JP2008245160A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化及び筐体の剛性強化を図ることができる電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、対向面部5aを有する第2筐体5と、第2筐体5内において、対向面部5aに対して積層的に配置された回路基板29と、第2筐体5内において、対向面部5a及び回路基板29の積層方向において、対向面部5aに重なり、回路基板29と重ならない位置に配置されたバッテリー31とを有し、第2筐体5は、樹脂により形成され、対向面部5aの少なくとも一部を構成し、回路基板29及びバッテリー31に跨る樹脂部55と、樹脂よりも弾性係数が高い金属により形成され、対向面部5aの少なくとも一部を構成し、樹脂部55に少なくとも一部が埋設され、回路基板29及びバッテリー31に跨る板金部57とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機等の電子機器に関する。
携帯電話機等の小型化や薄型化が要求される電子機器において、薄型の筐体内に、筐体と同等の広さを有する回路基板を配置する技術が知られている。特許文献1では、回路基板にバッテリーを積層的に配置した携帯電話機が開示されている。特許文献1の携帯電話機は、バッテリーが積層され、縁部が筐体の側面に埋設された板金を有している。なお、特許文献1では、板金の広さについては明らかにされていない。
特開2005−318160号公報
回路基板と、バッテリー等の比較的大きな電気部品とが積層的に配置されると、筐体の薄型化が難しくなる。そこで、回路基板の面積を小さくし、回路基板とバッテリー等の電気部品とを並列に配置することが考えられる。しかし、回路基板やバッテリー等は、電子機器全体の曲げ剛性の補強に寄与していることから、回路基板とバッテリー等の電気部品とを並列に配置すると、これらの間に、局部的に曲げ剛性が弱い部分が生じる。そして、その曲げ剛性の低下を補強するために筐体を厚く形成すれば、結局、電子機器の薄型化は実現されないことになる。
本発明の目的は、薄型化及び筐体の剛性強化を図ることができる電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、所定面部を有する筐体と、前記筐体内において、前記所定面部に対して積層的に配置された回路基板と、前記筐体内において、前記所定面部及び前記回路基板の積層方向において、前記所定面部に重なり、前記回路基板と重ならない位置に配置された電気部品と、を有し、前記筐体は、第1材料により形成され、前記所定面部の少なくとも一部を構成し、前記回路基板及び前記電気部品に跨る第1筐体部材と、前記第1材料よりも弾性係数が高い第2材料により形成され、前記所定面部の少なくとも一部を構成し、前記第1筐体部材に少なくとも一部が埋設され、前記回路基板及び前記電気部品に跨る第2筐体部材と、を有する。
好適には、前記電気部品はバッテリーである。
好適には、前記回路基板及び前記電気部品と、前記所定面部との間に配置されたスイッチ基板と、前記スイッチ基板の前記所定面部側の面に配置された複数のスイッチと、前記複数のスイッチを押下するための複数のキートップを含む操作部材と、を有し、前記第1筐体部材には、前記複数のキートップを露出させる第1キー用開口が形成され、前記第2筐体部材には、前記第1キー用開口と重なる位置に、前記複数のキートップを露出させる第2キー用開口が形成されている。
好適には、前記第2キー用開口は、前記第1キー用開口よりも径が小さく、前記第2筐体部材は前記第1キー用開口において前記第1筐体部材から露出し、前記第2筐体部材の、前記第1キー用開口において前記第1筐体部材から露出した部分は、前記操作部材を係止している。
好適には、前記スイッチ基板の前記所定面部側の面に配置された、前記キートップ照明用の発光素子を有し、前記第2筐体部材は、前記所定面部を構成し、前記第2キー用開口が形成された基部と、前記基部の縁部から前記スイッチ基板側へ延びる折り返し部と、を有し、前記第2材料は、前記第1材料よりも遮光性が高い。
好適には、前記筐体内に配置される発光素子を有し、前記第1筐体部材には、前記発光素子の光を筐体外部へ射出させる第1透光用開口が形成され、前記第2筐体部材には、前記第1透光用開口に重なる位置に、前記発光素子の光を筐体外部へ射出させる第2透光用開口が形成され、前記第2材料は、前記第1材料よりも遮光性が高い。
好適には、前記第1材料は、絶縁性を有し、前記第2材料は、導電性を有し、前記第2筐体部材は、前記回路基板のグランドに接続されている。
好適には、前記第2筐体部材は、前記所定面部を構成する基部と、前記基部の、前記回路基板側から前記電気部品側へ延びる縁部から、前記基部に交差するように延びる折り返し部とを有する。
好適には、前記筐体の一端に、前記所定面部に平行な回転軸回りに回転可能に連結された他の筐体を有し、前記筐体と、前記他の筐体とは、一方の筐体に形成された連結突部が他方の筐体に形成された連結凹部に挿入され、前記連結突部の前記回転軸方向の両側において、前記連結突部及び前記連結凹部の互いに対向する面に所定の軸部品が挿通されて、前記回転軸回りに回転可能に連結され、前記第2筐体部材は、前記所定面部を構成する基部と、前記回転軸方向において前記連結突部及び前記連結凹部と重なる範囲において、前記基部の、前記筐体の前記一端側の縁部から前記基部に交差するように延びる折り返し部とを有する。
好適には、前記第1材料は樹脂であり、前記第2材料は金属である。
本発明よれば、電子機器の薄型化及び筐体の剛性強化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器としての携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開閉可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を備えている。第1筐体3及び第2筐体5は、連結部7により連結されている。第1筐体3及び第2筐体5は、回転軸RA回りに回転可能である。なお、図1は、開状態を示している。
第1筐体3及び第2筐体5は、携帯電話機1全体の筐体を構成している。第1筐体3及び第2筐体5は、例えば、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。
