JP2008251526A - 非水電解質二次電池および正極 - Google Patents
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Abstract
【課題】高容量を維持しつつ優れた負荷特性を有する非水電解質電池およびそれに用いられる正極を提供する。
【解決手段】非水電解質二次電池は、正極合剤を有する正極と、負極と、非水電解質とを備える。正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含む。正極合剤の充填密度は2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、正極合剤の膜厚は50μm未満である。
【選択図】図1
【解決手段】非水電解質二次電池は、正極合剤を有する正極と、負極と、非水電解質とを備える。正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含む。正極合剤の充填密度は2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、正極合剤の膜厚は50μm未満である。
【選択図】図1
Description
本発明は、非水電解質二次電池およびそれに用いられる正極に関する。
現在、高エネルギー密度の二次電池として、非水電解質を使用し、例えばリチウムイオンを正極と負極との間で移動させて充放電を行うようにした非水電解質二次電池が多く利用されている。
このような非水電解質二次電池において、一般に正極として層状構造を有するコバルト酸リチウム(LiCoO2)が用いられるとともに、負極としてリチウムの吸蔵および放出が可能な炭素材料、リチウム金属またはリチウム合金等が用いられ、非水電解質としてエチレンカーボネートまたはジエチルカーボネート等の有機溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)または六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)等の電解質塩を溶解させたものが使用されている。
しかしながら、コバルト(Co)は埋蔵量が限られており、稀少な資源であるため、生産コストが高くなる。このため、LiCoO2に代わる正極材料として、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)またはニッケル酸リチウム(LiNiO2)等の利用が検討されている。しかし、LiMn2O4は十分な放電容量が期待できず、また電池温度が高まるとマンガンが溶解する等の問題点を有している。一方、LiNiO2はLiCoO2に比べて熱安全性が低いといった課題を有している。
こうした中、Li2MnO3に代表される高リチウム含有遷移金属酸化物は、LiCoO2と同様に層状構造を有し、リチウム(Li)層以外に遷移金属層にもリチウム(Li)を含有することから、充放電に関与するLiが多く、高エネルギー密度を有する正極材料として注目されている(非特許文献1および2)。
高リチウム含有遷移金属酸化物は、一般式がLi1+xM1−xO2(MはMn、Co、NiおよびFe等から選ばれる1種以上の金属元素)で表され、核となる金属元素Mの種類によって作動電圧および容量が異なる。したがって、金属元素Mの選択により電池電圧を任意に選定することができ、また理論容量も340mAh/g〜460mAh/g程度と高いので、単位質量当たりの電池容量を大きくすることができるという利点がある。さらに、一般式における金属元素Mとしてマンガン(Mn)を主として用いることにより、コバルト(Co)またはニッケル(Ni)等の稀少な金属の量を少なくできる。したがって、高リチウム含有遷移金属酸化物は、高エネルギー密度を維持しつつ、生産コストを大幅に低減させることができるという利点を有する。
C. S. Johnson et al, Electrochemistry Communications 6 (2004) 1085−1091 Y. Wu and A. Manthiram, Electrochemical and Solid−State Letters, 9 (5) A221−A224 (2006)
C. S. Johnson et al, Electrochemistry Communications 6 (2004) 1085−1091 Y. Wu and A. Manthiram, Electrochemical and Solid−State Letters, 9 (5) A221−A224 (2006)
しかしながら、高リチウム含有遷移金属酸化物を非水電解質電池用の正極活物質として使用するには未だ解決すべき課題があり、特に次のことが大きな課題となっている。
高リチウム含有遷移金属酸化物では、遷移金属としてマンガン(Mn)が主に用いられ、コバルト酸リチウム(LiCoO2)およびニッケル酸リチウム(LiNiO2)と比較して正極活物質の電気伝導性が低く、また、リチウム(Li)イオンの拡散速度も低い。そのため、高リチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質として用いた電池では、特にハイレート放電時に抵抗による分極または反応抵抗による分極が発生し、放電容量が大きく低下するという課題がある。
この課題を解決するために、導電剤を多量に正極活物質に混入させた場合、正極活物質の電気伝導性は向上するが、正極合剤中に占める高リチウム含有遷移金属酸化物の割合が減少してしまう。その結果、電池容量が小さくなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、高容量を維持しつつ優れた負荷特性を有する非水電解質電池およびそれに用いられる正極を提供するものである。
本発明に係る非水電解質二次電池は、正極合剤を有する正極と、負極と、非水電解質とを備え、正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含み、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、正極合剤の膜厚が50μm未満であるものである。
