JP2008181081A - 画像表示装置の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示装置の駆動装置の回路規模を低減する。
【解決手段】データ演算回路105は、加算回路111と、保持回路112とを備え、図2に示すように、6ビットの入力画像データに、保持回路112に保持されている2ビットの繰り越しデータを加算し、加算結果の上位4ビットを出力するとともに、下位2ビットを次の繰り越しデータとして保持回路112に保持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、D/A変換器を備え、液晶表示装置等の画像表示装置を駆動する駆動装置に関するものである。
液晶表示装置等の画像表示装置を駆動する駆動装置は、例えば抵抗素子によって複数に分割された基準電圧のうちの何れか1つを選択して出力するD/A変換器を備えている。上記選択は、画像データに応じたスイッチの切り替えによって行われる。
ところが、上記スイッチは、表示する画像の階調数(画像データのビット数)が多いほど、多く必要となる。具体的には、例えば、画像データのビット数が1ビット多くなるごとに、1色あたりに必要なスイッチの数は約2倍になり、例えば画像データが6ビットであれば126個のスイッチが必要になる。このため、高階調化に伴って、回路規模および半導体集積回路に占める面積が増加し、製造コストも増大する。また、上記のような問題点は、表示画像の高精細化に伴って例えば480〜800個などのD/A変換器が設けられる駆動装置では一層顕著なものとなる。
そこで、1ビット分少ない階調数に応じた基準電圧から隣接した2種類の基準電圧を選択し、その平均の電圧をアンプによって生成することにより、スイッチの数を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)
特開2000−183747号公報 特開2001−34234号公報
しかしながら、上記のような2種類の基準電圧の平均化はアナログ的に行われるため、高い電圧精度を得ることが困難である。しかも、上記のように隣接した2種類の基準電圧を平均化する構成では、1ビット分の回路規模を低減することしかできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、画像表示装置の駆動装置から出力される駆動電圧の精度を高く保ちつつ、回路規模および半導体集積回路に占める面積を容易に低減できるようにすることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、
表示画像の各画素の階調を示す入力画像データが順次入力されて、駆動電圧信号を出力する画像表示装置の駆動装置であって、
処理対象画素の入力画像データと、近傍の画素の入力画像データとに基づいて、上記入力画像データよりも少ないビット数の出力画像データを求めて出力する演算部と、
複数種類の基準電圧を発生する基準電圧発生部と、
上記出力画像データに基づいて、上記複数種類の基準電圧のうちの何れかを選択する基準電圧選択部と、
を備え、
上記演算部は、上記処理対象画素の入出力画像データの差と、近傍の画素の入出力画像データの差とが相殺されるように、上記処理対象画素の出力画像データを求めるように構成されていることを特徴とする。
これにより、出力画像データのビット数に応じて、基準電圧の種類も少なく抑えられるので、基準電圧選択部の回路規模も小さく抑えられる。
本発明によれば、画像表示装置の駆動装置から出力される駆動電圧の精度を高く保ちつつ、回路規模および半導体集積回路に占める面積を低減することが容易にできる。
以下、本発明の実施形態として、6ビットの画像データに応じた駆動電圧を出力する画像表示装置の駆動装置の例を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態において、他の実施形態と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
この駆動装置は、例えば図1に示すように、シフトレジスタ101と、データバッファ102・103と、D/A変換器104と、データ演算回路105とを備えている。
シフトレジスタ101は、スタートパルス信号とクロック信号とが入力され、順次シフトされるラッチ信号を出力するようになっている。
データバッファ102は、上記ラッチ信号に応じて、データ演算回路105から順次出力される1画素分ずつの画像データをそれぞれ保持するようになっている。
データバッファ103は、ラインクロック信号に応じて、データバッファ103に保持された複数画素分の画像データを一括して保持するようになっている。
D/A変換器104は、データバッファ103に保持された各画像データに応じた駆動電圧を出力するようになっている。このD/A変換器104の詳細な構成については後述する。
データ演算回路105は、加算回路111と、保持回路112(例えばフリップフロップ)とを備え、図2に示すように、6ビット(b5〜b0)の入力画像データに、保持回路112に保持されている2ビット(b1〜b0)のデータ(繰り越しデータ)を加算し、加算結果の上位4ビット(b5〜b2)を出力するとともに、下位2ビット(b1〜b0)を次の繰り越しデータとして保持回路112に保持させるようになっている。すなわち、6ビットの入力画像データに対して、4ビットの画像データが出力され、下位2ビットは順次次の画素の画像データに繰り越されて加算されるようになっている。ただし、同図に*印で示すように、加算時に最上位ビット(b5)からのキャリー(オーバフロー)が生じる場合には、加算回路111から出力される加算結果の上位4ビット(b5〜b2)の値は全て1にされるとともに、下位2ビットとしては元の繰り越しデータの値がそのまま次の繰り越しデータとされるようになっている(保持回路112で新たな下位2ビットの保持が抑制されて元の値が保持されるようにしてもよい。)。なお、同図において加算結果の上位4ビットも一旦保持回路112に保持されるようになっているのは、例えば出力タイミングを調整するためで、タイミングが問題とならない場合には、必ずしも保持させなくてもよい。