第1筐体3には、例えば、通話用のスピーカ97(図11参照)の放音口9、図形や文字情報等を含む画像を表示する表示部11が設けられている。放音口9は、第1筐体3の、連結部7とは反対側の端部において、閉状態において第2筐体5と対向する対向面部3aにおいて開口している。表示部11は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイにより構成され、対向面部3aにおいて画像を表示する。なお、対向面部3aは、回転軸RAと平行である。
第2筐体5には、例えば、通話用のマイクロフォン39(図2参照)の収音口13、ユーザの操作を受け付ける操作部15が設けられている。収音口13は、第2筐体5の、連結部7側の端部において、第1筐体3と対向する対向面部5aにおいて開口している。操作部15は、対向面部5aにおいて筐体外部へ露出する、複数のダイヤルキー17A、カーソルキー17B、決定キー17C、複数のファンクションキー17D(以下、これらを区別せずに、単に「キートップ17」ということがある。)を含んで構成されている。なお、対向面部5aは、回転軸RAと平行である。
連結部7は、例えば、第1筐体3の長手方向の一方の端部である第1端部3dと、第2筐体5の長手方向の一方の端部である第2端部5dとを含んで構成されている。具体的には、以下のとおりである。第1筐体3の第1端部3dには、連結凹部3eが形成されている。第2筐体5の第2端部5dには、連結突部5eが形成されている。連結突部5eは、連結凹部3eに挿入される。そして、連結突部5eの回転軸RA方向両側においては、連結突部5e及び連結凹部3eの、回転軸RA方向において互いに対向する面に、軸部品としてのヒンジパーツ8A、8B(図2参照。以下、単に「ヒンジパーツ8」といい、これらを区別しないことがある。)が挿入される。なお、ヒンジパーツ8A、8Bは、例えば、特に図示しないが、連結突部5eに挿入される部分と、当該部分に対して回転軸RA回りに回転可能な、連結凹部3eに挿入される部分とを有して構成されている。
図2は、第2筐体5の分解斜視図である。
第2筐体5においては、図2の紙面上方側から順に、キープレート21、フロントケース23、キーアセンブリ25、シールドアセンブリ27、回路基板29及びバッテリー31、リアケース33、並びに、バッテリーリッド35が積層されている。なお、回路基板29とバッテリー31とは、積層方向において並列に配置されている。すなわち、回路基板29とバッテリー31とは積層されていない。
第2筐体5は、キープレート21、フロントケース23、リアケース33及びバッテリーリッド35により構成されている。キープレート21、リアケース33、バッテリーリッド35は、例えば、絶縁性の樹脂により構成されている。フロントケース23の材質等については、後述する。第2筐体5の対向面部5aは、キープレート21及びフロントケース23により構成されている。第2筐体5の、対向面部5aを囲む外周面部5c(図1)は、フロントケース23及びリアケース33により構成されている。第2筐体5の、対向面部5aの反対側の背面部5b(図1)は、リアケース33及びバッテリーリッド35により構成されている。連結部7を構成する連結突部5eは、フロントケース23に形成されている。
フロントケース23及びリアケース33は、概ね同等の広さを有する矩形状に形成されている。フロントケース23とリアケース33とは、例えば、一方(例えばリアケース33)に挿通された不図示のネジが他方(例えばフロントケース23)に形成されたネジボス23aに螺合することにより、互いに固定される。キーアセンブリ25、シールドアセンブリ27、及び、回路基板29は、フロントケース23とリアケース33とが互いに固定されることにより、フロントケース23とリアケース33とにより挟持され、第2筐体5内部に固定される。リアケース33には、バッテリー31を挿入するための開口33aが形成されている。バッテリー31は、開口33aから第2筐体5内部へ挿入され、バッテリーリッド35が開口33aを塞ぐようにリアケース33に係合されることにより、第2筐体5内に装着される。リアケース33の開口33aよりも連結部7とは反対側(図2の左側)の端部には、アンテナ89(図11参照)を配置するための凹部33bが形成されている。
回路基板29は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成されている。回路基板29は、例えば、概ね、第2筐体5の半分程度の広さを有する矩形に形成されている。回路基板29には種々の電子部品が配置されており、電子回路が構成されている。例えば、回路基板29のフロントケース23側の第1実装面29aには、各種のIC37、通話用のマイクロフォン39が設けられている。回路基板29のリアケース33側の第2実装面29bには、報知用のスピーカ99(図11参照)、カメラモジュール95(図11参照)が設けられている。回路基板29のバッテリー31側の端部には、バッテリー31に接続される受電端子部41が設けられている。回路基板29の第1実装面29a及び第2実装面29bには、回路基板29(電子回路)のグランドラインを構成するグランドパターン層29c(一部のみ示す。)が所定のパターンで配置されている。
マイクロフォン39は、例えば、概ね円盤状に形成されている。マイクロフォン39は、収音面39aをフロントケース23側に、端子面39bを回路基板29側に向けて配置されている。マイクロフォン39は、適宜な方法で回路基板29に対して固定されてよいが、例えば、半田により回路基板29に対して固定されている。マイクロフォン39は、特に図示しないが、例えば、音響に応じて振動する振動板と、振動板の振動を電気信号に変換するコイル及び磁石とを有しており、収音面39aから入力された音響を電気信号に変換し、その電気信号を端子面39bに配置された不図示の端子から回路基板29へ出力する。
受電端子部41は、例えば、バッテリー31側に突出するバネ端子41p、41nを有している。一方、バッテリー31の回路基板29側の面31aには、不図示の平板状の給電端子が設けられている。第2筐体5が組み立てられた状態において、バッテリー31が第2筐体5に装着されると、バネ端子41p、41nは、面31aに設けられた不図示の給電端子に当接する。そして、バッテリー31から回路基板29への給電が可能となる。
