JP2008245093A - デジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラム - Google Patents

デジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができるデジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】特徴情報抽出回路58により、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、支援画像決定回路60により、特徴情報抽出回路58での抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を選択し、CPU40により、支援画像決定回路60で選択した支援画像がCD38により被写体に重ねて表示されるようにLCD38を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体を撮影する際の構図の決定を支援する機能を有するデジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラムに関するものである。
被写体を撮影する際の構図の決定を支援するために支援画像を液晶ファインダ等の表示手段に表示するデジタルカメラが知られている。
この種のデジタルカメラには、撮影に際して撮影者が予め用意されている複数種類の支援画像の内から1つを選んでそれを表示手段に表示するもの、或いは予め定められた支援画像を表示手段に自動的に表示するものがある(例えば、特許文献1〜特許文献6参照。)。
特開2002−131824公報 特開2000−270242公報 特開2006−222690公報 特開2006−74368公報 特開2001−211362公報 特開2007−13768公報
しかしながら、上記のデジタルカメラには、必ずしも被写体に応じた好適な支援画像を表示手段に表示することができるとは限らないという問題点がある。また、撮影者が予め用意されている複数種類の支援画像の内から1つを選ぶ場合には手間がかかるため、シャッターチャンスを逃す可能性が高くなってしまうという問題点がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができるデジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のデジタルカメラは、被写体を撮像して該被写体を示す画像情報を出力する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像情報に基づいた表示を行う表示手段と、前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、前記特徴情報抽出手段での抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定手段と、前記支援画像決定手段により決定された支援画像が前記表示手段により表示された前記被写体に重ねて表示されるように前記表示手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、撮像手段により、被写体が撮像されて該被写体を示す画像情報が出力され、表示手段により、前記撮像手段から出力された画像情報に基づいた表示が行われる。
そして、本発明では、特徴情報抽出手段により、前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報が抽出され、支援画像決定手段により、前記特徴情報抽出手段での抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像が決定される。
ここで、本発明では、制御手段により、前記支援画像決定手段により決定された支援画像が前記表示手段により表示された前記被写体に重ねて表示されるように前記表示手段が制御される。
このように、本発明によれば、画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて、被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定し、当該支援画像が表示手段により表示された被写体に重ねて表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報が変化したか否かを判断する判断手段を更に備え、前記支援画像決定手段が、前記判断手段により前記特徴情報が変化したと判断されたときに、前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に基づいて前記支援画像を決定するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、複数種類の前記支援画像を互いに異なる前記特徴情報と関連付けて予め記憶した記憶手段を更に備え、前記支援画像決定手段が、前記複数種類の支援画像から前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に対応した支援画像を選択するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記支援画像決定手段が、前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に基づいて支援画像を作成するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、前記制御手段が、前記支援画像決定手段により決定された支援画像が前記特徴情報抽出手段での抽出結果に基づいて部分的に態様を変えて表示されるように前記表示手段を制御するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、前記特徴情報抽出手段が、前記画像情報から人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、前記支援画像決定手段が、前記特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、前記特徴情報抽出手段により前記一般被写体特徴情報が抽出された場合には、当該一般被写体特徴情報に基づいて前記顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、前記制御手段が、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記支援画像決定手段により決定された一般支援画像が表示された前記被写体に重ねて表示されると共に、前記支援画像決定手段により決定された顔撮影用支援画像が表示された人の顔の位置に表示されるように前記表示手段を制御するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、前記顔特徴情報が、人の顔の向きを示す向き情報を含み、前記制御手段が、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記顔撮影用支援画像が前記向き情報により示される前記人の顔の向きに対応した向きで表示されるように前記表示手段を制御するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項8に記載の発明のように、前記特徴情報抽出手段が、前記画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、前記支援画像決定手段が、前記特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、前記特徴情報抽出手段により一般被写体特徴情報が抽出された場合には、前記顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、前記制御手段が、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定され、前記向き情報により示される前記人の顔の向きが撮像方向と交差していた場合には、前記支援画像決定手段により決定された一般支援画像が表示された前記被写体に重ねて表示されると共に、前記向き情報により示される前記人の顔の向き側の空間が当該向き側とは逆側の空間よりも広くなる位置に前記支援画像決定手段により決定された顔撮影用支援画像が表示されるように前記表示手段を制御するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項9に記載の発明のように、前記制御手段が、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記顔撮影用支援画像が前記向き情報により示される前記人の顔の向きに対応した向きで表示されるように前記表示手段を制御するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、本発明は、請求項10に記載の発明のように、前記顔特徴情報が、人の顔の大きさを示す大きさ情報を含み、前記支援画像決定手段が、前記顔特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、前記大きさ情報により示される前記人の顔の大きさに相当する前記顔撮影用支援画像を前記支援画像として決定するものとしても良い。これにより、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項11に記載のデジタルカメラの制御方法は、被写体を撮像して該被写体を示す画像情報を出力する撮像ステップと、前記画像情報に基づいた表示を行う表示ステップと、前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出ステップと、前記特徴情報抽出ステップでの抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定ステップと、前記支援画像決定ステップにより決定された支援画像が前記表示ステップにより表示された前記被写体に重ねて表示されるように制御を行う制御ステップと、を備えている。従って、本発明のデジタルカメラの制御方法によれば、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
