JP2008156865A - 錠装置及び錠付格納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠装置を格納装置に対して容易に後付けできる技術を提供することにある。
【解決手段】扉16aの外面に取付可能な装置本体部122と、装置本体部122に、取っ手部17aによるロックの解除を規制するロック解除規制位置とその解除を許容するロック解除許容位置との間で移動可能に取付けられたストッパ部材140と、施錠動作に応じたストッパ部材140をロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じてストッパ部材140のロックを解除するストッパロック部160とを備えている。
【選択図】図4

Description

この発明は、キャビネット等の格納装置に施解錠機能を追加するための技術に関する。
ファイル等の格納物を格納するためのキャビネットとして、開閉自在な扉を備えたものがある。このキャビネットの扉には、該扉を閉状態に維持するためのラッチ機構が組込まれている。このラッチ機構は、例えば、扉の取っ手に組込まれた操作レバーの操作に連動してロック状態又はロック解除状態になるように構成されている。
ところで、上記のようなキャビネットに対して、セキュリティ性向上のため、施解錠機能の追加が必要とされることがある。
ここで、引出しに対して後付可能な施錠装置として、特許文献1のように、格納装置の本体にラッチ機構を取付け、そのラッチ機構のロック部材を引出しに係合させることで、引出しの開放を防止するようにしたものがある。
特開2001−303828号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、引出しの開閉態様や、格納装置の本体と引出しとの相対的な位置関係を考慮しつつ、ラッチ機構を本体に後付けする必要がある。このため、取付箇所が格納装置の本体に限定されてしまう。
そこで、本発明の課題は、錠装置を格納装置の本体以外にも容易に後付けできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、この錠装置は、収納本体部と、前記収納本体部に対して開閉自在とされた開閉部材と、前記開閉部材を閉状態に保つようにロックするラッチ機構と、前記開閉部材の外面側に設けられ、前記ラッチ機構をロック及びロック解除動作させるための操作部とを備えた格納装置に取付けられる錠装置であって、前記開閉部材の外面側に取付可能な装置本体部と、前記装置本体部に、前記ラッチ機構又は前記操作部によるロックの解除を規制するロック解除規制位置とその解除を許容するロック解除許容位置との間で移動可能に取付けられたストッパ部材と、施錠動作に応じて前記ストッパ部材を前記ロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じて前記ストッパ部材のロックを解除するストッパロック部と、を備えたものである。
この場合に、前記操作部は、第1操作姿勢から第2操作姿勢に姿勢変更することで前記ラッチ機構をロック解除動作可能に構成され、前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記第1操作姿勢の前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記操作部が前記第1操作姿勢から前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを許容する構成であってもよい。
また、前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記操作部に当接して前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制する当接部を有する構成であってもよい。
また、前記ラッチ機構は、前記開閉部材の周縁部で、前記収納本体部の被係合部に係合して前記開閉部材を閉状態に保つようにロックするロック姿勢と、前記収納本体部の被係合部との係合が解除されて前記開閉部材を開可能にする非ロック姿勢との間で姿勢変更可能なラッチ係合部を有する場合には、前記ストッパ部材は、前記開閉部材の外面から前記開閉部材の周縁部と前記収納本体部との間を通って前記ラッチ係合部に向けて延設され、前記ロック解除規制位置で前記ロック姿勢のラッチ係合部が前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記ラッチ係合部が前記ロック姿勢から前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを許容する構成としてもよい。
また、この錠付格納装置は、収納本体部に対して開閉自在とされた開閉部材を有する格納装置と、前記開閉部材に取付けられた上記したいずれかの錠装置とを備えたものである。
この発明の錠装置によると、前記開閉部材の外面側に取付可能な装置本体部と、前記装置本体部に、前記ラッチ機構又は前記操作部によるロックの解除を規制するロック解除規制位置とその解除を許容するロック解除許容位置との間で移動可能に取付けられたストッパ部材と、施錠動作に応じて前記ストッパ部材を前記ロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じて前記ストッパ部材のロックを解除するストッパロック部とを備えているため、本錠装置を開閉部材の外面側に取付けることで、施錠又は解錠動作に応じて、前記ラッチ機構又は前記操作部によるロックの解除を規制した状態、又は、その解除を許容する状態にすることができる。このため、ラッチ機構及び操作部を有する格納装置に対して本錠装置を容易に後付けして、施錠機能を追加することができる。
