JP2008155722A - ランフラットタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】諸性能に優れたサイド補強型ランフラットタイヤ2の提供。
【解決手段】ランフラットタイヤ2は、サイドウォール10の軸方向内側に位置する支持層18を備えている。このタイヤ2のトレッド4は、センター領域52及び一対のショルダー領域54からなる。センター領域52は、赤道面CLを跨いでいる。ショルダー領域54は、軸方向においてセンター領域52の外側に位置している。センター領域52及びショルダー領域54は、それぞれ架橋されたゴム組成物からなる。ショルダー領域54のゴム組成物の硬度Hsは大きく、センター領域52のゴム組成物の硬度Hcは小さい。差(Hs−Hc)は、2以上である。トレッド4の半分の幅Wtに対するショルダー領域54の幅Wsの比(Ws/Wt)は、0.2以上0.6以下である。この幅Wtに対するセンター領域52の半分の幅Wcの比(Wc/Wt)は、0.4以上0.8以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンクした状態でもある程度の距離を走行しうるランフラットタイヤに関する。
タイヤのプロファイル(凹凸がないと仮定されたときのトレッドからサイドウォールまでの表面形状)は、操縦安定性、乗り心地等のタイヤの基本性能を左右する。タイヤのコンセプトに応じ、適正なプロファイルが決定される必要がある。特開平8−337101号公報には、関数が用いられたプロファイルの決定方法が開示されている。この方法によって決定されたプロファイルでは、赤道面から軸方向外側に向かって、その曲率半径が徐々に減少する。このプロファイルは、CTTプロファイルと称されている。CTTプロファイルの採用により、タイヤの諸性能が高められうる。
近年、サイドウォールの内側に支持層を備えたランフラットタイヤが開発され、普及しつつある。この支持層には、高硬度な架橋ゴムが用いられている。このランフラットタイヤは、サイド補強型ランフラットタイヤと称されている。サイド補強型ランフラットタイヤでは、パンクによって内圧が低下すると、支持層によって荷重が支えられる。この支持層は、パンク状態でのタイヤの撓みを抑制する。パンク状態で走行が継続されても、高硬度な架橋ゴムが、支持層での発熱を抑制する。このランフラットタイヤでは、パンク状態でも、ある程度の距離の走行が可能である。このランフラットタイヤが装着された自動車には、スペアタイヤの常備は不要である。このランフラットタイヤの採用により、不便な場所でのタイヤ交換が避けられうる。インボリュート関数によって決定されたプロファイルを有するサイド補強型ランフラットタイヤが、特開2001−80320公報に開示されている。
特開平8−337101号公報 特開2001−80320公報
タイヤの内部には、空気が充填される。適量な空気の充填により、タイヤの内圧は設定値に達する。タイヤは、設定内圧にて使用されたときに、優れた性能を発揮する。しかし、車輌の所有者の看過等の理由により、空気が多少抜けた状態でタイヤが使用されることがある。この状態では、タイヤの内圧は設定値よりも低い。空気圧警報装置を備えた車輌では、内圧が設定値の75%以下のとき、警報が発せられる。この警報を受けた運転者は、空気を補充する。しかし、内圧が設定値よりも低く、かつ設定値の75%以上の状態では、警報装置は作動しない。
通常のタイヤでは、低内圧状態(すなわち、内圧が設定値の75%以下である状態)で使用されたとき、サイドウォールが撓む。この撓みは、内圧の不足を補う。通常のタイヤでは、空気が多少抜けた状態であっても、格別の問題は生じない。
サイド補強型ランフラットタイヤは、前述の通り、支持層を備えている。この支持層の剛性は、高い。この支持層がサイドウォールの近くに位置しているので、ランフラットタイヤでは、低内圧状態において、サイドウォールがあまり撓まない。これに起因して、ランフラットタイヤでは、トレッドが大きく撓む。トレッドのセンター領域は、半径方向内側へ湾曲する。従って、このセンター領域の接地圧は小さい。一方、トレッドのショルダー領域は支持層からの力を受けるので、このショルダー領域の接地圧は大きい。低内圧状態にあるランフラットタイヤでは、トレッドの接地圧に分布が生じる。この分布に起因して、トレッドは、局部的に路面とスリップする。このスリップは、偏摩耗を招来する。低内圧状態にあるランフラットタイヤでは、ショルダー領域において摩耗エネルギーが大きく、従ってこのショルダー領域が摩耗しやすい。
CTTプロファイルは、タイヤの諸性能に寄与しうる。しかし、このCTTプロファイルがサイド補強型ランフラットタイヤに採用され、かつ低内圧状態での走行が継続されると、接地圧分布が助長される傾向がある。
サイド補強型ランフラットタイヤに高硬度なトレッドが採用されれば、低内圧状態であっても、トレッドの局部的なスリップは生じにくい。このトレッドの採用により、偏摩耗は抑制されうる。しかし、このトレッドは、内圧が設定値であるときの乗り心地を阻害する。さらに、このトレッドを備えたタイヤでは、内圧が設定値であるときの転がり抵抗が大きい。
本発明の目的は、諸性能に優れたサイド補強型ランフラットタイヤの提供にある。
本発明に係るランフラットタイヤは、
(1)その表面がトレッド面をなすトレッド、
(2)このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
(3)このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
(4)このトレッド及びサイドウォールに沿っており両ビードの間に架け渡されたカーカ ス
及び
(5)このサイドウォールの軸方向内側に位置する支持層
を備える。このトレッドは、センター領域と、このセンター領域よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー領域とを含む。このセンター領域及びショルダー領域は、架橋されたゴム組成物からなる。このショルダー領域の硬度Hsは、センター領域の硬度Hcよりも大きい。
