JP2008246065A - 操作位置調節装置、操作位置調節方法及び遊技機 - Google Patents

操作位置調節装置、操作位置調節方法及び遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿って操作レバーを移動可能に配置することで、操作レバーの位置の調節範囲に大幅な自由度をもたせることができ、併せて少なくとも遊技者への肉体的負担等を軽減させること。
【解決手段】ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンである、たとえばストップボタン9a,9b,9cの周囲に沿って周回溝702を設け、この周回溝702に沿ってスタートレバー駆動機構部700の操作レバーであるたとえばスタートレバー701を移動させることにより、スタートレバー701の位置調節が可能となるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、回胴式遊技機である、たとえばスロットマシンでのゲームの進行に必要とされる操作レバーであるたとえばスタートレバーの操作位置調節等に適した操作位置調節装置、操作位置調節方法及び遊技機に関する。
遊技機の一種として回胴式遊技機である、たとえばスロットマシンがある。スロットマシンは、複数の図柄が付された回転体としての複数のリールを備え、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作することで各リールが回転を開始する。各リールが回転を開始した後、ストップボタンを操作したり所定時間が経過したりすることで、各リールが順次停止する。
また、スロットマシンでは、メダル(又はコインとも呼ばれている)の投入とスタートレバーの操作を条件として抽選を行い、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上に遊技者が当選した図柄を停止させることを条件として所定枚数のメダルが払い出されたり、遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)が発生する。
また、このようなスロットマシンは、前面側に開口を有する箱形の筐体と、この筐体の前面側に開閉自在に取り付けられた前扉とを備え、筐体の内部に遊技構成装置が配設されて、前扉が開口を覆う状態で遊技に供されるようになっている。また、その筐体の内部には、スロットマシンの各部に電力を供給するための電源装置が設けられており、この電源装置から供給される電力によりスロットマシンが作動するようになっている。
また、このようなスロットマシンでは、ゲームの演出に係る制御を主に行うサブ制御基板と、リールの回転駆動を制御する回胴装置基板と、ベットボタン、スタートレバー及びストップボタンによる操作信号を転送する中央表示基板と、各駆動部等への電力供給を制御する電源装置基板とを備え、これらの基板は主制御基板により集中制御されている。
また、主制御基板には、システムプログラムやスロットマシンゲーム用のプログラム等が書き込まれているROM(Read Only Memory)、このROMから所定のプログラムを読み出して所定の制御を行うCPU(Central Processing Unit)、このCPUによる演算結果等を保持するRAM(Random Access Memory)等の電子素子等が搭載されており、ゲームの進行に合わせそのROMから読み出したプログラムに基づき、上述した各種基板への制御が行われるようになっている。
ところで、このようなスロットマシンでは、たとえばスタートレバーの位置が前扉の操作卓部に固定配置されている。すなわち、操作卓部には少なくとも回胴装置の3個のメインリールの回転停止を個別に指示するための3個のストップボタンが設けられており、これらのストップボタンの左側に固定配置されることが一般的である。
また、ストップボタンの高さ位置は機種毎に異なるが、遊技者の平均的な体格等に合わせてほぼ同一高さとなるように一義的に設定されている。このように、スタートレバーの位置が一義的に設定されていることから、スタートレバーの高さ位置等が遊技者に合っていない場合、遊技が長時間に亘ると、その遊技者に肉体的負担を強いることになりかねない。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、始動レバーを取り付けている操作ユニットを上下方向に移動可能とすることで、始動レバーの高さ位置が調節可能にされたスロットマシンを提案している。
特開2006−255163号公報
このように、上述した特許文献1に示されているスロットマシンでは、操作ユニットを上下方向に移動させることで、始動レバーの高さ位置を調節することができることから、遊技者が自ら自分の体格等に合った位置に始動レバーの高さ位置を調節することにより、遊技が長時間に亘っても肉体的負担が軽減されるものと考えられる。
ところが、このようなスロットマシンでは、始動レバーの高さ位置の調節が上下方向に限られているばかりか、操作ユニットの上下方向の移動範囲が操作卓部の寸法によって制約されることから、始動レバーの高さ位置の調節範囲も自ずと狭い範囲に限られてしまうという問題があった。
また、始動レバーは、上述したように、回胴装置の3個のメインリールの回転停止を個別に指示するための3個のストップボタンの左側に固定配置されているため、利き腕によっては遊技が長時間に亘ると、肉体的負担を強いることがあるという問題もあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿って操作レバーを移動可能に配置することで、操作レバーの位置の調節範囲に大幅な自由度をもたせることができ、併せて少なくとも遊技者への肉体的負担等を軽減させることができる操作装置、操作方法及び遊技機を提供することを目的とする。
本発明の操作位置調節装置は、遊技機の前扉に設けられ、少なくともゲームの進行に必要な操作レバーの操作位置調節装置であって、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿って前記操作レバーを移動可能とする溝が設けられ、前記操作レバーを前記溝に沿って移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能とされていることを特徴とする。
また、前記操作レバーを移動可能とする溝は、前記複数の操作ボタンの周囲に沿って設けられる周回溝であるようにしてもよい。
