JP2008166070A - 排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム - Google Patents

排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】排燃料燃焼器における燃焼効率を向上して、助燃料の投入量を低減することにより燃料電池システムの効率を上昇せしめるとともに、都市ガス等の高価な高発熱量助燃料の消費量を低減して、プラントの運転コストを低減し得る排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池モジュールから排出される排燃料を燃焼させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムにおいて、前記排燃料燃焼器は、前記燃料電池モジュールからの排燃料がバーナにより噴出され一次空気を用いて該排燃料の一次燃焼を行う一次燃焼室と、前記一次燃焼室よりもガス通路が絞られた連絡通路を介して該一次燃焼室に接続され二次空気を用いて該一次燃焼室からのガスの二次燃焼を行う二次燃焼室とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池モジュールから排出される排燃料を、該燃料電池モジュールからの排空気を用いて燃焼させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムに関する。
図5は燃料電池モジュールから排出される排燃料を、該燃料電池モジュールからの排空気を用いて燃焼させる排燃料燃焼器(以下燃焼器という)の従来の一例を示す縦断面図である。
図5において、燃焼器10は竪型に形成され、燃焼器本体011の上部側にバーナ20を設置し、該燃焼器本体011内部の前記バーナ20の直下部に縦長の燃焼室012を配置し、該燃焼室012の直下部の燃焼排ガス出口029に、該燃焼排ガスで燃料電池モジュール2(図2参照)への空気を予熱する熱交換器3が直結されており、燃焼排ガスが該燃焼排ガス出口029から熱交換器3内に直接導入されるようになっている。
前記バーナ20の直上部には、燃料電池モジュールからの排燃料通路に接続される排燃料入口015が設けられるとともに、燃料電池モジュールからの排空気通路に接続される排空気入口016が設けられている。
図6は前記バーナ20の従来の一例を示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるC矢視図である。
図6において、前記バーナ20は、バーナ中心20zを含む中央部に排燃料吹出口022を配置し、該排燃料吹出口022の外側に環状の助燃料吹出口024を配置し、該助燃料吹出口024の外側に環状の排空気吹出口023を配置して構成されている(排空気吹出口023からの空気流を023aで示す)。また、燃焼器本体011にトーチ火炎吹出口021を、トーチ火炎021aが前記排燃料吹出口022からの排燃料火炎022a及び助燃料吹出口024からの助燃料火炎024aに当たるように、斜めに取り付けている。
尚、特許文献1.特開2002−106844号公報には、ガスタービン燃焼器のバーナ近傍に、コンプレッサからの空気と燃料電池の排ガスの一部とを混合器で混合して供給するとともに、燃料電池の排ガスの残りを燃焼室に希釈空気として供給する技術が開示されている。
特開2002−106844号公報
燃料電池モジュールから排出される排燃料を該燃料電池モジュールから排出される排空気を用いて燃焼させる排燃料燃焼器においては、熱交換器にて該排燃料燃焼器の排熱を用いて燃料電池モジュールへの空気を予熱し、温空気にして該燃料電池モジュールに供給するシステムであるため、燃料電池モジュールの起動時には温空気により該燃料電池モジュールの温度を上げて該燃料電池モジュールの立ち上がりを迅速にし、一方で燃料電池モジュールの発電運転時には、該燃料電池モジュールから排出される排燃料が水素、一酸化炭素、水蒸気を主成分とする低発熱量のガスであるため着火性が悪いことから、燃焼を完結させてクリーンな排ガスを放出するようにするには、排燃料燃焼器の燃焼室内では一定の温度と滞留時間が必要となる。