好ましくは、硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)は、2以上である。好ましくは、硬度Hsは70以上80以下であり、硬度Hcは65以上78以下である。
好ましくは、トレッドの半分の幅Wtに対するショルダー領域の幅Wsの比(Ws/Wt)は0.2以上0.6以下であり、この幅Wtに対するセンター領域の半分の幅Wcの比(Wc/Wt)は0.4以上0.8以下である。
好ましくは、このタイヤは、トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向けてその曲率半径が徐々に減少するプロファイルを備える。
好ましくは、トレッド面の中心点TCから、中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の90%である点P90までのプロファイルは、3以上の円弧によって形成される。それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。トレッド面の中心点TCから上記点P90までのプロファイルが、5以上の円弧によって形成されることがより好ましい。
好ましくは、プロファイルは、下記数式(1)から(4)を満たす。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。
本発明に係るランフラットタイヤでは、高硬度なショルダー領域が、トレッドの撓みを抑制する。従って、このトレッドでは偏摩耗が生じにくい。センター領域の硬度は低いので、このトレッドは、乗り心地を阻害しない。しかも、このトレッドでは、転がり抵抗が抑制される。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るランフラットタイヤ2の一部が示された断面図である。この図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。この図1において両矢印Hで示されているのは、ベースラインBLからのタイヤ2の高さである。
このタイヤ2は、トレッド4、ベース層6、ウイング8、サイドウォール10、クリンチ部12、ビード14、カーカス16、支持層18、ベルト20、インナーライナー22及びチェーファー24を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプの空気入りタイヤである。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面26を形成する。トレッド面26には、溝28が刻まれている。この溝28により、トレッド4パターンが形成されている。
ベース層6は、トレッド4とベルト20との間に位置している。ベース層6は、架橋ゴムからなる。トレッド4は、このベース層6に積層されている。トレッド4とベース層6とにより、いわゆるキャップ/ベース構造が構成されている。
サイドウォール10は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール10は、架橋ゴムからなる。サイドウォール10は、カーカス16の外傷を防止する。
ビード14は、サイドウォール10の半径方向内側に位置している。ビード14は、コア30と、このコア30から半径方向外向きに延びるエイペックス32とを備えている。コア30はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス32は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス32は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス16は、カーカスプライ34からなる。カーカスプライ34は、両側のビード14の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール10に沿っている。カーカスプライ34は、コア30の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ34には、主部36と折り返し部38とが形成されている。折り返し部38の端は、ベルト20の直下にまで至っている。換言すれば、折り返し部38はベルト20とオーバーラップしている。図示されていないが、カーカスプライ34は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス16はラジアル構造を有する。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス16が、2以上のプライから構成されてもよい。
支持層18は、サイドウォール10の軸方向内側に位置している。支持層18は、カーカス16とインナーライナー22とに挟まれてる。支持層18は、三日月に類似の形状である。支持層18の下端42は、エイペックス32の上端44よりも、半径方向において内側に位置している。換言すれば、支持層18はエイペックス32とオーバーラップしている。支持層18の上端46の近傍は、ベルト20とオーバーラップしている。支持層18は、高硬度な架橋ゴムからなる。タイヤ2がパンクした場合、この支持層18が車重を支える。この支持層18により、パンク状態でも、タイヤ2はある程度の距離を走行しうる。このタイヤ2は、「サイド補強型ランフラットタイヤ」である。タイヤ2が、図1に示された支持層18の形状とは異なる形状を備えた支持層を備えてもよい。
パンク状態でもタイヤ2が走行しうるとの観点から、支持層18の硬度は30以上が好ましく、40以上がより好ましく、60以上が特に好ましい。硬度は、99以下が好ましく、90以下がより好ましく、85以下が特に好ましい。パンク状態でもタイヤ2が走行しうるとの観点から、支持層18の最大厚みは4mm以上が好ましく、7mm以上がより好ましく、10mm以上が特に好ましい。最大厚みは、15mm以下が好ましい。本発明では、支持層18の硬度は、タイヤ2の切断面にタイプAのデュロメータが押し付けられることによって測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。
ベルト20は、カーカス16の半径方向外側に位置している。ベルト20は、カーカス16と積層されている。ベルト20は、カーカス16を補強する。ベルト20は、内側プライ48及び外側プライ50からなる。図1から明らかなように、内側プライ48の幅は、外側プライ50の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側プライ48及び外側プライ50のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側プライ48のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側プライ50のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト20の軸方向幅は、タイヤ2の最大幅W(後に詳説)の0.85倍以上1.0倍以下が好ましい。ベルト20が、3枚以上のプライを備えてもよい。ベルト20に、バンドが積層されてもよい。
図1に示されるように、トレッド4は、1つのセンター領域52及び一対のショルダー領域54からなる。センター領域52は、赤道面CLを跨いでいる。ショルダー領域54は、軸方向においてセンター領域52の外側に位置している。センター領域52及びショルダー領域54は、それぞれ架橋されたゴム組成物からなる。ショルダー領域54のゴム組成物の硬度Hsは大きく、センター領域52のゴム組成物の硬度Hcは小さい。
このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、ショルダー領域54の硬度が大きいので、このショルダー領域54によってトレッド4の撓みが抑制される。このタイヤ2では、低内圧状態における、ショルダー領域54の接地圧とセンター領域52の接地圧との差が少ない。換言すれば、ショルダー領域54の摩擦エネルギーとセンター領域52の摩擦エネルギーとの差が少ない。このタイヤ2が低内圧状態で使用されても、トレッド4において、路面との局所的なスリップは生じない。硬度Hsの大きなショルダー領域54は、トレッド4の偏摩耗を抑制しうる。さらに、このショルダー領域54は、パンク時の耐久性にも寄与しうる。
このタイヤ2ではセンター領域52の硬度が小さいので、内圧が設定値である状態で使用されたとき、このセンター領域52により、優れた乗り心地が達成される。さらに、このセンター領域52を備えたタイヤ2の転がり抵抗は、過大ではない。
耐偏摩耗性、乗り心地及び転がり抵抗の観点から、硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)は2以上が好ましく、4以上がより好ましく、7以上が特に好ましい。差(Hs−Hc)は12以下が好ましく、10以下がより好ましい。
ショルダー領域54に、センター領域52の基材ゴムとは異なる基材ゴムが用いられることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域54に、センター領域52における補強剤の配合量よりも多い量の補強剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域54に、センター領域52における架橋剤の配合量よりも多い量の架橋剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。ショルダー領域54に、センター領域52における軟化剤の配合量よりも少ない量の軟化剤が配合されることで、大きな硬度Hsが達成されうる。
耐偏摩耗性の観点から、ショルダー領域54の硬度Hsは70以上が好ましく、76以上がより好ましい。硬度は、80以下が好ましい。乗り心地及び転がり抵抗の観点から、センター領域52の硬度Hcは78以下が好ましく、72以下がより好ましい。硬度Hcは、65以上が好ましい。硬度Hc及びHsは、トレッド4の表面にタイプAのデュロメータが押し付けられることによって測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。
図1において両矢印Wtで示されているのは、トレッド4の半分の幅である。幅Wtは、赤道面CLからトレッド4の端までの距離である。両矢印Wsで示されているのは、ショルダー領域54の幅である。幅Wsは、ショルダー領域54の一端から他端までの距離である。両矢印Wcで示されているのは、センター領域52の半分の幅である。幅Wcは、赤道面CLからセンター領域52の端までの距離である。幅Wt、Ws及びWcは、軸を含む平面に沿ってタイヤ2が切断されて得られるサンプルにおいて、測定される。
耐偏摩耗性の観点から、比(Ws/Wt)は0.2以上が好ましく、0.3以上がより好ましい。乗り心地及び転がり抵抗の観点から、比(Ws/Wt)は0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。
乗り心地及び転がり抵抗の観点から、比(Wc/Wt)は0.4以上が好ましく、0.5以上がより好ましい。耐偏摩耗性の観点から、比(Wc/Wt)は0.8以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。
図2は、図1のタイヤ2の一部が示された断面図である。この図2には、トレッド4、ベース層6、ウイング8及びサイドウォール10が示されている。トレッド4からウイング8を経てサイドウォール10に至る表面の形状は、プロファイルと称される。図2において両矢印W/2で示されているのは、タイヤ2の幅Wの半分である。幅Wは、クリンチ部12(図1参照)を除いて最も外側にある点P100が基準とされて決定される。プロファイルは、中心点TCから点P100に至っている。図2において、点P60、点P75及び点P90は、それぞれ、点TCからの軸方向距離がタイヤ2の半分の幅(W/2)の60%、75%及び90%であるプロファイル上の点を表す。
