JP2008194298A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】バックレストを十分に寝かせた状態で、ヘッドレスト自体の位置を変更することなく、搭乗者がよりリラックスできる車両用シートを提供する。
【解決手段】シート座部2と、シート座部2に対して揺動可能であり、搭乗者の背中部を支持するバックレスト3と、バックレスト3に支持され、搭乗者の頭部を保護するヘッドレスト4と、バックレスト3とヘッドレスト4との少なくとも一方に形成された凹部に収納された退避位置から、搭乗者の頸部N側へ突出し、バックレスト3の傾斜時に搭乗者の頭部Hまたは頸部Nからの荷重をバックレスト3に伝達し得る突出位置に移動可能なネックレスト5とを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のフロアに支持されたシート座部と、シート座部に対して揺動可能であり、搭乗者の背中部を支持するバックレストと、バックレストに支持され、搭乗者の頭部を保護するヘッドレストとを備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートに関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記された車両用シートでは、搭乗者の頸部を支持するためのネックレスト(ネックサポート部)が揺動自在に、且つ、所定の角度で位置決め可能に支持されている。
したがって、(運転者を兼ねた搭乗者の場合は非走行時に)バックレスト(背もたれ部)を寝かせたリクライニング姿勢へと揺動させ、同時に、ネックレストをヘッドレストよりも搭乗者側に突出させておくことで、搭乗者はよりリラックスした姿勢で休憩できるとされている。
尚、特許文献1に記された車両用シートでは、ネックレストの揺動軸芯はヘッドレストの中央よりも若干上方に位置するので、ネックレストの揺動姿勢に拘らず、ネックレストのバックレスト基端部からの距離は一定で、常にヘッドレストとバックレストの中間に位置している。
特開2005−305127号公報(段落番号0023、図3)
ところで、搭乗者の骨盤付近の上半身折れ曲がり位置と、バックレスト基端部の揺動中心とが位置ずれしているために、一般に、搭乗者が腰部をシート座部に載せたままバックレストを次第に寝かせて行くと、搭乗者の頭部及び頸部は少しずつバックレストの基端部に向かってずれて来る。
したがって、ネックレストが常にヘッドレストとバックレストの中間に位置する上記従来技術による車両用シートでは、バックレストを十分に寝かせた状態で、搭乗者が頸部をネックレスに載せようとすれば、必然的に腰部がシート座部から浮き上がってしまい、十分にリラックスできないという問題があった。特に低年齢者を含む座高の低い搭乗者の場合、この不都合な現象は顕著になる。
尚、上記の従来技術では、ネックレストの位置をバックレストの基端部に向けて変位させようとすれば、ヘッドレスト自体の位置を変更する必要があり、走行に際して搭乗者の頭部をヘッドレストに支持させるには、ヘッドレストの位置を再度上方に戻さなければならなかった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した従来技術による車両用シートの持つ欠点に鑑み、バックレストを十分に寝かせた状態で、ヘッドレスト自体の位置を変更することなく、搭乗者がよりリラックスできる車両用シートを提供することにある。
本発明の第1の特徴構成は、車両のフロアに支持されたシート座部と、
前記シート座部に対して揺動可能であり、搭乗者の背中部を支持するバックレストと、
前記バックレストに支持され、搭乗者の頭部を保護するヘッドレストと、
前記バックレストと前記ヘッドレストとの少なくとも一方に形成された凹部に収納された退避位置から、搭乗者の頸部側へ突出し、前記バックレストの傾斜時に搭乗者の頭部または頸部からの荷重を前記バックレストに伝達し得る突出位置に移動可能なネックレストと、を備えた点にある。
本発明の第1の特徴構成による車両用シートでは、搭乗者の頸部側へ突出した突出位置において、ネックレストが搭乗者の頭部または頸部からの荷重を前記バックレストに伝達し得る状態が実現される。したがって、ヘッドレストの位置を変更するまでもなく、バックレストを十分に寝かせたリクライニング状態で、腰部がシート座部から浮き上がることもなく、搭乗者が頭部または頸部をネックレストに載せ易くなる。さらに、ネックレストが受けた荷重がバックレストによって負担されるので、ネックレストの姿勢が安定し、リラックスし易くなる。しかも、車両の走行中などには、ネックレストを凹部に収納した退避位置に切り替えることで、ヘッドレストによる搭乗者頭部の支持及び前記バックレストによる搭乗者背中部の支持が実現される。