その非水電解質二次電池においては、正極活物質としてLil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)が用いられる。それにより、充放電に関与するリチウムが多く、高い容量が得られる。また、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、かつ正極合剤の膜厚が50μm未満であることにより、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が抑制される。それにより、ハイレート放電性能が向上する。その結果、高い容量を維持しつつ優れた負荷特性が得られる。
正極活物質の膜厚が40μm以下であることが好ましい。この場合、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が十分に抑制される。それにより、ハイレート放電性能がさらに向上する。
また、正極活物質の膜厚が20μm以上であることが好ましい。それにより、十分に高い容量を確保することができる。
正極活物質はLi1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2であることが好ましい。この場合、高い容量を維持しつつ負荷特性が十分に向上する。
本発明に係る正極は、正極合剤を有する正極であって、正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含み、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、正極合剤の膜厚が50μm未満であるものである。
その正極を用いた非水電解質二次電池においては、正極活物質としてLil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)が用いられる。それにより、高い容量が得られる。また、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、かつ正極合剤の膜厚が50μm未満であることにより、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が抑制される。それにより、ハイレート放電性能が向上する。その結果、高い容量を維持しつつ優れた負荷特性が得られる。
本発明によれば、高容量を維持しつつ優れた負荷特性を有する非水電解質電池が提供される。
以下、本実施の形態に係る非水電解質二次電池および正極の製造方法について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する各種材料および当該材料の厚さおよび濃度等は以下の記載に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
(1)正極
正極は、正極合剤および正極集電体からなる。正極集電体は、例えばアルミニウム箔等の金属箔からなる。
正極は、正極合剤および正極集電体からなる。正極集電体は、例えばアルミニウム箔等の金属箔からなる。
正極合剤は、正極活物質、導電剤および結着剤(バインダ)を含む。正極活物質としては、Lil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)が用いられる。Lil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)の真比重は4.2〜4.5g/cm3である。
正極合剤の充填密度は2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下である。また、正極合剤の膜厚は50μm未満である。
ここで、正極合剤の充填密度は高いほど、電池の体積エネルギー密度が高くなるため望ましいが、高すぎると電解液の含浸性が低くなることにより逆に電池特性が低くなる。そのため、充填密度の上限値は真比重5g/cm3であるLiCoO2を用いた正極合剤の充填密度(3.8〜4.0g/cm3)と同等の真比重の76〜80%程度とすることが好ましい。また、充填密度の下限値はLiCoO2の体積容量密度が570mAh/cm3(放電容量密度150mAh/g×3.8g/cm3)であることから、本実施の形態に含まれるLi1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2(放電容量密度259.8mAh/g)はそれ以上となる2.2g/cm3とすることが好ましい。
上記の観点から、真比重が4.2〜4.5g/cm3であるLil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を用いた正極合剤の充填密度は2.2g/cm3以上3.6/cm3以下が望ましい。
また、正極合剤の膜厚は二次電池のエネルギー密度を高くするためにできるだけ大きくすることが望ましい。しかし、正極合剤の膜厚が大きすぎると、電解液の含浸性が低くなり、リチウムイオン(Li+)の拡散速度が低下する。それにより、特にハイレート放電時に放電容量が低下する。本実施の形態では、正極合剤の膜厚を50μm未満にすることにより電解液の含浸性が良好となり、ハイレート放電時に放電容量密度が向上する。
正極合剤の膜厚は40μm以下であることがより好ましい。それにより、電解液の含浸性がさらに良好となり、ハイレート放電時に放電容量がさらに向上する。
また、正極活物質の膜厚が20μm以上であることが好ましい。それにより、十分に高い容量を確保することができる。
特に、正極活物質として、Li1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2を用いることが望ましい。Li1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2を正極活物質に用いた二次電池は、低い放電レート0.05It時の放電容量密度が約260mAh/gと高容量であるが、ハイレート放電時の電流値も大きくなる。そのため、ハイレート放電時には放電容量密度の低下が懸念されるが、本実施の形態では、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6/cm3以下でありかつ正極合剤の膜厚が50μm未満であることにより、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下を抑えることができる。したがって、より高い容量を維持しつつハイレート放電性能が向上する。
正極活物質における遷移金属として、マンガン(Mn)の含有量がコバルト(Co)の含有量およびニッケル(Ni)の含有量よりも大きいことが好ましい。マンガンは、コバルト(Co)およびニッケル(Ni)よりも埋蔵量が豊富で安価である。これにより、非水電解質二次電池の低コスト化が実現できる。
上記正極活物質を含む正極合剤を作製する際に添加する導電剤は、導電性に優れた正極活物質を用いる場合には特に必要はないが、導電性の低い正極活物質を用いる場合には、導電剤を添加することが好ましい。
導電剤としては、導電性を有する材料であればよく、特に導電性に優れている酸化物、炭化物、窒化物および炭素材料の少なくとも1種を用いることができる。
導電性に優れた酸化物の例としては、酸化スズおよび酸化インジウム等が挙げられる。導電性に優れた炭化物の例としては、炭化チタン(TiC)、炭化タンタル(TaC)、炭化ニオブ(NbC)、炭化ジルコニウム(ZrC)および炭化タングステン(WC)等が挙げられる。
また、導電性に優れた窒化物の例としては、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、窒化ニオブ(NbN)および窒化タングステン(WN)等が挙げられる。導電性に優れた炭素材料の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラックおよび黒鉛等が挙げられる。
なお、導電剤の添加量が少ないと、正極合剤における導電性を十分に向上させることが困難となる一方、導電剤の添加量が多いと、正極合剤に含まれる正極活物質の割合が少なくなるため、高いエネルギー密度が得られなくなる。したがって、導電剤の添加量は、正極合剤の全体の0重量%以上30重量%以下とし、好ましくは0重量%以上20重量%以下とし、より好ましくは0重量%以上10重量%以下とする。
また、正極合剤を作製する際に添加する結着剤(バインダー)は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアセテート、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエンラバーおよびカルボキシメチルセルロース等からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。
なお、結着剤の添加量が多いと、正極合剤に含まれる正極活物質の割合が少なくなるため、高いエネルギー密度が得られなくなる。したがって、結着剤の添加量は、正極合剤の全体の0重量%以上30重量%以下とし、好ましくは0重量%以上20重量%以下とし、より好ましくは0重量%以上10重量%以下とする。
本実施の形態では、上記のように、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下となるように、導電剤および結着剤の添加量が選定される。
(2)非水電解質
非水電解質としては、非水溶媒に電解質塩を溶解させたものを用いることができる。
非水電解質としては、非水溶媒に電解質塩を溶解させたものを用いることができる。
非水溶媒としては、通常電池用の非水溶媒として用いられる環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、エステル類、環状エーテル類、鎖状エーテル類、ニトリル類、アミド類等およびこれらの組合せからなるものが挙げられる。
環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げられ、これらの水素基の一部または全部がフッ素化されているものも用いることが可能で、例えば、トリフルオロプロピレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート等が挙げられる。
鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート等が挙げられ、これらの水素基の一部または全部がフッ素化されているものも用いることが可能である。
エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン等が挙げられる。環状エーテル類としては、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1、3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等が挙げられる。
鎖状エーテル類としては、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル等が挙げられる。
ニトリル類としては、アセトニトリル等が挙げられ、アミド類としては、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。
これらの中から選択される少なくとも1種を用いることができる。
本実施の形態における電解質塩としては、従来の非水電解質二次電池の電解質塩として一般的に使用されているものを用いることができる。
電解質塩の具体例としては、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、LiCF3SO3、LiC4F9SO3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiAsF6およびジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウム等からなる群から選択される1種または2種以上を用いることができる。
