JP2008221800A - 印刷システム、印刷装置、台車及び台車管理方法 - Google Patents

印刷システム、印刷装置、台車及び台車管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、各台車の現在位置を表示可能な印刷システムを提供することで、事前に台車を準備しやすくする。
【解決手段】印刷システムは、記録紙に像形成する印刷装置と、印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な複数の台車とを含む。印刷装置は、とりわけ、各台車の現在位置を識別する位置識別手段と、識別された各台車の現在位置を表示する表示手段とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷システム、印刷装置、台車及び台車管理方法に関する。
従来、プリンタから連続して出力される記録紙を排出口に準備した台車上に積載し、穴空け、折り、製本などの後処理を行う後処理装置まで当該台車により記録紙束を運搬する印刷システムが存在する。しかし、この印刷システムでは、台車を排出口に準備する作業が作業者の負担を重くしていた。
そこで、作業者の負担を緩和するために、排出口の上流に記録紙未積載の台車を待機させ、待機している台車により記録紙積載済みの台車を押し出すといった台車の自動供給及び排出方法が提案されている(特許文献1)。
特開2005−104707号公報
特許文献1に記載の発明は、輪転機など大型の印刷装置に対して有効な技術である。しかし、複数の印刷ジョブを並行して処理しているうちに、待機場所で待機している台車が無くなってしまうと、印刷ジョブを開始又は継続できないおそれがある。
また、印刷ジョブにて大量に記録紙を出力した場合、台車に記録紙を大量に積載した状態で印刷装置が停止したまま放置されてしまうこともある。オペレータは、このような状況に気付いた時点で台車を急いで探し出さなければならず、台車を用意できるまでの時間が無駄になる。
近年広がりを見せているPOD(プリント・オン・デマンド)市場に投入される印刷装置では、コスト、スペースの関係から印刷装置の周囲に必要最小限の数しか台車を用意できないため、これらの課題が特に顕在化しやすい。
そこで、本発明は、例えば、事前に台車を準備しやすくすることを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、記録紙に像形成する印刷装置と、印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な複数の台車とを含む印刷システムにおいて好適に実現される。印刷装置は、とりわけ、各台車の現在位置を識別する位置識別手段と、識別された各台車の現在位置を表示する表示手段とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、台車の現在位置が表示されるため、オペレータは、事前に台車を準備しやすくなる。その結果、台車の現在位置を表示できない従来システムに比較して作業効率が改善され、印刷システムのダウンタイムも低減される。
[第1実施形態]
実施形態に係る印刷システムは、デジタル複写機と大容量スタッカー2台からなる印刷装置、後処理装置及びアンテナからなる。なお、印刷装置は、画像形成装置、プリンタ、複写機、複合機と呼ばれてもよい。後処理装置は、例えば、紙折り機、中綴じ折り機、製本機、穴空け機などである。
図1は、実施形態に係る印刷システムの概要を説明するための図である。とりわけ、図1には、印刷工場内の構内に印刷システムが設置されている様子が示されている。以下で、参照番号に付されているアルファベットによるサフィックス(a〜i)は、同一構成の台車、アンテナをそれぞれ識別するための記号である。なお、各台車等について共通となる事項を説明する際には、これらのサフィックスは、省略される。
印刷システムは、印刷装置100、大容量スタッカー110a、110b、デッキ120、RFIDアンテナ140a、140b、140c及び台車150aを備えている。RFIDアンテナ140は、各台車に搭載されている通信装置(RFIDタグなど)と通信するための通信手段である。なお、RFID(Radio Frequency Identification)タグとは、識別情報を埋め込んだICタグから、電磁界や電波などを用いた無線通信によって情報をやりとりするものである。台車150は、印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な台車である。なお、記録紙は、記録材、記録媒体、用紙、シート、転写材、転写紙と呼ばれることもある。
大容量スタッカー110bの傍には、台車150bが待機している。印刷装置100は、RFIDアンテナ140a、140b、140cにより、電波の届く範囲内に位置する台車と通信する。電波の届く範囲は、一般に、通信可能範囲となる。RFIDアンテナ140は、アンテナ装置の一例に過ぎない。本発明は、台車の現在位置を識別できる程度の通信可能範囲を提供するアンテナ装置であれば、RFID以外の規格を採用するアンテナ装置であっても使用できる。