また、前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記第1操作姿勢の前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記操作部が前記第1操作姿勢から前記第2操作姿勢への姿勢変更するのを許容する構成とすることで、操作部に施錠機能を追加することができる。
また、前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記操作部に当接して前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制する当接部を有すると、ロック解除規制位置でストッパ部材はがたつきなく操作部を押えて姿勢変更を規制することができる。
さらに、前記ストッパ部材は、前記開閉部材の外面から前記開閉部材の周縁部と前記収納本体部との間を通って前記ラッチ係合部に向けて延設され、前記ロック解除規制位置でロック姿勢のラッチ係合部が前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記ラッチ係合部が前記ロック姿勢から前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを許容する構成とすることで、ラッチ機構に施錠機能を追加することができる。また、ストッパ部材がラッチ機構のラッチ係合部に直接的に当接してロックするので、より確実に施錠状態に保つことができる。
以下、実施形態に係る錠装置及び錠付格納装置について説明する。
<1.錠付格納装置の全体構成>
まず、本錠装置が適用された錠付格納装置の全体構成について説明する。図1は錠付格納装置の全体構成を示す斜視図であり、図2は格納装置の要部拡大図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。
この錠付格納装置10は、格納装置としてのキャビネット12と、錠装置20とを備えている。
キャビネット12は、収納本体部14と、当該収納本体部14に対して開閉自在とされた開閉部材としての扉16a,16bと、引出部18とを備えている。より具体的には、収納本体部14の上半部に収納スペース14aが形成されると共に、収納本体部14の下半部に3つの収納スペース14b,14c,14dが形成されている。収納スペース14aの開口部には、両開きタイプの扉16a,16bが開閉自在に取付けられている。また、各収納スペース14b,14c,14dには、それぞれ引出部18が開閉自在、換言すれば、引出し及び押込自在に設けられている。
上記扉16a,16bを閉じた状態では、扉16a,16bの合せ目部分が重なり合って配設されるようになっており、一方(図1の右方)の扉16aを閉じた状態では、他方(図1の左方)の扉16bを開くことができない構成となっている。また、一方の扉16aには、操作部としての取っ手部17aと、ラッチ機構17bとが取付けられている。
ラッチ機構17bは、扉16aに組込まれ、当該扉16aを閉状態に保つようにロックする機構である。ここでは、ラッチ機構17bは、扉16aの上下方向に沿って回転自在に取付けられたラッチ軸部17cと、当該ラッチ軸部17cの上端部及び下端部に取付けられたラッチ係合部17dとを有している。ラッチ係合部17dは、ラッチ軸部17cの上端部又は下端部だけに設けられていてもよい。ラッチ係合部17dは、フック形状を有しており、その基端部が上記ラッチ軸部17cに連結固定されている。そして、ラッチ係合部17dは、ラッチ軸部17cを中心にして、扉16aの周縁部である下縁部から収納本体部14側に向けて突出するロック姿勢と(図3参照)、当該ロック姿勢から扉16a側に退避するように回動した非ロック姿勢と(図3の矢符A参照)の間で姿勢変更自在とされている。上記ロック姿勢では、ラッチ係合部17dは収納本体部14であって収納スペース14aの下側部分に形成された被係合部として係合孔部14hの縁部に係合し、扉16aを閉状態に保つようにロックする。また、この状態から非ロック姿勢に姿勢変更することで、ラッチ係合部17dと係合孔部14hの縁部との係合が解除され、扉16aが開放可能になる。
取っ手部17aの基端部は上記ラッチ軸部17cに連結固定されており、先端部は扉16aの外面に形成された凹部16c内に突出している。そして、取っ手部17aは、ラッチ軸部17cを中心にして、凹部16c内に入り込んだ第1操作姿勢(図3に実線で示す取っ手部17a参照)と凹部16cから外方に引出された第2操作姿勢(図3に2点鎖線で示す取っ手部17a参照)との間で姿勢変更自在とされている。また、取っ手部17aは、扉16aの内面と取っ手部17aとの間で圧縮状に介在する付勢部材としてのコイルバネ17sによって、第2操作姿勢から第1操作姿勢に向けて付勢されている。そして、コイルバネ17sの付勢力に抗して、取っ手部17aを第1操作姿勢から第2操作姿勢に向けて引出すように姿勢変更することで、ラッチ軸部17cが回転して、ラッチ係合部17dがロック姿勢から非ロック姿勢に姿勢変更し、ラッチ機構17bはロック解除動作する。これにより、扉16aを開くことができるようになる。また、扉16aを開くことで、扉16bも開くことができるようになる。
この後、取っ手部17aを引出そうとする操作力を除去すると、コイルバネ17sの付勢力によって取っ手部17aは第2操作姿勢から第1操作姿勢に姿勢変更して、ラッチ軸部17cが回転し、ラッチ係合部17dが非ロック姿勢からロック姿勢に姿勢変更し、ラッチ機構17bはロック動作可能になる。つまり、取っ手部17aの操作に連動して、ラッチ機構17bがロック動作及びロック解除動作する。
なお、通常は、扉16aが開いた状態で、取っ手部17aに対する操作力が除去されて、ラッチ係合部17dが非ロック姿勢からロック姿勢に姿勢変更する。そして、扉16aが閉じられることで、ラッチ係合部17dは、係合孔部14hの縁部に当接して一旦非ロック姿勢に姿勢変更してからロック姿勢に姿勢変更して、係合孔部14hの縁部に係合して、扉16aを閉状態に保つようになる。つまり、上記ラッチ機構17bのロック動作とは、ラッチ係合部17dが現実にロックする動作だけをいうのではなく、ロックし得る状態となり得る動作を含む。
また、引出部18は、上方に開口する筺状に形成されており、取っ手部19aと、操作レバー19bと、ラッチ機構19cとを有している。
操作レバー19bは、上記取っ手部17aに対応する部材であり、ラッチ機構19cは上記ラッチ機構17bと同様に、回転自在なラッチ軸部19eと、収納本体部14側の係合孔部(ここでは図示省略)に係脱自在なラッチ係合部19dとを有する構成である。そして、これら操作レバー19b及びラッチ機構19cは、取っ手部17a及びラッチ機構17bと同様構成及び同様動作にて、引出部18を閉状態に保ち、また、開放可能にする。すなわち、引出部18を閉じることで、上記ラッチ機構19cがロック状態になって該引出部18が閉じた状態に保たれる。また、この状態で、操作レバー19bを掴んで操作することで、ラッチ機構19cのロック状態が解除され、取っ手部19aを掴んで引出部18を引出せるようになる。また、操作レバー19bの操作力を除去することで、ラッチ機構19cはロック可能な状態になる。
本錠装置20は、上記のようなキャビネット12における扉16a,引出部18の外面に取付けられる。そして、ラッチ機構17b,19cによるロックの解除を規制又は許容することで、キャビネット12に施解錠機能を追加できるようにする。ここでは、図1の2点鎖線で示すように、錠装置20としては、扉16aにおける取っ手部17a及び各引出部18における操作レバー19bの近傍に取付けられるものと、ラッチ機構17b,19cのラッチ係合部19dの近傍に取付けられるものとがある。
<2.錠装置の構成>
ここでは、錠装置に関し、操作部、即ち、扉16aにおける取っ手部17a及び各引出部18における操作レバー19bの近傍に取付けられる錠装置20の2つの形態と、ラッチ機構17b,19cのラッチ係合部19dの近傍に取付けられる錠装置20の1つの形態について説明する。
<2−1.操作部に組付けられる一つ目の錠装置の形態>
<2−1a.錠装置の全体構成>
操作部に組付けられる一つ目の形態に係る錠装置について説明する。図4は同錠装置を示す斜視図であり、図5は同錠装置を示す正面図であり、図6は同錠装置を示す平面図である。
この錠装置120は、装置本体部122と、ストッパ部材140と、ストッパロック部160とを備えている。
装置本体部122は、上記開閉部材としての扉16aや引出部18の外面に取付可能に構成された部材であり、ストッパ部材140を後述するロック解除規制位置とロック解除許容位置との間で移動自在に支持している。
より具体的には、装置本体部122は、板状部材124と、一対のガイドレール126とを有している。
板状部材124は、略方形板状部材に形成されており、その一端側部分に略方形状の窓部125が形成されると共に、略中間部分に位置規制用孔部124bが形成されている。位置規制用孔部124bは、ストッパロック部160がストッパ部材140をロック解除規制位置にロックするための構成として用いられる。このロックに係る構成については後に詳述する。
一対のガイドレール126は、上記板状部材124上で、ストッパ部材140をロック解除規制位置とロック解除許容位置との間で移動自在に支持する部材である。より具体的には、ガイドレール126は、棒状部材に形成されており、板状部材124の両側部(図5上下両側部)に当該縁部に沿って、ネジ止等で固定されている。また、一対のガイドレール126のうち互いに対向する側の面に、その長尺方向に沿って延びる図示省略のガイド溝が形成されており、ストッパ部材140の両側部に形成された図示省略のガイド突部が本ガイド溝に移動自在に嵌まることで、ストッパ部材140が上記両位置間で移動自在に支持されている。
ストッパ部材140は、上記装置本体部122に対して上記したように、上記取っ手部17a(又は操作レバー19b)によるロックの解除を規制するロック解除規制位置(図4で2点鎖線で示す位置、図5及び図6で2点鎖線及び斜線で示す位置)と、取っ手部17a(又は操作レバー19b)による解除を許容するロック解除許容位置(図4〜図6で実線で示す位置)との間で移動可能に取付けられている。
