JP2008254087A - ガラス基板の製造方法およびガラス基板の研削装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法およびガラス基板の研削装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ドーナツ状のガラス基板1の外周端面と内周端面を効率よく、かつ寸法精度よく研削する。
【解決手段】 第1工程において、ガラス板積層体5を治具パレット20上に載置して、その積層体に対してダブルコアドリル31により2つの径の異なる同心円状の切り込みを形成する。この治具パレット20には、同心円状の切り込み位置と対応する位置にワーク座25が上方に抜き出し可能に挿入されている。第2工程において、板状のガラス板積層体5からドーナツ状ガラス積層体6をワーク座25と一緒に挟持して上方に抜き出す。第3工程において、抜き出されたワーク座25上のドーナツ状ガラス積層体6の外周面および内周面を回転砥石101,121により研削する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、情報記録媒体用ディスク等に用いられるドーナツ状(中央に円孔を有する円板状)のガラス基板の製造方法、および、ガラスの外周端面および内周端面を研削する研削装置に関する。
近年、携帯電話、携帯音楽プレーヤといった情報端末装置には、高容量のハードディスク装置を搭載するものが登場してきた。このため、記録媒体となる磁気ディスクの高容量化、小型化が望まれている。こうしたニーズに応えるために、ハードディスクに使用される磁気ディスクとしては、従来のアルミニウム系合金基板に代わって、ガラス基板が使用されるようになってきている。
ガラス基板の製造方法としては、一般的に以下のように行われる。まず、コアドリルにより板状ガラスをドーナツ状に切り抜いて中央に円孔を有する円板状のガラス基板を形成する。続いて、回転砥石を使ってガラス基板の外周端面および内周端面を研削する。次に、回転砥石によりガラス基板の外周端面および内周端面の面取加工を行う。この面取加工は、先の外周端面および内周端面の研削処理と同時に共通の回転砥石により行うこともある。こうして面取加工が完了すると、次に、研磨ブラシによりガラス基板の外周端面および内周端面の研磨が行われる。このようにして製造されたガラス基板は、最終的には、その表面に磁性膜が形成されて情報記録媒体用ディスクとして使用される。
コアドリルにより板状ガラスを切り抜く技術は、例えば、特許文献1に提案されている。このものでは、複数枚の板状ガラスを積層し、その積層体から内孔切断用コアドリルを用いてガラス基板の内孔部分を切り抜き、さらに、外孔切断用コアドリルを用いて外周切断を行う。
また、ドーナツ状に切り抜かれたガラス基板の外周端面および内周端面の研削技術としては、例えば、特許文献2に提案されている。このものでは、ドーナツ状のガラス基板を回転させるとともに、ガラス基板の外周端面および内周端面にそれぞれ円柱状の回転砥石の外周側面を押圧することにより行う。
特開2005−67949号公報 特開2004−79009号公報
しかしながら、こうした従来技術においては、ガラス基板の切り出し(コアリング)に関しては、複数枚まとめて行ってはいるものの、ガラス基板の外周・内周端面の研削加工に関しては、1枚ずつ行っている。このため、研削加工は、コアリングに比べて効率の良いものとはいえず研削時間が長くなっていた。しかも、コアリングしたあとに、ガラス基板を一枚ずつばらばらにして研削加工(寸法出し)するため、外径・内径寸法が均一になりにくく良好な研削加工精度が得られない。
これに対して、コアリングされたドーナツ状のガラス基板を複数枚重ねた状態で研削加工することにより研削加工時間の短縮を図ることも考えられる。しかし、その場合にも、コアリングされたガラス基板を研削するときに、ガラス基板を研削装置の治具へ移し変える作業負担がそのまま残るとともに、治具への移し換えによる寸法精度の低下も生じてしまう。
本発明の目的は、上記問題に対処するためになされたもので、ドーナツ状のガラス基板の外周・内周端面を効率よく、かつ寸法精度よく研削することにある。
上記目的を達成するために、本発明のガラス基板の製造方法の特徴は、中央に円孔を有する円板状のガラス基板を製造する方法において、板状ガラスを複数枚積層した積層体を治具パレット上に載置して、その積層体に対してコアドリルにより2つの径の異なる同心円状の切り込みを形成する第1工程と、上記第1工程により切り込まれた板状ガラス積層体からドーナツ状ガラス積層体を、昇降アクチュエータにより、上記治具パレットに抜き出し可能に挿入されたワーク持ち上げ座と一緒に挟持して上方に抜き出す第2工程と、上記第2工程により抜き出された上記ワーク持ち上げ座上のドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を回転砥石により研削する第3工程とを含むことにある。
この発明によれば、まず第1工程において、板状ガラスを複数枚積層した積層体を治具パレット上に載置し、その積層体に対してコアドリルにより2つの径の異なる同心円状の切り込みを形成する。従って、この第1工程により、治具パレット上の板状ガラスの積層体には、ドーナツ状に切り込まれた部位が形成される。
続いて、第2工程において、昇降アクチュエータを作動させて板状ガラスの積層体からドーナツ状ガラス積層体を上方に抜き出す。このとき、ドーナツ状ガラス積層体は、その治具パレットに挿入されたワーク持ち上げ座と一緒に挟持されて抜き出される。つまり、昇降アクチュエータにより、治具パレットに挿入されているワーク持ち上げ座が抜き出されるとともに、このワーク持ち上げ座に載置されているドーナツ状ガラス積層体もワーク持ち上げ座と一体となって板状ガラスの積層体から抜き出される。従って、ドーナツ状ガラス積層体は、治具パレットから取り外されることなく、そのまま抜き出されこととなる。
