JP2008253121A - 歯車機構及び減速機付モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】出力軸の回転状態を精度良く検出させることができる歯車機構、及び減速機付モータを得る。
【解決手段】ウォーム減速装置10は、出力軸26に回転を伝達するためのウォームホイール22と、磁性材を含み所定の着磁パターンで着磁されると共にウォームホイール22の軸線方向一端側に配置されたマグネット部材30と、該マグネット部材30をウォームホイール22に固定させるマグネット固定構造50とを備え、マグネット部材30の回転に伴う磁極変化に応じた信号を磁気センサ32に出力させて、出力軸26の回転状態を検出させるようになっている。マグネット固定構造50は、ウォームホイール22の固定ピン56におけるマグネット部材30の嵌入孔54を貫通した先端部56Aに歯付きリング58を締着することで、該ウォームホイール22に対しマグネット部材30を固定させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力軸の回転状態を検出させるためのマグネット部材を備えた歯車機構、及び上記歯車機構が適用された減速機付モータに関する。
モータ本体にウォーム減速機構を取り付けてユニット化した減速機構付き電動モータにおいて、回転位置検出センサの被検出部材であるマグネットをウォームホイールの軸(厚み)方向端部に固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この減速機構付き電動モータの回転位置検出センサは、ウォームホイールすなわち出力軸と一体に回転するマグネットの磁極の変化をホール素子により検出し、その検出信号の周期やパルス数から出力軸の回転位置を検出している。この被検出部材であるマグネットのウォームホイールへの固定方法として、接着剤を用いて固定する方法、ウォームホイールに設けた爪部をマグネットの側面に係合させるスナップフィットによる固定方法、溶着による固定方法が開示されている。
特開2005−94821号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術におけるウォームホイールとマグネットとの固定方法は、前二者については特許文献1に記載された如き問題があり、後者については、溶着の熱によりウォームホイール、マグネット(特にボンド磁石の場合)が変形する恐れがある。歯車やマグネットの変形は、回転位置センサの誤検出(誤差)の原因となる。
本発明は上記事実を考慮して、出力軸の回転状態を精度良く検出させることができる歯車機構、及び減速機付モータを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る歯車機構は、出力軸に回転を伝達するための歯車と、磁性材を含み所定の着磁パターンで着磁されると共に前記歯車の軸線方向一端側に配置され、磁気センサによって前記出力軸の回転状態を直接的又は間接的に検出させるためのマグネット部材と、前記歯車及び前記マグネット部材の何れか一方に形成された貫通孔に、前記歯車及び前記マグネット部材の他方から突設された固定用突起を挿通させると共に、該固定用突起の先端側に固定具を軸方向から締着固定させることで、前記歯車に対し前記マグネット部材を同軸的かつ一体に回転するように固定させる固定手段と、を備えている。
請求項1記載の歯車機構では、固定手段によって歯車に固定されたマグネット部材は、歯車の回転に伴って該歯車と同軸的かつ一体に回転する。これにより、マグネット部材の磁気センサに対する相対回転が生じ、該マグネット部材の着磁パターンに基づく磁極の変化によって出力軸の回転状態を検出させることができる。
ここで、本歯車機構では、固定手段が、歯車及びマグネット部材の何れか一方に形成された貫通孔と、該歯車及びマグネット部材の他方から突設され前記貫通孔に挿通された固定用突起と、該固定用突起の先端側に締着固定されて該固定用突起を前記貫通孔に対し抜け止め状態とさせる固定具とを含んで構成されているため、換言すれば、歯車及びマグネット部材の何れか一方と固定具との間に、歯車及びマグネット部材の他方を挟持することで、マグネットが歯車に対し固定されているため、これらの固定に歯車及びマグネット部材の加熱が要求されない。したがって、本歯車機構では、歯車に対しマグネット部材を、これらを変形させることなく固定することができる。また、固定具を固定用突起(歯車又はマグネット部材)の軸方向に沿って該固定用突起に相対移動することで、該固定具が固定用突起に締着されるので、単純な組付動作で歯車に対しマグネット部材を確実に固定することができる。
このように、請求項1記載の歯車機構では、出力軸の回転状態を精度良く検出させることができる。
請求項2記載の発明に係る歯車機構は、請求項1記載の歯車機構において、前記固定具は、円環状に形成されたリングの内縁から周方向に沿って複数の歯が立設され、前記固定用突起の先端側を前記リング部に挿通させて該固定用突起の先端側を前記複数の歯で径方向に締める歯付きリングである。
請求項2記載の歯車機構では、歯付きリングを固定用突起の軸方向に沿って該固定用突起に近接させ、リング部に固定用突起を挿通させることで、複数の歯部が固定用突起を径方向から締め付け、歯付きリングが固定用突起に確実に締着される。
請求項3記載の発明に係る歯車機構は、請求項2記載の歯車機構において、前記歯車及び前記マグネット部材のうち前記貫通孔が形成された部材には、該貫通孔における前記固定用突起の突出側に同軸的、かつ、連続的に拡径されたテーパ状の開口部が形成されており、前記固定用突起の先端側に挿通された歯付きリングの外周縁部は、前記テーパ状の開口部の内面に直接的または間接的に押し付けられている。
請求項3記載の歯車機構では、歯付きリングの外周縁部がテーパ状の開口部の内面に押し付けられるので、歯車とマグネットとの間のガタツキを防止することができる。
請求項4記載の発明に係る歯車機構は、請求項3記載の歯車機構において、前記固定具は、前記固定用突起の先端は、前記テーパ状の開口部の最大径部よりも前記貫通孔と反対側に突出されている。
