JP2008170966A - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

照明装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】指向性の異なる複数の固体光源を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを防止する照明装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る照明装置120は、第1指向性の光を出射する第1の固体光源と、第1指向性よりも広い第2指向性の光を出射する第2の固体光源と、第1の固体光源が配置される第1配置面が設けられた第1配置部材と、第2の固体光源が配置される第2配置面が設けられた第2配置部材と、光を低分散角化する光学ユニットとを備え、光学ユニットは、第1の固体光源が出射する光が照射される第1入射面と、第2の固体光源が出射する光が照射される第2入射面とを備え、第1配置面と第1入射面とが対向し、第2配置面と第2入射面とが対向しており、第2配置面から第2入射面までの距離は、第1配置面から第1入射面までの距離よりも長い。
【選択図】図2

Description

本発明は、出射する光の指向性がそれぞれ異なる複数の固体光源と、入射した光を低分散角化する光学ユニットとを備える照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来、RGB(赤、緑、青)色等、異なる色光を発する複数の固体光源を備え、当該固体光源から発する色光で映像を投写する投写型映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図15には、上述した投写型映像表示装置の一例が示されている。図15に示すように、投写型映像表示装置は、複数の固体光源を備えるマルチチップ型の光源10と、複数の個体光源から出射された各色光を表示パネル30に導くテーパ型ロッドインテグレータ21と、入射した色光を変調し映像光として出射する表示パネル30と、映像光をスクリーン等へ投写する投写レンズユニット110とを備えている。
一般的に、上述した構成の投写型映像表示装置において、光源10は、出射する色光を取り逃がさないように、できるだけテーパ型ロッドインテグレータ21に近づけて配置することが望ましい。そこで、通常、光源10とテーパ型ロッドインテグレータ21とは、振動や熱等の伝達を回避するための間隔が設けられているが、できるだけ狭い間隔で配置されている(例えば、1mm程度)。
特開2000−112031号公報
ところで、固体光源から発する色光は、分散角の小さい色光ほど光学系における光利用効率が高い。よって、LED(発光ダイオード)を固体光源として利用する際には、モールドレンズやフォトニック結晶などを用いて、固体光源から出射される色光の指向性の改善が図られている。
しかしながら、複数の固体光源として、赤色光を発する赤色LED、緑色光を発する緑色LED、青色光を発する青色LEDを用いる場合、発する光の指向性を均一にすることが困難である。
具体的に、赤色光を発する赤色LEDでは、一般的にAllnGaP系が材料として用いられているのに対し、緑色光及び青色光を発する緑色LED及び青色LEDでは、InGaN系が材料として用いられている。よって、例えば、赤色LEDでは、図16(a)に示すような分散角分布になるが、緑色LED及び青色LEDでは、図16(b)に示すような分散角分布になり、特に、−60°乃至−30°の分散角範囲と、30°乃至60°の分散角範囲とにおいて光強度の差が大きい。
このように、指向性の異なる各色LEDを用いた投写型映像表示装置では、各色光を同一構造の光学系により表示パネル30に導いた場合、表示パネル30上において、色光ごとに、照度分布(照明面内での明るさの偏り)、分散角分布(図16(a)乃至(b)に示す分布状態)、分散角面内分布(照射面内の各箇所での分散角分布)等に違いが生じ、スクリーン上の投写映像に色ムラが発生して、映像品質を大きく劣化させることになる。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、指向性の異なる複数の固体光源を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制する照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る照明装置は、第1指向性の光を出射する第1の固体光源(緑色LED10b又は青色LED10c)と、前記第1指向性よりも広い第2指向性の光を出射する第2の固体光源(赤色LED10a)と、前記第1の固体光源が配置される第1配置面(例えば、配置面F1)が設けられた第1配置部材(例えば、コアボード部材11)と、前記第2の固体光源が配置される第2配置面(例えば、配置面F2)が設けられた第2配置部材(例えば、コアボード部材11)と、前記第1の固体光源が出射する光及び前記第2の固体光源が出射する光を低分散角化する光学ユニット(例えば、テーパ型ロッドインテグレータ21)とを備える。前記第1の固体光源が出射する光(例えば、緑色光又は青色光)の波長と、前記第2の固体光源が出射する光(例えば、赤色光)の波長とが異なる。前記光学ユニットは、前記第1の固体光源が出射する光が照射される第1入射面(例えば、入射面21a)と、前記第2の固体光源が出射する光が照射される第2入射面(例えば、入射面21a)とを備える。前記第1配置面と前記第1入射面とが対向し、前記第2配置面と前記第2入射面とが対向している。前記第2配置面から前記第2入射面までの距離は、前記第1配置面から前記第1入射面までの距離よりも長い。
かかる特徴によれば、照明装置では、第1の固体光源が配置される第1配置面から光学ユニットの第1入射面までの距離よりも、第2の固体光源が配置される第2配置面から光学ユニットの第2入射面までの距離の方が長い。よって、従来技術に係る照明装置では、第2の固体光源から出射される分散角の大きい光が第2の入射面に照射されていたが、上述した照明装置では、第2の固体光源から出射される第2指向性の光の内、分散角の小さい光を光学ユニットの第2入射面に照射し、分散角の大きい光を第2入射面に照射することを抑制する。つまり、照明装置は、第2の固体光源から第2入射面に照射される第2指向性の光の分散角分布と、第1の固体光源から第1入射面に照射される第1指向性の光の分散角分布との差を低減することができる。このような特徴によれば、照明装置は、指向性の異なる複数の固体光源を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制することができる。なお、本明細書において、分散角は、図16(a)乃至(b)に示す分散角を“θz”とした場合、分散角“θz”の絶対値“|θz|”の角度が大きい(例えば、「90°」に近い)ほど分散角が大きいこととする。“|θz|”の角度が小さいほど(例えば、「0°」に近い)ほど分散角が小さいこととする。