続いて、第3工程において、この抜き出されたワーク持ち上げ座上のドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を回転砥石により研削する。つまり、ドーナツ状ガラス積層体は、治具パレットの一部となるワーク持ち上げ座に載置されたまま、その外周面および内周面が回転砥石により研削される。
従って、ドーナツ状ガラス積層体は、第1工程で用いた治具パレットをそのまま使用して抜き出され、その状態で外周面および内周面が研削されるため、ドーナツ状ガラス積層体を研削用の治具に移し変える作業が不要となり作業効率が向上する。また、ドーナツ状ガラス積層体の治具への移し変えによる位置ずれを生じない。また、複数枚のガラス基板の研削を同時に行うため研削効率がよい。これらの結果、本発明の方法によれば、ドーナツ状のガラス基板の外周端面・内周端面を効率よく、かつ寸法精度よく研削することができる。
尚、第1工程で使用するコアドリルとしては、例えば、2つの径の異なる同心円状のコアドリル歯を形成したダブルコアドリルを使用するとよい。この場合、同芯精度が高く、また、切り込み時間を短縮することができる。
また、第1工程における2つの径の異なる同心円状の切り込みは、同時に行っても良いし、別々に行ってもよい。また、第3工程における外周面および内周面の研削は、同時に行っても、別々に行ってもどちらでも良い。
本発明のガラス基板の製造方法の他の特徴は、上記ワーク持ち上げ座は、上記ガラス積層体が切り込まれるドーナツ状領域の真下に設けられ、その領域の外側にはみださない断面ドーナツ状の柱状体であり、上記治具パレットに対して上方向にのみ抜き出し可能に挿入されることにある。
この発明によれば、第2工程において、治具パレットに挿入されているワーク持ち上げ座がスムーズに上方に抜き出される。従って、ワーク持ち上げ座に載置されているドーナツ状のガラス積層体を板状ガラスの積層体から簡単に抜き出すことができる。また、ワーク持ち上げ座が治具パレットから下方に落下してしまうことを防止できる。
本発明のガラス基板の製造方法の他の特徴は、上記第3工程においては、上記ワーク持ち上げ座に形成された中央円孔内に回転駆動アクチュエータの回転軸の先端を中央円孔下方から挿入して上記ワーク持ち上げ座を回転させることで上記ドーナツ状のガラス積層体をその軸回りに回転させることにある。
この発明によれば、第3工程において、ワーク持ち上げ座に形成された中央円孔を利用して、その中央円孔下方から回転駆動アクチュエータの回転軸の先端を挿入してワーク持ち上げ座を回転させる。これにより、ワーク持ち上げ座上にあるドーナツ状ガラス積層体は、軸回りに回転する。この場合、ドーナツ状ガラス積層体は、その中央円孔に回転駆動アクチュエータの回転軸の先端が挿入されているため、正確に位置決めされ回転時に位置ずれが生じない。また、回転砥石の回転に加えてドーナツ状ガラス積層体が回転するため、速い研磨速度が得られる。しかも、ワーク持ち上げ座をそのまま使ってドーナツ状ガラス積層体を回転させるため、治具取り替えによる寸法精度の低下を招かない。従って、高い寸法精度を維持しつつ研削時間の短縮を図ることができる。
本発明のガラス基板の製造方法の他の特徴は、上記第2工程においては、上記昇降アクチュエータにより上記回転駆動アクチュエータを昇降させることにある。
この発明によれば、第2工程において、昇降アクチュエータが回転駆動アクチュエータを昇降させるため、ワーク持ち上げ座上にあるドーナツ状ガラス積層体の抜き出し動作と回転動作とを簡単に行うことができる。
本発明のガラス基板の研削装置の特徴は、上記第2工程および第3工程を実施することにより上記ガラス基板の外周端面と内周端面とを研削するガラス基板の研削装置であって、ドーナツ状に切り込みが形成された板状ガラス積層体を載置するとともに、上記ドーナツ状の切り込み領域の真下でドーナツ状のワーク持ち上げ座を抜き出し可能に挿入した治具パレットと、上記治具パレット上に載置された板状ガラス積層体から、ドーナツ状ガラス積層体を、上記ワーク持ち上げ座と一緒に挟持して上方に抜き出す昇降駆動手段と、上記抜き出された上記ワーク持ち上げ座上のドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を研削する研削手段とを備えたことにある。
この発明によれば、治具パレットにドーナツ状のワーク持ち上げ座が板状ガラス積層体のドーナツ状の切り込み領域の真下に抜き出し可能に挿入されている。そして、昇降駆動手段が治具パレット上に載置された板状ガラス積層体から、ドーナツ状ガラス積層体をワーク持ち上げ座と一緒に挟持して上方に抜き出す。研削手段は、この抜き出されたドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を研削する。従って、ドーナツ状ガラス積層体は、治具パレットの一部となるワーク持ち上げ座に載置されたまま、研削手段により外周面および内周面が研削される。
この結果、ドーナツ状ガラス積層体は、治具への移し変えを行うことなく、抜き出し工程と研削工程との2つの工程を連続的に行うことができる。従って、ドーナツ状ガラス積層体を研削用の治具に移し変える作業が不要となり作業効率が向上する。また、ドーナツ状ガラス積層体の治具への移し変えによる位置ずれを生じない。また、複数枚のガラス基板の研削を同時に行うため研削効率がよい。これらの結果、本発明によれば、ドーナツ状のガラス基板の外周端面・内周端面を効率よく、かつ寸法精度よく研削することができる。
本発明のガラス基板の研削装置の特徴は、上記ワーク持ち上げ座に形成された中央円孔内に回転軸の先端を挿入して上記ワーク持ち上げ座を回転させる回転駆動手段を備えるとともに、上記昇降駆動手段は、上記回転駆動手段の回転軸を上昇させることにより、上記治具パレット上に載置された板状ガラス積層体からドーナツ状ガラス積層体を抜き出すことにある。