請求項4記載の歯車機構では、貫通孔に挿通された固定用突起がテーパ状の開口部よりも突出しているので、歯付きリングは、先ず固定用突起に挿通されてから、テーパ状開口部に押し付けられる。このため、歯付きリングの取り付けすなわち歯車に対するマグネットの固定作業をスムースに行うことができる。
請求項5記載の発明に係る歯車機構は、請求項1〜請求項4記載の歯車機構において、前記マグネット部材は、それぞれ前記歯車の回転軸を中心とする同心状に配置された複数のリング状マグネットを含んで構成されており、前記複数のリング状マグネットのそれぞれは、前記磁気センサに対して回転方向に異なる着磁パターンで着磁されている。
請求項5記載の歯車機構では、異なる着磁パターンを有する複数のリング状マグネットが、それぞれ歯車と同軸的一体に回転する。これにより、出力軸の回転状態に対応するより多くの情報を検出させることが可能になる。なお、複数のリング状マグネットの磁極変化をそれぞれ検出する磁気センサ(の要素)が歯車の回転方向の異なる位置に配置されている構成では、該複数のリング状マグネット同士の回転方向における着磁パターンが見かけ上同じであっても、磁気センサに対する着磁パターンが異ならされているものと把握される。
請求項6記載の発明に係る歯車機構は、請求項5記載の歯車機構において、前記マグネット部材は、前記複数のリング状マグネットが径方向に離間して配置されると共に、該径方向に隣接している前記リング状マグネットを連結する連結部を有する。
請求項6記載の歯車機構では、複数のリング状マグネットが連結部を介して連結されているため、これら複数のリング状マグネットの着磁パターンの相対位置関係を維持したまま、マグネット部材を歯車に固定することができる。
請求項7記載の発明に係る歯車機構は、請求項6記載の歯車機構において、前記マグネット部材は、前記複数のリング状マグネットが軸方向にオーバラップして配置されると共に、該軸方向にオーバラップしている範囲で前記連結部が前記複数のリング状マグネットを連結している。
請求項7記載の歯車機構では、複数のリング状マグネットが軸(厚み)方向にオーバラップしているので、マグネット部材が全体として薄型化される。そして、これらのオーバラップ範囲に連結部が設けられるので、該連結部が複数のリング状マグネット軸方向端部から突出しないように設けることができる。
請求項8記載の発明に係る歯車機構は、請求項6又は請求項7記載の歯車機構において、前記固定手段は、前記連結部に前記貫通孔又は前記固定用突起を設けて構成されている。
請求項8記載の歯車機構では、マグネット部材の連結部に固定手段の貫通孔又は固定用突起が設けられるので、各リング状マグネットは全周に亘り着磁パターンを形成することができる。
請求項9記載の発明に係る歯車機構は、請求項1〜請求項8の何れか1項記載の歯車機構において、前記マグネット部材は、重心が前記歯車の回転軸の回転軸線に一致するように該歯車に固定されている。
請求項9記載の歯車機構では、マグネット部材の重心が歯車の回転軸心に一致されているので、これらマグネット部材及び歯車を安定してバランス良く一体に回転させることができる。
請求項10記載の発明に係る減速機付モータは、モータ部と、請求項1〜請求項9の何れか1項記載の歯車機構が、前記モータ部の回転を減速して前記出力軸に伝達する減速機構として適用されて構成された減速部と、を備え、前記出力軸に連結される被駆動部を駆動するための減速機付モータである。
請求項10記載の歯車機構の減速機付モータでは、モータ部が駆動されると、該モータ部の回転が減速機構にて減速されつつトルクが増幅されて、出力軸に伝達される。本減速機付モータでは、この減速機構が請求項1〜請求項9の何れか1項記載の歯車機構にて構成されているため、出力軸の回転状態、すなわち被駆動部材(負荷装置)の運転状態を精度良く検出させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る歯車機構としてのウォーム減速装置10について、図1乃至図7に基づいて説明する。先ず、ウォーム減速装置10の全体構成について、該ウォーム減速装置10が適用された減速機付モータ12と共に説明し、次いで、本実施形態の要部であるウォームホイール22に対しマグネット部材としてのセンサ用マグネット部材30を固定するためのマグネット固定構造50について説明することとする。
(減速機付モータの概略全体構成)
図7には、本発明の実施の形態に係るウォーム減速装置10が適用された減速機付モータ12の全体構成が、一部分解した概略的な斜視図にて示されている。この図に示される如く、減速機付モータ12は、モータ部14とウォーム減速装置10とが一体に設けられた構成となっている。モータ部14には、図示を省略したアーマチャが収容されると共に、該アーマチャの回転軸16の先端側は、ウォーム減速装置10を構成するハウジング20内に突出している。このハウジング20内には、ウォーム18が回転軸16と同軸的かつ一体に回転するように設けられている。
また、ウォーム18は、ハウジング20内で、本発明における歯車としてのウォームホイール22に噛み合わされて、該ウォームホイール22とでウォーム減速機構24を構成している。図1及び図3に示される如く、ウォームホイール22は、その外周部がウォーム18に噛み合される歯部23とされた円板状を成しており、その軸心部には出力軸26が同軸的かつ一体に回転するように固定的に設けられている。この実施形態では、ウォームホイール22は、樹脂材にて構成されており、金属製の出力軸26の軸方向一端部にインサート成形により一体的に形成されている。
図示は省略するが、出力軸26は、ハウジング20の底板20Aを貫通すると共に軸受によって該ハウジング20に対する回転自在に支持されており、該ハウジング20の外側に突出した部分が被駆動部材(負荷装置)に動力の伝達可能に連結されている。これにより、減速機付モータ12では、モータ部14が駆動されることで、該モータ部14の回転(トルク)がウォーム減速機構24を介して出力軸26に減速(トルク増幅)されつつ伝達される構成となっている。