然るに、図5に示される従来の排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムにあっては、燃料電池モジュールの起動時及び発電運転時ともに、一つの燃焼室012を備えた排燃料燃焼器10に、該燃焼室012に設置したバーナ20から燃料電池モジュールの排燃料及び排空気を噴出するとともに、都市ガス等の高発熱量の助燃料ガスを燃焼室012に噴出するように構成されているため、運転時間の短い起動時には、燃料電池モジュールから多く排出される排空気に対応して助燃料ガスの噴射量を増加させることにより、燃料電池モジュールの立ち上がりを迅速に行うことは可能であり、また運転時間が短く運転コストの上昇は軽微であり、特に問題はない。
しかしながら、かかる従来の燃料電池システムにあっては、燃料電池モジュールの発電運転時には、前記のように、排燃料が低発熱量のガスであるため着火性が悪いことと、燃料電池モジュールから排出される排空気の量がきわめて多いことから、一つの燃焼室012全域で燃焼を完全に終結させるため、長い運転時間中継続して、助燃料ガスの噴射量を増加する必要がある。このため、助燃料の投入量が増加して燃料電池システムの効率が低下するとともに、都市ガス等の高価な高発熱量の助燃料ガスの消費量が増大するため、燃料電池プラントの運転コストの増大を招く。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、排燃料燃焼器における燃焼効率を向上して、助燃料の投入量を低減することにより燃料電池システムの効率を上昇せしめるとともに、都市ガス等の高価な高発熱量助燃料の消費量を低減して、プラントの運転コストを低減し得る排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、燃料電池モジュールから排出される排燃料を燃焼させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムにおいて、前記排燃料燃焼器は、前記燃料電池モジュールからの排燃料がバーナにより噴出され一次空気を用いて該排燃料の一次燃焼を行う一次燃焼室と、前記一次燃焼室よりもガス通路が絞られた連絡通路を介して該一次燃焼室に接続され二次空気を用いて該一次燃焼室からのガスの二次燃焼を行う二次燃焼室とを備えたことを特徴とする。
かかる発明において、具体的には次のように構成するのが好ましい。
(1)前記排燃料燃焼器は、前記バーナを上部側に配置し、該バーナの直下部に前記一次燃焼室を配置し、該一次燃焼室の直下部に前記連絡通路を配置し、該連絡通路の直下部に前記二次燃焼室を配置し、さらに前記バーナに前記排燃料及び一次空気を供給するように構成し、前記二次燃焼室の側部に前記二次空気を導入する二次空気導入口を配置する。
(2)前記燃料電池モジュールから排出される排空気を前記一次空気として前記一次燃焼室に搬送する第1の排空気通路と、前記排空気を前記二次空気として前記二次燃焼室に搬送する第2の排空気通路とを備え、前記第1の排空気通路及び第2の排空気通路に排空気の空気量を調整する空気量調整弁をそれぞれ設ける。
また、前記バーナは、次の2つの構成をとるのが好ましい。
(1)前記バーナは、中央部に着火用トーチ火炎を噴出するトーチ火炎吹出口を配置し、該トーチ火炎吹出口の外側に前記排燃料を噴出する環状の排燃料吹出口を配置し、該排燃料吹出口の外側に前記排空気を噴出する環状の排空気吹出口を同心に配置してなる三重の吹出口を備えるとともに、前記排空気吹出口内に該排空気吹出口内を貫通して助燃料を噴出する複数の助燃料吹出口を備える。
(2)前記バーナは、前記(1)の構成に加えて、前排空気吹出口内に、該排空気に旋回力を付与して前記一次燃焼室に噴出せしめるスワール形成部材を設ける。
燃料電池モジュールから排出される排燃料を該燃料電池モジュールからから排出される排空気を用いて燃焼させる排燃料燃焼器においては、前述のように、燃料電池モジュール起動時には温空気の温度を上げて燃料電池モジュールの立ち上がりを迅速にし、燃料電池モジュールの発電運転時には、低発熱量のガスからなる排燃料を完全燃焼させてクリーンな排ガスを放出することが要求される。
然るに本発明によれば、前記排燃料燃焼器を、燃料電池モジュールからの排燃料がバーナにより噴出され一次空気を用いて該排燃料の一次燃焼を行う一次燃焼室と、この一次燃焼室よりもガス通路が絞られた連絡通路を介して該一次燃焼室に接続され二次空気を用いて該一次燃焼室からのガスの二次燃焼を行う二次燃焼室とにより構成し、具体的には上部側に配置したバーナの下部に一次燃焼室、連絡通路、二次燃焼室を順に配置した竪型とし、さらに前記燃料電池モジュールからの排空気を一次空気として空気量調整弁付きの第1の排空気通路を通して一次燃焼室に導入するとともに、該排空気を二次空気として空気量調整弁付きの第2の排空気通路を通して二次燃焼室に導入するように構成したので、排出量の多い燃料電池モジュールからの排空気の流路を第1の排空気通路と第2の排空気通路との2つの流路に分け、第1の排空気通路を通った排空気を一次空気として燃料電池モジュールからの排燃料、及び高発熱量の助燃料とともにバーナから一次燃焼室に噴出させて一次燃焼を行い、かかる一次燃焼後の燃焼ガスを通路面積が絞られた連絡通路を通して二次燃焼室に導き、該二次燃焼室において前記第2の排空気通路を通して導入された排空気を二次空気として用いて高温燃焼させることが可能となる。
従って本発明によれば、燃焼室を、一次燃焼を行う一次燃焼室と一次燃焼後の燃焼ガスの二次燃焼を行う二次燃焼室との2つの燃焼室に分け、燃料電池モジュールからの排空気を、助燃料及び排燃料が噴射される一次燃焼室への第1の排空気と、一次燃焼後の燃焼ガスの完全燃焼用の第2の排空気との2つの流路に分けて燃焼に供することにより、助燃料及び排燃料燃焼用の排空気量が、排空気の全量を助燃料及び排燃料燃焼用とする従来技術に比べて少なくて済み、且つ第1の排空気と第2の排空気との配分を燃焼解析等によって適正に行うことにより、一次燃焼室での燃え残りを含む燃焼ガスを二次燃焼室で完全燃焼することが可能となる。
これにより、排燃料燃焼器における燃焼効率を向上して、助燃料の投入量を低減することが可能となって燃料電池システムの効率を上昇できる。また、都市ガス等の高価な高発熱量の燃料からなる助燃料の消費量を低減できて、燃料電池プラントの運転コストを低減できる。
また、前記燃料電池モジュールから、一次燃焼室に接続される第1の排空気通路及び二次燃焼室に接続される第2の排空気通路のそれぞれに排空気の空気量を調整する空気量調整弁を設けるように構成すれば、一次燃焼室への第1の排空気と二次燃焼室への第2の排空気との配分を容易に且つ適正に行うことができる。
また、前記バーナを、中央部にトーチ火炎吹出口を、その外側に環状の排燃料吹出口を、その外側に環状の排空気吹出口を、それぞれ同心に配置した三重の吹出口とし、且つ排空気吹出口内を貫通して助燃料を噴出する複数の助燃料吹出口を設ける構成とすれば、
排燃料を中央部のトーチ火炎と外側の助燃料火炎とでサンドイッチ状に挟み込んだ火炎状態で燃焼させるので、着火性の悪い排燃料の燃焼性を向上できる。
また、排空気吹出口内にスワール形成部材を設けて、排空気に旋回力を与えることにより、一次燃焼室内における排空気と助燃料及び排燃料との混合を促進できて、一次燃焼室内における燃焼効率が向上する。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図2は本発明の実施例における燃料電池システムの系統図である。
図2において、都市ガス等の高発熱量の助燃料を供給する燃料供給手段は符号1で示され、該燃料供給手段1からの助燃料は、排燃料燃焼器(以下燃焼器という)10及び燃料電池モジュール2に導入される。該燃料電池モジュール2から排出された排燃料は排燃料通路8を通して燃焼器10に導かれる。
また、前記燃料電池モジュール2から排出された排空気は、第1排空気通路4を通る第1の排空気と第2排空気通路5を通る第2の排空気との2つの流路に分けられ、第1排空気通路4を通った第1の排空気は、図1に示す燃焼器10の一次燃焼室12に、第2排空気通路5を通った第2の排空気は前記燃焼器10の二次燃焼室14にそれぞれ送り込まれるようになっている。
前記一次燃焼室12に接続される第1排空気通路4には該第1排空気通路4を通る排空気の空気量を調整する空気量調整弁6が設置され、前記二次燃焼室14に接続される第2排空気通路5には空気量調整弁7が設置されている。このように構成すれば、一次燃焼室12への第1の排空気と二次燃焼室14への第2の排空気との配分を容易に且つ適正に行うことができる。
前記燃焼器10の二次燃焼室14からの燃焼排ガスは熱交換器3に導入されて、燃料電池モジュール2への空気を予熱した後、外部に排出される。該熱交換器3で昇温された温空気は燃料電池モジュール2に供給されて、燃料電池モジュールの起動時に該燃料電池モジュールの温度を上げて立ち上がりを迅速にしている。
図1は本発明の実施例に係る前記燃焼器(排燃料燃焼器)10の縦断面図である。
図1において、該燃焼器10は、燃焼器本体11の上部側にバーナ20を設置し、該燃焼器本体11内部の前記バーナ20の直下部に一次燃焼室12を配置し、該一次燃焼室12の直下部に該一次燃焼室12よりもガス通路が絞られた連絡通路13を配置し、該連絡通路13の直下部に前記二次燃焼室14を配置した竪型の燃焼器に構成されている。
