JP2008119026A - 測定用プローブ - Google Patents

測定用プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2008119026A
JP2008119026A JP2006302838A JP2006302838A JP2008119026A JP 2008119026 A JP2008119026 A JP 2008119026A JP 2006302838 A JP2006302838 A JP 2006302838A JP 2006302838 A JP2006302838 A JP 2006302838A JP 2008119026 A JP2008119026 A JP 2008119026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical fiber
light receiving
measurement
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006302838A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Imai
順二 今井
Hiroshi Inoue
浩 井上
Hitoshi Makinaga
仁 牧永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2006302838A priority Critical patent/JP2008119026A/ja
Publication of JP2008119026A publication Critical patent/JP2008119026A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】血液成分の光学的な分析に必要なデータを測定する測定用プローブにおいて、生体表面への固定を容易に実現することにより、検出精度の向上を図る。
【解決手段】回路基板10には、測定用波長域の光線を照射する発光素子13と、受光面に入射する入射光の強度に応じた信号を出力する受光素子14と、受光素子から出力される信号に応じたデータを分析用の外部装置に出力する通信部とが実装されている。発光用光ファイバ24aは、一方の端部が発光素子13と対向して配置されるとともに、他方の端部が測定面1aに配置される。受光用光ファイバ24bは、一方の端部が受光素子14に対向して配置されるとともに、他方の端部が測定面1aに配置される。本体ハウジング2は、測定面1aを構成するとともに、回路基板10と、発光用光ファイバ24aと、受光用光ファイバ24bとを収容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液成分の光学的な分析に必要なデータを測定する測定用プローブに関する。
従来より、近赤外域の光線を用いることにより、人体への痛みを軽減した非侵襲的な血液成分の分析手法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。この類の手法では、発光ユニットからの光を発光用光ファイバで伝送して、発光用光ファイバの端部から生体表面へと照射するとともに、生体組織内で散乱した散乱光を受光用光ファイバの端部に入射させて、この散乱光を受光用光ファイバで伝送して、受光ユニットへと導く。そして、受光ユニットによって測定された散乱光の強度に基づいて、所望の血液成分の分析がおこなれる。ここで、発光用光ファイバと受光用光ファイバとの端部は、両者の間隔が所定距離だけ隔てた状態で測定用プローブによって保持されており、この測定用プローブを生体表面へと押し付けた状態で測定が行われる。
特開平11−70101号公報 特開平11−137538号公報
しかしながら、上述の手法によれば、測定用プローブには光ファイバが繋がっているため、この光ファイバの非可撓性およびその長さが影響し、測定用プローブの取り扱い易さが制限されてしまう。そのため、測定用プローブを生体表面に固定することが困難となり、測定精度が低下してしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体表面への固定を容易に実現することにより、検出精度の向上を図ることである。
かかる課題を解決するために、本発明は、血液成分の光学的な分析に必要なデータを測定する測定用プローブを提供する。この測定用プローブは、回路基板と、発光素子と、受光素子と、発光用光ファイバと、受光用光ファイバと、通信部と、本体ハウジングとで構成されている。ここで、回路基板は、実装される素子が電気的に接続する回路パターンが形成されている。発光素子は、回路基板に実装されて、測定用波長域の光線を照射する。受光素子は、回路基板に実装されて、受光面に入射する入射光の強度に応じた信号を出力する。発光用光ファイバは、一方の端部が、発光素子と対向して配置されるとともに、他方の端部が、測定部位に当接される測定面に配置される。受光用光ファイバは、一方の端部が、受光素子に対向して配置されるとともに、他方の端部が、発光素子と受光素子との間隔よりも小さい間隔で発光用光ファイバと隔てられて測定面に配置される。通信部は、回路基板に実装されるとともに、受光素子から出力される信号に応じたデータを分析用の外部装置に出力する。本体ハウジングは、測定面を構成するとともに、回路基板と、発光用光ファイバと、受光用光ファイバとを収容する。