また、前記周回溝には、駆動モータの駆動力によって周回する無端ベルト体が設けられ、前記操作レバーは前記無端ベルト体に取り付けられており、演出開始時には前記駆動モータの駆動力により前記無端ベルト体の周回動作に応じて前記操作レバーの位置が変更されるようにしてもよい。
また、前記周回溝の内側及び/又は外側には、該周回溝に沿って演出用発光体が複数設けられ、演出開始時には前記複数の演出用発光体による点灯又は点滅が行われるようにしてもよい。
また、前記周回溝には、前記位置調節された前記操作レバーの位置を検出する位置検出手段が設けられ、前記操作レバーは、演出終了時に前記位置検出手段によって検出されている位置に戻されるようにしてもよい。
本発明の操作位置調節方法は、遊技機の前扉に設けられ、少なくともゲームの進行に必要な操作レバーの操作位置調節方法であって、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿った溝に沿って前記操作レバーを移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能とされることを特徴とする。
また、前記操作レバーを移動可能とする溝は、前記複数の操作ボタンの周囲に沿って設けられる周回溝であるようにしてもよい。
また、前記周回溝に沿って駆動モータの駆動力により前記操作レバーを取り付ける無端ベルト体を周回させ、演出開始時には前記駆動モータの駆動力により前記無端ベルト体の周回動作に応じて前記操作レバーの位置が変更されるようにしてもよい。
また、前記周回溝の内側及び/又は外側に、該周回溝に沿って複数設けられる演出用発光体を、演出開始時に点灯又は点滅させるようにしてもよい。
また、前記周回溝に設けられる位置検出手段により前記位置調節された前記操作レバーの位置を検出し、前記操作レバーを、演出終了時に前記位置検出手段によって検出されている位置に戻すようにしてもよい。
本発明の遊技機は、請求項1〜5のいずれかに記載の操作位置調節装置を搭載していることを特徴とする。
本発明の操作位置調節装置、操作位置調節方法及び遊技機では、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿った溝に沿って操作レバーを移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能とされる。
本発明の操作位置調節装置、操作位置調節方法及び遊技機によれば、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿った溝に沿って操作レバーを移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能となるようにしたので、操作レバーの位置の調節範囲に大幅な自由度をもたせることができ、併せて少なくとも遊技者への肉体的負担等を軽減させることができる。
本実施形態では、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンである、たとえばストップボタン9a,9b,9cの周囲に沿って周回溝702を設け、この周回溝702に沿って操作レバーであるたとえばスタートレバー701を移動させることにより、スタートレバー701の位置調節が可能となるようにした。
このように、スタートレバー701をストップボタン9a,9b,9cの周囲に沿った周回溝702により移動可能とすることで、スタートレバー701が本来の固定位置からストップボタン9a,9b,9cの周囲の任意の位置に移動可能となり、スタートレバー701の位置の調節範囲に大幅な自由度をもたせることができる。
また、スタートレバー701をストップボタン9a,9b,9cの並びの左右のいずれかに移動させることで、遊技者の利き腕に合った位置にスタートレバー701を調節することができ、これにより遊技が長時間に亘っても、肉体的負担を強いることがなくなる。
なお、スタートレバー701は、少なくともストップボタン9a,9b,9cの並びの左右のいずれかに移動可能とすることで、スタートレバー701の位置の調節範囲の自由度や遊技者への肉体的負担の軽減が図れるため、周回溝702の代わりに、ストップボタン9a,9b,9cの並び方向に沿った溝によりスタートレバー701を移動可能とするようにしてもよい。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は本発明の操作位置調節装置が適用される回胴式遊技装置の一例を示す正面図、図2は図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す正面図である。
これらの図に示すように、回胴式遊技装置であるスロットマシン1は、遊技者側に面する、いわゆるフロントマスクを構成する前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口側に対し、蝶番機構2aにより左側端部側を回動支点として開閉可能に取り付けられている。前扉3は、上部パネル部3A、中部パネル部3B、操作卓部3C及び下部パネル部3Dに概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。
筐体2の内部には、スロットマシン1全体の動作を統括制御する主制御基板300と、3個の円筒状のメインリール521,522,523を備える回胴装置520と、スロットマシン1の各部に電力を供給するための電源装置530と、ゲームの入賞に応じてメダルの払い出しを行うホッパ装置600と、ホッパ装置600から溢れたメダルを収納する補助貯留部540等とが設けられている。ここで、回胴装置520は、主制御基板300からの回転駆動開始制御信号や回転駆動停止制御信号等を受ける後述の回胴装置基板420によって各メインリール521,522,523の回転や回転停止が制御されるようになっている。
また、電源装置530のたとえば側面には、いわゆる配電盤に相当する後述の電源装置制御基板430が設けられている。この電源装置制御基板430には、電源装置530で発生される各種電源電圧をホッパ装置600等の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン1の動作に必要なシステム電源を供給する。また、電源装置制御基板430は、主制御基板300からのメダルの払い出しを行わせるべき旨の指令を受けると、ホッパ装置600を制御してメダルの払い出しを行わせる。
