JP2008250934A - 情報処理装置 - Google Patents

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智登勢 阪口
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Abstract

【課題】指紋画像を用いてアプリケーションの起動指示または終了指示を入力する。
【解決手段】指紋登録認証認識部は、指紋センサーから指紋画像を受信して、その指紋画像の特徴量を算出し(ステップS21n)、算出された特徴量と、記憶されている全ての指紋の特徴量との類似度を算出する(ステップS21o)。そして、最大の類似度となった記憶されている指紋の特徴量と関連付けて記憶されているアプリケーションを起動、または終了させる(ステップS21r)。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置に係り、特に指紋画像を用いてアプリケーションの起動指示または終了指示を入力する処理に関する。
センサーから入力された指紋画像を用いて、情報処理装置の使用者が正当な使用者であるか否かを確認する、即ち、使用者を認証する処理が知られている。また、入力された指紋画像が複数の指の中のいずれの指の指紋画像であるかを認識することにより、使用者の意思を認識する処理が知られている。その一例は、いずれの指の指紋画像であると認識されたかに従って、その指と対応付けて記憶された電話番号に発呼する処理である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−78611公報(第2頁、図1)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、発呼指示を入力することができるだけであり、装置の使用者の使い勝手が悪かった。即ち、その他のアプリケーションの起動指示の入力に関して明らかでなかった。また、アプリケーションの終了指示の入力に関して明らかでなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、指紋画像を用いてアプリケーションの起動指示または終了指示を入力する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、複数のアプリケーション手段と、指紋特徴量と、前記アプリケーション手段を識別する情報とを関連付けて記憶する指認識情報記憶手段と、指紋情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段から入力された指紋情報から指紋特徴量を算出し、その算出された指紋特徴量と最も類似する前記指認識情報記憶手段に記憶された指紋特徴量と関連付けて記憶された情報によって識別されるアプリケーション手段を選択するアプリケーション選択手段と、前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段を起動させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、指紋画像を用いてアプリケーションの起動指示または終了指示を入力することができる。
以下に、本発明による情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置が適用された、移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
この移動通信端末装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、受話用のスピーカ14aと、送話用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16とを備える。
更に、この移動通信端末装置は、指紋登録認証認識部21と、指紋情報記憶部22と、指紋センサー23と、第1の処理部31と、第2の処理部32と、…、第nの処理部3n(ここで、nは、1以上の自然数。)とを備える。指紋情報記憶部22には、使用者認証情報22aと、指認識情報22bとが記憶される。使用者認証情報22aは、装置の使用者の認証に用いられる指紋の特徴量を含む。また、指認識情報22bは、使用者の指の認識に用いられる各指の指紋の特徴量を含む。
第iの処理部3i(ここで、iは、1以上かつn以下の自然数。以後、このiの取り得る値の説明を省略する。)は、制御部11の制御によって起動される処理部であって、アプリケーションを処理する。
なお、制御部11、指紋登録認証認識部21及び第iの処理部3iは、コンピュータ(CPU)と、そのコンピュータによって利用されるプログラムによる。しかし、これに限るものではなく、指紋登録認証認識部21は、専用の演算部及び記憶部を備えていても良い。また、第iの処理部3iの一部または全部は、専用の演算部及び記憶部を備えていても良い。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の各部の動作を、図1を参照して説明する。
通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたデジタル音声信号を通話部14cに送り、また、制御信号を制御部11に送る。更には、通話部14cから出力されるデジタル音声信号、及び制御部11から出力される制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
通話部14cは、送受信部13から出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、制御部11に制御されることで、文字、数字及び画像の表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作などに応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号を指定するための数字キーと複数の機能キーとを含むキーからなる。そして、入力装置16のキーが操作されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11によって、または、制御部11がその識別子を通知した各部によって制御が行われる。また、その制御の結果は、表示部15に文字や画像として表示される。