バッテリー31は、例えば、概ね、第2筐体5の半分程度の広さを有する薄型直方体状に形成されている。バッテリー31は、樹脂等により形成されたケース31bを有している。ケース31b内には、特に図示しないが、例えば、正極と負極とをセパレータを挟んで積層したバッテリーセル、バッテリーセルの正極及び負極に接続され、給電端子や保護回路等を備えた回路基板が設けられている。
シールドアセンブリ27は、回路基板29等に被せられるシールドケース43と、シールドケース43のフロントケース23側に配置されるスイッチ基板としてのFPC(フレキシブルプリント配線板)45とを有している。
シールドケース43は、例えば、金属により形成されている。シールドケース43は、概ね第2筐体5と同等の面積を有する矩形状に形成されている。シールドケース43は、回路基板29側を凹とする箱状に形成されている。なお、特に図示しないが、シールドケース43の回路基板29側の面には、IC37等の回路基板29の第1実装面29a上の複数の電子部品を区画するように囲むリブが設けられている。当該リブは、第1実装面29a上に設けられたグランドパターン層29cに当接する。これにより、シールドケース43は、回路基板29のグランドラインに電気的に接続される。なお、マイクロフォン39は、回路基板29のうち、シールドケース43が被せられない領域に配置されている。
FPC45は、例えば、シールドケース43と概ね同等の広さを有する矩形状に形成されている。FPC45は、例えば、半田、両面テープ、接着剤等の適宜な固定手段によりシールドケース43に対して固定されている。FPC45は、シールドケース43に載置される部分から延在する延在部45aを有しており、当該延在部45aに設けられた不図示のコネクタが回路基板29に設けられた不図示のコネクタに接続されることにより、FPC45と回路基板29とは電気的に接続される。
FPC45のフロントケース23側の実装面には、例えば、複数のスイッチ47、複数の発光素子としてのLED49が設けられている。
複数のスイッチ47は、複数のキートップ17に対応して設けられている。すなわち、複数のスイッチ47は、複数のキートップ17と重なる位置に、複数のキートップ17により押下可能に設けられている。複数のスイッチ47は、基本的に、1つのキートップ17に対して1つのスイッチ47が対応している。ただし、カーソルキー17Bに対しては、4つのスイッチ47が対応している。
複数のスイッチ47は、例えばドームスイッチにより構成されており、特に図示しないが、ドーム状の可動接点と、可動接点に対向する固定接点とを有している。スイッチ47は、押下されると、可動接点が固定接点に接触してオン状態となり、押下が解除されると、可動接点の復元力によりオフ状態に復帰する。スイッチ47のオン、オフにより生成される信号は、FPC45を介して回路基板29に出力される。
複数のLED49は、複数のキートップ17を照明するためのものであり、例えば、複数のスイッチ47間に配置されている。複数のLED49は、FPC43及び回路基板29を介してバッテリー31から供給される電力により駆動される。複数のLED49の動作(点灯、消灯)は、例えば、回路基板29に設けられた制御部(CPU85;図11参照)により携帯電話機1の開閉状態等に応じて制御される。
図3は、キーアセンブリ25の分解斜視図である。ただし、図3は、キーアセンブリ25の構成の概略を示すものであり、キーアセンブリ25を第2筐体5内で位置決めするための位置決め部等の各部を適宜に省略して示している。
キーアセンブリ25は、例えば、リアケース33側(図3の下方側)から順に、複数のスイッチ47及び複数のLED49に被せられるキーシート51と、フレーム53と、複数のキートップ17とを有している(図1も参照)。
キーシート51は、例えば、シリコンゴム等の弾性材料により形成されている。キーシート51は、透光性を有しており、LED49の光を透過可能である。なお、図3では、キーシート51が一枚のシートにより構成されている場合を例示しているが、キーシート51は、2枚以上のシートが積層されて構成されていてもよい。キーシート51は、例えば、複数のスイッチ47の配置領域を覆うことが可能な広さを有する矩形状に形成されている。キーシート51のフロントケース23側の面には、フロントケース23側に突出する、複数のキートップ17を固定するための複数の台座部52A〜52D(以下、単に「台座部52」といい、これらを区別しないことがある。)が形成されている。キーシート51のFPC45側の面には、FPC45側に突出する、複数のスイッチ47を押下するための押し子51a(図9(b)参照)が形成されている。台座部52及び押し子51aは、複数のスイッチ47の配置位置にそれぞれ設けられている。
フレーム53は、例えば、金属により構成されている。フレーム53は、全体として、概ね、ダイヤルキー17A(台座部52A)の配置領域と同等の広さを有する板状に形成されている。フレーム53には、フレーム53がキーシート51のフロントケース23側の面に積層されたときに、キーシート51の台座部52Aが挿入される開口53aが複数設けられている。
複数のキートップ17は、キーシート51の台座部52に、接着剤等の適宜な固定部材により固定されている。具体的には、複数のダイヤルキー17Aは、フレーム53の開口53aに挿入された、複数のダイヤルキー17Aと同数の台座部52Aに固定され、カーソルキー17Bは、4方に配置された4つの台座部52Bに固定され、決定キー17Cは台座部52Cに固定され、複数のファンクションキー17Dは、複数のファンクションキー17Dと同数の台座部52Dに固定される。
図4(a)は、フロントケース23の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のIVb−IVb線における断面図であり、図4(c)は、図4(a)のIVc−IVc線における断面図である。
フロントケース23は、第1材料としての樹脂により形成された、第1筐体部材としての樹脂部55と、第2材料としての金属により形成され、樹脂部55に一部が埋設された、第2筐体部材としての板金部57とを有している。
