JP2008191710A - 解析装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】解析シミュレーションにおける表示において、解析結果の精度を観察ユーザが直感的に把握することを可能にする。
【解決手段】解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置において、解析条件モデリング部(204)は、解析シミュレーションのために設定された解析条件データ(207)に基づいて、解析シミュレーションの解析対象のモデルデータ(210)が表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータ(208)を生成する。描画部(205)は、解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを描画し、表示装置(203)に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、解析シミュレーションを行う解析装置及びその制御方法に関し、特にそれらの表示方法に関する。
現在、高品質の製品を、低コスト、ハイスピードで開発するために、実機による試作品を待たずにコンピューター上で仮想検証を行う技術が重要となっている。このような仮想検証のために、構造、流体、熱、応力などの解析シミュレーション技術が確立されている。さらには、それらの解析シミュレーションの結果(以後、解析結果)をソフトウェア上で3次元的に可視化する技術も確立されている。製品開発者や設計者は、解析結果を3次元的に可視化したものを観察することにより仮想検証することができる(特許文献1)。
特開平07−254003号公報
上述のように、解析結果の可視化技術は発展しているものの、いまだ解析シミュレーションの実行にかける時間と解析結果の精度の間にはトレードオフの関係があるという問題がある。これは、モデルデータの形状、メッシュ分割密度、機械的特性、物性特性、化学特性、温度分布、解析の境界条件、等の解析条件の詳細さと計算量が相関するためである。即ち、解析シミュレーションを行う際に設定する解析条件を詳細に設定すれば、より現実に近い条件で解析シミュレーションが実行されるので解析結果の精度は高くなる。しかしながら、その一方、解析条件を詳細に設定すれば計算量が多くなってしまい、計算時間が増大してしまう。
そこで解析シミュレーションを実行するユーザ(以後、解析ユーザ)は、時間と精度のトレードオフを考慮した上で最適な解析条件を設定して解析シミュレーションを実行させる。例として、解析条件の1つであるモデルデータのメッシュ分割密度について述べる。解析シミュレーションの計算が解析にかけられる所定の時間内で終わるように解析条件を設定する場合、解析対象であるモデルデータの全データを高密度でメッシュ分割することが困難になることがある。そこで、より優先的に知りたい領域を高密度でメッシュ分割し、その他の領域を粗くメッシュ分割するという手法を用いる場合がある。これにより、高密度でメッシュ分割した領域の解析結果の精度は高くなるものの、モデルデータ全体として高精度の解析結果を得るということはできなくなる。
以上のようにして実行された解析結果を、モデルデータを設計した設計者などが観察する。以後、解析結果を観察するユーザを、観察ユーザと呼ぶ。ここで観察ユーザは解析結果のみを見るため、解析の前提である解析条件を確認することはできない。
しかし、観察ユーザが確信を伴った検証を行うためには、解析結果の精度に大きく影響する解析条件の設定状態を確認する必要がある。より具体的には、解析条件として上述したようなメッシュ分割密度を用いた場合に、観察ユーザが、高密度でメッシュ分割された領域や粗くメッシュ分割された領域が解析対象のどの領域であるかを確認した上で検証を行えるようにすることが望ましい。
さらに、観察ユーザがより高い確信を伴って検証を行うためには、すべての解析条件を総合的に用いて算出される全体的な指標を確認する必要もあるといえる。なぜなら、1つの解析条件のみが、解析結果の精度に直結しているわけではないからである。例えば、高密度でメッシュ分割した領域であろうと他の解析条件の設定が悪ければ、その領域の解析結果の精度は低くなるかもしれない。ここで、本明細書では、解析シミュレーションに使用されるすべての解析条件から総合的に算出される指標を信頼度として定義する。観察ユーザは、解析結果の精度を表す指標として信頼度を用いることで、解析シミュレーション結果からより確信性の高い検証をすることができる。さらに観察ユーザは、各解析条件の設定を確認することにより、どの設定が解析結果の精度を低くしている要因かを把握することができる。
ところが、現状の解析シミュレーションの一般的な手順では、最初にプリプロセッサ部で各種解析条件の設定を行い、次に解析シミュレーション部で解析シミュレーションを実行し、最後にポストプロセッサ部で解析結果の可視化を行う流れになっている。従って、解析ユーザは、プリプロセッサ部のフェーズまで戻ることで解析条件や信頼度を確認することが可能である。しかし、それでは時間効率が悪いし、観察ユーザが解析結果の検証フェーズで解析条件や信頼度を容易に確認できない。また解析結果の検証フェーズおいて解析結果の全体的な精度を数値として確認することができるシステムが提案されているものの、数値表現では、直感的でないため解析の専門でない観察ユーザには理解できない場合が多くある。さらに、全体的な精度を示すだけでは、観察ユーザは、各領域、各解析条件、といった多方面からの検証ができない。つまり現状の技術では、観察ユーザが、解析結果の精度を多方面から容易また直感的に確認することが困難であるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、解析シミュレーションにおける表示において、解析結果の精度を観察ユーザが直感的に把握することを可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による解析装置の制御方法は、
解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
生成手段が、前記解析シミュレーションのために設定された解析条件データに基づいて、前記解析シミュレーションの解析対象のモデルデータが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成工程と、
表示手段が、前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の一態様による解析装置の制御方法は、
解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
解析手段が、解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析工程と、
生成手段が、前記解析シミュレーションのために設定された前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成工程と、
表示手段が、前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備える。
更に、上記の目的を達成するための本発明の他の一態様による解析装置の制御方法は、
