JP2008248105A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】起泡性、泡質、泡持ちに優れつつ、高い洗浄効果を有し、また、高分子特有のぬめり感もなく、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れた洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)〜(C)、
(A)0℃より高く37℃より低い下限臨界溶液温度(LCST)を有する複数の高分
子部分と親水性高分子部分が結合したブロック共重合体またはグラフト共重合体
であって、その水溶液が0℃より高く37℃より低い温度にゾル−ゲル転移温度
を有する高分子化合物
(B)アミノ酸系アニオン性界面活性剤
(C)水
を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関し、更に詳細には、水溶液とした場合に特定のゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物、特定の界面活性剤および水を配合した、起泡性、泡質、泡持ち、良好な洗浄力と使用感を有する洗浄剤組成物に関する。
従来より、洗浄剤組成物は、高い洗浄力と起泡性や泡質、使用後の良好な感触を得る為に、様々な種類の洗浄剤を配合する検討がなされ、特にマイルドな使用感と使用後の毛髪のごわつきや皮膚のつっぱり感を軽減するためにアミノ酸系洗浄剤を用いた処方開発がなされている。
これまでアミノ酸系洗浄剤としてN−アシル中性アミノ酸を含有する液体洗浄剤組成物が報告(特許文献1)されている。このものはあわ立ちが不十分であり実用的なものではなかった。
また、アミノ酸系洗浄剤としてアミドアミノ酸型両性界面活性剤またはアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤を含有する身体用液状洗浄剤組成物が報告(特許文献2)されている。このものは両性界面活性剤の使用量が限定され、これを外れると、脱脂力やぬめり感が激しく、安定性や泡質が悪化し、更には起泡力が不足するため実用的なものではなかった。
更に、アミノ酸系洗浄剤としてN−長鎖アシルアラニンを含有する洗浄剤組成物が報告(特許文献3)されている。このものは泡質、洗浄力は良く、低刺激性であるものの、N−長鎖アシルアラニンの使用量が限定され、これを外れると、洗浄時のきしみ感がひどく、なめらかさも低下し、更には洗浄後のぬめりがでると共に刺激性でもあるため実用的なものではなかった。
また更に、アミノ酸系洗浄剤としてグリシン誘導体を含有する洗浄剤組成物が報告(特許文献4)されている。このものはグリシン誘導体の使用量が限定され、これを外れると、刺激が出たり、起泡力が不十分であったり、泡切れが悪化するため実用的なものではなかった。
このように、従来のアミノ酸系洗浄剤は、使用後の皮膚のつっぱり感のなさ、毛髪のごわつきのなさや、しなやかさは得られるものの、起泡性や泡質、泡持ち、洗浄効果が十分ではなく、洗浄剤組成物としては必ずしも満足できるものではなかった。
特開平4−149299号公報 特開平6−248298号公報 特開平7−316587号公報 特開平9−78082号公報
従って、本発明は、起泡性、泡質、泡持ちに優れつつ、高い洗浄効果を有し、また、高分子特有のぬめり感もなく、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れた洗浄剤組成物を提供することをその課題とするものである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、水溶液とした場合に特定のゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物を、アミノ酸系アニオン性界面活性剤および水と共に配合した洗浄料組成物が上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は次の成分(A)〜(C)、
(A)0℃より高く37℃より低い下限臨界溶液温度(LCST)を有する複数の高分
子部分と親水性高分子部分が結合したブロック共重合体またはグラフト共重合体
であって、その水溶液が0℃より高く37℃より低い温度にゾル−ゲル転移温度
を有する高分子化合物
(B)アミノ酸系アニオン性界面活性剤
(C)水
を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