このタイヤ2は、CTTプロファイルを有している。CTTプロファイルでは、中心点TCから点P90の間において、その曲率半径が徐々に減少する。CTTプロファイルは、典型的には、インボリュート曲線に基づいて決定される。インボリュート曲線に近似された多数の円弧から、CTTプロファイルが構成されてもよい。他の関数曲線に依拠して、CTTプロファイルが決定されてもよい。
上記曲線に近似された多数の円弧からCTTプロファイルが構成される場合、それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側にある円弧の曲率半径よりも小さい。円弧の数は3以上が好ましく、5以上がより好ましい。
図2において、Y60は点TCと点P60との半径方向距離を表し、Y75は点TCと点P75との半径方向距離を表し、Y90は点TCと点P90との半径方向距離を表し、Y100は点TCと点P100との半径方向距離を表す。このCTTプロファイルは、下記数式(1)から(4)を満たす。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
このCTTプロファイルは、タイヤ2の諸性能に寄与する。このプロファイルでは、タイヤ2に正規荷重の80%が付加されたときの接地幅は、タイヤ2の最大幅Wの0.50倍以上0.65倍以下である。
CTTプロファイルを備えたタイヤ2では、ショルダー領域54の接地圧は、内圧の変化に敏感である。CTTプロファイルが採用された一般的なランフラットタイヤ2が低内圧状態で使用されたとき、このプロファイルが接地圧分布を助長することがある。本発明に係るランフラットタイヤ2では、ショルダー領域54が高硬度なので、適正な接地圧が得られる。このタイヤ2は、CTTプロファイルに固有の性能を含む諸性能に優れる。
タイヤ2の各部位の寸法及び角度は、特にことわりのない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。便宜上、乗用車用タイヤ2の正規内圧は180kPaに設定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1及び2に示された構造を備えたランフラットタイヤを得た。このタイヤは、最大厚みが9mmであり、硬度が78である支持層を備えている。このタイヤのトレッドは、硬度Hcが72であるセンター領域と、硬度Hsが79である一対のショルダー領域とからなる。比(Wc/Wt)は0.6であり、比(Ws/Wt)は0.4である。このタイヤは、CTTプロファイルを有している。このプロファイルは、インボリュート曲線に近似された多数の円弧からなる。中心点TCから点P90の間の円弧の数は、5である。このプロファイルでは、(Y60/H)は0.09であり、(Y75/H)は0.14であり、(Y90/H)は0.35であり、(Y100/H)は0.57である。このタイヤのサイズは、「245/40R18」である。
[実施例4]
CTTプロファイルではない通常のプロファイルを形成した他は実施例1と同様にして、実施例4のタイヤを得た。(Y60/H)、(Y75/H)、(Y90/H)及び(Y100/H)が、下記の表1に示されている。
[実施例2から3及び5から6]
比(Wc/Wt)及び比(Ws/Wt)を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から3及び5から6のタイヤを得た。
[実施例7から9]
ショルダー領域の硬度Hsを下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7から9のタイヤを得た。
[比較例1から2]
トレッドを単一構造とし、その硬度を72とした他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。トレッドを単一構造とし、その硬度を79とした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
[比較例3]
トレッドを単一構造とし、その硬度を72とし、さらに通常のプロファイルを形成した他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。
[比較例4]
支持層を備えていないタイヤを製作した。このタイヤは、ランフラットタイプではない。このタイヤのトレッドは、単一構造を有する。このトレッドの硬度は、72である。このタイヤは、CTTプロファイルを備えている。このプロファイルは、実施例1のプロファイルと同様、インボリュート曲線に近似された多数の円弧からなる。このタイヤのサイズは、実施例1のタイヤのサイズと同一である。
[摩擦エネルギー比の内圧感度]
下記数式に基づき、摩擦エネルギー比の内圧感度Xを算出した。
X = (E1s / E1c) / (E0s / E0c)
この式において、E0sは内圧が正規値であるときのショルダー領域における摩擦エネルギーを表し、E0cは内圧が正規値であるときのセンター領域における摩擦エネルギーを表し、E1sは内圧が正規値の75%であるときのショルダー領域における摩擦エネルギーを表し、E1cは内圧が正規値の75%であるときのセンター領域における摩擦エネルギーを表す。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[縦バネ定数]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを接地させて、5kNの荷重を負荷した。負荷によるタイヤの縦方向撓み量を測定し、上記荷重を上記撓み量で除して、縦バネ定数を測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[質量]
