JP2008237829A - 遊技機 - Google Patents

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竜生 前田
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Abstract

【課題】遊技者の遊技に対する興味を持続させる。
【解決手段】センター役物9の内部に、入賞役物10、ステージ31、移動役物32を設ける。移動役物32は、着磁体32a、誘導片32bを備える。着磁体32aは、電導ワイヤ36を介して電流供給部35から電流が供給されると磁気化し、電流供給が停止されると非磁気化する。CPUは、役物入賞検知信号が入力されると、移動役物32を待機位置から保持位置まで移動させ、着磁体32aを磁気化させる。着磁体32aは、近くに位置するパチンコ球7を磁気により保持する。遊技者が移動用ボタン20を押圧する毎に、移動役物32が所定量上方に移動する。着磁体32aが非磁気化されたときに、移動役物32が当り口10aよりも上方まで移動していると、移動役物32から落下したパチンコ球7は、誘導片32bにより誘導され、当り口10aに入賞する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
現在、遊技場に設置されるパチンコ機は、本体枠に遊技盤が装着されており、この遊技盤には、各種入賞口や入賞球装置、複数の釘などが設けられた遊技領域があり、球発射装置で発射されたパチンコ球をこの遊技領域で流下させることによってゲームが行われる。
羽根物と称されるパチンコ機では、遊技領域に役物が設けられ、この役物内に設けられた入賞口にパチンコ球が入賞すると当りとなる。役物には、役物内部にパチンコ球を導入するための導入開口が設けられ、この導入開口は、羽根部材により遮蔽されている。この羽根部材は、導入開口を遮蔽する遮蔽位置と、導入開口を開放する開放位置と、の間で開閉自在に設けられており、通常時は遮蔽位置に位置する。遊技領域には、羽根部材を開放する契機となる開放チャッカーが設けられており、開放チャッカーにパチンコ球が入賞すると、羽根部材が所定時間開放し、導入開口から役物内部に入ったパチンコ球が、入賞口に入賞すると、当りとなる。このようなパチンコ機では、役物内部に回転体を設け、この回転体に45°ピッチで8個の開口を設け、8個の開口のうちの1個を入賞口とし、残りの7個の開口をハズレ開口とするものが考えられる。
特許文献1では、開放チャッカーを複数設けるとともに、クルーンに向けてパチンコ球を案内する案内通路を複数設け、いずれの開放チャッカーに入賞したかによりパチンコ球を案内させる案内通路を切り換えることにより、遊技に対する趣向性を向上させた弾球遊技球が提案されている。
また、特許文献2では、演出時に、駆動モータを回転駆動させて、ワイヤに張力を付与し、可動部材に設けられた多関節の右腕可動部及び右足可動部を、付与されたワイヤの張力により可動させる遊技機が提案されている。
特開2006−239307号公報 特開2005−334499号公報
しかしながら、特許文献1では、パチンコ球が役物内に入ってから、複数の開口のいずれかに入るまでの時間は略一定であり、さらには、回転体は一定速度で回転しているため、遊技者は、パチンコ球が役物内に入った瞬間に、パチンコ球が入賞口に入賞するか否かを判別することができる。このため、入賞口に入賞しないタイミングでパチンコ球が役物内に入ったときには、遊技者は、当りへの期待感を持つことができないという問題があった。また、特許文献2では、演出時に可動部を可動させており、可動部の動きと遊技球の動きとによって、当りになる確率が変わることがないため、遊技者が飽きてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興味を持続させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域に向けて遊技球を発射する球発射装置と、前記遊技領域に設けられ、前記遊技領域を流下する前記遊技球が導入される役物と、前記役物内に設けられ、前記役物内に導入された遊技球が転動するステージと、前記役物内の前記ステージの上方に設けられ、前記遊技球が入る当り口と、前記遊技球が前記当り口に入ったことに応答して、通常モードから前記通常モードよりも有利な当りモードに移行させるモード制御手段とを備えた遊技機において、磁気化して前記遊技球を保持する磁気化状態と非磁気化して前記遊技球の保持を解除する非磁気化状態とに変化可能な着磁体と、前記着磁体に取り付けられるワイヤと、前記ワイヤを巻取り