JP2008172669A - 認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の日常の行動においては、通信する2つの携帯機器の通信距離が一定でなく、周辺の環境が変わる場合に、環境による受信レベルの変化で、2つの通信距離を正確に把握できない上に、その影響を送信出力や受信感度を補正するなどの複雑な機能を必要とする距離検知性能や利便性が悪いという課題があった。
【解決手段】無線通信の信号レベルまたはエラー率から小型携帯装置40との距離を検知する距離検知手段106と、距離検知手段106から所定範囲内かどうか判定する判定手段109と、判定手段109の所定範囲の閾値を任意に複数設定する個別設定手段1091と、判定手段109の閾値を固定値と個別設定手段1091で設定した設定値とを切替える切替手段1092とを備え、個別設定手段1091で複数の行動範囲での閾値を保持し切替ることで、居住空間内で反射等の影響がある場合でも所定範囲内を正確に把握する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波を用いて本体装置と携帯装置が無線通信をおこない、所定の範囲を超えた場合に本体装置に機能制限する認証装置に関するものである。
従来の認証装置では、本体装置と携帯側装置をそれぞれ別に所持し、無線通信をおこなうことで携帯側装置と本体装置の距離または通信を監視し、一定の距離または通信のエラーを検知した場合に、本体側装置の機能を一時的に使用制限し、紛失、盗難などの場合に不正利用による被害を防止するものがある。
例えば、携帯電話端末や無線キー等の2つの通信端末装置がさまざまな保持状態で利用されても、それらを一定した距離で検出できるようにすることを目的としたものとして、図4で示すような通信システムがある(例えば特許文献1)。
図4において、アンテナ共用部2、アンテナ2A、受信部3、RSSI検出部4、RSSI値比較部5、検出閾値メモリ6、距離検出部7、検出パラメータ調整部8、近接時RSSI値メモリ9、送信電力設定値メモリ10、送信部11、操作部12から構成されている。
以下に、その動作について説明する。
操作部12からのユーザ操作入力に基づき携帯電話端末装置50と無線キー装置1が、例えば極近距離に存在し良好に接続状態が維持された適正な距離に存在することを認識し、接続相手端末に対し適正な距離にあることを無線キー装置1と携帯電話端末装置50間で通信し、相互に通知しあい、距離測定に用いるパラメータである距離検出閾値メモリ6内のRSSIベースでの距離検出閾値や送信電力設定値メモリ10内の送信電力設定値を検出パラメータ調整部8が調整する。
この方法により、携帯電話端末装置50と無線キー装置1との間においてさまざまな保持状態においても精度の高い距離検出を実現することができ、一定した距離で検出することができる。
特開2006−20004号公報
しかしながら、上述した通信システムでは、携帯するなどの場合には、通信距離が基本的には距離がほぼ一定となっており、人の影響によるもの以外に大幅な減衰が無く、離れて保持されるような実利用では、信号減衰等の影響を受ける可能性があり、そのような環境での利用は困難である。
実環境である住宅、会社等の壁、設置物等による電波の反射により信号の減衰または増幅によって、一意の閾値や場所による信号レベルでは、利用者が携帯電話端末装置を置いて、無線キー装置を持ち歩いている場合に、周辺の部屋の構造物により移動する毎に信号レベルが異なり、同じ部屋内に居た場合でも正常に距離検出することが困難である。
また、各設置状況に合わせて受信状況の情報を通知しながら受信レベルの調整をおこない距離検出をおこなうことやその受信信号レベルから送信信号の出力を調整するなどして
精度向上をおこなうなどの補正機能を搭載する取組がされており、複雑な機能を有する必要があった。