タイヤの質量を測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[パンク時の耐久性]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを、38℃の温度下に34時間保持した。リムのバルブコアを抜き取って、タイヤの内部を大気と連通させた。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、4.14kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。
[乗り心地]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを、前側エンジン後輪駆動タイプであり、排気量が4300ccである乗用車に装着した。アスファルト舗装されかつ段差を有する路面、ベルジャン路面及びビッツマン路面にてこの乗用車を走行させ、ドライバーに乗り心地を評価させた。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[転がり抵抗]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤを、転がり抵抗試験機に装着し、4.6kN(正規内圧の80%)の荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で走行させ、転がり抵抗を測定した。この結果が、比較例1が基準とされた指数として、下記の表1及び2に示されている。数値が小さいほど好ましい。
Figure 2008155722
Figure 2008155722
表1及び2に示されるように、実施例のタイヤは、全ての項目にいて優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るランフラットタイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るランフラットタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された断面図である。
符号の説明
2・・・ランフラットタイヤ
4・・・トレッド
6・・・ベース層
10・・・サイドウォール
12・・・クリンチ部
14・・・ビード
16・・・カーカス
18・・・支持層
20・・・ベルト
52・・・センター領域
54・・・ショルダー領域

Claims (8)

  1. その表面がトレッド面をなすトレッド、
    このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
    このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
    このトレッド及びサイドウォールに沿っており両ビードの間に架け渡されたカーカス
    及び
    このサイドウォールの軸方向内側に位置する支持層
    を備えており、
    このトレッドが、センター領域と、このセンター領域よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー領域とを含んでおり、
    このセンター領域及びショルダー領域が、架橋されたゴム組成物からなり、
    このショルダー領域の硬度Hsがセンター領域の硬度Hcよりも大きいランフラットタイヤ。
  2. 上記硬度Hsと硬度Hcとの差(Hs−Hc)が2以上である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記硬度Hsが70以上80以下であり、硬度Hcが65以上78以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記トレッドの半分の幅Wtに対するショルダー領域の幅Wsの比(Ws/Wt)が0.2以上0.6以下であり、この幅Wtに対するセンター領域の半分の幅Wcの比(Wc/Wt)が0.4以上0.8以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 上記トレッド面の中心点TCから軸方向外側に向けて、その曲率半径が徐々に減少するプロファイルを備えた請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 上記トレッド面の中心点TCから、この中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の90%である点P90までのプロファイルが、3以上の円弧によって形成されており、
    それぞれの円弧が、これに隣接する円弧と接しており、
    それぞれの円弧の曲率半径が、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい請求項5に記載のタイヤ。
  7. 上記トレッド面の中心点TCから上記点P90までのプロファイルが、5以上の円弧によって形成されている請求項6に記載のタイヤ。
  8. 上記プロファイルが、下記数式(1)から(4)を満たす請求項5から7のいずれかに記載のタイヤ。
    0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
    0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
    0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
    0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
    (この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。)
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