解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
解析手段が、解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析工程と、
算出手段が、前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域における前記解析シミュレーションの信頼度を算出する算出工程と、
生成手段が、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に前記算出工程で算出された信頼度を割り当てて信頼度モデルデータを生成する生成工程と、
表示手段が、前記信頼度モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備える。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、解析シミュレーションにおける表示において、解析結果の精度を直感的に把握することが可能になる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、仮想空間(以下、VR(Virtual Reality)空間)内にある任意の構造物の解析条件モデルデータを、平面ディスプレイに提示する例を説明する。
図1は観察ユーザに提示する解析条件モデルデータの表示画像の一例を示す図である。図1において、101は3次元的に可視化した解析条件モデルデータに基づく解析条件モデルであり、領域102〜104はそれぞれ解析条件の設定が異なる領域である。図1の例は、解析条件モデル101の描画結果を表示した様子を示している。以下、図1を用いて本実施形態の概要を説明する。
解析条件モデル101は、ある応力解析における解析条件データから生成された解析条件モデルデータを描画したものであり、この例では、解析条件データをメッシュ分割密度であるものとした。前述したようにメッシュ分割密度の細かさは解析結果の精度に影響を及ぼす。そこで、解析条件モデル101は、メッシュ分割密度の違いにより領域ごとの彩度を変えて描画されている。領域102は最もメッシュを粗く分割した領域であり、最も薄い彩度で描画され、領域103は最もメッシュを細かく分割した領域であり、最も濃い彩度で描画されている。領域104は領域102と領域103のメッシュ分割密度の中間のメッシュ分割密度が設定された領域であり、領域102と領域103の彩度の中間の彩度で描画されている。以上のように、解析条件モデル101は、解析対象モデル上において、解析条件データを彩度分布で表現したものである。
図1の例では、解析条件モデル101の彩度分布を確認することで、各領域の応力解析がどれくらいのメッシュ分割密度で行われたかを観察ユーザは直感的に確認することができる。従って、観察ユーザは、解析条件モデルデータを観察することにより、解析ユーザによって設定された解析条件を容易に確認することができる。
図2は、本実施形態による情報処理装置の構成例を示すプロック図である。図2において、1はアプリケーションプログラムによって処理中のデータの情報、各種メッセージメニューなどを表示する表示装置を示している。2は表示装置1の画面に表示されるイメージを展開するビデオRAM(以下、VRAM)を示している。3及び4は、画面上の所定欄に文字などを入力したり、アイコンやGUIにおけるボタンなどを指し示すためなどに用いられるキーボード及びポインティングデバイスをそれぞれ示す。5は本装置全体の制御を司るCPUである。
6はCPU5の動作処理手順(プログラム)を記憶しているROMである。なおこのROM6にはデータ処理に係るアプリケーションプログラムやエラー処理プログラムをはじめ、後述するフローチャートに係るプログラムも記憶されている。7は上述した各種プログラムをCPU5が実行する時のワークエリア、エラー処理時の一時退避エリアとして用いられるRAMを示している。フローチャートを参照して後述する各処理は、CPU5がROM6に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。或いは、HDD8或いはFDD9から必要なプログラムをRAM7にロードし、これをCPU5が実行することにより実現されるようにしても良い。
9はハードディスクドライプ(以下、HDD)、10はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(以下、FDD)をそれぞれ示し、それぞれのディスクはアプリケーションプログラムやデータ、ライプラリなどの保存及び読み込み用に用いられる。また、FDDの替わりに、あるいは追加してCD−ROM、MO、DVD等の光(磁気)ディスクドライブや、テープストリーマ、DDSなどの磁気テープドライブ等を設けてもよい。
10は装置をネットワークに接続するためのネットワークインターフェイスである。11は上述した各ユニット間を接続する1/0バス(アドレスバス、データバスおよび制御バスからなる)である。
次に、解析条件モデル101を表示するための、第1実施形態による情報処理装置の機能構成について図3を参照して説明する。図3は、解析条件データを彩度等を用いて3次元的に表現して表示装置203に表示する機能を実現する、解析条件データ表示システムの機能構成を説明する図である。解析条件データ表示システムは、解析条件データのモデリングデータの描画を行う情報処理装置201と、情報処理装置201にコマンドの入力を行う入力装置202と、情報処理装置201で描画されたモデルデータを表示する表示装置203を有する。尚、情報処理装置201は、解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置としても機能する。入力装置202は図2のキーボード3やポインティングデバイス4に対応しており、表示装置203は図2の表示装置1に対応する。
以下、図3に示されるシステムの各構成要素に関して説明する。情報処理装置201において、データベース206は、解析条件データ207、解析条件モデルデータ208、解析対象モデルデータ210、解析結果モデルデータ211を有する。
解析条件モデリング部204は、データベース206に格納されている解析条件データ207が入力されると、得られた解析条件データ207を用いて、3次元モデリングの計算を行い、解析条件データを3次元モデル化する。即ち、解析条件モデリング部204は、解析シミュレーションのために設定された解析条件データに基づいて、解析シミュレーションの解析対象モデルデータ210が表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて3次元モデルデータを生成する。こうして得られた、解析条件を表す3次元モデルデータを解析条件モデルデータ208としてデータベース206に格納する。描画部205は、データベース206から解析条件モデルデータ208を取得し、その解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを描画し、描画された3次元モデルデータを表示装置203に表示させる。解析シミュレーション部209は、解析対象モデルデータ210と解析条件データ207に基づいて解析シミュレーションを実行し、解析結果モデルデータ211を得る。解析結果モデルデータ211は、データベース206に格納される。
入力装置202は、キーボード、マウス、タッチパネル等であり、モデリング処理、モデルデータの表示処理、モデルデータに対する対話型的な操作等のためのコマンドまたは、データの入力を行う。表示装置203は、平面ディスプレイ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、3Dディスプレイ等であり、描画部205により描画されたモデルデータや、入力装置202により行われた処理結果の表示を行う。
尚、解析条件モデリング部204、描画部205、解析シミュレーション部209はCPU5がROM6或いはRAM7に格納された制御プログラムを実行することにより実現されるものである。また、データベース206は、例えばHDD8に格納される。
次に、第1実施形態の情報処理装置201における処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS301において、解析条件モデリング部204は、解析条件モデルデータ208を作成し、データベース206に格納する。ステップS301による解析条件モデルデータの作成については後述する。次に、ステップS302において、CPU5は、入力装置202から解析条件モデルデータ208を描画部205に読み込むための選択入力があるか否かを判定する。選択入力があれば、ステップS303へ、なければステップS302を繰り返してユーザの選択入力を待つ。
即ち、後述するように、解析条件モデリング部204は、複数種類の解析条件データに応じて複数種類の解析条件モデルデータを生成し、これを格納手段としてデータベース206に保持させる。ステップS302では、表示装置203にこれら複数種類の解析モデルデータをリスト表示し、それらのうちの1つをユーザに選択(指定)させる。ステップS303では、複数種類の解析条件モデルデータの1つを指定するユーザ操作に応じて、指定された解析条件モデルデータが描画部205に提供される。
ステップS303において、描画部205は、ステップS302で選択入力が確認されると、データベース206からステップS302において選択された解析条件モデルデータ208を読み込む。尚、読み込むデータには、モデルの形状データおよび世界座標系における位置および姿勢を表す配置データ、モデルの属性データが含まれる。従って、描画部205は、現実空間中の指定された位置および向きに解析条件モデルデータに基づく解析条件モデルを表示することができる。
ステップS304において、描画部205は、ステップS303で読み込まれた解析条件モデルデータ208などのオブジェクトを、観察ユーザの視点から見た画像として生成する。ステップS305において、描画部205は、ステップS304で生成した画像を表示装置203に表示する。
最後にステップS306で情報処理装置201は、ユーザから処理終了の指令があったか否か判定し、終了指令があれば処理を終了する。一方、終了指令が無ければ処理はステップS302に戻り、上記ステップS302〜S306の処理が繰り返される。
次に、ステップS301における解析条件モデルデータの作成処理について、図5を参照して詳細に説明する。図5は、データベース206内の解析条件データ207を用いて、解析条件モデルデータ208を作成する処理を説明するフローチャートである。
まずステップS401において、解析条件モデリング部204は、データベース206から解析条件データ207を読み込む。本実施形態では、解析条件データをメッシュ分割密度とするが、これに限られるものではない。解析条件データとしては、例えば、解析シミュレーションを実行する際に設定されるモデルデータの形状、メッシュ分割密度、機械的特性、物性特性、化学特性、温度分布、モデルデータとメッシュモデルの形状的な差異、解析の境界条件等があげられる。従って、ステップS401においては、複数ある解析条件データ207から1つを観察ユーザが選択して読み込むようにしてもよい。
ステップS402において、解析条件モデリング部204は、解析条件データを3次元モデルデータとしてモデリングし、解析条件モデルデータ208を生成する。より具体的には、解析条件モデリング部204は、解析条件データの違いによって領域ごとに彩度を変えて解析対象モデルデータ210をモデリングする。
ここで、解析条件データは解析対象モデルの各領域に設定される。例えば、解析条件データがメッシュ分割密度である場合、解析対象モデルの各領域にメッシュ分割密度が設定されることになる。解析対象モデル中の観察ユーザが注目したいであろう領域、つまり高精度で解析シミュレーションを実行したい領域は、解析ユーザによって高密度でメッシュ分割される。そして観察ユーザがあまり注目しないであろう領域、つまり高精度で解析シミュレーションを実行しなくてもよい領域は、解析ユーザによって低密度でメッシュ分割される。以上のような解析条件データ207と解析対象モデルデータ210に基づいて、解析条件モデリング部204は、高密度なメッシュ分割が設定された領域は彩度の濃い色を、低密度なメッシュ分割が設定された領域は彩度の薄い色をつけてモデリングする。こうして解析条件モデルデータ208が生成される。
尚、上記では解析条件データの違う領域ごとに彩度を変えてモデリングするとしたが、モデリングの方式はこれに限るものではない。例えば、解析条件データの違う領域ごとに彩度ではなく色或いは透明度を変えてモデリングするなど、解析条件の違いを表せる方式であれば、どのような方式もモデリングされるものとしてもよい。尚、透明度を変えたモデリングについては後述する。
次に、ステップS403において、解析条件モデリング部204は、ステップS402において生成された解析条件モデルデータ208をデータベース206に登録する。ここで登録されるデータ形式は、モデルの形状データおよび世界座標系における位置および姿勢を表す配置データ、モデルの属性データが含まれる。
そして、ステップS404において、解析条件モデリング部204は、ユーザから処理終了の指令があったか否か判定する。そして、終了指令があれば図5に示す解析条件モデルデータ作成処理を終了する。一方、終了指令が無ければ処理をステップS401に戻し、上記ステップS401〜S404を繰り返すことにより、複数種類の解析条件に応じた複数種類の解析条件モデルデータが生成される。
上述したように、解析条件の違いを透明度の違いで表現した解析条件モデルデータ208を生成し、表示することができる。例えば、図1に示した解析条件モデル101において、解析条件データの異なる領域102〜104の透明度が解析条件に応じて変更されるようにモデリングすることができる。
例えば、解析条件モデルデータとして、応力解析におけるメッシュ分割密度を採用した場合を説明する。前述したようにメッシュ分割密度の細かさは解析結果の精度に影響を及ぼす。そこで、解析条件モデル101は、メッシュ分割密度の違いにより透明度を変えて描画される。領域102はメッシュ分割密度が最も粗いため、透明度を最も高くして描画される。また、領域104は領域102よりメッシュ分割密度が細かいので、領域102内の信頼度モデルデータよりは透明度を低くして描画されている。更に、領域103は、メッシュ分割密度がある程度以上細かいので、透明度0で描画される。以上のようにして、解析条件モデル101は、解析条件データを透明度で表現したものとすることができる。