本発明の洗浄剤組成物は、水溶液とした場合に特定のゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物を含有することにより、手に取った際には流動性があるので良好に泡立ち、その後お湯の温度や体温で、弾力感のある構造性を持った泡が形成され、その泡の構造性が長く保たれ、汚れと十分馴染ませることができるので、従来のアミノ酸系アニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物の起泡性や泡質、泡持ち、洗浄効果の悪さといった問題を解決し、更には、洗い上がりのぬめり感のなさ、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れたものである。
従って、本発明の洗浄剤組成物は、皮膚や頭髪の洗浄用として好適に用いることができる。
本明細書において、下限臨界溶液温度(LCST;Lower Critical Solution Temperature)とは、この温度よりも低い温度では高分子が水に溶解して透明の溶液となるが、この温度よりも高い温度では不溶化して白濁するか沈殿が生じ、相分離する温度である。
本発明の洗浄剤組成物に成分(A)として含有される0℃より高く37℃より低いLCSTを有する複数の高分子部分と親水性高分子部分が結合したブロック共重合体またはグラフト共重合体であって、その水溶液が0℃より高く37℃より低い温度にゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物(以下、「温度応答性高分子化合物」という)は、その水溶液が固有のゾル−ゲル転移温度を有するものであり、ゾルーゲル転移温度より低い温度では流動性を有するゾル状であるが、ゾル−ゲル転移温度よりも高い温度では流動性を失ってゲル化する性質を持つものである。このような温度応答性高分子化合物は公知の化合物であり、例えば、特許第3585309号公報にゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物として記載されているものである。またこの温度応答性高分子化合物の製造も、この特許第3585309号公報の実施例1ないし6やその他明細書中の記載に従って行うことができる。
上記温度応答性高分子化合物は、複数の0℃より高く37℃より低いLCSTを有する高分子部分(以下、「LCST高分子部分」ということがある)を含むものである。このLCST高分子部分には、LCST挙動を示す温度応答性を有する高分子が含まれる。このLCST挙動を示す温度応答性を有する高分子としては、ポリN−置換アクリルアミド誘導体、ポリN−置換メタクリルアミド誘導体及びこれらの共重合体、ポリプロピレンオキサイド、プロピレンオキサイドと他のアルキレンオキサイドとの共重合体、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール部分酢化物、ポリアルキレンオキサイド等が挙げられる。より具体的には、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−n−プロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N,N−エチルメチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−エチルアクリルアミドなどが挙げられ、特にポリ−N−イソプロピルアクリルアミドが好ましく用いられる。
上記LCST高分子部分は、前記LCSTを有する高分子のみから構成されるホモポリマーであってもよいが、さらに他のモノマーと共重合させたコポリマーであってもよい。このようなコポリマーを構成する他のモノマーとして、親水性モノマー及び疎水性モノマーのいずれも用いることができる。
上記親水性モノマーとしては、N−ビニルピロリドン、ビニルピリジン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、ヒドリキシエチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシメチルメタアクリレート、ヒドロキシメチルアクリレート、酸性基を有するアクリル酸、メタアクリル酸及びそれらの塩、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸等、並びに塩基性基を有するN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド及びそれらの塩等が例示できる。
一方、上記疎水性モノマーとしては、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等のアクリレート誘導体およびメタクリレート誘導体、N−n−ブチルメタアクリルアミド等のN−置換アルキルメタアクリルアミド誘導体、塩化ビニル、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル等が挙げられる。