データ演算回路105から出力された4ビットの画像データは、データバッファ102・103を介してD/A変換器104に入力され、駆動電圧が出力される。上記D/A変換器104は、例えば図3に示すように、複数段階の基準電圧を発生する基準電圧発生回路121と、各画素に対応した複数の電圧選択部122とを備えている。上記基準電圧発生回路121は、より詳しくは、例えば図4に示すように、6ビット(64階調)の画像データに応じた基準電圧V0〜V63のうち4つごとに1つ、合計で16段階の基準電圧V0、V4、V8、V12、…V60を発生するようになっている。上記基準電圧V0〜V63は、あらかじめ例えば図5に示すように設定されたガンマ特性に応じて、0〜63の各階調に対応させて定められる基準電圧である。電圧選択部122は、データ演算回路105から出力される4ビット(b5〜b2)の画像データに応じたスイッチの切り替えによって、上記16段階の基準電圧のうち何れか1つを選択し、各画素の駆動電圧(画像信号)として出力するようになっている。
上記のように構成された駆動装置では、6ビット(64階調)の入力画像データに対して、駆動電圧は、4ビットの画像データに基づいて16段階のうちから選択される。この場合、例えば図2および図5に示す例では、入力画像データの値が000000(2)(末尾の「(2)」は2進表記であることを示す。)や000100(2)のように、下位2ビットが00(2)の場合には、正確な基準電圧V0、V4が出力される。一方、入力画像データとして、000001(2)のように、下位2ビットが01(2)の値が連続して入力される例を考えると、4画素中3画素についてはV0が出力され、他の1画素についてはV4が出力される。そこで、これらの4画素が隣接していれば、平均的(確率的)にV1の階調に見える表示がなされることになる。
また、同様に、000010(2)のように、下位2ビットが10(2)の値や、000011(2)のように、下位2ビットが11(2)の値が連続して入力される例を考えると、4画素中2画素または1画素についてはV0が出力され、他の2画素または3画素はV4が出力される。そこで、これらの4画素が隣接していれば、平均的にV2またはV3の階調に見える表示がなされることになる。ここで、上記の例では便宜上、同じ値が連続して入力される例を説明したが、画素ごとに入力画像データの値が異なる場合でも、隣接する画素間で下位2ビットの値が調整されて平均的に6ビットに相当する階調の表示がなされるメカニズムは同様である。
上記のように、データ演算回路105によって下位2ビットの値を考慮したうえで画像データが6ビットから4ビットに低減されることにより、基準電圧の選択に1画素あたり30個のスイッチを用いるだけで高階調な表示を行わせることができる。
なお、6ビットの加算結果からの4ビットの画像データの抽出は、上記に限らず、四捨五入などによって行われるようにしてもよい。
また、繰り越しデータは、キャリーが生じる場合でも、必ずしも元の値が維持されるようにしなくてもよい。すなわち、キャリーの生じるような画素が多数連続するような場合には、そのような画素の前後で繰り越しデータが維持されていても、平均的に6ビットに相当する階調に近い表示がなされる効果は少なくなるので、そのような画素の出現頻度などによっては画質に大差がない場合も考えられる。また、キャリーの生じるような画素が多数連続した後の繰り越しデータは、どのような値であっても(一律に加算結果で更新された値や乱数的な値など)、表示ラインの端部の画素についての初期値と同様に、続く画素について上記のような繰り越しデータの加算が行われれば、平均的に6ビットに相当する階調を表示させる効果が得られる。
《実施形態1の変形例1》
上記実施形態1の駆動装置では、階調0〜60については、結果的に61段階の階調の表示がなされる。ところが、階調60〜63については、加算時に最上位ビット(b5)からのキャリーが生じる場合に加算結果の上位4ビット(b5〜b2)の値が全て1にされるので、一律に階調60の表示になる。すなわち階調の上限が階調60となる。
そこで、最高階調が階調63となるようにするためには、例えば図6、7に示すような基準電圧発生回路221を有するD/A変換器204を設けて、最高基準電圧だけがV63になるようにしてもよい。この場合には、階調56〜60の間では、画像データが6ビットの場合に比べて、少しずつ高めの階調になり、階調60〜63では、一律に階調63の表示になる。すなわち、階調60〜63については階調差はないがハイエストライトの表示は十分に行われることになる。
《実施形態1の変形例2》
また、例えば図8、9に示すように、基準電圧発生回路321を有するD/A変換器304を設けて、最高基準電圧をV63にして、V0〜V63の間の基準電圧を少しずつ高めに設定してもよい。この場合には、やはりハイエストライトの表示は十分に行われるとともに、全階調にわたるガンマ曲線の変化率と、画像データが6ビットの場合の変化率との差を小さく抑えることができる。
なお、V0〜V63の全階調の基準電圧を高めに設定するのに間に限らず、例えばV40〜V63の間など、途中の階調以上の基準電圧だけを高めに設定してもよい。
《実施形態1の変形例3》
また、例えば図10に示すように、通常の加算演算をして加算結果とキャリー信号とを出力する加算回路411と、保持回路412とを有するデータ演算回路405、および図11に示すような基準電圧発生回路421、および電圧選択部422を有するD/A変換器404を用いてもよい。すなわち、加算回路411は、キャリー信号を出力するが、図12に示すように、キャリーが生じるかどうかに係わらず、入力画像データと繰り越しデータとを加算し、保持回路412は、常に加算結果の下位2ビットを次の加算に繰り越すようになっている。また、D/A変換器404は、キャリー信号に応じて、V64を出力するようになっている。
このように、加算によってキャリーが生じる場合、すなわち加算結果が63を超える場合にはV64が出力されることにより、図13に示すように、階調60〜63についても、階調56〜59等と同様に、V60またはV64が所定の頻度で出力されることになり、平均的に6ビットに相当する階調の表示をさせることができる。
なお、上記のようなキャリー信号に応じてV64を出力するかどうかを制御するのに限らず、例えば入力画像データおよび/または繰り越しデータのデコードや、これらのデコードと加算との組み合わせなどによっても、同様の制御をすることはできる。具体的には、例えば入力画像データの上位4ビット(b5〜b2)が全て1で、繰り越しデータとの加算によって下位から2ビット目(b1)からのキャリーが生じる場合にはV64を出力するなどしてもよい。