また、本発明において、通信部は、無線を用いてデータを外部装置に出力することが好ましい。
また、本発明において、回路基板は、平坦形状の平面部と、この平面部が部分的に窪まされた凹部とを備えるように成形された基板本体に、回路パターンが形成された立体回路基板であることが望ましい。この場合、発光素子は、凹部の底面に実装され、受光素子は、凹部の周囲の平面部に実装される。
また、本発明において、測定用プローブは、受光用光ファイバおよび発光用光ファイバを収容する円筒形状の外枠と、外枠の一方の端部に嵌合されて、受光用光ファイバおよび発光用光ファイバの一方の端部を固定する第1の固定板と、外枠の他方の端部に嵌合されて、受光用光ファイバおよび発光用光ファイバの他方の端部を固定する第2の固定板とで構成される導光用ハウジングをさらに有してしてもよい。この場合、導光用ハウジングは、本体ハウジング内に収容されて、第1の固定板が回路基板の平面部と接合され、第2の固定板が本体ハウジングの測定面から露出している。
また、本発明において、受光素子は、発光素子を中心とする円周上に複数配置されており、受光用光ファイバは、受光素子のそれぞれと対応して複数設けられていることが好ましい。
本発明の測定用プローブによれば、発光素子および受光素子を実装する回路基板を本体ハウジング内に収容し、また、発光用光ファイバおよび受光用光ファイバ自身も本体ハウジング内に収容されている。そのため、測定用プローブ自身が単独で分析に必要なデータを取得することができる。よって、測定用プローブから発光用光ファイバおよび受光用光ファイバを外部へと冗長的に繋げる必要もなく、これらの光ファイバの短縮を図ることができるので、光ファイバが邪魔となり、測定用プローブを生体表面へと固定することが困難となるという事態が抑制され、測定部位への固定を容易に行うことができる。測定用プローブの固定状態はデータの測定精度に影響するため、検出精度の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる測定用プローブ1の断面形状を示す模式図である。この測定用プローブ1は、血液成分の光学的な分析に必要なデータを測定する装置であり、測定されたデータは分析用の外部装置において分析される。この外部装置は、生体表面に測定用の所定の波長域(例えば、880nm程度)の光線(以下「測定光」という)を照射した際に生体組織内で散乱される測定光の強度に基づいて、生体組織すなわち血液中に含まれる化学成分(例えば、グルコース)の定量分析等を行う装置である。本実施形態において、測定用プローブ1は、生体組織内で散乱される測定光の強度を、分析用のデータとして測定する。
測定用プローブ1は、回路基板10と導光部20とを主体に構成されており、回路基板10と導光部20とは、互いに一体的に接続され、円筒形状の本体ハウジング2の内部に嵌合した状態で収容されている。
図2は、図1に示す測定用プローブ1の端部のそれぞれを正面側から示す模式図である。同図(a)に示すように、本体ハウジング2の一方の端部(図1に示す左側の端部)は、本体ハウジング2の周縁部が内周方向へと延在したフランジ形状を有しており、本体ハウジング2よりも口径が小さい円形状の開口2aが形成されている。これに対して、同図(b)に示すように、本体ハウジング2の他方の端部(図1に示す右側の端部)は、開放端となっており、本体ハウジング2の内周形状と対応した円形状の板材3が嵌合されて、内部に収容される回路基板10および導光部20を塞ぐような格好となっている。内部に収容される回路基板10および導光部20は、板材3側から回路基板10および導光部20の順番で並び、本体ハウジング2の開口2aから導光部20の一部(後述する第2の固定板)を露出させた格好となっており、導光部20が露出する端部側の面が、測定時に生体表面(測定部位)に当接される測定面1aとして機能する。
図3は、回路基板10の断面状態を示す模式図であり、図4は、回路基板10の素子実装面(測定面1a側)を示す模式図である。回路基板10は、データの測定に必要な種々の素子が実装されており、所謂、成形回路部品(MID:Mold Interconnection Device)と呼ばれる、三次元形状の基板本体(成型品)11に回路パターン(図示せず)が形成された立体回路基板である。
基板本体11は略円柱形状を有しており、その外周形状は本体ハウジング2の内周形状と対応している。基板本体11において、一方の端部(測定面1a側)には、周縁部に筒状の枠体部11aが一体的に形成されており、この枠体部11aに導光部20が嵌合することにより、回路基板10と導光部20とが接続される。このため、基板本体11における一方の端部側の面は、導光部20との接合面として機能する。
この導光部20との接合面は、測定用素子群12が実装される素子実装面としても機能しており、平坦形状の平面部11bと、この平面部11bが部分的に窪まされた凹部11cとを備えている。凹部11cは、平面部11bの中心点を中心とする円周上に複数個(本実施形態では、4個)形成されており、測定用素子群12は、凹部11cのレイアウトと対応して、平面部11bの中心点を中心とする円周上に複数個設けられている(本実施形態では、測定用素子群12が4つレイアウトされている)。
個々の測定用素子群12は、測定用波長域の光線を照射する1つの発光素子(発光ダイオード)13と、それぞれが受光面に入射する入射光の強度に応じた信号を出力する複数の受光素子(本実施形態では、6つのフォトダイオード)14とで構成されている。具体的には、それぞれの測定用素子群12において、発光素子13は、接合面の凹部11cの底面に実装されており、複数の受光素子14は、凹部11cの周囲の平面部11bに、発光素子13を中心とする円周上に等間隔で実装されている。
一方、基板本体11の他方の端部側(本体ハウジング2の板材3側)は、その内部が円柱形状にくりぬかれた空間を備えており、その内部には電力供給用の電池15が収納される。この電池15から、回路基板10の基板本体11に形成された回路パターンを介して、発光素子13、後述する制御用IC(Integrated Circuit)16、無線発信機17に対して、これらが動作するための電力が供給される。電池15が収納される空間は、その端部側において、円盤状の基板である蓋部11dによって塞がれている。
蓋部11dの表面側には、制御用IC16と、無線発信機17とが実装されている。制御用IC16は、マイクロプロセッサであり、本実施形態との関係において、受光素子14と同期をとるように発光素子13の点灯・消灯タイミングを制御したり、受光素子14から受光した光の強度に応じた信号を取得したり、また、この取得した信号に基づいて、分析に必要なデータを分析用の外部装置に出力したりする。制御用IC16は、外部装置とのデータのやり取りを、無線発信機17を用いた無線通信にて行う。
図5は、導光部20の断面状態を示す模式図であり、図6は、図5に示す導光部20の端部のそれぞれを正面側から示す模式図である。導光部20は、本体ハウジング2の内部に収容される回路基板10と、本体ハウジング2の開口2a側である測定面1aとの間に介在しており、回路基板10の発光素子13からの測定光が測定面1aから照射されるように、発光素子13から照射される測定光を測定面1aまで導くとともに、測定面1aへ入射する散乱光を受光素子14まで導く機能を担っている。
具体的には、導光部20は、円筒形状の枠体21と、この枠体21の一方の端部に嵌合される第1の固定板22と、枠体21の他方の端部に嵌合される第2の固定板23とで構成される導光用ハウジングの内部に、複数の光ファイバを収容して構成されている。導光用ハウジングを構成する枠体21は、第2の固定板23が嵌合する端部側が、本体ハウジング2の開口2aの内周面と嵌合した格好となっており、第1の固定板22が嵌合する端部側は、基板本体11の枠体部11aの内周面と嵌合している。一対の固定板22,23のうち、第1の固定板22は、回路基板10の接合面と接合する接合面の一部を構成し、第2の固定板23は、本体ハウジング2の開口2aから露出して測定面1aの一部を構成する。
導光用ハウジングに収容される光ファイバは、複数本の光ファイバの集合体である光ファイバ群24で構成されており、この光ファイバ群24は、複数の測定用素子群12と対応して、複数(本実施形態では、4つ)設けられている。これらの光ファイバは同一の種類のものを使用することができ、短い長さでも曲げ特性に優れるという点から、フォトニック結晶ファイバを用いることが好ましい。また、これらの光ファイバは、クラッド径として、例えば、0.2〜0.3m程度のものを用いる。
個々の光ファイバ群24は、測定用素子群12のうちの発光素子13に対応して設けられる発光用光ファイバ24aと、測定用素子群12のうちの複数の受光素子14に対応して設けられる複数の受光用光ファイバ24b(本実施形態では、6つの受光用光ファイバ24b)とで構成されている。単一の光ファイバ群24は、測定用素子群12を構成する発光素子13および複数の受光素子14のレイアウトと対応して、発光用光ファイバ24aを中心としてその周りに複数の受光用光ファイバ24bがレイアウトされた格好となっている。
具体的には、図6(b)に示すように、第1の固定板22において、発光用光ファイバ24aは、回路基板10に実装された発光素子13と位置的に対応して、その一方の端部が固定されている。また、個々の受光用光ファイバ24bは、回路基板10に実装された受光素子14と位置的に対応して、その一方の端部がそれぞれ固定されている。このため、適切に位置決めを行った上で導光部20を回路基板10と接合させることにより、発光用光ファイバ24aは、その端部が発光素子13と対向し、また、個々の受光用光ファイバ24bは、その端部が受光素子14と対向した格好となる。ここで、受光用光ファイバ24bの端部は、基板本体11の平面部11bに受光素子14が実装されているため、受光素子14と接触した状態となる。一方、発光用光ファイバ24aの端部は、基板本体11の凹部11cに発光素子13が実装されているため、所定間隔だけ離間した状態で、発光素子13と非接触の状態となる。
また、図6(a)に示すように、第2の固定板23において、発光用光ファイバ24aは、第1の固定板22側から直線状に延在して、その他方の端部が固定されている。また、個々の受光用光ファイバ24bは、第1の固定板22側から屈曲させられながら延在し、単一の測定用素子群12を構成する複数の受光素子14の実装形態と対応して、発光用光ファイバ24aを中心とする円周上に、その他方の端部が固定されている。ここで、第2の固定板23に固定される発光用光ファイバ24aと受光用光ファイバ24bのそれぞれとの間隔は、第1の固定板22に固定される発光用光ファイバ24aと受光用光ファイバ24bのそれぞれとの間隔、すなわち、基板本体11に実装された発光素子13と受光素子14のそれぞれの間隔よりも小さくなっている。これにより、発光素子13と受光素子14との実装間隔よりも小さい間隔を保持して、測定に必要な受発光間隔(例えば、0.65mm程度)が実現される。
図7は、測定用プローブ1の装着状態を示す説明図である。この測定用プローブ1には、カフ帯30が設けられており、このカフ帯30を使用者の手首に巻き付けるようにして手首に装着され、測定用プローブ1の測定面1aを手首(生体表面)に押し付けた状態で測定が行われる。この測定において、回路基板10に実装された発光素子13が発光すると、その測定光は発光素子13から直接的に、或いは、間接的に、すなわち、基板本体11の凹部11cの側壁面で反射されて、導光部20の第1の固定板22に固定された発光用光ファイバ24aの端部に入射する。入射した測定光は、発光用光ファイバ24aによって伝送されて、測定用プローブ1の測定面1aから生体表面を通して生体内に照射させられる。この測定光は、生体組織により散乱され、散乱光の一部が測定面1aに入射する。
散乱光は、測定面1a(具体的には、導光部20の第2の固定板23)において、発光用光ファイバ24aの周囲に配置された複数の受光用光ファイバ24bの端部にそれぞれ入射する。そして、入射した散乱光は、個々の受光用光ファイバ24bによって伝送されて、導光部20の第1の固定板22側の端部から対向して設けられた受光素子14によってそれぞれ受光される。このとき、生体組織内での散乱回数が数回程度であると、それぞれの散乱における散乱角度は光の波長に依存するので、散乱して受光用光ファイバ24bの先端部に戻ってきた光の入射角度に対する強度分布も波長に依存することになる。
個々の受光素子14からは、受光した散乱光の強さに応じた信号が制御用IC16に出力され、制御用IC16は、受光素子14から出力された信号に基づいて、例えば、個々の受光素子14の出力値の平均値を、或いは、それらの代表値を、分析に必要なデータ(散乱光の強度)として分析用の外部装置へと無線発信機17を介して出力する。
出力された測定データは、外部装置において、目的する成分(例えば、グルコース)に関する血液成分中濃度が、測定光の透過光路の深さに対応する真皮部分中の濃度との相関を利用することによって分析される。
このように本実施形態によれば、発光素子13および受光素子14を実装する回路基板10を本体ハウジング2内に収容しているので、発光用光ファイバ24aおよび受光用光ファイバ24bの長さが短縮され、また、発光用および受光用光ファイバ24a,24b自身も本体ハウジング2内に収容されている。これにより、測定用プローブ1自身が単独で分析に必要なデータを取得することができる。すなわち、従来の構成では、測定用プローブが光ファイバによって分析用の外部装置と機械的に繋がっているため、可撓性に優れない光ファイバが邪魔となり、測定用プローブを生体表面へと固定することが困難となっていたが、上述の構成とすることで、人体への固定を容易に行うことができる。また、測定用プローブの固定状態はデータの測定精度に影響するため、本実施形態では、検出精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、測定用プローブ1から外部装置へのデータの出力を、無線を用いることで、測定用プローブ1と外部装置との機械的な接続が無くなるため、取り扱いの自由度が増し、生体表面への固定をさらに容易に行うことができる。これにより、検出精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、立体形状の基板本体11に回路パターンが形成されている立体回路基板である回路基板10を用いている。かかる回路基板10によれば、成型品である基板本体11に回路パターンを形成すればよいので、基板本体11の寸法精度が高く、また、回路パターンが精度よく形成される。これにより、例えば、凹部11cの形状を正確に形成することができるので、発光素子13の配置精度の向上を図ることができる。また、凹部11cのそれぞれに、発光素子13を実装することにより、照射された測定光が凹部11cの側壁面によって反射されるため、発光素子13から照射される測定光を効率的に発光用光ファイバ24aに導くことができる。また、立体的な形状を有する基板本体11であっても回路パターンを簡易に形成することができるので、回路基板10の生産性が高く、また、低コストで製造することができるという長所を有する。
なお、基板本体11への回路パターンの形成手法、すなわち、回路基板10の製造方法は、例えば、以下の手法を用いて行われる。まず、上述した基板本体11に相当する絶縁性基材の表面にめっき下地層(めっき用触媒、めっき用触媒の化合物、金属膜など)を形成する。そして、絶縁性基材の回路部(回路パターン)と非回路部の境界領域に、非回路部のパターンに対応してレーザ等の電磁波を照射することによって、照射部のめっき下地層を除去した後、非照射部のめっき下地層のうち回路部のめっき下地層にめっきを施す。例えば、絶縁性基材の表面に、めっき下地層として金属膜を設けた場合には、電磁波を照射する処理をおこなった後に、非照射部の金属膜のうち回路部の金属膜に電気めっきを施すといった如くである。そして、非照射部の金属膜のうち回路部の金属膜の表面に電気めっきを施した後、ライトエッチング処理して回路部以外の金属膜を除去する。これにより、上述した回路基板10が形成される。なお、回路基板10の製造方法の詳細については、特許第3153682号公報に開示されているので、必要ならば参照されたい。
また、本実施形態によれば、基板本体11の素子実装面において、受光素子14は平面部11bに実装されている。これにより、受光用光ファイバ24bの端部から直接的に散乱光が入射するので、検出精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、発光素子13の周囲に複数の受光素子14を配置している。これにより、受光素子14によって散乱光の検出能力を高めることができるので、検出精度の向上を図ることができる。
本発明の実施形態にかかる測定用プローブ1の断面形状を示す模式図 図1に示す測定用プローブ1の端部を正面側からそれぞれ示す模式図 回路基板10の断面状態を示す模式図 回路基板10の素子実装面(測定面1a側)を示す模式図 導光部20の断面状態を示す模式図 図5に示す導光部20の端部を正面側からそれぞれ示す模式図 測定用プローブ1の装着状態を示す説明図
符号の説明
1 測定用プローブ
1a 測定面
2 本体ハウジング
2a 開口
3 板材
10 回路基板
11 基板本体
11a 枠体部
11b 平面部
11c 凹部
11d 蓋部
12 測定用素子群
13 発光素子
14 受光素子
15 電池
16 制御用IC
17 無線発信機
20 導光部
21 枠体
22 第1の固定板
23 第2の固定板
24 光ファイバ群
24a 発光用光ファイバ
24b 受光用光ファイバ
30 カフ帯

Claims (5)

  1. 血液成分の光学的な分析に必要なデータを測定する測定用プローブにおいて、
    実装される素子が電気的に接続する回路パターンが形成された回路基板と、
    前記回路基板に実装されて、測定用波長域の光線を照射する発光素子と、
    前記回路基板に実装されて、受光面に入射する入射光の強度に応じた信号を出力する受光素子と、
    一方の端部が、前記発光素子と対向して配置されるとともに、他方の端部が、測定部位に当接される測定面に配置される発光用光ファイバと、
    一方の端部が、前記受光素子に対向して配置されるとともに、他方の端部が、前記発光素子と前記受光素子との間隔よりも小さい間隔で前記発光用光ファイバと隔てられて前記測定面に配置される受光用光ファイバと、
    前記回路基板に実装されるとともに、前記受光素子から出力される信号に応じたデータを分析用の外部装置に出力する通信部と、
    前記測定面を構成するとともに、前記回路基板と、前記発光用光ファイバと、前記受光用光ファイバとを収容する本体ハウジングと
    を有することを特徴とする測定用プローブ。
  2. 前記通信部は、無線を用いて前記データを前記外部装置に出力することを特徴とする請求項1に記載された測定用プローブ。
  3. 前記回路基板は、平坦形状の平面部と、当該平面部が部分的に窪まされた凹部とを備えるように成形された基板本体に、前記回路パターンが形成された立体回路基板であり、
    前記発光素子は、前記凹部の底面に実装され、