また、前扉3は、筐体2の開口を閉塞する位置で、操作卓部3Cに設けられている鍵穴4を有する図示しない施錠装置によりロックされ、ホールスタッフ等が主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認を含むメンテナンス作業や出玉管理作業等を行う場合、前扉3の鍵穴4に専用鍵を差し込んでそのロックを解除すると、前扉3が開放されるようになっている。
前扉3の上部パネル部3Aには、遊技に伴った演出を行う演出表示部100が取り付けられている。演出表示部100には、たとえばゲームの進行に応じた動画像等を表示する表示部101と、この表示部101を覆う表示パネル102とが設けられている。この表示パネル102は、中央部に表示部101を視認可能とする略長方形の透明窓103を有し、その透明窓103の周囲が映像を表示可能な液晶パネルで構成されている。また、演出表示部100には、意匠的に遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計された複数の演出用ランプ104〜108と、演出用の効果音を発するスピーカ109a,110aを有する放音部109,110が設けられている。
そして、前扉3の上部パネル部3Aの背面に設けられているサブ制御基板400に、主制御基板300から演出開始を示唆する制御信号が供給されると、そのサブ制御基板400により表示部101による動画像等の表示と、演出用ランプ104〜108による点滅又は点灯によっての演出と、放音部109,110からの効果音による演出とが行われるようになっている。
前扉3の中部パネル部3Bには、回胴装置520の各メインリール521,522,523の確認を行える確認窓201を有するパネル202を備えたメイン演出部200が設けられている。また、中部パネル部3Bの両側には、高輝度発光ダイオードを内蔵したサイドランプ5a,5bが配置されている。これらのサイドランプ5a,5bは、リーチや大当たり等の際に点灯又は点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行うものである。
前扉3の操作卓部3Cには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部6、メダルをベットするベットボタン7、ゲームの操作を指示するスタートレバー701を有する操作位置調節装置であるスタートレバー駆動機構部700、演出表示部100の後述のメインリール521,522,523をストップさせるストップボタン9a,9b,9c等が設けられている。
ここで、現状のスロットマシン1では、1ゲームに必要とされるメダルがたとえば3枚となっているため、メダル投入部6から3枚を超えてメダルが連続投入されると、最大50枚までクレジットされるようになっている。
ベットボタン7は、スロットマシン1のゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式の操作スイッチであり、MAXベットボタンと呼ばれている。すなわち、メダルがクレジットされているとき、ゲーム開始時にベットボタン7を操作すると、そのクレジットされているメダルのうち3枚がベットされるようになっている。
スタートレバー駆動機構部700のスタートレバー701は、操作卓部3Cのストップボタン9a,9b,9cの周囲を囲むように設けられた周回溝702に沿って移動自在となるように配置されているが、その詳細については後述する。また、周回溝702の内側及び外側には、その周回溝702に沿ってLED等の演出用発光体703が複数設けられている。これらの演出用発光体703による演出等の詳細についても後述する。
なお、スタートレバー701は、演出表示部100の後述のメインリール521,522,523を一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、周回溝702の任意の位置で先端に設けられている球形の操作ノブを上下左右のいずれかの方向に傾倒操作するとオン作動し、その操作ノブから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフするように構成されている。
ストップボタン9a,9b,9cは、回胴装置520の各メインリール521,522,523の回転停止を個別に指示するための押圧式スイッチであり、各メインリール521,522,523の配列に対応してそれぞれ並設されている。
また、前扉3の操作卓部3Cの背面には、操作卓部3Cのベットボタン7、スタートレバー701、ストップボタン9a,9b,9c等の各種メインスイッチが電気的に接続された中央表示制御基板410が設けられており、これらのスイッチの出力信号が中央表示制御基板410から主制御基板300に転送されるようになっている。
前扉3の下部パネル部3Dには、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、たとえば登場キャラクターの絵等を表示するパネル10が設けられている。
下部パネル部3Dの下方には、入賞時等においてメダルを排出するメダル排出口12を有する受皿ユニット11と、後述のスピーカ13a,14aを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる演出効果音部13,14と、灰皿15等とがそれぞれ配設されている。
また、前扉3の下部パネル部3Dの背面には、メダル投入部6より投入される投入物を正規のメダルか異物かを判別して振り分けるセレクト機構500と、このセレクト機構500で振り分けられたメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置600へ案内するガイド部材501と、セレクト機構500で振り分けられた異物をメダル排出口12へ案内するガイド部材502と、ホッパ装置600から排出されたメダルを受皿ユニット11のメダル排出口12側にガイドするガイド部材503とが設けられている。
また、上述したスタートレバー駆動機構部700は、図2において、上述した中央表示制御基板410やセレクト機構500の内側に位置するように設けられている。また、下部パネル部3Dの下方の背面には、上述したスピーカ13a,14aが設けられている。
図3〜図5は、上述したスタートレバー駆動機構部700の詳細を説明するための図である。ここで、図3はスタートレバー駆動機構部700の詳細を説明するための正面図であり、図4は図3の無端ベルト体を拡大して示す正面図であり、図5は図4の無端ベルト体を拡大して示す側面図である。