より具体的には、ストッパ部材140は、略筺状形状の本体部142と、当該本体部142から外方に延出する延出ストッパ部144とを有している。これら本体部142及び延出ストッパ部144は、一対のガイドレール126を結ぶ方向において、一対のガイドレール128間寸法よりも小さい(ここでは僅かに小さい)寸法を有しており、一対のガイドレール128間でそれらの延在方向で移動可能とされている。延出ストッパ部144は先端側で2股状に分れる形状に形成されている。そして、ストッパ部材140がロック解除規制位置に移動した状態で、装置本体部122よりも大きく外方に延出する。一方、ストッパ部材140がロック解除許容位置に移動した状態で、延出ストッパ部144の装置本体部122からの延出量は比較的小さくなる。そして、ストッパ部材140がロック解除規制位置に移動した状態で、延出ストッパ部144の先端部が取っ手部17a(又は操作レバー19b)の外側でそれらに当接する位置又は近接する位置に配設され、これにより第1操作姿勢の取っ手部17a(又は操作レバー19b)が第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制する(図4では2点鎖線、図5及び図6では2点鎖線で及び斜線で示す位置)。また、ストッパ部材140がロック解除規制位置から退避するようにロック解除許容位置に移動した状態で、延出ストッパ部144の先端部が取っ手部17a(又は操作レバー19b)から退避して、それら取っ手部17a(又は操作レバー19b)が第1操作姿勢から第2操作姿勢へ姿勢変更するのを許容する(図4〜図6で実線で示す位置参照)。
本装置本体部122は、ストッパ部材140がロック解除規制位置及びロック解除許容位置のそれぞれで上記を実現する位置で、扉16a(又は引出部18)の外面であって取っ手部17a(又は操作レバー19b)の側方位置に取付けられる。装置本体部122は、強力な接着剤や強力な粘着テープ、ネジ止、溶接等、容易に取外しできない態様で、扉16aや引出部18の前面に固定される。
ストッパロック部160は、施錠動作に応じてストッパ部材140をロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じて前記ストッパ部材140のロックを解除するように構成されている。その具体的な構成例については次に詳述する。
<2−1b.錠装置のストッパロック部に係る構成>
図7はストッパロック部を示す概略正面図であり、図8はロック状態でのロック機構を示す概略断面図であり、図9はアンロック状態でのロック機構を示す概略断面図であり、図10はロック機構を示す説明図である。
ストッパロック部160は、上記ストッパ部材140の本体部142に組込まれている。ここでは、ストッパロック部160が、電子キー180からの認証情報に基づいてロック及びアンロックを行う電子認証錠である例で説明する。
より具体的には、ストッパロック部160は、電子キー180をセット可能なセット部161と、ロック機構部164と、錠側制御部176とを備えている。
セット部161は、電子キー180を挿脱自在な凹部形状を有しており、このセット部161内に電子キー180が所定姿勢で保持される。セット部161内には、錠側制御部176と電気的に接続されると共に電子キー180側の接続端子162と接触可能な接触端子163が設けられている。そして、電子キー180をセット部161内にセットすることで、両接触端子162,163が電気的に接続され、錠側制御部176と電子キー180との間で通信可能になる。なお、電子キー180と錠側制御部176とは無線通信を行う構成であってもよい。
錠側制御部176は、マイコンチップ等で錠側制御部として機能するように電子回路が形成された制御基板を有している。この錠側制御部176は、ストッパロック部160に内蔵された電源178からの電力供給を受けて動作し、電子キー180との間で通信を行って後述する所定の処理を実行する。
ロック機構部164は、錠側制御部176の制御に応じてストッパ部材140をロック又はロック解除するように構成されている。
より具体的には、ロック機構部164は、駆動部166と、上記ストッパ部材140から出退自在に配設されたロック部168と、前記駆動部166の駆動を受けてロック部168を移動させる駆動力伝達片170とを備えている。
駆動部166は、ストッパ部材140内に固定された駆動本体部166aからロッド部166bが出退自在とされており、上記錠側制御部176の制御に応じて前記ロッド部166bを出退駆動させる。このロッド部166bの先端部には鍔部166cが取付けられている。ここでは、駆動部166は、プランジャ型のソレノイドによって構成されており、電源178からの電流を駆動部166に流すことで、ロッド部166bが退避駆動されるようになっている。
ロック部168は、略円柱状部材に形成されており、上記ストッパ部材140の裏面、即ち、板状部材124に対向する側面から出退自在とされている。ここでは、ストッパ部材140内に樹脂等で形成されたブラケット148が固定されており、このブラケット148にストッパ部材140の裏面に貫通する丸孔部148hが形成されている。上記ロック部168は丸孔部148h内に挿入配置されることで、当該ロック部168は、その一端部をストッパ部材140の裏面から突出させたロック位置と、当該裏面から退避した非ロック位置との間で出退自在となる。なお、ロック部168が配設される位置は、ストッパ部材140がロック解除規制位置にある状態で、位置規制用孔部124b内に配設される位置である。そして、ストッパ部材140をロック解除規制位置に移動させた状態で、ロック部168をストッパ部材140の裏面側から突出させると当該ロック部168が位置規制用孔部124b周縁部に係合し、即ち、装置本体部122に係合して、ストッパ部材140をロック解除規制位置にロックする。また、この状態で、ロック部168をストッパ部材140の裏面側から退避させると、当該ロック部168と位置規制用孔部124b周縁部との係合が解除され、ストッパ部材140はロック解除規制位置からロック解除許容位置に向けて移動可能になる。
また、ロック部168の軸方向略中間部における一側部には、駆動力伝達片170からの駆動力を受ける凹部168hが形成されている。
駆動力伝達片170は、駆動部166の駆動力をロック部168に伝達してロック部168を移動させる要素である。
より具体的には、駆動力伝達片170は、金属板等を適宜打抜き屈曲すること等で形成された部材であり、概略L字状の部材に形成されている。駆動力伝達片170の一端部には上記駆動部166のロッド部166bに連結可能な駆動元側連結片171が延設されると共に、駆動力伝達片170の他端部にはロック部168に連結可能な駆動先側連結片172が延設されている。駆動元側連結片171には、略U字状のスリット部171bが形成されており、上記ロッド部166bをスリット部171b内に挿入することで、駆動元側連結片171とロッド部166bとが連結される。また、駆動先側連結片172は、ロック部168の凹部168hに挿入可能な小片形状に形成されており、駆動先側連結片172が当該ロック部168の凹部168hに挿入されることで、駆動先側連結片172とロック部168との連結がなされる。
この駆動力伝達片170は、駆動元側連結片171をロッド部166bに連結すると共に駆動先側連結片172をロック部168に連結させた姿勢で、上記ブラケット148に軸部を介して揺動自在に支持されている。また、その軸部には、ロック部168をロック位置に向けて付勢する付勢手段としてねじりコイルバネ173が取付けられている。
そして、通常状態では、ねじりコイルバネ173の付勢力により、ロック部168はロック位置に向けて付勢されている(図8参照)。この状態で、駆動部166に通電してロッド部166bを退避させると、その駆動力が駆動力伝達片170を介してロック部168に伝達され、ロック部168に対して非ロック位置に向けた力が作用することになる(図9参照)。これにより、ストッパ部材140がロック解除許容位置に向けて移動可能になる。
<2−1c.錠装置の電気的構成>
図11は錠装置と電子キーとの電気的構成を示すブロック図である。
すなわち、電子キー180は、電子的な認証によって錠装置120を施錠及び解錠するためのものであり、キー側制御部182と、記憶部184とを有している。なお、この電子キー180は、利用者に応じた各錠装置120の解錠の可否情報を書込んだ状態で、錠付格納装置10の利用者に対して発行される。
キー側制御部182は、CPU、ROMおよびRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータにより構成され、その演算動作はすべて予め格納されたソフトウェアプログラムによって実行される要素である。このキー側制御部182には、解錠可否情報を記憶した記憶部184が組込まれており、電子キー180が上記セット部161にセットされると、接触端子162,163を介して錠側制御部176との間で通信を行って、認証に関する所定の処理を実行する。なお、記憶部184は、キー側制御部182とは別構成とされていてもよい。
錠装置120は、錠側制御部176と記憶部176aとを有している。錠側制御部176は、CPU、ROMおよびRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータにより構成され、その演算動作はすべて予め格納されたソフトウェアプログラムによって実行される要素である。この錠側制御部176には、上記認証動作に必要な所定の情報を記憶した記憶部176aが組込まれている。なお、記憶部176aと錠側制御部176とは別構成とされていてもよい。
そして、電子キー180が上記セット部161にセットされると、上記電子キー180との間で通信を行って、錠側制御部176又はキー側制御部182、又はそれらが連携して認証に関する所定の処理を実行する。そして、認証結果が利用可である場合に、スイッチ部177をオンにして駆動部166に電源178からの電流を流す。これにより、駆動部166の駆動によりロック部168が非ロック位置に移動し、ストッパ部材140はロック解除規制位置からロック解除許容位置に向けて移動可能になる。
なお、本実施形態では、ストッパロック部160が電源を内蔵している構成について説明しているが、電子キー180からの電源供給を受けて上記認証動作及び駆動部166の駆動を行わせるようにしてもよい。この場合、接触式及び非接触式のいずれの給電方式であってもよい。
ここでの認証処理としては周知の種々の方式を採用できるが、そのうちの一つを例示すると次のような処理である。すなわち、キー側制御部182の記憶部184には、ある利用者に関して、複数の扉16aや各引出部18(つまり、錠装置120が取付けられた格納場所)の識別符号とそれぞれの利用可否とを対応づけたテーブルが記憶されている。また、錠側制御部176には、各格納場所の識別符号が記憶されている。そして、電子キー180がセットされると、錠側制御部176からキー側制御部182に、識別符号が与えられる。これにより、キー側制御部182は、前記テーブルを参照して対象となった格納場所の利用可否を判断する。利用可と判断された場合に、利用許可指令を錠側制御部176に与える。この指令を受けて、錠側制御部176は、スイッチ部177をオンにして、駆動部166を動作させてロック部168を非ロック位置に移動させる。これにより、ストッパ部材140がロック解除許容位置に向けて移動可能な状態となる。
