JP2008217686A - インストール制御方法、情報処理システム及びインストール制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラムのインストール完了までの時間を短縮し、ネットワーク負荷を軽減させることを可能とする。
【解決手段】本発明は、ネットワークに接続されたクライアントPCにプログラムをインストールするインストール制御に関する。クライアントPC11は、ユーザのログインに基づいて、ドメインコントローラ12からインストール制御プログラム21を取得して実行させる。インストール制御プログラム21は、情報管理装置13からインストールスケジュール情報22を取得し、取得したインストールスケジュール情報22に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断し、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置13からインストールプログラム23を取得し、インストールプログラム23にプログラムのインストールを実行させる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、ネットワークに接続されたクライアントPCにプログラムをインストールするインストール制御に関する。クライアントPC11は、ユーザのログインに基づいて、ドメインコントローラ12からインストール制御プログラム21を取得して実行させる。インストール制御プログラム21は、情報管理装置13からインストールスケジュール情報22を取得し、取得したインストールスケジュール情報22に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断し、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置13からインストールプログラム23を取得し、インストールプログラム23にプログラムのインストールを実行させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、インストール制御方法、情報処理システム及びインストール制御プログラムに係り、特に、新規プログラム、バージョンアッププログラム等のインストールを行うために使用して好適なインストール制御方法、情報処理システム及びインストール制御プログラムに関する。
新規プログラム、バージョンアッププログラム等のインストールを行う従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、ユーザのログインによってインストーラ制御プログラムをダウンロードし、その制御プログラムがインストーラを制御して、必要なプログラムをインストールさせるというものである。
特開2005−25477号公報
前述した従来技術は、ユーザがダウンロードしようとするプログラムがネットワークを介して接続されているサーバ上にあるため、ユーザ数が多く、また、ダウンロードするソフトウェアインストーラ等のサイズが大きい場合、多数のユーザが一斉にサーバにログインすると、ダウンロードに時間が掛かり、ユーザがインストール完了までに待つ時間が長くなってしまい、また、ネットワークの負荷が高くなる等の問題点を生じさせる。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、インストールを行うコンピュータを時間的に分散させることにより、プログラムのインストール完了までの時間を短縮し、ネットワーク負荷を軽減させることを可能としたインストール制御方法、情報処理システム及びインストール制御プログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1に手段は、クライアントコンピュータは、ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行するインストール制御プログラム取得ステップと、前記インストール制御プログラムにより、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得し、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断するインストール可否判断ステップと、前記判断ステップにより、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得し、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させるインストール実行ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の第2の手段は、第1の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第1の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第1の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、クライアントコンピュータである情報処理システムは、ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行するインストール制御プログラム取得手段と、前記インストール制御プログラムにより、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得し、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断するインストール可否判断手段と、前記判断手段により、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得し、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させるインストール実行手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第6の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第6の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第9の手段は、第6の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第6の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行させる処理ステップと、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得する処理ステップと、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップと、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得する処理ステップと、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させる処理ステップとを有し、前記各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の第12の手段は、第11の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第13の手段は、第11の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第14の手段は、第11の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第15の手段は、第11の手段において、前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする。