指紋登録認証認識部21は、指紋登録動作と、指紋認証動作と、指認識動作を行う。即ち、装置の使用者の認証に用いられる指紋の特徴量を含む使用者認証情報22aを指紋情報記憶部22に記憶させる。また、使用者の指の認識に用いられる各指の指紋の特徴量を含む指認識情報22bを指紋情報記憶部22に記憶させる。
また、指紋登録認証認識部21は、指紋センサー23から送信された指紋画像と、使用者認証情報22aに記憶された指紋の特徴量とから、使用者の認証を行う。また、指紋センサー23から送信された指紋画像と、指認識情報22bに記憶された各指の指紋の特徴量とから、送信された指紋画像はどの指の指紋画像であるかを認識する。
指紋センサー23は、指紋画像を入力する、感圧式、静電式または光学式のセンサーであるが、如何なる方式のセンサーであっても良い。また、指を所定の位置に置くことによって指紋画像を入力しても良く、指を線状の検出部上でその線と直交方向にスライドさせることによって指紋画像を入力しても良い。
第iの処理部3iは、電子メール送受信部、アドレス帳管理部、ブラウザ部、スケジュール管理部、コンテンツ再生部などであり、制御部11の制御によって起動され、アプリケーションを処理する。処理するアプリケーションは任意であるが、以後の説明では、理解を容易にするため、第1の処理部31は、電子メール送受信部であり、第2の処理部32は、アドレス帳管理部であるとする。
以下、本実施形態に係る移動通信端末装置における、指紋を用いてアプリケーションの起動指示及び終了指示を入力する動作を説明する。
図2は、指紋情報記憶部22に記憶される使用者認証情報22aの構成の一例を示す。この使用者認証情報22aは、1つの指紋画像の特徴量であり、図2では、この特徴量を「X」と例示した。しかし、これに限るものではなく、使用者認証情報22aは、複数の指紋画像の特徴量であっても良い。なぜなら、この使用者認証情報22aは、主に、装置の使用者が正当な使用者であることを認証するために用いられる。そこで、正当な使用者が指に怪我をした場合、他の指の指紋画像を用いて認証処理を行うため、また、正当な使用者が複数存在する場合、複数の指の指紋画像のいずれかによって認証処理を行うためである。
図3は、指紋情報記憶部22に記憶される指認識情報22bの構成の一例を示す。この指認識情報22bは、指識別子22cと、指紋特徴量22dと、アプリケーション名22eと、アイコン表示位置22fとが関連付けられた情報からなる。なお、指紋特徴量22dは、その他の情報と比較して、記憶のために多くの記憶容量を必要とするので、別の記憶領域に記憶され、指紋特徴量22dにはその記憶領域のアドレスを示すポインターが記憶されるとしても良い。
また、図3では、指識別子22cと、指紋特徴量22dと、アプリケーション名22eと、アイコン表示位置22fとが隣接して記憶されるように、また、複数の関連付けられた情報が隣接して記憶されているように図示したが、これは、理解を容易にするためである。記憶される際、これに限るものではない。更に、実施の形態により、アイコン表示位置22fは、不要であることもあり、記憶されないとしても良い。
指識別子22cは、右手及び左手のそれぞれの親指、人差し指、中指、薬指及び小指の合計10本の指の中のいずれの指であるかを識別する情報であり、指認識情報22bは、10組の情報である。そして、装置の出荷時に10組の指認識情報22bのそれぞれの指識別子22cには、上述した情報が記憶される。
なお、指認識情報22bは、10組の情報であると限るものではなく、例えば、出荷時に、または、入力装置16の所定のキー操作により、特定の指を識別する情報を除いても良く、また、加えても良い。また、右手または左手の指に限った5本の指の中のいずれであるかを識別する5組の情報であっても良い。更に、前述したように、装置が複数の使用者によって使用される場合、その複数の使用者の10本の指の中のいずれであるかを識別する情報であっても良い。
指紋特徴量22dは、1つの指紋の特徴量であり、図3では、この特徴量を「Y」または「Z」と例示した。しかし、これに限るものではなく、例えば、図3に例示するように、「(用いない)」旨が記憶されても良い。これは、入力装置16の所定のキー操作により、「(用いない)」旨が記憶された指紋特徴量22dに関連付けられた指識別子22cで示される指の指紋画像を指紋登録認証認識部21は扱わない旨の指示がされたことを示す。
アプリケーション名22eは、第iの処理部3iを識別する情報であって、例えば、「第1の処理部」、「第2の処理部」なる情報である。アイコン表示位置22fは、アプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを示すアイコンが表示部15に表示される位置を示し、詳細は後述する。
以上説明した通り、例えば、10本の指に対応する10組の指認識情報22bが指紋情報記憶部22に記憶される場合、指識別子22cには、それぞれ異なる情報が記憶されるが、指紋特徴量22dと、アプリケーション名22eと、アイコン表示位置22fとには、情報が記憶されることも、記憶されないこともある。なぜなら、所定の操作が行われない場合、情報が記憶されないからである。
まず、使用者認証情報22aが指紋情報記憶部22に記憶される処理を説明する。図4は、指紋登録認証認識部21が使用者認証情報22aを指紋情報記憶部22に記憶させる動作のフローチャートを示す。装置が待受け状態にある際に、入力装置16の所定のキー操作が行われると、指紋登録認証認識部21は、制御部11に起動されて使用者認証情報22aを指紋情報記憶部22に記憶させる動作を開始する(ステップS21a)。
なお、この動作は、装置が待受け状態にある際に行われると限るものではない。使用者が正当であると認証された後、または、使用者が正当であるか否かを認証しない場合には任意の段階で行われて良い。
そして、指紋登録認証認識部21は、認証に用いられる指の指紋画像を指紋センサー23によって入力させることを促す表示を表示部15に行うことで、使用者に指紋センサー23に対して指紋を入力させる。ここで、入力は、複数回行わせる。そして、指紋登録認証認識部21は、指紋センサー23によって入力された複数個の指紋画像の特徴量をそれぞれ算出する(ステップS21b)。ここで、指紋画像の特徴量は、その画像の特徴点を抽出し、それらの特徴点の間の位置関係として算出される。
指紋登録認証認識部21は、これらの算出された特徴量同士の類似度を算出し(ステップS21c)、その類似度と、所定の登録閾値とを比較する(ステップS21d)。算出された類似度が所定の登録閾値以上であれば、指紋登録認証認識部21は、入力された指紋画像の1つの特徴量を使用者認証情報22aとして指紋情報記憶部22に記憶させて(ステップS21e)、動作を終了する(ステップS21f)。ここで、特徴量同士の類似度は、2つの特徴量に含まれる上記位置関係同士を比較し、対応付けることが可能な位置関係の数として算出される。
算出された類似度が所定の登録閾値未満であれば、指紋登録認証認識部21は、ステップS21bに移り、認証に用いられる指の指紋を指紋センサー23によって入力させることを促す表示を表示部15に行う動作に移って、上記動作を繰り返す。
ここで、上記類似度が所定の登録閾値未満であることは、使用者が指紋画像を指紋センサー23から入力させる際に、指を指紋センサー23に触れさせる位置、角度、圧力などが一定ではないと考えられる。それらが一定でない場合、入力された指紋画像の特徴量を以後の認証に用いると、認証誤りが多い恐れがある。そこで、少ない誤りで認証を行うため、指紋登録認証認識部21は、上記のように、上記類似度が所定の登録閾値以上である場合に限って、使用者認証情報22aを指紋情報記憶部22に記憶させる。
上記説明した、指紋登録認証認識部21が行う指紋画像から指紋特徴量を算出する処理は、画像処理であって、多くの演算を必要とする。また、指紋登録認証認識部21が行う指紋特徴量同士から類似度を算出する処理は、それぞれの指紋特徴量が含む位置関係を種々の組み合わせによって評価することによって得られるので、多くの演算を必要とする。そこで、指紋登録認証認識部21は、専用の演算部及び記憶部を備えていても良い。
次に、指認識情報22bが指紋情報記憶部22に記憶される処理を説明する。図5は、指紋登録認証認識部21が指認識情報22bを指紋情報記憶部22に記憶させる動作のフローチャートを示す。この動作の一部は、上述した使用者認証情報22aを指紋情報記憶部22に記憶させる動作と同一である。そこで、同じ動作ステップには同じ符号を付して説明を省略する。
装置が指認識待ち状態にある際に、入力装置16の所定のキー操作が行われると、指紋登録認証認識部21は、制御部11に起動されて指認識情報22bを指紋情報記憶部22に記憶させる動作を開始する(ステップS21g)。なお、この動作は、装置が指認識待ち状態にある際に行われると限るものではない。使用者が正当であると認証された後、または、使用者が正当であるか否かを認証しない場合には任意の段階で行われて良い。
そして、指紋登録認証認識部21は、指認識情報22bの指識別子22cの一覧と、その中の1つを選択することを促す表示を表示部15に表示させ、入力装置16の所定のキー操作によって使用者に選択させる。即ち、右手及び左手のそれぞれの親指、人差し指、中指、薬指及び小指の合計10本の指の中のいずれかを選択させる。
更に、指紋登録認証認識部21は、第iの処理部3iを識別する情報の一覧を表示して、その中の1つを選択することを促す表示と、その第iの処理部3iのアイコンが表示部15に表示される位置を選択することを促す表示とを表示部15に表示させ、入力装置16の所定のキー操作によって使用者にこれらの選択をさせる。アイコンが表示部15に表示される位置については、後で詳述する(ステップS21h)。
そして、ステップS21bの使用者に指紋センサー23に対して指紋入力を促す表示を表示部15に行って、指紋画像を指紋センサー23によって入力させる動作から、ステップS21dの類似度を比較する動作までを行う。類似度が所定の登録閾値以上であれば、指紋登録認証認識部21は、上記選択された指識別子22cと関連付けて、指紋特徴量22dとして入力された1つの指紋画像の特徴量を、アプリケーション名22eとして選択された第iの処理部3iを識別する情報を、選択された表示される位置をアイコン表示位置22fに記憶させる(ステップS21i)。
そして、指紋登録認証認識部21は、指認識情報22bを指紋情報記憶部22に記憶させる動作を終了するか、継続するかを入力装置16の所定のキー操作によって判断する(ステップS21j)。終了すると判断された場合、指紋登録認証認識部21は、指認識情報22bを指紋情報記憶部22に記憶させる動作を終了する(ステップS21k)。継続すると判断された場合、ステップS21hのどの指かなどを選択する動作に移る。
ここで、ステップS21bで使用者の入力操作の結果、指紋センサー23を介して入力される指紋画像は、ステップS21hで選択された指の指紋画像である。また、ステップS21dで類似度と比較される登録閾値は、上述した使用者認証情報22aを記憶させる際に用いた登録閾値と同一である必要はない。使用者識別に比較して、指認識は、異なる指の指紋画像を同一の指の指紋画像であるとする誤りによる悪影響が少ないので、指認識情報22bを記憶させる場合の登録閾値は、使用者認証情報22aを記憶させる際の登録閾値より小さくて良い。
また、ステップS21hのどの指かなどを選択する動作と、ステップS21bの指紋画像を指紋センサー23によって入力させる動作とは、必ずしもこの順で行われると限るものではない。ステップS21bの指紋画像を入力させる動作は、繰り返される可能性があることを考慮の上、どのような順で行われるとしても良い。
なお、ステップS21bで、指紋画像が指紋センサー23から入力されず、その入力に代えて入力装置16の所定のキー操作がされた場合、指紋登録認証認識部21は、上記選択された指識別子22cと関連付けて、指紋特徴量22dとして「(用いない)」を記憶させ、アプリケーション名22eと、アイコン表示位置22fとには情報を記憶させない。
次に、上記のように記憶された使用者認証情報22a及び指認識情報22bを用いて指紋登録認証認識部21に使用者認証及び指認識処理を行わせつつ、制御部11が装置の状態を制御する動作を説明する。図6は、装置の状態の遷移を示す遷移図である。
装置の電源が投入されると、制御部11は、装置を使用者認証待ち状態(状態S101)に置く。使用者認証待ち状態(状態S101)において、制御部11は、第iの処理部3iを起動させないが、着信に対する着呼などの限られた制御動作のみを行う。
また、使用者認証待ち状態(状態S101)において、制御部11は、指紋登録認証認識部21を制御して、使用者認証を行わせる。即ち、指紋登録認証認識部21は、使用者認証を促す表示を表示部15に表示し、指紋センサー23から入力された指紋画像の特徴量と、使用者認証情報22aとの類似度を算出し、その類似度が所定の認証閾値以上であるか否かを判断する。その類似度が所定の認証閾値以上であれば、使用者認証に成功したと制御部11に回答する。その類似度が所定の認証閾値未満であれば、使用者認証に失敗したと回答する。
制御部11は、使用者認証に成功したとの回答を得た場合、状態を待受け状態(状態S102)に遷移させる。使用者認証に失敗したとの回答を得た場合、状態を遷移させず、繰り返し指紋登録認証認識部21を制御して、使用者認証を行わせる。
待受け状態(状態S102)において、制御部11は、第iの処理部3iを起動させるため、入力装置16の所定のキー操作に従って、装置をアプリケーション起動待ち状態(状態S103)に遷移させる。アプリケーション起動待ち状態(状態S103)において、制御部11は、起動されるアプリケーションの選択のため、表示部15にスタートメニューを表示させる。
図7は、表示部15に表示されるスタートメニューの一例を示す。このスタートメニュー15aは、第1の位置15b1と、第2の位置15b2と、第3の位置15b3と、第4の位置15b4と、第5の位置15b5と、第6の位置15b6と、…からなり、これらの位置は、上の行から下の行へ、そして、1行中は、左から右へ連なっている。
そして、各位置には、第iの処理部3iを示す図形、または文字が表示されている。図7に示す一例では、第1の位置15b1には封筒を示す図形が表示されることによって、第1の位置15b1には、電子メール送受信部が対応付けられ、また、第3の位置15b3には、ノートを示す図形が表示されることによって、第3の位置15b3には、アドレス帳管理部が対応付けられていることが示されている。
この対応付けは、指認識情報22bを参照して行われる。「第1の位置」であるアイコン表示位置22fに関連付けて指認識情報22bに記憶されたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iが第1の位置15b1に対応付けられる。「第pの位置」であるアイコン表示位置22f(ここで、pは、2以上の自然数。)に関して、同様であって、そのアイコン表示位置22fに関連付けて記憶されたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iが第pの位置15bpに対応付けられる。
即ち、図3に例示した指認識情報22bを参照して、制御部11は、図7に例示したスタートメニュー15aを表示させる。アイコン表示位置22fに記憶されていない位置には、所定の順で第iの処理部3iが対応付けられる。
なお、装置に多くの第iの処理部3iが備えられた場合、第iの処理部3iに対応付けられた多くの位置が必要となり、表示部15の表示面の大きさに限りがあるため、全ての位置が一時に表示されないことがある。その場合、一部の位置を表示部15に表示させ、表示される部分は、入力装置16の所定のキー操作によってスクロールさせることが必要になる。
しかしながら、制御部11は、指認識情報22bを参照して、スタートメニュー15aの第pの位置15bp(pは、1以上、n以下の自然数。)に第iの処理部3iの中のいずれの処理部が対応付けられるかを決定する。そのため、例えば、使用者は、第1の位置15b1に、最も頻繁に起動させる処理部を対応させ、その処理部に最も指紋画像を指紋センサー23から入力させることが容易な指を対応させることができ、装置を使い易くすることができる。
なお、第pの位置15bp(pは、1以上、n以下の自然数。)に第iの処理部3iの中のいずれの処理部が対応付けられるかを指認識情報22bを参照して決定するに当たり、アイコン表示位置22fを参照せずに行っても良い。即ち、第1の位置15b1には、所定の値、例えば「右手親指」である指識別子22cに関連付けられたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを対応付けても良い。この場合、指認識情報22bは、アイコン表示位置22fを含まなくて良い。
そして、第2の位置15b2には、所定の値、例えば「右手人差し指」である指識別子22cに関連付けられたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを対応付け、指の並びと、第pの位置15bp(pは、1以上、n以下の自然数。)とを対応付けることによって、使用者は、いずれの指の指紋画像を指紋センサー23から入力させることによって、いずれの処理部が起動されるかを容易に知ることができる。
アプリケーション起動待ち状態(状態S103)において、入力装置16の所定のキー操作がされると、制御部11は、装置を指認識待ち状態(状態S104)に遷移させる。指認識待ち状態(状態S104)にあっては、制御部11は、指認識情報22bに記憶された指識別子22cと、アプリケーション名22eとが対応付けられた一覧を表示部15に表示する。
そして、併せて表示部15に表示して、表示された指識別子22cの中の1つによって識別される指の指紋画像が指紋センサー23から入力されると、その1つの指識別子22cに関連付けられたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iが起動される旨を報知する。そして、指紋登録認証認識部21を制御して、指認識情報22bを参照した指紋画像を用いた指の認識を行わせ、アプリケーション名22eを求めさせる。
図8は、指紋登録認証認識部21の指紋画像を用いた指認識の動作のフローチャートを示す。指紋登録認証認識部21は、指紋画像を用いた指認識の動作を開始し(ステップS21m)、指紋センサー23によって入力された指紋画像を受信して、その指紋画像の特徴量を算出する(ステップS21n)。そして、算出された特徴量と、全ての指紋特徴量22dのそれぞれとの類似度を算出し(ステップS21o)、算出された類似度の中で最大の類似度を求める(ステップS21p)。
最大の類似度が所定の認識閾値以上であるか否かを判断し(ステップS21q)、所定の認識閾値以上である場合、指紋登録認証認識部21は、その最大の類似度が算出されるのに用いられた指紋特徴量22dと関連付けて記憶されたアプリケーション名22eを制御部11に送信して(ステップS21r)、指紋画像を用いた指認識の動作を終了する(ステップS21s)。
一方、最大の類似度が所定の認識閾値未満である場合、指紋登録認証認識部21は、ステップS21nの指紋センサー23によって入力された指紋画像を受信して、その指紋画像の特徴量を算出する動作に移って、処理を繰り返す。
なお、ステップS21pで用いられる認識閾値は、使用者認証待ち状態(状態S101)で用いられる認証閾値に比較して、小さい値でも良い。なぜなら、認証閾値が小さいと、正当でない使用者によって装置が使用される可能性が大きくなるので悪影響が大きく、特に避けるべきである。しかし、認識閾値が小さいと、使用者の所望でないアプリケーションが動作される可能性が大きくなるのもの、この悪影響は、正当でない使用者によって装置が使用される悪影響と比較すると小さいからである。
また、この認識閾値は、常に一定と限るものではない。例えば、何個の指紋特徴量22dに指紋の特徴量が記憶されているか、即ち、何本の指の指紋の特徴量が記憶されているかによって変化させても良い。例えば、10本全ての指の指紋の特徴量が記憶されている場合、ステップS21pで最大の類似度が算出されたことを重視し、認識閾値は小さくても良い。認識閾値の如何によらず、10本の指のいずれの指の指紋に最も類似しているかを判断すればよいと考えられるからである。このように、より多くの指紋の特徴量が記憶されている場合、より小さい認識閾値を用いても良い。
また、「(用いない)」が記憶されている指紋特徴量22dは、指紋の特徴量が記憶されているとみなしても良い。なぜなら、「(用いない)」が記憶されていることは、使用者によって積極的に用いないと指定されたのであって、使用者の錯誤によって、その指の指紋画像が入力される可能性は小さいからである。
なお、指紋登録認証認識部21は、ステップS21rで、制御部11に1つのアプリケーション名22eを送信すると限るものではなく、複数のアプリケーション名22eを送信しても良い。この場合、ステップS21oで、これらの複数のアプリケーション名22eと関連付けて記憶された指紋特徴量22dとステップS21nで受信された指紋画像の特徴量との類似度は、いずれも、ステップS21qで用いられる識別閾値以上である。また、複数のアプリケーション名22eを送信する際、各アプリケーション名22eに併せて、そのアプリケーション名22eと関連付けて記憶された指紋特徴量22dを用いてステップS21oで算出された類似度を送信しても良い。
指認識待ち状態(状態S104)にあって、上記に示す指紋登録認証認識部21の動作によって、アプリケーション名22eが送信されると、制御部11は、装置をアプリケーション動作状態(状態S105)に遷移させる。即ち、そのアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを起動して、動作させる。なお、制御部11は、この起動に先立って、起動されるべき第iの処理部3iを識別する情報を表示部15に表示し、入力装置16の所定のキー操作によって、起動されるべき処理部の確認を行っても良い。
特に、指紋登録認証認識部21から複数のアプリケーション名22eが送信された場合、制御部11は、それらのアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを識別する情報を表示部15に表示し、入力装置16の所定のキー操作によって、起動されるべき処理部を選択しても良い。上記識別する情報の表示に関し、指紋登録認証認識部21からアプリケーション名22eに併せて送信された類似度を参照し、大きい類似度が併せて送信されたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを識別する情報を上に表示させても良い。
装置がアプリケーション動作状態(状態S105)にある際、入力装置16の所定のキー操作が行われると、制御部11は、装置を指認識待ち状態(状態S106)に遷移させる。そして、指認識待ち状態(状態S106)にあっては、制御部11は、起動されている第iの処理部3i(後述するように、複数の第iの処理部3iが起動されていることがある。)に対応するアプリケーション名22eを識別する情報と、そのアプリケーション名22eに関連付けて指認識情報22bに記憶された指識別子22cとが対応付けられた一覧を表示部15に表示する。
そして、制御部11は、表示された指識別子22cの中の1つの指の指紋が指紋センサー23から入力されると、その1つの指識別子22cに関連付けられたアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iが終了される旨の表示を行う。
そして、制御部11は、指紋登録認証認識部21を制御して、指認識情報22bを参照した指紋画像を用いた指の認識を行わせ、アプリケーション名22eを送信させる。指紋登録認証認識部21の指紋画像を用いた指認識の動作は、既に図8を参照して説明した通りである。また、指紋登録認証認識部21が複数のアプリケーション名22eを送信しても良いこと、その際、類似度を併せて送信しても良いこと、更に、複数のアプリケーション名22eが送信された場合、制御部11は、入力装置16の所定のキー操作によって、終了されるべき処理部を選択しても良いことは、既に説明した通りである。
なお、この際の、起動されている第iの処理部3iのいずれかを選択するための認識においては、図8のステップS21oで算出される特徴量との類似度を算出する指紋特徴量22dは、全ての指紋特徴量22dではない。
この、終了される第iの処理部3iが選択される際の指紋画像を用いた指認識の動作にあっては、指紋登録認証認識部21は、上記起動されている第iの処理部3iによって識別されるアプリケーション名22eに関連付けて指認識情報22bに記憶された指紋特徴量22dとの類似度を算出する。なぜなら、起動されていない処理部を終了させることはできないからである。
そのため、この際の指紋画像を用いた指認識の動作にあっては、指紋登録認証認識部21は、指紋センサー23から入力された指紋画像が、起動されている処理部の数と同数の指紋画像のいずれに類似しているかを判断することになり、認識される候補の数が極く少数である可能性がある。そこで、図8のステップS21qで説明した認識閾値を大きくしても良い。即ち、使用者が異なった指の指紋を指紋センサー23から入力させることによって、使用者の錯誤によって処理部が終了される可能性を低くしても良い。
このように、アプリケーション動作状態(状態S105)にあって、指紋登録認証認識部21の動作によって、指紋登録認証認識部21からアプリケーション名22eが送信されると、制御部11は、そのアプリケーション名22eによって識別される第iの処理部3iを終了させる。そして、装置をアプリケーション起動待ち状態(状態S103)に遷移させる。
なお、第iの処理部3iを終了させる際、制御部11は、表示部15に上記アプリケーション名22eを表示し、終了させて良いか否かの確認のための入力装置16の所定のキー操作を使用者に求めなくとも良く、また、求めても良い。この確認を求める際、終了させる第iの処理部3iに依存せず、必ず求めても良い。また、動作中の処理部が複数個である場合、求めても良い。これは、指紋センサー23に指紋画像を入力させる指を使用者が誤った場合、使用者が終了させることを希望しない処理部を終了させることを防ぐためである。
また、終了させる第iの処理部3iが所定の処理部である場合、求めても良い。これは、その処理部を起動するためには多くの処理が必要となるため、動作させることが暫時不要であっても終了させないことが好ましい場合である。例えば、ブラウザ部の起動には、WebサイトアドレスをDNSサーバ装置(図示せず)によって求めさせ、プロキシーサーバ装置(図示せず)に所定のWebページ情報を記憶させるために多くの処理が必要であるので、ブラウザ部の終了の際には確認を求める。通信を含む処理を行う処理部や、異なる装置の使用者との対話型の処理を行う処理部は、このように確認を求めても良い。
また、終了させる第iの処理部3iが所定の状態にある場合、求めても良い。これは、その処理部に対して使用者の入力操作が行われ、終了させることによって行われた入力操作が破棄される場合である。例えば、その処理部が電子メール送受信部であり、送信メール標題及び/または送信メール本文の文字列が入力装置16の所定のキー操作によって入力された場合である。
なお、装置が待受け状態(状態S102)にある際、入力装置16の所定のキー操作によって、制御部11は、装置を指認識待ち状態(状態S104)に遷移させる。これによって、使用者は、少ない操作で所望の処理部を指紋画像を入力することによって起動させることができる。
また、装置がアプリケーション起動待ち状態(状態S103)にあり、表示部15に、図7に例示したスタートメニュー15aが表示されている場合、入力装置16の所定のキー操作によって、装置はアプリケーション動作状態(状態S105)に遷移する。即ち、スタートメニュー15aに含まれる位置の1つにフォーカスが当たって、他の位置とは異なった表示形態、例えば、異なる色、異なる明るさで表示され、フォーカスが当たる位置は入力装置16の所定のキー操作によって変化し、かつ、入力装置16の所定のキー操作によって、フォーカスがあたっている位置に対応する処理部が起動される。
また、装置がアプリケーション動作状態(状態S105)にある場合、入力装置16の所定のキー操作によって、装置はアプリケーション起動待ち状態(状態S103)に遷移する。即ち、起動されているアプリケーションは、中断される。ここで、終了されるのではないので、起動されたアプリケーションは複数個であることがある。
装置がアプリケーション起動待ち状態(状態S103)または指認識待ち状態(状態S104)からアプリケーション動作状態(状態S105)に遷移する場合、起動されるアプリケーションが起動の上、中断されている場合、その中断されていたアプリケーションに係らず、新たに上記アプリケーションが起動される。しかし、これに限るものではなく、中断されていたアプリケーションの動作が再開されるとしても良い。
このように、キー操作によれば、アプリケーションの実行が中断され、指認識によれば、アプリケーションが終了されることにより、使用者の意思に反したアプリケーションの終了を避けることが可能となる。即ち、キー操作は、使用者以外の者によっても可能であるので、使用者以外の、装置に慣れない者によって、アプリケーションの実行が中断されることがある。しかし、中断されたアプリケーションの動作は再開が可能であり、使用者が受ける混乱は少ない。一方、指認識させることは、正当な使用者によってのみ可能である。
一方、キー操作によれば、アプリケーションが終了され、指紋認証によれば、アプリケーションの実行が中断されるとしても良い。なぜなら、アプリケーションが中断され、その中断された際の状態、例えば、入力されていた機密である文字列が保持されると、その後、そのアプリケーションが再開され、状態が再度表示部15に表示されることになり、機密が使用者以外の者に洩れる恐れがある。そこで、アプリケーションの中断は、正当な使用者によってのみ可能であるようにするためである。
以上の説明では、装置が指認識待ち状態(状態S106)にある場合、指紋登録認証認識部21によってある指の指紋画像によって指認識が行われると、制御部11によって、その指の指紋画像による指認識を経て起動された、または、起動される第iの処理部3iが終了されるとしたが、これに限るものではない。
例えば、指紋情報記憶部22に処理部を終了させる指の指紋の指紋特徴量を記憶させ、その指の指紋が指紋センサー23によって入力された場合、制御部11によって、起動されている全ての処理部が終了されるとしても良い。また、最も近い過去に起動された処理部が終了されるとしても良い。更に、最も遠い過去に起動された処理部が終了されるとしても良い。この際、制御部11は、終了させて良いか否かの確認のための入力装置16の所定のキー操作を使用者に求めなくとも良く、また、求めても良いことは、既に説明した通りである。
なお、処理部を終了させる指の指紋画像が入力されたか否かの判断は、指紋登録認証認識部21によって、使用者の認証を行う処理と同様に可能である。また、この処理部を終了させる指の指紋の指紋特徴量は、使用者認証に用いられる使用者認証情報22aを用いることとしても良い。
なお、装置が任意の状態にある場合、または、所定の状態にある場合、入力装置16の所定のキー操作によって、または、指紋登録認証認識部21によって指紋画像による指の認識が行われると、制御部11は、装置を初期化する(図示せず)。即ち、装置を使用者認証待ち状態(状態S101)に遷移させ、または、電源を切断する。なお、この指紋登録認証認識部21による指認識の前に、入力装置16の所定のキー操作を経てもよく、また、経なくとも良い。
この初期化処理は、指紋情報記憶部22に装置を初期化させる指の指紋の指紋特徴量を記憶させ、その指の指紋が指紋センサー23によって入力された場合、装置を初期化させることによる。
なお、処理部を初期化させる指の指紋画像が入力されたか否かの判断は、指紋登録認証認識部21によって、使用者の認証を行う処理と同様に可能である。また、この処理部を初期化させる指の指紋の指紋特徴量は、使用者認証に用いられる使用者認証情報22aを用いることとしても良い。
以上説明した、制御部11による状態遷移の制御において、指紋登録認証認識部21による指紋画像を用いた使用者認証及び指認識の結果による制御と、入力装置16のキー操作による制御とが組み合わされているが、この組み合わせ方は、上記に限るものではない。任意の組み合わせが可能である。
例えば、アプリケーション起動待ち状態(状態S103)で表示部15に表示されているスタートメニュー15aを表示させたまま、指認識待ち状態(状態S104)に遷移させても良い。これによれば、スタートメニュー15aで、第pの位置15bp(pは、1以上、n以下の自然数。)と、指紋画像を入力する指との対応を使用者が記憶している場合、所望の処理部を起動する操作が一層容易である。
この場合、指認識待ち状態(状態S104)に遷移したことを、スタートメニュー15aを表示させたまま、使用者に視認可能にしても良い。例えば、スタートメニュー15aの色を変える、明るさを変える、スタートメニュー15a内、またはその外に、図形、記号または文字を表示させるなどが可能である。または、所定の音声を第2のスピーカ(図示せず)から発生させても良い。また、所定の表示をLED表示部(図示せず)にさせても良い。
また、アプリケーション動作状態(状態S105)にあって、アプリケーションが動作中に、指紋登録認証認識部21が所定の指認識を行った場合、制御部11は、装置の状態をアプリケーション起動待ち状態(状態S103)に遷移させても良い。
また、入力装置16から所定の暗証情報が入力されることによって、制御部11は、装置の状態を使用者認証待ち状態(状態S101)から待受け状態(状態S102)に遷移させても良い。
以上の説明は、本発明を移動通信端末装置に適用した形態を例にとって行ったが、本発明は、あらゆるアプリケーション処理部が起動される装置、例えば、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)などに適用することが当然に可能である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の組合せ及び変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る使用者認証情報の構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る指認識情報の構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る指紋登録認証認識部の動作のフローチャート(その1、使用者認証情報を記憶させる動作。)。 本発明の実施形態に係る指紋登録認証認識部の動作のフローチャート(その2、指認識情報を記憶させる動作。)。 本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の状態遷移図。 本発明の実施形態に係るスタートメニューの一例を示す図。 本発明の実施形態に係る指紋登録認証認識部の動作のフローチャート(その3、指紋画像を用いた指認識の動作。)。
符号の説明
11 制御部
15 表示部
15a スタートメニュー
15b1 第1の位置
15b2 第2の位置
15b3 第3の位置
15bp 第pの位置
16 入力装置
21 指紋登録認証認識部
