JP2008210471A - 光ディスク装置及び同期保護方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクに記憶されているデータの再生能力を向上させることができる光ディスク装置及び同装置による同期保護方法を提供する。
【解決手段】次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力する同期保護回路を備え、保護同期データに基づいて光ディスクの記録又は再生を行うと共に、同期データの検出に失敗しても、同期保護回路により、その後の保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償する光ディスク装置において、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在するか否かを判定する判定回路を備え、同期保護回路は、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、判定回路によりエラーが存在しないと判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償することとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク装置及び同装置による同期保護方法に関するものである。
従来より、画像や音楽等の様々なデータを記録可能な記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)-R/RWや、DVD−ROM等の光ディスクが広く知られている。
この種の光ディスクは、そのデータ記録面の内周側から外周側へかけて螺旋状の案内溝が形成されており、この案内溝に沿って内周側から外周側へ向けて順次各種データが記録(書き込み)されるように構成されている。また、光ディスク一周分の案内溝は、トラックと呼ばれており、このトラックは、複数のセクタにより構成されている。
また、各セクタには、その先頭部分に、セクタの先頭部分であることを示す同期データが記録されており、この同期データの直後には、そのセクタの光ディスク上における位置情報(アドレスデータ)が記録されていて、これらのデータの後に、ユーザーが視聴するデータ(以下「ユーザーデータ」という。)が記録される。
そして、この光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を行う光ディスク装置は、光ディスクを所定の速度で回転させながら、上記案内溝に沿ってレーザ光を照射して、光ディスクから上記同期データやアドレスデータを含むデータを読み出し、読み出した同期データに基づいて、光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を上記セクタ単位で行うように構成されていた。
このように構成された光ディスク装置は、光ディスクの欠陥等のために、光ディスクに記録されている順番どおりに同期データを読み出せない場合、正常に光ディスクへのユーザーデータの記録や、記録したユーザーデータの再生をセクタ単位で行うことができない。
そのため、光ディスク装置では、一般に、光ピックアップを介して所定周期で上記同期データが検出できているか否かを判定することによって、正常に光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生をセクタ単位で正常に行えているか否かを判定し、正常に光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生をセクタ単位で行えていないと判定した場合には、正常に同期データを検出できた位置から再度光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を行うリトライ処理を実行していた。
また、この光ディスク装置は、光ディスク自体の欠陥や記録されているデータの欠陥が軽微である場合に、正常な状態であれば検出できるはずの同期データを所定回数に限り検出することができなくても、上記リトライ処理を行わずにデータの再生が継続できるように、同期データの検出を保護する同期保護回路を備えていた(たとえば、特許文献1参照。)。
この同期保護回路は、光ディスク装置により光ディスクから読み出したデータから同期データを検出する度に、その検出タイミングに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを順次出力するものである。
そして、光ディスク装置は、光ディスクから正常に同期データを検出できている間は、その同期データの検出タイミングと同期して同期保護回路から出力される保護同期データの出力タイミングに基づいて、光ディスクへのユーザーデータの記録又は光ディスクに記録されているデータの再生等を行い、正常に同期データが検出できない場合には、同期保護回路が予め設定された所定回数に限り連続して、保護同期データを出力している間、その保護同期データに基づいてユーザーデータの記録又は再生等を行うように構成していた。
ここで、従来の一般的な同期保護回路による同期保護方法について、図13を参照して簡単に説明する。図13は、同期保護回路による同期保護方法を示すタイミングチャートであり、図中上段の波形は、光ディスクからの同期データの検出タイミングを示しており、中段の波形は、同期保護回路により生成した保護同期データの出力タイミングを示しており、下段の波形は、同期データの同期状態(データ再生の継続期間)を示している。
上記のように、この同期保護回路は、正常に所定周期で同期データを検出できている間、同期データを検出する度に、同期データの検出タイミングに同期したタイミングで保護同期データを出力し続ける。
そして、この保護同期回路は、図13に示すように、一回目の同期データを検出した後に、2回目以降の同期データを検出できなかった場合、最後に検出できた同期データの検出タイミングに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して、所定回数(ここでは、5回)に限り保護同期データを連続して出力することによって、実際には同期データが検出できていないにもかかわらず、光ディスク装置によるユーザーデータの記録又は再生を継続可能とする同期保護処理を行っていた。
また、この同期保護回路は、光ディスクから所定回数同期データが連続して検出できなかった場合に、光ディスクから読み出したデータの信頼性が低いと判定して同期保護処理を停止し、光ディスク装置によるユーザーデータの記録又は再生を中止させて、光ディスク上において同期データを検出可能な位置から同期データを検出させるリトライ処理を実行していた。
特開2005−203016号公報
ところが、上記従来の同期保護回路による同期保護方法では、同期データ以外のデータにエラーが存在しない場合であっても、同期データが所定回数連続して検出できないと、保護同期データの出力を停止して、光ディスクへのユーザーデータの記録又は光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を中止して、光ディスクにおいて同期データを検出できる位置から再度同期データを読み出してユーザーデータの記録又は再生を行うリトライ処理を行っていたため、光ディスク装置におけるユーザーデータの記録再生能力を向上させることが困難であった。
そこで、請求項1に係る本発明では、光ディスクから読み出した同期データの検出タイミングに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力する同期保護回路を備え、保護同期データに基づいて光ディスクへのデータの記録又は光ディスクに記録されているデータの再生を行うと共に、同期データの検出に失敗しても、同期保護回路により、その後の保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償する光ディスク装置において、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在するか否かを判定する判定回路を備え、同期保護回路は、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、判定回路によりエラーが存在しないと判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償することを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の光ディスク装置において、光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するエラー訂正回路を有し、同期保護回路は、このエラー訂正回路がエラーの訂正に成功した場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定することを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明では、請求項1に記載の光ディスク装置において、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを光ディスクから順次検出すると共に、光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出したアドレスデータに含まれるエラーの有無を検査する検査回路を有し、同期保護回路は、この検査回路による検査の結果が、アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定することを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク装置において、同期保護回路は、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを光ディスクから順次検出すると共に検出したアドレスデータの連続性を判定するアドレス判定回路を有し、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、アドレス判定回路によりアドレスデータが連続していると判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償することを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明では、光ディスクから同期データを読み出して検出するステップと、検出した同期データに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力するステップと、保護同期データに基づいて光ディスクへのデータの記録又は光ディスクに記録されているデータの再生を行うステップと、同期データの検出に失敗しても、その後の保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、保護同期データを出力している間、光ディスクへのデータの記録又は光ディスクに記録されているデータの再生を可能とする同期保護ステップとを有する同期保護方法において、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在するか否かを判定するステップと、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、エラーが存在しないと判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するステップとを有することを特徴とする同期保護方法。