また、日々長期居住する場所と移動先や移動中など設置状況が変化する場合において、受信レベル調整や送信レベル調整を都度おこなうなど利便性に問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、通信距離が一意で無いような場合にでも簡単な設定で検出し、人の行動が日常決まっていることを利用して、適正距離情報の通信や受信レベルや送信レベルの調整をおこなわずに容易に日常の使用環境で、安定した適正距離の範囲かどうかを判断し、使用環境が変わった場合でも意識せずに容易に使用環境に合わせることで、利用者の操作性や操作の安全性を向上する認証装置および通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、本体装置が携帯装置と無線通信をおこない、前記無線通信の距離が所定範囲を超えた場合に前記本体装置が機能制限する認証装置であって、前記無線通信の信号レベルまたはエラー率から前記携帯装置との距離を検知する距離検知手段と、前記距離検知手段から前記所定範囲内かどうか判定する判定手段と、前記判定手段の前記所定範囲の閾値を任意に複数個設定する個別設定手段と、前記判定手段の閾値を固定値と前記個別設定手段で設定した設定値とを切替える切替手段とを備える構成とした。
これによって、利用者が本体装置と携帯装置を携帯または配置する際に、設置された周辺環境による電波状況から強弱のある電波の信号レベルまたはエラー率を測定し、その環境下における電波状況を加味した任意の複数閾値を容易に設定することで、精度のよい所定の範囲判定をすることができる。
また、自由空間における信号レベルまたはエラー率の減衰を考慮した固定の閾値を保持し、前記の任意閾値と固定閾値とを利用者が日常、長時間利用する場所の環境下と移動中のような固定環境ではない場合とをそれぞれ切替手段で閾値を切替え、使い分けることで、利用者の利便性を向上することができるとともに利用者の使用環境で認証精度を向上し、確実におこなうことができる。
以上で説明したように、本発明によれば、判定手段の所定範囲の閾値を個別設定手段で設定する任意の閾値を利用者の日常使用する環境下で電波の反射やフェージングによる減衰などを含めた信号レベルまたはエラー率を設定し、その任意閾値と信号レベルによる固定値の閾値を切替手段で切替えることで、利用者が日常の空間内で容易な方法で安定した通信認証をおこなうことができる。
また、送信出力や受信感度などの補正をおこなう必要が無く、設置場所の行動範囲の受信レベルまたはエラー率を記憶するのみで簡単に距離検知、認識ができる。また、操作性も利用者が日常の環境下で利用しやすい状況でおこなうことができる、利便性にすぐれている。
第1の発明は、本体装置が携帯装置と無線通信をおこない、前記無線通信の距離が所定範囲を超えた場合に前記本体装置が機能制限する認証装置であって、前記無線通信の信号レベルまたはエラー率から前記携帯装置との距離を検知する距離検知手段と、前記距離検知手段から前記所定範囲内かどうか判定する判定手段と、前記判定手段の前記所定範囲の
閾値を任意に複数個設定する個別設定手段と、前記判定手段の閾値を固定値と前記個別設定手段で設定した設定値とを切替える切替手段とを備えることにより、利用者が本体装置と携帯装置を利用する場所において、閾値の設定を複数任意に設定することで、フェージングや反射、回折による強弱の影響がある空間内の一定範囲の距離を精度よく判定し、その他の環境下では固定閾値における所定範囲の判定をする。
これによって、特定の空間内の本体装置と携帯装置の距離が、反射やフェージングの影響がある場合にでも、複数閾値から一定範囲を信号レベルの分布として判定することができ、利用者の通常居住する空間においての行動範囲を加味した距離検出判定を安定しておこなうことができる。また、移動中など固定した場所に居ない場合には、自由空間としての信号減衰での閾値を固定値とすることで、特定の居住空間以外では距離検出を簡易的に判定することができ、利用者の場所に合わせて閾値を切替えることで利便性に優れている。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記個別設定手段で前記所定範囲の閾値を設定する際に、前記携帯装置からの送信信号を固定周波数の連続信号とするための指令信号を本体装置から携帯装置へ通知する個別通知手段を本体装置に備えることにより、複数の閾値の設定時に、本体装置から携帯装置へ通知することで、携帯装置の信号を連続した信号とすることで、安定した信号レベルおよび周波数で本体装置の閾値を設定する。
これによって、設定時に利用する信号が安定した信号であることから正確な閾値を設定することができ、利用者の距離検出をより正確にすることができる。
第3の発明は、前記本体装置はGPS(Global Positioning System)手段を搭載し、前記切替手段の切替を前記個別設定手段で設定した際に、前記GPS手段で記録した所在地から固定値または任意設定値のどちらの閾値にするかを判定する自動切替手段とすることにより、利用者が使用場所を変えた場合にでも場所に応じた閾値を自動的に切替える。
これによって、利用者が日常、長時間居住する場所をGPS手段から位置確認し、その場所の判定手段の閾値を自動的に切替えて距離検出し、その場所から別の場所へ移動した場合には、自動的に自由空間の減衰に準じた固定値の閾値とする自動切換手段により、利用者に違和感無く、意識せずに最適な閾値による距離検出を正確におこなうことができる。
第4の発明は、特に、第1から第3の発明において、前記判定手段は、前記携帯装置の信号受信レベルを閾値とする第2閾値を備えることにより、本体装置と携帯装置のそれぞれの受信レベルをそれぞれ閾値として記憶し、場所毎にそれぞれの閾値を組み合わせた判定手段の閾値とすることで、距離検出を正確におこなう。
これによって、本体装置と携帯装置間の距離が同じで位置関係が異なる場合でも、周辺の壁や設置物による反射やフェージングによりそれぞれの装置の受信レベルが、複数の閾値設定で組合せ閾値として設定し、異なる位置関係をより正確に検知することができ、精度の高い距離検知および一定範囲内で場所を変えた場合でも誤動作を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の認証装置の構成図を示すものである。
図1において、この例では、本体装置10Aに内蔵される認証装置110が、小型携帯装置40と通信をおこなうもので以下の構成からなる。
アンテナ101は無線信号を送受信し、アンテナ制御部102が、送信および受信信号を切替える。送信部103は無線制御105で生成された信号を送信し、受信部104は受信信号を特定周波数の範囲で受信する。無線制御部105は信号の送受信および制御をおこない、操作部110は認証装置100への指令をおこなう。受信レベル検出部108は無線信号の受信レベルを検知する。
なお、受信レベルの代わりにエラー率を算出してもよい。判定手段109は受信レベル検出部108の信号レベルから送信先の小型携帯装置40がどの距離に存在するかを判断する。
その判定手段109は、受信信号の閾値を個別におこなう個別設定手段1091と、通信相手先の小型携帯装置40が本体装置10Aからの信号を受信した信号レベルを閾値として保持する第2閾値メモリ1095と、個別の閾値を複数メモリし、第2閾値メモリ1095の値と組み合わせる個別閾値複数メモリ1093と、自由空間の減衰値から算出する閾値の固定式位置メモリ1094と、個別閾値複数メモリ1093と固定閾値メモリ1094のどちらかを切替える切替手段1092とから構成される。
距離検知手段106は切替手段1092で選択された閾値から距離検知をおこなう。個別通知手段107は個別設定手段1091で閾値の設定をおこなう場合に、通信相手先の小型携帯装置40に対して連続送信を要求する。
次に、このような構成の認証装置100の動作、作用について説明する。
まず、閾値を設定済みの状態の通常動作は、本体装置10Aが小型携帯装置40と定期的に通信をおこない、毎回、受信信号レベルを受信検出部108で測定し、判定手段109にメモリしている閾値との比較をおこない、その閾値から距離の検出を距離検知手段106で判断し、無線制御部105で認証の可否通信を制御する。
その通信制御に応じて送信部103、受信部104が動作し、アンテナ制御部102が送信受信の切替をおこない、アンテナ101で小型携帯装置40と無線通信の信号を送受信する。
判定手段109での閾値は、予め個別設定手段1091で設定された任意の閾値を個別閾値複数メモリ1093から使用するか自由空間の一般式から得られた閾値を固定閾値メモリ1094から使用するかを設置環境にあわせて切替手段1092で選択する。
次に閾値の個別設定動作においては、居住空間内の任意の場所に小型携帯装置40を設置し、操作部110からの指令で、小型携帯装置40からの送信信号をアンテナ101で受信する。受信レベル検出部108で受信信号レベルを測定し、その受信レベル値を第一の任意場所の閾値として個別設定手段1091の指令で個別閾値複数メモリ1093に記録する。これらの動作を別の任意の居住空間に小型携帯装置40を移動し、操作部110を繰返し操作することで個別閾値複数メモリ1093に記録する。
個別設定手段1091は操作部100の個別設定動作時に同期して個別設定をおこなう方法として用いる。
個別閾値複数メモリ1093で記憶した閾値は、通常の自由空間での信号減衰のような受信レベルとは異なっているが、利用者の任意設置場所毎の閾値として記憶する。
また、個別閾値複数メモリ1093は、本体装置10Aが小型携帯装置40からの信号を受信した受信レベルを記録するだけでなく、本体装置10Aが送信した信号を小型携帯装置40が受信した受信レベルを小型携帯装置40が本体装置10Aに通知し、第2閾値メモリ1095に記録した値を任意の設置環境における閾値として保持することも可能である。
この第2閾値メモリ1095の閾値を個別閾値複数メモリ1093に保持することで、通常動作時に、小型携帯装置40の本体装置10Aからの受信レベルと本体装置10Aの小型携帯装置40からの受信レベルとの組合せから閾値判定をおこなうことができる。
例えば、本体装置10Aが小型携帯装置40からの受信信号レベルのみで閾値判定する場合よりもより精度を向上することができる。
また、設定においては、小型携帯装置40の居住空間での移動場所毎の送信信号は、操作部110からの指令に同期しておこなっても可能であり、操作部110への指令は本体装置10Aの例えば携帯電話のLED表示やブザーと同期させておこなってもよい。
次に固定閾値メモリ1094は、自由空間における受信信号レベルと距離の関係を一般式としてメモリを予めおこなっておき保持している。
小型携帯装置40を保持した利用者からの送信信号レベルは、居住空間の壁等により信号の強弱が発生するが、予め閾値設定で、壁等による反射やフェージングを考慮した複数個の閾値を基準に行動範囲内として受信信号レベルが規定値以上となり範囲内として距離検知手段106が判定する。
利用者が予め閾値設定した行動範囲外へ移動した場合には、受信信号レベルは規定値以下となり、範囲外として距離検知手段106が判定する。その結果から無線制御部105で操作部110に対して判定に応じた通知をする。
居住空間ではない移動中や屋外で小型携帯装置40と本体装置10Aを保持した利用者が居る場合、利用者の意図により操作部110からの指令で、個別設定手段1091により、切替手段1092で固定閾値メモリ1094を選択し、小型携帯装置40が定期的に送信した信号を受信レベル検出部108でレベルを検出し、固定閾値メモリ1094の自由空間での距離との減衰特性から算出した閾値と比較し、規定値以下の場合は範囲外、規定値以上の場合は範囲内として判断し、距離検知手段106で判定する。その結果から無線制御部105で操作部110に対して判定に則した通知をする。
通常動作状態では、受信レベル検出部108の受信レベル値と、無線制御部105で読取る小型携帯装置40で受信した本体装置10Aからの受信レベル値との2つの値を、第2閾値メモリ1095で記憶した閾値と個別閾値複数メモリ1093で記憶した閾値の組合せ値とを距離検知手段106で比較し、2つの値が規定値以下の場合は範囲外、規定値以上の場合は範囲内として判定する。
さらに、個別通知手段107は、閾値を予め設定する場合に、安定した信号レベル、周波数でおこなうために、設定時に小型携帯装置40に認証装置100から個別通知手段107により閾値設定の通知を送信し、その信号を受信した小型携帯装置40が定期的な通信状態から固定周波数の連続送信を一定期間おこない、この連続信号により受信レベル検
出部108の受信レベル値から個別閾値複数メモリ1093に閾値を記憶する。
連続送信の信号は、通常の通信時における電文データのような不特定データや一定時間の送信では無く、固定周波数の信号を設定期間中、連続で同じ出力で送信するもので、信号レベルや周波数が安定している。
なお、ここでは、同一居住空間内で離れた位置において利用者が普段行動する範囲を閾値として設定したが、利用者がかばんの中や衣服のポケット内、または机中などの自分の距離検知したい任意範囲を閾値と設定することでも同じである。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段109内に個別設定手段1091と切替手段1092を構成することにより、閾値の設定を居住空間の場所毎に複数保持することとなり、反射やフェージングによる影響を受信レベルが強弱してもその影響を加味した閾値設定をおこなうことができる。
本体装置10Aと小型携帯装置40が同一居住空間内の通常利用するような離れた行動範囲内でも所定範囲内であると距離検知手段106で判定することができ、一定の絶対的な距離を認識するのではなく、利用者の行動範囲や位置を把握することができ、利用者が同一居住空間内で多少動いたことで反射等の影響で所定範囲外と誤った判定をすることを防止することができる。
また、送信信号や受信感度などの無線機能の補正をおこなう必要が無く、簡単な設定で距離検知、認識が可能となる。
また、利用者が本体装置10Aと小型携帯装置40の両方を携帯して移動する場合、距離や周囲環境、受信信号レベルを一意に定められない場合に、閾値を個別閾値複数メモリ1093から切替手段1092で固定閾値メモリ1094に切替え、自由空間での減衰した信号レベルで距離検知をおこなうこととなり、利用者の環境に合わせて閾値を使い分けた距離検知判定が可能であるという利便性に優れている。
また、第2閾値メモリを保持することで、本体装置10Aと小型携帯装置40の距離が同じ場合であっても、居住空間での配置が異なり、受信レベル検知部108で受信するレベルが異なる場合であっても、本体装置10Aと小型携帯装置40それぞれの受信レベルの組合わせにより、居住空間の所定範囲内かどうかを判断することができる。
また、個別通知手段107が小型携帯装置40に通知することにより、閾値設定を安定した周波数および信号レベルでおこなうこととなり、閾値設定の精度を向上することができ、距離検出の精度をさらに向上することができる。
なお、この実施の形態では、閾値の設定、判定をおこなうために受信信号レベルとして示すが、受信レベル検出部108を受信エラー率を検出する検出部としておこなってもよい。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2の認証装置の構成図を示すもので、図3は本発明の実施の形態2の認証装置を居住空間や屋外で使用した説明図である。
図2において、自動切換手段1096は、本体装置10Aに搭載されたGPS手段20Aからの位置情報を基に閾値を個別閾値複数メモリ1093か固定閾値メモリ1094かを自動的に選択する。
GPS手段20Aは、本体装置10A(例えば携帯電話)の内部に搭載され、現在の地球上の位置を把握する手段である。複数個別設定手段1097は、位置情報とともに複数の居住空間の位置情報と閾値を設定する。その他の構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
図3において、会社事務所400と屋外600と自宅500は、GPS手段20Aで区別できるような離れた位置に存在し、それぞれの場所で利用者が本体装置10Aと小型携帯装置40を使用する場合を示すものである。
通信30A−1、通信30A−2、通信30A−3は、利用者が普段居住する空間である会社事務所400内で行動する範囲の閾値設定場所との通信を示す。同様に通信50A−1、通信50A−2、通信50A−3は、利用者が普段居住するもう一つの空間である自宅500内で行動する範囲の閾値設定場所との通信を示す。
また、通信60Aは、利用者が移動などをおこなう場所で常時、本体装置10Aと小型携帯装置40をほぼ同じ距離で携帯している場合の通信を示す。
次に、このような構成の認証装置の動作、作用について説明する。
まず、本体装置10Aが通常動作で小型携帯装置40との距離検知をおこなうために、受信信号レベルとの比較をおこない、閾値の設定を判定手段109でおこなう。
判定手段109は、操作部110からの指令で予め、複数個別設定手段1097により位置情報の異なる居住空間での閾値の設定をおこない、小型携帯装置40からの居住空間会社事務所400での移動範囲の場所毎の受信信号レベルを個別設定手段1091により個別閾値複数メモリ1093にそれぞれ記憶する。
その際にGPS手段20Aから会社事務所400の居住する位置情報を合わせて個別閾値複数メモリ1093に記憶する。同様に、居住空間である自宅500でも閾値を設定し、その閾値とともにGPS手段20Aから自宅500の居住する位置情報を合わせて個別閾値複数メモリ1093に記憶する。
その後、通常動作状態で、GPS手段20Aが、会社事務所400または自宅500の位置を検出した場合は、自動切換手段1096により個別閾値複数メモリ1093に判定手段109内の閾値を切替え、位置情報毎の閾値によって距離検知手段106で距離検知をおこなう。また、会社事務所400または自宅500の位置を検出しない場合には、自動切換手段1096により閾値を固定閾値メモリ1094に切替えて距離検知手段106で距離検知をおこなう。
