JP2008139865A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2008139865A5
JP2008139865A5 JP2007290091A JP2007290091A JP2008139865A5 JP 2008139865 A5 JP2008139865 A5 JP 2008139865A5 JP 2007290091 A JP2007290091 A JP 2007290091A JP 2007290091 A JP2007290091 A JP 2007290091A JP 2008139865 A5 JP2008139865 A5 JP 2008139865A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
pigment
filter according
fine particles
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007290091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139865A (ja
JP5227567B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2007290091A priority Critical patent/JP5227567B2/ja
Priority claimed from JP2007290091A external-priority patent/JP5227567B2/ja
Publication of JP2008139865A publication Critical patent/JP2008139865A/ja
Publication of JP2008139865A5 publication Critical patent/JP2008139865A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5227567B2 publication Critical patent/JP5227567B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

上記課題は下記の手段により達成された。
(1)u−Kα線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角28±1°に、半値幅が0.6°以上の回折ピークを少なくとも1つ示す着色層を有するカラーフィルタであって、
前記着色層が有機顔料微粒子を含有し、
該顔料微粒子のうち粒子径20nm以上30nm以下の粒子数が全有機顔料微粒子の30%以上であり、
該顔料微粒子の数平均一次粒径(Dp)が30nm以下であり、該一次粒子が複数個集まった二次粒子からなる分散粒子の数平均粒径(Df)が50nm以下であり、
前記顔料微粒子が、塩基の存在下で良溶媒にC.I.ビグメントレッド254を溶解させた顔料溶液と、前記良溶媒と相溶性でありかつ前記有機顔料に対しては貧溶媒となる溶媒とを混合して生成させたものであることを特徴とするカラーフィルタ。
(2)前記良溶媒が、アミド化合物溶媒あるいはスルホキシド化合物溶媒であることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(3)前記貧溶媒が、水性媒体であることを特徴とする(1)または(2)に記載のカラーフィルタ。
(4)前記顔料溶液と貧溶媒を混合して生成させた顔料微粒子の分散液を濃縮してフロックとし、これをビヒクル中で再分散した(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(5)前記顔料微粒子と質量平均分子量1000以上の高分子化合物を共存させたことを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(6)前記顔料微粒子とアミノ基を含有する顔料分散剤とを共存させたことを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(7)前記回折ピークの半値幅が0.70°以上であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(8)前記回折ピークの半値幅が0.80°以上であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(9)着色層の厚さが0.5〜5.0μmであることを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
(10)(1)〜(9)のいずれか1項に記載のカラーフィルタを備えたこと特徴とする液晶表示装置。
本発明のカラーフィルタにおいては、有機顔料のなかでも、ジケトピロロピロール化合物顔料を用いる。C.I.ピグメントレッド254、255、264に代表されるピロロピロール化合物顔料は、カラーフィルタを構成する赤画素の色純度を高めるのに適した吸収域を有し、色再現域を広げられるためカラーフィルタへの利用に適している。
ジケトピロロピロール化合物顔料においては、C.I.ピグメントレッド254が吸収スペクトルの点でより好ましく、本発明に採用される
なお、C.I.ピグメントレッド254としては、Irgaphor Red B−CF(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製)、Cromophtal DPP Red BO、Irgazin DPP Red BO、Microlen DPP RED BPなどを用いることができ、C.I.ピグメントレッド255としては、Cromophtal Coral Red C、Irgazin DPP Red 5Gなどを用いることができ、C.I.ピグメントレッド264としては、Hostapeperm Rubin D3B LP2615、Irgazin DPP Rubin TRなどを用いることができる(いずれも商品名)。
本発明のカラーフィルタにおいて、着色層は有機顔料微粒子を含有する。その微粒子は、有機顔料をアルカリ性の良溶媒に溶解した有機顔料溶液と、前記良溶媒に対しては相溶性を有し、有機顔料に対しては貧溶媒となる溶媒(以下、この溶媒を[有機顔料の貧溶媒]もしくは単に[貧溶媒]などということもある。)とを混合することにより生成させた微粒子である(以下、この方法を「微粒子析出法」ということもある。)。なお、上記貧溶媒と良溶媒の組み合わせは有機顔料の溶解度に十分な差があることが必要であり、顔料に合わせて好ましいものを選択する必要があるが、この工程を可能にする組み合わせであればいかなる選択も可能である。
有機粒子の粒径に関しては、計測法により数値化して集団の平均の大きさを表現する方法があるが、よく使用されるものとして、分布の最大値を示すモード径、積分分布曲線の中央値に相当するメジアン径、各種の平均径(数平均、長さ平均、面積平均、質量平均、体積平均等)などがあり、本発明においては、特に断りのない限り、平均粒径とは数平均径をいう。カラーフィルタの着色層に含まれる顔料微粒子(一次粒子)の平均一次粒径Dpは30nm以下であり、1nm〜30nmであることが好ましく、1〜20nmであることがより好ましい。顔料微粒子は結晶質粒子でも非晶質粒子でもよく、またはこれらの混合物でもよい。
また、粒子の単分散性を表す指標として、本発明においては、特に断りのない限り、体積平均粒径(Mv)と数平均粒径(Mn)の比(Mv/Mn)を用いる。顔料微粒子(一次粒子)の単分散性、つまりMv/Mnは、1.0〜2.0であることが好ましく、1.0〜1.8であることがより好ましく、1.0〜1.5であることが特に好ましい。
有機粒子の粒径の測定方法としては、顕微鏡法、質量法、光散乱法、光遮断法、電気抵抗法、音響法、動的光散乱法が挙げられ、顕微鏡法、動的光散乱法が特に好ましい。顕微鏡法に用いられる顕微鏡としては、例えば、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡などが挙げられる。動的光散乱法による粒子測定装置として、例えば、日機装社製ナノトラックUPA−EX150、大塚電子社製ダイナミック光散乱光度計DLS−7000シリーズなどが挙げられる。
上記の製造方法によりカラーフィルタの作製に適した有機溶媒に再分散させた顔料分散物へと微細分散化すると、通常一次粒子が複数個集まった二次粒子からなる分散粒子の状態で分散され、前記高分子化合物や分散状態の進行の程度により分散粒子の大きさが異なる。このような観点からカラーフィルタの着色層の作製に用いる分散物に含まれる分散粒子の数平均粒径(Df)は50nm以下であり、30nm以下であることがさらに好ましい。分散物中の分散粒子の粒子径はカラーフィルタのコントラストに影響を与える重要な因子であり、分散粒子の粒子径が一次粒子径に近いほどカラーフィルタの着色層においてコントラストが向上するため好ましい。なお、分散物中の分散粒子の平均粒径の下限値は特に限定されないが、先に述べた着色層中の一次粒子の数平均粒径(Dp)の下限値と同様である。
この分散粒子の平均粒径の測定方法としては、光散乱法、動的光散乱法が挙げられる。

Claims (10)

  1. u−Kα線に対するX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角28±1°に、半値幅が0.6°以上の回折ピークを少なくとも1つ示す着色層を有するカラーフィルタであって、
    前記着色層が有機顔料微粒子を含有し、
    該顔料微粒子のうち粒子径20nm以上30nm以下の粒子数が全有機顔料微粒子の30%以上であり、
    該顔料微粒子の数平均一次粒径(Dp)が30nm以下であり、該一次粒子が複数個集まった二次粒子からなる分散粒子の数平均粒径(Df)が50nm以下であり、
    前記顔料微粒子が、塩基の存在下で良溶媒にC.I.ビグメントレッド254を溶解させた顔料溶液と、前記良溶媒と相溶性でありかつ前記有機顔料に対しては貧溶媒となる溶媒とを混合して生成させたものであることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記良溶媒が、アミド化合物溶媒あるいはスルホキシド化合物溶媒であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 前記貧溶媒が、水性媒体であることを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルタ。
  4. 前記顔料溶液と貧溶媒を混合して生成させた顔料微粒子の分散液を濃縮してフロックとし、これをビヒクル中で再分散した請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  5. 前記顔料微粒子と質量平均分子量1000以上の高分子化合物を共存させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  6. 前記顔料微粒子とアミノ基を含有する顔料分散剤とを共存させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  7. 前記回折ピークの半値幅が0.70°以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  8. 前記回折ピークの半値幅が0.80°以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  9. 着色層の厚さが0.5〜5.0μmであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のカラーフィルタを備えたこと特徴とする液晶表示装置。
JP2007290091A 2006-11-08 2007-11-07 カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 Expired - Fee Related JP5227567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007290091A JP5227567B2 (ja) 2006-11-08 2007-11-07 カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006303420 2006-11-08
JP2006303420 2006-11-08
JP2007290091A JP5227567B2 (ja) 2006-11-08 2007-11-07 カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008139865A JP2008139865A (ja) 2008-06-19
JP2008139865A5 true JP2008139865A5 (ja) 2012-03-08
JP5227567B2 JP5227567B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=39404777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007290091A Expired - Fee Related JP5227567B2 (ja) 2006-11-08 2007-11-07 カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5227567B2 (ja)
KR (1) KR101381194B1 (ja)
CN (1) CN101178452B (ja)