    前記受光素子は、前記凹部の周囲の平面部に実装されることを特徴とする請求項1または2に記載された測定用プローブ。
  4. 前記受光用光ファイバおよび前記発光用光ファイバを収容する円筒形状の外枠と、
    前記外枠の一方の端部に嵌合されて、前記受光用光ファイバおよび前記発光用光ファイバの前記一方の端部を固定する第1の固定板と、
    前記外枠の他方の端部に嵌合されて、前記受光用光ファイバおよび前記発光用光ファイバの前記他方の端部を固定する第2の固定板と
    で構成される導光用ハウジングをさらに有し、
    前記導光用ハウジングは、前記本体ハウジング内に収容されて、前記第1の固定板が前記回路基板の平面部と接合され、前記第2の固定板が前記本体ハウジングの前記測定面から露出していることを特徴とする請求項3に記載された測定用プローブ。
  5. 前記受光素子は、前記発光素子を中心とする円周上に複数配置されており、
    前記受光用光ファイバは、前記受光素子のそれぞれと対応して複数設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載された測定用プローブ。
JP2006302838A 2006-11-08 2006-11-08 測定用プローブ Withdrawn JP2008119026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302838A JP2008119026A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 測定用プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302838A JP2008119026A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 測定用プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008119026A true JP2008119026A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39504450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302838A Withdrawn JP2008119026A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 測定用プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008119026A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000157A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Seiko Epson Corp 生体センサーおよび生体情報検出装置
US8577434B2 (en) 2007-12-27 2013-11-05 Covidien Lp Coaxial LED light sources
US8781548B2 (en) 2009-03-31 2014-07-15 Covidien Lp Medical sensor with flexible components and technique for using the same
US11426103B2 (en) 2008-07-03 2022-08-30 Masimo Corporation Multi-stream data collection system for noninvasive measurement of blood constituents
US11638532B2 (en) 2008-07-03 2023-05-02 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8577434B2 (en) 2007-12-27 2013-11-05 Covidien Lp Coaxial LED light sources
US11638532B2 (en) 2008-07-03 2023-05-02 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11426103B2 (en) 2008-07-03 2022-08-30 Masimo Corporation Multi-stream data collection system for noninvasive measurement of blood constituents