上記の例によれば、解析条件モデル101の各領域の透明度を確認することで、各領域の応力解析がどれくらいのメッシュ分割密度で行われたかを観察ユーザは確認することができる。このように観察ユーザは、解析条件モデル101を観察することにより、解析ユーザに設定された解析条件データを確認することができる。
尚、透明度を用いた解析条件モデルデータは、ステップS402において、解析条件モデリング部204が、解析対象モデルの領域ごとに解析条件に応じて透明度を変えてモデリングすることで生成される。つまり、高精度で解析シミュレーションを実行するように解析条件が設定された領域は透明度を低く、低精度で解析シミュレーションを実行するように解析条件が設定された領域は透明度を高くしてモデリングすることで解析条件モデルデータ208が生成される。
また、上述した色、彩度、透明度を用いた解析条件の提示方法のうち、ユーザが所望の提示方法を選択できるようにしても良い。
以上のように、第1実施形態の解析条件モデルデータ表示方法によれば、解析条件データを3次元化された彩度分布、色分布或いは透明度分布などで表示することができる。即ち、解析対象モデルにおいて、どのような解析条件が設定されているかを直感的に把握することができる。そのため、観察ユーザは、解析ユーザが行う解析シミュレーションの実行フェーズまでさかのぼらずに、解析条件データを容易に確認することができる。
また、観察ユーザが解析条件データを解析結果検証フェーズで容易に確認できるという保証があることから、解析ユーザはより自由に解析シミュレーション時の精度を設定することができる。つまり、高精度で解析シミュレーションを実行する領域とそうでない領域とを解析領域ごとで別々に設定した場合でも,観察ユーザは観察中の領域の解析結果の精度を知ることができるので,解析結果を誤認識することが軽減される。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、解析条件データを解析条件モデルデータ全体で表現し表示装置203に表示する方法をとっていたがこれに限るものではない。第2実施形態では、解析条件データを知りたい領域のみについて解析条件データを表示する構成を説明する。尚、第2実施形態においても、第1実施形態と同様にVR空間内にある任意の構造物の解析条件モデルデータが、平面ディスプレイに提示される場合を説明する。
図6は、第2実施形態による観察ユーザに提示する解析条件モデルの画像例である。上述したように、図6の解析条件モデルは、描画部205がデータベース206の解析条件モデルデータ208を描画した結果を表示装置203に表示したものである。図6を用いて第2実施形態の概要を説明する。
解析条件モデルの一部分について解析条件データを表示する方法は種々考えられるが、本実施形態では、アノテーションによる表示方法を例として説明する。図6において、601は解析条件モデルデータ208に従って表示された解析条件モデル、602はカーソル、603はアノテーションである。
解析条件モデル601は、ある応力解析における解析条件データから生成されたものであり、本例では、解析条件データをメッシュ分割密度とする。図6に示されるように、カーソル602により解析条件モデル601の任意の位置(領域)を指定すると、その指定された位置(領域)のメッシュ分割密度がアノテーション603として表示される。つまり、解析条件モデル601は、入力装置202により指定された位置(領域)のみのメッシュ分割密度を表現するものとなる。例えば、図1のように解析条件が領域102〜104を有する場合、カーソル602がどの領域を指しているかによりアノテーション603の表示が決定されることになる。この例では、アノテーション603を観察することで、指定した領域の応力解析がどれくらいのメッシュ分割密度で行われたかを観察ユーザは確認することができる。
尚、指定された領域の解析条件がアノテーションにより表示されるものとしたが、これに限るものではない。例えば、カーソル602により指定された領域(図6の場合は領域103)の色、彩度或いは透明度等を変えるなどして、アノテーション603で示されるユーザに識別可能に表示するようにしてもよいであろう。更に、指示された領域の色、彩度或いは透明度等を変更する場合、予め解析条件毎に割り当てられた色、彩度或いは透明度を用いてもよい。このようにすれば、指示した領域の色、彩度或いは透明度により解析条件を認識できるので、アノテーション603を省略することも可能である。即ち、入力装置202により指定された領域のみの解析条件を彩度、または透明度で表現することもできる。
以上のように、第2実施形態によれば、描画部205は、表示装置203に表示した3次元モデルにおいてユーザが入力装置202を用いて指定した領域を検出し、検出された領域に割り当てられている解析条件をアノテーション等により表示する。このため、解析条件モデルデータの所望の位置(領域)を観察ユーザが指定することにより、解析ユーザにより当該指定された位置に設定された解析条件データを観察することができる。
尚、解析結果モデルデータ211に基づく解析結果モデルの表示は周知の方法により実現することができる。解析結果モデルを上述した解析条件モデルとともに表示するようにしてもよい。例えば、解析結果モデルの表示の近傍に、解析結果モデルを表示させるようにすることも可能である。
〔第3実施形態〕
第1、第2実施形態では、解析条件モデルデータは解析条件データのみを表現するとしたがこれに限られるものではない。第3実施形態では、解析条件モデルにおいて解析条件データと解析結果データを表現する。即ち、解析結果に解析条件データを伴わせて解析条件モデルデータとして表現することにより、観察ユーザに解析結果とともに解析条件データを提示することができる。尚、第3実施形態では、解析結果に解析条件データを伴わせたデータも解析条件モデルデータとして定義するが、解析結果モデルデータ211に解析条件を伴わせた3次元モデルという見方も可能であることはいうまでもない。
第3実施形態について説明する前に、VR空間内にある任意の構造物の解析結果を平面ディスプレイに提示する例を示す。上述したように、解析シミュレーション部209は、解析条件データ207に従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果モデルデータ211を生成する。図7は、応力解析結果の例であり、解析シミュレーション部209により作成された解析結果モデルデータ211に基づいて描画部205が描画した解析結果モデル701を示す図である。解析結果モデル701は、応力解析の結果を表しており、領域702〜705はそれぞれ解析結果値の異なる領域である。
解析結果モデル701では、応力分布が色で表現され、描画されている。領域702は最も応力がかかっていない領域であり、例えば青色で描画されている。領域703は3番目に応力がかかっている領域であり、例えば緑色で描画されている。領域704は2番目に応力がかかっている領域であり、例えば黄色で描画されている。領域705は最も応力がかかっている領域であり、例えば赤色で描画されている。この解析結果モデル701に解析条件データを持たせて解析条件モデルデータ208を生成する。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様にVR空間内にある任意の構造物の解析条件モデルデータを、平面ディスプレイに提示する場合を説明する。