また、図1に示される如く、ウォーム減速装置10には、出力軸26の回転状態としての回転位置を検出するための位置検出装置28が設けられている。位置検出装置28は、ウォームホイール22のハウジング20に対する回転に追従するように設けられたセンサ用マグネット部材30と、該ウォームホイール22の回転に伴うセンサ用マグネット部材30の磁極変化に応じた信号を出力する磁気センサ32とを主要部として構成されている。
図1及び図3に示される如く、センサ用マグネット部材30は、ウォームホイール22における出力軸26突出側とは反対側の端部22Aに固定されている。一方、図1及び図7に示される如く、磁気センサ32は、ハウジング20に固定された回路基板34に実装されており、その出力信号を回路基板34に設けられた制御部(図示省略)に出力するようになっている。
なお、図1及び図7に示される如く、ウォームホイール22すなわちセンサ用マグネット部材30と、回路基板34すなわち磁気センサ32との間には、ハウジング20内でウォーム減速機構24を覆うインナカバー36が介在している。また、ハウジング20は、その開口端20Bに接合されたアウタカバー38とで、ウォーム減速機構24、位置検出装置28、回路基板34(制御部)等を被覆(内蔵)している。
そして、図6に示される如く、センサ用マグネット部材30は、それぞれ円環状に形成された内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42を有して構成されている。図1及び図3に示される如く、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42は、それぞれウォームホイール22(出力軸26)に同軸的に配置されている。
これら内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42は、それぞれ図3等においてドットを施して示す周方向の一部分がN極40N、42Nとされると共に、残余の部分がS極40S、42Sとされている。内側リング状マグネット40の回転(周)方向におけるN極40Nの範囲(基端及び終端の各位置の少なくとも一方)は、外側リング状マグネット42の回転方向におけるN極42Nの範囲とは異ならされている。すなわち、この実施形態では、センサ用マグネット部材30は、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とが回転方向に異なる着磁パターンで着磁されて構成されている。
また、図1及び図5に示される如く、ウォーム減速装置10の位置検出装置28では、複数(2つ)の着磁パターンすなわち内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42を有するセンサ用マグネット部材30に対応して、磁気センサ32は、それぞれ独立して磁極変化に応じた信号を出力し得る複数(2つの)ホール素子(ホールIC)44、46を有して構成されている。この実施形態では、ホール素子44、46は、ウォームホイール22(センサ用マグネット部材30)の回転中心から引いた共通の仮想直線(半径)上に(ウォームホイール22の回転方向に対し同位相で)並列して配置されている。
ホール素子44は、内側リング状マグネット40の軸方向端面40Aに対向するように配置されており、該内側リング状マグネット40の回転に伴う磁極変化に応じた信号を出力するようになっている。一方、ホール素子46は、外側リング状マグネット42の軸方向端面42Aに対向するように配置されおり、該外側リング状マグネット42の回転に伴う磁極変化に応じた信号を出力するようになっている。
このように内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42、ホール素子44、46を備えた位置検出装置28では、例えば、ホール素子44、46が共にS極40S、42Sへの磁極変化に応じた信号を出力する位置を基準位置(例えば、停止位置)として設定したり、この基準位置からN極40Nへの磁極変化に応じた信号をホール素子44が出力する位置を別途基準位置(例えばトリガ位置)としたりすることができる。
この実施形態では、ウォーム18と、該ウォーム18に噛み合わされて出力軸26に回転(トルク)を伝達するためのウォームホイール22と、磁気センサ32によって出力軸26の回転状態(回転位置)を検出させ得るように後述するマグネット固定構造50によりウォームホイール22に固定されたセンサ用マグネット部材30とが、ウォーム減速装置10の主要部とされている。また、これらに加えて、磁気センサ32をウォーム減速装置10の主要構成部品として把握することも可能である。
以上説明した減速機付モータ12は、例えば、ワイパ装置の駆動源としてのワイパモータ、特に所定の角度範囲に往復回転(正逆反転)されるワイパモータ等に適用される。この場合、例えば、上記した位置検出装置28において、基準位置をワイパアームの下反転位置として設定し、モータ部14を反転させる(上反転位置に至る)までアーマチャパルスを加算カウントし、下反転位置に向けてはアーマチャパルスを減算カウントさせ、そのアーマチャパルスのカウント数を所定の出力軸位置(ワイパの所定位置)に対応した所定パルス数に強制的にセット(修正)するためのトリガとして上記したトリガ位置が設定されている。
(ウォームホイールに対するマグネット部材の固定構造)
次いで、本発明の実施形態の要部であるウォームホイール22に対するセンサ用マグネット部材30の固定構造を構成するマグネット固定構造50について説明する。
図1、図3、及び図6に示される如く、マグネット固定構造50では、センサ用マグネット部材30は、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とを連結するための連結部52を有する。センサ用マグネット部材30では、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とは、それぞれの軸方向の厚みが略同じとされると共に、該軸方向の略全厚に亘りオーバラップしている。