本発明の他の特徴構成は、前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて前記ネックレストが自動的に前記突出位置に切り換え操作される点にある。
本構成であれば、搭乗者が休憩のためにバックレストをリクライニングさせる操作に応じてネックレストが自動的に退避位置から突出位置に切り替えられるので利用者にとっての利便性が高まる。
本発明の他の特徴構成は、前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて前記ネックレストの突出量が変更される点にある。
一般に搭乗者は疲労度が大きい時ほどバックレストを大きな角度で(水平に近く)寝かせる傾向がある。しかし、本構成であれば、搭乗者が休憩のためにバックレストを大きな角度でリクライニングさせるほどネックレストの突出量が増して、搭乗者の休憩を十分に支援し易くなり、好都合である。
本発明の他の特徴構成は、前記突出位置の前記ネックレストを、前記ヘッドレストの位置を変更することなく、前記バックレストに沿って移動可能に設けられている点にある。
本構成であれば、突出位置のネックレストの位置を、前記ヘッドレストの位置を変更することなく、搭乗者の体格や好みに合わせてバックレストに沿って調節できるので、より快適なリラックス状態が容易に得られる。また、走行の再開などに際しても、ヘッドレスト自体の位置を休憩用の下方位置から再度上方に戻す等の操作をしなくても、ネックレストの位置だけを退避位置にするだけで、搭乗者の頭部をヘッドレストに支持させた走行用の状態を実現できる。
本発明の他の特徴構成は、前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて、前記突出位置の前記ネックレストが前記バックレストの基端部に向かって移動操作される点にある。
一般に、搭乗者がバックレストを寝かせるほど、搭乗者頭部及び頸部のバックレストの基端部に向かってのずれ量も大きくなる。しかし、本構成であれば、搭乗者が休憩のためにバックレストを大きな角度でリクライニングさせるほど、ネックレストが搭乗者の頸部に追随してバックレストの基端部に向かって移動するので、ネックレストを最適な位置に設定することができて、好都合である。
本発明の他の特徴構成は、搭乗者の頭部又は頸部から受ける前記バックレストの基端部向きの応力を検出する検出手段が設けられており、前記検出手段による検出結果に応じて、前記ネックレストを搭乗者の頸部位置に対応した適性位置へと前記バックレストに沿って移動操作する制御装置が設けられている点にある。
本構成であれば、搭乗者の体型の如何に関わらず、ネックレストの位置を搭乗者の頸部位置に対応した適性位置へ自動的に配置することができる。また、本構成であれば、搭乗者が頭部の角度を恣意的に調整することで、ネックレストの位置を微調整することも可能となり、より使い易いネックレストが得られる。
本発明の他の特徴構成は、前記ネックレストは、前記ヘッドレストに支持されており、凹部に収納された退避位置から、前記突出位置へと駆動機構によって斜め下向きに移動操作される点にある。
本構成であれば、ネックレストを出し入れするための駆動機構を、バックレストに比して小型の部品であるヘッドレストに設けることができる。したがって、従来の構成のバックレストの構成を殆ど変更することなく、本発明に係る車両用シートを適用できる。
本発明の他の特徴構成は、前記ネックレストは、横向きの軸芯廻りで揺動操作される少なくとも2つの部材を備え、前記2つの部材の連結部付近が搭乗者の側に移動操作されることで前記突出位置を形成する点にある。
本構成であれば、退避位置と突出位置の間で切り換え可能なネックレストを、前後方向での厚さが比較的小さなバックレスト内に合理的に内蔵させることが可能となる。
以下に本発明による最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1に示す車両用シート50は、車両のフロア1に支持されたシート座部2、シート座部2に対して水平軸芯X周りで揺動操作可能に支持されたバックレスト3、及び、搭乗者の頭部Hを支持するためにバックレスト3の上方に支持されたヘッドレスト4を有する。ヘッドレスト4はユーザが好みに応じてバックレスト3の上部からの突出量を調節可能に支持されている。
バックレスト3の上端部には、搭乗者の頸部Nを支持するためのネックレスト5が、退避位置と突出位置との間で切り換え可能に設けられている。図2(a)に示すように、退避位置におけるネックレスト5は、ヘッドレスト4による搭乗者頭部Hの支持及びバックレスト3による搭乗者背中部の支持を妨げないように後方に十分に引退している。他方、図2(b)に示す突出位置では、ネックレスト5は、バックレスト3から前方に突出して搭乗者の頸部N(または頭部H)を支持可能となる。この突出位置では、ネックレスト5が搭乗者の頸部N(または頭部H)からの荷重を受けてバックレスト3に伝達する状態が得られる。
したがって、ヘッドレスト4をバックレスト3の基端部3dに近づくように移動させるまでもなく、バックレスト3を十分に寝かせたリクライニング状態で、腰部がシート座部1から浮き上がることもなく、搭乗者が頭部Hまたは頸部Nをネックレスト5に載せ易くなる。さらに、ネックレスト5が受けた荷重がバックレスト3によって負担されるので、ネックレスト5の姿勢が安定し、搭乗者はリラックスし易くなる。勿論、車両の走行中などには、ネックレスト5を退避位置に切り替えることで、ヘッドレスト4による搭乗者頭部Hの支持及びバックレスト3による搭乗者の背中部の支持が実現される。
図3(a)に示すように、バックレスト3の上端付近で左右中央部には、例えば矩形の凹部3bが形成されている。ネックレスト5は、バックレスト3の凹部3bの内部をバックレスト3の上下軸芯Yに沿って移動可能なネックレスト本体5aと、ネックレスト本体5aの前面に支持された気嚢部5bとを有する。ネックレスト本体5aは、バックレスト3の上端に上下に延びた支持レール3aに対して摺動自在に支持されている。バックレスト3の内部には気嚢部5bに空気を供給して膨張させるためのエアポンプ6及び気嚢部5bとエアポンプ6を接続するエアホース7が設けられている。エアポンプ6は空気の供給と排気との間で切り換え可能な給排気両用のポンプとされている。
図1に示すように、シート座部2とバックレスト3との間にはバックレスト3のシート座部2またはフロア1に対する傾斜角度(以後リクライニング角度と呼ぶ)を検出するための傾斜量検出手段8が設けられている。
図2(a)に示すように、走行中などのバックレスト3が立てられた状態ではネックレスト5は退避位置に保持されている。車両に設けられた制御装置(不図示)は、傾斜量検出センサ8によって検出されるバックレスト3のリクライニング角度θが所定量(例えば160°)を超えると、エアポンプ6を一定時間だけ駆動する。エアポンプ6から送られる空気によって気嚢部5bが膨張することで、頸部にとって快適な柔軟な突出位置が得られる。気嚢部5bには気嚢部5b内の気圧を一定値以内に保持するためのバルブ(不図示)が設けられている。
図3(b)に矢印で示すように、突出位置にあるネックレスト5の位置は、ネックレスト5を手動で支持レール3aに沿って摺動させることで、バックレスト3の上下軸芯Yに沿って、例えばバックレスト3の基端部3dに近づくように調節できる。
走行再開などに際して搭乗者がバックレスト3を立て、リクライニング角度θが例えば150°以下になると、制御装置(不図示)は、エアポンプ6を排気状態に切り換えて一定時間だけ駆動することで、気嚢部5b内の空気が吸引されて退避位置に戻る。
バックレスト3のリクライニング角度θに応じてエアポンプ6による気嚢部5bへの空気供給量を調整することで、例えばリクライニング角度θが160°から更に10°増す毎にネックレストの突出量が次第に増す形態とすることも可能である。また、このようにネックレストの突出量が増した状態から、バックレスト3のリクライニング角度θが減少するとネックレストの突出量が退避位置に向かって次第に少なくなる形態とすることが可能である。
(第2実施形態)
図4に示す車両用シート60は、バックレスト3の内部に設けられたラックギヤ3c、ラックギヤ3cに沿って移動可能な可動ブラケット10、及び、可動ブラケット10に支持された揺動アーム11を備え、この揺動アーム11の遊端側にネックレスト15が揺動可能に支持されている。
可動ブラケット10の内部には、揺動アーム11を揺動操作するための第1のモータ(不図示)が備えられており、可動ブラケット10の外にはピニオンギヤ(不図示)を介して可動ブラケット10をラックギヤ3cに沿って移動させるための第2のモータ12が備えられている。
図4(a)に示すように、走行中などのバックレスト3が立てられた状態ではネックレスト15は退避位置に保持されている。前記制御装置(不図示)は、傾斜量検出センサ8によって検出されるバックレスト3のリクライニング角度θが所定量(例えば160°)を超えると、前記第1のモータに通電する。これによって揺動アーム11が揺動操作され、ネックレスト15は図4(a)に示す退避位置から、図4(b)に実線で示す突出位置に切り換えられる。この突出位置ではネックレスト5は搭乗者の頸部N(または頭部H)を支持可能となり、搭乗者の頸部N(または頭部H)からの荷重をバックレスト3に伝達する状態が得られる。