更に、上記目的を達成するために、請求項12に記載の制御プログラムは、撮像された被写体を示す画像情報を出力する撮像ステップと、前記画像情報に基づいた表示を行うように表示手段を制御するステップと、前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出ステップと、前記特徴情報抽出ステップでの抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定ステップと、前記支援画像決定ステップにより決定された支援画像が前記表示手段に表示された前記被写体に重ねて表示されるように制御を行う制御ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
従って、請求項12に記載の発明によれば、コンピュータに対して請求項1の発明と同様に作用させることができるので、請求項1の発明と同様に、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
本発明に係るデジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及び制御プログラムによれば、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる、という優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、本発明を、静止画像の撮影を行うデジタル電子スチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)に適用した場合について説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体を結像させるためのレンズ21と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズスイッチ(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、モード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10のレリーズスイッチ56Aは、鉛直方向に沿って押圧操作されるものであって、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズスイッチ56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
また、モード切替スイッチ56Cは、1回の撮影毎に1枚の静止画像を示す画像情報を記録するモードである撮影モードと、被写体を後述するLCD38に再生するモードである再生モードと、の何れかのモードに設定する際に回転操作される。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体やメニュー画面等を表示する略矩形状の液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、十字カーソルスイッチ56Dと、が備えられている。なお、十字カーソルスイッチ56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10の背面には、LCD38にメニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニュースイッチと、それまでの操作内容を確定するときに押圧操作される決定スイッチと、直前の操作内容をキャンセルするときに押圧操作されるキャンセルスイッチと、セルフタイマー撮影を行うときに押圧操作されるセルフタイマー撮影スイッチとが備えられている。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。なお、CCD24が本発明の撮像手段に相当する。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像情報に変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮像により得られたデジタル画像情報等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)領域及びCPU40により実行される各種制御プログラムやデータが予め記憶されたROM(Read Only Memory)領域を有するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像情報に対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてフラッシュ・メモリ(Flash Memory)が用いられ、メモリカード52としてスマート・メディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。なお、メモリ48が本発明の記憶手段に相当する。
更に、デジタルカメラ10は、デジタル画像情報に基づいて予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出機能を有する特徴情報抽出回路58と、この特徴情報抽出回路58での抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定機能を有する支援画像決定回路60と、を含んで構成されている。なお、特徴情報抽出回路58が本発明の特徴情報抽出手段に相当し、支援画像決定回路60が本発明の支援画像決定手段に相当する。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、圧縮・伸張処理回路54、特徴情報抽出回路58及び支援画像決定回路60はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30、圧縮・伸張処理回路54、特徴情報抽出回路58及び支援画像決定回路60の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
また、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズスイッチ56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルスイッチ56D、メニュースイッチ等の各種スイッチ(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
ところで、本実施形態に係るデジタルカメラ10はExif(Exchangeable Image File Format)規格に対応しており、撮影することにより得られた画像情報は、一例として図3に模式的に示すように、Exif規格の電子化ファイル(以下、「画像ファイル」と称する)60としてメモリカード52に記憶される。そして、操作部56の押圧操作に応じてLCD38に表示されるメニュー画面上でExif規格の画像ファイル60に含まれるタグ領域60Bに記憶したい情報を予め設定しておくことにより、それ以降の撮影によって得られた画像ファイル60のタグ領域60Bに当該情報を記憶することができる。
すなわち、図3に示すように、本実施形態に係るデジタルカメラ10において、撮影により得られてメモリカード52に記憶される画像ファイル60はExif規格に対応しているため、スタートコード領域60A、タグ領域60B、サムネイル画像領域60C、及び主画像領域60Dが含まれている。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像情報)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像情報を蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像情報は、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたR,G,B毎のデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットのデジタル画像情報を生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像情報に対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる所定領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズスイッチ56Aがユーザによって半押し状態とされたタイミングで前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされたタイミングで、その時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52にExifフォーマットの画像ファイル60として記録する。
ところで、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を選択し、当該支援画像がLCD38により被写体に重ねて表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
次に、図4を参照して上記表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図4は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。
先ず、ステップ100では、被写体を撮像することにより当該被写体を示すデジタル画像情報を取得し、次のステップ102にて、LCD38に対して、上記ステップ100で取得したデジタル画像情報により示される画像を表示させる。つまり、本ステップ102の処理により、LCD38にスルー画像が表示される。