図8は観察ユーザに提示する画像の例である。この例は、データベース206の解析条件モデルデータ208を描画部205が描画した結果を表示装置203に表示したものである。図8を用いて第3実施形態の概要を説明する。
図8の例は、解析条件データを伴った応力解析結果を示している。図8において、解析条件モデル801は、解析条件を透明度分布で表した図1の解析条件モデル101に、応力解析結果である図7の解析結果モデル701を合成したモデルである。領域802〜804はそれぞれ解析結果及び解析条件データの異なる領域である@。解析条件モデル801は、ある応力解析における解析結果と解析条件データから生成されたものであり、この例では、解析条件データをメッシュ分割密度とした。
解析条件モデル801では、解析結果として応力分布を色で表現し描画されており、さらにメッシュ分割密度の違う領域ごとに透明度を変えて描画されている。例えば領域802は、応力が最もかかっていない領域702と、メッシュ分割密度が最も粗い領域102とのアンド領域である。よって、領域802は、領域702の青色と領域102の高い透明度との合成色(即ち、高い透明度を有する青色)で表示される。同様に、領域803は3番目に応力がかかっている領域703と領域102よりはメッシュ分割密度の高い領域104とのアンド領域である。よって、領域803は、領域703の緑色と領域104の領域102よりは低い透明度との合成色で表示される。領域804は応力が最もかかっている領域705とメッシュ分割密度の最も高い領域103とのアンド領域である。よって、領域804は、領域705の赤色と領域103の透明度=0との合成色(この場合、領域705の赤色そのままとなる)で表示される。
以上のように、第3実施形態による解析条件モデル801では、応力を色分布で、解析条件データを透明度分布で表現したものとなる。従って、本実施形態によれば、観察ユーザは、解析条件モデル801から応力の分布を認識できるとともに、解析条件モデル801の透明度から各領域の応力解析がどれくらいのメッシュ分割密度で行われたかを確認することができる。即ち、観察ユーザは、解析条件モデルデータを観察することにより、解析ユーザによって設定された解析条件データを確認することができると共に、その解析条件データを用いた解析結果を認識することができる。即ち、第3実施形態によれば、解析条件モデル801の透明度を観察することで各領域の応力解析がどれくらいのメッシュ分割密度で行われたかを観察ユーザは確認することができ、応力解析の結果も色分布として観察し確認することができる。
次に、第3実施形態における処理の流れを説明する。解析条件モデルデータ208の生成以外は、第1実施形態と同じである。第1実施形態では、ステップS402において解析条件モデリング部204は、解析条件データの異なる領域ごとに、彩度もしくは透明度を変えて解析対象モデルデータ210をモデリングすることにより解析条件モデルデータ208を生成した。これに対して、第3実施形態の解析条件モデリング部204は、解析シミュレーションのために設定された解析条件データ207に基づき、解析結果モデルデータ211が表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータ208を生成する。本例では、解析条件モデリング部204は、解析条件データの異なる領域ごとに透明度を変えて解析結果モデルデータ211をモデリングすることにより解析条件モデルデータ208を生成する。換言すると、解析条件モデリング部204は、解析結果の3次元モデルの各領域に解析条件に応じた透明度を割り当てて解析結果を表す色の透明度を変更することにより解析条件モデルデータを生成する。つまり、解析条件モデリング部204は、
(1)高精度で解析シミュレーションを実行するように解析条件が設定された領域は、透明度を0または低くして、
(2)低精度で解析シミュレーションを実行するように解析条件が設定された領域は、透明度を高くして解析結果モデルデータをモデリングすることで解析条件モデルデータ208を生成する。
尚、第2実施形態で述べたようなアノテーションを利用した表示形態であってもよい。即ち、描画部205が、表示装置203に表示した解析結果の3次元モデルにおいてユーザが指定した領域を検出し、検出された領域に割り当てられている解析条件を表示するようにしてもよい。例えば、表示装置203に表示された解析結果の3次元モデルの任意の位置をカーソルで指示すると解析条件がアノテーションとして表示されるように構成することができる。
以上のように第3実施形態では、観察ユーザは解析条件モデル801を観察することにより、解析結果と解析条件データを同時に観察することができる。このため、第3実施形態によれば、従来よりも直感的でかつ高精度な検証が可能であるといえる。
〔第4実施形態〕
第1乃至第3実施形態では、表示装置203に解析条件モデルデータ208に基づく解析条件モデルのみを表示していたがこれに限られるものではない。例えば、解析条件モデルデータ208に基づく解析条件モデルを、解析対象モデルデータ210に基づく解析対象モデルやその周囲の3次元空間に表示することもできる。このとき、解析条件モデルデータは、解析対象モデルデータの世界座標系における位置および姿勢と同じ位置、姿勢に配置される。このため、観察ユーザは、解析モデルと、解析モデルに対応した解析結果モデルと、さらには解析条件モデルとを観察することができる。
第4実施形態について説明する前に、VR空間内にある任意の構造物の解析結果を平面ディスプレイに提示する例を示す。図9は、流体解析結果の例である。ここで、901は流体解析の結果を表している解析結果モデル、902は流体解析対象のモデルを表している解析対象モデルである。903は解析シミュレーション実行時に設定された境界を示している。
図9の例は、解析結果モデル901と解析対象モデル902を描画部205により描画した例であり、解析対象モデル902に対する流体(解析結果モデル901)が帯オブジェクトで表現されている。解析結果モデル901は、画面の上から下に流れた気流が解析対象モデル902と衝突することにより流れる方向が変化する様を解析した結果を表している。この解析結果モデル901に解析条件データを持たせて解析条件モデルデータ208を生成する。
図10は観察ユーザに提示する画像の例を示す図である。この例は、データベース206の解析条件モデルデータ208の描画結果として表示装置203に表示したものである。以下、図10を用いて本実施形態の概要を説明する。
図10の例は、解析条件データを伴った流体解析結果を示している。ここで、1001は、流体解析結果である図9の解析結果モデル901に、解析条件データを伴わせて生成した解析条件モデルデータである。領域1002〜1004はそれぞれ解析条件データの異なる領域である。即ち、第4実施形態における解析結果の3次元モデルは、解析結果のオブジェクト(解析結果モデル901)とその周囲の3次元空間を含むものであるということができる。そして、第4実施形態の解析条件モデリング部204は、そのような3次元空間の各領域に解析条件を割り当てる。