これらの図に示すように、スタートレバー駆動機構部700は、上述した周回溝702に沿って周回する無端ベルト体710と、この無端ベルト体710によって周回自在とされたスタートレバー701と、このスタートレバー701の位置を検出する検出センサ705〜708と、周回溝702の内側及び外側にこの周回溝702に沿って配置されたLED等の複数の演出用発光体703と、無端ベルト体710を周回させるたとえばスプロケットホイール721を有する駆動モータ720とを備えている。
ここで、無端ベルト体710は、図4及び図5に示すように、たとえば枢着ピン711a,711bを有するローラ711と、これらの枢着ピン711a,711bを連結する連結体712,713と、各枢着ピン711aに枢着される半月板体714とを有している。なお、スタートレバー701の軸701aは、たとえばいずれかの枢着ピン711aに連結されている。
このように、各枢着ピン711aに半月板体714が枢着されることで、それぞれの半月板体714が周回溝702の左右に形成されている曲線部分702a,702bにさしかかると、それぞれの半月板体714が周回溝702の曲線部分702a,702bの形状に沿って回動するため、無端ベルト体710の周回動作がスムーズに行われる。
また、無端ベルト体710は、スプロケットホイール721を介して駆動モータ720からの駆動力を受けると、時計方向又は反時計方向に周回してスタートレバー701の位置を変えることができるようになっている。ここで、駆動モータ720によって無端ベルト体710を周回させる動作は、たとえば後述のように、主制御基板300からの演出開始を示唆する制御信号を受けた中央表示制御基板410により行うことができる。
この場合、たとえば中央表示制御基板410により、周回溝702に沿って配置されたLED等の複数の演出用発光体703を点灯又は点滅させるようになっている。なお、これらの演出用発光体703は、周回溝702の内側のみに設けられるようにしてもよいし、周回溝702の外側のみに設けられるようにしてもよい。
また、これらの演出用発光体703を点灯又は点滅させる場合は、たとえばスタートレバー駆動機構部700をa〜dに四等分し、中央表示制御基板410の制御により、たとえばa〜bの間、b〜cの間、c〜dの間、d〜aの間のみが点灯又は点滅されるようなことも可能である。
また、これらの演出用発光体703を、赤、緑、青を発光するものとし、これらの赤、緑、青を発光量を制御することで、たとえばa〜bの間では赤色での点灯又は点滅が行われ、たとえばb〜cの間ではたとえば黄色での点灯又は点滅が行われ、たとえばc〜dの間ではたとえば緑色での点灯又は点滅が行われ、たとえばd〜aの間ではたとえば青色での点灯又は点滅が行われるような演出も可能である。
また、この場合、各演出用発光体703による点灯又は点滅に併せて無端ベルト体710を周回させ、スタートレバー701の位置を変更するような演出も可能である。
このような各演出用発光体703による点灯又は点滅や、スタートレバー701の位置変更がゲームの進行に合わせて行われることで、上述した演出表示部100による映像、光、音による演出に加え、新たな演出が行われることから、ゲームが長時間に亘って行われる場合でも、遊技者を飽きさせないようにすることができる。
また、無端ベルト体710は、スタートレバー701を介し、手動で周回自在とされている。これにより、遊技者は、操作し易い位置にスタートレバー701を調節することができる。なお、スタートレバー701を手動で周回させた後の変更位置は、上述した検出センサ705〜708によって検出されるようになっている。そのため、上述した演出時に駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させてスタートレバー701の位置が変更された場合、その演出が終了した後、駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させてスタートレバー701が遊技者により調節された位置に戻されるようになっている。
ここで、上述した検出センサ705〜708によるスタートレバー701の位置を検出する場合、たとえば無端ベルト体710に検出用スリット又は検出用マークを有する検出帯体を設けておく。この場合、スタートレバー701に対応する検出用スリット又は検出用マークは他の検出用スリット又は検出用マークとは異なるようにしておく。
そして、検出センサ705〜708のいずれかによる検出用スリット又は検出用マークの検出に変化がある場合は、スタートレバー701の位置が変更されようとしていることを認識できる。このとき、スタートレバー701に対応する検出用スリット又は検出用マークが検出されてから、スタートレバー701に対応する検出用スリット又は検出用マークに続く他の検出用スリット又は検出用マークをカウントすることで、スタートレバー701の変更された位置を認識することができる。
また、スタートレバー701は、駆動モータ720の駆動によって位置を変更することも可能である。この場合、操作卓部3Cに位置変更ボタンを設けておき、その位置変更ボタンが押し続けられている間だけ駆動モータ720が駆動されるようにすればよい。
この場合、その位置変更ボタンの操作により、スタートレバー701の位置が変更されることを認識する。併せて、駆動モータ720をステッピングモータとしておけば、検出センサ705〜708のいずれかによってスタートレバー701が検出されてから、駆動モータ720が何ステップ駆動したかを検出することで、スタートレバー701の変更された位置を認識することができる。この場合には、上述した検出用スリット又は検出用マークを有する検出帯体は不要であり、検出センサ705〜708のいずれかによってスタートレバー701が検出されるようにしておけばよい。
なお、スタートレバー701の位置変更の操作は、ゲームの進行中では無効とし、ゲームの開始前にのみ受け付けるような制御が行われるようにしてもよい。これは、上述したように、主制御基板300からの演出開始を示唆する制御信号を受けた中央表示制御基板410にスタートレバー駆動機構部700による演出が行われる最中では駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させる等の制御が必要となることがあるためである。
この場合、ゲームの進行中では無端ベルト体710が周回されないようなストッパ機構を設けておき、ゲームの進行中であるか否かに応じてそのストッパ機構による周回の規制及び規制解除が行われるようにすればよい。