なお、上記認証処理の他、例えば、キー側制御部182から錠側制御部176に利用可否情報を与え、錠側制御部176で利用可否を判断するようにしてもよい。要するに、電子認証錠には、電子キー180側の記憶部184に記憶された利用可否情報に基づいて、キー側制御部182と錠側制御部176との通信を通じて利用可否を決定する等、種々の電子的な認証構成が含まれる。
このような錠装置は、格納装置としてのキャビネット12に最初から組付けられる他、既存のキャビネット12に後付されてもよい。
<2−1d.錠付格納装置、錠装置の動作等>
上記のように構成された錠装置120及び錠付格納装置10の動作について、その使用手順と共に説明する。
まず、初期状態では、扉16a,16bや引出部18は閉じられている。また、それぞれに取付けられた錠装置120のストッパ部材140はロック解除規制位置に移動した状態である。この状態では、延出ストッパ部144の先端部が取っ手部17a(又は操作レバー19b)の外側でそれらに当接する位置又は近接する位置に配設されており、第1操作姿勢の取っ手部17a(又は操作レバー19b)を第1操作姿勢から第2操作姿勢へ姿勢変更できないようになっている。
上記初期状態において、電子キー180をセット部161にセットし、上記認証動作の結果、利用不可と判断されると、ロック部168が非ロック位置にある状態が保たれ、ストッパ部材140を移動できない。したがって、利用者は、扉16a,16bや引出部18を開いて利用できない。
一方、認証動作の結果、利用可と判断されると、駆動部166に通電され、ロック部168が非ロック位置に向けて移動する(図9参照)。これにより、ストッパ部材140は、ロック解除規制位置からロック解除許容位置に向けて移動可能な状態になる。
この状態で、利用者がストッパ部材140をロック解除許容位置に向けて移動させる。すると、延出ストッパ部144が取っ手部17a(又は操作レバー19b)から退避移動し、取っ手部17a(又は操作レバー19b)は、第1操作姿勢から第2操作姿勢に姿勢変更可能になる。これにより、利用者は、取っ手部17a(又は操作レバー19b)を操作して第2操作姿勢に姿勢変更させてラッチ機構17bによるロックを解除させて、扉16a,16bや引出部18を開いて利用できるようになる。
利用者が利用を終了すると、ストッパ部材140をロック解除許容位置からロック解除規制位置に移動させる。ストッパ部材140がロック解除規制位置に位置すると、ねじりコイルバネ173の付勢力によりロック部168は非ロック位置に移動して、その一端部が位置規制用孔部124bに係合するので、ストッパ部材140はロック解除規制位置にロックされる。そして、電子キー180を抜くと、上記初期状態に復帰する。
このように構成された錠装置120及び錠付格納装置10によると、開閉部材としての扉16a(又は引出部18)の外面に取付可能な装置本体部122と、装置本体部122に、取っ手部17a(又は操作レバー19b)によるロックの解除を規制するロック解除規制位置とその解除を許容するロック解除許容位置との間で移動可能に取付けられたストッパ部材140と、施錠動作に応じたストッパ部材140をロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じてストッパ部材140のロックを解除するストッパロック部160とを備えている。このため、本錠装置120を扉16a(又は引出部18)の外面に取付けることで、施錠又は解錠動作に応じて、取っ手部17a(又は操作レバー19b)によるロック解除を規制した状態、又は、その解除を許容することができる。格納装置としてのキャビネット12に対して本錠装置120を容易に後付けして、施解錠機能を追加することができる。
特に、扉16aや引出部18の開放操作に伴って操作される解除操作用の取っ手部17a(又は操作レバー19b)の近傍に錠装置120を追加設置することができるため、施解錠操作及び開放操作を近くで行うことができ、便利である。
<2−2.操作部に組付けられる二つ目の錠装置の形態>
操作部に組付けられる二つ目の形態に係る錠装置について説明する。図12は同錠装置を示す斜視図であり、図13は同錠装置を示す正面図であり、図14は同錠装置を示す平面図である。本錠装置220の説明において、上記錠装置120と同様構成部分については同一符号を付してその説明を省略し、それとの相違点を中心に説明する。
この錠装置220は、上記ストッパ部材140の代りに、次のストッパ部材240を有している。すなわち、ストッパ部材240は、装置本体部122対して、取っ手部17a(又は操作レバー19b)によるロックの解除を規制するロック解除規制位置(図12〜図14で2点鎖線で示す位置参照)と、取っ手部17a(又は操作レバー19b)による解除を許容するロック解除許容位置(図12〜図14で実線で示す位置参照)との間で移動可能に取付けられている。