この発明によれば、昇降駆動手段が、回転駆動手段の回転軸を上昇させることにより、この回転軸の先端がワーク持ち上げ座に形成された中央円孔内に挿入され、ドーナツ状ガラス積層体を板状ガラス積層体から抜き出す。そして、回転駆動手段が、回転軸を回転させてワーク持ち上げ座を回転させる。これにより、ワーク持ち上げ座上にあるドーナツ状ガラス積層体は、軸回りに回転する。この場合、ドーナツ状ガラス積層体は、その中央円孔に回転駆動手段の回転軸の先端が挿入されているため、正確に位置決めされ回転時に位置ずれが生じない。また、ワーク持ち上げ座をそのまま使ってドーナツ状ガラス積層体を回転させるため、治具取り替えによる寸法精度の低下を招かない。従って、高い寸法精度を維持しつつ研削時間の短縮を図ることができる。また、昇降駆動手段が回転駆動手段の回転軸を上昇させるため、ワーク持ち上げ座上にあるドーナツ状ガラス積層体の抜き出し動作と回転動作とを簡単に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る記録媒体用として使用されるガラス基板の製造方法、特に、ガラス基板の切り出し研削方法ついて図面を用いて説明する。図11は、このガラス基板の製造方法により製造されたガラス基板1を表す。このガラス基板1は、中心に円孔1hを有するドーナツ状の円板で、その後、外周端面1a、内周端面1bの面取処理、ブラッシング処理等を経て、最終的には表面に磁性膜等を積層することによりハードディスクドライブに内蔵される磁気ディスクとして使用されるものである。
図1は、本発明の第1工程であるコアリング工程を行う実施形態としてのコアリング装置10を表す。コアリング装置10は、基台11上に設けられガラス板積層体5を載置するワークテーブル12と、このワークテーブル12の横に設けられるコアドリル装置30とからなる。ワークテーブル12には、治具パレット20を介して板状のガラス板積層体5が載置される。このガラス板積層体5は、厚さ0.5mmの薄い長方形のガラス板7を複数枚積み重ねたもので、各ガラス板7の間に塗布された接着剤により互いに接着され一体的に形成されている。
ガラス板積層体5は、治具パレット20の上面に接着されて載置される。治具パレット20は、図3に示すように、手前側がガラス板積層体5を載置する部分となり、後方側が図示しないクランプ装置によりワークテーブル12にクランプされて固定される部分となる。この治具パレット20におけるガラス板積層体5の載置領域には、図2、図3に示すように、4つの円孔21が上下方向(パレット形成面に対して垂直方向)に貫通して形成されるとともに、この円孔21(以下、パレット貫通孔21と呼ぶ)にそれぞれワーク持ち上げ座25が上方から挿入される。このワーク持ち上げ座25は、後述する第2工程において、ガラス板積層体5からドーナツ状に切り込まれた領域部分のみを上方に持ち上げる治具として機能するもので断面ドーナツ状の柱状体である。以下、ワーク持ち上げ座25を単にワーク座25と呼ぶ。尚、図2および後述する図4、図5は、図3におけるA−A方向に切断した断面図である。
治具パレット20に形成された4つのパレット貫通孔21の上面側周囲には、パレット貫通孔21の径よりも大径となるリング状の浅い上面窪み部22が形成される。また、4つのパレット貫通孔21の下面側周囲においても、パレット貫通孔21の径よりも大径となるリング状の深い下面窪み部23が形成される。
ワーク座25は、このパレット貫通孔21とほぼ同径でパレット貫通孔21内に挿通される円筒胴部26と、円筒胴部26の先端で径方向に張り出して形成される鍔部27と、円筒胴部26の後端で先細り円錐台状に形成される円錐台部28とから構成される。このワーク座25には、その軸中心に上下方向に貫通した円孔29が形成される。この円孔29は、本発明の中央円孔に相当するもので、以下、ワーク座貫通孔29と呼ぶ。
ワーク座25先端に形成される鍔部27は、その厚さがパレット貫通孔21の周囲に形成された上面窪み部22の深さと等しく、その径が上面窪み部22の径よりも小さい。従って、鍔部27は、ワーク座25がパレット貫通孔21に上方から挿入された状態においては上面窪み部22内に収まる。この状態においては、鍔部27の周囲に、鍔部27の半径と上面窪み部22の半径との差分の幅のリング状の窪みが形成される。また、鍔部27の外径は、ガラス基板1の外径よりわずかに小さく設定されている。また、ワーク座貫通孔29の内径は、ガラス基板1の円孔1hの内径よりもやや大きめに設定されている。ワーク座25は、鍔部27により下方向への移動が規制され、上方向にのみ抜き出し可能に治具パレット20に挿通される。
ワーク座25は、パレット貫通孔21内において、回転防止ピン24と回転防止溝26aとの係合により回転できないように規制されている。図12は、図3におけるB−B方向に切断した断面図である。図示するように、ワーク座25の円筒胴部26の外周面には、回転防止ピン24の先端を遊びをもって収納できる大きさの回転防止溝26aが縦方向に形成される。この回転防止溝26aは、円筒胴部26の中間位置やや上方から下方端にかけて鉛直線上に形成される。一方、回転防止ピン24は、治具パレット20の端部から横方向に挿通され、所定位置にまでねじ込むことにより、その先端がワーク座25の回転防止溝26a内に遊びをもって臨む。この構成により、ワーク座25は、治具パレット20に対して回転不能にパレット挿通孔21内に挿入される。このことは、パレット貫通孔21内においてワーク座25の回転を規制する回転規制手段を備えているといえる。
治具パレット20は、ワークテーブル12に固定される。ワークテーブル12は、治具パレット20における4つのワーク座25が挿入されている領域を囲む範囲で開口13が形成されるとともに、周囲および後方側が治具パレット20を載置する部分となる。治具パレット20は、その後方側に設けた図示しないクランプ装置によりクランプされてワークテーブル12に位置決め固定される。
このワークテーブル12の横には、コアドリル装置30が設けられる。コアドリル装置30は、ダブルコアドリル31を先端に固定したスピンドルモータ32(以下、ドリルモータ32と呼ぶ)と、ドリルモータ32の水平位置および高さ位置を制御するドリル制御ユニット33を備える。