そして、連結部52は、内側リング状マグネット40の外周面40B及び外側リング状マグネット42に対し、センサ用マグネット部材30の軸方向に薄肉とされており、該センサ用マグネット部材30の軸方向におけるウォームホイール22側で、内側リング状マグネット40の外周面40Bと外側リング状マグネット42の内周面42Bとを連結している。連結部52は、周方向に等間隔で複数(この実施形態では3つ)設けられている。
また、図1に示される如く、各連結部52のウォームホイール22側の端面52Aは、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の軸方向におけるウォームホイール22側の端面40C、42Cと略面一とされている。図1及び図3に示される如く、センサ用マグネット部材30は、ウォームホイール22に対する取り付け(固定)姿勢で、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の端面40C、42C、及び各連結部52の端面52Aのそれぞれを、ウォームホイール22の端部22Aから周方向に等間隔で(部分的に)突設された座部22Bの座面22Cに当接させるようになっている。
以上説明したセンサ用マグネット部材30は、磁性粉体を樹脂材に含ませて構成された所謂プラスチックマグネット(ボンド磁石)とされており、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42、各連結部52が一体に形成されている。磁性粉体としては、例えばフェライト系の磁性体、アルニコ系の磁性体、ネオジウム−鉄−ボロン系の磁性体、サマリウム−コバルト系の磁性体等を用いることができ、また樹脂材としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂材を用いることができる。この実施形態では、ナイロンにフェライトを添加した材料にてセンサ用マグネット部材30が構成されている。
そして、図1及び図2に示される如く、マグネット固定構造50では、センサ用マグネット部材30の各連結部52にそれぞれ貫通孔としての嵌入孔54が形成されている。一方、ウォームホイール22の各座面22Cからは、それぞれ固定用突起としての固定ピン56が一体的に突設されている。図2に示される如く、固定ピン56の突出高(ウォームホイール22の軸方向における高さ)Hは、センサ用マグネット部材30を構成する内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の軸方向に沿った厚みt1よりも小で、かつ連結部52の厚みt2よりも大とされている。
また、各嵌入孔54及び固定ピン56は、互いに対応する断面形状(この実施形態では円形)を有しおり、各固定ピン56は、それぞれ対応する嵌入孔54に嵌入(軽圧入)されるようになっている。これにより、センサ用マグネット部材30は、ウォームホイール22に対する上記取り付け姿勢をとる構成とされている。この取り付け姿勢では、上記突出高を有する各固定ピン56は、対応する嵌入孔54すなわち連結部52を貫通し、かつ内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の端面40A、42Aに対しインナカバー36側に突出しない。
図2に示される如く、この実施形態では、各固定ピン56における連結部52から突出された先端部56Aは、嵌入孔54に嵌合されている嵌合部56Bに対し小径とされており、上記の取り付け姿勢で、内側リング状マグネット40の外周面40Bと外側リング状マグネット42の内周面42Bとの間に位置している。
そして、マグネット固定構造50は、固定ピン56の先端部56Aに締着(嵌着、圧入)された固定具としての歯付きリング58を有する。歯付きリング58は、固定ピン56の先端部56Aに締着されることで、固定ピン56の連結部52に対する脱落(すなわち嵌入孔54からの抜き取り)を防止する構成とされている。
歯付きリング58について補足すると、図4に示される如く、歯付きリング58は、リング部58Aの内縁側から、複数(例えば4つ)の歯部としてのティース部58Bが、全体として絞り形状を成すように(それぞれリング部58Aの軸線に対し傾斜されるように)切り起こし状に立設されて形成されている。この歯付きリング58は、例えばばね用鋼材等の金属材にて構成されており、例えば歯付き座金(ティースワッシャ)等を転用して用いることができる。
この歯付きリング58は、リング部58A側から該リング部58Aが連結部52に着座するまで樹脂製の固定ピン56の先端部56Aを挿通させ、図2に示される如く、ティース部58Bの先端58Cを先端部56Aの外周面に係合させる(食い込ませる)ようになっている。これにより、歯付きリング58は、複数のティース部58Bで固定ピン56の先端部56Aを径方向に締め付け(固定ピン56に締着され)、上記の通り連結部52に対する固定ピン56の脱落を防止するようになっている。こうして、歯付きリング58のリング部58Aと各座面22Cとの間に各連結部52が挟持された状態でマグネット部材30がウォームホイール22に固定される。
また、ウォーム減速装置10を構成するセンサ用マグネット部材30は、単体での重心位置がその軸心に一致されており、ウォームホイール22への固定状態ではウォームホイール22すなわち出力軸26の回転軸線に重心位置が一致されるようになっている。すなわち、センサ用マグネット部材30の周方向に等間隔で配置された連結部52を利用して構成されたマグネット固定構造50は、ウォームホイール22、センサ用マグネット部材30の単体での重心位置に維持させるようになっている。
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
上記構成のウォーム減速装置10が適用された減速機付モータ12では、モータ部14が駆動されると、ウォーム減速装置10のウォーム18が自軸廻りに回転され、該ウォーム18に噛み合わされているウォームホイール22が自軸廻りに回転駆動される。このウォームホイール22は出力軸26に固定されているので、出力軸26は、ウォームホイール22と一体に、ウォーム18の回転数に対し減速された回転数(増幅されたトルク)で回転される。