上述した第1の特徴において、前記第2配置部材は、前記第2配置面として底面を有する凹部(凹部12)を備える。
かかる特徴によれば、照明装置では、凹部の底面に第2配置面が設けられているので、第1の固体光源が配置される第1配置面から光学ユニットの第1入射面までの距離よりも、第2の固体光源が配置される第2配置面から光学ユニットの第2入射面までの距離の方が長くできる。よって、照明装置では、第2の固体光源から出射される第2指向性の光の内、分散角の大きい光が第2入射面に照射されてしまうことを抑制し、第2入射面に照射される光の分散角分布と第1入射面に照射される光の分散角分布との差を低減することができる。このような特徴によれば、照明装置は、指向性の異なる複数の固体光源を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制することができる。
上述した第1の特徴において、前記凹部の傾斜面は、前記第2の固体光源から出射される光を前記第2入射面へ反射する反射面によって構成される。かかる特徴によれば、照明装置では、分散角が広い光も、反射面に反射させて第2の入射面に照射する。よって、光の利用効率の低下を抑制できる。
上述した第1の特徴において、前記第1配置部材は、前記第1配置面として上面を有する台座部を備える。
上述した第1の特徴において、前記光学ユニットは、前記第1入射面と前記第2入射面とを同一の入射面(例えば、入射面21a)として有する単数の光学素子(例えば、テーパ型ロッドインテグレータ21)であり、前記第1配置部材と第2配置部材とは、一体物(例えば、コアボード部材11)で形成されている。かかる特徴によれば、照明装置は、第1の固定光源と第2の固定光源とを、一体の配置部材に配置されたマルチチップ型を用いる場合であっても、第2入射面に照射される光の分散角分布と第1入射面に照射される光の分散角分布との差を抑制することができる。
上述した第1の特徴において、前記第1の固体光源及び前記第2の固体光源は、それぞれ、複数の固体光源によって構成される。
上述した第1の特徴において、前記光学ユニットは、前記第1入射面と前記第2入射面とを同一の入射面として有する単数の光学素子である。前記第1配置部材は、前記第1配置面として上面を有する台座部を備える。前記第2配置部材は、前記第2配置面として底面を有する凹部を備える。前記台座部の傾斜面が前記凹部の傾斜面となるように、前記第1配置部材及び第2配置部材が隣り合わせで配置される。前記台座部の傾斜面は、前記第2の固体光源から出射される光を前記第2入射面へ反射する反射面によって構成される。
第2の特徴に係る投写型映像表示装置(投写型映像表示装置100)は、上述した照明装置と、前記照明装置から照射された光を変調する光変調素子(例えば、表示パネル30)と、前記光変調素子によって変調された光をスクリーンに投写する投写レンズ(例えば、投写レンズユニット110)とを備える。
本発明の特徴によれば、指向性の異なる複数の固体光源を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制する照明装置及び投写型映像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(本発明の第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略)
本発明の第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略について、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る投写型映像表示装置100は、投写レンズユニット110を備えており、投写レンズユニット110で拡大された映像光をスクリーン200上に投写する。また、投写型映像表示装置100は、赤色光(R)、緑色光(G)及び青色光(B)を使用して、映像光をスクリーン200に投写する。
(照明装置の概略構成)
次に、図2を参照し、投写型映像表示装置100に備えられている照明装置120の構成について説明する。図2には、投写型映像表示装置100の概略構成が示されている。投写型映像表示装置100は、図2に示すように、光源10と、テーパ型ロッドインテグレータ21と、表示パネル30と、投写レンズユニット110とを備える。
ここで、本実施形態に係る照明装置120は、光源10と、テーパ型ロッドインテグレータ21とを含んで構成される。なお、図2では、表示パネル30と、投写レンズユニット110が示されているが、これらは、照明装置120に含まれないことに留意すべきである。
光源10は、色光の異なる複数の固体光源を備える。具体的に、光源10は、赤色光を出射する赤色LED(発光ダイオード)と、緑色光を出射する緑色LEDと、青色光を出射する青色LEDとを備える。つまり、光源10では、緑色LED及び青色LEDが出射する光の波長と、赤色LED10aが出射する光の波長とが異なる。また、光源10は、各色LEDから出射される色光をテーパ型ロッドインテグレータ21へ照射する。
テーパ型ロッドインテグレータ21は、入射面21aと、テーパを有する反射面21cと、出射面21bとを備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ21は、緑色LED及び青色LEDが出射する緑色光及び青色光と、赤色LEDが出射する赤色光とを低分散角化する。具体的に、テーパ型ロッドインテグレータ21は、光源10から出射された各色光を入射面21aから入射し、入射した各色光を反射面21cで反射することで低分散角化すると共に、出射面21bから表示パネル30に向けて出射する。
また、テーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aは、緑色LED10b及び青色LED10cが出射する緑色光及び青色光が照射される入射面(第1入射面)と、赤色LED10aが出射する赤色光が照射される入射面(第2入射面)とを構成する。即ち、本実施形態に係るテーパ型ロッドインテグレータ21は、緑色光及び青色光が照射される入射面と赤色光が照射される入射面とを、同一の入射面21aとして備える。なお、本実施形態において、テーパ型ロッドインテグレータ21は、光学ユニットを構成する。
表示パネル30は、液晶パネル等、透過型の表示パネルである。また表示パネル30は、テーパ型ロッドインテグレータ21から照射された赤色光、緑色光及び青色光を変調し、映像光として投写レンズユニット110に出射する。本実施形態において、表示パネル30は、各色光を変調する光変調素子を構成する。
投写レンズユニット110は、表示パネル30によって変調された映像光をスクリーン200に投写する。
(光源の概略構成)
次に、本実施形態に係る光源10の構成ついて具体的に説明する。図3(a)には、本実施形態に係る光源10をテーパ型ロッドインテグレータ21側から見た際の正面図が示されており、図3(b)には、光源10の側面図が示されている。ここで、以下、光源10からの光の出射方向(光軸方向)を水平方向とし、テーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aと平行な方向を垂直方向として説明する。なお、水平方向と垂直方向とは、直交する関係にある。
図3(a)乃至(b)に示すように、光源10は、コアボード部材11と、赤色光を出射する赤色LED10aと、緑色光を出射する緑色LED10bと、青色光を出射する青色LED10cとを備える。
ここで、本実施形態において、赤色LED10aから出射される赤色光は、図16(a)に示すような分散角分布であり、緑色LED10b及び青色LED10cから出射される緑色光及び青色光は、図16(b)に示すような分散角分布であることとする。つまり、本実施形態において、赤色LED10aから出射される赤色光は、緑色LED10b及び青色LED10cから出射される緑色光及び青色光よりも、指向性が広い。
なお、本実施形態において、緑色LED10b及び青色LED10cは、第1の指向性の光を出射する第1の固体光源を構成する。また、本実施形態において、赤色LED10aは、緑色LED10b及び青色LED10cよりも、指向性の広い第2の指向性の光を出射する第2の固体光源を構成する。
コアボード部材11は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1(第1配置面)と、赤色LED10aが配置される配置面F2(第2配置面)とを備える。また、コアボード部材11において、配置面F1及び配置面F2は、テーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aと対向するように配置されている。
また、コアボード部材11は、入射面21aから所定の距離だけ離れた位置に設けられた基準面と、当該基準面に設けられた凹部12とを備える。なお、本実施形態において、上述した基準面は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1と同一の面である。
具体的に、図3(b)に示すように、コアボード部材11は、配置面F1において、入射面21a側とは逆の方向に凹む凹部12を備える。また、赤色LED10aが配置される配置面F2は、凹部12の底面に設けられている。つまり、コアボード部材11では、配置面F2から入射面21aまでの距離が、配置面F1から入射面21aまでの水平方向の距離“d”よりも、凹んだ距離“Δd”分だけ長くなるように構成されている。
また、本実施形態において、コアボード部材11は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1が設けられた第1配置部材を構成する。また、本実施形態において、コアボード部材11は、赤色LED10aが配置される配置面F2が設けられた第2配置部材を構成する。即ち、本実施形態では、コアボード部材11によって、第1配置部材と第2配置部材とが、一体物で形成されている。
(固体光源の距離)
次に、配置面F1から入射面21aまでの距離と、配置面F2から入射面21aまでの距離との関係について説明する。図4には、図3(a)に示す正面図のA−A線の断面図と、テーパ型ロッドインテグレータ21とが示されている。
ここで、図4に示すように、赤色LED10aの厚さを“t”、反射面21cの端から赤色LED10aの端までの垂直方向の間隔を“h”、入射面21aと配置面F1との水平方向の距離を“d”、赤色LED10aから出射される赤色光の内、入射面21aに照射させたい分散角の最大角度を“θ”とすると、入射面21aと配置面F2との水平方向の距離“d+Δd”は、下記の式(1)で算出される。
d+Δd=(h/tanθ)+t ・・・(1)
例えば、赤色LED10aの厚さ“t”が「0.5mm」、入射面21aと配置面F1との距離“d”が、「2mm」、間隔“h”が「2mm」、赤色LED10aから出射される赤色光の内、分散角“θ”が「30°」以内の赤色光を入射面21aに照射させたい場合、入射面21aと配置面F2との距離“d+Δd”は、「3.96mm」となる。
このように、照明装置120では、入射面21aから式(1)により算出した“d+Δd”だけ離れた位置に配置面F2を設けて、赤色LED10aを配置することで、図4に示すように、例えば、分散角“θ”よりも大きい分散角“θX”の赤色光の一部が、入射面21aに照射されなくなる。
なお、凹部12は、他の形状で形成されていてもよい。例えば、凹部12は、図5(a)の正面図や、図5(b)の断面図(B−B線の断面図)に示すように、配置面F1の一部を切り欠くことで凹ませて形成されていてもよい。更に、凹部12は、四角形状に限らず丸形状に凹んで形成(図示せず)されていてもよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1から、テーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aまでの距離よりも、赤色LED10aが配置される配置面F2から、入射面21aまでの距離の方が長い。
よって、従来技術に係る照明装置であれば、分散角の大きい赤色光も入射面21aに照射されていたが、上述した照明装置120では、赤色LED10aから出射される赤色光の内、分散角の小さい赤色光が入射面21aに照射され、分散角の大きい赤色光が入射面21aに照射されることを抑制する。つまり、照明装置120では、赤色LED10aから照射される赤色光の分散角分布と、緑色LED10b及び青色LED10cから照射される緑色光及び青色光の分散角分布との差を低減して、各色光がテーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aに入射される。そして、照明装置120では、テーパ型ロッドインテグレータ21が、分散角分布の差が低減された各色光を表示パネル30に照射する。
