JP2008132519A - プランジャ装置、並びにプレス装置 - Google Patents

プランジャ装置、並びにプレス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008132519A
JP2008132519A JP2006320577A JP2006320577A JP2008132519A JP 2008132519 A JP2008132519 A JP 2008132519A JP 2006320577 A JP2006320577 A JP 2006320577A JP 2006320577 A JP2006320577 A JP 2006320577A JP 2008132519 A JP2008132519 A JP 2008132519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
plunger device
base
plunger
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006320577A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ikuma
悟史 伊熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2006320577A priority Critical patent/JP2008132519A/ja
Publication of JP2008132519A publication Critical patent/JP2008132519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

【課題】設置形式の異なる被設置箇所に対応できて、使い勝手のよいプランジャ装置、並びにプレス装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のプランジャ装置10は、ハウジング本体31に異なる3つの取り付け部が設定されている。具体的には、取付フランジ121、125、モータ取付部11、並びに受け部材55が設定されている。従って、これらを選択的に使用することで、3様の支持台S1〜S3のいずれに対しても共通のプランジャ装置10を装着できる。このような構成であれば、一の支持台に対してのみ取り付けが可能な従来タイプに比べて商品性が高く、使い勝手がよい。
【選択図】図8

Description

本発明は、プランジャ装置、並びにプレス装置に関する。
従来より、小型のプレス装置本体(以下、プランジャ装置)が種々提案されている。例えば、下記特許文献1のものには、プランジャ装置を被設置箇所に対して寝かせた姿勢(同文献中の図1参照)で固定している。また、下記特許文献2のものには、プランジャ装置を被設置箇所に対して立てた姿勢(同特許文献中の図4参照)で固定させている。
特開2006−255790公報 特開2005−138110公報
上述のように、プランジャ装置の設置方法は状況に応じて様々であるが、従来構造のものでは、これらに対応しようとすると、各設置方法に応じて、専用にプランジャ装置を設ける必要があり、使い勝手の悪いものとなっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、設置形式の異なる被設置箇所に対応できて、使い勝手のよいプランジャ装置、並びにプレス装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明のプランジャ装置は、ラムと、前記ラムを進退可能に収容する筒状のハウジングと、前記ラムを前記ハウジングの軸線に沿って進退させる動力装置と、を備えたプランジャ装置であって、設置形式の異なる被設置箇所に対応して、前記ハウジングの異なる位置に選択的に使用可能な取り付け部を複数設けたところに特徴を有する。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
・複数の取り付け部に、被設置箇所に対する取り付け面が、ラムの進退軸方向に直交する直交ベースを含ませる構成とする。また、複数の取り付け部に、被設置箇所に対する取り付け面が、ラムの進退軸方向に平行な平行ベースを含ませる構成とする。このような構成とすれば、プランジャ装置の取り付けにバリエーションができ、利便性が高まる。
・ハウジングの軸端上部に、動力装置として機能するモータを設置するモータ取付部を設けるとともに、このモータ取付部を構成する壁面を直交ベースとして用いてプランジャ装置の取り付けを行う構成とする。このような構成であれば、モータ取付部とは別に、直交ベースを専用に設ける場合に比べて、部品点数を削減できる。