本実施の形態では、非水電解質として、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比30:70の割合で混合した非水溶媒に、電解質塩としての六フッ化リン酸リチウムを1mol/lの濃度になるように添加したものを用いる。
(3)負極
本実施の形態では、リチウムイオンを吸蔵および放出することが可能な材料を用いる。この材料の例として、リチウム金属、リチウム合金、黒鉛等の炭素材料および珪素(Si)等が挙げられる。
本実施の形態では、リチウムイオンを吸蔵および放出することが可能な材料を用いる。この材料の例として、リチウム金属、リチウム合金、黒鉛等の炭素材料および珪素(Si)等が挙げられる。
(4)非水電解質二次電池の作製方法
上記の正極、負極および非水電解質を用いた非水電解質二次電池の作製方法について説明する。ここでは、正極(作用極)、負極(対極)および参照極を有する試験セルの作製方法を説明する。
上記の正極、負極および非水電解質を用いた非水電解質二次電池の作製方法について説明する。ここでは、正極(作用極)、負極(対極)および参照極を有する試験セルの作製方法を説明する。
図1は本実施の形態に係る非水電解質二次電池の試験セルの概略説明図である。
図1に示すように、不活性雰囲気下において正極1にリード線6を取り付けるとともに、リチウム金属からなる負極2にリード線6を取り付ける。
次に、正極1と負極2との間にセパレータ4を挿入し、ラミネート容器10内に正極1、負極2および参照極3を配置する。参照極3は、例えばリチウム金属からなる。そして、ラミネート容器10内に上記非水電解質5を注入することにより試験セルとしての非水電解質二次電池を作製する。なお、正極1と参照極3との間にもセパレータ4を挿入する。
(5)本実施の形態における効果
本実施の形態に係る非水電解質二次電池においては、正極活物質としてLil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)が用いられる。それにより、高い容量が得られる。また、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、かつ正極合剤の膜厚が50μm未満であることにより、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が抑制される。それにより、ハイレート放電性能が向上する。その結果、高い容量を維持しつつ優れた負荷特性が得られる。
本実施の形態に係る非水電解質二次電池においては、正極活物質としてLil+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)が用いられる。それにより、高い容量が得られる。また、正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、かつ正極合剤の膜厚が50μm未満であることにより、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が抑制される。それにより、ハイレート放電性能が向上する。その結果、高い容量を維持しつつ優れた負荷特性が得られる。
また、正極合剤の膜厚が40μm以下である場合、正極の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下が十分に抑制される。それにより、ハイレート放電性能がさらに向上する。
さらに、正極活物質の膜厚が20μm以上である場合、十分に高い容量を確保することができる。
(a)実施例1
実施例1においては、正極1を以下のようにして作製した。正極活物質である高リチウム含有遷移金属酸化物としてLi1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2を用いた。まず、水酸化リチウム(LiOH)と共沈法により作製したMn0.67Ni0.17Co0.17(OH)2とを所望の化学量論比になるように混合し、混合した粉末を出発原料として用いた。混合した粉末をペレットに成型し、空気中において900℃で24時間焼成を行うことにより、Li1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2からなる正極活物質を合成した。
実施例1においては、正極1を以下のようにして作製した。正極活物質である高リチウム含有遷移金属酸化物としてLi1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2を用いた。まず、水酸化リチウム(LiOH)と共沈法により作製したMn0.67Ni0.17Co0.17(OH)2とを所望の化学量論比になるように混合し、混合した粉末を出発原料として用いた。混合した粉末をペレットに成型し、空気中において900℃で24時間焼成を行うことにより、Li1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2からなる正極活物質を合成した。
合成された正極活物質が正極合剤全体の90重量%になり、導電剤としてアセチレンブラックが正極合剤全体の5重量%になるように、正極活物質および導電剤を混合した。その後、この混合物に結着剤のポリフッ化ビニリデン(PVdF)を正極合剤全体の5重量%となるように加え、さらにNMP(N−メチル−2−ピロリドン)を適量加えて混合し、スラリーを作製した。コーターを用いてそのスラリーをアルミニウム(A1)箔に塗布し、ホットプレートを用いて110℃で乾燥させた。これを2cm×2cmのサイズに切り取り、ローラを用いて圧延し、膜厚が29μmで充填密度が2.75g/cm3の正極を作製した。この正極を110℃で真空乾燥させることにより正極1を得た。
負極2には、所定の大きさにカットしたリチウム金属を用いた。また、リチウム金属を所定の大きさにカットした参照極3を用意した。