よって、本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、指向性の異なる複数の固体光源(赤色LED10a、緑色LED10b及び青色LED10c)を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、照明装置120は、緑色LED10b及び青色LED10cを配置する配置面F1と、当該配置面F1に設けられた凹部12の底面に、赤色LED10aを配置する配置面F2を備える。よって、照明装置120は、緑色LED10b及び青色LED10cと、赤色LED10aとを、一体のコアボード部材11に配置するマルチチップ型を用いる場合であっても、入射面21aに照射される赤色光の分散角分布と、緑色光及び青色光の分散角分布との差を低減することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る照明装置120の概略について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。図6(a)には、本実施形態に係る光源10を、テーパ型ロッドインテグレータ21側から見た際の正面図が示されており、図6(b)には、図6(a)に示す正面図のC−C線の断面図が示されている。
図6(a)乃至(b)に示すように、本実施形態に係る光源10において、凹部12は、底面から配置面F1(基準面)に至る側壁に、赤色LED10aから出射される赤色光を入射面21aへ反射する反射面12a乃至12dを、更に備える。
(反射面で反射される赤色光)
次に、上述した反射面12a乃至12dによって反射される赤色光に関して、反射面12aに着目して説明する。図7には、赤色LED10aと、反射面12aと、テーパ型ロッドインテグレータ21との断面図が示されている。
ここで、図7に示すように、側壁に備えられている反射面12aの傾斜角度を“θ1”、赤色LED10aから出射される赤色光の発光面からの角度を“θ2”、入射面21aに照射させたい赤色光の分散角を“θ3”とする。なお、発光面から角度“θ2”の範囲の赤色光は、発光面から入射面21aに直接照射されない赤色光の一部である。また、反射面12aで反射した赤色光と反射面12aとの角度“θA”は、下記の式(2)によって示される。なお、ここでは、“θ1”よりも“θ2”の方が小さい角度であることとして説明する。
θA=θ1−θ2 ・・・(2)
また、反射面12aで反射した赤色光の入射面21aに対する入射角“θB”は、下記の式(3)によって示される。
θB=|90°−θ1−θA|=|90°−2*θ1+θ2|・・・(3)
入射面21aに照射させたい赤色光の分散角を“θ3”の範囲の赤色光とすると、下記の式(4)に示すように、入射角“θB”が、“θ3”以下になることが好ましい。
|θB|≦|θ3| ・・・(4)
例えば、反射面12aの傾斜角度“θ1”を“45°”とすると、上述した式(3)から、照明装置120では、赤色LED10aの発光面からの角度“θ2”「0°」から「30°」までの範囲の赤色光を反射面12aで反射させて、入射角“θB”「0°」から「30°」の範囲の赤色光として入射面21aに照射させることができる。
発光面からの角度“θ2”「0°」から「30°」までの範囲の赤色光は、図16(a)に示す分散角「60°」から「90°」又は「−90°」から「−60°」の範囲の赤色光である。よって、分散角“θ3”の範囲の赤色光を入射面21aに照射するように、赤色LED10aを入射面21aから離して設けた場合、発光面からの角度“θ2”までの範囲の赤色光は、入射面21aに照射されない赤色光の一部であるが、反射面12aで反射させることで、分散角“θ3”の範囲内の赤色光として入射面21aに照射することができる。
なお、反射面12aの傾斜角度“θ1”は、「45°」に限定されるものではなく、入射面21aに照射させたい赤色光の入射角“θB”に応じて設計すればよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、照明装置120は、分散角の大きい赤色光も、反射面12a乃至12dに反射させてテーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aに照射する。よって、赤色光の利用効率の低下を抑制できる。また、照明装置120では、赤色LED10aから出射される分散角の大きい赤色光を、反射面12aに反射させることで、分散角が小さい赤色光(入射面21aに直接照射される赤色光)の入射角に近づけて入射面21aに照射することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る投写型映像表示装置100について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。第1実施形態に係る投写型映像表示装置100において、照明装置120は、赤色LED10aと、緑色LED10b及び青色LED10cとが、同一のコアボード部材11に配置するように構成されていたが、本実施形態に係る照明装置120は、赤色LED10aと、緑色LED10b及び青色LED10cとを、別々のコアボード部材に配置するように構成されている。
図8には、本実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略が示されている。図8に示すように、本実施形態に係る投写型映像表示装置100は、光源10_1乃至10_2と、テーパ型ロッドインテグレータ22乃至23と、表示パネル30a乃至30bと、ダイクロイックプリズム16と、投写レンズユニット110とを備える。
ここで、本実施形態に係る照明装置120は、光源10_1乃至10_2と、テーパ型ロッドインテグレータ22乃至23とを含んで構成されている。なお、図8では、表示パネル30a乃至30bと、ダイクロイックプリズム16と、投写レンズユニット110とが示されているが、これらは、照明装置120には含まれていないことに留意すべきである。
光源10_1は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1(第1配置面)が設けられたコアボード部材11a(第1配置部材)を備える。また、光源10_1では、コアボード部材11aの配置面F1と、テーパ型ロッドインテグレータ22の入射面22a(後述)とが、対向するように配置されている。
光源10_2は、赤色LED10aが配置される配置面F2(第2配置面)が設けられたコアボード部材11b(第2配置部材)を備える。また、光源10_2では、コアボード部材11bの配置面F2と、テーパ型ロッドインテグレータ23の入射面23a(後述)とが、対向するように配置されている。
テーパ型ロッドインテグレータ22は、緑色LED10b及び青色LED10cが出射する緑色光及び青色光が照射される入射面22a(第1入射面)を備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ22は、入射した緑色光及び青色光を低分散角化し、表示パネル30aに出射する。
テーパ型ロッドインテグレータ23は、赤色LED10aが出射する赤色光が照射される入射面23a(第2入射面)を備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ23は、入射した赤色光を低分散角化し、表示パネル30bに出射する。なお、上述したテーパ型ロッドインテグレータ22とテーパ型ロッドインテグレータ23とは、入射面の面積、出射面の面積、反射面の角度等が、同一の構造で構成されている。また、本実施形態において、テーパ型ロッドインテグレータ22乃至23は、光学ユニットを構成する。
表示パネル30a乃至30bは、液晶パネル等の透過型の表示パネルである。表示パネル30aは、テーパ型ロッドインテグレータ22から出射された緑色光及び青色光を変調し、映像光としてダイクロイックプリズム16に出射する。また、表示パネル30bは、テーパ型ロッドインテグレータ23から出射された赤色光を変調して、映像光としてダイクロイックプリズム16に出射する。
ダイクロイックプリズム16は、赤色光を反射して緑色光及び青色光を透過するダイクロイック面を備える。また、ダイクロイックプリズム16は、表示パネル30a乃至30bによって変調された映像光を投写レンズユニット110に導く。投写レンズユニット110は、ダイクロイックプリズム16によって導かれた映像光をスクリーン200に投写する。
(光源の構成)
次に、光源10_2の構成について具体的に説明する。光源10_2では、赤色LED10aが配置されている配置面F2から入射面23aまでの距離は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置されている配置面F1から入射面22aまでの距離“d”よりも距離“Δd”だけ長い。
具体的に、図9に示すように、光源10_2では、コアボード部材11bが、入射面23aから所定の距離だけ水平方向に離れた位置に設けられた基準面F0と、当該基準面F0に設けられた凹部12とを備える。
ここで、基準面F0から入射面23aまでの所定の距離は、緑色LED10b及び青色LED10cが配置されている配置面F1から入射面22aまでの距離“d”と等しい。また、コアボード部材11bは、赤色LED10aが配置される配置面F2を、凹部12の底面に設けている。
つまり、図9に示すように、コアボード部材11bでは、赤色LED10aが配置される配置面F2から入射面23aまでの距離が、緑色LED10b及び青色LED10cが配置される配置面F1から入射面21aまでの水平方向の距離“d”よりも、凹んだ距離“Δd”分だけ長くなるように構成されている。なお、距離“Δd”は、上述した式(1)に基づいて算出される。
(作用及び効果)
本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、照明装置120では、赤色LED10aを配置する配置面F2から入射面23aまでの距離が、緑色LED10b及び青色LED10cを配置する配置面F1から入射面22aまでの距離“d”よりも距離Δdだけ長く配置する。
これにより、照明装置120は、赤色LED10aから出射される赤色光の内、分散角の大きい光が、入射面21aに入射されることを抑制する。つまり、照明装置120では、赤色LED10aから照射される赤色光の分散角分布と、緑色LED10b及び青色LED10cから照射される緑色光及び青色光の分散角分布との差を低減して、各色光がテーパ型ロッドインテグレータ22乃至23の入射面22a乃至23aに入射される。そして、照明装置120では、テーパ型ロッドインテグレータ22乃至23が、分散角分布の差が低減された各色光を表示パネル30a乃至30bに照射する。
よって、本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、指向性の異なる複数の固体光源(赤色LED10a、緑色LED10b及び青色LED10c)を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制することができる。
(変更例)
上述した第3実施形態の変更例について説明する。上述した第3実施形態において、第2実施形態に示すように、凹部12が、底面から基準面F0に至る側壁に、赤色LED10aから出射される赤色光を入射面22aへ反射する反射面12a乃至12dを備えるように構成されていてもよい。
本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、照明装置120は、分散角の大きい赤色光も、反射面12a乃至12dに反射させてテーパ型ロッドインテグレータ21の入射面21aに照射する。よって、赤色光の利用効率の低下を抑制できる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る投写型映像表示装置100について、第1乃至第3実施形態との相違点に着目して説明する。第1実施形態に係る投写型映像表示装置100において、照明装置120は、赤色LED10aと、緑色LED10b及び青色LED10cとが、同一のコアボード部材11に配置するように構成されていたが、本実施形態に係る照明装置120は、赤色LED10aと、緑色LED10bと、青色LED10cとを、それぞれ別々の配置部材に配置するように構成されている。
図10には、本実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略構成が示されている。本実施形態に係る投写型映像表示装置100は、光源10_2乃至10_4と、テーパ型ロッドインテグレータ23乃至25と、反射ミラー17a乃至17bと、クロスダイクロイックプリズム18と、表示パネル30と、投写レンズユニット110とを備える。
ここで、本実施形態に係る照明装置120は、光源10_2乃至10_4と、テーパ型ロッドインテグレータ23乃至24とを含んで構成されている。なお、図10では、反射ミラー17a乃至17bと、クロスダイクロイックプリズム18と、表示パネル30と、投写レンズユニット110とが示されているが、これらは、照明装置120に含まれないことに留意すべきである。
光源10_2は、第2実施形態に係る光源10_2と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
光源10_3は、緑色LED10bが配置される配置面F3(第1配置面)が設けられたコアボード部材11c(第1配置部材)を備える。また、光源10_3では、コアボード部材11cの配置面F3と、テーパ型ロッドインテグレータ24の入射面24a(後述)とが対向するように配置されている。
光源10_4は、青色LED10cが配置される配置面F4(第1配置面)が設けられたコアボード部材11d(第1配置部材)を備える。また、光源10_4では、コアボード部材11dの配置面F4と、テーパ型ロッドインテグレータ25の入射面25a(後述)とが対向するように配置されている。
なお、緑色LED10bが配置される配置面F3から入射面24aまでの距離と、青色LED10cが配置される配置面F4から入射面25aまでの距離とは、距離“d”で等しい。また、赤色LEDが配置される配置面F2から入射面23aまでの距離は、配置面F3(又は配置面F4)から、入射面24a(又は入射面25a)までの距離“d”よりも距離Δdだけ長い。
テーパ型ロッドインテグレータ23は、赤色LED10aが出射する赤色光が照射される入射面23a(第2入射面)を備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ23は、入射した赤色光を低分散角化し、反射ミラー17bに出射する。
テーパ型ロッドインテグレータ24は、緑色LED10bが出射する緑色光が照射される入射面24a(第1入射面)を備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ24は、入射した緑色光を低分散角化し、クロスダイクロイックプリズム18に出射する。
テーパ型ロッドインテグレータ25は、青色LED10cが出射する青色光が照射される入射面25a(第1入射面)を備える。また、テーパ型ロッドインテグレータ25は、入射した青色光を低分散角化し、反射ミラー17aに出射する。
なお、上述したテーパ型ロッドインテグレータ23乃至25は、入射面の面積、出射面の面積、反射面の角度等が、同一の構造で構成されている。また、本実施形態において、テーパ型ロッドインテグレータ23乃至25は、光学ユニットを構成する。
反射ミラー17aは、テーパ型ロッドインテグレータ25から出射された青色光を、クロスダイクロイックプリズム18側に反射する。反射ミラー17bは、テーパ型ロッドインテグレータ23から出射された赤色光を、クロスダイクロイックプリズム18側に反射する。
クロスダイクロイックプリズム18は、赤色光及び青色光を反射して緑色光を透過するダイクロイック面を備える。また、クロスダイクロイックプリズム18は、テーパ型ロッドインテグレータ23乃至25から出射された赤色光、緑色光及び青色光を表示パネル30に導く。
表示パネル30と投写レンズユニット110とは、第1実施形態に係る表示パネル30及び投写レンズユニット110と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
(作用及び効果)
本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、照明装置120では、赤色LED10aを配置する配置面F2から入射面23aまでの距離が、緑色LED10b(又は青色LED10c)を配置する配置面F3(又は配置面F4)から入射面24a(又は入射面25a)までの距離“d”よりも、距離“Δd”だけ長く配置される。
これにより、照明装置120は、赤色LED10aから出射される赤色光の内、分散角の大きい光が、入射面21aに入射されることを抑制する。つまり、照明装置120では、赤色LED10aから照射される赤色光の分散角分布と、緑色LED10b及び青色LED10cから照射される緑色光及び青色光の分散角分布との差を低減して、各色光がテーパ型ロッドインテグレータ23乃至25の入射面23a乃至25aに入射される。そして、照明装置120では、テーパ型ロッドインテグレータ23乃至25が、反射ミラー17a乃至17bと、クロスダイクロイックプリズム18とを介して、分散角分布の差が低減された各色光を表示パネル30に照射する。
よって、本実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、指向性の異なる複数の固体光源(赤色LED10a、緑色LED10b及び青色LED10c)を用いつつ、投写映像において色ムラが生じることを抑制することができる。
[第5実施形態]
以下において、第5実施形態に係る光源10について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。図11(a)には、第5実施形態に係る光源10を、テーパ型ロッドインテグレータ21側から見た際の正面図が示されており、図11(b)には、図11(a)に示す正面図のD−D線の断面図が示されている。
図11(a)乃至(b)に示すように、コアボード部材11は、配置面F1を上面として有する台座部13を有する。台座部13は、コアボード部材11の配置面F2上に設けられている。台座部13の高さは、上述したΔdに相当する。
第1実施形態と同様に、配置面F1上には、緑色LED11bが配置される。配置面F2上には、赤色LED11aが配置される。従って、配置面F2からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F1からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。
なお、分散角の大きい光(赤色光)がテーパ型ロッドインテグレータに入射することを抑制する仕組みについては、第1実施形態と同様であることに留意すべきである。
(作用及び効果)
第5実施形態によれば、配置面F2からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F1からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。従って、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第6実施形態]
以下において、第6実施形態に係る光源10について、第5実施形態との相違点に着目して説明する。図12(a)には、第6実施形態に係る光源10を、テーパ型ロッドインテグレータ21側から見た際の正面図が示されており、図12(b)には、図12(a)に示す正面図のE−E線の断面図が示されている。
図12(a)に示すように、光源10は、複数の赤色LED10aと、複数の緑色LED10bと、複数の青色LED10cと、コアボード部材11とを備える。
ここで、各LEDが出射する光の指向性は、以下の関係を有することに留意すべきである。具体的には、各色光の指向性は、赤色光の指向性>青色光の指向性>緑色光の指向性という関係を有する。
図12(a)乃至(b)に示すように、コアボード部材11は、配置面F1を上面として有する台座部13aと、配置面F3を上面として有する台座部13bとを有する。台座部13a及び台座部13bは、コアボード部材11の配置面F2上に設けられている。台座部13aの高さは、Δd1(上述したΔd)であり、台座部13bの高さは、Δd2(<Δd1)である。
すなわち、配置面F1からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F3からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。配置面F3からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F2からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。
なお、分散角の大きい光(赤色光)がテーパ型ロッドインテグレータに入射することを抑制する仕組みについては、第1実施形態と同様であることに留意すべきである。
(作用及び効果)
第6実施形態によれば、各LEDが有する指向性に応じて、台座部の高さが異なるため、分散角が大きい光がテーパ型ロッドインテグレータに入射することを各色光毎に抑制することができる。
[第7実施形態]
以下において、第7実施形態に係る光源10について、第1実施形態及び第5実施形態との相違点に着目して説明する。図13(a)には、第7実施形態に係る光源10を、テーパ型ロッドインテグレータ21側から見た際の正面図が示されており、図13(b)には、図13(a)に示す正面図のF−F線の断面図が示されている。
図13(a)乃至(b)に示すように、コアボード部材11は、配置面F2を底面として有する凹部12と、配置面F1を上面として有する台座部13とを有する。コアボード部材11では、台座部13の斜面14が凹部12の斜面となるように、凹部12及び台座部13が隣り合わせで配置されている。すなわち、台座部13の斜面及び凹部の斜面は連続している。凹部12の底面(配置面F2)と台座部13の上面(配置面F1)との高低差は、上述したΔdに相当する。
第1実施形態と同様に、配置面F1上には、緑色LED11bが配置される。配置面F2上には、赤色LED11aが配置される。従って、配置面F2からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F1からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。
なお、分散角の大きい光(赤色光)がテーパ型ロッドインテグレータに入射することを抑制する仕組みについては、第1実施形態と同様であることに留意すべきである。
(作用及び効果)
第7実施形態によれば、配置面F2からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離は、配置面F1からテーパ型ロッドインテグレータ(入射面)までの距離よりも長い。従って、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(変更例)
上述した第7実施形態の変更例について説明する。上述した第7実施形態において、第2実施形態に示すように、凹部12の斜面(すなわち、台座部13の斜面14)が反射面によって構成されていてもよい。
[第8実施形態]
以下において、第8実施形態に係る投写型映像表示装置について説明する。図14は、第8実施形態に係る投写型映像表示装置を示す図である。なお、図14では、図2と同様の構成について同様の符号を付していることに留意すべきである。
図14に示すように、投写型映像表示装置100は、光源10と、テーパ型ロッドインテグレータ21と、レンズ130と、反射ミラー140と、DMD150と、レンズ160と、投写レンズ110とを有する。
レンズ130は、テーパ型ロッドインテグレータ21から出射された光をDMD150に集光するレンズである。
反射ミラー140は、テーパ型ロッドインテグレータ21から出射された光をDMD150側に反射する。なお、反射ミラー140は、テーパ型ロッドインテグレータ21から出射された光の光路上に設けられているが、DMD150で反射された光(有効光)の光路上に設けられていないことに留意すべきである。
DMD150は、複数の微少レンズによって構成される(Digital Micoromirror Device)。各微少レンズの角度は、映像入力信号に応じて調整される。DMD150で反射された光(有効光)は、反射ミラー140を通らずに投写レンズ110に導かれる。
レンズ160a及レンズ160bは、DMD150で反射された光を投射レンズ110に集光する。
ここで、光源10の構成及び配置は、上述した第1実施形態〜第6実施形態のいずれかと同様であることに留意すべきである。また、光源10の構成及び配置を除けば、投写型映像表示装置100の構成は一般的な構成と同様である。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した第3乃至4実施形態において、照明装置120では、光源10_2が、凹部12を備えるように構成されていたが、当該凹部12を備えず、単に光源10_2を、テーパ型ロッドインテグレータ23の入射面23aから、他の光源よりも距離“Δd”だけ離れた位置に配置してもよい。
また、上述した第1乃至4実施形態において、光源10が、赤色光を出射する赤色LED10aと、緑色光及び青色光を出射する緑色LED10b及び青色LED10cとを備える場合を例に挙げて説明したが、色光の種類はこれに限定されるものではない。
また、上述した第1乃至4実施形態において、照明装置120には、固体光源としてLED(発光ダイオード)を例に挙げて説明したが、LEDに限定されず様々な固体光源に適用することが可能である。つまり、本発明は、指向性の異なる様々な固体光源を備える照明装置に適用することが可能である。
テーパ型ロッドインテグレータは、ガラスなどの透明部材によって構成された中実ロッドであってもよく、ミラー面によって囲まれた中空ロッドであってもよい。
また、各実施形態及び各変更例の構成は、それぞれ組み合わせることが可能である。また、各実施形態及び各変更例の作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、各実施形態に記載されたものに限定されるものではない。このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の全体概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100及び照明装置120の概略構成を示す図である。 (a)第1実施形態に係る光源10の概略構成を示す正面図である。(b)第1実施形態に係る光源10の概略構成を示す側面図である。 第1実施形態に係る光源10とテーパ型ロッドインテグレータ21との距離の関係を示す図である。 (a)第1実施形態に係る光源10の他の構成例を示す正面図である。(b)第1実施形態に係る光源10の他の構成を示す側面図である。 (a)第2実施形態に係る光源10の構成を示す正面図である。(b)第2実施形態に係る光源10の構成を示す側面図である。 第2実施形態に係る光源10に備えられている反射面の角度を示す図である。 第3実施形態に係る投写型映像表示装置100及び照明装置120の概略構成を示す図である。 第3実施形態に係る光源10の他の構成例とテーパ型ロッドインテグレータ21との距離の関係を示す図である。 第4実施形態に係る投写型映像表示装置100及び照明装置120の概略構成を示す図である。 (a)第5実施形態に係る光源10の構成を示す正面図である。(b)第5実施形態に係る光源10の構成を示す側面図である。 (a)第6実施形態に係る光源10の構成を示す正面図である。(b)第6実施形態に係る光源10の構成を示す側面図である。 (a)第7実施形態に係る光源10の構成を示す正面図である。(b)第7実施形態に係る光源10の構成を示す側面図である。 第8実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 従来技術に係る投写型映像表示装置100の概略構成を示す図である。 (a)赤色LEDの分散角分布を示したグラフである。(b)緑色LED及び青色LEDの分散角分布を示したグラフである。
符号の説明
10…光源、10_1乃至10_4…光源、10a…赤色LED、10b…緑色LED、10c…青色LED、11…コアボード部材、11a乃至d…コアボード部材、12…凹部、12a乃至12d…反射面、16…ダイクロイックプリズム、17a乃至17b…反射ミラー、18…クロスダイクロイックプリズム、21乃至25…テーパ型ロッドインテグレータ、21a…入射面、21b…出射面、21c…反射面、21a乃至25a…入射面、30…表示パネル、30a乃至30b…表示パネル、100…投写型映像表示装置、110…投写レンズユニット、120…照明装置、130…レンズ、140…反射ミラー、150…DMD、160…レンズ、200…スクリーン

Claims (8)

  1. 第1指向性の光を出射する第1の固体光源と、前記第1指向性よりも広い第2指向性の光を出射する第2の固体光源と、前記第1の固体光源が配置される第1配置面が設けられた第1配置部材と、前記第2の固体光源が配置される第2配置面が設けられた第2配置部材と、前記第1の固体光源が出射する光及び前記第2の固体光源が出射する光を低分散角化する光学ユニットとを備える照明装置であって、
    前記第1の固体光源が出射する光の波長と、前記第2の固体光源が出射する光の波長とが異なり、
    前記光学ユニットは、前記第1の固体光源が出射する光が照射される第1入射面と、前記第2の固体光源が出射する光が照射される第2入射面とを備え、
    前記第1配置面と前記第1入射面とが対向し、前記第2配置面と前記第2入射面とが対向しており、
    前記第2配置面から前記第2入射面までの距離は、前記第1配置面から前記第1入射面までの距離よりも長いことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第2配置部材は、前記第2配置面として底面を有する凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記凹部の傾斜面は、前記第2の固体光源から出射される光を前記第2入射面へ反射する反射面によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1配置部材は、前記第1配置面として上面を有する台座部を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記光学ユニットは、前記第1入射面と前記第2入射面とを同一の入射面として有する単数の光学素子であり、
    前記第1配置部材と第2配置部材とは、一体物で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第1の固体光源及び前記第2の固体光源は、それぞれ、複数の固体光源によって構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記光学ユニットは、前記第1入射面と前記第2入射面とを同一の入射面として有する単数の光学素子であり、
    前記第1配置部材は、前記第1配置面として上面を有する台座部を備えており、
    前記第2配置部材は、前記第2配置面として底面を有する凹部を備えており、
    前記台座部の傾斜面が前記凹部の傾斜面となるように、前記第1配置部材及び第2配置部材が隣り合わせで配置されており、
    前記台座部の傾斜面は、前記第2の固体光源から出射される光を前記第2入射面へ反射する反射面によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置から照射された光を変調する光変調素子と、前記光変調素子によって変調された光をスクリーンに投写する投写レンズとを備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
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