及び引き出すことにより、前記着磁体を、前記当り口よりも上方に位置する待機位置と前記ステージ上を転動する遊技球を保持する保持位置との間であって前記当り口の近傍を通過するように移動させる移動機構と、前記着磁体を、前記待機位置から前記保持位置まで移動させた後に前記待機位置まで移動させるように前記移動機構を制御する移動制御手段と、前記着磁体に磁力を発生させて前記磁気化状態にする磁力発生手段と、予め設定された第1の契機で前記磁力発生手段により前記着磁体を磁気化状態にし、予め設定された第2の契機で前記磁力発生手段による前記着磁体の磁気化を解除して当該着磁体を前記非磁気化状態にする磁気制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記着磁体は、前記保持位置から前記当り口よりも上方まで移動して前記磁気制御手段により非磁気化状態にされたときに、保持した遊技球を前記当り口に導く誘導片を備えることが好ましい。
さらに、前記移動機構は、前記ワイヤが巻き掛けられる回転可能な回転シャフトを有するモータを備え、前記磁気制御手段は、前記回転シャフトの回転数に応じて、前記着磁体の磁気状態を制御することが好ましい。
また、前記移動機構により前記着磁体を移動させるときに操作される操作ボタンを備え、前記移動制御手段は、前記操作ボタンの操作回数に応じて、前記着磁体を移動させるように前記移動機構を制御することが好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技球がステージ上を転動しているときに、着磁体が磁気化状態で且つ保持位置に位置する場合には遊技球が着磁体に保持され、その他の場合(着磁体が非磁気化状態、着磁体が保持位置以外に位置する)には遊技球が着磁体に保持されないから、遊技球の動きと着磁体の動きとによって、遊技球が当り口に入る確率が変わる。これにより、遊技者の遊技に対する興味を持続させることができる。
また、着磁体は、保持位置から当り口よりも上方まで移動して非磁気化状態にされたときに、保持した遊技球を当り口に導く誘導片を備えるから、確実に、遊技球を当り口に入賞させることができる。
図1及び図2に示すように、遊技機の1実施例であり、羽根物パチンコ機と称されるパチンコ機2は、本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に組み付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球(遊技球)7の発射強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技盤4のパチンコ球7が発射される遊技領域4aの略中央には、センター役物9が設けられている。パチンコ機2は、通常モードと、通常モードよりも有利となる当りモードと、が設けられている。
センター役物9の内部には、パチンコ球7が入賞したことにより当りとなる当り口10aが形成された入賞役物10が設けられている。入賞役物10は、センター役物9に形成された役物開口9aを介して視認することができる。
センター役物9の左側端部には、センター役物9の内部にパチンコ球7を導入する左導入開口9bが形成され、センター役物9の右側端部には、センター役物9の内部にパチンコ球7を導入する右導入開口9cが形成されており、遊技領域4aを流下するパチンコ球7は、各導入開口9b,9cを通ってセンター役物9の内部に導入される。
センター役物9の左側端部には、左導入開口9bを遮蔽する遮蔽位置(図1参照)と、左導入開口9bを開放する開放位置(図2参照)との間で開閉自在な左羽根部材11が取り付けられている。センター役物9の右側端部には、右導入開口9cを遮蔽する遮蔽位置(図1参照)と、右導入開口9cを開放する開放位置(図2参照)との間で開閉自在な右羽根部材12が取り付けられている。左羽根部材11及び右羽根部材12は、それぞれ羽根開閉用モータ18(図5参照)により開閉するように制御される。羽根開閉用モータ18は制御基板40のCPU41(図5参照)に接続され、CPU41により駆動が制御される。
センター役物9の下方には、左開放チャッカー13、中央開放チャッカー14、右開放チャッカー15、アウト口16が設けられている。遊技者は、供給皿6にパチンコ球7を投入してパチンコ球7を供給皿6内に設けられた誘導路を介して球発射装置17(図5参照)へと導き、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置17の駆動を制御することで、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けてパチンコ球7を発射させる。発射されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中でセンター役物9内部及び各開放チャッカー13〜15のいずれかに入るか、あるいはアウト口16から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造体は公知であるので説明は省略する。