また、スタートレバー701によるゲームスタートの操作は、スタートレバー701の位置の変更操作が行われているとき、受け付けないようにすることが好ましい。これは、主制御基板300による抽選がメダルの投入(又はベットボタン7によるベット)とスタートレバー701の操作を条件として行われるためであり、スタートレバー701の位置の変更操作中にスタートレバー701によるゲームスタートの操作を受け付けるようにすると、スタートレバー701をゲームスタートの操作があった時点で駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させる等の演出ができなくなってしまうことがあるためである。
なお、ここでは、スタートレバー701を移動させる溝を、周回溝702として説明したが、スタートレバー701は、少なくともストップボタン9a,9b,9cの並びの左右のいずれかに移動可能とすることで、スタートレバー701の位置の調節範囲の自由度や遊技者への肉体的負担の軽減が図れるため、周回溝702の代わりに、ストップボタン9a,9b,9cの並び方向に沿った溝によりスタートレバー701を移動可能とするようにしてもよい。
すなわち、ストップボタン9a,9b,9cの並び方向の上部及び/又は下部に水平な溝を設け、この溝に沿ってスタートレバー701が移動可能とすればよい。この場合、上述した無端ベルト体710に代えてスライド部材を設け、このスライド部材にスタートレバー701が取り付けられるようにすればよい。
また、そのスライド部材は、駆動モータの駆動力によって移動自在とし、上述した演出時にスライド部材を移動させることで、スタートレバー701の位置変化に伴う演出が可能となる。また、このような水平の溝には、上述した演出用発光体703を複数設け、これらを上述した演出時に点灯又は点滅させるようにしてもよい。
また、上述した周回溝702は左右に曲線部分702a,702bを有する楕円形状となっているが、これに限らず、その周回溝702を矩形状あるいは三角形状や台形形状のような他の形状としてもよい。
図6及び図7は、スタートレバー701の位置変更に応じた演出の他の例を説明するための図である。
まず、上述したたとえば主制御基板300に、図7に示すような、通常状態で用いるテーブル800、状態aで用いるテーブル801、状態bで用いるテーブル802、状態cで用いるテーブル803、状態dで用いるテーブル804をもたせておく。また、それぞれのテーブル800〜804に示されているA〜Dは、図6に示すように、スタートレバー701によるゲームスタートの操作が行われる位置である。
ここで、通常状態で用いるテーブル800は、図7に示すように、スタートレバー701がA〜Dのいずれの位置においても大当たり確率がたとえば1/256となっている。状態aで用いるテーブル801での大当たり確率は、Aの位置ではたとえば1/32、B〜Dの位置ではたとえば1/2048となっている。
状態bで用いるテーブル802での大当たり確率は、A,C,Dの位置ではたとえば1/2048、Bの位置ではたとえば1/32となっている。状態cで用いるテーブル803での大当たり確率は、A,B,Dの位置ではたとえば1/2048、Cの位置ではたとえば1/32となっている。状態dで用いるテーブル804での大当たり確率は、A,B,Cの位置ではたとえば1/2048、Dの位置ではたとえば1/32となっている。
これらのテーブル800〜804は、主制御基板300によりゲームの進行に応じて選択されるようになっており、A〜Dのいずれかの位置でスタートレバー701によるゲームスタートの操作が行われるとき、大当たり確率がアップするような演出に用いることができる。
なお、これらのテーブル800〜804の選択は、上述したストップボタン9a,9b,9cによるリール停止の操作が完了した時点で行われるものである。ここで、これらのテーブル800〜804の選択は、ストップボタン9a,9b,9cのリール停止の操作が完了する毎に行われてもよいし、所定時間毎に間隔をおいて行われるようにしてもよい。
また、いずれかのテーブル800〜804が選択されていて、特定の遊技状態(たとえばビックボーナス後や特定図柄当選後や特定の抽選に当選した場合など)になり、遊技者によって動かされるスタートレバー701がたとえば1/32となる高確率に対応する位置にあれば、上述した各演出用発光体703による点灯又は点滅により、遊技者に知らせるような演出が併せて行われるようにすることも可能である。こうすることによって擬似的な大当たり確率変動遊技を実現することができる。また、このような確率変動遊技は予め定められた遊技回数や終了条件で終了する。
また、いずれかのテーブル800〜804が選択されていて、特定の遊技状態(たとえばビックボーナス後や特定図柄当選後や特定の抽選に当選した場合など)になったら、たとえば1/32で大当たり抽選を行うレバー位置を各演出用発光体703の点灯点滅や音声を用いて遊技者に知らせるような演出が併せて行われるようにすることも可能である。こうすることによって擬似的な大当たり確率変動遊技を実現することができる。前記確率変動遊技は予め定められた遊技回数や終了条件で終了する。
図8は、スロットマシン1に設けられている制御システムを説明するためのブロック図である。制御システムは、主として主制御基板300、サブ制御基板400、回胴装置基板420、中央表示制御基板410、電源装置制御基板430、外部集中端子基板440を備え、それぞれが配線ケーブルによって接続されている。
主制御基板300は、CPU(Central Processing Unit)301、半導体メモリであるROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303等を備えている。
主制御基板300のCPU301は、ROM302に予め記憶されているシステムプログラムやスロットマシンゲーム用のプログラム等を読み込み、ゲームの進行に合わせて、サブ制御基板400、回胴装置基板420、中央表示制御基板410、電源装置制御基板430等に対する分散制御を行う。
ここで、CPU301による主な制御としては、メダルの投入(又はベットボタン7によるベット)とスタートレバー駆動機構部700のスタートレバー701の操作を条件として抽選を行い、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上にストップボタン9a,9b,9cの操作でその当選した図柄が停止したことを条件として所定枚数のメダルが払い出されるように、電源装置制御基板430を介してホッパ装置600を制御することである。
