JP2008254203A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取手段の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、ヘッドの位置や回転などの状態を測定し調整することができるインクジェット記録装置の提供。
【解決手段】一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンが形成される中間転写体14と、中間転写体に形成される画像を読み取る読取手段46,47と、計測用明補正パターンをもとに読取手段の明補正を行う補正処理部60と、記録ヘッド12C〜12Kにより中間転写体の全幅にわたって一定の周期で形成された線画像を補正処理部により明補正を行った読取手段により読み取った線画像の読み取り結果をもとに記録ヘッドの位置調整値を演算する演算処理部61と、演算処理部により演算した記録ヘッドの位置調整値をもとに、線画像と中間転写体の相対的な位置関係を調整する調整手段45と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はインクジェット記録装置、インクジェット記録方法に係り、特に記録ヘッドの位置調整を行うインクジェット記録装置、インクジェット記録方法に関する。
インクジェットプリンタにおいては、ヘッドの位置や角度などが、画像位置に直接影響する。そのため、ヘッドの位置調整や、印字する媒体の搬送位置調整などが行われる。高精度(高解像度)のインクジェットヘッドにおいては、その調整も精密なものが要求される(1200dpiのヘッドの場合は1/2画素で10μm)。
そこで、特許文献1では、ノズルの方向性異常などの検出において、CCDラインセンサなどを用いて印字された媒体を読み取り、調整や検出をおこなうことが提案されている。そして、撮像素子の画素(画像データ)とノズルとの対応をとるために、キャリブレーション用のパターンを印字して読み取らせている。
また、特許文献2,3のように、CCDによる画像読み取りでは、全読み取り幅にわたって均一な白色の濃度をもつ「標準白色板」をもちいて各画素の感度ばらつきの補正をおこなう(明補正)ことが必要である。そして、CCDは、明補正と暗補正をあわせた補正手段を必ず有している。
特開2006−69027号公報
しかしながら、特許文献1では、ノズルの方向性異常などの検出の前に、キャリブレーションパターンの印字と読み取りという手順を付加する必要がある。また、たとえば不吐ノズルが、このキャリブレーションパターンの特定部分にある場合にキャリブレーションが正常に行うことができないおそれがある。
また、特許文献2,3とも、濃度やシェーディングの補正を効果的におこなうもので、いずれも全読み取り面に対し均一な濃度をもつ対象を読み取るものであり、読み取りパターンの位置に関する情報は取得できない。そのため、CCDの取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けるおそれがある。また、読み取りを行うにあたって紙の種類や、伸縮の影響などを受けてしまい、常に一定条件下で読み取ることができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、読取手段の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、記録ヘッドの位置や回転などの状態を測定し調整することができるインクジェット記録装置を提供すること、を目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、フルライン型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置であって、一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンが形成される中間転写体と、前記中間転写体に形成される画像を読み取る読取手段と、前記計測用明補正パターンをもとに前記読取手段の明補正を行う補正処理部と、前記記録ヘッドにより前記中間転写体の全幅にわたって一定の周期で形成された線画像を前記補正処理部により明補正を行った前記読取手段により読み取った前記線画像の読み取り結果をもとに前記記録ヘッドの位置調整値を演算する演算処理部と、前記演算処理部により演算した前記記録ヘッドの位置調整値をもとに、前記線画像と前記中間転写体の相対的な位置関係を調整する調整手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、読取手段の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、記録ヘッドの位置や回転などの状態を測定し調整することができる。
前記目的を達成するために請求項2に係る発明は、請求項1のインクジェット記録装置において、前記計測用明補正パターンは、高濃度部分が一定の周期で形成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、読取手段の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、プリントヘッドの位置や回転などの状態を測定することができる。
