センサに流れる電流の向きによって、前記誘導電動機6の回生状態を検出するようにしてもよい。
またさらに演算結果と予め設定されたしきい値を比較して、ファン9のON/OFFによる回生抵抗7の冷却を行う例について説明したが、ファン9の回転数を可変する機能を設けて、冷却風量を調整することで、回生抵抗の冷却を行っても同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1〜3は、回生電力を抵抗で消費するエレベータの制御装置や、その他同様の電力回生装置に利用可能である。
実施の形態1のエレベータの制御装置を示すブロック図である。 実施の形態1の回生抵抗の温度上昇を推定する曲線と、回生状態検出信号の関係を示すグラフを含む図である。 実施の形態1のファン制御回路を示す図である。 実施の形態3のエレベータの制御装置を示すブロック図である。 実施の形態3のファン制御回路を示す図である。
符号の説明
1 交流電源、2 コンバータ、3 コンデンサ、4 回生抵抗スイッチ、
5 インバータ、6 誘導電動機(巻き上げ機)、7 回生抵抗、8 回生制御回路、
9 ファン、10 ファン制御回路、17 回生状態検出手段、18 加減算器、
19 信号処理回路、100 エレベータの制御装置。

Claims (6)

  1. 交流電源に接続されたコンバータにつながり誘導電動機を駆動するインバータと、このインバータの直流入力側に設けられ前記誘導電動機の回生電力を消費する回生抵抗と、前記誘導電動機の回生状態を検出し、前記回生抵抗への回生電力投入ON/OFFを行う回生抵抗スイッチに信号を出力する回生制御回路と、回生電力の前記回生抵抗への投入状態を検出する回生状態検出手段と、ファン制御回路とを備えたエレベータの制御装置であって、前記ファン制御回路は、前記回生状態検出手段の出力する信号を入力して演算を行い、この演算結果値が予め設定されているしきい値に達した時に回生抵抗冷却用ファンのONを行い、その後回生電力投入がOFFとなって前記演算結果値がしきい値以下となった時に、回生抵抗冷却用ファンのOFFを行うことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記ファン制御回路には、第1のしきい値>第2のしきい値とする所定の第1、第2のしきい値が予め設定されており、前記演算結果と前記第1のしきい値を比較し、演算結果値≧第1のしきい値に達した時に前記ファンをONするとともに、その後演算結果値≦第2のしきい値になった時に前記ファンのOFFを行うことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記ファン制御回路は、前記回生状態検出手段の出力する信号を入力して、回生状態時の積分量、非回生状態時の積分量を加算するよう演算することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記ファン制御回路には、予め設定されているしきい値と周囲温度とを加減算する加減算器が設けられており、周囲の温度を計測する温度センサからの周囲温度を入力する前記加減算器は前記しきい値に前記入力温度を加減算したしきい値を設定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記コンバータの出力端にはコンデンサが設けられており、前記回生制御回路は前記コンデンサの電圧上昇値を検知することにより、前記誘導電動機の回生状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記インバータと誘導電動機との間には電流センサが設けられており、前記回生制御回路は前記電流センサに流れる向きによって、前記誘導電動機の回生状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
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