このとき、センサ用マグネット部材30は、ウォームホイール22と一体に回転し、出力軸26すなわち内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の回転位置に応じた信号を、ホール素子44、46に出力させる。回路基板34に設けられた制御部は、ホール素子44、46からの出力軸26の回転位置に応じた信号に基づいて、モータ部14の作動、停止、回転方向等を制御する。
以上説明したウォーム減速装置10を構成するウォームホイール22に対し、マグネット固定構造50によってセンサ用マグネット部材30を固定する手順を説明する。先ず、センサ用マグネット部材30における外側リング状マグネット42の端面40C、外側リング状マグネット42の端面42C、各連結部52の端面52Aが、ウォームホイール22の端部22A側に向けられた姿勢で、該センサ用マグネット部材30とウォームホイール22とを互いの軸方向に近接させる。
この近接動作に伴って、センサ用マグネット部材30における外側リング状マグネット42の端面40C、外側リング状マグネット42の端面42C、各連結部52の端面52Aが、ウォームホイール22の座部22Bの座面22Cに当接するまで、センサ用マグネット部材30の各連結部52に形成された嵌入孔54に固定ピン56を嵌入させ、固定ピン56の嵌合部56Bを該嵌入孔54に軽圧入させる。これにより、センサ用マグネット部材30は、ウォームホイール22に対し仮保持される。そして、各固定ピン56の先端部56Aを挿通させたリング部58Aが連結部52に着座するまで、歯付きリング58を固定ピン56(ウォームホイール22)の軸方向に沿って押し込み、該固定ピン56の先端部56Aに歯付きリング58を締着させる。
これにより、マグネット固定構造50では、各固定ピン56の嵌入孔54からの脱落が防止されるので、換言すれば、ウォームホイール22の座部22Bとの間に連結部52を挟み込んだ状態の歯付きリング58の該ウォームホイール22に対する相対変位が防止されるので、ウォームホイール22に対するセンサ用マグネット部材30の各方向への相対変位が防止される。すなわち、マグネット固定構造50によって、ウォームホイール22に対しセンサ用マグネット部材30が同軸的かつ一体に回転可能に固定された状態となる。
ここで、ウォーム減速装置10のマグネット固定構造50では、上記の通りウォームホイール22と各歯付きリング58とでセンサ用マグネット部材30を挟み込むことで、該センサ用マグネット部材30をウォームホイール22に対し固定する構造であるため、これらウォームホイール22とセンサ用マグネット部材30とを固定するために溶着を用いる場合のように加熱が要求されることがない。したがって、ウォーム減速装置10のマグネット固定構造50では、それぞれ樹脂材を含んで構成されたウォームホイール22、センサ用マグネット部材30を加熱によって変形させてしまう恐れがない。
これにより、ウォーム減速装置10では、ウォームホイール22の寸法精度が確保されるので、ウォーム18(モータ部14)からの回転をスムースに26に伝達することができる。また、ウォーム減速装置10では、センサ用マグネット部材30を構成する内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42(各着磁パターン)の寸法精度が確保されるので、出力軸26の回転位置検出精度を確保することができる。
しかも、ウォーム減速装置10では、センサ用マグネット部材30を加熱することなく、マグネット固定構造50によってセンサ用マグネット部材30をウォームホイール22に固定することができるので、加熱によりセンサ用マグネット部材30が(部分的に)減磁されてしまうことが防止される。このため、センサ用マグネット部材30は、減磁によりマグネット特性が変化してしまうことが防止される。これによっても、出力軸26の回転位置検出精度を確保することができる。
このように、第1の実施形態に係るウォーム減速装置10では、出力軸26の回転状態を精度良く検出させることができる。
しかも、ウォーム減速装置10のマグネット固定構造50では、ウォームホイール22の固定ピン56をセンサ用マグネット部材30の嵌入孔54に嵌入させると共に、該固定ピン56の先端部56Aに歯付きリング58を締着させる単純な動作で、センサ用マグネット部材30を22に対しガタツキなく精度良く固定することができる。特に、上記した各組付方向がウォームホイール22(センサ用マグネット部材30)の軸方向に一致しているため、自動組付機等を簡素な構成とすることが可能である。
また、ウォーム減速装置10では、センサ用マグネット部材30が互いに異なる着磁パターンを有する内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42を有するため、これらの回転に伴う磁極変化を磁気センサ32に検出させることによって、さらには、磁気センサ32を構成する各ホール素子44、46の磁極変化情報を組み合わせた信号を生成することによって、出力軸26の回転状態に対応するより多くの情報を制御部に付与させることが可能になる。しかも、センサ用マグネット部材30では、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とが連結部52によって互いに連結されているので、該内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とは、互いの着磁パターンの相対位置関係を維持したまま、ウォームホイール22に固定されることができる。
さらに、センサ用マグネット部材30では、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とが軸方向にオーバラップしているため、該センサ用マグネット部材30は全体として薄型化される。また、これらのオーバラップ範囲に連結部52が設けられているので、該連結部52を内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42に対し軸方向に突出させることなく設けることができる。