TW (1) TWI425255B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008063837A1 (de) 2008-12-19 2010-06-24 Mankiewicz Gebr. & Co. Gmbh & Co Kg Beschichtung und deren Herstellung mittels Inkjet-Druckverfahren
JP2010180330A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Fujifilm Corp 非水系インク、インクセット、画像記録方法、画像記録装置、および記録物
CN102428678B (zh) 2009-05-07 2015-08-19 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于控制资源受限设备的传输的方法和无电池设备
CN102597126B (zh) 2009-08-27 2014-12-24 富士胶片株式会社 二氯二酮吡咯并吡咯颜料、含有所述二氯二酮吡咯并吡咯颜料的着色材料分散体及其制备方法
JP5957905B2 (ja) * 2011-02-25 2016-07-27 Jsr株式会社 画素パターンの形成方法、カラーフィルタ、表示素子及び着色感放射線性組成物
CN104969122B (zh) * 2013-09-24 2017-09-08 Dic株式会社 液晶显示装置
JP6413872B2 (ja) * 2015-03-24 2018-10-31 東洋インキScホールディングス株式会社 臭素化ジケトピロロピロール顔料
CN105807458B (zh) * 2016-05-20 2021-02-26 京东方科技集团股份有限公司 一种液晶显示面板公共电压的烧录检测方法及装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3726556B2 (ja) * 1999-05-24 2005-12-14 Jsr株式会社 カラーフィルタ用感放射線性組成物の調製法
JP4025545B2 (ja) * 1999-07-09 2007-12-19 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 改善された色特性を有する顔料及びその製造方法
JP2001214077A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Fuji Photo Film Co Ltd 着色組成物及びカラーフィルター
JP2002265840A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Nippon Steel Chem Co Ltd 赤色カラーレジストインキ及びカラーフィルター
JP4460796B2 (ja) * 2001-04-26 2010-05-12 富士フイルム株式会社 感光性着色組成物
JP4234355B2 (ja) * 2001-06-28 2009-03-04 大日精化工業株式会社 微細化顔料の製造方法および着色用組成物
JP4258180B2 (ja) * 2001-10-11 2009-04-30 東レ株式会社 カラーフィルター及び液晶表示装置
JP2004109423A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Sumitomo Chem Co Ltd 着色感光性樹脂組成物
JP3912405B2 (ja) * 2003-11-11 2007-05-09 三菱化学株式会社 硬化性組成物、硬化物、カラーフィルタ及び液晶表示装置
JP4403309B2 (ja) * 2003-12-25 2010-01-27 Dic株式会社 カラーフィルター
JP4579041B2 (ja) * 2005-04-18 2010-11-10 富士フイルム株式会社 カラーフィルタ用着色組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、液晶表示装置用基板、並びに液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008139865A5 (ja)
JP5633792B2 (ja) 顔料分散液及び着色剤
JP5953380B2 (ja) 顔料分散剤、顔料分散剤の製造方法および顔料分散液
WO2016121844A1 (ja) 近赤外線吸収微粒子分散液とその製造方法
US10308823B2 (en) Near-infrared absorbing fine particle dispersion liquid and method for producing the same
JP5263793B2 (ja) A−bブロックコポリマー、その製造方法及び顔料分散体
RU2008124905A (ru) Композиции красящего вещества
JP6869575B2 (ja) 顔料微粒子、顔料分散体、感光性着色組成物及びカラーフィルター
JPWO2006121016A1 (ja) 有機粒子分散液の製造方法
TW200823500A (en) Green color filter element
TW201634397A (zh) 近紅外線吸收微粒子分散液及其製造方法
JPWO2011114691A1 (ja) 顔料組成物
TW200938316A (en) Silver micro powder having excellent affinity with polar medium and silver ink
JP2006188615A (ja) 顔料油性分散液組成物およびその製造方法
JP6373813B2 (ja) カラーフィルター用着色剤組成物及び顔料分散剤の製造方法
JP2014218589A (ja) 顔料着色剤組成物及びそれに用いる末端カルボキシル基含有アクリル系ポリマーの製造方法
JP2008138194A5 (ja)
TWI457374B (zh) 中孔洞氧化物空心粒子之製法與包含上述之液晶顯示器
Yan et al. Aggregation‐Induced Emission Gemini Surfactant‐Assisted Fabrication of Shape‐Controlled Fluorescent Hollow Mesoporous Silica Nanoparticles
JP7280629B2 (ja) 液晶デバイスで使用する無機顔料
TWI488872B (zh) 用於分散奈米顏料粒子之新穎油溶性組成物之製備及其電濕潤顯示器應用
JP2021102688A (ja) 顔料分散剤、顔料分散剤の製造方法、及び顔料分散液
JP2008185703A (ja) カラーフィルター用顔料組成物
JP4992075B2 (ja) ポリ乳酸チューブ
JP5254839B2 (ja) ジチオカルバメート基を有する高分子化合物と金属イオンの複合体、及びこれらと機能性色素との機能性複合体