《実施形態1の変形例4》
また、基準電圧としてV61〜V63も実際に発生させて、入力画像データが61以上の場合には、これらの基準電圧が出力されるようにしてもよい。具体的には、変形例4の駆動装置は、図14に示すように、加算回路511、保持回路512、およびデコーダ513を有するデータ演算回路505と、図15に示すような基準電圧発生回路521、および電圧選択部522を有するD/A変換器504とを備えている。
デコーダ513は、図16に示すように、入力画像データが61以上の場合に1となるデコード信号を出力するようになっている。より具体的には、例えば入力画像データの上位4ビット(b5〜b2)が全て1で、下位2ビット(b1〜b0)の一方または両方が1の場合に、1を出力するようになっている。
加算回路511は、実施形態1の加算回路111と同様に入力画像データと繰り越しデータを加算するが、図16に*印で示すように、デコード信号が1の場合(入力画像データが61以上の場合)には、下位2ビットとしては元の繰り越しデータの値がそのまま出力されて次の繰り越しデータとされるようになっている(保持回路512で新たな下位2ビットの保持が抑制されて元の値が保持されるようにしてもよい。)。また、デコード信号が1の場合には、D/A変換器504で以下のように入力画像データの下位2ビットだけによって基準電圧の選択が行われるので、上位4ビットとしてはどのような値が出力されるように構成されてもかまわない。
保持回路512は、実施形態1と同様に、6ビットの加算結果を保持して、下位2ビットを次の繰り越しデータとして加算回路511に出力し、上位4ビットをD/A変換のために出力するようになっている。保持回路512は、さらに、デコーダ513からのデコード信号、および入力画像データの(加算前の)下位2ビットも、一旦保持してから、出力するようになっている。
また、D/A変換器504は、上記データ演算回路505から出力されるデコード信号、加算結果の上位4ビット、および入力画像データの下位2ビットに基づいて駆動電圧を出力するようになっている。より詳しくは、デコード信号が0の場合(入力画像データが0〜60の場合)には、実施形態1と同様に基準電圧V0〜V60が出力されるようになっている。一方、デコード信号が1の場合(入力画像データが61〜63の場合)には、入力画像データの下位2ビット(b1〜b0)に応じてV61〜V63が出力されるようになっている。
上記のように構成された駆動装置では、図17に示すように、入力画像データが61〜63の画素については、平均的な階調ではなく、各画素ごとに、ハイエストライトを含む6ビットの画像データに応じた階調を表示させることができる。ここで、D/A変換器504に入力される画像信号データのビット数は6ビットになるが、入力画像データが0〜60の場合には実施形態1と同様に加算結果の上位4ビットに基づいて平均的に6ビットに相当する階調の表示がなされるので、D/A変換器504に用いられるスイッチの数は、やはり少なく抑えられる。
なお、繰り越しデータは、入力画像データが60〜63の場合に、実施形態1について説明したのと同様に、必ずしも元の値が維持されるようにしなくてもよい。
また、上記の例では入力画像データが0〜60の場合には基準電圧V0〜V60が出力される例を示したが、繰り越しデータの加算結果に応じてV61〜V63が出力されるようにしてもよい。その場合には、次の画素への繰り越しデータはクリアされるようにしてもよい。
また、入力画像データが61〜63の場合にも、繰り越しデータの加算結果に応じて、基準電圧V61〜V66(加算結果の最大値=111111(2)+11(2))等が出力されるようにするなどしてもよい。
《発明の実施形態2》
6ビットの入力画像データのうちの下位2ビットだけに、順次繰り越しデータを加算する例を説明する。この駆動装置は、図18に示すように、加算回路611、および保持回路612を有するデータ演算回路605と、図19に示すような基準電圧発生回路521、および電圧選択部622を有するD/A変換器604とを備えている。
加算回路611は、図20に示すように、入力画像データのうちの下位2ビットに、順次2ビットの繰り越しデータを加算するようになっている。また、この加算回路611は、加算結果の下位から2ビット目(b1)からのキャリーが生じる場合に、キャリー信号を出力するようになっている。
保持回路612は、2ビットの加算結果を保持して次の加算に繰り越すとともに、さらに、上記キャリー信号と、6ビットの入力画像データをそのまま保持して出力するようになっている。
D/A変換器604は、原則的に入力画像データの上位4ビット(b5〜b2)に基づいて基準電圧を選択するとともに、さらに、上記キャリー信号が1の場合には、1段階高階調な基準電圧を選択するようになっている。また、階調60以上については、さらに、入力画像データの下位2ビットによって、基準電圧V61〜V63が選択されるようになっている。
この駆動装置から出力される画像信号は、上記実施形態1の変形例4と同じである。すなわち、入力画像データが0〜60の場合については、入力画像データの上位4ビットと、下位2ビットに繰り越しデータを加算したときのキャリー信号とに基づいて、入力画像データの全6ビットと繰り越しデータとの加算結果の上位4ビットに基づいたのと同じ基準電圧V0〜V60が出力される。また、入力画像データが61〜63の場合については、入力画像データの下位2ビットによって選択されるV60〜V63の何れかの基準電圧が、入力画像データの上位4ビットが全て1のときにそれぞれオンになる一連のスイッチを介することによって、前記のようなデコード信号によってオンになるスイッチを介するのと同じように出力される。
上記のように2ビットの加算回路611から出力されるキャリー信号に基づいて、電圧選択部622で2段階の基準電圧の一方が選択されるように構成する場合には、加算回路611の回路規模が小さくなる一方で各D/A変換器604に設けられるスイッチの数が多くなるが、全6ビットの画像データに基づいて64段階の基準電圧の何れかが選択される場合などに比べれば、やはり必要なスイッチの数を少なく抑えることができる。