また、CPU301による主な制御としては、ゲームの進行に合わせ、内部抽選した役の情報をサブ制御基板400へ供給し、その役に相当する演出を、上述した演出用ランプ104〜108、サイドランプ5a,5b、スピーカ13a,14a,109a,110a、表示部101を介して行わせることである。
また、CPU301による主な制御としては、各種演出に関わる情報を中央表示制御基板410へ供給し、この中央表示制御基板410を介して上述したスタートレバー駆動機構部700における演出等を行わせることである。
サブ制御基板400には、演出用ランプ104〜108と、サイドランプ5a,5bと、スピーカ13a,14a,109a,110aと、表示部101とが接続されている。そして、サブ制御基板400は、主制御基板300のCPU301からのゲームの進行に合わせた制御に基づき、上述した演出用ランプ104〜108を点滅又は点灯させたり、サイドランプ5a,5bを点滅又は点灯させたり、スピーカ13a,14a,109a,110aから効果音等を発生させたり、表示部101での所定の演出映像等の表示を行わせたりする。これにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行うことができる。
回胴装置基板420には、上述したメインリール521,522,523を回転駆動するステッピングモータ521b,522b,523bと、メインリール521,522,523の各回転位置を検出する、たとえばフォトセンサ521a,522a,523aとが接続されている。
そして、回胴装置基板420は、フォトセンサ521a,522a,523aからの検出信号と、ステッピングモータ521b,522b,523bへ出力した駆動パルス信号のパルス数との情報に基づいて、メインリール521,522,523の回転と制動、及び停止の制御を適切に行うようになっている。
また、回胴装置基板420は、上述したスタートレバー駆動機構部700のスタートレバー701、ストップボタン9a,9b,9c等の操作に伴って、主制御基板300からメインリール521,522,523のそれぞれの回転又は停止させるべき旨の制御信号が供給されると、フォトセンサ521a,522a,523aからの検出信号を取り込みながら、各メインリール521,522,523の回転位置を適切に把握しつつ、ステッピングモータ521b,522b,523bへの駆動パルス信号を制御して各メインリール521,522,523の回転動作を制御する。
中央表示制御基板410には、上述したベットボタン7、スタートレバー701を有するスタートレバー駆動機構部700及びストップボタン9a,9b,9cが接続されている。中央表示制御基板410は、これらベットボタン7、スタートレバー701及びストップボタン9a,9b,9cからの出力信号を主制御基板300へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示制御基板410は、スタートレバー駆動機構部700の検出センサ705〜708による検出結果に応じてスタートレバー701の位置を把握するとともに、主制御基板300からの各種演出に関わる情報を受けて、スタートレバー駆動機構部700の駆動モータ720を駆動させ、無端ベルト体710を時計方向又は反時計方向に周回させてスタートレバー701の位置を変えたりする。
また、中央表示制御基板410は、主制御基板300からの各種演出に関わる情報を受けて、周回溝702に沿って配置された複数の演出用発光体703の点灯又は点滅を制御する。また、中央表示制御基板410は、その演出が終了した後、駆動モータ720を駆動させ、無端ベルト体710を周回させてスタートレバー701を遊技者により調節された位置に戻す。
なお、ここでは、スタートレバー駆動機構部700が中央表示制御基板410に接続されている場合としているが、これに限らず、スタートレバー駆動機構部700はサブ制御基板400、回胴装置基板420、電源装置制御基板430のいずれかに接続されるようにし、そのいずれかの基板によって制御されるようにしてもよい。
次に、スタートレバー701の操作位置調節方法について説明する。なお、以下の説明では、スタートレバー701の位置が変更されてからゲームが進行するものとする。また、スタートレバー701の位置の変更は、手動で行われるものとする。この場合、上述したように、たとえば無端ベルト体710に検出用スリット又は検出用マークを有する検出帯体を設けておくとともに、スタートレバー701に対応する検出用スリット又は検出用マークは他の検出用スリット又は検出用マークとは異なるものとする。そこで、以下では、説明の便宜上、スタートレバー701に対応する検出用スリット又は検出用マークをスタートレバー検出用スリットとし、スタートレバー検出用スリット以外のものを位置検出用スリットとするものとする。
まず、図9に示すように、ゲームの進行中であるか否かが判断される(ステップS1)。ここで、ゲームの進行中であると判断された場合は(ステップS1:yes)、たとえば上述したストッパ機構により、無端ベルト体710の周回が規制される。これにより、ゲームの進行中での遊技者によるスタートレバー701の位置変更に規制がかけられる(ステップS2)。
このようなゲームの進行中でのスタートレバー701の位置変更の規制は、上述したように、主制御基板300からの演出開始を示唆する制御信号を受けた中央表示制御基板410による制御により、スタートレバー駆動機構部700による演出が行われるとき、駆動モータ720の駆動によって無端ベルト体710を周回させる等の制御が必要となることがあるためである。
これに対し、ゲームの進行中でないと判断されると(ステップS1:no)、たとえば上述したストッパ機構による規制が解除され(ステップS3)、無端ベルト体710の周回が自由となる。この場合、スタートレバー701を摘んで時計回り又は反時計回りに移動させることで、スタートレバー701の位置を上述したストップボタン9a,9b,9cの上下左右のいずれかに変更することができる。
このとき、スタートレバー701の位置変更の有無が判断される(ステップS4)。この場合、検出センサ705〜708のいずれかによるスタートレバー検出用スリット又は位置検出用スリットの検出に変化があると(ステップS4:yes)、スタートレバー701の位置変更が行われようとしていることが認識される。また、いずれかの検出センサ705〜708によりスタートレバー701に対応するスタートレバー検出用スリットが検出されてから、そのスタートレバー検出用スリットに続く他の位置検出用スリットをカウントすることで、スタートレバー701の変更された位置が認識される(ステップS6)。