非水電解質5として、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを30:70の体積%の割合で混合した非水溶媒に、電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.0mol/lの濃度になるように添加したものを用いた。
以上の正極1、負極2、参照極3および非水電解質5を用いて、上記実施の形態(図1)に基づいて実施例1の非水電解質二次電池の試験セルを作製した。
具体的には、不活性雰囲気下において、リード線6がそれぞれ取り付けられた正極1、負極2および参照極3をラミネート容器10内に配置し、正極1と負極2との間および正極1と参照極3との間にセパレータ4を挿入した後、ラミネート容器10内に非水電解質5を注入した。
(b)実施例2
実施例2においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を32μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
実施例2においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を32μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
(c)実施例3
実施例3においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を40μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
実施例3においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を40μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
(d)比較例1
比較例1においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を50μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
比較例1においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を50μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
(e)比較例2
比較例2においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を60μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
比較例2においては、コーターによるアルミニウム箔へのスラリー塗布量を調整することにより、圧延後の正極合剤の膜厚を60μmとした。圧延後の正極合剤の膜厚以外は実施例1と同様の方法で試験セルを作製した。
(f)負荷特性の評価
実施例1〜3および比較例1,2の非水電解質二次電池の試験セルについて、表1の条件で負荷特性の評価を行った。
実施例1〜3および比較例1,2の非水電解質二次電池の試験セルについて、表1の条件で負荷特性の評価を行った。
実施例1〜3および比較例1,2の試験セルにおいては、0.05Itの定電流で参照極3を基準とする正極1の電位が4.8Vに達するまで充電を行った後、2Itの定電流で参照極3を基準とする正極1の電位が2.0Vに達するまで放電を行った。
上記の条件での充電および1Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.5Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.2Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.1Itの定電流での放電、および上記の条件での充電および0.05Itの定電流での放電を順に行った。
なお、定格容量が1時間で完全に放電されるときの電流値を定格電流と呼び、1.0Cで表記され、これをSI(System International)単位系で表すと、1.0Itとなる。
実施例1〜3および比較例1,2の試験セルについての各放電レートでの放電容量密度を求めた。
図2は実施例1〜3および比較例1,2の試験セルについての放電容量密度と放電レートとの関係を示すグラフである。図2においては、縦軸が放電容量密度を示し、横軸が放電レートを示す。
また、表2は、実施例1〜3および比較例1,2の試験セルについての正極合剤の膜厚、充填密度および各放電レートでの放電容量密度を示す。
表2より、正極合剤の膜厚が50μm未満(29μm、32μmおよび40μm)でかつ充填密度が2.75g/cm3である実施例1〜3の試験セルについては、2Itのハイレート放電を行った場合でも、160mAh/g以上の大きな放電容量密度が得られた。
これに対して、正極合剤の膜厚が50μm以上(50μmおよび60μm)でかつ充填密度が2.75g/cm3である比較例1,2の試験セルについては、2Itのハイレート放電を行った場合に、非常に小さな放電容量密度しか得られなかった。
実施例1〜3の試験セルについては、0.05〜1Itでの放電時にも、比較例1,2の試験セルに比べて大きな放電容量密度が得られた。
このように、正極合剤の充填密度を2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下とするとともに、正極合剤の膜厚を50μm未満とすることにより、正極活物質であるLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)の電気抵抗の増大およびリチウムイオンの拡散速度の低下を抑えることができる。それにより、高い容量を維持しつつ負荷特性に優れた正極を得ることが可能となる。
(g)比較例3