次のステップ104では、CPU40の内部メモリ(図示省略)から予め記憶されているデフォルト用の特徴情報を読み出し、当該特徴情報をメモリ48の前述した所定領域とは異なる所定領域に記憶する。なお、本実施形態では、当該デフォルト用の特徴情報は、後述する図6(a)に示す支援画像に対応している複数種類の特徴情報に相当する。なお、本実施形態において、特徴情報とは、被写体の輪郭を示すデータのことである。
次のステップ106では、LCD38に対して、上記ステップ104でメモリ48に記憶した特徴情報に対応しているデフォルト用の支援画像を表示させる。本ステップ106の処理により、一例として図7(a)に示すように、LCD38の画面38Aには、後述する図6(a)に示す支援画像がデフォルト用の支援画像とされ、この支援画像が、図5(a)に示す水平線の見える海と、この海の水平線上にある、画面38Aの正面視左寄りの小島と、当該小島上の椰子の木とを含んで構成されているスルー画像に重ねられた状態で表示される。なお、図7(a)に示す画面38Aの態様はあくまでも一例であり、本実施形態では、本ステップ106の処理により、スルー画像の態様の如何に拘らず、デフォルト用の支援画像として後述する図6(a)に示す支援画像が表示される。
本実施形態では、LCD38に表示可能な支援画像の一例として図6(a)〜(f)に示すように、6通りの支援画像が用意されている。ここで、図6(a)に示す支援画像は、LCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線と、鉛直方向に3等分する2本の直線とからなる支援画像であり、図6(b)に示す支援画像は、LCD38の画面38Aの正面視左下隅と正面視右上隅とを結ぶ1本の直線からなる支援画像であり、図6(c)に示す支援画像は、LCD38の画面38の中央部に位置する正三角形の3辺を成す3本の直線からなる支援画像であり、図6(d)に示す支援画像は、LCD38の画面38Aを鉛直方向に2等分する水平線と2本の対角線とからなる支援画像であり、図6(e)に示す支援画像は、LCD38の画面38Aの正面視左上隅と正面視右下隅とを結ぶ1本の直線からなる支援画像であり、図6(f)に示す支援画像は、一端がLCD38の画面38Aの正面視右下隅に、他端がLCD38の画面38Aの正面視左下隅に各々位置している半円弧を成す曲線からなる支援画像である。
ステップ108では、前述した特徴情報抽出機能を働かせる。本ステップ108の処理により、上記ステップ100で取得したデジタル画像情報から特徴情報が抽出される。
次のステップ110では、上記ステップ108の処理により抽出された特徴情報を取得し、次のステップ112にて、上記ステップ104でメモリ48に記憶したデフォルト用の特徴情報と上記ステップ110で取得した特徴情報とを比較し、これらの特徴情報が類似(一致も含む)しているか否かを判定する。ここで、肯定判定となった場合はステップ126へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ114へ移行する。
ステップ114では、上記ステップ104でメモリ48に記憶した予め定められた特徴情報を上記ステップ110で取得した特徴情報に更新する。
次のステップ116では、前述した支援画像決定機能を働かせることにより、図6(a)〜(f)に示す6通りの支援画像の内から上記ステップ114で更新した特徴情報に対応している支援画像が選択される。なお、本実施形態では、特徴情報に対応している支援画像を選択する方法として、メモリ48に、特徴情報を入力とし、支援画像の種類を示すデータを出力とするテーブルを予め記憶させておき、当該テーブルを用いて支援画像を選択する方法を採用している。
また、本実施形態では、前記テーブルにおいて、図6(a)に示す支援画像には、図6(a)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられており、図6(b)に示す支援画像には、図6(b)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられており、図6(c)に示す支援画像には、図6(c)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられており、図6(d)に示す支援画像には、図6(d)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられており、図6(e)に示す支援画像には、図6(e)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられており、図6(f)に示す支援画像には、図6(f)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報が対応付けられている。
従って、本ステップ116の処理により、例えば、上記ステップ114で更新した特徴情報が、図6(b)に示す支援画像をLCD38に表示させることが被写体を撮影する際の構図の決定を支援する上で好適とされる複数種類の特徴情報の内の何れか1つに類似していた場合、図6(b)に示す支援画像が選択されることになる。
ところで、メモリ48には、図6(a)〜(f)に示す支援画像をLCD38に表示させるためのグラフィックデータが予め記憶されている。
ステップ118では、上記ステップ116で選択された支援画像に対応しているグラフィックデータをメモリ48から読み出す。
次のステップ120では、LCD38に対して、上記ステップ118で読み出したグラフィックデータにより示される支援画像をスルー画像に重ねて表示させる。
ここで、一例として図5(b)に示すように、LCD38の画面38Aにて、画面38Aの正面視略左下隅から画面の正面視略右上隅にかけて伸びている道を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116の処理により、図6(b)に示す支援画像が選択され、上記ステップ118の処理により、LCD38の画面38Aには、図7(b)に示すように、図6(b)に示す支援画像が図5(b)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図5(c)に示すように、LCD38の画面38Aにて、末広がりの形状を有する山々を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116の処理により、図6(b)に示す支援画像が選択され、上記ステップ118及びステップ120の処理により、LCD38の画面38Aには、図7(c)に示すように、図6(c)に示す支援画像が図5(c)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図5(d)に示すように、LCD38の画面38Aにて、花を中心として当該花の根元から葉が放射状に生えている態様を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116の処理により、図6(d)に示す支援画像が選択され、上記ステップ118及びステップ120の処理により、LCD38の画面38Aには、図7(d)に示すように、図6(d)に示す支援画像が図5(d)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図5(e)に示すように、LCD38の画面38Aにて、画面38Aの正面視左側から画面38Aの正面視右側にかけて高さが徐々に低くなっている木々を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116の処理により、図6(e)に示す支援画像が選択され、上記ステップ118及びステップ120の処理により、LCD38の画面38Aには、図7(e)に示すように、図6(e)に示す支援画像が図5(e)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図5(f)に示すように、LCD38の画面38Aにて、手前から奥に向かって伸びている道沿いに複数の街路樹が生えている態様を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116の処理により、図6(f)に示す支援画像が選択され、上記ステップ118及びステップ120の処理により、LCD38の画面38Aには、図7(f)に示すように、図6(f)に示す支援画像が図5(f)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
ステップ120では、上記ステップ100と同様の処理を行い、次のステップ122にて、上記ステップ102と同様の処理を行う。ステップ122の処理が終了すると、ステップ108へ戻る。
一方、ステップ126では、レリーズスイッチ56Aが全押し状態とされたか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ100が本発明の撮像ステップに相当し、ステップ108が本発明の特徴情報抽出ステップに相当し、ステップ112が本発明の判断手段に相当し、ステップ116が本発明の支援画像決定ステップに相当し、ステップ120が本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
〔第2の実施形態〕
本第2の実施形態では、上記第1の実施形態で説明した表示制御処理プログラムとは異なる表示制御処理プログラムの形態例について説明する。なお、本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は上記第1の実施形態に係るもの(図1〜図3参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を作成し、当該支援画像がLCD38により被写体に重ねて表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