より具体的には、ストッパ部材240は、上記本体部142と同様構成の本体部242と、当該本体部242から外方に延出する延出ストッパ部244とを有している。延出ストッパ部244は、本体部142よりも幅狭な形状であり、また、その先端部は板状部材124側に曲っており、扉16a(又は引出部18)の外面に近接する位置を移動する。また、延出ストッパ部244の先端部には扉16a(又は引出部18)の外面の反対側に凹む凹部244hが形成されている。この凹部244h内に、当接部245が軸部246を介して、揺動自在に固定されている。この当接部245の揺動軸は、扉16a(又は引出部18)の外面に略平行で、かつ、ストッパ部材240の移動方向に略平行である。また、当接部245の先端部には、取っ手部17a(又は操作レバー19b)の先端部に当接可能な当接凹部245aが形成されている。
このストッパ部材240は、当接部245の先端部を扉16aの外面に形成された凹部16c等内で移動可能にした姿勢及び位置で、扉16a(又は引出部18)の外面に固定されている。そして、ストッパ部材240をロック解除許容位置からロック解除規制位置に移動させると、その移動途中で、当接部245の先端部の当接凹部245aが取っ手部17a(又は操作レバー19b)の先端部に当接する。ストッパ部材240をさらにロック解除規制位置側に移動させると、当接部245が前記揺動軸周りに傾く。この傾き姿勢で、延出ストッパ部244の先端部に形成された規制突部244bが当接部245の基端部に当接し、当該当接部245がそれ以上傾くのを規制する。これにより、取っ手部17a(又は操作レバー19b)が第1操作姿勢から第2操作姿勢に姿勢変更することが規制されるようになっている。
この錠装置220によると、ストッパ部材240は、ロック解除規制位置で操作部としての取っ手部17a(又は操作レバー19b)の先端部に当接してそれらが第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制する当接部245を有するため、ロック解除規制位置で取っ手部17a(又は操作レバー19b)をがたつきなくしっかりと姿勢変更しないように規制できる。
<2−3.ラッチ機構に組付けられる錠装置の形態>
ラッチ機構に組付けられる形態に係る錠装置について説明する。図15は同錠装置を示す斜視図であり、図16は同錠装置を示す正面図であり、図17は同錠装置を示す側面図であり、図18は同錠装置を示す平面図である。本錠装置320の説明において、上記錠装置120と同様構成部分については同一符号を付してその説明を省略し、それとの相違点を中心に説明する。
この錠装置320は、上記ストッパ部材140の代りに、次のストッパ部材340を有している。すなわち、ストッパ部材340は、開閉部材としての扉16a(又は引出部18)の周縁部と収納本体部14との間を通ってラッチ係合部17d(又は19d)に向けて延設され、ロック解除規制位置でロック姿勢のラッチ係合部17d(又は19d)が非ロック姿勢に姿勢変更するのを規制し、ロック解除許容位置でロック解除規制位置から退避してラッチ係合部17d(又は19d)がロック姿勢から非ロック姿勢へ姿勢変更するのを許容するように構成されている。
より具体的には、ストッパ部材340は、上記本体部142と同様構成の本体部342と、当該本体部342から板状部材124の外側方を経由して当該板状部材124の裏面側で板状部材124に沿って延びる略U字状のストッパ片344を有している。ストッパ片344は、より具体的には、当該本体部342から外方(ここでは下方)に向けて延出すると共に板状部材124の外側方(ここでは下側側方)を経由して当該板状部材124の裏面側に延出し、さらに、板状部材124の裏面側で板状部材124に沿って延びる(ここでは上方に立上がるように延びる)形状とされている。
そして、ストッパ片344が扉16a(又は引出部18)の周縁部と収納本体部14との間を通って扉16a(又は引出部18)の内面側に延びて、その先端部の当接片345がラッチ係合部17d(又は19d)の近傍位置に配設されるように、錠装置320が扉16a(又は引出部18)の外面に固定される。
そして、ストッパ片344をロック解除許容位置とロック解除規制位置との間で移動させると、ストッパ片344は扉16a(又は引出部18)の周縁部と収納本体部14との間及び扉16a(又は引出部18)の内面側で移動する。この際、ロック解除規制位置では、ストッパ片344の先端部の当接片345がラッチ係合部17d(又は19d)の係合方向後ろ側に当接又は近接し、ラッチ係合部17d(又は19d)がロック姿勢から非ロック姿勢に姿勢変更するのを規制する(図15、図16及び図18の2点鎖線参照)。また、ロック解除許容位置では、ストッパ片344の先端部の当接片345がラッチ係合部17d(又は19d)の係合方向後ろ側へ所定距離離れた位置に退避移動し、ラッチ係合部17d(又は19d)がロック姿勢から非ロック姿勢に姿勢変更するのを許容する(図15、図16及び図18の実線参照)。
このように構成された錠装置340によると、ストッパ部材340のストッパ片344は、扉16a(又は引出部18)の周縁部と収納本体部14との間を通ってラッチ係合部17d(又は19d)に向けて延設されているため、ラッチ機構17b(又は19c)に施解錠機能を追加することができる。また、ストッパ部材340がラッチ機構17b(又は19c)のラッチ係合部17d(又は19d)に直接的に当接してラッチ係合部17d(又は19d)が非ロック姿勢に姿勢変更するのを規制することができるので、より確実に施錠状態に保つことができる。