上記の目的を達成するための手段として、本発明のプレス装置は、対象物を保持するためのワーク支持部を備えた支持台に対して、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載したプランジャ装置を、前記取り付け部を用いて取り付けたところに特徴を有する。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
・ベース板上に垂直支持壁を立設した支持台を有するプレス装置であって、ハウジングの周壁に形成される取付フランジを用いて、プランジャ装置を支持台の垂直支持壁に縦向きに取り付ける構成とする。
・ラムに対する逃がし孔を有する水平支持板を複数の脚部によって支えた支持台を有するプレス装置であって、プランジャ装置を水平支持板上において、ラムを下方に向けて縦向きに配置し、水平支持板とハウジングの軸端部とを相互に固定することで支持台にプランジャ装置を取り付ける構成とする。
・天井壁を複数の脚部によって支えた支持台を有するプレス装置であって、モータ取付部の構成を、上面が開口し、内部に動力伝達装置を格納する構成とするとともに、モータ取付部の上面を閉止する蓋部材を設け、更に前記蓋部材と前記天井壁とを相互に固定することでプランジャ装置全体を支持台の天井壁に吊り下げた状態に固定する構成とする。このように、プランジャ装置を縦向きに設置してやれば、プランジャ装置を横向きに設置するタイプのものに比べて、床の設置スペースが狭くて済む。また、自重方向とプレス方向が同方向になるので、ラムの押圧力をワークWに伝え易く、プレス方向として最適である。
本発明のプランジャ装置によれば、ハウジングに選択的に使用可能な複数の取り付け部が設けられている。従って、プランジャ装置の取り付けにバリエーションができて、設置形式の異なる被設置箇所に対応できるので、使い勝手がよい。
本発明のプレス装置によれば、共通のプランジャ装置を使用しているので、低コスト化に好適であり、また、部品管理面においても優れる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
本実施形態に適用されたプレス装置Z1は大まかにはプランジャ装置10と、同プランジャ装置10が装着される支持台S1とから構成されている。以下、プランジャ装置10の構成について、まず、説明を行い、その後、プレス装置Z1の全体構成を説明する。
プランジャ装置10は、上部にモータ取付部11を有するハウジング本体31と、モータ取付部11の下面に設置されるモータ21と、を主体として構成される。尚、以下の説明において、正面側とはモータ21が装着された側(図1における右側)を指すものとする。また、プランジャの全長とは、ハウジング本体31の軸端部から押圧ラム先端までの長さ(図1にあっては寸法La、図2にあっては寸法Lb)を示すものとする。
ハウジング本体31について説明する。ハウジング本体31は図1において上下に延びる筒状をなし、内部にボール螺子機構40を収容させている。具体的に説明すると、ハウジング本体31の上側の軸端部には、大径部38が設けられ、そこには、平板状をなすプレート32によって抜け止めされつつ、軸受け部33が固定されている。
プレート32、並びに軸受け部33には、内側に接着剤を塗布したスリーブ32A、33Aが設けられ、同スリーブ32A、33Aを上下に貫通するようにしてボールねじ軸42が設置されている。スリーブ32Aとプレート32の内周との間、並びにスリーブ33Aと軸受け部33の内周との間には、それぞれシール部材32B、33Bが介挿されている。これらシール部材32B、33Bは、水滴が部品同士の隙間を伝ってハウジング本体31内へ進入するのを規制するシール機能を担っている。
ボールねじ軸42は、ハウジング本体31の軸線方向に延びており、軸方向の下端と、中央やや上部寄りの位置にはストッパ45、46が設けられ、更に、両ストッパ45、46間に位置して上部に鍔部52を有するボールナット51が螺合されている。
一方、ハウジング本体31の軸端の下面壁はラム挿通口34として開口しており、そこには、受け部材55が設けられている。受け部材55は、ハウジング本体31に挿通されるラム60を軸受けするためのものである。また、同図に示す符号56はシール部材であり、受け部材55とラム60との間を、シールする機能を担っている。
ラム60は、一部を切り欠き、全体としては筒状をなすラム本体61と、押圧ラム70とから分割構成されている。押圧ラム70については後に詳しく説明するが、ラム本体61の先端部61Aに設置されて、ラム60が図2に示す突出位置に向けて変位する過程で、被加工対象物としてのワークWを押圧してプレスするものである。
ラム本体61は、図1に示すように、ハウジング本体31に挿通され、内部空間62にボールねじ軸42を収容させつつ、ボールナット51の鍔部52に対して上端を突き当てた状態でねじ止めされ、ボールナット51と一体的に移動するように構成されている。
次に、モータ取付部11について説明する。
モータ取付部11は図1において上方と正面の2方に開口する箱型をなす。モータ取付部11は仕切り壁14により、内部が2室12、13に分けられている。これら2室12、13はモータ21と、上述のボールねじ軸42にそれぞれ対応しており、各室12、13の底壁には開口12A、13Aが設けられている。
底壁の開口12A、13Aは連絡孔とされ、同連絡孔を通じてモータ軸22の上端部並びに、ボールねじ軸42の上端部が各室12、13内に挿通されている。
モータ21に対応する図1における右側の室内には、モータ軸22に外嵌されるようにして第一プーリ23が設けられ、図1における左側の室内には、ボールねじ軸42に外嵌されるようにして第二プーリ43が設けられている。そして、両プーリ23、43間には無端ベルト25が掛け渡されている。
上記の如く構成されたプランジャ装置10は、モータ21が通電操作されると、モータ軸22、第一プーリ23、無端ベルト25、第二プーリ43を経由してモータ21の動力が伝達され、ボールねじ軸42を回転させる。
すると、ボールねじ軸42の回転に伴って、両ストッパ45、46間においてボールナット51が往復直線運動する。これにより、ラム60が、図1に示す進退軸Lcに沿って、以下に定義する突出位置と、退避位置との間を往復運動することとなる。
本実施形態において、プランジャの全長が最長になった状態、すなわち図2に示すように、ボールナット51の端面がストッパ45に突き当たった状態を突出位置と呼ぶものとし、これとは反対にプランジャの全長が最も短くなった状態、すなわち、ボールナット51の鍔部52がストッパ46に突き当たった状態を退避位置と呼ぶものとする。
さて、本実施形態のラム本体61は、図1からわかるように、退避位置においても、先端部61Aが、ハウジング本体31の軸端部から図1において下方に突出するように、全長(図1に示すL寸法部)が設定されている。尚、図1では、ストッパ46と鍔部52との間に僅かに隙間があり、ラム60が退避位置からやや突出方向に変位した状態が示されている。
そして、ラム本体61のうち、ハウジング本体31の下端から図示下方に突出される先端部61Aに、間にロードセル80を介挿させつつ、押圧ラム70が設置されている。
押圧ラム70は、プランジャ装置10の駆動に伴って被加工対象物としてのワークWを押圧する部材であり、ロードセル80は押圧加工の際に押圧ラム70に加わる圧力を検出するものである。以下、押圧ラム70の取り付け構造について詳しく説明する。
図3に示す符号61はラム本体、符号90は連結部材、符号80はロードセル、符号70は押圧ラムである。ロードセル80、並びに押圧ラム70は共に円盤状をなしている。ロードセル80は押圧ラム70より一回り小さく、端面(図3において左側の端面)に荷重検出突起81を設けている。ロードセル80は荷重検出突起81に加わる圧力を検出して電気信号として出力するものである。ロードセル80は押圧ラム70の端面(図3における左側の端面)70Bにボルト75により固定されている。
連結部材90はラム本体61に嵌合する第一ジョイント部91と、第二ジョイント部95を一体的に形成してなる。第一ジョイント部91はラム本体61の先端部61Aに設けられる凹部61Bに嵌合され、ラム本体61に対してボルト92により固定されるようになっている。
第二ジョイント部95はロードセル80の外形に比べ一回り大きな円盤状をなしており、中央にはセル収容部96が凹設されている。セル収容部96は、図3において右側に開口している。セル収容部96の奥壁96Aであって、荷重検出突起81に対応する位置には突起収容部97が設けられ、さらに、その両側にはばね収容部98が設けられている。このセル収容部96にはコイルばね87を介在させつつ、押圧ラム70に固定されたロードセル80が収容されるようになっている。
尚、コイルばね87を設けてあるのは、ロードセル80を図示右側に付勢することで、荷重検出突起81を突起収容部97の壁面から離間(図4中のC寸法部)させ、無負荷状態のときに荷重検出突起81に圧力が加わらないようにするためである。
また、図3における符号77は、段付ピンである。段付ピン77は後端に抜け止め用の鍔部78を設けており、押圧ラム70を抜け止め状態に保持する支持ピンとして機能するものである。すなわち、押圧ラム70には、図3において左右に貫通してピン挿通孔73が形成されている。このピン挿通孔73にはスリーブ79に軸受けされた形態にて、段付ピン77が挿通される。
そして、スリーブ79に挿通された段付ピン77は、第二ジョイント部95にねじ止めされている。これにより、ピン後端の鍔部78が、ピン挿通孔73に形成される座部74に対面して位置することで、押圧ラム70を抜け止めする。
尚、図4において段付ピン77は上部寄りの位置に1箇所のみ図示されているが、段付ピン77は押圧ラム70の周方向に等間隔で3箇所設けられている(図5参照)。これにより、押圧ラム70における周方向の3点が3本の段付ピン77により均等に保持される。