板金部57を構成する金属は、樹脂部55を構成する樹脂よりも弾性係数が高い。樹脂部55を構成する樹脂は、遮光性を有するものの、若干、光を透過するのに対し、板金部57を構成する金属は、光を完全に遮断する。すなわち、板金部57を構成する材料は樹脂部55を構成する材料よりも遮光性が高い。樹脂部55を構成する樹脂は絶縁性を有しているのに対し、板金部57を構成する金属は、導電性を有している。
樹脂部55は、第2筐体5の対向面部5aを構成する対向面構成部55aと、第2筐体5の外周面部5cを構成する外周面構成部55bとを有している。対向面構成部55aには、複数のキートップ17を第2筐体5外部へ露出させるためのキー用開口56が形成されている。キー用開口56は、例えば、複数のダイヤルキー17A、カーソルキー17B、決定キー17C及び複数のファンクションキー17Dの全てに対して、一つだけ形成されている。
図5(a)は、板金部57の斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の領域Vbの拡大図であり、図5(c)は、図5(a)の領域Vcの拡大図である。
板金部57は、第2筐体5の対向面部5aを構成する基部57aと、基部57aの縁部から基部57aに交差する方向に延びる連結部側折り返し部57b及び側面側折り返し部57cとを有している。
基部57aには、複数のキートップ17を露出させるための複数のキー用開口58A、58BC、58D(以下、単に「キー用開口58」といい、これらを区別しないことがある。)が形成されている。キー用開口58Aは、例えば、複数のダイヤルキー17Aに対応して一つ設けられており、キー用開口58BCは、カーソルキー17B及び決定キー17Cに対応して一つ設けられており、キー用開口58Dは、2つのファンクションキー17Dに対応して一つ、合計2つ設けられている。なお、図4に示すように、板金部57のキー用開口58は、樹脂部55のキー用開口56よりも径が小さい。複数のキー用開口58は、キー用開口56と重なる位置に設けられている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、連結部側折り返し部57bは、基部57aの連結部7側(図5(a)の右上側)の縁部から、キートップ17が露出する側(図5(a)の上方側)へ延びている。連結部側折り返し部57bの、基部57aの縁部に沿う長さは、連結部7の連結突部5eの回転軸RA方向の長さよりも短く設定されている。なお、連結部側折り返し部57bの基部57aに対する角度は適宜に設定されてよい。
図5(a)及び図5(c)に示すように、側面側折り返し部57cは、基部57aの側面側(図5(a)の左上側又は左下側)の縁部から、携帯電話機1の背面側(図5(a)の下方側)へ延びている。側面側折り返し部57cは、基部57aの側面側の縁部に亘って形成されている。なお、側面側折り返し部57cの基部57aに対する角度は適宜に設定されてよい。
図6は、樹脂部55と、板金部57との重なりを示すフロントケース23の平面図である。図中、白抜き部分は、樹脂部55のみの部分であり、ハッチング部分は、板金部57のみの部分であり、黒塗りの部分は、樹脂部55と板金部57との重なり部分である。樹脂部55と板金部57との重なり部分では、基本的に板金部57は樹脂部55に埋設されている。
図4及び図6に示すように、板金部57は、外周部が全周に亘って樹脂部55に埋設されている。具体的には、基部57aの外周部、連結部側折り返し部57b及び側面側折り返し部57cが樹脂部55に埋設されている。なお、板金部57の基部57aは、樹脂部55の対向面構成部55aと同等の広さを有している。板金部57の基部57aの中央側は、樹脂部55のキー用開口56から樹脂部55外部へ露出している。具体的には、板金部57のキー用開口58それぞれの外周部が露出している。
図7(a)は、図4(b)の領域VIIaの拡大図であり、図7(b)は、図4(c)の領域VIIbの拡大図である。
図7(a)に示すように、板金部57の基部57aの連結部7側(図7(a)の上方側)の端部は、樹脂部55の対向面構成部55aに埋設されており、連結部側折り返し部57bは、連結部7を構成する連結突部5eに埋設されている。連結部側折り返し部57bは、基部57aから、連結突部5eの突出側(図7(a)の左側)に延びている。従って、連結部側折り返し部57bの基部57aからの高さは、対向面構成部55aの、基部57aから連結突部5eの突出側への厚さよりも大きいが、端部側折り返し部57bは、樹脂部55外部へ露出しない。
図7(b)に示すように、板金部57の基部57aの側面側(図7(b)の右側)の端部は、樹脂部55の対向面構成部55aに埋設されており、側面側折り返し部57cは、外周面構成部55bに埋設されている。外周面構成部55bは、対向面構成部55aから筐体内部側(図7(b)の下方側)へ延び、側面側折り返し部57cは、基部57aから筐体内部側へ延びている。従って、側面側折り返し部57cの基部57aからの高さは、対向面構成部55aの、基部57aから筐体内部側への厚さよりも大きいが、側面側折り返し部57cは、樹脂部55外部へ露出しない。
以上のようなフロントケース23は、例えば、いわゆるインサート成形により構成される。具体的には、まず、板金部57が形成される。板金部57は、例えば、一枚の板金に対して、打ち抜き加工、曲げ加工、絞り加工等のプレス加工を行うことにより形成される。次に、板金部57は、射出成形機の一対の金型のキャビティ内に配置されるとともに、一対の金型に挟持される。そして、樹脂部55となるべき溶融した樹脂がキャビティ内に射出、充填されることにより、フロントケース23は形成される。
インサート成形においては、板金部57を一対の金型により挟持することから、板金部57には、樹脂部55に埋設されずに、樹脂部55から露出する部分が必ず生じる。一方、仮に、樹脂部55のみによりフロントケース23が構成されたとしても、一対の金型は、キー用開口56を形成するために、互いに当接する部分を有する。すなわち、一対の金型の一方又は双方には、型開閉方向に突出し、他方の金型に当接する、断面形状がキー用開口56と同一の柱部が形成されている。フロントケース23では、板金部57のうち、樹脂部55のキー用開口56から露出する部分を、一対の金型により挟持する部分としていることから、樹脂部55のキー用開口56を形成するための柱部が板金部57を挟持する部分を兼ねることになり、インサート成形が好適に行われることになる。