US11484230B2 (en) 2008-07-03 2022-11-01 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11484229B2 (en) 2008-07-03 2022-11-01 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11642036B2 (en) 2008-07-03 2023-05-09 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11642037B2 (en) 2008-07-03 2023-05-09 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11647914B2 (en) 2008-07-03 2023-05-16 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US11751773B2 (en) 2008-07-03 2023-09-12 Masimo Corporation Emitter arrangement for physiological measurements
US12023139B1 (en) 2008-07-03 2024-07-02 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US12036009B1 (en) 2008-07-03 2024-07-16 Masimo Corporation User-worn device for noninvasively measuring a physiological parameter of a user
US8781548B2 (en) 2009-03-31 2014-07-15 Covidien Lp Medical sensor with flexible components and technique for using the same
JP2013000157A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Seiko Epson Corp 生体センサーおよび生体情報検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI434673B (zh) 生理訊號感測模組
JP4061409B2 (ja) センサ部及び生体センサ
JP4580684B2 (ja) 有機組織の表面を照射する装置を含む生理学的数値を測定するための携帯式計測器
EP0868881B1 (en) Measuring condition setting fixture
EP2231019B1 (en) Photoacoustic imaging devices and methods of imaging
JP2020520768A (ja) 血液成分濃度レベルのリアルタイムモニタリング用の波長可変ハイブリッドiii−v/ivレーザセンサシステムオンチップ
JP5647942B2 (ja) 光音響撮像装置およびそれに用いられるプローブユニット並びに内視鏡
JP2008119026A (ja) 測定用プローブ
WO2012147325A1 (ja) 光音響計測装置およびそれに用いられるプローブユニット並びに内視鏡
WO2004052211A1 (ja) 計測プローブ及び生体光計測装置
CN102512175A (zh) 用于测定分析物浓度的光学传感器
JP6090456B2 (ja) 生体情報計測装置
KR20190119382A (ko) 공간 광 변조기를 이용한 생체 정보 검출을 위한 방법, 전자 장치 및 저장 매체
CN101301202A (zh) 手表式无创光声血糖监测仪
CN107438396B (zh) 用于感测生物测定功能的传感器
US20110087108A1 (en) Self-luminous sensor device
JP2009106376A (ja) 生体表層組織用センシング装置
JP2009106373A (ja) 生体表層組織用センシング装置
JP2008010832A (ja) 光学センサ、センサチップ及び生体情報測定装置
US11246514B2 (en) Non-invasive optical internal substance detector
JP2002355246A (ja) 生体光計測用装着具および生体光計測装置
JP2020142077A (ja) センサー構造体
JP5301618B2 (ja) 光学センサ及びセンサチップ
KR101657163B1 (ko) 광음향 프로브 모듈, 이를 포함하는 광음향 영상장치
CN112639447A (zh) 光检测模块以及光检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080408

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090423