供給皿6の前面には、移動役物32(図3参照)を移動させるための移動用ボタン(操作ボタン)20が設けられている。移動用ボタン20の後方には、移動用スイッチ21(図5参照)が設けられており、移動用スイッチ21はCPU41に接続されている。移動用スイッチ21は、移動用ボタン20の押圧操作によりオンされる度に、CPU41に移動信号を出力する。前面扉5には、スピーカ22が設けられている。
左開放チャッカー13の内部には左入賞検知センサ23が、中央開放チャッカー14の内部には中央入賞検知センサ24が、右開放チャッカー15の内部には右入賞検知センサ25が、それぞれ設けられている(図5参照)。各入賞検知センサ23〜25は、パチンコ球7の入賞を検知するものであり、パチンコ球7の入賞を検知したことに応答して、CPU41にチャッカー入賞信号を出力する。
CPU41は、左入賞検知センサ23及び右入賞検知センサ25からチャッカー入賞信号が入力されたことに応答して、羽根開閉用モータ18の駆動を制御して、各羽根部材11,12を、所定時間(例えば、0.5秒)開放して閉じる開閉動作を行う。遊技者は、各羽根部材11,12が開放している間に、パチンコ球7が各羽根部材11,12を転動して各導入開口9b,9cに入るように、パチンコ球7を発射させる。なお、各羽根部材11,12を0.5秒開放して閉じる開閉動作とは、遮蔽位置に位置する各羽根部材11,12を開放位置まで変位させた後、遮蔽位置まで変位させるまでの時間が0.5秒であることを示している。また、各羽根部材11,12は、羽根開閉用モータ18の駆動により、遮蔽位置から開放位置まで変位するために0.1秒、開放位置から遮蔽位置まで変位するために0.1秒かかるようにされている。このため、各羽根部材11,12を0.5秒開放して閉じるときには、各羽根部材11,12は0.3秒開放位置に位置することとなる。
CPU41は、中央入賞検知センサ24からチャッカー入賞信号が入力されたことに応答して、羽根開閉用モータ18の駆動を制御して、各羽根部材11,12を0.5秒開放して閉じる開閉動作を2回繰り返す。
図3及び図4に示すように、センター役物9の内部には、入賞役物10と、センター役物9の内部に導入されたパチンコ球7を転動させる半円弧状のステージ31と、上下方向に移動自在に設けられた移動役物32とが設けられている。移動役物32は、待機位置(図3(A)参照)と保持位置(図3(B)参照)との間で移動する。センター役物9には、各導入開口9b,9cから導入されたパチンコ球7が、直接当り口10aに入賞しないように、パチンコ球7の落下軌跡を規制する規制リブ9dが、左右に1本ずつ計2本立設されている。
パチンコ球7が各導入開口9b,9cから導入されてから、ステージ31の最下部に到達するまでの時間は、1秒程度となるように、ステージ31は形成されている。
ステージ31の最下部には、センター役物9の内部に導入されたパチンコ球7を回収するための回収開口31aが形成されている。ステージ31には、回収開口31aを遮蔽する遮蔽位置(図4(A)参照)と開放する開放位置(図4(B)参照)との間で回転自在な遮蔽板33が取り付けられている。遮蔽板33は、回収用モータ34(図5参照)により遮蔽位置と開放位置との間で回転される。回収用モータ34は、CPU41に接続されており、CPU41により駆動が制御される。詳しくは後述するように、CPU41は、通常時(各開放チャッカー13〜15にパチンコ球7が入賞していないとき)には、遮蔽板33を遮蔽位置に位置させるように回収用モータ34の駆動を制御し、着磁体32aを非磁気化させたときに、遮蔽板33を開放位置に位置させ、所定時間(例えば、1秒)開放位置に位置させた後に、遮蔽位置に位置させるように回収用モータ34の駆動を制御する。
移動役物32は、電磁石から構成される着磁体32aと、誘導片32bとを備え、誘導片32bは、着磁体32aの下方に突出するように取り付けられている。着磁体32aは、磁気化してパチンコ球7を保持する磁気化状態と、非磁気化してパチンコ球7の保持を解除する非磁気化状態とに変化可能に設けられ、電気を伝達可能な電導ワイヤ36を介して電流供給部(磁力発生手段)35により、状態が変化される。着磁体32aは、電流が供給されているときには磁気化状態となり、電流が供給されていないときには非磁気化状態となる。