また、このようなスタートレバー701の位置の変更が行われている最中では、スタートレバー701によるゲームスタートの操作は無効とされる。これは、上述したように、主制御基板300による抽選がメダルの投入(又はベットボタン7によるベット)とスタートレバー701の操作を条件として行われるためであり、スタートレバー701の位置変更の操作中にスタートレバー701によるゲームスタートの操作を受け付けるようにすると、スタートレバー701によるゲームスタートの操作があった時点で駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させる等の演出ができなくなってしまうことがあるためである。
以上のようにしてスタートレバー701の位置変更を行うことにより、スタートレバー701の位置を上述したストップボタン9a,9b,9cの上下左右のいずれかに変更することができる。これにより、スタートレバー701の高さ方向や横方向での位置を利き腕に合わせて自由に調節することができる。このように、スタートレバー701の位置が利き腕に合うように調節されることで、遊技が長時間に亘っても、肉体的負担が軽減される。
また、スタートレバー701の高さ方向や横方向での位置が自由に調節されることで、左腕が疲れたら右腕でスタートレバー701を操作するような位置変更も可能となり、遊技を長時間に亘って継続することも可能となる。
スタートレバー701の位置変更が終了すると、ゲームの進行(ゲーム開始)に移ることができる(ステップS7)。ここでは、まず、メダルの投入(又はベットボタン7によるベット)とスタートレバー701の操作を条件として主制御基板300による抽選が行われる。
ここで、主制御基板300から上述したサブ制御基板400に、ゲームの進行に合わせた制御信号が送出されると(ステップS8)、サブ制御基板400により、上述した演出用ランプ104〜108が点滅又は点灯されたり、サイドランプ5a,5bが点滅又は点灯されたり、スピーカ13a,14a,109a,110aから効果音等を発生されたり、表示部101での所定の演出映像等の表示を行われたりする。これにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出が行われる(ステップS9)。
一方、主制御基板300から上述した中央表示制御基板410に演出開始を示唆する制御信号が送出されると(ステップS10)、中央表示制御基板410による制御によりスタートレバー駆動機構部700によっての演出が行われる(ステップS11)。
ここでのスタートレバー駆動機構部700による演出では、たとえば駆動モータ720によって無端ベルト体710を周回させ、スタートレバー701を周回溝702に沿って自動で移動させるようなことが行われる。
この場合、スタートレバー701の周回溝702に沿っての移動量に応じてゲームの期待度を演出することが可能となる。すなわち、スタートレバー701が周回溝702に沿ってたとえば1/4程度移動したら”チョイ熱”とし、スタートレバー701が周回溝702に沿ってたとえば半周程度移動したら”ゲキ熱”とし、スタートレバー701が周回溝702に一周程度移動したら”鉄板”とするような演出が可能となる。
また、このようなスタートレバー701の移動に併せ、周回溝702に沿って配置されたLED等の複数の演出用発光体703を点灯又は点滅させるような演出も可能である。
すなわち、たとえば上述したように、スタートレバー駆動機構部700をa〜dに四等分し、中央表示制御基板410の制御により、たとえばa〜bの間の演出用発光体703、b〜cの間の演出用発光体703、c〜dの間の演出用発光体703、d〜aの間の演出用発光体703のいずれかが点灯又は点滅されるようなことも可能である。
この場合、たとえばa〜bの間の演出用発光体703のみが点灯又は点滅したしたら”チョイ熱”とし、たとえばa〜cの間の演出用発光体703のみが点灯又は点滅したしたら”ゲキ熱”とし、全ての演出用発光体703が点灯又は点滅したら”鉄板”とするような演出が可能となる。
さらに、この場合、上述したように、各演出用発光体703を、赤、緑、青を発光するものとし、これらの赤、緑、青を発光量を制御することで、たとえばa〜bの間ではたとえば赤色での点灯又は点滅が行われ、たとえばb〜cの間ではたとえば黄色での点灯又は点滅が行われ、たとえばc〜dの間ではたとえば緑色での点灯又は点滅が行われ、たとえばd〜aの間ではたとえば青色での点灯又は点滅が行われるようにする。
そして、たとえばa〜bの間でのたとえば赤色での点灯又は点滅が行われたら”チョイ熱”とし、たとえばb〜cの間でのたとえば黄色での点灯又は点滅が行われたら”ゲキ熱”とし、たとえばc〜dの間でのたとえば緑色での点灯又は点滅、あるいはたとえばd〜aの間でのたとえば青色での点灯又は点滅が行われたら”鉄板”とするような演出が可能となる。
一方、このような演出が終了すると、中央表示制御基板410の制御による駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710を周回させてスタートレバー701が遊技者により調節された位置に戻される。この場合、遊技者により調節されたスタートレバー701の位置は、上述したように、いずれかの検出センサ705〜708によりスタートレバー701に対応するスタートレバー検出用スリットが検出されてから、そのスタートレバー検出用スリットに続く他の位置検出用スリットがカウントされることで認識されているため、その認識されている位置まで駆動モータ720の駆動により無端ベルト体710が周回される。
このように、本実施例では、ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンである、たとえばストップボタン9a,9b,9cの周囲に沿って周回溝702を設け、この周回溝702に沿ってスタートレバー駆動機構部700の操作レバーであるたとえばスタートレバー701を移動させることにより、スタートレバー701の位置調節が可能となるようにした。
このように、スタートレバー701をストップボタン9a,9b,9cの周囲に沿った周回溝702により移動可能とすることで、スタートレバー701が本来の固定位置からストップボタン9a,9b,9cの周囲の任意の位置に移動可能となり、スタートレバー701の位置の調節範囲に大幅な自由度をもたせることができる。
また、スタートレバー701をストップボタン9a,9b,9cの並びの左右のいずれかに移動させることで、遊技者の利き腕に合った位置にスタートレバー701を調節することができ、これにより遊技が長時間に亘っても、肉体的負担を強いることがなくなる。
また、本実施例では、スタートレバー駆動機構部700の無端ベルト体710をたとえば駆動モータ720によって周回させようにしているので、スタートレバー701を周回溝702に沿って自動で移動させるような演出も可能となる。
また、本実施例では、周回溝702に沿って点灯又は点滅を行うLED等の複数の演出用発光体703を配置しているので、これらの演出用発光体703を点灯又は点滅させるような演出も可能となる。
スロットマシンに限らず、パチンコ機、ピンボールゲーム機、アレンジボールゲーム機、じゃん球といった他の遊技機にも適用可能である。
本発明の操作位置調節装置が適用される回胴式遊技装置の一例を示す正面図である。 図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す正面図である。 図1のスタートレバー駆動機構部の詳細を説明するための正面図である。 図3の無端ベルト体を拡大して示す正面図である。 図4の無端ベルト体を拡大して示す側面図である。 図3のスタートレバーの位置変更に応じた演出の他の例を説明するための図である。 図6のスタートレバーの位置変更に応じた演出において用いられる各種テーブルを説明するための図である。 図1のスロットマシンに設けられている制御システムを説明するためのブロック図である。 図1のスロットマシンでのスタートレバーの操作位置調節方法について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2 筐体
3 前扉
3A 上部パネル部
3B 中部パネル部
3C 操作卓部
3D 下部パネル部
5a,5b サイドランプ
6 メダル投入部
7 ベットボタン
9a,9b,9c ストップボタン
10 パネル
11 受皿ユニット
100 演出表示部
101 表示部
102 表示パネル
103 透明窓
104〜108 演出用ランプ
109,110 放音部
109a,110a スピーカ
200 メイン演出部
300 主制御基板
400 サブ制御基板
410 中央表示制御基板
420 回胴装置基板
430 電源装置制御基板
440 外部集中端子基板
500 セレクト機構
520 回胴装置
521,522,523 メインリール
530 電源装置
540 補助貯留部
600 ホッパ装置
700 スタートレバー駆動機構部
701 スタートレバー
701a 軸
702 周回溝
702a,702b 曲線部分
703 演出用発光体
705〜708 検出センサ
710 無端ベルト体
711 ローラ
711a,711b 枢着ピン
712,713 連結体
714 半月板体
720 駆動モータ
721 スプロケットホイール
800〜804 テーブル

Claims (11)

  1. 遊技機の前扉に設けられ、少なくともゲームの進行に必要な操作レバーの操作位置調節装置であって、
    ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿って前記操作レバーを移動可能とする溝が設けられ、
    前記操作レバーを前記溝に沿って移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能とされていることを特徴とする操作位置調節装置。
  2. 前記操作レバーを移動可能とする溝は、前記複数の操作ボタンの周囲に沿って設けられる周回溝であることを請求項1に記載の特徴とする操作位置調節装置。
  3. 前記周回溝には、駆動モータの駆動力によって周回する無端ベルト体が設けられ、
    前記操作レバーは前記無端ベルト体に取り付けられており、
    演出開始時には前記駆動モータの駆動力により前記無端ベルト体の周回動作に応じて前記操作レバーの位置が変更される
    ことを特徴とする請求項2に記載の操作位置調節装置。
  4. 前記周回溝の内側及び/又は外側には、該周回溝に沿って演出用発光体が複数設けられ、
    演出開始時には前記複数の演出用発光体による点灯又は点滅が行われる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の操作位置調節装置。
  5. 前記周回溝には、前記位置調節された前記操作レバーの位置を検出する位置検出手段が設けられ、
    前記操作レバーは、演出終了時に前記位置検出手段によって検出されている位置に戻される
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の操作位置調節装置。
  6. 遊技機の前扉に設けられ、少なくともゲームの進行に必要な操作レバーの操作位置調節方法であって、
    ゲームの進行に応じて操作される複数の操作ボタンの少なくとも並び方向に沿った溝に沿って前記操作レバーを移動させることにより、該操作レバーの位置調節が可能とされる
    ことを特徴とする操作位置調節方法。
  7. 前記操作レバーを移動可能とする溝は、前記複数の操作ボタンの周囲に沿って設けられる周回溝であることを請求項6に記載の特徴とする操作位置調節方法。
  8. 前記周回溝に沿って駆動モータの駆動力により前記操作レバーを取り付ける無端ベルト体を周回させ、
    演出開始時には前記駆動モータの駆動力により前記無端ベルト体の周回動作に応じて前記操作レバーの位置が変更される
    ことを特徴とする請求項7に記載の操作位置調節方法。
  9. 前記周回溝の内側及び/又は外側に、該周回溝に沿って複数設けられる演出用発光体を、演出開始時に点灯又は点滅させることを特徴とする請求項7又は8に記載の操作位置調節方法。
  10. 前記周回溝に設けられる位置検出手段により前記位置調節された前記操作レバーの位置を検出し、
    前記操作レバーを、演出終了時に前記位置検出手段によって検出されている位置に戻すことを特徴とする請求項8又は9に記載の操作位置調節方法。
  11. 請求項1〜5のいずれかに記載の操作位置調節装置を搭載していることを特徴とする遊技機。
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