なお、上記のように入力画像データの下位のビットに繰り越しデータとを加算したときのキャリー信号に基づいて2段階の基準電圧の一方が選択される構成は、基準電圧V61〜V63を出力可能な駆動装置に限らず、実施形態1や変形例1〜3などに適用してもよい。
また、本実施形態2において、実施形態1の変形例4のようなデコード信号によって基準電圧V61〜V63が選択されるようにしてもよい。
《発明の実施形態3》
6ビットの画像データによる基準電圧の選択は、61〜63階調に限らず、必要とされる階調精度や解像度等に応じて、γ曲線の勾配変化が大きい部分など、他の階調の領域について行われるようにしてもよいし、また、図21に示すように複数の階調領域について行われるようにしてもよい。また、6ビットに限らず、5ビットで選択される階調領域が設けられたりしてもよい。
具体的には、実施形態3の駆動装置は、例えば図22に示すように、実施形態1の変形例4と比べて、デコーダ513に代えてデコーダ713を有するデータ演算回路705と、図23に示すような基準電圧発生回路721、および電圧選択部722を有するD/A変換器704とを備えている。
デコーダ713は、図24に示すように、入力画像データが0の場合、および61以上の場合に1となるデコード信号を出力するようになっている。より具体的には、例えばデコーダ513と同様に入力画像データの上位4ビット(b5〜b2)が全て1で、下位2ビット(b1〜b0)の一方または両方が1の場合に加えて、入力画像データの全6ビットが0の場合にも1を出力するようになっている。
加算回路511、および保持回路512の機能および動作は実施形態1の変形例4で説明したのと同じである。
D/A変換器704は、D/A変換器504と同様に基準電圧V61〜V63が選択されるのに加えて、入力画像データの全6ビットが0の場合に基準電圧V0が選択される一方、その他の場合で加算結果の上位4ビットが0の場合には、基準電圧V1より少し低めの電圧が選択されるようになっている。
このように構成されることにより、入力画像データが0〜4の画素について、図25に示すように、γ曲線の勾配が、V0〜V1の間は大きく、V1〜V4の間は小さいように直線性が低い場合でも、所望のγ曲線に応じた駆動電圧を出力させることが容易にできる。
なお、例えば入力画像データが0〜4など一部の階調範囲についてだけ、さらに入力画像データの下位1ビットまたは2ビットの値にも基づいて、高階調な基準電圧が選択されるようにしてもよい。すなわち、全階調範囲について入力画像データの全ビットに基づいた選択をするのに比べて、大幅に少ない数のスイッチで、部分的に階調を高めて画質を向上させることが容易にできる。
《発明の実施形態4》
画像データに繰り越しデータを加算するのに代えて、乱数を加算するようにしてもよい。具体的には、実施形態4の駆動装置は、例えば図26に示すように、加算回路811、保持回路812、および乱数発生回路814を有するデータ演算回路805を備えている。
乱数発生回路814は、入力画像データの下位2ビット(b1〜b0)の値が1〜3の場合に、その値応じて、1/4〜3/4の確率で値が1になる乱数を出力するようになっている。
加算回路811は、入力画像データ上位4ビット(b5〜b2)に上記乱数を加算するようになっている。
保持回路812は、上記加算結果を一旦保持することにより、適切なタイミングで出力するようになっている。
このように構成された駆動装置においても、例えば、入力画像データが000001(2)、つまり下位2ビットが01(2)だとすると、データ演算回路805からは、やはり、平均的に、4画素中3画素については0000(2)が出力され、他の1画素については0001(2)が出力される。そこで、これらの4画素が隣接していれば、平均的(確率的)にV1の階調に見える表示がなされることになる。
《発明の実施形態5》
乱数を発生させるための下位2ビットの値として累積値を用いるようにしてもよい。具体的には、実施形態5の駆動装置は、例えば図27に示すように、実施形態4(図26)の構成に加えて、加減算回路915と、保持回路916と、保持回路917とを有するデータ演算回路905を備えている。
加減算回路915は、入力画像データの下位2ビットに、保持回路916に保持されている3ビットのデータ(符号付または2の補数の繰り越しデータ)を加算するとともに、乱数発生回路814が出力する値を(b2)の桁位置で減算するようになっている。
保持回路916は、加減算回路915から出力される加減算結果を次の繰り越しデータとして保持するようになっている。
乱数発生回路814は、加減算回路915から出力される加減算結果が1〜3の場合に、その値応じて、1/4〜3/4の確率で値が1になる乱数を出力するようになっている。また、例えば、加減算結果が0以下の場合には必ず0を出力し、4以上の場合には必ず1を出力するようになっている。
上記のように繰り越しデータの加算と乱数とが用いられることにより、例えば、入力画像データの下位2ビットの値が同じでも、上位4ビットに1が加算された後には再度1が加算される確率が低く、上位4ビットに1が加算されなかった後には再度1が加算される確率が高くなる。したがって、近接した画素の範囲内で、平均的に適切な階調の表示される確率を高くすることができる。
《発明の実施形態6》
実施形態1等について説明した保持回路112等に保持される繰り越しデータの初期値は、0など特定の値でもよいし、乱数的な値でもよい。また、そのような初期値は、各表示ラインごとに設定されるようにしてもよいが、単に前ラインの最後の画素についての繰り越しデータが、そのまま次ラインの初期値となるようにしてもよい。すなわち、例えば撮影画像などのように、表示ラインの最後の画素についての繰り越しデータがランダムに近いと考えられるような場合には、乱数を初期値にするのと同じようなことになる。
一方、画像データに周期性があるコンピュータ画像などの場合には、各ラインの初期値が等しいと、同じ横位置の画素で1段階高い階調となって、縦縞が目立ちやすくなる場合がある。そのような場合には、乱数的な初期値が設定されることが好ましい。
また、例えば先頭の画素についての繰り越しデータや出力画像データが、後続する画素の画像データに基づいて求められるなどしてもよい。
《発明の実施形態7》
隣接する2つの画素ごとの画像データが並列に入力されて駆動電圧を出力する駆動装置の例を説明する。また、この例では、各画素の画像データは、1ビットずつシリアルに入力されるようになっている。この駆動装置のデータ演算回路935は、図28に示すように、加算回路941・943と、保持回路942a・942b・944とを有している。
加算回路941は、奇数画素の入力画像データがシリアルに入力され、図29に示すように、入力クロック信号CLK−INが分周されたクロック信号CLK0〜CLK5に同期して6ビット(b5〜b0)の入力画像データを順次保持するとともに、保持回路944に保持されている2ビットの繰り越しデータを加算する。そこで、加算回路941からは、各ビットの加算結果がクロック信号CLK0〜CLK5に同期して順次出力される。また、加算時に最上位ビット(b5)からのキャリーが生じる場合には、実施形態1について説明したのと同様に加算回路941から出力される加算結果の上位4ビット(b5〜b2)の値は全て1にされる。
加算結果のうちの下位2ビット(b1〜b0)のデータ(繰り越しデータ)は、クロック信号CLK2に同期して保持回路942aに保持され、加算回路943に出力される。一方、上位4ビット(b5〜b2)のデータ(出力データ)は、クロック信号CLK0に同期して保持回路942bに保持され、データバッファ102に出力される。
加算回路943は、偶数画素の入力画像データがシリアルに入力され、クロック信号CLK0〜CLK5に同期して6ビット(b5〜b0)の入力画像データを順次保持するとともに、上記保持回路942aにクロック信号CLK2に同期して保持された2ビットの繰り越しデータを加算する。そこで、加算回路943から出力される下位2ビット(b1〜b0)の加算結果は、クロック信号CLK2に同期して確定し、上位4ビット(b5〜b2)の加算結果はクロック信号CLK2〜CLK5に同期して入力画像データが入力されるのに伴い、順次確定する。これらの確定した全ビットの加算結果は、クロック信号CLK0に同期して保持回路944に保持され、そのうちの下位2ビット(b1〜b0)の繰り越しデータは加算回路941に出力され、上位4ビット(b5〜b2)の出力データはデータバッファ102に出力される。
上記のように並列に入力された2つの画素の入力画像データの一方と繰り越しデータとの加算、およびその加算結果と他方の入力画像データとの加算とを相前後して行わせることにより、2つの画素の出力画像データも並列に出力させることができる。特に、入力画像データがシリアルに入力される場合には、各入力画像データの下位2ビットが入力された後、各画像データについての加算遅延とキャリー伝播遅延が、次の入力画像データの入力されるタイミングまでの時間よりも短ければ、上記加算遅延およびキャリー伝播遅延が出力画像データの出力タイミングに影響しないようにすることができる。
なお、保持回路942aは、必ずしもクロック信号CLK2に同期して繰り越しデータを保持するのに限らず、加算遅延およびキャリー伝播遅延が出力画像データの出力タイミングに影響しない範囲であれば、より後のクロック信号に同期して保持するようにしてもよい。さらに、入出力画像データの入出力タイミングに余裕がある場合には、各画素の全ビットの入力画像データが入力された後、保持回路942a・942bが同一のクロック信号で加算結果を保持し、保持回路944は加算回路943の加算結果を、その加算結果が確定するタイミングで保持するようにしてもよい。
また、各画素の画像データが1ビットずつシリアルに入力されるのに限らず、全ビットがパラレルに入力される場合でも、入出力画像データの入出力タイミングに余裕がある場合には、各画素についての加算結果が順次確定するタイミングで、それらの加算結果が順次保持されるようにしてもよいし、全画素の加算結果が確定するタイミングで、それらの全画素の加算結果が同時に保持されるようにしてもよい。
また、加算回路943から出力される加算結果が保持回路944に保持されるまでの間、加算回路941から出力される加算結果が維持される場合には、保持回路942aは必ずしも設けなくてもよい。
また、入力画像データが並列に入力される画素数や、入出力画像データのビット数、繰り越しデータのビット数は、上記に限るものではない。
また、上記のような構成は、実施形態1〜3、5、6、8またはこれらの変形例と適宜組み合わせてもよい。具体的には、例えば加算回路941、および保持回路942b・944が、実施形態1の変形例3(図10)と同様にキャリー信号も生成、保持するようにして、図11に示すようなD/A変換器404と組み合わせるなどしてもよい。
また、上記のように、各画素についての加算結果の下位ビットが、順次、繰り越しデータとして他の画素についての加算に用いられるのに限らず、複数の画素についての加算が並列に行われるようにしてもよい。具体的には、例えば図30に示すように、加算回路961・963および保持回路962・964を有するデータ演算回路955を用い、加算回路961は、1つ目の画素の入力画像データと、保持回路964からの繰り越しデータとを加算する一方、加算回路963は、上記入力画像データの下位2ビットと、上記繰り越しデータと、2つ目の画素の入力画像データとを加算するようにすれば、実質的に等価な演算によって出力画像データを求めることができる。この場合には、下位ビットについて3入力以上の加算器が必要になるが、各画素についての出力画像データを同時に出力させることが容易にできる。
《発明の実施形態8》
画像表示装置の駆動装置は、1チップの半導体で構成されてもよいが、1表示ラインの画素数が多い場合などには、それぞれ1チップの半導体で構成された複数の単位駆動装置によって、1表示ライン分の駆動装置が構成されてもよい。
具体的には、例えば図31に示すように、1枚の画像表示パネル1001が、6個の単位駆動装置1002で構成される駆動装置によって駆動されるようにしてもよい。同図の例では、3個ずつの単位駆動装置1002がそれぞれ別個のバスに接続されて、順次、スタートパルス信号およびクロック信号とともに、画像データが与えられるようになっている。各単位駆動装置1002には、1表示ラインの画素数をMとすると、スタートパルス信号が1回入力されるごとに、各表示ラインのM/6画素分ずつの画像データが入力される。この場合、実施形態6で説明したのと同様に、スタートパルス信号が入力されるごとに繰り越しデータが初期化されるようにしてもよいが、同図に破線で示すように、各表示ラインのM/6画素の最後の画像データについての繰り越しデータが、そのまま保持されて次の表示ラインにおける初期値とされるようにしてもよい。また、同様に、1フレームの一番下の表示ラインにおける繰り越しデータが、同図に2点鎖線で示すように、次のフレームの一番上の表示ラインにおける繰り越しデータの初期値とされるようにしてもよい。
また、例えば、図32に破線および2点鎖線で示すように3個の単位駆動装置1002などごとに、繰り越しデータが受け渡されるようにしてもよい。より詳しくは、例えば、実施形態1のデータ演算回路105の例を図33に示すように、さらに、セレクタ151を設け、スタートパルス信号が入力されたときに、前段のデータ演算回路105で保持された繰り越しデータが選択されて加算回路111に入力されるようにすればよい。
また、さらに、1表示ライン全体に亘って、繰り越しデータが受け渡されるようにしてもよい。
上記のように複数の単位駆動装置1002間で繰り越しデータを受け渡す場合、受け渡しのための配線の形態は特に限定されないが、例えば図34に示すように、フレキシブル基板1002aに半導体チップ1002bが搭載されて形成された複数の単位駆動装置1002が用いられ、そのような複数の単位駆動装置1002を介して、画像データ等を供給するプリント配線基板1003等と画像表示パネル1001とが連結される場合には、画像表示パネル1001のガラス基板等に形成された配線パターン1001a、またはプリント配線基板1003に形成された配線パターン1003aを介して、互いに隣接する単位駆動装置1002間での繰り越しデータを受け渡すようにしてもよい。また、表示ラインの終端部に対応する単位駆動装置1002から始端部に対応する単位駆動装置1002への受け渡しは、同様に画像表示パネル1001に形成された配線パターンを介するようにしてもよいが、一般的には、配線レイアウトの自由度などの点で、プリント配線基板1003の方が配線パターン1003bを形成しやすい。
《その他の事項》
上記のような構成は、カラー表示用の駆動装置にも適用できる。具体的には、例えば赤、緑、青の画像データが並列に入力される場合には、図35に示すように、各色用のデータ演算回路105等を1組にして用いればよい。また、例えば赤、緑、青の画像データが順次供給される場合には、各色用のデータ演算回路105等を1組にして用いるとともに、デマルチプレクサなどによって各色の画像データをデータ演算回路105に振り分けるようにすればよい。また、保持回路112を各色ごとに設け、順次切り替えて用いられるようにしてもよい。
また、繰り越しデータは、通常は隣接する画素間で繰り越されるのが望ましいが、視覚的に平均的な階調に見える範囲の画素であれば、必ずしも隣接する画素でなくてもよい。また、1表示ライン内の画素に限らず、ラインメモリを設けるなどして、他の表示ラインの(画面の縦方向の)画素間で繰り越されるようにしてもよいし、2次元的な範囲の画素間で繰り越されるようにしてもよい。
また、上記のような繰り越しデータの加算に限らず、複数画素の画像データに基づいて表示される複数の画素によって、平均的に入力画像データのビット数に応じた階調が表示されるような階調パターンが求められればよく、関数処理やテーブル演算、フィルタ処理などが適用されてもよい。
また、特開2000−183747号公報や特開2001−34234号公報に記載されているような複数の基準電圧を選択して平均化する手法と組み合わせてもよい。すなわち、アナログ電圧の平均化による階調精度の低下を招く場合はあり得るが、大幅に回路規模を低減することが容易にできる。
本発明にかかる画像表示装置の駆動装置は、出力される駆動電圧の精度を高く保ちつつ、回路規模および半導体集積回路に占める面積を低減することが容易にできるという効果を有し、D/A変換器を備え、液晶表示装置等の画像表示装置を駆動する駆動装置等として有用である。
実施形態1の画像表示装置の駆動装置の構成を示すブロック図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示す説明図である。 同、D/A変換器104の具体的な構成を示すブロック図である。 同、D/A変換器104のより詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 変形例1のD/A変換器204の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 変形例2のD/A変換器304の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 変形例3のデータ演算回路405の構成を示すブロック図である。 同、D/A変換器404の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示す説明図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 変形例4のデータ演算回路505の構成を示すブロック図である。 同、D/A変換器504の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示す説明図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 実施形態2のデータ演算回路605の構成を示すブロック図である。 同、D/A変換器604の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示す説明図である。 実施形態3の入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 同、データ演算回路705の構成を示すブロック図である。 同、D/A変換器704の詳細な構成を示す回路図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示す説明図である。 同、入力画像データと駆動電圧との関係を示すグラフである。 実施形態4のデータ演算回路805の構成を示すブロック図である。 実施形態5のデータ演算回路905の構成を示すブロック図である。 実施形態7のデータ演算回路935の構成を示すブロック図である。 同、各部の動作を示すタイミングチャートである。 同変形例のデータ演算回路955の構成を示すブロック図である。 実施形態8の駆動装置の構成と繰り越しデータの伝達順序を示す説明図である。 同、変形例を示す説明図である。 同変形例のデータ演算回路105の構成を示すブロック図である。 実施形態8および変形例の繰り越しデータの伝達経路を示す説明図である。 他の変形例の画像表示装置の駆動装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 シフトレジスタ
102 データバッファ
103 データバッファ
104 D/A変換器
105 データ演算回路
111 加算回路
112 保持回路
121 基準電圧発生回路
122 電圧選択部
151 セレクタ
204 D/A変換器
221 基準電圧発生回路
304 D/A変換器
321 基準電圧発生回路
404 D/A変換器
405 データ演算回路
411 加算回路
412 保持回路
421 基準電圧発生回路
422 電圧選択部
504 D/A変換器
505 データ演算回路
511 加算回路
512 保持回路
513 デコーダ
521 基準電圧発生回路
522 電圧選択部
604 D/A変換器
605 データ演算回路
611 加算回路
612 保持回路
622 電圧選択部
704 D/A変換器
705 データ演算回路
713 デコーダ
721 基準電圧発生回路
722 電圧選択部
805 データ演算回路
811 加算回路
812 保持回路
814 乱数発生回路
905 データ演算回路
915 加減算回路
916 保持回路
917 保持回路
935 データ演算回路
941 加算回路
942a 保持回路
942b 保持回路
943 加算回路
944 保持回路
955 データ演算回路
961 加算回路
963 加算回路
964 保持回路
1001 画像表示パネル
1001a 配線パターン
1002 単位駆動装置
1002a フレキシブル基板
1002b 半導体チップ
1003 プリント配線基板
1003a 配線パターン
1003b 配線パターン

Claims (21)

  1. 表示画像の各画素の階調を示す入力画像データが順次入力されて、駆動電圧信号を出力する画像表示装置の駆動装置であって、
    処理対象画素の入力画像データと、近傍の画素の入力画像データとに基づいて、上記入力画像データよりも少ないビット数の出力画像データを求めて出力する演算部と、
    複数種類の基準電圧を発生する基準電圧発生部と、
    上記出力画像データに基づいて、上記複数種類の基準電圧のうちの何れかを選択する基準電圧選択部と、
    を備え、
    上記演算部は、上記処理対象画素の入出力画像データの差と、近傍の画素の入出力画像データの差とが相殺されるように、上記処理対象画素の出力画像データを求めるように構成されていることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  2. 請求項1の画像表示装置の駆動装置であって、
    さらに、処理対象画素に先立つ画素の出力画像データを求める際に得られる繰り越しデータを保持する保持部を備え、
    上記演算部は、入力画像データに上記保持部の繰り越しデータを加算し、加算結果の所定の上位ビットの値を出力画像データとして求めるとともに、加算結果の他の下位ビットの値を次の繰り越しデータとして保持部に保持させることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  3. 請求項2の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、上記加算結果がオーバフローした場合に、上記上位ビットの値の最大値を出力画像データとして求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  4. 請求項3の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、上記加算結果がオーバフローした場合に、上記保持部に保持されている繰り越しデータを維持することを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  5. 請求項2の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記基準電圧の種類数は、2の上記上位ビット数乗であることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  6. 請求項1の画像表示装置の駆動装置であって、
    さらに、入力画像データにおける所定の下位ビットの値に応じた乱数を発生する乱数発生部を備え、
    上記演算部は、入力画像データにおける上記上位ビットの値に、上記乱数を加算することを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  7. 請求項6の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記乱数発生部は、順次入力される入力画像データの所定の下位ビットの加算値から、先行する画素について発生した乱数に応じた値が減算された値に基づいて、上記乱数を発生することを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  8. 請求項1の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、上記入力画像データの値の範囲が複数の区間に分割されたうちの一部の区間について、上記出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  9. 請求項2の画像表示装置の駆動装置であって、
    それぞれ、上記演算部、基準電圧発生部、基準電圧選択部、演算部、および保持部を有し、表示ラインが複数に分割された各部分ラインの画素について駆動電圧信号を出力する複数の単位駆動装置を備えて構成されたことを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  10. 請求項9の画像表示装置の駆動装置であって、