着磁体32aには、電導ワイヤ36の一端が取り付けられており、電導ワイヤ36の他端は、移動用モータ37のモータシャフト(回転シャフト)37aに巻き掛けられている。電導ワイヤ36の他端には、電流供給部35が接続されている。電流供給部(磁力発生手段)35は、電導ワイヤ36を介して着磁体32aに電流を供給するものであり、CPU41に接続され、CPU41により駆動が制御される。
CPU41は、通常時(各開放チャッカー13〜15にパチンコ球7が入賞していないとき)には、電流を供給しないように電流供給部35の駆動を制御する。着磁体32aは、電流供給部35から電流が供給されていないときには、非磁気化状態となる。
CPU41は、役物入賞検知センサ39から役物入賞検知信号が入力されたこと(パチンコ球7が各導入開口9b,9cに導入されたこと)に応答して、電流を供給するように電流供給部35の駆動を制御する。着磁体32aは、電流供給部35から電流が供給されているときには、磁気化状態となる。
モータシャフト37aが図3中A方向に回転されると、モータシャフト37aに巻き掛けられた電導ワイヤ36が引き出されて、移動役物32は下方に移動する。モータシャフト37aが図3中B方向に回転されると、引き出された電導ワイヤ36がモータシャフト37aに巻き掛けられて、移動役物32は上方に移動する。CPU41は、移動用モータ37の駆動(モータシャフト37aの回転方向及び回転数)を制御することにより、移動役物32を、待機位置(図3(A)参照)と保持位置(図3(B)参照)との間で移動させる。本実施形態では、CPU41は、移動役物32が待機位置から保持位置まで1秒程度で移動するように移動用モータ37の駆動を制御する。
当り口10aには、パチンコ球7を検知する当り入賞検知センサ38(図5参照)が設けられており、当り入賞検知センサ38は、パチンコ球7を検知したことに応答して、制御基板40のCPU41(図5参照)に当り入賞検知信号を出力する。CPU41は、当り入賞検知信号が入力されたことに応答して、パチンコ機2を当りモードに移行させる。本実施形態では、CPU41は、パチンコ球7が当り口10aに入賞したことに応答して、通常モードから、通常モードよりも有利な当りモードに移行させる当り制御手段としても機能する。
センター役物9内には、各導入開口9b,9cを通過したパチンコ球7を検知する役物入賞検知センサ39(図5参照)が設けられている。役物入賞検知センサ39は、パチンコ球7を検知したことに応答して、制御基板40のCPU41に役物入賞検知信号を出力する。そして、CPU41は、役物入賞検知信号が入力されたことに応答して、所定数量(例えば、10発)のパチンコ球7を供給皿6に払い出す制御を行う。
図5に示すように、パチンコ機2の内部に配された制御基板40には、CPU41、RAM42が設けられている。RAM42には、パチンコ機2での制御に係る制御データ記憶されており、CPU41は、RAM42に記憶された制御データを読み込んでパチンコ機2の制御を行う。羽根開閉用モータ18、回収用モータ34、電流供給部35、移動用モータ37及びRAM42は、CPU41に接続されており、CPU41により駆動が制御される。
CPU41は、各入賞検知センサ23〜25からチャッカー入賞信号が入力されたこと(各開放チャッカー13〜15にパチンコ球7が入賞したこと)に応答して、羽根開閉用モータ18の駆動を制御して、各羽根部材11,12の開閉動作を行う。
パチンコ球7が当り口10aに入賞したときには、当りとなり、CPU41は、各羽根部材11,12を、所定時間(例えば、0.5秒)開放して閉じる開閉動作を18回行うか、パチンコ球7が各導入開口9b,9cから10発導入された(CPU41に、役物入賞検知センサ39から役物入賞検知信号が10回入力された)ことを1ラウンドとして、これを15ラウンド継続する当りモードに移行させる。
当りモード中には、各羽根部材11,12の開閉動作が18回行われるか、パチンコ球7が各導入開口9b,9cから10発導入されたことに応答して、CPU41は、次のラウンドに移行するように制御する。
15ラウンドでは、パチンコ球7の当り口10aへの入賞の有無に関わらず、各羽根部材11,12の開閉動作が18回行われるか、パチンコ球7が各導入開口9b,9cから10発導入されたことに応答して、CPU41は、当りを終了する。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明を行う。CPU41は、各入賞検知センサ23〜25からチャッカー入賞信号が入力されたこと(各開放チャッカー13〜15にパチンコ球7が入賞したこと)に応答して、羽根開閉用モータ18の駆動を制御して、各羽根部材11,12の開閉動作を行う。各羽根部材11,12が開放している間に、パチンコ球7が各羽根部材11,12を転動して各導入開口9b,9cに導入されると、導入されたパチンコ球7は、ステージ31を転動する。