上記温度応答性高分子化合物を構成する上記LCST高分子部分は、LCSTが0℃よりも高く37℃よりも低い範囲にあるものである。このLCST高分子部分をホモポリマーとする場合は、例えばポリ−N−イソプロピルアクリルアミドやポリ−N−n−プロピルメタアクリルアミドなど、固有のLCST温度が0〜37℃の範囲にあるものを適宜選択することができる。一方、LCST高分子部分をコポリマーとする場合には、一般的にLCSTを有する高分子に親水性モノマーを共重合することにより、コポリマーのLCSTを上昇させることが可能となり、また疎水性モノマーを共重合することにより、LCSTを下降させることが可能となるため、LCST挙動を示す温度応答性を有する高分子と共重合させるモノマーの組み合わせを選択し、組成比等を調整することによって、0〜37℃の範囲で高分子部分のLCSTを調整することができる。
また、温度応答性高分子化合物は、上記LCST高分子部分の他に、親水性高分子部分を含有するものである。この親水性高分子部分を構成する高分子としては、例えば、メチルセルロース、デキストラン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリN−ビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリルアミド、ポリN−メチルアクリルアミド、ポリヒドロキシメチルアクリレート、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸およびそれらの塩、ポリN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリN,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、ポリN,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよびそれらの塩等が挙げられる。
更に、温度応答性高分子化合物は、上記LCST高分子部分と親水性高分子部分が結合したブロック共重合体またはグラフト重合体である。グラフト重合体の場合は、LCST高分子部分が主鎖で親水性高分子部分が側鎖として結合したものであっても、主鎖が親水性高分子部分で、側鎖としてLCST高分子部分が結合したものであってもよい。
上記LCST高分子部分と、親水性高分子部分とのブロック共重合体は、例えば予め両者に反応活性な官能基(水酸基、カルボキシル基、アミノ基、イソシアネート基等)を複数導入し、両者を化学反応により結合させることによって得ることができる。例えば、親水性高分子であるポリエチレンオキサイドの両末端に重合性官能基であるメタクリロイル基を導入し、LCSTを有する高分子を構成するモノマーであるN−イソプロピルアクリルアミドと共重合させることによって、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミドから構成されるLCST高分子部分とポリエチレンオキサイドからなる親水性高分子部分とのブロック共重合体を得ることができる。
また、N−イソプロピルアクリルアミドとN−アクリロキシスクシンイミドを共重合させて1級アミンと反応する基を導入した高分子を合成し、これと末端に1級アミノ基を導入したポリエチレンオキサイドを反応させることによって、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミドから構成されるLCST高分子部分とポリエチレンオキサイドからなる親水性高分子部分とのブロック共重合体を得ることができる。
更に、上記LCSTを有する高分子部分と親水性高分子部分とのグラフト共重合体は、通常のグラフト重合法を用いることができ、重合体の連鎖移動反応を利用する方法、幹重合体に遊離基に分裂し得る官能基を導入し、該官能基から重合を開始する方法、幹重合体からイオン重合を開始せしめる方法等を用いることができるが、側鎖の重合度を制御するという観点からは、LCST高分子部分中に1個の重合性官能基を導入し、親水性高分子部分を与えるモノマーと共重合させる方法や、親水性高分子部分中に1個の重合性官能基を導入し、LCST高分子部分を構成するモノマーと共重合させる方法などが好ましく用いられる。
上記温度応答性高分子化合物の分子量は特に制限されないが、1万以上が好ましく、特に10万以上がゾル−ゲル転移温度より高い温度で良好にゲルが形成されるので好ましい。この温度応答性高分子化合物の分子量の測定は、前記特許第3585309号公報に記載の方法に従って行うことができる。
以上のようにして、LCST高分子部分と親水性高分子部分の組成や、両高分子部分の疎水度および親水度、分子量等によって、温度応答性高分子化合物の水溶液のゾルーゲル転移温度が、0℃より高く37℃より低い温度のものを調製することができる。