図8は、第2筐体5内における、回路基板29及びバッテリー31の配置を説明する図であり、図8(a)は第2筐体5の平面図、図8(b)は第2筐体5の側面図である。
回路基板29は、第2筐体5内において、対向面部5aに対して積層的に配置されている。バッテリー31は、回路基板29の対向面部5aに対する積層方向において、対向面部5aに重なり、回路基板29に重ならない位置に配置されている。具体的には、回路基板29及びバッテリー31は、第2筐体5の長手方向(図8の左右方向、第1筐体3に連結される端部側から他方の端部側への方向)に配列されている。一方、回路基板29及びバッテリー31は、それぞれ第2筐体5の曲げ剛性の補強に寄与している。従って、実線L1で示す、回路基板29とバッテリー31との境界位置においては、第2筐体5は、他の部分に比較して曲げ剛性が低下することになる。
図2、図4、図6及び図8から読解されるように、樹脂部55及び板金部57は、回路基板29及びバッテリー31に跨っている。板金部57は、樹脂よりも弾性係数が高いから、樹脂のみによりフロントケース23を構成した場合に比較して、フロントケース23の薄型化を図りつつ、実線L1における曲げを防止することができる。
図9(a)は、図1のIXa−IXa線における断面図であり、図9(b)は、図9(a)の領域IXにおける拡大図である。なお、図9(a)においては、図解を容易にするために、キーシート51等の部材を適宜に省略して示している。
上述したように、第2筐体5においては、リアケース33側(紙面下方側)から、回路基板29、シールドケース43、FPC45、キーシート51、フロントケース23が積層されている。キートップ17は、フロントケース23の樹脂部55のキー用開口56及び板金部57のキー用開口58を介して第2筐体外部へ露出している。キープレート21は、板金部57の、樹脂部55のキー用開口58から露出した部分に積層され、両面テープや接着剤等の適宜な固定部材により板金部57に対して固定されている。
フロントケース23の樹脂部55は、外周面構成部55bがリアケース33やシールドケース43等に当接している。板金部57の、樹脂部55のキー用開口56から露出している部分(キー用開口56の内周側の部分や複数のキー用開口58の間の部分)は、キーシート51に当接している。すなわち、板金部57は、キーシート51を係止している。
図2及び図3に示すように、ダイヤルキー17Aの配置領域においては、キーシート51のフロントケース23側にフレーム53が積層されていることから、板金部57の、樹脂部55のキー用開口56から露出している部分のうち、キー用開口58Aの外周部は、フレーム53の外周部に当接する。すなわち、板金部57は、フレーム53を係止している。
以上のように、板金部57は、キートップ17を含む操作部材としてのキーアセンブリ25の係止に寄与している。なお、キートップ17の外周部に被係合部が設けられ、キートップ17が板金部57により係止されてもよい。
図2及び図3に示すように、フレーム53には、シールドケース43に当接する延在部53bが形成されている。また、上述のように、板金部57は、フレーム53に当接している。従って、板金部57は、フレーム53、シールドケース43を介して、回路基板29のグランドラインに電気的に接続される。
図9(b)に示すように、LED49は、キートップ17よりも第2筐体5の内部側に位置している。キートップ17は、LED49からの光により照明される。例えば、キートップ17は、透光性を有する樹脂により形成されており、第2筐体5の内部側からLED49により照明される。また、例えば、キートップ17は、当該キートップ17の周囲の隙間から第2筐体外部へ漏れる光により、照明される。ここで、板金部57の側面側折り返し部57cは、基部57aからFPC45側に延びており、LED49(FPC45)の側方を覆っている。従って、LED49からキートップ17の配置領域の外周側へ向かう光は、側面側折り返し部57cによって遮光される。
図10は、図4(a)のX−X線における断面図である。すなわち、マイクロフォン39(図2)のための収音口13の断面図である。
図4(a)、図6及び図10に示すように、板金部57は、収音口13の配置位置まで広がっている。そして、図10に示すように、樹脂部55に収音用開口55hが形成され、板金部57の、樹脂部55の収音用開口55hに重なる位置に、収音用開口57hが形成されることにより、収音口13は構成されている。
板金部57の収音用開口57hは、例えば、樹脂部55の射出成形前に打ち抜き加工により形成される。樹脂部55の収音用開口55hは、例えば、樹脂部55の射出成形時に形成される。具体的には、例えば、一対の金型のキャビティ内に設けられ、金型の開閉方向に突出する、収音用開口55hと同一形状の柱部が、板金部57の収音用開口57hに挿入された状態で射出成形が行われることにより形成される。
なお、図10では、樹脂部55の収音用開口55hの径が、板金部57の収音用開口の径よりも小さい場合を例示しているが、樹脂部55の収音用開口55hの径は、板金部57の収音用開口の径と同一であってもよいし、板金部57の収音用開口の径よりも大きくてもよい。樹脂部55の収音用開口55hの径と、板金部57の収音用開口57hの径とが同一の場合には、樹脂部55の収音用開口55hを形成するための、金型に設けられる柱部を、板金部57の収音用開口57hに嵌合する形状及び大きさとすればよい。また、樹脂部55の収音用開口55hの径を、板金部57の収音用開口の径よりも大きくする場合には、樹脂部55のキー用開口56の形成と同様に、金型の開閉方向に突出する、収音用開口55hと同一形状の柱部により、板金部57の収音用開口57hの外周部を挟持して射出成形を行えばよい。
図11は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU85、メモリ86、通信処理部87、音響処理部91及び画像処理部93を備えている。これら各部は例えば回路基板29に設けられたIC37により構成されている。
CPU85及びメモリ86は、操作部15等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部93等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部87は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部87は、電波を利用した遠距離無線通信を行うために、CPU85で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ89を介して送信する。また、通信処理部87は、アンテナ89を介して受信した信号を復調してCPU85に出力する。
音響処理部91は、CPU85からの音響データを電気信号に変換して通話用のスピーカ97、着信等を報知するためのスピーカ99に出力する。スピーカ97及びスピーカ99は、音響処理部91からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン39は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部91に出力する。音響処理部91は、マイクロフォン39からの電気信号を音響データに変換してCPU85に出力する。
画像処理部93は、CPU85からの画像データを画像信号に変換して表示部11へ出力する。また、所定のカメラモジュール95から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU85へ出力する。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、所定面部としての対向面部5aを有する第2筐体5と、第2筐体5内において、対向面部5aに対して積層的に配置された回路基板29と、第2筐体5内において、対向面部5a及び回路基板29の積層方向において、対向面部5aと重なり、回路基板29と重ならない位置に配置された電気部品としてのバッテリー31とを有し、第2筐体5は、第1材料としての樹脂により形成され、対向面部5aの少なくとも一部を構成し、回路基板29及びバッテリー31に跨る第1筐体部材としての樹脂部55と、樹脂よりも弾性係数が高い第2材料としての金属により形成され、対向面部5aの少なくとも一部を構成し、樹脂部55に少なくとも一部が埋設され、回路基板29及びバッテリー31に跨る第2筐体部材としての板金部57とを有するから、図8を参照して説明したように、回路基板29とバッテリー31との間における曲げ剛性を低下させることなく、対向面部5aの薄型化を図り、ひいては、第2筐体5の薄型化及び小型化を図ることができる。
なお、板金部57は、対向面部5aを構成する基部57aと、基部57aの、回路基板29側からバッテリー31へ延びる縁部から、基部57aに交差するように延びる側面側折り返し部57cとを有することから、回路基板29とバッテリー31との間における断面2次モーメントが高い形状となっており、効果的に曲げ剛性の向上が図られる。
携帯電話機1は、回路基板29及びバッテリー31と、対向面部5aとの間に配置されたスイッチ基板としてのFPC45と、FPC45の対向面部5a側の面に配置された複数のスイッチ47と、複数のスイッチ47を押下するための複数のキートップ17を含む操作部材としてのキーアセンブリ25と、を有し、樹脂部55には、複数のキートップ17を露出させるキー用開口56が形成され、板金部57には、樹脂部55のキー用開口56と重なる位置に、複数のキートップ17を露出させるキー用開口58が形成されていることから、板金部57は、回路基板29とバッテリー31との間の補強だけでなく、ユーザの操作により荷重が加わりやすいキートップ17の露出面を補強することになり、効果的に補強が行われる。
携帯電話機1において、板金部57のキー用開口58は、樹脂部55のキー用開口56よりも径が小さく、板金部57はキー用開口56において樹脂部55から露出し、板金部57の、樹脂部55のキー用開口56において樹脂部55から露出した部分は、キーシート51等を介してキーアセンブリ25を係止していることから、キーアセンブリ25の係止に必要な強度を確保しつつキーアセンブリ25を係止する面積や厚さを小さくすることができる。また、インサート成形の際に必要となる、板金部57の、一対の金型により挟持される部分が、樹脂部55のキー用開口56内において露出する部分において確保されるから、一対の金型の、樹脂部55のキー用開口56を形成するための型開閉方向に突出する柱部が板金部57を挟持する部分を兼ねることになり、インサート成形が好適に行われることになる。
携帯電話機1は、FPC45の対向面部5a側の面に配置された、キートップ17照明用の発光素子としてのLED49を有し、板金部57は、対向面部5aを構成し、キー用開口58が形成された基部57aと、基部57aの縁部からFPC45側へ延びる側面側折り返し部57cと、を有し、板金部57を構成する金属は、樹脂部55を構成する樹脂よりも遮光性が高いことから、板金部57は、第2筐体5の強度を補強するだけでなく、LED49の、FPC45側方への光が第2筐体5の側面を透過してしまうことを防止することにも寄与し、効果的に利用される。
換言すれば、携帯電話機1は、第2筐体5内に配置されるLED49を有し、樹脂部55には、LED49の光を第2筐体5外部へ射出させる透光用開口としてのキー用開口56が形成され、板金部57には、樹脂部55のキー用開口56に重なる位置に、LED49の光を第2筐体5外部へ射出させる透光用開口としてのキー用開口58が形成され、板金部57を構成する金属は、樹脂部55を構成する樹脂よりも遮光性が高いことから、LED49の光が、意図しない位置(透光用開口以外の位置など)から第2筐体5外部へ射出されることを防止することができ、板金部57が効果的に利用される。
携帯電話機1において、樹脂部55を構成する樹脂は絶縁性を有し、板金部57を構成する金属は導電性を有し、板金部57は回路基板29のグランドに接続されていることから、基本的には樹脂部55により筐体外部と筐体内部とを絶縁しつつ、キートップ17を露出させるための開口、LED49の光を射出させるための開口、マイクロフォン39の収音口13等の開口から、第2筐体5内部へ侵入しようとする静電気を、板金部57を介してグランドへ流すことができる。従って、板金部57は、第2筐体5の補強だけでなく、静電気の侵入防止にも寄与し、効果的に利用される。