印刷工場の2階には、穴あけ機101、中綴じ折り機102、紙折り機103及び製本機104が設置されている。穴あけ機101に備えられるRFIDアンテナ140eは、その通信可能範囲に位置する台車150eと通信できる。中綴じ折り機102に備えられるRFIDアンテナ140fは、その通信可能範囲に位置する台車150fと通信できる。紙折り機103に備えられるRFIDアンテナ140gは、その通信可能範囲に位置する台車150gと通信できる。製本機104に備えられるRFIDアンテナ140hは、その通信可能範囲に位置する台車150h、150iと通信できる。
なお、紙置き場にもRFIDアンテナ140iが設置されている。また、商品置き場には、RFIDアンテナ140dが設置されており、その通信可能範囲に位置する台車150cと通信できる。なお、各アンテナとも、屋外に存在する台車150iとは通信できない。なぜなら、台車150iは、いずれのアンテナからも通信可能範囲外となっているからである。なお、各RFIDアンテナ140は、ネットワーク又はケーブルを介して、印刷装置100と接続されている。よって、印刷装置100は、すべてのアンテナと通信でき、台車と通信できたアンテナを特定することで、台車の現在位置を把握できる。例えば、RFIDアンテナ140eにより台車150eと通信できたときは、台車150eが穴あけ機101の周辺に位置していることを、印刷装置100は認識できる。
図2は、印刷装置及び大容量スタッカーの一般的な構成を示す図である。印刷装置100は、例えば、デジタル複写機の本体である。原稿を読み取るためのリーダ部200は、自動原稿送り装置(ADF)などにより送られてきた原稿の画像を読み取る。
画像形成部201は、リーダ部200により読み取られた画像に応じて、記録紙上に画像を形成する。例えば、電子写真方式では、現像剤(例:トナー)による像が記録紙上に転写されることになる。定着器202は、未定着の像を記録紙上に定着する。その後、記録紙は、排出ローラ203によって、大容量スタッカー110aへ排出される。
ところで、記録紙は、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223又は下段カセット224に収納されている。また、印刷装置100には、3500枚の記録紙を収納し得るオプションのデッキ120も装備されている。また、50枚の記録紙を収容し得る、マルチ手差し254も装備されている。なお、記録紙の枚数は一例に過ぎない。
図2において、大容量スタッカー110a及び110bは、同一の構成が採用されているため、ここでは、大容量スタッカー110aについて説明する。
印刷装置100から排出された記録紙は、まず大容量スタッカー110aの記録紙受け取り部261により受け取られ、さらに下流へと搬送される。大容量スタッカー110aは、印刷装置100からの指示に従った排出先(サンプルトレイ263、スタックトレイ(台車150a)、下流排出(大容量スタッカー110b)のいずれか)に記録紙を排出する。
排出先がサンプルトレイ263である場合、サンプルトレイ搬送パス262を経由してサンプルトレイ263に記録紙が排出される。サンプルトレイ263は、後処理を必要としない記録紙やスタックトレイに比べて小数枚の記録紙を排出する際に利用される。下流排出の場合は、水平搬送部264及び下流排出搬送部265を経由して下流側の大容量スタッカー110bに記録紙が搬送される。スタックトレイ排出の場合、水平搬送部264の次に斜行補正部266を経由してスタックトレイ排出口267から台車150a上に記録紙が積載される。斜行補正部266は、搬送中の記録紙の不適切な傾きを補正する。長さ方向積載ガイド268と不図示の幅方向積載ガイドが、台車150a上に積載された記録紙に対して、図中の矢印にて示すように移動する。これにより、記録紙の積載位置が整合される。
昇降装置270は、いくつかの記録紙が積載されるごとに徐々に台車150aを降下させる。これは、記録紙束の一番上の面をスタックトレイ排出口267に常に一致させるためである。また、台車150aは、台車の取り出しが指示されたときも、下降する。150a’は、一番下まで降下した台車を示している。台車150aにはキャスターが取り付けられており、積載された記録紙束を台車ごと大容量スタッカー11aから引き出すことができる。その後、記録紙束を取り除いた台車150aを大容量スタッカー110aにセットすると、昇降装置270は、台車150aを上昇させ、台車150aの上面をスタックトレイ排出口267と一致させる。台車150aの上面がスタックトレイ排出口267の少し下(例えば1cm)となる位置でも良い。
図3は、印刷装置についての例示的なブロック図である。CPU301は、印刷装置100の各部を統括的に制御する制御ユニットである。本実施形態で、CPU301は、液晶表示装置などの表示手段に、各台車の現在位置を表示する表示制御手段としても機能する。
ROM302は、CPU301が実行すべき制御内容(コンピュータプログラム)を格納した記憶装置である。RAM303は、CPU301の作業領域として使用される記憶装置である。RAM303は、例えば、印刷装置100で実行される印刷ジョブの印刷枚数、排出口に配置されている台車に積載されている記録紙の積載枚数、台車の最大積載枚数、識別された各台車の現在位置を表示する契機となる閾値枚数などを記憶している。なお、台車に残り何枚積載可能かを示す積載可能枚数(以降、積載可能枚数と称す)が記憶されてもよい。積載可能枚数は、最大積載枚数から現在の積載枚数を減算して得られる枚数である(積載可能枚数=最大積載枚数−現在の積載枚数)。すなわち、積載可能枚数は、記録紙が積載されるにしたがって、徐々に減って行く。積載可能枚数が、現在位置の表示契機となる閾値を下回ると、CPU301が、台車の現在位置の表示処理を実行してもよい。