CPU41は、予め設定された第1の契機としての役物入賞検知センサ39から役物入賞検知信号が入力されたこと(パチンコ球7が各導入開口9b,9cに導入されたこと)に応答して、移動役物32を、待機位置(図3(A)参照)から保持位置(図3(B)参照)まで移動させるように、移動用モータ37の駆動を制御するとともに、電導ワイヤ36を介して移動役物32の着磁体32aに電流を供給するように、電流供給部35の駆動を制御する。着磁体32aは、電流が供給されると磁気化状態となる。
移動役物32が保持位置に位置するときには、着磁体32aの近くに位置する金属製のパチンコ球7は、着磁体32aの磁気により保持される。CPU41は、移動役物32を保持位置まで移動させたときに、「ボタンを連打して下さい」という音声をスピーカ22から出力する。遊技者が移動用ボタン20を押圧して移動用スイッチ21をオンすると、移動用スイッチ21は、オンされる度に、CPU41に移動用信号を出力する。CPU41は、移動用信号が入力されたことに応答して、移動役物32を所定量上方に移動させるように移動用モータ37の駆動を制御する。本実施形態では、5回移動用信号が入力されたときに、CPU41は、移動役物32を保持位置から待機位置まで移動するように設定されている。
CPU41は、移動役物32を保持位置まで移動させてから3秒後(予め設定された第2の契機)に、着磁体32aを非磁気化させるように制御する(着磁体32aへの電流の供給を停止する)。着磁体32aが非磁気化されると、着磁体32aの磁気によるパチンコ球7の保持が解除され、パチンコ球7は落下する。図4(B)に示すように、着磁体32aが非磁気化されたときに、移動役物32が当り口10aよりも上方まで移動していると、落下するパチンコ球7は、誘導片32bにより当り口10aに向けて誘導され、当り口10aに入賞する。当り口10aに入賞したパチンコ球7は、パチンコ機2の内部の所定箇所に回収される。
図6に示すように、着磁体32aが非磁気化されたときに、移動役物32が当り口10aの上方まで移動していない場合には、落下するパチンコ球7は、当り口10aに入賞することなく、ステージ31に落下する。本実施形態では、CPU41は、予め設定された第1の契機としての役物入賞検知センサ39から役物入賞検知信号が入力されたときに、着磁体32aを磁気化状態にし、移動役物32を保持位置まで移動させてから3秒後(予め設定された第2の契機)に、着磁体32aを非磁気化状態にする磁気制御手段としても機能する。
CPU41は、着磁体32aを非磁気化させてから所定時間(例えば、1秒)経過後に、移動役物32を待機位置まで移動させる。本実施形態では、CPU41は、移動役物32を待機位置から保持位置まで移動させた後に待機位置まで移動させるように移動用モータ37を制御する移動制御手段としても機能する。
移動役物32が保持位置まで移動されてから3秒後に、着磁体32aは非磁気化され、移動役物32は、移動用ボタン20が5回押圧されると保持位置から待機位置(当り口10aよりも上方)まで移動するため、移動役物32が保持位置まで移動した直後の3秒間に移動用ボタン20が5回押圧された場合には、図4(B)に示すように、移動役物32から落下したパチンコ球7は当り口10aに入賞し、移動役物32が保持位置まで移動した直後の3秒間に移動用ボタン20が5回押圧されなかった場合(例えば、3回)には、図6に示すように、移動役物32から落下したパチンコ球7は当り口10aに入賞しない。すなわち、移動用ボタン20の押圧回数に応じて、パチンコ球7が当り口10aに入賞するか否かが決定される。
また、パチンコ球7が、保持位置に位置する移動役物32の着磁体32aの近くに位置していない場合には、パチンコ球7は着磁体32aに保持されずに、ステージ31を転動する。そして、図4(B)に示すように、CPU41は、着磁体32aを非磁気化したときに、遮蔽板33を開放位置に位置させ、3秒開放位置に位置させた後に、遮蔽位置に位置させるように回収用モータ34の駆動を制御する。これにより、ステージ31を転動しているパチンコ球7は、回収開口31aに回収される。回収開口31aに回収されたパチンコ球7は、パチンコ機2の内部の所定箇所に回収される。