22 指紋情報記憶部
22a 使用者認証情報
22b 指認識情報
22c 指識別子
22d 指紋特徴量
22e アプリケーション名
22f アイコン表示位置
23 指紋センサー
31 第1の処理部
32 第2の処理部
3i 第iの処理部

Claims (7)

  1. 複数のアプリケーション手段と、
    指紋特徴量と、前記アプリケーション手段を識別する情報とを関連付けて記憶する指認識情報記憶手段と、
    指紋情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された指紋情報から指紋特徴量を算出し、その算出された指紋特徴量と最も類似する前記指認識情報記憶手段に記憶された指紋特徴量と関連付けて記憶された情報によって識別されるアプリケーション手段を選択するアプリケーション選択手段と、
    前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段を起動させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 表示手段と、
    入力手段とを更に有し、
    前記制御手段は、前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段を識別する情報を前記表示手段に表示させ、その選択されたアプリケーション手段が起動させるアプリケーション手段である旨が前記入力手段から入力された場合、その選択されたアプリケーション手段を起動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数のアプリケーション手段と、
    前記アプリケーション手段に対応するアイコンからなるメニューを表示する表示手段と、
    指紋特徴量と、前記アプリケーション手段に対応するアイコンが表示される前記メニュー中の位置とを関連付けて記憶する指認識情報記憶手段と、
    指紋情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された指紋情報から指紋特徴量を算出し、その算出された指紋特徴量と最も類似する前記指認識情報記憶手段に記憶された指紋特徴量と関連付けて記憶されたメニュー中の位置に表示されるアイコンに対応するアプリケーション手段を選択するアプリケーション選択手段と、
    前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段を起動させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 入力手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段を識別する情報を前記表示手段に表示させ、その選択されたアプリケーション手段が起動させるアプリケーション手段である旨が前記入力手段から入力された場合、その選択されたアプリケーション手段を起動させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 複数のアプリケーション手段と、
    指紋特徴量と、前記アプリケーション手段を識別する情報とを関連付けて記憶する指認識情報記憶手段と、
    指紋情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された指紋情報から指紋特徴量を算出し、その算出された指紋特徴量と最も類似する前記指認識情報記憶手段に記憶された指紋特徴量と関連付けて記憶された情報によって識別されるアプリケーション手段を選択するアプリケーション選択手段と、
    前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段が起動されていない場合、その選択されたアプリケーション手段を起動させ、前記選択されたアプリケーション手段が起動されている場合、その起動されているアプリケーション手段の動作を終了させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数のアプリケーション手段と、
    指紋特徴量を記憶する指認識情報記憶手段と、
    指紋情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された指紋情報から指紋特徴量を算出し、その算出された指紋特徴量と、前記指認識情報記憶手段に記憶された指紋特徴量との類似度が所定の閾値以上の場合、起動されている前記アプリケーション手段の中の所定のアプリケーション手段を選択するアプリケーション選択手段と、
    前記アプリケーション選択手段によって選択されたアプリケーション手段の動作を終了させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記所定のアプリケーション手段は、前記起動されているアプリケーション手段の全てである、前記起動されているアプリケーション手段の中の、最も近い過去に起動されたアプリケーション手段である、または、前記起動されているアプリケーション手段の中の、最も遠い過去に起動されたアプリケーション手段である
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010070756A1 (ja) * 2008-12-18 2010-06-24 富士通株式会社 情報処理装置、認証プログラムおよび認証方法
JP2011034140A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kyocera Corp 情報処理装置及びアプリケーションプログラムの起動方法
WO2015035842A1 (zh) * 2013-09-11 2015-03-19 华为技术有限公司 应用程序控制方法、终端设备以及远程控制系统

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