また、請求項6に係る本発明では、請求項5に記載の同期保護方法において、光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するステップと、エラーの訂正に成功した場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項7に係る本発明では、請求項5に記載の同期保護方法において、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを順次検出するステップと、光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出したアドレスデータに含まれるエラーの有無を検査するステップと、検査の結果が、アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項8に係る本発明では、請求項5〜7のいずれか1項に記載の同期保護方法において、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを光ディスクから順次検出するステップと、検出したアドレスデータの連続性を判定するステップと、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、アドレスデータが連続していると判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定された場合、その後の同期保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数分、新たに補償するように構成したため、光ディスク装置におけるユーザーデータの記録再生能力を向上させることができる。
本発明に係る光ディスク装置は、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクへユーザーが視聴するデータ(以下、「ユーザーデータ」という。)を記録可能であって、また、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生が可能な装置であり、内部に、光ディスクから読み出した同期データの検出タイミングに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力する同期保護回路を備えている。
そして、この光ディスク装置では、同期データの検出タイミングに同期させて同期保護回路が出力する保護同期データの出力タイミングに基づいて、光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を行うように構成している。
また、この光ディスク装置は、光ディスクの欠陥等に起因して、同期データの検出に失敗しても、上記同期保護回路により、その後の保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償するように構成している。
すなわち、この光ディスク装置では、同期データを検出できなかった場合に、即座にユーザーデータの記録又は再生を停止するのではなく、同期データの検出に連続して失敗しても、その連続失敗回数が同期保護回路に予め設定されている保護同期データの連続出力回数以内であれば、同期保護回路から出力する保護同期データを用いて光ディスクへのユーザーデータの記録又は光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を継続させるように構成している。
特に、この光ディスク装置は、光ディスクから読み出した同期データ以外のデータにエラーが存在するか否かを判定する判定回路を備えており、この光ディスクが備える同期保護回路は、同期データの検出に失敗し、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、判定回路により光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定された場合には、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するように構成している。
そのため、この光ディスク装置は、同期データを検出できなくても、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定した時点から、予め同期保護回路に設定されている保護同期データの連続出力回数分だけ保護同期データを連続して出力可能な状態とすることができるので、何らかの原因により、単に同期データを所定回数連続して検出できないだけで、同期データ以外の光ディスクから読み出したデータが再生可能な状態である場合に、即座にユーザーデータの記録又は再生を停止して、光ディスクにおいて同期データが検出可能な位置から再度データを読み出してユーザーデータの記録又は再生を行うリトライ処理を行うことがなく、これにより、データの記録再生能力が向上する。
また、上記のように構成したことにより、この光ディスク装置では、同期保護回路に予め設定する同期データを検出できなかったときの保護同期データの連続出力回数を比較的少なく設定して、ユーザーデータの記録再生システムにおけるレスポンスを向上させることができる。
すなわち、この光ディスク装置では、エラーの有無を考慮しない従来の同期保護回路のように、単に同期データが検出できないだけで同期データ以外の再生するデータが再生可能な状態である場合を考慮して、同期保護回路に予め設定する保護同期データの連続出力回数の上限値を比較的多く設定する必要がなく、その上限値を比較的少なく設定することができるので、比較的早くリトライ処理を実行することができ、ユーザーデータの記録再生システムにおけるレスポンスを向上させることができるのである。
また、この光ディスク装置は、光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するエラー訂正回路を有している。
そして、上記判定回路は、このエラー訂正回路がエラーの訂正に成功した場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定して、同期保護回路が、保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するように構成している。
そのため、この光ディスク装置では、DVD-RやDVD-RW、BD(Blue-ray Disk)等のように、光ディスクから読み出すデータにエラー訂正用データが含まれているデータを記録した光ディスクへのユーザーデータの記録や、記録したユーザーデータの再生する際、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在していても、そのエラーを訂正してデータが再生可能な状態となった場合には、保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償して、光ディスクへのユーザーデータの記録や、光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を継続させることができるので、データの記録再生能力がさらに向上する。
また、この光ディスク装置に、光ディスク上における物理位置を示すアドレスデータを光ディスクから順次検出すると共に、光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出したアドレスデータに含まれるエラーの有無を検査する検査回路を設け、この検査回路による検査の結果が、アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、上記エラー判定回路が光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定して、同期保護回路が保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するように構成することもできる。
このように、同期保護回路に検査回路を設けることにより、DVD-ROM等のように、再生するデータにエラー検査用データが含まれているデータを記録した光ディスクに記録されているユーザーデータの再生を行う際、何らかの原因により同期データが検出できなくても、この同期データに続いて読み出されるアドレスデータの検査を行い、その検査結果がアドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償して、データの再生を継続させることができるので、データの再生能力がさらに向上する。
また、この同期保護回路は、光ディスク上における物理位置を示すアドレスデータを光ディスクから順次検出すると共に、検出したアドレスデータの連続性を判定するアドレス判定回路を設け、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、アドレス判定回路によりアドレスデータが連続していると判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するように構成することができる。
このように同期保護回路を構成した光ディスク装置では、以下のような同期保護方法を実行される。
すなわち、光ディスクから同期データを読み出して検出するステップと、検出した同期データに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力するステップと、保護同期データに基づいて光ディスクへのデータの記録又は前記光ディスクに記録されているデータの再生を行うステップと、同期データの検出に失敗しても、その後の保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、保護同期データを出力している間、光ディスクへのデータの記録又は前記光ディスクに記録されているデータの再生を可能とする同期保護ステップとを有する同期保護方法において、再生するデータにエラーが存在するか否かを判定するステップと、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、エラーが存在しないと判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するステップとを有することを特徴とする同期保護方法。
また、光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するステップと、エラーの訂正に成功した場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定するステップとを有する同期保護方法。
また、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを順次検出するステップと、光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出したアドレスデータに含まれるエラーの有無を検査するステップと、検査の結果が、アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定するステップとを有する同期保護方法。
また、光ディスク上における位置を示すアドレスデータを順次検出するステップと、検出したアドレスデータの連続性を判定するステップと、保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、アドレスデータが連続していると判定された場合、その後の保護同期データの連続出力回数を所定回数分、新たに補償するステップとを有する同期保護方法。
以下、本発明に係る光ディスク装置及び同装置が備える同期保護回路による同期保護方法の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
なお、ここでは、第1実施形態として、DVD−Rに所定のフォーマットで記録されたデータを再生する光ディスク装置に対して本発明を適用した場合について説明し、第2実施形態としてDVD-ROMに所定のフォーマットで記録されたデータを再生する光ディスク装置に対して本発明を適用した場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、CD(Compact Disc)や、他のDVD(DVD-RW、DVD+R/RW)等、他の光ディスクに記録したデータを再生する光ディスク装置に適用することができる。
また、第1実施形態において、光ディスクに記録されているユーザーデータを再生する際に行う同期保護処理と、光ディスクにユーザーデータを記録する際に行う同期保護処理とは同様であるため、以下の説明では、光ディスクに記録されているユーザーデータを再生する際に行う同期保護処理について説明することとし、光ディスクにユーザーデータを記録する際に行う同期保護処理については、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光ディスク装置を示す機能ブロック図であり、図2は、Pre-pitブロック単位のデータを示す説明図であり、図3は、Pre-pitSYNC保護回路を示す機能ブロック図であり、図4は、Relativeアドレス保護回路を示す機能ブロック図であり、図5は、アドレス保護回路を示す機能ブロック図であり、図6及び図7は、第1実施形態に係る同期保護方法を示すタイミングチャートであり、図8は、Pre-pitSYNC保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートであり、図9は、Relativeアドレス保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートであり、図10は、アドレス保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態に係る光ディスク装置100は、光ピックアップ3と、RF(Radio Frequency)アンプ4と、2値化回路5と、SYNC検出回路6と、データ復調回路7と、エラー訂正回路8と、バッファメモリ9と、I/F(インターフェース)10と、同期保護回路1と、システムコントローラ14とを備えている。
また、同期保護回路1は、Pre-pitSYNC保護回路11と、Relativeアドレス保護回路12と、アドレス保護回路13とを備えている。
ここで、第1実施形態の光ディスク装置100により再生する光ディスク2の構造と光ディスク2に記録されているデータの構成について、簡単に説明する。光ディスク2には、そのデータ記録面に中心側から周縁側へ向けて予め螺旋状の案内溝が形成されており、この案内溝に沿って光ディスク2の内周側から外周側へ向けて順番にデータが記録(書き込み)されるように構成されている。
また、光ディスク2一周分の案内溝は、トラックと呼ばれており、このトラックは、所定のデータ長からなる複数のセクタにより構成されている。
各セクタには、その先頭部分に、セクタの先頭部分であることを示す同期データが記録されており、この同期データの直後には、そのセクタの光ディスク2上における位置情報(アドレスデータ)が記録されていて、そして、これらのデータの後に光ディスクの規格等に関するデータや、セクタ内のデータのエラーを訂正するために用いるエラー訂正用データ、ユーザーが視聴するユーザーデータ等の各種データが記録されている。
また、各セクタ内のエラー訂正用データには、エラー訂正の精度を向上させるために、ECC(Error Correction Code)が付加されている。
そして、この光ディスク装置100は、光ディスクから光ピックアップ3を介して順次セクタ単位でデータを読み出し、16個のセクタを読み出す毎にデータを復調して、Pre-pitブロックと呼ばれる一塊のデータを生成し、ユーザーデータを記録又は再生する際には、このPre-pitブロックの先頭部分を構成するECCブロックアドレスを参照することによって、ディスク上の物理位置を特定するように構成している。
この光ディスク装置100から読み出されたままの1Pre-pitブロック分のデータは、図2中上側に示すような構成になっている。
すなわち、この光ディスク装置100は、図2中上側に示すように、光ディスク2からセクタの先頭を示す同期データとなるSYNC、そのセクタの光ディスク2上における位置を示すアドレスデータとなるRelativeアドレス、エラー訂正用データや光ディスク2の規格等の情報により構成されたDataの順に1セクタ分のデータを読み出し、この1セクタ分のデータの読み出し処理を16回繰り返すことによって、1個のPre-pitブロックを生成するために必要な16セクタ分のデータを読み出す。そして、光ディスク装置100は、通常、ユーザーデータを再生している間この処理を継続して行う。
その後、光ディスク装置100は、光ディスク2から読み出した16セクタ分のデータに含まれるSYNC以外のデータを、後述のデータ復調回路7で復調することによって、図2中下側に示すように、ECCブロックアドレスと、パリティAと、フィールドIDと、Discインフォメーションと、パリティBというデータから構成される一つのPre-pitブロックに変換する。
ここで、ECCブロックアドレスは、ユーザーデータを記録又は再生する際に参照する光ディスク2上の位置情報を示すアドレスデータであり、パリティAは、ECCブロックアドレスの誤り訂正に使用するエラー訂正用データであり、フィールドIDと及びDiscインフォメーションは、ディスク情報等を示すデータであり、パリティBは、フィールドID及びDiscインフォメーションの誤り訂正に使用するエラー訂正用データである。
第1実施形態の光ディスク装置100が備える光ピックアップ3は、光ディスク2の記録面へ向けて所定のタイミングで比較的強いレーザ光を照射することにより、光ディスク2の記録面における有機色素や相変化材料を変化させてユーザーデータの書き込み(記録)を行い、光ディスク2の記録面に比較的弱いレーザ光を照射してその反射光を受光し、受光した反射光をアナログの電気信号に変換してRFアンプ4へ出力することにより、光ディスク2に記録されている各種データを読み出す装置である。
そして、この光ピックアップ3は、光ディスクからデータを読み出す際、システムコントローラ14の制御により、所定速度で回転している光ディスク2の中心側から周縁側へ移動しながら、光ディスク2に形成されている螺旋状の案内溝に沿ってレーザ光を照射して、光ディスク2に記録されているデータを、案内溝に記録されている順番どおりに読み出す。
RFアンプ4は、光ピックアップ3から入力されるアナログの電気信号を演算増幅して再生信号となるRF信号を生成し、2値化回路5へ出力する演算増幅器である。
2値化回路5は、RFアンプ4から入力されるRF信号を所定の閾値と比較して2値化したディジタル信号からなるデータに変換して、SYNC検出回路6へ出力するアナログ/ディジタル変換器である。
SYNC検出回路6は、2値化回路5から入力されたデータから同期データであるSYNCを検出してPre-pitSYNC保護回路11へ出力すると共に、SYNC検出回路6から入力されたデータのうちSYNC以外のデータをデータ復調回路7へ出力する回路である。
データ復調回路7は、後述のPre-pitSYNC保護回路11から入力される保護Pre-pitSYNCの入力タイミングに基づいて、SYNC検出回路6から入力されるRelativeアドレスとData(図2中上側参照。)とを順次復調して、エラー訂正回路8とRelativeアドレス保護回路12とへ出力するデコーダである。
すなわち、第1実施形態の光ディスク装置100では、このデータ復調回路7が保護Pre-pitSYNCに基づいて再生するデータを復調することによって、ユーザーデータの再生を行うようにしている。
エラー訂正回路8は、データ復調回路7から入力される光ディスク2から読み出されたデータにエラーが存在するか否かを判定する判定回路として機能すると共に、エラーが存在すると判定した場合に、データ復調回路7から入力される光ディスク2から読み出されたデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、そのエラーを訂正するエラー訂正回路としても機能する回路である。
そして、このエラー訂正回路8は、光ディスク2から読み出したデータにエラーが存在しないと判定した場合に、エラーの訂正が必要なかったことを示すエラー情報(エラー訂正OK)をPre-pitSYNC保護回路11と、Relativeアドレス保護回路12と、アドレス保護回路13とへ出力する。
また、このエラー訂正回路8は、光ディスクから読み出したデータにエラーが存在すると判定した場合に、Pre-pitブロック内のパリティA又はパリティBの情報を用いて、Pre-pitブロック単位でエラーの訂正処理(パリティチェック)を行う。
ここで行うパリティチェックとは、復調後のPre-pitブロックにおけるパリティAとパリティBとをそれぞれ構成する3バイトのリードソロモン(RS)符号を用いた公知のデータチェック方法であり、パリティAのRS符号によりECCブロックアドレスのエラー検出とエラー訂正とを行い、パリティBのRS符号によりフィールドIDと、Discインフォメーションのエラー検出とエラー訂正とを行う。なお、このパリティチェックでは、1バイトのエラーデータの訂正が可能であり、2バイトのエラーデータは全て検出することが可能である。
そして、エラー訂正回路8は、このパリティチェックの結果、エラーを訂正できたと判定した場合に、エラーの訂正に成功したことを示すエラー訂正情報(エラー訂正OK)をPre-pitSYNC保護回路11と、Relativeアドレス保護回路12と、アドレス保護回路13とへ出力すると共に、訂正後のデータを順次バッファメモリ9と、アドレス保護回路13とへ出力する。
一方、エラー訂正回路8は、パリティチェックの結果、エラーを訂正できなかったと判定した場合に、エラーの訂正に失敗したことを示すエラー訂正情報(エラー訂正NG)をPre-pitSYNC保護回路11と、Relativeアドレス保護回路12と、アドレス保護回路13とへ出力する。