以下、図8を参照して、本第2の実施形態に係る表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図8は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。また、図8における図4と同一の処理を行うステップについては図4と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
先ず、上記第1の実施形態で説明したステップ100〜ステップ110の処理を順次に実行する。ステップ110の処理が終了するとステップ112へ移行する。ステップ112において肯定判定となった場合はステップ126へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ114へ移行する。ステップ114では、上記第1の実施形態と同様の処理を行う。ステップ114の処理が終了するとステップ116bへ移行する。
ステップ116bでは、前述した支援画像決定機能を働かせることにより、上記ステップ114で更新した特徴情報に基づいて支援画像が作成される。本ステップ116bの処理が終了するとステップ120bへ移行する。
ここで、本第2の実施形態では、特徴情報に対応している支援画像を作成する方法として、上記ステップ114で更新した特徴情報に基づいて被写体の輪郭に沿って当該輪郭に類似(一致も含む)した線を示すグラフィックデータを生成する方法を採用している。
次のステップ120bでは、LCD38に対して、上記ステップ116bで作成した支援画像をスルー画像に重ねて表示させる。
ここで、一例として図9(a)に示すように、LCD38の画面38Aにて、画面38Aの正面視略左下隅から画面38Aの正面視略右上隅にかけて伸びている道を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116bの処理により、図9(b)に示すように、画面38Aの正面視左下隅と画面38Aの正面視右上隅とを結ぶ3本の直線からなる支援画像が作成され、上記ステップ120bの処理により、LCD38の画面38Aには、図9(c)に示すように、図9(b)に示す支援画像が図9(a)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図10(a)に示すように、LCD38の画面38Aにて、手前から奥に向かって伸びている道沿いに複数の街路樹が生えている態様を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116bの処理により、図10(b)に示すように、一端がLCD38の画面38Aの正面視右下隅に、他端がLCD38の画面38Aの正面視左下隅に各々位置している半円弧を成す曲線と、LCD38の画面38Aを鉛直方向に2等分する直線とからなる支援画像が作成され、上記ステップ120bの処理により、LCD38の画面38Aには、図10(c)に示すように、図10(b)に示す支援画像が図10(a)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
また、一例として図11(a)に示すように、LCD38の画面38Aの正面視左上部に略円形状の輪郭を有する花を示す画像がスルー画像として表示されていた場合、上記ステップ116bの処理により、図11(b)に示すように、LCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線(図11(b)の破線を参照)と、LCD38の画面38Aを鉛直方向に3等分する2本の直線(図11(b)の破線を参照)とが交わる4つの交点のうちの画面38Aの正面視左上の交点を中心とする2つの同心円からなる支援画像が作成され、上記ステップ120bの処理により、LCD38の画面38Aには、図11(c)に示すように、図11(b)に示す支援画像が図11(a)のスルー画像に重ねられた状態で表示される。
ステップ120bの処理が終了すると、上記第1の実施形態で説明したステップ122〜ステップ124の処理を順次に実行する。
一方、ステップ126において否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ116bが本発明の支援画像決定ステップに相当し、ステップ120bが本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
〔第3の実施形態〕
本第3の実施形態では、上記第1及び第2の実施形態で説明した表示制御処理プログラムとは異なる表示制御処理プログラムの形態例について説明する。なお、本第3の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は上記第1の実施形態に係るもの(図1〜図3参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本第3の実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定し、当該支援画像が上記抽出結果に基づいて部分的に態様を変えてLCD38により被写体に重ねて表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
以下、図12を参照して、本第3の実施形態に係る表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図12は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。また、図12における図4と同一の処理を行うステップについては図4と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
上記第1の実施形態で説明したステップ100〜ステップ110の処理を順次に実行する。ステップ110の処理が終了するとステップ112へ移行する。ステップ112において肯定判定となった場合はステップ126へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ114へ移行する。ステップ114では、上記第1の実施形態と同様の処理を行う。ステップ114の処理が終了するとステップ116へ移行する。ステップ116及びステップ118では、上記第1の実施形態と同様の処理を順次に実行する。ステップ118の処理が終了するとステップ119へ移行する。
ステップ119では、支援画像を特徴情報に基づいてLCD38に強調して表示する部分とそれ以外の部分とに分類し、ステップ118で読み出したグラフィックデータのうち、前述した強調して表示する部分に相当するデータに、強調して表示することを示すタグ情報を付加する。
ステップ120cでは、LCD38に対して、上記ステップ116で決定した支援画像をタグ情報に基づいて部分的に態様を変えてスルー画像に重ねて表示させる。
ここで、仮に、上記ステップ116の処理により図6(a)に示す支援画像が選択され、当該支援画像をタグ情報を無視してスルー画像に重ねて表示させた場合、図7(a)に示すように、図6(a)に示す支援画像が図5(a)に示すスルー画像に重ねられた状態で表示される。
一方、一例として、図6(a)に示す支援画像においてLCD38の画面38Aを鉛直方向に3分割している2本の直線のうちの画面38Aの正面視下の直線を示すグラフィックデータと、LCD38の画面38Aを水平方向に3分割している2本の直線のうちの画面38Aの正面視左の直線を示すグラフィックデータとにタグ情報が付加されている場合、図13(a)に示すように、LCD38の画面38Aには、タグ情報が付加されたグラフィックデータで示される支援画像のみがスルー画像に重ねて表示される。
なお、LCD38の画面38Aにおいて、タグ情報が付加されたグラフィックデータで示される支援画像のみをスルー画像に重ねて表示する形態はあくまでも一例に過ぎず、この他の形態例としては、図13(b)に示すように、タグ情報が付加されたグラフィックデータで示される支援画像を通常の太さの線で表示し、タグ情報が付加されていないグラフィックデータで示される支援画像を上記通常の太さの線よりも細い線で表示する形態例や、図13(c)に示すように、タグ情報が付加されたグラフィックデータで示される支援画像を実線で表示し、タグ情報が付加されていないグラフィックデータで示される支援画像を破線で表示する形態例、図示しないが、タグ情報が付加されているグラフィックデータで示される支援画像を点滅表示すると共に、タグ情報が付加されていないグラフィックデータで示される支援画像を表示しない形態例が挙げられる。
ステップ120cの処理が終了すると、上記第1の実施形態で説明したステップ122及びステップ124の処理を順次に実行する。
一方、ステップ126において否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ120cが本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
〔第4の実施形態〕
本第4の実施形態では、被写体に人の顔が含まれている場合の形態例について説明する。なお、第4の実施形態に係るデジタルカメラの構成は、後述する顔検出回路62の構成を除いて上述した第1の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1〜図3参照)と同様であるので、顔検出回路62以外の部分のここでの説明は省略する。
次に、図14を参照して、本第4の実施形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成の内、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
デジタルカメラ10は、メモリ48に記憶されたデジタル画像データから人の顔を検出する機能(以下、「顔検出機能」という。)を有する顔検出回路62を含んで構成されており、システムバスBUSに接続されている。従って、CPU40は、顔検出回路62の作動の制御を行うことができる。
本第4の実施形態に係る顔検出機能は、例えば、予め人物の肌色に対応する色差信号(クロマ信号)の範囲を決定しておき、CCD24による撮像によって得られた被写体を示すデジタル画像情報の各画素の色差信号がその範囲内にあるか否かを判定することにより肌色の有無を判定し、肌色を有する1まとまりの領域を肌色領域として抽出する。次いで、抽出した肌色領域内の予め定められた位置範囲内に目、鼻、口、眉などの肌色でないパターンが含まれるか否かを判定し、これらのパターンが含まれている場合に、該肌色領域を顔領域と判定する。そして、顔領域と判定した場合、特徴情報抽出回路58が当該顔領域を示すデータを抽出する。