さて、押圧ラム70は、上述したように鍔部78によって図4に示す右方向に抜け止めされた状態にあるものの、図4に示す左方向に対しては、突起収容部97の壁面と荷重検出突起81との間に保有される隙間分(図4に示すC寸法)は、変位可能とされる。
従って、モータ21を通電操作してボール螺子機構40を作動させると、これに伴ってラム本体61とともに押圧ラム70が進退軸Lcに沿って、図4における右方向にストロークする。その結果、押圧ラム70の先端が被加工対象物としてのワークWに当接し、ワークWをプレスする。
このとき、力の反作用(押圧ラム70がワークWを押す力の反作用)により、押圧ラム70とともにロードセル80はコイルばね87の付勢力に抗しつつ、図4に示す左方に変位する。その結果、無負荷状態においては、突起収容部97の壁面より離間した状態にあった荷重検出突起81の先端が、突起収容部97の壁面に当接して圧力が加わる。これにより、ロードセル内部の感圧素子によって、そのときの圧力、すなわち、プレス加工する際の押圧力が検出されることとなる。
尚、本実施形態において、座部74の深さ寸法(図4におけるd寸法部)は、鍔部78の厚みに押圧ラム70の変位量(図4に示すC寸法)を加算した寸法より幾らか大きな値に設定されている。このような構成とするのは、上述のように負荷が加わると図4における左方向に押圧ラム70が変位するが、このときに、段付ピン77の鍔部78を押圧ラム70の先端面70Aから突出させないようにするためである。
また、本実施形態のものは、図4中のB寸法部、すなわち無負荷状態のときの、セル収容部96とロードセル80との間の隙間が、C寸法部より広く設定されている。このような構成とすることで、上述した力の反作用により、ロードセル80がラム本体61側(図4では左側)に変位したときに、ロードセル80がセル収容部96の壁面に突き当たるより先に、荷重検出突起81が突起収容部97の壁面に当たる設定となり、プレス加工する際の押圧力を確実に検出出来る。
また、図4に示すように、段付ピン77の鍔部78には鍵状の溝78Aが設けられている。これにより、ドライバーなどの治具を溝78Aに嵌めて解除操作を行うことで、連結部材90に対するピンの螺合を解くことができ、段付ピン77、ひいては押圧ラム70を連結部材90から取り外せる。
図5には、図4に示すB−B切断線で切断した連結部材90の断面図が示されている。図5に示すように、ロードセル80は連結部材90の周壁95Aにより外周を覆われ、保護されている。周壁95Aはロードセル80の外形に倣った形状をなしており、ロードセル80のがたつきを抑える機能も担っている。
また、本実施形態のものは、連結部材90の周壁95Aのうち、図5に示す下部側の壁面が電線導出部99として所定幅に渡って切り欠かれており、そこより、電線102が導出されるようになっている。
具体的に説明すると、本実施形態のものは、ロードセル80とは別に荷重計測装置100が設けられている。荷重計測装置100からは、先端にコネクタ103を設けた電線102が引き出されている。一方、ロードセル80の側面壁82にはコネクタ83が設けられており、両コネクタ83、103同士が電線導出部99内において互いに嵌合している。これにより、ロードセル80と荷重計測装置100との間が電線102を介して電気的に接続されて、同電線102を通じて制御信号、検出信号などを両間において送受信することで、ロードセル80によって検出された荷重を、荷重計測装置100で計測/表示などしている。
次に、図1、図6を参照して、ハウジング本体31の正面部分の構成を説明する。尚、図6は、図1のA−A線で切断した断面を正面側(図1の右側)から見た図である。ハウジング本体31は図1に示す上部と下部については断面が環状をなしているが、図1、図6に示すA範囲については、ハウジング本体31の正面壁(図1では右側に位置する壁面)が開口しており、断面がコの字状をなしている。
ハウジング本体31のうち断面がコの字状をなすA範囲は収容部35とされている。図6に示すように、収容部35には、レール54、並びにステー114が、図6において左右に並んで設置されている。レール54並びにステー114は共に、ハウジング本体31の軸線に沿って延びる形状をなしている。
レール54には拘束部材53が設置されている。拘束部材53はボールナット51に連結され、かつレール54上をスライド可能とされている。これにより、ボールナット51が往復直線運動すると、拘束部材53がレール54上をボールナット51と一体的にスライドして、往復直線運動するボールナット51を回り止めするようになっている。
また、ステー114上には、その長手方向に沿って電線102が3つの支持具106によって固定されている。このように、本実施形態のものは、ロードセル80に連なる電線102が、ハウジング本体31のステー114に固定されるようになっていて、ハウジング本体31の上部へと配索されている。そして、ハウジング本体31の上部寄りの位置から、図6における右側方へ引き出され、荷重計測装置100に向かうように構成されている。