本発明の洗浄剤組成物においては、温度応答性高分子化合物の水溶液のゾル−ゲル転移温度は皮膚や毛髪を洗浄する間、洗浄剤組成物が良好に泡立ち、その泡が持続するように、使用する環境の温度に合わせて適宜設定すればよいが、0℃より高く37℃より低い温度のもの、好ましくは15℃以上37℃未満のもの、特に好ましくは25℃以上37℃未満のものである。温度応答性高分子化合物の水溶液のゾル−ゲル転移温度が、上記温度範囲のものであれば、容器から手に取った際には流動性があるので良好に泡立ち、その後お湯や体温により泡が構造性を持つため、洗浄動作を行なう間、弾力感のある泡が維持され、汚れと十分馴染ませることができるので良好な洗浄効果が得られる。上記温度範囲のゾル−ゲル転移温度を有する温度応答性高分子化合物の水溶液としては、上記のようにして調製されるものの他に、メビジェル−32(ゾル−ゲル転移温度32℃)、メビジェル−20(ゾル−ゲル転移温度20℃;いずれも一丸ファルコス社製)等の市販品を利用することもできる。このメビジェル−32および20は、N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体の15w/w%水溶液である。これらの市販品を利用すれば温度応答性高分子化合物の水溶液のゾル−ゲル転移温度を20℃以上32℃以下に調整することもできる。
本発明の洗浄剤組成物における、成分(A)の温度応答性高分子化合物の含有量は特に制限されるものではないが、0.01〜10質量%(以下単に「%」という)、好ましくは0.1〜5%である。成分(A)がこの範囲であれば、泡質、起泡性、泡もちに優れ、洗浄効果も良好で、また、高分子特有のぬめり感もなく、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れたものが得られる。
また、本発明の洗浄剤組成物に含有される成分(B)のアミノ酸系アニオン性界面活性剤は、通常洗浄剤組成物に用いられるものであれば、特に制限されず、例えば、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸アンモニウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ラウロイル−N−メチルアラニントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルアミノ酸塩;N−ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンカリウム等のN−アシルアルキルタウリン塩;ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム、ラウロイル加水分解シルクナトリウム等のN−アシルポリペプチド塩を挙げることができる。これらアミノ酸系アニオン性界面活性剤としては、市販されているアラノンALTA(川研ファインケミカル社製)、アミノサーファクトACMT−L(旭化成ケミカルズ社製)等を用いることができる。また、これらのアミノ酸系アニオン性界面活性剤は複数を組み合わせて使用することもできる。本発明の洗浄剤組成物における成分(B)のアミノ酸系アニオン性界面活性剤の含有量は特に制限されるものではないが、0.1〜30%が好ましく、より好ましくは1〜25%である。また、本発明の洗浄剤組成物においては、成分(B)のアミノ酸系アニオン性界面活性剤は、成分(A)の温度応答性高分子化合物との配合質量比((A):(B))が、10:1〜1:20となるように配合させることが好ましく、5:1〜1:5となるように配合させることが好ましい。
更に、本発明の洗浄剤組成物に含有される成分(C)の水としては、精製水、温泉水、海洋深層水の他、ローズ水、ラベンダー水等の植物の水蒸気蒸留水等を用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分(A)〜(C)を混合することにより調製することができる。また、この洗浄剤組成物には、上記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、油剤、上記成分(B)のアミノ酸系アニオン性界面活性剤以外の界面活性剤、アルコール類、上記成分(A)以外の水溶性高分子、粉体、パール光沢付与剤、皮膜形成剤、樹脂、塩類、pH調整剤、キレート剤、紫外線吸収剤、清涼剤、抗菌剤、香料、消臭剤、保湿剤、植物抽出物、ビタミン類、アミノ酸類等を配合することができる。
斯くして得られる本発明の洗浄剤組成物は、起泡性、泡質、泡持ちに優れつつ、高い洗浄効果を有し、洗い上がりのぬめり感のなさ、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れているので、特に皮膚や頭髪の洗浄に好適であり、洗顔料、ボディシャンプー、ハンドソープ、シャンプー等としてポンプ容器、チューブ容器等の容器に入れて使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は何らこれらの実施例に限定されるものではない。