なお、顔領域を判定する方法としては、前述した方法の他に、特開平5−100328号公報や特開平5−165120号公報に記載されているように、色相や彩度の2次元ヒストグラムからクラスターを求め、クラスターの内部構造、形状、接続する外部構造から顔領域を判定する方法などを利用しても良い。
ところで、本第4の実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の特徴を示す顔特徴情報を抽出した場合には、人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を決定すると共に、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報を抽出した場合には、顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定した場合には、当該一般支援画像がLCD38により被写体に重ねて表示されると共に、顔撮影用支援画像がLCD38により人の顔の位置に表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
以下、図15を参照して、本第4の実施形態に係る表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図15は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。また、図15における図4と同一の処理を行うステップについては図4と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
先ず、上記第1の実施形態で説明したステップ100〜ステップ112の処理を順次に実行する。ステップ112において肯定判定となった場合はステップ114へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ126へ移行する。ステップ114では、上記第1の実施形態と同様の処理を実行する。ステップ114の処理が終了するとステップ200へ移行する。
ステップ200では、前述した支援画像決定機能を働かせることにより、上記ステップ114で更新した特徴情報に対応している一般支援画像が選択される。なお、本第4の実施形態では、一例として、図6(a)〜(f)に示す6通りの支援画像を一般支援画像と称する。また、本第4の実施形態では、特徴情報に対応している一般支援画像を選択する方法として、上記第1の実施形態で説明した支援画像を選択する方法と同様の方法を採用している。
ところで、メモリ48には、図6(a)〜(f)に示す一般支援画像をLCD38に表示させるためのグラフィックデータが予め記憶されている。
次のステップ118bでは、上記ステップ200で選択された一般支援画像に対応しているグラフィックデータをメモリ48から読み出し、次のステップ202にて、LCD38に対して、上記ステップ118bで読み出したグラフィックデータにより示される一般支援画像をスルー画像に重ねて表示させる。本第4の実施形態では、一例として図6(a)に示す一般支援画像を用いる。
次のステップ204では、前述した顔検出機能を働かせ、当該顔検出機能によりメモリ48に記憶されたデジタル画像データから人の顔の有無が検出される。次のステップ206では、人の顔が存在するか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ208へ移行する一方、否定判定となった場合にはステップ122へ移行する。
次のステップ208では、前述した特徴情報抽出機能を働かせ、当該特徴情報抽出機能によりメモリ48に記憶されたデジタル画像データから顔領域を示す顔領域データが抽出される。
ところで、本第4の実施形態に係るデジタルカメラ10には、複数種類の顔撮影用支援画像(互いに大きさの異なる楕円)が予め用意されている。
次のステップ210では、前述した支援画像決定機能を働かせることにより、複数種類の顔撮影用支援画像の内から上記ステップ208で抽出された顔領域データに対応している顔撮影用支援画像が選択される。なお、本第4の実施形態では、顔領域データに対応している顔撮影用支援画像を選択する方法として、上記第1の実施形態で説明した支援画像を選択する方法と同様に、メモリ48に、顔領域データを入力とし、顔撮影用支援画像の種類を示すデータを出力とするテーブルを予め記憶させておき、当該テーブルを用いて顔撮影用支援画像を選択する方法を採用している。
ところで、メモリ48には、顔撮影用支援画像をLCD38に表示させるためのグラフィックデータが予め記憶されている。
ステップ212では、上記ステップ210で選択された顔撮影用支援画像に対応しているグラフィックデータをメモリ48から読み出す。
次のステップ214では、CCD24による撮像によって得られた被写体における前述した顔領域の中心の位置情報(以下、「顔の位置情報」と称する)を取得する。
ところで、図16に示すように、LCD38の画面38Aを水平方向に6等分する5本の直線と、LCD38の画面38Aを鉛直方向に6等分する5本の直線とが交わる25個の交点の各々には、重みが付与されており、これらの交点の何れかに顔撮影用支援画像(本第4の実施形態では楕円)の中心が配される。なお、この25個の交点において、画面38Aの中心の交点及びLCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線とLCD38の画面38Aを鉛直方向に3等分する2本の直線とが交わる4つの交点には同じ重みαが付与されており、それ以外の交点には重みαよりも小さな重みβが付与されている。
次のステップ216では、LCD38に対して、上記ステップ212で読み出したグラフィックデータにより示される顔撮影用支援画像を上記ステップ214で取得した顔の位置情報に基づいてスルー画像に重ねて表示させる。
本ステップ216の処理により、一例として、LCD38の画面38Aの中心とLCD38の画面38Aの正面視左隅との略中間に顔領域の中心が位置していた場合、図17に示すように、顔撮影用支援画像は、その中心をLCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線とLCD38の画面38Aを鉛直方向に3等分する2本の直線とが交わる4つの交点のうちの画面38Aの正面視左上の交点に位置させるようにLCD38の画面38Aに表示される。この結果、一例として図18に示すように、LCD38の画面38Aには、一般用支援画像がスルー画像に重ねて表示されると共に、顔撮影用支援画像が人の顔の位置に合わせて表示される。
なお、本第4の実施形態では、顔領域が1つの場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顔領域が2つ以上あっても良い。例えば、図19に示すように、LCD38の画面38Aの中央部に子供の顔が位置しており、LCD38の画面38Aの中心とLCD38の画面38Aの正面視左上隅との略中間に大人の顔(子供の顔よりも大きい顔)が位置している場合、子供の顔の大きさに相当する顔撮影用支援画像がその中心をLCD38の画面38Aの中心に位置させるようにLCD38の画面38Aに表示されると共に、大人の顔の大きさに相当する顔撮影用支援画像がその中心をLCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線とLCD38の画面を鉛直方向に3等分する2本の直線とが交わる4つの交点のうちの画面38Aの正面視左上の交点に位置させるようにLCD38の画面38Aに表示される。
ステップ216の処理が終了すると、上記第1の実施形態で説明したステップ122〜ステップ124の処理を順次に実行する。
一方、ステップ126において否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ200及びステップ210が本発明の支援画像決定ステップに相当し、ステップ202及びステップ216が本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
〔第5の実施形態〕
本第5の実施形態では、被写体に人の顔が含まれており、当該顔の向きが撮像方向と交差している場合の形態例について説明する。なお、本第5の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は上記第4の実施形態に係るもの(図1、図3及び図14参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本第5の実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報を抽出した場合には、人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を決定すると共に、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報を抽出した場合には、顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定し、且つ、前記向き情報により示される人の顔の向きが撮像方向と交差していた場合に、一般支援画像がLCD38により被写体に重ねて表示されると共に、人の顔の向き側の空間が当該向き側とは逆側の空間よりも広くなる位置に顔撮影用支援画像がLCD38により表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
以下、図20を参照して、本第5の実施形態に係る表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図20は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。また、図20における図15と同一の処理を行うステップについては図15と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