ドリル制御ユニット33は、ドリルモータ32を固定したドリル支持アーム34を上下方向にスライド可能に支持する上下支持フレーム35を備える。この上下支持フレーム35には、その側面に2本の鉛直ガイドレール36が上下方向に配設され、この鉛直ガイドレール36にドリル支持アーム34の基部がスライド連結片37を介して連結される。上下支持フレーム35内には、ボールねじ機構40が設けられ、サーボモータ38(以下、昇降用モータ38と呼ぶ)の回転によりボールねじ41が回転するようになっている。ボールねじ41には、ボールねじナット42が噛合される。このボールねじナット42は、連結バー43によりドリル支持アーム34の基部と連結され、その回転が規制されている。従って、昇降用モータ38の駆動によるボールねじ41の回転運動は、ボールねじナット42の軸方向(上下方向)の直線運動に変換され、ドリル支持アーム34を上下方向に駆動する。これにより、ドリル制御ユニット33は、昇降用モータ38を駆動制御することによりドリルモータ32を上下方向に昇降制御可能となっている。
ドリル制御ユニット33は、上下支持フレーム35を支持する水平支持フレーム44を備える。この水平支持フレーム44は、その上面に2本の水平ガイドレール45を備え、上下支持フレーム35の脚部35aをスライド連結片46を介してスライド可能に支持する。水平支持フレーム44内には、サーボモータ47(以下、水平駆動用モータ47と呼ぶ)に連結されたボールねじ機構(図示略)が設けられる。ドリル制御ユニット33は、水平駆動用モータ47を駆動制御することにより、その回転運動をボールねじ機構により上下支持フレーム35の水平運動に変換してその水平位置を制御する。
従って、ドリル制御ユニット33は、昇降用モータ38と水平駆動用モータ47とを駆動制御することにより、ドリルモータ32の高さ位置と水平位置とを独立して制御することができる。尚、水平支持フレーム44内に設けられるボールねじ機構、および、後述する研削装置50に用いられるボールねじ機構については、上下支持フレーム35に設けたボールねじ機構40と基本的な構成が同一であるため、図示を省略し簡単な説明に留める。
ドリルモータ32の出力軸にはダブルコアドリル31が接続される。このダブルコアドリル31は、図5に示すように、径の異なる2つのコアドリル歯(大径コアドリル歯31aと小径コアドリル歯31b)を同軸に配置したものである。
次に、このコアリング装置10を用いてガラス板積層体5をコアリングする方法について図5を用いて説明する。
まず、作業者は、ガラス板積層体5を治具パレット20上面に接着剤により接着する。そして、その治具パレット20をワークテーブル12に載置し、図示しないクランプ装置により治具パレット20をクランプして位置決め固定する。
続いて、作業者は、ドリル制御ユニット33の図示しないコントローラの操作スイッチを操作する。これにより、コントローラは、水平駆動用モータ47を駆動制御してダブルコアドリル31を所定の水平位置に移動させる。このとき、ダブルコアドリル31は、治具パレット20に挿入されている一番端のワーク座25と同軸位置に配置される。こうしてダブルコアドリル31の水平位置が所定位置に合わされると、コントローラは、ドリルモータ32を所定回転数で駆動するとともに、昇降用モータ38を制御してダブルコアドリル31を下降させる。これにより、ガラス板積層体5は、大径コアドリル歯31aと小径コアドリル歯31bとにより同時に切り込まれる。従って、ガラス板積層体5には、2つの径の異なる同心円状の切り込みが形成される。
小径コアドリル歯31bの先端がガラス板積層体5の底部(治具パレット20面に接着されるガラス板6の接着面)を貫通したところで、その小径コアドリル歯31bにより切り込まれた円筒面で囲まれる積層ガラス部分は、ガラス板積層体5から分離してワーク座25のワーク座貫通孔29を通過して落下する。このとき、小径コアドリル歯31bは、その内径がワーク座25のワーク座貫通孔29の内径よりも小さくしてあるためワーク座25には接触しない。
また、これと同時に大径コアドリル歯31aが大径円の切り込みを形成する。大径コアドリル歯31aは、その内径がワーク座25の鍔部27外径より大きく、その外径が鍔部27の周囲の治具パレット20に形成された上面窪み部22の外径よりも小さい。このため、大径コアドリル歯31aは、ガラス板積層体5の底部を貫通したとき、その先端が上面窪み部22内に収まり、治具パレット20やワーク座25に接触しない。このようにして、ガラス板積層体5には、ドーナツ状に切り込まれた部位が形成される。このドーナツ状に切り込まれた部位を、以下、ドーナツ状ガラス積層体6と呼ぶ。この場合、ワーク座25が回転防止ピン24と回転防止溝26aとの係合により回転しないように規制されているため、ドーナツ状ガラス積層体6がワーク座25と一緒に回転してしまうことがなく、良好にドーナツ状の切り込みを形成することができる。
こうして1つのドーナツ状ガラス積層体6がガラス板積層体5内に形成されると、昇降用モータ38を駆動制御してダブルコアドリル31を上昇させる。次に、水平駆動用モータ47を駆動制御して、ダブルコアドリル31の位置を隣のワーク座25と同軸状に合わせる。続いて、上述したように昇降用モータ38を駆動制御して、ダブルコアドリル31を下降、上昇させることにより、2つ目のドーナツ状ガラス積層体6をガラス板積層体5内に形成する。
本実施形態のコアリング装置10は、こうした動作を繰り返し、1つのガラス板積層体5の中に4つのドーナツ状ガラス積層体6を形成するが、その数は任意に設定できるものである。こうして、コアリング装置10による第1工程が終了する。
次に、本発明の第2、第3工程を実施するための研削装置の実施形態について説明する。図6は、実施形態としての記録媒体用ガラス基板の研削装置50の概略構成を表す。
この研削装置50は、第1工程にて切り込みが形成されたガラス板積層体5からドーナツ状ガラス積層体6を抜き出し、その抜き出されドーナツ状ガラス積層体6の外周面および内周面を研削する装置である。
研削装置50は、大別すると、第1工程で使用した治具パレット20を載置するとともにその水平位置を調整するワーク送り駆動部60と、ドーナツ状ガラス積層体6をワーク座25ごと上下に挟持して上下方向に昇降駆動するワーク昇降駆動部70と、ドーナツ状ガラス積層体6の外周面および内周面を研削する砥石駆動部90とから構成される。ワーク昇降駆動部70は、本発明の昇降アクチュエータあるいは昇降駆動手段に相当する。
ワーク送り駆動部60は、第1工程で使用した治具パレット20を載置固定するワークテーブル61と、ワークテーブル61の水平位置を制御する送り制御ユニット62を備える。送り制御ユニット62は、ワークテーブル61を支持する水平支持フレーム63を備える。この水平支持フレーム63は、その上面に2本の水平ガイドレール64を備え、ワークテーブル61をスライド可能に支持する。水平支持フレーム63内には、サーボモータ66(以下、送りモータ66と呼ぶ)に連結されたボールねじ機構(図示略)が設けられる。ワーク送り駆動部60は、送りモータ66を駆動制御することにより、その回転運動をボールねじ機構によりワークテーブル61の水平運動に変換して、ワークテーブル61の送り出し量を制御する。
ワークテーブル61は、治具パレット20における4つのワーク座25が挿入される領域を囲む範囲で開口67が形成されるとともに、周囲および後方側が治具パレット20を載置する部分となる。治具パレット20は、その後方側に設けた図示しないクランプ装置によりクランプされてワークテーブル61に位置決め固定される。
ワーク昇降駆動部70は、ワーク送り駆動部60の側方で基台51に立設された上下支持フレーム71を有し、この上下支持フレーム71の側面に2本のガイドレール72が上下方向に配設されている。ガイドレール72には、上方側にワーク押さえアーム73が上下方向にスライド可能に連結され、下方側にワークリフトアーム75が上下方向にスライド可能に連結される。
上下支持フレーム71内には、図示しないボールねじ機構が設けられる。このボールねじ機構は、上下支持フレーム71頂部に設けたサーボモータ76(以下、昇降用モータ76と呼ぶ)の出力軸に連結され回転可能に上下方向に配置されるボールねじと、ボールねじに螺合するとともにワークリフトアーム75に連結されるボールねじナットとを備え、昇降用モータ76の回転運動をボールねじ機構によりワークリフトアーム75の上下方向の運動に変換する。
ワークリフトアーム75には、スピンドルモータ77(以下、ワーク回転用モータ77と呼ぶ)がその出力軸を上方向に向けて固定される。ワーク回転用モータ77の出力軸には、ワーク座25の底面に当接してワーク座25を押し上げるとともにワーク座25に回転力を伝達するためのワークリフトシャフト78が連結される。ワークリフトシャフト78は、その先端にワーク座貫通孔29に挿通可能な径の挿通軸部78aが形成されるとともに、挿通軸部78aのやや下方側(ワーク回転用モータ77側)に鍔状のワーク受け部78bが形成される。このワーク受け部78bは、その外径がワーク座貫通孔29の内径よりも大きく、ワーク座25の押し上げ面を構成する。尚、本実施形態においては、ワーク回転用モータ77は、ワークリフトシャフト78を出力軸として備えたスピンドル装置と、スピンドル装置の出力軸に回転力を付与するサーボモータとから構成される。また、このワーク回転用モータ77が、本発明における回転駆動手段および回転駆動アクチュエータに相当する。
ワーク昇降駆動部70は、更に、ワーク押さえアーム73を上下方向に昇降駆動するエアシリンダ80を備える。このエアシリンダ80は、その本体部80aが上下支持フレーム71頂部に設けたシリンダ取付ブラケット79に固定され、ロッド80bがワーク押さえアーム73に固定される。従って、エアシリンダ80を作動させてロッド80bの伸縮長を制御することで、ワーク押さえアーム73がガイドレール72に沿って上下に昇降するように構成される。
ワーク押さえアーム73の先端には、ワーク押しコップ81が設けられる。このワーク押しコップ81は、図7に示すように、ワーク押さえアーム73の先端に固定されるリング状ケース82と、リング状ケース82内にベアリング83を介して回転可能に軸支される円筒状のワーク押さえ筒84とを備える。ワーク押さえ筒84は、その軸心に貫通孔85が形成される。この貫通孔85は、その途中で下方に向かって孔径が狭くなるように形成される。ワーク押さえ筒84は、その下方側先端に、ガラス板積層体5に切り込まれたドーナツ状ガラス積層体6の上面と当接するドーナツ状円板部86が形成される。このドーナツ状円板部86は、その貫通孔86aの孔径がドーナツ状ガラス積層体6の内径よりやや大きく、外径がドーナツ状ガラス積層体6の外径よりやや小さく形成されている。
尚、ワーク昇降駆動部70は、ワーク押しコップ81の中心軸(ワーク押さえ筒84の貫通孔85中心軸)とワークリフトシャフト78の中心軸とが同一鉛直線上に配置されるとともに、その中心軸となる鉛直線が、ワークテーブル61にセットされた治具パレット20の4つのワーク座25の中心位置を結んだ直線(ワーク座25の進路中央線)と交差する位置に配置されるように、ワーク押さえアーム73およびワークリフトアーム75の方向およびアーム長が設定されている。
砥石駆動部90は、ドーナツ状ガラス積層体6の外周面を研削する外周研削部100と、ドーナツ状ガラス積層体6の内周面を研削する内周研削部120とからなる。
外周研削部100は、ドーナツ状ガラス積層体6の外周面を研削する回転砥石101(以下、外周用砥石101と呼ぶ)を連結したスピンドルモータ102(以下、外周研削用モータ102と呼ぶ)と、この外周研削用モータ102の水平位置および高さ位置を制御する外周研削制御ユニット103を備える。
外周研削制御ユニット103は、外周研削用モータ102を固定した外周研削モータ支持アーム104を上下方向にスライド可能に支持する上下支持フレーム105を備える。この上下支持フレーム105には、その側面に2本の鉛直ガイドレール106が上下方向に配設され、この鉛直ガイドレール106に外周研削モータ支持アーム104の基部がスライド可能に連結される。上下支持フレーム105内には、図示しないボールねじ機構が設けられ、サーボモータ107(以下、昇降用モータ107と呼ぶ)の回転運動がボールねじ機構により外周研削モータ支持アーム104の上下方向の運動に変換される。これにより、外周研削制御ユニット103は、昇降用モータ107を駆動制御することにより外周研削用モータ102を上下方向に昇降制御可能となっている。
外周研削制御ユニット103は、上下支持フレーム105を支持する水平支持フレーム108を備える。この水平支持フレーム108は、その上面に2本の水平ガイドレール109を備え、上下支持フレーム105の脚部105aをスライド可能に支持する。水平支持フレーム108内にも、上下支持フレーム105と同様なボールねじ機構(図示略)が設けられ、サーボモータ110(以下、水平駆動用モータ110と呼ぶ)により上下支持フレーム105を水平ガイドレール109に沿って水平方向に駆動制御可能となっている。
このように構成される外周研削制御ユニット103は、昇降用モータ107と水平駆動用モータ110を駆動制御することにより、外周用砥石101の高さ位置と水平位置とを独立して制御することができる。この外周研削制御ユニット103は、基台51から立設された支柱52の中間部に設けられた第1テーブル53に固定設置される。
内周研削部120は、ドーナツ状ガラス積層体6の内周面を研削する回転砥石121(以下、内周用砥石121と呼ぶ)を連結したスピンドルモータ122(以下、内周研削用モータ122と呼ぶ)と、この内周研削用モータ122の水平位置および高さ位置を制御する内周研削制御ユニット123を備える。内周研削制御ユニット123は、基本的には外周研削制御ユニット103と同様な構成であり、位置制御する対象が内周用砥石121となっている点で相違する。
つまり、内周研削制御ユニット123は、内周研削用モータ122を固定した内周研削モータ支持アーム124を上下支持フレーム125にスライド可能に連結し、サーボモータ127(以下、昇降用モータ127と呼ぶ)により内周研削モータ支持アーム124を鉛直ガイドレール126に沿って昇降駆動するとともに、この上下支持フレーム125の脚部125aを水平支持フレーム128の水平ガイドレール129上にスライド可能に連結し、サーボモータ130(以下、水平駆動用モータ130と呼ぶ)により上下支持フレーム125を水平方向に駆動するように構成される。従って、昇降用モータ127と水平駆動用モータ130を駆動制御することにより、内周用砥石121の高さ位置と水平位置とを独立して制御することができる。この内周研削制御ユニット123は、基台51から立設された支柱52の頂部に設けられた第2テーブル54に固定設置される。
尚、本実施形態においては、外周研削部100と内周研削部120とを互いに干渉しあわないように上下方向にずらしているが、これらを横方向に並べる等、任意にレイアウトできるものである。
次に、この研削装置50を用いて、ガラス板積層体5からドーナツ状ガラス積層体6を抜き出し(本発明の第2工程に相当する)、その抜き出されたドーナツ状ガラス積層体6の外周面および内周面を研削する(本発明の第3工程に相当する)方法について説明する。
まず、作業者は、第1工程にてドーナツ状の切り込みが形成されたガラス板積層体5を第1工程で使用した治具パレット20に載置した状態で、その治具パレット20をワーク送り駆動部60のワークテーブル61に載置する。そして、治具パレット20をワークテーブル61に載置し図示しないクランプ装置によりクランプして位置決め固定する。
続いて、作業者は、研削装置50に設けられる図示しないコントローラの操作スイッチを操作する。これにより、コントローラは、以下に示す一連の動作を開始する。
まず、送り制御ユニット62の送りモータ66が駆動制御されワークテーブル61を所定の位置にまで水平方向に送る。この位置は、治具パレット20の一番端のワーク座25の中心軸が、ワーク昇降駆動部70のワーク押しコップ81の中心軸と同一鉛直線上となる位置である。尚、ワークリフトシャフト78の中心軸も、その同一鉛直線上に位置することになる。
続いて、ワーク昇降駆動部70のエアシリンダ80を所定の圧力で作動させてロッド80bを伸長してワーク押しコップ81を下降させる。これによりワーク押しコップ81の先端部に設けたドーナツ状円板部86が、ガラス板積層体5に切り込まれたドーナツ状領域(ドーナツ状ガラス積層体6の上面)を上から押さえる(図7参照)。次に、ワーク昇降駆動部70の昇降用モータ76を駆動制御してワークリフトアーム75を上昇させる。これによりワーク回転用モータ77が上昇し、その先端に設けられたワークリフトシャフト78が治具パレット20内のワーク座25に達する(図8参照)。そして、ワークリフトシャフト78の先端に形成された挿通軸部78aがワーク座貫通孔29に嵌り込み、鍔状のワーク受け部78bの上面がワーク座25の底面を押し上げる。
このワークリフトシャフト78によるワーク座25の押し上げ力は、ワーク押しコップ81による下方への押さえ力よりも大きい。従って、ガラス板積層体5内に収まっていたドーナツ状ガラス積層体6は、ワークリフトシャフト78とワーク押しコップ81との間で挟持された状態でワーク座25ごと上昇する。そして、ワークリフトシャフト78が所定の高さ位置にまで上昇したところで昇降用モータ76を停止する(図9)。これによりワークリフトシャフト78とワーク押しコップ81との間で挟持されたワーク座25上のドーナツ状ガラス積層体6が所定の研削高さ位置に保持される。ここまでが本発明の第2工程に相当する。
続いて、コントローラは、ワーク回転用モータ77を駆動制御してワークリフトシャフト78を回転させる。これにより、ドーナツ状ガラス積層体6は、ワーク座25と一体となって回転する。この場合、ドーナツ状ガラス積層体6は、ワークリフトシャフト78の先端に形成された挿通軸部78aがワーク座貫通孔29に嵌り込んでいるため、横方向へ位置ずれすることなく確実に位置決めされて回転する。
次に、砥石駆動部90が駆動制御される。外周研削部100においては、外周研削用モータ102が駆動されて外周用砥石101が高速回転するとともに、外周研削制御ユニット103の昇降用モータ107と水平駆動用モータ110により外周用砥石101の位置が制御されて、外周用砥石101の円筒外周面(砥粒付着面)101aがドーナツ状ガラス積層体6の外周面6aにアプローチし接触する。また、内周研削部120においても、内周研削用モータ122が駆動されて内周用砥石121が高速回転するとともに、内周研削制御ユニット123の昇降用モータ127と水平駆動用モータ130により内周用砥石121の位置が制御されて、内周用砥石121がワーク押しコップ81の貫通孔85に挿通されその円筒外周面(砥粒付着面)121aがドーナツ状ガラス積層体6の内周面6bに接触する。尚、外周用砥石101および内周用砥石121の回転方向は、それぞれドーナツ状ガラス積層体6との接触速度が増す方向に設定される。この例では、ドーナツ状ガラス積層体6の回転方向に対して、外周用砥石101の回転方向を同一方向とし、内周用砥石121の回転方向を逆方向としている。
こうして、ドーナツ状ガラス積層体6は、その外周面6aと内周面6bが外周用砥石101と内周用砥石121とにより挟まれて同時に研削される(図10参照)。この研削中においては、外周研削部100では、外周研削制御ユニット103の昇降用モータ107により外周用砥石101が上下方向に往復駆動され、内周研削部120では、内周研削制御ユニット123の昇降用モータ127により内周用砥石121が上下方向に往復駆動される。
そして、1つのドーナツ状ガラス積層体6の内周面6bと外周面6aの研削が完了すると、ワーク回転用モータ77を停止してワーク座25上のドーナツ状ガラス積層体6の回転を停止させるとともに、ワーク昇降駆動部70の昇降用モータ76を駆動制御してワークリフトアーム75を原点位置にまで下げる。このとき、ワーク押しコップ81は、シリンダ80の圧力によりドーナツ状ガラス積層体6を上面から押さえながら下方に移動する。従って、ワーク座25とドーナツ状ガラス積層体6は、ワーク押しコップ81とワークリフトシャフト78とに上下に挟持された状態で下方に移動する。また、ワーク回転用モータ77は、図示しないモータコントローラによる回転位置制御により、回転防止ピン24の先端がワーク座25に形成した回転防止溝26aと整合する位置(同一鉛直線上となる位置)にて回転が停止される。これにより、確実にワーク座25が治具パレット20のパレット貫通孔21内に戻り、ドーナツ状ガラス積層体6がガラス板積層体5の元の位置に戻る。また、外周用砥石101、内周用砥石121についても外周研削制御ユニット103、内周研削制御ユニット123により元の原点位置にまで戻される。この場合、外周用砥石101および内周用砥石121の回転については、停止させても停止させなくてもどちらでもよい。
ワーク座25およびドーナツ状ガラス積層体6が元の位置に戻ると、エアシリンダ80を駆動してワーク押しコップ81を元の原点位置にまで上昇させる。こうして、1組のドーナツ状ガラス積層体6の研削が完了する。そして、送り制御ユニット62の送りモータ66を駆動制御してワークテーブル61を水平方向に送る。この水平位置は、治具パレット20の2番目のワーク座25の中心軸がワーク昇降駆動部70のワーク押しコップ81の中心軸と同一鉛直線上となる位置に設定される。こうして、上述した制御動作を繰り返すことにより4組のドーナツ状ガラス積層体6の研削が順次行われる。尚、ドーナツ状ガラス積層体6の研削は、必ずしも複数組行う必要はなく、ガラス板積層体5から1組のドーナツ状ガラス積層体6を抜き出して研削するものであってもよい。このような、ドーナツ状ガラス積層体6の外周面6aと内周面6bとの研削工程が、本発明の第3工程に相当する。
こうして研削完了したドーナツ状ガラス積層体6は、一枚ずつ分離されてドーナツ状のガラス基板1となる。このドーナツ状のガラス基板1は、外周端面1aと内周端面1bの面取工程とポリッシング工程とを経て、最終的にはその表面に磁性膜が形成されて情報記録媒体用ディスクとして使用される。尚、このガラス基板1は、この研削工程が終了した段階で商品として市場に流通され、別の加工業者にて最終製品に加工される形態をとってもよい。
以上説明した本実施形態のコアリング装置10および研削装置50により製造される記録媒体用ガラス基板の製造方法によれば、複数枚のガラス基板1の研削を同時に行うため研削効率がよい。また、第1工程で用いた治具パレット20をそのまま使用して第2工程においてドーナツ状ガラス積層体6が抜き出され、その状態で第3工程においてその外周面6aおよび内周面6bが研削されるため、ドーナツ状ガラス積層体6を研削用の他の治具に移し変える作業が不要となり作業効率が向上する。また、ドーナツ状ガラス積層体6の治具への移し変えによる位置ずれを生じない。これらの結果、ドーナツ状のガラス基板1の外周端面1aおよび内周端面1bを効率よく、かつ寸法精度よく研削することができる。
また、治具パレット20に挿入されているワーク座25は、その鍔部27により上方にのみ抜き出し可能に保持されるため、治具パレット20内に硬く挿入保持する必要がない。従って、ワーク座25は、ワークリフトシャフト78の上昇によりスムーズに治具パレット20から抜け出て、ドーナツ状ガラス積層体6をガラス板積層体5から簡単に持ち上げることができる。
また、ワーク座25に形成されたワーク座貫通孔29は、ガラスくずの落下用だけでなく、ワークリフトシャフト78の先端に設けた挿通軸部78aの挿入用として使用される。このため、ドーナツ状ガラス積層体6は、挿通軸部78aにより正確に位置決めされ回転時に位置ずれを生じない。また、外周用砥石101と内周用砥石121の回転方向を、ドーナツ状ガラス積層体6の回転方向に対して研削速度が速くなる方向に設定しているため、研削時間の短縮を図ることができる。