<変形例>
なお、上記実施形態で説明したキャビネット12は、格納装置の一例であり、当該構成に限られない。格納装置の全体が扉にて開閉される構成であってもよいし、また、複数の引出部のみを有する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ストッパロック部160をストッパ部材140,240,340に組込んだ例で説明したが、装置本体部122側に組込む構成としてもよい。また、ストッパ部材140,240,340をロックする機構も上記例に限られず、種々の係合構成等を利用したロック構成を採用することができる。
また、上記実施形態では、電子的な認証を行う例で説明したが、その他種々の錠構成を採用できる。例えば、複数種のボタンを設け、予め設定された種類のボタンを操作することで、ロック機構を解除する構成であってもよい。また、いわゆるダイヤル錠式の構成で、ロック機構を解除する構成であってもよい。さらに、シリンダー錠等を組込んで、鍵を当該シリンダー錠等に差込んで回すことで、内部の所定のロック機構を解除する構成であってもよい。
錠付格納装置の全体構成を示す斜視図である。 格納装置の要部拡大図である。 図2のIII−III線断面図である。 操作部に組付けられる一つ目の形態に係る錠装置を示す斜視図である。 同上の錠装置を示す正面図である。 同上の錠装置を示す平面図である。 ストッパロック部を示す概略正面図である。 ロック状態でのロック機構を示す概略断面図である。 アンロック状態でのロック機構を示す概略断面図である。 ロック機構を示す説明図である。 錠装置と電子キーとの電気的構成を示すブロック図である。 操作部に組付けられる二つ目の形態に係る錠装置を示す斜視図である。 同上の錠装置を示す正面図である。 同上の錠装置を示す平面図である。 ラッチ機構に組付けられる形態に係る錠装置を示す斜視図である。 同上の錠装置を示す正面図である。 同上の錠装置を示す側面図である。 同上の錠装置を示す平面図である。
符号の説明
10 錠付格納装置
12 キャビネット
14 収納本体部
14h 係合孔部
16a 扉
17a 取っ手部
17b,19c ラッチ機構
17d ラッチ係合部
18 引出部
19b 操作レバー
20,220,320 錠装置
120 錠装置
122 装置本体部
140,240,340 ストッパ部材
142 本体部
144 延出ストッパ部
160 ストッパロック部
244 延出ストッパ部
245 当接部
344 ストッパ片
345 当接片

Claims (5)

  1. 収納本体部と、前記収納本体部に対して開閉自在とされた開閉部材と、前記開閉部材を閉状態に保つようにロックするラッチ機構と、前記開閉部材の外面側に設けられ、前記ラッチ機構をロック及びロック解除動作させるための操作部とを備えた格納装置に取付けられる錠装置であって、
    前記開閉部材の外面側に取付可能な装置本体部と、
    前記装置本体部に、前記ラッチ機構又は前記操作部によるロックの解除を規制するロック解除規制位置とその解除を許容するロック解除許容位置との間で移動可能に取付けられたストッパ部材と、
    施錠動作に応じて前記ストッパ部材を前記ロック解除規制位置にてロックし、解錠動作に応じて前記ストッパ部材のロックを解除するストッパロック部と、
    を備えた錠装置。
  2. 請求項1記載の錠装置であって、
    前記操作部は、第1操作姿勢から第2操作姿勢に姿勢変更することで前記ラッチ機構をロック解除動作可能に構成され、
    前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記第1操作姿勢の前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記操作部が前記第1操作姿勢から前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを許容する、錠装置。
  3. 請求項2記載の錠装置であって、
    前記ストッパ部材は、前記ロック解除規制位置で前記操作部に当接して前記操作部が前記第2操作姿勢へ姿勢変更するのを規制する当接部を有する、錠装置。
  4. 請求項1記載の錠装置であって、
    前記ラッチ機構は、前記開閉部材の周縁部で、前記収納本体部の被係合部に係合して前記開閉部材を閉状態に保つようにロックするロック姿勢と、前記収納本体部の被係合部との係合が解除されて前記開閉部材を開可能にする非ロック姿勢との間で姿勢変更可能なラッチ係合部を有し、
    前記ストッパ部材は、前記開閉部材の外面から前記開閉部材の周縁部と前記収納本体部との間を通って前記ラッチ係合部に向けて延設され、前記ロック解除規制位置で前記ロック姿勢のラッチ係合部が前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを規制し、前記ロック解除許容位置で前記ロック解除規制位置から退避して前記ラッチ係合部が前記ロック姿勢から前記非ロック姿勢へ姿勢変更するのを許容する、錠装置。
  5. 収納本体部に対して開閉自在とされた開閉部材を有する格納装置と、
    前記開閉部材に取付けられた請求項1〜請求項4のいずれかに記載の錠装置と、
    を備えた錠付格納装置。
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