さらに、前記制御装置(不図示)は、傾斜量検出センサ8によって検出されるバックレスト3のリクライニング角度θが前記所定量から増す毎に、前記第2のモータ12に対して角度の増加分に対応した量の通電を行い、これによってネックレスト15は可動ブラケット10と共にラックギヤ3cに沿ってバックレスト3の水平軸芯Xに向かって移動操作される。
また、このようにネックレスト15がバックレスト3の水平軸芯Xに近接した状態から、バックレスト3のリクライニング角度θが減少するとネックレスト15が図4(b)に実線で示した元の位置まで次第に戻る形態とすることが可能である。
図4とは逆に、ネックレストがバックレストの中央部や中央よりも下方に設けられた凹部内に収納された退避位置から搭乗者の頸部に向かって斜め上向きに突出する構成とすることも可能である。
(第3実施形態)
図5の車両用シート70は、バックレスト3の内部に回転可能に設けられた螺軸16、螺軸16と螺合した雌ネジを備えた筒状部材18、筒状部材18に対して揺動自在に支持された上部アーム19、バックレスト3の固定された部位に揺動自在に支持された下部アーム20、上部アーム19と下部アーム20との各遊端どうしをリンク状に連結する連結ピン21、連結ピン21の外周に外嵌された支持ローラ21Rを有する。
螺軸16は上下軸芯Yと平行に支持されており、バックレスト3の内部には螺軸16を回転駆動させるモータ17が設けられている。また、これらの上部アーム19、下部アーム20、及び、支持ローラ21Rを被覆する弾性材料からなる保護膜22が設けられている。
図5(a)に示すように、走行中などのバックレスト3が立てられた状態では支持ローラ21Rはバックレスト3の下方部位と同等の前後位置まで退避した退避位置に保持されているため、ネックレストは現出されていない。
制御装置(不図示)は、傾斜量検出センサ8によって検出されるバックレスト3のリクライニング角度θが所定量(例えば160°)を超えると、モータ17に通電する。これによって螺軸16が回転操作され、筒状部材18が螺軸16上を下向きに移動し、この移動に応じて、上部アーム19と下部アーム20とが連結ピン21を前方に押し出すように揺動するので、保護膜22の中央部付近が支持ローラ21Rと共に図5(a)に示す退避位置から、図5(b)に示す突出位置へと突出し、ネックレスト24を形成する。この突出量がリクライニング角度θと共に増大する構成とすることも可能である。この突出位置ではネックレスト24が搭乗者の頸部N(または頭部H)からの荷重を受けてバックレスト3に伝達する状態が得られる。
(第4実施形態)
図6の車両用シート80は、ヘッドレスト4の内部に水平な軸芯周りで回転可能に支持された円筒状のスプール26、スプール26を回転駆動するためのモータ25(駆動機構の一例)、スプール26の外周に巻回される一対のロープ状部材27、及び、一対のロープ状部材27の先端に支持されたネックレスト28を有する。
図6(a)に示すように、走行中などのバックレスト3が立てられた状態では、ネックレスト28は、適度な剛性を備えたロープ状部材27からの張力によって、ヘッドレスト4の下方に形成された凹部4a内に収納された退避位置に保持されている。
制御装置(不図示)は、傾斜量検出センサ8によって検出されるバックレスト3のリクライニング角度θが所定量(例えば160°)を超えると、モータ25に通電する。これによってスプール26が回転操作され、スプール26上に巻回されていた一対のロープ状部材27がヘッドレスト4の外部へと繰り出される。
スプール26からロープ状部材27が繰り出されると、ネックレスト28は、図6(a)に示す退避位置から、図6(b)に示すバックレスト3と重なり合う突出位置へと斜め下向きに移動操作される。この突出位置ではネックレスト28が搭乗者の頸部N(または頭部H)からの荷重を受けてバックレスト3に伝達する状態が得られる。このロープ状部材27は適度な剛性を備えるので、仮に搭乗者からネックレスト28を上向きに持ち上げる力が存在しても、その力が微弱であれば、ネックレスト28は図6(b)に示す位置まで移動する。また、このロープ状部材27の繰り出量がリクライニング角度θと共に増大する構成とすることも可能である。
(第5実施形態)