図10の例は、解析条件データを解析の境界条件とした場合を示し、境界903からの距離の違いに応じて解析条件モデル1001の透明度を変えて描画したものである。解析の境界条件とは、解析シミュレーションを実行する3次元空間の範囲を指定した際の3次元空間の境界903を意味している。以後、解析の境界条件を解析境界と呼ぶ。
ここで、解析境界は、解析結果の精度に影響を及ぼす。具体的には、境界903に近ければ近いほど解析結果が境界903の影響を受けた結果となってしまう。図10の例の場合、解析境界周辺では、本当は弊害物がないのにもかかわらず、気流が変化しているのが分かる。これは、解析プロセッサが解析シミュレーション時に解析境界を弊害物と誤認識してしまった結果である。つまり、解析境界の近くの解析結果は解析境界の影響をうけて精度が低くなっているといえる。
そこで、解析条件データが解析の境界条件とする場合は、解析境界からの距離の違いを3次元的に表現して観察ユーザに提示する。具体的には、解析境界からの距離に応じて解析条件モデル1001の透明度を変える。
領域1002は解析境界に最も近いため、領域1002の解析結果は境界条件が強く影響しているといえる。つまり、解析結果の精度が低いといえる。そこで領域1002内の解析条件モデル1001は、透明度を最も高くして描画される。また、領域1003は領域1002よりも解析境界から離れており、領域1002よりは境界条件の影響が小さい。従って、領域1003内の解析条件モデル1001は領域1002内よりも透明度を低くして描画される。領域1004は、解析境界からある程度離れているので、解析境界による影響がほとんど無いものとして、透明度0で描画される。つまり、解析条件モデル1001は、解析境界からの距離に応じて透明度を変えて表示される。そして、解析境界よりもある程度離れている領域内の解析条件モデル1001は、境界の影響を受けていないので透明度0で描画される。このように、解析条件モデル1001は、解析境界からの距離を透明度で表現するとともに、流体解析結果を帯オブジェクトにより表現したものである。以上のように、第4実施形態の解析条件モデリング部204は、3次元空間の各領域に解析条件に応じた透明度を割り当てて解析結果のオブジェクトを表す色の透明度を変更することにより解析条件モデルデータを生成する。
尚、第4実施形態による処理は、第1実施形態とほぼ同じである。但し、第1実施形態では、ステップS302とステップS303で選択され読み込まれるデータが解析条件モデルデータであったが、第4実施形態では、解析条件モデルデータに加えて解析対象モデルデータも選択され読み込まれることになる。
以上のように、第4実施形態によれば、観察ユーザは、解析条件モデル1001の透明度を観察することで、解析条件として、気流解析がどれくらい解析境界から離れて行われたかを確認することができる。さらに第4実施形態では、解析対象モデル902、流体解析の結果である帯オブジェクトをも観察することができる。つまり第4実施形態では、解析結果データと解析条件データを、解析対象となったモデルデータと関連付けて同時に観察することができる。これにより、第4実施形態による解析条件表示システムは、従来の検証方法よりも簡易に高精度な検証が可能になる。
〔第5実施形態〕
第1〜第4実施形態では、解析条件モデルデータが表示されるが、これに限るものではない。第5実施形態では、解析条件モデルデータではなく信頼度モデルデータを表示する構成を説明する。第5実施形態では、一例として、VR空間内にある任意の構造物の信頼度モデルデータを、平面ディスプレイに提示する場合を説明する。
図11は、観察ユーザに提示する、信頼モデルデータに基づく信頼モデルの画像の例である。図11は、信頼度モデル1101の描画結果を表示したものである。
この図を用いて本実施形態の概要を説明する。
図11で、1101は信頼度データを3次元的に可視化した信頼度モデルデータに基づく信頼度モデルである。領域1102、1103はそれぞれ信頼度モデルにおける信頼度データの異なる領域である。
尚、信頼度データとは、解析条件データのすべてを総合的に用いて算出される全体的な解析結果の信頼性を意味する指標である。信頼度データの数値が高いほど解析結果の信頼性が高いものとする。本実施形態の信頼度モデル1101は、ある応力解析における信頼度データから生成されたものである。
信頼度モデル1101は、信頼度データの違いにより領域ごとの彩度を変えて描画されている。領域1102は、最も信頼度データが低い領域であるので最も薄い彩度で描画され、領域1103は最も信頼度データが高い領域であるので最も濃い彩度で描画されている。つまり、信頼度モデル1101は、信頼性を彩度分布で表現したものである。この例では、観察ユーザは、信頼度モデル1101の彩度分布を観察することで各領域の信頼度を確認することができる。従って、観察ユーザは、信頼度モデル1101を観察することにより、解析シミュレーション結果の信頼性を容易に確認することができる。
次に、第5実施形態の機能構成について図12を参照して説明する。図12は、解析結果の信頼性をあらわす信頼度データを彩度で3次元的に表現して表示装置203に表示するシステムの構成図である。信頼度データ表示システムは、信頼度データのモデリングデータの描画を行う情報処理装置1201と、情報処理装置1201に、コマンドの入力を行う入力装置202と、情報処理装置1201で描画されたモデルデータを表示する表示装置203を有する。情報処理装置1201のハードウエア構成は図2に示したとおりである。また、図3と同様の構成には同一の参照番号を付してある。
以下、本システムの各構成要素に関して説明する。情報処理装置1201において、信頼度計算部1204は、データベース1207に格納されている解析条件データ207を総合的に用いて信頼度データの計算を行う。計算方法の詳細は後で述べる。信頼度モデリング部1205は、信頼度計算部1204から信頼度データから3次元モデリングの計算を行い、信頼度データを3次元モデル化した信頼度モデルデータ1209を生成し、データベース1207に登録する。描画部1206は、データベース1207に登録された信頼度モデルデータ1209を描画し、表示装置203に表示する。データベース1207は、解析対象モデルデータ210、解析結果モデルデータ211、解析シミュレーション実行時に設定される解析条件データ207、信頼度モデリング部1205から得られる信頼度モデルデータ1209を格納する。表示装置203は、平面ディスプレイ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、3Dディスプレイ等であり、情報処理装置1201により描画されたモデルデータや、入力装置202により行われた処理結果の表示を行う。
次に、第5実施形態よる解析条件モデルの表示処理を図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1301において、信頼度計算部1204及び信頼度モデリング部1205は、解析条件データ207から信頼度モデルデータ1209を作成し、データベース1207に格納する。ステップS1301については、後に詳細に説明する。
ステップS1302において、CPU5は、入力装置202から信頼度モデルデータの選択入力があるか否かを判定する。選択入力があれば、ステップS1303へ、なければステップS1302を繰返してユーザの選択入力を待つ。