比較例3においては、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)からなる正極活物質を用いて、圧延後の正極合剤の膜厚が互いに異なる5種類の試験セルを作製した。圧延後の正極合剤の膜厚は、それぞれ14μm、23.5μm、43.7μm、66μmおよび93.5μmに設定した。なお、正極における正極活物質、導電剤および結着剤の混合比を90:5:3とした。これらの点を除く試験セルの作製方法は、上記実施例1〜3および比較例1,2と同様である。
比較例3においては、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)からなる正極活物質を用いて、圧延後の正極合剤の膜厚が互いに異なる5種類の試験セルを作製した。圧延後の正極合剤の膜厚は、それぞれ14μm、23.5μm、43.7μm、66μmおよび93.5μmに設定した。なお、正極における正極活物質、導電剤および結着剤の混合比を90:5:3とした。これらの点を除く試験セルの作製方法は、上記実施例1〜3および比較例1,2と同様である。
(h)比較例3の負荷特性の評価
比較例3の各試験セルについて、次の条件で負荷特性の評価を行った。
比較例3の各試験セルについて、次の条件で負荷特性の評価を行った。
0.1Itの定電流で参照極3を基準とする正極1の電位が4.5Vに達するまで充電を行った後、2Itの定電流で参照極3を基準とする正極1の電位が2.0Vに達するまで放電を行った。
上記の条件での充電および1Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.5Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.2Itの定電流での放電、上記の条件での充電および0.1Itの定電流での放電を順に行った。なお、正極合剤の膜厚が14μmである試験セルおよび正極合剤の膜厚が23.5μmである試験セルに関しては、0.1Itの定電流での放電を行っていない。
比較例3の各試験セルについて、各放電レートでの放電容量密度を求めた。
図3は比較例3の各試験セルについての放電容量密度と放電レートとの関係を示すグラフである。図3においては、縦軸が放電容量密度を示し、横軸が放電レートを示す。
また、表3は、比較例3の各試験セルについての正極合剤の膜厚、充填密度および各放電レートでの放電容量密度を示す。
図3および表3より、リン酸鉄リチウムからなる正極活物質を用いた場合には、Li1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)からなる正極活物質を用いた場合に比べて小さな放電容量密度しか得られなかった。
また、リン酸鉄リチウムからなる正極活物質を用いた場合には、以下に示すように、上記のLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2からなる正極活物質を用いた場合と異なる特性が得られた。
放電レートが0.1〜0.5Itである場合には、正極合剤の膜厚が14〜93.5μmである各試験セルに関して放電容量密度の差がほとんどなかった。また、放電レートが1Itである場合には、正極合剤の膜厚が14〜66μmである各試験セルに関して放電容量密度の差がほとんどなかった。
また、正極合剤の膜厚が66μmである試験セルにおいては、放電レートを1Itとした場合に、放電レートを0.1Itとした場合の約91%の放電容量密度が得られた。すなわち、放電レートを1Itとした場合には、放電容量密度の著しい減少が見られなかった。また、放電レートを2Itとした場合に、放電レートを0.1Itとした場合の約52%の放電容量密度が得られた。
なお、コバルト酸リチウム(LiCoO2)を正極活物質として用いた場合の放電容量密度は150mAh/gである。正極合剤の充填密度を3.8g/cm3とすると、正極合剤の体積容量密度は570mAh/cm3となる。
一方、実施例1〜3では、正極合剤の充填密度が2.75g/cm3であり、放電容量密度が250mAh/g以上であるので、正極合剤の体積容量密度は688mAh/cm3となる。このように、実施例1〜3の正極合剤の体積容量密度は、リン酸鉄リチウムまたはコバルト酸リチウム(LiCoO2)を正極活物質として用いた場合の体積容量密度よりも大きくなる。
本発明に係る非水電解質二次電池および正極は、携帯用電源および自動車用電源等の種々の電源に利用することができる。
1 正極(作用極)
2 負極(対極)
3 参照極
4 セパレータ
5 非水電解質
6 リード線
10 ラミネート容器
2 負極(対極)
3 参照極
4 セパレータ
5 非水電解質
6 リード線
10 ラミネート容器
Claims (5)
- 正極合剤を有する正極と、負極と、非水電解質とを備え、
前記正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含み、
前記正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、前記正極合剤の膜厚が50μm未満であることを特徴とする非水電解質二次電池。 - 前記正極活物質の膜厚が40μm以下であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
- 前記正極活物質の膜厚が20μm以上であることを特徴とする請求項1または2記載の非水電解質二次電池。
- 前記正極活物質はLi1.20Mn0.54Ni0.13Co0.13O2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
- 正極合剤を有する正極であって、
前記正極合剤は、正極活物質としてLi1+x(MnyNizCo1−y−z)1−xO2(0<x<0.4、0<y≦1、0≦z≦1)を含み、
前記正極合剤の充填密度が2.2g/cm3以上3.6g/cm3以下であり、前記正極合剤の膜厚が50μm未満であることを特徴とする正極。
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