携帯電話機1は、第2筐体5の一端に、対向面部5aに平行な回転軸RA回りに回転可能に連結された第1筐体3を有し、第2筐体5と、第1筐体3とは、一方の筐体(第2筐体5)に形成された連結突部5eが他方の筐体(第1筐体3)に形成された連結凹部3eに挿入され、連結突部5eの回転軸RA方向の両側において、連結突部5e及び連結凹部3eの互いに対向する面に軸部品としてのヒンジパーツ8が挿通されて、回転軸RA回りに回転可能に連結されている。従って、第2筐体5には、連結突部5eの両側における荷重により、回転軸RAに直交する軸を回転軸とする曲げモーメントが加わる。一方、板金部57は、対向面部5aを構成する基部57aと、回転軸RA方向において連結突部5e及び連結凹部3eと重なる範囲において、基部57aの、第2筐体5の連結部7側の縁部から基部57aに交差するように延びる連結部側折り返し部57bとを有している。従って、板金部57は、回路基板29とバッテリー31との間の補強だけでなく、連結部側折り返し部57bにより、連結部7の補強にも寄与し、効果的に利用される。
携帯電話機1は、第2筐体5と、第2筐体5内に配置された電子回路と、を有し、第2筐体5は、第1材料としての樹脂により形成され、第1開口(例えば、収音用開口55hやキー用開口56)が形成された樹脂部55と、樹脂よりも弾性係数が高い第2材料としての金属により形成され、少なくとも第1開口の周囲において樹脂部55に埋設され、第1開口と重なる位置に第2開口(例えば、収音用開口57hやキー用開口58)が形成された板金部57とを有することから、開口の周囲における応力集中による破損が防止される。
樹脂部55の収音用開口55h及び板金部57の収音用開口57hは、電気音響変換部品としての通話用のマイクロフォン39の音道の一部を構成する。ここで、通話用のマイクロフォンへ、通話音声以外の音響(雑音)が入力されることを防止するためには、樹脂部55の収音用開口55h及び板金部57の収音用開口57hからの第2筐体5内への音の入射を許容しつつ、収音用開口55h及び収音用開口57h以外の部分からの第2筐体5内への音の侵入を防止することが好ましい。収音用開口55h及び収音用開口57hは、弾性係数が互いに異なる樹脂部55及び板金部57から構成されていることから、それぞれ互いに異なる周波数の音を遮断可能であり、収音用開口55h及び収音用開口57h以外の部分からの第2筐体5内への音の侵入が効果的に防止される。すなわち、板金部57は、第2筐体5の音道を構成する開口周辺の補強だけでなく、意図しない音を、樹脂部55とは異なる周波数において遮断することにも寄与し、効果的に利用される。
樹脂部55のキー用開口56及び板金部57のキー用開口58は、電気光変換部品としてのLED49の光路の一部を構成する。一方、上述のように、板金部57を構成する金属は、樹脂部55を構成する樹脂よりも遮光性が高い。従って、板金部57は、光路を構成する開口周辺の補強だけでなく、意図しない光の遮断にも寄与し、効果的に利用される。
携帯電話機1は、第2筐体5に対して開閉可能に、第2筐体5の第2端部5dに連結された他の筐体(第1筐体3)を有している。そして、連結部7には、携帯電話機1の開閉に伴って荷重が加わる。従って、第2筐体5のうち第2端部5d側に形成されている開口には、連結部7とは反対側の端部に形成された開口に比較して、応力集中による破損が生じやすい。しかし、携帯電話機1では、板金部57が連結部7側まで広がり、収音用開口57h等の連結部付近の開口を形成していることから、連結部7側における破損が防止される。
一般に、通話用のマイクロフォン(39)は、連結部(7)とは反対側の端部に配置される。しかし、携帯電話機1では、筐体の薄型化のために、回路基板29が連結部7側に配置されるとともに電気部品としてのバッテリー31が連結部7とは反対側に配置されていることから、回路基板29に配置される通話用のマイクロフォン39を、連結部7とは反対側の端部に配置することができず、連結部7側に配置している。その結果、携帯電話機1では、収音口13は、所定面部5aのうち連結部7側に形成されており、開閉に伴う荷重が加わりやすい。しかし、収音口13は、板金部57の収音用開口57hを含んで構成されていることから、開閉に伴う荷重による破損が防止される。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。
本発明の電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、デジタルカメラ、PDA、ノートパソコン、携帯型ゲーム機であってもよい。また、電子機器全体の筐体は、筐体と、当該筐体に連結された他の筐体とからなるものに限定されない。例えば、筐体を一つのみ有するものであってもよい。また、電子機器全体の筐体が、2以上の筐体から構成される場合、当該電子機器全体の筐体は、折り畳み式のものに限定されない。例えば、スライド式、リボルバー式の筐体であってもよい。連結突部及び連結凹部を有する筐体である場合、第1筐体部材(樹脂部)及び第2筐体部材(板金部)を有する筐体には、連結突部でなく、連結凹部が設けられてもよい。
第1筐体部材及び第2筐体部材により構成される所定面部は、他の筐体に対向する面部や操作部が設けられる面部に限定されない。例えば、他の筐体に対向する面部や操作部が設けられる面部の背面であってもよい。表示装置が設けられる筐体の表示面側の面部であってもよい。
回路基板と、回路基板の積層方向において並列に配置される電気部品は、バッテリーに限定されない。例えば、アンテナであってもよい。
キートップを含む操作部材は、キーシート、フレーム、キートップから構成されるものに限定されない。例えば、キートップのみにより構成されてもよいし、キーシートとキートップとから構成されてもよい。キーシートとキートップとが一体的に形成されていてもよい(実施形態の台座部がキートップとして機能してもよい。)。
発光素子は、キートップ照明用のLEDに限定されない。例えば、電子機器の電源がオンされたときに点灯するLEDであってもよいし、カメラ用のフラッシュであってもよい。