該燃焼器10の下部には前記熱交換器3が直接取り付けられており、前記二次燃焼室14での燃焼排ガスが二次燃焼室出口29から熱交換器3内に直接導入されるようになっている。
前記バーナ20の直上部には、前記排燃料通路8に接続される排燃料入口15が設けられるとともに、前記第1排空気通路4に接続される第1排空気入口16が設けられている。尚、図1には図示を省略したが、燃焼器10の上部には前記燃料供給手段1からの助燃料の導入口及びトーチ燃料の導入口が設けられている。
また、前記燃焼器本体11の側部には、排空気溜め19が形成され、該排空気溜め19の第2排空気入口17は前記第2排空気通路5に接続され、該排空気溜め19の出口側は複数の排空気吹出孔18を介して前記二次燃焼室14に連通されている。従って、前記第2排空気通路5を通った第2排空気は前記第2排空気入口17を経て排空気溜め19に溜められてから、前記排空気吹出孔18から二次燃焼室14に噴出されることとなる。
図3は前記バーナ20の第1例を示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるA矢視図である。図3において、前記バーナ20は、バーナ中心20zを含む中央部にトーチ火炎吹出口21を配置し、該トーチ火炎吹出口21の外側に環状の排燃料吹出口22を配置し、該排燃料吹出口22の外側に環状の排空気吹出口23を配置して、それぞれバーナ中心20zを中心とする同心の三重の吹出口としている。そして、前記排空気吹出口23内を貫通して助燃料を噴出する複数(この例では4個)の助燃料吹出口24が設けられている。
前記バーナ20は、このように構成されているので、排燃料火炎22aを中央部のトーチ火炎吹出口21からのトーチ火炎21aと外側の助燃料吹出口24からの助燃料火炎24aとでサンドイッチ状に挟み込み、該助燃料吹出口24を囲む排空気吹出口23から噴出される排空気流23aを用いて燃焼させることにより、着火性の悪い排燃料の燃焼性を向上できる。
図4は前記バーナの第2例を示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるB矢視図である。この例では、図3の第1例の構成に加えて、前排空気吹出口23内に、内周を前記排燃料吹出口22の外面に固定された複数のスワール形成部材25を円周方向等間隔に設けている。
かかるスワール形成部材25を設けたので、該スワール形成部材25によって排空気吹出口23から一次燃焼室12に噴出される排空気に旋回力を与えることにより、一次燃焼室12内における排空気と助燃料及び排燃料との混合を促進できて、該一次燃焼室12内における燃焼効率が向上する。
以上のように、かかる実施例によれば、燃焼器10を、燃料電池モジュール2からの排燃料がバーナ20により噴出され一次空気を用いて該排燃料の一次燃焼を行う一次燃焼12と、この一次燃焼室12よりもガス通路が絞られた連絡通路13を介して該一次燃焼室12に接続され、二次空気を用いて該一次燃焼室12からのガスの二次燃焼を行う二次燃焼室14とにより構成し、具体的には前記バーナ20を上部側に配置し、該バーナ20の下部に前記一次燃焼室12、連絡通路13、二次燃焼室14を順に配置した竪型とし、さらに前記燃料電池モジュール2からの排空気を一次空気として空気量調整弁6付きの第1排空気通路4を通して一次燃焼室12に導入するとともに、該排空気を二次空気として空気量調整弁7付きの第2排空気通路5を通して二次燃焼室14に導入するように構成したので、排出量の多い燃料電池モジュール2からの排空気の流路を第1排空気通路4と第2排空気通路5との2つの流路に分け、第1排空気通路を通った排空気を一次空気として燃料電池モジュール2からの排燃料、及び高発熱量の助燃料とともにバーナ20から一次燃焼室12に噴出させて一次燃焼を行い、かかる一次燃焼後の燃焼ガスを通路面積が絞られた連絡通路13を通して二次燃焼室14に導き、該二次燃焼室14において前記第2排空気通路5を通して導入された排空気を二次空気として用いて高温燃焼させることが可能となる。
従ってかかる実施例によれば、燃焼室を一次燃焼を行う一次燃焼室12と一次燃焼後の燃焼ガスの二次燃焼を行う二次燃焼を行う二次燃焼室14との2つの燃焼室に分けるとともに、燃料電池モジュール2からの排空気を、助燃料及び排燃料が噴射される一次燃焼室12への第1の排空気と、一次燃焼後の燃焼ガスの完全燃焼用の第2の排空気との2つの流路に分けて燃焼に供することにより、助燃料及び排燃料燃焼用の排空気量が、排空気の全量を助燃料及び排燃料燃焼用とする従来技術に比べて少なくて済み、且つ第1の排空気と第2の排空気との配分を燃焼解析等によって適正に行うことにより、一次燃焼室12での燃え残りを含む燃焼ガスを二次燃焼室14で完全燃焼することが可能となる。