また、本発明の第16の手段は、第11ないし第15のうちいずれか1の手段のプログラムを記録媒体に記録したことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ数が多く、ダウンロードするソフトウェアインストーラのサイズが大きい場合にも、ダウンロードに要する時間を短縮することができ、ユーザがインストール完了までに待つ時間を低減することができると共に、ネットワーク負荷を低減することもできる。
以下、本発明によるインストール制御方法、情報処理システム及びインストールプログラムの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。
図1に示すシステムは、ドメインコントローラ12、ファイルサーバ13、複数のクライアントPC11がLAN等のネットワーク14により接続されて構成されている。ドメインコントローラ12、ファイルサーバ13、クライアントPC11は、それぞれ、PCに代表される情報処理装置(コンピュータ)であり、よく知られているように、CPU、主メモリ、HDD等の記憶装置、入出力装置等を備えて構成されている。
ドメインコントローラ12は、Microsoft Windows(登録商標) OSによるネットワーク環境において、ユーザやセキュリティに関する情報を管理し、ユーザ認証を行うサーバである。ファイルサーバ13は、自身が管理している記憶装置をネットワーク上の他のコンピュータと共有し、外部から利用できるようにする情報管理装置としてのサーバである。また、クライアントPC11は、ユーザが日常業務において利用しているパーソナルコンピュータ等の端末である。
本発明の実施形態では、ログインスクリプトという仕組みを利用する。ログインスクリプトとは、ユーザのログイン時に実行されるスクリプトであり、システムを使うために必要な各種設定を行ったり、ユーザ毎のカスタマイズを行うことができる。Microsoft Windows(登録商標) OSによるドメイン環境の場合、ユーザは、クライアントPC11を利用するとき、クライアントPCにユーザ名、パスワード等の認証情報を入力する。この情報は、ドメインコントローラ12に送られ、正しいユーザ名、パスワードであればシステムへのログインが許可され、ユーザは、システム上のサービスを利用することができるようになる。このログイン処理において、ログインスクリプトが動作するようにドメインコントローラ12にログインスクリプトを設定することができる。
図2は本発明の実施形態によるシステムでのインストール動作を説明する図であり、ドメインコントローラ12、ファイルサーバ13、クライアントPC11が有する本発明で必要とするプログラムをも示している。ドメインコントローラ12には、ログインスクリプトに本発明におけるインストール制御プログラム21が設置されている。ファイルサーバ13は、インストールスケジュール情報22と、バージョンアッププログラム、新規AP等のプログラムを含むソフトウェアインストーラ23とを有している。
(1)図2において、ユーザがクライアントPC11からドメインコントローラ12にログインすると、ドメインコントローラ12内のインストール制御プログラム21が、ユーザがログインしたクライアントPC11上にダウンロードされて実行される(ステップ201、202)。
(2)クライアントPC11にダウンロードされたインストール制御プログラム21は、ファイルサーバ13にアクセスし、ファイルサーバ13からインストールスケジュール情報22を取得し、インストールスケジュール情報22の内容に基づいて、そのクライアントPC11が必要とするプログラムをインストールしてよいか否かのインストール可否の判定を行う(ステップ203、204)。
(3)ステップ204の判定で、インストールが許可されていなかった場合(自コンピュータがインストールを許されている期間でない場合)、この時点でインストール制御プログラム21は処理を終了し、インストールが許可されていた場合、インストール制御プログラムは、ファイルサーバ13からソフトウェアインストーラをクライアントPC11にダウンロードする(ステップ205)。
(4)インストール制御プログラム21は、ソフトウェアインストーラ23のダウンロードが成功すると、ソフトウェアインストーラ23を実行してプログラムのインストール処理を行う(ステップ206)。
前述したソフトウェアインストーラ23は、新規のインストールやバージョンアップインストール、障害対応などのパッチインストール等であってよく、インストールするプログラム(ソフトウェア)は特に限定されない。また、ソフトウェアのインストールには、通常、管理者権限が必要であるが、これは、前述で説明した特許文献1に説明されているように、管理者情報ファイルを利用することにより解決することができるため、ここでの説明を省略する。
前述した本発明の実施形態は、インストールスケジュール情報22やソフトウェアインストーラ23、ログ情報をファイルサーバ上に設置するものであるが、これらは、WEBサーバ等の他の装置上に設けてもよい。
図3はインストール制御プログラム21の構成を説明する図であり、次に、これについて説明する。
インストール制御プログラム21は、インストーラの起動やインストールの監視を行うインストール制御部31と、インストールスケジュール情報22に基づいて、インストールの可否判定を行うインストール可否判定部32と、ファイルサーバ13にアクセスしてインストールスケジュール情報22やソフトウェアインストーラ23の取得を行うデータ入出力部33とにより構成されている。
図4はインストール制御プログラム21での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)インストール制御プログラム21が起動されると、まず、インストール制御部31は、インストール可否判定要求をインストール可否判定部32に対して行う。それを受けて、インストール可否判定部32は、データ入出力部33にインストールスケジュール情報22の取得を要求する(ステップ401、402)。
(2)データ入出力部33は、インストールスケジュール情報22の取得要求を受けると、ファイルサーバ13にアクセスし、ファイルサーバ13からインストールスケジュール情報22を読み込み、そのスケジュール情報22をインストール可否判定部32に返す(ステップ403、404)。
(3)インストール可否判定部32は、取得したインストールスケジュール情報22に基づいて、インストールを行うか否かの判定を行い、その判定結果をインストール制御部31に返す(ステップ405、406)。
(4)インストール制御部31は、ステップ406でインストール可否判定部32から受け取った判定結果がインストール不許可であると判断すると、その時点で、インストール制御プログラム21の動作を終了させ、インストール許可であると判断した場合、データ入出力部33に対してインストーラの取得を要求する(ステップ407)。
(5)データ入出力部33は、ファイルサーバ13からソフトウェアインストーラ23を取得して、そのインストーラ23をインストール制御部31に返す(ステップ408、409)。
(6)インストール制御部31は、データ入出力部33から受け取ったソフトウェアインストーラ23を起動し、インストールを実行させる。
図5はインストールスケジュール情報22の第1の例を説明する図である。図5に示す例は、日付の範囲(始まりの日と終わり日とによる範囲)と、IPアドレスとの組み合わせにより、インストールを許可する条件を設定した例である。この例の場合、例えば、ユーザが使用するクライアントPC11のIPアドレスが、11.22.33.1、11.22.33.2、11.22.33.3であるクライアントPC11が、2006/08/01〜2006/08/03の間にドメインコントローラ12にログインした場合に、それらのクライアントPCにインストールが許可されることが設定されている。そして、他の期間には、別のクライアントPCにインストールが許可されることが設定されている。
このため、クライアントPC11は、自PCがインストールを許可されている期間にドメインコントローラ12にログインしたときにだけ、インストールが行われることになり、逆に、自PCがインストールを許可されていない期間にドメインコントローラ12にログインしたときには、インストールが行われないことになる。
なお、図5において、IPアドレスの代りに、ログインユーザ名またはコンピュータ名等のコンピュータIDが設定されてもよい。
図6はインストールスケジュール情報22の第2の例を説明する図である。図6に示す例は、曜日と、ユーザ名との組み合わせにより、インストールを許可する条件を設定した例である。この例の場合、例えば、月曜日に、ユーザ名0001、0002、0003を持つクライアントPCがドメインコントローラ12にログインした場合に、それらのクライアントPCにインストールが許可され、また、火曜日にユーザ名新井、馬場を持つクライアントPCがドメインコントローラ12にログインした場合に、それらのクライアントPCにインストールが許可されることが設定されている。ここに示す例でも、クライアントPC11は、自PCがインストールを許可されている曜日にドメインコントローラ12にログインしたときにだけ、インストールが行われることになり、逆に、自PCがインストールを許可されていない曜日にドメインコントローラ12にログインしたときには、インストールが行われないことになる。
なお、図6において、曜日の代りに、曜日の範囲が設定されてもよく、また、ユーザ名の代りに、コンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)が設定されてもよい。
図7はインストールスケジュール情報22の第3の例を説明する図である。図7に示す例は、日付の範囲(始まりの日と終わり日とによる範囲)と、IPアドレスの範囲(始まりIPアドレスと終わりIPアドレスとによる範囲)との組み合わせにより、インストールを許可する条件を設定した例である。図7に示す例は、基本的に、図5に示した例と同様であり、設定の意味も図5の場合と同様である。なお、図7において、日付の範囲の代りに、曜日または曜日の範囲が設定されていてもよい。
図8はインストールスケジュール情報22の第4の例を説明する図である。図8に示す例は、曜日と、ユーザ名の頭文字の範囲との組み合わせにより、インストールを許可する条件を設定した例である。この例では、月曜日から金曜日のそれぞれに、ユーザ名の頭文字の範囲として、0〜9、a〜f、g〜l、m〜r、s〜zが組み合わせられている。図8に示す例の場合も、クライアントPC11は、自PCがインストールを許可されている曜日にドメインコントローラ12にログインしたときにだけ、インストールが行われることになり、逆に、自PCがインストールを許可されていない曜日にドメインコントローラ12にログインしたときには、インストールが行われないことになる。なお、図8において、曜日の代りに日付の範囲が設定されていてもよい。
図9はインストール可否判定部32での判定処理の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)インストール可否判定部32は、クライアントPC11のコンピュータID(IPアドレスまたはログインユーザ名またはコンピュータ名)を取得し、現在の日付または曜日を取得する(ステップ901、902)。
(2)次に、インストール可否判定部32は、ファイルサーバ13からインストールスケジュール情報22を取得し、インストールスケジュール情報22に記述されているコンピュータIDまたはコンピュータIDの範囲(IPアドレスの範囲、ユーザ名やコンピュータ名の頭文字の範囲)と、自クライアントPC11のコンピュータID(IPアドレスまたはログインユーザ名またはコンピュータ名)とを比較して、自分のIDが含まれているエントリのインストール可能期間(日付の期間または曜日)を取得し、インストール可能期間が見つかったか否かを判定する(ステップ903、904)。
(3)ステップ904の判定で、インストール可能期間が見つかった場合、現在の日付または曜日がその期間内であるか否かを判定し、現在の日付または曜日がインストール可能期間内であった場合、インストール可能と判定する(ステップ905、906)。
(4)ステップ904の判定で、インストール可能期間が見つからなかった場合、あるいは、ステップ905の判定で、現在の日付または曜日がインストール可能期間内でなかった場合、インストール不可と判定する(ステップ907)。
前述した本発明の実施形態は、インストール可能期間を日単位で設定するものとして説明したが、インストール可能期間を時間単位で設定することもできる。
前述した本発明の実施形態によれば、プログラムをインストールするコンピュータを時間的に分散させることができるので、ユーザ数が多く、ダウンロードするソフトウェアインストーラのサイズが大きい場合にも、ダウンロードに要する時間を短縮することができ、ユーザがインストール完了までに待つ時間を低減することができると共に、ネットワーク負荷を低減することができる。
また、本発明の実施形態によれば、インストールスケジュール情報として、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせを定義しているので、インストールスケジュール情報に全てのコンピュータのコンピュータIDを列挙する必要がなく、コンピュータの数が多い場合にも、管理者がインストールスケジュール情報を容易に、少ない手間で作成をすることができる。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
11 クライアントPC
12 ドメインコントローラ
13 ファイルサーバ
14 ネットワーク
21 インストール制御プログラム
22 インストールスケジュール情報
23 ソフトウェアインストーラ
12 ドメインコントローラ
13 ファイルサーバ
14 ネットワーク
21 インストール制御プログラム
22 インストールスケジュール情報
23 ソフトウェアインストーラ
Claims (16)
- クライアントコンピュータは、ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行するインストール制御プログラム取得ステップと、
前記インストール制御プログラムにより、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得し、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断するインストール可否判断ステップと、
前記判断ステップにより、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得し、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させるインストール実行ステップと、
を有することを特徴とするインストール制御方法。 - 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項1記載のインストール制御方法。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項1記載のインストール制御方法。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項1記載のインストール制御方法。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項1記載のインストール制御方法。
- クライアントコンピュータである情報処理システムは、ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行するインストール制御プログラム取得手段と、
前記インストール制御プログラムにより、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得し、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断するインストール可否判断手段と、
前記判断手段により、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得し、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させるインストール実行手段と、
を有することを特徴とする情報処理システム。 - 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記インストール制御プログラムは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
- ユーザのログインに基づいて、インストール制御プログラムを取得して実行させる処理ステップと、ネットワーク上の情報管理装置からインストールスケジュール情報を取得する処理ステップと、取得したインストールスケジュール情報に基づいてプログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップと、インストールが可能であると判断した場合、ネットワーク上の前記情報管理装置からインストールプログラムを取得する処理ステップと、該インストールプログラムにプログラムのインストールを実行させる処理ステップとを有し、前記各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするインストール制御プログラム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する期間として日付の範囲と、その期間内にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可期間を取得し、現在の日付が前記期間内であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項11記載のインストール制御プログラム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する曜日と、その曜日にインストールを許可するクライアントコンピュータのコンピュータID(IPアドレス、ログインユーザ名またはコンピュータ名)との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのコンピュータIDに割り当てられているインストール許可の曜日を取得し、現在の曜日がその曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項11記載のインストール制御プログラム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するクライアントコンピュータのIPアドレスの範囲との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自クライアントコンピュータのIPアドレスが含まれるIPアドレスの範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項11記載のインストール制御プログラム。
- 前記インストールスケジュール情報には、インストールを許可する日付の範囲または曜日と、インストールを許可するユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲との組み合わせが複数定義されており、前記プログラムのインストールが可能か否を判断する処理ステップは、前記インストールスケジュール情報から自分のユーザ名または自クライアントコンピュータ名の頭文字が含まれるユーザ名またはコンピュータ名の頭文字の範囲に対応するインストール許可の日付の範囲または曜日を取得し、現在の日付がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の日付の範囲に含まれているか、または、現在の曜日がインストールスケジュール情報に定義されているインストール許可の曜日であればインストールが可能と判断することを特徴とする請求項1記載のインストール制御プログラム。
- 請求項11ないし15のうちいずれか1記載のインストール制御プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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JP2007057519A JP2008217686A (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | インストール制御方法、情報処理システム及びインストール制御プログラム |
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