その他の動作、作用に付いては実施の形態1と同じなので説明は省略をする。
なお、ここでは、GPS手段20Aで位置情報と閾値設定を会社事務所400と自宅500と2ヶ所を示すが、居住空間として任意に数を設定することは同じである。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段109内の複数個別設定手段1097と自動切換手段1096を構成し、GPS手段20Aの位置情報を使用することにより、複数の場所の位置情報に合わせて、それぞれの場所の個別設定手段109で設定した個別閾値および固定値を自動切換することとなり、利用者が操作や意識をせずに最適な閾値で距離検出を自動的におこなうことができ、利便性の向上をすることができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
また、本実施の形態では本体装置10Aを携帯電話のような携帯する装置として説明したが、これに限らず、携帯音楽プレーヤや携帯パソコン、携帯情報端末、ICカード、鍵などに搭載することでも有効である。
以上のように、本発明は、無線通信により通信対象の設置距離から機能制限をおこなうことで、利用者が通信機器を忘れたり、紛失した場合にでも他人に利用されないようにする機能を所定の距離範囲かどうかを利用者の使用環境に合わせて個別設定し、場所に合わせて切替えることで、より利便性の高い機能とすることができる。
これは携帯電話の機能制限やパソコンの機能制限、家電機器の操作において日常利用する人の利便性を高めつつセキュリティを維持するもので一般の家電機器だけでなく、ビル、工場のような産業用途の機械や設備の操作、認証システム等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の認証装置の構成図 本発明の実施の形態2の認証装置の構成図 本発明の実施の形態2の認証装置の利用説明図 従来の認証装置における構成図
符号の説明
10A 本体装置
20A GPS手段
40 小型携帯装置
106 距離検知手段
107 個別通知手段
109 判定手段
1091 個別設定手段
1092 切替手段
1095 第2閾値メモリ
1096 自動切替手段
1097 複数個別設定手段

Claims (4)

  1. 本体装置が携帯装置と無線通信をおこない、前記無線通信の距離が所定範囲を超えた場合に前記本体装置が機能制限する認証装置であって、
    前記無線通信の信号レベルまたはエラー率から前記携帯装置との距離を検知する距離検知手段と、前記距離検知手段から前記所定範囲内かどうか判定する判定手段と、前記判定手段の前記所定範囲の閾値を任意に複数個設定する個別設定手段と、前記判定手段の閾値を固定値と前記個別設定手段で設定した設定値とを切替える切替手段とを備え、
    利用者が前記本体装置と前記携帯装置を利用する場所環境において、前記個別設定手段で前記無線通信の閾値を複数個設定しフェージングや反射、回折による強弱の影響を含めた実環境下の信号レベルで利用者空間の所定範囲を判定し、その他の環境下では固定値における所定範囲の判定する認証装置。
  2. 前記個別設定手段で前記所定範囲の閾値を設定する際に、前記携帯装置からの送信信号を固定周波数の連続信号とするための指令信号を前記本体装置から前記携帯装置へ通知する個別通知手段を前記本体装置に備え、
    前記個別設定手段で無線通信の閾値を複数個設定する際に、信号のレベルおよび周波数の安定した連続信号で送信し、距離検知をおこなうための閾値設定をおこなう請求項1記載の認証装置。
  3. 前記本体装置はGPS(Global Positioning System)手段を搭載し、前記切替手段の切替を前記個別設定手段で設定した際に、前記GPS手段で記録した所在地によって固定値または任意設定値のどちらの閾値にするかを判定する自動切替手段とした請求項1記載の認証装置。
  4. 前記判定手段は、前記携帯装置の信号受信レベルを閾値とする第2閾値を備え、前記本体装置の閾値と前記第2閾値とを複数の場所環境毎に組合せをそれぞれ設定し、その組合せの閾値から判定する請求項1から3のいずれか1項に記載の認証装置。
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