ステップS1303において、描画部1206は、ステップS1302おいて選択された信頼度モデルデータ1209をデータベース1207から読み込む。尚、読み込まれるデータには、モデルの形状データおよび世界座標系における位置および姿勢を表す配置データ、モデルの属性データを含むモデルのデータリスト、がある。
ステップS1304において、描画部1206は、ステップS1303で読み込まれた信頼度モデルデータ1209などのオブジェクトを、観察ユーザの視点から見た画像として生成する。そして、ステップS1305において、描画部1206は、ステップS1304で描画した画像を表示装置203に表示する。
最後にステップS1306において、CPU5は、ユーザから処理終了の指令があったか否かを判定する。そして、終了指令があれば本処理を終了し、終了指令が無ければ処理をステップS1302に戻して、上記ステップS1302〜S1306を繰り返す。
次に、ステップS1301の詳細について図14を用いて説明する。
図14は、信頼度計算部1204および信頼度モデリング部1205が、データベース1207内の解析条件データ207を用いて信頼度モデルデータ1209を作成する処理を示すフローチャートである。
まずステップS1401において、信頼度計算部1204は、データベース1207から解析条件データ207を読み込む。次に、ステップS1402において、信頼度計算部1204は、ステップS1401において読み込んだ解析条件データ207を総合的に用いて信頼度データの計算を行う。
信頼度データは、解析条件データ(モデルデータの形状、メッシュ分割密度、機械的特性、物性特性、化学特性、温度分布、モデルデータとメッシュモデルの形状的な差異、解析の境界条件、等の各種パラメータ)を指標化した値を用いて総合的に算出される。例えば、各解析条件データのうち、解析結果の精度に影響を及ぼす値を用いて総合的に解析結果の1つの指標として信頼度データが算出される。或いは、各解析条件データは、解析シミュレーションの内容に応じてそれぞれ重み付けされて、信頼度データの算出に用いられる。
例えば信頼度データαの計算は、
α=(a×A+b×B+c×C+d×D)/num
のようになる。ここで、Aはメッシュ分割密度から求められる指標、aは指標Aの重み付け、Bは化学特性から求められる指標、bは指標Bの重み付けである。また、Cは温度分布から求められる指標、cは指標Cの重み付け、Dは解析の境界条件から求められる指標、dは指標Dの重み付け、numは信頼度データαの算出に使用した解析条件の数である。このようにして信頼度データαは各解析条件を用いて総合的に算出され得る。尚、解析条件データはモデルデータの各領域で設定されるため、信頼度データも各領域に対して算出される。
信頼度計算部1204は、以上のようにして算出した信頼度データを信頼度モデリング部1205に出力する。
ステップS1403において、信頼度モデリング部1205は、ステップS1402で算出された信頼度データを3次元モデルデータとしてモデリングし、信頼度モデルデータ1209を生成する。より具体的には、ステップS1402で算出された信頼度データの違う領域ごとに彩度を変えて解析対象モデルデータ210をモデリングする。例えば、解析対象モデルデータ210によって表される解析対象モデルにおいて、信頼性の高い領域には彩度の濃い色をつけ、信頼性の低い領域は彩度の薄い色をつけてモデリングすることで信頼度モデルデータ1209が生成される。
次に、ステップS1404において、情報処理装置1201は、ステップS1403において生成された信頼度モデルデータ1209をデータベース1207に登録する。ここで登録されるデータ形式は、モデルの形状データおよび世界座標系における位置および姿勢を表す配置データ、モデルの属性データを含むモデルのデータリストを含むものとする。
最後にステップS1405で信頼度計算部1204及び信頼度モデリング部1205は、ユーザから処理終了の指令があったか否か判定する。終了指令があれば本処理を終了し、終了指令が無ければステップS1401に戻り、上記ステップS1401〜S1405を繰り返す。
以上のように第5実施形態によれば、信頼度計算部1204は、解析条件データ207に基づいて、解析結果モデルデータ211が表す3次元モデルの各領域における解析シミュレーションの信頼度を算出する。そして、信頼度モデリング部1205は、解析結果モデルデータ211が表す3次元モデルの各領域に、信頼度計算部1204で算出された信頼度を割り当てて信頼度モデルデータ1209を生成する。描画部1206は、生成された信頼度モデルデータ1209に基づいて3次元モデルを描画し、これを表示装置203に表示する。このため、第5実施形態の信頼度モデルデータ表示方法によれば、信頼度データを3次元化された彩度分布で表示することができる。つまり、観察ユーザは、解析ユーザが行う解析シミュレーションの実行フェーズまでさかのぼらずに、解析結果の信頼性の指標である信頼度データを容易に確認することができる。
以上説明したように、上記各実施形態によれば、解析条件や、各解析条件から総合的に算出される信頼度を3次元的に可視化することで、より確信を伴った検証が実現できるようになる。即ち、解析条件の可視化により、解析の専門ではない観察ユーザも、解析ユーザによって設定された解析条件を直感的に確認することが可能とる。さらに信頼度の可視化により、観察ユーザが解析結果の信頼性を容易かつ直感的に確認することが可能となる。さらに、信頼度は領域ごとで3次元的に可視化されるため、解析結果全体のみならず各領域単位での解析結果の信頼性を確認することが可能となる。
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するためのコンピュータ可読記憶媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
第1実施形態1による解析条件モデルの表示例を示す図である。 第1実施形態による情報処理装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。 第1実施形態による、解析条件モデルを表示させるための機能構成例を示すブロック図である。 第1実施形態による解析条件モデル表示処理を示すフローチャートである。 第1実施形態1による解析条件モデルデータ作成処理を示すフローチャートである。 第2実施形態による解析条件モデルの表示例を示す図である。 応力解析の解析結果モデルの表示例を示す図である。 第3実施形態による解析条件モデルの表示例を示す図である。 流体解析結果モデルの表示例を示す図である。 第4実施形態による、流体解析結果モデルの表示例を示す図である。 第5実施形態による信頼度モデルの表示例を示す図である。 第5実施形態による、信頼度モデルを表示させるための機能構成例を示すブロック図である。 第5実施形態による信頼度モデル表示処理を示すフローチャートである。 第6実施形態による信頼度モデルデータ作成処理を示すフローチャートである。

Claims (17)

  1. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
    生成手段が、前記解析シミュレーションのために設定された解析条件データに基づいて、前記解析シミュレーションの解析対象のモデルデータが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成工程と、
