JP2008178040A - 発振器 - Google Patents
発振器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008178040A JP2008178040A JP2007011949A JP2007011949A JP2008178040A JP 2008178040 A JP2008178040 A JP 2008178040A JP 2007011949 A JP2007011949 A JP 2007011949A JP 2007011949 A JP2007011949 A JP 2007011949A JP 2008178040 A JP2008178040 A JP 2008178040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillator
- frequency
- circuit
- oscillation
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
【解決手段】 発振回路の周波数を選択可能な帰還ループに、インダクタンスLとバリキャップダイオードC3とを直列に接続した周波数選択回路10を設け、バリキャップダイオードC3の容量を電気的に制御することにより、負性抵抗を調整する発振器である。
【選択図】 図1
Description
周波数選択性を備えた発振器には、負性抵抗を調整して発振条件を制御し、振動子が発振する複数の周波数の候補の中から所望の周波数を選択するものがある。負性抵抗が大きいほど発振し易くなるため、負性抵抗の値が所望の発振周波数付近で大きく、且つ不要周波数付近では小さく(または正に)なるように調整することにより所望の周波数を選択することができるものである。
または、固定コンデンサの代わりに機械的な調整が可能なトリマコンデンサを用いた発振器もあった。
そのため、発振周波数のバラツキを防ぐために、負性抵抗による周波数選択の特性を調整して、適正な出力周波数を得ることが必要となる。高周波発振器においては、個々の発振器について負性抵抗の調整を行うようになっている。
尚、周波数選択性回路を備えた発振器の共振器側の周波数調整に関する先行技術としては、特開平10−004315号公報(特許文献1)、特開2001−298324号公報(特許文献2)、特開2003−332841号公報(特許文献3)、特開2004−320239号公報(特許文献4)がある。
また、特許文献2には、発振回路において、共振回路にバラクタダイオードを用いて共振回路自身に帰還させる構造が記載されている。
特許文献4には、周波数選択回路において、発振ループに配置されるLC温度補償回路にバラクタダイオードを用いる構造が記載されている。
また、発振回路自体が経時変化(経年変化)により特性が変化すると最適な負性抵抗の値も変化するが、固定素子では経時変化に伴う負性抵抗の調整が不可能であるという問題点があった。
更に、トリマコンデンサそのものの特性が機械的な変動により変化して、発振器のエージング特性を劣化させる恐れがあるという問題点があった。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る発振器は、発振回路における周波数を選択可能な帰還ループにおいて、負性抵抗の周波数依存性を電気的に調整する手段として、帰還ループに、インダクタンスとキャパシタンスとが直列に接続されたLC共振回路を備え、キャパシタンスを、容量可変のバリキャップダイオードで構成したものであり、複数の発振周波数の候補の中から所望の周波数を選択でき、更に、簡易な構成で周波数選択特性を容易に調整することができるものである。
尚、帰還ループのLC共振回路にバリキャップダイオードを備えた構成は、特許文献1〜4には記載されていないものである。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る発振器(第1の発振器)に用いられる発振回路(第1の発振回路)の構成を簡易的に示す回路図である。
図1に示すように、第1の発振回路は、水晶振動子Xと、トランジスタQ1と、固定コンデンサC1,C2とを備えたコルピッツ型の発振回路であって、帰還ループに周波数選択機能を持たせるための共振器(周波数選択回路)10を備えている。周波数選択回路10は、一端がトランジスタQ1のエミッタに接続され、他端が固定コンデンサC1と固定コンデンサC2の中間点に接続されている。
バリキャップダイオードは、バラクタダイオード又は可変容量ダイオードとも呼ばれ、印加された逆方向電圧により容量が変化する特性を備えている。バリキャップダイオードC3の容量を調整することにより、負性抵抗の周波数依存性を調整し、発振回路の発振周波数を選択する周波数選択特性を調整することができるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る発振器によれば、コルピッツ型の発振回路において、帰還ループに、インダクタンスLとバリキャップダイオードC3とを直列に接続した周波数選択回路10を設けて、バリキャップダイオードC3の容量を電気的に制御することにより負性抵抗を調整する発振器としているので、所望の発振周波数を選択できると共に、発振器の製造後であっても周波数選択特性を容易に調整することができ、経時変化や封止前の特性変化に対応した調整を行うことができる効果がある。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る発振器について図2を用いて説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係る発振器(第2の発振器)の構成を示す回路図である。
図2に示すように、第2の発振器は、ベース接地型の発振回路を用い、帰還ループ内に、周波数調整回路としてバリキャップダイオードC10を設けたものである。
また、トランジスタQ1のエミッタには、抵抗R2の一端が接続し、他端が接地されている。そして、トランジスタQ1のエミッタは、コンデンサC11とコンデンサC12が直列に接続され、コンデンサC12の他端は接地されている。
コンデンサC11とコンデンサC12の間の点と、ダイオードD1のアノードとの間には、インダクタンスL3の一端が接続し、他端が接地している。
周波数選択回路としてのバリキャップダイオードC10は、トランジスタQ1のコレクタC側の共振回路の一部を形成するものとなっている。
本発明の第2の実施の形態に係る発振器によれば、ベース接地型の発振回路において、帰還ループに周波数選択回路としてのバリキャップダイオードC10を挿入した構成としているので、バリキャップダイオードC10の容量を電気的に制御することにより負性抵抗を調整して、所望の発振周波数を選択できると共に、発振器の製造後であっても周波数選択特性を容易に調整することができ、経時変化や封止前後の特性変化に対応した調整を行うことができる効果がある。
Claims (5)
- 水晶振動子を用いた発振回路を備える発振器において、
前記発振回路の周波数を選択可能な帰還ループに、負性抵抗の周波数依存性を電気的に調整可能な手段として、インダクタンスとキャパシタンスとから成る周波数選択回路を有し、
前記キャパシタンスを、前記帰還ループに直列に接続して、可変容量ダイオードで構成したことを特徴とする発振器。 - 可変容量ダイオードは、経年変化や封止前後の特性変化に対応して電気的に調整可能としたことを特徴とする請求項1記載の発振器。
- 水晶振動子をSCカットの水晶振動子としたことを特徴とする請求項1又は2記載の発振器。
- 請求項1乃至3記載の発振器をコルピッツ型発振器に用いたことを特徴とする発振器。
- 請求項1乃至3記載の発振器をベース接地型発振器に用いたことを特徴とする発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007011949A JP5046371B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007011949A JP5046371B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008178040A true JP2008178040A (ja) | 2008-07-31 |