図7は、プランジャ装置10を側方から見た側面図である。同図において示されるように、ハウジング本体31には、収容部35を覆う被覆部材として正面カバーC10が設定されている。
このように、ハウジング本体31に収容部35を設け、そこに電線102の配索経路を設定するとともに、収容部35を正面カバーC10によって覆う構成とすることで、電線102の装置外への露出が最小限に留められるように配慮されている。
また、本実施形態のものは、正面カバーC10に加え、モータカバーC20、並びにアッパカバーC30の2つのカバーが設定されている。アッパカバーC30は、モータ取付部11を包囲可能な箱型(より具体的には、下方に開口する箱型)をなし、図1における上方から組み付けられてモータ取付部11の上方、並びに正面を閉止するようになっている。これにより、モータ取付部11に対する異物(ごみや埃など)の進入を防止することができる。尚、これら3つのカバーC10、C20、C30はいずれもビスで固定されており、簡単に取り外しが出来るように配慮されている。
次に、プレス装置Z1の全体構成について説明する。
プランジャ装置10のハウジング本体31には、図6に示すように、取付フランジ121、125が左右一対設けられている。両取付フランジ121、125は、共に上下に延びており、上部寄りの位置と下部寄りの位置にボルト挿通孔121A、121B、125A、125Bがそれぞれ形成されている。この取付フランジ121、125の取り付け座面121C、125Cは、図7に示すように、板面L1が進退軸Lcと平行な設定となっている。
上記構成から理解できるように、取付フランジ121、125が、本発明の平行ベースに相当している。
図8には、プレス装置Z1の全体構成、すなわち取付フランジ121、125を用いてプランジャ装置10を支持台S1に固定した状態が示されている。支持台S1は、ベース板210と、ベース板210上において立設される垂直支持壁220とから構成されている。ベース板210と垂直支持壁220は溶接により結合されている。
垂直支持壁220は上下に長い形状をなし、図8における右側上部寄りの位置にプレート230を設けている。プレート230は、図8において、板面が紙面に直交する平板状をなしている。このプレート230には、ハウジング本体31の取付フランジ121、125に形成される4つのボルト挿通孔121A〜125Bに対応して4つのねじ孔231A〜235Bが設けられている。これにより、プランジャ装置10の取付フランジ121、125をプレート230に宛がって、その状態からボルト締めすることで、図8に示すように、プランジャ装置10を支持台S1に対して縦向きに固定できる。
図8において一点鎖線に示すように、ベース板210の先端寄りであって、押圧ラム70の下方位置にはワーク支持部215が設けられ、そこに、被加工対象物としてのワークWを固定できるようになっている。これにより、モータ21を駆動させると、ラム60が図8に示す下方向にストロークする結果、ラム下部の押圧ラム70がワークWの上面に当接してプレスする。
このように本実施形態のプレス装置Z1は、プランジャ装置10を、支持台S1に縦向きに配置している。従って、プランジャ装置10を横に寝かせて設置する形式のものに比べて、床の設置スペースが狭くて済む。
また、本プレス装置Z1はワークWを下において上からプレスしており、自重方向とプレス方向とが一致している。このような構成であれば、ラム60の押圧力をワークWに伝え易く、プレス方向として最適である。
加えて、プランジャ装置10に設けた取付フランジ121、125は、ハウジング本体31に一体的に形成されている。従って、支持台S1に対する取り付け具を、別部品とする場合に比べて、部品点数を削減できる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図9ないし図12によって説明する。
実施形態2のプレス装置Z2は、実施形態1で説明したプレス装置Z1に対して支持台をS1からS2に組み替えたものであり、プランジャ装置10については共通のもの(アッパカバーC30を除く)を使用している。
図9に示すように、支持台S2は天井壁250を複数の脚部255によって下支えした構成をなし、天井壁250にプランジャ装置10を吊った状態で取り付けている。
具体的に説明すると、図10に示すようにモータ取付部11の周壁は、11A〜11Eの4つの壁部によって分割構成されている。各壁部11A〜11Eには、ねじ孔18が2つずつ形成されている。これにより、図11に示すように、モータ取付部11の上面に、中間ベース260がボルト265で固定されるようになっている。
尚、中間ベース260に形成されるボルト挿通孔は、ボルト265の頭部を収容する座部が形成されており、中間ベース260の上面からボルト265の頭部が飛び出さないように配慮されている。
中間ベース260はモータ取付部11より一回り大きな形状をなし、モータ取付部11の上面を覆う蓋部材として機能するととももに、四隅には張出部261〜264が設けられている。これら張出部261〜264には、それぞれねじ孔261A〜264Aが形成されている。
従って、図12に示すように、中間ベース260を支持台S1の天井壁250の下面に宛がい、上方からボルト締めすることで中間ベース260、ひいてはプランジャ装置10の全体を吊った状態で固定出来る。
尚、モータ取付部11の各壁部11A〜11Eの上端面17は、図12に示しように、板面L2が進退軸Lcに直交している。
以上の構成から理解できるように、中間ベース260を支持台S2の一部と考えると、モータ取付部11が、本発明の直交ベースに相当している。
本実施形態のプレス装置Z2によれば、実施形態1のプレス装置Z1と同様に、プランジャ装置10を縦向きに配置しており、プレス方向と自重方向とが一致している。このような構成であれば、ラム60の押圧力をワークWに伝え易く、プレス方向として最適である。
また、支持台S1を用いたプレス装置Z1では、プランジャ装置10の装着/取り外しは、図8における水平方向(左右方向)になされることとなる。しかし、装着/取り外しには相応のスペースが必要であり、場合によっては、装着/取り外しスペースを十分に確保することが難しい状況も想定される。この点、本実施形態のものは、プランジャ装置10の装着/取り外しを上下方向の操作により行うことが出来るので、係る場合にも、問題なく対応できる。
また、中間ベース260においては、モータ取付部11の上面を覆う蓋部材としての機能を兼用しているから、モータ取付部11に対する異物の進入を効果的に防止でき、この点においても、付加価値の高いものとなっている。
そして、中間ベース260はモータ取付部11にボルトで固定されており、未使用時において邪魔な場合などは、簡単に取り外すが出来、この点においても、使い勝手がよいものとなっている。
尚、支持台S2を使用したプレス装置Z2では、中間ベース260をモータ取付部11に直接ボルト締めする必要がある。そのため、支持台S1に対する使用例において用いたアッパ−カバー(下方に開口する箱型のカバー)C30を使用することが出来ない。従って、本プレス装置Z2では、実施形態1で用いたアッパカバーC30に代えて、モータ取付部11の側方のみを覆う専用のカバーC40を設定してある。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図13ないし図15によって説明する。
実施形態3に適用されたプレス装置Z3は、実施形態1で説明したプレス装置Z1に対して支持台をS1からS3に組み替えたものであり、プランジャ装置10については共通のものを使用している。
図13に示すように支持台S3は、実施形態2で説明した支持台S2と同タイプであり水平支持板310を複数の脚部320により下支えした構成をなす。
図14に示すように、水平支持板310には、中央に逃がし孔312が開口している。逃がし孔312は、プランジャ装置10の押圧ラム70を挿通可能な形状をなす。
水平支持板310上であって、逃がし孔312の周縁部には、等間隔でボルト挿通孔315が4つ開口している。その一方、図15に示すように、プランジャ装置10の先端に設置される受け部材55には、各ボルト挿通孔315に対応してねじ孔57が形成されている。
そのため、押圧ラム70を逃がし孔312に挿通させつつ、水平支持板310上にプランジャ装置10を縦向きにセットした後、図15に示す斜め下方からボルト330により締め込めば、支持台S3の水平支持板310に受け部材55、ひいてはプランジャ装置10の全体を固定することが出来る。
このように、受け部材55の端面55Aは、プランジャ装置10を支持台S3に対して固定する取り付け部としての機能を担っており、更に、端面55Aは、板面L3が進退軸Lcに直交する構成となっている。以上の構成から理解できるように、受け部材55は、本発明でいうところの直交ベースに相当している。
本実施形態のプレス装置Z3によれば、実施形態1、2のプレス装置Z1、Z2と同様に、プランジャ装置10を縦向きに配置しており、プレス方向と自重方向とが一致している。このような構成であれば、ラム60の押圧力をワークWに伝え易く、プレス方向として最適である。
また、本プレス装置Z3であれば、プレス装置Z1、Z2に比べて、支持台に対するプランジャ装置10の装着/取り外し作業を、極めて簡単に実施出来る。というのも、実施形態1のプレス装置Z1の支持台S1、実施形態2のプレス装置Z2の支持台S2は共に、プランジャ装置10を下支えする部材を備えていない。従って、プレス装置Z1、Z2であれば、プランジャ装置10の装着/取り外しの実施を、プランジャ装置10を下から支えた状態で行う必要があり、作業性が悪い。