更に、ドーナツ状ガラス積層体6を回転させるワーク回転用モータ77を昇降させるようにしているため、ワーク座25上にあるドーナツ状ガラス積層体6の抜き出し動作と回転動作とを簡単に行うことができる。また、ダブルコアドリル31を用いて内周と外周の同時切り込みを行うため、同芯精度が高く、また、切り込み時間を短縮することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、ダブルコアドリル31を用いてコアリングするが、径の異なる2つのコアドリルを使って、例えば、小径孔の切り込みを形成した後、大径孔の切り込みを形成するなど別々に切り込むようにしてもよい。また、本実施形態においては、ドーナツ状ガラス積層体6の外周面6aと内周面6bとを同時に研削しているが、別々に研削するようにしてもよい。
尚、図1、図4〜図10におけるガラス積層体5、ドーナツ状ガラス積層体6は、断面を表すものであるが、見やすくするためにハッチングを省略している。
実施形態にかかる第1工程を実施するコアリング装置の概略構成図である。 治具パレットの図3のA−A方向に切断した断面図である。 治具パレットの平面図である。 治具パレットにガラス板積層体を載せた状態を表す断面図である。 コアリング動作を説明する断面図である。 実施形態にかかる第2工程、第3工程を実施する研削装置の概略構成図である。 ドーナツ状ガラス積層体をワーク押しコップで押している状態を表す状態説明図である。 ドーナツ状ガラス積層体をワーク押しコップとワークリフトシャフトで挟持している状態を表す状態説明図である。 ドーナツ状ガラス積層体をワーク押しコップとワークリフトシャフトで挟持してリフトしている状態を表す状態説明図である。 ワーク座上でドーナツ状ガラス積層体を研削している状態を表す状態説明図である。 ガラス基板の斜視図である。 治具パレットの図3のB−B方向に切断した断面図である。
符号の説明
1…ガラス基板、1a…外周端面、1b…内周端面、1h…円孔、5…ガラス積層体、6…ドーナツ状ガラス積層体、6a…外周面、6b…内周面、7…ガラス板、10…コアリング装置、12…ワークテーブル、20…治具パレット、21…パレット貫通孔、22…上面窪み部、23…下面窪み部、24…回転防止ピン、25…ワーク持ち上げ座、26…円筒胴部、26a…回転防止溝、27…鍔部、28…円錐台部、29…ワーク座貫通孔、30…コアドリル装置、31…ダブルコアドリル、32…ドリルモータ、33…ドリル制御ユニット、34…ドリル支持アーム、38…昇降用モータ、47…水平駆動用モータ、50…研削装置、60…ワーク送り駆動部、61…ワークテーブル、62…送り制御ユニット、66…送りモータ、70…ワーク昇降駆動部、73…ワーク押さえアーム、76…昇降用モータ、77…ワーク回転用モータ、78…ワークリフトシャフト、78a…挿通軸部、78b…ワーク受け部、80…エアシリンダ、81…ワーク押しコップ、84…ワーク押さえ筒、85…貫通孔、86…ドーナツ状円板部、86a…貫通孔、90…砥石駆動部、100…外周研削部、101…外周用砥石、102…外周研削用モータ、103…外周研削制御ユニット、107…昇降用モータ、110…水平駆動用モータ、120…内周研削部、121…内周用砥石、122…内周研削用モータ、123…内周研削制御ユニット、127…昇降用モータ、130…水平駆動用モータ。

Claims (6)

  1. 中央に円孔を有する円板状のガラス基板を製造する方法において、
    板状ガラスを複数枚積層した積層体を治具パレット上に載置して、その積層体に対してコアドリルにより2つの径の異なる同心円状の切り込みを形成する第1工程と、
    上記第1工程により切り込まれた板状ガラス積層体からドーナツ状ガラス積層体を、昇降アクチュエータにより、上記治具パレットに抜き出し可能に挿入されたワーク持ち上げ座と一緒に挟持して上方に抜き出す第2工程と、
    上記第2工程により抜き出された上記ワーク持ち上げ座上のドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を回転砥石により研削する第3工程と
    を含むことを特徴とするガラス基板の製造方法。
  2. 上記ワーク持ち上げ座は、上記ガラス積層体が切り込まれるドーナツ状領域の真下に設けられ、その領域の外側にはみださない断面ドーナツ状の柱状体であり、上記治具パレットに対して上方向にのみ抜き出し可能に挿入されることを特徴とする請求項1記載のガラス基板の製造方法。
  3. 上記第3工程においては、上記ワーク持ち上げ座に形成された中央円孔内に回転駆動アクチュエータの回転軸の先端を中央円孔下方から挿入して上記ワーク持ち上げ座を回転させることで上記ドーナツ状のガラス積層体をその軸回りに回転させることを特徴とする請求項2記載のガラス基板の製造方法。
  4. 上記第2工程においては、上記昇降アクチュエータにより上記回転駆動アクチュエータを昇降させることを特徴とする請求項3記載のガラス基板の製造方法。
  5. 請求項1記載の第2工程および第3工程を実施することにより上記ガラス基板の外周端面と内周端面とを研削するガラス基板の研削装置であって、
    ドーナツ状に切り込みが形成された板状ガラス積層体を載置するとともに、上記ドーナツ状の切り込み領域の真下でドーナツ状のワーク持ち上げ座を抜き出し可能に挿入した治具パレットと、
    上記治具パレット上に載置された板状ガラス積層体から、ドーナツ状ガラス積層体を、上記ワーク持ち上げ座と一緒に挟持して上方に抜き出す昇降駆動手段と、
    上記抜き出された上記ワーク持ち上げ座上のドーナツ状ガラス積層体の外周面および内周面を研削する研削手段と
    を備えたことを特徴とするガラス基板の研削装置。
  6. 上記ワーク持ち上げ座に形成された中央円孔内に回転軸の先端を中央円孔下方から挿入して上記ワーク持ち上げ座を回転させる回転駆動手段を備えるとともに、
    上記昇降駆動手段は、上記回転駆動手段の回転軸を上昇させることにより、上記治具パレット上に載置された板状ガラス積層体からドーナツ状ガラス積層体を抜き出すことを特徴とする請求項5記載のガラス基板の研削装置。
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