そして、これらエラー訂正回路8から出力されたエラー訂正情報(エラー訂正OK又はエラー訂正NG)は、アドレス保護回路13を経由してシステムコントローラ14により読み出される。
バッファメモリ9は、エラー訂正回路8から入力されるフィールドIDやDiscインフォメーション、ECCブロックアドレス等のデータを順次格納して一次記憶すると共に、ユーザーデータが再生される際に、I/F10を介して図示しないホストPC(Personal Computer)から読み出された後に、その一時記憶したデータを順次削除するリングバッファである。
I/F10は、バッファメモリ9から入力されるデータを図示しないホストPC等へ出力する出力端子である。
Pre-pitSYNC保護回路11は、SYNC検出回路6から同期データであるSYNCが入力されたことを検出する度に、その検出タイミングに基づいて、次にSYNCが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データである保護Pre-pitSYNCをデータ復調回路7とRelativeアドレス保護回路12とへ出力すると共に、次に検出したSYNCの検出タイミングと保護Pre-pitSYNCの出力タイミングとが同期しているか否かを示す保護Pre-pitSYNC同期信号をRelativeアドレス保護回路12へ出力する回路である。
そして、このPre-pitSYNC保護回路11は、SYNC検出回路6がSYNCの検出に失敗しても、その後の保護Pre-pitSYNCの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、SYNCの検出に連続して失敗した回数が所定回数以内であれば、ユーザーデータの再生を継続させるように構成している。
このPre-pitSYNC保護回路11は、図3に示すように、保護Pre-pitSYNC生成回路42と、Pre-pitSYNC保護判定回路43と、Pre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44と、Pre-pitSYNC保護カウンタ45とを備えている。
保護Pre-pitSYNC生成回路42は、SYNC検出回路6からPre-pitSYNC保護判定回路43を介してSYNCが入力されると、その入力タイミングに基づいて、次にSYNCが入力されるタイミングを予測し、そのタイミングで保護Pre-pitSYNCを出力する。
すなわち、この保護Pre-pitSYNC生成回路42は、SYNC検出回路6が正常に所定の周期でSYNCを検出している間は、SYNCの検出タイミングに同期したタイミングで保護Pre-pitSYNCを所定周期で出力し続け、SYNC検出回路6がSYNCの検出に失敗した場合は、後述のPre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値が予め設定した最大カウント値に達するまでの所定回数に限り保護Pre-pitSYNCを出力する。
Pre-pitSYNC保護判定回路43は、SYNC検出回路6からのSYNCの入力タイミングと、そのSYNCに対応する保護Pre-pitSYNCの出力タイミングとが同期しているか否かを判定する回路であり、入力されたSYNCと出力する保護Pre-pitSYNCとが同期していると判定した場合に、保護Pre-pitSYNCが同期状態であることを示すPre-pitSYNC同期信号をRelativeアドレス保護回路12へ出力する。
一方、このPre-pitSYNC保護判定回路43は、SYNC検出回路6から入力されたSYNCと、Pre-pitSYNC生成回路42から出力する保護Pre-pitSYNCとが同期していないと判定した場合に、保護Pre-pitSYNCが非同期状態であることを示すPre-pitSYNC同期信号をRelativeアドレス保護回路12へ出力する。
Pre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44は、システムコントローラ14から入力される保護段数設定の値を格納するレジスタであり、この保護段数設定の値が次に説明するPre-pitSYNC保護カウンタ45の最大カウント値となる。
Pre-pitSYNC保護カウンタ45は、SYNC検出回路6がSYNCの検出に失敗したときの保護Pre-pitSYNCの連続出力回数をカウントするカウンタである。
特に、本実施形態では、このように構成したPre-pitSYNC保護回路11において、Pre-pitSYNC保護判定回路43が以下のようにPre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値をインクリメント又はリセットする(カウント値を0にする)ように構成している。
すなわち、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、SYNC検出回路6がSYNCの検出に失敗したことにより、保護Pre-pitSYNCが同期状態でないと判定し、且つ、エラー訂正回路8からエラー訂正NGを示すエラー訂正情報が入力された場合に、Pre-pitSYNC保護カウンタ45を1インクリメントする。
また、このPre-pitSYNC保護判定回路43は、SYNC検出回路6が再度SYNCの検出に成功したことにより、保護Pre-pitSYNCが同期状態であると判定した場合、又は、保護Pre-pitSYNCが同期状態でないと判定し、且つ、エラー訂正回路8からエラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力された場合に、Pre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値をリセットして0にする。
このように、第1実施形態では、Pre-pitSYNC保護回路11により保護Pre-pitSYNCの連続出力回数が補償されている期間に、エラー訂正回路8により、光ディスク2から読み出したデータ中にエラーが存在しないと判定された場合、Pre-pitSYNC保護判定回路43がPre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値をリセットすることにより、その後の保護Pre-pitSYNCの連続出力回数を、Pre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定された保護段数設定の値に基づく所定回数分、新たに補償するように構成している。
そして、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、新たに補償した保護Pre-pitSYNCの連続出力回数分、保護Pre-pitSYNC生成回路42に保護Pre-pitSYNCを出力させてユーザーデータの再生を継続させる。
また、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値がPre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定された保護段数設定の値にまで達すると、保護Pre-pitSYNC生成回路42に保護Pre-pitSYNCの出力を停止させ、その旨を示す信号をシステムコントローラ14へ出力することにより、システムコントローラにユーザーデータの再生をリトライさせる。
また、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタのカウント値が保護段数設定の値に達する前であっても、エラー訂正回路8からエラー訂正NGを示すエラー訂正情報が入力されると、保護Pre-pitSYNC生成回路42に保護Pre-pitSYNCの出力を停止させ、その旨を示す信号をシステムコントローラ14へ出力することにより、システムコントローラにユーザーデータの再生をリトライさせる。
さらに、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、後述のRelativeアドレス保護判定回路23(図4参照)によりRelativeアドレスが連続していないと判定された場合や、後述のアドレス保護判定回路33(図5参照)により、ECCブロックアドレスが連続していないと判定された場合にも、保護Pre-pitSYNC生成回路42に保護Pre-pitSYNCの出力を停止させ、その旨を示す信号をシステムコントローラ14へ出力することにより、システムコントローラにユーザーデータの再生をリトライさせる。
ただし、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、後述のRelativeアドレス保護判定回路23(図4参照)によりRelativeアドレスが連続していると判定された場合や、後述のアドレス保護判定回路33(図5参照)により、ECCブロックアドレスが連続していると判定された場合には、保護Pre-pitSYNC生成回路42に保護Pre-pitSYNCの出力を所定周期で継続させ、その旨を示す信号をシステムコントローラ14へ出力することにより、システムコントローラにユーザーデータの再生を継続させる。
このようにPre-pitSYNC保護回路11を構成したため、第1実施形態の光ディスク装置100は、光ディスク2から読み出したデータの中で、SYNC以外のデータにエラーが存在ない場合や、光ディスクから読み出したデータに存在するエラーが訂正可能な場合、SYNCが所定回数連続して検出できなくても保護Pre-pitSYNCを所定周期で出力することができるので、ユーザーデータの再生を継続させることができ、ユーザーデータの再生能力を向上させることができる。
Relativeアドレス保護回路12は、Pre-pitSYNC保護回路11から入力される保護Pre-pitSYNCに基づいて、データ復調回路7から入力される復調されたデータからRelativeアドレスを順次検出し、その検出したRelativeアドレスに基づいて、次に検出するであろうRelativeアドレスを予測して、保護Relativeアドレスを生成し、エラー訂正回路8へ出力する。
すなわち、このRelativeアドレス保護回路12は、前回検出したRelativeアドレス+1となるような保護Relativeアドレスを順次生成してエラー訂正回路8へ出力する。
そして、このRelativeアドレス保護回路12は、検出したRelativeアドレスと出力する保護Relativeアドレスとを順次比較することによって、検出したRelativeアドレスの連続性を判定するアドレス判定回路として機能する。
また、このRelativeアドレス保護回路12は、後述のRelativeアドレス保護判定回路23によりRelativeアドレスが連続していないと判定されても、その後の保護Relativeアドレスの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、Relativeアドレス保護判定回路23により、Relativeアドレスが不連続であると連続して判定された回数が所定回数以内であれば、ユーザーデータの再生を継続させるように構成している。
このRelativeアドレス保護回路12は、図4に示すように、Relativeアドレス検出回路21と、保護Relativeアドレス生成回路22と、Relativeアドレス保護判定回路23と、Relativeアドレス保護段数設定レジスタ24と、Relativeアドレス保護カウンタ25とを備えている。