この点、実施形態3のプレス装置Z3であれば、支持台S3の水平支持板310がプランジャ装置10を下支えする。従って、プランジャ装置10が倒れないように支える必要はあるものの、実施形態3のものは、支持台S3の水平支持板310上にプランジャ装置10を置いた状態で、プランジャ装置10の装着/取り外し作業を実施できるからである。
<実施形態1〜3について共通の効果>
プランジャ装置10には、異なる3つの取り付け部、具体的には、取付フランジ121、125、モータ取付部11、並びに受け部材55が設定されている。従って、これらを選択的に使用することで、3様の支持台S1〜S3のいずれに対しても共通のプランジャ装置10を装着できる。このような構成であれば、一の支持台に対してのみ取り付けが可能な従来タイプに比べて商品性が高く、使い勝手がよい。加えて、プランジャ装置10の種別が一種で済むので、低コスト化が実現可能となり、また、部品管理面においても優れるものとなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、支持台S1〜S3のいずれのタイプも、プランジャ装置10を縦向きに設置し、ラム本体61を上下方向に進退させる構成であったが、プランジャ装置10は必ずしも縦向きに設置して使用する必要はなく、例えば、S1〜S3とは異なる別の、水平な取り付け面を有する支持台に、取付フランジ121、125を用いて、プランジャ装置10の全体を寝かせた姿勢(進退軸Lcを水平方向に向けた姿勢)で取り付けて使用してもよい。
(2)上記実施形態では、取付フランジ121、125をハウジング本体31に一体的に形成したが、これを専用の別部品により構成するものであってもよい。
本発明の実施形態1におけるプランジャ装置の断面図 プランジャ装置の断面図(突出位置を示す) ロードセルの取り付け構造を示す図(分解図) ロードセルの取り付け構造を示す図(装着状態を示す図) 図4中におけるB−B線断面図 図1中におけるA−A線断面図 プランジャ装置に各カバーを装着した状態を示す図 プランジャ装置を支持台S1に装着した状態を示す図 実施形態2において、プレス装置Z2を側面方向から見た図 図9中のD−D線断面図 図9中のE−E線断面図 図9中のF−F線断面図 実施形態3において、プレス装置Z3を側面方向から見た図 図13のG方向から装置を見た図 図14中のH−H線断面図
符号の説明
10…プランジャ装置
11…モータ取付部(本発明の「直交ベース」に相当)
21…モータ(本発明の「動力装置」に相当)
23…第一プーリ(本発明の「動力伝達装置」に相当)
25…無端ベルト(本発明の「動力伝達装置」に相当)
31…ハウジング本体(本発明の「ハウジング」に相当)
40…ボール螺子機構
43…第二プーリ(本発明の「動力伝達装置」に相当)
55…受け部材(本発明の「直交ベース」に相当)
60…ラム
61…ラム本体
70…押圧ラム
121、125…取付フランジ(本発明の「平行ベース」に相当)
260…中間ベース(本発明の「蓋部材」に相当)
310…水平支持板
S1…支持台(本発明の「被設置箇所」に相当)
S2…支持台(本発明の「被設置箇所」に相当)
S3…支持台(本発明の「被設置箇所」に相当)
Z1…プレス装置
Z2…プレス装置
Z3…プレス装置

Claims (8)

  1. ラムと、
    前記ラムを進退可能に収容する筒状のハウジングと、
    前記ラムを前記ハウジングの軸線に沿って進退させる動力装置と、を備えたプランジャ装置であって、
    設置形式の異なる被設置箇所に対応して、前記ハウジングの異なる位置に選択的に使用可能な取り付け部を複数設けたことを特徴とするプランジャ装置。
  2. 前記複数の取り付け部に、
    被設置箇所に対する取り付け面が、前記ラムの進退軸方向に直交する直交ベースが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のプランジャ装置。
  3. 前記複数の取り付け部に、
    被設置箇所に対する取り付け面が、前記ラムの進退軸方向に平行な平行ベースが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のプランジャ装置。
  4. 前記ハウジングの軸端上部に、前記動力装置として機能するモータを設置するモータ取付部を設けるとともに、このモータ取付部を構成する壁面が前記直交ベースを兼用していることを特徴とする請求項2に記載のプランジャ装置。
  5. 対象物を保持するためのワーク支持部を備えた支持台に対して、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載したプランジャ装置を、前記取り付け部を用いて取り付けたことを特徴とするプレス装置。
  6. ベース板上に垂直支持壁を立設した支持台を有するプレス装置であって、