このように、RAM303はCPU301とともに、印刷装置で実行される印刷ジョブの印刷枚数を特定する特定手段、排出口に配置されている台車に積載されている記録紙の積載枚数を計数する計数手段として機能する。なお、RAM303は、各RFIDアンテナの設置された場所を表す場所情報を記憶する記憶手段としても機能する。
操作部304は、スイッチやタッチパネルなどの入力装置と、液晶表示装置などの表示装置とを備えている。操作部304は、例えば、印刷装置100に対してユーザーが実行させたい印刷ジョブ(例:コピージョブ)を設定するために使用される。また、操作部304の表示装置は、例えば、台車の準備を促すメッセージや、各台車の現在位置を表示する。
外部I/F306は、TCP/IPネットワークと接続しており、ネットワークに接続されたコンピュータからのプリントジョブの実行指示を受信したり、印刷装置100の内部情報をコンピュータへ送信したりする際に使用される。本実施形態で、外部I/F306は、各RFIDアンテナと通信するための通信手段としても使用される。
画像処理部307は、片面印刷/両面印刷の設定、拡大縮小などのコピージョブ設定、リーダ部200からの画像に対して必要な画像処理を加え、形成すべき画像をRAM303に格納する。
右カセットデッキ221などに格納されている記録紙は、給紙部310によって給紙される。次に、記録紙は、搬送部311によって画像形成部201及び定着器202に搬送されてトナー像を転写及び定着される。
後処理装置I/F312は、大容量スタッカー110a,110bと通信するための通信手段である。CPU301は、後処理装置I/F312を介して大容量スタッカー110a,110bに、例えば、排出先の指定情報や下流への搬送指示を送信する。
図4は、大容量スタッカーについての例示的なブロック図である。CPU401は、大容量スタッカーの各部を統括的に制御する制御ユニットである。ROM402は、CPU401が実行すべき制御内容を格納した記憶装置である。RAM403は、CPU401の作業領域として使用される記憶装置である。
外部I/F404は、印刷装置100と他の大容量スタッカーとによるネットワークと接続するためのインターフェースである。CPU401は、外部I/F404を介して、印刷装置100から記録紙の搬送指示や排出先の指定情報を受信したり、他の大容量スタッカーへ記録紙の受け渡しタイミングを通知したりするために使用される。台車検出部410は、排出口に台車が配置されているか否かを検出する検出手段である。例えば、台車検出部410は、大容量スタッカーの内部に設置されたRFIDアンテナ140aによって実現できる。RFIDアンテナ140aの通信可能距離を数10cmに設定することで、CPU401は、排出口に台車が配置されているか否かを検出できる。すなわち、台車検出部410は、台車と通信できれば、排出口に台車が配置されていることを認識でき、通信できなければ、排出口に台車が配置されていないことを認識できる。つまり、排出口以外の場所に台車が存在することを認識できる。なお、台車検出部410は台車が排出口に配置されることによりオンするスイッチであっても良い。このスイッチは機械式でも光学式或いは他の方式でも良い。
図5は、台車についての例示的なブロック図である。制御装置501は、台車の各部を制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAMなどを備えている。バッテリー502は、必要な電力を制御装置501へ供給する電源供給手段である。検知センサ503は、台車の使用状態(例:記録紙が台車上に積載されているか否かなど)を検出する検出手段である。検知センサ503により検知された結果(状態情報)は、制御装置501を経由して、通信手段として機能するRFIDタグ504に通知される。
RFIDタグ504は、各台車に搭載されている通信装置である。RFIDタグ504には、台車150を識別するための固有の識別番号も制御装置501から通知される。なお、RFIDタグ504のメモリ(フラッシュメモリなど)内に固有の識別番号などが記憶されている場合は、制御装置501からの通知は不要である。RFIDタグ504は、印刷装置100に接続されたRFIDアンテナ140に識別番号や状態情報を送信する送信手段としても機能する。なお、RFIDタグは、無線タグ、無線ICタグ、無線半導体タグと呼ばれることもある。
図6は、RFIDタグ内のメモリに格納されているデータ構成の一例を示す図である。システム番号601、台車番号602は、それぞれ台車を識別するための固有の識別番号である。システム番号601は、この台車が属している印刷システムを示すための識別情報である。台車番号602は、特定の印刷システム内でのその台車の固有の識別情報である。状態情報603は、その台車が使用されているか否か、すなわち、記録紙を積載しているか否かなど、台車の使用状態を表す情報である。例えば、検知センサ503が記録紙を検知したときは、制御装置501は、「記録紙有り」を意味する状態情報をRFIDタグ504のメモリに書き込む。通常、状態情報603は可変であるが、システム番号601や台車番号602は、通常、固定の値となる。