そして、ウォーム減速装置10では、センサ用マグネット部材30の各連結部52に嵌入孔54を設けてマグネット固定構造50が構成されているため、例えば内側リング状マグネット40や外側リング状マグネット42に嵌入孔54を形成する構成のように該嵌入孔54による非着磁部が設けられてしまうことがなく、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の全周に亘り着磁パターンを形成することができる。
またさらに、ウォーム減速装置10では、センサ用マグネット部材30の重心位置がウォームホイール22の重心位置に一致されているため、センサ用マグネット部材30とウォームホイール22とが一体に回転されても、ウォームホイール22すなわち出力軸26の回転バランスが損なわれることがなく、ウォームホイール22、出力軸26を安定して回転させることができる。
また、ウォーム減速装置10のマグネット固定構造50では、センサ用マグネット部材30の嵌入孔54にウォームホイール22の固定ピン56(嵌合部56B)が軽圧入されるため、組付の際には、センサ用マグネット部材30がウォームホイール22に対し精度良く位置決めされると共に、不用意な脱落が防止されるように仮保持される。また、センサ用マグネット部材30の嵌入孔54にウォームホイール22の固定ピン56(嵌合部56B)が軽圧入されるため、センサ用マグネット部材30がウォームホイール22に対し径方向等の軸直角方向にガタツキを生じることが防止される。また、ウォームホイール22の固定ピン56のマグネット部材30の嵌入孔54への軽圧入方向と、歯付きリング58の固定ピン56への組付方向とが同じであるため、歯付きリング58を固定ピン56へ組み付ける際に仮保持状態のマグネット部材30を再度固定ピン56に対し確実に固定することができる。
さらに、上記構成のウォーム減速装置10が適用された減速機付モータ12では、出力軸26の回転状態を精度良く検出させることができるので、該検出結果に基づき例えばワイパアーム等の出力軸26に連結される被駆動部材の駆動を精度良く制御させることに寄与する。
次に、本発明の第2の実施形態に係るウォーム減速装置70について、図8〜図10に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と基本的に同一の部品、部分については、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、図示を省略する場合もある。
図8及び図9に示される如く、ウォーム減速装置70は、マグネット固定構造50に代えてマグネット固定構造72が適用されている点で、第1の実施形態に係るウォーム減速装置10とは異なる。マグネット固定構造72は、センサ用マグネット部材30の各連結部52に、それぞれ嵌入孔54に同軸的に連続するテーパ状開口部74が形成されている点で、マグネット固定構造50とは異なる。
具体的には、図8に示される如く、テーパ状開口部74は、各連結部52のウォームホイール22側の端面52Aとは反対側で開口するように配置され、該開口端74Aで最大径とされると共に、嵌入孔54側で最小径となるように連続的に内径が変化されたテーパ状(円錐台状)に形成されている。また、図8に示される如く、このテーパ状開口部74は、その最大径Dmaxが歯付きリング58の外径Dlよりも大とされると共に、その最小径Dminが歯付きリング58の外径Dlよりも小とされている。また、最大径Dmaxは、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42との間隔Gと略同等とされている。
したがって、テーパ状開口部74は、内側リング状マグネット40の外周面40B、外側リング状マグネット42の内周面42B間で、奥側に歯付きリング58を誘い込むようにすり鉢状に開口されていると把握することができる。
さらに、図8に示される如く、固定ピン56の突出高(ウォームホイール22の軸方向における高さ)Hは、嵌入孔54、テーパ状開口部74の軸方向長さの和である連結部52の厚みt3よりも大とされている。この連結部52の厚みt3は、第1の実施形態における厚みt2と同じに設定しても良く、嵌入孔54の長さに対応する厚みt2にテーパ状開口部74の長さに相当する厚みを加えたものとして把握することもできる。換言すれば、嵌入孔54とテーパ状開口部74とを合わせたものを本発明における貫通孔として把握しても良く、嵌入孔54のみを本発明における貫通孔と把握しても良い。
この実施形態では、固定ピン56の突出高Hと連結部52の厚みt3との差分である固定ピン56の開口端74Aからの突出高さhは、歯付きリング58におけるティース部58Bの突出高さを含む全厚みtlよりも大とされている。より具体的には、図10に示される如く、歯付きリング58のリング部58Aがテーパ状開口部74内に進入する前に、ティース部58Bが先端部56Aと接触するように、各部の寸法が決められている。
そして、マグネット固定構造72では、図8及び図9に示される如く、歯付きリング58が固定ピン56に締着された状態で、リング部58Aの外周縁部58Dがテーパ状開口部74の内面74Bに押し付けられ(係合され)ている。すなわち、マグネット固定構造72では、歯付きリング58の外周縁部58Dがテーパ状開口部74の内面74Bに係合する(若干食い込む)まで該歯付きリング58を固定ピン56の軸方向に押し込むことで、ウォームホイール22に対しセンサ用マグネット部材30を固定させている。
