JP2008244422A - シール構造体 - Google Patents

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Takahiro Hayashi
隆浩 林
Keiichi Miyajima
慶一 宮嶋
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Abstract

【課題】シール部材をフレキシブル配線基板等に一体成形することなく、ケーブルと前記挿通孔との間を密閉するためのシール手段を備えたシール構造体を提供する。
【解決手段】電子機器の複数のハウジングと、前記ハウジングにそれぞれ形成した挿通孔と、前記挿通孔を介してハウジング内の回路を接続するケーブルと、前記ケーブルと前記挿通孔との間を密閉するためのシール手段とよりなるシール構造体において、前記シール手段が、前記ケーブルを挿通するフレキシブルチューブ12の両端に、前記挿通孔に装着されるガスケット13を一体成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シール構造体に関するものである。
更に詳しくは、電子機器やコネクタの防水構造を提供するシール構造体に関する。
近時、携帯電話等の電子機器や自動車用ワイヤーハーネス等に使用される防水コネクタは小型化が進むと同時に、高い防水機能が求められるようになってきた。
複数の空間からなる電子機器に防水機能を持たせるには、それぞれの空間を構成するハウジングに気密性をもたせ、各空間の間をフレキシブル基板などで電気的に接続する必要がある。
この場合、各空間を仕切るハウジングの壁面に端子を設け、これらの端子間を配線材で接続する方法や、ハウジングの壁面に配線材を通して、配線材とハウジングの間に生じる隙間を接着剤等で埋める方法が提案された。
しかしながら、端子をハウジング壁面に設ける態様は、機器が大型化する問題があった。
配線材とハウジングの間に生じる隙間を接着剤等で埋める方法は、分解、再度の組み立てが困難となる問題を招来した。
そこで、図5に示すように、フレキシブル配線基板にガスケットを一体的に成形する態様が提案された(特開2004−214927号公報)。
この態様は、ブッシュ形状のガスケット303が、フレキシブル配線基板100と一体成形されている。
このガスケット303は、各ハウジング(図示せず)に設けた挿通孔に装着される。
そして、フレキシブル配線基板100の両端に設けたコネクタ304は、ハウジング内の電気部品と電気的に接続する。
しかしながら、この種従来技術は、以下の問題を惹起した。
通常、フレキシブル配線基板は、以下の構造を備えている。
すなわち、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、液晶ポリマー等の弾性材料よりなるベース基板の一面に、銅箔によるプリント配線層(回路パターン)が接着固定される。
ついで、このプリント配線層の表面には、表面を保護するために、ベース基板に用いられる弾性材料と同様の材料からなるカバーフィルムが形成される。
この結果、プリント配線層は、ベース基板とカバーフィルムとによりサンドイッチされる構成となっている。
このため、ガスケットをフレキシブル配線基板に一体成形する際に、フレキシブル配線基板を損傷する危険性があった。
また、この損傷を避けるために、成形金型の締め付け圧力を低くすると、バリが発生する問題を惹起していた。
更に、ケーブルが細線同軸ケーブルや光ケーブルの場合は、非常に細いケーブルが多数束ねられた隙間全てに、ガスケットを行き渡らせることは、非常に困難であった。
また、ケーブルの皮膜としてフッ素樹脂を使用する傾向があるが、ゴム状弾性材製のガスケットとの接着性が悪く、一体成形が困難であった。
特開2004−214927号公報
本発明は以上の点に鑑みて、シール部材をフレキシブル配線基板等に一体成形することなく、ケーブルと前記挿通孔との間を密閉するためのシール手段を備えたシール構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、電子機器の複数のハウジングと、前記ハウジングにそれぞれ形成した挿通孔と、前記挿通孔を介してハウジング内の回路を接続するケーブルと、前記ケーブルと前記挿通孔との間を密閉するためのシール手段とよりなるシール構造体において、前記シール手段が、前記ケーブルを挿通するフレキシブルチューブの両端に、前記挿通孔に装着されるガスケットを一体成形してなることを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のシール構造体によれば、ケーブルにガスケットを一体成形することなく、ケーブルと挿通孔との間を十分に密閉することが出来る。
また、請求項2記載の発明のシール構造体によれば、ハウジングに設けた挿通孔とケーブルとの間のシールが確実に行える。
更に、請求項3記載の発明のシール構造体によれば、ハウジングの合わせ面を含む領域全体の防水性能を高めることがきる。
更に、請求項4記載の発明のシール構造体によれば、色々なハウジング形状に対応可能である。
更に、請求項5記載の発明のシール構造体によれば、非常に細いケーブルが多数束ねられた隙間が存在してもシールが確実に行える。
更に、請求項6記載の発明のシール構造体によれば、ガスケットの材質と接着性がわるい材料でケーブルが被覆されていても、問題なくシールを行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1乃至図3に基づき発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明が適用されるシール構造体の一例を示す図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は、図1に示した製品を製作するための一工程を示すものである。
本発明は、特許文献1の図3に示されるように、電子機器の複数のハウジングと、このハウジングにそれぞれ形成した挿通孔と、該挿通孔を介してハウジング内の回路を接続するケーブルと、このケーブルと挿通孔との間を密閉するためのシール手段1とよりなるシール構造体において、新規なシール手段を提供するものである。
そして、このシール手段1は、図1に示す様に、ケーブルを挿通するフレキシブルチューブ12の両端に、挿通孔に装着されるガスケット13を一体成形し構成としている。
フレキシブルチューブ12は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、天然ゴム等の各種のゴム状弾性体、樹脂等の柔軟性材料が使用出来るが、柔軟性・成形性の観点から、ウレタンゴム、シリコーンゴムが好ましい。
フレキシブルチューブ12の形状は、中空形状であればよく、挿通されるケーブルの形状に合わせて決められる。
ガスケット13の材質は、フレキシブルチューブ12と同様に、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、天然ゴム等の各種のゴム状弾性体、樹脂等の柔軟性材料が使用出来るが、接着性・成形性の観点から、フレキシブルチューブ12と同一材料とすることが望ましい。
ガスケット13の形状は、図1に示す様な、挿通孔に装着されるブッシュ形状シールであってもよく、ハウジングの合わせ面をもシールする枠体形状シールであっても良い。
また、フレキシブルチューブ12内を挿通するケーブルは、フレキシブル配線基板の他に、細線同軸ケーブルや光ケーブル等各種のケーブルに対応できる。
特に、細線同軸ケーブルや光ケーブルに好適である。
また、ガスケット13がフレキシブルチューブ12に一体成形される数は、2個に限らず、目的とした機器の構造に対応して3個以上であっても良い。
尚、図1に示す形状のシール手段1を成形するためには、図3に示す様に、フレキシブルチューブ12の中に硬質材製の中子14を入れた状態で、金型を使用して、フレキシブルチューブ12の両端にガスケット13、13を一体成形し、最後に、中子14を取り出すことにより作ることが出来る。
この様な構成とすることにより、一種類のシール手段1により、複数種類のケーブルに対応できるばかりでなく、ケーブルの形状・材質に左右されること無く、安定した密封性能を発揮出来る。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明が適用されるシール構造体の一例を示す平面図ある。 図1のA−A断面図である。 図1に示した製品を製作するための一工程を示すものである。 従来例に係るシール構造体を示す平面図である。
符号の説明
1・・・シール手段
12・・・フレキシブルチューブ
13・・・ガスケット
14・・・中子

Claims (6)

  1. 電子機器の複数のハウジングと、前記ハウジングにそれぞれ形成した挿通孔と、前記挿通孔を介してハウジング内の回路を接続するケーブルと、前記ケーブルと前記挿通孔との間を密閉するためのシール手段(1)とよりなるシール構造体において、前記シール手段(1)が、前記ケーブルを挿通するフレキシブルチューブ(12)の両端に、前記挿通孔に装着されるガスケット(13)を一体成形してなることを特徴とするシール構造体。
  2. 前記ガスケット(13)が前記ハウジングに設けた前記挿通孔に装着されるブッシュ形状シールであることを特徴とする請求項1記載のシール構造体。
  3. 前記ガスケット(13)が前記ハウジングの合わせ面をもシールする枠体形状シールであることを特徴とする請求項1記載のシール構造体。
  4. 前記ガスケット(13)が前記フレキシブルチューブ(12)に3個以上一体成形されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載のシール構造体。
  5. 前記ケーブルが細線同軸ケーブルであることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項請求項記載のシール構造体。
  6. 前記ケーブルが光ケーブルであることを特徴とする請求項1〜5いずれか一項記載のシール構造体。
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