JP2008137770A - 給紙機における下敷きの取出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キッカ上に残された下敷きを自動的に取り除く給紙機の下敷き取出し装置を提供する。
【解決手段】軸4を中心に揺動される傾動台2で、シート繰り出し装置と積み重ねシートSを支持しシート繰り出し装置の搬出端に移動させる櫛歯状のキッカ20を支持する。傾動台2の一側方に上下動可能な昇降台52を設け、下敷き受け取り部材70をキッカ20の昇降路に向け揺動自在に支持する。下敷き受け取り部材70の揺動側端部にキッカ20が通過可能な間隙部を設ける。キッカ20で支持された積み重ねシートSの全シートsが送り出され、傾動台2はシート受け入れ状態に向け揺動され、キッカ20が下降し始める前に下敷き受け取り部材70を下敷き受け取り位置まで揺動させ、キッカ20と下敷き受け取り部材70の間で下敷きAの受け渡しを行い、下敷き受け取り部材70を下敷き排出位置まで揺動させ、昇降台52を下降させ、下敷きAを排出させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、段ボールシート等の厚みのある板紙を印刷機等のシート加工機に連続して供給する給紙機における下敷きの取出し装置に関するものである。
一般に、コルゲータによって製造された段ボールシートは、表ライナを下にして多数積み重ねられる。その積み重ね段ボールシート(以下、積み重ねシートという)は、次に給紙機にセットされ、その給紙機によって印刷機等のシート加工機のホッパに連続的に供給される。
上記給紙機として、水平の軸心を中心として揺動可能な傾動台によってシート繰り出し装置と、そのシート繰り出し装置によるシート搬送方向に移動可能なキッカとを支持し、上記傾動台を略垂直とし、シート繰り出し装置の下端の搬入部にキッカを位置させた状態で、そのキッカ上に積み重ねシートを送り込み、その積み重ねシートを傾動台の揺動によりシート繰り出し装置とキッカで支持される横倒しの状態とした後、上記シート繰り出し装置の駆動およびキッカの移動により積み重ねシートをシート繰り出し装置の下流側に配置されたシート送り込みコンベヤ装置の搬入端部上に連続して送り出すようにしたものが従来から知られている。
上記給紙機には、特許文献1に記載されているように、傾動台の傾動によって横倒しした積み重ねシートをシートが互いに重なり合うラップ状態で連続して送り出すようにしたものと、特許文献2に記載されているように、横倒しした積み重ねシートを、先頭のシートから数枚のシートにブロック分けした状態で順次送り出すようにしたものとが存在する。
上記いずれの給紙機においても、キッカ上に送り込まれる積み重ねシートはベニヤ板等の下敷きによって支持され、その下敷きと共にキッカ上に送り込まれるため、積み重ねシートの全てがシート繰り出し装置の搬出端から送り出された状態では、キッカ上に下敷きが残されることになる。
このため、積み重ねシートの繰り出し後は、キッカ上に残る下敷きを取り除いた後、次の積み重ねシートをキッカ上に送り込む必要がある。
特開昭63−22437号公報 特公昭58−56694号公報
ところで、キッカ上に残された下敷きの取り除きに際して、従来では、人手によって取り除くようにしているため、非常に手間がかかっていた。また、下敷きの取り除きに際して、傾斜状態の傾動台を略垂直となる元の状態まで揺動させ、かつキッカを下降させる必要があるため、危険であり、安全性を図る上において改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、キッカ上に残された下敷きを自動的に取り除くことができるようにした給紙機における下敷きの取出し装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、略垂直のシート受け入れ状態の位置と上端が下流側に倒れる傾斜状のシート繰り出し位置との間で揺動される傾動台と、その傾動台のシート受け入れ状態の位置でシート搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台に支持されたシート繰り出し装置と、前記傾動台のシート受け入れ状態の位置で略水平とされて下敷きで支持された積み重ねシートを受け取り、傾動台のシート繰り出し位置でその積み重ねシートをシート繰り出し装置とで支持すると共に、シート繰り出し装置とで積み重ねシートをそのシート繰り出し装置の搬出端部に向けて繰り出すキッカとを備え、前記積み重ねシートの繰り出し後に傾動台をシート受け入れ状態の位置に向けて揺動させ、かつ、下敷きが残されたキッカを下降させるようにした給紙機における下敷きの取出し装置であって、前記傾動台の一側方に上下動可能な昇降台を設け、その昇降台によって下敷き受け取り部材を前記キッカの昇降路に向けて揺動自在に支持し、その下敷き受け取り部材の揺動側端部に前記キッカが通過可能な間隙部を設け、その下敷き受け取り部材の揺動側端部がキッカの昇降路に臨む下敷き受け取り位置と傾動台の一側方において略垂直の下敷き排出位置との間で下敷き受け取り部材を揺動させる揺動駆動装置を前記昇降台で支持し、前記キッカが下降し始める前段において下敷き受け取り部材を下敷き受け取り位置まで揺動させて、下降動するキッカとの間で下敷きの受け渡しを行い、その下敷きの受け取り後に下敷き受け取り部材を下敷き排出位置まで揺動させると共に、昇降台を下降させて、下敷きを排出させるようにした構成を採用したのである。
上記の構成からなる給紙機における下敷きの取出し装置において、積み重ねシートの繰り出し後、下敷きが残されたキッカが下降される前段に下敷き受け取り部材を下敷き受け取り位置まで揺動させ、間隙部がキッカの昇降路に臨む状態でキッカを下降させると、上記キッカが間隙部を通過する際に、そのキッカと下敷き受け取り部材の相互間で下敷きの受け渡しが行われて、下敷き受け取り部材で下敷きが支持されることになる。
下敷きの受け渡し後、昇降台を下降させると共に、下敷き受け取り部材を下敷き排出位置まで揺動させることによって、下敷き受け取り部材から下敷きが排出されることになり、キッカ上に残された下敷きを自動的に取り除くことができる。
この発明においては、上記のように、昇降台によって揺動自在に支持された下敷き受け取り部材をキッカの昇降路に向けて揺動させ、その下敷き受け取り部材の先端部に形成された間隙部がキッカの昇降路に臨む状態で下敷きを支持するキッカを下降させることによって、下敷き受け取り部材とキッカの相互間で下敷きの受け渡しを行うことができる。また、下敷きの受け渡し後、昇降台を下降させ、かつ、下敷き受け取り部材を下敷き排出位置まで揺動させることによって、下敷き受け取り部材から下敷きが排出されるため、キッカ上に残された下敷きを自動的に取り除くことができ、安全性の向上を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、多数のシートsを積み重ねた積み重ねシートSは下敷きAに支持され、ローラコンベヤ1によって下流側に搬送される。
ローラコンベヤ1の下流側には、傾動台2が設けられている。図5に示すように、傾動台2は、機台3のサイドフレーム3a間に渡された水平の軸4を中心に揺動自在に支持され、図2に示す揺動駆動装置としての揺動用シリンダ5の作動によって、図3に示す略垂直のシート受け入れ状態の位置と、図2に示すように、上端が下流側に倒れたシート繰り出し位置との間で揺動される。
図5に示すように、傾動台2は対向する一対の側枠2aを有し、その一対の側枠2a間にシート繰り出し装置10が設けられている。シート繰り出し装置10は複列のベルトコンベヤ10aからなる。この複列のベルトコンベヤ10aは、傾動台2のシート受け入れ状態の際にはシート搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台2に支持され、図示省略したモータの駆動によって図1の矢印で示す方向に移動される。ここで、複列のベルトコンベヤ10aのキャリア側ベルトは、図5に示すベルト案内板11に支持されて移動するようになっている。
図5に示すように、傾動台2の一対の側枠2aの対向内面には、傾動台2のシート受け入れ状態の位置で上下方向に長く延びる案内溝6が形成され、その案内溝6内に設けられたレール部材7に沿ってキッカ20が移動自在に支持されている。
キッカ20は、傾動台2の一対の側枠2a間に渡る長さのバー部材21に複数の帯状の板体22を櫛歯状に設けた構成とされ、上記バー部材21の両端部が上記レール部材7によってスライド自在に支持されている。
図3に示すように、キッカ20の複数の板体22は傾動台2のシート受け入れ状態の位置で略水平の状態とされ、シート繰り出し装置10の搬入端に配置される状態でローラコンベヤ1から送り込まれる積み重ねシートSを受け取るようになっている。そして、その積み重ねシートSの受け取り後において、傾動台2が傾動されてシート繰り出し位置に保持されると、積み重ねシートSをシート繰り出し装置10とで支持するようになっている。
また、キッカ20は、図示省略した駆動装置の作動によってシート繰り出し装置10におけるベルトコンベヤ10aのキャリア側ベルトの移動と共に移動して、キャリア側ベルトと同方向に同じ量だけ移動するようになっている。
図2に示すように、傾動台2のシート繰り出し状態の位置において、シート繰り出し装置10の排出端部には、そのシート繰り出し装置10で支持された積み重ねシートSの先頭のシートsから数枚のシートsをブロック分けして下流側に送り出す送り出し装置30が設けられている。
送り出し装置30は、ベルトコンベヤからなる。この送り出し装置30は、その搬出端部がシート繰り出し装置10のヘッドプーリ10bのプーリ軸を中心にして揺動自在に支持され、シリンダ31の作動によって搬入端部がシート繰り出し装置10の搬送面から没入する下降位置と、上記搬送面上に突出する送り出し位置との間で揺動される。
図1に示すように、シート繰り出し装置10の搬出端の前側方(下流側)には、フィードコンベヤ40が設けられている。フィードコンベヤ40上には、送り出し装置30から送り込まれるシートブロックBの下流側である前面を案内する前面案内板41と、その前面案内板41との間にシートブロックBが収容可能なホッパ部42を形成する上流側の後面案内板43とが設けられている。
前面案内板41の下端とフィードコンベヤ40の搬送面間には、数枚のシートsが通過可能なゲート44が形成されている。上記ホッパ部42内に送り込まれたシートブロックBはフィードコンベヤ40の駆動によって下部のシートsから順に下流側へ送り出され、上記ゲート44を通過する際に屋根瓦状に重なるラップ状態とされる。
図4乃至図6に示すように、傾動台2の一側方において、この一側方側のサイドフレーム3aの外側位置にはレール支持板50が設けられ、そのレール支持板50の外側面に上下方向に長く延びるガイドレール51が取付けられ、そのガイドレール51に沿って昇降台52が昇降自在に支持されている。
昇降台52は昇降駆動装置60によって昇降動される。昇降駆動装置60は、レール支持板50の外側面に取付けられた上下方向に長く延びるラック61と、そのラック61に噛合するピニオン62と、上記昇降台52に支持されたモータ63とからなり、上記モータ63の駆動によりその軸に設けたピニオン62を回転し、そのピニオン62とラック61の噛み合いによって昇降台52をガイドレール51に沿って昇降動させるようにしている。
昇降台52には複数の軸受53が設けられ、その軸受53によって下敷き受け取り部材70の一側に設けられた回転軸71が支持されて、その回転軸71を中心に下敷き受け取り部材70が上下方向に揺動自在とされている。下敷き受け取り部材70は、傾動台2のシート受け入れ状態の位置でキッカ20が昇降動される際のキッカ20の昇降路に対して上下方向に揺動自在とされ、その揺動側の端部には複数のモータ72と、各モータ72によってそれぞれ単独に回転されるように各モータ72に対応して設けたローラ73とを備えている。
ここで、図5に示すように、ローラ73はシートsの搬送方向に長く延び、そのローラ73間にキッカ20の最側の板体22が通過可能な間隙部74が形成されている。
また、下敷き受け取り部材70には、並列に配置されたローラ73の一側端部から回転軸71側にわたって支持板75が取付けられ、その支持板75の回転軸71側の端部に傾斜状の受け板76が設けられている。
上記下敷き受け取り部材70の回転軸71は昇降台52に支持された揺動駆動装置としてのモータ77により回動され、その回転軸71の回転によって、下敷き受け取り部材70は、図6に示すように、揺動側の端部がキッカ20の昇降路に臨み非揺動側が下方に位置する傾斜状の下敷き受け取り位置と、揺動側の端部を上位とする略垂直の下敷き排出位置との間で揺動されるようになっている。図9は、昇降台52の下降位置において受け取り部材70が下敷き排出位置に配置されている状態を示す。
実施の形態で示す給紙機における下敷きの取出し装置は上記の構造からなり、シート加工機に対する給紙に際しては、先ず、傾動台2をシート受け入れ状態の位置とし、キッカ20をシート繰り出し装置10の下端部において水平の状態とした後、そのキッカ20の上面に下敷きAに支持された積み重ねシートSを供給する。
積み重ねシートSの供給後、揺動用シリンダ5を作動して傾動台2を傾動し、上端が下流側に傾斜するシート繰り出し位置に配置する。その傾動台2の位置変更によって、積み重ねシートSは上端が下流側に倒れる状態となり、その積み重ねシートSはキッカ20の板体22とシート繰り出し装置10の複列のベルトコンベヤ10aによって支持される。
上記のように、傾動台2をシート繰り出し状態にした後、シート繰り出し装置10およびキッカ20を駆動し、積み重ねシートSの先頭から数枚のシートsが送り出し装置30の先端部上に配置される位置まで積み重ねシートSを斜め上方に移動させ、その移動後、シート繰り出し装置10およびキッカ20を停止させる。
積み重ねシートSの移動停止後において、シート繰り出し装置10の搬送面の下へ位置していた送り出し装置30をシリンダ31の作動により上方に移動させると、図2に示すように、先頭から数枚のシートsが送り出し装置30で持ち上げられてブロック分けされると共に、その送り出し装置30で支持され、上記送り出し装置30の駆動により、そのブロック分けされたシートブロックBがフィードコンベヤ40上のホッパ部42に送り込まれる。
また、ホッパ部42に収容されたシートブロックBは、フィードコンベヤ40の駆動によって下流側に送り出され、前面案内板41の下方に形成されたゲート44を通過する際、屋根瓦状のラップ状態とされる。
シートブロックBの送り出し後、送り出し装置30はシリンダ31の作動によりシート繰り出し装置10の搬送面から没入する下降位置に戻される。
以後、シート繰り出し装置10とキッカ20の駆動によって積み重ねシートSの先頭から数枚のシートsが送り出し装置30の先端部上に配置される位置まで積み重ねシートSを斜め上方に移動させる動作と、その積み重ねシートSの移動後にシリンダ31の作動により送り出し装置30をシート繰り出し装置10の搬送面上に臨む位置まで揺動させて数枚のシートsを掬い取ってブロック分けする動作と、そのブロック分けされたシートブロックBを送り出し装置30の駆動によりホッパ部42に供給した後、送り出し装置30をシート繰り出し装置10の搬送面より没入する下降位置まで揺動させる動作とを繰り返し行うことによって、傾動台2上の積み重ねシートSの全てを送り出すことができる。
積み重ねシートSの送り出しによって、キッカ20上に下敷きAが残される。その下敷きAの取出しに際しては、傾動台2が傾斜したシート繰り出し状態の位置とされ、図4に示すように、昇降台52が上限位置に停止、保持される状態において、モータ77の駆動により下敷き受け取り部材70のキッカ20側をキッカ20の昇降路に向けて上方へ揺動させ、その揺動側端部がキッカ20の昇降路に臨む状態において、揺動用シリンダ5の作動により、傾動台2をシート受け入れ状態の位置まで揺動させ、その揺動後においてキッカ20を下降させるようにする。
図5および図6は、傾動台2をシート受け入れ状態の位置まで揺動させた状態を示し、その状態において下敷き受け取り部材70の間隙部74がキッカ20の昇降路に臨む状態とされる。その状態においてキッカ20を下降させると、図7に示すように、キッカ20の板体22が下敷き受け取り部材70の間隙部74を通過する際に、キッカ20上の下敷きAは下敷き受け取り部材70の揺動側端部に設けられたローラ73で支持されることになる。
図7に示す状態からキッカ20がさらに下降すると、図8に示すように、下敷きAは複数のローラ73で支持され、キッカ20と下敷き受け取り部材70の相互間で下敷きAの受け渡しが行われ、キッカ20上から下敷きAが取出される。
このとき、ローラ73は図7の矢印で示す方向に回転する状態にあり、複数のローラ73で支持された下敷きAはローラ73との接触によって下敷き受け取り部材70の揺動中心側の端部(キッカ20側とは反対側の端部)に向けて送られる。
図6に示すように、下敷きAが支持板75で支持され、受け板76によって一側縁が支持されると、図5に示すモータ63の駆動によりピニオン62が回転され、そのピニオン62とラック61の噛み合いにより昇降台52が下降し、同時にモータ77の駆動により下敷き受け取り部材70が傾動台2の一側方において、図9に示すように、略垂直の下敷き排出位置に向けて揺動される。
なお、実施の形態では、モータ77の駆動により回転軸71を回転して下敷き受け取り部材70を上下方向に揺動させるようにしたが、モータ63の駆動による昇降台52の昇降動に連動して回転軸71を回転し、下敷き受け取り部材70を上下方向に揺動させるようにしてもよい。
図9は昇降台52を下限位置まで下降させ、下敷き受け取り部材70を下敷き排出位置まで揺動させた状態を示し、下敷きAは受け板76の側端の傾斜に沿って下方に落下排出され、下敷き受け取り部材70から下敷きAを自動的に取出すことができる。このとき、下敷きAの排出位置にローラコンベヤ等の下敷き排出コンベヤ80を設けておくことによって、落下排出される下敷きAをその下敷き排出コンベヤ80で支持することができると共に、下敷き排出コンベヤ80によって下敷きAを容易に排出することができる。
上記のように、昇降台52によって揺動自在に支持された下敷き受け取り部材70のキッカ20側の先端部をキッカ20の昇降路に向けて上方へ揺動させ、その下敷き受け取り部材70の先端部に形成された間隙部74がキッカ20の昇降路に臨む状態で下敷きAを支持するキッカ20を下降させることによって、下敷き受け取り部材70とキッカ20の相互間で下敷きAの受け渡しを行うことができると共に、下敷きAの受け渡し後、昇降台52を下降させ、かつ、下敷き受け取り部材70を下敷き排出位置まで垂直状に揺動させることによって、下敷きAが下敷き受け取り部材70から排出されるため、キッカ20上に残された下敷きAを自動的に取り除くことができ、安全性の向上を図ることができる。
実施の形態では、下敷き受け取り部材70の揺動側端部に複数のローラ73を設け、そのローラ73間に間隙部74を設けたが、ローラ73を省略し、下敷き受け取り部材70そのものに間隙部を設けるようにしてもよい。
また、実施の形態では、送り出し装置30をシート繰り出し装置10の搬送面上に揺動させて積み重ねシートSを数枚のシートsにブロック分けして下流側に送り出すようにした給紙機を示したが、給紙機はこれに限定されるものではない。例えば、特許文献1に記載されるように、屋根瓦状に重なるラップ状態でシートを送り出すようにした給紙機であってもよい。
また、ブロック分けする状態でシートを送り出す場合においても、ブロック分けする手段は揺動可能な送り出し装置30に限定されるものではない。例えば、特開2000−118755号公報に記載されているように、押し板の往復動によって積み重ねシートを数枚のシートにブロック分けして下流側に押し出すようにしてもよい。
図10乃至図14は、この発明に係る下敷きの取出し装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態においては、図10および図11に示すように、傾動台2の他側方において、この他側方側のサイドフレーム3aの外側方にアーム支持板90を設け、そのアーム支持板90の外側面に固定された左右一対の軸受91によりアーム支持軸92を回転自在に支持し、そのアーム支持軸92に補助アーム93の一端部を固定し、補助アーム93の他端部に固定したローラ支持枠94でローラ95を回転自在に支持している。
また、アーム支持軸92にレバー96の一端部を固定し、そのレバー96の他端部にシリンダ97を連結し、そのシリンダ97の作動によって、補助アーム93がアーム支持軸92上に垂直状に延びる待機位置と他端部のローラ95がキッカ20の昇降路の他側部(下敷き受け取り部材70と対向する側)に臨む作動位置との間で、補助アーム93を下敷き受け取り部材70に対向させるように揺動させる。
ここで、補助アーム93および下敷き受け取り部材70の双方をキッカ20の昇降路に臨む位置まで互いに対向するように揺動させた時、補助アーム93の他端部のローラ95は、下敷き受け取り部材70の揺動側端部に設けられたローラ73より上位に位置するようにされている。
他の構成は先に述べた図1乃至図9に示す下敷きの取出し装置と同一であるため、同一の部品には同一の符号を付して説明を省略する。
上記の構成からなる下敷きの取出し装置において、キッカ20上に残される下敷きAの取り出しに際しては、下敷き受け取り部材70および補助アーム93の双方をキッカ20の昇降路に向けて互いに対向するように揺動させ、図11に示すように、下敷き受け取り部材70の揺動側端部のローラ73および補助アーム93の他端部のローラ95がキッカ20の昇降路に臨む状態において、傾動台2をシート受け入れ状態の位置まで揺動させて垂直状にし、その揺動後においてキッカ20を下降させるようにする。
図10および図11は、傾動台2をシート受け入れ状態の位置まで揺動させた状態を示し、その状態でキッカ20を下降させると、補助アーム93の他端部のローラ95は下敷き受け取り部材70の揺動側端部に設けられたローラ73より上位に位置されているため、キッカ20の下降途中において、下敷きAの一側部は図11および図12に示すように、ローラ95で受け止められる。
その状態からキッカ20が下降すると、図13に示すように、下敷きAがローラ95とキッカ20の一側部(下敷き受け取り部材70側の端部)で支持されて、下敷きAは下敷き受け取り部材70に向けた下り勾配に傾斜する傾斜状とされる。
図13に示す状態からキッカ20がさらに下降し、そのキッカ20の板体22が下敷き受け取り部材70の間隙部74を通過すると、図14に示すように、キッカ20と下敷き受け取り部材70の相互間で下敷きAの受け渡しが行われる。このとき、ローラ73は同図の矢印で示す方向に回転駆動されているため、そのローラ73との接触によって下敷きAは下敷き受け取り部材70の揺動中心側である給紙機の外側に向けて送られる。
図11の2点鎖線イで示すように、下敷きAが受け板76によって支持されると、下敷き受け取り部材70は傾動台2の一側方おいて略垂直の状態となる下敷き排出位置に向けて揺動され、下敷き受け取り部材70から下敷きAが排出される。
上記のように、傾動台2の他側方に補助アーム93を上下方向に揺動自在に設け、その補助アーム93をキッカ20の昇降路に向けて下方へ揺動し、その補助アーム93の他端部がキッカ20の昇降路に臨む状態でキッカ20を下降させることによって、キッカ20と下敷き受け取り部材70の相互間で下敷きAの受け渡しが行われる前段に下敷きAを下敷き受け取り部材70に向けて下り勾配をもって傾斜させることができるため、キッカ20上の下敷きAを下敷き受け取り部材70上に確実に排出することができる。
この発明に係る給紙機における下敷きの取出し装置の実施の形態を示す正面図 積み重ねシートの送り出し状態を示す概略図 積み重ねシートの送り出し後において傾動台をシート受け入れ位置に揺動させた状態の概略図 図1に示す下敷き取出し装置部を拡大して示す正面図 図4の平面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 キッカと下敷き受け取り部材の相互間における下敷きの受け渡し状態を示す断面図 キッカと下敷き受け取り部材の相互間における下敷きの受け渡し完了状態を示す断面図 下敷きの排出状態を示す側面図 この発明に係る給紙機における下敷きの取出し装置の他の実施の形態を示す平面図 図10の右側面図 キッカ上に残る下敷きの下降途中の状態を示す外略図 キッカと下敷き受け取り部材の相互間における下敷きの受け渡しの直前を示す概略図 下敷きの受け渡し状態を示す概略図
符号の説明
A 下敷き
S 積み重ねシート
2 傾動台
10 シート繰り出し装置
20 キッカ
52 昇降台
70 下敷き受け取り部材
74 間隙部
77 モータ(揺動駆動装置)

Claims (1)

  1. 略垂直のシート受け入れ状態の位置と上端が下流側に倒れる傾斜状のシート繰り出し位置との間で揺動される傾動台と、
    その傾動台のシート受け入れ状態の位置でシート搬送面が略垂直の状態となるよう傾動台に支持されたシート繰り出し装置と、
    前記傾動台のシート受け入れ状態の位置で略水平とされて下敷きで支持された積み重ねシートを受け取り、傾動台のシート繰り出し位置でその積み重ねシートをシート繰り出し装置とで支持すると共に、シート繰り出し装置とで積み重ねシートをそのシート繰り出し装置の搬出端部に向けて繰り出すキッカと、
    を備え、前記積み重ねシートの繰り出し後に傾動台をシート受け入れ状態の位置に向けて揺動させ、かつ、下敷きが残されたキッカを下降させるようにした給紙機における下敷きの取出し装置であって、
    前記傾動台の一側方に上下動可能な昇降台を設け、その昇降台によって下敷き受け取り部材を前記キッカの昇降路に向けて揺動自在に支持し、その下敷き受け取り部材の揺動側端部に前記キッカが通過可能な間隙部を設け、その下敷き受け取り部材の揺動側端部がキッカの昇降路に臨む下敷き受け取り位置と傾動台の一側方において略垂直の下敷き排出位置との間で下敷き受け取り部材を揺動させる揺動駆動装置を前記昇降台で支持し、前記キッカが下降し始める前段において下敷き受け取り部材を下敷き受け取り位置まで揺動させて、下降動するキッカとの間で下敷きの受け渡しを行い、その下敷きの受け取り後に下敷き受け取り部材を下敷き排出位置まで揺動させると共に、昇降台を下降させて、下敷きを排出させるようにしたことを特徴とする給紙機における下敷きの取出し装置。
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