マグネット固定構造72の他の構成は、マグネット固定構造50の対応する構成と同じである。すなわち、ウォーム減速装置70の他の構成は、ウォーム減速装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係るウォーム減速装置70(マグネット固定構造72)では、基本的に第1の実施形態に係るウォーム減速装置10(マグネット固定構造50)と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、ウォーム減速装置70のマグネット固定構造72では、歯付きリング58がテーパ状開口部74の内面74Bに押し付けられているため、センサ用マグネット部材30のウォームホイール22に対する周方向(回転方向)、及び径方向のガタツキがそれぞれ防止される。特に、例えば正逆回転可能な減速機付モータ12に適用された場合、周方向のガタツキは、一定方向に回転するモータへの適用の場合と比較して精度への影響が2倍になるが、ウォーム減速装置70では、このようなガタツキが効果的に防止される。
さらに、マグネット固定構造72では、固定ピン56の先端部56Aが開口端74Aから突出しているため、歯付きリング58を固定ピン56に締着させる際に、先ず、図10に示される如く歯付きリング58に固定ピン56の先端部56Aが挿通させる(各ティース部58Bが先端部56Aに係合させる)ことができる。そして、この挿通状態から歯付きリング58をさらに固定ピン56の軸方向に押し込むことで、該歯付きリング58が固定ピン56に締着することができる。すなわち、歯付きリング58を固定ピン56によって案内させながら、スムースに(安定した姿勢で)テーパ状開口部74の内面74Bに押し付けることができる。このため、マグネット固定構造72では、歯付きリング58を適正な姿勢でテーパ状開口部74の内面74B押し付けつつ固定ピン56に締着させることができる。
なお、上記第2の実施形態では、テーパ状開口部74の最大径Dmaxが内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42の間隔Gに略一致された例を示したが、図11に示される如く、テーパ状開口部74の最大径Dmaxを間隔Gよりも小としてマグネット固定構造72を構成しても良い。
また、上記第2の実施形態では、歯付きリング58の外周縁部58Dが直接的にテーパ状開口部74の内面74Bに押し付けられた(食い込まされた)例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ゴムリング等の部材を外周縁部58Dとテーパ状開口部74の内面74Bとの間に介在させるようにしても良い。
なお、上記した各実施形態では、センサ用マグネット部材30が2つのリング状マグネット40、42を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、センサ用マグネット部材30は、単一のリング状マグネットを有して構成されても良く、3つ以上のリング状マグネットを有して構成されても良く、同心円周上に位置する複数のマグネットの集合体として構成されても良い。複数のマグネットを同心円状に配置する構成では、該同心円に沿った円弧状のマグネットを用いることができる。
また、上記した各実施形態では、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42との着磁パターンが異なる例として、N極40N、42N(S極40S、42S)の設定された角度範囲(周長)が異なる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、N極40N、42Nの角度範囲は等しいものの該角度範囲を回転方向にずらして配置することで、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42との着磁パターンを異ならせても良い。また逆に、N極40N、42Nの角度範囲及び角位置を一致させながら、ホール素子44、46の周方向の配置を異ならせる構成、すなわちホール素子44、46を周方向に離間させた磁気センサ32を基準に着磁パターンを異ならせた構成としても良い。さらに例えば、内側リング状マグネット40、外側リング状マグネット42は、少なくとも一方が複数のN極40N、S極40S等を有する等、各種の着磁パターンを採ることができる。
さらに、上記した各実施形態では、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とが軸方向の厚みが同等とされると共に全厚みに亘りオーバラップされた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、内側リング状マグネット40と外側リング状マグネット42とが軸方向にオフセットされても良く、また例えば、内側リング状マグネット40及び外側リング状マグネット42の一方を他方に対し薄肉に形成しても良い。
またさらに、上記した各実施形態では、センサ用マグネット部材30に嵌入孔54(及びテーパ状開口部74)が設けられるとともにウォームホイール22に固定ピン56が設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、複数の嵌入孔54(及びテーパ状開口部74)の少なくとも一部をウォームホイール22に設けると共に該ウォームホイール22の嵌入孔54に対応してセンサ用マグネット部材30に固定ピン56を設けても良い。また、本発明は、嵌入孔54(及びテーパ状開口部74)、固定ピン56がそれぞれ複数設けられる構成に限定されることはなく、例えば、ウォームホイール22、センサ用マグネット部材30の軸心部に嵌入孔54(及びテーパ状開口部74)、固定ピン56を設けても良い。この場合、嵌入孔54、固定ピン56は、例えば断面多角形状や楕円形状等の非円形状(回り止め形状)として、ウォームホイール22に対するセンサ用マグネット部材30の相対回転を確実に防止させることが可能である。
さらに、上記した各実施形態では、本発明に係る歯車機構がウォーム減速装置10として減速機付モータ12に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば平歯車列、ハイポイドギヤ、遊星歯車列等の各種の減速機構を用いて減速機付モータ12に適用されても良く、また例えば減速機付モータ12以外の動力伝達機構や増速装置等に本発明を適用しても良い。また、本発明における歯車は、出力軸26と一体的に回転して該出力軸26の回転状態を直接的に検出させるためのセンサ用マグネット部材30が固定される最終段の歯車に限定されることはなく、第1段や中間段の歯車にセンサ用マグネット部材30を固定するのに本発明を適用しても良い。この場合でも、歯車と出力軸26との速度比(回転数比)から該出力軸26の回転状態を間接的に検出させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構の側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構を一部拡大して示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構におけるウォームホイールに対するマグネット部材の固定状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構におけるウォームホイールに対するマグネット部材の一固定部を拡大して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構を構成するマグネット部材と磁気センサとの相対位置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構を構成するマグネット部材を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォーム減速機構が適用された減速機付モータを一部分解して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るウォーム減速機構を一部拡大して示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るウォーム減速機構におけるウォームホイールに対するマグネット部材の一固定部を拡大して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るウォーム減速機構における歯付きリングの定着過程を拡大して示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るウォーム減速機構の変形例を示す図8に対応する側断面図である。
符号の説明
10・・・ウォーム減速機構(歯車機構、減速機構)、12・・・減速機付モータ、14・・・モータ部、22・・・ウォームホイール(歯車)、24・・・ウォーム減速機構(減速機構)、26・・・出力軸、30・・・センサ用マグネット部材(マグネット部材)、32・・・磁気センサ、40・・・内側リング状マグネット、42・・・外側リング状マグネット、52・・・連結部、54・・・嵌入孔(貫通孔)、56・・・固定ピン(固定用突起)、58・・・歯付きリング(固定具)、58A・・・リング部、58B・・・ティース部(歯部)、70・・・ウォーム減速機構(歯車機構、減速機構)、74・・・テーパ状開口部

Claims (10)

  1. 出力軸に回転を伝達するための歯車と、
    磁性材を含み所定の着磁パターンで着磁されると共に前記歯車の軸線方向一端側に配置され、磁気センサによって前記出力軸の回転状態を直接的又は間接的に検出させるためのマグネット部材と、
    前記歯車及び前記マグネット部材の何れか一方に形成された貫通孔に、前記歯車及び前記マグネット部材の他方から突設された固定用突起を挿通させると共に、該固定用突起の先端側に固定具を軸方向から締着固定させることで、前記歯車に対し前記マグネット部材を同軸的かつ一体に回転するように固定させる固定手段と、
    を備えた歯車機構。
  2. 前記固定具は、円環状に形成されたリングの内縁から周方向に沿って複数の歯が立設され、前記固定用突起の先端側を前記リング部に挿通させて該固定用突起の先端側を前記複数の歯で径方向に締める歯付きリングである請求項1記載の歯車機構。
  3. 前記歯車及び前記マグネット部材のうち前記貫通孔が形成された部材には、該貫通孔における前記固定用突起の突出側に同軸的、かつ、連続的に拡径されたテーパ状の開口部が形成されており、
    前記固定用突起の先端側に挿通された歯付きリングの外周縁部は、前記テーパ状の開口部の内面に直接的または間接的に押し付けられている請求項2記載の歯車機構。
  4. 前記固定用突起の先端は、前記テーパ状の開口部の最大径部よりも前記貫通孔と反対側に突出されている請求項3記載の歯車機構。
  5. 前記マグネット部材は、それぞれ前記歯車の回転軸を中心とする同心状に配置された複数のリング状マグネットを含んで構成されており、
    前記複数のリング状マグネットのそれぞれは、前記磁気センサに対して回転方向に異なる着磁パターンで着磁されている請求項1〜請求項4記載の歯車機構。
  6. 前記マグネット部材は、前記複数のリング状マグネットが径方向に離間して配置されると共に、該径方向に隣接している前記リング状マグネットを連結する連結部を有する請求項5記載の歯車機構。
  7. 前記マグネット部材は、前記複数のリング状マグネットが軸方向にオーバラップして配置されると共に、該軸方向にオーバラップしている範囲で前記連結部が前記複数のリング状マグネットを連結している請求項6記載の歯車機構。
  8. 前記固定手段は、前記連結部に前記貫通孔又は前記固定用突起を設けて構成されている請求項6又は請求項7記載の歯車機構。
  9. 前記マグネット部材は、重心が前記歯車の回転軸の回転軸線に一致するように該歯車に固定されている請求項1〜請求項8の何れか1項記載の歯車機構。
  10. モータ部と、
    請求項1〜請求項9の何れか1項記載の歯車機構が、前記モータ部の回転を減速して前記出力軸に伝達する減速機構として適用されて構成された減速部と、
    を備え、前記出力軸に連結される被駆動部を駆動するための減速機付モータ。
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