Relativeアドレス検出回路21は、Pre-pitSYNC保護回路11からの保護Pre-pitSYNCの入力タイミングに基づいて、データ復調回路7から入力される復調後のデータの中から、光ディスク2から読み出したセクタ単位のデータの光ディスク2上における位置を示すアドレスデータであるRelativeアドレスを順次検出してRelativeアドレス保護判定回路23へ出力する。
保護Relativeアドレス生成回路22は、Relativeアドレス検出回路21からRelativeアドレス保護判定回路23を介して順次入力されるRelativeアドレスに基づいて、次に入力されるRelativeアドレスを予測して保護Relativeアドレスを生成してエラー訂正回路8へ出力する。
すなわち、この保護Relativeアドレス生成回路22は、Relativeアドレス検出回路21からRelativeアドレス保護判定回路23を介してRelativeアドレスが入力される度に、そのRelativeアドレスに1を加算した保護Relativeアドレスを生成してエラー訂正回路8へ順次出力する。
そして、この保護Relativeアドレス生成回路22は、Relativeアドレス保護判定回路23により、Relativeアドレスが連続していると判定されている間は、保護Relativeアドレスを所定周期で出力し続け、Relativeアドレス保護判定回路23により、Relativeアドレスが不連続であると判定された場合は、後述のRelativeアドレス保護カウンタ25のカウント値が予め設定した最大カウント値に達するまでの所定回数に限り保護Relativeアドレスを出力する。
Relativeアドレス保護判定回路23は、Pre-pitSYNC保護回路11から入力されるPre-pitSYNC同期信号と、Relativeアドレス検出回路21から入力されるRelativeアドレスと、保護Relativeアドレス生成回路22が生成した保護Relativeアドレスと、エラー訂正回路8から入力されるエラー訂正情報と、後述のアドレス保護回路13(図5参照)から入力されるアドレス同期信号とに基づいて、Relativeアドレス検出回路21により順次検出したRelativeアドレスが連続しているか否かを判定し、その判定結果を示すRelativeアドレス同期信号をアドレス保護回路13と、システムコントローラ14とへ出力する。
具体的に説明すると、このRelativeアドレス保護判定回路23は、保護Pre-pitSYNCが同期状態であることを示すPre-pitSYNC同期信号がPre-pitSYNC保護回路11から入力されている場合、すなわち、SYNC検出回路6が正常に所定周期でSYNCを検出している場合に、今回Relativeアドレス検出回路21から入力されたRelativeアドレスと、前回Relativeアドレス検出回路21から入力されたRelativeアドレスを用いて保護Relativeアドレス生成回路22が生成した保護Relativeアドレスとを比較して一致していた場合に、Relativeアドレス検出回路21により検出したRelativeアドレスが連続していると判定する一方、一致していなかった場合に、不連続であると判定し、その結果を示すRelativeアドレス同期信号をアドレス保護回路13と、システムコントローラ14とへ出力する。
ただし、このRelativeアドレス保護判定回路23は、保護Pre-pitSYNCが同期状態であることを示すPre-pitSYNC同期信号がPre-pitSYNC保護回路11から入力されている場合に、今回Relativeアドレス検出回路21から入力されたRelativeアドレスと、前回Relativeアドレス検出回路21から入力されたRelativeアドレスを用いて保護Relativeアドレス生成回路22が生成した保護Relativeアドレスとを比較して一致していなくても、エラー訂正回路8から、エラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力され、且つ、後述のアドレス保護回路13から、ECCブロックアドレスが連続していることを示すアドレス同期信号が入力された場合には、Relativeアドレス検出回路21により検出したRelativeアドレスが連続していると判定し、その結果を示すRelativeアドレス同期信号をアドレス保護回路13と、システムコントローラ14とへ出力する。
Relativeアドレス保護段数設定レジスタ24は、システムコントローラ14から入力される保護段数設定の値を格納するレジスタであり、この保護段数設定の値が次に説明するRelativeアドレス保護カウンタ25の最大カウント値となる。
Relativeアドレス保護カウンタ25は、Relativeアドレス保護判定回路23によりRelativeアドレスが不連続であると判定されたときの保護Relativeアドレスの連続出力回数をカウントするカウンタである。
第1実施形態では、このように構成したRelativeアドレス保護回路12において、Relativeアドレス保護判定回路23が以下のようにRelativeアドレス保護カウンタ25のカウント値をインクリメント又はリセットする(カウント値を0にする)ように構成している。
すなわち、Relativeアドレス保護判定回路23は、保護Pre-pitSYNCが入力されているときに、Relativeアドレスが不連続であると判定し、且つ、エラー訂正回路8からエラー訂正NGを示すエラー訂正情報が入力された場合に、Relativeアドレス保護カウンタ25を1インクリメントする。
また、このRelativeアドレス保護判定回路23は、保護Pre-pitSYNCが入力されているときに、Relativeアドレスが連続していると判定した場合、又は、Relativeアドレスが不連続であると判定しても、エラー訂正回路8からエラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力された場合には、Relativeアドレス保護カウンタ25のカウント値をリセットして0にする。
そして、第1実施形態では、Pre-pitSYNC保護回路11によって、保護Pre-pitSYNCの連続出力回数が補償されている期間に、Relativeアドレス保護回路12のRelativeアドレス保護判定回路23によりRelativeアドレスが連続していると判定された場合、その判定結果を示すRelativeアドレス同期信号をRelativeアドレス保護回路12からシステムコントローラ14を介してPre-pitSYNC保護回路11へ出力することにより、Pre-pitSYNC保護回路11に、その後の保護Pre-pitSYNCの連続出力回数をPre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定された保護段数設定の値に基づく所定回数分、新たに補償するように構成している。
アドレス保護回路13は、エラー訂正回路8から入力されるエラー訂正後のデータから、ECCブロックアドレスを順次検出し、その検出したECCブロックアドレスに基づいて、次に検出するECCブロックアドレスを予測して、保護アドレスを生成し、システムコントローラ14へ出力する。
すなわち、このアドレス保護回路13は、前回検出したECCブロックアドレス+1となるような保護アドレスを順次生成してシステムコントローラ14へ出力する。
また、このアドレス保護回路13に、ECCブロックアドレスが反転した状態で格納されている場合、アドレス保護回路13は、前回検出したECCブロックアドレス−1となるような保護アドレスを順次生成してシステムコントローラ14へ出力する。
そして、このアドレス保護回路13は、検出したECCブロックアドレスと出力する保護アドレスとを順次比較することによって、検出したECCブロックアドレスの連続性を判定するアドレス判定回路として機能する。
また、このアドレス保護回路13は、後述のアドレス保護判定回路33によりECCブロックアドレスが連続していないと判定されても、その後の保護アドレスの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、アドレス保護判定回路33により、ECCブロックアドレスが不連続であると連続して判定された回数が所定回数以内であれば、ユーザーデータの再生を継続させるように構成している。
このアドレス保護回路13は、図5に示すように、アドレス検出回路31と、保護アドレス生成回路32と、アドレス保護判定回路33と、アドレス保護段数設定レジスタ34と、アドレス保護カウンタ35とを備えている。
アドレス検出回路21は、エラー訂正回路8から入力されるエラー訂正後のデータの中からECCブロックアドレスを検出してアドレス保護判定回路33へ出力する。
保護アドレス生成回路32は、アドレス検出回路31からアドレス保護判定回路33を介して順次入力されるECCブロックアドレスに基づいて、次に入力されるECCブロックアドレスを予測して保護アドレスを生成してシステムコントローラ14へ出力する。
すなわち、この保護アドレス生成回路32は、アドレス検出回路31からアドレス保護判定回路33を介してECCブロックアドレスが入力される度に、そのECCブロックアドレスに1を加算した保護アドレスを生成してシステムコントローラ14へ順次出力する。
そして、この保護アドレス生成回路32は、アドレス保護判定回路33により、ECCブロックアドレスが連続していると判定されている間は、保護アドレスを所定周期で出力し続け、アドレス保護判定回路33により、ECCブロックアドレスが不連続であると判定された場合は、後述のアドレス保護カウンタ35のカウント値が予め設定した最大カウント値に達するまでの所定回数に限り保護アドレスを出力する。
アドレス保護判定回路33は、アドレス検出回路31から入力されるECCブロックアドレスと、保護アドレス生成回路32が生成した保護アドレスと、Relativeアドレス保護回路12から入力されるRelativeアドレス同期信号と、エラー訂正回路8から入力されるエラー訂正情報とに基づいて、アドレス検出回路31により検出したECCブロックアドレスが連続しているか否かを判定し、その判定結果を示すアドレス同期信号をRelativeアドレス保護回路12と、システムコントローラ14とへ出力する。
具体的に説明すると、このアドレス保護判定回路33は、エラー訂正回路8から、エラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力された状態において、今回アドレス検出回路31から入力されたECCブロックアドレスと、前回アドレス検出回路31から入力されたECCブロックアドレスを用いて保護アドレス生成回路32が生成した保護アドレスとを比較して一致していた場合に、アドレス検出回路31により検出したECCブロックアドレスが連続していると判定する一方、一致していなかった場合に、不連続であると判定し、その結果を示すアドレス同期信号をRelativeアドレス保護回路12と、システムコントローラ14とへ出力する。