先ず、上記第4の実施形態で説明したステップ100〜ステップ112の処理を順次に実行する。ステップ112において肯定判定となった場合はステップ114へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ126へ移行する。
ステップ114では、上記第4の実施形態と同様の処理を実行する。ステップ114の処理が終了するとステップ200へ移行する。ステップ200〜ステップ206では、上記第4の実施形態と同様の処理を順次に実行する。ステップ206において肯定判定となった場合はステップ208へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ122へ移行する。
ステップ208〜ステップ212では、上記第4の実施形態と同様の処理を順次に実行する。ステップ212の処理が終了するとステップ300へ移行する。
ステップ300では、前述した特徴情報抽出機能を働かせ、当該特徴情報抽出機能により顔領域データから人の顔の向きが解析され、人の顔の向きを示す向き情報が抽出される。なお、顔領域データから人の顔の向きを解析する方法としては、例えば、特開平8−184925号公報、特開2001−218020号公報などに記載されているように、画像中の黒領域(閾値よりも高い濃度の領域)の中から頭髪部を抽出し、この頭髪部の形状に基づいて顔領域の輪郭に相当するラインを抽出する技術と、特開2001−218020号公報に開示されているように、顔領域内における黒領域の対として両目を抽出し、顔領域内における両目の位置を検出する技術とを組み合わせて顔領域データから人の顔の向きを解析するなど、公知の手法を適用することができる。
次のステップ302では、上記ステップ300で抽出された向き情報により示される顔の向きと撮像方向の向きとが交差しているか否かを判定する。ここで肯定判定となった場合はステップ304へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ214へ移行する。ステップ214では、上記第4の実施形態と同様の処理を行い、次のステップ216でも上記第4の実施形態と同様の処理を行う。ステップ216の処理が終了するとステップ122へ移行する。
ステップ304では、LCD38に対して、ステップ300で抽出された向き情報により示される顔の向きに基づいて顔撮影用支援画像を表示させる処理を行う。本ステップ304の処理により、LCD38の画面38Aにおいて、ステップ300で抽出された向き情報により示される顔の向き側の空間が当該顔の向き側の空間とは逆側の空間よりも広くなる位置に顔撮影用支援画像が表示される。
一例として図21に示すように、LCD38の画面38Aにおいて、当該画面38Aの正面視左側を向いている顔が画面38Aの中央部に表示されており、且つ、スルー画像に重ねて図6(a)に示す一般支援画像が表示される場合、顔撮影用支援画像は、その中心をLCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線とLCD38の画面38Aを鉛直方向に3等分する2本の直線とが交わる4つの交点のうちの画面38Aの正面視右上の交点に位置させるようにLCD38の画面38Aに表示される。これにより、顔撮影用支援画像が表示されている位置を基準として、正面視左側の空間が正面視右側の空間よりも広くなる。
ステップ304の処理が終了すると、上記第1の実施形態で説明したステップ122〜ステップ124の処理を順次に実行する。
一方、ステップ126において否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ304が本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
〔第6の実施形態〕
本第6の実施形態では、被写体に人の顔が含まれており、当該顔の向きに対応した向きで支援画像を表示する場合の形態例について説明する。なお、本第6の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は上記第5の実施形態に係るもの(図1、図3及び図14参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本第6の実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードが起動されると、CCD24による撮像が開始される。そして、撮像時に、当該撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報を抽出した場合には、人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を決定すると共に、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報を抽出した場合には、顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定した場合に、顔撮影用支援画像が人の顔の向きと対応した向きでLCD38により表示されるようにLCD38を制御する処理を行う表示制御処理が実行される。
以下、図22を参照して、本第6の実施形態に係る表示制御処理を実行する際のデジタルカメラ10の処理ルーチンを説明する。なお、図22は、この際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48のROM領域に予め記憶されている。また、図22における図20と同一の処理を行うステップについては図20と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
先ず、上記第5の実施形態で説明したステップ100〜ステップ112の処理を順次に実行する。ステップ112において肯定判定となった場合はステップ114へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ126へ移行する。
ステップ114では、上記第5の実施形態と同様の処理を実行する。ステップ114の処理が終了するとステップ200へ移行する。ステップ200〜ステップ206では、上記第5の実施形態と同様の処理を順次に実行する。ステップ206において肯定判定となった場合はステップ208へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ122へ移行する。
ステップ208〜ステップ300では、上記第5の実施形態と同様の処理を順次に実行する。ステップ300の処理が終了するとステップ214へ移行する。ステップ214では、上記第5の実施形態と同様の処理を実行する。ステップ214の処理が終了するとステップ400へ移行する。
ステップ400では、LCD38に対して、上記ステップ300で検出された顔の向き及び上記ステップ214で取得した顔の位置情報に基づいて顔撮影用支援画像を表示させる処理を行う。
本ステップ400の処理により、LCD38の画面38Aにおいて、顔撮影用支援画像が、上記ステップ300で検出された顔の向きに対応した状態で、且つ、人の顔の位置に合わせて表示される。
一例として図23(a)に示すように、レリーズスイッチ56Aの押圧操作方向が鉛直方向に沿うようにデジタルカメラ10を固定した状態で起立している人物の全体像を撮像した場合、顔撮影用支援画像が、起立した人物の向きに対応した状態で、且つ、人物の顔の位置に合わせてLCD38の画面38Aに表示される。また、一例として図23(b)に示すように、レリーズスイッチ56Aの押圧操作方向が鉛直方向に沿うようにデジタルカメラ10を固定した状態で仰向けになって寝ている人物の全体像を撮像した場合、顔撮影用支援画像が、仰向けになって寝ている人物の向きに対応した状態で、且つ、人物の顔の位置に合わせてLCD38の画面38Aに表示される。
一方、一例として図24(a)に示すように、レリーズスイッチ56Aの押圧操作方向が水平方向に沿うようにデジタルカメラ10を固定した状態(図25及び図26参照)で起立している人物の全体像を撮像した場合、顔撮影用支援画像が、起立した人物の向きに対応した状態で、且つ、人物の顔の位置に合わせてLCD38の画面38Aに表示される。また、一例として図24(b)に示すように、レリーズスイッチ56Aの押圧操作方向が水平方向に沿うようにデジタルカメラ10を固定した状態で水平方向に沿って横になって寝ている人物の全体像を撮像した場合、顔撮影用支援画像が、水平方向に沿って横になって寝ている人物の向きに対応した状態で、且つ、人物の顔の位置に合わせてLCD38の画面38Aに表示される。
ステップ400の処理が終了すると、上記第1の実施形態で説明したステップ122〜ステップ124の処理を順次に実行する。
一方、ステップ126において否定判定となった場合はステップ122へ移行する一方、肯定判定となった場合は本表示制御処理プログラムを終了する。