    各演算部は、第1の表示ラインにおける各部分ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータに基づいて、第2の表示ラインにおける各部分ラインの最初の画素についての出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  11. 請求項10の画像表示装置の駆動装置であって、
    各演算部は、さらに、1フレームの最後の各部分ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータに基づいて、次のフレームの最初の各部分ラインの最初の画素についての出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  12. 請求項9の画像表示装置の駆動装置であって、
    各演算部は、他の単位駆動装置が先行する部分ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータに基づいて、上記先行する部分ラインと同一の表示ライン内で後続する部分ラインの最初の画素についての出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  13. 請求項12の画像表示装置の駆動装置であって、
    各表示ラインの最初の画素についての出力画像データを求める単位駆動装置の演算部は、他の単位駆動装置が先行する表示ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータに基づいて、後続する表示ラインの最初の画素についての出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  14. 請求項13の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記各表示ラインの最初の画素についての出力画像データを求める単位駆動装置の演算部は、さらに、1フレームの最後の表示ラインにおける最後の画素について求められた繰り越しデータに基づいて、次のフレームの最初の表示ラインにおける最初の画素についての出力画像データを求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  15. 請求項12の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記画像表示装置を構成する表示装置基板と、入力画像データを供給する配線基板とが、上記複数の単位駆動装置を介して接続されるように構成され、
    上記他の単位駆動装置が先行する部分ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータを伝達する配線パターンが、上記表示装置基板および配線基板の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  16. 請求項13の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記画像表示装置を構成する表示装置基板と、入力画像データを供給する配線基板とが、上記複数の単位駆動装置を介して接続されるように構成され、
    上記他の単位駆動装置が先行する表示ラインの最後の画素について求めた繰り越しデータを伝達する配線パターンが、上記表示装置基板および配線基板の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  17. 請求項1の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、互いに隣接する複数の画素の画像データが入力され、
    上記複数の画素のうち第1の画素の出力画像データを求める際に得られる繰り越しデータを、上記第1の画素に隣接する第2の画素の入力画像データに加算し、加算結果の所定の上位ビットの値を第2の画素の出力画像データとして求めるとともに、
    加算結果の他の下位ビットの値を次の繰り越しデータとして求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  18. 請求項17の画像表示装置の駆動装置であって、
    さらに、上記複数の画素のうち終端部の画素についての繰り越しデータを保持する保持部を備え、
    上記演算部は、上記複数の画素に続いて入力される複数の画素の画像データのうち始端部の画素の画像データに上記保持部に保持された繰り越しデータを加算することを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  19. 請求項17の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、各画素の画像データにおける各ビットの値がシリアルに入力され、上記各ビットの値を保持するとともに繰り越しデータを加算することを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  20. 請求項17の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、上記加算結果がオーバフローした場合に、上記上位ビットの値の最大値を出力画像データとして求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
  21. 請求項1の画像表示装置の駆動装置であって、
    上記演算部は、互いに隣接する複数の画素の画像データが入力され、
    上記複数の画素のうち第1の画素の出力画像データを求める際に用いられる繰り越しデータと、
    上記第1の画素の入力画像データと、
    上記第1の画素に隣接する第2の画素の入力画像データとを加算し、加算結果の所定の上位ビットの値を第2の画素の出力画像データとして求めることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。
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