ただし、このアドレス保護判定回路33は、エラー訂正回路8から、エラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力されても、今回アドレス検出回路31から入力されたECCブロックアドレスと、前回アドレス検出回路31から入力されたECCブロックアドレスを用いて保護アドレス生成回路32が生成した保護アドレスとを比較して一致していなかった場合には、アドレス検出回路31により検出したECCブロックアドレスが不連続であると判定し、その結果を示すアドレス同期信号をRelativeアドレス保護回路12と、システムコントローラ14とへ出力する。
アドレス保護段数設定レジスタ34は、システムコントローラ14から入力される保護段数設定の値を格納するレジスタであり、この保護段数設定の値が次に説明するアドレス保護カウンタ35の最大カウント値となる。
アドレス保護カウンタ35は、アドレス保護判定回路33によりECCブロックアドレスが不連続であると判定されたときの保護アドレスの連続出力回数をカウントするカウンタである。
本実施形態では、このように構成したアドレス保護回路13において、アドレス保護判定回路33が以下のようにアドレス保護カウンタ35のカウント値をインクリメント又はリセットする(カウント値を0にする)ように構成している。
すなわち、アドレス保護判定回路33は、エラー訂正回路8によるエラー訂正の計算処理が終了したときに、ECCブロックアドレスが不連続であると判定し、且つ、エラー訂正回路8からエラー訂正NGを示すエラー訂正情報が入力された場合に、アドレス保護カウンタ35を1インクリメントする。
また、このアドレス保護判定回路33は、エラー訂正回路8によるエラー訂正の計算処理が終了したときに、ECCブロックアドレスが連続していると判定した場合、又は、ECCブロックアドレスが不連続であると判定しても、エラー訂正回路8からエラー訂正OKを示すエラー訂正情報が入力された場合には、アドレス保護カウンタ35のカウント値をリセットして0にする。
そして、第1実施形態では、Pre-pitSYNC保護回路11によって、保護Pre-pitSYNCの連続出力回数が補償されている期間に、アドレス保護回路13のアドレス保護判定回路33によりECCブロックアドレスが連続していると判定された場合、その判定結果を示すアドレス同期信号をアドレス保護回路13からシステムコントローラ14を介してPre-pitSYNC保護回路11へ出力することにより、Pre-pitSYNC保護回路11に、その後の保護Pre-pitSYNCの連続出力回数をPre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定された保護段数設定の値に基づく所定回数分、新たに補償するように構成している。
このように、第1実施形態の光ディスク装置100では、Pre-pitSYNCの検出に失敗しても、RelativeアドレスやECCブロックアドレスが連続して正常に検出された場合、又は、エラー訂正情報がエラー訂正OKを示すものであった場合に、全ての保護カウンタ(Pre-pitSYNC保護カウンタ、Relativeアドレス保護カウンタ25、アドレス保護カウンタ35)をクリアするように構成している。
そのため、この光ディスク装置100が有する同期保護回路1では、光ディスク2から読み出したデータの信頼性が高い場合に、各保護カウンタがクリアされるので、各カウンタのカウント値が最大値になるまでの時間を可及的に長くすることができ、同期データの検出に失敗しても、頻繁にリトライ処理が実行されることがなくなり、これによりユーザーデータの再生能力が向上する。
しかも、Pre-pitSYNC保護カウンタ45の最大カウント値を比較的少なく設定することにより、光ディスク2から読み出したデータの信頼性が高ければ再生を継続し、信頼性が低ければすぐにリトライ処理を実行することができるので、ユーザーデータを再生するシステムにおけるレスポンスを向上させることができる。
システムコントローラ14は、汎用のマイクロコンピュータにより構成しており、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備えている。
このシステムコントローラ14は、ROM内に、光ディスク2に記録されているユーザーデータを再生するための再生プログラム、光ディスク2へユーザーデータを記録するための記録プログラム、同期保護回路1に行わせる同期保護処理プログラム等、光ディスク再生装置100を構成する各回路を動作させるための各種動作プログラムを格納しており、CPUがRAMを作業領域として使用して、ROM内に格納しているこれら各種動作プログラムを実行することによって、光ディスク装置100全体の動作を統括制御する。
このように構成した光ディスク装置100が備える同期保護回路1は、図6又は図7に示すタイミングチャートに従って、同期保護処理を実行する。
図6及び図7は、SYNC検出回路6が一つ目のSYNCの検出に成功した後、2回連続してSYNCの検出に失敗し、その後、一つのSYNCの検出に成功した後、6回連続してSYNCの検出に失敗した場合に実行される同期保護処理の一例を示している。なお、ここでは、Relativeアドレスが正常に連続して検出されているものとし、Pre-pitSYNC保護カウンタの最大カウント値を10と設定しているものとする。
図6に示すように、第1実施形態の同期保護回路1では、SYNC検出回路6が一つ目のPre-pitSYNCの検出に成功した時点で、内部アドレスがn、検出したRelativeアドレスが14となっている。このとき、SYNCは正常に検出されているため、光ディスク2から正常にデータが読み出せていることとなり、当然エラー訂正情報もエラー訂正OKとなるので、Pre-pitSYNC保護カウンタ45がリセットされて0になる。
次に、SYNC検出回路6がRelativeアドレス15に対応するSYNCの検出に失敗したため、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタ45の値を1インクリメントして1とする。
続いて、SYNC検出回路6がRelativeアドレス0に対応するPre-pitSYNCの検出に失敗したため、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタ45の値を更に1インクリメントして2とする。ここで、Relativeアドレスが0であるため、Pre-pitブロックの読み出しが開始される。
その後、同期保護回路1では、SYNC検出回路6が5回連続してSYNCの検出に失敗したため、Pre-pitSYNC保護判定回路43によりPre-pitSYNC保護カウンタの値が順次インクリメントされて5となる。
この間、同期保護回路1では、SYNC検出回路6が5回連続してSYNCの検出に失敗しているが、その連続検出失敗回数がPre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定されている値(10回)以下であるため、Pre-pitSYNC保護回路11から保護Pre-pitSYNCが所定周期で継続して出力され、データの読み出し及び再生が継続される。そして、ここまでに、Pre-pitブロックにおけるECCアドレスとパリティAのデータの読み出しが終了する。
ここまでは、従来の光ディスク装置が備える同期保護回路による同期保護処理と同様の処理であるが、これ以降の同期保護処理において、第1実施形態の光ディスク再生装置100では、パリティチェックの結果を各保護カウンタ(Pre-pitSYNC保護カウンタ45、Relativeアドレス保護カウンタ25、アドレス保護カウンタ35)のカウント値のリセット(0とする。)条件に加えることにより、ユーザーデータの記録再生能力の向上と、ユーザーデータの記録再生システムのレスポンス向上とを図るようにしている。
すなわち、この光ディスク再生装置100が備える同期保護回路1では、光ディスク2にユーザーデータを記録する際、又は、光ディスク2に記録されているユーザーデータを再生する際に、パリティ(ここでは、パリティA)の読み出しが終了した時点で、パリティチェックの結果を参照し、パリティチェックの結果であるエラー訂正情報がエラー訂正OKであれば、光ディスク2から読み出したデータの信頼性が高いと判定して、Pre-pitSYNC保護カウンタ45のカウント値をリセットすると共に、他の保護カウンタ(Relativeアドレス保護カウンタ25、アドレス保護カウンタ35)のカウント値もリセットする。
こうすることにより、第1実施形態の同期保護回路1では、光ディスク2から読み出したデータの信頼性が高いと判定した後の保護Pre-pitSYNCの連続出力回数を、Pre-pitSYNC保護段数設定レジスタ44に設定している値(10回)分、新たに補償して、SYNCの検出に失敗してから、光ディスク2へのユーザーデータの記録中、又は、光ディスク2に記録されているユーザーデータの再生中において、リトライ処理を開始するまでの時間を長くすることによって、ユーザーデータの記録再生能力を向上させている。また、このときのパリティチェックの結果がエラー訂正NGであれば、リトライ処理を実行することとなるので、システムのレスポンスも向上する。
このとき従来の各同期保護回路11、12、13では、各カウンタ45、25、35のカウント値のクリア条件としてパリティチェックの結果を考慮しないため、カウント値が1インクリメントされて6となり、リトライ処理までのカウントダウンがカウント値一つ分進むこととなる。すなわち、ユーザーデータの連続記録又は再生時間がカウント値一つ分短くなり、その後、5回連続してSYNCの検出に失敗した場合には、リトライ処理が実行されることとなり、ユーザーデータの記録再生能力が低下するおそれがあるが、第1実施形態の同期保護回路1では、その後、11回連続してSYNCの検出に失敗するまではリトライ処理を行うことがないので、その分、ユーザーデータの記録再生能力が向上するのである。
ただし、従来の同期保護回路でも、保護カウンタの最大カウント値を多く(たとえば、20となるように)設定すれば、ユーザーデータの記録再生能力を向上させることはできる。しかし、そのように設定した場合、仮にRelativeアドレスが6となった時点で、ユーザーデータが記録又は再生が不可能な状態だったとしても、その後、15回連続してSYNCの検出に失敗するまではリトライ処理を実行しないため、ユーザーデータの記録再生システムのレスポンスが低下するおそれがある。これに対して、第1実施形態の同期保護回路1では、光ディスク2から読み出したデータの信頼性が低いと判定した時点でリトライ処理が実行されるので、ユーザーデータ記録再生システムのレスポンスが向上するのである。
また、第1実施形態の同期保護回路1が実行する同期保護処理の変形例として、図7に示すようにPre-pitSYNC保護カウンタ45を制御しても、同様の効果を奏する。
図7では、パリティチェックを行う前までに関して、図6と同様の処理を行っており、パリティチェック及び、その後のPre-pitSYNC保護カウンタ45の制御だけが図6と異なる。
すなわち、図7に示す変形例では、エラー検出及びエラー訂正の精度を向上させるために、パリティに格納するRS符号のデータ量を増大させ、その分、図6に示す場合よりも長い時間パリティチェックを行うようにしている。
このように、パリティチェックの時間を長くした場合には、パリティチェックの開始から終了までの間に、複数個のSYNC又はRelativeアドレスが検出されるおそれがある。