    前記ハウジングの周壁に形成され、前記平行ベースとして機能する取付フランジを用いて、前記支持台の垂直支持壁に、前記押圧ラムを下側に向けて前記プランジャ装置全体を縦向きに取り付けたことを特徴とする請求項5に記載のプレス装置。
  7. 前記ラムに対する逃がし孔を有する水平支持板を複数の脚部によって支えた支持台を有するプレス装置であって、
    前記プランジャ装置を前記水平支持板上において、前記ラムを下方に向けて縦向きに配置し、前記水平支持板と、前記ハウジングの軸端下部に設けられ前記直交ベースとして機能する受け部材と、を相互に固定することで前記支持台に前記プランジャ装置を取り付けたことを特徴とする請求項5に記載のプレス装置。
  8. 天井壁を複数の脚部によって支えた支持台を有するプレス装置であって、
    前記モータ取付部は、上面が開口し、内部に動力伝達装置を格納する構成であるとともに、
    前記モータ取付部の上面を閉止する蓋部材を設け、更に前記蓋部材と前記天井壁とを相互に固定することで前記プランジャ装置全体を前記支持台の天井壁に吊り下げたことを特徴とする請求項5に記載のプレス装置。
JP2006320577A 2006-11-28 2006-11-28 プランジャ装置、並びにプレス装置 Pending JP2008132519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320577A JP2008132519A (ja) 2006-11-28 2006-11-28 プランジャ装置、並びにプレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320577A JP2008132519A (ja) 2006-11-28 2006-11-28 プランジャ装置、並びにプレス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008132519A true JP2008132519A (ja) 2008-06-12

Family

ID=39557727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006320577A Pending JP2008132519A (ja) 2006-11-28 2006-11-28 プランジャ装置、並びにプレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008132519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228048A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社アイエイアイ アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228048A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社アイエイアイ アクチュエータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6427016B2 (ja) コネクタ装置
JP6319633B2 (ja) 機器用コネクタ
JP5258703B2 (ja) リンク式クランプ
JP2015159017A (ja) 電池試験装置
JP2007175783A (ja) ワーク位置決め装置
JP2008132519A (ja) プランジャ装置、並びにプレス装置
JP5867865B2 (ja) シリンダの取付構造
JP2008132520A (ja) プランジャ装置、並びにそれを備えたプレス装置
CN206937219U (zh) 一种电动工具电机轴承和齿轮的安装工装
JPH06178411A (ja) 車両用制御装置
JP2008010365A (ja) 封止用防水栓圧入装置
JP2007098522A (ja) 支持器具
KR20090080641A (ko) 연료탱크캡 렌치
JP2008047789A (ja) 筺体床面固定具及び筺体床面固定方法
JP2009192305A (ja) グロメット検査治具
KR101142202B1 (ko) 파워 릴레이 어셈블리 장착 장치
JP6082648B2 (ja) コネクタ
JP5960107B2 (ja) 検出装置
CN214489767U (zh) 一种机加工夹具
JP2008028339A (ja) 電気機器ケース
JP4631904B2 (ja) 電源装置
CN215574185U (zh) 一种疲劳试验可拆卸油缸安装组件
JP2004279088A (ja) 検査装置
KR101418699B1 (ko) 차량 패널 고정용 검사구 클립 브라켓
JP4363651B2 (ja) 電子機器の組付治具