    表示手段が、前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備えることを特徴とする解析装置の制御方法。
  2. 前記生成工程は、複数種類の解析条件データに応じて複数種類の解析条件モデルデータを生成し、これを格納手段に保持し、
    前記複数種類の解析条件モデルデータの1つを指定するユーザ操作に応じて、提供手段が、指定された解析条件モデルデータを前記表示工程に提供する提供工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の解析装置の制御方法。
  3. 前記生成工程は、前記解析対象のモデルデータが表す3次元モデルの各領域に、解析条件に応じた色、彩度、透明度のいずれかを割り当てることにより前記解析条件モデルデータを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の解析装置の制御方法。
  4. 検出手段が、前記表示工程で表示された3次元モデルにおいてユーザが指定した領域を検出する検出工程を更に備え、
    前記表示工程では、更に、前記検出工程で検出された領域に割り当てられている解析条件を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の解析装置の制御方法。
  5. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
    解析手段が、解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析工程と、
    生成手段が、前記解析シミュレーションのために設定された前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成工程と、
    表示手段が、前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備えることを特徴とする解析装置の制御方法。
  6. 前記解析結果の3次元モデルは、解析結果に応じて色分けがなされており、
    前記生成工程は、前記解析結果の3次元モデルの各領域に解析条件に応じた透明度を割り当てて前記解析結果を表す色の透明度を変更することにより前記解析条件モデルデータを生成することを特徴とする請求項5に記載の解析装置の制御方法。
  7. 検出手段が、前記表示工程で表示された3次元モデルにおいてユーザが指定した領域を検出する検出工程を更に備え、
    前記表示工程では、更に、前記検出工程で検出された領域に割り当てられている解析条件を表示することを特徴とする請求項6に記載の解析装置の制御方法。
  8. 前記解析結果の3次元モデルは、解析結果のオブジェクトとその周囲の3次元空間を含み、
    前記生成工程は、前記3次元空間の各領域に解析条件を割り当てることを特徴とする請求項5に記載の解析装置の制御方法。
  9. 前記生成工程は、前記3次元空間の各領域に解析条件に応じた透明度を割り当てて前記解析結果のオブジェクトを表す色の透明度を変更することにより前記解析条件モデルデータを生成することを特徴とする請求項8に記載の解析装置の制御方法。
  10. 前記解析条件が、前記3次元空間の境界を表す境界条件と、前記境界からの距離を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の解析装置の制御方法。
  11. 前記表示工程は、現実空間中の指定された位置および向きで、前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の解析装置の制御方法。
  12. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置の制御方法であって、
    解析手段が、解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析工程と、
    算出手段が、前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域における前記解析シミュレーションの信頼度を算出する算出工程と、
    生成手段が、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に前記算出工程で算出された信頼度を割り当てて信頼度モデルデータを生成する生成工程と、
    表示手段が、前記信頼度モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示工程とを備えることを特徴とする解析装置の制御方法。
  13. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置であって、
    前記解析シミュレーションのために設定された解析条件データに基づいて、前記解析シミュレーションの解析対象のモデルデータが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成手段と、
    前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示手段とを備えることを特徴とする解析装置。
  14. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置であって、
    解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析手段と、
    前記解析シミュレーションのために設定された前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に解析条件を割り当てて解析条件モデルデータを生成する生成手段と、
    前記解析条件モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示手段とを備えることを特徴とする解析装置。
  15. 解析条件データに従って解析シミュレーションを実行する解析装置であって、
    解析条件データに従って解析シミュレーションを実行し、解析結果の3次元モデルを表す解析結果データを生成する解析手段と、
    前記解析条件データに基づいて、前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域における前記解析シミュレーションの信頼度を算出する算出手段と、
    前記解析結果データが表す3次元モデルの各領域に前記算出手段で算出された信頼度を割り当てて信頼度モデルデータを生成する生成手段と、
    前記信頼度モデルデータによって表される3次元モデルを表示する表示手段とを備えることを特徴とする解析装置。
  16. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  17. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体。
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