そのため、パリティチェックの開始から終了までの間に、複数個のSYNC又はRelativeアドレスを検出した場合には、その分を考慮して、Pre-pitSYNC保護カウンタ45を含む全ての保護カウンタの値をクリアした後、その値を検出したSYNC又はRelativeアドレスの個数分インクリメントするようにしている。
このように、各保護カウンタ45,25,35を制御することにより、システムのレスポンスが低下することを防止することができる。
ここで、上記同期保護処理を行う際に、Pre-pitSYNC保護判定回路43と、Relativeアドレス保護判定回路23、アドレス保護判定回路33とがそれぞれ実行する処理について、図8〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。
Pre-pitSYNC保護判定回路43は、同期保護処理において、図8に示すように、まず、SYNC検出回路6から入力されるSYNCを検出したか否かの判定を行い(ステップS1)、SYNCを検出していないと判定した場合、SYNCを検出するまでこのステップS1の処理を繰り返し行い、SYNCを検出したと判定した場合に、処理をステップS2へ移す。
次に、ステップS2において、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、保護Pre-pitSYNC生成回路42から出力される保護Pre-pitSYNCが同期状態であるか否かの判定を行い、同期状態であると判定した場合に処理をステップS5へ移し、同期状態でないと判定した場合に処理をステップS3へ移す。
ステップS3において、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、エラー訂正回路8から入力されるエラー訂正情報がエラー訂正OKを示しているか否かの判定を行い、エラー訂正OKを示していると判定した場合に処理をステップS5へ移し、エラー訂正NGを示していると判定した場合に処理をステップS4へ移す。
ステップS4において、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタ45を1インクリメントする処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS1から処理を開始する。
また、ステップS5において、Pre-pitSYNC保護判定回路43は、Pre-pitSYNC保護カウンタ45をリセットする(0にする)処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS1から処理を開始する。
また、Relativeアドレス保護判定回路23は、図9に示すように、まず、保護Pre-pitSYNCが発生しているか否かの判定を行う(ステップS11)。
ここで、Relativeアドレス保護判定回路23は、Pre-pitSYNC保護回路11から同期状態の保護Pre-pitSYNCが入力されたことを検出することにより、保護Pre-pitSYNCが発生していると判定して、処理をステップS12へ移し、Pre-pitSYNC保護回路11から同期状態の保護Pre-pitSYNCが入力されない場合には、このステップS11の処理を繰り返し行う。
ステップS12において、Relativeアドレス保護判定回路23は、Relativeアドレス検出回路21により検出したRelativeアドレスと、保護Relativeアドレス生成回路22により生成した保護Relativeアドレスとを比較して一致していたと判定した場合に処理をステップS15へ移し、一致していないと判定した場合に処理をステップS13へ移す。
ステップS13において、Relativeアドレス保護判定回路23は、エラー訂正回路8から入力されたエラー訂正情報がエラー訂正OKを示しているか否かの判定を行い、エラー訂正OKを示していると判定した場合に処理をステップS15へ移し、エラー訂正NGを示すと判定した場合に処理をステップS14へ移す。
ステップS14において、Relativeアドレス保護判定回路23は、Relativeアドレス保護カウンタ25を1インクリメントする処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS11から処理を開始する。
ステップS15において、Relativeアドレス保護判定回路23は、Relativeアドレス保護カウンタ25をリセットする(0にする)処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS11から処理を開始する。
また、アドレス保護判定回路33は、図10に示すように、まず、エラー訂正の計算が終了したか否かの判定を行う(ステップS21)。
ここで、アドレス保護判定回路33は、エラー訂正回路8からエラー訂正情報(エラー訂正OK又はエラー訂正NG)が入力されたか否かによって、エラー訂正の計算が終了したか否かを判定するようにしており、エラー訂正の計算が終了したと判定した場合に処理をステップS22へ移し、終了していないと判定した場合に、このステップS21の処理を繰り返し行う。
ステップS22において、アドレス保護判定回路33は、アドレス検出回路31により検出したECCブロックアドレス(図10中の検出アドレス)と、保護アドレス生成回路32により生成した保護アドレスとを比較して一致していたと判定した場合に処理をステップS24へ移し、一致していないと判定した場合に処理をステップS25へ移す。
ステップS24において、アドレス保護判定回路33は、アドレス保護カウンタ35をリセットする(0にする。)処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS21から処理を開始する。
ステップS25において、アドレス保護判定回路33は、アドレス保護カウンタ35を1インクリメントする処理を行って、この同期保護処理を終了し、再度ステップS21から処理を開始する。
(第2実施形態)
次に、DVD-ROMに記録したユーザーデータを再生する光ディスク装置に対して本発明を適用した場合について説明する。ここで、図11は、第2実施形態に係る光ディスク装置を示す機能ブロック図であり、図12は、DVD−ROMにおけるECCブロックを示す説明図である。
第2実施形態の光ディスク装置100aは、図11に示すように、光ピックアップ1aと、RFアンプ4aと、2値化回路5aと、SYNC検出回路6aと、データ復調回路7aと、エラー訂正回路8aと、バッファメモリ9aと、I/F10aと、同期保護回路1aとを備えている。
特に、第2実施形態の同期保護回路1aは、その基本的な構成に関して、図1に示した第1実施形態の同期保護回路1と同様の構成であるが、DVD-R(光ディスク2)のウォブルデータとDVD-ROM(光ディスク2a)のRFデータとでは、再生するデータのフォーマットが異なるため、この同期保護回路1aは、第1実施形態におけるPre-pitSYNC保護回路11に代えてフレームSYNC保護回路11aを備え、Relativeアドレス保護回路12に代えてセクタシンク保護回路12aを備え、アドレス保護回路13に代えてセクタID保護回路13aを備えている。
なお、以下の説明において、同期保護回路1aとエラー訂正回路8aとを除く光ディスク装置100aの構成要件に関しては、図1に示した光ディスク再生装置100と同様であるため、その説明を省略する。
この光ディスク装置100aが備える同期保護回路1aは、図11に示すように、フレームSYNC保護回路11aと、セクタシンク保護回路12aと、セクタID保護回路13aと、システムコントローラ14aとを備えている。
ここで、図12を参照して、光ディスク2a(DVD-ROM)に記録されているデータの構成について、簡単に説明する。
DVD-ROMにおいても、DVD-Rと同様に、同期データと、同期データ以外のデータとが光ディスク2aの内周側から外周側へ向けて螺旋状に順次交互に記録(書き込み)されている。
また、DVD-ROMでは、一つの同期データであるSYと、その同期データに対応する復調前のデータFN(Frame Number)とからなるデータがフレームと呼ばれており、図12左上段に示すように、このフレーム単位のデータが26個集ったデータ群がセクタと呼ばれている。
そして、DVD-ROMでは、光ディスク2a上に、その内周側から外周側へ向けて螺旋状に複数のセクタ単位のデータが記録されているのである。
各フレームには、図12の左側中段に示すように、データの先頭側から順に同期データ(ここでは、SY0)と、光ディスク2a上におけるデータの位置情報(アドレスデータ)を示すIDと、このIDの検査に用いるIED(ID Error Detection Code)と、そのフレームのフレーム番号を示すデータ(ここでは、FN0)とが配置されている。
ここで、IEDを用いたIDの検査とは、IDに付加された2バイトのRS符号による公知のデータチェックであり、2バイト以下の誤りは全て検出可能であり、3バイトの以上の誤りを見逃す確率は約3万回に1回という高精度のデータチェック方法である。なお、第2実施形態では、エラー訂正回路8aがエラー検査回路として機能して、IEDを用いたIDの検査により行うようにしている。
各フレームの先頭にあるSY0〜SY7(以下、これらを総称して「SYNC」ともいう。)で示されるデータのSYNCの出現タイミングがDVD-RにおけるSYNCの出現タイミングに相当し、SYNC(SY0〜SY7)の並びから得られるフレーム番号(セクタシンク)が、DVD−RにおけるRelativeアドレスに相当し、FN0〜FN25内のデータがDVD−Rにおける復調前のData(図2参照。)に相当し、各セクタの先頭に配置されるID(セクタID)のうち、SY0の直後に配置されているセクタIDがDVD−RにおけるECCブロックアドレスに相当する。
これら各フレームを構成する各データは、光ディスク装置100aの同期保護回路1aにより順次読み出された後、SYNCを除く部分のデータがデータ復調回路7aによってセクタ毎に復調されて、図12左下段に示すようにデータ群と、パリティとに変換される。
こうして復調されたセクタ単位のデータは、同期保護回路1aにより、図12の中央に示すように16セクタ(セクタ0〜セクタ15)分並べて一つのECCブロック単位のデータに変換され、その後、図12の右側に示すように、各セクタにおけるデータ群同士とパリティ同士が一つに結合されてECCブロックに変換される。そして、第2実施形態の同期保護回路1aは、以下のように動作して同期保護処理を行う。
この同期保護回路1aでは、光ディスク2aに記録されているユーザーデータの再生が開始されると、フレームSYNC保護回路11aがSYNC検出回路6aから入力される同期データ(SYNC)の検出タイミングに基づいて、次に入力される同期データの出現位置を予測して保護同期データを生成し、生成した保護同期データをセクタシンク保護回路12aへ所定周期で出力する。
第2実施形態の光ディスク装置100aでは、この保護同期データに基づいてユーザーデータの再生を行う。
フレームSYNC保護回路11aは、光ディスク2a上の傷や汚れ等のために、SYNC検出回路6aが同期データであるSYNCの検出に失敗した場合に、SYNCの検出に連続して失敗した回数をカウントするカウンタを備えており、SYNC検出回路6aがSYNCの検出に失敗しても、その後の保護同期データの連続出力回数を、このカウンタに予め設定された最大カウント値を上限として所定回数まで補償するように構成している。