このように、ステージ31を転動するパチンコ球7は、保持位置に位置する移動役物32の着磁体32aの近くに位置するときには着磁体32aにより保持され、着磁体32aの近くに位置していないときには、着磁体32aにより保持されないから、パチンコ球7のステージ31での転動によって、着磁体32aに保持されるか否かが決定される。さらに、着磁体32aが非磁気化されたときに、着磁体32aが当り口10aよりも上方まで移動しているときには、移動役物32から落下したパチンコ球7は当り口10aに入賞するから、パチンコ球7の動き(ステージ31での転動)と着磁体32aの動きとによって、パチンコ球7が当り口10aに入賞する確率が変わる。これにより、遊技者の遊技に対する興味を持続させることができる。
また、移動役物32が保持位置まで移動した直後の3秒間に、移動用ボタン20が5回以上押圧された場合には、移動役物32から落下したパチンコ球7は当り口10aに入賞し、移動用ボタン20が5回押圧されなかった場合(例えば、3回)には、移動役物32から落下したパチンコ球7は当り口10aに入賞しないから、遊技者の操作に応じてパチンコ球7が当り口10aに入賞する確率が変わる。これにより、より一層、遊技者の遊技に対する興味を持続させることができる。
なお、上記実施形態では、移動役物32を蜘蛛型の役物から構成したが、移動役物32の形状は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、役物入賞検知センサ39から役物入賞検知信号が入力されたこと(パチンコ球7が各導入開口9b,9cに導入されたこと)に応答して、移動役物32を、待機位置から保持位置まで移動させたが、これに限定されることなく、移動役物32を待機位置から保持位置まで移動させる契機は限定されることなく、入賞検知センサ23〜25からチャッカー入賞信号が入力されたこと(各開放チャッカー13〜15にパチンコ球7が入賞したこと)に応答して、移動役物32を、待機位置から保持位置まで移動させるようにしてもよく、さらには、常に、移動役物32を待機位置と保持位置との間で移動させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、電流供給部35から電導ワイヤ36を介して着磁体32aに電流を供給することにより、着磁体32aを磁気化させたが、これに限定されることなく、電流供給部35及び電導ワイヤ36の代わりに、ソレノイド及び磁性ワイヤを設け、ソレノイドと着磁体32aとを磁性ワイヤにより接続し、ソレノイドで発生させた磁力を、磁性ワイヤを介して着磁体32aに伝達することにより、着磁体32aを磁気化させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、着磁体32aを電磁石から構成したが、着磁体32aを永久磁石から構成するようにしてもよく、この場合には、着磁体32aが当り口10aよりも上方まで移動したときに着磁体32aに保持されたパチンコ球7に当接し、パチンコ球7を落下させる当接凸部を、センター役物9に設けることが好ましい。
さらに、上記実施形態では、羽根物パチンコ機と称されるパチンコ機2に本発明を実施したが、一発台と称されるパチンコ機やデジパチと称されるパチンコ機に実施するようにしてもよい。
図7に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。この実施形態では、モータシャフト37aの回転数を検出する回転数検出センサ45が設けられている。回転数検出センサ45はCPU41に接続されている。
CPU41は、移動役物32の移動方向(上下方向)における位置に応じて、着磁体32aの磁気状態を制御する。移動役物32の移動方向における位置は、モータシャフト37aが電導ワイヤ36を巻き取っている巻取り量に応じて決定される。モータシャフト37aが1回転して電導ワイヤ36がモータシャフト37aに巻き取られたときの移動役物32の移動量は一定であり、これにより、モータシャフト37aの回転数に応じて移動役物32の位置を検出することができる。
回転数検出センサ45は、モータシャフト37aの回転数を検出し、検出した回転数に応じた検出信号をCPU41に出力する。CPU41は、回転数検出センサ45からの検出信号に応じて、移動役物32の位置を検出し、移動役物32が待機位置から保持位置まで移動したことに応答して、着磁体32aを磁気化し、移動役物32が当り口10aよりも上方まで移動したことに応答して、着磁体32aを非磁気化するように電流供給部35を制御する。これにより、着磁体32aで保持されたパチンコ球7は、確実に当り口10aに入賞することとなる。