RFIDアンテナ140は、RFIDタグ504と通信するための無線通信部、制御部、及びTCP/IPネットワークを介して印刷装置100と通信するためのネットワーク通信部を備えている。RFIDアンテナ140から送信された電波を受信したRFIDタグ504は、メモリからシステム番号601、台車番号602及び状態情報603を読み出して、RFIDアンテナ140に返送する。RFIDアンテナ140は、無線通信可能範囲(RFIDアンテナ140から半径数メートルの範囲)に位置する台車150と通信できる。よって、台車150と通信できたRFIDアンテナ140の設置場所が分かれば、台車150の現在位置も特定できることになる。この無線通信可能範囲は、通常、半径数メートルの円内となるが、台車150の現在位置を特定できるのであれば、RFIDアンテナ140のサイズや形状はどのようなものであってもよい。もちろん、無線通信可能範囲は、未使用の台車をオペレータが探すのが容易となるような、比較的、狭い範囲(例:10m以内)とすることが望ましいだろう。
印刷装置100のCPU301は、外部I/F306を経由して各RFIDアンテナ140と通信し、台車150の現在位置や状態情報を取得する取得手段として機能する。このように、印刷装置100のCPU301、RFIDアンテナ140などは、各台車の現在位置を識別する位置識別手段としても機能する。CPU301は、識別された各台車の現在位置を、操作部304が備える表示装置1001(図10)に表示する。このように、各台車の現在位置を表示装置1001に表示することで、オペレータは、台車を見つけやすくなる。
図7は、実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。ここでは、コピージョブを実行する際に、台車管理方法も並行して実行されるものとして説明する。
ステップS701で、CPU301は、操作部304から入力される設定情報に応じて出力部数及び排出先を設定する。排出先は、大容量スタッカー110aのスタックトレイ(台車)、サンプルトレイ、大容量スタッカー110bのスタックトレイ、サンプルトレイの4ヶ所あるうちのいずれか1つである。CPU301は、操作部304により指定された排出先を備える大容量スタッカーのCPU401に、排出先として指定されたことを通知する。ここでは、説明を簡潔にするために、排出先としてスタックトレイが指定されたものとする。
ステップS703で、CPU301は、排出先として指定された大容量スタッカーの排出口における台車150の検出を試行する。すなわち、CPU301は、RFIDアンテナ140により構成される台車検出部410を用いて、台車の有無を検出する。例えば、容量スタッカーのスタックトレイ内部に配置されたRFIDアンテナ140aが台車150aのRFIDタグ504と無線通信できれば、スタックトレイの内側に台車が存在することが分かる。一方、大容量スタッカー内部のRFIDアンテナ140aが無線通信を開始したにも関わらず応答が無い場合は、排出口に台車が配置されていないことを意味する。なお、台車が存在した場合、CPU301は、その台車から識別情報(システム番号601や台車番号602)及び台車の状態情報603も取得できる。
ステップS705で、CPU301は、検出結果に応じて、指定された排出口に台車が存在する否かを判定する。この際に、CPU301は、排出口に配置されている台車が未使用か否かも判定してもよい。指定された排出口に台車が配置されていときは、ステップS706へ進む。台車は存在するが既に記録紙が積載されている場合も、ステップS706へ進む。なお、ステップS706ないしS711は、まとめてステップS750と示す。ステップS750は、各台車の現在位置の識別とその表示を行う処理である。
ステップS706で、CPU301は、全てのRFIDアンテナ140と通信を開始する。ステップS707で、CPU301は、RFIDアンテナ140と通信可能な各台車から識別情報及び状態情報を取得し、台車管理リストを作成する。台車管理リストは、RAM303に記憶される。
図8は、台車管理リストの一例を示す図である。台車管理リスト800には、各RFIDアンテナの識別番号(アンテナNo)とその設置場所を表す場所情報(アンテナ名称)とが登録されている。CPU301は、台車管理リスト800にしたがって、順番に各RFIDアンテナと通信することでシステム番号、台車番号及び状態情報を取得し、台車管理リスト800に登録する。
この台車管理リスト800によると、例えばNo.2のアンテナは紙置き場に設置されていることが分かる。さらに、No.2のアンテナは、システム1のNo.9の台車と通信ができ、かつ、この台車は未使用であることも分かる。
図9は、台車管理リストの他の一例を示す図である。台車管理リスト900は、台車管理リスト800を台車の識別番号を昇順で並び替えることで得られたリストである。台車管理リスト900によれば、例えば、No.1の台車が、未使用状態かつ商品置き場近辺に位置することが分かる。
ステップS708で、CPU301は、台車管理リスト900を参照し、現時点で未使用の台車が存在するか否かを判定する。図9によれば、未使用の台車は、No.1、3、4、9の4台であることが分かる。未使用の台車が存在すれば、ステップS709に進み、CPU301は、現時点で未使用の台車の現在位置(アンテナ名称)を台車管理リスト900から読み出して、操作部304の表示装置へ表示する。
図10は、台車の現在位置の表示例を示す図である。表示装置1001には、複数ある台車のうち、使用可能な台車の台車番号とその現在位置を表す位置情報とが一覧として表示されている。これにより、オペレータは、台車を用意する必要があることと、未使用の台車の現在位置を容易に把握できるようになる。このように、CPU301は、排出口に配置される台車に対して記録紙を排出することが指定されたにもかかわらず排出口に台車が配置されていないときに、表示装置1001に各台車の現在位置を表示する表示制御手段として機能する。