第2筐体部材(板金部)により補強される開口は、マイクロフォンのための収音口、キートップのためのキー用開口に限定されない。例えば、電子機器を冷却するための空気の取入口又は排出口であってもよいし、筐体等を固定するためのネジ孔や位置決め孔であってもよい。開口が、音道の一部を構成するものである場合、その開口を音道として利用する電気音響変換部品は、マイクロフォンに限定されない。例えば、スピーカであってもよい。開口が、光路の一部を構成するものである場合、その開口を光路として利用する電気光変換部品は、LEDに限定されない。例えば、開口を介して筐体外部からの光が入力されるカメラであってもよいし、開口を介して筐体外部へ光を出力するカメラ用のフラッシュであってもよい。
本発明の実施形態の携帯電話機の外観を示す斜視図。 図1の携帯電話機の分解斜視図。 図1の携帯電話機のキーアセンブリの分解斜視図。 図1の携帯電話機の第2筐体のフロントケースの平面図及び断面図。 図4のフロントケースの板金部の斜視図。 図4のフロントケースの樹脂部及び板金部の配置を示す平面図。 図4の一部拡大図。 図1の携帯電話機の回路基板及びバッテリーの配置位置を説明する図。 図1のIV−IV線の断面図及びその断面図の一部拡大図。 図4(a)のX−X線の断面図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…携帯電話機(電子機器)、3…第1筐体(他の筐体)、5…第2筐体(筐体)、5a…対向面部(所定面部)、29…回路基板、31…バッテリー(電気部品)、39…マイクロフォン(電気音響変換部品)、49…LED(発光素子、電気光貧寒部品)、55…樹脂部(第1筐体部材)、55h…収音用開口(第1開口)、56…キー用開口(第1開口、透光用開口)、57…板金部(第2筐体部材)、57h…収音用開口(第2開口、透光用開口)、58…キー用開口(第2開口)。

Claims (10)

  1. 所定面部を有する筐体と、
    前記筐体内において、前記所定面部に対して積層的に配置された回路基板と、
    前記筐体内において、前記所定面部及び前記回路基板の積層方向において、前記所定面部に重なり、前記回路基板と重ならない位置に配置された電気部品と、
    を有し、
    前記筐体は、
    第1材料により形成され、前記所定面部の少なくとも一部を構成し、前記回路基板及び前記電気部品に跨る第1筐体部材と、
    前記第1材料よりも弾性係数が高い第2材料により形成され、前記所定面部の少なくとも一部を構成し、前記第1筐体部材に少なくとも一部が埋設され、前記回路基板及び前記電気部品に跨る第2筐体部材と、
    を有する電子機器。
  2. 前記電気部品はバッテリーである
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記回路基板及び前記電気部品と、前記所定面部との間に配置されたスイッチ基板と、
    前記スイッチ基板の前記所定面部側の面に配置された複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチを押下するための複数のキートップを含む操作部材と、
    を有し、
    前記第1筐体部材には、前記複数のキートップを露出させる第1キー用開口が形成され、
    前記第2筐体部材には、前記第1キー用開口と重なる位置に、前記複数のキートップを露出させる第2キー用開口が形成されている
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第2キー用開口は、前記第1キー用開口よりも径が小さく、前記第2筐体部材は前記第1キー用開口において前記第1筐体部材から露出し、
    前記第2筐体部材の、前記第1キー用開口において前記第1筐体部材から露出した部分は、前記操作部材を係止している
    請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記スイッチ基板の前記所定面部側の面に配置された、前記キートップ照明用の発光素子を有し、
    前記第2筐体部材は、
    前記所定面部を構成し、前記第2キー用開口が形成された基部と、
    前記基部の縁部から前記スイッチ基板側へ延びる折り返し部と、
    を有し、
    前記第2材料は、前記第1材料よりも遮光性が高い
    請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 前記筐体内に配置される発光素子を有し、
    前記第1筐体部材には、前記発光素子の光を筐体外部へ射出させる第1透光用開口が形成され、
    前記第2筐体部材には、前記第1透光用開口に重なる位置に、前記発光素子の光を筐体外部へ射出させる第2透光用開口が形成され、
    前記第2材料は、前記第1材料よりも遮光性が高い
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  7. 前記第1材料は、絶縁性を有し、
    前記第2材料は、導電性を有し、
    前記第2筐体部材は、前記回路基板のグランドに接続されている
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第2筐体部材は、
    前記所定面部を構成する基部と、
    前記基部の、前記回路基板側から前記電気部品側へ延びる縁部から、前記基部に交差するように延びる折り返し部と
    を有する請求項1又は2に記載の電子機器。
  9. 前記筐体の一端に、前記所定面部に平行な回転軸回りに回転可能に連結された他の筐体を有し、
    前記筐体と、前記他の筐体とは、一方の筐体に形成された連結突部が他方の筐体に形成された連結凹部に挿入され、前記連結突部の前記回転軸方向の両側において、前記連結突部及び前記連結凹部の互いに対向する面に所定の軸部品が挿通されて、前記回転軸回りに回転可能に連結され、
    前記第2筐体部材は、
    前記所定面部を構成する基部と、
    前記回転軸方向において前記連結突部及び前記連結凹部と重なる範囲において、前記基部の、前記筐体の前記一端側の縁部から前記基部に交差するように延びる折り返し部と
    を有する請求項1又は2に記載の電子機器。
  10. 前記第1材料は樹脂であり、
    前記第2材料は金属である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。
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