実 施 例 1
洗浄剤組成物の調製(1):
表1の成分を混合して洗浄剤組成物を調製し、この50mlをポンプフォーマー容器(直径5cm、高さ20cm、容量200ml)に入れた。この洗浄剤組成物の泡質を、専門評価者が40℃のお湯で手を濡らした後、掌に1回吐出し、泡立てた後、下記評価基準に従い評価した。また、併せて洗浄剤組成物を35℃に暖めたガラス板上に吐出した直後泡の状態を調べた。その写真を図1に示す。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:アミノサーファクトACMT−L(旭化成ケミカルズ社製)
*2:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
*3:メトローズ65SH−4000(信越化学工業社製)
<泡質評価基準>
(評価) (内容)
5 : 泡に弾力性があり、非常にきめが細かい。
4 : 泡に比較的弾力性があり、きめも細かい。
3 : 弾力性、きめ細かさ共に普通である。
2 : 弾力性にやや劣り、きめも粗い泡である。
1 : 泡に弾力性がなく、きめも粗い。
図1からわかるように、本発明品1の泡は非常にきめが細かったのに対して比較品1および2の泡は粗さが目立つ泡であった。
実 施 例 2
洗浄剤組成物の調製(2):
表2の成分からなる洗浄剤組成物を調製し、それぞれ300mLビーカーに100g分計量した。このビーカー中の洗浄剤組成物をディスパーミキサーで攪拌(2000rpm、1分間)した後、35℃のヒーター上に設置し、攪拌直後(0分後)から60分後まで泡の高さ(cm)を経時的に計測し、泡もちの評価をした(n=3)。なお、泡もちの評価は泡の高さが減っていくプロットに対して近似直線を引き、その傾きの絶対値が小さいほど「泡もちが良い」ものとして評価した。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:アミノサーファクトACMT−L(旭化成ケミカルズ社製)
*2:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
*3:メトローズ65SH−4000(信越化学工業社製)
本発明品2は攪拌直後の泡立ち(起泡性)、経時での泡もちに優れているのに対し、比較品3および比較品4は攪拌直後の泡立ち、経時での泡もちが共に劣っていた。
実 施 例 3
ジェル状洗顔料の調製:
表3に示す組成のジェル状洗顔料を下記製造方法に従って調製した。得られたジェル状洗顔料を使用して男女各10名のパネルに洗顔してもらい、40℃のお湯で洗い流して流してもらった。ジェル状洗顔料の泡立ち(起泡性)、泡質(泡のキメ、感触(弾力感)、泡持ち、洗い上がりのぬめり感のなさ(さっぱり感)及び使用後の肌のしっとり感(つっぱり感のなさ)を下記評価基準にて評価し、各サンプルごとにパネル全員の評点からその平均値を算出し、更に下記4段階判定基準により判定した。これらの結果を併せて表3に示す。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
*2:メトローズ60SH−10000 (信越化学工業社製)
<製造方法>
A:成分1〜6均一に混合する
B:成分7〜10を均一に混合する
C:A、Bを均一に混合してジェル状洗顔料を得た
<評価基準>
(評点) (評価)
5点 : 非常に良好
4点 : 良好
3点 : 普通
2点 : やや不良
1点 : 不良
<4段階判定基準>
(判定) (評点の平均点)
◎ : 4.5点を超える
○ : 3.5点を超え4.5点未満
△ : 2点を超え3.5点未満
× : 2点以下
本発明品3および4はいずれも泡立ちがよく、きめ細かで弾力感のある泡が持続するもので、マイルドな使用感でありながら、十分な洗浄力を有し、また、洗い上がりのぬめり感や使用後のつっぱり感のない優れたジェル状洗顔料であった。これに対し、温度応答性高分子化合物を配合していない比較品5は起泡性、泡質、泡持ちは共に劣るものであった。また、温度応答性高分子化合物の代わりに他の水溶性高分子を配合した比較品6は起泡性、泡持ちが十分でなく洗い上がりに高分子特有のぬめり感の残るものであった。
実 施 例 4
洗顔料の調製:
表4に示す組成の洗顔料を下記製造方法に従って調製した。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度20℃)(一丸ファルコス社製)
*2:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
<製造方法>
A:成分1〜8を均一に混合後する
B:Aに成分9、10を添加し、均一に混合した後、80℃に加温する
C:Bを15℃まで冷却し、成分11〜13を添加し、均一に混合して洗顔料を得た