一方、ただし、コピージョブの設定の時点で、使用可能な台車が無い場合(S708−No)、ステップS710へ進む。ステップS710で、CPU301は、現在位置を認識できた台車について、台車管理リスト900から現在位置及び状態情報を読み出して、表示装置1001に表示する。なお、ステップS711で、CPU301は、通信できなった(現在位置を認識できなかった)台車についても一覧を作成して、表示装置1001に表示してもよい。CPU301は、予めすべての台車の識別情報を把握しているものとする。この場合、オペレータは、従来どおり、未使用の台車を用意できるまでコピー動作を開始禁止或いは中断させるか、使用中の台車に積まれている記録紙束を後処理装置に投入することで台車を使用可能な状態にする。場合によって、オペレータは、全く通信できていない台車を探すことも行う。
S709〜S711において台車の現在位置に関するメッセージが表示された後で、ステップS712に進み、CPU301は、使用可能な台車が大容量スタッカーのスタックトレイにセットされたか否かを判定する。セットされたか否かの検出は、ステップS703で説明した通りである。台車を検出できると、CPU301は、S709〜S711で表示されたメッセージを消去して、ステップS705に戻る。
排出口に台車が存在し、かつ、未使用であれば、ステップS713へ進み、CPU301は、台車の上面の高さがスタックトレイ排出口267と一致するか否かを判定する。CPU301は、例えば、台車検出部410が備える高さ検出センサによって、台車の上面の高さを検出する。両者が一致していなければ、ステップS714に進み、CPU301は、昇降装置270に対して、1ステップだけ台車を上昇させるよう指示する。その後、ステップS713に戻る。
台車の上面の高さがスタックトレイ排出口267に一致すると、ステップS715に進み、CPU301は、上昇動作を停止するよう昇降装置270に指示する。この時点で、台車上には記録紙が1枚も無いことから、ステップS716で、CPU301は、RAM303に確保されている排出カウンタの値を0にクリアする。なお、上述の高さ検出センサは、台車の上面が排出口267の高さに到達しているときにオンするセンサであっても良い。また、台車の上昇を停止する位置は上述したように排出口よりも下の所定位置であっても良い。排出カウンタは、排出口に配置されている台車に積載されている記録紙の積載枚数を計数する計数手段である。
図11は、実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。具体的に、本フローチャートは、図7のフローチャートの続きを示している。
ステップS717で、CPU301は、リーダ部200に、原稿を読み取るよう指示する。ステップS718で、CPU301は、画像形成部201に、プリント動作も開始するよう指示する。これにより、読み取られた原稿の像形成が実行される。
ステップS719で、CPU301は、原稿の読み取りとプリント動作の両方が行われている間、すべての原稿について読み取りが完了したか否かを判定する。終了してなければ、ステップS723に進み、CPU301は、記録紙を正常に排出したか否かを判定する。排出が終了していなければ、ステップS725に進み、CPU301は、原稿について読み取りが完了したか否かを判定する。完了していなければ、ステップS719に戻る。一方、完了していれば、ステップS723に進む。
図11に示すフローチャートによれば、原稿の読み取りがすべて終了すると、それ以降はS723にて記録紙が正常に排出されているかのみが確認される。記録紙の排出が正常に終了している場合は、ステップS724に進み、CPU301は、排出カウンタの値を1つ増分する。
ところで、ステップS719で原稿の読み取りが完了したと判定されると、ステップS720へ進む。ステップS720で、CPU301は、トータルの印刷枚数(総印刷枚数)を算出する。原稿の読み取りが完了すると、CPU301は、コピージョブの1部ごとの印刷枚数を特定できる。よって、CPU301は、指定された出力部数に1部ごとの印刷枚数を乗算するとで、総印刷枚数を算出できる。なお、コンピュータから送信される印刷ジョブを実行する場合は印刷ジョブを解析することにより総印刷枚数を算出できる。
ステップS721で、CPU301は、総印刷枚数が台車の最大積載枚数を超えているか否かを判定する。すなわち、CPU301は、現在セットされている台車だけで記録紙を積載可能か否か判断する。台車の最大積載枚数は、例えば、大容量スタッカーのスタックトレイ内での台車の昇降可能距離と積載される記録紙の紙厚との関係によって決定される。なお、記録紙の紙厚は予め紙の銘柄ごとにROM302に格納されており、台車の最大積載枚数は台車に積載する記録紙の銘柄に応じて変化する。どの銘柄を使用しているかは、予め操作部304から入力され、RAM303に記憶さているものとする。また、銘柄と紙厚との関係は、ROM302に格納されているものとする。なお、紙の銘柄や紙厚を判別するメディアセンサによって、銘柄や紙厚が取得されてもよい。台車の昇降可能距離の情報も予めROM302に格納されているものとする。