これにより、燃焼器10における燃焼効率を向上して、助燃料の投入量を低減することが可能となって燃料電池システムの効率を上昇できる。
本発明によれば、排燃料燃焼器における燃焼効率を向上して、助燃料の投入量を低減することにより燃料電池システムの効率を上昇せしめるとともに、都市ガス等の高価な高発熱量助燃料の消費量を低減して、プラントの運転コストを低減し得る排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムを提供できる。
本発明の実施例に係る排燃料燃焼器の縦断面図である。 本発明の実施例における燃料電池システムの系統図である。 本発明の実施例におけるバーナの第1例を示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるA矢視図である。 本発明の実施例におけるバーナの第2例を示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるB矢視図である。 従来技術に係る排燃料燃焼器の縦断面図である。 従来技術に係るバーナを示し、(A)は部分側面図、(B)は(A)におけるC矢視図である。
符号の説明
1 燃料供給手段
2 燃料電池モジュール
3 熱交換器
4 第1排空気通路
5 第2排空気通路
6,7 空気量調整弁
8 排燃料通路
10 排燃料燃焼器(燃焼器)
11 燃焼器本体
12 一次燃焼室
13 連絡通路
14 二次燃焼室
15 排燃料入口
16 第1排空気入口
17 第2排空気入口
18 排空気吹出孔
19 排空気溜め
20 バーナ
21 トーチ火炎吹出口
22 排燃料吹出口
23 排空気吹出口
24 助燃料吹出口
29 二次燃焼室出口

Claims (5)

  1. 燃料電池モジュールから排出される排燃料を燃焼させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池システムにおいて、前記排燃料燃焼器は、前記燃料電池モジュールからの排燃料がバーナにより噴出され一次空気を用いて該排燃料の一次燃焼を行う一次燃焼室と、前記一次燃焼室よりもガス通路が絞られた連絡通路を介して該一次燃焼室に接続され二次空気を用いて該一次燃焼室からのガスの二次燃焼を行う二次燃焼室とを備えたことを特徴とする排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム。
  2. 前記排燃料燃焼器は、前記バーナを上部側に配置し、該バーナの直下部に前記一次燃焼室を配置し、該一次燃焼室の直下部に前記連絡通路を配置し、該連絡通路の直下部に前記二次燃焼室を配置し、さらに前記バーナに前記排燃料及び一次空気を供給するように構成し、前記二次燃焼室の側部に前記二次空気を導入する二次空気導入口を配置したことを特徴とする請求項1記載の排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池モジュールから排出される排空気を前記一次空気として前記一次燃焼室に搬送する第1の排空気通路と、前記排空気を前記二次空気として前記二次燃焼室に搬送する第2の排空気通路とを備え、前記第1の排空気通路及び第2の排空気通路に排空気の空気量を調整する空気量調整弁をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム。
  4. 前記バーナは、中央部に着火用トーチ火炎を噴出するトーチ火炎吹出口を配置し、該トーチ火炎吹出口の外側に前記排燃料を噴出する環状の排燃料吹出口を配置し、該排燃料吹出口の外側に前記排空気を噴出する環状の排空気吹出口を同心に配置してなる三重の吹出口を備えるとともに、前記排空気吹出口内に該排空気吹出口内を貫通して助燃料を噴出する複数の助燃料吹出口を備えたことを特徴とする請求項1記載の排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム。
  5. 前記排空気吹出口内に、該排空気に旋回力を付与して前記一次燃焼室に噴出せしめるスワール形成部材を設けたことを特徴とする請求項4記載の排燃料燃焼器を備えた燃料電池システム。
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