前記目的を達成するために請求項3に係る発明は、請求項1のインクジェット記録装置において、前記計測用明補正パターンは、不均一な周期で形成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、精度良く記録ヘッドの幅方向の位置を測定することができる。
前記目的を達成するために請求項4に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1つのインクジェット記録装置において、前記中間転写体は透明色からなり、前記記録ヘッドにより画像が形成される面と反対側の面に前記計測用明補正パターンが形成されていること、を特徴とする。
前記目的を達成するために請求項5に係る発明は、フルライン型の記録ヘッドを用いたインクジェット記録方法であって、中間転写体の一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンを読み取って読取手段の明補正を行う補正処理工程と、前記記録ヘッドにより全幅にわたって一定の周期で線画像を形成する線画像形成工程と、前記補正処理工程により明補正を行った前記読取手段により前記線画像形成工程にて形成した前記線画像を読み取る線画像読取工程と、前記線画像読取工程にて読み取った前記線画像をもとに、前記記録ヘッドの位置調整値を演算する演算処理工程と、前記演算処理工程により演算した前記記録ヘッドの位置調整値をもとに、前記線画像と前記中間転写体の相対的な位置関係を調整する調整工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、読取手段の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、記録ヘッドの位置や回転などの状態を測定することができる。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
図1は、本発明のインクジェット記録装置の全体構成図である。また、図2は上面図である。図1に示すように、このインクジェット記録装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各インク、およびインク内の色材を凝集させる作用を有する処理液(P)に対応して設けられた複数のインクジェット記録ヘッド(以下、ヘッドという。)12C、12M、12Y、12Kを有する印字部12を備えている。また、無端状であって複数のローラ(37,38,39)により張架されている中間転写体14、中間転写体14に対向して配置され記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送するベルト搬送部22も備えている。
中間転写体14は、その材質としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂等の通常の無端ベルト形状の転写体に用いられる公知の材質が好適に挙げられる。これらの材料からなる無端ベルトの表面に、適当な導電性材料を分散させた抵抗調整層を設けてもよく、その構成も、通常の中間転写体 における構成が好適に挙げられる。
また、電鋳ニッケルで形成された無端状ベルトで、表面にはシリコンまたはフッソ系の薄膜を有し、剥離特性を付与したものも、中間転写体14として好適に用いられる。本実施形態においては無端ベルト形状のものを用いたが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、ドラム形状のものであってもよい。
ベルト搬送部22は、ローラ31、32間に無端状のベルト34が巻き掛けられた構造を有する。
ベルト34が巻かれているローラ31、32の少なくとも一つにモータの動力が伝達されることにより、ベルト34は図1の反時計回り方向に駆動され、ベルト34上に保持された記録紙16は図1の右から左へと搬送される。
印字部12の各ヘッド12C、12M、12Y、12Kは、当該インクジェット記録装置10が対象とする記録紙16の最大紙幅に対応する長さを有し、そのノズル面には最大サイズの記録媒体の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク吐出用のノズルが複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている。
ヘッド12C、12M、12Y、12Kは、中間転写体14の送り方向に沿って上流側から、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の順に配置され、それぞれのヘッド12C、12M、12Y、12Kが中間転写体14の搬送方向と略直交する方向に沿って延在するように固定設置される。