なお、本表示制御処理プログラムのステップ400が本発明の制御手段及び制御ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、上記第各実施形態によれば、撮像手段によって取得された画像情報(ここでは、デジタル画像情報)から予め定められた特徴(ここでは、被写体の輪郭)を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定し、当該支援画像が表示手段(ここでは、LCD38)により被写体に重ねて表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第1の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を検出し、この検出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を選択し、当該支援画像が表示手段により被写体に重ねて表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第2の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を作成し、当該支援画像が表示手段により被写体に重ねて表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第3の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出し、この抽出結果に基づいて被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定し、当該支援画像が上記抽出結果に基づいて部分的に態様を変えて表示手段により被写体に重ねて表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第4の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の特徴を示す顔特徴情報(ここでは、顔領域データ)と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報(ここでは、特徴情報)とを抽出し、顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、一般被写体特徴情報が抽出された場合には、当該一般被写体特徴情報に基づいて顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定された場合には、一般支援画像が表示された被写体に重ねて表示されると共に、顔撮影用支援画像が表示された人の顔の位置に表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第5の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、一般被写体特徴情報が抽出された場合には、顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定され、向き情報により示される人の顔の向きが撮像方向と交差していた場合には、一般支援画像が表示された被写体に重ねて表示されると共に、向き情報により示される人の顔の向き側の空間が当該向き側とは逆側の空間よりも広くなる位置に顔撮影用支援画像が表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
また、上記第6の実施形態によれば、撮像を行うことにより得られたデジタル画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、一般被写体特徴情報が抽出された場合には、顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、一方、顔撮影用支援画像及び一般支援画像が決定された場合には、顔撮影用支援画像が向き情報により示される人の顔の向きに対応した向きで表示されるように表示手段を制御するので、被写体に応じた支援画像を簡易に表示させることができる。
以上、本発明を上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記各実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明を抽出できる。上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上記各実施形態では、表示制御処理プログラムがメモリ48のROM領域に予め記憶されている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示制御処理プログラムがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された状態で提供される形態、表示制御処理プログラムが有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等を適用することができる。
また、上記各実施形態で説明したデジタルカメラ10の構成(図1、図2、図3及び図14参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施形態で説明した表示制御処理プログラムの処理の流れ(図4、図8、図12、図15、図20及び図22)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりすることができることは言うまでもなく、適宜変更可能である。例えば、図12に示されているステップ116及びステップ118の代わりに図8に示されているステップ116bを用いても良い。
また、上記第1の実施形態では、デフォルト用の支援画像として図6(a)に示す支援画像を用いる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6(b)〜(f)に示す支援画像の内の何れか1つをデフォルト用の支援画像としても良い。また、図6(a)〜(f)に示す支援画像以外の支援画像をデフォルト用の支援画像としても良い。
また、上記第4の実施形態では、図6(a)〜(f)に示す6通りの支援画像を一般支援画像とする例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6(b)〜(f)に示す支援画像以外の支援画像を一般支援画像としても良い。
また、上記第4の実施形態では、顔撮影用支援画像として楕円を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆三角形等の楕円以外のものであっても良く、人の顔を撮影する際の構図の決定を支援し得る支援画像であれば如何なるものであっても良い。
また、上記第4の実施形態では、LCD38の画面38Aを水平方向に6等分する5本の直線と、LCD38の画面38Aを鉛直方向に6等分する5本の直線とが交わる25個の交点の各々に重みを付与し、画面38Aの中心の交点及びLCD38の画面38Aを水平方向に3等分する2本の直線とLCD38の画面38Aを鉛直方向に3等分する2本の直線とが交わる4つの交点には同じ重みαを、それ以外の交点には重みαよりも小さな重みβを付与する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、重みα,βを付与する交点は適宜変更可能である。また、重みの種類を3種類以上としても良い。
また、上記第4の実施形態では、LCD38の画面38Aを水平方向に6等分する5本の直線と、LCD38の画面38Aを鉛直方向に6等分する5本の直線とが交わる25個の交点の各々に重みを付与する例を挙げて説明したが、重みを付与する点の位置及び数は適宜変更可能である。
また、上記第5の実施形態では、顔の向きと撮像方向の向きとが交差していなかった場合に顔の位置情報を取得し、顔撮影用支援画像を顔の位置に合わせて表示する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顔撮影用支援画像をLCD38の予め定められた箇所に表示するようにしても良い。
また、上記第4〜第6の実施形態では、一般支援画像を選択し、その一般支援画像を示すグラフィックデータをメモリ48から読み出す例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記第2の実施形態で説明したように、一般支援画像のグラフィックデータを生成しても良い。
また、上記第4〜第6の実施形態では、顔撮影用支援画像を選択し、その顔撮影用支援画像を示すグラフィックデータをメモリ48から読み出す例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記第2の実施形態で説明したように、顔撮影用支援画像のグラフィックデータを生成しても良い。
また、上記第6の実施形態では、顔撮影用支援画像がその向きを人の顔の向きに対応させた状態で表示される例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一般支援画像がその向きを人の顔の向きに対応させた状態で表示されるようにしても良い。また、顔撮影用支援画像及び一般支援画像の双方がその向きを人の顔の向きに対応させた状態で表示されるようにしても良い。
また、上記各実施形態では、特徴情報として被写体の輪郭を示すデータを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特徴情報として、被写体の色相を示すデータや被写体の輝度を示すデータ等を採用しても良く、被写体を撮像することにより得られたデジタル画像情報から当該被写体の特徴を示すデータで、当該被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する上で参考となるデータであれば良い。