なお、着磁体32aを非磁気化するタイミングを、毎回(移動役物32を移動させる度に)変えるようにしてもよく、この場合には、着磁体32aが非磁気化されるタイミングに応じて、移動役物32から落下したパチンコ球7が当り口10aに入賞する確率が変わる。また、図1〜図6に示す実施形態の着磁体32aの磁気制御と、図7に示す実施形態の着磁体32aの磁気制御とを、交互に行う、または選択可能にするようにしてもよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 羽根部材が開放位置に位置するときのパチンコ機を示す斜視図である。 センター役物と入賞役物と左羽根部材と右羽根部材とステージと移動役物と電導ワイヤと移動用モータとを示す正面図である。 着磁体がパチンコ球を保持しているときのセンター役物と入賞役物と左羽根部材と右羽根部材とステージと移動役物と電導ワイヤと移動用モータとを示す正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示す機能ブロック図である。 着磁体がパチンコ球を保持しているときのセンター役物と入賞役物と左羽根部材と右羽根部材とステージと移動役物と電導ワイヤと移動用モータとを示す正面図である。 モータシャフトの回転数に応じて着磁体の磁気状態を制御する実施形態のセンター役物と入賞役物と左羽根部材と右羽根部材とステージと移動役物と電導ワイヤと移動用モータとを示す正面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
4 遊技盤
4a 遊技領域
7 パチンコ球(遊技球)
9 センター役物
10 入賞役物
10a 当り口
17 球発射装置
20 移動用ボタン(操作ボタン)
31 ステージ
32 移動役物
32a 着磁体
32b 誘導片
35 電流供給部(磁力発生手段)
36 電導ワイヤ
37 移動用モータ
37a モータシャフト(回転シャフト)
40 制御基板
41 CPU
45 回転数検出センサ

Claims (4)

  1. 遊技領域に向けて遊技球を発射する球発射装置と、前記遊技領域に設けられ、前記遊技領域を流下する前記遊技球が導入される役物と、前記役物内に設けられ、前記役物内に導入された遊技球が転動するステージと、前記役物内の前記ステージの上方に設けられ、前記遊技球が入る当り口と、前記遊技球が前記当り口に入ったことに応答して、通常モードから前記通常モードよりも有利な当りモードに移行させるモード制御手段とを備えた遊技機において、
    磁気化して前記遊技球を保持する磁気化状態と非磁気化して前記遊技球の保持を解除する非磁気化状態とに変化可能な着磁体と、
    前記着磁体に取り付けられるワイヤと、
    前記ワイヤを巻取り及び引き出すことにより、前記着磁体を、前記当り口よりも上方に位置する待機位置と前記ステージ上を転動する遊技球を保持する保持位置との間であって前記当り口の近傍を通過するように移動させる移動機構と、
    前記着磁体を、前記待機位置から前記保持位置まで移動させた後に前記待機位置まで移動させるように前記移動機構を制御する移動制御手段と、
    前記着磁体に磁力を発生させて前記磁気化状態にする磁力発生手段と、
    予め設定された第1の契機で前記磁力発生手段により前記着磁体を磁気化状態にし、予め設定された第2の契機で前記磁力発生手段による前記着磁体の磁気化を解除して当該着磁体を前記非磁気化状態にする磁気制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記着磁体は、前記保持位置から前記当り口よりも上方まで移動して前記磁気制御手段により非磁気化状態にされたときに、保持した遊技球を前記当り口に導く誘導片を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記移動機構は、前記ワイヤが巻き掛けられる回転可能な回転シャフトを有するモータを備え、
    前記磁気制御手段は、前記回転シャフトの回転数に応じて、前記着磁体の磁気状態を制御することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記移動機構により前記着磁体を移動させるときに操作される操作ボタンを備え、
    前記移動制御手段は、前記操作ボタンの操作回数に応じて、前記着磁体を移動させるように前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の遊技機。
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