まず、中間転写体14を搬送しつつ、各インクヘッド12C、12M、12Y、12Kからそれぞれ異色のインクを吐出することにより中間転写体14上に色材凝集体によるカラー画像を形成する。その後、処理液、及び、インクの混合液の液体分は溶媒除去機構により取り除き(溶媒除去機構に関しては別途後述する)、中間転写体14上の色材凝集体をベルト搬送部22により搬送される記録媒体16に対して転写し、記録媒体16上にカラー画像を形成し得る。
このように、最終的に転写により画像形成される記録媒体の幅全域をカバーするノズル列を有するフルライン型のヘッド12C、12M、12Y、12Kを色別に設ける構成によれば、紙送り方向(副走査方向)について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を1回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
本例では、CMYKの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組合せについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクジェットヘッドを追加する構成も可能である。また、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
また、転写時の転写率を向上させたり画像表面の光沢度を制御するために、転写時に加熱しながら転写を行っても良い。
印字制御部40は、ホストコンピュータなどからのプリント画像データを受信して内部の画像メモリ41に格納する。また、印字制御部40は、テストパターン画像データ生成部42にて後述するテストパターンを生成し、画像メモリ41に格納する。また、位置補正処理部43にて後述する読取手段(CCDなど)によって得られた補正値に基づき、画像の位置補正処理を行う。さらに、印字制御部40は、画像データをヘッド駆動回路44に送出する。
ヘッド駆動回路44は、ヘッド12C、12M、12Y、12Kを駆動し、中間転写体14上に画像を形成する。
また、中間転写体14上に形成された画像は、読取手段であるCCD46およびレンズ47、照明48によって読み取られ、補正処理部60を経て演算処理部61へ送られる。
後述するような所定のテストパターンを中間転写体14上に記録し、この読み取りと処理をおこなうことで、ヘッド12C、12M、12Y、12Kの位置調整値などを算出し、位置補正処理部43や調整駆動部45により調整をおこなう。また、必要に応じて表示部62にて表示を行う。
補正処理部60は、CCD46の暗補正の処理を行うための暗補正テーブル63を伴った暗補正部64と、CCD46の明補正の処理を行うための明補正テーブル66を伴った明補正部67を有する。
演算処理部61は、CCD46の読み取り画像データを保存する読み取り画像メモリ68と、後述するテストパターンについてのCCD46の読み取り画像データよりヘッド12K、12C、12M、12Yの位置調整値を演算する調整値演算部69を有する。
〔ヘッドの説明〕
次に、ヘッドの構造について説明する。各ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号150によってヘッドを示すものとする。
図3 (a) はヘッド150の構造例を示す平面透視図であり、図3(b) はその一部の拡大図である。また、図3(c) はヘッド150の他の構造例を示す平面透視図、図4は1つの液滴吐出素子(1つのノズル151に対応したインク室ユニット)の立体的構成を示す断面図(図3(a)、(b) 中の4−4線に沿う断面図)である。
記録紙16上に印字されるドットピッチを高密度化するためには、ヘッド150におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本例のヘッド150は、図3(a)、(b) に示したように、インク吐出口であるノズル151と、各ノズル151に対応する圧力室152等からなる複数のインク室ユニット(液滴吐出素子)153を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(紙送り方向と直交する方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
中間転写体14の送り方向と略直交する方向に最大画像出力サイズの全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する形態は本例に限定されない。例えば、図3(a) の構成に代えて、図3(c) に示すように、複数のノズル151が2次元に配列された短尺のヘッドモジュール150’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで記録紙16の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。
各ノズル151に対応して設けられている圧力室152は、その平面形状が概略正方形となっており(図3(a)、(b) 参照)、対角線上の両隅部の一方にノズル151への流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)154が設けられている。なお、圧力室152の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
図4に示したように、各圧力室152は供給口154を介して共通流路155と連通されている。共通流路155はインク供給源たるインクタンク(不図示)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路155を介して各圧力室152に分配供給される。
圧力室152の一部の面(図4において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)156には個別電極157を備えたアクチュエータ158が接合されている。個別電極157と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ158が変形して圧力室152の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル151からインクが吐出される。なお、アクチュエータ158には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ158の変位が元に戻る際に、共通流路155から供給口154を通って新しいインクが圧力室152に再充填される。
上述した構造を有するインク室ユニット153を図5に示す如く主走査方向に沿う行方向及び主走査方向に対して直交しない一定の角度θを有する斜めの列方向とに沿って一定の配列パターンで格子状に多数配列させることにより、本例の高密度ノズルヘッドが実現されている。
すなわち、主走査方向に対してある角度θの方向に沿ってインク室ユニット153を一定のピッチdで複数配列する構造により、主走査方向に並ぶように投影されたノズルのピッチPはd× cosθとなり、主走査方向については、各ノズル151が一定のピッチPで直線状に配列されたものと等価的に取り扱うことができる。このような構成により、主走査方向に並ぶように投影されるノズル列が1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル構成を実現することが可能になる。
なお、印字可能幅の全幅に対応した長さのノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時には、(1)全ノズルを同時に駆動する、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動する、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動する等が行われ、中間体の幅方向(中間体の搬送方向と直交する方向)に1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)を印字するようなノズルの駆動を主走査と定義する。
特に、図5に示すようなマトリクス状に配置されたノズル151を駆動する場合は、上記(3)のような主走査が好ましい。すなわち、ノズル151-11 、151-12 、151-13 、151-14 、151-15 、151-16 を1つのブロックとし(他にはノズル151-21 、…、151-26 を1つのブロック、ノズル151-31 、…、151-36 を1つのブロック、…として)、中間転写体14の搬送速度に応じてノズル151-11 、151-12 、…、151-16 を順次駆動することで中間転写体14の幅方向に1ラインを印字する。
一方、上述したフルラインヘッドと中間転写体14とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン(1列のドットによるライン又は複数列のドットから成るライン)の印字を繰り返し行うことを副走査と定義する。
そして、上述の主走査によって記録される1ライン(或いは帯状領域の長手方向)の示す方向を主走査方向といい、上述の副走査を行う方向を副走査方向という。すなわち、本実施形態では、中間転写体14の搬送方向が副走査方向であり、それに直交する方向が主走査方向ということになる。
本発明の実施に際してノズルの配置構造は図示の例に限定されない。また、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ158の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
〔ヘッドの位置調整の説明〕
ヘッドの位置調整の説明の前に、CCDなどを利用した読み取り系での、一般的な明補正と暗補正の動作について説明する。図6に、CCD46を利用した画像読み取り系の構造を示す。CCD46は、多数の光電変換素子から構成されているが、これらの素子はばらつきを持っている。ばらつきとしては、暗電流ばらつきと感度ばらつきの2つが大きなものである。
暗電流ばらつきは、素子に光が入射ない状態で出力される信号の大きさのばらつきである。感度ばらつきは、同じ光量が入射した際の信号の大きさのばらつきである。暗電流ばらつきを補正するためにおこなう処理が暗補正、感度ばらつきを補正するのが明補正であり、画像読み取りをおこなう前に、補正のための読み取り動作を実施する。図6を用いてその動作を以下に説明する。
まず暗補正として、照明48を消灯し、CCD46に光が入射しないようにしたのち、図のデータ切り替え部50をAに設定し、駆動タイミング発生部55により駆動タイミングを発生させてCCD46の画像データを読み取り、A/D変換器56およびデータ切り替え部50を経由して画像メモリ51に格納する。この画像データは、暗電流による、各素子の信号出力を表しているので、そのデータを、暗補正データメモリ52に設定する。
次に明補正として、照明48を点灯し、CCD46が白色板54を読み取るように制御部58により位置制御駆動部59を制御して駆動させ、白色板54の位置を制御する。白色板54は、読み取り範囲のすべてにわたって、均一な白色の反射特性をもつ。この状態で、図のデータ切り替え部50をBに設定し、駆動タイミング発生部55により駆動タイミングを発生させてCCD46の画像データを読みとり、A/D変換器56およびデータ切り替え部50を経由して画像メモリ51に格納する。
このとき、Bの経路を系由しているので、暗電流による出力は減算され、光量=0に対する出力信号=0となるように補正されている(暗補正演算)。このときの画像データは、同じ光量が入射した際の信号出力を表し、各素子の感度に比例するデータとなる。この各素子のデータの逆数を、明補正データメモリ53に格納する。
そして、画像の読み取りとして、白色板54を読み取り範囲から移動させ、読み取り対象を照明するように位置を制御する。データ切り替え部50をCに設定し、画像の読み取りを行う。Cの経路では、暗補正演算の後、各素子の感度の逆数が信号に乗算されている(明補正演算)ので、素子の感度ばらつきは補正され、画像の光量に比例した信号として読み取ることができる。
このような、暗補正、明補正は、多数の光電変換素子を集積したCCDなどでは必須の処理であり、CCDを用いる読み取り系では必ず、そのための演算処理部57が組み込まれている。なお、演算処理部57は、ここでは演算回路で示したが、DSPや高速のCPUによるソフトウエア処理などで行われることもある。
図7は、本発明におけるヘッドの位置調整についてのフローチャート図である。まず、照明48を消灯(ステップS7−1)し、補正処理工程として、前記のようにCCD46の暗補正を行う(ステップS7−2)。具体的には、補正処理部60の暗補正部64にて暗補正データの演算を行い暗補正テーブル63のデータを設定する。
次に、補正処理工程として、中間転写体14を駆動して所定の計測用明補正パターンをCCD46の読み取り位置まで移動した(ステップS7−3)後、照明48を点灯して(ステップS7−4)、明補正用として計測用明補正パターンを読み取り、補正処理部60の明補正部67にて明補正データの演算を行い明補正テーブル66のデータを設定する(ステップS7−5)。
ここで、明補正パターンの一例を図8、図9に示す。図8に示すようにヘッドの印字幅全領域にわたって、計測用明補正パターンと白色明補正パターンを中間転写体14に印刷しておく。また、計測用明補正パターンの拡大図を図9に示す。図9に示すように、計測用明補正パターンは高濃度部分が一定の周期L1で形成されている。
このとき、計測用明補正パターンが濃度の分布をもつため、CCD46の画素の感度と、計測用明補正パターンの濃度分布が乗じられた結果が読み取られる。すなわち、計測用明補正パターンの濃度が高い部分はゲインが高くなり、濃度が低い部分はゲインが低くなるように明補正テーブルデータが作成されることになる。
そして、この明補正テーブルデータを用いて画像を読み取る(明補正をかける)と、計測用明補正パターンの濃度の逆数のパターンをもつ、空間的なフィルタ処理をかけることと同じ効果をもつ。また、この演算処理は、CCD46にもともと内蔵されている明補正部67を用いるので、とくに演算処理の回路やプログラムなどを付加することなく行える。
次に、線画像形成工程として、テストパターンを中間転写体14の全幅にわたって一定の周期で記録する(ステップS7−6)。図10に示すようにテストパターンの繰り返し周期L2は、図9に示すように計測用明補正パターンの繰り返し周期L1と同じとなるように記録する。例えば、1200dpiヘッドの場合、L1=L2=80μmとする。すなわち、3ノズルおきに記録する。
次に、線画像読取工程として、記録されたテストパターンをCCD46にて読み取り、画像データを演算処理部61の読み取り画像メモリ68に保存する(ステップS7−7)。すると、図11(a)に示すようなヘッドの傾きθ=0の場合には、計測用明補正パターンの空間周波数とテストパターンの空間周波数は一致する。そのため、テストパターンの読み取り結果の信号には、テストパターンが本来もつ周波数(1/L2)のみが含まれる。
一方、図11(a)に示すようなヘッドの傾きθを持つ場合には、L2が小さくなりテストパターンの空間周波数が高くなるため、計測用明補正パターンの周波数と干渉する。そのため、テストパターンの読み取り結果の信号には、モアレのような低い周波数成分が読み取り結果信号に現れる。例えば、ヘッド幅300mm、ノズル解像度1200dpiでヘッドの傾きθ=1degとすると、およそ4.8×10−3cycle/mmの周波数が現れる。すなわち、およそ4.8×10−3cycle/mmの周波数が現れると、調整すべきヘッドの傾きθ=1degであることが分かる。
以上の読み取り結果信号について、図12に示す。図12(a)がヘッドの傾きθ=0の場合を、図12(b)がヘッドの傾きθを持つ場合としてθ=1degの場合を示す。
再び図7のフローチャート図に戻る。次に、演算処理工程として、読み取り画像メモリ68に保存した画像データをもとに測定したヘッド幅方向の位置をもとに演算処理部61の調整値演算部69にてヘッド150の位置調整値などを算出する(ステップS7−8)。
次に、調整工程として、算出された位置調整値に基づきヘッド150の位置調整などを行う。具体的には、調整駆動部45のモータなどを駆動してヘッド150の取り付け位置・角度を自動調整する(ステップS7−9)。または、表示部62に表示してヘッドの取り付け位置・角度を調整ねじなどで手動調整して(ステップS7−11)も良い。さらには、ヘッド150の幅方向または搬送方向取り付け位置の調整などの場合に位置補正処理部43にて補正量を設定し、画像の位置を調整して中間転写体14との相対的な位置を調整してもよい。(ステップS7−10)。
その後、画像のプリントを開始する(ステップS7−12)。
また、図13に示すように、計測用明補正パターンを不均一な周期で形成し、図14に示すテストパターンの周期L2と同じ周期L1とする部分と、異なる周期とする部分を形成することも考えられる。なお、一例として1200dpiヘッドの場合、L2=40μmとする。すなわち、1ノズルおきに記録する。
そして、計測用明補正パターンで明補正をおこない、テストパターンをCCD46で読み取る。すると、計測用明補正パターンと位相が一致する領域aで濃度の振幅が最大になる。この結果を図15に示す。これにより、最も位相のあった領域aを容易に判定できる。そして、この最も位相のあった領域の位置を測定することで、位相ずらしの量に応じた精度でヘッド幅方向の位置を測定できる。
また、計測用明補正パターンは1種に限定する必要はなく、複数のパターンを中間転写体14上に配置してもよい。複数の計測用明補正パターンをもつ場合、それぞれの計測用明補正パターンによる明補正からテストパターンへの読み取りを繰り返すことになるが、たとえば複数の明補正パターンで、同じテストパターンを読む動作を行う場合などは、複数の明補正パターンで明補正をおこない、各々の明補正結果すなわち明補正テーブル66をメモリ上に格納し、明補正テーブルを切替ながら、テストパターンを読み込むようにしてもよい。
明補正パターンの形成は、ベルトなどの中間転写体14上に、印刷などによっておこなうことができる。中間転写体14が光の透過性をもつ透明色の材質の場合(ポリイミドなどの樹脂ベルトなど)は、明補正パターンを、パターンを印字・読み取る面の裏側に形成してもよい。こうすれば、インクミストなどによる汚れや、転写部での接触による汚れや剥がれを避けることができ、安定した明補正が可能になる。
以上のような実施例により、以下の効果を得ることができる。
フルライン型のヘッド150を有するインクジェット記録装置10であって、一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンが形成される中間転写体14と、中間転写体14に形成される画像を読み取るCCD46と、計測用明補正パターンをもとにCCD46の明補正を行う補正処理部60と、ヘッド150により中間転写体14の全幅にわたって一定の周期で形成されたテストパターンを補正処理部60により明補正を行ったCCD46により読み取ったテストパターンの読み取り結果をもとにヘッド150の位置調整値を演算する演算処理部61と、演算処理部61により演算したヘッド150の位置調整値をもとにテストパターンと中間転写体14の相対的な位置関係を調整する調整駆動部45または位置補正処理部43と、を有するので、CCD46の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、ヘッド150の位置や回転などの状態を測定し調整することができる。
また、計測用明補正パターンは、図9に示すように高濃度部分が一定の周期L1で形成されているので、CCD46の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、ヘッド150の位置や回転などの状態を測定することができる。
また、計測用明補正パターンは、図13に示すように高濃度部分が周期L1で形成されている部分と周期L1とは異なる周期で形成されている部分を備え、不均一な周期で形成されることにより、精度良くヘッド150の幅方向の位置を測定することができる。
また、中間転写体14は透明色からなり、ヘッド150により画像が形成される面と反対側の面に計測用明補正パターンを形成することにより、汚れやキズに対し強くすることができる。
また、フルライン型のヘッド150を用いたインクジェット記録方法であって、中間転写体14の一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンを読み取ってCCD46の明補正を行う補正処理工程(ステップ7−3〜5)と、ヘッド150により全幅にわたって一定の周期でテストパターンを形成する線画像形成工程(ステップS7−6)と、補正処理工程(ステップ7−3〜5)により明補正を行ったCCD46により線画像形成工程(ステップS7−6)にて形成したテストパターンを読み取る線画像読取工程(ステップS7−7)と、線画像読取工程(ステップS7−7)にて読み取ったテストパターンをもとにヘッド150の位置調整値を演算する演算処理工程(ステップS7−8)と、演算処理工程(ステップS7−8)により演算したヘッド150の位置調整値をもとにテストパターンと中間転写体14の相対的な位置関係を調整する調整工程(ステップ7−9〜11)と、を有することにより、CCD46の取り付け位置や倍率や光学ひずみなどの影響を受けることなく、ヘッド150の位置や回転などの状態を測定し調整することができる。
以上、本発明のインクジェット記録装置、インクジェット記録方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明のインクジェット記録装置の全体構成図である。 本発明のインクジェット記録装置の上面図である。 (a) はヘッドの構造例を示す平面透視図であり、 (b) はその一部の拡大図であり、(c) はヘッドの他の構造例を示す平面透視図である。 図3(a) 中の4−4線に沿う断面図である。 ヘッドのノズル配列を示す拡大図である。 CCDを利用した画像読み取り系の構造を示す図である。 本発明におけるヘッドの位置調整についてのフローチャート図である。 明補正パターンの一例を示す図である。 計測用明補正パターンの拡大図である。 テストパターンを示す図である。 ヘッドの傾きを示す図である。 θ=0deg,1degの時の読み取り信号を示す図である。 計測用明補正パターンの他の一例を示す図である。 テストパターンを示す図である。 読み取り信号を示す図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12C、12M、12Y、12K…ヘッド、14…中間転写体、43…位置補正処理部、45…調整駆動部、46…CCD、60…補正処理部、61…演算処理部

Claims (5)

  1. フルライン型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置であって、
    一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンが形成される中間転写体と、
    前記中間転写体に形成される画像を読み取る読取手段と、
    前記計測用明補正パターンをもとに前記読取手段の明補正を行う補正処理部と、
    前記記録ヘッドにより前記中間転写体の全幅にわたって一定の周期で形成された線画像を前記補正処理部により明補正を行った前記読取手段により読み取った前記線画像の読み取り結果をもとに、前記記録ヘッドの位置調整値を演算する演算処理部と、
    前記演算処理部により演算した前記記録ヘッドの位置調整値をもとに、前記線画像と前記中間転写体の相対的な位置関係を調整する調整手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1のインクジェット記録装置において、
    前記計測用明補正パターンは、高濃度部分が一定の周期で形成されていること、
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1のインクジェット記録装置において、
    前記計測用明補正パターンは、不均一な周期で形成されていること、
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つのインクジェット記録装置において、
    前記中間転写体は透明色からなり、前記記録ヘッドにより画像が形成される面と反対側の面に前記計測用明補正パターンが形成されていること、
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  5. フルライン型の記録ヘッドを用いたインクジェット記録方法であって、
    中間転写体の一部に全幅にわたって所定の濃度パターンで形成される計測用明補正パターンを読み取って読取手段の明補正を行う補正処理工程と、
    前記記録ヘッドにより全幅にわたって一定の周期で線画像を形成する線画像形成工程と、
    前記補正処理工程により明補正を行った前記読取手段により前記線画像形成工程にて形成した前記線画像を読み取る線画像読取工程と、
    前記線画像読取工程にて読み取った前記線画像をもとに、前記記録ヘッドの位置調整値を演算する演算処理工程と、
    前記演算処理工程により演算した前記記録ヘッドの位置調整値をもとに、前記線画像と前記中間転写体の相対的な位置関係を調整する調整工程と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
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