得られた洗顔料を顔面用洗浄剤として使用したところ、泡立ちがよく、きめ細かで弾力感のある泡が持続し、マイルドな使用感でありながら、十分な洗浄力を有し、また、洗い上がりのぬめり感や使用後のつっぱり感のない優れた洗顔料であった。
実 施 例 5
シャンプーの調製:
表5に示す組成のシャンプーを下記製造方法に従って調製した。得られたシャンプーを使用して女性10名のパネルに洗髪してもらい、40℃のお湯で洗い流してもらった。シャンプーの泡立ち(起泡性)、泡質(泡の弾力感)、泡持ち、洗浄時のきしみ感のなさ、洗い上がりのぬめり感のなさ、使用後の髪のごわつきのなさ、しなやかさを実施例3と同様の評価基準で評価し、更に実施例3と同様の判定基準により判定した。これらの結果を併せて表5に示す。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン(旭化成ケ
ミカルズ社製)
*2:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
*3:ナトロゾール250HHR(ハークレス社製)
<製造方法>
A:成分1〜8を80℃に加温して均一溶解した後、15℃まで冷却する
B:Aに成分9〜15を添加後、均一に混合してシャンプーを得た
本発明品6および7はいずれも泡立ちがよく、弾力感のある泡が持続するもので、洗浄時のきしみ感のなさ、洗い上がりのぬめり感のなさ及び使用後の髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れたシャンプーであった。これに対し、温度応答性高分子化合物を配合していない比較品7は起泡性、泡質、泡持ちは共に劣り、洗浄時にきしみ感を感じ、洗い上がりにぬめり感を感じるにもかかわらず使用後の髪がごわつきしなやかさに欠けるものであった。また、温度応答性高分子化合物の代わりに他の水溶性高分子を配合した比較品8は起泡性、泡持ちが十分でなく洗い上がりに高分子特有のぬめり感の残るものであった。
実 施 例 6
ボディーシャンプーの調製:
表6に示す組成のボディーシャンプーを下記製造方法に従って調製した。
表中、( )内の数値は固形分量
*1:アミノサーファクトACMT−L(旭化成ケミカルズ社製)
*2:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度20℃)(一丸ファルコス社製)
*3:N−イソプロピルアクリルアミド・メタクリル酸n−ブチル・ポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜3)グリコールジメタアクリレート共重合体水溶液(固形分15%
、ゾル−ゲル転移温度32℃)(一丸ファルコス社製)
<製造方法>
A:成分1〜5を80℃にて均一に混合する
B:成分6〜7を80℃にて均一に混合する
C:BにAを攪拌しながら徐々に加え15℃まで冷却する
D:Cに成分8〜10を添加し、攪拌しボディーシャンプーを得た
得られたボディーシャンプーを身体用洗浄剤として使用したところ、本発明品はふっくらとした泡が持続し、マイルドな使用感で、洗い上がりもしっとりとして十分満足のいくものであった。
本発明の洗浄剤組成物は起泡性、泡質、泡持ちに優れつつ、高い洗浄効果を有し、使用後の皮膚のしっとり感、毛髪のごわつきのなさ、しなやかさに優れたものである。
従って、本発明の洗浄剤組成物は皮膚や頭髪の洗浄用として好適に用いることができる。
実施例1の洗浄剤組成物を35℃に暖めたガラス板上に吐出した直後の泡の状態の写真である(図中Aは本発明品1、Bは比較品1およびCは比較品2の洗浄剤組成物の泡である)。 以上

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(C)、
    (A)0℃より高く37℃より低い下限臨界溶液温度(LCST)を有する複数の高分
    子部分と親水性高分子部分が結合したブロック共重合体またはグラフト共重合体
    であって、その水溶液が0℃より高く37℃より低い温度にゾル−ゲル転移温度
    を有する高分子化合物
    (B)アミノ酸系アニオン性界面活性剤
    (C)水
    を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 成分(A)と成分(B)の配合質量比(A):(B)が10:1〜1:20である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 皮膚用である請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
  4. 頭髪用である請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
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