図7の車両用シート90は、図1から図3に示した第1実施形態の変形例であり、バックレスト3の上下軸芯Yと平行に延びたラック3c、及び、ラック3cと噛合するピニオンギヤ(不図示)とモータ12等とによってラック3cに沿って移動操作可能な可動ブラケット10を有する。ネックレスト本体5aは、一枚の金属製などの板状部材30を介して可動ブラケット10に支持されており、板状部材30の片面に歪みゲージ31(検出手段の一例)が貼付されている。
この実施例では、制御装置は、ネックレスト5が搭乗者の頭部H又は頸部Nから受けるバックレスト3の基端部向き(矢印D)の応力を、歪みゲージ31から送られる信号に基づいて測定する。ネックレスト5が搭乗者の頸部N位置に対応した適正位置にある場合の最適応力値の範囲が予め設定されている。そして、前記応力が最適応力値の範囲内に無ければモータ12を駆動させることで、前記応力が最適応力値の範囲内になるまで、ネックレスト5をラック3cに沿って上向きに又は下向きに移動させる。
本発明の第1実施形態による車両用シートの外観斜視図 図1の車両用シートの概略側面図 図1の車両用シートの要部の一部破断側面図 第2実施形態による車両用シートの一部破断側面図 第3実施形態による車両用シートの一部破断側面図 第4実施形態による車両用シートの一部破断側面図 第5実施形態による車両用シートの一部破断側面図
符号の説明
1 フロア
2 シート座部
3 バックレスト
3a 支持レール
3c ラックギヤ
3d 基端部
4 ヘッドレスト
5 ネックレスト
5b 気嚢部
6 エアポンプ
7 エアホース
8 傾斜量検出手段
10 可動ブラケット
11 揺動アーム
12 第2のモータ
15 ネックレスト
16 螺軸
17 モータ
18 筒状部材
19 上部アーム
20 下部アーム
21R 支持ローラ
22 保護膜
25 モータ(駆動機構)
26 スプール
27 ロープ状部材
28 ネックレスト
30 板状部材
31 歪みゲージ(検出手段)
50,60,70,80,90 車両用シート

Claims (8)

  1. 車両のフロアに支持されたシート座部と、
    前記シート座部に対して揺動可能であり、搭乗者の背中部を支持するバックレストと、
    前記バックレストに支持され、搭乗者の頭部を保護するヘッドレストと、
    前記バックレストと前記ヘッドレストとの少なくとも一方に形成された凹部に収納された退避位置から、搭乗者の頸部側へ突出し、前記バックレストの傾斜時に搭乗者の頭部または頸部からの荷重を前記バックレストに伝達し得る突出位置に移動可能なネックレストと、を備えたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて前記ネックレストが自動的に前記突出位置に切り換え操作されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて前記ネックレストの突出量が増すことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート。
  4. 前記突出位置の前記ネックレストを、前記ヘッドレストの位置を変更することなく、前記バックレストに沿って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート。
  5. 前記バックレストのシート座部に対する角度に応じて、前記突出位置の前記ネックレストが前記バックレストの基端部に向かって移動操作されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  6. 搭乗者の頭部又は頸部から受ける前記バックレストの基端部向きの応力を検出する検出手段が設けられており、前記検出手段による検出結果に応じて、前記ネックレストを搭乗者の頸部位置に対応した適性位置へと前記バックレストに沿って移動操作する制御装置が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  7. 前記ネックレストは、前記ヘッドレストに支持されており、前記ヘッドレストの凹部に収納された退避位置から、前記突出位置へと駆動機構によって斜め下向きに移動操作されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート。
  8. 前記ネックレストは、横向きの軸芯廻りで揺動操作される少なくとも2つの部材を備え、前記2つの部材の連結部付近が搭乗者の側に移動操作されることで前記突出位置を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用シート。
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