第1〜第3の実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 第1〜第3の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像ファイルの構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るLCDに表示されるスルー画像の態様を示す正面図である。 第1の実施形態に係るLCDに表示される支援画像の態様を示す正面図である。 第1の実施形態に係る表示制御処理プログラムの実行によるLCDでの表示態様を示す正面図である。 第2の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る表示制御処理プログラムの実行によるLCDでの表示態様を示す正面図であり、(a)は、LCDに表示されるスルー画像の態様を示す正面示図であり、(b)は、支援画像の態様を示す正面図であり、(c)は、LCDにおいて(a)に示すスルー画像に(b)に示す支援画像を重ねて表示したときの態様を示す正面図である。 第2の実施形態に係る表示制御処理プログラムの実行によるLCDでの図9とは異なる表示態様を示す正面図であり、(a)は、LCDに表示されるスルー画像の態様を示す正面図であり、(b)は、支援画像の態様を示す正面図であり、(c)は、LCDにおいて(a)に示すスルー画像に(b)に示す支援画像を重ねて表示したときの態様を示す正面図である。 第2の実施形態に係る表示制御処理プログラムの実行によるLCDでの図9及び図10とは異なる表示態様を示す正面図であり、(a)は、LCDに表示されるスルー画像の態様を示す正面図であり、(b)は、支援画像の態様を示す正面図であり、(c)は、LCDにおいて(a)に示すスルー画像に(b)に示す支援画像を重ねて表示したときの態様を示す正面図である。 第3の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る表示制御処理プログラムの実行によるLCDでの表示態様を示す正面図である。 第4〜第6の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るLCDの画面を水平方向に6等分する5本の直線と、LCDの画面を鉛直方向に6等分する5本の直線とが交わる25個の交点を示す図である。 第4の実施形態に係るLCDの画面にて顔撮影用支援画像が表示される位置を説明するための図である。 第4の実施形態に係るLCDの画面にて一般支援画像及び顔撮影用支援画像がスルー画像に重ねて表示されている態様を示す正面図である。 第4の実施形態に係るLCDの画面にて一般支援画像及び顔撮影用支援画像がスルー画像に重ねて表示されている態様で図18とは異なるものを示す正面図である。 第5の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態に係るLCDの画面にて一般支援画像及び顔撮影用支援画像がスルー画像に重ねて表示されている態様を示す正面図である。 第6の実施形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第6の実施形態に係るLCDの画面にて、レリーズスイッチの押圧操作方向が鉛直方向に沿うようにデジタルカメラを固定した状態で人物を撮像したときの態様を示す正面図である。 第6の実施形態に係るLCDの画面にて、レリーズスイッチの押圧操作方向が水平方向に沿うようにデジタルカメラを固定した状態で人物を撮像したときの態様を示す正面図である。 レリーズスイッチの押圧操作方向が水平方向に沿うようにデジタルカメラを固定した状態を示す図である。 レリーズスイッチの押圧操作方向が水平方向に沿うようにデジタルカメラを固定した状態で図25とは異なるものを示す正面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD
38 LCD
40 CPU
52 メモリカード
58 特徴情報抽出回路
60 支援画像決定回路
62 顔検出回路

Claims (12)

  1. 被写体を撮像して該被写体を示す画像情報を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像情報に基づいた表示を行う表示手段と、
    前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、
    前記特徴情報抽出手段での抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定手段と、
    前記支援画像決定手段により決定された支援画像が前記表示手段により表示された前記被写体に重ねて表示されるように前記表示手段を制御する制御手段と、
    を備えたデジタルカメラ。
  2. 前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報が変化したか否かを判断する判断手段を更に備え、
    前記支援画像決定手段は、前記判断手段により前記特徴情報が変化したと判断されたときに、前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に基づいて前記支援画像を決定する
    請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 複数種類の前記支援画像を互いに異なる前記特徴情報と関連付けて予め記憶した記憶手段を更に備え、
    前記支援画像決定手段は、前記複数種類の支援画像から前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に対応した支援画像を選択する
    請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記支援画像決定手段は、前記特徴情報抽出手段により抽出された特徴情報に基づいて支援画像を作成する
    請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
  5. 前記制御手段は、前記支援画像決定手段により決定された支援画像が前記特徴情報抽出手段での抽出結果に基づいて部分的に態様を変えて表示されるように前記表示手段を制御する
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記特徴情報抽出手段は、前記画像情報から人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、
    前記支援画像決定手段は、前記特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、前記特徴情報抽出手段により前記一般被写体特徴情報が抽出された場合には、当該一般被写体特徴情報に基づいて前記顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、
    前記制御手段は、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記支援画像決定手段により決定された一般支援画像が表示された前記被写体に重ねて表示されると共に、前記支援画像決定手段により決定された顔撮影用支援画像が表示された人の顔の位置に表示されるように前記表示手段を制御する
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  7. 前記顔特徴情報は、人の顔の向きを示す向き情報を含み、
    前記制御手段は、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記顔撮影用支援画像が前記向き情報により示される前記人の顔の向きに対応した向きで表示されるように前記表示手段を制御する
    請求項6記載のデジタルカメラ。
  8. 前記特徴情報抽出手段は、前記画像情報から人の顔の向きを示す向き情報を含む人の顔の特徴を示す顔特徴情報と、人の顔以外の被写体の特徴を示す一般被写体特徴情報とを抽出し、
    前記支援画像決定手段は、前記特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、当該顔特徴情報に基づいて人の顔を撮影する際の構図の決定を支援するための顔撮影用支援画像を支援画像として決定すると共に、前記特徴情報抽出手段により一般被写体特徴情報が抽出された場合には、前記顔撮影用支援画像以外の一般支援画像を支援画像として決定し、
    前記制御手段は、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定され、前記向き情報により示される前記人の顔の向きが撮像方向と交差していた場合には、前記支援画像決定手段により決定された一般支援画像が表示された前記被写体に重ねて表示されると共に、前記向き情報により示される前記人の顔の向き側の空間が当該向き側とは逆側の空間よりも広くなる位置に前記支援画像決定手段により決定された顔撮影用支援画像が表示されるように前記表示手段を制御する
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  9. 前記制御手段は、前記支援画像決定手段によって前記顔撮影用支援画像及び前記一般支援画像が決定された場合には、前記顔撮影用支援画像が前記向き情報により示される前記人の顔の向きに対応した向きで表示されるように前記表示手段を制御する
    請求項8記載のデジタルカメラ。
  10. 前記顔特徴情報は、人の顔の大きさを示す大きさ情報を含み、
    前記支援画像決定手段は、前記顔特徴情報抽出手段により前記顔特徴情報が抽出された場合には、前記大きさ情報により示される前記人の顔の大きさに相当する前記顔撮影用支援画像を前記支援画像として決定する
    請求項6〜請求項9の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  11. 被写体を撮像して該被写体を示す画像情報を出力する撮像ステップと、
    前記画像情報に基づいた表示を行う表示ステップと、
    前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出ステップと、
    前記特徴情報抽出ステップでの抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定ステップと、
    前記支援画像決定ステップにより決定された支援画像が前記表示ステップにより表示された前記被写体に重ねて表示されるように制御を行う制御ステップと、
    を備えたデジタルカメラの制御方法。
  12. 撮像された被写体を示す画像情報を出力する撮像ステップと、
    前記画像情報に基づいた表示を行うように表示手段を制御するステップと、
    前記画像情報から予め定められた特徴を示す特徴情報を抽出する特徴情報抽出ステップと、
    前記特徴情報抽出ステップでの抽出結果に基づいて、前記被写体を撮影する際の構図の決定を支援するための支援画像を決定する支援画像決定ステップと、
    前記支援画像決定ステップにより決定された支援画像が前記表示手段に表示された前記被写体に重ねて表示されるように制御を行う制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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