また、セクタシンク保護回路12aは、フレームSYNC保護回路11aからの保護同期データの入力タイミングに基づいて、SYNC検出回路6aから各フレームのアドレスデータであるフレーム番号を検出し、検出したフレーム番号に基づいて、次に検出されるフレーム番号を予測して生成した保護アドレスデータをセクタID保護回路13aへ出力すると共に、検出したフレーム番号と、生成した保護アドレスデータとに基づいて、検出したフレーム番号が連続しているか否かを判定し、その判定結果をシステムコントローラ14aを介してフレームSYNC保護回路11aへ出力するように構成している。
また、セクタID保護回路13aは、データ復調回路7aから入力される復調後のデータからECCブロックの先頭を示すセクタIDを検出し、検出したセクタIDに基づいて、次に検出されるECCブロックにおける先頭のセクタIDを予測して生成した保護セクタIDをエラー訂正回路8aへ出力する。
この保護セクタIDは、エラー訂正回路8aを介してバッファメモリ9aに格納され、ホストPC(図示略)がユーザーデータをセクタ単位で再生する際、セクタ番号を判別するためにシステムコントローラ14aから読み出される。
また、セクタID保護回路13aは、検出したセクタIDと、生成した保護セクタIDと、エラー訂正回路8aによるセクタIDのIEDを用いた検査結果とに基づいて、保護セクタIDにエラーがなく、且つ、今回出力する保護セクタIDが前回出力したセクタID+1となっているか(保護セクタIDが正常に連続しているか)否かを判定し、その判定結果をシステムコントローラを介してフレームSYNC保護回路11aへ出力するように構成している。
上記のように、この同期保護回路1aが備えるフレームSYNC保護回路11aは、光ディスク2a上の傷や汚れ等のために、同期データであるSYNCが所定周期で検出できない場合に、その後の保護同期データの連続出力回数を、予め設定した所定回数まで補償し、さらに、この保護同期データの連続出力回数を補償している期間に、セクタシンク保護回路12aからフレーム番号が連続していること示す信号が入力され、且つ、セクタID保護回路13aから保護セクタIDにエラーがなく、今回出力する保護セクタIDが前回出力したセクタID+1となっている(保護セクタIDが正常に連続している)ことを示す信号が入力された場合には、光ディスク2aから読み出したデータにエラーが存在しないと判定して、上記カウンタをリセットすることにより、その後の保護同期データの連続出力回数を、上記予め設定した所定回数分、新たに補償するように構成している。
そのため、第2実施形態の光ディスク装置100aでは、SYNC検出回路6aが同期データの検出に連続して失敗しても、その間に、同期保護回路1aにより光ディスク2aから読み出したデータの信頼性が高いと判定されれば、その都度、フレームSYNC保護回路11aが備えるカウンタのカウント値がリセットされるので、同期データの検出に所定回数連続して失敗しただけで、光ディスク2aから読み出したデータの信頼性が高いにもかかわらず、リトライ処理を実行することがなくなり、ユーザーデータの再生能力が向上する。
第1実施形態に係る光ディスク装置を示す機能ブロック図である。 DVD−RにおけるPre-pitブロック単位のデータを示す説明図である。 Pre-pitSYNC保護回路を示す機能ブロック図である。 Relativeアドレス保護回路を示す機能ブロック図である。 アドレス保護回路を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る同期保護方法を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係る同期保護方法を示すタイミングチャートである。 Pre-pitSYNC保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートである。 Relativeアドレス保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートである。 アドレス保護判定回路が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る光ディスク装置を示す機能ブロック図である。 DVD−ROMにおけるECCブロックを示す説明図である。 従来の同期保護方法を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100、100a 光ディスク装置
1、1a 同期保護回路
2、2a ディスク
3、3a 光ピックアップ
4、4a RFアンプ
5、5a 2値化回路
6、6a SYNC検出回路
7、7a データ復調回路
8、8a エラー訂正回路
9、9a バッファメモリ
10、10a I/F
11 Pre-pitSYNC保護回路
12 Relativeアドレス保護回路
13 アドレス保護回路
14、14a システムコントローラ
21 Relativeアドレス検出回路
22 保護Relativeアドレス生成回路
23 Relativeアドレス保護判定回路
24 設定レジスタ
25 Relativeアドレス保護カウンタ
31 アドレス検出回路
32 保護アドレス生成回路
33 アドレス保護判定回路
34 設定レジスタ
35 アドレス保護カウンタ
42 Pre-pitSYNC生成回路
43 Pre-pitSYNC保護判定回路
44 設定レジスタ
45 Pre-pitSYNC保護カウンタ
11a フレームSYNC保護回路
12a セクタシンク保護回路
13a セクタID保護回路

Claims (8)

  1. 光ディスクから読み出した同期データの検出タイミングに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力する同期保護回路を備え、前記保護同期データに基づいて前記光ディスクへのデータの記録又は前記光ディスクにされているデータの再生を行うと共に、前記同期データの検出に失敗しても、前記同期保護回路により、その後の前記保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償する光ディスク装置において、
    前記光ディスクから読み出したデータにエラーが存在するか否かを判定する判定回路を備え、
    前記同期保護回路は、
    前記保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、前記判定回路により前記エラーが存在しないと判定された場合、その後の前記保護同期データの連続出力回数を前記所定回数分、新たに補償することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、前記光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するエラー訂正回路を有し、
    前記同期保護回路は、
    前記エラー訂正回路が前記エラーの訂正に成功した場合に、前記光ディスクから読み出したデータに前記エラーが存在しないと判定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスク上における位置を示すアドレスデータを前記光ディスクから順次検出すると共に、前記光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出した前記アドレスデータに含まれるエラーの有無を検査する検査回路を有し、
    前記同期保護回路は、
    前記検査回路による前記検査の結果が、前記アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、前記光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記同期保護回路は、
    前記光ディスク上における位置を示すアドレスデータを前記光ディスクから順次検出すると共に検出した前記アドレスデータの連続性を判定するアドレス判定回路を有し、
    前記保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、前記アドレス判定回路により前記アドレスデータが連続していると判定された場合、その後の前記保護同期データの連続出力回数を前記所定回数分、新たに補償することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 光ディスクから同期データを読み出して検出するステップと、検出した前記同期データに基づいて、次に同期データが出現するタイミングを予測して生成した保護同期データを出力するステップと、前記保護同期データに基づいて前記光ディスクへデータの記録又は前記光ディスクに記録されているデータの再生を行うステップと、前記同期データの検出に失敗しても、その後の前記保護同期データの連続出力回数を予め設定した所定回数まで補償することにより、前記保護同期データを出力している間、光ディスクへのデータの記録又は前記光ディスクにされているデータの再生を可能とする同期保護ステップとを有する同期保護方法において、
    前記光ディスクから読み出したデータにエラーが存在するか否かを判定するステップと、
    前記保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、前記エラーが存在しないと判定された場合、その後の前記保護同期データの連続出力回数を前記所定回数分、新たに補償するステップとを有することを特徴とする同期保護方法。
  6. 前記光ディスクから読み出したデータに含まれるエラー訂正用データを用いて、前記光ディスクから読み出したデータのエラーを訂正するステップと、
    前記エラーの訂正に成功した場合に、前記光ディスクから読み出したデータに前記エラーが存在しないと判定するステップとを有することを特徴とする請求項5に記載の同期保護方法。
  7. 前記光ディスク上における位置を示すアドレスデータを順次検出するステップと、
    前記光ディスクから読み出したデータに含まれる検査用データを用いて、検出した前記アドレスデータに含まれるエラーの有無を検査するステップと、
    前記検査の結果が、前記アドレスデータにエラーが含まれていないことを示している場合に、前記光ディスクから読み出したデータにエラーが存在しないと判定するステップとを有することを特徴とする請求項5に記載の同期保護方法。
  8. 前記光ディスク上における位置を示すアドレスデータを前記光ディスクから順次検出するステップと、
    検出した前記アドレスデータの連続性を判定するステップと、
    前記保護同期データの連続出力回数が補償されている期間に、前記アドレスデータが連続していると判定された場合、その後の前記保護同期データの連続出力回数を前記所定回数分、新たに補償するステップとを有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の同期保護方法。
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