コピージョブによる総印刷枚数が台車の最大積載枚数よりも多くなければ、ステップS723に戻る。一方、コピージョブによる総印刷枚数が台車の最大積載枚数よりも多ければ、ステップS722に進み、CPU301は、表示装置1001に台車の準備を促すメッセージを表示する。その後、CPU301は、ステップS750(上述したステップS706ないしS711)を実行し、台車の現在位置や使用状況を表示装置1001に表示する。
ここで、総印刷枚数と台車の最大積載枚数に関する具体例を示す。大容量スタッカーにセットされた状態での台車の最大積載枚数が5000枚であり、コピージョブの出力部数が200部であるとする。また、確定した1部ごとの印刷枚数が20枚とする。
5000枚 > 200部×20枚=4000枚
よって、この場合は、台車を交換する必要は無い(S721でNoとなる)。一方、1部ごとの印刷枚数が30枚であれば、
5000枚 < 200部×30枚=6000枚
となる。よって、現在積載中の台車だけでは最後まで積載することはできない(S721でYesとなる)。よって、CPU301は、オペレータに対して台車の交換の準備を促すためのメッセージを表示する。
なお、次の台車の準備をオペレータに促した時点で台車に記録紙を積載中であれば、オペレータは準備した次の台車を排出先となる大容量スタッカーの近辺に待機させる。CPU301は、現在積載中の台車に記録紙が最大積載枚数以下の所定枚数(例えば、部の区切れで最大積載枚数に一番近い30枚×166部=4980枚)積載された時点で、プリント動作を停止させる。よって、プリント動作が停止したタイミングで、オペレータは、手動で台車を入れ替える。なお、印刷装置100が自動入れ替え機構を備える場合は、次の台車へと自動的に入れ替えられる。
ただし、使用中でない大容量スタッカーのスタックトレイが存在する場合、オペレータがこのスタックトレイを継続トレイとして設定することもできる。この場合、CPU301は、現在積載中の台車に記録紙が十分に積載された時点で、排出先を継続トレイに切り替えてプリント動作を継続させる。
図12は、実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。具体的に、本フローチャートは、図11のフローチャートの続きを示している。ステップS726で、CPU301は、排出カウンタの値がトータルの印刷枚数に達したか否かを判定する。達した場合、ステップS733に進む。ステップS733で、CPU301は、コピージョブが完了しているので、プリント動作を停止させる。
一方、排出カウンタの値がトータルの印刷枚数に達していなければ、ステップS727に進み、CPU301は、排出カウンタの値が、台車の最大積載枚数より大きいか否を判定する。大きくなければ、ステップS728に進み、CPU301は、台車の満載警告枚数と比較する。満載警告枚数は、識別された各台車の現在位置を表示装置1001に表示する契機となる閾値枚数である。すなわち、満載警告枚数は、まだ台車に記録紙を積載可能であるが、台車の入れ替え時期が近づいていることをオペレータに通知すべき枚数のことである。そのため、排出カウンタのカウント値が台車の満載警告枚数より多くなると、ステップS729に進み、CPU301は、台車の準備を促すメッセージを表示装置1001に表示する。その後、CPU301は、上述したステップS750(S706〜S711まで)を実行する。なお、排出カウンタのカウント値が台車の満載警告枚数に一致したらCPU301が台車の準備を促すメッセージを表示装置1001に表示する様にしても良い。
図13は、台車の現在位置の表示例を示す図である。図10の表示例と比較すると、未使用の台車の台車番号及びその現在位置に加え、満載が近いことを示す警告メッセージ1301が表示されている。よって、図13の表示例を用いれば、オペレータは、台車準備の緊急度も把握できる利点がある。
さて、ステップS727でカウント値が満載警告枚数を超えていなければ、ステップS725に戻る。また、カウント値が台車の最大積載枚数よりも大きければ、ステップS730に進む。ステップS730で、CPU301は、以降の記録紙を台車へ積載することは不可能であるため、台車の入れ替えを促すメッセージを表示装置1001に表示する。ステップS731で、CPU301は、プリント動作を停止するよう画像形成部に指示する。
ステップS732で、CPU301は、すべての原稿について読み取り動作が完了したか否かを判定する。完了していれば、CPU301は、コピージョブを終了させる。
本発明によれば、CPU301が、各台車の現在位置を識別して各台車の現在位置を表示するため、オペレータは、事前に台車を準備しやすくなる。特に、使用可能な台車だけの現在位置を表示すれば(図10)、より台車を探す手間が省けよう。よって、台車の現在位置を表示できない従来システムに比較し、本実施形態は、作業効率を改善でき、印刷システムのダウンタイムを低減できる。
また、排出口に配置される台車に対して記録紙を排出することが指定されたにもかかわらず、排出口に台車が配置されていないときに、CPU301は、表示装置1001に各台車の現在位置を表示してもよい。
また、CPU301やRAM303は、印刷ジョブのトータルの印刷枚数を特定する特定手段として機能する(S720)。さらに、CPU301は、トータルの印刷枚数が、排出口に配置されている台車の最大積載枚数よりも多いか否かを判定する判定手段としても機能する(S721)。そして、CPU301は、トータルの印刷枚数が最大積載枚数よりも多いときに、表示手段に各台車の現在位置を表示する。このように、1台の台車だけでは、1つの印刷ジョブに関するすべての記録紙を積載できない場合にも、本実施形態は、オペレータに対して台車の現在位置を知らせることができる。
また、CPU301は、計数手段としての排出カウンタにより計数された台車への積載枚数が、識別された各台車の現在位置を表示する契機となる閾値枚数を超えたか否かを判定する判定手段としても機能する。また、CPU301は、計数された積載枚数が閾値枚数を超えると、表示手段に各台車の現在位置を表示する表示制御手段としても機能する。これにより、本実施形態は、台車が満載になる前に、オペレータに台車の現在位置を知らせることができる。よって、台車が満載になってから台車を探索する場合よりも、本実施形態は、印刷の中断時間を削減できる。
なお、RFIDアンテナ140が、各台車に搭載されているRFIDタグ504と通信することで、各台車から、それぞれ台車の使用状態を表す状態情報を取得できる。RFIDアンテナ140は、ネットワークやケーブルを介して、印刷装置100と接続されているため、CPU301は、印刷工場の各所に配置されたRFIDアンテナ140から、台車の状態情報を取得できる。このように、RFIDアンテナ140やRFIDタグ504などの通信手段を利用することで、CPU301は、比較的簡単な構成で位置識別手段を実現できる。
また、ROM302又はRAM303は、各アンテナの設置された場所を表す場所情報を記憶する記憶手段として機能する。この場合、CPU301は、台車と通信できたアンテナに対応する場所情報を記憶手段から読み出して、台車の現在位置として場所情報を表示手段に表示する表示制御手段として機能する。このように、どのアンテナがどの場所に設定されているかを記憶しておくことで、台車の情報を受信できたアンテナの識別番号から台車の現在位置を簡単に特定できるようになる。
[他の実施形態]
上述した実施形態では、印刷装置100を中心とした単一の印刷システムについて説明した。しかし、印刷装置100や印刷システムは複数あってもよい。この場合、印刷システム間で、台車の位置情報を送受信できれば、CPU301は、より好適に台車の位置情報を取得できよう。
図14は、台車位置情報の管理システムについての一例を示す図である。この例では、3つの印刷装置100a、100b及び100cがネットワーク1400を介して相互に接続されている。
印刷装置100aには、RFIDアンテナ140aないし140eが接続されている。印刷装置100bには、RFIDアンテナ140fないし140hが接続されている。印刷装置100cには、RFIDアンテナ140iないし140xが接続されている。各印刷装置のCPU301は、自己の作成した台車管理リスト900を他の印刷装置に対して送信する。なお、外部I/F306がネットワーク1400とのネットワークインタフェースカード(NIC)として機能する。
各印刷装置は、それぞれ異なる印刷システムを形成している。各印刷システムには、固有の識別情報が付与されている。CPU301は、ネットワーク1400を介して接続された他の印刷システムから、他の印刷システムにより識別された各台車の現在位置の情報を入手する入手手段として機能する。CPU301は、他の印刷システムにより識別された各台車の現在位置についても表示装置1001に表示する。これにより、複数の印刷システムが1つの印刷工場で稼働している場合であっても、好適に、台車の探索することが可能となる。
図15は、台車位置情報の管理システムについての他の一例を示す図である。図14と比較すると管理サーバ1500が追加されている。管理サーバ1500のCPU1501は、ネットワークを介して接続された複数の印刷システムにおいてそれぞれ識別された各台車の現在位置を管理する。CPU1501は、ROM1502に格納されたコンピュータプログラムに応じて動作する。CPU1501は、NIC1504を介して、例えば定期的に各印刷装置から各台車の現在位置や状態情報を取得して台車管理データベースを作成し、RAM1503に格納する。なお、NIC1504は、ネットワーク1400を介して各印刷装置と通信するための通信手段である。台車管理データベースは、各印刷装置から取得した台車管理リスト900をマージすることで作成される。
各印刷装置のCPU301は、各台車の現在位置を管理サーバ1500から入手するする入手手段として機能する。CPU301は、管理サーバ1500から入手した各台車の現在位置を表示装置1001に表示する。この場合、各印刷装置が個別に通信する必要がないため、ネットワーク1400のトラヒックを緩和できる利点がある。
ところで、上述した実施形態では、カウンタにより、台車への積載枚数を計数していた。そして、積載枚数が満載警告枚数に達した時点で、次の台車の用意を促すメッセージが出力されていた。この構成に代えて、CPU301は、スタックトレイ内の台車の高さに応じて台車の用意を促すメッセージを出力してもよい。台車に記録紙が積載されるにつれて台車が降下するため、積載枚数と台車の高さには相関関係が存在する。よって、高さ検知機構を追加すれば、カウンタが不要となる利点がある。
印刷システムの概要を説明するための図である。 印刷装置及び大容量スタッカーの一般的な構成を示す図である。 印刷装置についての例示的なブロック図である。 大容量スタッカーについての例示的なブロック図である。 台車についての例示的なブロック図である。 RFIDタグ内のメモリに格納されているデータ構成の一例を示す図である。 実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。 台車管理リストの一例を示す図である。 台車管理リストの他の一例を示す図である。 台車の現在位置の表示例を示す図である。 実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。 実施形態に係る台車管理方法の一部を示すフローチャートである。 台車の現在位置の表示例を示す図である。 台車位置情報の管理システムについての一例を示す図である。 台車位置情報の管理システムについての他の一例を示す図である。

Claims (11)

  1. 記録紙に像形成する印刷装置と、
    前記印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な複数の台車と、
    各台車の現在位置を識別する位置識別手段と、
    識別された各台車の現在位置を表示する表示手段と
    を含むことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記排出口に前記台車が配置されているか否かを検出する検出手段と、
    前記排出口に配置される台車に対して記録紙を排出することが指定されたにもかかわらず、前記排出口に前記台車が配置されていないときに、前記表示手段に各台車の現在位置を表示する表示制御手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷装置で実行される印刷ジョブのトータルの印刷枚数を特定する特定手段と、
    前記トータルの印刷枚数が、前記排出口に配置されている台車への最大の積載枚数である最大積載枚数よりも多いか否かを判定する判定手段と、
    前記トータルの印刷枚数が、前記最大積載枚数よりも多いときに、前記表示手段に各台車の現在位置を表示する表示制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  4. 前記排出口に配置されている台車に積載されている記録紙の積載枚数を計数する計数手段と、
    計数された前記積載枚数が、識別された各台車の現在位置を表示する契機となる閾値枚数を超えたか否かを判定する判定手段と、
    計数された前記積載枚数が前記閾値枚数を超えると、前記表示手段に各台車の現在位置を表示する表示制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  5. 各台車に搭載されている通信装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段により通信可能な各台車から、それぞれ台車の使用状態を表す状態情報を、前記通信手段を介して取得する取得手段と、
    取得された前記状態情報が使用可能を意味する台車の現在位置を前記表示手段に表示する表示制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  6. それぞれ異なる場所に設置された複数のアンテナと、
    各アンテナの設置された場所を表す場所情報を記憶する記憶手段と、
    前記台車と通信できた前記アンテナに対応する前記場所情報を前記記憶手段から読み出して、該場所情報を該台車の現在位置として前記表示手段に表示する表示制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  7. ネットワークを介して接続された他の印刷システムから、該他の印刷システムにより識別された各台車の現在位置を入手する入手手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記他の印刷システムにより識別された各台車の現在位置についても表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。
  8. ネットワークを介して接続された複数の印刷システムにおいてそれぞれ識別された各台車の現在位置を管理する管理サーバから、各台車の現在位置を入手する入手手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記管理サーバから取得した各台車の現在位置についても表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。
  9. 記録紙を積載する移動可能な台車に対して記録紙を排出する排出口と、
    前記排出口に配置された台車及び該排出口以外の場所に配置された各台車の現在位置を識別する位置識別手段と、
    識別された各台車の現在位置を表示する表示手段と
    を含むことを特徴とする印刷装置。
  10. 印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な台車であって、
    前記台車の使用状態を検出する検出手段と、
    検出された前記使用状態を表す状態情報を前記印刷装置に接続されたアンテナに送信する送信手段と
    を含むことを特徴とする台車。
  11. 記録紙に像形成する印刷装置と、前記印刷装置の排出口から排出される記録紙を積載する、移動可能な複数の台車とを含む印刷システムにおける台車管理方法であって、
    各台車の現在位置を識別する位置識別工程と、
    識別された各台車の現在位置を表示する表示工程と
    を含むことを特徴とする台車管理方法。
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