JP5046371B2 JP5046371B2 (ja) | 2012-10-10 |
Family
ID=39704695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007011949A Expired - Fee Related JP5046371B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5046371B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010004957A1 (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 住友化学株式会社 | キラルなイリジウムアクア錯体およびそれを用いた光学活性ヒドロキシ化合物の製造方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001024436A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 電圧制御発振回路 |
JP2003078349A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Murata Mfg Co Ltd | 平衡型発振回路およびそれを用いた電子装置 |
JP2004048689A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-02-12 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ハートレー型圧電発振器 |
JP2004289207A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 水晶発振器 |
JP2005045405A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Toshiba Corp | 電圧制御発振器、周波数シンセサイザ及び通信システム |
JP2005086664A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Seiko Epson Corp | 発振回路及び半導体集積回路 |
JP2005136961A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-05-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶発振回路 |
WO2005078915A1 (ja) * | 2004-02-17 | 2005-08-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 電圧制御発振器 |
JP2006197143A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 電圧制御水晶発振器 |
-
2007
- 2007-01-22 JP JP2007011949A patent/JP5046371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001024436A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 電圧制御発振回路 |
JP2003078349A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Murata Mfg Co Ltd | 平衡型発振回路およびそれを用いた電子装置 |
JP2004289207A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 水晶発振器 |
JP2004048689A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-02-12 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ハートレー型圧電発振器 |
JP2005045405A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Toshiba Corp | 電圧制御発振器、周波数シンセサイザ及び通信システム |
JP2005086664A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Seiko Epson Corp | 発振回路及び半導体集積回路 |
JP2005136961A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-05-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶発振回路 |
WO2005078915A1 (ja) * | 2004-02-17 | 2005-08-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 電圧制御発振器 |
JP2006197143A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 電圧制御水晶発振器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010004957A1 (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 住友化学株式会社 | キラルなイリジウムアクア錯体およびそれを用いた光学活性ヒドロキシ化合物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5046371B2 (ja) | 2012-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005312059A (ja) | 発振器および発振器の周波数の調整設定方法 | |
JPWO2011077705A1 (ja) | 発振器 | |
JP2006197143A (ja) | 電圧制御水晶発振器 | |
US8264296B2 (en) | Voltage controlled oscillator | |
JP5046371B2 (ja) | 発振器 | |
JP4782217B2 (ja) | 低雑音電圧制御発振回路 | |
JP6509810B2 (ja) | 水晶発振器及び水晶発振器の製造方法 | |
JP5034772B2 (ja) | 温度補償圧電発振器 | |
TW201233050A (en) | Piezoelectronoc oscillator | |
JP4494387B2 (ja) | 水晶発振器 | |
JP5465891B2 (ja) | 水晶発振回路 | |
JP4550726B2 (ja) | 電圧制御発振器 | |
JP2005217773A (ja) | 電圧制御型圧電発振器 | |
JP5971838B2 (ja) | 圧電発振器 | |
JP4539161B2 (ja) | 電圧制御発振器 | |
JP5098979B2 (ja) | 圧電発振器 | |
US9077281B2 (en) | Oscillator circuit | |
JP6180846B2 (ja) | 水晶発振器 | |
JP2005204139A (ja) | 発振回路 | |
JP6358053B2 (ja) | 発振器および該発振器の発振周波数調整方法 | |
JP2001068932A (ja) | 電圧制御発振器 | |
JPH0799411A (ja) | 水晶発振回路 | |
JPH03131104A (ja) | 電圧制御発振器 | |
JP6467890B2 (ja) | 発振器 | |
JP2000299608A (ja) | 発振回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120712 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |